過去に売り切れたミズガメ「ヘビクビガメ科・ヨコクビガメ科」です。再入荷が可能な場合も御座います、一度お問い合わせ下さい。
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オオアタマヘビクビガメ (EUCB・S) Acanthochelys macrocephala |
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地肌の色や甲羅表面の艶がまるで違うピカピカ安心サイズのドイツCB! 繁殖に成功しているとは言え依然見かけることの稀な曲頚マニア憧れの的、 オオアタマヘビクビガメが入荷しました。 Acanthochelys属に4種、そしてお隣のHydromedusa属も加われば合計6種類、 たったこれだけの小さな集団ですが南米にはヘビクビガメと呼ばれるグループが棲息しています。 首が長いカメと言えばオセアニアのナガクビガメと相場は決まっているのですが、 知名度と実際に飼育されている数では劣るものの昔から確実に根強いマニアが存在し、 ミズガメを語る上では絶対に外すことのできない重要なポジションを守り続けてきました。 ナガクビが持つ洗練されたシルエットはいかにも優等生と言った風格を感じさせますが、 こちらは粗野で荒削りなそこに無駄を楽しまんとするある種の不器用さが特徴で、 決して格好を付けすぎることなくそれでいて欲しいものは全部盛り込んでやろうといった欲張りな姿勢が伺えます。 飾り付けは豪華でもどこかに必ず愛嬌が見え隠れし、 昔から特撮怪獣のファンを自負する人々からの支持が厚い仲間でもあります。 一見すると少々不細工で親しみやすいキャラクターにも思えるのですが、暫く付き合っていると、 体の奥底からじわじわと湧き出してくる独特の妖しさをひしひしと感じ取ることができるようになるでしょう。 本種は属内でも極めて珍しい人工繁殖がある程度確立されつつあるらしく、 ベビーでよく見るクロハラの場合は現地のファームハッチが大半を占めるため、 これほどリーズナブルに入手できるようになったことには本当に感謝しなければなりません。 今回やって来たのもヨーロッパでブリードに成功したベビーが育てられたもので、 ハッチリングの頼りなさは何処にも面影を残すことはなく綺麗に成長しています。 クロハラやトゲモモにはないツルンとした可愛らしさもありながら、 属中最大種のプライドが最終的には周りを凌駕する力強さをつくり上げるようです。 幼い頃の柔和な雰囲気は今の内に味わっておくとして、早く大きくして怪獣らしさを手に入れてしまいましょう。 左第一肋甲板に軽症の甲分かれと、 先天的なものかよく見ると左右の目の大きさが異なるため、 信じられないほどの超特価です。 |
オオアタマヘビクビガメ (S) Acanthochelys macrocephala |
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一時に比べて再び姿を見かけなくなってしまった知る人ぞ知るマニア好みの南米産銘種! 単に珍しさだけでは語ることのできない魅力の詰まったヘビクビ最大種が安心サイズにて再び、 オオアタマヘビクビガメが入荷しました。 学名をカタカナ読みするとマクロセファラ、 この言葉の意味するところは文字通り大きな頭と実に単刀直入なもので、 長い首には一見似つかわしくないガツンと厚みのある頭部を象徴付けています。 時にある種のカエルガメのようだと形容されることもあるほど、 ヘビクビガメらしからぬ豊満な体格を誇るぽっちゃり系の異端児ですが、 とにかく大きくなる印象の強い種類で最大甲長は優に20センチを超え、 下手をすれば30センチ近くにまで迫るのではないかと噂されるほど、 本来この仲間には期待すべきで無かったとてつもないボリュームを味わうことができます。 兎にも角にも昔から流通に恵まれなかったいわゆる幻のカメでしたから、 現地にはきっと潜んでいるに違いないバカが付くほど巨大なヌシを一度は拝んでみたいものですが、 きっと頭の大きさから首の太さまで信じられないインパクトがあるのだろうと想像するのが精一杯。 決して成長の早い部類では無いためそう易々と達成できるとは到底考え難いのですが、 大きくなり過ぎて困ったと言えるぐらいに育てられれば本望でしょう。 本属ではクロハラヘビクビが低温にも強いらしいことで有名ですが、 本種もその例に漏れず10度台でも冬季を過ごすことができ、 ちょっとずるいエピソードですが何やら沖縄では通年屋外飼育も可能なのだとか。 こんな妖怪か化け物かと思える奇怪なカメが池の中を這いずり回っていると考えただけで鳥肌が立ち、 そうかと思えば何とかして自らの手で巨大な個体へと仕上げたくなるのです。 今回やって来たのはちっぽけなベビーからの飼い込み個体で、 首の長さと共に頭の大きさも顕著に表れ始めた手の平サイズ。 一時はコンスタントにブリードされかけていたのか幼体をチラホラ見かけるようになり、 ともすればクロハラに次いで手に入り易くなるのではと期待した瞬間もありましたが喜びも束の間、 気が付けばまたまた珍種に逆戻りしてしまいました。 幼少期のにっこり笑顔もそろそろ妖しさを帯びてきたお年頃、 多甲板こそありますが非常に存在感のある一匹で、 最近では輸入が殆ど止まってしまっているだけに貴重な出物と言えそうです。 |
オオアタマヘビクビガメ (EUCB・S) Acanthochelys macrocephala |
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マクロらしくパンパンに膨れ始めた大きな頭と 各部位へ夕日が射したように残るオレンジの幼体斑が矛盾した良好な仕上がりを見せる安心サイズ! 掴み所のない間延びした表情でぬらりと現れる通好みの稀少種です、オオアタマヘビクビガメが入荷しました。 曲頸類をキーワードにカメの姿を想像すると大まかにどのようなシルエットが思い浮かぶのか、 試しに某検索エンジンで画像を探してみると真っ先に出てきたのは首の長いカメでした。 私たち北半球の人間にとって異形の存在である彼らは首を横に曲げるカメの例として最適であり、 ショートネックに対して物足りなさを覚えてしまうのも頷けます。 そしてせっかく長いのならスタイリッシュな方が良いと主にオセアニアの仲間たちに人気が集中しており、 その理由は多岐に渡りますが、ジーベンのように流通量が多くファンの裾野を広げることが容易であり、 同属ないしは近縁属に構成種が多いこともまたこちらの欲求を強く掻き立てるのでしょう。 しかし定番種が必ず万人に好かれるとは限りませんし、 我々の感覚としてもひねくれ者と言うか、あえて少し外した所が好みであったり、 本人は気が付かないままに他人とは違う何かを選び飼育しているというケースもあると思います。 南米のヘビクビガメは厳密に言えば四種、ギザミネなども含めるとそれでも計六種の小さなグループですが、 個々が独特の雰囲気と質感を以って魅力をアピールすることができる、 ミズガメ界でも屈指の銘キャラクターが揃う一派です。 その中でこのオオアタマヘビクビは腫れ上がったように肥大化した不気味な頭部が最大の特徴であり、 それに伴い頭皮表面にギラつくダイナミックな鱗のタイル張りや、 元来備わる四肢の逞しさなども相まって全体的にかなりマッチョな風貌をしています。 洗練とは程遠い全体の粗雑でおおまかなつくりが逆に怪獣らしさを生み出し、 特定の年代には特に受けるらしいという噂染みた話もこれではあながち嘘と言い切れません。 体付きにかなりアダルティな風格を表しつつも ベビーの名残と思しき赤みの強さが未だ健在という不自然さが気になりますが、 ひょっとして将来的には奇抜なカラーリングにでも仕上がってしまうのでしょうか。 幼さの代償に付いて回る不安は一切感じられないミドルサイズですが、 言われなければ誰も気が付かない縁甲板が12枚あるというだけのことでロープライスに抑えてみましたので、 是非ともこの機会に南米曲頸の底知れぬ味わいを共感しましょう。 |
オオアタマヘビクビガメ (♂) Acanthochelys macrocephala |
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南米曲頸の一種として大分浸透してきました。 マクロセファラことオオアタマヘビクビ・オスの入荷です。 ワイルドの大きな個体から繁殖された小さな個体まで少数ですが各サイズ見かける本種ですが、 今回はお客様の下でベビーサイズから丹精込めて飼い込まれたセミアダルトの性別確定サイズです。 色味こそありませんが 首や四肢に発達した大きな鱗が溢れる野性味を感じさせます。 CBだからか皮膚は艶やかでより一層迫力が増しています。マクロは丈夫でよく泳ぎ、 餌を上げる訳でも無いのにバシャバシャと寄ってくる愛嬌たっぷりのカメで、いわゆる”飼ってて楽しいカメ” にカテゴライズされると思います。餌は選り好み無く何でも食べます。 1匹で飼うも良し、繁殖用に種親にするも良し、どちらにせよ魅力を十分発揮してくれるでしょう。 |
オオアタマヘビクビガメ (♀) Acanthochelys macrocephala |
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かつて幻と謳われたAcanthochelysも少しずつではありますが現実のものになってきたような気がします。 お客様委託のマクロことオオアタマヘビクビ・メスが入荷しました。 今回はまだとても高価だった頃の飼い込み個体で、長年大事にされていた貴重なメス。 とにかくこの仲間と言えば繁殖が難しいことで知られていますが、 本種はまだ他の南米ヘビクビに比べブリーディングが現実的だそうです。 確かに段々と見かける機会も増えていますが、 ということはいずれ行われるであろう国内繁殖にもかなり前向きに考えることができると思います。 若いサイズでは同じ南米産のコシヒロカエルガメと間違われた過去もありましたが、 ここまで育つとグッと首が長くなった感じがして より完成型に近くなったイメージ。 実物を見る機会も稀なカメですが泳いでる姿には風格が感じられ、 浮餌を食べる時に「ガボッ」と水ごと吸い込みながら捕食するシーンには感無量です。 オス単体でお持ちの方はこのチャンスにペアで揃えてみては。 |
トゲモモヘビクビガメ (フルアダルト・♀) Acanthochelys pallidipectoris |
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ようやく私たちの目に馴染んできたヤングの姿からは想像もつかない迫力のフルアダルト! 昔を振り返れば僅かでも目にすることができたのはこんな個体だったかもしれません、 曲頚マニアの夢と思いが詰まったお客様委託のトゲモモヘビクビガメ・メスが入荷しました。 南米曲頚の中でも特に愛好家からの支持が厚い種として知られるこのトゲモモ。 その稀少性もさることながら、やはり単純に見た目の格好良さがその人気を後押ししているのでしょう。 名前の由来は両側の裏ももに生えたトゲ状の突起ですが、 トゲヘビクビガメ属なだけあって全身に鎧のような粗いつくりの鱗が目立ちます。 和名のももはあくまでも足の付け根という意味でしかないそうですが、 偶然にも体全体が桃色がかるという奇跡的な体色を獲得することに成功し、 そのお陰でこのカメの印象はただ単にレアリティの高さだけでなく、 見た目のインパクトも手伝ってマニア垂涎の対象として掲げられています。 今回やってきたのは近頃見かける薄く幅広い甲羅を持った亜成体サイズではなく、 10年近く前から国内で飼い込まれていた秘蔵個体。 最初は普通のアダルトサイズというイメージだったものが飼育している内にじわじわと大きくなり、 それに伴って頭部や甲羅にも次第に厚みがついてきて現在の凄みに満ちたこの風貌になったのだとか。 属内では偏平な体型を持つとされていますが、 ここまで来ればクロハラにも負けていません。 気になる産卵経験については、飼育開始の翌年から始まり今年の夏まで毎年欠かさず産んでいたそうで、 オスも同居していたのですが飼育環境に不足があるのか全て水中産卵で惜しいことをした、と委託主。 昔に比べて流通の機会にも恵まれているような気もしますが、年々サイズが小さくなっているのも事実です。 即戦力のオスをお持ちの方は是非。 |
ブチハラヘビクビガメ (EUCB・Sサイズ) Acanthochelys radiolata |
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素晴らしいカメが入荷しました。遂にドイツで繁殖に成功した、ブチハラヘビクビの安心Sサイズです。 とにかくCBですので甲羅や肌の質感がとても滑らかで、背甲の成長線は白く色抜けし、 また頭部は透き通った真珠色で輝いています。 全体のフォルムは曲頚類全体を見渡しても非常にエキゾチックで、繁殖個体の登場を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。 餌はシュリンプFやタートルプディングに餌付いており、次第に人工飼料へ移行する事も可能でしょう。 参考の為に尾のアップ写真を載せておきます。 トゲヘビクビの繁殖成功は今後の繁殖事情の動向にかなり影響をもたらすのではないでしょうか。 ちなみに今回の繁殖レポートは洋書EMYSのVolume15,Number2,June 2008号に掲載されています。 |
ブチハラヘビクビガメ (♂) Acanthochelys radiolata |
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数年に一度しかお目にかかれない今も昔も幻のままであり続ける至高の南米曲頸! 殆どダメージのない甲羅と飼育下で新たに伸びた成長線がコンディションの良さを物語ります、 ブチハラヘビクビガメ・オスが入荷しました。 このご時世、一体どれほどの人がこのカメのことを知りこのカメに対して思いを馳せているのでしょう。 まだ水棲ガメの世界に夢があった頃、そんな表現では語弊があるかもしれませんが、 そんな風に言われてもおかしくない時代がここ日本にかつて存在していました。 情報というのは出始めた頃が最も熱くそして影響を及ぼしやすいものですが、 Acanthochelys属にはクロハラやトゲモモの他にもまだまだ隠れた種類がいるらしいとか、 macrocephalaやradiolata、そしてもうひとつの属にはmaximilianiという未だ見ぬ強豪が眠っているらしいとか、 実物はおろか写真すらも目の前にない状況で洋書片手の井戸端会議がどれほど楽しいものであったか、 インターネットがすっかり普及した現代では味わえないスリルと驚きが詰まっていたように思います。 当時のマニアは例えば属内に四種いるのだと分かれば少なくともその全てを己の眼に焼き付け、 願わくばその全てを手元にずらりと並べたいと願って止みませんでした。 冒頭で述べた夢と言うのはつまり、後にも先にも国内に輸入されたことすらないかもしれないという稀少性、 次から次へと新種の野生個体がインポートされて来る中で自分が狙っているあの種類もいつかという淡い期待感、 信じ続ければ叶うものだと思っている所へ訪れるサプライズに胸を膨らませその時をじっと待つということなのです。 年々ワイルド個体の扱いが厳しくなり自然との結び付きが弱まっていく中、 本種のように野生の香りがぷんぷんと漂うものはなかなかペアが揃わない、 繁殖が難しいなどの理由から半ば敬遠されてしまいがちですが、 片割れしかいないからこそ将来のために誰かが囲ってやらなければと考える次第で、 いつか国内繁殖の成功に繋がるのであればこれほど嬉しいことはありません。 今回やって来た即戦力のオス、 CBでないのは当たり前ですが非常に艶やかな外観が上品な佇まいをより際立たせ、 背甲の放射模様は如何に質の高い個体であるかを見事に描き出しています。 ブラジルにしか分布しないブチハラは近縁種に比べ輸出が極めて困難らしく、 いつか私たちの目の前から姿を消してしまう恐れも十分にあり、ここで再び出会えたのは大変光栄な出来事です。 いわゆるナガクビ系にはない南米特有のジュラシックな雰囲気を、 平和に満ちた優しい面持ちと共にお楽しみ下さい。 |
ブチハラヘビクビガメ (フルアダルト・♂) Acanthochelys radiolata |
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日々の安泰な暮らしはもちろん交尾から受精まで男としての仕事をきっちりこなすスーパー即戦力! 実際に繁殖成功間近の有精卵が得られていたペアの元相方として招聘された文句無しの実力派、 ブチハラヘビクビガメ・オスが入荷しました。 水棲ガメマニアの中でも知る人ぞ知る珍獣レベルの極めて高い本種は、 同属の四種にお隣Hydromedusaの二種を加えた計六種類の中でも特に知名度が低く、 と言うのも野生での棲息域はブラジルの東端に当たる大西洋沿岸部と遠く離れており、 絶対的な流通量の少なさでは更に上をいくマキシミリアーニことブラジルヘビクビと同じエリアなのですから、 如何に入手が困難であるかを十分に物語る大変説得力のあるプロフィールの持ち主です。 十数年前、これはまさしくナガクビガメを始めとした曲頸類全体が隆盛を極めていた時代と重なりますが、 現物を拝むことができればそれこそ感涙ものであるとまで称されたこのラジオラータも、 いつしかヨーロッパからは夢にまで見た飼育下での繁殖に成功したとの便りが届き、 それがきっかけなのかまるで緊張の糸が切れてしまったかのように人々の関心が薄まったような気がして、 ブームなどとは無縁の純然たる稀少種が人々の記憶から消されてしまうかと考えただけで無性に寂しくなります。 世界でも有数のカメ大国として名を馳せた我が国日本では、 歴史的に育まれて来たコレクター気質を生かしペット市場における種の保全になお一層取り組むと共に、 あらゆる種類の国内CB化をひとつでも多く推し進めるべきではないかとつくづく考えさせられます。 今回やって来たのは過去に当店で販売した由緒正しきオスのフルアダルトで、 前の飼い主の下では雌雄仲良く飼育されていた男やもめの放出個体。 あまりにも不運な悲劇に耳を塞ぎたくなるほどの衝撃が走り、 詳しくは直接お伝えしますが相性の問題や飼育方法によるミスなどでは無く、 思い出したくも無い本当に辛い出来事でした。 幸いメスの残した卵は見事に発生が進み内部では甲羅など諸々のパーツが形づくられているようで、 交尾、結合は当然のこととしてきちんと受精卵をこの世に送り出すことができるオスの存在はかなり貴重だと思います。 メスのシングルを持て余している方、漠然とペアを育てていていまいち先の段階へ進めなかった方、 どなたかおひとりにこの有能な種馬を捧げたいと言う思いを込めて、 スペックの高さに見合わぬ応援スペシャルプライスにて! |
ブチハラヘビクビガメ (Pr) Acanthochelys radiolata |
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かなりレアです。ブチハラヘビクビが入荷。またメスが大きめでバランスもいいです。 更に嬉しいことに人工飼料餌付いてます。トゲモモより個体数は少ないです。 |
クロハラヘビクビガメ (EUCBベビー) Acanthochelys spixii |
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ぱんぱんで頭でっかちのぬいぐるみのような体型と鮮やかなピンクスポットはベビーだけの特権! 日本でもヨーロッパでも本種の繁殖成功は快挙であることに間違いなし、 EUCBのクロハラヘビクビガメが入荷しました。 野生で捕らえられた成体でさえ、 分厚い甲羅から伸びるトゲトゲの太く長い首とその先にくっ付いた大きな頭がどうにもアンバランスであるにも関わらず、 それを指先でつまめるほどに小さくしてしまったのですからしようがありません。 色の塗り方は別にしても、クロハラヘビクビのフィギュアを5cm以内で作って下さいと職人にオーダーしたら、 きっとこの写真に写っているものと瓜二つの作品が出来上がることでしょう。 いくら曲頚類であるとは言え、 収まり所を知らないこの首と頭は今にも襲われやしないかと心配になるほど。 当たり前のことですが注意深く観察しているとどこまでも親とそっくりな形をしているので、 ひとつひとつのパーツが細かいだけあってディテールまで拘っているなぁと変な所に感心してしまいます。 本種を含むAcanthochelys属は飼育下での繁殖が難しい種とされ、 昔から卵は産むけど何も起きないカメの代名詞としても有名でした。 どうやら卵の温度管理に肝があるようですがコンスタントな成功例もごく僅かしかありません。 今回やって来たのは時折見かける現地からのファーミングハッチ、 ではなく欧州からの歴としたCB個体が2匹。片方が多甲板というのも何だかリアルです。 正直、今回の欧州便で到着したカメの中で最も小さかったため気を使わざるを得なかったのですが、 そんな心配をよそに翌日から咲ひかりのS粒を食べたことには驚きました。 アカムシやエビから始めるイメージが強かったため、 こんな所にもあちらのブリーダーの底力を垣間見ては感服しています。 パッと見はひ弱で甲羅も柔らかそうですが、実際に手に取ってみると中身がぎゅっと詰まっていて泳ぎも達者、 何一つとして心配させることはありません。 トゲモモやブチハラも殖やしているヨーロッパだから、なんて言わないで下さい。 それらが簡単だった訳はなくクロハラにしても同じく大変な功績だと思います。 いつの時代も常に我々を先導してくれる爬虫類先進国に改めて感謝します。 |
クロハラヘビクビガメ (ベビー) Acanthochelys spixii |
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幼体斑が醸すあどけなさと体付きから滲み出る大人の香りが交錯する上質のファームハッチ! 現地ではシーズンになるとこんなベビーが普通に歩いているのかと考えるだけでますます興奮する、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 最近業界内でも途端に姿を見かけなくなったとこっそり噂されていた、 アカンソケリスことトゲヘビクビガメ属の銘種スピークシー。 属内では四種、お隣の二種を加えてもたった六種類しかいない南米版ロングネックは、 正直一般的な認知度は低く長年マニアのためのカメとして愛され続けていますが、 まるでこちら側に媚びようとしない質実剛健なその姿勢は、 他のカメにはなかなか真似できない孤高の存在感を高めています。 トゲモモでは顔立ちを始めとした雰囲気が柔らか過ぎ、 マクロやブチハラではスタイリングに関する刺激に欠ける、 そんな貴方にぴったりのクロハラはとにかく無駄なパーツのオンパレード。 少し憎たらしいぐらいがちょうど良い嫌な目付きに始まり、 頭部を覆う鱗はひとつひとつが妙に大きく肉厚で、 首は属名の由来ともなっている金棒のような棘状突起に覆われ、 背甲各甲板の成長線は意味も無く筋が入りざらざらな質感に、 四肢を守る鱗もまるで甲冑のようなメタリック感が光る、 こうして各所の特徴を細かく分解することでこのカメが如何に変わった容姿であるかが手に取るように分かり、 改めて南アメリカの相も変わらず妖しさたっぷりな雰囲気に痺れてしまうのです。 今回やって来たのは便宜上ベビーと表記したものの現地CBにしては随分としっかりしている、 赤い斑点から連想されるか弱さに惑わされてはいけないふっくら安心サイズ。 大抵この手の幼体は絶対にアカムシ以外口にしませんと言わんばかりの、 軽くてふわふわな状態でしか輸入されない印象が強いのですが、 既に甲羅全体にはいくらかの厚みを感じ取ることができ、 椎甲板に沿って早くも凹みが生じていることにも驚き。 これほど接写でピントを合わせるのが楽しいカメも珍しいでしょう、 ディテールのつくりには毎度感心させられ、 気が付けば他の南米曲頸たちと細部の特徴を見比べては、 ぶつぶつと何かを呟きながら考え込んでいる自分が怖くなりました。 まだまだお話しし足りませんがとにかく格好良いの一言に尽きる、 改めてその魅力に感覚が研ぎ澄まされる素晴らしい一匹です。 |
クロハラヘビクビガメ (ベビー) Acanthochelys spixii |
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久方振りにお出まししたかと思えばコンディションやプライスに好ましい条件が出揃った優良物件! もっとハラハラさせられる極小サイズで迎え撃つことを覚悟していただけに拍子抜けさせられる安心感、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 改めてこのカメの体中をなめ回すように観察してみたところ、 世界中の水棲ガメの中でもかなり特異な形態を持つことが身に沁みて分かり、 哀しいかなカメという題材そのものが沈静化してしまっている今日だからこそ、 これまで以上にセンセーショナルなものとして脳裏に焼き付くような気がします。 不気味だとか不細工だとかというフレーズはこの場面では例外なく褒め言葉として機能し、 確かに決して美形であるとは言い難い顔立ちや太くて長い首、 その首や四肢など露出した肌という肌の表面にはゴツゴツとした突起が並び、 甲羅のシルエットにも洗練などという概念からは程遠い武骨さを残すなど、 どれほど綺麗な言い方をしても怪獣、一切気を遣わなければ妖怪といった様相を呈しています。 その市場価値が示す通り業界では今も昔も変わりなく稀少な種類であり続け、 しかしながら飼育については別段ハードなテクニックを要求される訳ではなく、 そのためミズガメ飼育のネクストステージ、 ただしそのレアリティから場合によってはラストステージとして捉えられたとしても申し分ない、 時代の変化に囚われることなく恒久的な魅力を放ち続ける不朽の銘種のひとつです。 今回やって来たのは実に久しぶりに輸入された感のあるベビーサイズのクロハラで、 往年のマニアが長らく追い求めていたというよりもむしろ、 この数年でミズガメや曲頸類に関心を抱き真剣に向き合い始めた方にとって、 是非とも一度本物を拝みたかったと熱望されたキャラクターだと思います。 それは溢れ返るほどの情報に恵まれた昨今ならではの現象と考えられますが、 つまり写真や映像については探せばいくらでもお目にかかれるものの、 こんな不思議な空気を漂わせている生き物を間近で体感してしまった日には、 下手に知ってしまっていたからこそ受けるインパクトも倍増しになるに違いないのです。 もっと体全体がふわふわで冷凍アカムシからのスタートを余儀なくされるのかと恐れていたところ、 思いの外ふっくらカッチリと育った危な気ない姿で現れたかと思えば、 いきなり人工飼料を平然と召し上がる様子に安堵したのは言うまでもありません。 将来的な仕上がりの美しさについてはまさしく成長過程がそのカギを握っているため、 誰もが羨む綺麗でナチュラルなスピークシーにと願う方には諸々のコツを添えてお渡しします。 |
クロハラヘビクビガメ (ベビー) Acanthochelys spixii |
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幼き頃より早くも怪獣の様相を呈している古生物のような趣にロマン溢れる不朽の銘種! ベビーとして輸入される真っ赤な幼体斑の目立つサイズでは心配という方にお勧めのふっくら安心サイズ、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 我が国において外国産の水棲ガメがペットとして楽しまれるようになった、 そんな古き良き時代からその存在感を主張していたように思われ、 しかしながら長きに渡り一定の高級感を保ち続けてきた印象の強い、 多くのファンにとって憧れのキャラクターとなったスピークシーことクロハラヘビクビガメ。 首の長いカメに対する畏敬の念とは多くの日本人に備わる考えであり、 やはり普段から見慣れた常識的なカメたちとはまるで異なった、 恐竜よりも永く生き残ってきたという自負が体中の造形に表現された堂々たる佇まいに、 少年少女の心はひとしきり擽られて止まないようです。 属内最小種とされるだけあってマックスサイズはミズガメ全体でも小柄な部類であり、 飼育自体も食生活や水質などの環境面に気を遣わされるようなこともなく、 全体的にイージーな条件で無理なく育てられることから、 高級種でありながらそれほど気負わずに付き合っていけるのも嬉しいポイントのひとつ。 見た目から動きまでスマートにまとめられたナガクビガメの仲間とは違い、 洗練されていないことを意味する武骨という二文字がこれほどぴったりなカメも珍しく、 決して二枚目とは言い難い独特な顔立ちや頭部を覆う粗い鱗、 全ての名前の由来となった首全体を守っている少し柔らかめのトゲ、 リアビューからは水を切るというよりも衝撃に耐えることを重視したような甲羅の分厚さが目立つ、 正統派ではないちょっと野蛮な格好良さが絶妙な味わいを醸し出しているのです。 今回やって来たのはいつも見慣れていた生まれ立てのクロハラヘビクビよりも、 成長線がはっきりと見えるいくらか育てられた本当に安心なスモールベビー。 幼体時に特有の赤色斑はその色味を落としすっきりとした見た目に、 体表に並ぶ大きな鱗は全て拡大コピーとなりそこに在るということをより一層アピールする、 この辺りからようやくスピークシーのらしさを前面に押し出してきたような印象です。 早くも人工飼料をメインにして育てられるように仕立てられているため、 餌に対してあまり気を配りたくなかった方でも果敢に挑戦して頂けると思います。 逞しさとあどけなさの交錯するお年頃のサイズから、 真の怪獣として出来上がるまでの過程をふたりっきりでお楽しみ下さい。 |
クロハラヘビクビガメ (ホワイトヘッド・S) Acanthochelys spixii |
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将来の姿を拝むのが今から待ち遠しい頭部全体が色抜けした極上ホワイトヘッド! 幼体斑は薄れ次第に大人の雰囲気が香り始めた安心サイズ、クロハラヘビクビガメが入荷しました。 ヘビクビガメやカエルガメなど通称南米曲頸と呼ばれる仲間たちは、 種類を数えればなかなか大きな括りであることが分かりますが、 その中でも一際存在感を放ちいつの時代も皆の憧れであり続けるのがこのスピークシー。 新参古参問わず、少しでも首を突っ込んだマニアなら大抵は知っているほどの有名種で、 輸入自体も昔からなされているため物凄く稀少なカメというイメージでは決してありませんが、 それでも常に高級種と呼ばれる身分であり続けることができるのは何故でしょうか。 先日、遂に初の国内繁殖成功というニュースが聞かれたものの、 基本的に飼育下での繁殖例は殆どなく欧米でも同様に稀であり、 それがどうしても流通量が伸び悩んでしまう大きな理由となっているように思われます。 しかし本当の要因はやはりこの風貌そのもの、そうに違いありません。 武骨なシルエットの甲羅に鎧を纏ったような粗い鱗、そして首全体を取り囲む特徴的な棘状突起など、 ある種の完成された造形美は歴とした小型種にまるで怪獣のような迫力を与え、 いつまでも変わらぬ魅力がいつまでも変わらぬ品格を作り上げているのです。 今回やって来たのは第一印象で頭の白さが妙に際立っていることに気付かされるちょっと気になる一匹。 確かに思い返してみると、フルアダルトの時点で頭部だけが白く抜けた個体を時折目にすることがありますが、 生後一年の段階でここまで明瞭に白色として表れているのは非常に珍しいです。 鼻先から後頭部まで全体を覆うようなパールホワイトは、 元々持つ質感のお陰で表面がメタリック調に仕上げられ、 虹彩のイエローも周りの色に合わせるかのようによく目立っています。 当然この色彩は幼体斑とは全く関係のないこの個体が持つ立派な特徴であり、 当店にやって来てから暫く面倒を見ていますが、黒く戻る気配はなくむしろ日に日に輝きを増しているほど。 ファームハッチのベビーは導入時にアカムシしか食べないなど苦労させられることもありますが、 この大きさになれば人工飼料も選り好みすることはありません。 最初から全体が黒いものに漂白現象を期待するのは無謀に近いものがありますので、 こういったタイプを探している方にとっては必見です。 |
クロハラヘビクビガメ (S) Acanthochelys spixii |
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成長に連れてじわじわと怪獣の趣きが露わになる一番美味しいところを味わいたい安心サイズ! 幼体の華奢な雰囲気などとうに忘れ去った厚みのある甲羅が実寸以上の重みを感じさせる、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 現生するカメの仲間は種数こそヘビやトカゲに劣るものの、 その逞しさ故に世界中で広く繁栄を遂げた爬虫類を代表するグループで、 ペットとして見た場合にも豊富なキャラクター性を生かし様々な場面で活躍しています。 一部ウミガメなどは個人のレベルで所有することは極めて難しくとも、 水族館ではいつでもスターの扱いを受けている云わば看板のような存在ですが、 それも全て私たちが彼らの機能美、 造形美に対して常に好奇の眼差しを向けて来たからではないでしょうか。 生物の姿かたちには例外無く意味や理由が潜んでいると言われていますが、 実際にはその答えが明確に判明しているものとそうでないものが混在し、 分かった時の喜びはもちろんのこと、 分からなかった時には余計に想像力が掻き立てられることにより、 我々はロマンと呼ばれる無形の喜びを見出しているのです。 甲羅に収めることさえままならぬほど長い首を持つカメの仲間は大きくふたつ、 オセアニア周辺に散らばるナガクビガメと南アメリカに拠点を置くヘビクビガメが知られており、 両者は一見似ているようで全く異なった魅力を醸していることは、 愛好家を自負する皆さんにとっては既にお気付きのことと存じます。 端的に言えば前者からは餌の捕食に関連する一種の機能美が感じられるものの、 本種を含む後者については正直意味がよく分からないところが多々あり、 これを仮に造形美とするのであればまさしく無駄を楽しむと表現されるような、 独特の趣向を以って人々の子供心を擽って来たのではないかと思われるのです。 今回やって来たのはファームハッチの小さなベビーからしっかりと育て上げられた、 そろそろ遊泳シーンを楽しんでも罰は当たらなさそうなスモールサイズ。 出だしが肝心な幼い頃は導入に躊躇いを感じるのも無理はありませんが、 ここまで仕上がっていれば多少のトラブルではビクともせず、 体中が棘々と変化していく様を気ままに見守ることができそうです。 飛び抜けて泳ぎが巧みなカメではありませんが、 少しずつ水を深くしていけば上手に馴染ませられると思います。 |
クロハラヘビクビガメ (ホワイトライン) Acanthochelys spixii |
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これは珍しいですよ。このクロハラヘビクビ。なんと首に白いラインが! これがほぼ同じサイズのクロハラの比較写真。 あきらかにライン入ってます。ちゃんと左右に。 これが右からの画像。 で、こっちが左。 あと、尻尾にも。 よく見ると手足にも白いラインが。 面白いですね。こんなのはじめて見ました。もともとEUCB個体だからでしょうか? 飼育は至って普通です。人工飼料も大丈夫です。目立ちませんがちょっとだけズレあります。 |
クロハラヘビクビガメ (S) Acanthochelys spixii |
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このサイズで既にこれほどイカついカメはあまりいませんね。お客様委託のクロハラヘビクビの入荷です。 トゲヘビクビガメ属の中で一番トゲが目立つのがクロハラで、 まだ幼少期であろうこの段階で首全体がトゲトゲしておりとても格好良いです。 ただし全てが格好良い訳では無く、 顔つきはなんとも憎めないまぬけな表情なのもチャーミングポイントの一つでしょう。 小さくても遊泳性は高く、餌はMazuriミズガメフードやメダカなどを喜んで食べており今後の成長も楽しみです。 背甲後部に甲ズレありますが、 シームがズレただけで原型は綺麗に止めていますのであまり気になりません。委託・甲ズレのため特価! |
クロハラヘビクビガメ (ホワイトヘッド・EUCB) Acanthochelys spixii |
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とても同種とは思えぬほど化けに化けた見目麗しきクリームホワイトヘッド! いつかのパンダガメを彷彿とさせる色彩変異にも似た衝撃がここに、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 水棲ガメの中でも曲頸類の仲間が全盛を誇っていたあの頃、 幾多のマニアを陶酔させた種類の中に堂々と名を連ねていた南米のヘビクビガメたち。 流行とはその字が示す通り流れ行くものですから、世相や文化により移り変わっていくのも当然ですが、 一度手にした栄光はそう簡単に消えるものではありませんし、 我々自身がそれを語り継いでいかなければなりません。 決して懐古主義などではなく、 無意味なブームでない限り注目を集めたことには何かしらの理由があるはずですから、 カメの本質と向き合いながらもう一度その秘密を探ってみましょう。 本種が格別に愛された時代とそれを愛した人々の間に浮かび上がるキーワード、それはずばり怪獣です。 特撮ヒーローが隆盛を極めた頃、子どもたちはその宿敵である怪獣らにも熱い視線を向け、 そういう子に限ってテレビ番組や図鑑などで爬虫類をはじめとする海外の異形生物に目を釘付けにされていたようで、 それ故に自身が飼育するペットに対しても怪獣的要素を強く求めるのだと考えられます。 この場合カメらしい特徴がクローズアップされるよりも、 むしろカメ離れした格好良さをどれだけ持っているかということが重要になり、 ゴツゴツとした突起物に覆われた太く長い首や、 惚けた表情とは裏腹に四肢のギラついた鱗と鋭い爪が攻撃的で、 お世辞にも洗練されているとは言い難い武骨な甲羅にも逞しさが見え隠れするなど、 まるで空想上の生き物であるかのように出来上がった造形が高い評価を得てきたのです。 今回ご紹介するのはヨーロッパから輸入された飼育下で誕生したベビーが、 当店で暫く育てていたらみるみるうちに大きくなりすっかり様変わりしてしまった美個体。 一見して只ならぬオーラをびんびんに発するこの外観は、 鼻先から後頭部にかけて物凄い勢いで色抜けを起こした余波が首や四肢にまで飛び火し、 オリジナルを無視した奇抜な配色が違和感を生み出した結果です。 全く同じ環境で飼育している隣のクロハラまで同じようになるはずも当然なく、 ハッチした段階では分からなかった隠し味が徐々に正体を現し始めているようで、 店内で水槽の配置を移動してかなり経ちますが様子の変わる気配はありません。 実は背甲に多甲板があるのですが幸い真っ黒なので言われなければ分からないでしょう。 シャイな性格の個体が多い本種にしては珍しくバタバタと泳ぎ回り、 人工飼料を好き好んでよく食べてくれる健康体です。 |
クロハラヘビクビガメ (S) Acanthochelys spixii |
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少し店に置いておいたら見事に成長線が出始めました。
そして委託主様のご意向で価格を下げて再アップ! このサイズで既にこれほどイカついカメはあまりいませんね。 お客様委託のクロハラヘビクビの入荷です。トゲヘビクビガメ属の中で一番トゲが目立つのがクロハラで、 まだ幼少期であろうこの段階で首全体がトゲトゲしており とても格好良いです。ただし全てが格好良い訳では無く、 顔つきはなんとも憎めないまぬけな表情なのも チャーミングポイントの一つでしょう。 小さくても遊泳性は高く、餌はMazuriミズガメフードやメダカなどを喜んで食べており今後の成長も楽しみです。 背甲後部に甲ズレありますが、シームがズレただけで原型は綺麗に止めていますのであまり気になりません。 店に来て最初の2か月程はあまり成長せず委託主の方も大きくするのに一苦労したそうですが、 この成長線の出方はかなり見込みアリです。この調子でグングン育てあげましょう。 |
クロハラヘビクビガメ (M) Acanthochelys spixii |
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いつまでも風化することのない恒久的な味わいが全身を形づくるこれぞ生きた化石! 見掛け倒しの幼体斑もすっかり消え失せいよいよ真の迫力に目覚めんとする若年個体です、 クロハラヘビクビガメが入荷しました。 地球の裏側、 南アメリカ大陸は南部に位置する国々に息衝くこのカメが初めて日本の地を踏んだのは一体いつ頃のお話なのでしょうか。 原始的とは実に漠然とした表現ではありますが、 本種を前にして誰しもが必ず脳裏に思い浮かぶであろう明白な事実であり、 私たちがそれを発見し持て囃すより以前から培われていたのかと思うと、 他者に媚びることなく己を磨き続ける生き様に惚れ込むのも無理はないでしょう。 今も昔も珍しい種類であり続ける底力にはしばしば感嘆させられるものですが、 人々の価値観を他所にその対象物が落ち着かない様子ではこちらの不安も募るばかりですから、 一切のペースを乱すことなくどっしりとした腹構えで不動を貫く姿勢には、 ある種の美徳が宿り我々もそれに従ってしまうようです。 それではこのカメの一体何処に古の趣きを感じ取り、それを良しとするのでしょうか。 対して大きな訳でもないのにただただ重たそうに着込んでいる分厚い甲羅、 歩くには頼りなく泳ぐにも心もとない瓦を葺いたような粗い鱗の目立つ四肢、 必要最低限の感覚器だけが備えられた素朴な顔面、 役に立つのかどうかも怪しい妙な飾り付けをあしらった長い首など、 見れば見るほど美しさの欠片もない無駄の集まりにしか思えませんが、 その無駄を体中の随所に残して尚、現世に至るまで同じ姿であり続けた信念こそが美学であり、 そこに潜在する不変の精神が人の心を強く揺さぶるのです。 今回ご紹介するのは性別確定間近のミドルサイズで、 お馴染みのファームハッチが育ったものとしてやって来たのを暫く店頭で飼い込んでいたら、 新しい成長線が再び伸び始めてきました。 とても飼育し易い種類として知られているだけに別段苦労することもなさそうに思われがちですが、 ベビーは意外と人工飼料に餌付きにくく、 暫く冷凍アカムシや乾燥エビ、メダカなどに頼らざるを得ないこともあり、 与えた餌を何でも口にしてくれる段階に達していることはとても有利です。 加えてこの大きさになればある程度の水深にも対応できますので、 あまりカメに対して気を遣い過ぎることなく楽な気持ちで飼い始めることができると思います。 現状で判断するとすればメスでしょうか、 国内繁殖例がチラホラ聞かれるようになってきただけに種親候補の増強としても見逃せません。 眼差しの厳つさは相変わらず、 この調子で極悪の曲頸に仕上げてきましょう。 |
クロハラヘビクビガメ (♂) Acanthochelys spixii |
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あっという間に10cmオーバーを迎えた期待の新人! ベビーから育てられたことで種の特徴がよく出ています、 お客様委託のクロハラヘビクビガメ・オスが入荷しました。 南米曲頚を代表するミズガメの一グループ、トゲヘビクビガメ属。 その大層なネーミングに加えてトゲモモ、ブチハラ、 オオアタマと特にオールドファンからの支持が厚い重鎮が揃い、 それらよりもう少し身近な存在に感じられるクロハラも本属を構成する大切な一種です。 前述の3種に比べるとレアさでは負けてしまいますが、カメとしての個性だけに着目してみるとどうでしょう。 トゲという言葉がどの程度のものを表しているのかは分かりませんが、 同属他種がツルンと丸くやさしい雰囲気で肝心のトゲがあるのは名の通りトゲモモぐらい、 その中でひとりだけ全身がトゲトゲしていて 何か不満なのかはたまた気取っているだけなのか顔付きがいかめしく、 本種が最も属名に相応しい姿形を持っていると言えます。 何がそうさせるのか、 それは丸いようで若干つり目のキリっとした表情と、 首を守るように生えた突起はもとより四肢の粗削りな鱗と それらをより印象付けるガンメタリックのボディカラーが原因でしょう。 お陰で小さな頃から一目置かれる存在感を身に付けることに成功しています。 そして今回やってきたのは最初6cmぐらいだったはずが1年足らずで倍の大きさに成長してしまった良コンディションの個体。 どことなく成長の遅いイメージが漂う中でこれだけの結果を出せているのも最初のスタートダッシュが良かったのでしょう。 性別は早くもオス確定で、 前飼育者のお宅では平和に混泳していると見せかけて隙を見ては交尾の練習を繰り返していたとのこと。 メスは仕上がっているけれど良いオスが見つからない、 ワイルドのオスは年齢が分からず本当にオスとして使えるのか不安、 高額なだけに導入には心配が付き物ですが色々と考えている間に一匹育ててしまった方が手っ取り早いかもしれません。 幸い成長の軌道に乗っていますので先の長いオスが出来上がるのもそう遠くはないでしょう、 人工飼料にも問題なく餌付いており安心です。 |
クロハラヘビクビガメ (♂) Acanthochelys spixii |
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最近あまり見かけませんが、程よい大きさのクロハラヘビクビガメが入荷しました。トゲヘビクビガメ属の中では 手頃なサイズで最大甲長17cm程です。幼体の時には赤色や白色の模様が有りますが、この個体のようにアダルト になると黒くなり、クビのスパイク状の突起が著しく成長し、これぞクロハラヘビクビと言わせます。 環境に慣れさえすれば丈夫で飼いやすい種類です。砂地で穏やかな流れの所に生息し、飼育下でも砂を敷いて 軽く潜れるようにすると、腫瘍が出来にくいようです。餌もMazuriミズガメフード・咲ひかり等の配合から川魚・ コオロギ等の活餌まで選り好みせず良く食べています。今回は背甲が少しいびつですので格安でお出しします。 |
クロハラヘビクビガメ (♂) Acanthochelys spixii |
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あの頃と何も変わらない郷愁に満ちた長期飼い込み個体! 南米ヘビクビの代表種、クロハラヘビクビガメ・オスが入荷しました。 ミズガメの中で首の長さを売りにしているものは何もナガクビガメだけではありません。 オセアニアから少し東に目を移せば、 そこには南アメリカ大陸を中心に繁栄するヘビクビガメの仲間が棲息しています。 面持ちは同じく南米曲頚の一グループであるカエルガメにも近いべちゃっと潰れた丸顔を持ちながら、 甲羅にはゴツゴツと厚みがあり四肢の鱗は粗く、 そして一番の特徴は長い首からにょきにょきと生える発達したトゲでしょう。 全体を見渡すと可愛らしい部分は顔付きだけ、 実に攻撃的な容姿を持つその風貌は年季の入ったマニアは勿論のこと、 不運にも少し深い所に足を踏み入れてしまった新たな愛好家までをも虜にしてしまうようで、 しかし実際に飼育してみると角度によっては挑発的な表情を見せることから本当にたちの悪い格好良いカメです。 ヘビクビガメもカエルガメも、 一見愛嬌を振り撒いているように感じるその奥に見え隠れする怪しさや恐ろしさを味わうのも一興かと思うのですが、 ベビーから育った個体はいくら大きくなっても厳しさという面では何か物足りないような気がします。 もちろん飼育する上では餌付きや体調管理などのシビアな部分をクリアできて良いというメリットもありますが、 流通量の少ない稀少種だからこそ雰囲気を重視して楽しみたいものです。 入荷直後やいつまでも癖の抜けない個体で人工飼料を受け付けないケースも時折見られますが、 幸い今回は飼育環境に馴染み切った飼い込み個体のため心配御無用。 念のため古傷で縁甲板の数ヶ所に小さな欠けがありますのでご確認下さい。 長年無理だと諦められていた飼育下繁殖も遂に成功例が出てきました、 メスをお持ちの方にも強烈にオススメです。 |
クロハラヘビクビガメ (アダルト・Pr) Acanthochelys spixii |
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委託の為お買い得!相性の良い即戦力ペアです。 お客様委託のクロハラヘビクビ・ペアの入荷です。 ベビーサイズがちょくちょく見かけられますがやはり欲しいのはアダルトサイズでしょう。 しかもこのペアは組み合わせが良いのか 水換え時に一時的に同居させたらいきなり交尾を始めました。 メスは産卵経験もあるそうで、 オスも立派な尻尾でやる気満々です。 個体のクオリティはというと、 頭頂部や四肢の鱗が赤く色付いておりなかなか上品。 属名トゲヘビクビの名に恥じない立派な首筋のトゲは属中No.1のイカつさです。 タマゴがとれても発生しないカメの代名詞的存在ですが、海外ではタマゴを冷やすなどして同属のカメが繁殖に成功しています。 是非このペアで国内繁殖を目指して下さい。 |
グナレンナガクビガメ (L) Chelodina gunaleni |
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今話題の謎のナガクビが正式に新種記載されました!! グナレニナガクビです。分布域はニューギニアの 南西部に分布し、C. novaeguineaeに似ていますが、C. gunaleniとC. novaeguineae の間にはC. reimanniなど何種類かのChelodinaが分布する為に交雑個体とは考えられにくく、 今回の記載となったようです。C. novaeguineaeより背甲は末広がりになり、さらに雌雄で 最大甲長が異なり(メスが大きくなる)ます。いくつかある特徴の中で、喉甲板と間喉甲板、さらに 肩甲板のシームの長さが等しく、喉甲板と間喉甲板のシームが英語の『W』の字を示す事で、他と容易に 区別がつきます。入荷した個体はビバリウムガイドの30ページに紹介されている個体で、今回入荷した グナレニの中で唯一のアダルト個体のようです。非常に状態が良く、甲羅もCBのように綺麗で、 以前ドイツから入荷したもう1頭のグナレニは、既に人工飼料に餌付いています。 嬉しい事に、今回入荷した個体も餌を人工飼料に移行しつつあります。 |
グナレンナガクビガメ (Pr) Chelodina gunaleni |
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チェコのカメマニアからの委託品です、新種記載されたばかりのグナレンナガクビです。 食性はやはり肉食で、現在は魚をよく食べている様です。飼育法については、 ニューギニアやライマンなどのChelodinaと同様で問題ないと思います。 個体はチェコから自ら持って来るそうなので、少し時間がかかりますが、 お好きなペアをお選び頂けます。赤いルビーの様なハッチベビーが採れるのが、非常に楽しみですね。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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毎年恒例とは言いながらもよくぞコンスタントに殖やして下さると感心させられる嬉しい国内CB! お腹いっぱいアカムシを食べてパンパンに膨れ上がった甲羅が何よりも健康の証です、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 日本中が沸いた一頃の曲頸ブームを思えば当時のファンも随分減少したとされるナガクビガメの仲間たち、 確かに入荷すればしただけ次々と売れて行くある種の異常な事態は流石に薄れたものの、 他では代わりの利かないオリジナリティ溢れるデザインを武器に今日でも根強い人気を誇ります。 曲頸類の中では正統派とされるナガクビにも変わり種のようなものは存在しますが、 このロンギコリスやお馴染みマッコードなどは典型的な外観を呈していると言え、 本属の持つ魅力そのままが伝わり易いことから未だ高い需要を保ち続けています。 ちなみに普段よく見かけるナガクビと言えばその二種の他にジーベンやパーケリー、 ライマンなどが挙げられますが、 実はそのどれもがインドネシアやニューギニアに分布しているため、 野生個体を流通させられる都合上種親を確保することが容易ですから、 逆に純粋なオーストラリア産の本種が何故これほどリーズナブルな価格帯で入手できるのか、 こればかりは諸ブリーダーによる功績に対し敬意を表するしかありません。 いずれにしても飼育対象となる種類の幅が狭まることなく、 将来的にも変わらず楽しむことができれば何よりです。 今回やって来たのは今年ハッチしたばかりのベビーロンギ、 先にも触れましたが明らかに種親の絶対数に恵まれているマッコードとは異なり、 オーストラリアナガクビと名前だけは有名であっても実際の流通量は格段に少なく、 一年を通してまともに姿を見られるのはやはり繁殖シーズンに当たるこの時期限定です。 少し時代を遡れば手の平サイズをオーバーしたような飼い込みの放出品もチラホラありましたが、 最近ではそのような出物も数少なく幼体から育て上げることでしか手に入れるチャンスは無くなってしまいました。 生まれた直後では心許無いのでブリーダーさんにしっかりキープしてもらっただけあり、 入荷後のケアにもそれほど気を遣うことなく管理できています。 今シーズンの再入荷はまず見込めません、数に限りがありますのでお早めにどうぞ。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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この世に生まれて実に三か月以上ブリーダーからの愛を一身に受けたことで得られた安心感! 誰がどう見ても子ガメにしか見えないかもしれませんがハッチしたての恐さは微塵もありません、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 元祖クビナガリュウとして今日でも根強いファンによって支えられている、 実は最もスタンダードなのではないかと思われる純然たるオージーロングネック。 ナガクビと聞いて真っ先に思い浮かぶのは恐らくジーベンであることは間違いなく、 最近では贅沢にもマッコードだなんて名前が浮上してくるかもしれませんが、 本種の持ち味と言えばある意味無駄なものを全て排除した先に残ったピュアな姿に感じられる魅力なのでしょう。 ほっそりと長い首に鼻の尖ったスマートな顔立ち、 甲羅は大き過ぎず小さ過ぎずの程良いボリュームで泳ぎは極めて達者、 キリリとした涼しげな表情から獲物に向けられる熱い視線のギャップに野生の生き様が見て取れ、 何より憧れの聖地オーストラリアの固有種と言うプロフィールも古参のマニアにとっては嬉しいポイント。 ここ最近国内ではごく少数ながらコンスタントな繁殖が行われているものの、 かねてより主流であったヨーロッパのCBなどは近頃影を潜めており、 こうして毎年姿を拝むことができるのは本当に有難い限りです。 今回やって来たのは今年生まれの最後の弟分から、無理を言って分けて頂いた貴重なベビーサイズ。 生まれて三か月でこの大きさと言うことは、 如何にロンギコリスのハッチサイズが小さいかがよく分かると同時に、 現実的に殖やしてそれを育て上げるブリーダーの根気と労力には頭の下がる思いです。 お話を伺うとやはり2センチばかりの幼体を立派に仕上げるには様々なコツが必要であるらしく、 いざ卵から出てきたとしてもその後落としてしまうケースは決して珍しくないようで、 今でこそ軌道に乗っているそうですがこれまでにかなりの苦労があったのだとか。 この個体はお約束の冷凍アカムシはもちろんのこと、 早々に乾燥エビにも餌付きコンディションは良好なことこの上なく、 横から見た時に背中がふっくらと丸みを帯びている辺りにも栄養状態の良さが見て取れます。 指で挟むとパンパンに膨れ上がった甲羅に内から湧き出るエナジーを感じながら、 食べる餌を際限無く与えて一気に駆け抜けましょう。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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名前だけは売れっ子でもいざ探すとなかなか手に入らないベテラン稀少種! まだまだベビーには違いありませんが体の中からハリとエネルギーを感じる選別個体です、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 初めてその名を耳にした時は、 何も違和感を覚えることはなくただただそのままを受け入れていたと思いますが、 よく考えてみるとナガクビガメの本場はオーストラリアであり、 もちろん同国内には他にも多くのナガクビガメが棲息していますから、 この和名では一種類を特定するのに不適切ではないかと考えられています。 そこで最近では英名のEasternからヒガシナガクビガメという新称も提案されているのですが、 どうやら元々の名前が深く根付いているせいか普及に少々苦戦を強いられているようで、 もし今後正式に名称が変更されたとしてもジーベンのようにニックネームとして残り続けるような気さえします。 現地ではマックォーリーと並びまるで日本のイシガメやクサガメのように身近な存在であるらしく、 別名Common long-neck turtleとも呼ばれているぐらいですから、 オーストラリアを代表するナガクビという意味合いで現行のままでも支障はないのかもしれません。 前述のジーベンなどを含まない狭義のChelodinaにおいて、 マッコードと双璧を成す屈指の人気者であるロンギコリス。 前者は愛らしい風貌とそれに相応しい人懐っこい性格が持ち味なのに対し、 こちらはシャープなシルエットとキレのある風貌が格好良さを演出し、 お互いが全く異なるベクトルでそれぞれ魅力を発揮しているのですが、 本種が選ばれている理由はたったそれだけではありません。 原産国は赤道を挟んで日本とちょうど反対側、つまり四季を裏返しただけで基本的な気候は似通っていますから、 きちんと飼育していれば無理なく屋外越冬に挑戦できますし、 水面に氷が張っても問題がないほど耐寒性に優れていると言われています。 野外で見るカメはまた違った表情を見せてくれますので、 年中庭先やベランダで飼える種類を好む方も多いですが、新たな選択肢として次第に注目を集めているようです。 今回やって来たのは国産のCBで、指でつまむと潰してしまいそうなハッチリングの弱々しさはなく、 やさしく押してもちゃんとはね返ってくる強い弾力がそのまま強い生命力を示していると言えます。 鼻先はツンと長く伸び、 ほっそりとした首に末広がりの甲羅など、 こんなに小さなサイズでもロンギらしさが要所に表れています。 多甲板がありますが一枚が二枚に分かれているだけですし、 最終的には真っ黒になってしまいますから殆ど気にならないでしょう。 手を出そうか悩んでいた方は目に入った時に心を決めて下さい。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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今年生まれのベビーながらふっくらボディを手に入れたブリーダー直々の飼い込み個体! 例年より少しリリースを遅らせることで初ナガクビでも安心の初期状態が実現、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 かつて栄華を極めた水棲ガメきっての花形グループ、 古くはロングネック、ケロディナなどの愛称で親しまれたナガクビガメの仲間たち。 当時の長首信仰たるやその誰にも止められぬ勢いには凄まじいものがあり、 とにかく首を引っ込めるよりも横に曲げられる方が、 そしてその首は短いより少しでも長い方が有難いと言った、 今のご時世ではあまりピンと来ない不思議な価値観が本当に信じ込まれていました。 それもそのはず、 最近ではリーズナブルに入手できるのが当たり前となったジーベンことチリメンナガクビガメが、 黎明期には百万円を下らない代物であったと言いますから、 その頃の人々、つまり我々日本人にとってのごく平凡な常識から考えれば、 甲羅と同じぐらい伸びた長い首を剥き出しにしたまま水中を泳ぎ回る様など非常識極まりなく、 その格好良いシルエットを水槽にへばり付きながら少年のようにキラキラとした眼差しで見つめ、 古代に実在したとされるクビナガリュウの勇姿と照らし合わせて楽しんだのでしょう。 ロンギコリスの愛称で親しまれる本種は大きくなり過ぎない程々のサイズ感と、 細身で無駄の無いシルエットが実に流麗で、 上手に扱えば最終的には屋外での越冬も可能なほど耐寒性に優れているとあって、 属内でも特に人気の高い種として一層の活躍を見せています。 今回やって来たのは毎年お願いしている熟年の凄腕マニアより頂戴した、 特徴のしっかりと表れた種親よりコンスタントな繁殖に成功している定番の国内CB。 ここ数年におけるカメの繁殖実績の成長ぶりには目覚ましいものがありますが、 海外からもなかなか取り寄せられない代物が安心して手に入れられる、 しかも定番だなんて表現ができることが本当は当たり前では無い、 感覚が麻痺しそうになるほどの恵まれた時代になったと思います。 毎度同じようなことを申し上げていますが小さく見えても安心サイズ、 ハッチリングがほんの二センチぐらいしか無いこのカメは、 たった五ミリ伸びただけでその都度雰囲気が大きく変わり、 換水の度に指で摘まむと厚みが増していくのが実感できるほど。 ブームの再燃か何やら今年は競争倍率がかなり高かったらしく、 ブリーダー本人の手元にも余剰分が残っていないため、 何とか無理を聞いて頂いて確保した大変貴重な一匹です。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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ナガクビらしいナガクビは何かと問うた時まず一番のその名が挙がるスタンダードスタイル! ブリーダーより直々に迎え入れてから暫くバックヤードにて育てていた見た目以上に安心なベビーたち、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 私たち水棲ガメの愛好家にとってはペットとして見慣れ過ぎてしまっているがために、 この異形なるものを単にバリエーションのひとつだと捉えてしまいがちですが、 カメに対する知識の浅い一般社会の感覚を以ってすれば如何に気味の悪い存在であるか、 しげしげと眺めている内にふとそんなことを考えさせられます。 多くの人が一目見るなりスッポンの四文字を声高に叫ぶぐらいですから、 長い首を常に露出させたこのデザインがそう易々と受け入れられるはずも無く、 或いは本当のスッポンを目にしたところで特段明瞭なリアクションが得られる訳でもありませんし、 やはり好きな人は好きと言うおまじないのような恒例の文句に落ち着くのでしょう。 それでも赤道を挟んだ地球の反対側に棲息するこの奇怪なカメを、 自らの手で育て上げ愛でることができると言う稀有な体験は、 貴方にとってきっと思い出深い出来事になってくれるはずです。 今回やって来たのは毎年コンスタントに繁殖を成功させている凄腕ブリーダーより、 これまた毎年安定的に入手しているお馴染みのベビーロンギコリス。 真っ黒の甲羅に灯る赤い明色斑はハッチサイズだけの特権で、 これは一般に警戒色だと捉えられていますが、 いずれ白く色抜けする様子はまさに成長していることの証として楽しめると思います。 いつもその年の初めの幼体は3センチほどでリリースしてしまうのですが、 毎度それでは芸が無いと思いこの二匹については5ミリほど余分に育ててみました。 たったの5ミリと思われるかもしれませんがこの出だしが最も肝心な部分で、 具体的には冷凍アカムシから乾燥エビへの移行を図る時期とも言えますから、 既にエビメインで給餌できるステージに到達した状態であれば、 ナガクビのベビーが初めての方でも比較的容易に扱えるはずです。 この仲間には多いとされる多甲板も無く、 プライスもサイズに見合わぬお値打ちに設定しました。 甲羅が金属光沢を帯びているのは表面が脱皮前で生育が進んでいる証拠、 早く大きな水槽で広々と泳がせてやりたいものですね。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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ふとその姿を思い出した時には大概影も形も見当たらない定番にしてなかなかの珍品! いつまでも絶えることのない固定的な需要がこのカメを稀少種たらしめる理由です、 国内CBのオーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメのみならず曲頸類の聖地として知られるオーストラリア大陸、 幾多のマニアを狂わせる数々の魅力的なカメが集う楽園のような土地ですが、 元々ナガクビと呼ばれる仲間はこことそのお隣ニューギニアやインドネシアにしか棲息していませんから、 学名に地名の意味が含まれているニューギニアナガクビは兎も角として、 オーストラリアナガクビの場合は実にざっくりとしたネーミングということになってしまいます。 そこで最近は英名に付くEasternからヒガシナガクビガメという新称も提案されていますが、 昔ながらの人気者なだけに完全なる浸透を実現するまでには暫くの期間を要すると思われ、 逆にそのことが本種への厚く根強い支持を証明しているかのようです。 Chelodina属が二つに分割されてから早数年、 小型種が集まる狭義のChelodinaでオーストラリアに棲息している、 しかもペットトレードにおいてまともに流通するのはこのロンギコリスぐらいしかいなくなってしまい、 お陰で近頃はブランド的な価値観の高まりを余計に感じられるようになってきました。 全体的に黒勝ちなカラーリングはマッコードナガクビにも共通していますが、 ほっそりとしたスタイリッシュな体型はロンギ独特のものであり、 スタンダードでありながら無駄のない美しさを表現しています。 とは言えベビーの段階では近縁の複数種の間にそれほど大きな差異は見出せないかもしれません。 しかし大人になった時の姿を見ればツンと尖った鼻先が小顔効果を更に引き立て、 可愛らしさよりも断然格好良さを重要視する一貫したテーマが見て取れます。 最後に、ここ数年でより一層ニーズが拡大しているのは、 日本での屋外越冬が可能と分かったことが確実に関係しているでしょう。 今までは棲息地から察するに恐らくできるだろうと推定されているに過ぎなかったものが、 成功例が複数件挙がったことで遂に断定できるレベルに到達し、 その高い需要を確固たるものに仕立て上げました。 今回は嬉しい国産のベビーでハッチリングからある程度育っており、 既に乾燥エビへの好リアクションも確認済みです。 いない時にはどれだけ探しても見つかりませんので、心の底で静かに狙っていた方はこの機会をお見逃しなく。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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気安くベビーと表記してはここまで育てたブリーダーさんに申し訳なくなるほどの安心サイズ! 当たり前のようで決して当たり前ではない毎年コンスタントに入手できることに感謝したい国内CB、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメとは単に首の長いデザインを持つカメの総称などではなく、 水棲ガメは曲頸類の中でもごく限られたグループに与えられた固有名詞のようなものであり、 その本場はオーストラリアと相場は決まっていますが、 中でもスタンダードであり尚且つエース級の活躍を見せてくれるのは、 コモンロングネックの英名で知られるロンギコリスことオーストラリアナガクビガメです。 同じくペットシーンにおいては少なくとも我々日本人にとって非常に馴染み深いキャラクターとして知られる、 ジーベンロックナガクビガメのことも無視する訳には参りませんが、 彼の主要な分布域はインドネシアやニューギニアということもあって、 やはり純粋なオーストラリア出身のナガクビガメというブランドは、 本種が持つ大きな魅力のひとつとなっています。 色気という表現には多様な意味合いが含まれていると思われますが、 見るからにカラフルではなく用いられた色味もまた落ち着いていると言わざるを得ませんが、 たとえ体色がモノトーンに近かったとしても全身から発せられるオーラには、 何処となくセクシーな雰囲気が感じられるのはデザインの妙ではないかと考えられます。 鼻先のツンと伸びた細長い顔立ちは持ち前の長い首をより長く見せる効果があり、 それでいて甲羅は扁平かつ幅広に仕上がるため甲長以上のダイナミックさが感じられ、 一言で表せばスレンダーとの言い回しが似つかわしいスタイリッシュなシルエットには、 他のナガクビガメを優に超えた気品や貴さが存分に味わえるのです。 今回やって来たのはベビーよりもしっかりと育った国内繁殖のベビーで、 いわゆる甲ズレのない完品と呼べる状態の二匹をセレクトしました。 繁殖者とは秋頃から既に約束を取り付けていたのですが、 輸送せずに手渡しで引き受けられるタイミングを見計らいながら、 多甲板のない個体を予めチョイスし余裕のある大きさまで育ててもらい、 今年は天候の都合からか例年に比べ生まれた数が少なかったそうですが、 毎年恒例と言いたかったがためにご協力賜った次第です。 はっきり申し上げると成長過程の八割ほどは充電期間のようなもので、 最後の二割で凄まじい格好良さを見せ付ける遅咲きタイプですから、 頑張ってコツコツ仕上げてやって下さい。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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僅か5ミリでも成長する毎に安心が倍増しになるブリーダー邸にて温存されていた時季外れベビー! 繁殖シーズンには極小サイズしか出回らないためある意味お買い得な蔵出し個体、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメのエースと言うと捉え方によっては色々あるかもしれませんが、 個人的見解ではこのロンギコリスが諸々のバランスが取れた真のエースではないかと考えています。 別段派手な飾りや人目を引く変わった特徴を持つ訳では無くとも、 ナガクビガメとして素の状態を追求しているとでも言いましょうか、 良い意味で質素な風貌が飽きの来ないデザインを実現していると思います。 よくよく考えてみれば首がスラッと長いと言う時点で、 少なくとも我々日本人にとっては十分にカメ離れしていることになりますし、 また長い首を伸ばしながら遊泳することを考慮すると大型種ではスペースの問題も生じますから、 甲長20センチぐらいの程良いボリュームが多くの人にとって無理なく飼育できるラインとなっているのでしょう。 幼い頃は少々不細工に見えるのもご愛嬌、 成熟すればそんな頃のことを忘れてしまったかのように端整な顔立ちを手に入れ、 スリムな体型で水の中をふんわりと泳ぐ様は見ていて惚れ惚れします。 マッコードの丸顔ではまだまだ可愛過ぎると更なる格好良さを求める方へ、 成熟し切ったその時に最高の姿で出迎えてくれるこのロンギがお勧めです。 今回やって来たのは昨年入荷した分が次々と売れてしまったため、 殖やした本人に頼み込んで半ば無理矢理連れ帰った安心サイズのベビー。 当然他のカメと比べればまだまだ華奢に見えると思いますが、 ハッチリングの殆ど倍近くなっていると言い換えればその有難味は十分にお分かり頂けるはず。 写真で背甲の表面が所々白くなっているのは脱皮前、 即ち順調に成長を続けていることの証ですので悪しからず。 やはりこのしっかりと厚みのある甲羅が示す通り、 冷凍アカムシはとうに卒業し乾燥エビをもりもり食べる姿は本当に逞しい限り。 当店ではここ最近ロンギをコンスタントにご紹介しているため、 あたかも潤沢な流通量が確保されているのではと勘違いされても無理はありませんが、 種を明かせば入手先はごく限られておりこちらも必死で集めているので、 残念ながらいざ欲しいと言われてもいない時には全く手に入りません。 左第四肋甲板がふたつに分かれていますが元が黒いカメなので目立ちません、 そのため気にしない方にとっては大変お値打ちな特価にて! |
オーストラリアナガクビガメ (EUCBベビー) Chelodina longicollis |
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古くから愛されているChelodinaと言えばオーストラリア、通称ロンギです。そのスマートで格好良い 容姿から、この種だけを愛して止まないファンも多いはず。母国オーストラリアでは日本で言う イシガメの様な存在ですが、こちらではそれに比べるとべらぼうに高価です。今回は品質No.1の ドイツCBです。現在メダカを爆食しています。(写真2,3枚目がA個体、4,5枚目がB個体です。) |
オーストラリアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina longicollis |
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生まれたての幼児体型から脱却したシャープな小顔とスラリと伸びた首がセクシーな安心サイズ! ブリーダー曰くこれぞロンギコリスらしい末広がりの甲羅がお気に入りの秘蔵個体、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメ自体がオーストラリアとニューギニアぐらいにしか分布していないのにもかかわらず、 代表選手のように思われても仕方の無いえらく大層なネーミングを与えられてしまった本種。 仮にそうだとしても決して不名誉な称号ではありませんし、 確かに本国では日本で言う所のクサガメやイシガメのようなキャラクターであるらしいのですが、 ことペット市場においてはオージー産の揺るぎないブランドを与えられた立派な稀少種の仲間であり、 珍しさ云々を抜きにしてもあまり望ましくないとのことから最近ではヒガシナガクビガメとも呼ばれ始めています。 流通の歴史は古くかつて一大ブームを巻き起こしたほどの知名度を誇るものの、 何せ新規の野生個体が手に入らないことと大量に繁殖される気配なども更々ありませんので、 気を抜くといつ姿を消してもおかしくない状態が続いています。 その昔ナガクビガメ至上主義と言わんばかりの風潮が世間に広まっていた頃、 分かり易く言い換えれば首が長いと言うだけで飛ぶように売れていた時代には、 それこそ海外ブリードの輸入量にも著しいものがありましたが、 何を隠そう現在主流となっているのは有難いことにコンスタントな繁殖に成功している国内CB。 当店では今年度、ブリーダーの好意により何か月かに一度、 一、二匹ずつとごく少数ながら幼体を譲り受けてご紹介していたため、 まるで潤沢な個体数が確保されているのかのように勘違いしそうになりますが、 現実的には毎年確実にベビーが採れるとも限らず、 そんな状況を見ていると数年前までいつでも手に入るような気がしていたニューギニアナガクビを思い出させるのです。 今回やって来たのは同年ハッチの兄弟の中では本当に最後のリリースとなるかもしれない、 殖やした張本人が殊更可愛がっていたフレアー状の甲羅がとても格好良いセレクト個体。 甲板の形に若干の乱れこそあるものの多甲板は無く、 この絶妙なサイズでの放出には甲羅に込められた本当の愛を感じて止みません。 ようやく五百円硬貨よりも一回り大きく育ち指で摘まむことにもあまり抵抗が無くなった、 深めの水深にしても上手に泳ぎ回る大変有難い出物です。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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全国でも殆ど流出したことのない新しい血統より扁平な頭部と鼻先の長さが際立つ安心サイズベビー! 早くもアカムシを卒業し乾燥エビを中心に人工飼料にまで手が届きそうな抜群の成長過程を見せる期待の一匹、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメの魅力はとずばり問われると一言で答えるのは難しいのですが、 個人的にはその妖怪じみた不気味なビジュアルにこそあると思います。 可愛いだとか格好良いだとかそんな聞こえの良い評価を頂けることもありますが、 殆どの日本人にとっては長い首が剥き出しになった姿など奇妙でしかなく、 あとはその強い刺激物が好意的に受け入れられるか否かで全ての印象が決まってしまうでしょう。 つまりカメに対して何ら興味のない方からはスッポンだの何だの言われてお仕舞いですし、 或いは水棲ガメに造詣の深い方からはこんなに面白いカメは他にいないのだと興奮材料に早変わりする訳で、 いずれにしても人々に何かしらの印象を植え付けるだけの力を持っていることは言うまでもありません。 数あるナガクビの中でもその人気や知名度は種類毎に評価が異なりますが、 ここにご紹介するロンギコリスことオーストラリアナガクビは小型グループに含まれる一種で、 同グループ内では均整の取れたスタイリングと活発に泳ぐ運動性能が持ち味。 よく似た種類で同じく名の知れたマッコードとは人気を二分するほどの盟友同士で、 あちらがふっくらとした丸顔なのに対しこちらはほっそりとした小顔で首も細く、 四肢もあまりがっしりとせずスラリと長く伸びるようなイメージで何処か気品が漂っています。 つまり甲羅から飛び出した頭も手足も逆に甲羅が小さく見えるような生え方をしており、 しかしながらその絶妙なアンバランス感は成熟したその時にようやく発揮されるものですから、 是非とも数年かけてじっくりと育て上げ貴方自身の目でその真実を確かめてみて下さい。 今回やって来たのは国産のロンギコリスから当店でも初めて取り扱う新規のブラッドラインより、 兄弟の中で特に餌付きが良く成長もスムーズであった特選個体。 便宜上ベビーサイズと表記しましたがこの段階であればはっきり言って立派なスモールサイズ、 本当のベビーは解凍したアカムシをようやくついばむほどのか弱い存在なのですが、 既にある程度の水深にも慣れ十分に泳げる体力を有しているのは本当に有難いです。 この血筋はどうやら全体的に黒味が強く頭部全体が特に平たく見え、 鼻の長さもいつも以上にスラッとしていてまるでミーアキャットのような顔立ち。 この時期は食べたいものを食べたいだけひたすらに与え続け、 とにかくがむしゃらに甲羅を大きくさせることだけを考えていきましょう。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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鋭い目鼻立ちやほっそりセクシーな首元が徐々に際立ってきた甲羅もカッチリな安心サイズ! 年間僅かな供給しかないだけに繁殖シーズンを外すとなかなか手に入らない、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメと言うちっぽけな枠に留まらず、 曲頸類全体を代表する新たなスターとして改めて強く推薦したい、 かつて栄光の時代を謳歌した純豪州産ロングネック、 その名もずばりオーストラリアナガクビガメ。 最近では同国内に分布する他のナガクビたちに迷惑が掛かるからと、 英名を和訳したヒガシナガクビガメなる新称も提案されていますが、 申し訳無いことに商品名としての知名度に優れているため従来の呼び名が根強く、 また学名のロンギコリスもなかなかお洒落な響きですから、 逆に言えば呼称に対するマニアの関心度はさほど高くないのかもしれません。 何はともあれ生粋のオージータートルですから、 昨今改めて注目され始めているのはその耐寒性の高さについて。 曲頸で通年屋外飼育と言うのはあまりピンと来ないと言うのが正直なところですが、 元々はオーストラリア大陸の東側半分に当たる広い分布域に暮らしているため、 緯度から考えればその性能はこちら日本においても十分に発揮されると言う訳。 かつては肉食魚などと同じく横から眺める飼育スタイルが主流で、 もちろんそれはそれで大変な趣きがあって宜しいのですが、 庭先のスペースを生かし何か奇抜なカメを投入してみたいと言う野心家にとっては、 新たな刺激を与えてくれる面白い選択肢になろうかと思います。 今回やって来たのは半年前に誕生した国内CBがグングン成長し、 いよいよ正真正銘安心サイズと呼べる段階に到達した良いところ取りの飼い込み個体。 体全体が華奢に見えるほどの幅広な甲羅はロンギらしく大胆な造形で、 末広がりのシルエットは大きくなるに連れて次第に全体の厚みを増し、 最終的にはナガクビの中でもピカイチの均整の取れたスタイルに仕上がります。 鼻先のツンと尖ったイケメン仕様の顔立ちも極めてスマートで、 小型種ながらキレのある存在感につい見惚れてしまうでしょう。 当店では毎年コンスタントに繁殖させているブリーダーからのルートを生かし、 定期的にここへ掲載しているため沢山いるように感じるかもしれませんが、 実際に取り扱っているのは年間僅か数頭に過ぎません。 甲羅の脱皮も待ち遠しい育ち盛りの一匹です。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina longicollis |
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体全体が躍動する度にギラつくブラックパールの輝きで攻めるパーフェクトロンギコリス! シャープな小顔にほっそりとした首、そしてフラットで末広がりな甲羅など典型的にも程がある、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメの次期エースとして着々とその知名度を高め、 復活の兆しを見せている正真正銘の正統派キャラクター。 そんな名前が付いているぐらいですから当たり前なのかもしれませんが、 かつてナガクビと言えばロンギコリスと称されるほど仲間内では相当人気があり、 マッコードやライマンなどその他の種類が本種に味付けを施したサブポジションなのであって、 やはり基本中の基本として認知されるだけのまとまりの良さが魅力のようです。 皆が知るところの一般種、ジーベンとは厳密に言えば属が異なりますのでこの場では更に絞り込み、 狭義のChelodinaとして同属他種と比較した場合には、 全てにおいて無駄の無いシルエットが足しも引きもしない心地良さを演出し、 飽きの来ない恒久的な存在感を示し続けているのだと思います。 随分昔は野生の個体がペットとして流通していたのでしょうが、 基本的には主に欧州からのブリードものがチラホラ輸入される程度で、 しかしながら十年ほど前から途端に流通量が減少し、 現在では有難いことに国内繁殖が行われているため少数ながらも何とかその姿を拝むことができると言う、 名前は有名ですが実はとても珍しい入手困難な水棲ガメなのです。 今回やって来たのは昨年生まれの国内CBが順調かつ綺麗に成長したもので、 甲羅全体がふわふわとしたハッチリングに等しい大きさでは不安と言う方へ、 それでいて育て甲斐の残る年頃から始めたいと言うわがままな願いを叶える、 便宜上ベビーと表記しましたが何もかもがちょうど良いベストサイズ。 餌のメニューがアカムシを基本に乾燥エビと言う段階はとうにクリアし、 今や人工飼料をつまみながらエビで満腹になると言う暮らしを送っていますので、 エビがおやつに変わるのもそろそろ時間の問題でしょう。 多甲板はありませんし、 縁甲板がスカートのように伸びたフォルムや、 誰が見ても分かるツンと伸びた鼻先が如何にもロンギらしい、 本種の魅力を語るのに全く以って遜色の無い、何処に出しても恥ずかしくない素敵な一匹です。 |
オーストラリアナガクビガメ (ベビー) Chelodina longicollis |
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さて、オーストラリアナガクビガメ、通称ロンギです。 お約束のズレはありますが、非常に元気で泳ぎ回ってます。曲頚好きなら是非押さえておきたい 一匹でしょう。まん丸の目がとてもかわいいですね。腹甲の黄色もキレイ。 |
オーストラリアナガクビガメ (EUCBベビー) Chelodina longicollis |
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まだ腹甲のブロッチがオレンジ色に染まっている、可愛いサイズのロンギです。この個体の背甲は非常に 綺麗で、幅広で末広がりの格好良い形をしています。お好みは色々あるとは思いますが、大きくなっても この形に成長してくれる事と思います。ちょっと大きめのメダカでも果敢に襲って食べる貪欲さで、 甲羅は硬く成長しています。肋甲板が2つに分かれている所はありますが基本的に綺麗な個体です。 |
オーストラリアナガクビガメ (CB・S) Chelodina longicollis |
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ナガクビの仲間において根強い人気を誇る種です。ロンギコリスことオーストラリアナガクビの入荷です。 小型のナガクビの中では、均整のとれたバランスの良い体形と ツンと鼻先の伸びたハンサムな顔立ちが人気のポイント。 生まれたてではアカムシなどしか食べない場合もありますが、今回はメダカも一口で捕食可能な安心サイズですので、 このサイズからは小さな水槽に深く水を張り、常にメダカを泳がせる”メダカ漬け”という給餌法を行う事で スピーディに成長させる事が可能です。若干甲羅がもりもりしていますが適切な栄養・運動量と紫外線照射で綺麗に脱皮するでしょう。 昔からマニアに愛され続けるとても魅力的なナガクビガメです。 |
オーストラリアナガクビガメ (S) Chelodina longicollis |
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ベビーより少し育ったちょうどいいサイズ! スタンダードなナガクビガメにして古くからの人気種、 ロンギコリスことオーストラリアナガクビガメが入荷しました。先日10cmUPの個体を紹介したばかりですが、 今回は飼育スタートにぴったりの大き過ぎず小さ過ぎないベストサイズ。 当然アカムシの時期はとっくに終わり活餌ではメダカ、 冷凍餌ではタートルプディングを単独飼育にも関わらず大急ぎでがっつく物凄い食欲です。 お陰で入荷してからまだ2週間弱ですが早くも新しい成長線が現れはじめました。 餌をやる訳ではないのに水槽を覗き込むと、 上目遣いでこちらを見ながら嬉しそうに寄ってくるのでついつい頻繁に給餌してしまいます。 数年前まではブームに乗る形でヨーロッパなどからCB個体が多く輸入されていましたが、 近頃では日本の分まで回ってこないらしく海外から入ってくる機会がめっきり減ってしまいました。 成長に連れどんどん格好良くなっていき、また大きくなれば耐寒性も備わりますので ナガクビの仲間でもかなり丈夫な良いカメだけに寂しいものです。 人に対しての反応がとても良いので、近い内には指先から落ちた人工飼料にも餌付いてくれると思います。 クセのない個体で今後の成長も期待大、お勧めです。 |
オーストラリアナガクビガメ (S) Chelodina longicollis |
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スマートでキレのある顔付きが格好良い正統派ナガクビ! 近頃はいそうでいないちょっとしたレア種になりました、オーストラリアナガクビガメの入荷です。 ナガクビガメのほぼ全種がオーストラリアとニューギニア辺りにしか分布していないことを知ってか知らずかとても大胆なネーミングですが、 最近では英名Eastern long-neck turtleからヒガシナガクビガメという和名も提唱され始めています。 何をもってそう捉えるかは人それぞれですがしばしばナガクビらしいナガクビと称され、 細く長く伸びた首の先にはやや小振りの顔がこちらを覗き、全体的なプロポーションの美しさはピカイチ。 これまでの傾向としては一番人気なのがマッコードであることは間違いなく、 そこから更に踏み込んでやや通好みのマニアックな種類としてこのロンギコリスが位置付けされていた感がありましたが、 この頃は一周巡って本種を求める声がじわじわと増えてきている印象があります。 しかし国内CB化まで成されているマッコードとは異なり、 未だ繁殖が確実ではなく海外からの輸入に頼っている現状ではおのずと数が足りなくなり、 当店としても久しぶりの入荷でまた顔を見れたことは嬉しく思います。 そして有難いことに今回はベビーから1年飼い込まれ甲羅も硬くなり始めた安心サイズ。 ナガクビのベビーはミズガメ全体で見れば決して世話のしやすいものとは言い難く、 それは例えば餌付きの渋さや成長の遅さなどで苦労するケースも珍しくありませんが、 この個体はひとまず乾燥エビは何事もなく食べますので人工飼料への移行も無理なくチャレンジできます。 言われないと気が付かないレベルではありますが、 肋甲板に極小の多甲板があります。 正直小さな頃はそんなに可愛らしい訳でもありませんが、 成長しきったその時に始めて完成し改めて魅力を再確認できることでしょう。 大型個体の流通はここ数年殆どありませんので、 育てやすいこの大きさから成長過程をじっくり味わってみて下さい。 |
オーストラリアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina longicollis |
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いつかのナガクビブームのことを思えば随分と流通量が減ってしまった往年の稀少種! こうして国内で繁殖された安心サイズを普通に見られるというのは本当に有難いことです、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビ界におけるコモンにして皆が納得のスタンダードな魅力を持つ、 古くからペットとして長く人気を保ち続けてきたベテランのひとり、通称ロンギコリス。 その学名を直訳すればロングネックとなるこの上ない簡潔さからも分かるように、 ケロディナの中のケロディナという純粋さが全身で目一杯表現されているのでしょう。 そのため原産国オーストラリアでは一般人に向けられたカメの飼育書にも必ず登場するほどポピュラーで、 触られて危険を感じると刺激臭を出すという特徴も相まって、 日本で言う所のクサガメとかなり似通ったキャラクターなのだと思います。 余談ですがその相方としてマックォーリーマゲクビガメもセットで紹介されることが多く、 同じ曲頸類でも首が長いか短いかという点で上手いこと対になっているようです。 個人的な主観で恐縮ですが正直本種はあまり格好の良いカメではなく、 実はこれらの写真だけで醍醐味を伝え切るのはなかなか困難だと考えています。 何故なら顔立ちが整っている瞬間が生まれたばかりの数ヶ月と完全に成熟した後でしかなく、 大勢の方が目にする成長過程の間は何だか容姿がブレてしまい、 一言で表すなら少々不細工になってしまうからです。 この問題がロンギの顔を見る度に必ず頭を過るため、 原因を突き止めようと必死に悩まざるを得ないのですが、 キレのある小顔にスレンダーな体付きが小さな頃はどうにも貧相に見えてしまうという結論に至りました。 同じくナガクビの人気種であるジーベンやマッコードが常に整っているのに対し、 このロンギコリスはそういう意味で少し上級者向けのように扱われているのでしょう。 一度でもクビナガリュウ状態に仕上がったフルアダルトの個体と対面すればその印象はガラリと変わるはずが、 昨今ではそのような機会が設けられることも殆ど無くなってしまったため、 否応無しに時代の波へ埋もれていってしまうような気がして残念でなりません。 今回やって来たのは嬉しい国内CBの一年もので、 甲羅全体がふにゃふにゃのベビーではとても飼う気がしないという方へ、 早速人工飼料にも餌付き始めた文字通りの安心サイズをご紹介します。 昔はそれこそヨーロッパから定期的に輸入される種類でしたが、 最近ではそういった光景も既に懐かしく感じられるほどになってしまいました。 オーストラリアに行かなければ見られないはずのカメが、 一愛好家がここ日本であくまでも趣味として系統維持に努め、 そのお陰で現実的に需要が賄われているという事実に改めて驚嘆し、 感謝しなければならないと痛感する次第です。 背甲は末広がりで腹甲はシームに沿って黒くなる典型的な特徴が表れ、 多甲板のない個体をセレクトしました。 一度でも脱皮すればツルンとした綺麗な甲羅になるでしょう、 たくさん泳がせもりもり食べさせて素敵な一匹に仕上げて下さい。 |
オーストラリアナガクビガメ (S) Chelodina longicollis |
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メダカを余裕で捕食できる安心サイズです。お客様委託のロンギコリスことオーストラリアナガクビの入荷です。 子供の頃憧れていた古代のクビナガリュウを思わせるその異様な形態にやられてしまった方も多いと思います。 シュっと伸びたスレンダーな首に、 ツンとした鼻先が特徴の整った顔立ちはカメ界屈指の美形。 ベビーサイズも出回りますがやはり少し育ったサイズが安心でしょう。メダカなどの小魚は勿論の事、 最近ではMazuriミズガメフードにも反応を示す様になりました。 脱皮前ですが甲羅は綺麗な形に育っていますので脱皮後のピカピカな姿が楽しみです。耐寒性もあるナガクビの中では飼い易い一種です。 |
オーストラリアナガクビガメ (M) Chelodina longicollis |
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ロンギコリス特有のスマートな顔立ちが出来上がり始めた泳ぎも上手なカッチリ安心サイズ! ハッチしたばかりの幼体は成長が緩やかなだけにこの手の飼い込み個体はお得感が満載の、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 カメと呼ばれる生き物はこの世にただ存在しているだけで独特な雰囲気を放ち、 それが成せるのも小難しい話では無く理由はたったのひとつ、 ただ単に甲羅と言うパーツを持っていることがその答えだと思います。 その証拠に爬虫類と一括りにしたところでやはりヘビはヘビ、 トカゲはトカゲ、もちろんカメはカメでそれぞれの愛好家がいて、 もちろんそれらを跨ぐことはあっても境界が不鮮明になることは考え難く、 各グループが自分たちにできる最大の努力を持ってそのキャラクター性を主張しています。 そしてそれと似たような話はカメの内部構造においても応用でき、 例えばリクガメやスッポンなど大きな括りでそう感じられるものであれば分かり易く、 リクガメは陸上を主な生活圏としていることが興味深く、 またスッポンについては甲羅そのものが失われたところに面白味があり、 つまり他では代わりの利かない絶対的な存在感と言うニュアンスであれば、 このナガクビガメもまたそれでなければならない特異な個性に満ち溢れていて、 いつの時代においてもオンリーワンな長所を以って勝負することのできるカメと言えるのです。 今回やって来たのはそんなナガクビたちの中でも優等生タイプとして広く人気を博す、 近頃ではヒガシナガクビガメとも呼ばれ始めているオージーを代表するポピュラー種の飼い込み個体。 何故このロンギがいつまでも格好良く私たちの目に映るのかを考えた時、 小振りな頭部が相対的に首を細く長く見せると共に、 扁平で幅広の甲羅とそれに対して華奢な四肢に体全体を大きく感じさせる効果があり、 コンパクトな外形とは裏腹にダイナミックな佇まいを味わうことができるからではないでしょうか。 お家に水族館をと言ったコンセプトであれば尚更重要視されるべき躍動感についても、 水掻きを巧みに利用しながらひらひらと遊泳する光景は見事としか言いようが無く、 ある種の稀少性だけが本種の魅力では無いことを物語っています。 シャイな幼体には無かった人懐っこさや餌への執着心が何よりも嬉しいポイントであり、 肌の質感に表れる絶妙な艶めかしさも十分に感じ取れるであろう、 良好なスタートが既に切れている良質な出物です。 |
オーストラリアナガクビガメ (M) Chelodina longicollis |
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ただの日焼けにしては黒過ぎるガンメタカラーに思わず心奪われる珍しい飼い込み安心サイズ! 幼年期を脱しいよいよ屋外越冬も視野に入れられそうなどっしりとし始めるお年頃、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 その名前を聞いただけで何処に棲んでいるのか丸分かりなのかと思いきや、 実はオーストラリアと言えばナガクビガメの宝庫、 国全体に多数の種類がひしめき合う聖地のようなエリアですから、 近頃では却ってネーミングに不備があるのではと囁かれています。 英名はEastern long-necked turtle、直訳すればヒガシナガクビガメとなり、 これはオーストラリアの東側に広く分布することを意味していますが、 残念ながらこれでは言葉の響きに洒落っ気が損なわれてしまうため、 結局のところ昔から馴染みのある呼び名に戻ってしまうのかもしれません。 あちらでは日本におけるイシガメやクサガメのような位置付けらしく、 カメと言えば本種が代表的な存在感を示しているのでしょうが、 私たちにとってこれほど贅沢な話は無く、 しかしながら実際に現地の飼育書を開くとそこら中に載っているのですから不思議なものです。 今回やって来たのはベビーサイズからおよそ一年ほどかけて育てられた、 何ひとつとして文句の付けどころが見当たらない最高の仕上がりを見せるミディアムサイズ。 スタンダードなナガクビガメとも称されるように、 小顔に似合うほっそりとした首は実寸よりも余計に長く見え、 これまたスリムな四肢と甲羅の縁が薄く広がる様に、 厚ぼったさの無い洗練されたデザイン性が感じられます。 また成長すると鼻の長さがより一層際立ち、 これはロンギコリスに元来備わる真の格好良さが滲み出て来る最高の瞬間であって、 それと同時に黒々と焼けた肌が魅せるセクシーな光沢がまたムードを盛り上げてくれます。 赤道を挟んで反対側に暮らすカメだけあって、 条件さえ整えば通年屋外飼育にチャレンジすることも可能な種類で、 上手にやれば今年の冬から早速冬眠させられると思います。 現在ベビーに近いサイズの個体も在庫していますので、 この個体を見て憧れが強くなったと言う方はそのまま導入するか、 或いは小さな頃から育ててみるのも良いかもしれません。 嬉しいことに人工飼料にもしっかりと餌付いた手間要らずの優良株です。 |
オーストラリアナガクビガメ (M) Chelodina longicollis |
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小型ケロディナのスタンダード的なポジションを担う昔ながらの人気種、 オーストラリアナガクビガメが入荷しました。 まるで古代のクビナガリュウが甦ったかの様なエキゾチックなフォルムを持つ曲頚類。 未だに飼育暦の長いマニアからも熱い支持を受けているのも、 斬新かつ飽きの来ないそのスタイルの良さ故のものではないでしょうか。 同じグループには国内で流通している他の種もいくつか知られていますが、 ロンギコリスはシュッとした小顔でハンサムな顔つきと すらっと伸びた細長い首が他種と比べてエレガントな雰囲気が漂っています。 原産国オーストラリアでは日本のクサガメの様な身近な存在で小さな子供が読む本などにも登場するそうですが、 残念ながら国外にいる種親の数は決して多くはなく人気と裏腹に細々と出回る程度。 そしてその大半がベビーサイズなのですが今回はお客様飼い込み個体で、 もう安心どころか人工飼料をパクパク食べるよく慣れた個体に成長しています。 比較的ペレットに餌付きやすいとは言え最初は苦労するもの、その点ではありがたいです。 またさりげないアピールポイントとして耐寒性の高さがあげられ、 寒冷地以外では屋外越冬も可能という今までの常識を覆すような魅力も要チェック、 屋内の水槽で飼うだけがナガクビではありません。さすがに遊泳性は高いのでどんな水槽に入れても平気です、 水中を優雅に舞いながら狙った獲物を逃がさず捕らえる様をお楽しみ下さい。 参考までに尾のアップはこちら。 |
オーストラリアナガクビガメ (LM) Chelodina longicollis |
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CBベビーからの飼い込みで、とても綺麗に育ったロンギコリスが入荷しました。黒いシームが 入るのが特徴の腹甲が、特に綺麗にツルツルに育っています。意外と個体差のある背甲ですが、 この個体は後縁部が末広がりになっています。水槽を覗き込むだけで、首を一杯に伸ばして 本種特有の丸い目でこちらを見つめてくるのが、非常に愛らしいです。 |
オーストラリアナガクビガメ (♂) Chelodina longicollis |
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今では見る事が殆ど無いアダルト飼い込みのロンギが入荷しました。非常に力強い個体で、ベビーから育てるのはちょっと … という方にはお勧めです。餌はコオロギ・ワームや川魚、また、シュリンプFは良く食べています。水面に浮いた 乾燥エビを食べていますので、Mazuriミズガメフードに餌付かせるのも時間がかからないと思います。残念ながら多甲です が、貴重なオスで、良いメスをお持ちの方に。 |
オーストラリアナガクビガメ (♂) Chelodina longicollis |
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いいサイズに育ったロンギのオスが入荷しました。 今回入荷した個体は甲羅から皮膚まで体色が異常に黒く、本種としてはかなり珍しいタイプです。 すっきりと鼻先の伸びたハンサムな顔立ちは健在。 首のイボイボも発達しておりクロハラヘビクビを思わせる迫力があります。 そろそろ背甲の中央部もくぼんできて、大人の魅力が出てきました。餌は活魚をメインに乾燥エビやタートルプディングなどバランス よく与えています。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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ナガクビの人気種も、国内でまかなえる日が来るかもしれません。嬉しい国内CBのマッコードです。 ヨークサックも吸収されたばかりの小さな個体達ですが、危なげな雰囲気は全く無く、 アカムシを奪い合う様に爆食しています。腹甲のオレンジも鮮やかで綺麗です。 今回のハッチリングは全て多甲板でした。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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お客様繁殖個体の国内CBマッコードです。アダルトでもかなりキュートな顔の本種ですが、 ベビー時となればさらに可愛らしい容貌です。最大20cm前後と非常に飼いやすく、 しかも飼い主によく慣れるというかなりペット向きなChelodinaです。まだまだ小さなサイズですが 現在アカムシを爆食中で、もう少し大きくなれば人工飼料にも容易に餌付きますが、 早めに小魚に餌付かせた方が良い結果が得られるようです。甲ズレなし!! |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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同クラッチの兄弟の中で最も成長が早いだけあって到着後まもなく人工飼料をパクリ! 一ヶ月当たり数センチずつの爆発的な成長が期待されるタフネスに溢れたセレクト個体です、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 趣向がやや異なるという意味合いで、かのジーベンと双璧を成すナガクビ人気ナンバーワンクラスの本種。 あちらはビギナーにも優しい敷居の低さが何よりの魅力ですが、 反対にこちらはプチセレブ感が味わえる所に大切なポイントと言えるでしょう。 また前者が大型化するに連れて格好良さを増していくのに対し、 後者はさほど大きくなり過ぎずかつ成熟してもなお可愛らしさを全面に残し、 極め付きはヘッドボビングという半ば必殺技に近いあの行動です。 単に餌が欲しいのかそれともコミュニケーションの一種なのか、 水槽越しに人の顔を見るたび頭をカクカクと小刻みに震わせる情景に思わず口元が緩み、 何とも微笑ましい仕草が飼い主の心を癒します。 全体のプロポーションも小型種なりに均整が取れていて、 首が短くなってしまうこともなくバランスの良さが感じられるでしょう。 今回やって来たのはいよいよシーズンインのお待ちかね、 大変に喜ばしくそして有難い国内CBのベビーサイズ。 前回入荷した時はホームページに掲載する前に売れてしまいましたが、 乾燥エビと冷凍アカムシの生活に少しも不安がなかったと言えば嘘になります。 そこでブリーダーに直接お願いし出来るだけ甲羅に張りのある個体をと伝えた所、 店頭に並べた直後の初給餌からいきなり咲ひかりを普通に食べるエクセレントな一匹が届きました。 元が多産である以上ハッチリングに少なからず体質の強弱があるのは避けられませんから、 きちんと育つことが確信できる個体を選び抜くのは至難の業。 しかしながらマッコードナガクビはサイズアップに連れてプライスもアップしてしまいますので、 成長を楽しみたいというのも勿論ですがベビーの段階で購入するメリットは大きいはずです。 大まかなシルエットを崩さない程度の甲板ズレが見られますが、 どちらにせよ真っ黒で目立ちませんからそれよりも綺麗に育て上げることを考えましょう。 至極当たり前のことですが幼体という時期は僅かな時間に限られていますので、 どうしてもこのサイズから飼育したいという方はお早めに。 |
マッコードナガクビガメ (EUCBベビー) Chelodina mccordi |
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こんなに小さくてもちゃっかりフードに餌付いています! お陰様でサイズ的な心配は殆どありません、 ドイツCBのマッコードナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメの聖地、それはオセアニア。誰もが知る周知の事実ですが、 ここに登場した小型ナガクビの最人気種は何を隠そうインドネシアはロティ島に固有分布するれっきとしたアジアンです。 それでも本場オーストラリアのロンギコリスなどとは肩を並べるどころかそれらを上回る支持率を誇り、 今や国内繁殖成功の声もしばしば聞かれるほど日本人にとって愛すべき存在となっています。 やはりこの手のカメはスタイリングが命、 マッコードの魅力はやはりぷくっとふくれた頭で、 元々目元の優しい顔立ちがこれにより更に際立ち第一印象をより強烈なものに仕立てていると言えるでしょう。 そして見た目良ければ性格も良し、 本人にとって挨拶代わりのヘッドボビングは長く付き合っていく中で信頼関係が生まれたことの証、 それまでの苦労が報われる瞬間です。 この個体は一般に流通するものの中では比較的小さめですが、 それでも極小のハッチリングからは幾分育ったサイズ。 ナガクビのベビーはどうしてもひ弱に見えてしまいますが、 ある程度水深をつけてやると四肢の水掻きを使って大きな頭を振り回しながら懸命に泳ぎ回っています。 今回はそれだけではありません、入荷して間もなく、 この大きさならやっと食べても乾燥エビだろうと思いながらも咲ひかりの小粒を適当に浮かべてみたら、 すーっと近付いてバクッと一口。目を疑ってもう一度やってみてもバクリ。 もう少し大きくなった安心サイズであればビギナーにお勧めと価値が上がりますが、 それでもエビにしか餌付いていないものは少なくありません。 しかしこの個体はサイズなりのリーズナブルな価格を実現しながら、 それに見合わない逞しさはかえって安心感を与えてくれます。 ヨーロッパのCBはクオリティが高いとしばしば言われますがこのような所にも表れているのでしょうか、 不思議なものです。 これなら初めての方でも大丈夫、気になる甲ズレもありません。パワープッシュでご案内します。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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当店より旅立ったサブアダルトから得られた当人にとっても初となる渾身の国内ブリードもの! 年始早々に生まれ二か月以上じっくり寝かせられてきた愛おしきベビーたちが今此処に花開く、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメが二属に分割されたのもまさしく全盛期の最中であり、 その事実が世間にすっかり周知されて久しい今日この頃ですが、 狭義のChelodinaである小型グループの中では一、二を争う絶大な人気を誇っているのは、 何を隠そうこのマッコードに違いないと思います。 その根拠は何処にあるのかと言えばやはりデザインに潜んでいるとしか考えられず、 とにかくスタンダードで分かり易いナガクビガメの姿をしていることがただただプラスに働き、 少々頭でっかちな丸顔もまた優しい眼差しと共に愛嬌に溢れ、 一見シンプルに見えるその姿かたちから可愛らしさが滲み出ているのです。 本種を語る上で絶対に外せないエピソードと言えばずばりヘッドボビング、 これはカメ同士ではもちろんガラス越しに目が合った人間に対しても行われる動作で、 満面の笑みを浮かべながら頭を縦にカクカクと小刻みに震わすその行動は、 挨拶や威嚇、そして求愛など様々な意味を含んでいると考えられています。 あらゆるカメにおいて餌くれダンスなどは彼らの心理を表現する代表的な手段ですが、 飼い主に対して感情を露わにするテクニックに乏しい水棲ガメの世界において、 これほど人間味を感じさせてくれる種類も相当に珍しいと言えるでしょう。 首の長いカメとして生きていくには十分合格点を与えられるシルエットに加え、 内面までもが磨かれた後世に残したい銘種のひとつなのです。 今回やって来たのは昨今の需要減に伴って供給も減少しつつある中で、 もはやご褒美であるとしか捉えることのできない嬉し過ぎる国内CBのベビー。 最近ではミズガメの繁殖イコール温帯産の人気種に対象が集中しており、 かつて一世を風靡したナガクビですらニッチな部類に追いやられてしまいましたから、 一周回って新鮮味の感じられる存在となっています。 兄弟の中でも早々に人工飼料へと餌付いてくれた選ばれし二匹で、 ほぼペレットオンリーで楽々育てられそうな勢いを漂わせながらも、 念のため乾燥エビぐらいは足して下されば十分に育てられる逸材です。 若干の甲ズレがありますが真っ黒なので殆ど目立ちません、 お早めのリクエストお待ちしております。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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先日入荷したベビーがもりもり育ってこのサイズに。 嬉しいことに早くもアカムシや乾燥エビを与える必要がなくなってしまい、 人工飼料オンリーでもメキメキと成長線を伸ばしているため、 幼体特有のハラハラ感は微塵もありません。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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小型ナガクビ人気No.1! そして飼いやすく育てやすい国内CBです、マッコードナガクビガメが入荷しました。 最近では小さなナガクビガメの仲間ではマッコードだけ妙に人気が高いのですがそれもそのはず、 丸っこい顔付きと均整のとれたボディバランス、 そして外観だけでなく人懐こい性格や愛らしい行動の数々が我々を魅了するのでしょう。 加えて少し大きくなればすんなりと人工飼料に餌付いてくれ、 更にそれを食べ始めると非常にスムーズに成長し飼育難易度がそれほど高くないのも嬉しいポイントです。 今年の春に数匹のベビーが当店にやってきましたが、その時に一番多くお問い合わせを頂いたのが ”黒っぽいベビー”でした。 飼育環境などにより体色が変化することはありますが、 基本ベースのカラーリングにお好みのものをセレクトすることはとても有意義であると思います。 今回1匹のみの入荷ですが、咲ひかりの沈下性のS粒を与えてみると不器用ながらムシャムシャとやっていました。 甲ズレありますが大きくなってしまえばマッコードはほぼ分からなくなりますのである意味お買い得かもしれません。 |
マッコードナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina mccordi |
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今年一番のとれたてベビー! がブリーダー宅にて飼い込まれ少し大きくなっています、大人気マッコードナガクビガメの入荷です。 シーズン中もそうでない時も頻繁にお問い合わせを頂く人気の小型ナガクビ、 皆さんのリクエストにお答えして例年より早めに出してもらいました。 かと言って生まれたばかりの数センチの大きさではなく、 既にアカムシを卒業しタートルプディングを食べ始めた安心サイズばかりです。 その希少性もさる事ながら飼って楽しいケロディナとして注目を集める本種、 全体的にふっくらと丸みを帯びたフォルムと癒し系の顔付き、 そしてなんと言っても人の顔を見るとカクカク小刻みに頭部を震わすヘッドボビングは 最も充実感を味わえるシーンではないでしょうか。 ジーベンなどの大型ナガクビに引けを取らない捕食能力も見事で、 水中に活魚を放れば一気に2、3匹は食べようとする勢いで貪欲にアタックする姿が観察できます。 今回、1匹だけ血統違いで全体的に黒い個体も混じっています。 最近はヨーロッパからもまとまった数が来る事があまり無いので今なら選び放題。 グレー地の方で1匹甲ズレがいますが将来的に目立たなくなるでしょう。 この調子でガンガン餌を与えて育て上げましょう。 |
マッコードナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina mccordi |
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およそ十年間に渡り溺愛されてきたワンペアより得られた念願の初仔が安心サイズにてリリース! 為替相場の関係もあり暫く品薄が続いていただけにナイスタイミングでの登場です、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 南半球はオセアニア圏にのみ分布するナガクビガメの仲間において、 インドネシアの最南端に当たるロテ、 ないしはロティアイランドと呼ばれるその島にのみ棲息が確認されている本種は、 最も局所分布であり数も少ないであろうことは想像に難くありません。 総面積はおよそ1,200平方キロメートル、 実に沖縄本島とほぼ同じ広さしかないとても小さな島に息衝く稀少種は、 ナガクビグループで唯一CITESに掲載されているなど生々しい現実もありながら、 ペットとしての人気が高く飼育下での繁殖も進んでいる国内外に多くのファンを抱えるケロディナ代表種なのです。 成熟しても片手をいっぱいに広げたぐらいの大きさにしかならず、 小さいからと言って不格好になる訳でも無く均整の取れたスタイルは何処か可愛らしくもあり、 今後末永く小型ナガクビのスタンダードであり続けることでしょう。 今回やって来たのはお客様が遂に数年越しのブリーディングに成功した、 四月に生まれメキメキと成長を続けるスモールサイズが二匹。 昔はマッコードと言えばヨーロッパの繁殖個体が当たり前でしたが、 ここ数年で国内での繁殖例も少しずつながら増加しているようで、 そうかと思えばEUCBの流通が次第に減少し方々より再入荷のリクエストがたまっていたため、 ようやく出物を確保することができ一安心している所です。 この手のカメのハッチリングは皆さんが想像している以上に小さく、 それは例えば体のうんと小さなニオイガメなどに近いレベルなのですが、 そんな極小のベビーで来られても恐ろしくて手が出せないという方にもぴったり。 生まれて三ヶ月にしては無理のない成長スピードですが、 そうは言ってもブリーダー本人が一日も欠かさずまめに給餌していたことが、 甲羅の成長具合ひとつ取ってもひしひしと伝わって来ます。 ここに掲載した二匹は甲ズレの無い完品ですが、 もし多甲板でも宜しければお値打ちの兄弟も一匹のみ在庫しておりますので、 お声掛け下されば別途詳細をご案内致します。 一年を通してご紹介できる種類ではありませんのでお探しの方はお早めに。 |
マッコードナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina mccordi |
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かつて一世を風靡した本種も今や細々と殖やされるのみとなってしまった貴重な国内CB! 幼い頃にはより一層引き立つその罪深き丸顔に思わずキュンとしてしまう安心のスモールサイズ、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 首が長いことは正義である、 このご時世には全く不釣り合いになってしまったかの有名な文句は、まさしくナガクビガメ、 或いはそれに準ずるシルエットを有するカメたちが日本中を席巻していた頃に生まれたもので、 酷い時には首が長くなければ、 また最低でも首を横に曲げなければいけないと言う謎の価値観が存在していたほどでした。 つまりカメマニアを自負する者たちにとって、 そういったグループを飼育対象に加えなければならないと言う半ば義務感にも近いトレンドがあったため、 そのお陰で対象となる水棲ガメが片っ端から脚光を浴びることになる訳ですが、 最近ではそんな傾向も随分と薄れてしまったためか、 次第に脇役へと回らざるを得ない状況が続いています。 時代は巡りもう一度ナガクビガメに対する人々の情熱が高まる中、 肝心のカメ本人が供給されないなどと言う事態に陥ったとすれば、 漲るやる気の矛先が定まらないまま辛い思いを強いられるだけですから、 何とかしてそのバランスが再び保たれるような社会に一歩でも近付ければと考える次第です。 今回やって来たのは毎年コンスタントに繁殖を試みる国内ブリーダーからの放出品で、 決して頭数が多くはない中で無理を言ってリリースして頂いた嬉しい出物。 身も蓋も無い話ですがどうしても色気と言う部分に欠ける彼らは、 その絶妙な気味悪さも相まって万人受けしないことは薄々感付いていましたが、 例えば古代魚などビジュアルで勝負するタイプの魚で育った愛好家が、 アクアの世界からこちらへ移り変わるケースも散見され、 結局は十年前と何ら変わり無く一定の需要は保たれているようです。 マッコードは手頃な大きさに対する魅力はもちろんのこと、 やはり稀少種としての威厳も大切な要素のひとつで、 いずれはあの水槽で泳がせてみたいと憧れる方も多いと存じますが、 ミズガメの中でも育て方はシンプルなので、 あまりハードルを高く設けず気さくに付き合っていきましょう。 硬貨のようなハッチサイズを考えればこれでも十分安心サイズ、 いきなり深いところへ投入しなければ上手に育てられると思います。 |
マッコードナガクビガメ (ベビー) Chelodina mccordi |
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マッコードナガクビガメです。今年のベビーが大きくなりました。もうこのサイズでしたら安心です。 背甲の中央がほんのちょっと多甲になっています。なかなか性別が分かるサイズになるまで時間が かかりますが、えさ食いも良いですし、お勧めです。目もくりくりしていてかわいいです。 |
マッコードナガクビガメ (S) Chelodina mccordi |
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人気のナガクビの中でも、その愛嬌の良さから特に人気の高いマッコードナガクビの入荷です。 ハッチサイズからの飼い込みで、甲羅もガッシリと育っており、頭部や四肢の周りの肉付きも良い 健全な個体です。人工飼料に容易に餌付きやすいA群のナガクビですので、当然餌は問題ありません。 ナガクビにはつきものの甲ズレが若干ありますが甲羅が黒っぽいので殆ど目立ちません。 飼い込むに連れてよく慣れ、飼い主の顔を見ると、頭を小刻みに振る行動を見せてくれます。 |
マッコードナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina mccordi |
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甲羅も硬くなり始めた安心サイズ! ナガクビの中で一番かわいいのはやっぱり本種です、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 野生個体の保護に厳しい地域に棲息し、 なおかつ個体数の急激な減少からCITESUに付属しているという壮絶なプロフィールからは全く想像もつかない程、 今の日本ではこのカメをしばしば見かけることができます。 それこそワイルドの流通がパッタリ止まった少し昔では、 ヨーロッパからの繁殖個体以外に頼る術はなくまた近頃ではそのルートで入ってくることも随分少なくなりましたが、 現在では優秀な諸ブリーダーの下で国内CB化が進められ毎年ベビーを見られる機会が少しずつ増えてきています。 丸顔のにこやかな表情で首をカクカク震わせながら愛嬌を振りまくその姿に、 決してナガクビファンで無くとも惹かれてしまうのがマッコードの魅力。 そこでハッチリングから飼い始めても良いのですが、 いくら馴染み始めたとは言えやはり小型ナガクビのベビーの飼育は簡単ですとは言い切れませんので、 初めての方はこの位のサイズからのスタートがお勧めです。 小さく多甲板が見られますが、 幸い将来的に甲羅が真っ黒ツルツルになる本種は 最も甲ズレが目立ちにくいカメと言っても過言ではありませんので気にならないと思います。 一度成長の軌道に乗った個体はその後もスムーズですので今後が一層楽しみです。 |
マッコードナガクビガメ (EUCB・S) Chelodina mccordi |
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相変わらずの可愛らしさと艶めかしさを兼ね備えたナガクビ界きってのファニーフェイス! ヨーロッパの拘りブリーダーより授かった当然のことながらCITESの審査もパスした正規輸入個体、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメと言う珍奇な存在を世の中に広めた功労者として考えられるのは、 やはりその知名度と流通量の多さからジーベンがぶっちぎりのトップではないかと思われますが、 外見上の魅力や飼育のし易さなどを総合的に判断するとこのマッコードもかなり上位に食い込んで来るはずです。 両者はそもそも属が異なるため一緒くたにするのはおかしいかもしれませんが、 結局ファンの間でそれらを明確に区別するような傾向は見られませんし、 同じナガクビとして分け隔て無く愛を注ぐことがむしろ一般的ですから、 どちらかと言えば楽しみが二倍に増えたと考える方が自然なのでしょう。 ナガクビガメと名乗るからには極力首は長くあって欲しいですし、 そもそものコンセプトが少なくとも私たち日本人にとってはぶっ飛んでいるため、 全体的な容姿にはある程度のシンプルさを求める声が多く、 とは言え曲頸類特有の愛嬌に満ちた顔立ちも捨て難いとなれば、 本種が持つ絶妙なちょうど良さはなかなか他の種類では真似できないところがあります。 鼻先はしっかりと尖りながらも後頭部は丸みを帯び、 首のつくりは太過ぎず細過ぎずそれでいて短過ぎずすらっと長く伸び、 余計な装飾を持たない甲羅は視線を顔や首の方へ向ける効果もあって、 全てが計算し尽くされたかのような隙の無いデザインを生み出しているのです。 今回やって来たのはナガクビばかりを殖やし続ける欧州の愛好家より直輸入した、 順調に大きくなりいよいよその遊泳性を発揮し始めたベビー特有の恐さもまるで感じない安心サイズ。 皮膚のぬるっとした両生類っぽいテクスチャはマッコードが一番セクシーに映る部分で、 幼体時こそあまり深い水深を好まないものの少し育ってしまえば事態は一変、 水上からの明かりを受けキラキラと肌を光らせながら滑らかに泳ぎ回る光景は、 ナガクビガメを飼っていて良かったと心の底から感じられる瞬間だと思います。 一時は国産CBもチラホラ出回りましたがハッチリングの管理が難しいためか未だ定着せず、 こうして海外からの供給が受けられるのは本当に有難いです。 攻撃性の低さから混泳、群泳にもアグレッシブに挑戦できるところもまた面白味のひとつ、 人工飼料にも餌付き始め準備万端でお渡しします。 |
マッコードナガクビガメ (国内CB M) Chelodina mccordi |
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お客様委託のマッコードナガクビ06年国内CBが入荷しました。しっかり飼い込まれていて、 人工飼料、メダカ、コオロギなど、何でも好んで口にします。脱皮も上手にする個体で、 甲羅はツルツルです。マッコードらしく人慣れしており、水槽を覗くと寄ってきます。 右前足の中指の爪が曲がっていますが、そんなに気になりません。 |
マッコードナガクビガメ (M) Chelodina mccordi |
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カッチリした甲羅と人工飼料にまで餌付いたダブルの安心感が嬉しいEUCB飼い込み個体! 一時に比べて国内繁殖が減少してしまった今じわじわと需要が高まりつつある、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 インドネシアの最南端、 向こう岸のオーストラリアとはティモール海を挟んで直ぐ北側に位置する、 ティモール島に隣接したリゾートアイランド、ロティ島。 総面積1,200平方キロメートルは日本に置き換えれば沖縄本島とほぼ等しい、 そんな言うまでも無く小さな島にポツリと局所分布するナガクビガメが、このマッコードです。 ナガクビと名の付く二属では唯一のCITES該当種であり、 世界各国からの需要増に伴う強烈な採集圧が恐ろしい速度で棲息数を減少させたためで、 それなりにCB化が進み何となくコンスタントな流通が見られるようなイメージがあるのと、 柔和で愛嬌のある表情が全く以って緊迫したムードを主張していないお陰で、 本来漂って然るべき悲壮感が見事に隠し通されているのです。 ごくごく一般的に出回るペットであればいざ知らず、 こうしたマニアックな生物を扱う者としては野生での生々しい実情を把握しながらも、 あくまでも趣味として彼らと有意義な付き合い方が実践できれば良いのではないかと考え、 稀少価値と言う心地良い緊張材料を胸に一匹のカメを育てて頂ければと思います。 今回やって来たのはかつて絶対数は少ないながらも流通の大半を占めていたヨーロッパ産のベビーが、 国内で暫く育てられ手の平サイズにまで到達したこんな個体。 そもそも新規のワイルドが手に入らなくなった時点で厳しい状況を迎えそうなものですが、 ナガクビガメが大流行していた数年前までは欧州産や国産の幼体がしばしばリリースされ、 一時はその安定供給ぶりから気の緩みが生じたこともありました。 今や日本中探し回らなければなかなか手に入らないカメへと逆戻りしてしまいましたが、 定番のジーベンに比べてボリュームが抑えられると共に、 ヘッドボビングなる本種特有のコミュニケーション能力が高く評価され、 人の顔を見るなりにこやかな表情を浮かべながら近寄って来るその姿に、 他には代え難い魅力が味わえることでしょう。 意固地に偏食するケースも多い中、 きっちりペレットに餌付いた状態でお渡しできるこの個体は色々な意味で価値のあるマッコードです。 |
マッコードナガクビガメ (M) Chelodina mccordi |
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小型のケロディナの仲間では人気No.1です。 昔はなかなか手に入らない希少種でしたが近頃は繁殖も進み価格もこなれてきました、 お客様飼い込みのマッコードナガクビガメの入荷です。 ナガクビガメはまんまクビナガリュウを連想させる そのスタイルが昔からカメマニアを魅了し、 本種はその中でも丸っこく愛嬌のある顔付きが人気の秘訣です。 最近では流通量も増えてきていますが、実はインドネシアのロティ島という小さな島に固有分布し、 現地では乱獲の為に生息数が激減しナガクビで唯一CITESのU類に入っています。この個体はお約束の甲板ズレも無く、 また脱皮も非常にうまく抜群にツルツルな仕上がりをみせています。 気になる餌食いはMazuriミズガメフードを投げ入れた途端に長い首を振り回し襲いかかる程で、 勿論活魚等も嬉しそうに丸呑みしています。格好良くもあり可愛らしくもありかつ大きくなり過ぎず、 このエキゾチックな容姿のカメを楽しんでみては如何でしょう。 尾のアップ写真もご参考下さい。 |
マッコードナガクビガメ (M) Chelodina mccordi |
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駄目とは言いませんがいくらなんでもこれはやり過ぎでしょう。 黒光り全開の素晴らしい飼い込み個体、 マッコードナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメと言えばオーストラリアとニューギニア、つまりオセアニアの専売特許と思われがちですが、 ここにいるマッコードはインドネシア、つまりれっきとしたアジア出身のナガクビガメです。 我々の住む日本から意外と近くに棲息していることで親近感を覚える、 のかどうかは分かりませんがポピュラーな種には違いなく、 数年前のケロディナブームが落ち着いた今も根強い人気を誇っています。 その理由はやはりその顔付きと性格で、 丸っこく可愛らしい表情とそれにぴったりの人懐こい性質に飼育欲を掻き立てられてしまうのも無理はありません。 今回やってきたのは5cmぐらいの安心サイズから育てられた一匹で、 飼育年数を伺った所およそ1年ですというから驚き。 具体的にはまず甲羅の脱皮が完全に上手くいっていること、 それに伴いフォルムの美しさが見てとれること、 更には成長が早いにもかかわらず頭部の大きさがしっかり追い付いているなど賞賛すべき点が盛り沢山。 もちろん多甲板などは一切なく、 更に人工飼料にも普通に餌付いていますから文句を付けるところが見つかりません。 一時期、国内CBがわっと出た時にはこれから入手しやすくなるのではという思いが過ぎりましたが、 そんな甘い話にはならずまた元通りになったように思います。当店でも久々の入荷、お探しの方は是非。 |
マッコードナガクビガメ (♂) Chelodina mccordi |
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国内の愛好家の飼い込み個体です、オスのマッコードが入荷しました。背甲も凹つく事無く成長し、 腹甲に潰瘍も無く非常に綺麗です。人慣れしやすいマッコードですが、 撮影時にもこちらの様子をうかがってきます。1匹飼いでもその愛嬌をたっぷり楽しめますし、 メスをお持ちの方は繁殖に挑戦されても良いと思います。人工飼料OK。 |
マッコードナガクビガメ (♂) Chelodina mccordi |
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順風満帆なこれまでの暮らしが見て取れるもはや何の説明も要らぬほど艶々に育てられた極上品! 昨今では繁殖された幼体すらもあまり見かけられなくなった小型ナガクビ最人気種、 マッコードナガクビガメ・オスが入荷しました。 かつて曲頸類が全盛を極めた時代、首を素直に引っ込めていてはマニアックに非ず、 首を横に曲げてこそ愛好家の嗜むべき水棲ガメであり、それがロングネックであれば尚のこと良し、 そんな迷信のような話が現実に信じ込まれていた過去が確かに存在しました。 今となってはそこまで極端な思考を持つことも無かったのではと冷静になってしまいますが、 当時は新種や稀少種ともなると殊更持ち上げられるような風潮にありましたので、 ミズガメ全体でも特に話題性に恵まれていた曲頸たちは事あるごとに刺激を与えてくれたものです。 ところが最近では首を横に曲げる行為自体の新鮮さが失われ、 また多少首が長く伸びていたとしてもビクともしない、 私たちに妙な耐性ができてしまったこともありただ曲頸と言うだけでは別段騒がれなくなりました。 いわゆるナガクビブームも今日では既に終焉を迎えたと認めざるを得ませんが、 反対にブームで無くなったからこそ流通量に陰りが見え始め、 新たに興味を抱く人々にとっては厳しい状況に直面しているのかもしれません。 今回は何となく姿を見かけないと思い始めて早数年、 ハッチサイズのベビーですら如実に数を減らしていると言うこの最中に、 待望の性別確定サイズが飼い込み個体としてやって来ました。 日本中がナガクビに沸いたあの頃はヨーロッパブリードが、 その数年後からは国内で繁殖されたCBが定期的に出回っていた時期もありましたが、 あれよあれよと言う間に存在感が薄れ始めたかと思えば、 市場においてはかなりの度合いでご無沙汰な雰囲気になりつつあります。 元来頑丈な体質のため育てるのが難しい訳ではありませんが、 まるで野生個体を思わせるシルエットに育て上げるコツは決して単純なものでは無く、 しかしながらこの個体については甲羅の脱皮状況などから垣間見るに、 全てにおいて無問題であったことが容易に想像できるでしょう。 人工飼料への餌付き易さやヘッドボビングの可愛らしさは相変わらず、 単独で愛でるのもタンクメイトに選ぶのも繁殖を目指すのも自由自在の素晴らしい一匹です。 |
マッコードナガクビガメ (EUCB・♂) Chelodina mccordi |
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CITES会議が間近に迫り焦燥感も高まる中滑り込みで何とか招聘した貴重な種親候補! 今なら店内のメスと組み合わせて別血統のペアがつくれます、 マッコードナガクビガメ・オスが入荷しました。 1976年以来おおよそ二、三年に一度開催されてきたCITES締約国会議、 ホビイストたちは毎度のことのように神経を削らなければならないのかと言えばそうでもありませんが、 時代の流れから環境破壊とそれに伴う保全の動きも高まり、 私たちの立場も日に日に悪くなっているのかもしれません。 第16回目を迎える次の会議は3月3日から14日までと十日以上のスケジュールで行われ、 いま世間の注目はタイはバンコクで審議される結果に集まっていますが、 今回ほど緊張の走る場面がこれまでにあったのかと思うほど、 特にカメマニアにとっては複数の種類がT類に昇格するかもしれない不安が由々しき問題となっています。 ピックアップされてしまったのは全てアジアのカメ、 その中でもとりわけ話題に上がるのはモエギハコガメやオオアタマガメといったいかにもアジアンな仲間ばかりですが、 ナガクビガメ唯一のCITES該当種と言われてきたこのマッコードも実は候補に挙がっているのです。 前者との違いは安定して繁殖がなされているか否か、 確かにここ最近では毎年のようにベビーと顔を合わせることができるようになってきましたが、 CITESTともなれば価格の高騰は避けられませんし、 他にも今までと同じようにいかない部分がいくつも出てくると思います。 そこでふとマッコードのいないナガクビ界を想像してみると、 ジーベンやパーケリーなどの大型種は趣向がやや異なるため省かれてしまい、 ニューギニアやライマンではキャラクターの微妙な違いから代役を果たすことも難しく、 残るロンギコリスに全ての荷が回ってしまうのはあまりにも重過ぎるような気がします。 思えば本種がニューギニアと混同されていた頃も懐かしいですが、 きちんと認知されるようになって以降の普及率と言えば劇的なものがあり、 価格や供給のバランスが良くなったことも功を奏したのでしょう、 単なる高級種に留まらないナガクビ好きにとってなくてはならない存在へと成長していったのです。 分布域の極端な狭さがネックになり万が一T類に昇格しても誰一人として文句は言えませんので、 ここは意を決してご自宅に泳がせているメスのために花婿を迎えてあげるか、 それとも現在こちらでストックしている産卵経験有りのメスと共にいきなりブリード体制を整えてしまうか、 いずれにしても非常に前向きで有意義な選択ではないでしょうか。 多甲板や爪飛びなどもない完品ですから、 単独飼育で愛でる一匹としてもご検討下さい。 |
マッコードナガクビガメ (♀) Chelodina mccordi |
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非常にレベルの高いその出来栄えに何処から眺めても感心する繁殖間近のグッドサイズ! バレンタインデーには甘いチョコレート色の女の子を私から皆さんへ、 マッコードナガクビガメ・メスが入荷しました。 一昔前には一世を風靡したナガクビガメの仲間も、 今日ではそうしたブームに一旦終わりを告げようとしているのか、 再び元通りのキャラクターに回帰し依然として水棲ガメの熱烈な愛好家より熱い支持を受けています。 そこにはある種の究極に近いものがあるのでしょうか、 ミズガメ好きが愛する遊泳力の高さは水を深くすればするほどその実力を如何なく発揮し、 更には幼年期に憧れ今もなお抱き続ける恐竜や怪獣への思いを具現化したような、 とても同じカメという一言には括ることのできない奇抜な造形は大変素晴らしいと思います。 最もポピュラーな種類は何かと問われればその答えはジーベンで満場一致なのでしょうが、 対する小型グループの代表選手としてはまず第一にこのマッコードの名が挙げられ、 決して容易に入手できる訳ではないながら初めてのナガクビに選ばれることもしばしば。 スタンダードでありそして美しい全体のバランスに、 丸顔が愛らしく厭らしさを感じさせない風貌が人気の底上げに一役も二役も買っているようです。 今回やって来たのはようやく性別が確定した、 ツルンと滑り落ちそうなほど綺麗に成長した極上の甲羅が印象的な飼い込み個体。 多甲板が無く体格のしっかりしたベビーを選んで育てたそうですが、 縁が反り返ったり妙に分厚くなったりしたような箇所は見られず、 個体の素質だけではない前飼育者の腕と愛情が一体のカメに形づくられています。 性格もどちらかと言えば明るめな様子で、水槽にいる状態では人の指を追いかけてはしゃぎ回り、 撮影時には手に取って持ち上げても頭を引っ込めるどころか間もなく暴れ回り、 一瞬の隙を突いて躍動感のある写真が出来上がりました。 単一の餌に頼り過ぎることなく活きた魚や甲殻類などもバランス良く与えられていましたが、 当店に到着後間もなく良い雰囲気だったためMazuriミズガメフードを落としてみると即行でパクリ。 結局は何でも選り好みなく食べてくれる優等生だったようで、 食べかすをあまり出さない器用さも好印象でした。 ベビーから入手して二、三年も経つといよいよ雌雄が判別できる時期を迎えますが、 そうして片方が寂しく泳いでいるのを見るともう片方を見つけてあげたくなってしまうのが飼い主の性で、 あるいは先にメスを仕上げて後からオスを充てがうと言うプランも悪くはないでしょう。 あえて表題には明記しませんでしたがヒガシ亜種の特徴が表れています。 種親的要素を加味すればどうしてもメスの方が数を囲う必要から需要が高まりますので、 ロンリーなオスをお持ちの方はお早めに。 |
マッコードナガクビガメ (♀) Chelodina mccordi |
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ちょっと小さいぐらいがちょうどいい! 国内CBをとってやろうと意気込んでいる方にはまさにうってつけのネクストジェネレーション、 マッコードナガクビガメ・メスが入荷しました。 曲頚類の花形とも言うべきナガクビガメのグループは、 オセアニアを中心に分布しそのエリアを代表する水棲ガメのひとつ。 しかしこのマッコードだけはインドネシアはロティ島の固有種、 すなわちれっきとしたアジアのカメに仲間入りしており、ドイツで出版された世界のカメ図鑑テラログでもVol.4、 つまりアジア編にナガクビとしては唯一本種だけが堂々と紹介されています。 他のChelodina、Macrochelodinaが縁遠くかけ離れた異世界の住人というような雰囲気を醸しているのに対し、 マッコードはエキゾチックさを出しながらも丸顔で愛嬌のある風貌がどこか馴染みやすく、 我々がそう感じてしまうのも同じアジアに暮らすもの同士なにか親近感のようなものを抱いてしまうのかもしれません。 実際にナガクビの中ではずば抜けた人気を誇っており、 国内繁殖の例が増えているのも愛された結果が形となって表れているということなのでしょう。 今回ご紹介するのはブリーディングを志す愛好家より放出されたまだ若々しい一匹のメス。 甲長だけ見ればまだ小さいのでは、すぐ繁殖に使えないのではと思われるかもしれませんが実はここがミソで、 既に2回ほど産卵経験を済ませているこの個体はまさに今が種の蒔き時と言いますか、 旬を迎えるのはこれからなので息の長い種親として健闘してくれるということが最も重要なポイント。 オスをお持ちの方はとりあえず環境に慣らすことも含めて育てるも良し、 早速行き場のなかったオスの精力をぶつけてみるも良し、やりたい放題です。 また元飼育者が人工飼料に餌付けることに強く拘っていたため、 入荷後には早速Mazuriミズガメフードと咲ひかりどちらにも難なく食らいついてくれました。 この辺りのカメについてはほぼ気にならないと思いますが、 多甲板がありますので念のため。 時期的に、今が盛りのオスがいれば今シーズンの繁殖成功も夢ではありません。 |
マッコードナガクビガメ (♀) Chelodina mccordi |
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先日初産を済ませ何だか待ち切れない様子で日々を送る妙齢の美女! その若さ故にこの先も長く最前線で闘ってくれるであろう有力な種親候補、 マッコードナガクビガメ・メスが入荷しました。 このカメについて考える前に、 まずはインドネシアに浮かんでいるらしいロティ島について思いを馳せてみることにしましょう。 東南アジアには数え切れないほど大小の島々が連なり点在し、 地図上で探訪してみると名も無き小島が見つかることも決して珍しくはありません。 オーストラリアとはティモール海を挟んで位置するティモール島はインドネシアと東ティモールの二国が東西で領土を分かち、 一般常識として世間的に知られているであろう比較的大きな島ですが、 そのちょうど南西に海を隔てて隣接しているのが本日の主役であるロティ島です。 総面積はおよそ1,200平方キロメートル、 この数字だけを聞いて頭の中に大まかな光景が思い浮かぶ人はなかなかいないでしょうが、 沖縄本島とほぼ全く同じと言われればどうでしょうか。 この仲間について造詣が深い方にとっては耳の痛くなる話かもしれませんが、 広義のChelodinaで唯一のCITES該当種であり、 今更ですが本種はここにお話した沖縄ほどの大きさしかない本当に小さな島の固有種なのです。 黒くてこじんまりとしたスマートな外観、 ヘッドボビングなどに見られる底が知れないほどの人懐っこさ、 そしてナガクビガメであるというある種のステータスも手伝って当然の如く人気種としてのスターダムを駆け上がることになるのですが、 世界中がこれほどか弱い存在に対して本気で目を光らせればどういうことになるか、 その結末は考えるまでもなく即座に理解できることだと思います。 今回のCITES審議でマッコードナガクビガメの名前が挙がっていることについては、 驚き半分納得半分という印象で諦めかけてしまいそうになりますが、 確実に国内繁殖の成功例が根付き始めているこの貴重な現状を大切に守り続けるべきだと考えています。 この個体はベビーサイズから飼い込まれ人工飼料にも問題なく餌付いた若いメスですが、 前飼育者の下にはオスがいなかったため無性卵を産むだけに終わっていたため、 なんとかこの機会に次世代を残すことのできる可能性だけでも掴み取れれば幸いです。 |
マッコードナガクビガメ (♀) Chelodina mccordi |
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委託主様のご意向により価格を下げて再アップ! ツルンと綺麗に育ったナイスサイズ、 お客様委託のマッコードナガクビ・メスの入荷です。 お客様の下でベビー時より大切に飼い込まれたそうで、活魚中心の食生活の賜物か、甲羅は中華鍋状の美しい形になっています。 昔はマッコードとニューギニアとで区別されていた事もあり、姿形に色々と変化がありますが、 この個体は心なしか頭部に厚みがありゴツい印象です。 餌は川魚やエビなどは勿論大好きですが、以前より人工飼料にも普通に餌付いている優秀個体。 もうそろそろ無精卵も産み始める頃ではないでしょうか。小型のナガクビガメの仲間は国内繁殖の例もチラホラ聞かれています。 こちらを見つめながらヘッドボビングをする様子がとても愛らしい人気のナガクビです。 今回委託の為お値打ちですのでこの機会をお見逃しなく! |
マッコードナガクビガメ (♀) Chelodina mccordi |
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ひさびさの入荷!マッコードナガクビガメのアダルトメス個体です。この首の細さ、 頭の小ささ、甲の質感、マッコードです。極上の個体です。すでに卵も産んでいるこの即戦力個体、 オスをお持ちの方は絶対お買い得でしょう。 |
マッコードナガクビガメ (Pr) Chelodina mccordi |
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マッコードナガクビガメのアダルトペアです。当然メスは卵を産んじゃってますし、 餌食いもいいです。写真ではわかりにくいかもしれませんが実際見ると非常に綺麗な体色をしています。 最近大きい個体は非常に少ないのでこの機会に手に入れてください。 |
ヒガシ マッコードナガクビガメ (M) Chelodina m. roteensis |
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小型のケロディナの仲間では人気No.1です。 昔はなかなか手に入らない希少種でしたが近頃は繁殖も進み価格もこなれてきました、 お客様飼い込みのマッコードナガクビガメの入荷です。 ナガクビガメはまんまクビナガリュウを連想させる そのスタイルが昔からカメマニアを魅了し、 本種はその中でも丸っこく愛嬌のある顔付きが人気の秘訣です。 最近では流通量も増えてきていますが、実はインドネシアのロティ島という小さな島に固有分布し、 現地では乱獲の為に生息数が激減しナガクビで唯一CITESのU類に入っています。この個体はお約束の甲板ズレも無く、 また脱皮も非常にうまく抜群にツルツルな仕上がりをみせています。 気になる餌食いはMazuriミズガメフードを投げ入れた途端に長い首を振り回し襲いかかる程で、 勿論活魚等も嬉しそうに丸呑みしています。格好良くもあり可愛らしくもありかつ大きくなり過ぎず、 このエキゾチックな容姿のカメを楽しんでみては如何でしょう。 尾のアップ写真もご参考下さい。 |
ヒガシ マッコードナガクビガメ (ロティ島・Enduy湖産) Chelodina m. roteensis |
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きちんとした産地付きで入荷するのは国内初ではないでしょうか。新しく記載されたマッコードナガクビの新亜種、 ヒガシマッコード・オスの入荷です。 ロティ島のみに棲息する本種は東西でタイプの違う個体群がいると言われており、島の北東に位置するEnduy湖の個体群が亜種として記載されました。 胸甲板と腹甲板のシームが第5縁甲板に接し、腹甲後部の開口部が第6縁甲板内縁にかかる事が知られており、 その特徴は見事に表れています。 個体数はやはり基亜種の方が多く本亜種を見かける事は極めて稀で、残念ながら亜種分けされる前に ブリーディングされた個体では亜種間交雑してしまっているケースも少なくない様です。 今回の個体は数年前にEnduy湖産としてドイツに輸入されブリーダーが大切に飼育していたものです。亜種に拘る方には特にオススメの1匹です! |
ヒガシ マッコードナガクビガメ (Pr) Chelodina m. roteensis |
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2年前に新しく亜種として記載されたヒガシマッコードがなんとメスも入荷しペアで揃いました! ヒガシマッコードナガクビ・ペアの入荷です。 ロティ島のみに棲息する本種は東西でタイプの違う個体群がいると言われており、 島の北東に位置するEnduy湖の個体群が亜種として記載されました。 胸甲板と腹甲板のシームが第5縁甲板に接し、 腹甲後部の開口部が第6縁甲板内縁にかかる事が知られており、 その特徴はオス・メス共に見事に表れています。 残念ながら亜種分けされる前にブリーディングされた個体では亜種間交雑してしまっているケースも少なくない様で、 こうして希少な同一亜種がペアで揃う事は殆ど無いでしょう。メス個体は昔からEUで同タイプの親を用いて繁殖していたのが功を奏し、 見事にヒガシの特徴が出ています。繁殖にはもう少し時間が要りそうですが、今後も手に入る機会には恵まれないと思いますので、 気長に環境に馴染ませていずれは繁殖にチャレンジして下さい。国内繁殖の例も毎年聞かれています。 マッコードの分類に拘るマニアは是非! |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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この種類のカメもだいぶこなれた価格になってきました、お客様CBのニューギニアナガクビが入荷です。 それにしてもこの赤さ、圧巻です。もしかしたら将来的にも赤みが残る個体がいるかもしれません。 ヨークサックは残らず収容され、アカムシをバクバク食べています。頻繁に餌をやって 早めに大きくした方が、後々育てやすいです。今回のハッチリングは全て多甲板でした。 |
ニューギニアナガクビガメ
Chelodina novaeguineae |
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これまでイプナビやスルシフェラと言われていたが、エクストラ・クリーパー誌において、 ニューギニアナガクビガメとキチンと同定されたある意味珍しい種です。 ケロディナの中でも小型の種類で、鼻先が白くなる美しく飼いやすいナガクビガメです。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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オレンジの斑が目立つド綺麗な腹甲が眩しいです。なんとお客様が増やした国内CBのニューギニアです。 世界的に見ても本種のCBは非常に珍しく、写真付きで紹介されるのも極めて稀です。 ヨークサックが吸収され、冷凍アカムシを大量に消費しています。早い内にメダカなどの小魚に 切り替えると良い結果が得られるようです。今回のハッチリングは全て多甲板でした。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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いつ見ても新鮮な幼体斑が眩しい! すくすくと成長している今年の新仔です、ニューギニアナガクビガメが入荷しました。 日本におけるナガクビガメの歴史を語る上では外せないキータートルとも言える本種。 半端に古い資料に目を取られてしまうとこのカメの本当の姿を拝むことはできません。 お墨付きの情報源と言えばオーストラリア爬虫類の権威、 John Cannによる『Australian Freshwater TURTLES』。 この大著を開けば目に飛び込むのは現地の風景そのままの生き生きとし鮮やかな写真の数々、 その中で写し出されたChelodina novaeguineaeがその答えです。 やや大きめの頭部に鼻先は白く色抜けし、瞳の周りは青黒くどこか化粧っ気がありナガクビ屈指の美人顔。 ざっくりグループ分けをするならば棲息地も近いライマンナガクビによく似ています。 実は少し前の図鑑や動物園などで紹介されている”ニューギニアナガクビガメ”はその殆どが別種マッコード。 こればかりは誰のせいでもない世界規模の大事件であったわけですが、 前述の通りきちんと掲載されている図鑑があるにもかかわらずどこでどう入れ違ったのか、 この謎は迷宮入りかもしれません。 そして今回やってきたのは畏れ多くも恒例と呼べるようになってきた国内CBベビー。 現地から野生個体の輸入などあるはずもないこの状況で、 毎年コンスタントに繁殖されているブリーダーの功績は計り知れません。 極小のハッチリングからアカムシを卒業して乾燥エビに餌付いた段階での放出で、 一見小さいようですが甲羅のハリを見れば一切の心配も吹き飛びます。 甲ズレありますが程度の軽いこの一匹、有難く育て上げましょう。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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ハッチしたお客様にお願いし、安心サイズ、ノーバンの入荷です。以前はシロハナヒメナガクビガメと呼ばれていました。Chelodinaの 仔ガメは成長が遅く、ここまで育つのに半年以上かかるそうです。冷凍アカムシから初め、やっとクロメダカのSサイズや、タートル プディングを食べるようになり、苦労が偲ばれる個体です。まだ口元から腹甲まで、赤色が残り成体に向けての色の変化も楽しめます。 シュリンプFに餌付かせれば、Mazuriミズガメフードに移行するのも難しくはないでしょう。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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鮮烈な赤です!今年もハッチに成功しました。お客様繁殖個体のニューギニアナガクビ・ベビーの入荷です。世界的に見ても本種の繁殖個 体は珍しく、本当に貴重なCBです。幼体時には腹甲と首に 鮮烈なド派手の赤色斑が発色し、非常に美しいです。成長はそれ程早くない 種ですが、今回ハッチサイズから少し育ててもらったので飼育はし易いと思います。現在アカムシをメインにメダカ等の小魚を与えていま す。まずは5cm位までメダカで大きくし、それから人工飼料に移行すると楽でしょう。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CBベビー) Chelodina novaeguineae |
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お馴染みの国産CBですが繁殖個体が手に入るのは今や日本ぐらいのものでしょう。 お客様繁殖のニューギニアナガクビ・ベビーが入荷しました。 かつて本種がスルシフェラ、シロハナヒメナガクビと呼ばれていた頃にはヨーロッパからEUCBとして少数が輸入されており、 その頃からかなり珍重されていたのを記憶しています。 時は移りナガクビガメの分類が再整理され晴れてニューギニアとなった後、 国内繁殖も少ないながら安定して出回る様になりましたが、気がつけば海外から入ってくる事は殆ど無くなりました。 昔見かけたワイルドも現地にはいるらしいですがいかんせん規制が厳しいようです。 ノーバンはナガクビガメのベビーの中では恐らく最も鮮やかな配色が衝撃的で、 特に小さな頃はルビーの様な輝きを放つのが印象深く、 これが次第に白く色抜けし見覚えのある姿に変化します。 甲長だけ見るとかなり小さいですがハッチリングはもっと小さいのでこれでも少し大きくなっています。 餌はアカムシから卒業してタートルプディングを食べ始めていますので、 次第に乾燥エビや小魚とバリエーションも増えていくことでしょう。 甲ズレありますがフォルムは悪くありません。 他のナガクビのように丸目ではなくやや彫りの深い顔立ちが魅力的、ガンガン餌を与えて大きくして下さい。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina novaeguineae |
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日本が誇る貴重な貴重な小型ナガクビ国産CB! ニューギニア島に棲息することからその名が付きました、ニューギニアナガクビガメの入荷です。 本種を語る上であの昔話は外せません。 少し前までの図鑑をめくればニューギニアとして出てくる個体はほぼ全てが別種マッコードであり、 日本でのミズガメ飼育の歴史から見ればほんの最近まで本種は正しく認知されていませんでした。 ペットトレード上ではどちらがどちらだと一部で激しい論争が起きていましたが、 古書であり名著であるJohn Cann氏のAFTなどでは正しく写真付きで紹介されている為、 一体どこでどう取り違えられたかの謎は迷宮入り。 その最中に現れたスルシフェラ、シロハナ、ipunabi、 混沌とした当時の状況を象徴するように様々な名前で呼ばれたとあるカメが、 何を隠そう本日ご紹介するニューギニアです。 このベビーの親個体は当時novaeguineaeとは判明していなかったものの同形質同産地のペアとして輸入された2匹で、 世界的に見て飼育例も少なければ繁殖例も殆ど耳に入ってくることはありません。 たとえアメリカのBreeders' ExpoやドイツのHamm showに赴いたとしても、 このカメのCBを見つけることは非常に難しいでしょう。 ベビーの頃の体色は非常に鮮明で印象的ですが、 甲羅の随所に赤く灯る斑紋は成長に連れて白く色抜けし上品な姿へと変貌します。 まだ小さいサイズに見えますがハッチリングはもっと小さいので少し育った大きさです。 手塩にかけて大きく仕上げた暁には、 海外のミズガメマニアたちが羨ましがるよう堂々と見せびらかして自慢しましょう。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina novaeguineae |
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新たな輸入も殆ど期待できず存在自体忘れられかけていたところへ突如飛び込んだハッピーニュース! 成長速度の遅い本種にしては随分育ったサイズ感と多甲板のない綺麗な甲羅がダブルで嬉しい一級品、 ニューギニアナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメの王道といえば満場一致でジーベンロック、 そこに大きな異論は生まれ難いと思いますが小型種に絞るとなれば、 恐らくマッコードやロンギコリスがそこに名を連ねてくることでしょう。 そう、この結果から分かる通り数多くの種類が知られているケロディナの世界においては、 実際にペットとして入手可能なキャラクターという条件が極めて重要視され、 あまりにも稀少過ぎたり或いはマイナーであったりすると途端に縁遠いものとなってしまうため、 悲しいかなそれはいないものと同等の扱いになることが間々あります。 このニューギニアなどは本当に可哀想な種類のひとつで、 日本中でナガクビガメがフィーバーしていた時代には分類が混沌としていた影響をもろに受け、 名前が異なっていたりと正しく扱われていなかったために良い流れに乗ることができず、 ようやくこれが本当のニューギニアだと判明した頃にはブームがある程度落ち着いてしまい、 実は十年程前にはコンスタントに国内繁殖が成されていたのですが時既に遅し、 少なくとも資源として見た場合には国内に現存する個体数は決して多いとは言えず、 冒頭でも触れた通り新規の輸入に何ら期待が持てないため否応なしにマイナー種へと追いやられてしまったのでした。 タイプとしては巨頭化することで有名なライマンに近い生態を持ち、 首の長さだけで見ると決して優等生とは言えないものの全体にずんぐりとした小型な体付きが逆に特徴的で、 成熟するに連れて目元の色合いが変化し上品な顔立ちに仕上がるところも魅力のひとつ。 コレクターズアイテムとしての機能も十分で、 ナガクビガメの仲間をズラリと並べるのには絶対に欠かせない重要な一種です。 今回やって来たのはごくごく久しぶりにお目にかかることができた国産のニューギニアナガクビより、 昔を知る方であれば尚更その有難味が身に沁みるかなりがっしりと育った最高の掘り出し物。 実はこの個体、ブリーダーが最後の一匹として手元に残していたいわゆるマイコレクションに当たるもので、 私の強い思い入れからかなり無理を言って分けて頂いた本来出るべきではなかった代物ですから、 何故か多甲板の頻出する本種にしては奇跡とも言うべきこの美しい背中をご覧頂ければ分かるように、 迷ったら手を出さなければ後悔すること必至のオンリーワン。 意外と明るい性格で早速水の中をパタパタと泳ぎ回っていますので、何はともあれ強烈にお勧めです。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina novaeguineae |
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今や主要な供給元が世界中見渡しても殆ど見当たらない激レアに逆戻りした懐かしの小型美麗種! 幼体斑の名残で赤らんだ頬や鼻先が成長に連れて色抜けしていくのが楽しみです、 ニューギニアナガクビガメが入荷しました。 あの頃に起きた一連の騒動を知る人も今となっては少なくなってしまったのかもしれませんが、 情報化社会と言われる現代においてこれほどまでに人間の都合で振り回されてしまったカメも珍しいでしょう。 古くはJohn Cann著の『Australian Freshwater Turtles』、 通称AFTについては確かにnovaeguineaeの学名が添えられて掲載されていたはずでしたが、 ホビーの世界ではその後マッコードが割り込んで来てしまったがために本物が弾き出される格好となり、 代わりに与えられたスルシフェラやイプナビという学名が一人歩きすると言う、 実に奇妙な出来事が起きていました。 間の悪いことにちょうどケロディナブームだなんて持て囃されていた時代でしたから、 当時のマニアは混乱の最中必至の思いでデータを掻き集め、何度も覚え直しを強いられた訳ですが、 マッコードの分類が落ち着くや否や何事も無かったかのように事態は収束し、 知らぬ間に元の立ち位置へと戻っていきました。 その頃は確かに野生個体もチラホラ見かけたような気がするのですが、 何しろインボイスから商品名から滅茶苦茶な状態でしたから有難味もいまいちで、 そうこうしている間に我々の前から気配すらも消してしまったのです。 今回は過去当店でよくご紹介させて頂いた国内CBたちと同血統の、 ブリーダー本人がひっそり抱えていた貴重な次期種親候補を無理言って捻出してもらいました。 現在では訳あって繁殖をストップしているため新たなベビーの誕生は見込めず、 当然のことながら海外からのオファーも無いためほぼ全く出回らない状況が続いていたのですが、 既に乾燥エビから人工飼料まで何でも食べるよう仕込み済みの逸品をご紹介します。 実は甲ズレばかりだった本種には大変珍しい多甲板の無いいわゆる完品ですから、 これまで手を出し辛かった方にとっても朗報と言えるでしょう。 飼育方法はマッコードやロンギコリスと同じ感覚でも構いませんが、 どちらかと言えばライマンに近縁なため砕いた貝類を与えると大喜びで爆食します。 次回いつ手に入るのかは完全に未定です、ケロディナコンプリートを目指すのであれば今の内に。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina novaeguineae |
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数年前から毎年コンスタントに繁殖させているブリーダーの方には脱帽です。お客様繁殖の国内CB、 ニューギニアナガクビの入荷です。いつもはハッチして少し経ったベビーを出してもらっていましたが、 今回は昨年のベビーを飼い込み甲羅がしっかり硬くなるまで育てて頂きました。 もう数年経ちますが昔はスルシフェラとかシロハナヒメなどと呼ばれており、 ニューギニアになった時は少し混乱しましたが今では大分浸透していると思います。 本種はロンギやマッコードなどとは違い、ライマン系の少し頭部が大きく目の周りも黒く縁取られた 上品な顔つきのナガクビです。小型のナガクビは人工飼料に餌付きやすいのですがノーバンはなかなかそうもいかず、 餌付いた個体とそうでない個体では成長に歴然とした差が見られます。実はこの個体、 最初は冷凍エビしか食べず苦労しましたが、1ヶ月間ペレット類を与え続けた所、 なんと現在ではMazuriミズガメフードと咲ひかりを美味しそうに食べるまでになりました! しかもよくある噛み砕き型ではなく、丁寧に1粒ずつ呑み込んで上手に食べれます。 よくある多甲板も綺麗なフォルムを保った状態であまり気になりません。 今までなかなかペレットに餌付かず苦労された方、この個体なら大丈夫です。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・S) Chelodina novaeguineae |
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ブルジョワジーな雰囲気漂う上品系ナガクビ! 心の底から安心できるサイズとコンディションです、国内CBのニューギニアナガクビガメが入荷しました。 いつまでもミズガメ界のスターであり続けるChelodinaグループ、 しかしそのイメージキャラクターには恐らく庶民的なジーベンや稀少種のエキスパンサ、オブロンガなどが挙げられると思います。 オーストラリアから離れ少し北側に目を向けてみるとこれまた人気種のマッコードがいますが、 それらに挟まれて本種やライマンなどの仲間が分布しています。 確かに、いまいちメジャーになりきれていない感も否めませんがそれもそのはず。 この白い鼻を持つナガクビがニューギニアとしてまともに認知され始めたのは極々最近の話で、 いざ飼おうと思ってもワイルド個体はいつのまにか姿を消し現在まで国内CBが細々と出回る程度です。 頭の大きなライマンは以前よりキャラ付けされていましたが、 実は本種も白く抜けた鼻先に目元は青いアイシャドウで飾り、 後頭部は桃色がかるなどかなりの美人顔。 そのせいか仕草も大人しいものが多い中、 この個体はケースを覗けば首を伸ばして駆け寄り、 乾燥エビでも与えようものならわき目も振らずガツガツと食らう貪欲さでせっかくの高貴なオーラが台無し。 ですがこと本種に関してはおてんばな位が丁度良いでしょう、その証に成長は早く甲羅もしっかりしています。 お約束の多甲板ありますが贅沢は言っていられません、指折りの状態の良さで強烈にお勧めです。 |
ニューギニアナガクビガメ (国内CB・♂) Chelodina novaeguineae |
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成長の極めて遅いことに定評のあるこのカメとっては大変珍しい性別確定アダルトサイズ! ブリーダーでさえ手を焼くこともあるだけにこれは間違いなく貴重な出物と言えるでしょう、 ニューギニアナガクビガメ・オスが入荷しました。 日本の全人口中塵ほどの割合しか生存していないであろうカメマニアは別として、 世間一般にはクビナガガメと言い間違えられてしまうこともあるナガクビガメの仲間は、 やはりその奇抜かつ非常識なスタイリングからそれなりに知名度があるのではないかと思います。 我々にとってナガクビを代表する種類と言えば皆が口を揃えてジーベンの名を挙げる所ですが、 このニューギニアナガクビも動物園や水族館などでしばしば見かけられるため、 意外にも名前だけであればよく知られた存在のひとつに数えられるのではないでしょうか。 しかしこの名前だけというのが実は味噌で、 決して悪意がある訳でもなく本種の名が掲げられている個体のほぼ全てが別種マッコードナガクビであり、 最近では情報が進みパネルの表記も徐々に入れ替えられているようですが、 いずれにせよ本物のニューギニアとご対面できる機会は極僅かなのです。 このお話はペットトレードにおいても同様で、 国内外で繁殖が盛んに行われている旧ニューギニアおよびマッコードならともかく、 本種の場合は野生個体が新たに輸入される見込みもありませんし、 継続的にリリースされていた国内CBも諸般の事情により今後の入手が困難になったことから、 現在残っている個体を確保していくか誰かが名乗りを上げるしか残された方法はありません。 今回やって来たのは過去に当店でもいくらか扱ってきた血筋の国内繁殖個体が育ったもので、 俄かには信じ難いのですがまさかの2011CBという驚愕の事実。 これに仰天したのは私だけではなく殖やした張本人までときていますから、 放出の理由にやましいことは一切なく如何に丁重に取り扱われていたかというのがよく分かります。 前述のマッコードにおいては上手くはまると急成長を見せるケースも少なくありませんが、 ニューギニアをこのペースで育て上げる腕には頭が下がる思いで、 とにかくか弱いイメージが拭い切れなかっただけにこの上ない朗報です。 もちろん人工飼料にも餌付いていますし、 多甲板がソフトだったお陰で全体の印象が大きく損なわれることもなく、 あとは全体がツルンと綺麗に脱皮してくれれば言うことなし。 もしメスをお持ちの方がいれば是非ともブリーディングに挑んで頂きたいと思う反面、 ひとまず原点に立ち戻りナガクビガメの稀少種が自宅に泳いでいるという喜びに浸って頂けると嬉しいです。 |
ニューギニアナガクビガメ (♀) Chelodina novaeguineae |
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かつて幻と謳われたあの頃の記憶を呼び覚ます今や極めて入手困難な小型ナガクビの銘種! 愛嬌を捨て何処かお高くとまった雰囲気を漂わせる化粧っ気のある顔立ちが実に麗しい、 ニューギニアナガクビガメ・メスが入荷しました。 スルシフェラやイプナビなどもはや死語と言われてもおかしくは無い、 そんなフレーズを知る人も今となってはごく僅かになってしまったのかもしれませんが、 十年ほど前まではナガクビガメの分類が混沌としまるで落ち着く様子も感じられず、 今日では当たり前のように分けて考えられているChelodinaとMacrochelodinaの二属についても、 長い歴史の中で見れば本当に最近の考え方にしか過ぎません。 ジーベンもロンギコリスもその時代には同じナガクビガメの中に括られていましたし、 ニューギニアの名前はその頃マッコードに対して用いられていた部分もあって、 何もかもが訳の分からない状況の中でペット市場に華々しく登場した本種は、 当時シロハナヒメナガクビガメと名付けられ疑似的なデビューを果たすなど、 誰に悪気があった訳でも無くただ皆が皆一生懸命カメに対して向き合っていた、 古き良きなどと一言で締めて良いものか分かりかねますが和気あいあいとしていて妙に楽しかった、 そんな未成熟だった日本のカメ文化を象徴するようなカメのひとつだと思います。 一時は国内での繁殖がコンスタントに続けられるなど、 今となっては夢のようなとてつもなく凄いことが平然と行われていた事実に気付かされるのですが、 残念ながら流通量は格段に減ってしまいこのまま存在自体が忘れ去られやしないかと不安は募るばかりです。 今回やって来たのはブリーダー秘蔵のハッチサイズから手元で育てられた長期飼い込み個体で、 ベビーの育成が殊更に難しいとされるニューギニアなだけに、 この大きさにまで到達していることの稀少性や有難味をお分かり頂けたら私はもちろん、 繁殖させたご本人も大いに喜んで下さると思います。 多甲板こそあるもののそこまで酷く乱れていませんのであまりお気になさらず。 睨み付ける訳でも無ければのんびりとしている訳でも無い、 この涼しげな独特の眼差しは他のナガクビでは味わえない特有のもので、 ある意味コレクション的な発想にはなってしまうのでしょうが微妙な違いをお楽しみ下さい。 |
ライマンナガクビガメ (ベビー) Chelodina reimanni |
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一周回って結局稀少種に逆戻りしてしまった異端的な面持ちで独自の支持層を集める巨頭お化けナガクビの卵! アカムシに乾燥エビと餌食い良好ながらサイズが小振りなため今だけのリーズナブルなプライスにて、 ライマンナガクビガメが入荷しました。 古くからのマニアは親しみを込めてレイマニと呼んでいたのも懐かしい、 同じナガクビガメでも小型種の集まるChelodinaに属する一種。 原産はニューギニア島の西方、主にインドネシア側に分布しており、 周囲には東隣にニューギニアやパーカー、西隣にグナレンなどそうそうたる顔触れが並ぶ、 まさに激戦区のようなところに暮らしています。 その昔ナガクビガメの人気が猛威を振るっていた時代には、 Macrochelodinaを含む多くの種類が待ち合わせでもしたかのように時を同じくして流通し、 当時のファンは一見豊富に思えるそのラインナップから好みの種類を選び抜いたものでしたが、 実際にはグループ全体で見ると現実に利用可能なキャラクターというのは悲しいかな限られており、 また近年ではナガクビ信仰ともとれる過剰な熱気も収まり選び放題という雰囲気も薄れたため、 散発的な入荷の中でタイミング良く手を付けなければならない状況となってしまいました。 本種は何処かナガクビらしからぬ奇抜な風貌を持ち味としているため、 そのらしくないところが無論万人受けを狙ったものではないことから、 一時は冗談でブーイングの対象となっていたのも今では微笑ましく感じられますが、 改めて振り返ってみるとこんなに面白いミズガメもなかなかいないのではと、 その強烈なインパクトに満ち溢れた魅力に再び気付かされるのです。 今回やって来たのは当店でもごく久しぶりにお目見えとなったベビーサイズのライマンで、 可愛いと一度は言ってみるものの心の中で少々不気味だと思ってしまう、 その妖怪めいたぬるりとした表情がやや大人びているところもまた面白いです。 こんなに華奢そうな見た目をしていても水に入れば元気にパタパタと動き、 しかしながら持ち前の大きな頭は生まれた時から少し邪魔臭そうにも見え、 頭部も含めた上半身をぶんぶん振り回しながら泳ぐ姿にも感動しました。 食欲は至って旺盛、 解凍した冷凍アカムシや千切った乾燥エビなどを我先にとむしゃむしゃ平らげる様子に一安心、 輸入直後の疲れも癒されたのか甲羅全体に張りが出てきたため、 正式にこの場へと掲載する運びとなりました。 既に二匹の間で体色が異なるため、ゴリゴリの重厚感で攻める黒味の強いタイプか、 もしくは近縁種ニューギニアのように鼻先が白く抜けそうな淡いタイプか、 今のうちにお好みの個体をお選び下さい。背甲はかなり見難いですがどうやら多甲板はなさそうです。 |
ライマンナガクビガメ (S) Chelodina reimanni |
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ナガクビでは何かと嬉しい人工飼料餌付き済み個体! 早くも特徴のよく出た頭の大きな安心サイズ、 ライマンナガクビガメが入荷しました。 このぐらいの大きさのナガクビガメを見ると、昔見かけたヨーロッパなどからの繁殖個体を思い出します。 近頃ではケロディナのいくつかの種類が国内繁殖に成功し始めていて、 まだ完全なハッチリングの色をしたベビーも見かけるようになりました。 それは海外からの輸入に頼っていた過去を思えば非常に喜ばしいことですが、 如何せんナガクビをベビーから育て上げることは決して容易とは言えず、 神経質な性質を目の当たりにし苦い経験をされた方もいらっしゃると思います。 今回やってきたのは幼体時のギラギラした色合いがすっかり抜け始めた手頃なサイズで、 更に嬉しいことに人工飼料を普通に食べることのできる個体です。 アカムシ、乾燥エビというステップを踏まずにいきなり食べてくれるのは非常に安心で、 かつ成長も段違いに早いため初ナガクビの方にもお勧めです。 現在Mazuri、咲ひかり、カメプロスなど何種類かに餌付いているのを確認しています。 甲ズレですがよく見ると元の甲板がそれぞれ別れているだけで歪みも殆どありませんので将来的には目立たなくなるでしょう。 小さなケースでも良いので水温を十分に暖かくして育ててみて下さい。 |
ライマンナガクビガメ (S) Chelodina reimanni |
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ここ最近分類について騒がれているナガクビガメの中でも、割と安定した存在感のあるレイマニです。今回はお客様引取個体の為、格安でお出し致します。成長に連れてグングン巨頭化していくという 本種の特徴は、もうすっかり有名になっている気がしますが、そこが最大の魅力ですので飼育下では それを存分に楽しんで下さい。アダルト個体の頭部の厚みと言ったらそれはもう、圧巻です。 |
ライマンナガクビガメ (M) Chelodina reimanni |
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ライマンナガクビガメです。今回の個体は頭も大きくレイマニの特徴がよく出た 個体だと思います。やっぱりズレはありますが、餌食いもよく安心サイズでお買い得。この学名を つけたライマン博士は動物園に自分のコレクションを全て寄贈しちゃったそうです。もったいない。 |
ライマンナガクビガメ (M) Chelodina reimanni |
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ちょっと人面亀と呼びたくなる様な個性派ナガクビがお求め易い価格で入荷しました。 レイマニの印象としては”おっとりしている”と言うのが上位にランクインしがちでしたが、 今回の個体は全く違います。一時的に用意した容器の深さ15cm程度の何気ない水の中でも非常に アグレッシブに泳ぐ姿が見られ、また普段生活する水槽内でも見るといつも泳いでいます。 レイマニの偏った印象を(良い意味で)ぶち壊してくれる優良個体です。 |
ライマンナガクビガメ (CB・♂) Chelodina reimanni |
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活発に泳ぎ回りペレットを主食にする飼い込み優良個体! 良い意味で期待を裏切るグッドコンディション、 ベビーサイズからしっかり育てられたライマンナガクビガメ・オスが入荷しました。 ナガクビガメと言えばジーベン、マッコードなどのポピュラー種からエキスパンサ、 オブロンガなどの超高級種まで多くのスター選手を抱える曲頚類の一大勢力。 甲羅からすらっと伸びた長い首は我々にとってインパクトがあり過ぎるぐらいで、 カメのことを殆ど知らない方が初めてこの造形を目にした時、必ずと言って良いほどこれはスッポンですか、 と口に出してしまうのも日本人の理解を超えた非日常的な容姿がそうさせてしまうのでしょう。 同じように長い首を持つものに南米のヘビクビガメがいますが、 それらと比べると首の長さや均整の取れたスタイルなど、 全体的に流麗でスマートな印象を受けやすいことからナガクビガメは曲頚の正統派として位置付けられているようです。 しかしそんなエリートの雰囲気にかえってハードルの高さが生じてしまったり、 また人とは違う路線で楽しみたいと考える方もいると思います。 ナガクビ随一の巨頭を有する本種は体付きから顔付きまで違和感を楽しむにはぴったり、 常に何か企んでいそうな不敵な笑みを浮かべた表情にはヒール的な趣きさえ伺えます。 ライマンのイメージとして、ぬるっと伸びた首の先に骸骨をぶら下げて静かに佇み、 特定の餌にしか反応せずあまり動かない不気味なナガクビ、 という昔ながら固定概念が拭えないという声もあるでしょう。 実際にそういう個体もいたことは確かですが、きちんと仕上がったものは他種に負けじと泳ぎを楽しみ、 餌が生きてようが死んでようがお構いなく食らいつくという逞しさを持っています。 今回やって来たこの個体がまさにその通りで、加えて人工飼料にまで餌付いているという優秀ぶり。 更にお約束とまで言われる多甲板もなし。後肢に爪欠けありますが気になる方はお問い合わせ下さい。 今まで躊躇していた方の背中をやさしく押してくれることをこの一匹には期待しています。 |
ライマンナガクビガメ (♀) Chelodina reimanni |
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Goodサイズお客様飼い込み委託個体、ライマンの ヤングアダルトメスの入荷です。 ナガクビガメの中でもロンギの様におどけた感じではなく、一見すると 髑髏顔で圧倒されますが、この種の良い所でしょう。 甲ズレも無く、脱皮も綺麗にツルンとしていて飼育者の愛情のかけ方が見受けられます。自然下では浅瀬で貝類等を食べているらしく、 頭部の幅や厚味も有りその独特な雰囲気からチョコエッグのモデルにもなった そうです。他のケロディナと比べると動きが鈍く、素早い小魚を捕食する事が不得意ですので、鳥のササミやハツ等を与え、水温を高めに 設定すると良いでしょう。タートルプディング・タニシを常食に、冷凍川魚・ワーム・Mazuriミズガメフードを与えています。 この一種独特なカメをコレクションに加えて見ては如何でしょう。 |
ライマンナガクビガメ (フルアダルト・♀) Chelodina reimanni |
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十年ばかりの時を遡ったかのような懐かしさを覚える今や貴重な哀愁のお化けナガクビ! 幼体から育て上げてもなかなかこうはならないワイルドならではの説得力が満載、 ライマンナガクビガメ・メスが入荷しました。 ナガクビガメと言えばかつて水棲ガメの世界で天下統一を果たしたと言っても良いほど、 全てのマニアを虜にする格好良い路線のトップをひた走っていた、 それを知らずしてカメを語れまいと言わしめた文句無しでぶっちぎりのスター選手。 古代のクビナガリュウが甦ったようとはよく言ったもので、 少なくとも我々日本人にとっては随分とカメ離れしたエキゾチックなフォルムに、 数多の愛好家らがその魅力に酔い痴れたずば抜けて人気の高いグループでした。 昨今のカメ事情を見ると本体の形よりも色や柄に注目が集まることが多く、 これも時代の流れなのでしょうか、 そんな風潮のお陰で曲頸類が全般に支持率を落とし気味な感も否めませんが、 久々にその雄姿を見せつけられると熱い気持ちが再び沸き起こる、 あの時と同じ心境に陥ってしまうのは何も私だけではないと思います。 今回やって来たのはナガクビ全盛の時代を陰で支えてきた、 完全なる巨頭化を示したレイマニの野生個体。 これぞまさしくプレイバックタートル、 学名をカタカナ読みするこの感覚も何だか久しぶりで、 スマートなシルエットが持ち味のケロディナにおいて唯一異端的な、 スタイリッシュさの欠片も窺えない肥大した頭部はインパクト抜群。 同属の仲間たちが活きた魚を華麗に捕らえることを生業とするのに対し、 本種は水底に蠢く貝類を主食とするためにこんな風貌へと形を変えてしまい、 しかしながら重たそうな見た目に反して水中をすいすい泳ぎ回るのですから、 何もかもが不思議で堪らない本当に珍奇なカメです。 この顔を見るとついギョッとしてしまうのは、 過去に餌食いの渋い個体に当たってしまった辛い過去をお持ちの方でしょう。 当時は初期状態の芳しくないワイルドがうようよしていたため、 引きが悪いと頑なに肉片しか口にしないなんてこともしばしばでしたが、 この個体は流石に飼い込みだけあって魚から乾燥エビ、 貝類までバラエティ豊かに量もしっかり食べてくれる健康体で、 一見老いているようでも決してお婆さんと言う具合では無くしっかりと若々しさも感じられる、 あの時の苦労は何だったのかと拍子抜けするほど良好なコンディションです。 今となっては却って入手困難になってしまったコレクターズアイテム、 少々短い首を長くしてお問い合わせお待ちしております。 |
ライマンナガクビガメ (♀) Chelodina reimanni |
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貴重なレイマニの長期飼い込みのアダルトメスが入荷しました。何とこのメス、既に何度も産卵を 経験していて、なんだか待ち切れない様子です。盛り過ぎて同居している他の種やオスに乗ろうとする オス個体をお持ちの方には打ってつけと思います。やはり食性からか、頭がはち切れそうな位に 巨頭化しています。この一見アンバランスに見える外観も人気の一つですね。オススメです。 |
ライマンナガクビガメ (アダルト・トリオ) Chelodina reimanni |
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ド迫力過ぎて手に持ちきれません! すっかり完成したフルアダルトのゴージャスな組み合わせです、 お客様委託のライマンナガクビガメ・トリオが入荷しました。 レイマニが好きで中くらいのサイズから1匹ずつ集め、 3〜5年あまりの飼い込み期間でここまでになってしまったそうです。 なにかと陰で色々言われがちな本種ですがこの3匹は違います。 全ての個体がピチピチの活魚に襲いかかるという積極的行動を見せ、 特にメスの2匹に関しては大きな方は人工飼料に餌付いており、 小さな方はもはや主食がペレットという素晴らしいプロフィールです。 とは言っても餌食いは最低条件、気になる雌雄の関係性ですが普段はオスメス別々に暮らしているそうで、 一緒にすれば自動的に交尾体勢に入るアグレッシブな一面も。 確かにオスは手に持つと首をブンブン振り回して若さみなぎるという感じです。 メスもおおよそナガクビとは思えないほど物々しい雰囲気を漂わせていますが、 どちらの個体も既に何度か産卵を経験していてあとはハッチを待つばかりです。 環境に原因もありどうしても成果が出なかったそうですが、 どなたかベストな飼育設備をお持ちの方はブリードに挑戦してほしいとのことでした。 大きなメスの嘴に角質が固まって口が綺麗に閉じられない症状がありますので、 削ってやるか硬いものを食べさせる必要があるかもしれません。 委託の為お値打ち価格です、ご連絡お待ちしております。 |
ナガクビガメsp (ハイブリッド?) Chelodina sp |
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なんとも奇妙な出で立ちが興味深いChelodinaです。
お客様委託のハイブリッドナガクビガメが入荷しました。
生体名はナガクビガメspと表記しましたが、どうやら何かと何かの種間交雑のようです。
まず甲羅を上から見た雰囲気では、
ニューギニアナガクビの辺りでほぼ間違いないでしょう。
しかし表情はそれとは明らかに違い点目になっています。
ニューギニア島に棲息するニューギニアとライマンではこの目にはなりませんので、
目つきと黒々とした皮膚の様子からもう一方の親はオーストラリアナガクビではないかと推測していますが、
いかんせん両親のデータがはっきりせず真意の程は不明です。
また甲羅の感じではニューギニアとしましたが、頭部の厚みなどを見てみると、
ニューギニアとは違い鼻の下が結構長いのでライマンかもしれません。
それらはともかくとしても個体としては非常に魅力的で、
ベビーサイズで購入されたそうですがそれぞれが甲羅もしっかりとした安心サイズに成長しており、
人工飼料にも反応し始めています。もしかしたら…があるかもしれませんがどうでしょうか。
是非お手元で観察してみて下さい。
9/29追記:片方をオーストラリアと書いておりましたが、 やはり腹甲があまり黒くならないことからマッコードナガクビではないかと現状では考えております。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・ベビー) Chelus fimbriatus |
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もはやカメなる生物として許容される範疇を超えたマタマタと言う名の奇怪な生命体! 往年の銘種として語り継がれる有名どころですがシーズンインのタイミングで確実に手に入れておきたい、 オリノコフェイズのマタマタが入荷しました。 これまでに一体何万人、何億人の人々がこの生き物を見て度肝を抜かれたことでしょう。 カメと言う爬虫類の一種として認めてもらうために満たさなければならないルールがあるとすれば、 確かにそれを大幅に破ったり無視したりしている訳では無いのかもしれませんが、 正直グレーゾーンとでも言いましょうか、 やって良いことと悪いことの判断が付かなくなってしまった、 良く言えば大変に破天荒な唯一無二の珍種として重宝されています。 全てがオリジナルの専用設計であり、 体の端から端まで自然の風景に擬態することしか考えておらず、 体表の余った皮膚をゆらゆらとなびかせながら活きた魚を巧みに捕食し、 消防用ホースのような極太の首を使って周りの水ごと獲物を丸呑みする、 本物の妖怪も尻尾を巻いて逃げ出しそうな独特過ぎる世界観が実に魅力的。 カメ離れしているのは何も外観だけでは無く、 その楽しみ方自体もミズガメと言うより大型肉食魚に近い趣きがあり、 余裕のある水量にやんわりとした流れを与えたら、 水換えの量や頻度もそこそこにサイズの合ったメダカや金魚をたらふく食べさせ、 少しずつ怪獣の最終形態へと導いてやるその作業はスリルに満ち溢れています。 近年では流通する個体の殆どがベビーサイズに限定されているため、 ボリュームのあるマタマタを拝むためには自分の手で育て上げる必要があり、 そこに込められた日々の努力は甲羅の隆起ひとつひとつにかけがえの無い思い出として描き出されるのです。 今回やって来たのはいわゆるオリノコフォームとして紹介される、 ベースカラーが薄く淡いピンクオレンジが全身を彩るタイプのベビー。 できるだけそれらしい、黒色部分の面積が狭く全体の赤味が強い二匹をチョイスしました。 マタマタは小さくてもマタマタ、 このあどけない表情が見られるのも今の内で、 次第に恐ろしい形相へと変化していくのが信じられないほど可愛らしいです。 強過ぎる水流と深過ぎる水深、 それに空腹からの急なドカ食いにさえ気を付ければ知らない内に大きく育っていると思います。 時季を外すと途端に稀少種へと早変わりしますのでお早めにどうぞ。 |
マタマタ (ハイカラー・アマゾンフェイズ) Chelus fimbriatus |
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こってりとしがちなアマゾンにしては柔和なピンクオレンジに将来への期待膨らむ極美セレクト! 半ば消費的とさえ感じられたかつての流通量は見込めないだけに腹を据えて逸材を選定したい、 アマゾンフェイズのマタマタが入荷しました。 人間が野生のカメをペットとして飼育し始める遥か昔より、 同じくここ地球上において命を繋いでいた、マタマタと名乗る謎の生命体。 その珍奇な容姿は何も我々に媚びるために創り上げられたものではなく、 しかしながらそれを目前にした我々は何もせずに見過ごす訳にもいかない、 そんな絶妙な関係性の中で育まれたものは現代人に、 そして未来の人類に対して何を遺そうとしているのでしょうか。 全てのカメの中で最も変わったカメという事実を跳ね除けることは叶わず、 それを半ばおもちゃのように扱ってきた事実もまた変えられない過去ですが、 日に日にその勇姿を拝むことのできる機会が減少しつつある今日では、 これまで以上に緊張感を以って接する必要が増してきたのではないかと思います。 天地がひっくり返ったとしてもマタマタを超えるマタマタが生み出される可能性はゼロに等しく、 既にひとつの完成形として私たちの前に姿を現してくれているのですから、 丁重にお出迎えする以外に方法があるとは到底考えられないのです。 今回やって来たのは腹甲の暗色部分がくっきりと表れることで区別される、 いわゆるアマゾン水系の個体群として知られる同タイプよりセレクトされた、 背甲の透明感および赤味の強さが殊更に際立つこんな一匹。 姿かたちが最高に面白いこのカメにこれ以上何を望むのかと、 実際にこのような個体を手にするまではそう考えていたのも事実ですが、 いざ珍しさを超えた珍しさを目の当たりにした時、 黙っていられなくなるのはマニアの性でしょうか。 もう一方のタイプとして知られるオリノコフェイズにおいては、 黒味の弱さからこのような優しい色合いの個体が散見されますが、 こちらアマゾンで頭部の黄色い部分にまでほんのりピンクスポットが浮き上がる、 ここまでのパステルカラーを楽しませてくれるクオリティは稀と言わざるを得ません。 ある程度遊泳できるような空間を演出することと、 餌となる活魚をドカ食いさせないように気を付ければ、 初期状態の良さから昔ほど苦労させられることも無くなりました。 少し予定を早めてでも導入に対し前向きになって頂きたく、 目前に迫るチャンスを是非とも掴み取って下さい。 |
マタマタ (ベビー) Chelus fimbriatus |
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パステルカラーとビビットカラーが混在したスペシャルセレクト美個体! 是非ともこのサイズから育ててみたいと思わせる可愛いベビーです、 マタマタが入荷しました。 現生するカメの中で最もカメらしくないカメはどのカメでしょう。 なんだか変な質問ですがこの問いに対する答えはただひとつ、 ずばりマタマタのことを指すに違いありません。 滑らかさの欠片も無いデフォルメされたゴツゴツの甲羅、 何故この形を選んでしまったのか鼻と耳が伸びた三角形という信じられない頭、 何もかも全てが奇妙奇天烈摩訶不思議、 本人はカメのつもりでも危うく妖怪のカテゴリに入れられてしまいそうです。 そんな珍生物もペットトレードでは毎年まとまった数が流通しており当店でも扱う機会は多いですが、 今回やってきたのは最近になって見かけるようになった珍しいベビーサイズ。 それも輸入された数いる個体の中から目を光らせて選び抜かれた一匹で、 表面はすっきりと色抜けしピンクスポットまで散りばめられた爽やかなカラーリング、 しかし裏面を見ると先程の状況とは打って変わって黒赤のけばけばしいコントラストが目に毒々しく映ります。 左右に張り出した耳は陸に上げると垂れ下がるほどで、 水系により分けられた個体群の典型的な特徴がよく出ているでしょう。 現在60cmらんちゅう水槽にて単独飼育していますがよく泳ぎ回り眺めているだけで楽しいです。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・ベビー) Chelus fimbriatus |
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透明感溢れるフレッシュピンクが全身に彩りを添えるオリノコらしさ全開のセレクト個体! 小さな枯れ葉に野望を込めて怪獣の出来上がっていく様を暫しの間見届けましょう、 オリノコフェイズのマタマタが入荷しました。 いわゆるカメと呼ばれる生物には決して欠かすことのできない甲羅というパーツ、 厳密に言えば少々異なりますがこれを無くしてしまったものがスッポンの類であり、 一般の方にとってはもちろん、 我々趣味人からしてもカメとスッポンはそれぞれ異なる生き物であるという認識が強いでしょう。 シルエットを見比べても劇的な違いがある訳ではないはずなのに、 なかなかどうして質感の相違に相当なインパクトがあるようなのです。 しかしながらきちんとした甲羅を持っているのにもかかわらず、 前述のいわゆるカメの範疇に入れないかもしれない危機に立たされているのは、 後にも先にもこのマタマタ以外には考えられません。 確かにカメとして最低限のルールは守っているのでしょうが、 だからと言ってやって良いことと悪いことがあるのは子どもでも分かりますし、 カメと称するには語弊のあるその姿かたちはあまりにも常識を逸脱しています。 それによって嫌われてしまうのかと思いきや、 ご存知の通り長年怪獣系の奇怪な存在として支持され続けているこのマタマタは、 永久不滅のオンリーワンとして爬虫類の世界に燦然と輝き続けているのです。 今回やって来たのはグロテスクな造形の中にもすっきりとした色彩が印象的な、 オリノコフォームの大変可愛らしいベビーサイズ。 アマゾンとの二系統が知られている本種ですが、 こちらはお腹をめくればまるでスイカの種のような小黒斑が散らばり、 背中まで赤くじんわりと色味が染み出す様はごてごてのアマゾンと全く異なる雰囲気です。 幼体時こそコントラストの鮮やかなアマゾンは成長に連れて全身が焦げ茶色にくすんでしまいがちですが、 オリノコの特に最近の個体はピカピカなままに育て上げると中型クラスでもかなりの赤味をキープすることができ、 マタマタ特有のガサガサ感が殆ど表れることもなく観賞することができるでしょう。 日本に到着してある程度の時間が経っているようで、 皮膚の状態などを見てもコンディションは非常に良さそうです。 ひとまず45センチか60センチの水槽に流木を沈め、 洗濯機にならない程度に水流を付けて優雅に泳ぎ回る様を堪能しましょう。 どうやら今便で輸入されたこれらのベビーは例年に比べ大変リーズナブルです、 いつか飼育してみたいとぼんやり考えていた方にとっては絶好のチャンスかもしれません。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・ベビー) Chelus fimbriatus |
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ピッカピカで赤さも凄い極上ベビーです。 奇妙奇怪な容姿が人々の心を掴んで離しません、オリノコフェイズのマタマタ・ベビーが入荷しました。 ゴツゴツで岩のような甲羅、そこから飛び出すとてもカメとは思えない三角頭、 その吻端にはリアルシュノーケルの細長い鼻と、 すべてのパーツが他のカメと全く違うマタマタオンリーのつくりで、 誰に見せても変なカメという印象を与えることは間違いありません。 そんな妖怪チックなこのカメもベビーの時は造形物と変わらない容貌で、 マットな質感とスレやカケの殆どない綺麗なフォルムは忠実に再現されたフィギュアのようです。 飼い方については色々と言われていますが完全止水ではモチベーションが上がり辛いようで、 濾過も兼ねて水流を付けてあげると泳ぎ回る姿も観察できると思います。 店頭にきて早速鯉仔を与えてみましたが、こんな可愛いサイズでも大きなものに果敢に挑みスルスルっと呑み込んでいます。 小さな頃はレイアウトも楽しめますので熱帯魚感覚でどうぞ。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・ベビー) Chelus fimbriatus |
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平常目にする輸入されたてのベビーよりワンランク上の厚みを備えた楽々導入できる安心サイズ! 下手をすればちょっとした飼い込み個体ぐらいのボリュームでいきなり勝負できる当たり便からセレクト、 オリノコフェイズのマタマタが入荷しました。 人知を超えたカメとはまさにこのことでしょうか、 カメという名前から大まかに連想されるシルエットとは随分とかけ離れた、 しかしながらよく見るとすんでのところでカメという枠の中に収まっている、 カメのようでカメでない、いや、カメでないようで何とかカメをやっている凄いヤツ。 カメ、それは多くの日本人にとっては平和だとか長寿の象徴というような表現がぴったりの、 ごくごくありふれた風景に自然と馴染む平凡な生き物というイメージであろうと思われ、 人畜無害で刺激性の少ない無難な存在感がセールスポイントになっているはずなのですが、 地球の裏側には文字通り正反対のとんでもないキャラクターが潜んでいました。 最近CITES関連の話題で、 変わった形状を持つとあるリクガメがT類に上がるかもしれないと騒ぎになっていますが、 このマタマタも同等のレベルで奇抜過ぎる容姿を武器に業界で生き残ってきた経緯があり、 もし本種にも万が一のことがあれば世間の人々がどれほど大騒ぎするかは容易に想像できます。 あまり上品な言い回しではなく恐縮ですが、 これぞ一生に一度は飼育しておきたいカメの代表格であって、 もちろんさほど興味のない方が無理に所有する必要はありませんが、 いつか、きっと、必ずと胸の内に思っていた方は目の前のチャンスをお見逃しなく。 今回やって来たのは原産地の水系により二系統が知られるマタマタより、 赤味が強くすっきりとした美しさが際立つオリノコフォーム。 ベビーサイズのマタマタはしばしば輸入される定番商品ではありますが、 この二匹は日頃ベビーとして輸入されるものに比べ明らかに大きく分厚く、 それこそ写真に収めようものならプシュプシュと威嚇音を出しながら激しく抵抗し、 意外に知られていませんが周囲に漬け物のような香りを漂わせてくれるほどエネルギッシュです。 ぶっ飛んだ見た目をしているせいで幼体から迎え入れるのに抵抗がある方も少なくないと思いますので、 これぐらい活き活きとした出物を手にすることができれば幸運でしょう。 タイミングを外すと市場からパタリと消えていなくなりますのでお早めにご検討下さい。 |
マタマタ (オリノコフェイズ) Chelus fimbriatus |
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色味の異なる飼い込み個体が揃いました! 分かりやすい特徴に加えて個性も光る2匹です、オリノコ水系のマタマタが入荷しました。 爬虫類の世界に少しでも馴染んでしまうとこの姿に見慣れてしまってよくありませんが、 一般の目線で見ればまず間違いなく変なカメナンバーワンの称号を勝ち取るでしょう。 変なカメとは心外だ、なんて本人からは言われてしまうかもしれませんが、 この生き物がカメであるかどうかの判断材料が甲羅の有無ぐらいしか見当たらないというのも問題です。 極端に思い切ったこの姿形には訳があり、 それはどうやら現地の河底に堆積した落ち葉に擬態しているのだとか。 そのお陰で生まれた妖怪も逃げ出す気味の悪さは本種が持つ最大のチャームポイントです。 アマゾンとは一目で区別がつきますが何故このような違いが発生するのでしょう、 落ち葉の種類が異なるのでしょうか、不思議です。 オリノコかアマゾンか、最後の最後は完全に好みの問題なのでどちらがお勧めというのはありませんが、 オリノコはあまりゴテゴテとしないより擬態らしいナチュラルなカラーリングと、 すっきりとした雰囲気のお陰で地色がそのまま外観のイメージに反映されるという特徴があります。 1匹は着色料でも添加したような毒々しい喉元の鮮血色が印象的で、 反対にもう1匹は生々しい肌色が妙に人間チックな気持ち悪さを感じさせ、 2匹を並べてみるとその違いは一目瞭然。 どちらの個体も輸入後、一旦人の手で飼育され日本の水にも馴染んでいますので、 シーズンインのタイミングも良いですがこんな季節外れでもそれはそれでメリットがあると思います。 個体を指定の上お問い合わせお待ちしております。 |
マタマタ (ハイカラー) Chelus fimbriatus |
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パステル調の極美個体! ベビーからの飼い込みで少し育った安心サイズのマタマタが入荷しました。 激しい色抜けで擬態には大失敗、 けれどその派手なカラーリングが我々の目線からしてみればこれほど見事な大成功はありません。 奇妙な色と形が川底の枯葉に似せたものだということはもうご存知かもしれませんが、 こんな色をしていてはエタノールで脱色された実験中の葉っぱを連想してしまうでしょう。 そのお陰で細筆で手描きしたようなセンターキールをなぞるラインがはっきりと表れ、 普段は目立たなかった部分が明らかになっています。サイズ的には最もよく目にするこの個体ですが、 ここまで厳選された色合いのものは探そうと思ってもなかなか手に入りませんし、 ずっしり分厚くしかも成長線バッチリと文句の付けようがありません。 薄い甲羅の色は今後の成長でどうなるか分かりませんが、飼育方法次第では随分楽しませてくれると思います。 陸に揚げると大人しいイメージのマタマタですが手の平に乗せるとすぐさま歩き出す、 実に健康活発なオススメの個体です。 |
マタマタ (ハイカラー・アマゾンフェイズ) Chelus fimbriatus |
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輸入されたばかりで即座に選び抜かれた原石が見事に花開いた異次元の色彩美で魅せる高品質個体! 元来の奇抜なスタイリングに加え更に奇抜なカラーリングまで兼ね備えた唯一無二の超亀的生命体、 アマゾンフェイズのマタマタが入荷しました。 死ぬまでに一度は飼ってみたい最強のミズガメトップテン、 だなんて何とも品のないタイトルに煽られた十種類を選ぶことになった暁には、 少なくとも一枠をこのマタマタと名乗る怪獣のために空けておかねばならないことは、 誰もが想像に難くないのではないでしょうか。 カメであってカメでない、いや冷静に考えれば歴とした水棲ガメの一種であることは間違いないのですが、 スッポンモドキがウミガメみたいなどと言っている感覚とは訳が違っていて、 もはやカメではないのかもしれないと一瞬頭にその可能性が過ぎるところが、 マタマタの持つ神秘であり凄さの所以なのだと思います。 見た目のインパクトが凄過ぎるために世間ではあることないこと言われてしまいがちですが、 多くの人が想像しているよりも飼育自体は易しいものであり、 確かに暫くは活きた魚を餌として仕度せねばならないのは事実ですが、 それ以外は下手をすれば現代のニオイガメらと殆ど変わりなく、 それはかつて熱帯魚からの移行組がワニガメやマタマタに熱中していたことからもよく分かります。 カメが飼育環境に慣れてくると冷凍された魚にも餌付くようになったり、 上手に付き合っていけば乾燥エビにまで餌付いた例もあるなど、 やり方次第では限りなくストレスフリーに近付けることも不可能ではないのです。 今回やって来たのは最近見かける機会の減ったアマゾンフェイズのマタマタより、 何を隠そう私自身がベビーの状態でセレクトした個体が成長した飼い込み個体 (過去参考画像)。 あまり大きな声では申し上げたくなかったのですが、 個人的な腕試しの要素も含めかなり期待を寄せていた一匹であっただけに、 飼育継続が困難になってしまったのは非常に残念ではありましたが、 この個体の育った姿を見た途端に不謹慎ながら思わずにやけてしまったのは言うまでもありません。 頭頂部は秋の紅葉に見られるイチョウ並木を思わせる濃厚な黄色味を呈し、 それを裏返した途端に血飛沫を浴びせられそうなほど真っ赤な肉塊が姿を現す、 このまるで遠慮のないグロテスク極まりない配色が堪りません。 背中には桜の花びらのようなピンクまで添えられ春に秋に忙しない、 絶対に綺麗になること間違いなしのオンリーワンな逸品です。 |
マタマタ (ハイカラー) Chelus fimbriatus |
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春の訪れとともにパステルカラーも発色してきました! セレクトの結果が吉と出た納得の美個体、ハイカラーのマタマタが入荷しました。 現地先住民の言葉でマタマタ、日本語でもマタマタ、 英語でもMatamata turtleとなんだか冗談みたいですが、 言語の壁を越えて世界中で親しまれるカメは本種ぐらいしか見当たりません。 中南米に広く棲息する一属一種のミズガメで、川底に沈む枯葉や岩石に擬態することから、 生き物かどうかすらも怪しい大胆な風貌を持つことで有名。 その体はゴツゴツとした甲羅、ひだひだ付きのプラナリアのような頭、 その先に伸びたシュノーケル状の長い鼻など大変魅力的なパーツの数々で構成され、 見栄えの強烈なことから水族館や熱帯魚店で見かけることも少なくありません。 昔から野生個体が輸入されてきましたが、 最近では色味の良い小さなサイズの個体も見かけるようになってきました。 今回やってきたのはそのような中から特に発色が強い個体を選び育てられたもので、 甲羅の所々にはオレンジを通り越してピンクが表れ、 写真には写り難いですがそれらは成長に連れてじわじわと面積を増しています。 基本の色もひとつひとつが濃く出ているお陰でアクセントが生きているように感じます。 何故このような激しい色合いを見せるのでしょう、 現地でベビーがとれているのでしょうか。 成長後の姿を想像するとどうしてもワイルドの黒っぽいのを思い描いてしまいますが、 仮にCBやFHだとすると例えばドロガメのように綺麗なまま大きくなる可能性も捨て切れません。 夢の膨らむ将来有望の1匹です。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・S) Chelus fimbriatus |
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こんなにギラついた枯葉が一体どこの河川に落ちているでしょうか。 色味のすっきりしたオリノコフェイズにしても一際存在感を放つ美個体です、マタマタが入荷しました。 棲息している現地の言葉で皮膚という意味のマタ、それがふたつ重なってこのカメの名前が付けられました。 小さな内は河底に堆積する枯葉、大きくなれば流れに負けじと佇む岩のような外観を持ち、 周囲の景色に擬態しては巧みに泳ぐ魚を吸い込み食べるという、 動物番組などにとても受けの良さそうな生態を持つミズガメ。 変わっているのは暮らしぶりだけではなく、 ご覧のように全てのパーツがカメ離れした妖怪のような風貌はペットとして人気が高く、 熱帯魚方面からの支持が熱いことでも有名です。 棲息域の水系によりタイプ分けされ、赤黒黄色とゴテゴテの色彩を持つアマゾンフェイズと、 黒味がすっと抜けたようなオリノコフェイズが知られており、 他にも相違点はありますが今回は色に着目したいと思います。 この個体はオリノコで表裏を何度ひっくり返しても黒が殆ど見当たらず、 いくらそれが特徴とは言えここまでのクオリティを持つものにはそうお目にかかれません。 全身の地色が一様に赤で、 甲羅には更に濃い紅色がメリハリを付けるように綺麗な発色を見せています。 最近のマタマタは綺麗になったと言いますが、その中でもとびきりの美しさではないでしょうか。 上部濾過の効いた水槽で鯉仔をバクバク食べています、自慢の一匹に育て上げましょう。 |
マタマタ (アマゾンフェイズ) Chelus fimbriatus |
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ゴテゴテとした配色が売りのアマゾンからより暗色のタイプを選別したセレクトブラック! 市場から姿を消すや否や指名手配がかかるシーズンオフには嬉しい中期飼い込み個体、 マタマタが入荷しました。 カメであってカメで無い、 同じくカメ離れしたスッポンとは似ているようで全く異なる奇怪さを持つ、 甲羅を背負い手足も生えた同じようなデザインを持ちながら、 結果的にはまるで違う生き物が出来上がってしまった、 もはや失敗なのか成功なのかも分からない宇宙一変わったカメの称号を与えたい謎の生物。 現地語で皮膚を意味するそのネーミングは実に耳馴染みが良く、 学名こそ違うものの英名はマタマタタートルとそれ以外に呼びようの無いインパクトがあり、 何よりもリアル怪獣としての存在感が子どもから大人まで楽しめる最大の武器だと思います。 エイリアンもびっくりの三角形に尖ったへんてこな頭、 その頭と体を繋ぐ首は消防車のホースのように太く発達しており、 立体感溢れる甲羅は川底に堆積した落ち葉をモチーフに、 やはり体中を飾り付けるように生えたひだも擬態するのに一役買っている、 生きる上でのテーマを全身で表現したその造形美はお見事。 食事についても基本的に活きた魚などしか受け付けないストイックぶりで、 何もかもがクセだらけであるがために誰もが飼育できる種類ではありませんが、 それを逆手にとって長期飼育例が聞かれると周囲から賛辞が贈られるのはいつの時代も同じだと思います。 今回やって来たのはボディカラーのえげつない発色が特徴の、 アマゾン水系に由来するとされる通称アマゾンフェイズ。 腹甲の大部分が黒く染まるなど幼体時から他個体との差が明らかで、 今後の成長過程も見逃せないブラック系の面白い一匹です。 オリノコに比べ黒色部分が多く発現することや、頭部の耳部分が長く立派に発達するなど、 外見上の特徴の違いから好みのタイプを選ぶ人も多いのですが、 とにかくシーズンに入らなければ全く姿を見かけなくなってしまう種類なので、 都合の良い時に入手するのが難しく出物があると直ぐにお呼びがかかることの多い人気種。 昔ほど何処にでも売られている感が薄れてしまったため、 最近では本当に好きな人の手にしか渡らないようになっている気がします。 消化器官がナイーブなため死因の多くはドカ食いに寄ることが多く、 それを知っていさえすればあとは常識的な扱い方で困ることは無いでしょう。 決して焦らずコツコツ細々と育てていくのがマタマタの乙な楽しみ方です。 |
マタマタ (S) Chelus fimbriatus |
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少し早いですがサクラの開花が始まりました! ハイカラーの名に相応しいハンドピックセレクト個体、安心サイズのマタマタが入荷しました。 現地の言葉で皮膚という意味があるその名前は大変インパクトの強い言葉で、日本ではもちろんマタマタ、 そして英語圏でもMatamata turtleとまるで世界共通語のように認知されているので、 このカメについては学名を覚えていなくても困ることはないかもしれません。 印象的なのはもちろん名前だけではなく、岩の塊から生まれてきたようなゴツゴツとした甲羅に、 プラナリアのような気味の悪い頭が突き出たその姿はミズガメの条件をギリギリ満たしているものの、 にわかには信じ難い特異なスタイルが昔から続く根強い人気の理由です。 今回やってきたのは濃いイエローがべったりの頭頂部、 血の滲んだようなグロテスク気味の喉元など、 色付く箇所に惜しみのない発色が見られる美個体。 淡い地色に灯るほのかなピンクスポットはサクラの初花のようで、 写真に収めるのに随分苦労しましたが実物では一目でその色を楽しめます。 鼻先は息継ぎしやすいようにシュノーケル型になっていますが浅い水深ではあまり動かず面白くないので、 流木などで浅場を作り水深を深くして、メダカを追いかける無邪気なマタマタの姿をお楽しみ下さい。 |
マタマタ (アマゾンフェイズ) Chelus fimbriatus |
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ライトピンクのパステルカラーが少し早い春の訪れを感じさせる嬉しい飼い込みの安心サイズ! アマゾンかオリノコか、ついつい悩みがちですが目の前にいる内に迷わずゲットするが吉、 マタマタが入荷しました。 過去、現在、未来、いつどのご時世でこの生き物と対面したとしても、 人々は毎度変わらず同じことを思うのでしょう。 分類上はそうなっているため仕方なくカメの仲間として紹介するのであって、 ここまで妙ちくりんなデザインで現在まで生き延びたそれはもはやカメでは無く、 マタマタと言う全く別の生き物ではないかとさえ思える衝撃度の高さは相変わらずです。 もちろんこれを飼育してみたいと考える方は、 明らかにカメを飼おうとしているのではなくマタマタを飼おうとしているのであり、 何か他の種類で代替えをしようにも何にも似つかないため残念ながらそれは叶いません。 そんな風にオンリーワン度が極めて高いにもかかわらず、 長らくコンスタントに流通してしまっているものですから、 なかなか入手のし時が判断し辛いとお嘆きの方も多いでしょう。 当店でもいざ取り扱うと周りの方々がそわそわとし始め、 それほど長期で在庫していることも少ないため売れてしまってから一か月は必ず後を引く、 それほどインパクトの強い生物なのだといつも痛感させられるのです。 今回やって来たのはスマートフォンサイズの如何にも扱い易そうな飼い込み個体で、 温度から水質まで何もかも気を遣わなければならないイメージの幼体とは異なり、 甲羅も随分と硬くなり始めた初めてのマタマタにもお勧めの一匹。 一切の表情を消してしまっているため状態の良し悪しが分かり難く、 特にベビーを導入した際には環境に慣れるまでもやもやしっぱなしなこともあり、 手堅く行きたいのであればこれ以上の出物はありません。 アマゾンの長所としては裏返した時の赤と黒が毒々しく入り乱れる様子に、 耳のような頭部両サイドのペラペラがオリノコよりも大きくなるため、 妖怪レベルが高いと喜ばれるケースが多いように感じます。 こんなことを生き物に対して言うのもおかしな話ですが、 原則活きた魚のみで育てなければならないものをこのレベルまで仕上げるためにはそれなりの労力を要する訳で、 トータルで見れば大変お値打ちに感じられると思います。 最近では放出品が以前よりも減少しているようですが成長難や甲羅の痛みも見受けられない優良個体、 これこそまさに早い者勝ちです。 |
マタマタ (Sサイズ) Chelus fimbriatus |
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その奇怪な風貌からカメマニアでなくともその存在が知られているあまりにも有名なカメです。マタマタの入荷です。マタマタとはトゥピ 語で皮膚という意味で、本種に限っては学名より”マタマタ”と言った方が海外でも通じる事が多い様です。今回お客様委託個体で、2年 半程の飼い込みにより普段見かけるサイズより育っており、小赤や雑魚等を爆食しています。腹甲に 一部剥離した部分がありますが、既に傷は完治しており大きくなるに連れて 目立たなくなると思います。動きこそ少ないものの、どう考えても不思議で面白い体型が昔から飼育者達を魅了しています。年々流通量が 減っていますのでこの飼い込み個体は嬉しい所です。 |
マタマタ (Sサイズ・オリノコ水系) Chelus fimbriatus |
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委託者様からのご意向で価格を下げての再掲載です。 Sサイズ・オリノコ水系のマタマタです。ご存じない方も見えると思いますが、顔はギャオス・身体(背甲)は ガメラ、どこから見てもカッコ良過ぎです。腹甲のジェットブラックと、首裏や裏足・所々に散りばめられたブラッドレッドの コントラストも鮮やかで、水深を少し深めにすると楽しめるでしょう。流木などを沈め、ブラックウォーターにし、水温・水槽内気温を 28℃程に設定すると良い結果が得られるようです。餌は、クロメダカを与えており、それを巨大な口で水ごと吸込むさまは圧巻です。 |
マタマタ (アマゾンフェイズ) Chelus fimbriatus |
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持てる力をふんだんに発揮した遊び心満載のカラフルマタマタ! 赤、ピンク、オレンジ、黄色の花が一面に咲き乱れた美しい光景が広がっています、 アマゾンフェイズのマタマタが入荷しました。 奇妙奇天烈摩訶不思議、ここにいるのはカメであるかどうかということを問い質す前に、 このカメのような形をした何かが今目の前にいて良いものなのか、そもそも地球上に原生しているものなのか、 この物体を見せられるや否やそういった物事の根本から見直す時間が与えられて然るべきだと思います。 幸いにして所在が判明していることは確かなのですが、いくら地球の裏側に棲んでいるとは言え色や形、 最早それに限らず全ての事象が甚だしく現実離れを引き起こしており、 例えば日本の特撮映画には恐らく悪役側としてノーメイクで出演できるのではないかと思えるほど、 極めて高いそのバイタリティに感嘆と畏敬の念を抱かざるを得ないでしょう。 体を構成する全てのパーツがやりたい放題、誰一人として思い付くことのなかった型破り、 それも型をびりびりに破り捨てたかように無茶苦茶な価値基準、 そのような着想の下で生まれ出でるものは無秩序で崩壊的なものでしかないのかと思いきや、 求められるべき調和という二文字に向かって一直線に突き進んだ結果、 最終的にたったひとつしかない正解を我々に知らしめてくれたのがこのマタマタという名の生命体です。 以上のことからエキゾチックさについては事欠かないため、水槽に水を張り濾過を回すというセッティングや、 現実的に熱帯魚ルートで古くから流通していたこともあり、 ペットとしての立ち位置はやはり怪魚好きの偏向を持った方に支持されてきた存在と言えるでしょう。 カメという範疇でこれほどまでにぶっ飛んだケースは極めて稀で、 それだけに何時の時代も何処かで愛され続けているようです。 アマゾン水系とオリノコ水系、大きく分けてふたつの地域個体群が認められていますが、 単色になりがちなオリノコに比べごてごてと様々な色がのりやすいのもアマゾンの特徴。 元々は枯葉をモチーフにしているため、茶系を主体に暖色でまとめられる傾向が強いのですが、 この個体についてはその面影が一切見当たりません。 オレンジをベースにした甲羅には所々にピンクスポットが顔を覗かせ、 頭部から頸部にかけては肌色、レモン色、山吹色と実に鮮やかな配色が見栄えを良くしています。 そして裏返して見るとその喉元には先日お別れしたばかりの生レバーが待ち構えており、 全体のグロテスクなイメージを決定付けています。 ここ暫くはオリノコを見慣れていた感がありますが、 マタマタに対してその姿形以上に毒々しさを求めるのであれば間違いなくアマゾンがお勧め。 体付きに厚みがありがっしりとした印象が強く、 耳に似た後頭部のフラップも水揚げすると垂れ下がってしまうほど大きくなるので、 より迫力を味わうことができると思います。 旬を逃すと途端に入手困難になりますから、 どうしても見つからないと嘆く前に欲しい時には確実にゲットしておきましょう。 |
マタマタ (オリノコフェイズ・M) Chelus fimbriatus |
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素直には受け入れ難いあまりにも奇抜な容姿が時代を超えて語り継がれる妖怪と爬虫類の紙一重! そこに含まれる重みや付加価値が日頃見かける幼体のそれとは訳が違う今や貴重なミドルサイズ、 オリノコフェイズのマタマタが入荷しました。 奇想天外と書いてマタマタと読む、そんな直ぐにバレてしまう嘘をついても仕方ありませんが、 冗談でも口にしていなければこちらの気までおかしくなりそうなほど、 世界中のカメを全て目の前に並べたとしてもこれほどクレイジーなキャラクターは他に見当たらないでしょう。 水底の木の葉に擬態しているとはよく言ったもので、 何も聞かされていない状態で初対面とでもなろうものなら、 大半の人がその気味の悪さにあまり良い印象を抱かないでしょうし、 それと同時に一部の物好きが異形のカメに対して尊敬にも似た感情を抱くようです。 こればかりはそのまま見た通りと言う他ありませんが、 色々な意味で決して飼育の容易な種類ではないため、 嫌な言い方ですが真面目に育てている人も少なければそれにきちんとけじめを付けられる人もまた同様で、 シーズンになるとわらわら出回るベビーたちの圧倒的な物量に対して、 大きくなり過ぎて困ってしまったという案件の少ないことといったらありません。 可愛らしいのは事実ですが迫力に欠けると言い換えることもでき、 下積み時代の辛い修行をすっ飛ばして時間を早送りできればどれほど幸せなことか、 まるでタイムスリップのような超常現象を可能にする手段がここに実在するのかもしれません。 今回やって来たのはあわや二十センチに到達せんばかりの体格に仕上げられ、 喉から首元にかけては鮮血の迸るかの如くビビットなピンクに彩られた、 ここ最近ではなかなかお目にかかることの叶わなくなった大変喜ばしい飼い込み大型個体。 気になるタイプはオリノコ、 対するアマゾンに比べて耳の張りが小さく体の裏側に殆ど模様がないことで区別されます。 どうしてこっちを向いて笑っているのかさっぱり分かりませんが、 水中の餌に対して音の速さでアタックする姿にはいつ見ても痺れるものがあります。 突然命を落としてしまうケースが多いと言われることもありますが、 これには明確な原因と理由がありますので気になる方にはお渡しの際にお伝えします。 四肢をバタつかせられるだけの深い水を張って育てましょう、 これだけでマタマタとの付き合いが大きく変わるはずです。 |
マタマタ (アマゾンフェイズ・M) Chelus fimbriatus |
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奇妙奇天烈、カメなのかどうかも一瞬疑ってしまう程の奇怪な風貌を持った生き物です。 お客様委託のマタマタ・アマゾンフェイズの入荷です。今回はお客様がよく見るベビーサイズより丹精込めて育て上げた 20cm頃の安心サイズで、大きく育て上げたいけどベビーからは大変だから…という方にオススメです。 甲羅は変にヒネる事も無くとても綺麗な形状を保ったまま成長したのには訳があり、 小さな頃から魚の切り身に各種人工飼料を挿し込み与え、栄養が偏らない様にと工夫した結果です。 お陰で本種独特の怪獣のようなゴツゴツ感はより一層際立っています。 アマゾン水系らしく黒地に濃い赤の発色は見事です。 動かないカメで有名ですが実は水深を深くとり水流をつけると普通に泳ぎます。 |
マタマタ (M) Chelus fimbriatus |
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手に持つとズッシリ重たいナイスサイズ!お客様飼い込みのマタマタが入荷しました。 この生き物はカメの仲間、 というよりカメなのですが所々に意味の分からないパーツが付いている為に初見ではまず間違いなく仰天してしまうでしょう。 山が連なったようにゴツゴツとした甲羅、 変な形のプラナリア型の頭部、 長く伸びたシュノーケルノーズ、 ひだひだの付いた不気味な首、 その全てが一度見たら忘れられないインパクトを放っています。 甲羅から頭と手足が出ていればカメ、 そんな最低限の条件だけを守ってあとは好きにやらせて頂きますという何ともざっくばらんな形態で、 この外観は棲息地の岩や枯葉に擬態しているそうですが、 ひとたび水槽に入れてしまえばただただ目立ってしょうがなくお陰で我々はその奇怪な雰囲気を楽しめるという訳です。 シルエットが面白いだけでも十分ですがこの個体は赤みの強い甲羅に、 いい感じに部分色抜けしたクリーム色の頭頂部、 内側から滲み出たような毒っ気の強い鮮赤色の喉と 色彩感にも富んだ素晴らしい逸品。 ワイルドの為多少の欠けや擦れなどありますが、 不思議なことに臀甲板に人為的に開けられたような左右対称の穴が見られ、 ペルシオスなどでは現地で飼われていた証にもなるのですがマタマタではあまり聞いたことがありませんので、 学術的価値もありそうで逆に貴重です。 ベビーサイズからここまで育て上げるのはかなりの時間と労力を必要としますし、 まだそれほど大掛かりな設備も要らないと思いますのでこのサイズから初めて見ては如何でしょう。 |
マタマタ (M) Chelus fimbriatus |
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委託者様からのご意向で価格を下げての再掲載です。 南米アマゾンから大きな怪獣がやってきました。Mata mata 英名も同じです。 このサイズ(21cm)で入荷するのはまれで、 お客様飼い込みの委託個体です。ワニガメを思わせる背甲、巨大な口、三角形の大きなフリンジを付けた頭部、 シュノーケルのような突き出た鼻、どこをとっても何も言う事は有りません。種小名の fimbriatus は「ふさのある」と ゆう意味であり、「マタマタ」は現地先住民族のトウビ語で「皮膚」を意味しています。この種は飼いやすくも有り、 飼いにくくも有ります。床材に枯葉を敷き、流木などを入れてブラックウォーターにし、水温も高めの26〜30℃で 飼育すると、良い結果が出るようです。基本的に活きた物しか食べないのはしようがないのですが、あの大きな口で 魚類を水ごと吸い入れるのを見れるのはこのサイズからです。当店では川魚を主に与えています。 |
マタマタ (オリノコフェイズ) Chelus fimbriatus |
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いくらでも見慣れているはずなのに毎度懲りずに興奮してしまう優良飼い込み大型個体! 水揚げするとまるでカミツキかワニガメのように飛び跳ねて威嚇する妙な荒々しさが素敵なオリノコフォーム、 お客様委託のマタマタが入荷しました。 ミズガメ界の三大怪獣、大変に栄誉あるその肩書きを持つものとして前述の二種は言うまでもなく、 本種もまた曲頸類として唯一のエントリーを果たしており、 上陸組という言葉が流行したいつかの黄金期を支えた歴史的遺産です。 遺産というあえて縁起の宜しくない表現を用いたのは既にお気付きの通り、 カミツキガメもワニガメも今や飼育が禁止ないしは困難な状況へと陥る羽目になり、 長年に渡り果たしてきたその役目にいよいよ終止符を打とうとしています。 他の追随を許さないあの迫力ある風貌には忘れ難いものがありますが、 このマタマタも邪道ながら同程度の素質を秘めているにも拘らずそれが気付かれていない、 もしくは頭の片隅に記憶としては残っているものの殆ど忘れ去られているかのどちらかではないでしょうか。 しかしこうして再びある程度の大きさまでに育った個体を目の当たりにすると、 お馴染みのベビーがまとまって輸入された時に受ける印象とは全く異なった、 異形の存在への憧れという極めて単純な発想に突き動かされていた少年時代のあの頃にトリップさせられるような、 きらきらとした純粋な気持ちを持って一体のカメと再び向き合える懐かしい感情に浸ることができると思います。 擬態という明確な目的があっての造形ですから意味不明と言うと語弊がありますが、 そうやって訳を説明されても素直に首を縦に振ることの難しい表情や外形が一挙に視界を覆い、 激しく襲い来る恐怖と喜びの観念が脳内までをも支配してしまうのです。 今回やって来たのは幼体の頃には窺い知ることも叶わなかった、 本当の正体がいよいよ滲み出してきたと言えるボリュームを誇るミドルサイズ。 オリノコに特有の全身に赤みが射したカラーリングはこの大きさにして未だ健在、 甲羅は茶色と言うよりもむしろ煉瓦色に焼き上げられ、 喉元はおろか頭頂部にまで鮮血のような同系色が溢れ返っています。 耳の小ささは意外と太い首の逞しさを余計に強調し、 まるで消防車に積んだだぼだぼのホースを連想させるほど。 気になる育成期間はおおまかに二、三年、 僅かな時間でこれほどの成果を上げることができたのも何より餌のお陰だそうで、 冷凍ワカサギやピンクマウス、鶏肉の各部位だけではなく時には乾燥エビすらも、 水面に落とした瞬間にガバッと吸い込んでいたとのことです。 年々流通量が減少傾向にあるこのマタマタもそろそろ生涯のパートナーを見つけておいた方が良いのかもしれません、 今時珍しい20センチオーバーの貴重な一匹です。 |
マタマタ (♂) Chelus fimbriatus |
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カメと呼ばれる爬虫類の中で、その範疇から最も逸脱したカメです。 お客様委託飼い込みの大きく育ったマタマタ・オスの入荷です。 よく流通するのはベビーサイズで、成長過程での突然死も多く大きく育てるのはなかなか難しい本種ですが、 今回はそのベビーサイズから大きく綺麗に育った個体です。 三角形の頭、 首のヒダヒダ、 細長く伸びた鼻先など、 どこからどう見ても特異な風貌で、また全体像はまさに怪獣映画の再現の様な迫力がありとても魅力的です。 ただし顔はいつでもニッコリしています。 喉の赤みはエグい程に発色し大切に飼い込まれた様子が伺えます。 よく深い水深では溺れてしまうと言われますがある程度育った個体には水深が必要らしく、 実際にナガクビガメ等と深い水深で混永できてしまう位でその方が成長も促進される様です。 非常に状態の良い個体なので大きめ個体をお探しの方はこの機会にどうぞ。 |
パプアカブトガメ (S) Elseya branderhorstii |
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何の装飾も施さない殺風景な外観に色気が漂うショートネックの最高峰と名高いブランデル! 写真の撮り方ひとつで評価がガラリと変わる生粋のミズガメ好きに捧げたい銘種のひとつ、 パプアカブトガメが入荷しました。 パプア、ブランデル、ブランダーホルスト、相も変わらず呼び名の安定しないところはご愛嬌、 ここ数年でマゲクビガメの仲間が改めて見直され始めたのを機に、 お隣の親戚と言うだけのことでじわじわ頭角を現し始めたカブトガメの一種。 一種とは言えカブトガメの中で実際に飼育可能なのは本種とニューギニアぐらいのもので、 シュルツは後者に含まれてしまっても差し支えなく、 またラティスことノコヘリカブトにもなると途端に敷居が高くなりますから、 この広がりの無さこそが決して大衆の目に晒されること無くひっそりと暮らさざるを得ない要因なのでしょう。 最近では大幅な分類の見直しも行われ学術的には大変熱いグループなのですが、 誠に残念ながらその殆どがオーストラリアを原産としている都合上、 ペットとして手にすることができないがために大々的に流行りそうな気配は微塵も無く、 それ故にじわじわと流通量が目減りし昔のようにわんさか見かけられなくなったことは、 本当に寂しく辛い現実を突き付けられているような心持ちです。 少し勉強すればお分かりの通り、 デンタータやアーウィンなどの恐ろしく格好良いカブトガメたちはほぼ全てがブランデル型であり、 相方のニューギニアとは似て非なる底知れぬ奥深さを持つ、 狭義のElseya属に残された最初で最後の希望としてこのカメを飼育することは、 大変にマニアックで有意義な選択肢のひとつとなり得るでしょう。 今回やって来たのは数年前までコンスタントに輸入されていた印象の強い、 しかしながらこの頃は途端に姿を見かけなくなってしまった可愛いスモールサイズ。 CBがいそうでいない供給のほぼ全てをワイルドに頼るカメですから、 こんなに育て甲斐のある個体がぽつりと出てくると非常に興奮させられますし、 一秒でも早く深い水の中へと放り込みメキメキと成長する姿を見届けたくなります。 よほどの玄人で無い限りは必ず横見でお楽しみ下さい、 水を切るように泳ぎ回る姿にうっとり見惚れること請け合いです。 |
パプアカブトガメ (S) Elseya branderhorsti |
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実寸甲長だけではなかなか想像できなかったダイナミック感が体中から迸る知る人ぞ知る銘種のひとつ! 大型種のベビーにありがちなギョロ目が育てたいという欲望を掻き立てるダメージ僅少の安心サイズ、 パプアカブトガメが入荷しました。 この業界には水ものという言葉があって、それは例えば熱帯魚全般を表していたり、 或いはカメで言うところの水中を主な生活圏とする種類のことであったり、トカゲやヘビの一部水棲種、 更にはカエルやイモリたちにもそのような条件に当てはまるものが数多く存在しているでしょう。 その昔、いわゆる観賞魚ブームが日本全国に渦巻いていた時代には、 それはもしかすると今となっては信じ難いことかもしれませんが、 一家に一台水槽が置いてあるのも決して珍しいことではなく、 一般家庭における手軽なペットとして何かしらの魚が泳いでいたものです。 近頃ではお祭りの金魚掬いでさえも少し縁遠いものとなりつつあるようですが、 やはり人間として生まれた以上、 我々の主戦場とは異なる水という領域に対して漠然とした憧れを抱くのも無理はなく、 特殊な能力を身に付けた彼らの生き様を間近で体感したいという思いが募ることもあるでしょう。 爬虫類の世界ではご存知の通りトカゲやヘビが大きな盛り上がりを見せ、 先に述べた水ものの類がそれらを上回ることはなかなか難しいと思いますが、 住み慣れた陸上の世界から勢い余って潜り込んでみることで、 新鮮味や爽快感が広がる新たな世界を体感してみては如何でしょうか。 今回やって来たのはまだちょっとしたお煎餅ぐらいの本種にしてはひよっこなお年頃ながら、 やはりその丸鋸のような甲羅についつい目が行ってしまう綺麗なワイルドベビー。 そもそもこのブランデルはCBがほぼ皆無という厳しい状況が続いており、 また不運なことに相方のニューギニアカブトと混同されたり、 危うくハイブリッドのようなものまで掴まされたりすることも少なくない中で、 こうして純然たる個体と出会えるのは本当に喜ばしいことです。 ハッチサイズが大きな種類のためにこの段階でも幼いぐらいですが、 60センチレギュラー水槽辺りに水をなみなみと張ったところへ突き落としてみると、 水を切りながらクイックに泳ぎ回る様に泳ぎのプロフェッショナルとしてのプライドを見せ付けられ、 たとえ成長途上でも水中を浮遊するように悠々と漂う姿を目の当たりにすれば、 カメの周りには実際の容積以上に果てしなく広がる世界が浮かび上がります。 当面の目標として30センチ台に乗せられればそれだけでも大したものですが、 小さいながらもいきなり成長線が勢い良く伸びている辺りに彼の底力を感じつつ、 遠慮など要らない激しいパワーフィーディングで一気に駆け上がりましょう。 |
パプアカブトガメ (S) Elseya branderhorsti |
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真偽のほどはさて置いて出物の殆どがやや大きめサイズばかりなところへ貴重な手の平サイズ! 新書の発売により沸いているはずのオセアニア系ショートネックから一段とクールな印象の強い本種、 パプアカブトガメが入荷しました。 ここ数年水棲ガメを取り巻く環境は芳しくないというのが正直なところで、 業界人に言わせると以前にも増して動きが悪くなっているらしく、 また飼育者の皆さんからすると何だかマニアックな雰囲気で凝り固まっているのだそうです。 何を隠そう私はミズガメ出身者であり、 そもそも日本に暮らす人々にとってカメという生き物自体が馴染み深いはずだと信じて疑わず、 その上でマニアックだと言われて否定も肯定もできないのが本音なのですが、 しばしば耳にするようにカメは全部カメ、というバッサリとした一言が全てを表しているのでしょうか。 一番問題なのは、そもそもカメなる商材が豊富に売られていないことかもしれません。 様々な商品を実際に見比べることが難しいため、 目で見て確かめることができない以上はハードルが上がってしまうのも致し方なく、 何が面白いのかいまいち伝わらないという負のスパイラルに陥ってしまうのでしょう。 また古参のファンがやたらと多いためか、新規参入し難い雰囲気が生まれているのかもしれませんが、 そこに充満した潤沢な情報量が親切な方向へと働けば、 むしろビギナー層に対する前向きなアプローチが可能になると思います。 幸いにして飼育自体が極めて困難な種類の方が今や珍しいぐらいですから、 ビジュアル的に心を惹かれたものから順に手を出しても罰は当たらないでしょう。 今回やって来たのはそもそも本物のブランデルを見かけなくなって久しいところへ、 昔は主流だった手の平にピタリと収まる可愛らしいスモールサイズ。 こんな前置きでいきなりマイナーなカメを突き出すのも恐縮ですが、 このブランデルに備わる愛されるべきポイントは以下の通り。 和書洋書問わず色々な書物を紐解いても何故か正しい写真が少なく、 大体は種判別に誤りがあるか写りが不鮮明で残念であるかのどちらかだということ。 次にオーストラリア国内に棲息する格好良過ぎるカブトガメ軍団は軒並み入手不可能とされながら、 ブランデルはそれらと同系統なためあまりにもリーズナブルに本場の迫力が堪能できるということ。 最後に育てていく上で些細なミスやトラブルさえも起こさせない、 持ち前のタフさがあまりにも素敵だということ。 ワイルドでもいきなり人工飼料に餌付いてくれるところが嬉しく、 詳しくは割愛しますが実は本物の本種は意外とレアなのでこの出物をお見逃しなく。 |
パプアカブトガメ (M) Elseya branderhorstii |
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今回はベビーサイズから綺麗に育った、お客様飼い込み個体です。これだけきれいに育てるのは なかなか難しく、飼育レベルの高さが伺えます。同属のニューギニアカブトに似ていますが、 これは虹彩の色を見れば一目瞭然で、パプアカブトは一様に黒いのが特徴です。何でもモリモリと 食べてガンガン大きくなりますので、最終的には大きな水槽で優雅に泳がせて上げて下さい。 |
パプアカブトガメ (S) Elseya branderhorsti |
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これをベビーと呼びたくなるほど奇跡的に小さなスモールサイズのブランデル! 何故かCBの流通がほぼ皆無な本種にとって、ピカピカの幼い個体は極めてレアです。 |
パプアカブトガメ (M) Elseya branderhorsti |
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平常流通するもので唯一オージーの味わいが漂うショートネックフリークスのマストアイテム! 何故かこの数年で確かな形質を持つ個体が激減している中ようやく巡り合えたピュアブランデル、 パプアカブトガメが入荷しました。 学名をそのままカタカナ読みに直せばブランダーホルスティ、 昔のマニアはこぞってブランデル、ブランデルと呼んでいたのがもはや懐かしく感じられるほど、 最近ではその名を口にする機会も殆どなくなってしまいました。 安価に出回っていた頃から何処か不確かで不安定な印象があり、 何も恐れずに言えば皆が皆よく分かっていなかったというのが本音でしょう。 この辺りのイメージには同じエリアに分布するマルガメに通ずるものがありますが、 そういう名前で輸入されましたというだけのことで、 世間はそれ以上突っ込んで情報の正確さを求めていなかったような気がします。 安価に出回っていた頃は次があるからと油断していたのも正直な話ですが、 今でこそあの頃にタイムスリップしたらロット別、タイプ別にそれらを分類し、 ブランデル的なものからニューギニア的なものまでそれらを横並びにして、 意味がありそうでなさそうな謎の議論を延々と交わしてみたいものだとつくづく思います。 別段綺麗な訳でもなく咬み合いそうな雰囲気から同居飼育にも向かない、 一体誰がこんなカメを好んで飼育するのかと散々揶揄されたのも昔の話、 無駄に巨大なサイドネックが無遠慮にシングルで悠々と泳いでいる光景も、 きっと悪いものではないといずれ感じて頂けることでしょう。 今回やって来たのは個人的にずっと探し求めていた本物のブランデル。 それらしいインボイスで輸入されても困ったことにあまり好ましい状況ではなく、 外観に説得力のあるものは少なく見積もっても二、三年はまるでお目にかかれませんでした。 特徴をおさらいしておくと背甲の項甲板は消失し虹彩は黒味が強くなる、 たったこれだけで大半の個体が見分けられるはずなのですが、 不思議と典型的なものはすっかり雲隠れし久方振りのご対面と相成ったのです。 デンタータやアーウィンなどその名を挙げれば胸が苦しくなるような彼らに憧れる私たちにとって、 オージーの遺伝子を確かに受け継ぐこのブランデルは最後の救世主なのかもしれません。 |
パプアカブトガメ (M) Elseya branderhorsti |
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先日入荷したものに近しい条件の個体が再びやって来たので再アップ! ワイルドながらダメージも少なく、相変わらずの痺れる格好良さに一目惚れの絶品です。 |
パプアカブトガメ (♂) Elseya branderhorstii |
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今や日本にたったの一匹しかいない、かもしれない本当に貴重なブランデルのオス! オージーに秘められた謎が次々と明らかになる中でこれまで以上に注目されるべき銘種です、 パプアカブトガメ・オスが入荷しました。 学名をそのまま読むとブランダーホルスティ、それでは少々長過ぎるので縮めてブランデル、 かつてニューギニアカブトやニシキマゲクビなどネシアンの曲頸類が安価に流通していた頃、 本種も同様に様々な場所で販売されていました。 マニアックと言えば聞こえは良いのですが、正直に申し上げると別段知名度が高い訳ではなく、 もっと突っ込んでしまえば一瞬たりともブームになりそうな気配もないまま、 どうにも盛り上がりようのない低迷した状態で長年くすぶっていたように思います。 それもそのはず、 当時バラエティ豊かだったその他の水棲ガメと比べても取り立てて派手な要素はありませんし、 相方のニューギニアカブトと共に頑張って行こうにもインパクトに欠けてしまい、 低価格であったことも災いし随分と後回しにされてきた感は否めません。 ノコヘリカブトという絶対的なスターも今では別属に分けられていますが、 元々見た目が大きく異なることからホビー的にも別格扱いされ恩恵を受けることすらできませんでした。 しかし最近ではカブトガメの全容がほぼ分かりつつあり、 実際に商品として売られているか否かは別として、 オーストラリアに棲息するElseya属およびWollumbinia属の珍種が次々と紹介されたことを契機に、 ニューギニアにいながらにしてあちらの雰囲気を匂わせるこのブランデルが見直されつつあるのです。 実は格好良かったと言うとカメには失礼ですが、 ここまでストイックにシルエットのみで勝負できるものも珍しく、 ある種の古代魚的な存在感を一般家庭の水槽で味わえるというシンプルな魅力に、 人々はようやく気が付き始めているのでしょうか。 今回やって来たのは表舞台で明らかになっている個体の中では唯一とも言える、 冗談抜きで本当に探してもまず見つからない大変稀少なオス。 当店では過去に一度だけ別のオス個体を販売した経緯があるのですが、 実は店を旅立って数ヶ月後、更に遠い所へ旅立ってしまった事実を知ることとなり、 今国内に現存するオスは目の前にいるこの個体を除いて他に見当たりません。 しかし私も直に見るのはこれが二度目なのですが、 細長い甲羅に頭部よりも大きく見える尻尾の逞しさが実に漢らしく、 同じくオスに特有の形質である首元と四肢を彩るピンクオレンジもお見事。 一掻きで水を跳ね上げるほどの高い推進力を武器に、 タンクの中で遊泳と旋廻を繰り返すアグレッシブな様はいつまで眺めていても飽きることはありません。 現地からの輸入が激減しこの頃は寂しい限りですが、 アメリカでは既にブリーディングにも成功しており、 種親用という意味合いでも重要な役目を担う、日本の将来が懸かった責任重大な一匹です。 |
パプアカブトガメ (特大サイズ・♂) Elseya branderhorstii |
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信じられない数値を叩き出した甲長に加えて性別は奇跡のオス! この沸き上がる感動と興奮は未知との遭遇によるものでしょうか、 国内で秘かに育て上げられたパプアカブトガメ・オスが入荷しました。 学名由来の愛称はブランデル、少し水棲ガメのことを知ればどこかで耳にすることができる、 ややマイナーではありますが普通種として括られるカブトガメの仲間ですが、 実際に認知されているのはその名前ばかりで、 近縁種ニューギニアカブトとの違いがいまいち分からない、そんな声も聞かれるほど。 もちろんポイントを抑えれば瞬時に見分けの付く両種ですが、 そうやって一緒くたにされてしまうのもよく見かけるサイズではあまりに地味過ぎるからなのでしょう。 ちょっと首が横に曲がれば良いというような甘い評価は世間では通用しないらしく、 他のサイドネックに押され行き場が無くなり一部の愛好家がこっそり楽しむカメになってしまっている感じも否めません。 しかし今この時をもってようやく多数派の意見を覆すことができるかもしれない、 未だかつて見ることのなかった最高の一匹に巡り会うことができました。 図鑑で見る最大甲長は40cm、何かの間違いだと信じて疑わなかったあの数字に迫る勢いで、 知られざる真実の裏付けともなり得る貴重な存在です。 そして大きさもさることながら今回更に驚いたのはその性別。 恐らく今まで誰も話題にしなかったため殆ど公にはなっていないと思いますが、 日本という枠を超えて可能な限りネットワークを張り巡らしても、 ブランデルのオス個体というのがどうにも見つかりませんでした。 そのため一時はオスも尻尾が小さいのでは、オスがメスのふりをしているのではとまで憶測されたほど。 奇遇なことに現在大きなメスも隣合わせの水槽で泳いでいますので、 繁殖を狙おうという方のためにペア割もご用意してお待ちしております。 文字通り水面下で飼育が続けられていた極めて稀な出物です。 |
パプアカブトガメ (♀) Elseya branderhorstii |
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発売間近のエキストラクリーパー最新号での分類情報が待ち遠しいです。 お客様飼い込みの綺麗に育ったブランデルことパプアカブトガメ・メスの入荷です。 よく見かける種類でサイズも様々ですが、実は成長が早くツルンと綺麗に育てるのは意外と難しいもので、 こういった一般種ほど見事に育った個体にはつい目を奪われてしまいます。近縁種のニューギニアカブトとは 項甲板が無い事と虹彩が黒っぽい事で見分けられます。ブランデルとニューギニアの両者の関係はオーストラリアに住むカブトガメ達にも通ずるものがあり、 海で分断された島々での進化の神秘を感じさせます。よく見ると甲板が分かれている箇所がありますが 大型になるカメでは殆ど目立ちませんので気にならないでしょう。勿論餌は人工飼料全般何でも食べています。 甲羅の脱皮も快調で若い成長線がグングン伸びてきているいいメスなので、この調子で特大ブランデルを目指して育て上げて下さい。 |
パプアカブトガメ (L) Elseya branderhorstii |
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最大甲長で40cm程になる、個人的には非常に格好良いと思っている種です。 流線型の体型で、120cm水槽を水を切って泳ぐ姿は最高です。 メチャクチャ餌食いも良く、飼育も簡単です。 |
パプアカブトガメ (♀) Elseya branderhorstii |
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ようやく20cm台に達し少しずつ貫禄も感じ取れるサイズになりました、 ブランデルカブトガメ・メスの入荷です。 ニューギニアカブトと並んでカブトガメを代表する種で、両種とも比較的流通量の多いことからよく知られた曲頚です。 よく似た2種ですがブランデルは項甲板が無いことと、虹彩が全体的に黒っぽいことで見分けが付きます。 とにかくよく泳ぎよく食べ成長の早いカメで、最大甲長は40cm近くになるとか。 以前当店にも30cm弱の個体が入荷しましたが、重厚感溢れる迫力の姿に一同圧巻でした。 この個体もまだまだ成長中で一体どこまで大きくなるのか非常に楽しみです。 四肢の先などがほんのりピンクに染まっているのも見所、これからどうなるでしょうか。 よく見ると甲板が分かれた箇所がありますがフォルムは崩れておらず、 また噛み傷の痕も成長に連れ殆ど目立たなくなると思います。 熱帯域のカメなので低温にはあまり強くありませんが過敏になる程でもなく、 またそれ以外に環境に対するシビアな要求は一切無いとても丈夫な種類。 顔付きは格好良いと可愛いの2つに意見が分かれるようです。 新しい成長線がガンガン出てきています、何でも食べて心配のない個体です。 |
パプアカブトガメ (♀) Elseya branderhorstii |
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遂に20センチを超え待ちに待った真の姿へと近付きつつある本領発揮一歩手前のグッドサイズ! 甲羅の厚みや四肢のトルクに容赦無い成長の度合いが感じられる嬉しい飼い込み個体です、 パプアカブトガメ・メスが入荷しました。 その昔ナガクビガメやヘビクビガメなどが隆盛を極めていた頃、 相方のニューギニアカブトと共にただのショートネックとして辛い下積み期間を過ごした通称ブランデル。 つまり当時の主流はとにかく首の長いカメ一本でしたから、 同じ曲頸類でも首が短いと言うだけで見放され切り捨てられてしまう、 そんなつまらない過去がここ日本においては確かに実在しました。 今思えばそれも致し方ないことだったのでしょう、 実際彼らは東南アジア出身と言うだけで流通売価がとてもリーズナブルであり、 別段よく観察されることも無くどうしても雑多な扱いを受けざるを得ませんでした。 しかしながら数年前にオーストラリアの国内未入荷種を多数含んだ専門的な記事が公開されるや否や、 それらの格好良さに気付かされた人々が俄かにカブトガメファンとなって雰囲気を盛り上げ、 いずれにしてもまともに入手することはほぼ不可能でありながら、 今まで慣れ親しんだブランデルを再び味わってみようと言う動きが強まりました。 そう、本種はあのデンタータやアーウィンなどと同じグループに属する、 非常に格好良い立派なカブトガメなのです。 今回やって来たのはそろそろ片手で持ち上げるのも厳しくなってきた、 細長くそして分厚く成熟し始めたかなり飼育欲をそそられる大きさの放出個体。 甲羅は全体的に明るい黄土色、 頬の鱗や首筋などはやや黄緑色がかり、 前肢のヒラヒラした部分はほんのりピンクに染まる、 決してベタ褒めするつもりはありませんが何処となく上品な色味の良さがうかがえます。 甲羅全体を見るともちろん目立った欠けは無く、 反り返りの一切見られないシルエットは大変に綺麗でここから先も実に育て甲斐があり、 真剣に向き合えばあっという間に30センチクラスへと育て上げるのも難しくはありません。 定番の手の平サイズも最近では出物が少なくそしてやや高価になってきました、 その上ある程度ボリュームのある個体ともなると絶対数はかなり限られてしまいますから、 水槽が空いている今の内に押さえておきましょう。 |
パプアカブトガメ (XL・♀) Elseya branderhorstii |
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驚愕のサイズ!この重厚感溢れる迫力がたまりません、 ブランダーホルストことパプアカブトガメ・メスの入荷です。 今回はなんと30cm近くにまで成長した巨大な個体で、こんなサイズのブランデルは滅多に見る事ができないでしょう。 図鑑には最大40cmとありますが、やはり人と同じでカメにも個体差があるので実際にその大きさまで成長できる個体は限られており、 また飼育環境によっても大きく育てる事は難しいものです。特筆すべきはまだ若い成長線が出続けていて今後の成長にも期待が持てます。 こんなに大きな個体ですがまだまだ若々しく、 真っ黒な瞳の精悍な顔立ちはブランデルそのものです。 30cm近くの曲頚類が水を切って遊泳する姿には圧倒され見とれてしまう事でしょう。是非40cm目指して育て上げて下さい。 |
パプアカブトガメ (特大サイズ・♀) Elseya branderhorstii |
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30cm級のビッグブランデル! これだけ立派な個体はそうお目にかかれません、 国内長期飼い込みのパプアカブトガメ・メスが入荷しました。 カブトガメと言えばマゲクビガメと並びショートネックの代表的なグループで、 特にオーストラリア国内に棲息する種については未だ謎のベールに包まれた部分も多く、 長年多くのマニアに苦悩と狂喜とを味わわせてきた罪深くそして魅力的なミズガメのひとつ。 本種は国内ではニューギニアと並びコンスタントに見かけることができますが、 実はこのブランデル、 オーストラリアのdentataやirwiniなど国内では一生かかっても見ることができないかもしれない憧れのカブト達によく似ています。 今まではこれらの情報があまりに乏しく話題にすら上がることも珍しかったのが、 様々な事実が明らかになる過程でブランデルへ向けられる目も確実に変化してきていると言えるでしょう。 またブランデル自体にも繁殖についての詳細が不明なことや、そもそもオスが極端に少ないことなど、 一概に一般種とは呼べないミステリアスな一面も備えています。 今回やってきたのはもしかすると国内最大級かもしれない大変に大きなメス個体で、 このサイズになってようやくこのカメの凄みを理解することができると思います。 写真だけでお伝えできることが限られてしまうのは本当に心苦しいですが、 入荷後真っ先に180cm水槽へドボンと入れたその瞬間から、 眼前にはワイルドライフの迫力に満ちた素晴らしい景色が広がりました。 これまでの常識を超えた最高の一匹です。 |
パプアカブトガメ (XL・♀) Elseya branderhorstii |
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オージーの香りを引き継ぐ隠れた銘種が魅せる真骨頂が解き放たれるまであと10センチ! 水の中を滑空する流線型の物体は30cmクラスになりようやく貫禄が出始めたようです、 お客様委託のブランデルカブトガメ・メスが入荷しました。 カブトガメと聞いて直ぐに名前が挙がるもので本種とニューギニア、 そしてシュルツも加わればそれで終わりかと思いきや、 やはり海を渡った先のオーストラリアが主要原産国であるために、 未だ見ぬ強豪たちが続々と参加することで大きな種群を形成しています。 そうした認識が伝統的になされてきたElseya属ですが、 同じ大陸内でもノコヘリカブトのグループとカミツキカブトのグループに分割でき、 同じショートネックとして関連性の深いEmydura属との類縁関係に程度の差が見られるため、 前者は新しくWollumbinia属として独立することとなりました。 こうしてより純度の高まったElseyaですが、 最新の資料に目を通すとどうしても格好良いものはほぼ全てが入手困難、 と言うよりそもそも日本へ輸入された実績がない種類ばかりなので諦めるしかないかと思いきや、 飼育が現実的な前述の三種の中にひとりだけ異彩を放つ奴が立ちはだかっています。 それがこのブランデル、 同地域のニューギニアとは異なり殆ど多くのオージーと共通する項甲板がないという特徴にそれだけでマニア心を擽られる思いですが、 やはり表情や風格の厳格さもシュルツを含めたそれらとは一線を画しています。 またその最大甲長も魅力的で、40cmという数字を初めて目にした時には何かの間違いだろうと、 カブトガメ本体が仮にそこまで大きくなったとすれば実に大変なことになる、 こんなことを考えながら高を括っていた節もあったのですが、 どうやらその裏で不安に駆られていたのも事実だったようです。 今回はわざとらしいとも取れる前振りに見事対応した大型個体を招聘しました。 過去にも同サイズのメスを取り扱った経緯があるためか少しばかり冷静でいられますが、 普通に考えればひょいと片手で持ち上げて撮影するようなカメではありません。 体型に一切の無駄はなくとも厚みを隠し切れないボディは重厚感に満ち溢れ、 全体の絶妙なバランスをつくり出すには何と言っても四肢の逞しさを無視することはできないでしょう。 私たちが今まさに目にしたいのはこのカメが優雅に舞うシーン、 こんなに大きな体でも動き自体は手の平サイズと変わらないかむしろ激しいぐらいですから、 巨体を自由気侭に動かすだけの箱で対面することができれば、 その時に初めて巨大カブトの長所を引き出すことができると思います。 脱皮の途中で所々の色が変わっていますが、少々の小傷もこうして代謝が進むことで時間が解決してくれるでしょう。 30cmを超えるとまるで個体が変わったように威厳が出てきますので、 未だ微かに残る若干のあどけなさを貴方のお手元で完全に消し去り、 その後は国内最大級を目指して地道に鍛錬する毎日です。 |
カミツキカブトガメ (Pr) Elseya dentata |
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超激レア!! カミツキカブトガメです。EUCBで日本に入って7年の飼い込みです。 入荷した当初はベビーだったのですが、やはり他のElseyaと比べても成長も早く、 餌を食べる量も多いです。餌をかざすと本当に噛みついてきます。 今回は、本当に貴重なペアです。 |
ノコヘリカブトガメ (♂) Elseya latisternum |
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貴重な貴重なノコヘリカブトのアダルトサイズ・オス個体の入荷です。この個体はおよそ30年程前に輸入され、その後何人もの飼育者の手 に渡り大切に飼育されてきたカメで、爬虫類業界の歴史を見てきたと言っても良いでしょう。瞳の奥をじっと見るとその歴史を感じさせ られます。日本ではごく限られた個体数が流通するのみですが、現地オーストラリアでは池を覗くとワラワラと泳いでいるそうで、現地の 人と観光客とのリアクションの差は相当なものでしょう。また、清潔で澄んだ水に棲んでいると思われているオーストラリア産のカメは、 実は濁った水でたくましく生きているそうです。なんとか国内繁殖までこぎつけたい本種です。 |
ノコヘリカブトガメ (Pr) Elseya latisternum |
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今回のヨーロッパ便で国内初入荷が3種類と非常にレアな生体が入荷した便でしたが、 当店的に一番嬉しく、興奮した生体はコレです。ノコヘリカブト。しかも、多分過去最大級。 頭は巨頭化し、まるで現地写真に登場するモデル個体の様です。オスの甲羅は赤褐色で美しく、 このメスの婿として申し分ない美個体です。いい年の大人も大はしゃぎしてしまい、 思わず記念写真を撮ってしまう程の絶品個体です。(※写真の男性はお客様です。) |
ニューギニアカブトガメ (ベビー) Elseya novaeguineae |
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背甲の各甲板に散らばる黒斑が残り頭部全体の模様が明瞭に表れる彩り豊かなあのタイプ! 昔は普通種と呼ばれたこんなカメも改めてベビーを見ると新鮮さが段違いな、 ニューギニアカブトガメが入荷しました。 カブトガメとは曲頸類、更にその中でもショートネックの愛称で括られるグループに属し、 親戚にはマゲクビガメと言うこれまたよく似た容姿を持つ仲間がいるのですが、 決して構成種は少なくないもののその大部分がペットとして流通しておらず、 先日大掛かりな改編により従来の一属が二属に分割されたものの、 対象となる種類がそもそも世間に認知されていなかったと言う致命的な事実により、 殆どの人にとっておおよそ関係の無い出来事になってしまった哀愁漂うミズガメ。 普通に入手できるのが二、三種類しかいないため、 いわゆるコレクターにとっては大変歯痒い思いをさせられるのも痛々しく、 それ故にじわじわと市場から姿を消しつつある方がむしろ問題視され、 今日では復権に向けて地道な活動を強いられている半ばマニアックな存在なのですが、 別段育てるのが難しい訳では無くどちらかと言えば強健さが売りなぐらいですから、 一ファンとしては持ち前の愛嬌を存分に発揮してもう少し活躍して欲しいと願うばかりです。 今回やって来たのは何だか久々に見かけられた感のある、 以前は当たり前のように売られていたのにと何処か切なささえ纏った、 程良くふっくらとした安心の幼体サイズ。 よくご存知の方でしたらどのタイプに当てはまるかは明白だと思いますが、 あえてそう感じて頂けるよう極めて特徴的な一匹をチョイスしました。 冒頭でも触れた通り椎甲板や肋甲板を中心にくっきりとドットが浮かび上がり、 目の後ろにはニシキマゲクビガメのような明色のバーが走ると同時に、 頭頂部のカブトにはいずれはっきりと描かれる柄の一部が確実に表れています。 正直、ベビーの内は可愛らしさだけで押し通せるのかもしれませんが、 この手のカメは真骨頂が発揮されるタイミングが極めて遅く、 最高の状態の話をすればワイルドのフルアダルトの格好良さと言う結論に至ってしまうのですが、 本当の正体を垣間見るべくコツコツと育て上げることは無駄な行為では無く、 それによって得られる満足感を味わってもらえればと考えるほどです。 悲しいかな流行りものでは無いが故に情報が少なく入手の機会にも恵まれ難いのですが、 素直にビジュアルで気に入って頂きたい、個人的には嬉しい出物です。 |
ニューギニアカブトガメ (S) Elseya novaeguineae |
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澄み渡る大空の景色をそのまま映し出したような透明感溢れる碧い瞳が鮮やかなセレクト美個体! デフォルトでこんなカラーリングでは無いだけに目を合わせるだけで特別な感情が込み上げてきます、 ニューギニアカブトガメが入荷しました。 大小問わず数多くの島々からなる東シナ海の東南アジア諸国、 世界最大規模の島嶼地域として名高いこの地域に暮らす爬虫類の多くに共通するのは、 個体差の程度が甚だしく種の持つ潜在能力を極度に引き出しているという点です。 複数の島に跨って分布することにより地理的な隔絶が実現し、 それが例えば亜種として記載されたり、そうでなくとも地域変異として学術的にも認知される場合や、 はたまたホビーの世界だけでしか通用しないレベルの微妙な差異まで、 そのどれもが我々マニアの心を刺激して止みません。 本種もその例に漏れず、一口にニューギニアカブトと呼んでもその中には多彩なバリエーションがあり、 未だに新たな種が誕生したりかつての新種がシノニムとなって抹消されたりと、 研究者によって様々な見解の違いが何ともミステリアスな空気をつくり出しています。 言葉は悪いですがかつてこのカメが雑多に輸入されていた頃は、 色々と見比べているだけで有意義な時間を過ごすことができたのですが、 最近では流通量がことごとく減少してしまい楽しみをひとつ奪われたような気がして寂しい限り。 これまであまり目立った活躍をしてこなかっただけに、 今更になってとみに人気が急上昇するようなことも考え難いのですが、 だからと言って消えてしまいそうになるのをこのまま見ているだけと言うのも虚しさが残りますから、 細々とでも繁殖に成功するなどしてその地位を守っていきたいものです。 今回やって来たのはパッと見の印象こそ淡褐色の実にベーシックな雰囲気でありながら、 顔面にはめ込まれたふたつの眼がまるでサファイヤのように青く輝く風変わりな一匹。 大半の人がどうでも良いと感じられるかもしれません、 視点があまりにもマニアック過ぎると指されても致し方ありませんが、 こういった局所的な特徴を持つ個体は探してもそうそうお目にかかれるものではなく、 さり気ないアピールポイントとしては十分過ぎるほどのインパクトがあると思います。 幸いにして生まれ持った目の色と言うのは成長に連れて極端に変化するようなリスクも低く、 生き物の外観の中で最も注目度の高いパーツのひとつですから、 是非拘りの一匹として大切に育て上げて下さい。 |
ニューギニアカブトガメ (M) Elseya novaeguineae |
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カブトガメ代表2種のひとつ、そしてショートネックの定番種です。 輸入後半年ほど飼い込まれたニューギニアカブトガメが入荷しました。 曲頚類の定番種と言えば長い首のものではジーベン、短い首のものでは本種やニシキマゲクビなどが挙げられるでしょう。 インドネシアからオセアニアにかけて分布するこれらの種は、 古くから国内に輸入され長く親しまれてきたまさに首を横に曲げるカメの代表としてこれからも君臨し続けると思います。 年季の入ったマニアが熱くなるのもこの辺りのカメですが、勿論ビギナーが憧れるのも同じです。 日本には首を引っ込める潜頚類しかいませんから魅力を感じてしまうのも無理はないでしょう。 泳ぐ事に長け流線型の平たい体つきや、ヒラヒラとしなやかに水をかく四肢の動きなどはそれだけで異国の情緒を味わわせてくれます。 また本種には地域差で様々なバリエーションが存在する事が実際に確認されており、 やはり便によって小さなものから大きなものまで違いがあるのですが、 今回は最もベーシックなシルバーグレーのシンプルな体色のタイプです。 今のサイズも可愛らしいですが、育ち上がった時には段違いの迫力に最大の魅力を味わう事ができます。 是非その目で確かめてみて下さい。 |
ニューギニアカブトガメ (M) Elseya novaeguineae |
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体中の隅々まで染み渡る淑やかなオリーブグリーンが実にノスタルジック! かつては何処にでもいた普通種も時が過ぎればピンポイントで探すとなるとなかなかの大仕事です、 ニューギニアカブトガメが入荷しました。 複数の地域個体群が近い将来独立する可能性を秘めていると言われ続けて早十年、 未だ大きなブームを引き起こすこともなく安穏とした日々を送るカブトガメの仲間たち。 確かにこの数年で本属を取り巻く環境は大々的な変化を見せ、 最も印象深いのは元のElseya属が真っ二つに分断されたことでしょう。 これまでは実質ニューギニアとブランデルの二種のみで成り立っていたと言っても差し支えのないほどで、 ラティスやデンタータなどマニア垂涎の稀少種らはあまりにもハードルが高過ぎるため、 一般的には項甲板の有無や虹彩の色彩などの違いに気付いていれば何も問題はありませんでした。 それが国内の出版物にてWollumbinia属またはMyuchelys属についての解説が成されたのを契機に事態は一変、 あちこちに散乱していたカブトガメと名の付くもの全てが体系的にまとめられたのを良いことに、 日本はおろか世界的にも流通した形跡のない珍種まで明らかになってしまったものですから、 一気に奥が深くなったことは言うまでもありません。 ブランデルには同系統の別種がオーストラリアに数多く棲息しており、 そして本種はノコヘリカブトやマンニングリバーと同じWollumbinia属に移行する可能性も残されているらしく、 目の前のカメ一匹が背負う壮大なバックグラウンドを思い描くだけでわくわくしてきます。 お金を出しても買えない種類が多過ぎるため盛り上がりに欠ける感も否めませんが、 アカデミックな魅力も含めて再び見直されるべきグループと言えるでしょう。 本種はニューギニア全土を占領するかの如く島の至る所に分布し、 正式に発表された四つのタイプに加え本島周辺には島嶼タイプがいくらか存在するとも言われており、 とてもこの場では語り尽くすことのできない奥深さに満ち溢れています。 中でも腹甲に赤みを帯びるシュルツは亜種として記載されていたこともあるほど有名ですが、 時代毎に観察していくと明らかに同じ系統であろう外観を持つ集団を発見することができるはずです。 今回やって来たのは恐らく何年も前からこれぞニューギニアと叫ばれてきた、 良い意味でごく普通のシンプルな淡色が印象的なクラシックタイプ。 背甲にはごま塩模様が細かく点在し、 全身のやんわりと緑がかった様子は昔ながらのファンにとっては懐かしく、 そうでない方には逆に新鮮な趣きが感じられると思います。 性別は恐らくメスで間違いなし、 オスでなければ意外と同居飼育も上手くいくことが多いので、 今以上に逞しくなる甲羅の厚みを期待しながら丹念に育て上げましょう。 |
ニューギニアカブトガメ (♂) Elseya novaeguineae |
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公に語られることが無くあまり知られてはいませんが一部ではかなりの需要を誇る貴重なオス! どんよりとしたオリーブグリーンに彩られた無斑のボディが逆に色気を醸す極めてベーシックなタイプ、 ニューギニアカブトガメ・オスが入荷しました。 カブトガメと言うものは何とも不遇な運命を背負わされたグループで、 狭義のカブトガメだけでも現在では合わせて二属が認められており、 また周囲の近縁な属まで巻き込めばそれなりの所帯を持つ、 学術的にも非常に興味深いキャラクターのはずなのですが、 何しろ主な原産地がオーストラリアであるが故にペットとしてまともに流通するのはたったの二種類しかおらず、 それ以外はいわゆる稀少種と呼ばれる高嶺の花ばかりなのですから、 なかなか大きなムーブメントを起こすことができず数十年もの間くすぶり続け今に至ります。 しかもよりによってその貴重な二種が長きに渡り取るに足らない存在として扱われていたため、 ホビー的に全く保護保全される様子も無いまま時が過ぎてしまいましたから、 これが大きな痛手となり今日では市場より消されかけたような状態に陥っている始末。 本当に今更なのですが私も何度水を換え餌を食べさせ、 紹介する度に何度写真を撮影したか分からないほどの定番種だったはずが、 何てことの無い当たり前のカメをこれまで通り当たり前のように扱う、 このことの難しさを改めて痛感する次第です。 今回やって来たのは店内で人知れず成長を遂げていた、 そして僅かこのサイズにして既にオスが確定してしまったミラクルな一匹。 元々仕入れ元でまごついていたのを色味が気に入って掬い上げた訳ですが、 ただ漠然と育てる内にもしやと思い餌を多めに与えていたところ、 遂には生殖器を露出してくれたため晴れてオスとしてデビューさせることができたのでした。 個人的には曲頸類特有のぬるっとした粘土のような質感のこのカラーリングが堪らなく好きで、 最近では潜頸の特にアジアものばかりに注目が集まるカメの世界ですが、 同じアジアのこういった仲間にもスポットを当てて貰えると本当に嬉しく思います。 甲羅はオスらしくフラットかつシャープなシルエットに仕上がりつつあり、 これで尻尾がパツンと太く伸びてくれれば最高の一言。 相方のブランデルもそうですがとにかく絶望的にオスがいない本種、奇跡の出物をお見逃し無く。 |
ニューギニアカブトガメ (♀) Elseya novaeguineae |
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一体何処へ眼差しを向けているのか見当も付かないクレイジーなスモールアイが最高にクール! 元々備わる攻撃的なデザインも相まって今までに無い厳つさが見事表現されています、 ニューギニアカブトガメ・メスが入荷しました。 かつては空前の一大ブームを巻き起こしたとされる曲頸類の仲間、 オーストラリアの人々がアカミミガメの首を引っ込める動作に感嘆するように、 我々日本人もまた首を横に曲げるというだけのことで異国情緒を味わい、 そういった対象を殊更に珍重してきた時代がありました。 当時は今ほど恵まれた輸入実績も無く、 国内未入荷の稀少種がまだまだ残されていたのも関係しているのでしょう。 そうした時の流れの中で日々センセーショナルな刺激を受けては、 あらゆる曲頸類に対して畏敬の念を抱いていたのだと思います。 しかし最近ではどちらかと言えば色彩感に乏しく地味な印象の強いこれらの種類は、 一部のスターを除きあまり表舞台に出てこない影の薄い存在となってしまいました。 確かにずらりと並べてみても彩り豊かな美麗種は見当たらず、 むしろ全身の至る所から妖しさが込み上げてくるのです。 こういった生々しさをだがそれが良いと素直に肯定できる、 そんな趣向が再び広く認められるようになることを願っています。 今回やって来たのは何故か通常の個体に比べて不思議と瞳が小さく縮小したこんな一匹。 オリジナルの容貌を思い返してみると比較的優しい雰囲気だったと思いますが、 こうして黒目が極度に小さくなった変異個体の場合はなかなかの強面に仕上がることが分かりました。 何か世間に不満を抱えて常にイライラしているのか、それとも物凄い驚いているのか、 真相の程は不明ですが兎にも角にもそんじょそこらを探して見つかるような代物ではないことは確かです。 この目付きは水から揚げるとやや大人しめになるのですが、 水中にいる時は光の関係なのかより一層収縮し極悪のマッドフェイスが出来上がります。 カブトガメを説明する上で最も顕著な特徴はやはり頭頂部のカスクなのでしょうが、 それは単にこのカメのことを知るきっかけにしか過ぎず、 鼻先の尖ったシャープな顔立ちや水流を切り裂く流麗なシルエット、 速い流れにも負けることなく軽やかに泳ぎ回る性質など、 手元に置いてみて初めて分かる奥深い魅力が盛り沢山。 華やかさとは無縁の無味無臭と言っても良い質素な所から湧き出る最高の演出を、 並の個体とは一味違う最高の一点ものでどうぞご堪能下さい。 |
ニューギニアカブトガメ (L) Elseya novaeguineae |
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最大甲長で30cm程になる、個人的には非常に格好良いと思っている種です。 流線型の体型で、120cm水槽を水を切って泳ぐ姿は最高です。 メチャクチャ餌食いも良く、飼育も簡単です。 |
ニューギニアカブトガメ (♀) Elseya novaeguineae |
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越えれそうでなかなか越えられない甲厚という壁を見事にぶち破ったずっしりアダルトサイズ! ここからが本当のお楽しみです、 お客様委託のニューギニアカブトガメ・メスが入荷しました。 カブトガメと言えば昔からまともに流通するのはニューギニアとその近縁種ブランデルぐらいのもので、 そうかと思えばラティスことノコヘリカブトなどの激レア種がいたりと、 その温度差があまりに大きいことから何となく属内のまとまりに欠けるような印象を受けてしまいます。 色や柄、そういった大衆受けの良い要素全てをかなぐり捨てたストイックな容姿はいかにもマニア向け、 でもいざ飼育しようと意気込んでもミズガメ界での位置付けと言いますか、 どちらに転ぶこともできない微妙なキャラクターにはあまり強い説得力は期待できないと思われがちです。 しかし最近になってようやく、 カブトガメの総本山であるオーストラリアの隠された秘種が続々と紹介されたことで、 ニューギニア出身の2種も歴としたElseya属の一員なんだと実感できるようになりました。 すっかり見慣れたと言えば当たり前かもしれない本種ですが、 写真でしか拝むことのできないオージーの数種を見てみると所謂ブランデル型の形質であるため、 狭義のElseyaには他にニューギニア型はいないのではないかと思います。 そんなニューギニア型をオーストラリアに連れて行くとどうなるのか、 そんな未知なる種がまだいるかもしれないと考えるだけでこのカメの可能性は思いがけない方向へと広がっていくでしょう。 さて今回やって来たこの個体、属内最小種だからと侮ること無かれ、 本当にフルアダルトに迫った時にはこれだけの厚みが実現するのです。 と、いつもなら簡単に申し上げる所ですが実は少々不安が残っていて、 普通に大きなニューギニアよりも気持ち1.5倍増しぐらいやり過ぎているような気もします。 順序を間違えて甲長よりも甲高を優先してしまったのでしょうか、これこそまさに横から見て楽しむためのカブトガメ。 左第1肋甲板が2枚に分かれていますが大きな影響はありません、 配色の関係でばっちり目立ったカスクもいい感じです。 |
ニューギニアカブトガメ (XL) Elseya novaeguineae |
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超巨大サイズです、こんな大迫力のニューギニアカブトはなかなか見れません。文献や図鑑等に最大 甲長は書いてあるものの、それは文字だけの話、実際の生体を見てみるとその迫力の凄さに圧倒され ます。甲羅の長さはもちろんその厚みも凄く、さらに腹甲がカラグールガメの様にやや膨らんできて います。広くて深い水の中で泳がせてみて下さい、野生動物の本来の魅力が感じ取れるはずです。 |
カクレガメ (Pr) Elusor macrurus |
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激レア!! なにせ、生息地がつい最近まで分からなかった位、謎のカメです。ジョン・カーンが 見つけたのは、近所の池でした。オーストラリアでは”ペットショップタートル”と言われています。 その理由は、生息地が分からずペットショップでしか見れなかったからです。 その激レアなカメが、なんと今回はペアで入荷。お見逃しなく!! |
オーストラリアマゲクビガメ (USCBベビー) Emydura australis |
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ごく一部のマニアだけが震え上がった激レアオージータートルが当店初入荷! オーストラリアマゲクビガメが入荷しました。 顔のラインも首筋のイボも腕の水掻きも甲羅の縁も、 各所がバッチリ赤く染まった大変美しい2匹です。 マゲクビガメと言えばアルバーティスとマックォーリーの仲間と相場は決まっていました。 というのもその他の種類についてはオーストラリアに棲息し過去に流通した例がなく、 飼ってみたいとは考えたかもしれませんが飼えるかもと少しでも予感がしたことはありませんでした。 こと本種に関して言えばノーザンテリトリー付近に分布する種類ですからそれも尚更です。 John Cann氏の古い著書「Tortoises of Australia」の表紙を飾る1匹のカメは本種と思われますが、 耳の赤いマゲクビがいるらしいという話は熱心な愛好家たちの間で語り継がれていました。 そんな夢のまた夢のカメが初めて国内に輸入された今、小さな規模で大きな騒ぎになっています。 ラインのあるマゲクビと言えば真っ先にニシキマゲクビを思い浮かべますが、 顔付きやギザギザと縁取りのある甲羅はどちらかと言えばクレフトに近いイメージ。 サイズもMAXで20cmに満たないそうで小型で飼いやすそうです。 現在austoralisはvictoriaeのシノニムになっているという話もありますが、 趣味で飼う者としてはとてもこの2種を掛け合わせようとは思えませんし、 こうして区別されてやってきたことは非常に嬉しいです。 今回やってきたのはピカピカのCBが2匹、 熱いお問い合わせお待ちしております。 |
キンバリーアカミミマゲクビガメ (USCBベビー) Emydura australis |
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あまりの反響にもう1匹連れてきました! 昨年から狭い世間を熱く賑わせたオーストラリアの超稀少種、キンバリーアカミミマゲクビガメの入荷です。 本日ご紹介するのはEXPO便で新たにやって来た個体。 旧名オーストラリアマゲクビの通りオーストラリアに棲息するマゲクビガメの一種ですが、 棲息地の関係や知見の少なさから国内で得られる情報は全くと言って良いほど無く、 主にオーストラリアの専門書などで僅かな写真とささやかな文面で語られるのみでした。 そんな幻のカメが来日してしまったのですから騒ぎにならない訳がありません。 耳の赤いマゲクビと言ってもほぼ半信半疑でしたから、 やはり実物を見て想像以上に驚かされたのが多数派でしょう。 その赤さはご承知の通りで、 更によく観察してみて分かるのは今まで我々が見慣れていたマゲクビ達とは全く別の雰囲気を持ち、 例えばハリのある大きな頭や顎の発達した大きな嘴など実に特徴的。 最大サイズもかなりコンパクトであるらしく、特にオスでは成長過程でどんどんと完成度が増していき、 かなり小さなサイズでアダルトの雰囲気を醸し出すという点にも飼育欲をそそられます。 現在は飼育下繁殖個体らしい淡い色合いですが、もちろんこのままでも楽しめますし、 お好みで屋外飼育による日焼けをさせてもコントラストが映えて良いかと思います。 他のレア種に比べ本種は稀少性以上にカメとしての魅力も高く非常に人気。 前回も多数のお問い合わせを頂きながら1匹しかご用意できなかったので、 お探しの方はお早めにお問い合わせ下さい。 |
キンバリーアカミミマゲクビガメ (USCBベビー) Emydura australis |
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夢のアカミミが再び! 昨年から狭い世間を熱く賑わせたオーストラリアの超稀少種、 キンバリーアカミミマゲクビガメが入荷しました。 冒頭で断っておきますと、以前当店のHPで紹介した際の名前はオーストラリアマゲクビガメでした。 その後やはりこの命名には違和感があったため、近頃ではキンバリーと改めて呼ばれ始めています。 旧名の通りオーストラリアに棲息するマゲクビガメの一種ですが、 棲息地の関係や知見の少なさから国内で得られる情報は全くと言って良いほど無く、 主にオーストラリアの専門書などで僅かな写真とささやかな文面で語られるのみでした。 そのカメが来日してしまったのですから騒ぎにならない訳がありません。 耳の赤いマゲクビと言ってもほぼ半信半疑でしたから、 やはり実物を見て想像以上に驚かされたのが多数派でしょう。 写真はかなり神経を使ってナチュラルに撮影してみましたが、 やはり目で見て赤いものは写真で見ても赤いです。 それとよく観察してみて分かるのは、 今まで我々が見慣れていたマゲクビ達とは全く別の雰囲気を持ち、 例えばハリのある大きな頭や顎の発達した大きな嘴など実に特徴的。 最大サイズもかなりコンパクトであるらしく、特にオスでは成長過程でどんどんと完成度が増していき、 かなり小さなサイズでアダルトの雰囲気を醸し出すという点にも飼育欲をそそられます。 現在は飼育下繁殖個体らしい淡い色合いですが、もちろんこのままでも楽しめますし、 お好みで屋外飼育による日焼けをさせてもコントラストが映えて良いかと思います。 今回残念なことに左第四肋甲板にスジのようなものが見られるため特価にしていますが、 ハッチ間際でこれだけ目立つものの大きくなってしまえば殆ど気にならなくなるのではと想像しています。 他のレア種に比べ本種は稀少性以上にカメとしての魅力も高く非常に人気です、お探しの方はお早めに。 |
キンバリーアカミミマゲクビガメ (USCB・M) Emydura australis |
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鮮やかな赤が頭部のみならず諸所に飛び火した美貌際立つ手の平サイズ! オーストラリア北部という謎めいた土地に人知れず暮らしていたあのオーストラリスです、 キンバリーアカミミマゲクビガメが入荷しました。 オーストラリアにおける伝統あるヘビ使いにして水棲ガメの権威であるJohn Cann氏の著書として、 ニシキマゲクビガメを表紙にしたものはあまりにも有名ですがその前身となった『Tortoises of Australia』をご存知でしょうか。 初版が発行されたのは1978年、 本著の顔を飾るのはその当時では全くと言って良いほど情報に恵まれていなかった、 耳の部分が真っ赤に彩られると言う俄かには信じ難いとても魅力的なマゲクビガメでした。 遡ること三年前、 そんな幻を愛するオージーフリークらにとって夢のまた夢であったビクトリアことアカミミマゲクビガメが奇跡の初来日。 その出来事はまさに本の世界から飛び出したと形容されるほど衝撃的なものであり、そしてその翌年、 シノニム扱いを受けることもあった近縁種のオーストラリアマゲクビガメが続けざまの初披露を実現。 誰一人として予想だにしなかった怒涛の事態に全国のショートネックマニアはもれなく震え上がらざるを得なかったでしょう。 そして両種が揃い踏みした記念事業であるかのように、 それぞれの和名がビクトリアアカミミとキンバリーアカミミに改名され現在に至ります。 殆どノーザンテリトリーと等しいエリアに棲息しているため、 情報があまりにも乏し過ぎたことからどう考えても日本国内で拝む機会が訪れるなどと考える余地もなく、 数少ない写真を眺めてよだれを垂らすしかなかったものが、 自分の顔に付いた眼に目前の姿が映った瞬間の劇的な感動は今でも忘れることはできません。 色柄は何処となくニシキマゲクビに似ているようにも思えますが、 実際のフォルムはマックォーリーなど同じくオーストラリアを原産とする種類に近く、 そこに稀少種としてのプライドを存分に感じさせてくれます。 頭部はシャープなつくりながらも厚みを持ち、 水掻きの大きな四肢はダイナミックに、 そして特徴的なハット状に高く盛り上がった甲羅は従来のマゲクビ像とは全く正反対の印象を与えるなど、 ただ赤いというだけでは終わらない個に備わる価値観が盛り沢山。 小型の個体群として扱われていた経緯の通り、 本種はビクトリアに比べ小振りで最大でも20cmにすら到達しないとされており、 実際にオスの場合は15cmにも満たないサイズで得意気に尾全体が肥大化するため、 そのアンバランスさが生み出す迫力たるやかのカクレガメに勝るとも劣らぬ勢いがあります。 ここまではその赤さ以外の特色について触れて来ましたが、 この個体は頸部のピンクスポットや四肢のひらひらした部分にも徐々に色味が染み込み、 ベビーの時点では分からなかった本当の美しさが表れ始めているようです。 この二年間でただの珍しいカメと言うだけではないことがよく分かりました、 あとはきちんと飼い込み仕上げ誰にも負けないキンバリーを育て上げることに専念しましょう。 |
ヒメマゲクビガメ (M) Emydura m. dharra |
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マックォーリー最小亜種、それどころかマゲクビガメ最小種です。お客様委託のヒメマゲクビガメの入荷です。 昨年のベビーがここまで大きくなりました、とても綺麗に育っています。 均等に出た成長線やピカピカでツヤツヤの甲羅を見ると 飼育レベルの高さを感じさせられます。 東海岸の5亜種の内の1亜種でそもそも流通している事自体素晴らしいのですが、少し前から細々と繁殖されてる様です。 本亜種の特徴は何と言ってもその和名が指す通り”最も小型である”事であり、 大きくなるメスですら20cmにも満たないサイズでオスは最大でも16cm程にしかならないそうです。 マックは耐寒性が高く国内飼育に向いている種ですがいかんせんサイズが…とお思いの方にはうってつけでしょう。 室内無加温はなんなくこなせます。この大きさにして四肢の発達具合など20cmオーバーのマックォーリー顔負けの迫力があり、 それでいてミニチュアの様で可愛らしいのが面白いです。水流をつけると常に泳ぎ回り見ていて飽きませんし、 餌も人工飼料を普通に食べますのでとても飼い易いです。 性別はまだ微妙です、もう少ししたら判るでしょう。 |
ヒメマゲクビガメ (EUCB・♂) Emydura m. dharra |
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これで納得のマック最小亜種! 丹精を込めて育て上げられた飼い込み個体です、 お客様委託のヒメマゲクビガメ・オスが入荷しました。 オーストラリアを代表する水棲ガメのひとつ、マックォーリーマゲクビ。 外見的特徴や棲息する水系などに基づきいくつかの亜種に分類されており、 John Cann『Australian Freshwater TURTLES』では数年前の書籍にもかかわらず数点の写真と共に解説されています。 ですが昔から日本では認識が薄く基亜種と耳の目立つクレフト、 少しマニアックな所でシグナータとほんの一部が分けられている程度でした。 それもそのはず、そもそも流通していた時点で区別されていた可能性が低く、 今では法律により亜種が分かろうとも事実上シャットアウトされている状態です。 そんな八方塞の中、 他の亜種は決して拝むことができないと思われていた所に数年前EUより本亜種が輸入されてきたのですからさあ大変、 極々少数の人間が仰天したことは言うまでもありません。 ヒメと呼ばれるだけあって亜種内で一番小さく最大甲長はオスで16cm、メスで18cmとされています。 しかし具体的な数字を見なくとも体つきはすっかり大人びていて、 特にオスは尻尾の辺りなどにもアダルティな雰囲気がむんむん。 亜種分けの目安とされる虹彩もCann氏の本と同じ色をしています。 正直、ベビーだけを一生懸命見比べてもヒメマゲクビだと分かるのは至難の業、 というより無理かもしれませんが、ここに来てようやく答えに辿り着いたと言えるでしょう。 このサイズなら全力で泳いでもらうことも実に容易です、ショートネックが本領を発揮する姿を是非ご自宅で。 |
シドニーマゲクビガメ (USCB・ベビー) Emydura m. dharuk |
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マックォーリーの稀少亜種が国内初入荷! USブリーダー苦心の繁殖個体、シドニーマゲクビガメです。マックは分布や水系により多数の亜種に分けられていますが、 今回入荷したのはエクストラクリーパーNo.2にて紹介されているニューサウスウェールズ州 およびクイーンズランド州の東海岸の5亜種の内、最南端に生息するシドニー亜種です。 南半球で最南端という事は最も寒さに強いという事でもあり、基亜種が寒冷地以外で屋外越冬に成功しているのを考えると 本亜種もいけるのではないでしょうか。外観の特徴として挙げられるのは、 成体の甲羅は横から見ると波打つ事無く 基亜種の様な形状で幼体では平たく、 腹甲の橋と縁甲板部分は幅広く 甲羅がかなり丸い事、 そして虹彩は緑がかった黄色です。 最大サイズははっきりしないそうですが、基亜種程大きくならないとされ耐寒性も高いというのは国内の飼育事情から見ると嬉しいポイントです。 産地のはっきりした親個体から殖やされたベビーで数も少なく、ブリーダーにお願いして直接輸入しました。 多数の亜種の中でも入手難易度はかなり高いシドニーマゲクビ、フルコンプリートの為には絶対に外せない1種です。 |
クレフトマゲクビガメ
Emydura m. krefftii |
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実に3年ぶりの入荷です、クレフトマゲクビガメです。現在ではマックォーリーの シノニムとして種としては抹消されてしまいましたが、昔からのマニアには根強い人気があります。 目の横にラインが入る為、明らかに基亜種とは異なるという意見もあります。人工飼料食べてます。 |
クレフトマゲクビガメ (EUCBベビー) Emydura m. krefftii |
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ドイツで繁殖に成功した個体が昨年久しぶりに入荷しましたが、なんとか今年も来てくれました。EUCBクレフトマゲクビの入荷です。 現在ではマックォーリーのシノニムとして種としては抹消するという意見もある本種ですが、 目の横にラインが入る為に外見が明らかに異なり、 往年のマニアの方々には今でも人気の強いカメです。また鼻先がチョンと尖り白く色抜けする特徴も既に表れています。 四肢の水掻きは大きく発達しており、このサイズから遊泳性抜群なのでガンガン泳がせて上げましょう。 ただ休憩できるポイントと乾いた陸場はお忘れなく。既にMazuriミズガメフードや咲ひかりにも餌付いていて安心です。 |
クレフトマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura m. krefftii |
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コレは嬉しい国内CB、お客様繁殖のクレフトマゲクビ・ベビーの入荷です。オーストラリアに分布する本種は種親の数が限られており、 このベビーの親も元々はドイツで飼われていた個体で、数年飼い込みやっとの思いで繁殖にこぎつける事ができたそうです。 近縁種のマックウォーリーと比べると頭部はやや大きく発達し、 最大の特徴である目の横のラインは濃く太く発色しています。 鼻先も少しツンと尖り可愛らしい表情。 餌はMazuriミズガメフードをよく食べており成長線も出始めています。 若干甲ズレありますが、フォルムは崩れておらず目立ちませんのでお買い得です。 アダルトサイズの流通はほぼ皆無ですから、ベビーから根気良く育ててその迫力を味わって下さい。 |
クレフトマゲクビガメ (国内CB・S) Emydura m. krefftii |
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見る者に余計なことを考えさせないモノトーンの簡素な装いが却って新鮮に映るデザインの妙! 曲頸類のあり方を僅かな手数で表現したシンプルな造形が原始的なカメの味わいを楽しませてくれる、 クレフトマゲクビガメが入荷しました。 爬虫類業界におけるオーストラリア礼讃の時代は決して終焉を迎えた訳ではなく、 今日においてもそれは未だにトカゲやヘビの分野で眩い輝きを放っているのですが、 十数年も前に遡るとやはり何よりもまずカメがその筆頭にあったような気がして、 オーストラリアに固有分布する水棲ガメとされるだけで相当なブランド力を誇っていました。 このご時世、かつてと比べそのような威光が薄れたことを真っ向から否定する術もありませんが、 それは何も体表に纏っていたメッキが剥がれたとかそんな下らないことではなくて、 単純にそれを欲していた愛好家の元へ行き渡ってしまったためと考えられます。 誠に残念な話ではありますが、 そうやって表面上ではあたかも飽きられてしまったかのように思われたオージーサイドネックたちは、 市場から次第に姿を消し嫌な悪循環に陥る羽目になりました。 このクレフトも今やニシキマゲクビガメの白黒版というような、 云わば下位互換であるかのような実に寂しい位置付けになっているのかもしれませんが、 全盛の頃は盟友マックォーリーと鎬を削るような活躍を見せ、 こちらは耳の模様がオプションとして添えられた豪華なマゲクビという印象さえあり、 ファンにとっては重要な選択肢として様々な形で愛されていたと思います。 現時点で国内に生存する個体数が読めないこともあり、 どれほど普及しどれほど浸透しているのか分かり難いマニアックな種類ではありますが、 相対評価ではなく絶対評価の目を以ってひとつのカメと向き合いたいものです。 今回やって来たのは海外からの供給減が叫ばれる中で絶対に必要だった、 大変に喜ばしいフレッシュな国産CBの安心サイズ。 現時点ではまだその持ち味の数割しか発揮できていないと思われ、 流麗なサイドビューは成長に連れて更にその厚みを増し、 オスは鼻先が長く全体にフラットで尻尾も大きなシルエットに、 対するメスは迫力ある巨頭に加え甲羅もどっしりとした重みを備える、 どちらに転んでも違った魅力が楽しめるクールなミズガメです。 参考までにブリーダーから寄せられた両親の写真もご覧下さい。 |
クレフトマゲクビガメ (USCB・S) Emydura m. krefftii |
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冷静に考えれば安定供給はおろか普通に入手することさえ困難なはずのオージーサイドネック! 貴重な純血統のアメリカブリードものが程良いサイズまで育てられた安心の飼い込み個体、 クレフトマゲクビガメが入荷しました。 モノトーンでつまらないニシキマゲクビと見るか、 それとも模様が入った飾り気のあるマックォーリーと見るか、 アプローチの仕方ひとつで与えられる評価はガラリと変わってしまいますし、 原産地の外側から見るのか内側から見るのか、 その人が暮らしている場所によってもまた同様のことが言えると思います。 現在我が国において曲頸類の入門とさえ言われているニシキマゲクビガメは、 他の水棲ガメ全般と比較しても安価に流通するポピュラー種の一員ですから、 いくらそれよりも珍しいからと言ってわざわざ色気の無い方が選択されるケースは稀でしょう。 マゲクビガメはほぼ全種がオーストラリア出身ですから、 これはたまたま彼がニューギニアに分布していたがために起きたことですが、 あちらではあくまでもマックが一般種でありクレフトの時点で耳にラインが走るだけでも有難く、 ニシキマゲクビのように色が塗られてしまった日には大騒ぎと言う訳です。 ただし実際には各々の種に優劣を付けること自体ナンセンスであり、 そのどれもを分け隔てなく愛し結局全種類集めたくなってしまうのが人情なので、 目の前にいる内にきちんと手に入れておかなければならないのです。 今回やって来たのは数年前に一時流通量が増えたため見飽きてしまいそうになったものの、 最近パタリと姿を消し時の人となりかけていたクレフトの安心サイズ。 CB上がりの淡色っぷり全開な様は好みの分かれる所で、 この黄色味がかった鮮やかなボディカラーをキープして楽しむのか、 一日でも早く重みのあるグレーに近付けるため太陽光線の力を借りるのか、 いずれにしても通年屋外飼育が可能な強健種ですから幅が広がることには間違いありません。 マゲクビのハッチリングはふとした拍子に弱ってしまうことがあり、 この大きさまで育てるのに費やした労力を否定するつもりは毛頭ありませんが、 正直こんなちっぽけな状態では魅力の何分の一も味わえず、 一体のカメとして成熟し完成された時に滲み出る妖しさと格好良さを目指して頑張りましょう。 もしオスになれば不必要に太くて長い尻尾が、 或いはメスになれば勝手にパンパンに膨れ上がる巨頭が貴方を待ち受けています。 |
クレフトマゲクビガメ (国内CB・M) Emydura m. krefftii |
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安心の純血統! 性別確定一歩手前まで順調に仕上がってきました、クレフトマゲクビガメの入荷です。 マックウォーリーマゲクビガメ種群はいずれもオーストラリア固有種のため、 国内で出回るのは繁殖個体に限られ決して入手しやすいとは言い難い状態が長年続いてきました。 しかしその中でマック基亜種とクレフトは国内繁殖個体がぽつぽつと出始め、 近頃では比較的コンスタントに出回るようになってきたと思います。 このクレフトが分類上どこに収まるかというのは諸説ありマックの亜種という分け方もありますが、 他の水系別に分けられた亜種たちと比べるとその違いは歴然。 まず誰が見ても目に入るのが側頭部の白いラインで、 また成熟期を迎える頃にはマックに比べ頭部が大きくなりそのイメージは随分異なります。 好みはあるでしょうが大きな頭に迫力を感じられる点は魅力的です。 今回は両親ともパッと見ただけでクレフトと分かる典型的な雌雄から生まれた国内CBで、 有難いことにホワイトラインが太くびっしり。 マゲクビ類は飼育環境により体色に変化が出やすい面がありますが、 室内飼育で色調が全体的に明るく淡くなっていく中で、 これだけ存在感を主張するラインというのは本当に見事です。 このままの雰囲気で楽しむのも良いですし、 夏の屋外飼育でがっつり日焼けさせてコントラストを楽しむのも良いでしょう。 また未だ原因ははっきりしませんが成長過程で反ってしまうこともある背甲後縁部はこの通り、 ナチュラルで美しいフォルムを実現しています。 性別は不明としましたが、 尻尾のアップ写真はこちら。 甲羅の厚みも次第に増してきました、格好良いクレフト目指して大きく育てて下さい。 |
マックォーリーマゲクビガメ (ベビー) Emydura m. macquarrii |
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手の指先に乗ってしまう、可愛らしいサイズのマックのベビーが入荷しました。 何となくいつも入荷するタイプとはちょっと違う気がします。小さくても弱々しい所はまるで無く、 甲羅もガッシリしています。このサイズで既に四肢の水かきが大きく発達しており、 遊泳性に富む事が分かります。首筋のラインも途切れる事なくクッキリ。 大きくなる間は薄い体高ですが、20cmぐらいから次第に厚みが出てきてかっこよくなります。 |
マックォーリーマゲクビガメ (M) Emydura m. macquarrii |
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危なげなく順調に成長している文字通りの手の平安心サイズ! 着飾ることを知らぬ実にストイックな漢のショートネック、マックォーリーマゲクビガメが入荷しました。 曲頸類の花形と言えばナガクビガメやヘビクビガメなど、 その名の通り長い首を自慢げにさらけ出したあの衝撃的なシルエットが支持を集めてきましたが、 それに対して同科の中でも短い首を持つものは比較するとどうしても人気の面で勝ることができず、 どうせなら短いよりも長い方が良い、ともすれば長い方に比べ短い方は劣っているという極端な評価が下ることさえあり、 長年に渡り主役の脇を固めるようなポジションに追いやられてしまっていたように思います。 しかし近頃ではその長い首が放つ圧倒的な支配力も段々と影を潜めつつあり、 首を横に曲げる者同士が平等に同じフィールドで肩を並べることができるような風潮へと変わってきました。 首の短い人たちはその殆どが曲者揃いかと思いきや、 アジア・オセアニア圏のマゲクビガメやカブトガメはさっぱりとした正統派の雰囲気を守り抜き、 王座のナガクビガメが築き上げてきたこの地域特有のブランド力も飛び火したのでしょうか、 ここ数年で瞬く間にネームバリューを高めてきています。 マゲクビの底辺拡大と地位向上に尽力したのは今や定番の美種であるニシキマゲクビガメに他ありませんが、 いつの時代も高い所から世間を見下ろすようにどっしりと構えているのがこのマック。 基亜種にして最大亜種、完全に成長し切るまで自らの本性を明かすことは決してなく、 薄っぺらで色気の欠片も感じられず本当に何が良いのか分からない格好をしていますが、 最後の最後で最高のフォルムを演出し大逆転を果たすことがこのカメの真の目的です。 頭部周辺だけはいつまでもスマートなのですが、どんな速い流れも掻き分ける大きくて強靭な四肢、 横から見ると薄いなりに厚みを備える流線型の甲羅、 そして完全に理解を深めるためにはしっかり水を張った水槽で遊泳する姿をじっくりと眺めるのが一番。 しばしばこの形状がステルス戦闘機のようだと例えられますが、 タイムリーな世代の方々にはそれに納得しファンになってしまうぐらいの話が聞かれても、 不思議と若い世代に対してはいまいちアピール力がないらしく、 子供の頃何に憧れていたのかという最も大切な要素がマックを通じて見えてくるようです。 今回やって来たのはもうすぐ2歳を迎えるベビーからの飼い込み個体。 時折陥ってしまう甲羅の反りも何とかこらえた様子で綺麗に成長し、 楕円形の全体像は末広がりを目指して徐々に変化してきています。 ある程度育ったと言ってもまだまだ序の口ですが、数センチのベビーから飼い始めることを考えれば格段に扱いやすいでしょう。 最近、曲頸類を越冬させるというトレンドがにわかに起こりつつありますが、 日本の反対側であるオーストラリアを原産とする本種は無理なくチャレンジさせることができ、 この個体も順調にいけば今年の冬から通年屋外飼育に移行できるのではと考えています。 ただただマックというだけで数万円が当たり前だった昔を思えば本当に良い時代です。 |
マックォーリーマゲクビガメ (M) Emydura m. macquarrii |
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クレフトとマックがどうもマックォーリーに統一されたらしいですが、明らかに違うと思います。 これはマックォーリー。最近のマックォーリーは、目の横のラインが途切れていますが、 今回のこの飼い込み個体は、きっちり黄色で縁取られています。 |
マックォーリーマゲクビガメ (L) Emydura m. macquarrii |
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クレフトとマックがどうもマックォーリーに統一されたらしいですが、明らかに違うと思います。 これはマックォーリー。最近のマックォーリーは、目の横のラインが途切れていますが、 今回のこの飼い込み個体は、きっちり黄色で縁取られています。 |
マックォーリーマゲクビガメ (フルアダルト・Pr) Emydura m. macquarrii |
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最大亜種としての格の違いをまざまざと見せつける未だかつてない超迫力! 図鑑に書いてある通りの大きさが現実に出来上がろうとしています、 お客様委託のマックォーリーマゲクビガメ・ペアが入荷しました。 カメを大きく二つに分けると潜頚類と曲頚類に分類されますが、 学術的な話はさておき単に日本には曲頚類の仲間が棲息していないため、 どうしてもエキゾチックさを感じざるを得ず昔から飼育対象として人気の高いグループです。 特に支持の厚い種類はオセアニアに集中して分布していますが、 その中でも花形とも呼ぶべきナガクビガメの仲間は歴史的に多くのマニアを狂わせてきた経緯があり、 ことあるごとに本種のようなショートネックと比べられては首は長い方が良いに決まっていると謳われてきました。 ですが曲頚の魅力は何も首の長さだけではありません。 元来泳ぎに特化した形質を持つことから四肢の逞しさなどは他のカメに比べ群を抜くものがあり、 全体のプロポーションも原始的と言われながら生き抜く上で無駄となるものは全て削ぎ落とされ、 本種を含むマゲクビガメ属には特にそれらが機能美として備わっています。 マックの愛称で親しまれるこのカメは原産国では日本で言うイシガメのような存在ですが、 如何せん色や柄という部分に乏しいため世間的な知名度はあまり高くありません。 しかしここ最近で見方も随分変わってきたようで、 この野性味溢れる風貌に惹かれる人がじわじわと増えてきている気がします。 そして今ここに、完成型と言っても過言ではないほど素晴らしい2匹のマックが現れました。 最大甲長30cmと記載されてはいますがその嘘か誠か分からない数字に迫らんとしていて、 この姿を見てしまったからにはこのカメに対するイメージをガラリと変えなければならないでしょう。 写真でお伝えできるのはここまで、あとは実際に水槽で泳がせてからその味をじっくり堪能して下さい。 |
ブリスベンマゲクビガメ (Pr) Emydura m. signata |
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青みがかったグレーの体色が美しい、シグナータことブリスベンマゲクビが入荷しました。 少し前までは流通もありましたが、ここ最近では見るのも稀になってしまいました。このペアはマニアの放出個体。 カブトガメほど大きくはありませんが頭頂部にカスク(兜)が目立つ、 非常に格好良い個体達です。マゲクビ・カブトで特徴的なのは、やはりオスの尾の大きさ。 この個体も例に漏れず、尾の入るスペースが無くて思いっ切りはみ出す程の成長振りです。 マゲクビにも気の荒い個体が少なくない様で、このペアもメスがオスを攻撃するのでペアリングには注意が必要です。 水を切る体型と四肢の大きな水掻きを見ると、大きな水槽で水流をつけて泳がせたくなりますね。 現在Mazuriミスガメフード・咲ひかりなどの人工飼料や、シュリンプFなどの乾燥エビを食べています。 |
ニシキマゲクビガメ (CBベビー) Emydura subglobosa |
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ハッチ者様にお願いし、先日HPにUpした甲羅全体や、身体が妙に赤い ニシキマゲクビガメの兄弟(姉妹)が入荷しました。 通常個体は腹甲と縁甲板の橋渡し部分は白からクリーム色ですが 妙に黒く頭部や首元、四肢まで黒くなっています。下顎や縁甲板の周りも通常は薄いオレンジですが濃いオレンジに染まっています。 CB個体で、Mazuriミズガメフード・咲ひかりやシュリンプFを少し砕いて与えると、美味しそうに食べ、タートルプディング・コオロギや ミルワームにも飛びついていきます。この種はカラーバリエーションが多く、 玄妙なアルビノも魅力的ですが、この仔達を先の個体のように赤く育て上げ、 至高の1頭にして下さい。 |
ニシキマゲクビガメ
Emydura subglobosa |
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国内(お客様ハッチ)CBベビーです。マゲクビガメの中で生体になっても綺麗な模様が残る種類です。 かのJohn Cann氏もお気に入りのようで、著書のAustralian Freshwater TURTLES(今は絶版ですが) の表紙でもおなじみです。当然、人工飼料を食べています。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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今年もやってきました、お客様繁殖個体のニシキマゲクビの入荷です。今や国産ブリード個体が流通の大半を占める様になり、 綺麗・お値打ち・飼い易いと三拍子揃った素晴らしいペットタートルです。また飼育下の最大甲長も20cm前後とそれ程大きくならず 一般家庭の水槽内で遊泳する姿を眺める事も難しくはありません。最近では亜種のウォレルマゲクビも国内初で登場し世間を騒がせています。 色彩に個体差があり、 頭の色も薄いタイプや濃いタイプが見られ、 飼育環境にもよりますが比較的ベビー時の色味のまま成長するので お好みのタイプをお選び下さい。また腹甲の紅色は脇の色付いてない部分にまで染み出してくる事もあり、育てる楽しみたっぷりです。 餌は人工飼料を好んで食べますので困りません。小さい頃は溺れてしまう事があるので休める陸場は必須です。 |
ニシキマゲクビガメ (ベビー) Emydura s. subglobosa |
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蛍光ペンでマーキングしたようにビビットなサーモンピンクが際立つ美個体候補をセレクト! お世辞にも華やかとは言い難い独特な雰囲気を纏う曲頸類の中では異彩を放つ屈指の人気種、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 こればかりは本当に偶然の出来事だと思われますが、 たまたま身近に触れられる馴染み深いキャラクターであったから良かったものの、 これほど色鮮やかな容姿を武器に稀少性まで兼ね備えていたとしたら恐ろしいことになっていたでしょう。 世界的な水棲ガメの権威として知られるオーストラリアの高名な研究者でさえ、 自身の著作を出版する時には表紙の顔として本種を大々的に取り上げたぐらいで、 しかもモデルとなった個体はよく見ると足が一本欠損した状態だったと言うこぼれ話付きの、 純粋に一種類のカメとしてニュートラルな状態で評価すればとてつもなく高いスペックを誇ることがよく分かるエピソードです。 今日では極めて庶民的な立ち位置にいられるのも野生個体が飼育下での環境に馴染み易い上に、 繁殖力が旺盛で産卵数もそれなりに多いため量産体制に入り易く、 無論ペット的な需要が見込まれると言うのが外見上分かり易かったのも良かったのでしょうが、 自然とは切り離された人間社会へ見事なまでに順応できたことが幸いでした。 およそ十年ほど前から期待されていた国内CB化も今日ではおおむね軌道に乗った印象で、 今後供給面での心配はあまりしなくとも良さそうですが、 何事も無く後世に語り継いでいきたいマストアイテムのひとつだと思います。 今回やって来たのは東南アジアで計画的にブリードされた幼体の群れから、 いわゆる将来有望とされる発色の鮮やかな個体ばかりをセレクトした可愛いベビーたち。 顔面のマスクに表れるコントラストの強さに始まり、 甲羅を上から見た時の周りをぐるりと囲む明色部の目立ち具合や、 おまけに各甲板へ散りばめられた赤いスポット、 そして何より腹甲や四肢にベッタリと塗りたくられた色味の濃さと併せて、 おおよそチェックするポイントは決まっていますので大きく期待を裏切られることは無いでしょう。 ミズガメを飼育するために覚えなければならない要素もきちんと盛り込まれているため、 ニシキマゲクビが育てられるようになれば今後の広がりに期待できるところもミソ。 いずれ繁殖を志す方にとっても別血統の導入にお勧めします。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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お客様ハッチの、国内CBのニシキマゲが入荷しました。今日急激に人気度が上昇しているのは このカメです。そう大きくならず、よく泳ぎ、そしてなにより大きくなっても美しい事が 人気の秘密です。写真では見えにくいですが、小さな方の個体は第5椎甲板と第4肋甲板の間に 甲板が1枚多いです。既にこの国の環境に慣れており、人工飼料もよく食べています。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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そろそろ毎年の恒例行事となってきました、可愛いサイズの国内CBニシキマゲクビです。 毎回きちんとハッチさせて下さるお客様には脱帽です。淡いカラータイプで、将来も期待できます。 基本的に今のままのカラーで成長し、腹甲の赤みは今後の成長でさらに面積を増して 鮮やかになっていきます。さらに厚みも増し、迫力まで同時に備わります。人工飼料OK。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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こんなに飼い易く美しいカメが、安定供給されている事が嬉しいですね。ニシキマゲクビの国内CBの再入荷です。この個体達も、以前UP した赤みの強い個体の兄弟(姉妹)です。やはりこのサイズでは体色の コントラストが激しく、頭の色分けされた様子は特に素晴らしく、 個体を上から見ても縁甲板に赤がまわっていて、将来的に背甲全体が赤黒くなる可能性も大きそうです。現在、シュリンプFをメインに Mazuriミズガメフード・咲ひかり育成用/沈下性/Mサイズにかぶりついています。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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通年のお約束・お客様繁殖個体のニシキマゲクビガメが入荷しました。今回2頭ですが、ハッチ者のセレクト個体を お願いして分けて頂きました。両個体とも背甲の色が薄いのですが、鼻先から眼の後ろまで延びる太いラインは クリーム色がハッキリし、縁甲板のふちや下あご、腹甲のショッキングオレンジが眼に痛いほど綺麗に発色しています。 ジョン・カーン氏も自書の本の表紙写真に使うほどお気に入りのようです。「ニシキ」マゲクビの名に恥じず、 アダルトになっても美しい体色を残し、20cm強と大きくならず、手頃な良いカメがこんなに安価で手に入る喜びと、 繁殖者様の努力に敬意を表したいと思います。臆病な個体も多いようですが、餌もMazuriミズガメフード・咲ひかりを はじめ、乾燥エビやタートルプディングなどを、すでに餌くれダンスをするほど臆せずに爆食しています。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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今年もお客様繁殖個体のニシキマゲクビのベビーが入荷しました。ハッチサイズより少し育っており、ひ弱な面は一切見られません。甲羅 と喉下に発色した鮮やかな朱色が本種の特徴で、この色彩は大きくなっても残ります。最大甲長20cm程で、よく泳ぎ、また体色も美しい事 から人気の高いカメですが、国内CBで需要が賄えている所が嬉しいですね。今の季節は屋外で、冬場は水中ヒーターを一本入れるだけで丈 夫に飼育できます。価格も安価な事から水棲ガメ初心者の方にもオススメです。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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地元のマゲクビブリーダーによる今年の新仔から最速かつ最良のハンドピックセレクト! ここに集うのは真っ赤な美個体に育て上げる夢が本当に叶ってしまう精鋭ばかりです、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 過去にビバリウムガイド誌上で紹介され、 自身でもインターネットによる情報発信を続けていらっしゃいますから、 一度このカメを飼ってみたいと思った方はもしかしたらご存知かもしれません。 お腹の赤色が綺麗になりそうなベビーが欲しい、 そんなことを呟きながらか弱き群れに対し己の欲望を容赦なくぶつけていたのも十年近く前になるでしょうか。 それから暫くして、今度は背中が赤くなりそうなベビーが欲しいと要求は変わり、 繁殖された個体の中から色味の突出したものを探し出す挑戦が始まりました。 遂に同種だけで飼育数が二桁に突入し、 全身が真っ赤になるニシキマゲクビを作りたいと願望の度合いがエスカレートした頃、 いよいよ数年前から自らの手でブリーディングを開始。 そして今では日々次世代候補を育成するのと共に、 本種の普及および品質向上のための活動に邁進されています。 以上のような略歴を持つ某Dさんはこれまでに様々な爬虫類を飼育されてきたそうですが、 稀少性などを抜きにしてやはり一番思い入れのあるカメはニシキマゲクビガメであると、 まるでオーストラリアにおけるカメの権威John Cannのようにそう語ります。 元々が比較的安価な種類であり、 さほど大きくならない上に丈夫で飼い易くそれでいてあの美貌を誇る訳ですから、 以前よりビギナー向けのミズガメとして売り出されていたことは確かなのですが、 原種の持つポテンシャルを最大限に引き出すべく選別交配を本格的に手掛けた例は他にないと思います。 こうして氏の飽くなき探究心が生み出した傑作たちは、 私が課した厳しい基準をクリアし毎年当店に入荷しています。 今回やって来たのはおよそ2クラッチ分の幼体から、 じっくりと目を凝らしたっぷりと時間をかけて選別した渾身のセレクト個体。 見慣れたカメと言われても否定はしませんが、 現在の様子から成長後の姿までを脳内で想像し選び抜く作業は困難を極め、 赤や黄色の蛍光色が視界を覆い続ければめまいを起こしそうになるほど、 責任重大のこの仕事にはやり甲斐を感じます。 それ故に三匹ともがおおよそ似通った色彩に見えると思いますが、 既に兄弟の中からトップクラスが集結した状態ですのである意味当然の結果であり、 特に優れた形質を持つ個体のみを一切の妥協なくストイックに揃えました。 ここではあえて伏せましたが気になる方には選考基準もお伝えしたいと思います。 昨年分に比べて地色が明るく赤味の乗りやすそうな良品ばかり、 とにかく育てていくのが楽しみで仕方がないハイクオリティのベビーです。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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コレクターの厳しい基準をクリアした美個体たちを親に持つサラブレッド! どう転んでも間違いなく綺麗に育つ原石の集団です、国内CBのニシキマゲクビガメ・ベビーが入荷しました。 現代の日本において、様々なニュアンスを考慮するのならば、 水棲ガメというカテゴリの中で最もペットに適しているのではないかと思われるのがこのニシキマゲクビです。 幼体時に警戒色としての美しさを持ちながら、 成長に連れその鮮やかさが失われてしまうというのは爬虫類の世界ではよくある話で、 そういったエピソードを耳にする度に肩を落とすケースが後を絶ちません。 しかし本種の場合はベビーの段階で既に見栄えのする容姿を持ちながら、 それが大きくなるに連れて深みを増していくという願ってもない育ち方をしてくれます。 次に大きさ、他の爬虫類先進国と比べれば決して恵まれているとは言えない住宅事情の中で格闘する私たちにとって、 甲長が20cmかそれ以下に収まるというのは非常に大切な条件であり、 無理のない終生飼育を実現することができます。 そして意外と重要なのが、このカメが現在国内の繁殖個体のみで需要のほぼ全てが賄われているということ。 つまり新たな野生資源に頼る必要がなく、 人が飼いたい分を自らで生産するという理想的なサイクルが成り立っているのです。 品種改良が盛んなヘビやヤモリでは日常的に行われていることでも、 ことカメに関してはまだまだ珍しくかつ素晴らしい事例と言えるでしょう。 今回はご察しの通り、 業界内で有名なマゲクビブリーダーの某Dさんによるプロデュースの2012CB。 元々は典型的なマニアのご出身で、その昔当店でも本種のベビーが入荷する度に、 毎回誰よりも早くセレクトしに来店されていたのを覚えています。 とにかく甲羅の赤みを追求することに熱心で、 ニシキマゲクビは赤いという概念をとうとう完全に確立しつつある功労者でもあります。 あの頃を思い出すと、特に拘っていたのは上から見た時の縁に光る赤いリングで、 裏側に出る赤さが背面にまで回るのを良しとするのが氏の美学であったようです。 当然その理念はここにいる全てのベビーに脈々と受け継がれており、 なお純度を増して品質の底上げに役立っています。 セレクトに迷った時には本人が仕込んだ有望個体をこっそりお教えします、 ハッチ後しばらく飼い込み体格のしっかりしてきたものばかりですのでご安心下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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とてもみずみずしいピカピカの国内CB! 将来を有望視されたセレクティブブリードの賜物たちです、 お客様繁殖のニシキマゲクビガメ・ベビーが入荷しました。 原種の時点でこれほどの美貌を持ち、 なおかつ我々との距離感も殆ど感じられないほど身近なミズガメというのは他にいるでしょうか。 原産はニューギニア島とオーストラリア、もちろん彼らの棲息地は日本から離れた所にありますが、 昔から輸入されていたこのカメの魅力が国内繁殖成功へと実を結び、 今日まで国内需要を賄うほどの勢いで繁殖が進められてきました。 大きくなり過ぎず丈夫な体質を持ち、それでいてこの美しさですから人気が出ないわけがありませんが、 あえて弱点を挙げるとすれば少々馴染み過ぎたことで鮮やかな体色の素晴らしさに気が付きにくいことかもしれません。 今回やってきたのは国内繁殖個体の3匹ですが、 今まで当店で扱っていた血統とは異なる新たなラインからのものです。 正直、ハッチから間もないこのサイズでは将来像を思い描くことは非常に困難ですが、 ブリーダーより同血統の兄弟の写真を頂きました。 お腹が赤くなるカメというのは周知の事実ですが、 背中まで赤いというのは我が目を疑うような事実です。 もちろんこの3匹全てがこのようになるわけではないと思います、 しかしながらこんな写真を見せられては期待するなという方に無理があるでしょう。 コレクション用に綺麗な個体ばかりを集めていて、 その中で雌雄を選び繁殖を試みたというのですからこの結果にも納得です。 既に怪しげな個体も混じっていますので、わくわくしながら育て上げましょう。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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綺麗で大きくなり過ぎずリーズナブルと三拍子揃った水棲ガメの新時代を牽引するエースの卵たち! 当店より巣立った巨大なメスがボロボロと産卵した結果が見事に花開きました、 ニシキマゲクビガメの入荷です。 地味で陰気な色気の無いイメージばかりが付き纏う曲頸類の仲間にあって、 この上なく例外的な美貌をひけらかす本種は名前にも錦と大変に豪華な呼び名が与えられています。 改めて思い返してみると首を横に曲げる系統をいくら検めても黒や灰色、 良くて褐色が映えるその程度の色味しか感じることができず、 何かしらの彩りが与えられているのはおよそ五本の指に数えられるのみと非常に限定的。 ある人はその形態やシルエット、更には趣きを楽しむのであって色彩美に頼る必要は無いと言いますが、 やはりこれほどのインパクトを与えられてはもう後戻りはできないでしょう。 よく爬虫類の世界には幼体斑と言って、 生まれたばかりの時期に限られた派手なデザインを持つものも少なくないのですが、 このニシキマゲクビに関しては決してそのようなことは無く、 むしろ大きくなるに従って甲羅の隅々や首筋、四肢などの至る所に赤色がどんどん染み出し、 飼い始めた頃には予想だにしなかった美しさを獲得するケースも珍しくありません。 いずれにしても育ててみたらがっかりなんてことにはなりませんから、 長く付き合っていく上で楽しみは尽きないと思います。 今回やって来たのはハッチしてまだ一、二ヶ月ほどしか経過していない今年の新仔で、 いよいよ人工飼料をメインに食べられるようになったためブリーダーよりリリースして頂いた粒揃いのベビーたち。 とにかく印象的なのは顔面の鮮やか過ぎるイエローラインで、 現地のファーミングより輸入されてくるものには主張の弱いぼやけた表情の個体が多い中、 両親の形質に拘ってブリードしただけあって質の高さが段違いに表れています。 全員が全員あまりにも元気いっぱいなため背中とお腹の写真が慌ただしい感じになってしまいましたが、 ハッチサイズに近い本種が首も曲げずにじたばた走り回るのは、 本来は臆病な性質が強いだけになかなかの好印象です。 今までミズガメに目を向けていなかった方々にとってもこのカメの存在は目から鱗ではないでしょうか、 遊泳性も高く飼って育てて楽しいお勧めの一種です。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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すっかり有名になった日本一綺麗なアルバーティスを日本一早くハンドピックしてのリリース! ブリーダーズイベントを前にして既に安心サイズまで成長したベビーの嬉しいお裾分け、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 今日では散々言われ続けていることなのですが、 稀少性や価格帯などちょっと生々しい価値観を全て差っ引いて考えた時に、 トップクラスに美しくそして所有することの喜びも格別なミズガメとは何か、 そんな問いかけに対して真っ先にその名を挙げたくなる銘種のひとつに数えられる、 古くはアルバーティスマゲクビガメとも呼ばれていたこのニシキマゲクビ。 和名からしてなかなか豪勢な雰囲気の持ち主ですが、 期待を裏切るどころか昨今ではその実力に更なる磨きがかかり、 それはつまりセレクティブブリードにますます力が注がれていることを示しています。 かつての本種から受けるイメージとしてはひとまず顔面のイエローバーが目を惹き、 表から見ると単なる褐色のカメに過ぎないのですが、 ひとたび裏返すと柔らかな赤味がお出迎えしてくれる、 よく出来たデザインではあるけれども特別美しいと騒ぎ立てるほどのことも無い、 安価に流通していたのも少なからず影響していた感は否めませんが、 良くも悪くもそこそこの評価に留まっていたような気がします。 それがここ五年ほどに渡る取り組みの功績となるのでしょうか、 もっともっと赤くなるはずとマニアによる飽くなき挑戦が続けられた結果、 全世界に誇るこれまでに見たこともない全く別のカメが出来上がってしまったようなのです。 今回やって来たのはすっかりお馴染みと言っても良い某Dさんブリードの、 待ちに待った今年の新仔から特別にセレクトさせて頂いた極美個体の原石たち。 これから始まる数々のイベントに備え育成中だった幼体をかなり無理を言って放出して頂いたのですが、 実は昨年残念なことに十分な数が採れず不作に終わってしまったこともあって、 現在稼働中の種親から初めてハッチした時から見守って来た私にとっても喜ばしいニュースでした。 このクオリティを見慣れてしまうことほど贅沢なものは無く、 毎年のように拝見していますが相変わらずの強烈なコントラストに目まいを起こしそうで、 ご本人より最強の赤を目指す秘伝の技もバッチリ伺ってありますので、 気になる方はお問い合わせ下さい。 そんな事情もあって一年以上お待たせしてしまったファンの方にとっては絶対に見逃せない大チャンスです。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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あの有名な血統をブリーダー本人より直接招き入れた只ならぬスペックを誇る美個体の原石たち! 当店では毎年取り扱うせいか正直見慣れた感がありつつもこれが標準なはずがない有望株揃い、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 ペットとしての水棲ガメが辿ってきた歴史を見るとまず初めに名前が挙がるのがミドリガメ、 即ちミシシッピアカミミガメが全盛だった頃には他を寄せ付けない勢いがあり、 ご存知の通りそれがあまり受け入れられなくなってきた頃にそっと登場したのがニオイガメ、 彼らもまたミドリガメにはなかったサイズ感を武器に猛威を振るい、 元王者を差し置いて一気にスターダムへと駆け上がりました。 盛者必衰の理を表すかのような出来事は本当に天命だったのかもしれませんが、 その傍らでニオイガメにはない美しさを武器に世間を騒がせ始めていたのがこのニシキマゲクビガメです。 カメに対しても失礼なのであまりはっきりとは申し上げたくありませんが、 やはり実際に流通する価格帯というものは重要なファクターのひとつであり、 飛び抜けて高価なものはそれがビギナー向けとして持て囃されることなど考えられない訳ですが、 現実的な範囲の中でこの種類にスポットを当てるべきだと多くの有識者が推薦した、 プロが選ぶ本当に飼ってほしいミズガメというようなニュアンスで太鼓判を押されていた本種は、 曲頸類という特殊なグループに属しながら何故か親しみ易い雰囲気を漂わせ、 それでいてその美貌はミズガメ界随一の実力を誇る良い意味でアンバランスな能力が、 今も昔も広く愛され続けているこのカメの大きな魅力となっているのです。 今回やって来たのは少し突っ込んだ方であれば誰もがご存知であろう、 国内有数のニシキマゲクビブリーダーからダイレクトに入手した、 体全体の色味が淡くそれでいて赤みが強くなることで評判の極上美血統ベビー。 成長に従って赤という赤がどんどん濃厚になるのは言うまでもありませんが、 現時点で完成ですと言われたところで素直に納得してしまいそうなところが、 この血筋の持つ凄さです。 瞳の中を横切るラインが太くなり易いのも同血統に見られる傾向で、 顔立ちが優しくなり可愛らしいイメージが余計に強まります。 こう見えてハッチサイズからはかなり成長が進んでいるため、 はっきり安心サイズだと言い切れるだけの素敵な二匹です。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura subglobosa |
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国内繁殖個体のアルバーティスです。ハイコントラストな体色は、思わず目をやってしまう程 魅力的です。成長に連れて体色があせる事もあまり無く、一生美しい曲頚類としてお勧めです。 今は角ばった形状をしていますが、成熟するとこんもりと低いドーム状に成長します。成長線は 白っぽくなっており、成長に連れて白、または黄色っぽくなる可能性大です。(実際これらの兄弟には 白変や黄変に育った個体がおります。)初心者の方にもお勧めの、飼い易くて綺麗なカメです。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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熱帯はニューギニア出身のド派手なカメです。お客様繁殖個体のニシキマゲクビガメ・ベビーの入荷です。 もうビギナー向けのミズガメとしてはほぼお馴染みとなりつつあるこのカメは、 外国産なのに国内繁殖で需要の殆どが賄えてしまうという凄いカメです。 レッド&ブラック&イエローという 一見毒々しいこの色彩は大人になっても変わるは事ない所か、より深みを増し味わいのある色味へと変化します。 ヒーターと投げ込みフィルター、陸場に浮島を水槽にセットすれば、 餌はMazuriミズガメフードとシュリンプFで健康に育ってくれるというのも素晴らしいです。 今回は黒っぽい個体と 薄めの個体、 2つのカラータイプをセレクトしましたのでお好みの個体をお選び下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CBベビー) Emydura s. subglobosa |
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外国産のカメが国内ブリーダーによって安定供給されるというのは素晴らしいですね。 お客様繁殖のニシキマゲクビ・ベビーの入荷です。 可愛らしい、優しい顔付きは子供や女性にもウケが良く、 またニシキの名の通り色鮮やかなのも特徴です。 パッと見て目立つ耳の横のイエローラインや、 ひっくり返すと一番に目に飛び込んでくるサーモンピンクは、成長に連れより深みを増し腹部を覆いつくすように滲みながら発色します。 熱帯パプアニューギニアに棲息するこのカメは寒くなっても熱帯魚用水中ヒーター1本で保温はOK、 あとは投げ込み式の濾過機をセットし水流をつけて泳がせてあげましょう。 最大甲長は20cm近くまでと持て余す事のないサイズで、初めての方にも安心です。詳しい飼育方法などはお尋ね下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CB・S) Emydura subglobosa |
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柔らかな色使いの下地に優しいタッチで描かれたバーミリオンが浮かび上がるセレクト美個体! 右頬のレッドチークから発せられる只ならぬオーラに夢を乗せて、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 もう何年も前から安価で美しい入門向けの優良種として紹介されていたにもかかわらず、 浸透するまでにやや苦戦したのかここ一、二年の間で急速な注目度の高まりを感じるようになりました。 勧められる点としては幼体から育てられた個体は大きくなっても色褪せず、 それどころかより鮮やかに深みを増して仕上がっていくということ、 そして入手が容易な割には野生個体に交じって現地で養殖されたと思われるベビーも流通し、 現在では殆ど国内外の繁殖個体のみで需要が賄われているという健全性などが挙げられます。 もちろん最終的に大きくなり過ぎないという利点も初学者の目を引き付けるには有効ですが、 元々マゲクビガメなどの仲間たちがさほどメジャーではなく、 長年ナガクビガメに次ぐ補欠選手のような立ち位置に追いやられていたため、 やはり似たようなステージでニオイガメが瞬く間に普及していく勢いには勝てなかったのでしょう。 しかし近頃では我々のような専門店のみならず、 ハイアマブリーダーによる熱心なプロモーション活動も功を奏し、 本種を筆頭にその他のショートネックまで知名度を上昇させる結果となりました。 ここ数年の間でビギナーからマニアまでという言葉がこれほどしっくりくるミズガメも珍しく、 敷居の低さと奥の深さが更なる人気度の向上を約束する一家に一匹、 いやそれ以上の素晴らしい逸材です。 今回は既にこの場で紹介し早々と完売してしまった兄弟の他に、 同じく某Dさんの血統で成長の早さが著しかったため密かにストックしていた一匹をご紹介します。 指先で恐る恐るつまみ上げるようなサイズでは不安で手が出せないという方へ、 暑気の静まったこのシーズンでも気を遣わなくて良いようにグッと成長し甲羅も硬くなったこんな個体は如何でしょうか。 ただし褒めなければいけないポイントはそれだけではなく、 生まれつき美白気味だった背中はより一層淡い色調となり、 この先手加減なしに発色が始まる赤い色素が体の内側でうずうずしている様子が分かります。 最後にもう一言、何故だか右側の耳の後ろがはっきりと赤くなっている箇所があり、 当然その周辺にも今後赤みが表れることが期待されますが、 現時点でもオンリーワンの特徴としては最高だと思います。 この大きさならもう水を深く張っても大丈夫、 バスキングと遊泳を気持ち良さそうに繰り返す活き活きとした姿をご覧下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (ハイカラー・国内CB) Emydura s. subglobosa |
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日本が世界に誇る至極の高品質を是非ともお手元で体感して頂きたいかの有名な超絶美血統! 巷ではハイポとも呼ばれることの多い地色が薄く赤の発色も著しいセレクティブブリードの賜物、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 何故だか分かりませんが曲頸類の仲間では最も身近なキャラクターであり、 それでいて最も美しい種類に数えられるあまりにもラッキーなこの展開に、 実は世間の人々は殆どがその幸せに気が付いていないという、 ちょっぴり残念ではありますがいつまでもホビー界に生き続けて欲しい銘種のひとつ。 冷静に考えればそれは誰しもが分かるはずの極めて簡単な問題なのですが、 少々見慣れてくると一見シンプルなデザインであるかのような錯覚を覚え、 本当は曲頸類はおろか水棲ガメ全体を見渡してもこれほど派手なものは珍しいに決まっていて、 今日では本種自体があまりにも容易に手に入るため有難味が薄れてしまっているのでしょう。 黒地に黄色い耳の模様だけでも十分に有難いはずが、顎から甲羅の外縁部、 そして腹甲の大部分が光沢のあるサーモンピンクに染まり、 錦の名に恥じぬとてつもない美貌をひけらかしているのです。 日本人が見慣れたミズガメに比べ大変に遊泳力が高く、 水族館などではしばしばメーター級の水深をものともせず泳ぎ回る姿が展示され、 彩りからも動きからも体中からエキゾチシズムが放たれて止みません。 サイドネックに特有の笑顔を絶やさぬ表情もまた愛嬌に溢れ、 いつの時代もファンの心を掴んで離さないのです。 今回やって来たのは国内で最も名の知れたニシキマゲクビの専業ブリーダー、 ではないそうですがそのように思われても不思議ではないほど、 本種に心底惚れ込んだ漢による傑作と言うべき恒例の麗しき子孫たち。 まるで宝石のようにキラキラと輝くその佇まいからは只ならぬオーラが感じられ、 何をどうしたって綺麗なカメであり続けることしか想像できない、 色彩変異も出る幕なしと言わんばかりの華やかな出来栄えには脱帽の一言。 当店では毎年欠かさずリリースして頂くことを継続していますが、 今年はある程度将来の見通しが立つまでいわゆる安心サイズに育ててもらった上で、 その群れから私の目で有望株だけを引っこ抜いた、 ブリーダーと当店によるダブルセレクトの傑作ばかりです。 燃え上がる背中の発色から底知れぬエナジーを感じ取って下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (ハイカラー) Emydura s. subglobosa |
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頭も体も肌という肌が光沢に満ち中身が透けたような質感に化けた幻のトランスルーセント! 甲羅にも頭部にもメリハリがなく真珠のような照りが体中を包み込む特殊な出来栄えに開いた口が塞がらない、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 昔は野生個体のピカピカとは言い難いものが大量に輸入されていて、 それでも他の曲頸類では考えもしなかった色鮮やかなデザインによる衝撃が、 当時ごく一部のマニアを虜にしていたのはあまり知られていない事実であり、 時代はあくまでもロングネック至上主義の流れを汲んでいましたから、 世に出るタイミングを誤ったなどと揶揄されることもありました。 次第に粗末な扱いを受けることも少なくなったのと入れ替わるように、 今度はファームハッチの幼体がずらずらと並ぶようになり、 その中からより色味の優れた個体を選別し育て上げられたものが、 昨今の国産CBが魅せる高品質の原点となっていることは言うまでもありません。 そうして自然界にはいないのかもしれない美麗個体が世の中を席巻するようになって久しいですが、 赤味の強さを強かに追い求めたカラフルなタイプはただそれだけで美しさを楽しませてくれるものの、 まるでそれがスタンダードであるかのような錯覚を覚えるほどに見慣れた存在となり、 いつしか海外の基準を上回るものが平然と出回るようになってしまいました。 無論それこそが先人の願いであり望ましい結果なのでしょうが、 意外性に欠けるという贅沢極まりない悩みを抱えることにもなり、 人々はこの先新たなる挑戦を余儀なくされているのかもしれません。 今回やって来たのは一目見て全身から発せられる違和感を察知せずにはいられない、 体表が赤く彩られているという表現も間違いではないのでしょうが、 鱗の表面が透き通ることによって内部が露出してしまっているかのような、 前代未聞の摩訶不思議な変異を起こしている正真正銘の一点もの。 背中は外周に濃く縁取られるはずの赤が境界を曖昧にし、 見出しの写真でもお伝えした通り黄色い耳模様はおおよそ消えかかっていて、 しかも頭から首から四肢に至るまでコラーゲンのような透明感がたっぷりの、 とんでもないテクスチャによって見たことのない姿へと変貌しています。 首元のぼんやりとした出始めの赤色を含め、 成長に連れてそこら中が燃え盛るように発色することが期待される、 繁殖云々を考える前にまずはビシッと仕上げたい究極の一匹です。 |
ニシキマゲクビガメ (CB/Mサイズ) Emydura subglobosa |
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甲羅全体や、身体が妙に赤いニシキマゲクビガメが入荷しました。ベビーの頃の縁甲板や腹甲は赤い色をしていますが、成長し5〜6cmに なると大抵は色があせてしまいます。今回の個体達は10cm前後のサイズでも赤いままで、顎下から首元、腿裏、尾の付根まで染まって います。頭部の深緑、鼻先から耳まで伸びる黄色のラインと、腹側の地肌の白さに映えるコントラストが絶妙です。写真では解り難いと 思いますが、特に背甲は肋骨が透け、そこから下地の赤が浮き出るように 見えています。CB飼い込みで、水槽の前に立つと餌くれダンスをし、Mazuriミズガメフード・咲ひかりをさも美味しそうに食べ、コオロギ やミルワームにも目が有りません。この種はカラーバリエーションに富み、幽玄なアルビノも凄く魅力的ですが、この赤い個体達を コレクションに加えてみてはいかがでしょう。 |
ニシキマゲクビガメ (フルレッド) Emydura subglobosa |
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通常時の体色が暫し思い出せなくなるほどの激烈な赤みが脳天に突き刺さる稀代の究極体! この個体を強く推薦するポイントは有名な血統の出身ではないという所です、ニシキマゲクビガメが入荷しました。 曲頸類、 これは現生するカメの仲間を大きくふたつに分けた場合の一方を指すホビー的にも重要なキーワードですが、 恐らく一般社会においては全く耳馴染みのない不必要な知識にしか過ぎないのでしょう。 簡単に言ってしまえば首を横に曲げて収納するタイプのカメのことであり、 その殆どが南半球に棲息するため我々日本人にとってはほぼ関わることのない存在ですから、 エキゾチックさには事欠かず興味の対象となり易いとされています。 歴史を遡ればナガクビやヘビクビなど首の長い種類は、 ただそれだけで高い付加価値が生まれていた時代が確かにあり、 その当時はひたすら外観のシルエットだけで勝負できたのが、 この頃は見慣れた感が出てきたのか首の長い短い関係なしにあまり強気でいられなくなってきたような気もします。 流行の最先端はやはり色彩面でのデザイン性で、 何事も色鮮やかに美しくあって欲しいと言うのが大衆の願いであるらしく、 高い人気の裏にはそうした秘密が隠されているようなのです。 そこで台頭してきたのが曲頸の中でも異例の彩りを持つニシキマゲクビガメ、 従来はワイルドの色味が褪せたような個体が大半を占めていましたが、 最近はむしろブリードものが主流である上に選択交配まで行われるようになり、 明らかに以前とは比べ物にならない品質の高い個体が増えてきました。 当店でも選ばれしベビーをご紹介する機会をしばしば設けていますが、 そうは言っても現実に稼働している種親の絶対数はまだまだ限られているため、 自家繁殖まで視野に入れている方々の間では如何に血筋の異なる美個体を引き抜いてくるか、 そしてそれらを用いて更なる高みを目指そうという動きが強まっているようです。 今回やって来たのはご覧の通り異様な雰囲気を発するミドルサイズの飼い込み個体、 特徴を解説するのにあえて言葉は必要ないかもしれません。 誰が見ても赤いカメだと即答する類稀な美貌、 腹側が全て赤く染め上げられるのはもはや当然のことのように、 背中側まで褐色を通り越してほぼ完全な朱色に彩られるという、 破天荒でやりたい放題な反則すれすれのクオリティに鳥肌が治まりません。 無論ハイブリッドの可能性は一切見受けられず、 顔の色合いがややぼやけ気味ですがきちんと日焼けさせればコントラストも蘇るでしょう。 普通これほどの高品質であれば拘りのプロフィールがひとつやふたつあってもおかしくないのですが、 面白いのはざっくばらんに輸入されたベビーの大群から何の気なしにセレクトされた大化け個体であるということ。 今日まで世に出たことのない全く別のブラッドラインを新たに導入できると思うと未来が明るくなります、 マゲクビブリーダーを自負する貴方に捧ぐ至極の逸品です。 |
ニシキマゲクビガメ (M) Emydura s. subglobosa |
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真っ赤に燃える王者の印を甲羅全体に背負う有名な血筋のベビーより大切に育てられた極美個体! 最も美しい曲頸類のひとつに数えられるだけあって飾っても泳がせても楽しい誰もが認める往年の銘種、 ニシキマゲクビガメが入荷しました。 錦という言葉は昨今あまり使われなくなってしまったのかもしれませんが、 私たちにとって最も身近な単語で例えるのならば恐らく錦鯉が最も想像し易く、 或いは上等な着物に見られる艶やかな装いを思い浮かべると分かり易いでしょうか。 つまりは色鮮やかで美しいというような強い意味合いを込めて、 様々な生物の和名に採用されることの多いキーワードであり、 そんな大層な呼ばれ方をするぐらいですから、 他のマゲクビガメと比べ綺麗なのだろうとイメージすることができます。 そもそもサイドネック全般に対して彩りを求めること自体が酷な訳ですから、 ここまで真正面からはっきりとカラフルに描かれたデザインと向き合うと、 大変に魅力溢れるカメとして多くの人々の目にそう映ることは避けられません。 日本には昔から東南アジアよりリーズナブルな価格帯で持ち込まれ、 どちらかと言えばベーシックな種類として認知されることの方が多かったために、 ある種の稀少性や危機感のようなものは薄れがちになってしまうのが正直なところですが、 それを踏まえてもビギナーはもちろん古参のファンからも一目置かれる存在であり、 一周回って凄まじくハイスペックなミズガメだということがお分かり頂けるでしょう。 ただ水槽の中に収めているだけでもそれだけで見栄えがしますし、 ひとたび深い水の中へ投入すれば縦横無尽に飛び回る姿が観察でき、 性格も明るくペット的な付き合い方についても難なくこなせるスーパースターなのです。 今回やって来たのは当店で毎年扱っている国産の美血統より、 ベビーの頃に入手されしばし飼い込まれていたミドルサイズの掘り出し物。 思わず写真の一枚目に設定してしまったほど、 背面の赤味は下手をすればお腹側に負けない勢いで発色し、 このカラーリングは成熟までにより強まることさえ期待できます。 頭部のイエローバーも太く濃厚でこのまま淡めに仕立てていくか、 きっちり日焼けさせてコントラストを楽しむかは貴方次第。 個人的にはベビーの可愛らしさよりもむしろ、 甲羅の縁に厚みが出てきたこれぐらいの年頃の方が好みで、 甲羅全体の重みや四肢の逞しさが感じられ始めるのはまさに今からです。 |
ニシキマゲクビガメ (♂) Emydura s. subglobosa |
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黒・黄・赤の3色が入り混じる熱帯の美カメ、 ニシキマゲクビガメ・オスの入荷です。 今や需要の殆どが国内繁殖個体で賄われるというある意味凄いカメですが、意外と個体差があり近頃では その違いを楽しむ動きも出て来ている様で、 この個体は濃い地色を基調に耳のイエローはベッタリ発色し、 通常ではお腹のみですが背甲の各甲板にまでサーモンピンクが色付きとても綺麗です。 今後の成長で赤みがどれだけ増してくるかが非常に楽しみです。 ベビー時から成長後の色彩を見分けるのは至難の業ですからお好みのカラータイプはこのサイズで見つけましょう。 温度を26〜28℃に保温し水をフィルターで動かせば簡単に飼えるカメですので初心者の方にもお勧めです。 |
ニシキマゲクビガメ (♂) Emydura subglobosa |
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ブラッドレッドが瞳に焼き付く完熟間近の飼い込み個体! 群れた中でも一際存在感を放つ逸品です、 ニシキマゲクビガメ・オスが入荷しました。 このカメの名前はワイルド個体が輸入されていた昔から、 国内繁殖ものが主流となった現在までずっと変わらず錦曲首。 マゲクビの部分は変わりようがありませんが、 ニシキというのは恐らく黒と赤と黄が優美であることを表すために用いたのでしょう。 しかしただ3色が並ぶだけでは人の欲望は満たされず、 ここ最近ではセレクトブリードに力を入れる動きもチラホラ。 特に赤色の濃さ、発色の面積を増やすことで黒色の部分をどんどん占領し侵食していく方向性が好まれているようで、 カメの色変わりとしては薄く明るい色合いのものが定番ですが、 本種にとっては原種の持つ美しさを更に高めてあげるやり方が向いているかもしれません。 この個体はとあるブリーダーが種親用に育てていた一匹で、 現在ペアリングしている個体らとは趣向が異なるため放出したそうですが、 この姿を見る限りでは手放すことに一切納得ができません。 血の滲むような発色とはまさにこのことで、 体中のあらゆる部分が内出血を起こしたようなグロテスク極まりない赤の入り方はお見事。 しかもそれだけでなく喉の朱色の異常な濃さや黄色いバンドの鮮明で太いことなど、 基本的な部分にも全くもって妥協がありません。 頭頂部のもやもやにはあえて触れないことにします。 ただ一点惜しいことに尾先が若干切れていますが、オスとしての機能を果たすに問題はなさそう。 繁殖を狙わなくとも単独飼育で十分楽しめるクオリティです。 |
ニシキマゲクビガメ (フルアダルト・♂) Emydura s. subglobosa |
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CB化がまるで品種改良のように進んだ今だからこそ映え渡る繊細かつ美麗なワイルドレッド! いくら発色の程度を追求したとしても辿り着けない野生本来の深い味わいが此処に、 ニシキマゲクビガメ・オスが入荷しました。 何をどうあがいてもおおむね地味な印象が強いとされている曲頸類の仲間。 スタイルとしては男の子の心を擽る絶妙な造形に惹かれるものの、 唯一のウィークポイントである色彩美という点においてはやはり力不足の感も否めず、 種数も多い潜頸類の方がそれに関しては勝っていることを認めざるを得ないかもしれません。 大概が茶褐色から灰褐色でまとめられることの多いそれらは、 どちらかと言えば異国情緒溢れる奇抜なデザインで存在感をアピールしてきたこともあり、 しかしながら時代の流れはカメ本体に対して彩りの要素を求めているような気がします。 本種は生まれたばかりの頃に魅せる明瞭なコントラストこそ評判が高かったものの、 成長に連れやがて色褪せていくイメージがどうしても拭いきれませんでしたが、 繁殖個体が主になってきた近年では成熟するとそれはそれで旨味が出ることが分かり、 むしろひよっこのベビーよりもずっと綺麗に感じられることが次第に認知されてきました。 そこで再び野生個体に目を向けてみると、 決して何でも良い訳ではなくきちんと個体を選べば退色の殆ど進んでいない、 それどころか幼体時には無かった独特の奥深さが滲み出ているものに出会うことができ、 久しく原点に回帰することができるようになるのです。 今回やって来たのはかなりご無沙汰であったバリバリのワイルドから、 全身の特に背部にまで赤味が回った明らかにクオリティの高い飼い込み個体。 お腹側の発色が全体に広がるという点で優れているのはもちろんのこと、 下顎や首筋の途切れたライン、 四肢の大型鱗など細かな部分にも丁寧に色付けがなされており、 エメラルドに輝く虹彩にも吸い込まれてしまいそうで、 こういった形質の全てを次世代へ受け継がせたいと強く思わせる出来栄えはお見事。 当たり前のことですが全体像はナチュラルなシルエットを描き、 末広がりのステルス体型はマゲクビガメのオスならではの持ち味で、 横から見ると意外と厚みもあり小さいながらにして迫力があります。 発達した手足は有り余るほどに太く逞しく、 鼻先もスラッと尖るなどディテールにすら妥協の跡は見られません。 余裕を持った容積の水槽に流れを付けて泳がせるのも良いですし、 血が濃くなるのを避けるべく現在のブリーディングコロニーに新たな系統を導入するのにもお勧め。 兎にも角にもこういった個体が減りゆくばかりで寂しい限りですが、 状態良く生き残った一匹一匹を大切に飼育していきましょう。 |
ニシキマゲクビガメ (ハイカラー・♂) Emydura s. subglobosa |
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鮮烈なレッド、極太のイエロー、全体的な黒色の淡さなど美個体の条件を全て満たした極上の一匹! 綺麗なオスがひとりいるだけで全てが丸く収まってしまう即戦力の有望株、 ニシキマゲクビガメ・オスが入荷しました。 その昔ワイルドの大小様々な個体がごく普通に輸入されていた頃、 何となく他のショートネックに比べれば華があるような気がする、 当時は所詮そんな漠然としたイメージしか無かったように思われ、 間違っても今日のように水棲ガメ屈指の美麗種だとか、何かの色彩変異のようだとか、 物凄い勢いで崇め奉られるようなキャラクターでは無かったと記憶しています。 ただしコアなマニアの間では安価ながら見逃せない種類として、 それはオーストラリアの著名人John Cann氏が殊更気に入っていると言う裏設定ありきなのですが、 たまたま日本国内では数多く流通していただけの話で、 グローバルな視点から見ると世界中のミズガメと比較しても純正の状態でかなり良い味を出している、 昨今では少なくともそんな風に評価が変わりつつあり、 また国内での繁殖も盛んに行われていることからひとつのムーブメントを巻き起こしています。 かつて本種のアルビノがほんの一瞬ながらコンスタントに出回った時には、 それこそ紅白の見事な容姿だと業界が一時騒然となりましたが、 最近では原種の状態を保ったままどれほど美しく見違えらせることができるのか、 そんな方向へ人々の興味が注がれているようなのです。 今回やって来たのはオスにしてはかなり立派な良いサイズに仕上げられた、 やる気満々の尻尾がこちらまでもその気にさせてくれるフルアダルトの飼い込み個体。 その外観は巷でハイポなどと呼ばれているタイプに準ずるかのように、 体中の暗色部には比較的高いレベルで淡い色抜けが起き、 手に取って裏返せばこれまた明瞭なコントラストが目に飛び込む、 更に顔面のイエローバーは頭頂部にまで染み出すほど極太に仕立てられ、 目を向ければ至るところにクオリティの高さを感じさせる類稀な美貌の持ち主。 ピンで泳がせていてももちろん見栄えはするのですが、 このオスを種親にブリードしたらどのようなベビーが誕生するのか、 幸いメスを持て余している方にとっては絶好のチャンス、 まさしく一点ものの貴重な出物をお見逃し無く。 |
ニシキマゲクビガメ (♀) Emydura s. subglobosa |
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紅白でおめでたいとはまさにこのこと、見た目に華やかなアルバーティスをお探しの方は是非! 環境設定さえ間違えなければこの先もキープできそうな白さに食指が動く、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 かつての愛称は古い学名から取ったアルバーティス、 最近ではその呼び名が用いられる機会もめっきり減ってしまいましたが、 それはオールドファンから新たなファンへ人気が受け継がれていることを示しているのでしょうか。 ここ最近のキャッチコピーは安価で美しく大きくなり過ぎない、 三拍子揃った素晴らしいミズガメだとしばしば謳われ、 現在でも水棲ガメ全体の支持率向上に貢献しているニオイガメらとはまた異なった、 彼らには無い新たな価値観を提案しているようです。 まず一番印象に残るのは外観の美しさに尽きるでしょう、 錦の名に恥じない赤や黄色がまるで色気の無いマゲクビガメには珍しく実に煌びやかで、 これが成長後も失われない、 それどころか大きくなるに連れて深みを増していくと言うのですから文句の付けようもありません。 サイズ的にもおおよそ片手で持ち上げられるボリュームに収まってくれるので、 よく泳ぐと言う性質を加味しても非常に手頃な大きさと言えるのではないでしょうか。 最近では特に国内でのブリーディングが盛んになり、 もはや海外から輸入する必要も無くなるのではと囁かれるほど、 私たちにとっては大変に身近な存在へとなりつつあるのです。 今回やって来たのはピカピカのベビーから暫く飼い込まれ、 いよいよ性別が確定し見栄えの良くなりつつあるミドルサイズ。 全体的に淡い色調が持ち味となっているのはご察しの通り屋内で育てられたためですが、 無論全ての個体が日光に晒さなかっただけでここまで白くなるとは考え難く、 元来備わる素質と与えられた環境とが上手く噛み合ってくれた、 この手のカラーリングがお好きな方にとっては堪らないものがあると存じます。 現状で肌の傷跡や甲羅の脱皮が済んでいない箇所もありますが、 この先成長に連れて全体が均一な色合いへと近付いていき、 間違って大胆にも太陽光にバシバシ当てたりしなければ、 成熟してもある程度このぐらいの雰囲気を保ってくれることでしょう。 甲羅の形状にも歪み無く綺麗な成長過程を辿っているなかなかの良品です。 |
ニシキマゲクビガメ (ハイカラー・♀) Emydura s. subglobosa |
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もはや色彩変異か何かと間違えられてもおかしくはない背中まで真っ赤に染まりそうな極上品! あと四センチ伸びる間に何処まで甲羅の赤を強く出していけるかが見所です、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 曲頸類と言えば色味や色気なんか無くて当たり前、 我々が期待しているのは少なくともここ日本では絶対に味わうことのない彼ら特有のエキゾチシズムであり、 その美しさの基準もどちらかと言えば機能美という意味合いで捉えられることが殆どでした。 しかしそれはあくまでも首を横に曲げるカメがまだまだ珍しく感じられた時代の話、 ここ最近ではあたかも並の水棲ガメのように潜頸類と同じ扱いでそれらが流通しているため、 単なる骨格の違いだけでは人々に魅力を訴え掛けることも難しくなってきたようです。 ここ数年のトレンドはフォルム云々よりもまず第一にカラーリング、 誰が見ても綺麗だと思える超野性的な外観に価値観を見出すのが主流となり、 変わった種類や珍しい種類よりも予備知識無しで理解できるシンプルなものに人気が集まっています。 本種は他のマゲクビやカブトらに比べて圧倒的に奇抜なデザインで知られ、 昔はそれこそ変な色合いをしているぐらいの認識しかされていなかったかもしれませんが、 全身の色鮮やかさに注目が集まり始めた近年においてはその強みが前面に押し出され、 如何にしてクオリティの高い個体と巡り会うかという部分に焦点が当てられています。 今回やって来たのは思わず何もそこまでと言いたくなってしまう、 お腹側だけでよせば良かったものの強烈な赤味が背面にまで浸食した驚きの美麗個体。 当店でも何度かご紹介した経緯がありますが、 この頃ブリードされ始めた国内CBのとある血統にはこうした強い発色を見せるタイプが出現し易くなっており、 とてもノーマルとは思えない強烈な衝撃を与えてくれます。 そういったベビーが入荷すると毎年大人気なのですが、 根本的にニシキマゲクビは皆さんきちんと飼っていらっしゃるのか簡単に手放されることが無く、 流通量の割には性別判定が可能なサイズでの出物は意外と貴重ですし、 このように引く手数多の高品質な個体であれば尚更です。 背甲に滲むレッドは新しい成長線の部分にも貪欲に浮き出ていますので、 大きくなるに連れてより色味が強くなれば全体が万遍なく赤色に彩られることも期待されます。 もう少し鍛えれば卵をボロボロと産みそうな即戦力一歩手前のヤングアダルト、 観賞用としてガラス水槽の横から眺めて愛でるのはもちろんのこと、 種親候補の有望株として繁殖用にもこの上なくお勧めの一匹です。 |
ニシキマゲクビガメ (国内CB・♀) Emydura subglobosa |
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尻尾が伸び過ぎ独りで困っているオスにはこの個体をどうぞ。 裏も表も赤みを帯びた美貌の持ち主です、 国内CBのニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 マゲクビガメ属はおろか曲頚類の中でも他に類を見ないカラフルな華やかさを放つみんな大好きニシキマゲクビ。 下手に数を見せられるとこちらの感覚も鈍ってしまいますが、 ちょっと冷静になってよく観察してみるとやはり他のマゲクビではできっこない大胆な色使いです。 幸い今の日本ではブリードが盛んで海外から輸入されることも殆どなく姿を見ない日はありませんが、 かのJohn Cannによる大作『Australian Freshwater TURTLES』の表紙にでかでかと掲げられているのは他のどのカメでもなく本種が選ばれており、 一番気に入った写真を使ったとのことですから世界も認める美しさなのでしょう。 今回やってきたのはブリーダーが次の種親用にせっせと育てていた1匹で、 かなり無理を言って放出して頂きました。 種親には欠けのある個体を使いますとなんとか了解を得てやって来た個体ですが、 甲羅はツルツルで尾切れや甲欠けなど噛み傷もない見事な仕上がり様。 腹甲の赤みはじんわりと滲み始め、 嬉しいことに背甲も基本色は黒ではなく赤。 フラッシュを焚くと分かりやすいですが普通に肉眼で見ても勿論赤いです。 繁殖は容易な部類で産卵数も多く、たった1匹のメスにも大きな期待を寄せて良いでしょう。 器用にやれば産卵箱に移すなどして効率よく卵をとることも可能です。 性別が遺伝子で決定するカメなのでメス狙いで新たにベビーを導入しても確率は五分五分、 せっかくなら即戦力一歩手前の若いメスをどうぞ。 |
ニシキマゲクビガメ (アダルト・♀) Emydura s. subglobosa |
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いそうでいないフルアダルト即戦力サイズのメス! お探しの方は是非この機会に、ニシキマゲクビガメの入荷です。 ワイルドの育ったサイズが流通の殆どだった昔とは打って変わって、 今やその姿を見ない日はないと言っても過言ではないほど安定的にベビーが殖やされている本種。 反対に野生個体の輸入は激減し滅多に見かけなくなりました。 これだけ出回っているのですからアダルトサイズを見かけても不思議ではないのですが、 その美しさと持て余す事のないサイズが歯止めをかけたかの様に放出される事はかなり少ないのではないでしょうか。 今回はワイルドではなく国産CBの飼い込みでかなりの迫力を醸しており、 水を切って遊泳する様には見とれてしまいます。昔とあるカメの飼育書に45cm水槽で本種を繁殖するという話が載っていましたが、 それは難しくともペアが普通に飼えるスペースがあれば十分狙えるでしょう。 オスをお持ちの方は相方に如何でしょうか、いい仕事をしてくれると思います。 |
ニシキマゲクビガメ (フルレッド・♀) Emydura subglobosa |
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神獣朱雀より授かりし至高の紅! 新たな年を迎えるに相応しい紅白に染め分けられた極美個体、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 この数年で本種を取り巻く環境は180度とは言えないまでも、ガラリと大きく変わってしまったような気がします。 それは一昔前の図鑑に目を通してみたり、これまでの扱われ方を思い出してみれば自ずと分かってくることでしょう。 確かに赤黒黄色と様々な色合いが折り重なり創り出される色彩美はまさに錦、 ですがよく考えてみると純粋な日本語であるその言葉は和の雰囲気を表したものであり、 決して派手ではないシックなカラフルさは 野生でもまれ擦り傷だらけになったアダルトサイズの様子を表現するには都合が良かったのかもしれません。 しかしそこには異国の空気感が少々足りなかったようで、他のマゲクビよりはやや豪華、 というあやふやなポジションに甘んじていたのだと思います。 時は流れベビーから育てるのが当たり前になった昨今、 当初は小さな頃の方が色のメリハリが良くて綺麗なんて言われていたのも束の間、 飼育下で仕上げられた個体の見事な様は瞬く間に従来の常識を覆し、 その中でも特に拘りのセレクト個体が人目を惹くようになってきました。 そして今回登場したこの個体、一体どんな異変が起きてしまったのでしょうか。 背中を覆っていた黒はすっかり吹き飛ばされ見たこともない赤色が場を席巻し、 頭頂部は色が抜け過ぎて普段は見せないカスクがあらわに。 四肢や顔周りにも勢いが良すぎて行き場を無くした赤たちが好き勝手に飛び散っています。 ドキドキして裏返してみるとそこにはアルビノと見間違えそうな光景が。 そう、赤は赤で凄いのですが、 地色が白く色抜けしていることでその良さを何倍にも引き上げている、 それがこの個体のアイデンティティなのです。 加えて嬉しいのがもうすぐ初産を迎えそうな若いメスであるということ。 この美貌を楽しませてもらうのと同時に、次世代に伝えていくというのが我々に課せられた重要な使命です。 |
ニシキマゲクビガメ (フルアダルト・♀) Emydura subglobosa |
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基礎点の高さが持ち前のクオリティを大きく引き伸ばすスタンダードビューティー! 昔は当たり前だったワイルドですがこれからは手に入らなくなるかもしれない貴重な野生の血を持つ即戦力、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 しばしば曲頸類の王道と称されるナガクビガメ、 英名ではそう呼ばれているため私たちもロングネックと一括りに捉えることがありますが、 それに対しマゲクビガメやカブトガメはショートネックという括りでまとめられています。 明確な分類に基づくならばマゲクビとカブトは異なる属ですから、 こちらの属にはこのような種類がいてあちらにはあのような、 と言ったように属単位で覚える方が自然に思えますが、 反対にマゲクビとカブトの存在意義を明確に分ける違いとは何処にあるのでしょうか。 言い換えればマゲクビは好きでもカブトは受け付けない、そのように偏った意見はまず聞かれませんし、 形態や暮らしぶりの似通った両者をあえて大きく分断する必要性も感じません。 これらの仲間は種数こそ多いものの、 棲息地の関係から一般に流通しペットとして入手できるものはごく限られており、 カブトならニューギニアかブランデル、 マゲクビならニシキマゲクビかマックォーリーと相場は決まってしまいます。 本種はその中でひとりだけ明らかに色合いが異なることから、 ひたすら灰色や褐色に包まれている三種を見事追いやり独立したポジションに位置していますが、 本人に同輩を卑下するつもりはなくとも頭ひとつ抜けた人気を獲得しているのは事実なのです。 今回やって来たのはもはや懐かしい雰囲気さえ漂っているワイルドの長期飼い込み個体。 一目見て瞬時に分かるのはV字のイエローラインが濃く太くはっきりとしていること、 そして顎はもちろん体や首筋、 四肢や腹甲の所々に赤が確実に発色していることです。 繁殖個体を見慣れた今では並の品質に思われがちですが、 野生個体ともなるとニシキとは名ばかりと言われてしまうものも少なくありません。 お腹全体の赤みは擦れなどもあり薄れてしまうのは仕方がないので、 それよりも色が出ている部分の多さや面積の広さに注目して頂きたいのです。 更にレベルの高さを決定付けるのは背甲の色、 一様にぼんやりとした赤茶色になっているということはつまり、 赤くなる要素を奥に秘めていると言い換えることができますから、 後天的に霞んでしまったこの赤は次世代に形質を受け継ぐことで真の実力を示してくれるでしょう。 赤いCBを種親にするのも良いですがいずれは近親交配が進むリスクも避けられません、 そこまで考慮して今の内に新たな血統を導入するのも賢い選択だと思います。 供給が国内繁殖で十分賄われている現在、 あえてリスキーなワイルドが輸入される機会も殆どなくなっていますので、 このような掘り出し物の有難味を今一度噛み締める次第です。 |
ニシキマゲクビガメ (フルアダルト・♀) Emydura subglobosa |
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イリアンジャヤの香り漂う迫力のワイルドアダルト! 細部に刻まれたしわのひとつまでもが自然の創り出した芸術です、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 時は和名時代、このご時世に本種のことをサブグロ、なんて呼ぶ人はそう滅多にいないと思います。 今や海外から輸入する必要がないと言われているほど国内繁殖が進み需要が賄われ、 曲頚類の入門種として着々と人気を獲得しつつあるでしょう。 愛称もニシキマゲだなんて今風に略したようなものが一般的ですが、 その昔の呼び名としてお決まりだったのがアルバーティスです。 これはつまりシノニムとして抹消される前のこのカメに与えられたもうひとつの学名で、 古参のマニアはつい癖で今でもそう呼んでしまうと言います。 今回やってきた20cmクラスのこの大きなメスはまさにそんな一昔前の情景を甦らせたような、 言うなれば今でこそあえてアルバーティスと呼びたくなる、 そんな風合いを残した大変立派な飼い込み個体。 写真を見るだけでも、CB個体を育ててこの味を出すにはどうしたら良いのかと途方に暮れてしまいます。 勿論CB化が進むことは歓迎されるべきですが、 そんな時代の流れに逆行して突如現れるこういったヴィンテージなものを愛でるのも一興でしょう。 しかし少し気になるのは腹甲よりもむしろ背甲の赤みが目立つこと。 これはもしかすると子孫にとてつもないものが誕生するかもしれません。 探して見つかるものではありませんのでお早めにお問い合わせ下さい。 |
ニシキマゲクビガメ (フルアダルト・♀) Emydura s. subglobosa |
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白馬に乗った王子様が現れるのを今か今かと待ち侘びている秒速で繁殖が可能なフルアダルト! このサイズにして未だ男を知らないバージンと言うのも大切なキーポイント、 ニシキマゲクビガメ・メスが入荷しました。 コストパフォーマンスなんて言葉は生き物に対してあまり適切では無いかもしれませんが、 本種について色々と考えた時には思わずそんなフレーズが脳裏に浮かんでしまう、 それほどまでに優れた性能を体感できる曲頸類随一の銘種。 和名に錦を掲げるだけあってまず一番印象に残るのは赤や黄色に染まったその体色、 大体の種類が黒色から茶褐色に落ち着きがちな曲頸では例外的にカラフルであり、 それは日本人にとってより馴染み深い潜頸類の各種と比較しても揺るぎない、 誰が見ても綺麗だと評価されるであろう秀逸なデザイン力が光ります。 特に腹甲のサーモンピンクは思わず二度味してしまうほど胸に刻まれ易く、 上から見ただけではせいぜい頭部の黄色いラインが目に入るぐらいなのですが、 いざ水槽に入れて泳がせてみるとお腹をこちらに向けながら餌をねだる様に、 美しさと可愛らしさのどちらもが味わえると言う寸法です。 最大サイズはより大型になるメスでもせいぜい20センチ程度、 一般家庭にも収まるある程度のスペースで楽しむこともできますし、 或いはその高い遊泳力を生かし大きなタンクでのびのびと遊泳させることもできる、 どちらに転んでも困らないハードルの低さも嬉しいところ。 昔から野生個体がコンスタントに輸入され入手も容易で、 ここ数年の傾向として繁殖個体が流通の大半を占めることから育て易さはもちろんのこと、 価格帯も妙にリーズナブルな水準をキープしているため、 時に何故これほど素晴らしいカメがこれほど安価なのかと疑問を投げ掛けられるほど。 最近ではアルビノの登場や選択交配によるクオリティの向上にも目覚ましいものがあり、 ますますの盛り上がりを見せているようです。 今回やって来たのは生後五年ほどが経過し、 片手で持つのも憚られるほど十分な体格に仕上がったいつ産卵を始めてもおかしくない即戦力のメス。 腹側の発色が目を惹くのは言うまでも無く、 顔面のイエローバーにまでほんのりと赤味が射した辺りに素質の高さが表れています。 単独飼育のため一度も交尾を経験しておらず、 アルビノのオスと掛ければヘテロ作出にも良い仕事をしてくれるでしょう。 繁殖能力から観賞価値の高さまで隙の無い魅力が満載の一匹です。 |
ニシキマゲクビガメ (アルビノヘテロ) Emydura s. subglobosa |
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その秘めたる素質に未来を託し目指せ夢の国産アルビノアルバーティス! 極小のハッチリングから脱し人工飼料も食べるようになった安心サイズから性別確定まで一気に育て上げましょう、 アルビノヘテロのニシキマゲクビガメが入荷しました。 眩いばかりの透き通った白い素肌、神々しささえ感じられる輝きに更なる彩りを加える鮮やかな朱色、 皆さんはあの壮絶な美しさを目の当たりにしたことがあるでしょうか。 水棲ガメにおいて数種にのみ知られるアルビノの中でも屈指の美貌を持つ、 曲頸マニアのみならず全ての愛好家にとって永遠の憧れと囁かれる稀少な存在です。 紅白の配色がおめでたいからなのか、一目見ただけで即座に視線を奪われるあの衝撃は忘れ難いものがあり、 いつかは我が家にもと思いを募らせている方も少なくないでしょう。 しかしながら毎年のように入荷を熱望するものの、 輸入されて来るのはごく少数ないしは全く手に入らない時もあり、 現状で安定してまともに流通した形跡はありません。 これほど安定供給が待ち望まれるミューテーションも珍しく、 種親候補となる個体を集めることすらもままならない状況では早急に結果を出すことも望めませんが、 水面下ではごく一部のハイアマチュアらにより一歩ずつ計画が進んでいるようです。 今回やって来たのは大いなる野望に向けての第一歩とも言える、 遂に目の前に現れた100パーセントヘテロアルビノの国内CB。 もちろん見た目だけでその正体は分からないのですが、 オスは過去に当店より販売したベビーが成長したUSCBのアルビノ、 メスはブリーダー自身が過去に繁殖した自家産の幼体を育て上げたもので、 一瞬たりとも他のオス個体との混泳を許さなかったピュアな種親を用いようやくハッチへと漕ぎ着けられました。 本人は自前でアルビノを作出するためにこのヘテロを殖やしたとのことですが、 それほど多くのベビーを育て上げるのは大変でしょうと半ば強引に説得し、 お裾分けのような形で貴重な素材を放出して頂きました。 性別が分からなければ何とも動きようがありませんので、 まずは一年ほど根気良く餌を与え続け様子を伺うことにして、 運よくペアになったら最高ですがひとまず腰を据えてじっくり取り掛かりましょう。 どちらも多甲板があり、 大きなB個体は後肢の水掻きが僅かに欠けていますが、当然の如く繁殖に際して何ら支障はありません。 現在アルビノを飼育中の方は相方候補にどうぞ。 |
ニシキマゲクビガメ (アルビノ) Emydura subglobosa "var" |
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もう、異界のカメの如しです。幽玄華麗な世界がこのカメの周囲に広がります。 滑らかな陶磁を思い起す背甲は見ているだけで吸い込まれそうな輝きを持ち、 縁甲板の鮮烈なオレンジは陶然となった見る者を現実の世界に引き戻します。 アルビノ特有の紅玉をそのまま磨いてはめ込んだ様な眼球は見るものを虜にするようです。 今年の夏はこの雰囲気を楽しんでください。既に人工飼料にも餌付いています。 |
ニシキマゲクビガメ (アルビノ) Emydura s. subglobosa "var" |
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アルビノ、黒色色素欠乏という品種のカメの中で最も美しいのは間違いありません。 一点の染みも無い透き通った白い肌を一目見れば、 まるで別世界に吸い込まれていく様な錯覚さえ覚える事でしょう。至高のニシキマゲクビ、アルビノアルバーティスの入荷です。 元が黒いカメのアルビノはより美しいと言われる様に、紅白に彩られた鮮やかなカラーリングは究極のミューテーションである事を確信させます。 ノーマルでも一生を通じてほぼ変わりの無い体色はアルビノでも同様で、アダルトサイズでは各色共に深みを増し より奥深い雰囲気を楽しめます。 まだまだ小さなサイズですが手に持つと口を開けて威嚇してくる程活発で、 元来とても丈夫な種類ですから普通に育ってくれると思います。現在の餌は冷凍アカムシは勿論、小粒の咲ひかりも懸命に食べています。 初登場の頃はかなり高額でしたが、年々普及し価格帯も落ち着いてきました。 長い間夢に見ていた方、是非この機会に美麗なベビーを手に入れて下さい。 |
ウォレルマゲクビガメ (USCBベビー) Emydura s. worrelli |
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一度目にしたきり実に五年のブランクを経て再会に至った筆舌に尽くし難いこの感動! ここ数年でオージーのマゲクビが盛り上がって来た所へ遂に帰って来たあの超稀少種です、 ウォレルマゲクビガメが入荷しました。 今や国産CBが主たる流通を占めつつあるニシキマゲクビ、 ショートネックを代表する入門種あるいは美麗種として確実に評判が広まっているこのカメに、 実はもうひとつの亜種が認められていることを皆さんはご存知でしょうか。 仮に知らなかったとしてもそれは責められるべきではありません、 何しろオーストラリアのクイーンズランドやノーザンテリトリーなどごく一部にしか棲息しておらず、 しかも名前を聞いただけではどのような姿形をしているのか全く以って想像が付かないからです。 分類学者らの間でも謎が謎を呼ぶミステリアスな存在であるらしく、 いっそ独立種にしてしまおうという意見もあり、 そのルーツが一体何処にあるのかという所は大きな疑問点です。 個人的な見解をお話しするとホビー的にはサブグロの亜種であるか否かはもはや重要ではなく、 それよりもむしろ幼体にしてこの幅広で鼻先の詰まった表情が如何にもオーストラリアな香りを醸しており、 どれほど変わっていて珍しい種類かが一目見ただけでよく分かります。 エクストラ・クリーパーのマゲクビガメ特集をまじまじと眺めていたあの頃、 新顔揃いのホットな内容に胸が躍るのと同時に溜め息をついていたのを思い出しますが、 こうして数種の現物が見れてかつ手中に収めることができるというのがどれほど有難いことか、 世間の評判など関係なしにそこは自身の趣味嗜好を第一優先に考えたい所です。 今回やって来たのはごく久々に米国のブリーディングプロジェクトが成功に至った、 今年生まれのベビーが暫しのストック期間を経て成長したもの。 この仲間のハッチサイズと言うと指で摘み上げるのも躊躇われるほど華奢で、 いざ飼育を始めるにも恐る恐るというのが付き物ですが、 この二匹は体付きががっしりとし始めもうあのか弱さは感じられません。 鼓膜のラインはほんのり赤味を帯びており、 背中を上から見た時も外周を同色の縁取りで覆われています。 腹側にも同様に赤味が差すことがあるようですが、 ニシキマゲクビ同様成長に連れて色揚げされていくのを期待しましょう。 ウォレルが初めて日本にやって来た時はあまりにも認知度が薄かったため、 大衆がポカンとしていた感も否めませんでしたが、 オーストラリスやビクトリアが世間に認知されるようになったこのタイミングでの再来はなかなか心憎い演出と言えます。 実はペアっぽいのではないかと噂されているこの二匹、輸入直後の肌荒れはなく餌食いも抜群で安心です。 |
アカミミマゲクビガメ (USCB・ベビー) Emydura victoriae |
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驚きです。何故このカメが今日本にいるのか理解するのに少し時間がかかりました。 オーストラリアのカメが大好きな方はもうピンと来ていると思います。幻のマゲクビ、 ビクトリアエことアカミミマゲクビが国内初入荷です。まずは落ち着いて親の写真を見てみましょう。 オス親がこちらで、 メス親がこちら。 間違いなくかの名著”Australian Freshwater Turtles”で見たあのカメです。 なかなかベビーがとれずに苦労したそうですが今年遂に繁殖に成功したと聞き、 ブリーダーにお願いして直接譲ってもらいました。 和名が差す様に目の横の赤いラインが特徴で、 洋書などでも紹介される様にアダルトサイズでは異常なまでに頭部が肥大化する事が知られています。 また甲羅を前から見ると 中央のキールが高く盛り上がり縁が広がったシャンプーハット型になる事、 虹彩にはアイラインが入らない事で判別できます。絶対に国内へ入ってくる事は無いだろうと思っていたので、 実際に来てみても未だに目の前の光景が信じがたいので、暫くは夢見心地の生活を送る事ができそうです。 定期的に繁殖できれば良いのですが万が一の事も考えると次は無いかもしれません。 |
マダガスカルヨコクビガメ (国内CBベビー) Erymnochelys madagascariensis |
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こんなカメじゃなかったはずなのに凄く綺麗! インド洋の孤島マダガスカルにのみ固有分布する珍しい曲頸類の一種です、 マダガスカルヨコクビガメが入荷しました。 本種のルーツは大変古く同じ科の中ではPodocnemisの仲間に最も近縁とされているそうですが、 大陸移動説によれば南米大陸とアフリカ大陸が二つに分かれるよりも先にそれらから分離しているそうです。 つまりこの説が正しいとすれば、 ヨコクビガメ科のカメではマダヨコだけがひとりぼっちで他種とお別れしたことになり、 最も分化の早かったヨコクビということになります。 ヘルメットを被ったような硬質の頭部は生まれたばかりのこのサイズでもよく目立ち、 大きくなるにつれて四肢の粗い鱗が発達するなどゴツゴツとした体は、 古代の恐竜をイメージさせる非常に格好良いカメです。 そんなこともあり昔からフォルムと質感で勝負するミズガメでしたが、 この度CBの誕生をきっかけに色味と柄という大きな魅力が加わり新たなる進化を遂げました。 他のCBミズガメの例と同様に、このピッカピカのマダヨコも色柄のくっきりとした美しい姿になることでしょう。 残念なことに甲板の配置がずれていますが枚数は正常で、 甲羅全体の歪みも現時点ではほぼ見られず問題ないと思いますので気にされない方にはお値打ち特価。 元来丈夫なカメなのでスムーズに成長してくれることでしょう、末永くお付き合い下さい。 |
マダガスカルヨコクビガメ (S) Erymnochelys madagascariensis |
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ここから育てればピカピカ間違いなしの将来有望個体! 成長線を見れば既にその片鱗を示し始めた安心サイズ、飼い込みのマダガスカルヨコクビガメが入荷しました。 南半球に浮かぶ魅惑の島国マダガスカルに固有棲息する一属一種の稀少なミズガメ。 本種のルーツは大変古く南米に分布するナンベイヨコクビガメ属に最も近縁とされ、 しかしその形態にはまるでマダガスカルの自然がそうさせたと言わんばかりの非常に特異な容姿を備えています。 特にワイルドの大型個体などは”カメ界の生きた化石”の名をほしいままにする程の迫力を持ち、 特徴的であるヘルメットを被せたような頭部の質感は生まれたばかりの頃から伺うことができます。 そんな格好良さで勝負する野生個体の中にも時折カラーリングやパターンに秀でたものを見かけることがありますが、 こうしたベビーサイズから育てる場合ではより顕著に現れやすくそれは優美なことこの上ありません。 最終的には色柄の美しさとガタイの良さを併せ持つ素晴らしい個体に仕上げたいものです。 種としては非常に強健で何でも食べてくれますが、 如何せん自己主張が強く同居の際はトラブルになることが多いのでその一点だけ注意が必要。 しかしながら完熟したフルアダルトなどを見せられると是非単独飼育で楽しませてもらいたいと、 そう強く思わせてくれるとても魅力的なカメです。 |
マダガスカルヨコクビガメ (M) Erymnochelys madagascariensis |
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表情には未だあどけなさが残るもののカッチカチの石頭はもはや大人のそれ! 深い水の中へドボンと放り込み顔面が白くなるかもしれないその時が訪れるのをじっと待ちましょう、 マダガスカルヨコクビガメが入荷しました。 歴史的にペットとして流通する数に恵まれてきたためか、 カメという生き物はとても数が多いように思われることもあるようですが、 実際に他の爬虫類と比べてみると何百種というこちらの軍勢に対し、 ライバルのトカゲやヘビについては数千単位で種が認められていますから、 あっさりと負けを認めざるを得ないのは一目瞭然です。 そう考えると数少ないメンバーでよくぞここまでやってきたと感心するものの、 より深く突っ込んでいくとまだまだ世間に広く認知されていない銘種というのも確かに存在しています。 本種は曲頸類の中でも更にマイナーなヨコクビガメ科に含まれ、 これらは主に南アメリカやアフリカ大陸に暮らしていますが、 海を挟んでお隣のハコヨコクビガメらには風貌があまり似ておらず、 どちらかと言えばむしろ南米のヨコクビガメにそっくりです。 この謎を解き明かすためには大陸移動説を引用する必要があり、 かつてゴンドワナ大陸と呼ばれていた超大陸は、 現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸などを含む西ゴンドワナ大陸と、 南極大陸、インド亜大陸、オーストラリア大陸を含む東ゴンドワナ大陸に分裂して行くのですが、 マダガスカル島はインド亜大陸から分かれたという説が有力であるため、 一属一種のマダガスカルヨコクビガメは今から軽く一億年以上も前のジュラ紀には既に独立していたという計算になります。 しばしばこのカメの容姿を指して原始的であるなど、 とにかく古めかしい雰囲気を讃えるフレーズを用いた解説がなされますが、 決して徒に外観のイメージを称賛していた訳ではなく、 真にそう評価されてもおかしくない裏付けが密かに実在していたのです。 今回やって来たのは本当の味が俄かに溢れ出さんとしているヤングサイズで、 彫刻刀で削られたような深い溝の目立つ頭部には大変重みがあり、 指先で弾いても甲羅と同じ硬さを持つということが胸を高鳴らせます。 海外の資料には30センチクラスの大型個体の写真が紹介されていますが、 そのとんでもないお化けガメっぷりは度肝を抜かれるほどで、 厚みのある甲羅だけならまだしも顔全体をボコボコにされて腫れ上がったような面構えに後退りしてしまいました。 またあまり知られていないかもしれませんが、どうやら成熟したオスは顔中が白く色抜けするらしく、 これはミズガメマニアにとって堪らない魅惑の特徴と言えます。 当店のホームページへの登場回数も意外に少なく、実はCITESU類該当種ということもあって、 今後いつでも入手できるカメではないことに間違いはありません。 叩いても壊れないほど丈夫でどれだけ水を深くしても平気で泳ぎ回りますから、 今後末永く付き合っていく中でこの怪獣の魅力をじわりじわりと引き出してやって下さい。 |
マダガスカルヨコクビガメ (Pr) Erymnochelys madagascariensis |
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ウガーッて何か怒ってるのはマダガスカルヨコクビガメです。最近出回ってるベビーサイズではなく ちょっと育ったいい感じサイズです。ほんとに丈夫で、アグレッシブで、何でも食べていいカメです。 ペアですが、バラ売りも可能です。 |
ブラジルヘビクビガメ
Hydromedusa maximiliani |
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激レア!南米便入荷!個人的に嬉しいブラジルヘビクビガメです。過去日本に入った個体でいまだに 元気な個体はどれくらいいるのでしょう。今回購入のお客様に繁殖までもっていってもらうために ある機械をサービスでお付けいたします。 |
ギザミネヘビクビガメ (EUCBベビー) Hydromedusa tectifera |
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トゲトゲの甲羅に象徴された赤ちゃん怪獣的な危なっかしくも可愛らしい雰囲気が堪りません! 今となっては懐かしささえ覚える最近見かけなくなったピカピカのベビーサイズが再び、 ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 我が国においては他のどんな爬虫類よりもペットとして飼育されてきた歴史の長い水棲ガメ、 俗にミズガメとも呼ばれる仲間たち。 カメ全体のリクガメとウミガメを除いたものがそのように呼ばれ、 流通量が多いため種類も多いのではと錯覚させられますが実はその正反対で、 構成種はトカゲやヘビと比べればその僅か何分の一にしか過ぎず、 ペットとして飼育できるリクガメと併せても決して巨大なグループとは言い難いでしょう。 しかしながら何よりの強みとして挙げられるのが割合的に大変多くの種類が輸入されてきた事実、 つまり飼育の対象になり人気があった種数が多いと言うことです。 近年では実際に出回る頻度が疎らになってしまったため、 いつでもどんなカメでも手に入るだなんて夢のような状況は有り得なくなっており、 特にその影響は少し風変わりなタイプにぴたりと当てはまります。 例えば皆さんご存知のマタマタ、 もはやカメであるかどうかすらも怪しいぐらいの変わったミズガメですが、 かつては毎年コンスタントに販売されていたためまるで景色のようになっていたのも、 最近では少しの間姿を消しただけでちょっとした騒ぎになるほど、 未だに根強いその存在感を再確認させられる場面がチラホラ。 今回やって来た同じく南米を原産とするこのギザミネは、 たまたまご近所に棲息していることも影響してのことなのか、 個人的には何処かマタマタに通ずる面があると睨んでいる注目株。 刺々しく武装された挑戦的なデザインの甲羅は格好良い以外に褒め言葉が思い付かず、 上から叩き潰したように扁平な頭部や、 余計なひだひだが沢山付いた妖怪風味を満喫できる皮膚のぬめっと感、 華奢な体付きで水の中をヒラヒラと泳ぎ回る様は何処か遠慮がちで、 他のミズガメではなかなか味わえない気味の悪さは本当に素敵だと思います。 この奇妙な造形が万人受けするとはとても考え難いのですが、 やはり姿を消してしまってからではもう後の祭り、 こうしてヨーロッパでわざわざ殖やされていることは有難い限りです。 殆ど目立ちませんが背甲に多甲板あり、乾燥エビやアカムシにバクバク食らい付く健康児です。 |
ギザミネヘビクビガメ (EUCBベビー) Hydromedusa tectifera |
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これまた現地からの養殖ものではありません! 冷涼なヨーロッパの気候で殖やされた由緒正しい飼育下繁殖のベビーです、ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 いかにも曲頚類らしい印象を与えてくれる長い首を持つミズガメ、 ボディバランスとしては似ていても細かく分けるとその中にもいくつかの系統があり、 オセアニアのグループがナガクビガメなら南米のグループにはヘビクビガメという総称が与えられています。 本種は古くからホビーとしての爬虫類の世界に根付いており、 昔はアルゼンチンヘビクビガメという名前で見かけることも多く、 時にはナンベイヘビクビガメとも呼ばれていたことから他種を抑えそのエリアの代表選手として日本に来ていたという歴史が見て取れます。 南米のヘビクビはマニアックかつ稀少な高級種が殆どなのですが、 ギザミネだけは今も昔も我々にとって身近な存在でありそのポジションは変わりません。 しかしこれだけのベテランがいまいちポピュラーになりきれないのは何故でしょうか。 その理由のひとつに、どの図鑑にも書いてありずっと言われ続けている高温に弱いという特徴が挙げられます。 これは夏場に甲羅の潰瘍などが発生し調子を崩してしまうというものですが、 ベビーサイズから日本の気候に慣れさせることでトラブルを回避したり、 その他にも解決策が考えられ実は最近ではさほど大きな問題でもなくなってきています。 ですが近頃よく出回るようになったベビーからの飼育には餌付けという課題もあり、 乾燥エビは好んで食べても人工飼料にシフトするまで時間がかかるためビギナーにとっては不安な面も。 今回はダメもとで到着後最初に人工飼料から与えてみた所、 一部の個体が反応しそれにつられて今では全ての個体が食べてくれるようになりました。 これもEUCBのお陰でしょうか、 更に早く育てたい場合はフードの後に乾燥エビを別腹で食べさせるのがコツです。 あまり目立ちにくい多甲板の個体もいます、程度が気になる方はお問い合わせ下さい。 こんなギザミネたちならより日本の飼育環境に馴染んでくれそうです。 |
ギザミネヘビクビガメ (S) Hydromedusa tectifera |
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首は長くともオセアニアのナガクビガメグループと一味違います! 店頭飼い込みで餌食いバッチリ、ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 首が長いカメと言えばジーベンやマッコードなどChelodina属を中心としたグループが有名ですが、 南アメリカには名前をヘビクビと変えて同じように首の長いミズガメが棲息しています。 同じヘビクビでもクロハラなどAcanthochelys属の仲間は太短い首と大きな頭部が幾分体格の良いイメージですが、 一方Hydromedusa属の本種は軽快に水を切る洗練された薄いボディが 近縁種とは思わぬスマートさを見せています。 これだけスタイリッシュな体型を持ちながらも生きていく上ではあまり必要なさそうなギザギザした甲羅は和名の通りで、 首の棘状突起なども併せて細部の装飾を忘れてはいません。 無駄を楽しむ精神は見栄えに反映され、ツルっとまとまったナガクビとは異なった魅力を醸しています。 嬉しいことに近頃では現地で繁殖されたと思しきベビーサイズが入手しやすくなっていますが、 少しナイーブな一面があるらしく初期の餌付けに苦労することもしばしば。 この個体も入荷当初は乾燥エビしか食べませんでしたが、 ようやく人工飼料に餌付いて暫く経ちましたのでご紹介します。 多甲板はないものの椎甲板の形状に若干乱れがありますが、餌食いの良いとても飼いやすい個体でお勧めです。 |
ギザミネヘビクビガメ (S) Hydromedusa tectifera |
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ギザミネ飼育最初の関門であるペレットへの餌付けを既に完了したナイス過ぎる飼い込み個体! 甲羅のフォルムに始まり全体の仕上がり具合がまるでワイルドのようなグッドバランス、 ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 曲頸類の中でも特に首が長い仲間たち、 それは例えばオセアニア圏や南アメリカ圏に分布する彼らのことを指しているのですが、 しばしば“クビナガガメ”などと誤って呼ばれることも多いそれらは、 ある意味余計な知識を持たない方にとっては殆ど似たような存在として目に映るのでしょう。 首が長ければ何でもかんでもスッポンと呼ばれてしまうよりはまだましですが、 予め正確な分類事情を学ばれた方にとっては前者のナガクビガメたちと、 後者のヘビクビガメたちを結び付けるに至らないかもしれません。 それはつまりルーツの違いがそうさせるのであって、 実際にはファンの層も交わりそうで交わらない絶妙なポジションにお互いが位置しているのですが、 もちろん中にはどちらの系統もこよなく愛する方がいらっしゃるのも事実で、 或いは片方をいくらか嗜んだ後にもう片方へ興味が移るなんてことも時にはあろうかと思います。 今回やって来たのは妖怪系ロングネックとして昔から根強い人気を誇る、 古くはアルゼンチンヘビクビガメとも呼ばれていたギザミネの安心サイズ。 ほぼ生餌オンリーで育てられた経歴の持ち主だけあって、 体のつくりを見るにまるで無駄のないシルエットが野生本来の生き様を見事に再現し、 どの角度から見回しても一切の隙が無い点は秀逸の一言。 そんなプロフィールにもかかわらず非常に素直な性格なのか、 入店後にさり気なく人工飼料を差し出したところ何事も無く普通に完食し、 新たな環境へもすんなり対応する順応性をも兼ね備えているようです。 ツルンとスマートにまとまったナガクビガメから浮気して、 このゴテゴテと余計なパーツに装飾された格好良さを味わいたいと言う声も多いのですが、 やはり従来の暑さにあまり強くないとされる先入観が導入を躊躇う要因となるのでしょう。 実際に育ててみると初期状態がよほどプアで無ければ著しく弱さを見せることも無く、 水温以外の部分に気を配ることで普通のカメと同等の暮らしが送れますから、 詳細は別途お尋ね下さい。昨今では頻繁に見かける種類では無くなってしまいましたが、 この先もまだまだ新規開拓が狙えるスペックを誇る素晴らしいカメのひとつです。 |
ギザミネヘビクビガメ (S) Hydromedusa tectifera |
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南米のロングネック、飼いやすい安心サイズです! 餌食い上々の飼い込み個体、ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 古くはナンベイヘビクビガメという大雑把な呼び名や、 アルゼンチンヘビクビガメという懐かしい名前でも呼ばれていた通り、 昔から曲頸類の代表、首の長いカメの代表として親しまれ続けるミズガメ人気種のひとつ。 今でこそナガクビと言えばアジアやオセアニアに棲息するChelodina属などナガクビガメと名付けられたものがメジャーですが、 より身近な存在としての歴史はこちらの方が古いかもしれません。 全体的にツルンとまとまった外観を持つあちらのグループとは違い、 ギザミネはその名の通り甲板のキールがゴツゴツとしていたり長い首に棘上突起が並んだりと、 どこか一癖ある外観に好みは分かれますがやはり格好良いという意見も多いです。 妖怪チックな怪しい雰囲気を持ち飼いやすそうなイメージではありませんが、 ここ数年でこれまで主流であったワイルド個体から現地の繁殖個体にバトンタッチしたようで、 小さなベビーサイズから飼うことのできる機会が格段に増えました。 それでもやはり最初は人工飼料に餌付き難くビギナーにとって決して手を出しやすい種類ではありませんでしたが、 この個体は乾燥エビメインから卒業し Mazuriや咲ひかりを美味しそうに食べる所まで成長しています。 また食べ方のあまり綺麗でない個体も多い中、見事に数回噛んだだけで呑み込んでくれる点もポイント高し。 このサイズからなら夏場の高水温にも過敏になることはありません、初めてのギザミネにもお勧めの1匹です。 |
ギザミネヘビクビガメ
Hydromedusa tectifera |
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今回のギザミネは甲ズレや潰瘍の跡も無く非常に状態のいい飼い込み個体です。昔から割りと 安定して入荷されていますが、やはりその長く伸びた首、ギザギザ・ゴツゴツした甲羅は格好良い ものです。最近ベビーサイズが出回っていますが、やはり10cmを越えたサイズの方が安心でしょう。 さらに長期飼い込み個体の為、人工飼料も問題無く食べます。 |
ギザミネヘビクビガメ (M) Hydromedusa tectifera |
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ほぼパーフェクトと言って良いでしょう! ピカピカを超えてビカビカに成長している飼い込み個体です、ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 南米版ナガクビガメと言えばやっぱりこのギザミネが代表種。 もちろん他にも魅力的なヘビクビたちがずらっと名を連ねてはいるのですが、 価格帯を見るとどれも高級種ばかりでおいそれと手を出すことができないのが悩み所。 それでも何故だかこのギザミネだけは随分と庶民的で、 しかし格好良さや奇怪さなどの魅力も十分備えているという贅沢ぶり。 ツルンとまとまったオセアニアのナガクビらには無い、 扁平な頭に飛び出た目玉、 首元のヒダヒダやトゲトゲ、そして何より和名の由来となったゴツゴツとした甲羅は、 何の役に立つのかいまいちピンと来ませんがそれらの全てが我々を楽しませる大切なパーツです。 高水温に弱いカメの代表種のように扱われていますが、 欧州の本種を殖やし過ぎたために飽きて種親を手放してしまったブリーダーによると、 深い水深で飼っていればノントラブルだとのこと。 勿論平均気温が違う土地なので即解決というわけでにはいきませんが、 ひとつこれからは意識してみると違いがみられるでしょう。 個体についてはご覧の通り、 肌の艶にさえ違いが見られるほど大事にされていたことが分かるコンディションで、 キールの突起を触れば指先に痛みを感じます。 性別はまだ確定ではありませんがオスでしょうか。 この調子で綺麗なギザミネを完全に仕上げて下さい。 |
ギザミネヘビクビガメ (M) Hydromedusa tectifera |
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流通の大半を占めるベビーサイズから僅か2年間でこの成長です。お客様委託飼い込みのギザミネヘビクビの入荷です。 暑さに弱いと有名な本種ですが、この個体はよく鍛えられているのかここ最近の暑さなどへっちゃらで、 人の姿を見ると餌欲しさにせわしく泳ぎまわりとても元気です。元々かなりの魚食いで人工飼料など与えても ちょっぴり下手に食べる個体が多い中、このギザミネは小さな粒から大きな粒まで変に噛み砕く事無く 上手に飲み込む無駄のない個体です。顔付きと言い名前の由来である甲羅の形状と言い、 とにかく怪獣的要素が詰まった、 とても格好良いカメなのですがやはり飼育の難しさがネックだと思います。飼育のコツは低水温と深い水深だそうで、 低水温を自動的にクリアできるヨーロッパでは何の問題も無く飼育されているそうです。 参考までに尾のアップはこちら。 この丈夫な個体で本種の魅力を堪能してみては。 |
ギザミネヘビクビガメ (M) Hydromedusa tectifera |
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そこそこの大きさでは安心できなくてもこのサイズなら大丈夫! 手の平も優に超えて順風満帆な様子が伝わってきます、ギザミネヘビクビガメが入荷しました。 首の長いカメ、というより長い首を出しっぱなしにして自慢げに見せびらかしているカメ、 と言った方が良いでしょうか。そういった特徴を持つ仲間は主にオセアニアと南アメリカに棲息し、 前者はナガクビで後者はヘビクビと大まかに呼び分けられています。 この手のカメで代表的なのは例えばジーベン、つまりナガクビの方になるわけですが、 ちょっと顔付きが厳しいぐらいでまだ優等生の域から脱していない感も否めません。 しかし南米のヘビクビらはどうでしょう、 万人受けしようなんてことは端から考えている様子もなく自分たちのやりたいようにやった結果、 最低限のラインを超えてしまいむしろちょっとエグいぐらいの奇抜な外観を生み出してしまいました。 本種はこの仲間の中で最も目にする機会が多く価格帯も入手しやすい方ですが、 一見スマート系の格好良さを思わせておいて 細部で個性を出していくという実にずる賢いやり方をします。 遠目で見ると普通に格好良いカメかなと勘違いしてしまいますが、 ぺちゃんこの頭部にやや飛び出た目、首のひだひだいぼいぼと手足のぬめっとした質感、 そんな妖怪的要素が盛り沢山でその気持ち悪さにかえって酔いしれてしまいそうです。 流通の主体はベビーサイズですがこれがまた曲者で、 乾燥エビまでは簡単でもなかなかペレットに餌付いてくれないこともしばしば。 ある程度育っても他のカメに比べてひょろひょろしていて心配が抜けませんが、 今回やって来たのはようやく甲羅も硬くなり始め人工飼料にも餌付いているプラス呑み込むのも上手というよく訓練された個体です。 性別は不明としましたが現状で腹が凹んでいないのと、 成熟したメスは意外と尻尾が長めなのでこの状態でもメスのような気がします。 高温対策はいくらでも取りようがありますが、 とりあえず暑い夏が過ぎたこの時期からの飼育スタートがお勧めです。 |
ギザミネヘビクビガメ (♂) Hydromedusa tectifera |
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箱入りの状態でツルピカに仕上げられた順風満帆のノントラブル美個体! このサイズに至るまでに考え得る理想像を真芯で捉えたこの上なくパーフェクトな一匹です、 ギザミネヘビクビガメ・オスが入荷しました。 古くはアルゼンチンヘビクビガメ、 更に時代を遡ればナンベイヘビクビガメという実に曖昧な和名で呼ばれていた、 日本におけるカメ飼育の歴史を飾るには欠かせない昔馴染みの外国産種がこのギザミネ。 今でこそクールでロックな最高に尖った名前を与えられ本人もさぞ幸せなことでしょうが、 ふと過去を振り返ってみると逆に本種ぐらいしかまともに紹介できるものがおらず、 当時はその陰に未だ見ぬ強豪が数多くひしめいていたというのが呼称ひとつ取って見てもよく分かるでしょう。 曲頸類と聞いて想像されるのはやはり首の長い種類と相場は決まっているようで、 そうなると視線は自動的に日本から南向きに下った方角に向いてしまいがちですが、 地球の裏側にひっそりと息衝くこれらの仲間たちも忘れてはいけません。 改めてよく見直してみると、 属は異なれど同じくヘビクビガメと呼ばれるAcanthochelysに比べてよりナガクビ感が強調された秀逸なボディバランスに、 べちゃっと潰れた面構えが気味の悪さを前面に押し出し、 そこへ甲羅のゴツゴツと皮膚のヒダヒダが華を添え完成したのは、 妖怪も尻尾を巻いて逃げ出しそうなほどにミステリアスな異形のカメでした。 同じグループの中では流通量で見ても価格帯で見ても一番敷居の低いポジションにいるためか、 どうしても軽く見られがちな傾向は避けて通れないかもしれませんが、 真正面から魅力の全てを受け止めるには今からでも遅くはありませんし、 初めて国内に輸入された瞬間をタイムリーで目の当たりにした人の心境を顧みれば、 どれほど大きな衝撃だったかというのは想像に難しくないと思います。 今回やって来たのはある意味ごく普通のプロフィールであるベビーから中堅サイズまで育てられた個体なのですが、 ガサついた様子の一切ないキラキラと輝くその育ち方には目を見張るものがあり、 それは写真一枚からでもすんなり伝わることでしょう。 ギザミネについて警戒すべきお約束の一つ目、 甲羅表面の潰瘍については形跡はもちろん気配すら漂わすことも許さない抜群の仕上がりで、 全飼育者のまめな管理と愛情が客観的に表現されています。 そして二つ目、夏場の暑さに弱いらしいというウィークポイントを恐れてしまう方のために、 まもなく冬も間近という絶好のタイミングにてご紹介することにしてみました。 この大きさまで成長していればベビー特有の尋常でない警戒心も随分と緩和されかなり扱いやすくなっています、 たっぷり水を張った水槽にいきなり飛び込ませ気持ちの良い最高のスタートを切って下さい。 |
ギザミネヘビクビガメ
Hydromedusa tectifera |
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お客様委託個体の、大きなサイズの素晴らしいギザミネが入荷しました。潰瘍などの大きな瑕は無く、 甲羅全体がこのサイズぐらいになるとツルツルしてきます。頭も大きいです!! ギザミネは持ち上げると頭を引っ込めてしまう個体が多いですが、この個体は暴れまくって元気一杯です。 委託主は活き餌などをメインにここまで育てたそうです。現在Mazuriミズガメフードを乾燥エビと一緒に食べています。 完全に移行する日も近いでしょう。潰瘍ができたり、餌食いが落ちたりでこのサイズまで大きくするのも難しいカメです。 同サイズのメスをお持ちの方、繁殖にチャレンジされてはいかがですか? |
ギザミネヘビクビガメ (♂) Hydromedusa tectifera |
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お客様による長期飼い込み個体の、ナイスサイズに育ったギザミネヘビクビ・ オスの入荷です。このサイズでの流通量はそれ程多くない本種ですが、中でも16cmという大きさでかつ状態の良い個体はなかなか見ら れません。魚食性という印象が強いですがさすがは飼い込み個体、Mazuriミズガメフードを普通に食べています。このサイズになると背甲 にも頭部にも厚みが出てきて迫力があり、首筋の突起も綺麗に揃っていて非 常に格好良いです。今年の夏も暑いですが、今の所室内で普通に飼育していて問題はありません。 |
ギザミネヘビクビガメ (♂) Hydromedusa tectifera |
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幼体時より注がれてきた変わらぬ愛情が甲羅の鮮度によく表れた良質な飼い込みサブアダルト! 手の平いっぱいのこれぐらいまで育ってしまえばか弱さなど微塵も感じられません、 ギザミネヘビクビガメ・オスが入荷しました。 古くからアルゼンチンヘビクビガメなどの呼称でも親しまれてきた、 もうひとつの首が長いカメとして知られる南米の一派に所属するこのギザミネ。 アジア、オセアニアのナガクビガメたちが王道だとすればこちらは邪道、 いつの時代もスターの座を虎視眈々と狙うその妖しげな眼差しに個性が光ります。 顔立ちに始まり全体的に扁平なシルエットが特徴で、 決して正統派の格好良さではなく子どもが喜ぶ怪獣的な趣きに溢れ、 造形としては良い意味で古臭い伝統を重んじるお約束のようなものが感じられるのではないでしょうか。 カエルガメの仲間にも似た陽気で惚けた雰囲気と、 マタマタのように皮膚の質感が剥き出しな気味の悪さが融合し、 他のカメにありそうで無かった攻めのデザインが長年に渡って高い評価を得ています。 同じ和名を共有しているクロハラやトゲモモなどが属するAcanthochelysとはこれまで親戚のような関係にあると考えられていましたが、 最新の分類によるとこちらHydromedusaは一亜科一属二種として認める向きが強く、 どうやら後部にせり出した背甲の項甲板がその決め手のひとつになったものと思われます。 こうした学術的な見地から得られた情報が新たな刺激を生み出し、 趣味の世界においても注目を集めるきっかけとして良い作用を果たしてくれれば幸いです。 今回やって来たのは近頃しばしば見かけるようになったベビーサイズからの飼い込み個体で、 ようやくお腹が鋭く凹み始めたオス確定の安心サイズ。 甲羅が柔らかく華奢な頃には餌付き辛さが目立ったり、 突如として不可解な原因により調子を崩すことも少なくありませんが、 きちんと育てられた成体は打って変わって丈夫になり飼い易さが格段に向上します。 さすがに屋外での越冬は厳しいようですが、 それでも室内無加温程度であれば条件次第で易々とクリアでき飼育スタイルを選びません。 見た目以上に泳ぎは巧みで是非とも水中を浮遊している姿を堪能して頂きたく、 適当に水を張っただけではつまらなそうにしている個体も、 深い所へ投入し流れを付けてやることで途端に活き活きとした姿へと甦るでしょう。 攻撃性が低く複数匹での混泳も楽しめるため、 同じギザミネばかりを主役に据えて大型水槽へ次々と放り込んでも良いですし、 既に他のナガクビ系が泳いでいる所へ合流させれば名脇役としても十分映えると思います。 腹甲を乾かせる陸場を設けるか定期的に強制乾燥させることができればパーフェクト、 全身から滲み出るこのグロテスクさが堪りません。 |
ギザミネヘビクビガメ (♀) Hydromedusa tectifera |
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頭部の幅と甲羅の厚みが増すことで次第に気味悪く仕上がってきた妖怪系ロングネック! 最近では見る機会の減ったワイルドと思しき個体ですが人工飼料爆食中です、 ギザミネヘビクビガメ・メスが入荷しました。 その少々物騒なネーミングは図鑑をめくっているだけでも一際目を引くことでしょう、 古くはナンベイヘビクビ、 アルゼンチンヘビクビなどと呼ばれていたのですが地名を言われただけではあまりピンと来ないからです。 何となく濁点が入っているだけで格好良い気がしますし、 鋭利で攻撃的なイメージが少年の心を擽るようで、 与えられた名前のお陰で魅力が倍増しになった良い例であると言えます。 採集された野生個体が定期的に流通していたのも昔の話、 今時は主に現地から繁殖されたベビーが輸入されるようになり、 綺麗に育てると甲羅の艶と尖り具合が見事な出来栄えとなるため、 本当にギザギザとしていることに感心させられるほど。 ただし先の話を台無しにするようで申し訳ないのですが、 ギザミネの本当の持ち味はそこではないと考えている人も確かに存在するのです。 ずばり一言で言い表すのならば全身のぬるっとした質感、 これに尽きるでしょう。 野生での過酷な暮らしは体中を万遍なく摩耗させギザの峰もいずれは消失してしまうのですが、 決して名前負けすることはなくむしろ妖しい光沢が体の隅々まで行き渡る様にぞっとさせられ、 遥か遠い地球の裏側へと思いを馳せることができるのです。 今回やって来たのは河底の泥の中から引っ張り出してきたような、 極めてナチュラルな成長具合に一目惚れしてしまう長期飼い込み個体。 頭にも体にも薄いなりの分厚さがちょうど出始めるお年頃で、 今までの可愛らしさを徐々に脱ぎ捨て ここからは何処までもスタイリッシュなカメへとつくり上げられていくのが楽しみなサイズです。 特に成熟個体の頭の大きさには目を見張るものがあり、 デザイン的にはどちらかと言えばスマートなはずがあのゴツい長方形を見せられればイチコロ、 華奢な体躯とは裏腹に活魚を周りの水ごと吸い込んでしまう圧巻の光景には痺れます。 水を深く張り常識的な頻度で換水を行っていれば状態良く飼育することができ、 よく言われる夏の暑さにもそこまでこちらが力む必要はありません。 小さな頃は偏食に苦労させられることも多く、 アカムシを卒業しても乾燥エビ時代が大人になっても長く続いてしまうケースも聞かれますが、 この個体はありとあらゆるフードに餌付いておりその扱い易さが非常に有難いのです。 何故か王道になり切れない、 何処までも邪道を突き進む南米曲頸の隠微で繊細な魔力に引き寄せられてしまった方にとっては、 確実に押さえておきたい優秀な出物だと思います。 |
ギザミネヘビクビガメ (甲厚・♀) Hydromedusa tectifera |
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ハイパーギザミネ降臨! こんなに凄いのは初めて見ました、そして今後見ることも恐らく無いでしょう。 およそ3倍に膨れ上がった異次元の迫力です、 長期飼い込みのギザミネヘビクビガメ・メスが入荷しました。 謎が謎を呼ぶ特盛の甲羅を持つギザミネ。 あえて答えを出すとするならば奇形、その一言で済まされてしまうかもしれません。 我々の知り得る限りでは洗練された肉薄のボディが本種本来の持ち味のはず。 しかしこの状態では第一印象はまるでジーベン、 いえジーベンにしても分厚過ぎます。 もちろんジーベンであるはずもなく最初にその姿を目撃した時は、 あまりの奇想天外ぶりと内からこみ上げる不思議な喜びのあまり笑ってしまいました。 このレベルになると無意識に格好良いと呟いてしまうと思います。 性別は判り難いですが、尾がさほど大きくないことと腹甲の凹みがないことからメスとしました。 形は正常でないかもしれませんが餌は普通に食べていますし、 ワイルドのため多少の欠けや傷もありますがどうしても放っておけない存在です。 その長い首を最大まで伸ばし切ることのできる大きめの水槽で唯一無二の味わいをお楽しみ下さい。 |
ギザミネヘビクビガメ (特大サイズ・♀) Hydromedusa tectifera |
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ド迫力!奇跡の個体です。なんとよく見るベビーサイズから4,5年かけて大切に飼い込み大きく育て上げられた お客様委託のギザミネヘビクビ・メスの入荷です。オスのみ先に出てしまったので、 今回は長期飼い込みのビッグなメスを2匹、 特価にてご紹介致します。ワイルド直輸入でも見る事のできないこのサイズを、育成により実現してしまう技術と努力には脱帽です。 餌はあえて人工飼料を使い過ぎず魚やエビなどの自然食を中心に育てた事で、 CBなのにワイルドの迫力を兼ね備えた素晴らしい結果となりました。 現在でも暑さに負けず活魚をバンバン捕食しています。 飼育のコツは低水温の維持と水深を深めにとる事で、元々水温が上がり過ぎないヨーロッパでは深い水深で飼っていると、 潰瘍の心配が無いどころかわんさか繁殖までするそうです。この観賞価値のとても高い2匹は今回限りの特価につき早い者勝ちです。 |
ギザミネヘビクビガメ (EUCB・Pr) Hydromedusa tectifera |
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現地からの輸入がほぼ壊滅状態に陥ったかと思いきやこんな時に大変有難いピカピカの欧州CB! きっとこの種類もいざ姿を消すと物凄く後悔させられるタイプのカメで間違い無し、 ギザミネヘビクビガメ・ペアが入荷しました。 古くはナンベイヘビクビガメ、アルゼンチンヘビクビガメなどと呼ばれていた昔ながらの長首系。 それこそオセアニアの本家ナガクビガメが軒並み入手困難であった時代、 何故かそれらよりも容易に入手できたことから代替品のように扱われ、 何となく偽物的な扱いを受けていた過去もあったと言います。 今となってはそんな失礼で軽はずみな言動を心から恥じるべきでしょう、 冷静に観察してみるとナガクビをぺちゃんこに潰したようなスリムボディに、 余計なひだひだが全身を隈なく覆う妖怪チックな容姿、 そして甲羅は同じく南米のマスコット的存在であるマタマタのような趣きを感じさせる、 これほどまでに珍奇で格好良いミズガメもいないのではと改めて感心させられることばかり。 魚食傾向が強いのは認めますが遅かれ早かれ人工飼料への移行も可能で、 昔からよく言われていた夏場の件もだいぶ攻略法が見えてきた今日この頃、 肝心のカメが手に入らなくて困っていた方にとっては朗報ではないでしょうか。 今回やって来たのは脱皮をすればツルピカの甲羅に仕上がる状態抜群の繁殖個体、 それもブリーダーの下で大切に育てられたヨーロッパ現地での飼い込みペア。 当店でも数年前にEUCBのベビーを自社輸入した経緯があり、 当時は現地からの荷物も並行して来ていたためそこまで珍しがられなかったものの、 現在では姿を見かけるだけでも精一杯な状況に一変してしまったため、 そんなピンチを救ってくれたあちらの愛好家には本当に頭の下がる思いです。 多くの曲頸類にはありがちな事実ですが、 本種も例に漏れず幼体から亜成体までは正直いまいち迫力に欠ける点も否めないでしょう。 ペラペラと薄いフォルムには威厳のいの字も無く、 いざ泳ぎ始めてもびっくりすると直ぐに首を引っ込めてしまい、 特段ダイナミックさは感じられないため真の魅力を目の当たりにするのに時間が掛かるのがネックです。 しかしそうは言ってもいきなり完熟個体が輸入されれば却って扱い辛いですし、 何よりもベビーから仕上げられたフルアダルトが一番頑丈で心配ご無用なのですから、 性別が確定したばかりのこのサイズこそ適度に良い所取りな優良物件だと思います。 巨大ギザミネが魅せるあの化け物のような存在感を是非ご自身の手で再現してみて下さい。 |
ギザミネヘビクビガメ (即戦力トリオ) Hydromedusa tectifera |
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ド迫力!奇跡の個体です。なんとよく見るベビーサイズから4,5年かけて大切に飼い込み大きく育て上げられた お客様委託のギザミネヘビクビ・トリオの入荷です。 ワイルド直輸入でも見る事のできない20cmクラスの巨大即戦力サイズを、 育成により実現してしまう技術と努力には脱帽です。しかも大きいペアは実はクリーパーNo.35に繁殖レポートが掲載されており、 3年前よりコンスタントに繁殖していて今年もガンガン交尾をしていたそうで、5〜6月には例年通り産卵が期待できてしまう文字通り ”即戦力”な個体です。餌はあえて人工飼料を使い過ぎず魚やエビなどの自然食を中心に育てた事で、 CBなのにワイルドの迫力を兼ね備えた素晴らしい結果となりました。 実は大きさだけでなく愛情を持って育てられた事の賜物か、 首筋や四肢がまるで トゲモモヘビクビの様に赤みがかっている所も憎めません。 このサイズのギザミネという時点で貴重ですがプラス即戦力という事で、 とてもお買い得なトリオです。是非とも継続して繁殖に挑んでもらいたい個体達です。 |
コウヒロナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina expansa |
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ナガクビ界の横綱、エクスパンサナガクビガメが入荷しました!今回入荷した個体はどれも完品ばかり です。結構気になる甲羅の反りもありません。当たり前ながらどれも元気!しかも価格も今回かなり お安く設定いたしました。頭を振って泳ぐ様を是非あなたの目でご覧になってください。 |
コウヒロナガクビガメ (S) Macrochelodina expansa |
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ナガクビ界の王、エキスパンサです。最近結構出回ってますが、依然その価値観、存在感の 変わる事はありません。今回の個体は生後まだ1年経っておらず、エキパンの成長の早さを 思い知らされます。首が太く、自分の頭よりも大きな魚を貪欲に飲み込む姿も見られます。 灰色と白のコントラストが非常に美しいです。 |
コウヒロナガクビガメ (EUCB・♀) Macrochelodina expansa |
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昇龍降臨! 今回の欧州便、主役を飾るのは何を隠そうこの二匹です、 コウヒロナガクビガメ・メスが入荷しました。 通称エキスパンサ、それはナガクビ界不動の横綱としていつの時代もマニアを唸らせ続ける至高の存在。 オブロンガと共に稀少種として掲げられることもありますがあちらは変わり種的な意味合いも強く、 あくまでもオセアニアのロングネックの王道を突き進むのはこのエキスパンサに他なりません。 Macrochelodina属最大種というただそれだけで王座へと君臨するには十分過ぎる要素を持ちながら、 それに伴った特徴として頭部は幅広で厚みがありそれを支える首も太く長く、 巨体の舵取りを担う四肢は他種とは比べものにならない逞しさで、 全身から溢れるパワーを視覚からも存分に感じ取ることができます。 頂点に立つものの風格を味わえるのは外観だけではなく、 例えばその食欲は他のナガクビガメの何倍も旺盛で時には100匹単位の活魚をペロリと平らげ自身の成長の糧とし、 生後1年で甲長20cmにも達することができるというポテンシャルの高さはモンスターと形容されても仕方ありません。 昔は幻とまで言われるほど極少数しか見かけることができず、 当店では5年ほど前にヨーロッパで繁殖に成功したベビーを輸入することに成功しましたがその喜びも束の間、 そう易々と軌道に乗るはずもなく淡くも期待された安定供給は夢のまた夢となってしまいました。 こちらとしてもあの感動を再びと苦心し続け早数年、 随分時間を使ってしまいましたが遂にブリーダー手持ちの秘蔵個体を確保することに成功しました。 少し、というよりどちらもしっかりと育っているというのが何ともリアリティに溢れていますが、 第一印象でCBらしからぬ雰囲気を漂わせている辺りに育ちの良さが伺えます。 甲ズレと多少の爪飛びがありますが大きくなればなるほどその影響は小さくなっていくこともこの姿を見れば分かります。 むしろ目指すべき方向としては、現地で遊泳する野生個体に少しでも近付けることではないでしょうか。 この先来ないのかと聞かれれば勿論どちらとも言い切ることはできませんが、 この数年間もどかしい思いを味わわされたのも事実、欲しても手に入らないということが身に沁みました。 本気のお問い合わせをお待ちしております。 |
パーカーナガクビガメ (国内CBベビー) Macrochelodina parkeri |
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素晴らしい発色の国内CBが採れました。お客様繁殖個体のパーケリーベビーの入荷です。 何かとコツのいるらしいマクロケロディナの繁殖ですが、今年も美しいベビーが採れた事は非常に喜ばしいです。 本種最大の特徴である頭部の柄は、幼体時ではまだ粗いですが、成長に連れ独自の鮮明な唐草模様に近付いていきます。 現在は冷凍アカムシをパクパク食べていますので、いいタイミングでメダカなどに切り替えると上手に大きくできます。 昔から憧れの的として人気の高い種です。ナガクビガメで一番キレイなこのカメを育て上げて下さい。 |
パーカーナガクビガメ (ハイカラー・S) Macrochelodina parkeri |
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一向にまとまる気配の感じられない大粒の模様を頭に被った俗に言うホワイトパーケリー! 長い首の上面にもびっしりと柄の入った将来の美貌に期待せざるを得ないハイクオリティ、 パーカーナガクビガメが入荷しました。 曲頸類と言えばナガクビガメ、かつては水棲ガメ人気を先頭で引っ張っていた云わば代表格であり、 たとえ一般種とされたジーベンであっても飼育しているだけで一目置かれ、 それに詳しいということがまるでマニアの証であるかのような価値観が確かに存在していたように思います。 オーストラリアの人々にとってはカメの首が長いことは日常であって、 動物園のアカミミガメが首を引っ込める仕草に感嘆の声が沸き上がる、 これは日本人にとっての常識とあちらの常識とを比較した有名な話ですが、 我々はペットとして多くのカメと触れ合うことができるのですから本当に恵まれていると言えるでしょう。 しかし最近では見慣れたせいなのかそこに宿るエキゾチック感がどうにも薄れてしまったようで、 美しい色彩や柄のデザインに対する要求が先行してしまいがちになり、 従来のシルエットや雰囲気で勝負するカメたちの肩身が狭くなってきました。 そこでナガクビガメの中で唯一と言っても良いほど、 そういったステージで戦うことのできるこのパーケリーに白羽の矢が立ち、 現在ではより訴求力の強いカラーリングを第一に先駆的なブリーディングが進められているようです。 今回やって来たのはオリジナルの格好から大胆に飛躍した、 同種とは思えぬレベルで思わず二度見してしまうほどに白化が進んだ極美CB。 ややエメラルドがかった蛍光イエローの頭部は未だ明確な模様が描かれず、 いつまで経っても幼さを前面に押し出した雰囲気に末恐ろしさを覚えます。 首にまで模様のあるパーケリーは綺麗だと巷ではよく言われていますが、 大人になっても鮮やかに残ることが多くワイルド個体との違いは歴然。 甲羅は泳ぎ回る度に表面からシャンパンゴールドの輝きを放ち、 環境設定さえ間違えなければ成熟が近付いたとしても美白を維持し続けられるのが大切なポイントです。 野生個体にはそれなりのバックボーンがあり威厳に満ちた佇まいが素敵なのですが、 やはりこれほど派手に成られてはもはや太刀打ちできないでしょうか。 非常に魅力的な風貌ですが甲板の配列が少しくねっと曲がっているためお値打ちにて、 人工飼料も素直に食べてくれる扱い易さも嬉しい逸品です。 |
パーカーナガクビガメ (CB・M) Macrochelodina parkeri |
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華美に見えてオリエンタルな落ち着きようをチラリと窺わせる極上の仕上がり! ナガクビ界のベテラン美種はCB化されたことでまた新境地へと一歩踏み出したようです、 パーカーナガクビガメが入荷しました。 話はバブルの崩壊間もない90年代にまで遡ります。 かれこれ十年単位でこの趣味を続けているという方にとってはまるで昨日のことのように思い出されるかもしれませんが、 洋書を漁ることでしか突っ込んだ情報が得られなかった当時、 出版物としては和書に絞るとかなり限られてしまうものの、 狭い業界を強烈に震撼させる今も尚語り継がれる一冊というのは確かに存在しました。 その内のひとつにパーケリーをでかでかと取り上げたものがありましたが、 その頃と言えば首が長いことの付加価値が最も高かったであろう曲頸類の黄金期でしたから、 それに加えて更に模様までセットになっているというのはあまりにも贅沢過ぎ、 初見で思わず震え上がってしまった人も少なくないでしょう。 そんな時のカメも時代を追う毎に野生個体が国内にも齎され、 また暫くすると海外で繁殖に成功したベビーも出回るようになり、 有難いことに法外な値段ではなく比較的こなれた価格帯で今日まで推移してきました。 ジーベンと双璧を成すほどに馴染み深くなった本種が新たな展開を見せ始めたのはここ最近のこと、 欧州のブリーダーが自慢げに披露した虎柄のパーケリーが雑誌に紹介され、 それに触発されたかのように国内CBなどからも同じ路線の美個体と呼ばれるものが輩出されるようになり、 その美貌は更なる高みへと進化を遂げたようです。 今回はあの瞬間に受けた衝撃の回想となる、 蛍光イエローがそこら中で眩しく輝く流行のタイプをご紹介。 ワイルドあってのCBですから決して見下すようなことはしたくないのですが、 大胆なタッチで描かれた頭頂部のパターンは言うまでもなく、 首全体にもさり気ない刺繍がびっしりと施されており、 背甲は透き通った黄金色と失礼ながらとても同じ種類とは思えない抜群の出来映えです。 特に最大のアイデンティティとなる頭の鮮やかさは、 金箔を丁寧に細工して惜しみなく貼り付けたような景気の良さが前面に押し出され、 キメの粗さも最終サイズまで引き継がれやすくワイルドのように細く消え入ってしまうこともありません。 私たちでさえそうなのですから、 まさか本人も自分がここまで綺麗になれるとは思いも寄らなかったのではないでしょうか。 既に人工飼料への移行も完了しており飼育については心配ご無用、 泳ぎも達者なので全身をキラキラさせながら優雅に遊び回る姿をお楽しみ下さい。 |
パーカーナガクビガメ (M) Macrochelodina parkeri |
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待っていましたと言わんばかりの久々の入荷です、しかも嬉しい安心サイズ。凄腕ブリーダーの 功績もあり、昔よりは馴染み深い存在になってきました。体表の唐草模様には個体差がありますが、 今回の個体は頭部にクッキリラインで非常に美しいです。さらに顎の下にも斑があり、なんだか 面白いです。パーケリーも選べる時代になってきたので、是非ともお気に入りの個体を飼育しましょう。 |
パーカーナガクビガメ (ハイカラー・♂) Macrochelodina parkeri |
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季節外れに咲いた満開の向日葵を誇らしげに背負うここ数年で一気に需要増の柄入りパーケリー! 力強くそれでいて繊細なタッチが描き出すクオリティの高さに惚れ惚れする上質な逸品です、 パーカーナガクビガメ・オスが入荷しました。 一体何処の何方が首の長いカメにここまでやって欲しいと要求したのでしょうか。 話はおよそ二十年ほど前まで遡りますが、 初出に近い状態で本種のカラー写真が大衆に披露されたかと思いきや、 その後実物が日本に輸入され生の姿を目の当たりにした時には、 確かに我々はこんなに美しい柄を持つナガクビガメが世の中に存在するのか、 して良いものなのかと感嘆の声を上げ、 ある種のカルチャーショックを強烈に食らわされたことと思います。 太古のクビナガリュウが現世に甦ったのではないかと錯覚するそのシルエットは、 恐竜図鑑に齧り付いていた幼い頃の思い出をフラッシュバックさせ、 そうした異形の生命に対する憧れの念を抱き続けてきた無邪気な大人たちのハートを鷲掴みにしてしまうのですが、 そこに彩りという新たな要素が盛り込まれればより強く惹かれてしまうのは当然のことです。 このような状態を日本語では俗にずるいと表現し、 如何に柄のあるナガクビが強烈なインパクトを備えているかがよく分かりますが、 ふと記憶を辿ると私たちが驚かされたのはあくまでも頭頂部の柄に対してであり、 それ以外の部分については基本的にジーベンなどの印象と大きな相違はありませんでした。 しかしながら人知を超えたとはよく言ったもので、 野生が秘めたる底力とは常にこちらの認識の更に一歩先を行く高いポテンシャルを隠し持っているようなのです。 今回はワイルドが年々流通量を減らしていく中で取って代わるように台頭してきたブリードものが、 性別確定サイズまできちんと育てられサブアダルトの状態でやって来ました。 どの部分から注目し褒めてあげるべきなのか混乱しそうになりますが、 兎にも角にも全身が柄という柄で埋め尽くされた驚愕の美貌を放つとんでもない個体であることに間違いはない、 そればかりはこの容姿を見て納得して頂く以外に方法はないでしょう。 頭部全体はやや緑色がかった蛍光イエローのまだら模様に覆われ、 その余波は首全体にまで及ぶほどで、 甲羅には細かなドットが放射状に散りばめられた大変上品な絵柄を表現しています。 地色もこれまで見てきたイメージとは明らかに異なり、 それでいて環境依存を真っ先に疑う不自然さもなく、 こんがり焼けたきつね色にはむしろ心地良さが感じられます。 尾先が少し欠けているようにも見えますが元々が短いので殆ど分からず、 交尾にもそれほど影響は出ないと思われます。 単なるライトカラーに留まらない、 芸術点の極めて高いまさしくアーティスティックな極美個体です。 |
パーカーナガクビガメ (♂) Macrochelodina parkeri |
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かなり貴重なパーケリーのオスが入荷しました。地の色がやや黒っぽい美個体です。さらに腹甲の 縁には柄が入っています。若干甲羅に剥離がありますが、次の脱皮で綺麗に直る程度のものです。 国内繁殖の話は少ないながらもコンスタントに聞かれますので、狙ってみる価値アリです。 |
パーカーナガクビガメ (♂) Macrochelodina parkeri |
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最も艶やかなナガクビガメとしてその美貌を惜しみなくひけらかす大変ご立派な成熟個体! CBの飼い込みながらワイルドに負けじと自然なフォルムまで獲得した上質な育ちぶりで魅せる逸品、 パーカーナガクビガメ・オスが入荷しました。 かつて我が国ではナガクビガメを筆頭に曲頸類礼賛と言わんばかりの時代があり、 当時の人々はその異形極まりないシルエットから強烈なエキゾチシズムを味わっていたように思います。 時は流れある種の流行にも陰りが見られた頃、決して色鮮やかとは言い難い曲頸の仲間たちは、 メンバーの大半がモノトーン調であるが故にあまり興味を示されなくなってしまい、 同じ水棲ガメでも色柄がはっきりとしたカラフルなものが好まれるようになりました。 私たち日本人が住まう北半球から見れば地球の裏側にその殆どが繁栄した曲頸類は、 非常に多様なグループでまだまだ掘り起こされていない面白味があり、 中には例外的に色彩や模様に富んだ種類も少ないながら含まれていて、 それらの活躍により再び注目を集められるようになればと密かに願っています。 今回やって来たのはひとりの飼い主によってベビーからフルアダルトまで育てられていた、 頭部の色合いに見られる独特な透明感から飼育下に置かれていた個体と判断できるものの、 その仕上がりに野生個体さながらの迫力が味わえる大変お見事な一匹。 幼年期にはアンバランスな体型が可愛らしく見えるものの、 元来備わる格好良さの大部分を発揮できずに暮らしていますが、 ここに来てようやく真の姿が披露されたと言っても過言ではないでしょう。 首を振り四肢を掻くだけでその美しさを辺りに撒き散らす、 その存在自体が華麗なナガクビ界屈指のキャラクター性の持ち主ですが、 カメの出来栄えがまたその実力を一層引き立ててくれることがよく分かる、 パーケリーの素晴らしさを見事に体現したハイクオリティな個体です。 時に活きた魚など生食に馴染んでしまったものも少なくない中、 この個体は食生活のほぼ全てを人工飼料で賄えるよう鍛えてありますので、 普通のミズガメと同じ感覚で付き合っていくことが可能です。 飼育水では傷みやすいとされる甲羅の表面も本来の質感が大分残っていて、 痛々しさやみすぼらしさといった残念な雰囲気は一切見受けられません。 ここから更に数センチのサイズアップも見込めますので、 水中を舞い踊る優雅な姿と共に最後の追い込みを見届けてあげて下さい。 |
パーカーナガクビガメ (CB・♀) Macrochelodina parkeri |
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黄金に照り輝く皆さんお探しのCBもの! 唯一無二の柄入りナガクビ、 ベビーより飼い込まれたパーカーナガクビガメ・メスが入荷しました。 その昔某爬虫類誌にて紹介された2匹のナガクビガメ、 誠に信じられないことにその頭には見たことの無い唐草模様がびっしり、 当時の曲頸マニアは皆その写真一枚に心躍らされたものでした。 現地の人間が鷲掴みにして差し出したそのカメが時を経て日本へも輸入され、 瞬間的に一世を風靡した事実はカメ界の歴史にしっかりと刻まれています。 そして時代は移り流通のメインがワイルドからCB個体へと変わったことで世間から向けられる目は一変、 その人気は一気にCBへと集中することとなりました。 頭の柄の鮮明化は思えども 肌や甲羅まで明るみを帯びるとは誰が考えたでしょうか。 そもそも用いる色が違うとはこのこと、 その美麗な姿はまるで太陽光を反射し輝く月のようで、 明るい所に暫く置いておくと自ら発光を始めそうな勢いさえ感じます。 これぞまさに至れり尽くせり、 クビナガリュウの迫力とエキゾチックな模様の美しさ、 どちらもたっぷり味わうことのできるなんとも贅沢なミズガメでお声のかからない訳がありません。 近頃では人気が人気を呼び、求むパーケリーの声もより多く上がっています。 今回やってきたのはすんなり人工飼料も食べてくれるお利口な個体で、 この辺りにも前飼育者の苦労を垣間見ることができます。 背甲の一部に潰瘍の跡がありますが既に完治しており、まだ成長途中で脱皮をするカメということもあり、 この個体の本当の将来像はラストスパートの仕上げにかかってくるでしょう。 椎甲板に小さな1枚ありますがほぼ気になりません。 ナガクビの小型種群たちとはスタイルも動きも全く違います、 美しくライトアップされた大型水槽にて圧倒的な存在感をお楽しみ下さい。 |
パーカーナガクビガメ (♀) Macrochelodina parkeri |
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頭の唐草模様が非常に魅力的なナガクビガメです。これだけはっきり模様が出るナガクビは、 この1種だけです。この個体は既に無精卵を産んでおり、即戦力個体と言えるでしょう。 あえて小魚やエビやザリガニで大きくしています。アダルトのオスをお持ちの方に。 |
パーカーナガクビガメ (Pr) Macrochelodina parkeri |
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イリアンジャヤからこんにちは! CBものとは一切異なる迫力に満ちた姿をとくとご覧あれ、 大きなアダルトサイズのパーカーナガクビガメ・ペアが入荷しました。 ナガクビガメの仲間では唯一無二、 頭頂部に柄があるすごいヤツ。 その昔、今ではすっかりお馴染みのジーベンがまだ高価だった頃からマニア憧れの的であったナガクビガメに、 まさか柄や模様がある種類がいるなんて誰が想像したでしょう。 一世代以上も前になりますが当時活躍した名著BIBLEのUに登場したこのカメは、 現地の人間に抱えられてその存在を日本国内に知らしめました。 決して鮮明な、分かりやすい写真では無かったものの、 脳裏に焼き付いて離れない強烈な衝撃を受けた記憶があります。 分布域は非常に狭く、日本にやってきた数もさほど多くはありませんでしたがその中からCB化が始まり、 今では美しい模様の出たベビーが一世を風靡しています。 ニューギニア島で泳ぎ育ったこの2匹はワイルドなので色の発色には限界がありますが、 メスの脇腹には次世代にとって重要なまだら模様の良い形質が出ています。 雌雄とも甲ズレありますが言われても分からないレベルで殆ど気にならないと思います。 最後になりますが2匹とも国内に輸入されてから少なくとも1年以上飼い込まれていますので、 今は別々に飼育しているこのオスとメスを上手く掛け合わせて元気なベビーをとって下さい。 |
パーカーナガクビガメ (フルアダルト・Pr) Macrochelodina parkeri |
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重々しい威厳に満ちた風格が漂う素晴らしいフルアダルトペア! その昔専門誌で初めて姿を見た時のあの感動が甦ります、 パーケリーナガクビガメ・ペアが入荷しました。 頭部に映える特有の綿密な柄、 アイライン入りで厳めしくなった目つき、 そしてなんと言っても長い首を備えたそのボディバランスで水中を堂々と泳ぎ回る様には 曲頚好きで無くともつい見とれてしまうオーラがあります。 活魚を投入した際には目をしきりに動かしロックオンすると、 水槽を割る勢いで果敢にアタックし余裕の表情で丸呑みにしてしまいます。 ただただ泳いでいるだけでも格好良いのですが、 やはりマクロケロディナの魅力を存分に味わえるのは捕食シーンではないでしょうか。 最近では国内CBも時折見かける様になりより身近に感じられますが、ワイルドにはワイルドの雰囲気があります。 現在混泳させていますがひとまず相性は良さそうで、 クリーパーにも良いデータが掲載されていますから繁殖に向けて挑んでみるのも悪くなさそうです。 無理に与える必要も無いですが現在乾燥エビにも餌付いていますので人工飼料も食べる様になるかもしれません。 オスは椎甲板が小さな多甲ですがよっぽど目立ちませんし、 またワイルドにしては全体的に目立ったキズなどの少ない綺麗な2匹。肉付きもよくお勧めのペアです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (CBベビー) Macrochelodina rugosa |
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今や学名がMacrochelodina rugosaで定着しつつあるジーベンのCBベビーの入荷です。来店当時は甲長3cm程でひ弱な感じでしたが、
1ヶ月で3.5cmまで育ちました。カラースリーSの水槽で管理していますが、親の図太さを感じさせ、首を伸ばし泳ぎ回るその姿は
この大きさでも他の大きくなるケロディナに引けを取りません。成長も早く1年で6から7cmに育てば良いでしょう。餌はまだ冷凍アカムシ
が好きなようですが、シュリンプF・タートルプディング、小さめのクロメダカ・コオロギやミルワームも食べており、なんとかMazuri
ミズガメフードや咲ひかりも食べだしています。甲長30cmまで位になる種類ですので大きく育て、広い水槽で優雅に泳がせて見たい物
です。
残念ながらナガクビガメにありがちな多甲板です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (EUCBベビー) Macrochelodina rugosa |
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育て易さに定評のあるヨーロッパブリードから生まれつき際立って黒味の強い個体をセレクト! かつては当たり前のように見かけたハッチサイズも今となっては懐かしい、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメ栄枯盛衰の歴史はこの種類と共にあると言っても過言では無いのかもしれません。 首の長いカメが偉いとされていた当時は、 そのスタンダードとして様々なサイズのジーベンが通年コンスタントに出回り、 皆が皆ジーベンを手にしては徐々にステップアップしていくかのように他のナガクビを次々と育てていました。 今ではわざわざ探さなければ見つからないような少し遠い存在となりつつありますが、 そう思わせるだけ本種は一般庶民の身近な所にそっと居続けてくれたのでしょう。 もちろんただの踏み台として飽きられてしまうようなことも無く、 中には一周二周した後にやはりジーベンが一番と先祖返りする例も多々あり、 そんな時にこのカメはあらゆるマニアを優しく迎え入れるような懐の深さ、 即ち玄人をも唸らせる豊富な個体差のバリエーションも持ち合わせていたのです。 今でこそナガクビを特別崇拝するような文化は廃れてしまいましたが、 他では代わりの利かないこの独特な造形が廃れることは決して無いと思います。 今回やって来たのはこの頃俄かに主流となりつつあるEUCBジーベンの群れより、 俗にブラックジーベンなどと称されるタイプに仕上がりそうな二匹をピックアップしました。 体全体を上から見た時には甲板の継ぎ目が分からないほど色濃く染まり、 また当然白くなりやすいであろう喉元や腹甲までもが黒化しつつある、 あとは育て方次第で黒味を維持することができそうな比較的クオリティの高いベビーです。 このサイズに到達するまでしっかりと餌を与えられていたせいか、 甲羅のハリは申し分無くアンバランスな頭を振り回し力強く泳ぎ回っています。 まずは冷凍アカムシや肉片などをお腹がはち切れんばかりに与え続け、 隙を見計らって乾燥エビに慣らしていくと共に、 暇さえあれば人工飼料へシフトできないものかと試していけば、 知らぬ間に鶏の卵ぐらいの大きさには到達していることでしょう。 その存在感の強さからミズガメ好きなら一匹は持っていたいマストアイテムです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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生後およそ一か月にして抜群の餌食いへと仕上がった野生の血を引く持ち腹ハッチベビー! もはやワイルドと等しい素性に胸の奥からぞくぞくとしたものが込み上げる、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 かつてミズガメ界のトップスターにも登り詰めた経緯を持つ、 時代を象徴する指折りの人気種として名を馳せたナガクビガメの仲間たち。 その中でも色々な意味でスタンダードとされているこのジーベンは、 入手難易度の易しさから私たちにとってごくごく身近な存在でありながら、 彼の持つスタイリングこそ最も理想的なナガクビらしい姿だと称されることも多い、 ビギナーからマニアまで根強いファンを持つ恒久的な魅力を有しています。 昨今ではアジア圏のカメが流通を減らしていると言うニュースをよく耳にするようになり、 しかしながらその場合自動的に連想されるのはハコガメやイシガメなど、 殆どの人が潜頸類のことしか思い浮かべないのではないかと思いますが、 例えば本種を含むナガクビガメや首の短いカブトガメなど、 インドネシアやその周辺に暮らすそれらのグループも明らかに見かける機会が少なくなり、 一昔前のように流通していて当たり前だなんて認識は通用しなくなってしまいました。 ジーベンこそ様々な地域個体群が多様な形質を楽しませてくれた屈指の逸材だったのですが、 こうして手に取るチャンスが失われていく度に寂しさが募るばかりです。 今回ご紹介するのは半年近く前に輸入された大型のメス個体がたまたま産み落としていった卵が、 嬉しいことに昨年の12月11日に一匹だけ誕生した持ち腹のベビー。 人の手によって取り上げられたものの野生の心を失っていないのでしょうか、 手に取ると首がちぎれそうな勢いでぶんぶんと頭を振り回し必死の反撃、 にもかかわらず水に戻して餌を与えるとすぐさま爆食し、 うっすらと成長線が見え始めているのもその生命力の証かと思います。 数年前の話であればジーベンの幼体など特段珍しいものでも無かったのですが、 ファームハッチの輸入量が激減する中での出来事でしたから喜びもひとしお、 改めてナガクビガメを育て上げることの楽しさを教えられているようです。 惜しいことに椎甲板が一枚おまけ付きなのですが、 この個体の母親は甲長20センチ台半ばとかなり大柄なタイプでしたので、 このほぼワイルドなベビーを上手に育ててイリアンジャヤの迫力を感じて頂ければ幸いです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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甲ズレもなく色の綺麗なものばかりをセレクトしました! ナガクビガメの定番と言えばジーベン、そして一番人気なのもジーベンです。 何だか久しぶりのお目見え、ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 初めて輸入された頃は人々に衝撃を与えました、甲羅の長さと同じぐらいある長い首が エキゾチック極まりないからです。その後現地のファーミングにて安定的に殖やされるようになり、 いつからかその姿を見ない日はない程になりました。 しかし昨年から何故か輸入がストップしジーベンのベビーを探し回る人が続出。 待ち焦がれて年が明けたらようやく入荷しました。また来るからいいやと思っていても、 いざいなくなった途端には急に寂しくなるものですね。今回のはそれぞれに個体差があり、甲羅がやたら細長いものや ふちが妙に白くなっているもの、最近見ない末広がりのものと このサイズにして既に選ぶ楽しみのある個体ばかりです。またひ弱な面も一切なく甲羅には張りがあり、 ガンガン泳ぎ回り、 早速アカムシを与えてみたら我先にと果敢に食らい付いています。 久々のジーベンです、お好みの個体をどうぞ。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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懐かしいと大きな声で叫びたいぶよぶよと皮の余った首が可愛らしい頭でっかちのベビーサイズ! ナガクビ人気火付け役の功労者とも言うべきかつての定番種が一回りふっくらとした状態で復活、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 全てはここから始まった、 この頃カメにお熱い方々の多くがそのように思い込んでしまうのも無理はないでしょう。 まさに数年前までは本種のファーミングCBが年間を通じて出回り、 欲しいと思えばいつでも手に入ると言っても過言では無いほど潤沢な流通量が確保されていた時代があり、 皆が皆こぞって育て上げたものです。 それではこのジーベンが最初から安価な一般種だったのかと思えば決してそうでは無く、 初めて日本の地に降り立った時にはとてつもなく高価な値段が付けられていたと言います。 冷静に考えてみればそれも納得のエピソード、 熱帯魚にしろ爬虫類にしろペットとしての新種が次々と紹介され世間がこぞって珍しい生き物に沸いた時代でしたから、 ナガクビガメだなんて古代の恐竜が甦ったような魅力溢れる珍種が放って置かれるはずも無かったのです。 それから暫くして皆さんがご存知のように安定的な養殖が進められることと相成ったのですが、 最近ではそんなハッチサイズの幼体もコンスタントな輸入が難しくなり、 暫く姿を見かけずヨーロッパからの繁殖個体で凌いでいた時期が続いていました。 今回やって来たのは少しばかりタイムスリップしたような光景を思わせる、 あの時はお馴染みであったみんな大好きベビージーベン。 ジャンルを問わず大型種の幼体にありがちなデフォルメされた容姿に一目見ただけでノックアウト、 わらわらと群がっている中から色や形に拘ってセレクトしていたのも懐かしく、 しかしながら個体をよく観察すると、 頑なにアカムシにしか餌付かなかったあの頼りない雰囲気はまるで感じられず、 甲羅の内から外に向けて張りとエナジーを備えた力強さには正直驚きました。 輸入物とは思えない見た目からして元気そうな当たり便、 指で摘まめばパンパンに膨らんだ栄養満点な様子が文字通り手に取るように分かり、 実際に餌を与えてみると早くも人工飼料に餌付いたりなど今までの常識は良い意味で通用しませんでした。 全てはこの逞しき成長線が物語っていると言えましょう、目の前にいる内にゲットしておくが吉。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ブラック) Macrochelodina rugosa |
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しっかり黒々としている上に早くも人工飼料を嗜んでいる実にスペックの高いセレクト個体! いつの時代も人気の高い漆黒の大型個体を目指してコツコツと仕上げていきたい、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 かつて一世を風靡し水棲ガメの帝王とさえ謳われたナガクビガメの仲間たち、 その頃の時代背景なども大いに関係しているのでしょうが、 熱帯魚マニアがこぞって爬虫類にシフトする様を上陸、 そしてそのような人々のことを上陸組と言い表していたあの頃、 やはり心の奥底にはいつまでもアクアリストとして培った礎が存在し、 そんな趣味思考が上陸した後にも如実に影響を及ぼしていたのだと思います。 自宅には既に水を落としてしまった空の水槽が何本もあり、 何の癖なのか徐にたっぷりと水を張って濾過を回してみたが最後、 そんな環境にしっくりと当てはまるカメを捜し求めれば、 何のことは無くただただ自然の成り行きでナガクビガメへと辿り着くのでしょう。 それはまさしく古代魚への憧れを抱いたあの時の感動と興奮に酷似しており、 長い首を伸ばしゆったりと水中を遊泳する光景に夢を描いていました。 カメは首を横に曲げる方がよりマニアックであり、 その首が長ければ長いほどステイタスなのだと信じられていた、 今となっては随分と偏った発想のように感じられますが昔は本当にその通りで、 やはり究極のミズガメと言えばナガクビの中でも極めて入手し辛いものばかりの名が挙げられていました。 しかしながら多くのナガクビフリークが口を揃えて言うのは、 最後に手元に残しておきたいのは他の何でも無くジーベンである、 この一言がどれほど深い意味を持つかは頂上に登り詰めて初めて分かることなのかもしれません。 今回やって来たのは通称ブラックジーベンと呼ばれる、 全身が黒味を帯びたカラーバリエーションのひとつ。 元々が茶褐色をベースとしているため更に濃くなっただけと言えばそれまでなのですが、 カラーリングがブラックに偏ることで途端に全体像の重みが増し、 実寸以上のサイズ感と重厚感を味わえると大変に評判です。 この二匹はベビーサイズの段階でかなり黒色のレベルが高く、 通常体色の個体と比較してもご覧の通り。 そして全く期待していなかった人工飼料にも速やかに餌付くなど、 色合いのみならず内面の状態に関しても抜群のクオリティを誇るスーパーセレクトです。 多甲板も無く育て甲斐たっぷりのベビーをこの夏から始めましょう。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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未だベビーと呼べる段階にて早くもペレットイーターの称号を獲得したフロムバックヤード厳選個体! このスペックを以ってようやく他のビギナー種と呼ばれる連中と肩を並べられるぐらいになった、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 今や商品名としてその名を留めるまでになった稀代の人気者は、 このカメの存在が曲頸類という大きなグループにおける全ての始まりだったのかもしれないと、 十数年間ひたすらお世話になったからこそ心の底からそう思います。 我が国に初めて降り立った数十年前には並の新車が買えるほどの金額であったと噂されますが、 戦後間もないと言うと言い過ぎですが本当にそれぐらい昔のことだと想像すれば、 カメの首が長くはみ出した状態で元気に泳ぎ回っている光景というものは、 ただただショッキングな事件性の強い出来事でしかなかったのでしょう。 彼の功績により首を横に曲げるカメという概念が広まったと言っても過言ではなく、 今日の業界を人知れず支えている縁の下の力持ち的な役割さえ担っているようです。 分類には諸説あって正しくは学名をrugosa、 和名をチリメンナガクビガメとするのが今風ではありますが、 やはり愛称ジーベンの名を簡単に捨てることはできず、 いつまでもそう呼んでしまうのは本種の人間性ならぬカメ性がそうさせているのかもしれません。 一時は輸入がストップし数年前には飼い込みの生き残りだけで凌いでいた時期もあったため、 多くのファンが改めてジーベンの有難味について考えさせられ、 実はどんな稀少種よりもジーベンが一番良いのではと感じたこともありました。 ここ最近では再び姿を見せてくれるようになりほっと安心しているところで、 しかしながらこの平和がいつまでも続くという保障は何処にもありませんから、 やはりジーベンが必要な方にはお早めに手元へ引き込んで頂きたいと願うばかりです。 今回やって来たのは少し前にまとまって流通していたベビーから、 入店して間もなく明らかに人工飼料へのリアクションが良好であったため、 暫く鍛えていたところ幼体ながら殆どフードだけで育てられそうな状態に仕立て上げた一匹。 かつては冷凍アカムシからスタートするのがある種の一般常識であったものの、 それこそ活きた餌を用いなければ育てられないミズガメなどこのご時世には珍しいため、 ベビージーベンがペレットだけでいけるという状況は時代にマッチしていると考えられます。 まだまだ将来の雄々しき姿には程遠い愛くるしさですが、 ここから楽しく育てて思い思いのジーベンをつくり上げていきましょう。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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ただのベビーでは飽き足らず何か物語を感じたい方へ、大変に意味のある持ち腹ハッチ第二弾! 昨年の卵から少し遅れて誕生した生命力抜群の幼体を安心サイズにまで仕立ててみました、 ジーベンロックナガクビガメのご紹介です。 ナガクビガメの王様と言えば他の高価な種類ばかりが候補に挙がってしまうのでしょうが、 何もそこまで身分の高い方々で無くとも十分に我々を楽しませてくれる、 リーズナブルながらあまりの奥深さに決して侮れない魅力を秘めた定番にして最高の人気種。 もちろん安価に販売されていたことが飼育者層の拡大に繋がったことは否定しませんが、 それとて何よりもまず手元に置いてみなければせっかくの良さが伝わりませんし、 ファンの中にはお値段以上の価値をひしひしと感じている方も少なくないはずです。 よくマニアの間では冷静に考えると一番格好良いのではないかと議論されることも珍しくない、 更にはカメマニアは事あるごとにジーベンの話で長時間話し込むので困る、 そんな風に揶揄されてしまう場面すらあるほど皆に愛されて止まない銘種と言えるでしょう。 色気の無いカメではありますが何よりもその造形は個性的なキャラクターの象徴で、 フルアダルトの巨体が首を伸ばして力強く泳ぎ回る様こそまさしく真骨頂の瞬間、 じわじわと湧き上がる自然の驚異に対する憧れの念を強く感じて頂くためにも、 お気に入りの一匹を丹念に育て上げ自分だけのジーベンをつくり上げて欲しいと願っています。 本日掲載するのは3月7日に当店でハッチした極小のベビーを、 およそ二か月の間みっちり食べさせ手頃なスターターサイズに育てた三匹。 そもそもワイルドのメス親が産卵したのは6月頃、 ちょうど移転作業のごった返した最中に移動用のプラケース内でボロボロと産み落とし、 流石に見捨てるのは悪かろうと言うことで諦めずに孵卵した甲斐がありました。 色々な意味で人の手が殆ど加わっていない、 中身だけであれば純然たる野生個体と言っても過言では無く、 普通のCBやファームハッチよりもずっと刺激的ではないでしょうか。 心なしか鼻が長いような気がして、 いつもより皮膚がきめ細かく少しだぶついた、ぬめぬめとした滑らかな質感に見えます。 三者三様とはよく言ったもので、甲ズレの無い個体は標準的な、 多甲板の二匹は濃淡のはっきり分かれた色合いになっていてお好みのカラーリングを選べます。 既にアカムシから乾燥エビへ移行済みなのでさほど苦労せずに育てられる、 この先もスピーディに成長してくれそうな健康優良児ばかりです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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十分ベビーと呼べるこのサイズにして、まさかのペレットイーターとなった奇跡の逸材! ナガクビ界の常識をぶち壊す、人工飼料のみでただのミズガメとして育てられる最高の二匹です。 手の平で終始暴れ回り、写真は少々雑な仕上がりではありますが、どうか可愛がってやって下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ベビー) Macrochelodina rugosa |
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あえて和名をジーベンとしました。最新の分類に従えばチリメンナガクビとなります。 今回入荷したのはちょっと育った色とりどりのベビーです。水に入れて写真を撮ろうとすると 良く泳ぐので水を抜いてみましたが、それでも容器内を走り回る程の活発さです。ジーベンのベビー ってこんなに動いたっけ?と思わせる、初心者の方にも十分お勧めできる元気な個体ばかりです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (EUCB・S) Macrochelodina rugosa |
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今までありそうでなかなか出会うことの無かった今後も殖やし続けて頂きたいピカピカのEUCB! ある意味ファームハッチのベビーよりもこれぐらいの方が飼い始めたくなる危険なサイズかもしれません、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 ジーベンに始まりジーベンに終わる、 別に終わらなくても良いとは思いますがこれほど広く愛されている種類が同じナガクビで他にいるでしょうか。 もちろん安価に数多く流通してきただけあってそれなりに敷居が低く、 入門種として紹介される機会が多いことも強く影響しているのだと思います。 しかしビギナー向けだからと言って玄人が次々に卒業してしまうことはまず考えられず、 むしろその反対で好きな人ほどどっぷりとのめり込むだけの要素を持ち合わせているほど。 終生飼育が非現実的な訳でもない程良いボリュームと、 均整の取れた顔付きや体付きがただ泳がせただけで非常に見栄えのするカメで、 何処まで行っても必ず一匹は傍に据えておきたいと思わせる抜群の存在感があります。 例えば私個人としては店頭に比較的大型の個体が常時在庫しているため、 それを日々眺めることが当たり前のようになっていますから、 もし目の前から全てのジーベンが消えてしまうとなれば一大事です。 ごく自然に首を伸ばし大きな四肢で力いっぱい水を掻く、 本人は何の気なしに行っている所作のひとつひとつがいちいちダイナミックで、 その生き様に野生を感じない瞬間はありません。少しだけ気合いを入れて大きめの水槽を設置し、 そこにフルサイズのジーベンを投入しようものなら得られる満足度は計り知れないものがあるでしょう。 今回やって来たのはファーミングの幼体が飼い込まれたものかと思いきや、 まさかまさかのヨーロッパで繁殖に成功したという非常に切れの良い変化球が投げ込まれ、 見慣れた種類と聞き慣れぬプロフィールのギャップに困惑しております。 同じナガクビでもマッコードやロンギコリスなど小型種のイメージが強く、 しかしよく考えれば逆にジーベンを飼っていないと決め付ける方が不自然ですから、 何だかあちらのケロディナフリークのことが急に身近に感じられるようになりました。 甲羅の形状はあまり末広がりにならない全体的に細長くすっきりとしたイメージで、 顔立ちは鼻先が長くシュッとしたいわゆる美形タイプ。 カラーリングについては蛍光グリーンが透き通る明色のものと、 スタンダードに引き締まった暗色のものをセレクトしました。 アンバランス過ぎる大きな頭を振り回しながら泳ぐハッチサイズも可愛らしいですが、 余計なプレッシャーもなく純粋に飼育を楽しめるのはこれぐらいの安心サイズからでしょう。 嬉しいことに両者とも多甲板は見られず、既に人工飼料まで上手に食べてくれるお勧めの個体です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ホワイト) Macrochelodina rugosa |
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まるで後光の射すようなクリーミーホワイトが魅せた華々しくも厳かに輝く美白ジーベン! 今にもとろけてしまいそうな皮膚の艶めかしさも相まって凄まじいオーラを放って止みません、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 今日ではチリメンと正式名称を変えてしまったナガクビガメの代表種、 昔ながらのニックネームは未だなお廃れることはなく、 ジーベンロックという言葉の響きがこの業界から忘れ去られることはありません。 初めて出会った人にとってはこれほどショッキングなカメも他にいないと思いますが、 反対にある程度こなれてくるとこれほど身近に感じられる曲頸類も他にいない訳で、 流通が盛んなだけに根強いファンも多く存在しています。 常にまとまった数が販売されているような印象が強いのは否めませんが、 近頃ではその絶対数も次第に減少していく傾向にあり、 かつての選び放題だった状況から段々と世相が変わってきているようなのです。 それでも旧来のカラータイプに対する拘りが失われてしまうことはなく、 ブラックジーベンとかホワイトジーベンなどと呼ばれるような個体の需要は変わることなく健在しています。 ただ単に首が長いだけではなく実は個体差のバリエーションが豊富な本種において、 最も分かり易いであろう色彩に対する要求は並々ならぬものがあり、 極端に黒いタイプから丸っきり正反対の極端に白いタイプに至るまで、 その程度を吟味しながら付加価値が添えられていくのです。 今回やって来たのは誰が見ても明らかに白いと納得するであろう非常にハイレベルなセレクト個体で、 爪の先まで薄っすら色抜けしているかと思いきや、 首筋には血管が浮き立ち、 四肢は部分的に白を通り越してもはや新鮮なピンクへと色付いており、 細部に目を凝らすことで如何に質の高いものであるかがお分かり頂けるかと思います。 個人的にはあまりこういった類の色変わりについて追求し過ぎることを避けているのですが、 同じ環境下で同じように育てられたそれなりに白っぽいとされる個体と比較してもこの通り、 アイボリーの純度が違うどう考えても勝負にならない極端な度合いに思わず心惹かれてしまいました。 日焼けさせれば黒ずんでしまうなどは野暮な話で、 もちろんこのライトカラーをきちんと維持していくことは不可能ではなく、 言い方を変えれば別段白くもない個体を白くすることの方が無理難題なのですから、 その辺りをわきまえて飼育に臨めば観賞用としての高いバリューを味わえるのではないでしょうか。 既に人工飼料にも餌付かせてありますのであとは綺麗に育て上げるだけです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (M) Macrochelodina rugosa |
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ケロディナに良くある甲ズレも無く、綺麗に育ったジーベンです。初めてナガクビガメを 飼う方にお勧めです。当然人工飼料にも餌付いていますし、サイズも小さめで、飼いやすいです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ブラック) Macrochelodina rugosa |
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物の見事に黒い体色がキープされたセレクト&飼い込み個体! 世間ではブラックジーベンともてはやされる人気のタイプです、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 ナガクビ好きなら誰でも一度は考えてしまうのは、 生まれたばかりのジーベンの大群から極端な色味のものをセレクトし、 思いのままに育て上げることではないでしょうか。 しかしここ最近、毎年来ていたはずのベビーサイズの輸入がストップ、 恒例の選り抜き合戦も幕が開くことはなくファンの心はくすぶる一方です。 いくら目を肥やして待ち構えていても、 肝心のものが入って来なければその力を発揮するチャンスもありません。 そんな苦しいこの時期に素敵な一匹がやって来ました。 最初にお話ししておきますと、 たとえ幼体時に黒味が強くとも成長過程でどのように変化するかは分かりません。 この個体も現在までの成果には称賛すべきものがありますが、 今後ずっと黒いままで居続ける保証もありません。 しかしあくまでも趣味で飼育して楽しむものですから、 それを維持しようとする努力は認められるべきだと思います。 前飼育者は少しでも元の黒い姿を保つことができるよう底の黒い水槽で飼い始め、 60cmのガラス水槽に引っ越した際には底の白を隠すために慌てて大磯を敷き詰めたと話していました。 そうして積み重ねてきた愛情の印がこの漆黒の体には染み込んでいるような気がします。 更に拘りが見えるのは無理に人工飼料へ移行しようとはせず、 丹念にメダカを与え続けたことで甲羅は薄くガッチリとし過ぎず、 ナチュラル志向で育て上げようとしていた経緯が見受けられます。 とりあえず乾燥エビには餌付いていますのでここからどう仕上げていくかはお任せします、 最高のブラックジーベンを目指しましょう。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ホワイト・M) Macrochelodina rugosa |
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乳白色に包まれた玉の肌を持つ象牙製ジーベン! 裏も表も前も後ろもどこから見ても柔らかな色合いを放っています、ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 曲頸類を始めるのもジーベン、曲頸類にはまるのもジーベン、 幾多の飼育者をこちらに引きずり込み元の世界へ帰れなくなるようにしてしまった、 実に罪深いこのカメの一体どこに人々は惚れてしまうのでしょうか。 誰が見ても確実に記憶に残る長い首、鋭い目付きが格好良さを際立たせる精悍な顔立ち、 ミズガメ全体を見渡しても中型クラスとなる大きくて分厚い甲羅、 そして成長に連れ顕著に表れる獲物を引き裂くための攻撃的な爪など、 ここに挙げた数々の特徴が一匹のカメの主だった外観をつくり上げており、 そうして出来上がったコンセプトが我々を納得させたからこそ、現在まで変わらぬ人気が続いているのだと思います。 しかしそれだけでは初学者を多く招き入れることができても、 マニアと呼ばれる人種ひとりひとりをここまで深く唸らせることには到底至らなかったでしょう。 どうやら本種が幅広い支持を集めている秘密はこの辺りにありそうです。 棲息地はインドネシアやニューギニアとオーストラリアにまたがっており、 大陸や小島に細かく分断されたことで地理的な形質の違いが生まれ、 野生個体においては色や形に地域毎の多様な変化を見ることができます。 そして繁殖個体においては時折出現する色調の極端に濃いもの、同じく薄いものなど、 ベビーから育てる過程でワイルドにはないホビー特有の楽しみ方も生まれました。 基本的な素養の高さが土台を固め、新たな個体に出会えばすなわちそれは新たなバリエーションとの出会いを意味する、 無限大にすら感じられるバリエーションの豊富さがジーベンのネームバリューをより高いものへと昇華しているのです。 今回は群がる幼体の中でも一際異彩を放っていたと容易に想像できる、一風変わった飼い込み個体がやって来ました。 全体像をパッと目に映しただけで一言、白いと呟きたくなることでしょう。 体全体が透明感に溢れグレー地には光沢が加わり、皮膚の薄くなった手指には桃色が滲み出ています。 頭部は蛍光グリーンに覆われ、 水槽内をベアタンクにして適切な照明を用いればその輝きは格別。 首に密集した細やかな鱗も表面がよりぬめっとした独特の質感に生まれ変わり、ナガクビらしい怪しさが甦ったようです。 外にはみ出た部分が白っぽいのはそう珍しくありませんが、この個体は上から見て背甲がぼんやりとしているため、 レベルの高さを決定的なものにしています。 ブラックジーベンとまさしく対極にあるホワイトジーベン、あくまでも個体差の範疇かもしれませんが、 このカラーリングを如何にして守りながら育て上げるかが私たちに与えられた課題です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (M) Macrochelodina rugosa |
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ナガクビの一番人気と言えばやっぱり本種です、ジーベン安心Mサイズの入荷です。 個体差が激しいのが本種の特徴ですが、この個体は全体的に色が薄めの人気タイプです。 さらにナガクビにはお約束の甲ズレがありません。頭と頚の皮膚の質感の違いが見て取れるのも 面白いです。腹甲に若干傷がありますが、甲羅の脱皮に伴い綺麗に治りますので安心です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ブルーヘッド) Macrochelodina rugosa |
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頭部全体が白色でも無く灰色でも無くしっかりと青みがかった清涼感たっぷりの激珍ジーベン! グリーンやオレンジの頭を持つ個体は過去に見かけましたが流石にブルーともなると初体験、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 ナガクビガメの入門種であると同時にマニアをも唸らせる、 敷居は低くともその奥深さには計り知れないものがあると言われて久しい業界屈指の銘種。 私たち日本人にとってはたまたまご近所の東南アジアに暮らしていたと言うことと、 彼らもなかなか広大な分布域を持つため捕獲採集量が確保し易かったことで、 今日より遡ること十年以上文句無しの人気種としてその名を轟かせています。 ここ一、二年ではかつての活気が嘘のように流通量が減少してしまいましたが、 それでも何とかベビーが輸入されることによって勢力を維持しており、 今後末永く無くてはならないカメのひとつとして大切にされ続けることでしょう。 しかし何故一介のビギナー種として終わることなく魅力を発揮することができるのか、 それは本種が棲息する環境に秘密が隠されており、 小さな島々が連なる島嶼と呼ばれる特殊な地形が生み出す豊富な個体差が、 同じジーベンでも棲んでいるポイントにより全く異なった表情を見せてくれるので、 その特性がホビーの世界では付加価値のように受け入れられ、 様々な個体をコレクションしたりお気に入りの一匹を探し求める旅へといざなってくれるのです。 今回やって来たのは未だ嘗て予想だにしなかったインパクトを眼前に叩き付ける、 顔面が涼しげなブルーに染まってしまった非常に貴重なスーパーセレクト個体。 爬虫類における青色要素の稀少性は誰しもが知る所ですが、 殊更カメの場合には殆ど例が無く仮に色彩変異を生じたとしても実現は極めて困難。 眼球の上が透き通ったように青くなる現象は他種においても見かけられますが、 それと同じ色合いがはっきりと後頭部にまで浸食し、大変に麗しい表情を描き出しているのです。 元々はベビーから育てられたようですが甲羅に歪な箇所も無く、 ワイルドと比較しても遜色の無いほどの出来栄えと見受けられます。 いくらジーベンが豊富なバリエーションを誇るからとは言えブルーはやり過ぎでしょう、 成長に連れてより色味が濃くなっていく可能性も十分にあり得る、 この世にまたと無いお宝ものの逸品です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (M) Macrochelodina rugosa |
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一目見た瞬間に黄色く色抜けした甲羅の美しさが心に残る人工飼料にもきちんと餌付いた優秀な飼い込み個体! ナガクビガメの基本にして一番人気の座を譲らないビギナーからマニアまで楽しめる往年の銘種、 ジーベンロックナガクビガメが入荷しました。 そもそも水棲ガメの魅力とは何かと色々考えてはみるものの、 最後に行き着くところは何よりも泳いでいる姿が魅せる優雅な雰囲気ではないかと思われ、 それは泳ぐこと自体が上手とか下手とかはあまり関係がなく、 どんな種類だとしても彼らがまず一生懸命に泳いでいることが重要なのかもしれません。 下手なものが下手なりに全力疾走している様はこちらも元気が貰えそうな気がしますし、 反対に上手だとしても突き詰めていくと上手な泳ぎ方にもバリエーションがあって、 例えばチズガメの仲間などは非常にクイックでスピーディな方法で水中を旋回し、 スッポンモドキはオール状の四肢を巧みに操りまるで空を飛んでいるかのように、 それではナガクビガメの仲間たちにとっての泳ぎとは一体どのようなスタイルなのでしょうか。 彼らの場合はいざ泳ぐ時にその象徴的な長い首を伸ばすところから始まり、 泳ぎ出して間もなく意外と大きく発達していた四肢の立派な水掻きにも驚かされ、 シンクロ改めアーティスティックスイミングよろしく水中でホバリングを決めたかと思えば、 餌を見つけるや否や一旦首を引っ込め再び勢い良く射出するという、 各々のパーツに細かなギミックが搭載されている感じが堪らないのです。 写真で写せば異形のカメである事実は簡単にお伝えすることができますが、 それ以上に隠された魅力をお楽しみ頂くためには実物を見て感じ取ってもらうほかなく、 それがペットとして一般家庭で味わえるというのは本当に幸せなことだと思います。 今回やって来たのは定番と呼ばれ続けて早十数年、いや数十年でしょうか、 ぶっちぎりの人気種ジーベンよりベビーから丹念に育てられた成長期真っ盛りのヤングサイズ。 嬉しいことにMazuriミズガメフードなどのペレットのみで育成できるよう仕立てられ、 いきなり深くて大きなタンクに飛び込ませても大丈夫なとてつもなく都合の良い一匹で、 既に稼動している混泳水槽の新メンバーとしてもうってつけの有望株です。 冒頭でも触れた通り強い黄色味を帯びた甲羅は、 この先脱皮を繰り返すことで更なる美貌を獲得するものと思われ、 本物が流通している時代にあえて申し上げますと、 頭全体がシャープで特に後頭部が細長く鼻先もツンと伸びた感じが何処かオブロンガチックな、 個性派ジーベンをお探しの方にも面白いオプション付き。 この夏はミズガメの涼しげな暮らしぶりに癒されて下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (M) Macrochelodina rugosa |
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CB個体からお客様飼い込みの、飼育開始に丁度良いMサイズのジーベンです。 白変と呼ぶにはちょっと厳しいかもしれませんが、明らかにノーマルより白っぽい個体です。 脱皮していない甲板より成長線のほうが白いので、今後の成長に連れより白くなる可能性も 大いにあり、非常に期待が持てます。人工飼料餌付き済みの甲ズレなし個体です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (Mサイズ) Macrochelodina rugosa |
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あえて旧名で書いてみました。ルゴッサナガクビガメの入荷です。実は当店では久しぶりに来た本種ですが、やはり全体のフォルムではナ ガクビガメの中でも屈指の美しさと格好良さを持っており、この個体は甲ズレも無く綺麗な卵型の背甲をしています。性別は微妙ですが、 尻尾が少し長いのでオスの様な気もします。Mazuriミズガメフードを与えてみ た所、匂いは嗅いでいたのでその内食べだすでしょう。勿論活魚は普通に食べています。大きな水槽に水量たっぷりで泳がせるとかなり 存在感が出て素敵です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ホワイトヘッド) Macrochelodina rugosa |
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セミアダルトのジーベンが入荷です。頭が白いタイプという事で入荷したのですが、確かに白いですね。 ノーマル個体と比べるとその違いが良く分ります。パッと見、パーケリーの頭部を思い起こさせます。 鼻先も微妙につまり、今まで来ているロカリティーとは違う事を実感させられます。 既にMazuriミズガメフードに餌付いています。状態は最高です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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飼い込みで綺麗に育ったミドルサイズがやってきました、 ジーベンロックナガクビガメ・オスの入荷です。 毎年輸入されてくるおなじみのベビーサイズが丹精込めて育てられ、手の平いっぱいの大きさまで育ちました。 よほど餌に気をつかわれたのかまた魚を中心にヘルシーな食生活を送っていたのか、 ワイルドと見紛うほどの美しいフォルムと、 それでいてベビーから育てられただけあり全体的にピカピカなのはとても嬉しいポイントです。 雰囲気を言葉で表すのも難しいのですが、 なんとなく精悍な顔立ちでたくましい感じが写真からでも伝わってくると思います。 またその勇ましさは見た目だけではなく、水槽から手に持って取りだそうとしたら突然首を思いっきり振りまわし、 仕舞いには振り返って噛まれるというちょっとお恥ずかしい話も。 ですが同居のカメに対して厳しい態度を取る事はありませんので、 たまにはこういったストイックな個体も面白いかもしれません。 既に人工飼料にも反応し始めていますので、ナガクビを飼いたいけどベビーから育てるのは恐い、という方にもお勧め。 CBとワイルドの良さを兼ね備えた逸品です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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細く分厚くコンパクトにまとまった人気のブラックジーベン! こんなタイプをお探しの方もいると思います、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 オセアニアを代表するナガクビガメというグループには、 曲頚類はおろか水棲ガメを語る上で無くてはならないマニア垂涎の稀少種がずらりと並んでいますが、 庶民にやさしく玄人にまで愛される本種は最大の功労者と言えるかもしれません。 オオナガクビガメ属に再分類された今、正式な和名はチリメンナガクビガメとされていますが、 当店では未だにジーベンの名を使用し続けているのもそれだけ耳馴染みが良く、 いつまでも呼び続けたいと思う名前だからです。 昔起きたジーベンルゴッサ論争もその例ですが、インドネシア、ニューギニア、 そしてオーストラリアにまで海をまたいで広く分布するため、色合い、形状、 最大サイズなどに様々なバリエーションが見られることも特徴のひとつ。 やって来る個体を毎回見ているだけでも必ずどこかが変わっていて、 国内の愛好家には自らの記憶を頼りに輸入された時代毎に勝手なタイプ分けを行う猛者まで存在するほどです。 今回やって来たのはまず一見して全身がしっかりと黒ずんでいるのが目に入り、 このお陰で全体の雰囲気に軽々しさは一切なく重厚な佇まいを演出しています。 腹側を見ても橋の部分まで黒味が進出しておりなかなかの仕上がりではないでしょうか。 そして嬉しいのは甲長15cmにして既に十分な厚みが出ているということ。 背甲も腹甲もやや四角気味でそれらを繋ぐ橋は垂直に近い急角度になり、 体型がギュッと詰まったような印象を受けるこの形質を持つものには総じて小型のタイプが多く見られます。 幸いこの個体はオスなので、どことなくアンバランスな尾の太さも既に完成へと近付いていることを証明しているでしょう。 ワイルド原資なので全体のフォルムに関しての不満は一切なく甲ズレもありませんし、 それでいて長期飼い込みのため人工飼料を普通に食べるというメリットも持ち合わせています。 近頃ファーミングからのベビーさえ途絶えているためついハラハラしてしまいますが、 こんな優良個体の放出もいつまで続くでしょうか。 こちらの顔を見るや否や頭を振り回して泳ぎ寄ってくるアグレッシブな一匹、あなたのコレクションに加えてみては。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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他一切のアピールポイントを吹き飛ばすほど絶大な威力を誇る魅惑のスプーンヘッド! 並外れたボディバランスを持つ一時出回った昔懐かしい個体、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 ナガクビガメ全種がまだChelodina一属にまとめられていた頃、 このカメのインドネシアやニューギニアに分布する個体群をジーベンロック、 オーストラリアの個体群をルゴッサと呼び分ける風習があり、 実際にそれらは種としても記載され完全に別物として認識されていました。 両者の見分け方については一体どこから沸いて出てくるのか様々な謂れが飛び交い、 マニアにとっては一種の登竜門と言いますか、己の実力を試される重大な問題でもありました。 それが近年、属内でも大型化するグループを再分類しようという動きが起こり、 新属Macrochelodinaにはrugosaが採用され、 命名規約の問題から長年親しまれたsiebenrockiの名はシノニムとして抹消されてしまいました。 これにより生物学的なアプローチから捉えると、 かつての二種は一種に統合され違いは認められないということになり、 愛好家にとってそれは時代を象徴する衝撃的な事件となりましたが、 それまで温め続けられてきた情熱の灯火が消え入ることは決してなく、 多様な個体差を楽しもうという趣向は今日まで無事に引き継がれています。 本日ご紹介するのは甲羅が小さいと表現すべきか、 体が大きいと表現すべきか、 今にもはみ出してしまいそうなアンバランス感がたまらなく格好良い一匹。 ルゴッサと認定される条件の中にはこんな特徴もひとつ含まれていたような気がします、 ほぼ同サイズの同じくオスと並べて比較してもその差は歴然。 店頭でこの2匹は横並びに泳がせていますが、 両方を視界に収めることで互いが互いを引き立て合う良好な関係が生まれているようです。 これだけではパンチ不足かと思いながらもう少し細部をクローズアップしてみると、 冒頭でも触れた鼻先から目玉をグイッと持ち上げる独特の顔付きが綺麗に止めを刺してくれました。 油断していた訳ではありませんが、 これぞ完全なKO負けと認めざるを得ない最高の特色です。 自動的に長期飼い込みのため人工飼料にまで餌付いているほど状態良好、 そして妥協したくない方には嬉しい甲板ズレの無い美個体。 長年輸入が続けられてきたからこそ、今になって明らかになった地域個体群の奥深さ、 この貴重な存在を目の前にじっくりと噛み締めて下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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一回り成長線の出たワイルド個体! ペレット大好きなとても良い子です、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 ナガクビガメと言えばジーベン、いやもしかすると曲頚類と言えばジーベン、かもしれません。 初めて日本でその姿を現した時はとてつもなく高価なカメだったと記憶していますが、 それもこの特異な風貌をもってすれば納得でしょう。 我々日本人にとってみればカメは首を引っ込めるもの、 それがこのようにでろーんと出てしまっているのですから興味を惹かれない訳がありません。 ちょっとだらしない言い方になってしまいましたが、 もう少し格好良く表すならクビナガリュウの如し、と言ったところでしょうか。 古代の生物を現世に蘇らせたようなタイムスリップ感さえ味わわせてくれます。 今回やってきたのはワイルドで輸入後、暫く飼い込まれ新たな一歩を踏み出し始めた安心サイズ。 ただ飼育下に置かれていただけではなく、 嬉しいことに人工飼料も普通の餌として認識してくれるようになりました。 Mazuriミズガメフードを落とした瞬間、魚を捕らえるのと同じノリで素早くアタックします。 個体としてはベーシック過ぎて刺激が足りないかもしれませんが、 ナガクビにはつきものの甲板ズレが無く、餌の選り好みもせず、 ワイルドらしい均整の取れた体型を持っているというのは、 それらの特徴だけで十分魅力に値すると思います。 とりあえずは許す限りの大きな水槽に水をたっぷり張って泳がせ、涼しげな雰囲気をお楽しみ下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ブラック・♂) Macrochelodina rugosa |
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二十世紀から二十一世紀にかけて幾多のマニアを狂わせてきたあの髭面マッドフェイスが再び! フロムオージーにまつわる半ば伝説的なエピソードを抜きにしても素通りすることは許されない魅惑の表情です、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 ジーベンはワイルドに限る、これは仕事上がりの一杯を呑んで声も高らかに叫びたい一言であると、 そんな思いを胸に秘めて日々の業務に徹する人もカメ好きの中から探し出せば必ず見つかると思います。 この世界にはワイルド至上主義という、少々なりとも揶揄的な意味合いを含むであろう言葉が存在しますが、 何も全てのカメは野生個体でなければいけないというように偏った思想でジーベンと向き合っている訳ではありません。 私たちが最も目にする機会の多いであろう主要産地として挙げられるのはインドネシアやニューギニアなど東南アジアの島々ですが、 絶対に忘れてはいけないもうひとつの一大拠点とは何を隠そうあのオーストラリアです。 生物が種や亜種、 地域個体群といったいずれかの単位で分化していく過程において無視することのできない要素が地理的条件、 世界有数の島嶼地域として知られるこの土地で本種はガラパゴスゾウガメ並みの勢いを持って大暴れし、 まるで百面相のような趣きを愛好家に向けて見せ付けてきました。 そして未だ謎に包まれている大陸の個体群とは、どうやら島のそれらに比して尚、 一層の変容に富み研究者ですらも把握し切れないほどの豊かな形態を備えているようです。 そうと分かれば自然が育てた自然のジーベンを、 その地域特有の色や形を愛でながら楽しみたいという嗜好は非常に有意義なものとなるに違いありません。 今回やって来たこの一匹、ここまでの流れを汲めば最早言うまでもありませんが、 もちろんただのブラックジーベンなどではなく、 これぞまさしく嘗てオーストラリア産の決め手とされた口の周りを中心に唐草模様が表れるあの珍タイプ。 ご存知の通り現在ではその説も単なる噂話に過ぎないとされ、明解な確証が得られた訳ではありませんが、 歴史的に高い評価を得ながら流通してきたという事実も然ることながら、 今現在同様の形質を持つ個体の姿を殆ど見かけなくなってしまったことや、 その格好良い風貌に魅了されたというような極めてシンプルな意識こそ大切だと思います。 全体を見回すと柄の強さは脇腹にも転移し、 後頭部の皺に施された墨入れ処理も面持ちの厳めしさを強調しているようです。 あって当然の甲ズレが全く見当たらないことに胸を撫で下ろし、 入荷初日より人工飼料を器用に食すコレクター自慢の逸品をお届けします。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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よく見られるワイルドの10cmサイズから飼い込まれています。 ジーベンロックナガクビ・オスの入荷です。近頃では新種が記載されたり、 国内未入荷の種が登場したりと話題に事欠かないナガクビですが、不朽の人気を誇る種類と言えばジーベンでしょう。 長い首、均整のとれた体格バランス、迫力のある顔つきなどに時めき憧れた方も少なくないはず。 ジーベンは輸入された時代によって違ったタイプが見られますが、 今回の個体は頭部が小さめで首とほぼ同じ太さと、 スッキリとした印象を受けます。個々の地域環境によって変異が起きているのでしょうか、興味深いです。 大型個体が180cm水槽を遊泳し活魚を捕らえるその様には圧巻です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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油断すると甲羅からはみ出しそうなむっちり飼い込み個体! 今も昔もナガクビガメ人気ナンバーワン、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 現在の正式な和名はチリメンナガクビガメ。 オーストラリアとニューギニアの両方に棲息するオオナガクビガメの一種で、 かつてはオーストラリア個体群がrugosa、ニューギニア個体群がsiebenrockiと2種に分けられていましたが、 ナガクビガメが新たにMacrochelodinaとChelodinaの2属に分類し直されたのを機に、 前述の2種はM. rugosaに統一されました。 そのため和名もチリメンに同じく統一され長らく慣れ親しんだジーベンの名は消えてしまいましたが、 未だ私たちの記憶にはジーベンルゴッサ論争の思い出が鮮明に残っています。 今回やってきたのはインドネシア原資と思われるワイルド個体で、 飼い込み期間を経て飼育下での新たな成長線が出始めたヤングサイズ。 今となっては毎年やってくるファーミングCBの可愛らしさに押されつつありますが、 ワイルドは形が違うからと拘りに拘り抜く方はこちらを選びましょう。 甲羅全体の厚くなり過ぎないフォルムから甲板一枚一枚の薄さまで洗練されたこの体型をベビーから育てて再現するのは至難の業です。 また好みはあると思いますがオスはメスに比べ大きくならず、 甲羅が細いので頭と手足が余計に大きく見えアンバランスになり、 長い首と大きな水掻きが目立ち格好良いです。 餌は何も魚ばかりではなく、乾燥エビはもちろん嬉しいことに人工飼料も美味しく頂く大変飼いやすい個体です。 水槽は大きければ大きいほど良いですが、 首を目一杯伸ばしてある程度泳げる広さのものを選ぶと見栄えがします。 現時点で協調性も良さそうなので混泳にもどうぞ。甲ズレなし! |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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非常に面白いジーベンが入荷しました。まずジーベンのオスというだけでかなり稀少ですが、今回の 個体には下顎のひげ状突起が通常の個体より多く存在します。さらには鼻先がやけに短いです。先日 ビバガでもこういった特徴が紹介されていましたが、こういう個体差があるからこそジーベンは魅力的 です。サイズもフルアダルトで即戦力ですね。お客様飼い込み個体で人工飼料バリバリ食べてます。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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またまた入荷、本当に貴重なジーベンのアダルトオスです。国内での本種の取引量は かなりの数がありますが、何故かオスは殆ど見かけません。それにこれだけ育った個体ともなれば、 相当に数が限られてくるのでは無いでしょうか。若干甲ズレがありますが、 元々それが多いナガクビですし、甲羅も黒いので目立ちません。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ヒゲタイプ・♂) Macrochelodina rugosa |
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便によって個体差があり、時代の流れと共に我々を楽しませて止まないジーベンロックナガクビの変わったタイプが入荷しました。 通称”ヒゲモジャタイプ”とも呼ばれる下アゴのヒゲが多数生えた個体です。 通常の個体には2本程度しか生えないアゴヒゲが何本も生える事からそう呼ばれています。 甲羅や頭部の形状、微妙な色彩の違いなど様々な個体差が見られる本種ですが、このタイプは目に見えて違いがお分かり頂けるでしょう。 個体群の特徴なのかは解明されていませんが、ホビーの世界で楽しむ分には十分過ぎる外観です。コレクションには勿論の事、 性別はオスなのでメスをお持ちの方は、 ジーベンでは意外と少ないブリードの、更にマニアックな同タイプセレクティブブリードに挑戦して下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♂) Macrochelodina rugosa |
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何やらパーツ毎にお話しさせてくれそうな面白いジーベンがやって来ました! 一昔前だと色々な付加価値が付けられそうです、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 かつての超高級種は現在、安価に入手できるナガクビガメの入門種という位置付けが一般的な認識ですが、 ただそれだけの括りで終わらせてしまうのは勿体ない、とても奥深さを秘めたミズガメのひとつです。 他の多くのカメとは異なる本種の特性に、小さな島々の集まった地域に散らばって棲息していることから、 採集地によってその形質に大なり小なり個体差が生じるというものがあります。 その最たる例としてはいつかのジーベン・ルゴッサ論争が挙げられ、 分類学上では距離が離れているだけで同じカメが別の場所に棲んでいるという結論に落ち着いたようです。 一見夢のない話のようにも思えますが、 同種が散り散りに分布していることで微妙な差が生まれるというのは実にロマンチックではないでしょうか。 このオスは世間で言われる所の甲羅がキュッと縮こまって細長く、 相対的に大きく見える頭との取り合わせがアンバランスで、 時代が違えばオーストラリア産だなんて言われそうなタイプ。 写真の撮り方によっては別のカメに見えるのも魅力のひとつかもしれません。 産地云々というのは今となっては確かめようもなくここではあえて触れませんが、 とりあえず良いジーベンであることは間違いありません。 全体のフォルムについてはこの個体が野生由来であることも大きく影響しているのでしょうが、 少なくとも最近出回っている見慣れた像ではなく背甲のエッヂが黄色くなっている辺りなども古臭くて良いです。 色と言えば頭部から首筋、 そして前肢の一部分が若干緑がかっているのは何故でしょうか。 お約束のヒゲも短いものが何本も並んでいて体中の至る所に不思議がいっぱい詰まっています。 ここまで来ると本当に些細な問題ですが多甲板あります、念のため。 見かけによらず人工飼料にも餌付いています。 万が一、同タイプのメスがお宅の水槽で泳いでいるなんてことがあればすぐさま飛びついて下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (L ♂) Macrochelodina rugosa |
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元ジーベン、現ルゴッサです。なかなかオスがいなくて探している方も多いと思いますが、 しかもこのオスはフルアダルトサイズです。甲長20cmって結構レアですよ。 甲羅の後ろがちょこっと欠けていますのでお安くお出しします。人工飼料OKです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (XL ♂) Macrochelodina rugosa |
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いまさらなんでジーベンなの?という方もいらっしゃるでしょうが、このジーベンオスで、 何と甲長22cm!いや、なかなかいませんよ。もともとオスが少ないのに、 しかもアダルトのメスと同サイズのオス。甲羅がフレアーになる昔良く入荷したタイプ。迫力です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (フルアダルト・♂) Macrochelodina rugosa |
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ロングノーズにブロードヘッド、末広がりの皺くちゃな甲羅が最高のオールドジーベン! 記憶の片隅に今もなお潜んでいた懐古主義者には堪らない精悍な出で立ちです、 ジーベンロックナガクビガメ・オスが入荷しました。 永久不滅の最人気曲頸類、 そう言い切ってもきっと差し支えないであろう往年の銘種として知られるジーベン。 黎明期には他に類を見ない衝撃的なスタイリングから車が買えてしまうほどの高値だったと言いますが、 その後ワイルドの各サイズとファームハッチの養殖されたベビーが入り乱れて流通するようになり、 結果として最も入手し易くかつ親しみ易いナガクビガメというキャラクターを獲得することとなりました。 数年前の再編によりナガクビが二属に分かれたことを機に学名が変更となり、 旧名はシノニムとして消滅したため今日ではジーベンのジの字も残っていませんが、 既に殿堂入りを果たしていたその呼び名はホビーの世界で未だ生き続けています。 このようにして日本人にとって無くてはならないカメのひとつと成り上がったものの、 最近では時代の流れなのでしょうか、 かつて選び切れないほど豊富なバリエーションが魅力だった野生個体の入手が難しくなり、 風物詩として認知されていた幼体が群れるあの光景も近頃は途切れがちになるなど、 周りに気が付かれないよう表舞台からそっと姿を消そうとしているような気がしてなりません。 何も皆が口を揃えて格好良いと称賛する個体がわんさか来て欲しいとまでは望みませんが、 せめてあの頭でっかちのベビーぐらいはナガクビ入門種としての地位を存続して頂きたいものです。 今回やって来たのは恐らく日本で暮らし始めてもう十年以上は経過しているであろう、 フルアダルトがごろごろ出回っていた昔懐かしいあのタイプの飼い込み個体。 何があのなのかと言えばまず目に飛び込んでくるのは上からのシルエット、 並の俵型ではなくそこにちょっと洒落っ気を加えたフレアな体型は、 今時ではなかなか見られないクラシカルな雰囲気を猛烈に醸し出しています。 和名のチリメンに由来する甲羅表面の皺は単なる老成という訳ではなく、 マニアの間では何となくオーストラリアを連想させる一要素として珍重され、 いずれにしても飼育下ではなかなか再現し辛い嬉しい特徴と言えるでしょう。 後は好みの問題ですが鼻先の長く伸びた顔立ちは一段上の凄みを表し、 後頭部までしっかりと広がった全体の面構えが只ならぬ空気を感じさせてくれます。 さすがに人工飼料にも餌付いていてソフトな食べ方まで習得しているほどですから、 飼い方について別段申し上げることはありません。 幸い多甲板は見られず肛甲板の湾入に亀裂が入っていますが皮膚にくっ付いているため取れる心配もなし、 体中に刻み込まれた微細な筋が野生を生き抜いた歴史を物語る随分と存在感に溢れた実にメモリアルな一匹です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (M ♀) Macrochelodina rugosa |
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ベビーの時から綺麗に育て上げた個体です。飼育者の情熱が伝わってきそうな黒い体色が 素晴らしいです。現在の甲長は13cmと飼育しやすいサイズですが餌食いも良く太い首を振り回し ながら餌を捕る姿はまさに小型の恐竜です。甲長も20cmを超える種類で、大きな個体は迫力十分です。 同サイズの♂をお持ちの貴方、お勧めですよ。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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依然その座を譲ろうとしない不動のナガクビ最人気種! ビギナーからマニアまでみんなに愛される素晴らしいミズガメです、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 古代のクビナガリュウを現世に甦らせたような格好良いシルエットが、 最大の特徴であると同時に人気の高い理由のひとつです。 またワイルドからCBまで毎年オールサイズ入荷があり、 便によって毎回微妙に異なったロカリティの個体差も楽しめるという、私たちを全く飽きさせない見所もあります。 今回入荷した個体はバリバリのワイルドですがかなり綺麗な状態です。 見事な卵型の甲羅には多甲板はありませんし、 さすが野生で生きてきただけあってツルンとしたフォルムを実現しています。 こういった中くらいのサイズから活魚を中心に育てたりすると、 不自然な厚みのないワイルドフルアダルトと見紛うような立派な成体になるかもしれません。 簡単ではありませんが挑戦の価値ありです。また変わった点としては、 頭部に引っかき傷のような細かいホワイトラインがあり、 もちろん傷ではなく模様なのですが面白いですね。 少し前にこういったタイプのものが来ていたのでその時からの飼い込みでしょうか。 小さいながらも黄金のアイリングが怪しく光る迫力の個体です、この雰囲気のまま綺麗に育ててみて下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (ホワイト・♀) Macrochelodina rugosa |
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過去に数える程しか見かけたことのない痛快シルバーヘッド! 珍妙な野生個体を発掘する度に騒ぎ立てるこの行為は何回やっても飽きることがありません、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 今日におけるこのカメに与えられた正式な和名はチリメンナガクビガメ。 Chelodina属の中でより大型になるなどの特徴を持つ一部の種類がMacrochelodina属へと独立する際、 海を挟んで分割されていたお馴染みのsiebenrockiがオーストラリアのrugosaに統合されてしまったため、 和名についても後者のものを採用するとして改名を余儀なくされました。 しかし私たちの身の回りからジーベンの名が消えることはなく、 ある種のニックネームのようなものに過ぎないながらも未だに保守されているのは、 結論を一言で言えば恐らくは本当のルゴッサが目の前に現れてしまった時、 その個体を堂々と胸を張ってチリメンと呼んであげたいからなのでしょう。 それはまるで止め名のような凄味を感じさせることのようにも思えますが、 もっと単純に考えるとマニアはジーベンをただ一種類のジーベンとして捉えるのではなく、 いくつかの可能性を秘めたコンプレックス体として把握しており、 その中のひとつにオーストラリア個体群が存在していると考えるのが自然ではないかと思います。 更に突き詰めると何もオーストラリア産に限ったことではなく、 インドネシアやニューギニアの島々に暮らすバラエティ豊かな個体群の数々に対しても同様の発想が当てはまり、 ジーベンが奥の深いナガクビと称される所以はまさしくここにあるのです。 その世界を知れば知るほど余計なものばかりが目に映ってしまうようで、 特にワイルドとして輸入されてきた個体に対しては気を抜いているとそのまま肝まで抜かれてしまうのでご用心。 今回やってきた個体は興奮の度合いが極めて高い、 頭部全体がぼんやり白抜けを起こすレアロカリティからの一匹。 以前個人的に出くわした時もそうだったのですが、 ただ色彩が変わっているだけでなく頭頂部にまるでひっかき傷のような模様が入る点も要注目。 本当に表面の擦れならば、長期に渡り飼い込まれている内に自然治癒するレベルのはずですから、 ますます謎の深まる不思議な形質です。 そしてこればかりは主観による所が大きいのですが、鼻先がスラッと伸びた表情に加えこの配色で攻められると、 どことなくエキスパンサの風味まで感じ取ってしまうのは私だけでしょうか。 過去における便宜上いいジーベンと呼んできた数々の個体達は、 今もなお我々の脳裏に焼き付き事ある毎に思い出されることがしばしばありますが、 このメスもそんなライブラリーの中へ収められるに相応しいルックスの持ち主です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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ナガクビガメの定番種にしてマニアをも唸らせる不動の人気ナンバーワン! 一目見てワイルドとすぐに分かる良い雰囲気の持ち主です、 飼い込みのジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 我々日本人にとってカメと聞いてイメージする姿形とはすっかり離れた、エキゾチックさを前面に押し出した奇妙なカメ。 カメを潜頸類と曲頸類の二つに分けた場合に後者の方がより原始的だと言われていますが、 その中でもナガクビガメの仲間は古代のクビナガリュウを甦らせたようなフォルムで 日本のみならず海外でも人気の高いグループです。 本種が初めて日本にやってきた時は物凄い高価でしたが、 今となっては学名も変更になり和名はチリメンナガクビガメとまとめられそのイメージもすっかり変わりましたが、 このカメの魅力はなんら変わることはありません。 これだけファーミングのベビーが沢山流通している中でもちゃんとワイルド個体が手に入るというのは大変喜ばしいことで、 いつまでこの味が楽しめるか分かりませんがやはり飼育下で育てられたものとは一味違います。 特に甲羅に対してバランスの良い頭の大きさや、 ふちが必要以上に分厚くないナチュラルな甲羅の形状などは再現しようと思っても非常に苦労するのではないでしょうか。 カラーは全体的に暗色のタイプで瞳のイエローリングも際立つ格好良さ。 実は甲ズレがあるのですが写真ではどうしても写らず肉眼で見ようとしてもじっと見つめなければ分かりません。 ワイルドジーベンの迫力を目の前の水槽でお楽しみ下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (レッドアイズ・♀) Macrochelodina rugosa |
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あまりにもおっかない面構えに過剰なスパイスを効かせる紅い眼差しが刺激的! これまたツルンと見事に育て上げられた飼い込み個体のお手本とも言える一級品、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 初めてのナガクビだからジーベンなのか、 それともある程度の知識が付いてきたからこそのジーベンなのか、 一見難儀な問答なのかと思いきやどちらに転んでも結局は正しいと言えるシンプルさが感じられます。 このような状況は俗にビギナーからハイアマチュアまでという標語で表現され、 つまりは誰にでも愛されるポピュラーな存在であることを的確に示唆しています。 敷居の低さを生み出す要因として最も分かり易いのは価格相場、 未知なる世界へ高額な資金を投じることは決して好まれることではなく、 気持ちを楽にさせてくれるという面で大きな役割を果たしているでしょう。 もちろん飼い易さや周囲の評判などが占めるウェイトも同様で、 不安を取り除いたりやる気にさせてくれるといった効果が期待できると思います。 では最初に入手した一匹のジーベンを飼育すればもうおしまいなのでしょうか、 いえそのようなことはありません。 多くの方が進むことになるであろう次のステージで個体差という概念に直面し、 誰に言われる訳でもなく自分の飼っているジーベンと他のジーベンは何かが違う、 ふとそんな疑問を抱くことになります。 今まで分からなかったものが次々と見えてくる、 知識と経験に裏打ちされた己の眼力が着実に養われていく瞬間を体で感じ取る、 自身の奥底に眠っていた不思議な力を呼び覚ますことで得られる無上の喜びは、 一度体感してしまえばその先もずっと病み付きになることでしょう。 このような事象は程度の差はあれ全てのカメに起こり得ることであり、 何も安価なものに限った話ではありませんが、 流通量および飼育人口が多ければ多いほどそこに内在する面白味が増していきます。 何故ならサンプルの数が豊富であれば余計に拘り甲斐が生まれ、 同士がいれば互いに協力したり競争したりする意識も芽生えるからです。 今回やって来たのはいわゆるファーミングハッチの頭でっかちなベビーが育った個体で、 簡潔に述べるのならば赤色の瞳が格好良いの一言に尽きるでしょう。 恐らく前飼育者はこの事実に初めから気付いていたのではなく、 成長の過程で滲み出てきたものを素直に受け止めただけに過ぎないと思われます。 殆どのジーベンが黄色の入った白色の虹彩を持つ中で、 これほど赤みの濃く深く発色したタイプは珍しく、 特徴の出難い幼体時にセレクトすることは極めて困難でしょう。 こういう逸品と出会った時にこそ放出個体の必要性や有難味を痛感し、 再び新たな一歩を踏み出すきっかけともなるのです。 多甲板は第五椎甲板のみでバランスの崩れもなし、 人工飼料をむしゃむしゃ食べてくれる扱い易さも嬉しいこの貴重な一点ものを是非。 |
ジーベンロックナガクビガメ (アダルト・♀) Macrochelodina rugosa |
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最近ベビーのアップが多いですが今回はベビーから4〜5年飼い込まれたアダルトサイズです。 お客様委託個体のジーベンロックナガクビ・メスの入荷です。 元々ブラックタイプという事で購入されたそうで、20cmを超えた現在でもその黒さは健在です。 頭部も暗色がかっており、 頭頂部の筋は一本一本クッキリとしています。個体差の激しい本種ですが、鼻先は短いタイプでしょうか。正面から見ると 今にも襲い掛かってきそうな迫力もあります。 甲羅は強制乾燥を繰り返せば綺麗に脱皮しそうです。長期飼い込みですので当然Mazuriミズガメフードや咲ひかりに餌付いていますし、 活魚を与えても巨体ごと突進しながら食らいつきます。大型水槽内を優雅に泳ぐ本種には時間を忘れて見とれてしまう事でしょう。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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確かに黒くて格好良いのですがそこだけではありません。 写真だけで閃いてしまった方はお早めに、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 現在分類の上ではrugosaの学名が使われており、正式な和名もチリメンナガクビガメです。 しかしこれはマニアが愛したオーストラリア個体群の名前でもあり、 加えてずっと昔からジーベンと呼び続けた名残が消えず当店では未だにこの和名を使用しています。 超高級種としてデビューしたこのカメも数々の遍歴を経て今に至るのですが、 分布が広い上にインドネシアという島国の性質上、 時代によって輸入されてくる個体の形質が微妙に異なるというのは秘かに語られる特徴です。 もう既にお気付きでしょうか、今回やってきたのは何やら怪しいオーラを放つ飼い込みの大型個体。 色が黒い、ようですが大切なのは甲羅のフォルムです。 最近見かけるものの多くは甲羅を上から見ると卵型と言いましょうか、 前がすぼみ後ろにかけて広がっていく形状のタイプが殆どですが、 この個体はどちらかと言えば四角形に近い形状。 裏返して腹甲を見てみてもなんとなく角ばっているように見えます。 そして背甲と腹甲を繋ぐ橋も長いのか角度が付いているのか、 写真ではやや分かりにくいのですがこのお陰で甲羅全体の高さが増し、 見慣れたタイプに比べ厚みが出ています。 入荷した日にはそれこそ感動すら覚えたのですが、 ちょっと餌食いが渋かったので普通に人工飼料を食べるまでに鍛えてみました。 水槽に入れただけで他とは違う妙な存在感を放つ稀有な一点ものです。 |
ジーベンロックナガクビガメ (XL ♀) Macrochelodina rugosa |
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あえてジーベンと表示していますが、学名変わりました。もうこのメス何年ぐらい 生きているんでしょうか。またこんな事書くと怒られそうですが、15年ぐらい昔に来ていたタイプです。 120cm水槽に1匹飼いすると絵になりそうな迫力があります。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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全身の厚みと幅が想像以上の迫力を伝えてくれる厳めしさを前面に押し出したヒゲモンスター! 本種には珍しく模様という概念で勝負を挑む威圧感抜群の三年物です、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 先日とあるジーベン狂との会話の中で、 やはり最終的には皆ジーベンに回帰するのではないかという結論に至りました。 前提としてオーストラリア産のロンギコリスならまだしも、 分かり易く言えばマッコードのような風貌を愛して止まない方にとっては一切関係のない話題になってしまうのですが、 ChelodinaよりもMacrochelodinaなんだと絶対に譲らない方にとっては一考の余地があると思います。 これまでにパーケリーも見た、エキスパンサも見た、厳密に言えば少々異なりますがオブロンガも見た、 万が一ブルンガンジーが入って来てしまった場合には状況が変わるのかもしれませんが、 単純な稀少価値だけを差っ引いた場合にはどれが一番お好みでしょうか。 もちろんこの問いに対する結論はその人が何を大切に思うかによって様々なのですが、 漠然とした言葉で表すのならば個人的には全体の仕上がりについては極力妥協したくありません。 野生個体が格好良いのは一目瞭然ですがそれが果たして飼育下でも再現できるのか、 最終的に頭部、頸部、甲羅、四肢のそれぞれがちょうど良く収まる瞬間に辿り着きたいと願い、 その回答に最も近付ける可能性を持っているのがジーベンだと私は考えています。 更には個体差のバリエーションで遊び倒すことができるというのも強烈なアピールポイントとなり、 この庶民的でいてマニアをも唸らせるジーベンの優秀ぶりには後世に語り継がれるべきものが大いにあるのです。 今回やって来たのはベビーからおよそ三年間飼い込まれたほぼアダルトサイズと呼べるメスで、 非常に恵まれた体格であるにもかかわらず無駄な厚みが殆ど感じられないことを育ての親に問うと、 驚くべきことに当時の主食は自身が採集していた活きたザリガニであったことが判明しました。 そんなぶっ飛んだプロフィールはもはや反則技と言っても過言ではなく、 アンバランスなほどに頭部がやたらと肥大化しているのはそのためで、 ワイルド特有の格好良さを横取りしたようなズルい女という訳です。 育ちが良いのは先に説明した通りですが、それにしても頭部全体に張り巡らされた皺状模様と言い、 口の周りを飾り立てる髭状模様と言い素材の良さもピカイチ。 甲羅の長さで30センチはあろうかというこのボリューム感は並大抵のものではなく、 まさに人間とカメが一体となってつくり上げた合作と言えるでしょう。 当然現在は人工飼料にも問題なく餌付いていますのでご心配なく、 水槽に投入するや否や思わず溜息が漏れるほどのとてつもない存在感を放つ一匹です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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直方体に程近い俵型の甲羅が魅せる厚み際立つシルエットが大迫力の重量級選手! 唸りを上げて水の中を泳ぎそうな強面ですがこう見えてきちんと人工飼料にも餌付いています、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 やたらめったら色々な種類の爬虫類が渦巻いていた昔とは異なり、 人気のあるものとそうでないものの境界線や格差がはっきりとしてきたのか、 ペットトレードにおいて流通する種類が限られてきている、 最近になってそんな余計な心配をするようになりました。 何もカメに限った話ではありませんがメジャーからマイナーまで数多くの種類を扱うのではなく、 近頃のトレンドと言ったらある特定の種類の品種などを集めてみては、 単なるコレクションからブリーディングまでを楽しむスタイルが流行しているのでしょうか。 特にヘビやトカゲについては品種改良が確立されている種の人気が他に比べて圧倒的に高く、 それに対抗して属単位の構成種が豊富で集める楽しみを見出せたとしても、 世間からの評価が低かったり幾分地味であったりすると途端に注目から外れてしまいます。 こと水棲ガメの場合は色彩変異が満足に固定できるような段階に至っていないため、 例えばテラピンやアメハコ、ハラガケなど一匹毎に個体差を見出すことができ、 他人が所有しているものとの比較が容易であれば自ずとブームに繋がっていくような気がします。 この話を前提とするならばジーベンは外観に色気こそ無いものの、 原種のバリエーションという点ではミズガメ界でも一二を争う実力を誇りますから、 ファーミングのベビーが次第に入手し辛くなってきた今だからこそ、 一点もののような特徴のある個体が尚更珍重されるべきではないかと思います。 今回やって来たのはかつて確かに存在していた、とある稀少個体群の飼い込み個体。 その特徴を列挙していくと、 最も分かり易いのは背甲が末広がりにならず四角い形に収まること、 そして急角度な橋の立ちが体を分厚くし全体に重みを持たせていること、 更には最大サイズがやや小振りで体色が黒っぽくなることなどが挙げられます。 頭部に目を移すと鼻先や両眼が適度に突き出た顔立ちが格好良く、 いよいよこのサイズになると幅も広くなるため、 こういった細かな箇所に育ちの良さが表れ威厳を放っているのでしょうか。 本音を言えば背中の脱皮を完了させてから撮影に臨みたかったのですが、 発達した縮緬が邪魔をして綺麗にめくれることを許さなかったため、 遅かれ早かれ古い甲板が剥がれ落ちれば今よりも更に見違えると思います。 水中での力強いダイナミックな動きは曲頸類、それもナガクビガメならではの持ち味です。 |
ジーベンロックナガクビガメ (CB・♀) Macrochelodina rugosa |
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良いジーベンとは何かを分かり易く教えてくれるブロードヘッドの大型個体! ファームハッチから選別されただけあり多甲板も爪欠けもない見事な仕上がりです、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 同じナガクビガメと一言では括れない、 ジーベンはジーベンなのであるという強い意識を抱かせてくれるこの存在感は、 一体何処から湧き上がってくるものなのでしょうか。 私自身こういった身分ですからこれまでに数多くの個体を手元に置き、 囲い込んだつもりが暫くすると再び離れていってしまうという、 たった一種類のカメとの出会いと別れを幾度となく繰り返してきました。 その中で常日頃から感じているのは、 広範囲に分布しかつロカリティ毎の独立性が島という地形の特質を以って明確に保たれているため、 見かける度に新鮮な気持ちで向き合うことのできる大変奥の深いカメであるということです。 甲羅ひとつ取っても上から見た時の形状や側面のフォルム、 色彩や全体から受ける印象など全てがその一匹だけに培われたかけがえのない特徴であり、 完全に野生で育ったものであれば今日まで書き綴られてきた物語が、 飼育下において育てられたものであれば大切にされてきた思い出が、 まるで本人からのメッセージのように全身から伝わってくるような気がします。 実物が目の前にいるとあらばその像を脳裏に焼き付け、 膨大な量の写真資料を手当たり次第見比べては脳内に理想像を洗い出していく、 そうして我々がカメの方に歩み寄っていくことがジーベンを愛する法と言えるのかもしれません。 今回やって来たのは昔ながらのアカムシしか食べないようなベビーが、 優に20センチを超える立派なサイズにまで根気よく育て上げられたもの。 パッと目にしただけでは普通に見えますが、 この普通こそがなかなか到達し得ない人が育てたジーベンの最終地点。 一切偏りや盛り上がりのないツルンとした背甲、 甲板自体も過度に分厚くなることはなく極めてナチュラルな質感で、 急成長時に見られるボディとのアンバランスさも全く感じられない、 これぞまさしくお手本中のお手本と言える極上品で、 潤いたっぷりの艶に満ちたお肌の状態も相まってその観賞価値はグッと高まることでしょう。 そして最後に触れておきたいのは巨頭化と言うと語弊がありますが、 幅も厚みも適度な鼻の長さも全てが超迫力の大きな頭。 マクロケロディナとしてあるべき姿を体現したかのような厳めしいその風貌に、 甲長以上のボリュームを味わうことは決して難しいことではないのです。 育ての親は将来的な出来栄えを重要視し活魚などの生餌中心に飼育していたようですが、 既にこちらで人工飼料にも移行済み。 他種との混泳も可能な個体ですから伸び伸びとした遊泳シーンを横からお楽しみ下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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とどまる所を知らぬ大迫力の巨大ジーベン! 今も尚刻まれ続ける成長線という名の欲望に末恐ろしさを感じます、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 爬虫類飼育の黎明期から現代に至るまで、マニアックながら高い人気を保ち続けている曲頸類の仲間。 その王道として昔から変わらぬ地位を確立しているのは、 誰が何と言おうと長い首を持つその名の通りナガクビガメに他ありません。 古代から甦ったかのようなダイナミックさ溢れるシルエットが支持を集める秘訣ですが、 更にその中でも特別視されている種類のひとつにエキスパンサがあります。 何故マニアたちがそこまで待ち焦がれているのか、入手が極めて困難というレアリティの問題もありますが、 もっと単純に最大種だからと考えるのが自然ではないでしょうか。 このことから分かるように、大きなナガクビガメというのは皆にとって憧れの存在であり、 それは何もエキパンに限定されたものではないと思います。 入門種として馴染み深い本種も実はその最大甲長は30cmほど。 もちろん極端に大きな個体を計測した記録でしょうが、実際に過去同クラスの国内入荷が確認されています。 ジーベンはロカリティによりサイズが異なるため、 ワイルドの場合は生息地と捕獲時点での大きさがものを言いますが、 CBの場合はとにかく幼体時からの扱われ方でサイズが決まってくるようです。 この個体がセレクトされたのは数年前、群れたファーミングCBの中から甲ズレなど基本的な条件をパスし、 兄弟の仲でも特に体格が良く堂々とした性格の一匹であったと言います。 ひたすらに大きく育てるという目標を掲げられ、歪みのないフォルム、順調に繰り返された脱皮の様子、 急成長により崩れた形跡も見当たらない全体のバランスなど、 飽きずにコツコツとまめな世話が続けられていた証拠が如実に表れています。 色彩はCBらしい茶褐色で決して嫌味のない自然なカラーリングに仕上がっており、 野生個体ではなかなかお目にかかれないぼっこりと膨れた甲羅が存在感を数段引き上げています。 こうなってくると奥行き45cmというのは絶対条件、 そこに横幅があればあるだけその観賞価値をより高い水準に持って行くことができるでしょう。 見るからにまだまだ育ち足りない雰囲気のお嬢様、 前飼育者の意思を引継ぎ根気良く育てていけば、夢の30cm到達も見えてくるかもしれません。 |
ジーベンロックナガクビガメ (♀) Macrochelodina rugosa |
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片手でひょいと持ち上げるには少々しんどい実重量2.6キログラムとなかなかのビッグママ! 何だか久々のお目見えとなる殆どアダルトサイズに仕上がった本気のナガクビ像が此処に、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 何はともあれナガクビガメと言えば誰に聞いてもその名を挙げることでしょうし、 代名詞であり看板であり顔であると言った具合にグループを代表する存在として広く知られる、 それがこのジーベンロックナガクビガメです。 こんな話を持ち込むのも何年振りかと懐かしくなりますが、 今日における正式な和名はチリメンナガクビガメ、 かつてオーストラリアとニューギニアの個体群が別種として分けられていた時代、 前者をチリメン、後者をジーベンと区別していた頃の名残を今でも引きずりたくなるのは私だけでは無いと思われ、 ある意味商品名としても通りが良いことからニックネームとしてその呼称が未だに使われ続けています。 変更されたのは名前だけでは無く、 Macrochelodinaなる新属が誕生した歴史的瞬間を目の当たりにしたのもかれこれ十年ほど前の出来事ですが、 一言で言えば大きくなる方のナガクビガメがそちらに移行する格好になった訳で、 例えば幼体斑の有無や頭部の形状の違いなど、 観賞面でも大きく異なる点がその勇姿から感じ取れると思います。 今回やって来たのはお馴染みのファームハッチベビーから見事に鍛え上げられた、 あまり頻繁に水槽から取り出したくは無い実にダイナミックなボディを手に入れた長期飼い込み個体。 メスの方が分厚く幅広くそしてより大きく成長することになっていますから、 現状のサイズに甘んじること無く更なる高みを目指して頂きたい、 そんなことを考えながらきっちり人工飼料にも餌付けてありますので、 お渡し後にご迷惑をお掛けすることはありません。 背甲の多甲板もこの大きさになればほぼノーカウントで良いでしょう、 全て脱皮してしまえば尚更です。 獲れたてのワイルドが巨大なサイズでごろごろ輸入されて来る時代も終焉を迎え、 ジーベンの真の姿を知らない人の数も年々増大しているような気がしますが、 これほどまでになるともはやカメと言うよりは怪獣そのもの、 久方振りの大型個体の出物を心より歓迎すると共に、 こんなぶっ飛んだ生物を一般家庭で飼育することができる喜びを改めて体感しましょう。 |
ジーベンロックナガクビガメ (フルアダルト・♀) Macrochelodina rugosa |
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ワイルドなのか、CBなのか、それが問題です。 これまたとてつもない完成度を見せつける長期飼い込みフルアダルト、 ジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 この場では既に何度か申し上げていることかと思いますが、 インドネシアやニューギニアを主な原産とするこのカメはいわゆる島モノにカテゴライズされ、 棲息するエリアにより大なり小なり形質に違いが見られることが大きな特徴です。 ミズガメの世界には他の爬虫類と比べて年季の入ったマニアが多く存在すると言われ、 この長い年月をかけて蓄積された知識とデータがいけないのでしょうか、 ワインの出来栄えではありませんが勢い余って何年物のジーベンだとか、 年代物は良いなどと言い出しかねません。 しかしないものねだりをしてしまうのは仕方のないことで、 勿論個々の好みはありますが昔見たジーベンは確かに格好良かった記憶が強いです。 そして今回やってきたこの大きなメス、この話の例として挙げるに相応しい最高の外観をもって登場してくれました。 どこから始めましょうか、 まずはのっぺりと鼻の長く伸びた大きな頭部がいかにもMacrochelodinaの一種と言わんばかりの風貌で、 最近見かける鼻先がショートにまとまったあのタイプとは顔付きだけでも大きく異なります。 頭幅も十分で上から見た頭は薄っぺらに見え、 ノーザンテリトリーに潜むブルンガンジーを連想させる気迫さえ感じます。 そして甲羅、上から覗けば見事なまでの末広がり体型に、 横から見ればその厚みはかなりのものでしかし頭上などの薄くなるべき部分は自然の力に逆らうことなくベストな仕上がりに。 大きなナガクビは大きな水槽で泳がせたいと言われる所以は甲羅も体も含めたこの辺りの特徴にあるのでしょう、 見栄えがするに決まっています。 この辺りでそろそろ最初に掲げた命題についてお答えします、正解は信じられないことにベビーからの飼い込みです。 あまりに気になってしまったので育て方を伺った所、 たまたまペレットに餌付かなかったために生餌オンリーでここまでやってきたとのこと。 ただただ敬服するしかありませんが、人工飼料を使わないとナチュラルフォルムになるという噂は本当でした。 元がファーミングなだけにきちんと甲ズレなしの完品というのも憎いです、 栄養過多ではない実力で付けた甲の厚みをご堪能あれ。 |
ジーベンロックナガクビガメ (超特大サイズ・♀) Macrochelodina rugosa |
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またもや超巨大生物が登場! やはり夏はお化けの季節のようです、 30cmオーバーのジーベンロックナガクビガメ・メスが入荷しました。 確かにものの本によれば最大30cmだとか40cmだとか色々なことが書いてありますが、 では実際にそんな桁外れの現物を眼前にしたことがあるでしょうか。 少なくともこの32cmの化け物は我々の知るジーベンとは全く別の生き物です。 写真一枚ではそこまでどよめきが起きないかもしれません。 それはつまり、 外観は甲長20cm台のいわゆるアダルトサイズとして見かけるジーベンをそのまま拡大したような、 言い換えるならパッと見ただけではあまり違いの感じられない格好をしているからです。 しかしそれこそがこの個体を直に見る者へと仕掛けられた罠。 まずその姿が網膜に飛び込んだ瞬間、視覚が異常を起こしたのかと錯覚させられるでしょう。 そしてその後に、目の前に広がる光景が明らかにおかしいということに気付くはずです。 同じ形をしていても受ける印象は全く違う、 そんな不思議な空間へと誘い出すことができるのはジーベンが普段から見慣れた存在であるから、 一般種であるだけに与えられる衝撃もより大きくなるのです。 飼育についてはとても気難しそうですが、 この顔で人工飼料をバクバク食べるという素晴らしいギャップを見せてくれました。 どこで処置されたのか、 古傷の亀裂部分が金具で固定してありますがそのままにしておきます。 やはり島モノのカメですから、 ロカリティによって最大サイズは異なるらしく狙って捕まえなければこの巨体は揚がらないでしょう。 できるだけ大きな水槽、できるだけ深い水深で喜びに浸って下さい。 |
ジーベンロックナガクビガメ (Pr) Macrochelodina rugosa |
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先日久々にファーミングCBが来ましたが、今回のは大きなサイズです。 ジーベンロックナガクビガメ・ペアが入荷しました。 Macrochelodina属が新設され本種の学名はrugosaに統一されてしまいましたが、 何だかんだで一番慣れ親しんだジーベンの名前を呼んでしまうのは人々がこのカメを愛してやまないからでしょう。 島モノのカメなので採集地によって随分と外観に違いが表れ、 最近ではそういったものを個体毎にコレクションする流行りも出てきています。 またアダルトサイズで採集されたものと、 ベビーから同じサイズまで育てたものでは甲羅の形状や雰囲気などがこれまた違い、 それぞれ好みはありますがワイルドのものは甲羅が分厚くなり過ぎずシャープな印象を受けます。 今回入荷したのは頭部が白く色抜けし、 甲羅は後縁部にかけて卵型に広がる特徴があり、 甲羅の長さに比べて少し幅が広いような気がします。全体的に丸っこい形でしょうか。 オスはばっちり尻尾も大きくなっていますが、メスはもう少し大きくなりそうです。 餌食いは活きた川魚を主に与えていますが、飼育している内に乾燥エビや人工飼料などにも餌付くかもしれません。 さすがに魚を捕らえる能力はかなり高く そういったシーンを眺めていると見慣れた種類でも惚れぼれとしてしまいます。 甲羅は少し剥がれたような跡がありますが特別傷になっている箇所は無く、 数回甲羅が脱皮すれば元通り綺麗になるでしょう。 混泳になってもできるだけ大きい水槽で、できるだけ深く水を張って動きのひとつひとつを楽しみましょう。 ちゃんと甲ズレのない2匹を選びました。おすすめ! |
エリトリアヌマヨコクビガメ
Pelomedusa s. olivacea |
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珍しい地域からの亜種が入荷しました。エリトリアヌマヨコです。普段見かけるアフリカヌマヨコよりも さらに北部に分布しています。分類の決め手となるのは、腹甲の左右の胸甲板が接しない事と、腹甲の 暗色部の割合が多い事です。特に目立ったキズも無く、人工飼料も普通に食べています。 |
エリトリアヌマヨコクビガメ (Pr) Pelomedusa s. olivacea |
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ようやく前肢が太くなり始めたもののまだ実力の半分も出し切っていない仕上げ甲斐のあるサブアダルト! 大型個体の輸入なき今改めて観察すると無下にはできない野生の威厳が光ります、 エリトリアヌマヨコクビガメ・ペアが入荷しました。 ヌマヨコ、もうその響きだけで何となく超庶民的な雰囲気が嫌でも漂ってきますし、 良くも悪くもごく敷居の低い一般種という認知がすっかり広まっていると思います。 それもそのはず、同じくアフリカに棲息する一大勢力であるハコヨコクビガメの代表クリイロと並び、 手の平に乗る手頃なサイズの茶色っぽいカメで、 とりあえず首が横に曲がる、冬になったらせめて水中ヒーターを入れてあげよう、 正直これぐらいの知識があれば多くの人が飼育できると思いますし、 仮にこの程度の存在価値しか見込まれなければ軽んじられるのも当然です。 もちろんカメに悪気はありませんがあまりにも入手が容易過ぎるのも問題なのでしょうか、 分布域を示す地図はアフリカ大陸の大部分が真っ赤に塗られている始末で、 凄まじき生命力に驚かされると共に稀少性が薄れたような錯覚を覚えます。 ではヌマヨコの存在を知る人々が総じてヌマヨコのことを深く考え、 隠された魅力を本当に理解しているのでしょうか。 本種の真価が発揮されるのは成長の過程で言えば最後の最後、フルアダルトと呼べるまでに成熟し切ってから。 誰が呼んだか曲頸界のミナミイシガメとも称される通り、 扁平な甲羅から突き出した四肢はもれなく強靭な肉付きに、 そしてそこから生えた爪も非常に鋭く発達するため、 身のすくむような殺傷能力の高さが感じられるようになります。 それでも表情だけはにこっと笑っているようですが、 決して騙されてはいけませんしこのギャップもまた味わいのひとつだと言えます。 今回やって来たのは完熟まであと一歩、二歩まで迫った、 ここ最近の流通事情を見るになかなか良いサイズと言える長期飼い込みのペア。 同一亜種の同サイズでペアを組むことすら困難になった昨今、 逆に普通種だからこそこうした出物はかえって新鮮で不思議と有難味を覚えるものです。 明るい茶褐色の目立つオスはメキメキと頭幅を拡大し、 メスは体表の輝く鱗とクラシカルな質感の甲羅が味わい深く、 別段繁殖を狙わなくとも個体差や雌雄差を楽しめるだけで満足してしまいそう。 何故か混泳させても全くトラブルの生じない珍しく温和な二匹、早く大きくさせたくてこちらがうずうずします。 |
アフリカヌマヨコクビガメ (ボツワナ産) Pelomedusa s. subrufa |
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流通量としては少なくないヌマヨコですが、今回は珍しいロカリティで入荷しました。ボツワナ産です。 この地域からの入荷は今まででもほとんど無いためヌマヨコとはいえ普段出回っているタイプとは 幾分違うようです。特筆すべきは腹甲と縁甲板の縁にそって薄く残る微妙なオレンジ色。 泳ぎもアグレッシブで餌食いも非常によくすでに人工飼料も餌付いています。 |
アフリカヌマヨコクビガメ (ケニア産・S) Pelomedusa s. subrufa |
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最近あまり見かけませんが、入荷量は決して少なくないアフリカヌマヨコです。その中でも今回一風変わったケニア産の 個体が入荷しました。まず甲羅の厚みがノーマルと比べて薄く感じます。腹甲のガラも通常のヌマヨコは暗褐色や 黒色が多いのですが、クリーム色の地にシャープな三角形の模様が非常にスマートに映ります。 先日入荷していた 「ボツワナ産」に似たところは有りますが、他の地域のヌマヨコとの違いははっきり感じることができます。 頭部も丸く、正面から見ると眼が離れ気味で可愛く 結構和ませてくれます。ケニア産のロカリティーで、この地域の個体群はほとんど初入荷と思われます。 肉を裂いて食する種類ですので、このサイズでも爪には注意。種名subrufaの意味は「下部が赤い」で幼体の腹甲は特に赤く 綺麗です。餌はやはりタートルプディングが大好物ですが、普通にMazuriミズガメフード・咲ひかりやシュリンプFなど 動物質の物をよく食べています。 |
アフリカヌマヨコクビガメ (S) Pelomedusa s. subrufa |
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輸入されてから少し飼い込まれ状態も落ち着き成長線も出てきました。アフリカヌマヨコクビガメの入荷です。 アフリカ曲頚の仲間では昔からよく見かける種類で、分布域が広い為便によって様々な個体差も観察されている面白いカメです。 パタパタと手足を懸命に動かし泳ぐ姿や、水槽に近づくとちょっと間抜けな顔を見せてこちらに寄ってくる様子などが可愛らしく、 最大甲長も大きな個体で20cmぐらいなので終生飼育が十分可能です。かなり丈夫な種類で餌は貪欲に何でも食べ、 ちょっとぐらいの低温などにはびくともしません。 真ん中と両サイドの個体で性別に違いがあると思われますので、 上手くいけば大きくなってペアになるかもしれません。このまま綺麗に大きくなると良いですね。 |
アフリカヌマヨコクビガメ
Pelomedusa s. subrufa |
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パッと見たらCBの飼い込みと間違えてしまう位の綺麗なヌマヨコが入荷しました。 キズが無い所か、甲羅の特に腹甲はピカピカです。基本的にかなり丈夫で、温度や水質に 殆ど気を使わなくてよく、餌にも大抵の場合困る事はありません。同じアフリカ原産種の クリイロハコヨコよりも扁平な背甲は、色も合わせてドラ焼きを思わせます。 向かって左前足の爪が1本欠けていますが、再生可能な範囲です。 |
アフリカヌマヨコクビガメ (特大サイズ・♀) Pelomedusa s. subrufa |
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何処にでもいる一般種なだけに余計驚きを隠せない20cmクラスの仰天ジャンボハンバーグ! 元々が薄っぺらいカメだからこそ味わうことのできる有り余るほどの矛盾にもうお腹いっぱいです、 特大サイズのアフリカヌマヨコクビガメ・メスが入荷しました。 クリイロハコヨコと共にアフリカ曲頸を代表するミズガメで、 カメのことを少しでもかじっていれば知らない人はいないのではないかと思われるほど、その存在はあまりにも有名です。 日本における爬虫類飼育の黎明期には既に姿が確認されていたと考えられ、 これまで国内には一体どれほどの個体数が輸入されてきたのか、 そんな他愛無いことに神経を注ぐだけでぼんやりと浮かんでくる途方もない数字に頭が痛くなります。 単にヌマヨコと呼ばれて細かいことを気にされる余地もなく流通していますが実は三亜種に分類され、 近年では初のお目見えと思しきクロヌマヨコがひっそりとデビューを果たすなど、 実に地道な地位向上を図る動きが多少なりとも世間の関心を集めるように働いたかもしれません。 圧倒的に見かける機会の多い基亜種は最大でも20cm程度と言われ、 マックスサイズと定められたその数字は耳にたこができるほど聞き飽きたのですが、 現実的にはそこに到達するものはおろか10cm台の後半と条件を緩くしてもそれに該当する個体はほぼ全く見かけません。 最も馴染み深い手の平サイズをいくら飼い込んだとしてもそう滅多に体感することは叶わないであろう、 そんな未知なる世界にいざ飛び込んでしまったのなら我々はどのような言葉を口にするのだろうか、 まさに絵に描いた餅を何の憚りもなく具現化してしまったのがここに登場した一匹です。 どの部分から突っ込んでいくのが正しいのでしょうか、 ため息が漏れる、と言うよりも思わずため息をついてしまいそうなボリュームは、 次第に湧き上がる悔しさにも似た感情からか素直に褒め称えて良いのかどうかの判断も付きません。 幼体時には幅があっても成長に連れてほっそりしていくというのが他種においてはセオリーだと思いますが、 ことヌマヨコについてはつい甲羅の両サイドを両手で鷲掴みにしたくなる魅力的なスタイルで、 初めから持っていたワイドなボディはそのままに更なる厚みを手に入れてしまってはもう手の施しようがありません。 首はがっしり太く、 正面像はショルダーパッドを装着したアメフト選手よろしく素晴らしい体格で、 両腕をだらんと伸ばした光景は某漫画に登場するノーガード戦法のそれ。 顔は可愛らしくともその性格にはやたらと攻撃的なイメージが付きまとっていますが、 同居している小さな同種に悪さをしないのはメスだからでしょうか、 大型個体はオスばかりのような気がするので何気にレアです。 最後になりますが、どうやら記憶に新しいペルシオスラッシュの時代に上陸した個体のようで、 当時の異様なテンションで面白半分にでも乗せて来られなければ、 今後このサイズが単体で輸出されるようなことはまずないでしょう。 こんな出物が今更になって再び顔を見せてくれただけで感激です。 |
アフリカヌマヨコクビガメ (モザンビーク産 Pr) Pelomedusa s. subrufa |
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最近見かける事が少なくなりました、ヌマヨコのアダルトペアです。同じ基亜種でも産地により 個体差が大きい本種ですが、モザンビーク産は特に他の産地との違いがはっきりしており、独特の 顔つきを持っています。一般に攻撃的な性質の個体が多いと言われていますが、このペアは全く 噛み合いません。オスの尻尾が非常に大きく立派です。メスも他種ではオスかなと思わせるぐらいの 尻尾の大きさです。お客様飼い込み個体で人工飼料大好きです。交尾シーンも確認しています。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios adansonii |
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すごい!国内初!お客様ハッチのアダンソンベビーです。いつまでも見飽きることのないこの虫食い模様、 親の容姿をそのまんまデフォルメしたようなキール・フレア、本当に見惚れてしまいます。 今回の産卵データなどはまたあらためてクリーパー誌に掲載となりますが、とにかく今は水槽を 目の前にしてこの快挙を愛でたいと思います。今回の個体はCBの面目躍如というところか、 すでにMazuriミズガメフードなどに餌付いています。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios adansonii |
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通常目にするのは野生個体ばかり、これがCBとなると途端に珍しいペルシオス最美種のひとつ! ブリーダーの温かい配慮によりTSDで雌雄が生み分けられている大変に有難い安心サイズベビー、 アダンソンハコヨコクビガメが入荷しました。 原産はアフリカ大陸のおおよそ中央部に集まる各国に跨り、 殆ど赤道直下と言ってもよい温暖な地域に分布する本種は、 その昔ハコヨコクビガメの仲間たちがわんさか出回っていた頃には、 どちらかと言えば稀少でありその美貌も相まって高級な部類に含まれ、 ひとつ上の位で高貴なイメージさえ漂わせていたのをはっきりと記憶しています。 それがある時からワイルドがまとまって輸入されたのを契機に取引額がこなれ、 流石に一般種とは言われずとも他のペルシオスとの差を徐々に詰められてしまい、 何だか日頃から目にする並の選択肢であるかのように感じられることもありました。 確かにゴロゴロと転がされていたワイルドの群れにはダメージの酷いものも含まれていて、 せっかくの麗しい容姿が台無しになっていたケースも散見されましたから、 かつてのファンも失望に近い感情を抱かざるを得なかったのも無理はないでしょう。 ただし頭をリセットして冷静にその姿をまじまじと見つめてみると、 その繊細な網目模様は他の追随を許さぬ圧倒的な美しさを描き出し、 いくら構成種の多い大所帯とは言え容易く真似ることの困難な、 アダンソンにしか成し得ないその魅力はいくら時が過ぎようとも決して色褪せることはないのです。 今回やって来たのはこんなピカピカのベビーを育て上げたら一体どうなってしまうのか、 そんな余計な心配を今の今からついつい考えてしまういそうでいない国産のベビー。 飼育自体は極めて容易であり、 まだ属内のいくつかの種類は国内繁殖の成功例が度々聞かれていますが、 これほどCB化されて喜ばしいペルシオスも他に見当たらないでしょう。 近縁種のトゥルカナとはやはり風合いが異なり、あちらが寒色系であればこちらは暖色系、 また顔立ちもトゥルカナがシャープな雰囲気であるのに対し、 アダンソンは栗のように丸みを帯びた大きな頭とあまり尖らない鼻先が可愛らしく、 互いがそれぞれの良さを見せ付け合っているかのようです。 背甲に印がないのがTSDのオス、第四椎甲板に印があるのがTSDのメスです。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios adansonii |
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ペルシオス最美種とは聞いていながらも通常有り得ない模様が全面に噴出した極クオリティ! 美しさを超えた神々しさを身に纏いにこやかな表情を浮かべる属内屈指の人気者がTSD暫定ペアにて、 アダンソンハコヨコクビガメが入荷しました。 ペルシオスの話題になるとついつい昔のことを引っ張り出したくなるのが人情というものですが、 今でこそ相方のような位置に収まっているトゥルカナが不在だった時代には、 ハコヨコクビガメの中でも飛び抜けて綺麗な種類と言えば誰もがアダンソンの名を挙げるほどで、 やはり実際の流通量やそれに伴う取引額にもそんなプライドを感じさせるものがありました。 思い返すのもうんざりしますがある日を境に現地より齎された野生個体がわんさと出回り、 あっという間に過剰供給な雰囲気が漂ってしまったのが運の尽きだったのか、 小型美麗種という輝かしいイメージが無残にも傷付けられ、 突然その魅力が損なわれてしまったかのように思えました。 しかしながらそれらは全て我々人間側が勝手に抱いた空想のような話なのであって、 当のカメ自身は一切ぶれることもなく今日まで生き永らえてきたはずですから、 元来備わる味や素質についてはいつ如何なるタイミングで再評価されたとしてもおかしくはありません。 アフリカ版ドロガメ、ニオイガメと称されてもおかしくはないスペックを誇るハコヨコだけに、 飼育対象として見た場合にもその扱い易さを含め非常に有意義な選択肢であり、 本種のように十センチ台で収まる小柄な体格を生かすことができれば、 高い支持率を取り戻せる日も決して遠くはないと考えられるのです。 今回やって来たのは大変喜ばしいことに国内でコツコツと繁殖された幼体で、 しかも孵化温度を二通りに分けオスとメスが得られるように仕組まれた、 俗にTSDペアと呼ばれる状態にある素敵な組み合わせの二匹。 いくら柄モノのハコヨコとは言えこれほど極端な色抜けは想定外であり、 頭頂部と背部に上から緻密に描かれた微細なラインがより一層その存在を主張しています。 冷静に考えると国内ブリードのベビーが手を伸ばせば届くところにあるという事実が既に有難く、 こうして市場が落ち着いた今だからこそもう一度フラットな気持ちで向き合いたい、 カメ自体が持っていたポテンシャルの高さを改めて痛感させられる嬉しい出物です。 金額は二匹セットで設定しましたので、これも何かの運命かと思いせっかくなのでこのまま育てて下さい。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios adansonii |
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ペルシオスの中でも美しさに定評のある本種がCB化されることで遂に本気を出した感動の国産ベビー! 目が眩むほどの微細な網目模様が縦横無尽に張り巡らされるワイルドでは味わえない美貌を是非、 アダンソンハコヨコクビガメが入荷しました。 何もハコヨコクビガメに限った話ではなく、 曲頸類というグループとはそもそもシックなデザインを持つ種類が多く在籍し、 どちらかと言えば色柄よりもシルエットで勝負するタイプの方が目立つことから、 サイドネックでなおかつ美しさまで備えているともなると途端にその価値は上がるようです。 私たち日本人にとってはそもそも首を横に曲げている時点で奇抜なはずであり、 アジア諸国に普通に暮らしているようなカメとは姿かたちがまるで異なることから、 その昔まだ彼らの存在が物珍しかった頃にはそこまで過大な要求はなされなかったものの、 急速なグローバル化の影響で社会全体に見慣れた感が広まってしまい、 最近ではその曲頸類にさえ華やかさを求める声が上がるようになりました。 ペルシオスの世界ではあまりぶっ飛んだ配色を持つ種類は見られないものの、 一見シンプルに見える模様の意外な激しさでのし上がってきたものがいくつか知られており、 その中でもこのアダンソンはかなり細やかなディテールまで描かれることから、 野生個体しか目にすることのできなかったかつての時代より高い評価を得ていたキャラクターです。 もちろんワイルドにはワイルドなりの奥ゆかしい雰囲気というものがあるはずなのですが、 どうしても野生の厳しさに揉まれ表面の煌びやかさが薄れてしまうことも多く、 それならばと国内きっての愛好家が我先にと殖やしたベビーを育ててみたところ、 とんでもない仕上がりを見せることが分かり人気が再燃しているという訳です。 今回やって来たのは数年前よりチラホラ見かけられるようになった国産のアダンソンより、 これまた兄弟の中でも放射模様のコントラストに勢いのある一匹をチョイスしたもの。 これは成長に連れて衰えるどころかむしろその程度を増し、 見たままの印象通り絶対に綺麗になることがこの時点で保証されている、 もはや育て上げる楽しみしか味わえない素晴らしき逸材です。 平均的なタイプよりも頭部全体の色抜けが強めに生じることにより、 頭のてっぺんが輝いているような錯覚さえ起きる美個体の原石をどうぞ。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (S) Pelusios adansonii |
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前回のアフリカ便の飼い込み個体のアダンソンです。甲羅は全体的に赤みがかっていて上品な 放射模様が出ており、頭部にもクリーム色のラインが密に入った非常に美しい個体です。甲羅の縁に 多少の剥離が見られますが、それ以外には目立った傷はありません。剥離もしっかり乾かせば治る 範囲です。先日入荷したトゥルカナよりもこちらの方が綺麗、という方も多いと思います。 ちなみに顔はこちらの方が可愛らしいです。人気種につきお早めに。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (M) Pelusios adansonii |
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一時大量に入りましたが、入荷したのは日本だけってご存知でしょうか? チェコのペルシオスマニアにアダンソンが日本に来た事がある話をしたら、鬼の様に欲しがっていました。 実は写真ですら見た事が無かったようです。今回の値段は実は売りたくない値段。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (♂) Pelusios adansonii |
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アダルトサイズのアダンソンが入荷しました。ツルカナと並んでペルシオス界では2大美亀で 有名ですが、ベビーのころの緻密な虫食い模様が薄くなったり消えたりせずアダルトでも そのまま残ってます。全て甲ズレも無くWCにしては非常にきれいで調子も最高です。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (L) Pelusios adansonii |
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一時大量に入りましたが、入荷したのは日本だけってご存知でしょうか? チェコのペルシオスマニアにアダンソンが日本に来た事がある話をしたら、鬼の様に欲しがっていました。 実は写真ですら見た事が無かったようです。今回の値段は実は売りたくない値段。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (♀) Pelusios adansonii |
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どうしてこんなに少ないのでしょうか。血眼になって探したらやっと見つかりました。 非常に珍しいアダンソンハコヨコ・メスの入荷です。 昨今のペルシオスラッシュとは何の関係もないレアな一種ですが、特にメスが皆無と言って良い程に見つからないので ずっと探している方もいるでしょう。そんなメスというだけで貴重な一匹なのですが、 また柄がとびきり綺麗な個体が来てしまいました。 このメスが大きく育ってしまった事を考えると末恐ろしいです。近縁種のトゥルカナとは腹甲が淡白な白一色である事で見分けられます。 通常柄はトゥルカナの方が綺麗な場合が多いですが、この個体に限っては例外かもしれません。 まだ小さなサイズですが、なにせ少ないメスですから大切に飼い込んで育てて下さい。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (ハイカラー・♀) Pelusios adansonii |
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目を背けたくなるほどに鮮やかな無数の星屑に覆い尽くされた甲羅は宇宙旅行への招待状! 超高難易度の迷路のような模様の細かさにこちらの視力が追い付きません、 アダンソンハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 この場ではその魅力をお伝えすべく度々ご案内しているペルシオス、 人の名前に例えれば苗字のような学名の初めの部分、 つまり属名をカタカナ読みしたものをそのまま愛称として用いているのですが、 一般的には何のことやらさっぱりでも元々通好みのカメということもあり、 我々の世界においてはさも当たり前のように通り名として浸透しています。 ヨコクビガメ科という時点で日本人にとっては全く馴染みのない存在であり、 ペットとして出回る機会も瞬間的に強い風が吹くのみであとはさっぱりですから、 陰に潜んでいた方が気楽なぐらいで皆に好かれる定番の人気種になるはずもありません。 現代では情報の発達からどれほど珍しい種類でも最低写真だけであれば簡単に見ることができますから、 レアリティよりもむしろ大衆性の方が重視される傾向にあるようですが、 むしろ周囲の誰もが飼っていなさそうなニッチな方面へと力を入れていくのも一興ではないかと思います。 いつも口癖のように怪獣怪獣と連呼しているハコヨコクビガメの中で、 例外的に可愛らしさを成熟してもなお保ち続けているのがこのアダンソン。 ごく近縁なトゥルカナは色柄こそ似ているもののやはり危なげなオーラが付き纏うのに対し、 本種は四肢のつくりに攻撃性の高さがやや薄れ、 表情もそれほどきつくならない丸顔であることから極めて異端的な癒し系と言えるのではないでしょうか。 成長に連れてガツンと厚みが出るようなこともない扁平の甲羅を背負い、 最終サイズも平均して20センチ足らずとかなり小型ですから、 そんな特徴が余計に平和なイメージを生み易いのかもしれません。 同種間であれば混泳させていても争いが起きることは滅多になく、 随分ほのぼのとした光景が水槽内に広がります。 流通する機会が僅かなのはもちろん明らかにメジャーなカメでもありませんから、 非常に自己満足度の高い稀少種と言えるのです。 今回やって来たのは背甲の微細なスポットが通常のものと比べても細かい上に数が多く、 乳白色の上品な地色に埋もれぬきついコントラストが極上の佇まいを描き出したハイスペックな美個体。 更にクオリティを高めているのが外観の状態の良さ、 大概は甲板の継ぎ目が痛んでいたり表面に多少のカサつきが見られても不思議ではないのですが、 爪の先までほぼノーダメージと言っても嘘にはならないほど最高の品質が保たれているのです。 一時は数が出回ったこともありましたが、 基本的には頻繁に輸入されるグループではないので国内の生き残りで勝負するしかありません。 性別は貴重なメス、今まで目にした中でも実に満足度の高い逸品です。 |
アダンソンハコヨコクビガメ (特大サイズ・♀) Pelusios adansonii |
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欧州便の一発目はバカが付くほど巨大なこのカメからスタート! 何の気なしにオーダーしたらとんでもない化け物が紛れ込んでいました、 見事に記録を塗り替えたアダンソンハコヨコクビガメ・メスの入荷です。 トゥルカナと並び依然高嶺の花というポジションを守り続けているハコヨコクビガメのスター的存在。 かつて専門書では頭の虫食い模様がとびきり細やかなクリイロが本種として紹介されていたのも今では良い思い出です。 今回は久しぶりに海外のリストでこの名前を見かけ、しかも貴重なメスであったことから早速リストに加えてもらうことに。 何を隠そうこの目で実物を拝むまでは学名と性別の他に一切の情報はなく、 単にメスが来ることの期待だけであとは何も考えていませんでした。 ようやく便が到着しカメたちをパッキングから手際良く解放していたら、 知らぬ間に意味不明な物体を手に持っていたので思わず後ろにひっくり返りそうになり、 意識を取り戻して自分の手に持った生き物を再度確認すると、 それは確かにinvoiceに書かれていたPelusios adansonii以外の何者でもなかったのです。 欧州人にとんだサプライズを仕掛けられあたふたしながら甲長を確認すると20cm、 アダンソンでは実現不可能と思われていた予想の斜め上をいく大きさを客観的に認識することができました。 つまり超えてはいけない文献に記載された最大甲長18.5cm、 数字は小さくとも大きなその壁を易々と爽快にぶち破ってくれたということです。 ペルシオスの醍醐味である怪物らしさ、それはもっと地味でどうしようもない奴等が個性を主張するための術だったはずが、 柄だけで魅力十分の本種に備わるなど誰が考えたでしょうか。 これは柄なしペルシオスの立場が無くなってしまう恐れもあり本当に危険かつ迷惑な行為です。 何となく可愛らしいなんて思われていた既存の概念は全て忘れて下さい、 たるんだ頬が頭部をより大きく見せ相も変らず爪は長く太く鋭く、 ふてぶてしい表情を持った重厚で迫力ある風貌へとすっかり生まれ変わっています。 当たり前ですが写真だけでは全てをお伝えすることができません、 お手元の水槽で泳がせた時にはその法外なサイズをもう一度、口元を緩ませながら楽しめると思います。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios bechuanicus |
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激レア!! 先日衝撃の国内初入荷を果たしたオカバンゴハコヨコですが、今度はなんと国内CBベビーが採れました。 アダルトサイズになっても頭部の柄が消えずに残ります。(セウネにも柄が残る地域個体群も有りますが) 仔ガメの頃でも頭部が大きく迫力がある中にあどけなさもあり見ていて飽きません。 餌は、冷凍アカムシを食べていて、Mazuriミズガメフードにも興味を示し食べはじめています。 先日のアダンソン・エドワードに続き日本人のハッチ技術の進歩には驚かされます。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (ハイカラー・S) Pelusios bechuanicus |
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とても野生からの贈り物とは思えない人間に育てられたような美しさが目を惹く絶品セレクト! さすがのラッシュに暫く流通がストップしていましたが本当に欲しかったのはこのサイズ、 オカバンゴハコヨコクビガメが入荷しました。 未開の地アフリカが続々とその全貌を露わにしていったのも実に七年前、 写真すらも無かった謎の曲頸類たちが目にも止まらぬ早さで押し寄せた怒涛の出来事、 その現象は俗にペルシオスラッシュと呼ばれています。 属内に多数の魅力的な種類が存在していたことを教えてくれた一大事でしたが、 私の知る限り愛好家に対して最も大きな衝撃を与えたのはこのオカバンゴ一択でしょう。 従来のハコヨコクビガメに対する地味で陰気なイメージを見事に覆した黒くてつぶらな瞳、 大きな頭には大胆に描かれた黄色いまだら模様を掲げ、 顔と体を同時に揺さぶりながらこちらへ泳ぎ寄ってくる様は大変に可愛らしく、 それまで水棲ガメに関心の無かった層までをも次々と巻き込みちょっとしたムーブメントになりました。 そしてハコヨコマニアにとって一番嬉しかったのは、 色柄に乏しいとされていたはずの本属においては例外的な鮮やかさ。 せいぜい虫食い模様ぐらいしか楽しめなかったことを半ば仕方なく受け入れ始めていただけに、 少なくとも個人的には感涙を伴う満足感を覚えたことが今でも忘れられません。 ここ数年間、現地からの輸入は殆ど実現されなかったように思いますが、 今回久しぶりにワイルド便の話が来たかと思えば中にとんでもない一匹が潜んでいました。 皆さんご察しの通り、 確かに持ち腹などで見かけたベビーを育てるとこんな風に仕上がったものもいたのでしょう。 しかしこれは紛れも無く故郷アフリカにて採集された野生個体、 にもかかわらずこのド派手なカラーリングにはもう少し早く出会いたかったと思う反面、 まだまだ驚きと喜びを残してくれていた憎い演出とも取ることができます。 顔面を覆い尽くすイエローマスクは通常のそれよりも明らかに面積を広げ、 初生甲板より少し伸びた後の成長線は激しい明色部により占められた、 将来の像をはっきりと思い描くことは困難であっても、 何かしらの不気味な変異を起こす可能性は極めて高いと考えられます。 この手の平にすっぽりと収まる鶏卵サイズが一番可愛らしい時期ではないでしょうか、 なかなかお目にかかることのできないハイクオリティな逸品です。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (S) Pelusios bechuanicus |
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本来あるはずのメリットを捨てたことで逆に可愛らしいくまさん風味の増したブラックヘッド! 人懐っこい性格も相まって正面からの絵柄が誠にチャーミングな、 オカバンゴハコヨコクビガメが入荷しました。 ハコヨコクビガメと言えばアフリカンマッドタートルなるふわっとした括りで、 我が国ではろくに名前も分からなかった時代から長きに渡り親しまれている、 幸い価格帯も随分とリーズナブルだったためそんな待遇を受けながら今日に至ります。 しかしながら冷静に考えてみると、 アフリカ大陸に産するほぼ唯一と言って差し支えない看板の水棲ガメであり、 また構成種が多いため非常に奥の深いグループであるとも言え、 流行るか否かは別にして世界中のカメを網羅する上で素通りできない感は十分にあると思います。 ただし数年前の輸入ラッシュによりそのイメージはあまり芳しいものではなく、 現在では嵐の去ったようにほんの数種がひっそりと出回るのみと肩の狭い思いをしているようですが、 良くも悪くも全体的に金額面がこなれてきた今だからこそ、 つまらないレアリティや客観的なものさしに縛られることも無くなり、 稀少性云々にかかわらず純粋にペットとして見た場合の価値観を見出したい、 単純に可愛がるためのカメとして見てあげることができれば、 再び活躍の場を与えられるのではないかと感じています。 今回やって来たのは一見して妙に顔の黒々とした、 ペルシオス界異色のスターとして名高いオカバンゴの飼い込みスモールサイズ。 本種が初めて海を渡ったあの時には顔面に走るイエローバーに強い感銘を受けたものですが、 従来通りただその一点にのみ焦点を当ててものの良し悪しを推し量るのでは無く、 全体のバランスを考慮した選び方も決して悪くはないと思います。 この個体は華やかさにこそ乏しくもつぶらな瞳がテディベアのように絶妙な可愛らしさを演出し、 それを周りの黒さが余計に引き立てる見事なコンビネーションプレーが達成されています。 ハコヨコの大半は何処か怪しく憎たらしく、 外部からの良い評価を受け難いと言う絶望的な弱点がありましたが、 本種については例外的にミズガメの良さを知らなかった人々からも支持が熱く、 それだけ周囲を惹き付ける才能に恵まれているのでしょう。 餌食い良好で新たな成長線も出ているお勧めの一匹です。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (ハイカラー・♀) Pelusios bechuanicus |
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黄色と黒の二色刷りのはずがそこへ白まで加わりゴージャスに彩られた稀少なプレミアムカラー! キラキラと輝く眼差しもまた通常の仕上がりとは一線を画す並の品質では味わえないオンリーワン、 オカバンゴハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 和名の頭に付いたオカバンゴという不思議な五文字は、 本種の原産国のひとつであるボツワナはカラハリ砂漠に広がる、 オカバンゴデルタと呼ばれる広大な湿地帯を指す言葉です。 ゾウやカバなどの大型動物からライオン、シマウマ、 そして多くの鳥などアフリカ大陸を代表する様々な野生動物が癒しを求めて集うオアシスに、 このカメも同じく豊かな暮らしを求めて生活の拠点を構えているようですが、 ペットトレードにおいてはその正体が明かされぬまま長い年月を過ごし、 我が国への輸入はおろか世界的に流通が始まったのもおよそ十年前の出来事です。 古くからの愛好家にとっても先鋭的なニューチャレンジャーとして映り、 これまで水棲ガメに興味を示さなかった層に対しても強いアピール力を有していた印象が強く、 一時は不必要なほど大量に出回っていたのも嘘ではありませんが、 結局のところ最近では殆ど流通している形跡が見られず、 国内に現存するものが順に消費され今日に至ります。 初登場時にはペルシオス界の革命児として新たな風を吹き込み、 その鮮烈なイメージは今もなお変わることはありませんが、 野生資源に頼る以上安定とは無縁の状態になることなど想像に難くはなく、 改めて目の前の一匹を大切にすることの重要性を思い知らされる今日この頃です。 今回やって来たのは幼い時分より体全体の色合いが明らかに異変を訴えていた、 今となっては顔の色が凄まじく変容してしまったハイカラーセレクト。 頭頂部と嘴にのみ元のベースとなる黒色を残し、 それ以外の殆どが白く色抜けした激しいデザインの持ち主で、 まるで口髭が描かれたような正面の表情はいつも以上に愛嬌に溢れ、 瞳の輝きはまるで昔の少女漫画に出てきそうなメルヘンチックなものへと変化するなど、 元の姿を忘れさせるような独特の風貌が二度と出会えない特別感を演出しています。 前肢の鱗がやや黄色く色付いているのも見逃せないポイントで、 成長に連れてより強烈に発色することさえ期待されます。 飼い込み故にフレッシュな成長線もバリバリと伸びていて飼育に困ることはありません。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ
Pelusios bechuanicus |
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さて、やっと来ましたね。オカバンゴ。何なのかもよく分からない写真を見ていた頃が懐かしいです。 頭部は非常に大きく、そして何と言ってもその頭部のイナズマ模様は見る者を圧倒させます。 最大甲長は30cmほど。メスは記録ではなんと48個の卵を持っていたという報告があるそうです。 嬉しい事にこの個体、すでに配合飼料まで食べちゃってます。 現地では川や沼の深めの所にいるようです。あまりに嬉しいので2〜3日観察して販売致します。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (特大サイズ・♂) Pelusios bechuanicus |
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嗚呼素晴らしきデカバンゴ! 国内最大級を名乗ったとしても誰一人文句は言わないでしょう、 お客様委託のオカバンゴハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 オカバンゴとはアフリカ南部に位置する世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ湿地のこと。 学名bechuanicusと数枚の写真が明らかになっていながらペットトレードに乗ることは無く、 色柄に乏しいペルシオスにおいてまさかこのように奇抜でド派手なカラーリングを有する種が実在しようとは、 その実物が我々の手元にやって来るまではにわかに信じ難いものでした。 今回やってきたのはなんと初期ロットの長期飼い込み個体で、 中盤から終盤にかけて多く輸入されてきたヤングサイズと比べればその大きさの違いは一目瞭然。 当時でもメスの大型個体はしばしば取り上げられていましたが、 オスで20cmに迫る個体は今日本中を見渡しても本当に数が少ないと思います。 20cmを軽く超えたメスの大型個体を時折見かけては、 このメスには一体どんなオスが交尾を仕掛けるのだろうかと日々悶々としておりましたが、 なるほどここにぴったりの相手が見つかりました。 また成熟後薄れがちな頭部のイエローも運良く綺麗に残っており、 大きさに加えて魅力的な美しさも楽しめます。 委託主曰く入手当初より少し成長しているとのことで、 ワイルドのフルアダルトに近いサイズで更なる高みを目指そうとはもう言葉がありません。 ご察しの通り以来新たに輸入される気配はなくこのサイズは当分、いや二度と見れないかもしれません。 委託の為お値打ちです、お早めに。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (特大サイズ・♂) Pelusios bechuanicus |
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オカバンゴデルタに眠る秘宝! オスにして前代未聞の驚異的なボリュームを誇る超巨大個体、 オカバンゴハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 国内発となる電撃入荷を果たしたのもはや数年前、 それまでは極小数かつ不鮮明な写真のみと非常に情報が限られていたため、 初めて現物を目にした時の感動は今でも強く記憶に残っています。 最初は姿だけ明らかになった所でそもそもどんなカメなのかも分からなかったのですが、 20cmを優に超えるような個体がゴロゴロとやって来た時にはかなりの大型種なのかという印象を受けました。 しかしよく見てみるとそれらは全てメスであり、 それまで出回っていたオスは大抵がメスと比べて小振りであったことから、 ペルシオスにしては少々珍しい最大甲長に大きな雌雄差が見られる種だということも分かりました。 その違いは時に10cm以上もの差を生み、 例えばアジアではこれが日常茶飯事でもあちらはアフリカですからこのことは実に新鮮でした。 その後ラッシュとまで称された大量流通が発生し今となっては珍しいというイメージも薄れてしまいましたが、 今夜ここに登場する一匹のオスがその現状を打破すべく革命を起こします。 甲長21cmと聞けば10人が10人、それは絶対にメスだと言い張るでしょう。 オスだと認知されるためにはせいぜい10cm台後半、20cmに満たないサイズに収まっていなければなりません。 そんな世間の常識なぞどこ吹く風、 さぞ大変な苦労をしてきたことと思いますがこの個体が遂に夢の大台をガツンと突き破ってくれました。 これは飼育下でどうこうなる問題ではなくまさに自然の力と長い年月が創り出した傑作、 それ以外の何ものでもありません。 ブリーディング全盛の現代では昔のコレクター的な趣向を持つマニアが影を潜めてしまっている気もしますが、 今日は堂々とその狭いニーズに対してPRしたいと思います。 このタイミングでオカバンゴからサプライズを受けるとは全く予想も付きませんでした、これだから止められないです。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios adansonii |
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少し前に国内初入荷を果たし大きな話題となりました。貴重なオカバンゴハコヨコが ペアで入荷です。 Pelusiosの中でも顔に柄が出る異端児として昔から注目されていましたが、 データは殆ど無くほんの数枚の写真でしか見る事のできない超希少種でした。 今回長期飼い込み個体につき状態は最高で、動きから餌食いまでバッチリです。 顔の柄と背甲の色には個体差がある様で、顔はどちらも太いイエローラインがつまっており、 背甲のシームには淡い栗色が目立ちます。くまの様な顔が愛らしいですね。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios bechuanicus |
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愛しのテディベア系ペルシオス! 国内初入荷以来多くの愛好家を魅了し続けるハコヨコ人気ナンバーワン、 お客様委託のオカバンゴハコヨコクビガメ・ペアが入荷しました。 この仲間で最も知名度が高いのは今も昔も変わらずクリイロで、 ハコヨコクビガメの顔と言っても良いほど安定して流通し見かける機会も多いです。 そのせいか他の種類について語られる時、クリイロと比べてどうこうと言うような表現も珍しくなく、 世代を超えて長く愛され続けているのでしょう。 しかし一口にミズガメと言っても色々な種類のカメが飼われるようになった現在では、 ハコヨコの仲間はどちらかと言うと少々マイナーな位置付けとなってしまいました。 そんな状況で新たなファン層を獲得すべく動き出したのがこのオカバンゴ。 前述にならいクリイロと比較してみると、 ぷくっとむくれた大きめの頭部に透き通った黒く大きな瞳が可愛らしく、 ひたすら悪人面の揃うメンツの中では実に異端的。 しかもペルシオスには珍しい大柄の模様は今でこそ見慣れてしまったかもしれませんが、 初めて日本に姿を現した時は泣いて喜ぶ人もいたぐらい感動的なものです。 今回の2匹、 外観に特別な感じはありませんがかえってそのベーシックな色合いが原種を楽しむに適しているように思います。 そしてこのペアを選ぶもうひとつの理由として既に新たな成長線が出始めているという点、 つまりワイルドペルシオスを飼い始めたのは良いものの何も変化がない、 というありがちな心配は無用ということです。 新たな輸入もない中でこれだけ入手し易くなっている今だからこそ、 若いペアからじっくり育ててみては如何でしょうか。 |
オカバンゴハコヨコクビガメ (サブアダルト・Pr) Pelusios bechuanicus |
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お客様委託のオカバンゴハコヨコ・ペアの入荷です。 昨年度に感動的な初入荷を果たしたハコヨコ界の異端児は、近頃では沢山の数の個体が見られる様になりました。 やはり見慣れた感は否めませんがカメ自体の魅力に変化はありません。明らかに巨大でゴツゴツとした頭部、 黒地に黄色の稲妻模様というショッキングな色彩、 顔つきの可愛らしさなど、どれを取っても他のペルシオスには無い特徴です。 最大甲長は30cm程だそうで実際に国内にも20cmオーバーの個体がいますので、繁殖を目指して気長に飼い込みましょう。 棲息地から読み取ると耐寒性もあるとの事で、今までにないニューフェイスな存在である事は間違いありません。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios broadleyi |
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アフリカ赤道直下の大地より臨む広大な青空を映したように澄み切った美しき君の瞳に乾杯! 時代が時代なら世界中の愛好家がひっくり返るほどに待ち侘びたピカピカのCB、 トゥルカナハコヨコクビガメが入荷しました。 このカメの有難味を少しでも理解し味わうためには、 まず手始めに時を十年ほど遡らなければならないでしょう。 本種が初めてここ日本へもたらされたのは2006年のことであり、 それも熱帯魚に造詣の深い方であれば既にお気付きの通りですが、 同じトゥルカナ湖に棲息するポリプテルスのある仲間が輸入されたタイミング、 つまりはこのトゥルカナハコヨコが初めて来日するきっかけとなったのは、 かのビキールの影響が多分にあると言っても過言では無いのです。 その後ビキールはとある専門業者の下で安定的なブリーディング体制が確立され、 こちらトゥルカナもまた一部の熱狂的な愛好家により国内CB化が実現するなど、 奇しくも似たような運命を辿ることになるとは誰が想像したでしょうか。 どちらも元々は超がいくつ付いても足りないほどの稀少種でしたから、 そのレアリティが薄れることに失望の声が無かったと言えば嘘になり、 しかしながらいつまでも野生資源に頼り続けることが叶うはずもありませんから、 このような展開はまさに望むべき結果だったと言えるのです。 日本人にとっては室内の水槽設備でも扱い易い小振りな体型や、 ハコヨコクビガメならではの形の面白さに加え同属内でもずば抜けて優れた美貌、 それに今もなお名残として備わる程良い稀少価値も加わり、 依然高い人気を誇る後世に語り継ぐべき素晴らしい銘種のひとつなのです。 今回やって来たのは孵化温度の管理により暫定オスと称された、 ハッチして暫く育てられ状態の落ち着いた安心サイズのベビー。 かつてワイルドばかりの頃は極端にメスが少なくそちらに需要が集中していましたが、 冷静に考えるとシングルで愛でるのであればオスの方がスマートなシルエットなので、 出来上がった時の見栄えを比べれば格好良さは段違いです。 ある程度育ったら餌の栄養価をグッと落とし意識的に泳がせてやることで、 野生個体が魅せる無駄の無いシルエットに近付けるかもしれません。 頭頂部や背甲にびっしりと表れた網目模様は兄弟の中でもより明瞭な将来有望の一匹、 労せずして極美トゥルカナを手中に収めるためには絶好の逸材だと思います。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (EUCB・ベビー) Pelusios broadleyi |
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世界初の快挙ではないでしょうか。昨今のペルシオスラッシュの中にあってなかなか流通する事の無かったトゥルカナハコヨコですが、 遂にドイツのブリーダーが繁殖に成功しました。ハッチ後に少し育ててもらってから輸入したのですが、 成長線には既に明瞭な放射模様が発色しており将来の美しい姿を想像させます。 また頭部全体にも網目状の模様があり、 黒と黄色のコントラストがとても綺麗です。腹甲の胸部が窪み柔らかくなっている事でも知られていますが、 恐る恐る指先で押してみるとこのサイズでもその特徴は少し出ている様です。来て直ぐにMazuriミズガメフードを食べましたので、 すくすくと大きくなってくれる事でしょう。 最後の2枚の写真はブリーダーから送られてきた参考写真です。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios broadleyi |
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視界を覆うその鮮やかさに目が眩みそうなほど美しい今年も再会が叶った待望のTSDペア! 本来稀少なはずのペルシオスが傷ひとつないCBでしかも性別まで選べてしまう奇跡を再認識したい、 トゥルカナハコヨコクビガメが入荷しました。 故郷は赤道直下に程近いケニアのトゥルカナ湖、 日常的にその名前を耳にする機会は少ないかもしれませんが、 熱帯魚の分野に通じていれば馴染み深いという方もいらっしゃることでしょう。 本種が如何に稀少であるかを物語るエピソードとして最もシンプルなのは、遡ること十年以上、 2006年に僅かな野生個体が初めて上陸して以来まとまった流通は基本的に確認されておらず、 その後は現存する飼い込み個体がリリースされたものが再び出回ったり、 海外から数度繁殖された幼体が輸入されたりした程度に過ぎないということです。 今でこそ書籍やインターネットを使えばいくらでも写真が見られる時代になりましたが、 かつてのトゥルカナは野生状態にあるもののデータがほぼ皆無で、 国内で販売された和書で一番最初に取り上げられたのは雑誌クリーパーのバックナンバーで、 アメリカの水棲ガメブリーダーが繁殖に成功したベビーであったと記憶しています。 青い瞳を持つハコヨコクビガメとして一部でその名は知れ渡っていながらも、 実際には頻繁に現物を拝むことのできる訳ではない大変珍しい種類なのです。 今回やって来たのは昨年に引き続きお目見えすることとなった有難き国産のトゥルカナで、 例年通り無印の方がオス、 背甲に二か所マークがある方がメスと、 卵を管理する際に温度を調整して性決定を操作するTSDにより殖やされていて、 もちろん絶対に外れないということはありませんが基本的にかなりの確率で期待できます。 自然界ではペーハーの高いアルカリ寄りの水質で暮らしているとも言われていますが、 飼育下でそのような気遣いは無用でブリーディングのキーポイントにすらなっておらず、 英名マッドタートルが示す通り本当にドロガメやニオイガメと同等の心構えで大丈夫です。 人工飼料のみで育てられる意外な手軽さが新たなファンを生み、 ブームにならないレベルでこっそりと人気が上昇しているお勧めのミズガメです。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios broadleyi |
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今年もやって来た、定番と称するのも畏れ多いペルシオス界の横綱的存在! もう二度とワイルドの輸入はないと考えられているだけに、 ピカピカの国産ベビーをTSDで雌雄まで選べる状態にある私たちは、最高にハッピーです。 オスは低温で孵卵させるため発生率および孵化率が上がり難いとのこと。 毎年早々に完売していますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせ下さい。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios broadleyi |
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曲頸類最美種のひとつとして、異境の地日本においてもその実力を遺憾なく発揮している、 赤道直下のケニアになみなみと注がれた湖の名を冠した、その名もトゥルカナハコヨコクビガメ。 今年のベビーは最初の四匹をご紹介したのち、数が減る度に少しずつ補充を繰り返していましたが、 とうとう最後の二匹となってしまいました。いずれも厳選個体とあって成長線の放射模様が凄まじいです。 向かって左がTSDオス、右がTSDメスに該当する個体で、泣いても笑ってもラスト二匹! |
トゥルカナハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios broadleyi |
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曲頸類に魂を売った男が夢を現実のものとした証が今ここに躍動する涙の純国産ブロードレイ! ご丁寧に雌雄の産み分けまで施してしまう手の込んだオプションが嬉しいTSD暫定ペア、 トゥルカナハコヨコクビガメが入荷しました。 とにかく2006年と言えば水棲ガメのマニアにとっては本当に大変な年でした。 これから世の中に一体どんなことが起きるのだろうか、 そんな一連の騒ぎの火付け役となった張本人こそが、 目の前で可愛らしい姿をして泳ぐトゥルカナハコヨコクビガメなのです。 世に言うペルシオスラッシュとは、 国内未入荷の稀少種が多く含まれていたハコヨコクビガメ属の面々が、 次から次へと初流通を果たした事件にも似た出来事を指し、 息つく間も無い感動の嵐を巻き起こしたあの光景を祭りと呼ばずしてなんと表現するのか、 心臓の鼓動が高まって鳴り止まない当時の興奮は未だに忘れることができません。 急速な盛り上がりを見せたブームには終息が付き物なのか、 誠に残念ながら最近では崇め奉られることも少なくなってしまったペルシオスの仲間たちですが、 やはりかねてよりミズガメを愛した人々にとってトゥルカナだけは特別な存在であり続け、 全てのきっかけを作ってくれたことに感謝の意を表すると共に、 単なるレアリティに留まらない本当の魅力を後世に伝えるべく、 こうしてブリーディングが永く行われ続けることを願うばかりです。 今回やって来たのは最高のクオリティによって十年前の感動を再び演出する、 全身に張り巡らされた緻密な柄が燦然と光り輝く嗚呼素晴らしき国内ブリード個体。 頭頂部のみならず背甲の隅々にまで描かれた贅沢な網目模様が魅せる美しさには、 あれほど泥臭かったハコヨコクビガメの中に咲いた蓮の花のような趣きがあり、 それ以前の本属に対する悪しき印象を覆すと共にCBの登場が更なる磨きをかけることとなりました。 青く澄んだ瞳はまさしく野生のカメが持つ清らかさをそのままに、 個人的には色抜けを期待するよりも適度な日焼けが美の追求には必要であると考えていて、 育て方にとってはとてつもなく綺麗なカメへと仕上がること間違い無し。 親譲りの豪腕は幼体時より早くもその片鱗を窺わせ、 何も工夫せずとも元気いっぱい泳ぎ回る姿に宿る生命力が絶妙な安心感を与えてくれます。 冒頭のTSDとは温度性決定、背甲に白点の印がある方がメスに設定された個体で、 せっかくなのでセットでご案内したいお宝級のグレードを誇る二匹です。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (EUCB・S) Pelusios broadleyi |
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2006年に本種の世界初と思われる流通、同時に国内初入荷が実現して早4年。 そして皆さんお待ちかねヨーロッパで繁殖に成功したベビーが輸入されました、 EUCB店頭飼い込みのトゥルカナハコヨコクビガメです。 思えばトゥルカナが発端となりその後怒涛のペルシオスラッシュと繋がった訳ですが、 やはり保護の厳しい当国のカメはそれ以上姿を見せることはあまりありませんでした。 甲羅にも頭頂部にもびっしりと表れるきめ細かい網目模様、 本種独特の特徴である澄んだ青い瞳、 それらがCBとなることでより際立ったオーラを醸し出しています。色柄に目が行くのも当然ですが、 フルアダルトの個体が見せるアンバランスなほどに発達した四肢は怪獣のようで、 平たい甲羅で水を切って泳ぐ姿には二度感動させられます。 逞しい容姿と希少性を兼ねたまさにペルシオス界の王者として君臨するに相応しい種でしょう。 肉食傾向が強く何でも食べるので餌には困らず当店ではMazuriや咲ひかりなどで成育させています。 今回の個体は殆ど目立ちませんが若干の多甲板が見られますので特価にてご紹介します、 今まで迷っていた方は是非この機会に。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (L) Pelusios broadleyi |
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今回の個体は地色も白っぽい本当に極美と言って問題ない個体です。また来たと言っても トゥルカナ湖にしかいないカメですから、今後の大量入荷は期待できないでしょう。 特に今回はセレクト個体ですからお早めに。状態もよく人工飼料にも餌付いています。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (♂) Pelusios broadleyi |
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アフリカ曲頚トップクラスの威厳と存在感を誇る稀少種がコレクターの放出により再び! ペルシオス界を牽引する永遠の横綱、 トゥルカナハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 日本における爬虫類飼育の長い歴史から見ればほんの僅かな期間に過ぎませんが、 ここ最近ミズガメを取り巻く環境に色々な意味で大きな影響を与え続けてきたハコヨコクビガメの仲間。 昔から曲頚類の中でひとつの選択肢としては認知されていましたが、 極端に流通量の豊富であったクリイロとヌマヨコを支えに、 他の種類についてはあくまでもそれらの延長上という位置付けでしかなかったと思います。 数多くの種類を抱える大所帯でありながら現実的に入荷の機会に恵まれなかったこと、 そして自動的に取り上げられる機会や写真などの資料にも乏しく、 余程の探求心をもってしなければそれらを知りそれらに触れることすらもできませんでした。 思い起こせばもう5年も経つでしょうか、 輸入業者の功績により今まで見たこともなかった数々の珍種が続々と国内初入荷を果たし、 ペルシオスラッシュと称される一時代が展開され、 トップバッターとして華々しいスタートを切ったのがまさしくここにいるトゥルカナでした。 あの頃の衝撃は全て鮮明に記憶していますが、 やはり本種に限っては一番最初に度肝を抜かせてくれたということで、 特別思い入れが強くそれだけ印象にも残っています。 分布域の広いものに関しては大量入荷があったのも事実ですが、 トゥルカナの名の通りトゥルカナ湖にしか棲息していないこのカメはその後姿を見せることはなく、 このようにしてマニアが温存していたものが時折発掘される程度です。 現在では国内CB化にも成功しており大変喜ばしいニュースだと思いますが、 本当に好きな方にとってこの手のカメのワイルドがいかに重要なものであるかというのは理解して頂けるはず。 もちろん血統の維持は必要不可欠ですが、 微妙な色彩やフォルムに拘ってしまうとこればかりはどうしようもありません。 この個体は背甲の色柄が大変見事でかなり完成度が高く、 よくぞ今日まで飼われてきたと称賛したい気持ちで一杯です。 将来を考えるといつまでもここにいてくれる訳ではありませんので、 決して狙い所を外すことなく確実に押さえにいきましょう。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (XL) Pelusios broadleyi |
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キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!! レアなんてモンじゃ有りません。トゥルカナ湖にしか いないトゥルカナハコヨコクビガメです。1つの湖に住んでいると言うと、レア度では クビカシゲとか、クロスッポンに肩を並べるんじゃ無いでしょうか? 絶対買っておくべきです!! 配合飼料餌付確認済です。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ
Pelusios broadleyi |
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アフリカのトゥルカナ湖にのみ棲息する、超レアPelusiosがギリギリの再入荷です。 このまだら模様は、アダンソンとはまた違う美しさを持っています。 前肢は非常に大きく、水底を掘って餌を探すのに適応していると思われます。 オスの腹甲中央部は柔らかくなっており、指で触るとパンケーキガメの様な感触です。 貪欲なPelusiosだけあって、既に人工飼料を食べまくっている優秀個体です。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (フルアダルト・♂) Pelusios broadleyi |
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ド迫力MAXサイズ! ペルシオスエンペラーの座を譲る気は微塵もありませんと言わんばかりの モンスター的な存在感には圧巻です、 トゥルカナハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 その稀少性もさることながら、 小さな体に大きな迫力の不思議なオーラをまとったこのカメには何度見てもひれ伏してしまいます。 どんなものでも跡形もなく引き裂いてしまうような オーバースペックでアンバランスな前肢は怪獣そのものであり、 扁平末広がりで戦闘機のようなフォルムの甲羅には 数え切れない程の微細なごまだら模様が表れ着飾る事も忘れません。 しかし正直な所、陸にあげてしまった時は”こんな位の迫力”でしかないのです。 このカメの真価が発揮されるのはやはりホームグラウンドである水の中。 能ある鷹は爪を隠すという言葉もあるように、 既に若干はみ出てはいますが泳ぐ時にカッと開いた四肢の大きさは半端ではなく、 周りのもの全てを傷つけてしまいそうなデンジャラスさも 残念ながら実物を見ないと分からないのが心苦しいです。 とにかくその主張し過ぎる存在感は他のハコヨコクビに比べても群を抜いておりまさに帝王を名乗るに相応しいカメでしょう。 残念ながら一時輸入された少数個体がマニア間をぐるぐる回っているだけで新たにやってくる事は考えにくいので、 この個体のような完全に出来上がったものは大変貴重です。 昨今ではペアが揃わないと、という風潮も否めませんが、そんな事は関係ないとすっぱり思わせてくれる極上の逸品です。 |
トゥルカナハコヨコクビガメ (CB・♀) Pelusios broadleyi |
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マニアが血眼になって探し回る極めて入手困難なメス確定個体! CB化されたお陰で潜在的な観賞価値の高さがより一層引き出されています、 お客様委託のトゥルカナハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 曲頸類の仲間を大まかに仕分けていくと、 自ずと野蛮な怪獣系というポジションに行き着くことの多いハコヨコクビガメ。 ですが同属内にも細かく見れば様々なタイプの種類がおり、 確かに体中の各パーツがやたらと攻撃的なもので揃えられているのですが、 中には隠れて美を追求するものが秘かに眠っているのも事実です。 アフリカという地域自体が長年に渡り謎のベールに包まれていたため、 ペルシオスの全容が分かり始めたのもごく最近の話ですが、 このトゥルカナとアダンソンだけは昔から別格扱いされていたように思います。 とは言え本種についてはその正体が明らかになったのもほんの4、5年前で、 稀少性云々というのは度外視しても未だそのプライドを守り続けている数少ない存在です。 またこの2種については表情も愛らしく見栄えも宜しいということから、 生粋のペルシオス好きという狭いコミュニティにとらわれず外部からの支持も集めているようです。 実際の流通状況を見ると、国内初入荷を果たした年に一度か二度、野生個体がほんの少数誘致された程度で、 他種のように有り余るほどのラッシュが起きたことはありません。 しかし熱心な愛好家の功績により遂に繁殖にも成功、 念願のベビーも僅かながら入手するチャンスに恵まれました。 今回やって来たのはそんな国内CBが成長した飼い込み個体ですが、予想通りと言うには畏れ多い、 それを更に超えるような恐ろしいほどの美しさをもって我々の前に姿を現しました。 頭部の模様は薄れる所か更なる高みを目指して鮮明に磨き上げられ、 地色は甲羅と対比するかのようにぼんやりと緑がかっています。 そして各甲版の虫食い模様は放射状に密集し、 明るく伸びた成長線が次第に黒く染まっていく様をありありとこちらに見せ付けています。 殆ど歪みのないフラットでシャープな体型も相まって、非常に完成度が高いというのは言うまでもなく、 これがフルサイズになった時のことを想像すると末恐ろしいです。 そして性別はまさかのメス、ワイルドのオスだけ単品で持っているという方は多いと思いますので、 これを機に貴重なペアを揃えて夢のブリーディングに熱意を燃やして下さい。 |
セウネハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios carinatus |
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最近すでに行き渡った感のあるセウネハコヨコですが、これは貴重なEUCB。特に今回は片方を26度 以下でハッチさせ、もう片方は28度以上でハッチさせた実験的ペア。このサイズですでにペア 出来ているんです。だからあえてペア売り限定。その分値段を抑えました。CBはやっぱりキレイです。 |
セウネハコヨコクビガメ (S) Pelusios carinatus |
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またまた超レア!セウネハコヨコまで一緒に入荷しちゃいました。これも安心サイズでの入荷です。 ここまで大きくするのに結構時間がかかります。やっぱりこれもセウネとして入るのは難しいので 今のうちに購入されたほうが無難です。 |
セウネハコヨコクビガメ (♂) Pelusios carinatus |
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Pelusiosの中でも異彩を放つ、何と言ってもその虫食い模様が特徴のセウネが性別確定サイズで入荷です。 特異的な前足の大きさは、爪の長さと共に際立って迫力があります。まだまだ大きくなるので、 深い水深でガンガン泳がせると綺麗に成長するでしょう。すぐに直りますが首に噛み傷があるのと、 お客様長期飼い込みの委託個体なので、格安でお出しします。普通に人工飼料をガツガツ食べます。 |
セウネハコヨコクビガメ (♂) Pelusios carinatus |
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ここ最近、徐々に熱くなってきているペルシオスの中でも、頭部の模様が際立ったセウネです。 今回の個体はお客様飼い込み個体で、状態もバッチリです。特筆すべきはその甲羅の厚みでしょう。 山切りカット状に高く盛り上がっており、実寸甲長よりも大きく見えてしまう程の迫力があります。 既に顔つきが、ベビーからは想像つかない雰囲気になっていますが、さらに大きくなると厳めしい ”ゴジラ顔”になります。腹甲はメスのキールに沿う様に凹んでいて、一風変わった形状です。 |
セウネハコヨコクビガメ (♂) Pelusios carinatus |
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ワイルド入荷時より飼い込まれ大きく育ったセウネハコヨコ・オスの入荷です。 少し前までは細々ながら入荷がありましたが、ここ1,2年では殆ど入ってきていないのではないでしょうか。 ペルシオスの中では比較的大型の種で、 和名のセウネの通り高く盛り上がった中央のキールが迫力満点、 更にこの図体で遊泳力もあるというから驚きです。現地では水鳥に襲い掛かって食べてしまうという半ば伝説的な逸話もあります。 頭部は淡い色彩で特有の虫食い模様も鮮やかに表れています。若干背中に荒れた跡がありますが、 お腹側はかなりツルツルで綺麗なのでそれ程心配はないでしょう。 いつ輸入が止まるかも分からない大切な1匹ですので、大事に飼い込んで下さい。 |
セウネハコヨコクビガメ (♂) Pelusios carinatus |
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顔立ちの厳めしさは属内随一、その上天高く盛り上がった甲羅や鋭い爪が牙を剥く凶悪系ハコヨコ! 今やワイルドの新規取得は事実上不可能なだけにこうした飼い込み個体の有難味が倍増しに感じられる、 セウネハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 アフリカ大陸の支配者と言うべきか、それともアフリカ大陸最後の生き残りと言うべきか、 いずれにしても同エリアに唯一と言っても良いミズガメの一グループである、ハコヨコクビガメ。 哺乳類の世界では野生の王国と呼ばれているアフリカには、 動物園ではスーパースターとして扱われる数多くの人気者が集結し、 何やら夢のような楽園が広がっているかのように想像されることもありますが、 こと水棲ガメという生物にとってはあまりにも辛い環境だったのかもしれません。 そこに私たち日本人が思い描くような真っ当なカメの姿を見ることはなく、 腹甲に蝶番を備えた上に泳ぎもある程度達者な、 いくらかの特殊能力を備えたパワフルな種類しか現代まで生存し続けることはできませんでした。 ペットとして見た場合にあいにくメジャーなキャラクターとは言い難いペルシオスですが、 そこに渦巻く妖しげな空気は今も昔も愛好家らを興奮させて止みませんし、 元来備わるタフな体質のお陰でおおむね飼い易いとされているところは幸運だったと思います。 全十数種類の大半が過去に輸入された実績のある仲間ですから、 本来はそれら全てが有効利用されるべきだと考えてしまいますが、 せめてその味わいが分かる人々だけでも彼らの勇姿をお楽しみ頂ければ幸いです。 今回やって来たのはその昔カリナータスと学名で呼ばれていたのも懐かしい、 大変久しぶりにお目にかかることができたセウネの長期飼い込みアダルトサイズ。 十年以上前に起きたペルシオスラッシュの時代にもチラッと顔を覗かせた程度で、 長い歴史の中でも大量に出回ったような履歴はなく、 一時は繁殖されたベビーまで輸入されていたこともありましたが、 どちらかと言えば通好みの珍種としてひっそりと活動を続けてきました。 最も近縁とされるヘンゲと同様に甲羅に対する頭部の比率は小さめで、 中央が高く盛り上がったボディと発達した筋肉質な四肢とのアンバランスさ、 更に深い水の中では意外にも縦横無尽にガシガシ泳ぎ回ることから、 甲長以上にダイナミックな迫力が堪能できる隠れた銘種です。 オスの方が甲羅自体が細長いためキールがより一層際立つ上に、 前肢はミナミイシガメなどと同じくより強靭なものへと仕立てられるため、 単品だとメスに比べ余計に格好良く見えるかもしれません。 夢のペルシオス混泳水槽には必ず加えたいメンバーのひとりです。 |
セウネハコヨコクビガメ (♀) Pelusios carinatus |
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BIGサイズのセウネのメスが入荷しました。背甲はツルツルで、山の様な形にこんもりと仕上がって います。前足の爪は鋭く、水底を掘って餌を探す時に役に立つ形状をしています。頭部のスポット状の 模様は若干消えかかって黒みがかっており、さらに迫力が増している様です。 |
セウネハコヨコクビガメ (アダルト・Tr) Pelusios carinatus |
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まるで採石場から切り出した岩の塊です。巨大サイズの貴重な セウネハコヨコがトリオでの入荷です。 和名の指す通り背甲は切り立っており、その厚みも相まってサイズ以上に大きなカメに見えます。 元々お客様が繁殖を視野に入れて大切に飼い込まれていた個体達ですが、スペースの都合上委託での放出となりました。 やはりワイルドですので多少の傷などはあるものの、人工飼料をバリバリと食べまくるその姿からは状態の良さが容易に伺えます。 ここ最近ではハコヨコクビガメの国内繁殖も成功例が聞かれる様になってきました。今回格安でお出ししますので、 是非ともベビーをハッチさせて下さい。 |
クリイロハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios castaneus |
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ただのクリイロではありません、なんとお客様が苦労してハッチさせた国内CBです。実はPelusiosは 繁殖が難しい様で、これだけ多く出回っているクリイロでさえCB個体の流通は稀です。 頭部には幼いながらしっかりと模様が出ており、将来の美しい姿を予感させてくれます。 既に人工飼料には餌付き済みで、深くした水の中をスイスイ泳ぎ回っています。 |
クリイロハコヨコクビガメ (S) Pelusios castaneus |
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ちょっと珍しいかわいいサイズです。 曲頚類の中でも特に馴染み深い種類のひとつ、クリイロハコヨコクビガメが入荷しました。 単にハコヨコクビガメと言えば本種を指すこともあるように、 確かに数多く輸入され国内で見かける個体数も多いです。 しかし安価なカメだと侮るなかれ、その個体差は激しく自分好みの個体を探すのも一興ではないでしょうか。 今回の個体は背甲はブラウン一色、 頭部は黄色みがかった色が薄めの個体。 特徴的な頭部の柄はこのサイズでは特に鮮やかで、成長に連れより細かく繊細な模様へと変化するでしょう。 あまり目にすることのない小さいサイズでこの大きさから育てる機会も珍しいのではと思います。 昔はハコと付くだけで水深を浅くしたり陸場をメインにして飼われていた事もあったようですが、 今ではよく知られているようにとても遊泳性は高く沢山水を張っても上手に泳ぎますので、 ちょっと不器用なシャカシャカと必死に水をかく姿に癒されて下さい。 |
クリイロハコヨコクビガメ (ハイカラー) Pelusios castaneus |
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CBには時折現れそうな地色の淡さがワイルドのしかも頭部にだけ描かれた不思議なセレクト個体! ニガーやクプラータのヤングアダルトに見られる淡褐色強めのカラーリングが飼育欲をそそる、 クリイロハコヨコクビガメが入荷しました。 特に昔から水棲ガメにどっぷりと浸かっている方にとっては、 もはや散々見慣れたと言ってもおかしくは無い地球の裏側のクサガメ的存在。 ただし我々日本人の感覚でものを考えていては誤解が生じるでしょう、 何故ならばあちらは野生の王国アフリカ大陸、 きっと分布域の広さを考えただけでもうんざりするほどで、 私たちの考える何百倍もの数のカメが自然界にうようよと暮らしているはずです。 本種とよく比較される相方にヌマヨコクビガメが知られ、 大陸の下半分を占拠している彼に比べればこちらクリイロはまだマシな方なのですが、 それでも実に十数年以上も前から相当な個体数が日本に齎されていることには違いありません。 それ故に少しお勉強された方からは別段気に留める必要も無い、 何時でも何処にでも売られているまるで景色のようなカメだと思われていることと察しますが、 実際にはその多様な個体差を生かしバラエティ豊かな特徴を楽しむこともでき、 時に原点に返るように見つめ直してみても良いのではないでしょうか。 今回やって来たのは数十匹と泳ぎ戯れるクリイロの大群の中から、 一切の迷い無く所要時間も数秒で選び抜いた頭の模様が妙に気になるこんな一匹。 見飽きたと言ってはカメに悪いのですが、 ひたすら脳内に刷り込んだ種類だからこそ感じられるインパクトが此処にはあります。 正直言葉で言い表すのは少し難しいのですが、 反対に直感でピックアップすることには何の労力も必要としませんでしたし、 それが正解に近付くための一番シンプルな方法なのかもしれません。 大抵は黒色を基調とした頭部に茶系の網目模様が施されるパターンが殆どなのですが、 この個体はその全く反対に明るい部分ばかりが目立つデザインに仕上がっており、 冒頭でも触れましたがペルシオスの同属他種が魅せる色柄を思い起こさせる、 クリイロであってクリイロで無い風変わりな雰囲気がとても魅力的。 しかも元々が野生個体のためこの先見た目が様変わりしてしまう心配も無く、 そっとマイコレクションとして飼育するにはもってこいのプチセレブな美個体です。 |
クリイロハコヨコクビガメ (♂) Pelusios castaneus |
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流通の多くは10cm前後のまだあどけなさの残る個体が多いですが、今回は珍しく飼い込み アダルトのクリイロが入荷しました。お客様委託個体につき、状態に関しては調整済みです。 ここまで育つと”モンスター”的な迫力があり、種の魅力を改めて感じさせられます。 多少キズ・カケがある野性味溢れる個体の為、特価にてご奉仕です。 |
クリイロハコヨコクビガメ (超特大サイズ・♂) Pelusios castaneus |
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野生が育んだ大地を揺るがす常識破りの甲長21cmに一同騒然! アフリカの秘宝シリーズに輝かしい記録と記憶を残す史上最凶の怪物、 体中の何処も彼処も特大マックスサイズのクリイロハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 アフリカの水棲ガメと言えばハコヨコクビガメ、 そしてハコヨコクビガメと言えば全員が真っ先にその名を指すであろう代表種がこのクリイロです。 かつてはウスグロと間違えられたり、無印で単にハコヨコクビガメと呼ばれたり、 頭にアフリカと付けられたりいまいち名前が安定しないのもご愛嬌、 本種が大昔から如何に馴染み深いキャラクターであるかというのがよく分かります。 あまりにも安定して輸入がなされているために流通の殆どはワイルドで、 しかしサイズは10cm前後の手の平ぐらいを見かけることが殆ど。 いつの時代でもどこにいても必ず目にすることができますが、 度を超えて大量にごろごろと並べられているといつか絶滅しやしないかと心配になるほどです。 それだけ数が来ていても滅多に出会うことができないのは、 図鑑にしっかりと記載されている20cmクラスの巨体。 かく言う私もカメを始めたばかりの頃はそんなクリイロなど存在しない、 何かの間違いだと信じて疑わなかったのですが、 当店では過去に二個体だけ、そのサイズを取り扱ったことがあります。 そして今回とうとう大台の20cmを突破してしまった、 アンビリーバブルな一匹が遂に目の前に姿を現してしまいました。 一体誰が何の目的で、 あの可愛いクリイロをこれほどの強面に仕立て上げてしまったのでしょうか。 悪いいたずらにも程があると思いますが、 種の判別を一瞬でも思い悩ませるこの壮大なインパクトは筆舌に尽くし難いものがあるでしょう。 唇の辺りがむくれた張りのある頭部、 ひとたび引っ掻かれでもすれば本当に流血騒ぎとなるリアル凶器の鋭い爪、 殴られれば失神してしまいそうな筋肉質の強靭な四肢、 綺麗な箱型を目指してしっかりと厚みを出してきた重々しい甲羅、 確かによく見ればクリイロであることに決して間違いはないのですが、 全てのパーツが殺人的な恐怖心を掻き立てる最高の仕上がりをもってその全体像が完結しています。 特に頭の大きさについては、飼育下で成長させた個体では到底再現できようもないワイルドだけが持つ特権で、 ここに迫力があるとないでは数字以上に受ける衝撃の度合いが格段に変わってくるのです。 前の持ち主の話によると、日本中で極僅かのペルシオスマニアが沸いた数年前のあの時に、 他の剛力無双に混じって輸入されてきた個体だそうで、 平常では確実に入手できないボリュームであるだけにとても説得力のあるエピソードだと感じました。 実は前述の過去販売個体はどちらもメス、今回はオスなので非常に稀少だと言えるのかもしれません。 |
クリイロハコヨコクビガメ (アダルトサイズ・♀) Pelusios castaneus |
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お客様委託の、長期に渡って飼い込まれたクリイロハコヨコのアダルトサイズ・ メスの入荷です。ワイルド個体の入荷はしばしば見かけますがサイズが小さ く、繁殖に使えるサイズの個体は珍しいです。またこの個体は 頭部の模様が非常に鮮明で、クリイロと言えど侮れない美しさです。そして 甲羅自体にも赤みがあり、生まれてくる仔ガメにも期待大です。飼い込み個体の為当然の様に人工飼料を爆食しており、現在はMazuriミズ ガメフードや咲ひかり、乾燥エビやタートルプディングなどをバランスよく与えています。 |
クリイロハコヨコクビガメ (フルアダルト・♀) Pelusios castaneus |
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野生本来の生き様を見せ付けるかのような甲羅の自然な造形が美しい天然フルアダルト! 普通種としての認知度も薄まってしまっただけに改めてワイルドの出来栄えを評価したい、 クリイロハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 アフリカ大陸を代表する水棲ガメ、 と言うよりはそもそも同大陸に分布しているカメの仲間はその殆どがリクガメばかりで、 厳密にアフリカを主な拠点とする属は他にヌマヨコクビガメが知られていますが、 彼らもそのキャラクターや暮らしぶりからして殆どハコヨコに近しいものがあり、 結局のところペルシオスとその仲間たちが大陸全土を支配していると言っても過言ではありません。 他のカメを根こそぎ追い出してしまったのか、 はたまたあまりの強健な体質により幾多の危機を乗り越え現代まで生き永らえたのか、 真実は謎のままですが同属内でも多様な形質に分化したグループであるだけに、 やはり後者の仮説が有力だと信じて止まない愛好家も少なくないと思います。 中でも本種は最も馴染み深い存在として何十年とこの業界を支え続けた功労者のひとりですが、 昨今ではミズガメ全体があまり脚光を浴び難くなってしまったせいか、 何処にいても当たり前のように見られるカメでは無くなり、 改めてそのベーシックな味わいに触れることで懐かしさが込み上げるようです。 今回やって来たのは甲羅全体の摩耗が抜群に進みツルツルに仕上げられた、 正真正銘アフリカで育ち切った現地採集ものと断言できるフルサイズのメス。 時折放出される大型個体はもう少し体全体に厚みが出てふっくらとする印象でしたが、 野生での暮らしが長引くとこのように無駄の無いフォルムへと形づくられるのかもしれません。 目付きの鋭さはもはや怪獣のそれ、 四肢の逞しさもまた数々の獲物をなぎ倒して来た歴史を物語り、 リップの厚みが厳めしい顔立ちに強烈なスパイスを加えている、 こんな迫力満点の出で立ちを目の当たりにしてクリイロを平凡な一般種だと侮れるでしょうか。 個人的にはこの姿を眺めているだけで全てのペルシオスの平均を取ったような、 言い換えるのならば全てのペルシオスの原型であるかのような趣きが感じられ、 この造形美こそが今日まで種を存続させ広大な分布域を誇るに至った所以なのだと、 誠に勝手な話ではありますがそんなロマンが味わえるような気がしてならないのです。 |
クリイロハコヨコクビガメ (ビッグ・♀) Pelusios castaneus |
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過去入荷最大サイズ! まるで野獣です、 こんな大きいクリイロは初めて見ました。 どっしりと居座るその姿は貫録十分、 ワイルド飼い込みのクリイロハコヨコ・メスの入荷です。 色々な種類のカメを見てくると、一般種のドでかい個体に出会った時に思わず口元がほころぶのは何故でしょうか。 簡素な言葉で表すと、凄くカッコイイです。ブラックタイプというものが存在するのかは分かりませんが、 この個体は全身の黒身が強く腹甲の暗色部の面積も明らかに広いという特徴が出ています。 このサイズですから頭部にはとても厚みがあり、 甲羅もとても分厚い素晴らしい体格の持ち主。 正面から見るとよく分かります。 ワイルドものなのに大きなキズも無いのがまた嬉しいですね。勿論餌は選り好みせず何でも食べ、 重たい体を揺らして一生懸命水槽内を泳ぎ回っています。繁殖にも使えるでしょうか、国内でもベビーが出ています。 こんな個体は限定1匹、物好きな方ご連絡下さい。 |
クリイロハコヨコクビガメ (マックスサイズ・♀) Pelusios castaneus |
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遂に発掘しました! 過去に何匹か妙に大きなクリイロがやってきては騒いでいましたが、 今回はなんと20cm台にのっかってしまった一同仰天の超ド級マックスサイズ、 クリイロハコヨコクビガメ・メスの入荷です。 お客様の長期飼い込みとしてやってきた今回の秘蔵個体、最初「クリイロです」と言われて見せられた時は思わず本当ですか? と疑ってしまいました。あまりの迫力に調べ直してみましたがどこからどう見てもクリイロなので一安心、 すると同時に改めてその大きさに驚かされました。 なんでしょうか、厚みが出過ぎて直方体になってしまった甲羅を背負うと、 当人は普通にしているつもりでも凄く厳つい顔付きに見えてきます。 そして横から見たこの厚み、信じられません。 片手で持つと辛いクリイロなんて初めてです。そして奇跡的にも目立ったキズは殆どなく経年の適度なスレ程度というのもお見事。 いくら大きくても中身はクリイロそのもので、大きくて重たい体を揺らしながらこちらに向かって泳いでくる姿を見ると安心します。 もちろん一点モノ、気になった方はお早めにどうぞ。 |
クリイロハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios castaneus |
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曲頚の定番種のクリイロですが、最近になってやっと国内繁殖の声も聞こえてきました。 オスはブラック、メスはブラウンタイプで、どちらの頭部の虫食い模様も鮮明に発色しています。 お客様飼い込みで、肉付きや餌食いには自信のある優良なペアです。ある程度水深のある 広い水槽でキープされていたので、いきなり深い水の中に入れても問題なく泳いでくれます。 クリイロが足をバタつかせて泳ぐ姿を見た事がありますか? |
クリイロハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios castaneus |
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クリイロハコヨコガメのアダルト一歩手前サイズです。小さいサイズは可愛いですが 飼育に時間がかかります。あとちょっと弱い面もあったりします。そんな時はコレ、 大きめ個体。もう1年ぐらいで繁殖狙えそうな個体です。見ての通りきれいに育っています。 |
キバラハコヨコクビガメ (国内CB・S) Pelusios c. castanoides |
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頭頂部に緻密な渦を巻き始めた艶やかな国内CBの安心サイズ! これを以ってクリイロと類似しているという誤った概念から解き放たれましょう、 キバラハコヨコクビガメが入荷しました。 アフリカ曲頸として世界に名を轟かすハコヨコクビガメとは、 そう一口に言っても属内には亜種も含めると二十以上もの種類を抱える、 ひとつの大陸を支配せんばかりの非常に大きなグループです。 自然保護という観点はもちろんのこと、 原産国の治安があまり良くないこともペットトレードにおいては重要な問題となり、 同大陸には数多くの稀少な爬虫類たちが眠っています。 学名を片仮名に直したペルシオスの呼び名でも知られるこの仲間は、 一昔前まで非常にマイナーかつ情報に乏しい陰の存在であり、 図鑑を見ても写真すら掲載されていないのも珍しくなかったほど、 一般のファンにとっては好きになる手段すら与えられない厳しい状況が続いていました。 本種は数年前にごく少数が国内にもたらされたこともありましたが、 当時はその有難味を噛み締めることのできる人が殆どおらず、 一部のマニアだけの持ち物として数えられるのみでした。 カメの価値観とは詰まる所、 その国にしかいないものがその国に行かずとも日本にいながらにして手に入るということがひとつありますから、 このキバラも好きな人にとっては欠かせない存在だったのです。 種小名はcastanoides、これは近縁種クリイロのcastaneusと同義の栗色という意味であり、 デビュー当時は腹甲の色合いで区別できると紹介されていたほど、 両者の特徴は当然似通っているものとして扱われていました。 そのためか後の大量入荷で評価はがた落ちしてしまい、 何処にでも売られているクリイロのようなハコヨコというレッテルを貼られてしまったのです。 しかしそのような事前の説明を受けることなく素直に本種と向き合っていたのならば、 幅の広い頭部の張りに見える逞しさや甲羅全体の重厚感に惹かれた方も少なくないはず。 しばしばウィリアムズ種群を思わせるとも言われるほど、 キバラにはクリイロに足りなかったペルシオスとしての野獣的要素がきちんと盛り込まれ、 ワイルドな生き様をこの目で確かめさせてくれるのです。 今回やって来たのは遂に成功した国内繁殖のベビーが甲羅の硬くなるまで育てられたもの。 初甲板の柄は既に消失しているものの、ハッチリングの時点では不明瞭だった頭の模様は光り輝き、 チャームポイントである目の後ろの黄色いラインも太く決まっています。 前後五本ずつの爪は早くも鋭さに磨きがかかり、 水を引っ掻き泳ぐ様にも力強さが滲み出すほど、 幼少期から可愛げの足りない所に種のアイデンティティが見え隠れしているようです。 かつてのプレミアム感はごっそり失われてしまったのかもしれませんが、 安価に入手できるようになった分、真の魅力に触れながらその個性をたっぷりと味わって下さい。 |
キバラハコヨコクビガメ
Pelusios castanoides |
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久々に激レア!Pelusios castanoidesキバラハコヨコクビガメが入荷です! 何年か前に関西のショップに入荷した後ずっと入ってません。 キバラの名に恥じぬ黄色の腹甲と甲羅のグラデーションがキレイです。最終的に甲長は30cm程度になる中型種です。 |
キバラハコヨコクビガメ (特大サイズ・♂) Pelusios c. castanoides |
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こんなバカでかいキバラが拝めるのは最初で最後! あわや20cmに到達せんばかりの物物しい迫力が実に穏やかではありません、 特大サイズのキバラハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 長年謎のベールに包まれてきたアフリカ大陸の曲頸類、ハコヨコクビガメ。 希少生物というのは様々な理由で人目に触れることなく暮らしているのですが、 このエリアには一体どのような事情があるのでしょうか。 かつては暗黒の大陸と呼ばれ文明の有無さえも分からなかった頃から植民地支配の時代を経て、 現代では宗教や民族間の紛争が絶えない地域として知られています。 サッカーのワールドカップを開催しようとすれば世界全体が治安維持のために動き出すぐらいですから、 場所によってはとても生き物を捕獲し輸出するようなことをしている場合ではないのかもしれません。 現地の採集チームは流れ弾の危険と常に隣り合わせだとも言われ、 我が国では信じ難いことですがかろうじて恐怖心だけは感じ取ることができます。 長年図鑑などの資料でもまともに紹介されてこなかったグループですが、 ここ数年で輸入業者の功績により未だかつて経験したことのないハイペースで多数の種が国内初入荷を果たしました。 それと同時に一度切り開かれたルートから大量の個体が押し寄せました。 このキバラ、クリイロと何処が違うのかなどと囁かれながら価格の下落を味わった仲間のひとりですが、 予想通り一時の瞬間的な流通量とは打って変わって現在では全く姿を見かけなくなりました。 冷静にその様をじっくり観察してみると、 チャピニやセウネなどの野蛮なペルシオスが好きな方にとっては堪らない魅力を備えていることがすぐに理解できるでしょう。 扁平と見せかけながらも最後にはきっちり厚みを出してくる重量感溢れる甲羅、 見ているだけでこちらまで切り裂かれそうな前肢の太い爪、 そして前に挙げた二種にはないカスタノイデスに特有のアイデンティティが、 顔付きのイメージを大きく変えてしまう程に膨れ上がったこの嘴です。 濃厚なリップサービスが期待できそうな最高の表情、 これは本種とウィリアムズぐらいにしか望めない貴重な外観と言えます。 しかし何度目を合わせても厳しい姿勢を曲げることはなく、 片手で持つのも実は大変な体を揺らしながら泳ぐシーンには地鳴りのような音さえも聞こえてきそう。 巨大なペルシオスを見るとつい興奮してしまうのはすっかり身に染み付いてしまった悪癖だと認めざるを得ません、 相も変わらず野生の一部を切り取ってきたような堂々とした風貌には恐れ入ります。 |
キバラハコヨコクビガメ (アダルト・Pr) Pelusios c. castanoides |
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昨今のペルシオスラッシュでかつてのレア種は選べる程になりました。 お客様委託のキバラハコヨコ・ペアの入荷です。 中途半端なサイズも多い中このペアは結構ボリュームがあり、そろそろ繁殖にも挑戦できるのではないでしょうか。 元々かなりマニアックな種だった為に知名度もそこそこですが、 近縁種のクリイロと比べると頭部がゴツゴツと迫力があったり、 柄が緻密で綺麗だったりと違いも楽しめます。 今でこそ大量入荷して以来結構な数が流通していますが、棲息地の情勢も考えるといつ来なくなるかも分かりませんので、 ある意味底値の今が買い時です。今回委託の為価格も抑えました。繁殖も十分狙えるカメですから是非ともCB化してもらいたいです。 |
キバラハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios c. castanoides |
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種親候補がある程度供給されたアフリカ曲頚も、今後国内CBを採っていきたい所です。キバラハコヨコが入荷しました。 同属のクリイロに似ていますが、学名のcastanoidesもクリイロの学名であるcastaneusの偽者という意味です。 何が偽なのかよく分かりませんが、腹甲はこちらの方が真っ黄色でスッキリしています。 頭部の模様は鮮明で非常にキレイです。人工飼料餌付いています。 |
キバラハコヨコクビガメ (セイシェル諸島産 Pr) Pelusios c. intergularis |
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今回は普通のキバラじゃありません。なんと、普段来る基亜種とは違い、セイシェル諸島の ラディーグ島産の亜種がペアで入荷しました。キバラの亜種が入荷するのは、 日本では初めてだと思われます。基亜種と比べると、甲羅が低くて細いです。 特にオスは後縁部が末広がりになっています。さらに背甲の色は薄く、頭部には V字のラインが走ります。まだ若い個体ですが、状態はかなり良く、人工飼料も普通に食べています。 |
オオハコヨコクビガメ (S) Pelusios chapini |
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レアです!オオハコヨコことチャピニが入荷しました。ベビーサイズではなく ある程度育った安心サイズでの入荷です。なかなかチャピニとしては入らないので これを逃したらまた幻になる可能性大です。絶対お勧めです。 |
オオハコヨコクビガメ (M) Pelusios chapini |
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ペルシオスの大将はヤングでもこの強面! 成熟個体が放つ迫力の片鱗を見せ始めた中堅サイズです、 チャピニことオオハコヨコクビガメが入荷しました。 どの生き物でも大体そうですが、 オオと名の付くものは決まってそのグループ内で一番大きい種類というのがお約束。 しかし文献上Pelusios属の最大種はノコヘリハコヨコクビガメとなっており、 まさかの首位獲得を逃すというちょっと悲しいプロフィール。 ですがこのカメにとっては最大甲長がいくつだとか属内トップだとか、 そのような勲章めいたものの有無は関係ありません。 チャピニが持つ最大の魅力、 それはギラリと光る計20本の黒く長い爪。 爪をフィーチャーされるカメもそういませんが、ここを取り上げないのは実に勿体無いことでしょう。 既に怪しさを感じられていることと思いますが、 現状でこのレベルの爪がフルアダルトではまさに凶器、冗談抜きで怪我をさせられます。 そしてポイントなのがこの個体がまだ小さいということ。 クリイロでさえベビーから育てた個体はとんでもない爪になるのですが、 ということでもうこれ以上は言いません。 この個体は随分前に入荷したのですが、 嬉しいことに甲羅のコンディションも良くサイズも手頃だったので店内に置いていたら、 一回り新しい成長線が出てきました。 昔は水深を浅くして飼うやり方もあったようですが、 深い所に入れるとびっくりする位上手に泳ぎ回りますので、 そちらの方がより怪獣らしさを堪能できることでしょう。これから育て始めるのにお勧めのサイズです。 |
オオハコヨコクビガメ (M) Pelusios chapini |
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レアです!オオハコヨコことチャピニが入荷しました。ベビーサイズではなく ある程度育った安心サイズでの入荷です。なかなかチャピニとしては入らないので これを逃したらまた幻になる可能性大です。絶対お勧めです。 |
オオハコヨコクビガメ (♂) Pelusios chapini |
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怪獣系爬虫類と言えばトカゲやワニの専売特許、 しかしここにカメ界のモンスターのお出まし! 色も柄も何もない一本気なスタイルが清々しい男気溢れるペルシオス、 オオハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 一番初めからこんな話を持ち出すのは気が引けますが、このカメはこの名前で少し損をしているかもしれません。 オオハコヨコ、なんて言葉を耳にすればクリイロなどの見慣れたハコヨコを倍ぐらい大きくしたような、 そんな非日常的な風景を自然と思い浮かべてしまうでしょう。 ですがPelusios属の最大にはノコヘリハコヨコという更なる大型種が存在し、 当の本人は決して小さくはありませんが特にサイズを前面に押し出すという感じでもありません。 なのでここは思い切って大きさという要素を取っ払い、それ以外の所で勝負したいと思います。 まずは顔、この仲間にしてはかなりの丸顔ですが可愛いと思ったら大違い、 瞳の奥に潜むふてぶてしさを一度感じてしまうとそのギャップも相まって余計に凶悪なイメージが植え付けられてしまいます。 次に甲羅、なんて潔いのでしょう。 どんなペルシオスでも柄がない場合は大抵黒や茶色で何とか変化を付けようと試みるものですが、 チャピニは表裏全てが黒、どこをどう裏返しても黒一色。 そして最後は前肢と爪、これぞまさしく本種最大のアイデンティティと言っても過言ではありません。 曲頚類には珍しい逞しさ際立つ両腕、そしてその先に伸びる鋭利なフックはまさにリアル凶器。 メスの甲羅にポツポツと空いたいくつかの穴、 何故だろうと考えているとその陰には盛りの付いたオスチャピニの存在が。 それはがっちりとホールドするオスの精力が残した文字通りの爪痕に他なりません。 今回やって来たのは今まで流通していた中では比較的大きな個体で、 アフリカ曲頚にありがちな甲羅の腐食が殆ど見られずしっかりと黒光りしているのは意外と重要なポイント。 お腹の凹み具合は現物を片手でサンドした時のお楽しみ、 あとはこのブラックボディが重たい体を揺らして泳ぐ姿を想像し熱くなって下さい。 |
オオハコヨコクビガメ (フルアダルト・♂) Pelusios chapini |
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コレクター秘蔵の極上飼い込み個体! ワイルドらしい黒光りする甲羅と、ワイルドらしからぬツルツルの美しい甲羅を兼ね備えた素晴らしい逸品です。 チャピニことオオハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 とにかく全てがパーフェクトと言っても過言ではないクオリティを放つ至極の個体。 まず初めにその名に恥じぬ巨体が圧倒的な存在感を醸しているのが写真だけでもお分かり頂けると思います。 そして本種のオスが持つ信じられない程に凹んだ腹甲は、 内臓が何処に入っているのかと余計な心配までさせてくれます。 ちょっとかわいそうですがこの窪みに水を入れると沢山入ります。 頑強な四肢とそれに値する長く鋭い爪は大きな獲物を引き裂くのに使うのでしょうか。 輸入直後のペルシオスの糞からは野鳥の骨の様なものが出てくる事があるそうですが、 このフォルムを見てしまうとそれにも素直に頷かされます。 更に嬉しい事にこの個体は飼い込み期間が長いので、普通に人工飼料を食べてくれますので心配事はありません。 このサイズのチャピニを狭い所に転がしておくのはもったいないので、 是非とも大きな水槽で泳がせながら背景に広がるアフリカの雄大な自然をお楽しみ下さい。 |
オオハコヨコクビガメ (特大サイズ・♂) Pelusios chapini |
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ペルシオスの首領が20cmを超えた漆黒の胴体を轟かせて豪快に参上! 属内最大種でなくともそれらしい名前で呼ばれている所以はこの姿を目の当たりにして初めて分かります、 オオハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 カメ目は潜頸亜目と曲頸亜目に大別され、 ペットとして爬虫類と接する場合にはそれぞれが潜頸類、曲頸類と言い換えられる風潮があり、 後者は基本的に南半球にしか分布していないため飼育対象として好まれる傾向の強い仲間です。 その中で南米およびアフリカは何故だかオセアニアに比べて一括りにまとめられやすく、 各大陸において独自の進化を遂げた一群を総称するのに便利な言葉も生まれました。 南米曲頸とされるものにはヘビクビガメ、カエルガメ、 ヨコクビガメやその周辺の細かい種類も加わりバリエーションの豊富さが際立ちますが、 対するアフリカ曲頸はほぼハコヨコクビガメのみと言っても過言ではなく、 その他にはヌマヨコとマダヨコが付随するのみです。 しかもカメという生き物全体で見た所であとはスッポンとリクガメぐらいしか見当たりませんから、 ミズガメとしてはPelusiosたった一属があれほど広い土地で如何に幅を利かせているかということがよく分かります。 その中で最大に成長するのはノコヘリハコヨコですが、 種としての記載も本種の方が後なのにあえてオオハコヨコと命名されたのは何故でしょうか。 確かに外観を見渡してもクロでは被ってしまうしそれ以外になかなか思い付かないということもあるかもしれませんが、 やはり単純なサイズ以上のダイナミックさが体の奥底から滲み出ているからだと思います。 着飾ることを一切考えもしなかったただ一直線に黒いというだけのプレーンな体色に、 水鳥に襲い掛かり獲物を無惨にも引きちぎるという凶器としての爪、 あとはその表情に格好良さや雄々しさを感じ取ることができればその魅力を理解するには十分過ぎるほどでしょう。 名前はそれなりに知れていますが初めて日本に上陸したのは2000年代に入ってからと意外にも遅く、 別段大量入荷を経験している訳でもないのでいざ探そうとしてもなかなかお目にかかれませんし、 甲羅のダメージが限りなくゼロに近い巨体という条件で絞れば本当にごく僅かです。 狭いスペースに個別で押し込めても本来の動きが観察できませんから、 奥行き45cm以上の水槽にペルシオスばかりをドサドサゴロゴロと放り込む、 まるで同じ出身地のポリプテルスを混泳させるかのような感覚で管理すると瞬時に素敵な風景が広がります。 秘宝シリーズの決定打ともなり得るアフリカを愛する人にとっては絶対に欠かせない最高の出物です。 |
オオハコヨコクビガメ (サブアダルト・Pr) Pelusios chapini |
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記憶にある方もいらっしゃると思います。かなり昔、この種かセウネのどちらかが 『 野生の王国 』 と言う番組のオープニングで、水鳥を
襲っていた場面を… その光景を思い起こさせる様な、お客様飼い込み委託個体、大きなペアの入荷です。右記にも御座いますが、甲長が
このサイズでしかもペアで揃う事は滅多に無いでしょう。
委託者様が、『 ペアリングも確認し、卵を持っているかも知れない。』 と仰っていました。実際メスを持ってみるとずっしり重く期待大です。
両個体とも縁甲板後部から臀甲板にかけてフレアーが発達していて、見栄えが良くとてもかっこいいスタイリングをしています。この属の
甲の高くなる仲間は、交尾がしやすい様にオスの腹甲は内蔵の収まり所が無くなる位に陥没しています。
飼い込みですので餌も分け隔てなく、
Mazuriミスガメフード・咲ひかり、カンシャやタートルプディング・冷凍ザリガニ・冷凍マウスまでこれでもかという程爆食しています。
特にメスには栄養価の高いものを与えています。
近頃アフリカ曲頚の他種でも国内繁殖例が聞かれ、飼育者様の熱意と甚大なる努力と結果に敬意を払います。 |
シロガオハコヨコクビガメ
Pelusios cupulatta |
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近いようで遠かった、手の届きそうで届かなかった、 ペルシオスに興味を持ったその日から長年に渡り待ち侘びた世紀の瞬間が遂に! ガボンでもニガーでもなくこれは紛れもない幻のクプラータです、 シロガオハコヨコクビガメが入荷しました。 まずは目の前に御座らっしゃる一匹のカメに対して深々と頭を下げ、 満を持して再び日本の地を踏んで頂いたことに謹んで感謝の意を表し厚く御礼を申し上げます。 私はこの瞬間が訪れるのをじっと待ち望んでいましたし、 命ある限り願い続ければ夢はいつか必ず叶うと信じてきました。 初めてその姿を目にしたのはとある図鑑にて、開いたページはPelusios gabonensis、 つまりモリハコヨコクビガメのことでした。 今でこそ多数の種がペットトレードを介して流通するハコヨコクビガメの仲間ですが、 ほんの数年前までは写真資料にすら恵まれていないものが殆どで、 最終的には研究目的ではなく商業目的で世に知れ渡ったことが大きく寄与し、 野生での生態が明らかになる他、飼育や繁殖の方法までもが情報として確立されていったと言われています。 本種が新種として記載されたのは2003年、つまりどういうことかと申しますと、 かつて国内にはモリハコヨコやクロハコヨコとして90年代に輸入された可能性があるにも関わらず、 他種と思い込まれていただけにシロガオであるということが見過ごされていたのです。 非常に勿体ない話なのですが、 現地調査もままならない西アフリカの沿岸部でひっそりと暮らしているはずだったとあるカメが、 たまたま何かの拍子で人目に晒され来日してしまったがために我々の興味の対象として標的に挙がったことについては、 実に罪深くまた私たちも大切に取り扱わなければならないと痛感する次第です。 そして一体何処から沸いて出てきたのでしょう、 この個体はコレクターの放出品として奇しくも当店に流れ付いた訳ですが、 人知れず所有していたその方も何者であるかと考えてしまうほど、 今時分クプラータが身近に存在するというのは誠に信じ難い事実なのです。 具体的な種の特徴としては、かつて偽ガボンとして紹介されたこともあるほど全体はそれを思わせる配色で、 決め手となるのはやはり背甲のど真ん中に走る黒いストライプでしょう。 しかし実際にはニガーの近似種とされており、 両者の違いは縁甲板裏側の白い斑紋の有無で容易に見分けられますが、 反対にそれ以外の外観やフォルムについては隠蔽種だった過去も素直に納得できるほどで、 ここにまたハコヨコクビガメ属の分化における神秘が感じられます。 冒頭にて幻であると紹介しましたが、一度その外観が公開されているだけに余計もどかしく、 もしくは頭の片隅に残像があるだけについ気を抜いてしまう、 いずれにしても半ば神話のような扱われ方をしてきたことから伝説のペルシオスと言っても過言ではありません。 コートジボワール、象牙海岸と呼ばれた土地からの珍奇な来訪者に思いを馳せ、 久方振りの超稀少種を思いっ切り堪能しましょう。 |
シロガオハコヨコクビガメ (♀) Pelusios cupulatta |
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象牙海岸が生んだ奇跡、実に十年以上の時を経て再びここ日本に舞い降りた幻のクプラータ! 最上の賛辞を以って丁重にお出迎えしたいペルシオスマニア垂涎の最終兵器、 シロガオハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 何もカメに限らず全ての生き物に対して言えることだと思いますが、 ものの価値を客観的に示す指標として最も分かり易いのが市場価格だとすれば、 それは稀少性と人気度の大きくふたつの要素によって成り立っていると考えられます。 珍しいものは価値が上がり、また同様に人気の高いものは価値が上がる、 一見当たり前のように感じられるため何を今更と思われるかもしれませんが、 ことペットの世界においてはその事実が時に残酷な形で表現されることになるのです。 90年代には人知れず輸入されていたらしい本種は、 当時モリハコヨコクビガメやクロハコヨコクビガメの名で流通し、 種明かしをされた後は悲しいかな偽物扱いを受けた経緯もあって、 少し古い図鑑などを参照すればその形跡がまざまざと記録されています。 それから時は流れ2000年代、 銘種トゥルカナを皮切りにペルシオスラッシュと称される時代の荒波が到来、 一連の事件は良くも悪くも彼らが世に広く知れ渡るきっかけとなった訳ですが、 本種は既にその頃から人目を憚るように姿を消していました。 ごく一部を除き同属に含まれる一通りの種類が出揃ったかと思われた矢先、 そういえばと脳裏に浮かんだのは記憶を遡れば確かに流通していたあのクプラータだったのですが、 時既に遅しとはまさにこのことなのでしょう。 先に申し上げた稀少性の話をすれば十分過ぎる資質を備えているものの、 残念ながら引く手数多の人気がある訳では無いこのカメは、 そっと来日しそっと愛好家の下へ旅立って行く、 しかし私はそんなさり気ない生き様もまたお似合いなのではないかと思うのです。 今回やって来たのはもしかしたらほぼアダルトサイズと言って良いのかもしれない、 全身から成熟した雰囲気をむんむんに醸し出すダメージの少なさも嬉しいメス個体。 色素沈着の著しい背甲の隙間からセンターラインの名残が顔を覗かせ、 扁平な頭部や目元の優しさが間違い無くクプラータなのだと確信させる、 こうして再び出会えたことに感謝してもし切れない素晴らしきコレクターズアイテムです。 最後になりますが思いの外リーズナブルな金額にも二度驚きました、 人間が勝手に決めた価値基準にとらわれること無く純粋に評価してやりたいと願うばかりです。 |
モリハコヨコクビガメ (♂) Pelusios gabonensis |
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一時のペルシオスラッシュは一旦落ち着き、種ごとの魅力も再び見直されてきました。 いわゆるハコヨコクビガメと言われて思い浮かぶものとは一風変わった雰囲気を醸す事から人気の高い種類です、 ガボネンシスことモリハコヨコクビガメ・オスの入荷です。 数あるハコヨコクビガメは頭骨の形状の違いなどからいくつかのグループに分けられることもありますが、 ガボンの様に黒目がちのクマ顔をしたこのタイプのハコヨコはあまり馴染みがなく よりエキゾチックに感じると思います。単に顔の可愛らしい所や、 陸上で歩行することにも長けた特徴などやはりこのカメには異端児的なたくさん要素が詰まっているでしょう。 飼育の難しそうなイメージもありますが今回はお客様の下で長期に渡り飼い込まれたことで、 特に気難しい様子もみられません。甲高の倍程の水深で普通に人工飼料をパクパク食べています。 黒っぽいので目立ちませんがよく見ると多甲板です。 しかし目立って大きな傷などはなくお約束のピンホールも小さめで綺麗な個体です。 怪獣の様な発達した四肢とテディベア顔のギャップが素敵なハコヨコです。 |
モリハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios gabonensis |
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マニア好みの激レアPelusios、ガボネンシスです。今回アフリカ便でお嫁さんを迎えたので、 当店在庫のオスが無事籍を入れる事となりました。「ペアじゃなきゃいらないよ」と 思っていた方も今回はチャンス!!昔はクプラータがモリハコだと言われて入っていた事があります。 Pelusiosの中でも甲に柄が出てまた違った雰囲気なのが良いですね。 |
モリハコヨコクビガメ (長期飼込・Pr) Pelusios gabonensis |
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重厚感あふれるほぼMAXサイズの2匹! 単体でも立派なガボネンシスが今回ペアで揃ってます、 モリハコヨコクビガメの入荷です。かつてペルシオスラッシュとまで呼ばれる程 ハコヨコクビガメの仲間が沢山やってきたのも記憶に新しいですが、 何故か本種だけは殆ど見かける事がありませんでした。 長年ニガーやクプラータと間違えられやっと本物に出会えたと思えばまた止まってしまい、 ずっと焦らされていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この仲間にしては珍しく黒目がちのテディベアの様な可愛らしさが特徴的で、 また他種に比べても泳ぐより歩く事により特化しているようです。 オスは首の付け根に腫瘍がありましたがある日ボロッと取れて今では綺麗に治癒が進んでいます。 また後肢の動きが鈍く歩き辛そうですが水に入れると特に問題はない様です。 メスはまるでオスの様にお腹がへこんでいます。 性別はメスですのでご安心下さい。 特にオスの方が背甲の模様がくっきりと出ており美しいです。 どちらの個体も人工飼料の種類も問わず投げ入れた途端に食らいつく活発さの持ち主。 少し難有りのペアなのと年末ですので今回特価にて出しました。 飼育難易度の高いイメージがありましたが長期飼い込み個体につきかなり安心できる、お勧めのペアです。 |
モリハコヨコクビガメ (Tr) Pelusios gabonensis |
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黒っぽい種類の多いのPelusiosの中でも、綺麗な色彩を持つモリハコヨコクビガメの入荷です。 個体差はありますが、やはり背甲のブラックとブラウンの組み合わせと模様の入り方が絶妙で、 非常に美しいです。前肢は水底の餌を掘り起こす為なのか、かなりガッシリとしたつくりになって います。見た感じも若すぎず、さりとて老成個体でもなく大きすぎず非常にいい感じです。 今は入荷があっても、政情不安定な生息地の関係でいつ止まるか分かりません。繁殖を目指す方に。 |
ヒメハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios nanus |
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これは小っさい!ハコヨコ最少種、それどころか曲頚類最少クラスの極レア幻種、 ナヌスことヒメハコヨコがなんとペア揃っての国内初入荷です。 局所分布でまた採集も難しく、現地人に探させてもなかなか本物に出会えず長年輸入が熱望されていたペルシオスで、 このサイズで既にアダルトの貫禄むき出しな非常に変わったカメです。この小ささに対抗できるのはクビカシゲぐらいしかいないのではないでしょうか。 アフリカでもあまりの小ささに食用目的の採集からは何とか免れているそうです。今回僅かながら数匹だけ入った中でもメスが極端に少なく、 しかも完品のペアというのはかなりレアです。 オスは立派な尾を持ち お腹も凹んで準備万端です。 顔つきは可愛い系で、 四肢は薄いグレーとベージュのツートンカラー、 頭部には細かい虫食い模様がびっしり入って意外と色味もあります。 どうせ飼うならペア揃えての方が良いですからなんとか抑えました。ほんの一部の人しか喜ばないと思いますか琴線に触れた方はお問い合わせ下さい。 |
ヒメハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios nanus |
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あまりの反響の大きさに2夜連続のご紹介、ペルシオス・ナヌスことヒメハコヨコクビガメ・ペアです。 昨夜からお問い合わせが殺到し、珍しく海外ブリーダーからも連絡が来る程です。 別角度での写真のご要望が多かったので新たに数点写真を撮り直しました。大きさは本当に小さくタバコの箱と同サイズで、 ペルシオス最小種の名に恥じない、このサイズで 既に成熟しきったオスの巨大な尻尾がメスの総排泄腔に突き挿さります。 既にMazuriミズガメフードや 咲ひかり・沈下性に餌付いているのも安心です。 流通する事自体珍しい超レア種を、実際に手にとって写真を撮影しているのが信じられません。 既に売約が入ってしまいましたが、少しの間店に置いて眺めていたい、そんなカメです。 |
ヒメハコヨコクビガメ (フルアダルト・Pr) Pelusios nanus |
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顔立ちや四肢の発達具合など小さいなりにも迫力ある風貌に仕上がった最小種の最大サイズ! 前飼育者曰く365日中300日は盛っているだろうとのお墨付きを頂いた目指せ国内CBと言わんばかりの即戦力、 ヒメハコヨコクビガメ・ペアが入荷しました。 衝撃の初流通から既に五、六年ほどが経過しているでしょうか、 初めて日本にもたらされた当時は世界でも例が無いのではと噂されるほど、 私たち曲頸マニアの間にはその年で最もビッグなニュースに数えられるほどの衝撃が走りました。 ペルシオス最小種のブランドは今日まで未だに衰えることは無く、 同属の他種とは異なりその後大量に出回り暴落してしまうような事故も起きず、 国内のナヌスたちは本当に欲しかった人々の元へ渡り幸せな日々を送っていることでしょう。 時代背景としてはアフリカの未知なるカメたちが続々とデビューしていましたから、 本種もその流れを汲み単なる珍しい種類で終わるのかと思いきや、 今風に言えば片手に収まるスマートフォン程度のサイズ感は万人に受ける要素として重宝され、 これまでハコヨコに通じていなかった層にも強い訴求力を持つことと相成ったのです。 今回やって来たのは文献に記されたフルサイズにぴったり到達した、 身の詰まった完成度の高さに実寸以上の風格がまざまざと描き出された極上のペア。 元々が野性味溢れる怪獣系の趣きを備えたグループですから、 数字で表された単純な小ささのみを正面切って愛でるのではなく、 この小ささでこの出来栄えと言うつくり込みの凄さこそが称賛されるべきだと思います。 現物を見て頂ければ尚お分かりのことでしょうが、他のペルシオスであれば20センチ、 30センチの大型個体と比較してもその佇まいからは同じオーラが発せられ、 可愛らしいの一言で済ませてしまうには惜しいスペックの高さはお見事。 オスの腹甲は中央部がべっこりと凹み、対するメスはいつ孕んでもおかしくないムチムチのボディと、 互いがそれぞれ準備万端であることを思い知らされます。 いわゆるアフリカ病と呼ばれる甲羅がボロボロ落ちていくような気配は微塵も無く、 殆どダメージが無い上に表面は綺麗に摩耗しピカピカと輝きを放つほどで、 しかもこのサイズですから色々な意味で計り知れない稀少性を痛感させられる思いです。 ワイルドの場合はシックな色調が渋い雰囲気を漂わせていますが、 これがCB化されることで頭部の模様など何処まで鮮やかに見違えるのか、 是非ともこの二匹で憧れの快挙に向けて突き進んで下さい。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラックアイズ) Pelusios niger |
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ワイルドの群れから偶然引き当てた左右ともニガーらしからぬ可愛い黒目に仕立てられた一点もの! ただでさえ愛くるしいベビーが更なる武器を身に付けた異次元の魅力を感じさせる物凄い一匹、 クロハコヨコクビガメが入荷しました。 野生の王国という響きには我々生き物好きの心を擽る魔力のようなものがあって、 そのフレーズを耳にした時に頭の中で思い浮かべるのは何となくアフリカ大陸、 という方も多いのではないかと思います。 自然が豊かであるという視点で見れば南アメリカも捨て難いものがありますが、 あちらは豊潤の二文字がぴったりなあらゆる要素で満たされているような雰囲気で、 反対にアフリカはといえば渇望の二文字が当てはまるような、 あらゆる要素が足りておらず飢えと乾きとの闘いが繰り広げられているような雰囲気があります。 決して恵まれた環境とは言い難いところでも生命は確かに息衝いており、 そこに暮らしている動植物から伝わってくる逞しさが私たちの胸を躍らせるのだとすれば、 それが即ち野生の王国という先に述べた言葉から味わえる感触なのでしょうか。 そんなアフリカのカメといえば何となくリクガメのイメージが強いのですがそれもそのはず、 水棲ガメに目をやるとその殆どがハコヨコクビガメの一属によって占められており、 決して多様とは言い難い構造にこそドラマが潜んでいるような気がしてなりません。 つまりそこは豊富な種類のミズガメが呑気に生き延びていけた地域ではなく、 ある特定の条件を満たしたものだけが命を繋ぐことができたのだとすれば、 大陸の半分以上を支配することとなったペルシオスの仲間たちに備わる生命力には、 強大なエネルギーを感じない訳にはいかないのです。 今回やって来たのは個人的に一番格好良いペルシオスのひとつと考えているニガーことクロハコヨコより、 最近USCBもめっきりご無沙汰となり寂しさを募らせていたところへ久々のベビーサイズだと喜んでいたら、 初めて目にする両眼共に瞳が黒がちに染め上げられた何とも可愛らしいこんな個体。 そのからくりを探るべく注視してみると虹彩を横切るように太いラインが走り、 これが目を全体的に黒く見せるメイク効果のようなものを発揮していて、 同属で例えるとまるでオカバンゴのような風情があってなかなか面白いです。 幸い初期状態も良好でいきなり人工飼料に餌付き、 店内で暫くストックした今ではぷりぷりの肉付きで余裕の表情を浮かべています。 単に甲羅がピカピカなワイルドベビーというだけでも価値のあるところへ、 思わぬサプライズが添えられたオンリーワンな贈り物です。 |
クロハコヨコクビガメ (S) Pelusios niger |
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のほほんとした空気を覆すペルシオス界随一の格好良さを誇るニガーのピカピカスモールサイズ! 基本ワイルドしか手に入らない種類でこのサイズ感と質の高さには心底嬉しくなる、 クロハコヨコクビガメが入荷しました。 しばしば奥が深いなどと評される水棲ガメの世界に何故そういった価値観が生まれたのかを考えてみると、 それは恐らくかつて水棲ガメしかまとも飼えなかった時代があって、 限られたリソースの中をグルグルと回る羽目になっていた環境がそうさせたのだと思います。 駆け出しの頃には気が付かなかった落とし物のようなひとつひとつの要素が、 二周三周と巡っている内にふと目の前に立ちはだかるような、 そんな風にしてまた新たな喜びや発見に繋がる瞬間を、 昔の人々は日常的に噛み締めていたのではないでしょうか。 確かに大衆向けとは言い難い種類も沢山いて、 と言うよりも大衆向けとされる種類の方が全体から見ればごく少数になるはずですから、 ほんの少しでも視野を広げ辺りを見渡してみると、 実は多くの人が見向きもしていなかった宝物との出会いがきっとそこにあるはずです。 いわゆるマニアの持ち物としての認識が強かったペルシオスことハコヨコクビガメの一派は、 一世代前の愛好家らが過ぎ去った今、誰からも見向きもされなくなってしまった感が否めませんが、 現実的にペットとして非常に扱い易いことも踏まえれば、 何かの間違いで足を踏み入れてしまったとしても痛手を負うことはないであろう、 個人的には今一度見直されるべき要注目のグループだと考えています。 今回やって来たのはデザインに豊富なバラ付きを持つペルシオスの中でも、 シルエットの面白さが際立っているクロハコヨコの片手に乗っかる可愛いサイズ。 一言で表せば怪獣、 三角形の大きな頭に太く分厚く鉤状に尖った嘴が魅せるクールな顔立ちと、 がっしりとした四肢の力強さが幼い頃から既にその片鱗を窺わせ、 シンプルなネーミングの通りその重々しい色合いもまた迫力の出で立ちを描くのに一役買っています。 繁殖事例やCBの流通実績がほんの僅かしか聞かれない中、 野生個体でもしっかりとオレンジの放射線が頭部を彩り、 背甲の表面にまでうっすらと模様が感じられるところにもまた強い興奮を覚えます。 人工飼料にも早速餌付き、まるで普通のカメのように育てられる異形の存在です。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラウンタイプ) Pelusios niger |
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昔Bill MacCordにクロハコは2種類いるのかと確認した所、あっさりそうだと言われました。 これでクロハコと言われても納得いきませんが、クロハコです。一時大量に入って、 最近パタッと止まってしまいました。いつか非常に値段が上がりそうな予感。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラウンタイプ) Pelusios niger |
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お探しの方も多いでしょう、人気のブラウンタイプです。クロハコヨコの入荷です。 全身真っ黒で頭部にのみ柄が入るのがブラックタイプ、 頭部の柄だけでなく甲羅に花火のようなホウシャ模様が入るのがブラウンタイプと2タイプあり、 見た目の美しさからブラウンの方が人気が高いです。 クロハコは頭の形が三角形で 鼻先が尖る特徴的な顔つきで、 他のペルシオスとは見分けもつきやすいでしょう。この個体は甲羅が少し脱皮前ですが、 古い皮の下には確実に模様があり近い将来の美しい姿を想像させます。遊泳性は高く普通に泳がせて飼育すれば問題ありません。 20cm以上になると甲羅に厚みも出てかなり迫力のあるカメになります。最近でもあまり見かけないちょっとレアな種類です。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラックタイプ) Pelusios niger |
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お客様委託個体。久々のクロハコヨコクビガメです。頭の緻密な模様が大変綺麗な個体です。 飼い込み個体だけあって、成長線の出方も著しいです。当然人工飼料も食べています。 性別は不明としましたが、なんとなくメスの様な気がします。 |
クロハコヨコクビガメ (オレンジ・♂) Pelusios niger |
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怪獣系ペルシオスのはずがPOPでCARTOONな仕上がりに! 最近姿を見かけないだけにこの色彩が余計に眩しく感じます、 クロハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 ハコヨコクビガメと一口に言っても、 アフリカ全土に渡り本当に様々な形態を持った種類が多く存在していますが、 我々の中で印象深いのはやはり流通量の最も多いクリイロハコヨコでしょう。 そしてそれ以外の種を語る際には自ずとクリイロを基軸として、 ここがこう違うというような説明や認識の仕方をすることが多いと思います。 しかし本種の場合、もはや比べるまでもない明かな違いが全身に現れているため、 それだけでひとつの大きな魅力を手に入れたと言っても過言ではありません。 扁平で幅広な三角形の頭は鼻先が太く長く伸びることで独特の表情を生み出し、 成長に連れて鉤状に形成されていく嘴には攻撃性の高さが伺え、 またしっかりと生え揃った前肢の爪に込められたいつでも獲物を切り裂けますというメッセージなど、 どこまでも乱暴な雰囲気はこちらの闘争本能までをも掻き立てるようです。 このタイプの頭部を持つのは他にクプラータやガボンなどがいますが、 それにこのニガーを加えた所でどれもが最近ではめっきり見かけなくなってしまった種類なので、 このシンプルで分かりやすい迫力を味わうことのできる機会も随分と少なくなってしまいました。 前述のガボンことモリハコヨコはあまり泳ぎが上手でないとされますが、 このクロハコヨコは重たそうな体をしていても深く水を張れば意外と起用に泳ぎますし、 逆に泳がせてやらなければただただ水底でじっとしているだけなので面白味も半減してしまいます。 さて前置きが長くなりましたが今回やって来たこの個体、 一目見た瞬間に昔はよく耳にしたブラウンタイプという言葉を思い出しました。 でもこれだけの発色を見せられると、ブラウンを通り越してオレンジタイプと呼んでも差し支えないでしょう。 黒いぶち模様を彩る頭の地色は当然として、 まさか四肢や素肌にまでみかんを搾ったような色素が染み込んでいるとは思いも寄らず、 このクオリティならカラー系で勝負しても良い所まで勝ち上がっていくかもしれません。 ペルシオスに色で名前を付けて良いのなら、この個体だけはダイダイハコヨコとでも呼びましょうか。 当然ワイルドですが日本には自動的に長くいることになるのでコンディションに不安はなく、 変に浮かんでいることもなければ人工飼料にも問題なく餌付いており、 新しい成長線まで出ていてもう至れり尽くせりの状態。 冷静に考えれば今後の入荷もさほど見込めないでしょう、押さえておくには今の時期が良いタイミングです。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラック ♂) Pelusios niger |
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超BIGサイズのクロハコアダルトオスが入荷しました。これだけ大きなサイズの入荷は実に久しぶりで 何だか嬉しいです。これと同じかそれ以上の大きさのメスをお持ちの方には朗報です。頭部には地色の ライトブラウンに緻密な模様が入り、非常に美しいです。特に目立ったキズも無く、甲羅は滑らかです。 お客様委託個体の為、状態に関しては無問題です。価格も抑えてます。 |
クロハコヨコクビガメ (♂) Pelusios niger |
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とても21センチには見えないあどけなさに底無しの恐怖を覚える野獣一歩手前のサブアダルト! ワイルドが育ち難いペルシオスにあって順調に成長しているだけでも貴重な一匹、 クロハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 可愛いばかりがカメでは無い、 そんな厳しい一言を突き付けられたような気分にさせられるものの代表格である曲頸類。 中でも特に格別の妖しさと不気味さに満ち溢れた、 そういった要素を色々な所から抽出し濃縮して押し固めたような、 得体の知れない気持ち悪ささえも心地良く思えるかもしれないハコヨコクビガメの仲間は、 一時のラッシュにより持て囃されたのも束の間、 再びずぶずぶと沈んでいき今や日陰者の代表格として胸を張って泳ぎ回る毎日です。 だがそれで良いと素直に思えるのは私だけではないでしょう、 初めから薄々感付いていたと言えば都合が良過ぎるのでしょうが、 花形として表舞台に立ち続ける素質は到底持ち合わせておらず、 世の変わり者好きを満足させるためだけに生まれてきたと言っても過言ではないその容姿は、 爬虫類のしかもカメと言う限定されたジャンルにおいて、 獣そのものを肌で感じさせてくれる大変稀有な存在なのです。 少なくともアジア圏の人々にとっては平和の象徴、 或いは崇め奉られる縁起物として認知されているにもかかわらず、 その前提を見事にぶち壊してくれた彼らには感謝してもし切れません。 今回やって来たのはいよいよ大台の20センチクラスに到達したにもかかわらず、 ちっとも野蛮な様子を漂わせていない末恐ろしきミドルサイズからの飼い込み個体。 昔はこんなタイプをブラックなどと呼んでいたのも懐かしい、 全身に重みを与えるダークな配色には締まりがあり、 ここから成熟度が増していくことで化けの皮を剥いだ真の姿を拝むに至るのでしょう。 おにぎり型の頭部は肥大化するに連れて嘴の厚みも三倍になり、 四肢に揃った合計二十本の爪は殺人的な鋭さを高め、 この重厚な肢体で水中を下品にも舞い踊るのですからたまったものではありません。 直ぐに甲羅をシャットアウトしてしまいがちなニガーには珍しい性格の明るさも高評価で、 バタバタと暴れながらガラス越しに餌をねだる姿にもギャップがあって宜しいのでは。 地味だ地味だと言われ続けるペルシオスにしては根強い人気のある方だと思います、 是非ご自身の手でフルアダルトまで仕上げて下さい。 |
クロハコヨコクビガメ (フルアダルト・♂) Pelusios niger |
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どデカくてピカピカ極上の飼い込み個体! ほぼMAXサイズでしょうか、 とっても見応えのある大きさに育ったクロハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 ペルシオスと言えばクリイロなどに代表される丸みを帯びた可愛らしい顔付きのものが頭に浮かびますが、 本種は上から見ると三角形、 鼻先がグッと伸び嘴が鉤状に曲がった迫力のある顔付きが魅力です。 甲羅の形も細長くがっしりとした感じで、小振りでも見栄えのするドロガメをそのまま大きくした様。 収納していた大きな頭部と四肢を出し切り、 重たい体を揺らしながら泳ぎ回る姿にはさながら怪獣のような存在感があります。 名前は学名のnigerからとったものと思われますが、 どちらかと言うと黒地の頭部に映えるブラウンのまだら模様が美しく印象的です。 極端に数の少ない種ではないですがそれでもあまり見かける事はなく、 流通の殆どが10cm頃のミドルサイズでしょう。また多くのアフリカンサイドネックは甲欠けやピンホール、 甲羅の腐食など難を抱えている場合がありますが、今回の個体はとても良い状態で輸入され かつその後も大切に飼われていた事が見て取れる素晴らしい状態であることが分かります。 これだけの巨体をゴロゴロと水槽内で転がしておくのは勿体無いので、 しっかり水を張って活発に泳がせて上げましょう。 そうすれば少しでもアフリカの大地に思いを馳せることができると思います。 |
クロハコヨコクビガメ (ブラックタイプ/アダルト・♂) Pelusios niger |
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最近他のハコヨコに押されあまり見かけなくなった
クロハコヨコのアダルトオスの入荷です。
ブラックタイプでこのサイズになると背甲のキールは消失するとも言われていますが、お客様の飼い込み委託個体で、10cm程の大きさから
このサイズまで丁寧に育て上げられ、綺麗に残っています。
なんと甲長は23cm・甲高は155g缶の高さ(約9cm)も有ります。このサイズは滅多にお目にかかれないでしょう。ダークグレーの背に
漆黒の腹(橋や甲板の継ぎ目は除く)、眼に映えるオレンジ色の肌、
頭部と四肢はブラックの地肌にクリーム色の斑紋が散りばめられています。
他の亜種との極め付けな違いは、横に広がった扁平な頭部でしょう。ペルシオスの仲間は、強面が多いのですが、
正面から見ると結構可愛い面も垣間見えます。
肉食性のかなり強いこの種類ですが、さすがに飼い込み個体!Mazuriミズガメフード・咲ひかりLMサイズ、川魚・コオロギ・ワームと
餌の種類を問わず何でも食べています。
生息地では大きな獲物は鋭い爪で引き裂いて食べる種類ですので 爪には充分お気を付けてお取扱い下さい。 |
クロハコヨコクビガメ (♂) Pelusios niger |
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体中を巡るアフリカ臭さが最高の造形美を繰り出した至極の仕上がりを見せるマッドビースト! 俄かには信じ難いのですがまさかのヤングサイズから育て上げられた長期飼い込み個体です、 クロハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 皆さんにとってのハコヨコクビガメとは一体どのような存在でしょうか。 曲頸類の中でも人気に欠けると長年言われていたショートネックで、 かつ有望選手の揃うヘビクビガメ科ではなくいまいち正体の掴み辛いヨコクビガメ科に所属し、 やたらと種類が多く全体的に陰気なオーラが漂っているためよく分からないというのが正直な所かもしれません。 仮に知名度が高まったとしてもおおよその印象はクリイロのような丸っこくて可愛らしいものになると思われ、 確かに属内にはふんわりぼんやりとした格好を持つ種類が多いというのも事実です。 特別な関心のない人にはそうやって全て同じに見え、 あるいは興味津々の人に対して個々が全く異なる独特の世界観を見せてくれる、 この隠された要素がペルシオスの好き嫌いを真っ二つに分ける原因であり、 外界との結び付きを持たない己の信念に従うために引かれた境界線とも言えるのです。 この仲間に何を求めるかは人それぞれですが、 個人的に絶対に外せないのはずばり怪獣感。 成熟の頃を迎えていれば多くの個体がそれを備えているのがペルシオスなのですが、 中でもずば抜けて迫力に溢れたシルエットを描き出してくれるのはこのニガーを措いて他に思い当たりません。 細長く扁平でしかし厚みの出た鎧のような装甲に、 見ているだけで息の根を止められそうなギロチンの如く発達した嘴、 三角形の頭部は年を重ねるに従って鼻先の部分が盛り上がり、 お約束通り四肢の爪は血腥さを帯びるほどに鋭く、 カメという言葉から連想される平和でのんびりとしたイメージとはかけ離れた凶悪な空気が全身から噴き上がっています。 水を深く張ったタンクで泳がせればガラス面に甲羅をゴツゴツとぶつけながら強引に躍動し、 ただの人工飼料を口にするだけでこの世の終わりを思わせるようなえげつなさを披露する、 何処までも残酷でありそして威厳に満ちたカメなのです。 今回やって来たのはかつて本種がまとまって輸入されていた頃に見かけた手の平サイズが、 もう何年もの歳月を経て立派な巨体へと変貌した国内飼い込みの一匹。 数ある未入荷種をデビューさせるきっかけとなったペルシオスラッシュは早くも五、六年前へと遡りますが、 ニガーが来ていたのはそれよりも更に前でしたから随分と久しく感じられます。 もう十分な大きさに達しているのかと思いきや、まだまだ新たな成長線の伸びが伺える見上げた向上心。 店内でも特に見晴らしの良い水槽で泳がせていた秘蔵の一匹です、 横から見た時に炸裂する濃厚なモンスター風味をむせ返るようになるまでご堪能あれ。 |
ヘンゲハコヨコクビガメ (ベビー) Pelusios rhodesianus |
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コガネハコヨコクビガメという名前で最近になって流通し始めた新しいタイプのハコヨコです。 ヘンゲハコヨコクビガメ・ベビーが入荷しました。 この名前を聞いた途端、そんなペルシオスいたっけ、と感じた方もいらっしゃると思いますが、 タネを明かすとそれらはヘンゲのバリエーションのひとつとされています。そもそもヘンゲとは名の通り、 同種間でもバリエーションに富んでいることからVariable mud turtleの英名が冠せられていて、 解説書によれば大きく分けて北部に棲息する個体群は頭部に虫食い模様の目立ち、 南部に棲息する個体群はマットな地色の処々に黄色の斑が表れるという、 まるで同種とは思えない違いが見られます。今回の個体は持ち腹のCBでしょうか、 非常に可愛らしくかつ少し育った安心サイズという絶妙なポジションです。 ペルシオス事態ベビーサイズの流通は殆どなく、 またこのカメに関してもそもそも流通している個体数が限られていますから、 この幼い頃から飼い込む事ができるというのは良い機会かもしれません。 ワイルドによく見られる甲の腐食の心配もベビーサイズからでは大分軽減され、その辺りを気にされる方にもお勧めです。 性質も元来たくましいカメなのでサイズ的な不安は一切なく、人工飼料をバリバリ食べる健康な子です。 |
ヘンゲハコヨコクビガメ (S) Pelusios rhodesianus |
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飼育スタートにちょうどいい安心サイズ! 通称コガネの名で親しまれる南方個体群、ヘンゲハコヨコクビガメが入荷しました。 英名はVariable mud turtle、 その名の意味する所は広い棲息域と産地による形質のバリエーションから来ており、 現在国内に入ってきているものは大きく分けると北部タイプと南部タイプが確認されています。 違いは頭頂部の柄に見られ、前者はクリイロやキバラのような網目模様が、 後者は他のペルシオスにはあまり見られない明るい色がベッタリとのるマットな質感です。 これまで流通量が少ないながらも主流であったのは北部の方でしたが、 近年新たなルートが開拓されたのか全く異なる容姿を持ったヘンゲがデビューすることとなりました。 初入荷時には頭の色合いから”コガネハコヨコクビガメ”と紹介され、 そんなハコヨコいたかなと一瞬混乱しましたがこの外観にはそれだけのインパクトがあったと言えるでしょう。 特徴は色合い以外にも、 このサイズから既にうかがわせている通り頭部と甲羅に厚みが出るため、 成長しきったその時には水槽をただ泳ぐだけでモンスターへと変貌します。 この仲間は上から見るとただの黒いカメにしか見えないという恐れがありますが、 横から眺めれば状況は一変、重量感のある甲羅や危なっかしい鋭い爪を持つ四肢などが目立ち、 真の魅力を存分に味わえることでしょう。 まだまだ可愛げのある頃かと思いきや目は完全に据わっています、 日々増していく迫力を成長とともにお楽しみ下さい。 |
ヘンゲハコヨコクビガメ (L) Pelusios rhodesianus |
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ヘンゲハコヨコガメが再入荷いたしました。以前にビバガにも出ていましたが、いろんなタイプが いるのがヘンゲハコヨコです。唯一特徴的なのは喉甲板がひし形になっている個体が多いです。 腹甲も白いタイプと黒いタイプと両方います。今回は黒いです。 |
ヘンゲハコヨコクビガメ (♀) Pelusios rhodesianus |
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英名はVariable mud turtle、和名はヘンゲとなかなか粋なネーミングのペルシオスです。 今回は近頃見かけるようになった南方タイプです、 ヘンゲハコヨコクビガメ・メスの入荷です。 かつての激レア種は少し前にある程度まとめてやってきた為見慣れた感すらありますが、 やはり棲息地の関係からも行き先不安な希少ハコヨコ。 昔は北部の頭部に虫食い模様が目立つ個体群が主流で、 地域変異があるという触れ込みだったので判別もなかなかやっかいなものでした。 ですが最近になって”コガネハコヨコ”という名前で再登場した際には 名前と外観が見事に一致する分かりやすい特徴的な姿で、一気にその認知度が増す事に。 柄は殆ど見られない代わりに白く色抜けした頭部が他のハコヨコにはあまりない無い新鮮な感覚でした。 おとぼけ系の表情をしたものが多い中にあって 本種は目の奥に何かが光る意味深な顔付きも変わっています。 今回は野生個体がお客様の下で大切に飼われ、腹甲の剥離などは幸いにもそれ以上進行することなく ワイルド感溢れる味のある見た目になっています。 片手で持つとなかなか重たくほぼ最終サイズに近いでしょう、立派な個体です。 人工飼料に難なく餌付いた良い個体ですが古傷が大きい為特価です。 |
ヘンゲハコヨコクビガメ (Tr) Pelusios rhodesianus |
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新たな情報が入った為、再UPします。EU便というのは以前にお伝えいたしました。 今回判明致しましたのは、ミドルサイズのペアは貴重なブルンジ産で、大きなメスはウガンダ産の Kisumo動物園にいた個体だそうです。そしてその後ヨーロッパに入り最後に日本に到着いたしました。 ロカリティを大切にするヨーロッパのマニアには本当に頭の下がる思いです。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (USCBベビー) Pelusios sinuatus |
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アメリカではこんなカメも殖やされています。エキスポ便のノコヘリハコヨコのベビーが入荷しました。 ハコヨコクビガメの仲間は丸っこい形をしている種が多いですが、本種は背甲後縁部がギザギザと角張りとても格好良いです。 また中央のキール部分は山切りカットに切り立っており、他のペルシオスに比べると全体のフォルムはシャープにできています。 遊泳性は高く、水深を深くしたり水流をつけたりすると水を切ってビュンビュン泳ぎ回る姿が観察できます。 ペルシオスの最大種で成長も早い為、餌はガンガン与えてあげて下さい。現在はMazuriミズガメフードなどに餌付いています。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ
Pelusios sinuatus |
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アフリカ曲頸類の最大種。未確認ながら2タイプいるらしく、20cmそこそこで 成長が止まるタイプと45cmぐらいに大きくなるタイプ。今回はアメリカCBで深めの きちんと泳げる水槽で飼うと大きく育ちます。ボトムウォーカーで水底を活発に泳いでいます。 Pelusios特有の頭のスポットがキレイです。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ
Pelusios sinuatus |
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やはり数タイプいるようです、ノコヘリハコヨコです。パッと見て分かるのが体色で、この個体の 背甲には繊細なホウシャ模様が入っています。そして腹甲は白と黒のコントラストが鮮やかで、 以前入荷したものとは異なります。生息地が南北に長い事も起因しているかも知れません。 低温に強い個体群もおりますが、20℃以上には保温しておいた方が無難です。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (USCB・S) Pelusios sinuatus |
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EXPO便のベビーサイズでやってきた個体が成長しましたのでご紹介します。 ペルシオス最大種、ノコヘリハコヨコクビガメの入荷です。 比較的多くの種を含むハコヨコクビガメ属において最も大きくなるとされるのが本種。 どうやら個体群で最大甲長に大小あるようですが大きなものでは40cm近くに達するとてつもない大きさのハコヨコです。 確かに甲羅や顔付きを見ても手の平サイズにしてまだ幼く、 大型種の貫録を伺わせます。アメリカの有名ブリーダーデニス氏の繁殖個体で、 雑誌にも紹介された事がありますが種親はかなり大きいそうで期待が膨らみます。 毎年コンスタントに輸入されるので普通種なのかと思いきや、 よく見るクリイロなどとはまた違ったグループでワイルドの流通も殆ど無く、 限られたブリーダーの功績によりこうしてピカピカのCBが手に入るのはとても喜ばしいことです。 丸っこい体つきというイメージが強いペルシオスにおいて カクカクギザギザしたフォルムは異端的で非常にエキゾチック。 遊泳性はかなり高いので好きなだけ泳がせてどんどん大きくしましょう。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (M) Pelusios sinuatus |
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数あるペルシオスの中でもその能力を泳ぎ回ることにほぼ全振りした育てて楽しいこれぞ隠れた銘種! かつて幼体がちらほら輸入されていた本種もご無沙汰になっていただけにファンとしては懐かしい感じがする、 ノコヘリハコヨコクビガメが入荷しました。 何が面白いのかといえばハコヨコクビガメ属の最大種はその名もオオヨコクビガメ、ではなく、 こちらノコヘリハコヨコクビガメであるというところから物語は始まるのですが、 アフリカ大陸のほぼ全土を支配した彼らは未だにその全容が把握されておらず、 近年になってようやくその九割ほどが解明できたような、 まだまだ世に知られていない魅力がギュッと詰まったミズガメ界屈指の大所帯です。 たったひとつの属でひとつの大陸をほぼ占拠しているというあまりにも大胆な行為は、 例えばスライダーやドロガメなどごく一部のグループでしか成し得なかった偉業であり、 その成果は生存戦略の中で勝ち続けてきたのであろう誇り高き勲章とも言えるでしょう。 つまりハコヨコと一言には語れない幅広さと奥深さが自ずと生じてくる訳なのですが、 本種が同属の他種に比べ頭部がスマートなところからも窺い知ることができるように、 扁平な甲羅に似合わずがっしりとした四肢を力いっぱい巧みに操り、 水の中を自由自在に行き来することができるといった、種毎に異なる特徴が味わえるのです。 最近では分子系統学に基づく解析が進み広義のPelusios属がいくつかの単位に分けられることも示唆され、 昔からのマニアたちが無意識のうちに感じてきた様々な形質の違いが実際に検証されるなど、 学術的にも面白いアプローチがなされています。 端的に言えば各人が好きなペルシオスを選ぶことによりそれぞれの好みが滲み出てくる、 つまりそれは自己表現のツールとしての機能を存分に果たしているようなのです。 今回やって来たのは久しぶりにお目見えしたベビーから数年飼い込まれた珍しいミドルサイズで、 全体の基礎が出来上がるこの時期までに良質な育ちぶりが窺える優れた程度の一匹。 その名が示す通り最大の特徴は背甲の後縁部がギザギザと尖ることで、 不思議とガンメタリックな光沢を帯びることの多い全体の質感も相まって、 何処かメカニカルな雰囲気さえ漂わせるクールなペルシオスです。 先にも触れた通りとにかく泳ぎに対する欲求が強く、 フラットな甲羅はまさしく水を切るためにデザインされたようなシルエットで、 カメの泳ぐ姿を堪能したいと願う真のミズガメ好きにとっては堪らない仕様となっています。 まだまだ育ち盛りで一刻も早く30センチクラスを狙いたいそんな代物、 こちらをニコニコと見つめながら延々泳ぎまくる様をお楽しみ下さい。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (M) Pelusios sinuatus |
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ガンメタリックの甲羅から突き出した赤銅色の鈍い輝きが美しいミドルサイズ! 幼体時には分からなかった内より出でる迫力が滲み始めんとするお年頃です、 ノコヘリハコヨコクビガメが入荷しました。 実はそこまで大きくなる訳ではないチャピニことオオハコヨコを差し置いて、 見事ペルシオス最大種に君臨する陰のボス的な役割を果たしているのがこのノコヘリハコヨコ。 何故か知名度と流通量が比例している気がしないこのカメは、 繁殖された幼体も含めて毎年コンスタントに見かけるのにもかかわらず、 属内を見渡してもファンはやや少なめで胸を張って飼育していますという話もあまり聞かれません。 まず第一に大きく育つことへの憧れに始まり、 装飾の少ないハコヨコにおいては珍しく甲羅がギザギザに尖ること、 遊泳性が高く下層もそもそ系ではなく中層から上層を軽やかに動き回る様が楽しめることなど、 長所は挙げ始めれば次から次へと出てくるのですが、 我々の欲求に応えるガツンとしたインパクトに欠けてしまいがちな理由がようやく判明しました。 よく思い出してみると、ハコヨコクビガメの仲間の多くは体に対して頭部の比率が大きい、 つまりどちらかと言えば頭でっかちな印象が強いような気がするのですが、 本種の場合は元々が小顔な上に大型化することが仇となり未成熟の状態が長く続くため、 所々のパーツに備わる貫禄が最後まで表れ難いという弱点があるのです。 ベビーを見せられれば確かに可愛らしいことには違いなくとも、 単なる幅広で薄っぺらの地味な色をしたカメで終わってしまいますし、 ぼちぼち成長したぐらいでは中途半端に褒める訳にもいかなくなります。 では図鑑に書かれたとんでもない数字通りに育て上げなくてはならないのかと言われればそうでもなく、 実際には仮に30センチにもなれば十分過ぎるほどの重厚感が味わえますし、 むしろそこまで仕上げるのに骨が折れるほどで決して簡単な話ではないのです。 充電期間が長いのは承知の上、 じっと辛抱して熟す時を待ち侘びながら付き合っていくのが真の作法なのかもしれません。 今回やって来たのは黒光りする甲羅の良好な質感はもちろんのこと、 頭部の斑紋が適度に消失しながら色味の上がった様子が目を惹く一匹。 本来はただの茶色で終わってしまうケースが大半でも、 時折与えた餌によって人工的に赤味が発色するケースもままあるのですが、 この個体は頭以外に赤が染み出したような箇所は一切なく、 だからこそ頂点にのみ映える金属光沢が余計に目立っているのです。 手軽なサイズにしては珍しく早くも甲の厚みが出始めています、 カラーリングにもフォルムにも満足できる最高の仕上がりを目指して下さい。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (L) Pelusios sinuatus |
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ペルシオス最大種の力を遺憾なく発揮する大型個体! 正直ベビーサイズでは伝わり難かったこのカメの魅力が満載です、 国内飼い込みのノコヘリハコヨコクビガメが入荷しました。 アフリカ全土に広く繁栄するハコヨコクビガメの中で最も大きくなるとされているのがこのノコヘリで、 確かに小さな頃から他とは違う体格の持ち主であり、 ちょっとやそっと育てた位では全然大きくなった気がしないのもさすがです。 しかし今回やってきたこの個体は20cmオーバーでいよいよ本種ならではの迫力がにじみ出てきたナイスサイズ。 元々平たい甲羅を持つノコヘリでこれだけの厚みがあり、 顔付きもよりアダルト成体を匂わせる重厚感。 成長線の出方も非常にスムーズで今後の成長にも期待が持てます。 体型を見ても分かりますがこの仲間で屈指の遊泳力を誇る種類でもありますので、 是非このメタリックな巨体を存分に楽しむためにもゆったりと泳がせてみては如何でしょう。 性別は不明としましたが、 パッと見はメスのようですが伸ばしてみると総排泄腔が根元から結構離れているのでこの尻尾はここから更に大きくなっていくのでしょうか。 地域変異なのか個体差もちらほら見受けられますが、 頭頂部の色もすっきりと抜けた綺麗な個体です。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (♂) Pelusios sinuatus |
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ガンメタリックな甲の照りが凄まじいです! お客様委託のノコヘリハコヨコクビガメ・オスが入荷しました。 全身テカテカのブラックボディに 緻密な柄の入ったブラウンヘッドが一層の重厚感を醸しだす大型サイズ。 ガンメタなのは甲羅だけではなく、細やかな鱗が散らばる肌も全てが光を反射する文字通りピカピカの美個体です。 ハコヨコクビガメ最大種と言われていますが棲息エリアにより大きく2タイプに分けられ、 今回のこの個体ははっきりしませんが見た限りではどうも小さい方の個体群のようです。 尻尾も既にかなり大きく、 普段は伸ばしっぱなしで泳ぐ事はあまりないのでこうして伝家の宝刀を出されると少し驚かされるでしょう。 名前の由来は甲羅の形に由来しますが、その点で奇抜なものの少ないペルシオスでは珍しく、 普通の甲羅にパテ盛りしてエアロパーツを仕立てたようなフォルムは このツヤも相まって結構な装飾品となっています。 泳ぎはかなり上手いので、是非ともたくさん水を張って流れをつけて餌をねだるように右往左往する姿をお楽しみ下さい。 |
ノコヘリハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios sinuatus |
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あまり大きくなり過ぎずかつ甲羅の突起部分が鋭利になると噂されるガンメタリックタイプ! 握り拳を超えたそこそこのサイズ感ながらちっとも大人びた様子の無い雰囲気は流石ペルシオス最大種、 ノコヘリハコヨコクビガメ・ペアが入荷しました。 属内では何故か一番コンスタントにそしてクリーンに流通している、 それでいてひょっとすると一番ハコヨコらしくないのではないかとも思われる、 前述の通り属内では最大になることで知られているノコヘリハコヨコ。 我々にとって全ての基準になるのはやはり昔ながらのクリイロであり、 この仲間を見る時にはどうしてもクリイロと比べてどうだと言った観察の仕方になりがちですから、 扁平でやや小さい頭部がつくる表情にふっくらとした感じが足りないのが最大の要因かもしれません。 或いは甲羅のギザギザとした造形が同じく丸っこさをぶち壊しているため、 全体的にスマートで格好良過ぎる本種は異端的にも捉えられてしまうのでしょう。 カエルガメで言えばヒラリー、ヨコクビガメで言えばモンキのような、 安価ながら巨大化が目指せる恵まれた素材であるだけに、 きちんと育てられた個体が持つ迫力ができる限り世間に知れ魅力が共有されればと考える次第です。 今回やって来たのは全体的に黒々とした甲羅が攻撃的なオーラを一層引き立てる、 まさかの同一タイプで偶然にも雌雄一対が揃ってしまった幸運の飼い込み個体。 ベビーにはベビーの可愛らしさがありますが、 本種は成長過程で本領を発揮するまでに殊更時間のかかる種類ですので、 ちょうど性別が確定した頃合いで育て始めた方がむしろ安定して楽しめると思います。 大きなサイズ差も無く混泳しても仲良くしていますから、 初っ端からいきなり幅にも水深にも余裕のある例えば90センチぐらいの水槽で泳がせてやりたいところ。 甲高と同等の深さでは水辺で遊んでいるような風情しか味わえませんが、 たっぷり水を張るとペルシオスにあるまじきスピーディな泳ぎを見せ、 20センチを超えた辺りにもなるとそこへ重量感が加わりますから、 重たいカメから放たれるエネルギッシュな躍動を堪能することができるでしょう。 今はやや尖った鼻先が次第に丸みを帯び、 ゴジラのような強面の表情に変わっていくのも楽しみのひとつです。 |
ウスグロハコヨコクビガメ (国内CB・S) Pelusios s. subniger |
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頬のむくれた顔立ちやコロコロと丸っこい体付きが可愛らしさを引き立てるふっくら安心サイズ! つい最近ようやく本物の正体が明らかになったばかりの古参にしてニューフェイスなペルシオスの一種、 ウスグロハコヨコクビガメが入荷しました。 その名前だけならいつの時代の書籍を引っ張り出しても目にすることができるでしょう、 しかし残念ながらそこに掲載されているのはほぼ全て別種クリイロであり、 国内において真のウスグロが改めて紹介されたのはほんの数年前の出来事でした。 しかしそれもある程度仕方のないことだったと思います、 種小名subnigerは和名と同義のやや黒いと言ったような意味合いで、 つまりグレー系の体色を持つこと以外に殆ど手がかりが無かったような状態でしたから、 クリイロのバリエーションを指してこれがウスグロと言ったところで、 異論を唱える人は誰もいないような状況だったのです。 蓋を開けてみるとむしろクリイロとは似ても似つかず、 どちらかと言えばやや陸棲傾向が強めの面白いペルシオスであることが分かり、 まだまだ世間へ浸透するには時間が掛かりそうですが、 飼育していく上でこれまでとは違った面白味が見出せると思います。 今回やって来たのは早々に殖やされて驚いた国内CBのベビーが育ったもので、 ハッチリングの時には分かり難かった甲羅全体の厚みや、 四肢が太く発達し鱗も硬質である様子などが手に取るように分かる、 ウスグロらしさが頭角を現し始めたスモールサイズ。 前肢や爪の雰囲気を見ても分かるようにあまりスイスイ泳ぎ回る気は無さそうで、 陸場と水場を行き来する活発な動きを見せてくれます。 個人的には厚みのある頭部が魅せる表情がお気に入りのサブニガー、 手に入る内に押さえておきましょう。 |
ウスグロハコヨコクビガメ (♀) Pelusios s. subniger |
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際立って厚みのあるお饅頭体型が旧来のペルシオス像を再現したその姿こそ正統と異端の紙一重! かつて私たちの想像していた曲頸界のハコガメに最も近付いた珍種です、 ウスグロハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 クリイロ、ウスグロ、クロ、どれもハコヨコクビガメのとある種類に与えられた立派な和名なのですが、 冷静に考えると本属の全種がこの三色の内のいずれかに当てはまってしまいますから、 その名前だけを聞いただけでは何もピンと来ない、 それどころか全てが同じであるかのように感じたとしても無理はないでしょう。 何しろその三種の中ですら比較的幅広い個体差が知られており、 つまり黒いクリイロや茶色いクロなどと言った一見矛盾した組み合わせも実在する訳で、 勉強し始めたばかりの頃は何が何だかさっぱり分からなくなることと思います。 本種も見た目そのまんまの色彩を由来とした呼称が与えられてるのですが、 実際にはただのグレーなカメと言い切るには忍びない、 非常に変わった形質をいくつも持っていることが知られています。 勘の良い方なら腹甲の形状を見ただけでお分かり頂けるでしょうか、 基本的に遊泳力は低く沼地の泥を浴びながら地べたを這いずり回るように活動し、 体を乾燥から守るためなのか甲板が分厚いつくりになっています。 総じて鋭い爪を持つペルシオスにあってこのウスグロは例外中の例外、 先がやや丸くなった太短いそれは歩行に適した形状へと変化しているのでしょう。 四肢の特に両腕の筋肉はよく発達し、他の近縁種たちとは目指した方向がまるで異なっているらしく、 その証拠に少々深めに張った程度の水へ入れると見事にぷかぷかと浮いてしまうのです。 昔はクリイロと混同されあたかも普通種であるかのように認知されていたウスグロ、 ここまで興味深い特徴が揃っていて尚これが並のペルシオスであると言えるでしょうか。 まさに箱と名の付くカメを浅い水に浸けて飼育していたあの時のことが思い起こされるようです。 今回やって来たのは久方振りに野生個体がまとまって輸入されたと沸いたペルシオスラッシュの遺産で、 私が個人的に気に入っていたがために店内で暫しの時を過ごして来た長期飼い込みのメス。 黒くもなくまたそれほど淡くもない繊細な体色はウスグロと呼ぶに相応しく、 くまさん系の可愛らしい顔立ちといかにも不健康そうな顔色の悪さとのギャップが凄まじい、 今国内で入手できるハコヨコの中では何気にかなり面白い種類だと思います。 万人にお勧めするつもりは更々ありませんが、一見するとどうでも良いカメにこそ深い味わいを感じたい、 そんな奇特な方には堪らないこの上なくお勧めの一匹です。 |
ウスグロハコヨコクビガメ (フルアダルト・♀) Pelusios subniger |
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パンパンの膨らみ具合はとんでもない威圧感です! お客様委託のウスグロハコヨコクビガメ・メスが入荷しました。 かつてはちょっと古い図鑑を開けば必ず名前が出てくるほどメジャーな存在でしたが、 その名で紹介されたカメはほぼ全てがクリイロであり本当のウスグロというのはずっと謎の存在でした。 しかしほんの数年前、遂に解禁されまとまった数の個体が輸入されることとなり、 我々はようやく本種の真の姿を知ることができました。 実物を目にすればお分かりかと思いますがまずクリイロとは全く別グループであり、 今となってはよく見ることのできるようになったオカバンゴに代表されるむくれた感じの頭部が最大の特徴です。 また甲羅の形状も他種のようなツルンとしたものではなく、キルティング素材を思わせる独特の質感が見て取れます。 また久々に姿を見ることができましたがどう考えても間違えようがありません。 そして特筆すべきはこの個体の異常と思えるほど盛り上がった甲の両サイドで、 イースト菌でも練り込んだかのような限界を超えた膨らみ方は迫力満点です。 一時期見かけましたがまた流通が無くなってしまいました、あの時入手できなかった方はこの機会をお見逃しなく。 |
ウスグロハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios subniger |
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ペルシオスの形態変容に魅せられてしまった方にとっては絶対見逃せない久々の良品! 全身の各部位がアフリカ基準では考えられないほぼ完璧な状態で温存されていた嘗てないクオリティです、 ウスグロハコヨコクビガメ・ペアが入荷しました。 南半球にばかり棲息していて北半球にはいないもの、 何だかなぞなぞのようなテイストの出だしになってしまいましたがその答えはカメ目曲頸亜目、人呼んで曲頸類の仲間です。 日本人だけではなく米国や欧州の人々、 つまり地球の上側半分に暮らしている者としてはその下側半分の様子を望む機会などそうそうありませんから、 ペットとしてカメと接する際にもそこに漂う異国情緒を敏感に感じ取り飼育対象種として選ばれることもやはり多いようです。 集中して分布しているとは言え大半の地域では世界中に広く繁栄した潜頸類たちと共存していますが、 何故かアフリカ大陸に限ってはリクガメの他に首を引っ込めるカメはほぼ存在せず、 水棲ガメではこのハコヨコクビガメが二十種類近くの大きな勢力を以って全土にのさばっているという現実があります。 彼らにとって楽園とも言えるこの地域は、民族や宗教と同じように野生環境にも多様性が見られ、 たった一属でまとめられているハコヨコも実態を覗き見れば内部でいくつかの派閥に分けられることが知られています。 本種は長年に渡りクリイロと混同されるという実に不遇な運命を辿り、 それはホビーのみならず学術界においてもほぼ同様の扱われ方だったようですが、 数年前に歴史を変える革命児として登場したオカバンゴと、 今年に入り世界レベルでの初流通を果たしたウペンバ、これらと共にひとつのグループを形成し、 このことから従来の見慣れた種に比して如何に特異な形質を持つかがお分かり頂けるでしょう。 むくれた表情は前二種と大きな変わりはないものの、 すいすい泳ぐつもりなど更々ないパンパンに腫れた甲羅、 腕っ節の強そうな筋肉質の四肢、 水中よりも陸上で移動することの利便性を求めたと思しき先端の丸まった爪など、 体をつくる全てのパーツが風変わりな生活史を物語ります。 実際に並みのペルシオスのつもりで飼い始めてみると、少し深めの水にはいまいち対応できずすぐに浮かび上がってしまい、 下手をすると軽い肌荒れまで起こし始めるという徹底振りもむしろ気持ちが良いほど。 独自の路線を全身全霊全力で一直線に突き進む、 色彩が地味だからと一言で切り捨ててしまうのは勿体ない非常に魅力的なアフリカ曲頸なのです。 各五本、合計二十本の爪は二匹とも全て揃い甲の表面もスレ程度で殆どノーダメージ、 飼育下での新たな成長線も出始めているとなればもう言うことはありません。 余程のことがなければ今後新規の輸入も見込めないと思いますので、 きちんと水に沈み人工飼料もバクバク食べるグッドコンディションにてお待ちしております。 |
ウペンバハコヨコクビガメ (EUCBベビー) Pelusios upembae |
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ペルシオスの新星がまさかのベビーサイズで登場! 今までの稀少種とは一味違うレアリティです、ウペンバハコヨコクビガメが入荷しました。 アフリカ大陸の全土を支配するハコヨコクビガメ属、その構成は亜種まで含めると20種を超える大所帯で、 昔からの顔馴染みもいれば野生での生態さえまともに知られていないものなど、 間口はそう広くありませんが一度足を踏み入れると奥が深く実にマニアック。 現実的に動物の輸出が困難である地域性から、 学名と数点の写真しか明らかにされていない種類については半ば諦めムードさえ漂っていたのですが、 ここ5年ほどで数種が一気に国内初入荷を果たし愛好家を賑わせました。 前述の通りアフリカでのレアという概念は他のエリアとは事情が異なり、 分布図を見て広大な棲息域に驚かされることも少なくありません。 しかし本種の場合は違います、もし地図を見てウペンバの棲息地をマーキングしなさいと言われれば、 マジックペンの細い方を使って同じく細いラインで描かれた川の一部をちょんとなぞってお終い。 その狭さはトゥルカナ湖に局所分布するとされるトゥルカナのレベルに匹敵します。 何故今回CB化されたベビーがやって来たのか、 それは勿論繁殖に成功したという快挙もありながら、 ヨーロッパのマニアでさえ自分の欲しい数を確保するのが精一杯で他人に分け与える余裕などなかったのでしょう。 そんな追い詰められた状況でもきっちり結果を出してくる、 そんなブリーダーの実力を超えた維持や執念には感動しきりです。 そして初めて目にする幼体時の姿、甲羅はやや細長く後縁部にかけて末広がりになり、 頭はクリイロなど見慣れた種と比べて明らかに大きく、 話に聞いていた通りオカバンゴの幼体とシルエットはそっくり。 しかし頭頂部に密集した虫食い模様は非常によく目立ち、 これがアダルトサイズになった時の独特な表情をつくり上げるのでしょう。 ハコヨコのベビーは急な低温にさえ気をつければ結構簡単に育ってしまいます。 このカメの大切なポイントはクリッとした大きな頭部ですから、 フォルムのイメージが変わらないように甲羅だけ先走らないよう気をつけましょう。 それではこの先の成長過程をお楽しみ下さい。 |
ローレントハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios w. laurenti |
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夢幻の産物、ローレントハコヨコです。下にUPしたエドワードとは亜種関係にあります。違いは 喉甲板の下の長さがエドワードよりローレントの方が長い事です。腹甲のほの暗い模様は幼体時の 斑紋の痕跡でしょうか。本種も重厚感溢れる容姿が欲望をかきたてます。お好きな方はお早めに。 |
エドワードハコヨコクビガメ (国内CBベビー) Pelusios w. lutescens |
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つい先日、入荷を果たしたエドワードですが、なんと国内CBが採れました!! 持ち腹で採れた卵ですが、 CB個体の誕生はやっぱり嬉しいですね。頭部と背甲の網目模様はきめ細かく、腹甲のオレンジの斑と 合わせて非常に美しいです。背甲中央部のキールはギザギザと盛り上がっていて格好良いです。 |
エドワードハコヨコクビガメ (Pr) Pelusios w. lutescens |
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至極のレア種!!アフリカの秘宝、エドワードハコヨコです。テラログで少ない写真を指をくわえて 見ていた時代はもう終わりました。以前名著”世界のカメ”に載っていた個体とやっぱり同じです。 これでペアになり、無精卵をポロポロ産んでいた当店の雌もやっと報われます。欲しい人は 限られてくると思いますが、そうそう入ってくる物でもないので今の内にゲットしてください。 |
ビクトリアハコヨコクビガメ (国内CB・M) Pelusios w. williamsi |
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2年程前にウィリアムズハコヨコ3亜種が衝撃的な入荷を果たした事はまだ記憶に新しいと思います。 当時持ち腹で繁殖に成功したベビーを飼い込んだ、お客様委託の基亜種ビクトリアハコヨコの入荷です。 かなり大切に育てられた事が見て取れる極上個体で、 頭部の細やかな虫食い模様や、 特徴的な眼の下の太いラインが明瞭に表れています。 顔つきはまだあどけないですが、アダルトでは目の周りが黒くなり悪人面の非常にイカつい風貌となります。 輸入されたのは一度きりで棲息地からしても今後の入荷は見込めない為、非常に貴重な繁殖個体でしょう。 ワイルドと違い、ハコヨコによくある甲羅のシームが腐る病気にも悩まされる心配は少ないです。 今回委託の為お値打ち価格ですので狙っていた方はこの機会に。 |
キタジェフロアカエルガメ (M) Phrynops g. geoffroanus |
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今や懐かしいとさえ言われるようになってしまった鮮烈の赤みが再び! 目の覚めるような眩しい煌きにあの頃の記憶まで呼び覚まされるようです、 キタジェフロアカエルガメが入荷しました。 南米に広く分布するカエルガメ属には多くの構成種が知られていますが、 明らかに形質が異なることからいくつかのグループに内部分裂することが最新の研究では示唆されています。 その中で最後までPhrynopsの属名を守り続けたのはヒラリーとジェフロア、そしてウィリアムズの三種で、 それだけカエルガメらしいカエルガメということなのでしょうか、 こと本種に関しては属内の模式種ともなっています。 余談ですが本種の学名はEtienne Geoffroy Saint-Hilaireへの献名で、 しかしよく見ると最後にヒラリーとも書いてあり、 我々にとって馴染み深いカエルガメ二種の名前は同一人物から付けられていたのでした。 亜種のホオスジ、通称ブラジルジェフロアはかつてキタよりも珍しいとされていたはずが、 一体いつの頃からか流通量が徐々に増えてきたと思えば今度は基亜種がぱったりと姿を消してしまい、 現在では完全に立場が逆転してしまいました。 あの頃は淡い色彩に品があって良いとカメ談議に花を咲かせていたのも昔話、 何よりもお腹の赤みは基亜種でしか味わうことのできない貴重な財産でホオスジではそれが褪せて無くなってしまいますから、 今となってはこのどぎついエグみのあるカラーリングこそ有難く心地よいとさえ感じられます。 また全体の色調もあちらに比べて幾分エレガントで、 頭部を白黒に分けた配色は何処かウィリアムズに通じる雰囲気が漂う所など、 古くから流通していただけに一旦定着したイメージを取り壊し魅力を再認識する必要がありそうです。 そして今回は実に久しぶりに、ベビーから順調に育て上げられた見事な飼い込み個体がやって来ました。 近頃ではハッチサイズに近いものを僅かに見かけるだけの状況が続いていたのでつい懐古の情がこみ上げてきますが、 殆ど歪みもなくまた甲羅表面の状態も完璧なままきちんと成長していることで、 過去の鮮やかな思い出がありありと甦るようで郷愁に浸る思いです。 珍しく腹甲の写真を見出しにしてみましたが、 やはり一面に燃え盛る灼熱のファイアパターンは筆舌に尽くし難いものがあり、 べったりと塗りたくったような朱色は甲羅をはみ出して四肢の鱗を染めるにまで至っています。 ただし正直な話、現段階では色彩が鮮やかなだけで未だ本領を発揮できてはいません。 その姿に野性味を感じてこその南米曲頸、 頭部と甲羅へ共に厚みが出始める頃を境にじわじわとその怪しげな世界へいざなわれることでしょう。 性別は不明としましたが現状ではオスのような気がします。 ここまで育っていればいきなり広くて深い水槽に飛び込ませても全く問題なし、 大きくなり過ぎて困る位に全力で育て上げればきっと良い結果が待っていることでしょう。 |
ホオスジカエルガメ (ベビー) Phrynops g. tuberosus |
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カエルガメ自体が忘れ去られようとしているこのご時世にまさかの赤過ぎるベビーと感動的再会! 以前は普通種だったこの手のカメがこれを機にもう一度見直されることがあれば幸いです、 ホオスジカエルガメが入荷しました。 別名ブラジルジェフロアカエルガメ、 それこそ十年ぐらい前までは基亜種キタジェフロアの傍らで異彩を放ち、 皆が皆口を揃えてツベローサスの方がお上品で珍しい、 なかなか見かけない稀少種だと騒いでいた時代がもはや懐かしく感じられます。 そう、今でこそあの赤と黒のエグさが恋しくなってきた方も多いのではないかと思いますが、 当時はまだこちらの亜種が世間に知られ始めたばかりで、 ふと気が付けばいつの間にか流通量が逆転し現在に至ります。 とは言え今時分では実際に販売されているカエルガメと言えばその殆どがヒラリーであり、 何の気無しに見かけることのできた他の仲間たちはすっかり姿を暗ましてしまったため、 まず勉強しようと思い立っても実物と対面できる機会がガクンと減りましたし、 いざそのどれかを飼い始めようとしても選択肢は極端に狭まってしまいました。 元々のPhrynops属から複数の新属が誕生するほどの大所帯であっただけに、 種の多様性としても非常に興味深い南米曲頸を代表するグループだったはずが、 何故か最も扱い辛い属内最大種のみが生き残り他が淘汰されてしまった現状に疑問を覚えます。 今回やって来たのはとても久しぶりに感じられるブラジルジェフロアなのですが、 ここまで綺麗なタイプは沢山いた頃にも見かけなかったはずと首を傾げつつ、 誰がどう見ても明らかに赤味が鮮やか過ぎる全力でセレクトした極上の二匹。 記憶の中ではそれほど色合いについて熱く語られるようなカメでも無かったはずなのですが、 ここまで痛烈な個体差をまざまざと見せ付けられれば、 こちらのマニア心にも自ずと火が付くというものです。 甲羅を上から覗いただけで外縁が蛍光オレンジに輝き、 四肢の水掻きやエッジにも同様の色味が染み込んでいるかと思えば、 頭部から瞼や鼻先に至るまで皮膚という皮膚に塗料を撒き散らしたようなド派手なカラーリングに思わず心酔させられました。 たまたまアメリカでブリード個体の出物があったそうで、 本当に久しぶりかつスポット的な入荷ですからこの機会をお見逃し無く。 これを逃すとまたまた数年単位で待たされること必至です。 |
ホオスジカエルガメ (S) Phrynops g. tuberosus |
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か弱いハッチサイズで見かけることも多い中珍しく手の平サイズに育った安心の飼い込み個体! 成長過程の大部分は優しい顔立ちのお惚け感を楽しみつつ最後の最後で魅せる迫力にも期待したい、 ホオスジカエルガメが入荷しました。 南アメリカと言えば生き物好きの皆さんにとってはやはり熱帯魚の楽園というイメージが強く、 またアマゾンという言葉の響きに根拠の有無を問わず底無しの異国情緒が溢れていますが、 こと水棲ガメについてもなかなか癖のある連中がひしめき合っていることが見て取れます。 代表的なのはマタマタやヘビクビガメといったまさしく異形の存在であり、 またスライダーやドロガメなど北米から中米を経て南米にまで到達した大所帯の一部も暮らしている中、 カエルガメの仲間たちは南米エリアに限って分布するグループながらも、 その土地ではある種のスタンダードなミズガメ像を描き出しているのかもしれません。 広義のカエルガメは最新の分類により複数の属や亜属に分けられることが知られていて、 それぞれがその土地の気候風土に合わせて適応してきたことを示しているようですが、 言い方を変えれば太古の時代より殆ど形を変えず自由気ままに生き残ってきたとも考えられます。 そんなカエルガメたちの生き様を許し受け入れてくれた大地の恵みに感謝すると共に、 人気や知名度の高低を気にすることなく多くの可能性や選択肢に触れることによって、 己の新たな価値観を創造し豊かな趣味活動を続けていきたいものです。 今回やって来たのはかつてブラジルジェフロアカエルガメとも呼ばれていた、 その別名の通りキタジェフロアとは亜種関係に当たるもうひとつのジェフロア。 この容姿を平凡と見るか特徴的と見るかは難しいところですが、 かの有名なヒラリーを見慣れてしまった私たちにとっては並のカエルガメに感じられるものの、 頭の中をリセットすれば扁平な頭部に目玉の突き出たこんな面白い表情は一周回ってなかなか見られるものではなく、 フルサイズに到達してもなおフラットな甲羅や異常に太く見える首など各所に見応えがあり、 そもそも完成度の高まったカエルガメを目前に拝むことのできる機会も稀ですから、 ペットとして入手できる間にきちんと手元へ迎え入れておきたいキャラクターです。 人に飼われることのストレスを感じ難く泳ぎも達者で非常に扱い易いカメなので、 あまり難しいことは考えず気楽に育成を楽しんでみては。 |
ホオスジカエルガメ
Phrynops g. tuberosus |
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ブラジルジェフロアカエルガメです。普通のジェフロアに比べてこっちの方がレアです。 色は向こうの方が綺麗ですが、今回のは貴重な国内CBです。 基亜種のジェフロアカエルガメに比べると、低温には弱いですが、 非常に飼いやすく、人工飼料にも餌付いていて良いカメです。 |
ホオスジカエルガメ (フルアダルト・♂) Phrynops g. tuberosus |
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この人間の小さな手によって取り押さえられているのは厳めしい姿をした野生からの使者! どこをどう撮影しても獰猛さを隠し切れない実に野蛮なワイルド個体です、 ホオスジカエルガメ・オスが入荷しました。 南米曲頚、そんな言葉で括られるミズガメはヘビクビガメやカエルガメなど少々マニアックな曲者が揃い、 決してメジャーな存在ではありませんがあえてメジャーにもなろうとしないような奥深い世界が広がっています。 曲頚類と聞くとやはりナガクビやマゲクビ、カブトガメなどのイメージが強く、 形は奇抜でも全体像を見るとよくまとまっているという印象を受けることが多いですが、 南米のグループにはあえてまとまりを崩したようなプラスアルファの要素を持つ種類が沢山います。 その特徴のひとつに挙げられるのは肌質の粗さ、すなわち鱗一枚一枚の武骨さから生じる乱暴なイメージですが、 残念なことにヒラリーやジェフロアなどのグループはベビーで見かける機会が多いせいかやや洗練された様子があり、 見る人によっては物足りなさを覚えるかもしれません。 しかしどうでしょう、 ブラジルジェフロアとも言われる本種は顔付きの愛らしさや必死に泳ぎ回るコミカルな動きなどがピックアップされるはずでしたが、 この個体にはそんな甘さは一切見当たらず腕っ節の強そうな強靭な四肢などはもはや恐怖。 伸ばした首には頭幅と同等の太さがあり甲羅は薄いつくりの範囲内で最大限の厚みを発揮し、 長い年月をかけて刻まれたであろう全身の小傷はたった1匹のカメの歴史を物語ります。 最近は種を問わずこういった迫力満点の個体が見られなくなり残念でなりませんが、 未だ世間を知らない子供たちが水槽の前に立っただけでトラウマを植え付けられそうな、 そんな危なっかしい雰囲気こそミズガメの持つ醍醐味のひとつだと思います。 種の枠を超えた大変貴重なカエルガメで一点もの以外の何者でもありません、 欠損などの情報はあえて記述しませんでしたが気になる方はお問い合わせ下さい。 |
ヒメカエルガメ (USCB・スリナム産) Phrynops gibbus |
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本種のブリード個体というのはちょっとレアです。アメリカ有名ブリーダーのデニス氏による繁殖個体、 ギバタートルことヒメカエルガメの入荷です。今回スリナム産(全体的に黒味がかった色彩の個体が多い)との事ですが、 この個体の頭部にはクリーム色の柄が密集しています。 個体差なのか分かりませんが美しいのは確かです。また背甲にもマーブル模様が発色しており、 CBですから成長後はワイルドとの違いが出てくるかもしれません。本種は1種のみでMesoclemmysグループを形成する変わった種で、 顔つきは優しく最大でも20cm程度にしかならない小型のカエルガメです。 ハッチ後少し成長しており人工飼料にもよく餌付いていますから今後の成長も早そうです。 |
ヒメカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops gibbus |
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頭でっかちなスタイリングが一番楽しめるこのご時世なかなかお目にかかれない貴重なベビー! どちらかと言えばマイナー認定されてしまいがちなこのカメをきちんと殖やす熱意に脱帽、 ヒメカエルガメが入荷しました。 あるひとつの括りの中で、それは例えば科や属である場合が多いと思われるのですが、 最小ないしはそれに近しい小ささを特徴とするものに対し和名にヒメと付けることは、 動物や植物の世界で古くから用いられてきた技法のひとつです。 人間の場合では女性のある状態を表すために使われる単語のはずが、 一体いつ頃から小さなと言う意味を持つようになったのかは分かりませんが、 こと日本人が持つ趣味嗜好の性質を考慮した時、 何かにつけて小さいことを良しとする傾向が強く、 即ちヒメなるフレーズがそのまま付加価値になる可能性が高いことを示唆しています。 何処となく言葉の響きにも可愛らしさが感じられるため、 少なくとも悪い印象を抱くことはあまり無さそうなこの名前、 ヒメカエルガメもまたその例に漏れずカエルガメ属の歴とした最小種であり、 甲長20センチ足らずで繁殖にまで至ってしまうコンパクトさは極めて斬新、 中型から大型の仲間が多い同グループの中では貴重な存在と言えます。 実際にこの二匹の両親はいずれも15センチ前後で成熟し、 こうして確かな結果も残しているのですから曲頸類全体で比較しても小型であることがよく分かるでしょう。 今回やって来たのは過去に当店より旅立ったペアからお客様により繁殖された、 現在ハッチしておよそ一か月少々が経過した大変に可愛らしいベビーサイズのギバ。 何しろメスの体格に比して大きな卵を産む種類ですから、 生まれた瞬間に他のカメでは安心サイズぐらいのボリュームがあり、 実際に生存戦略的な意味合いもあってペットとしても育て易いと言うメリットがあります。 人工飼料へ餌付くのも早く既にそれメインで給餌しても問題無い状態で、 巷では水質に敏感などと言った不可解な情報も散見されますがそれはあくまでも野生個体の話、 CBのしかも日本国内で誕生したものであれば極めてタフなミズガメのひとつと言え、 ほぼノントラブルで初めての方でも容易に育てられることと思います。 元が大きいのでなるべく小さな内からスタートしたい、 そんな贅沢なご要望にもお応えできる、 間違ってもコンスタントに出回るような種類ではありませんのでこの機会に是非。 |
ヒメカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops gibbus |
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全体に淡い色調と頭頂部の鱗をなぞるラインが見事に輝いたピカピカの国内繁殖個体! ブリードされること自体がそもそも珍しいためあまりお目にかかれないスモールサイズ、 ヒメカエルガメが入荷しました。 南米に広く繁栄したカエルガメと名乗る一派は、 構成種こそ少なくないもののペットとしての人気が伸び悩んだせいもあってか、 決してメジャーな位置に立つことも無くぼちぼちの暮らしを送りながら今日に至ります。 そもそも曲頸類自体が何処となく陰気臭い雰囲気を放っていますし、 それ故に華やかさの対極にあるような絶妙な妖しさこそが一番の魅力だと思うのですが、 悲しいかな多くの種類がそこそこ大きく育ってしまうことも災いしてか、 一般受けには程遠い脇役のようなポジションに押しやられてしまった感が否めません。 かつてのスターであったナガクビガメも今やその鳴りを潜め、 再び訪れるであろう目覚めの時を暫し待たざるを得ないような状況ですが、 カエルガメの中にも実はマニアが唸るほどの稀少種がまだまだ隠されていて、 いつかまた日の目を浴びる時を信じて辛抱強く耐えているかのようです。 カラフルのカの字も無い大人しめの外観に加え、 ワイルドに有りがちな擦れや傷が時代にマッチしていないのでしょうか、 それを野性味と捉えることができるのならば話は早いのですが、 いわゆる美しさとは程遠いせいか支持を集めるのに苦戦を強いられています。 そんなネガティブな話で良ければいくらも出てくるほど、 カエルガメを取り巻く環境は正直恵まれていないと言うのが事実でしょうが、 本当に姿を消してしまい懐かしさを覚えるようになれば時既に遅し、 何とか細々とでも需要と供給を維持することによりそれだけは避けたいところです。 今回やって来たのは以前当店より勇ましく巣立っていったとあるペアが、 遂に繁殖に成功しご丁寧に幼体を安心サイズにまで育てて頂いた、 ブリーダーより直々にリリースされた昨年生まれの力作。 生まれた時から既に5センチ近くあるこのカメはこれでもまだまだベビーサイズですが、 やはり体表を覆う艶や模様のメリハリを見るに、 苦労して殖やした甲斐があったと飼い主を納得させるほどのクオリティで、 元来強健な体質も手伝って育て上げるのに何の苦労も要らぬほどタフな個体に仕上がっています。 ほんのり緑がかった頭はどれほど綺麗に仕上がるのでしょうか、 コンスタントに入手できる種類ではありませんのでお好きな方はぜひこの機会に。 |
ヒメカエルガメ (ペルー産) Phrynops gibbus |
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別名ギバカエルガメ。その中でもレアなペルー産です。普段来るスリナム産のギバとは、 美しさと上品さで一線を画しています。頭頂部から鼻先を走り抜ける、緻密な稲妻模様を 形作るラインは、白色を通り越してもはや銀色に見えます。サイズも10cmと 非常に良いサイズで、甲の成長線を見ればかなり上手に飼い込まれた個体だということが 容易に見て取れる、非常にオススメの一匹です。 |
ヒメカエルガメ (S) Phrynops gibbus |
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漆黒の頭部へ鱗の隙間をなぞるように模様が出現するかつてペルー産と称されたあのタイプ! 有り余るほど選べた時代もとうに過ぎ去り久々に見ると妙に食指が動く、 ヒメカエルガメが入荷しました。 広く世間で曲頸類全体が持て囃されていた時代ならいざ知らず、 かつての勢いもすっかり影を潜め再び通好みのカメとしての地位に舞い戻った、 と言うよりも冷静に考えると昔から派手に立ち振る舞っていた印象はあまり無く、 むしろ初めから本当に好きな人にしか注目されていなかったのかもしれない、 そんなプロフィールに何とも言えぬ哀愁が漂う南米曲頸の一派であるカエルガメの仲間たち。 古くはカエルアタマガメとも呼ばれそのにこやかな表情がフィーチャーされると共に、 遊泳力の高い活動的な性格も相まって場を明るくしてくれる、 時に賑やかで時に図々しいオープンなキャラクターが強みのひとつ。 しかしながら大半の種類がそれなりに大型化するためか万人には受けず、 また大きさを抑えようとすると途端にシャイな性質が見え隠れし、 何処となく陰気なムードが漂ってしまうのが玉に瑕。 そんなことをうだうだ言っている内にいつの頃からか姿を見かけなくなり、 カエルガメなる存在自体が少しずつ忘れ去られようとしている流れに待ったをかけたい、 そんな思いを胸に今日も今日とて懲りずに地道な普及活動を続けているのです。 今回やって来たのは属内最小種として図鑑の上ではいつも決まって注目を浴びる、 しかしながら現物に巡り合う機会もあまり無ければ、 実際にいたとしても訴求力の弱さが足を引っ張ってしまう、ギバタートルことヒメカエルガメ。 どうしても野生個体が多いからなのか、 それともオリジナルのカラーが黒味がかっているからなのか、 或いは根が陰気で人に対して殆どアピールをしないからなのか、 パッと華やかな魅力に欠けるため飼育対象として選ばれ難いのも事実。 ただし中にはこの個体のようにピカピカに仕上がりそうだったり、 頭に柄が入っていたりと微妙な違いを楽しめるカメでもあって、 単純に流通量が減少している最近の傾向には寂しさが募ります。 この個体はどワイルドの引きこもりチックなイメージとは正反対の、 しっかり動きで楽しませてくれるサービス精神旺盛な点も好印象で、 何よりもまずはきっちり育て上げてその勇姿をまじまじと拝みたいところ。 見れば見るほど素敵な出物です、 このじわじわと何かが湧き上がる感じがたまりません。 |
ヒメカエルガメ (M) Phrynops gibbus |
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お客様委託個体。ちょっと育ったヒメカエルガメです。水を切って泳ぐ姿は筆舌に耐えません。 カエルガメの中では一番小型で、最大20cm程にしかなりません。若干多甲です、 写真にてご確認下さい。人工飼料餌付き済み。 |
ヒメカエルガメ (ペルー産) Phrynops gibbus |
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普段来るのはスリナム産が多いのですが、今回は貴重&人気のペルー産ギバです。 お客様委託個体につき、餌食い等の状態はバッチリです。カエルガメの仲間は意外と大きくなる という事で敬遠される場合もありますが、ギバはMAX20cm程度とかなり飼い易いサイズまでしか 成長しません。可愛い顔してスイスイと泳ぎ回る、飼って楽しいオススメのカメです。 |
ヒメカエルガメ (フルアダルト・♂) Phrynops gibbus |
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昔懐かしギバタートル! 随分と年季の入ったまさかのワイルドフルアダルト飼い込み個体、 ヒメカエルガメ・オスが入荷しました。 まだこのカメがギバ、ギバと呼ばれていた頃、棲息域の広い本種はロカリティによって微妙に形質差があり、 輸入される便によって毎回異なる模様や雰囲気を楽しんでいたこともありました。 しかしながら最近ではギバ自体めっきり姿を見かけなくなり、そんな個体差を楽しむことすらできなくなり寂しい思いです。 近頃は繁殖されたベビーも出回っていますが、 今回のようなどワイルドの素敵なオーラを放ちまくる個体というのは、 野生下で育った場合でしかなかなかお目にかかることはありません。 何年物か分かりませんが骨董品のように時を刻みこまれた甲羅は歴史を物語り、全ての摩耗はこの個体の生きた証です。 小さな頭やキュッと縮こまった甲羅などカエルガメの中でも少し変わった雰囲気を持ち、 本種のみでMesoclemmys属を形成するという説もあります。 懐かしいだけでなくサイズ的にもかなり立派なオス個体。 決して派手なカメではありませんが、哀愁と趣たっぷりの愛すべきミズガメのひとつです。 |
ヒメカエルガメ (即戦力・Pr) Phrynops gibbus |
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誰に何と言われようと既に店内繁殖にも成功してしまった文字通り即戦力中の即戦力! 派手な模様や鮮やかな色彩とはお別れし純粋にこの雰囲気や佇まいを楽しみたい粋な曲頸類です、 ヒメカエルガメ・ペアが入荷しました。 あえてこのタイミングでこの二匹を持って来たのには理由があるのですが、まずは一通り聞いて下さい。 果たして現在ある程度の人気が見込めるか否かと問われれば、 正直に申し上げると思わず首をかしげてしまうような状況であり、 熱心なファンによる後ろ盾がある訳でもなくはたまた世間から厭われる訳でもない、 日々の浮き沈みが殆どないような暮らしを送っているような気がします。 カエルガメで最も小さく飼い易いと言ったキャッチコピーが通用したのも昔の話、 それはあくまでも曲頸類全盛期などと称される、 首を横に曲げるだけで一目置かれていたような時代にそう謳われていただけのことであり、 小さなことは結構ですが別段カエルガメである必要のない今のご時世では有難がられることも少ないのでしょう。 確かに本属には最低でも中型クラスとされる種類が名を連ねていますから貴重な存在には違いないのですが、 現代のカエルガメフリークにはむしろ大きく育つことを良しとする趣向の人が多くいると見られ、 そうなってしまうとお門違いだと捉えられても仕方ないのかもしれません。 そんな悲しい話ばかりでは盛り上がりに欠けるため、この辺りでひとつフォローを入れておきたいと思いますが、 決して意図的に通ぶる訳ではなくギバの魅力が分かる頃には一線を越えたと言えるのではないかと私は考えています。 何ら知識や経験、下地のない人からすれば全く以って特徴らしい特徴が見出せないと言われるでしょう、 しかしそこで見えないものを見ると言うのは何も大袈裟な話ではなく、 表にはっきりとは現れない奥行きの深さを何処まで感じ取ることができるのか、 そうした精神世界を実体化した偶像のような有り様がこのカメの良さに他ならないのです。 今回ご紹介するのは店頭で飼育し始めて実に一年以上、 何となく出し渋っていたまま泳ぎ続けていたとある二匹。 ここ暫くはつまらないダメージや万が一の欠損を避けるため個別で管理していましたが、 何を隠そうこのペアは実際にこちらの手元で交尾、 産卵、発生、孵化まで一通り経験済みのまさしく即戦力なのです。 これなら最低でも60センチ、もし90センチもあれば非常に贅沢に自家繁殖が楽しめてしまい、 五百円玉よりも大きな頭でっかちのベビーが誕生する感動を間近で堪能できるでしょう。 これ以上本種の味を語るにはスペースが足りませんので、 別途お問い合わせ頂ければ時間の許す限りお話し致します。 兎にも角にも狭苦しい店内にポツンと置いておくには忍びないため思い切って放出することにしました、 今季から早速クーリングさせ次の夏には吉報が届くのを心待ちにしています。 |
ヒメカエルガメ (Pr) Phrynops gibbus |
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そろそろ産み始めそうなメスをあと一息仕上げてブリードに臨みたい程度の良さが嬉しいアダルトペア! ほぼ一属一種だったところへ多数の新メンバーが押し寄せ賑やかになった新生メソクレミスの一期生、 ヒメカエルガメ・ペアが入荷しました。 かつてはPhrynopsという名のひとつの属にごっそり纏められていたカエルガメたちは、 南米大陸に広く繁栄し多くの構成種を抱える立派な一大グループとして知られていますが、 ある時を境に細分化の流れを受けて数々の新属が誕生したかと思えば、 ギバタートルことヒメカエルガメはMesoclemmysという狭い部屋に閉じ込められたまま、 長年に渡り人目に付かないところで放って置かれていたような気がします。 彼には悪いのですが一見して華のある種類はあいにく他の属へと振り分けられ、 ギバの身の回りでは強力な助っ人らしい助っ人にも殆ど恵まれず、 この十数年は相当に苦しい思いをしてきたのではないかと思います。 それが近年になると事態は一変、 如何にもカエルガメらしい巨頭系の有名キャラクターが集うBatrachemysがまさかの解体、 彼らの行方はというと驚くことにギバの待つMesoclemmysへと吸収され、 突如として本家である狭義のPhrynopsよりも強い勢力を誇る集団が誕生しました。 ヒラリーなどPhrynopsのメンバーはなかなか悔しい思いをしていることでしょうが、 そんな大型種らを尻目に最高の味方を手に入れたギバは、 ここで息を吹き返し未だかつてない人気を獲得してくれやしないかと願うばかりです。 今回やって来たのはここらで繁殖も狙っていきたい良いサイズに育った雌雄で、 オスはがっつりワイルドの質感を剥き出しにしたかなり良い雰囲気を醸しており、 一方のメスは全体的にツヤッとピカッとしていて若々しい様子の、 早ければ来シーズンにも幸せが訪れることを期待したいほぼ即戦力の二匹。 オスは甲羅がきちんと磨耗しもはや何の彩もないように見られてしまうかもしれませんが、 旧Batrachemysの面々よろしく体表の鱗がザラザラと、 ボコボコとしていて良い意味で整っていないような、 この武骨な仕上がりが堪らなく格好良いお手本のような個体です。 そしてメスはCB感のあるみずみずしさに目がいきそうなところで、 実は喉の裏まで真っ黒に染まったこのようなカラーリングは珍しく、 この調子でオスのような味わいが加わればかなり渋格好良い出来栄えが期待できるでしょう。 昔はカエルガメ最小種であることがそのままセールスポイントだとされていたところがありましたが、 単に小型であることの強みに更に新たな解釈を加え、 小さな体のくせして妙に成熟度、完成度の高さが楽しめるカエルガメなのだと、 そして本種も立派な南米曲頸のひとりなのだと、 夫婦仲良く優雅に泳ぎ回る光景からそんな魅力を感じ取って下されば幸いです。 |
ヒラリーカエルガメ (ベビー) Phrynops hilarii |
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年を追う毎に入手が難しくなっていく中で全てのファンが等しく求めていた郷愁を誘うベビーサイズ! やっぱりヒラリーはこれでなくっちゃと言わんばかりの底なしの魅力が溢れるやんちゃ盛り、 ヒラリーカエルガメが入荷しました。 この思わず抱き締めたくなるほどの愛くるしさは何もカエルガメに特有のものではなくて、 例えば熱帯魚の世界においても往年の銘種たちにしばしば見られる手法なのですが、 ある種のナマズであったりアロワナの類であったり更なる大型種であったりと、 あまり好ましい表現ではありませんが多くのビギナーがついつい引っ掛かってしまう、 あの連中によく似た雰囲気を持ち合わせていることは否めません。 本種についてもやはり昔は初心者注意の看板が立てられていたようなカメで、 最終的な大きさをきちんと把握してから選びましょうと忠告されるのがお約束でしたが、 最近では誤って入手することなど考えられないほどそこらをうろちょろしているようなことがなくなり、 古い記憶を辿り懐かしもうとしてもその夢を容易く叶えることができずもどかしさを覚えるばかり。 このご時世ですから無知のままに生き物を手に入れるようなことも殆どありませんが、 時には羽目を外して無茶苦茶に遊びたくなってしまうような心持ちにさせる、 そんな魔力を帯びるこのカメに改めて野生の強かさを感じてしまうのです。 今回やって来たのはヒラリーがヒラリーとして最も輝かしかったあの当時を想起させる、 彼らの魅力というものが最大限に発揮される瞬間を目の当たりにしたような、 せっかく長い付き合いになるのだからできるだけ幼い頃からと食指をそそられる待望のベビー。 もちろんカエルガメ属最大種の名が廃ることはなくそれを承知の上で申し上げているつもりですし、 結局はまるで座布団か何かのようにガッチリ仕上がった姿が最も素晴らしいのも分かっているのですが、 ある種のエンターテインメント性をこれほどまでに求められるカメも珍しいと言えるほど、 何故か幼体から育てなければならないと思い込ませられるのが不思議です。 現地から輸入されたてのベビーには時にひ弱なものも交じっているので要注意ですが、 少なくともこの二匹については既に甲羅のふっくら加減を取り戻し、 人工飼料も含めてきちんと食べるように仕立ててありますのでご安心下さい。 また目の前から姿を消しご無沙汰になってしまう前に手元へ引き寄せておきましょう。 |
ヒラリーカエルガメ (EUCBベビー) Phrynops hilarii |
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水玉のパジャマを着てはしゃぎ回る可愛いベビーサイズ! ヨーロッパではこんなカメも繁殖に成功しています、何だか嬉しいEUCBのヒラリーカエルガメが入荷しました。 カメの仲間を大きく2つに分けると潜頚亜目と曲頚亜目、 主に南半球に分布する後者はホビー界で人気の高い種も多く含まれる花形のグループで、 南米大陸に目を向けるとこんなにひょうきんな表情を持つカエルガメという仲間が棲息しています。 本種は同属内でも知名度が高く代表的で印象深い存在ですが、 カエルガメがみんな華やかな風貌を持っているかと言われればむしろその反対で、 どちらかと言えば地味なイメージを持たれてしまうことが殆どなのでヒラリーは異端的で奇抜なキャラクターと言えるでしょう。 甲羅のエッジは朱色で縁取られ頭部をほのかに覆うのはオリーブグリーン、 鼻先から耳後ろにかけて走るラインはファッション性の高いふちなしメガネをかけさせたようで、 裏を向ければ表側の雰囲気とは全く異なり白地に黒いスポットが散らばるダルメシアン柄と、 どこまでもお洒落さを忘れない徹底振りは南アメリカに似つかわしくない独特の風貌です。 国内での繁殖例も実は過去に知られているのですが基本的には原産国からやってくる幼体が流通のメイン、 しかし今回は欧州のカメブリーダーが殖やしたちょっと珍しいCBをご紹介します。 どこかヨーロピアンテイストを感じさせるこのカメが本当にEUからやって来ようとは、夢がひとつ叶ったような不思議な心持ちです。 はるばる海を越えてすっかりお疲れかと思いきや、 パッキングの中でもパタパタと走り回るエネルギッシュな所はさすが大型種、 何も心配する必要はないということがすぐに分かり安心しました。 向こうで少しストックしてもらったこともあり甲羅の成長線は快調な滑り出しを見せ、 到着後まもなく人工飼料を大きな口で吸い込みまくっているので、 お迎えしたその日からずば抜けた成長速度をすぐさま体感することができるでしょう。 巨大になることはもはや周知の事実、 ならばその素質を生かしていける所まで可能な限り大きく育ててみたいものです。 1匹のみ甲ズレあり。 |
ヒラリーカエルガメ (ベビー) Phrynops hilarii |
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カエルガメのカエルっぽさが一番引き立つ食指が動いて仕方が無い可愛過ぎる人気のベビー! 幼体にしてこの躍動感は流石ヒラリーと感心させられるふっくら安心サイズ、 ヒラリーカエルガメが入荷しました。 魚で言えばレッドテールキャット、トカゲで言えばグリーンイグアナなどに相当するのでしょうか、 幼体が誇る抜群の愛くるしさにこれまで数多くの人がやられてしまった、 巨大になると分かっていてもついつい手を出してしまう魔性シリーズのひとつ。 決してスター級の人気種が目白押しと言う訳では無いカエルガメ属において、 もはやグループの枠を飛び越え一線級の活躍を見せているヒラリーは、 誰が何と言おうと最も支持を集めた種類であることは間違いありません。 属内最大種であることは既に皆さんご存知のことでしょう、 図鑑に記述された40センチぴったりに到達することはそうそう考えられませんが、 少なくとも30センチクラスに仕上がることは覚悟せねばならず、 それは下手なアカミミガメの体躯を更に上回るなかなか威勢の良い数値なのですが、 近頃ではむしろそのサイズ感こそが真の魅力なのだと理解が進んでいるような気もします。 何故ならばここ最近になってより注目を集めているのは本種の耐寒性についてであり、 完全な野外での越冬は細かな条件に気を配らなければならないにしても、 室内無加温程度であればそれほど高いレベルを要求されることも無く、 上手に扱えば夏は屋外、冬は屋内と飼育環境を切り替えて臨むことができるため、 むしろその巨体は寒さに耐えるためのメリットとして考えることも可能なのです。 しかもそれ以前にフルアダルトのヒラリーは相当なレベルで格好良くなるため、 大きいことは正義であると言う身も蓋も無い話の展開を迎えたりもする訳で、 人知れず流通量がじわじわと減りつつある昨今、 冗談抜きで早めに入手しておかなければと言う若干の危機感も含め、 再びヒラリー求むの声がチラホラ聞かれるようになっているようです。 今回やって来たのは少し前に輸入された幼体を、 店内でじっくり温めほんの少し成長線が伸び始めたため掲載に至った一匹のベビー。 いくら強健種とは言えノーマークで放出する訳にもいかず、 念のため軌道に乗せた状態でお渡しすべくコツコツ仕上げて参りました。 保険に保険を掛けた状態なので今や顔を見るだけで近寄って来るようになり、 本種の良さを最大限に引き出した良好なコンディションにてお待ちしております。 |
ヒラリーカエルガメ (S) Phrynops hilarii |
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小さな頃からお洒落さん! 人懐こい性格と愛らしい容姿が人気です、ヒラリーカエルガメが入荷しました。 別称カエルアタマガメとも呼ばれるこのグループは南米大陸に繁栄した曲頸類の仲間で、 扁平で大型の頭部がカエルのような表情を思わせることからその名で呼ばれています。 全体的に中型から大型種が多いためか昔から流通している割にはお馴染みのミズガメになりきれず、 良くも悪くもどこかマニアックな雰囲気を漂わせているかもしれません。 しかし本種に限っては非常に可愛らしいベビーサイズの流通が多いことと、 幼体時で特に顕著に現れるダルメシアン模様の鮮やかな様が人目を引くようで、 ヒラリーのベビーいませんかと小さなサイズ限定のお問い合わせもしばしば。 今回やってきたのは順調に成長を始めた今年のベビーの飼い込み個体で、 甲の歪みなども見られず綺麗なフォルムで難なく育ちそうな美個体。 早速ひとの存在を認知しているらしく、目が合えばバスキングを中断してでも一目散に水槽前面まで駆け寄ってきます。 ベビーから育てた場合では柄のコントラストがはっきりしやすく、 また個体によってはワイルドでは消えてしまうことの多い甲羅の赤みがはっきりと色付き、 一段と美しいカメに様変わりします。実はカエルガメ属最大種なのですが耐寒性が高く、 なにやら日本で屋外越冬が可能だという話もちらほら。寒冷地でないことと、 水槽管理が大変に感じるほど十二分に成長したサイズであればできなくもなさそうです。 新たな飼育スタイルを予感させる今が熱いヒラリー、まずはベビーからヤングまでの可愛い時期をお楽しみ下さい。 |
ヒラリーカエルガメ (S) Phrynops hilarii |
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よく見るベビーも可愛らしいですがより安心な少し育ったサイズです。お客様委託のヒラリーカエルガメの入荷です。 上から見ると頭部の1本ストライプがすっきりとした印象を与え、裏返すとダルメシアンの様な柄がとてもお洒落。 そんな外観が南米産なのに何故だかヨーロッパの雰囲気を感じさせます。最終的には40cm程とかなり大きくなるカメですから 成長に勢い付いたこのサイズは飼いやすいのではないでしょうか。とにかく良く泳ぎ、飼い主は勿論、 人影がさした途端にバシャバシャとダンスを踊る姿の愛らしさには定評があります。また耐寒性も高く、 冬季は室内無加温で十分耐えますし、地域によっては屋外越冬もできるらしい強健種なのでなんとか終生飼育もできそうですね。 |
ヒラリーカエルガメ (M) Phrynops hilarii |
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ハイカラな模様が人目を惹くお洒落カエルガメ! 水棲ガメには珍しく実にファッショナブルな風貌です、ヒラリーカエルガメが入荷しました。 カエルガメと言えば南米曲頚の一角を担う重要なグループですが、 基本的に色味ではなく形や格好で勝負する者たちが集う中、 ひとりだけ妙に目立とうとして勝手放題に振舞っているのがこのヒラリー。 その余波は属の範疇を超えアメリカ大陸全土に、 いえもしかすると世界中に影響を及ぼしているかもしれません。 主に用いたのは白と黒、つまりモノトーンという非常に限られた条件の中ででき得る最高の身だしなみ、 それをこのカメはダルメシアン柄いっぱいのパジャマを全身で着こなすという答えで表現し、 大昔の東欧で誕生したとされる同じ模様を持つ犬よりも先に水玉という概念を世に打ち出していたのでしょうか。 一見派手過ぎてくどいようですがモノクロなので癖がなく、 細部に黄やオレンジといった暖色系のカラーを取り入れることで飽きの来ないデザインを実現しています。 今回やってきたのはベビーサイズから飼い込まれちょうど手の平大に育った安心サイズで、 前の飼い主さんには申し訳ないのですがここからが楽しいのにもったいない、 というのが正直な感想です。 この大きさになればいきなり深い所に飛び込ませてもカエルガメだけにケロッとした表情で遊泳し、 餌の大きさを選びませんから様々なものをバランスよく与えることができ本当に楽しいでしょう。 もう完全に成長の軌道に乗っていることでしょうから、 高水温で毎日餌を食べさせまくることで信じられない成長スピードを体感することも可能。 薄っぺらな体型の中にも厚みが出るという不思議な感覚を実感できると思います。 この個体はやや体色が濃く出ていて、 その影響かお腹の斑点も数多くしっかりと出ているため一段と美しいです。 最大種の名に恥じない巨大なヒラリーを目指して一気に育て上げましょう。 |
ヒラリーカエルガメ (M) Phrynops hilarii |
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こんな可愛い顔をしていて実はカエルガメ属最大種です。 お客様委託の綺麗に育ったヒラリーカエルガメが入荷しました。 ここ最近、いつも見かけることのできたベビーサイズが急に姿を消してしまったのであたふたしてしまいましたが、 その間にもヒラリーいませんかのお問い合わせを多く頂き改めてこの種の人気ぶりを再確認することに。 幸い今年は輸入があったようですが、 今回当店にやってきたのは飼い込みで手の平よりも大きくなったしっかりサイズです。 カエルアタマで柄モノ、というのはあまりピンときませんがヒラリーだけはむしろヨーロピアンな雰囲気さえ漂わせるお洒落さん。 そんな見た目とは裏腹に持ち前の強健な体質と成長スピードはカメ全体を見渡してもトップクラスで、 しばしばその最大甲長などはマイナスイメージにとられることがありますが実際に育ててちゃんと大きくなるミズガメも逆に貴重な存在です。 現地の個体のようなベビー時の面影を僅かに残す程度の顔つきと大きな一枚板のような分厚い甲羅、 これを実現するのも他のカメに比べればたやすいのではないでしょうか。 曲頸類は水槽で横から眺めるスタイルが主流ですがヒラリーは屋外池で上から眺めても 鼻を突き出して漂っていますし、餌入れの蓋を開けただけで喜んで近寄ってきますから面白いと思います。 まだまだ成長盛りですのでガンガン大きくしましょう。 性別は不明としましたがメスっぽいです。 |
ヒラリーカエルガメ (レッド・♂) Phrynops hilarii |
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通常の三倍速く泳げるかもしれない高いポテンシャルを感じさせる不思議な赤味! 特別な色揚げ措置はおろか乾燥エビすらも殆ど与えていなかっただけに誰よりも私が一番驚いています、 ヒラリーカエルガメ・オスが入荷しました。 南米全土を覆い尽くすように繁栄したはずのカエルガメ属において唯一、 柄や色合いが何故だかヨーロピアンテイストにまとめ上げられた、 最もポピュラーな存在でありながら最もらしくない型破りな姿勢が昔から変わることのない、 ひとり大西洋を横断してしまった勇ましき冒険者。 人々の心に残るのはホワイトとグレーのツートンカラーを基調とした配色に、 ひっくり返せばお洒落なダルメシアンとの出会いが待ち受けているという、 土地柄を全く無視した大胆かつ奇抜なデザインでしょう。 平均しても中型種がぞろぞろと集う中の属内最大種ですから、 普通の感覚からすればまず真っ先に敬遠されるはずなのかと思いきや、 強靭な体質とそれに伴う成長の早さ、力強くもエレガントな身のこなしに人懐こい性格など、 その他の魅力にばかり視線を集めさせてしまう高いバイタリティにいつの時代も感心させられます。 という訳で大まかな特徴はモノトーンがつくるすっきりとした見栄えにあるのかと思いきや、 時折見かけるのが全体的にほんのりと、 場合によっては目で見てはっきりと分かるレベルに全身が赤く染まったタイプ。 これまでにも茶色っぽい個体は確認されていたため、 その赤い色素が何かしらの作用を受けて一時的に増長しているだけという考えもあったのですが、 もしかすると地域性を以って一定の集団が同じ形質を持つ可能性も捨て切れません。 胡散臭い混血は除くとして地域個体差が存在してもおかしくないエリアですから、 こうして夢のある妄想を膨らませてみるのも一興です。 本日ご紹介するのは入荷して数ヶ月間、 店内の大型水槽で伸び伸びと泳がせている長期ストック中の一匹。 初対面の時には甲羅全体がどんよりとくすみ何一つとして良さを発揮できていなかったため、 いつか見違えるその時を信じて気長に飼育を続けてきました。 思い起こせば首元の色彩が怪しかったこの個体、 全てを脱ぎ捨てた今内に秘めていた素質が露わになり、 一言に美しいと称賛される容姿をさらけ出しているのです。 もちろん変わった餌など一切与えておらず、 恥ずかしながら安価な人工飼料で今日まで食い繋いでいたぐらいですから、 素直にこのヒラリーの実力が認められるべきだと思います。 今後は甲殻類やある種のペレットなどを用い赤くなる作用を期待するのも面白いでしょう、 この続きを育てられる貴方のことが本当に羨ましいです。 |
ヒラリーカエルガメ (ヤングサイズ・♂) Phrynops hilarii |
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ツルンと綺麗に育ったいいサイズ、 お客様飼い込みのヒラリーカエルガメ・オスの入荷です。 2年物の個体だそうで特にパワーフィーディングなどした訳では無いそうですが、 変にヒネる事もなくスピーディに育ってしまうあたりはさすがヒラリーといった感じです。 南米のカメ、と言うより曲頸類でダルメシアン模様というのはちょっとお洒落過ぎる位で斬新なカラーリングではないでしょうか。 見慣れたカメですがこの可愛らしい顔つきも癒しのポイントです。 ヤングサイズでは平ぺったいですがアダルトになると頭部や甲羅の厚みが増し、驚く程に迫力が出ます。 耐寒性もあり室内無加温越冬ぐらいは平気なのでその大きさをクリアできれば飼い易く美しいカメです。 |
ヒラリーカエルガメ (♂) Phrynops hilarii |
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カエルガメの王者にしてポピュラーな存在感をも併せ持つファンには堪らないマストアイテム! 人気や流通量の低迷が叫ばれる中これだけは手放す訳にいかない永遠のレギュラー選手、 ヒラリーカエルガメ・オスが入荷しました。 カエルガメと言えばヒラリー、誰しもが口を揃えてそう叫ぶこれぞ往年の看板キャラクター、 本種無くして南米曲頸は語れないとまで言わしめる抜群の存在感を放つ、 環境さえ許せば皆が皆育ててみたいと思わされる何だか凄いヤツ。 よくダルメシアンだなんて言われているのは甲羅の裏側が水玉模様になるためで、 見た目だけを着飾ればもれなくそう呼ばれるようになるのかと思いきや、 まるでこのカメの性格が飛びっきり人懐っこいことも関係しているかのような、 子犬のように人の顔を見るなり駆け寄って来る様は本当に愛らしいことこの上ありません。 顔立ちは名前の通りまさにカエルのようにファニーな雰囲気に溢れ、 メガネをかけたような両目を横切るラインはいつまでも可愛らしく、 それでいて体の大きさは属内一のボリュームを誇り遊泳力もそれに伴って非常にエネルギッシュな、 何処にも隙を感じさせないあらゆる面でパワフルさを味わえるミズガメのひとつです。 今回やって来たのはベビーを見かける機会も少なくなったタイミングで余計に嬉しく感じられる、 お腹が鋭く凹み始めオスであることが丸わかりの飼い込みミドルサイズ。 いよいよ二十センチを超える頃になると頭部の大きさや四肢の発達具合が隠し切れず、 鼻先のスラリと尖った様子に何とも言えない野性味が宿り、 どんな激流にも負けない大き過ぎる水掻きは頼もしさをより一層惹き立てています。 通年屋外飼育が可能との説には賛否ありますが、 やはり個体のコンディションや環境に纏わる条件をより良いものへ仕立てて行けば、 寒冷地で無ければ実際に成功例もチラホラ聞かれていますので、 こういった成功体験を耳にするとますます飼育への意欲が湧き起こると思います。 現実的に天然の陽射しに晒した方がより凛々しく見えるのも確かで、 四六時中甲羅の脱皮をバリバリ繰り返しているような代謝も高まった状態では、 普段見かけるヒラリーよりもワイルドな逞しさが備わることが期待され余計に盛り上がれるでしょう。 水族館などでも展示に用いられると人目を惹くと言われるだけに、 後世に語り継いでいきたい銘種のひとつです。 |
ヒラリーカエルガメ
Phrynops hilarii |
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腹甲の水玉模様がポップなヒラリーカエルガメです。これもお客様委託個体。将来的には 大きくなるカメですが大きくなってもその可愛さが損なわれることも無く、何でもよく食べ、 低温にも強い素晴らしいペットタートルです。当然人工飼料餌付いてますから安心です。 |
ヒラリーカエルガメ (♀) Phrynops hilarii |
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片手で持つには一苦労のクイーンサイズ! 各所に厚みを感じることのできる飼い込み個体です、 ヒラリーカエルガメ・メスが入荷しました。 さすがカエルガメ属最大種、ワイルドかCBか元のルーツは分かりませんが、 とにかくでっかいメスヒラリー。 しかし体がどれだけ大きくなっても、見栄えの良いカラーリングと高いテンションは幼体時のそのままです。 頭部をツートンカラーに分ける鼻先から走ったライン、 そして裏返せば黒点の散りばめられたダルメシアン模様と、 常に着飾ることを忘れないその姿勢は曲頸一のお洒落さんと言っても過言ではありません。 そして撮影の為に手に持つと頭から足からぶんぶん振り回し、 水に戻せばついさっきのことは忘れたかのように餌くれダンスをおっぱじめるいくつになっても甘えん坊なカメです。 しかしベビーの頃には有り得ることのなかったボリュームの出始めた甲羅、 筋肉が発達し厚みの出た頭部などは、本種の隠れた格好良さを意識させる重要なポイント。 最近では屋外越冬もできるのではとささやかれていますがそれだけ丈夫なミズガメです。 この調子でマックスサイズまで一気に駆け抜けて欲しい個体です。 |
ヒラリーカエルガメ (♀) Phrynops hilarii |
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どこをどう撮ってもブツのデカさが隠し切れません! そしてなんだか不思議と赤いぞという謎については後半でお答えします、 特大サイズのヒラリーカエルガメ・メスが入荷しました。 この場ではヒラリーのことを散々お洒落なカメだと申し上げてきましたが、 今回に限っては決して洒落っ気を損なった訳ではなくともそこばかりに焦点を当てている余裕はありません。 もはやこのカメが大きくなるということなど周知の事実でありましょうが、 では甲長30cmという大台に達した個体をこれまでいくつご覧になったでしょうか。 一応文献上での最大甲長は40cmとなってはいるものの、 多くの他種がそうであるように大型種であればあるほど記録通りの数字に並ぶことはおろか近似値に迫ることすら難しく、 例えば本種に関して言えばマイナス10cmですら厳しいというのが現実です。 それは物凄い勢いで追い上げる成長期が多くの場合20cm台で終わってしまい、 飼育下の水槽という限られた環境では鈍った成長を盛り立て続けることが困難であるからに他なりません。 育ちきった野生個体の流通無き今、 この個体は8年もの歳月をかけて仕上げられたというその話だけでも有難いのですが、 魚類から甲殻類まで肉食のカエルガメが好む生餌オンリーのメニューを 120cm水槽でたったひとり優雅に楽しんでいたというから二度三度驚きました。 こう言うと失礼ですが今の時代ヒラリーをそこまで楽しんでいるという良い話が他にあるでしょうか、 そしてその愛情が極めてナチュラルな甲羅の仕上がりという点によく表れています。 しつこいようですがワイルドではないので欠損などは勿論ありません、 ただ甲羅が薄く綺麗に出来上がっているため紛らわしいのです。 さて、文頭でお話しした何となく赤いんじゃないかという疑問については、 本当にこれだけの赤みを持っていますし ライティング次第ではより一層楽しめるレベルのクオリティでしょう。 元々の素質に加えて今まで与えられていた餌などがそうさせたのだと考えられますが、 それでもエビだけやれば赤くなるのかと言えばやはりそう簡単な話でもなさそうでただただ感心するばかりです。 既に初産も済ませているとのことで悪い所が見つかりません、毎度お約束ですが一般種だけに興奮させられる逸品です。 |
ヒラリーカエルガメ (特大サイズ・♀) Phrynops hilarii |
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元々は可愛らしいカメでしたなんてなめてかかると返り討ちに遭うちょっとした座布団サイズ! 当店での過去取り扱い最大甲長を更にもう一歩塗り替えた記録にも記憶にも残る特選巨体、 ヒラリーカエルガメ・メスが入荷しました。 地球の南北を繋ぐアメリカ大陸、 世界中の至る所に思い思いの形態や特性を以って広く繁栄する水棲ガメの仲間は当然この地域にも棲息し、 一大陸に注目するだけでもそこに多様な種の分化を垣間見ることができます。 北米には色々な意味で馴染み深いミドリガメを始めとしたスライダーの仲間や、 ペットシーンには欠かすことのできない小型で可愛らしいドロガメ、ニオイガメの仲間など、 何処となく身近に感じられるようなキャラクターが集結していますが、 そこから南下していくと辺りは次第に異様な空気に包まれ、 突如として襲い掛かる異国情緒が我々を未知なる空間に誘います。 中南米、特に南米と聞くと曲頸類の存在感が飛躍的な高まりを見せ、 ヘビクビガメやカエルガメ、ヨコクビガメなどが頭に思い描かれますが、 その中でも特にカエルガメは構成種も多く価格帯にしても無茶な要求をしないものが多いことから、 決してスター的なポジションとは言い難いもののある種の親しみやすさが内在していると思います。 属内最大を誇るこのヒラリー、名前の由来となった人名は正しく読むとイレールという発音だそうで、 アメリカ人ではなくフランス人ということでますます原産地からかけ離れることになりますが、 異端的な雰囲気を漂わせるのは何もネーミングだけではなくその風貌にも表れています。 鼻先から目玉を横切って走るストライプや、 腹側一面に広がる水玉模様などは随分とヨーロピアンな味わいを描き出しており、 普通に見ればこれらの特徴は全て可愛い、愛らしいという捉え方になるのでしょうがそこは大型種、 30センチを超えた化け物は全てのチャームポイントを放棄し新たな課題に挑み始めたようです。 平たくも肉厚に仕上がった頭部はやんわり言えば憎たらしいというか、 ちらりと見せる悪魔的な表情が見る者をぞっとさせ、 ひとたび四肢を剥き出しにすればその攻撃性で固められたバイタリティに恐れ戦くほどの迫力が全身に詰まっています。 普段見慣れたヒラリーとは全くの別物であるということは写真からでもお伝えできるかと存じますが、 反対に野生におけるナチュラルな姿との出会いを果たすことができたと考えれば、 素のままワイルドで捕獲し輸出することの難しい現代では本当に貴重な体験であるに違いありません。 奥行き45センチ以上のお好きな水槽でその勇姿を存分に堪能して下さい。 |
ヒラリーカエルガメ (特大サイズ・♀) Phrynops hilarii |
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ほんのりと赤味の発色する美麗なタイプでこれほどまでに大きくなってしまえば見応え抜群! 片手で楽々持ち上げているように見える写真はもれなく腕がプルプル震えています、 ヒラリーカエルガメ・メスが入荷しました。 カエルガメの中で最も可愛らしく、 それでいて最も可愛らしくないサイズにまで成長することで有名なこのヒラリー。 大半が中堅クラス揃いの仲間たちなのでその頂点に30センチオーバーが君臨していても何らおかしいことは無いのですが、 やはりこのサイズに達していてもなおベビーと同じテンションで愛嬌を振り撒く訳ですから、 何も知らない人からすればただただ猛獣が暴れているようにしか見えないかもしれません。 ここには大型種の幼体は総じて愛らしいの法則が隠されており、 魚で言えばレッドテールキャット、リクガメで言えばケヅメリクガメ、 トカゲで言えばグリーンイグアナとそうそうたる顔ぶれながら、 本種もまた十分にその素質を備えていると言って良いでしょう。 ですから決してチャーミングな風貌に騙されてはいけませんし、 一秒たりとも小さければ良かったなどと考えてはならず、 貴方の好きなだけ大きくなったら良いと相手を包み込む寛容な心が必要不可欠であり、 大きければ大きいほど気分が高揚してしまうような方にこそ相応しいカメなのです。 今回やって来たのは物の見事に30センチ台のレジェンドクラスに突入した、 全身に赤という赤が滲み出ている大満足でお腹いっぱいの長期飼い込み個体。 体中から溢れ出るその類稀な生命力はたった一枚の写真からも伝わってくることでしょう、 この巨体がひとたび水を掻けば水槽内にはまるで洗濯機のような水流の大回転が引き起こされ、 人間の力だけでは抑え切れない野生の底力をまざまざと見せつけられます。 店内には他にもミドルクラスのヒラリーが数匹泳いでいるのですが、 顔立ちや色合いこそ似ているもののほぼ全く別の生き物と捉えて差し支えなく、 横たわる一枚岩が水の中で鎮座する圧巻の光景に息を呑まずにはいられません。 過去にも数度これぐらいのボリュームを誇る個体を取り扱ったことがありますが、 恐る恐るこの場に掲載するや否や決まって何処かへ旅立ってしまい、 出会いの感動と別れの後悔をもう何度味わったでしょうか。 フラッシュの関係で個体の赤さをいまいち表現し切れませんでしたが、 普通の給餌メニューに乾燥エビなどを少々加えることで更なる高みを目指すことも難しくはありません。 他に赤いオスも保有しているので早速餌やりを重点的に行い、似た者同士でペアを組みたいと思います。 暫くはこの勇姿をじっくりと堪能していたいです。 |
ナスタカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops nasutus |
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今年もハッチしました! 念願の2年連続店内CB、ナスタカエルガメのベビーです。 当店で何年か在庫で飼育していた巨大なオスとメスがある年から急に卵を産むようになり、 昨年それらをうまく回収し大切に置いておいたら僅かですがベビーの姿を拝むことができました。 その瞬間から今日まで毎年ハッチを目標に親個体の世話をしてきましたが、 雌雄の相性が良いのか産卵数が増えてもしっかり発生するタマゴが多く、 半年近くという長い潜伏期間を経て元気なベビーの誕生となりました。 ハッチサイズが5cmを超えるという文献通りのたくましいミズガメで、 人工飼料を砕かなくても平気な顔してペロリと平らげてしまうから末恐ろしいです。 近縁のアマゾンカエルガメではこういったベビーサイズも見かけますが、 ナスタは大きなものが中心で小さな頃から飼育できる機会も少ないでしょう。 今年も甲ズレのない綺麗な個体が出てきました、元気に泳ぎ回っていますので可愛がってあげて下さい。 |
ナスタカエルガメ (国内CBべビー) Phrynops nasutus |
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当店繁殖個体! 即戦力のフルアダルトペアを繁殖を視野に入れWaterland tubsで管理していた所、 11月9日に見事に産卵し、8月4日に大きなベビーが誕生しました。ナスタカエルガメ・国内CBベビーです。 孵化までに半年前後かかるので元気に生まれてくるかヒヤヒヤしていましたが、 この世に生を受けておよそ2週間、スタッフ全員の愛を一身に受けてスクスクと成長しています。 卵がピンポン玉の様に大きな球形をしておりハッチベビーも大きく丈夫な様で、 もりもり餌を食べてもりもり排泄し順調に成長線が出始めています。 頭でっかちのキャラクターチックなフォルムがとても可愛らしく、 体色のコントラストも明瞭でとても綺麗で、 また甲板ズレがないのも嬉しい所です。飼育は容易で餌は既にMazuriミズガメフードや咲ひかり、 カメプロスなどに餌付いており、とにかく目の前にある餌に対してとても貪欲です。 かなりマニアックな一種ですがこうしてベビーが採れた事は本当に喜ばしいです。 |
ナスタカエルガメ (♂) Phrynops nasutus |
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背面の大部分がキャリコ調に仕立てられた摩訶不思議なカラーリングが実に興味深い仰天の珍品! 地味だの何だの言われてありふれていた頃が懐かしい改めて見ると却って新鮮なおにぎり頭、 ナスタカエルガメ・オスが入荷しました。 かつてカエルガメと名付けられたもの全てが一属にまとめられていた時代、 このナスタは属を代表する模式種として紹介されていたため、 当時を知る人からすれば最もカエルガメらしいカエルガメというイメージが強いのではないでしょうか。 らしいと言えばヒラリーやジェフロアの方がペット的に馴染み深いためそう考えてしまいがちですが、 やはりこの大きな頭が持つ独特の面白味が研究者たちの心を動かしたのかと思うと感慨深いものがあります。 現在では亜属ないしは新属として何系統にも分割されることとなったカエルガメの仲間において、 本種はBatrachemysというアマゾンやコシヒロなどその他巨頭タイプと同じグループに属し、 以前にも増してその特徴が鮮明に描かれるようになりました。 昨今では現物を見ずとも図鑑やインターネットで簡単に写真や動画を閲覧することができるようになったせいか、 造形の奇抜さよりも彩りの美しいカメに注目が集まりがちですが、 冷静にまじまじと見つめてみるとその奥深さに気付きハッとさせられると思います。 今回やって来たのは随分と久しぶりに出くわした感じのするナスタの大型個体。 私も初めてご対面した時には何と大胆な格好をしているのかと衝撃を受けたものですが、 それはきっと完成された野生の個体にたまたま巡り会えたからなのでした。 残念ながら色味に乏しかったがために爆発的な人気を得るまでには至らなかったこのカメも、 よくよく考えてみるとこのシルエットでド派手に着飾るのは違うような気がしますし、 何でも色鮮やかになれば良いという問題では無いのかもしれません。 しかしこの個体は背甲が全体的に色抜けを起こしており、 矛盾するようですがこれが水槽内で泳がせると結構映えますので見ていて飽きるようなことはありません。 餌の捕食方法はお馴染みの吸い込み型、バコッと音を立てて漂う獲物を胃に収める仕草は痛快の一言。 軽く十年以上は続いたであろう曲頸類のブームもこの頃はすっかり沈静化し、 首を曲げさえすれば何でも良いといういい加減な志向も大分薄れましたので、 この辺りで落ち着いて呑気にのんびりとこんなカメを人知れず楽しむのも一興です。 |
ナスタカエルガメ (サブアダルト・♂) Phrynops nasutus |
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お客様委託個体のキレイに育ったナスタカエルガメ・オスの入荷です。 片手で持って撮影しましたが重量感があり、なかなか辛いものがありました。巨頭系カエルガメの名に恥じない 肉瘤の盛り上がり具合が素晴らしく、 かなり迫力が出ています。横顔は鼻先が尖っていて意外とハンサム。 Mazuriミズガメフードや咲ひかりに餌付いており、食べる時には周りの水ごと数粒を丸呑みします。頭部に赤みがあり美しく、 また成長線も綺麗に出ているので今後の成長にも期待が持てる、良個体です。 |
ナスタカエルガメ (中♂) Phrynops nasutus |
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お客様委託個体です。ナスタカエルガメです。1枚1枚の甲板も大きく、 頭部の巨大さが際立った個体です。餌の食いもよく人工飼料から生餌まで何でも良く食べ よく泳ぐ最高の個体です。 |
ナスタカエルガメ (中♂) Phrynops nasutus |
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これだけのサイズのナスタにするにはかなり時間がかかります。餌を摂る時の、 周りの水ごと吸い込んで食べる姿は、迫力です。既に巨頭化していて、全体のアンバランスさが また格好良いです。即戦力個体をお探しの方に。 |
ナスタカエルガメ (大♂) Phrynops nasutus |
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これだけのサイズのナスタにするにはかなり時間がかかります。餌を摂る時の、 周りの水ごと吸い込んで食べる姿は、迫力です。既に巨頭化していて、全体のアンバランスさが また格好良いです。即戦力個体をお探しの方に。 |
ナスタカエルガメ (♀) Phrynops nasutus |
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これだけのサイズのナスタにするにはかなり時間がかかります。餌を摂る時の、 周りの水ごと吸い込んで食べる姿は、迫力です。しかも今回は、非常に貴重なメス。 手に入れるナスタは大抵オスだとお嘆きの方も多いはず。即戦力個体をお探しの方に。 |
ナスタカエルガメ (Pr) Phrynops nasutus |
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超レア!! 何もかもがBIGサイズのナスタが貴重なペアでの入荷です。メスの流通量が極端に少ない 本種ですが、今回見事な30cmの個体が入荷しました。「大きい」と紹介される個体の中でも、 30cmに達したものは殆ど見かけません。オスもその大きなメスにひけをとらないサイズです。 巨頭化するタイプのカエルガメですが、頭幅がオスで6.5cm、メスで8cmもあります。この迫力は必見!! |
アマゾンカエルガメ (S) Phrynops raniceps |
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カエルガメと一口に言っても色々なグループがありますが、一番インパクトが強いのはこの巨頭系でしょう。 ニンマリと笑った顔が可愛らしい、お客様委託のアマゾンカエルガメが入荷しました。 南米曲頚を代表する仲間のひとつカエルガメ、 古くはカエルアタマガメとも呼ばれていた様に のっぺりと少しカメ離れした様な顔付きが特徴です。 中でもナスタや本種のグループは大きくなると首におむすびをひっつけたような頭部を備え、 ベビーサイズでも構わずアンバランスな出で立ちをしています。 カエルガメのほとんどがそうですが飼育している内に非常に人懐こくなり、 水槽の前に立つとでかい頭を振り回しながら狂ったように泳ぎまくるので見ているだけでも面白いです。 餌の食べ方も独特で特に大型個体では配合飼料をバラ撒いた途端、即座に反応して目の前の水を全て呑み込み、 あとは入ってきた餌だけを残して上手に水だけを吐き出すという効率的かつ行儀の悪いやり方です。 育て方も単純に高温キープで水を回し毎日食べるだけ餌を上げれば甲羅がグングン伸びていきますので、 この調子で大きなアマゾンを目指しましょう。肋甲板前部に2ヶ所多甲板あり。 |
アマゾンカエルガメ (S) Phrynops raniceps |
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頭部の鮮やかな可愛い安心サイズ! 一昔前は珍しい曲頸類のひとつでしたが近頃ではよく見かけられるようになりました。 飼い込みで成長線の出始めたアマゾンカエルガメが入荷しました。 ナスタもアマゾンもアダルトサイズになるとおにぎりのような大きな頭になるこのタイプは、 他のカエルアタマと比べても見かける機会の少ない珍種でした。次第にナスタは中くらいから大きなサイズが、 アマゾンは中くらいから小さなサイズが出回るようになりつつありますが、 既にスター選手で一杯だった曲頸の中ではいまいち目立ちきれてないかもしれません。 しかしながら非常に頑強な体質と、何と言っても餌をやるわけでもないのに 誰よりも早く泳ぎ向かってくる愛嬌の良さはこの仲間ならではの強力なアピールポイントではないでしょうか。 最初はほんとに小さなベビーサイズだったそうですが、 しっかり飼い込まれいよいよ甲羅も硬くなり始めた中堅サイズへ向かおうとしています。 ナスタと見分けが付けにくいと言われる大型個体は久しく姿を見せなくなってしまいました、 良いスタートダッシュを切ったこの個体を見分けの付かなくなるまでじっくり育ててみては。 |
アマゾンカエルガメ (Mサイズ) Phrynops raniceps |
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以前入荷した個体が成長しました。バランスが悪く見えるほどの巨大な頭部が非常に可愛いアマゾンカエルガメです。近縁のナスタカエル ガメと非常に良く似てますが、ベビーの頃はこちらは頭にラインが入る事で容易に区別がつきます。唇の ハチミツの様な黄色は眩しく発色し、頭部は巨頭系カエルガメの名に恥じない 肉付きです。性別はまだ微妙ですがなんとなく メスっぽいです。 |
アマゾンカエルガメ (M) Phrynops raniceps |
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ゴールデンヘッド際立つ美個体! 本種には珍しい成長盛りの安心サイズです、アマゾンカエルガメが入荷しました。 南米に棲息する曲頸類の一グループでカエルアタマガメとも呼ばれていますが、 一口にカエルガメと言っても様々な系統があり最近ではそれぞれに新しい学名も使われるようになりました。 本種が属するグループはBatrachemys属という新称が与えられていますが、 この属にはナスタやズリアなど超巨頭系で知られる仲間が含まれています。 外観が似ているためかしばしばナスタと比べられることがありますが、 不思議なことにナスタはフルアダルトにも近い大きな個体ばかり、 それに対して本種はほんの小さなベビーサイズかそれが少し育ったような個体しか見かける機会がありません。 俗説では育ちきった成熟個体ではナスタのように漆黒の頭部を持つと言われていますが、 この個体に近い大きさの個体を並べてみると個体差が激しく、既に黄色い部分は嘴だけというものもいます。 しかしながらこの個体は幼体時に顕著であった 頭頂部のドットラインが消失しているにも関わらず全体的に明るみが残っており、 今後の成長でどうなっていくのか非常に興味深いです。 この仲間特有の吸い込み式捕食法で人工飼料をどんどん体内に取り込んでいますので、 今後もスムーズに成長してくれるのではないでしょうか。 フルアダルトの姿は何故か写真すらまともに公開されていませんので、 この謎は貴方の目で直接確かめてみて下さい。 殆ど気になりませんが極小の椎甲板が一枚多いです。 |
アマゾンカエルガメ (♂) Phrynops raniceps |
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頭の黒いラインはグリグリと太く裏返せば蜂蜜色の見た目に美しいピカピカなミドルサイズ! 将来を殆ど約束されたような後頭部筋肉お化けを目指して今日からコツコツと育て上げましょう、 アマゾンカエルガメ・オスが入荷しました。 カエルガメの仲間が何故カエルガメと呼ばれているのか、 その謎を解き明かすための最もシンプルな近道であると思われる、Batrachemys属の存在。 カエルガメ属の新しい分類には諸説ありますが、 全体を取り纏めているPhrynops属は現在ヒラリーやジェフロアなどのために残され、 多くの種類がそれぞれの持ち場へ配備するように新属ないしは亜属として分けられました。 本種やナスタなどが含まれる前述のBatrachemys属は、 見ての通りおにぎりのように巨大な頭が最大のアピールポイントで、 恐らく最もカエルに近い外観を持つことから一目見ただけで特徴的であると言えます。 大昔に比べれば輸入される個体数が増えたお陰で幾分身近な存在になりましたが、 それでも流通には波がありここ数年はまた減少気味で、 全国的に大量のファンを抱えている訳では無いものの、 姿を消されては後から随分と後悔させられるであろう大切なカメのひとつです。 今回やって来たのはワイルドにしては妙に小奇麗な印象を受ける、 色味の良さに加え幸いなことに目立った傷も見当たらない良質な飼い込み個体。 近縁種ナスタとの識別点として挙げられる頭頂部の筋状模様は比較的太めに引かれ、 喉元や腹甲には濃厚なディープイエローが発色しており、 現状の程度の良さから素のクオリティに至るまで文句の付け所がありません。 四肢の大型鱗はギラギラと輝き南米曲頸らしい野蛮な雰囲気を演出、 甲羅の表面はほぼ全くと言って良いほど擦れていないためかクリア層の艶を残し、 仮にハッチサイズから人の手によって育てられていては実現し得なかった絶妙なボディバランスは、 特に頭のアンバランスな大きさによく表れていると言えるでしょう。 何処か妖怪チックな見た目からか好みの分かれるジャンルではありますが、 冷静に考えるとここまでしっかり巨頭化するタイプで、 深い水の中でもへっちゃらな遊泳性を兼ね備えたカメもなかなか珍しいです。 参考までに当店の種親候補のオスをご紹介しますが、 成熟すると頭の天辺に新たな模様が浮き出てきたりして雰囲気が変わるのもミソ。 繁殖例もかなり少ないため今の内に手に入れておくが吉です。 |
コシヒロカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops tuberculatus |
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昨年もこの場にて掲載し好評であった国産ツベルキュラータスが感動の再来! ベビーならではの可愛らしさと、ベビーとは思えぬディテールのつくりが大人の香りを醸し出す、 その稀少性に見合わぬお手頃プライスにも改めて感謝の意を表したい、素敵な贈り物です。 今回はブリーダーご本人の厚いご協力もあって、ペアっぽい二匹がセレクトできました。 早くも人工飼料のみで育てられるようになった、相変わらずの飼い易さと共にお渡しします。 |
コシヒロカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops tuberculatus |
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今年生まれの兄弟の中から頭部のピンクオレンジが鮮やかな化粧っ気のある美個体をセレクト! 小さな頃は愛らしく、大きくなれば厳めしい育てる楽しみがいっぱい詰まった銘珍種、 コシヒロカエルガメが入荷しました。 カエルガメに何を求め、南米曲頸に何を求めるのか、 突き詰めて考えていくと辿り着く終着点は人それぞれ変わっていくのかと思いきや、 コアなマニアになればなるほど皆が口を揃えて称賛する種のひとつがこのコシヒロです。 最近では曲頸類自体に人気の陰りが見られるようで、 十年単位で遡ればブームらしきものは確かに存在したようなのですが、 時代の移ろいと共に選ばれるカメも変わりつつあります。 正直に言ってしまえば、曲頸は総じて地味です。 それこそ南米の仲間には何故だか陰気臭いオーラを放つものばかりがわざわざ集められたかのように揃っていて、 大衆を虜にするようなスター性を感じさせることもあまりなく、 それぞれが己の信じた道をただ一直線に突き進む非常に呑気でマイペースな一団なのです。 今の世の中に受け入れられるためには小型で綺麗、 いずれは繁殖も目指せる将来性の高さなどがキーになっているようなので、 おおよそ中型から大型の種類が多い上に派手な装飾はあまり期待できず、 繁殖に成功しても喜ぶ人はごく限られているという、 言葉にするとお先真っ暗なこれらは今後広く好感度を獲得していくことは難しいかもしれません。 しかし全ての人が世相に従い拘りを見失ってしまうのでしょうか、 野生のカメの流通量がじわじわと減っている現状でもなお希望を捨てず、 拘りを持ち続けることが趣味人のあるべき姿ではないでしょうか。 本種の魅力は過去にこの場でもお伝えした通りですが、 元々少なかった現地からの採集個体がほぼ途絶えてしまった今、 こうして国内で繁殖されたベビーを見て喜び、 飼育にチャレンジしてみようという気を起こす人が毎年ひとりでも増えていけば、 日本における爬虫類ホビーの健全性が保たれていくのではないかと思います。 決して知識を振りかざす訳ではなく、沢山の種類を自身の目で見て体感する機会を多く設け、 そうした生の刺激を受けながら絵だけでは分からない臨場感や雰囲気の違いを味わう、 その結果として世間体にとらわれない自分だけの素敵な一匹が見つかるでしょう。 コシヒロを楽しむコツはおせんべいのような頭が可愛らしい幼体の姿を一通り堪能した後、 後頭部がボンと膨れ上がり目元がギラギラとしたフルアダルトを未来予想図として、 手元の個体を如何にしてそれに近付けるかという取り組みにあります。 頭頂部のカラフルさは成熟一歩手前まで意外と長く楽しむことができますので、 この個体の隠れたクオリティの高さは飼い主を飽きさせません。 ミズガメ界屈指の丈夫さを誇る初めての方にも嬉しい飼育難度の低さも忘れずに。 |
コシヒロカエルガメ (国内CBベビー) Phrynops tuberculatus |
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ツルテカ頭とイボイボ頭の明暗がはっきりと分かれた色違いの二匹で楽しむ国産ツベルキュラータス! 幼体ならではの可愛らしさと南米曲頸ならではの気味悪さを生まれながらに兼ね備えた属内屈指の逸材、 コシヒロカエルガメが入荷しました。 あくまでも個人の見解ですが、 私にとってコシヒロとは最もカエルガメらしいカエルガメのひとつであり、 何も着飾らないストロングスタイルで勝負できる最高に格好良いカエルガメだと思っています。 かつては別名イボカエルガメと呼ばれていた時代もあったようですが、 それ以前にカエルガメ全体の中でもどちらかと言えばマニアックな部類に属しており、 それこそ昔はオオアタマヘビクビガメとよく似ていて区別が難しいなどと持て囃されていたものの、 今となってはその相方が殆ど姿を見せなくなりましたから、 遂には知る人ぞ知るとでも言われそうなポジションに落ち着いてしまいました。 数年前まではBatrachemysという新属へ分類されることになっていたのですが、 最近では元々ヒメカエルガメが守っていたMesoclemmysへ纏められることになったようで、 日頃注目されることの少ないカエルガメの世界はごそごそと動きを見せているようです。 少し前にはそのMesoclemmys属を一冊に収録した専門の洋書が発売されたばかりですが、 とにかく商品として市場に出回り難いことが却って首を絞めており、 それが魅力的かどうか以前に現物を目にする機会に恵まれなければ、 ファンが増えていかないのも当然のことでしょう。 飼育自体は極端に言えばドロガメやニオイガメらとそう変わりはなく、 より気を遣うのであれば陸場を設けてみるといった具合で、 食べるものにも困らず人工飼料のみでも十分に育てられることから、 たとえビギナーだとしても労せずしてその素晴らしさを楽しめる秀逸なミズガメだと思います。 今回やって来たのはこんなご時世に大変有難い国内CBのコシヒロベビーで、 全く同じ環境の隣り合わせで育てていたはずなのに色彩が随分と変わってしまった二匹の兄弟。 やや大きめの個体は如何にもコシヒロらしいこってりとした色調で、 目の後ろに走るラインや頭頂部をほんのり染めるオレンジのスポットが目立ち、 四肢には鱗の粗々しさに加え金属光沢にも似た照りがよく映えます。 ここに南米曲頸特有のグロテスクな禍々しさが描かれているような気がして、 繰り返しになりますがやはりコシヒロは格好良いと感じてしまうのです。 対するやや小さめの個体はある意味コシヒロらしくないといえばそうなるでしょう。 体全体の黒い部分がかなり白っぽく変色しており、 不思議とまろやかなテクスチャに見えるのも面白いです。 どちらを選んでもこの先の成長が楽しみなピカピカ安心サイズをどうぞ。 |
コシヒロカエルガメ (EUCB・Mサイズ) Phrynops tuberculatus |
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最近幾分見かけるようになって来ましたが、まだまだレア種、ヨーロッパでハッチされたCB個体・Mサイズのコシヒロカエルガメの入荷です。 今回の個体は甲長11cmでも喉には赤色の墨流し模様が残っており、 頭部のドットにも赤が散りばめられていてとても綺麗です。 背甲は低いドーム状になり、センターにはキールが発達していますが、全体にはその名の通り末広がりで扁平な容姿は泳ぐのに適しています。 その巧みな泳ぎでMazuriミズガメフードや咲ひかりなどの配合飼料や、タートルプティング・カンシャ等を吸込むようにし貪欲に食べています。 参考ですが雌雄はこちらでご確認下さい。 |
コシヒロカエルガメ (♂) Phrynops tuberculatus |
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理想的なシルエットに仕上がりつつある飼い込みミドルサイズ! 迫力の成熟した姿はすぐそこまで迫ってきています、 コシヒロカエルガメ・オスが入荷しました。 はなから申し訳ないのですが、 南米曲頚類の一員を担うカエルガメは今日までちやほやのちの字すらも味わったことはないでしょう。 昔から日本では曲頚類と言えば首の長いもの、という通念が広まりショートネックたちはやや不利な状況に立たされています。 しかもカエルガメの場合、何故か全ての種類が大きくなり過ぎるというイメージが浸透しており、 また写真写りがあまり良くないなど、図鑑をめくって飼育対象を選ぶ際にはねられやすい条件が揃ってしまっています。 本種の場合はまず名前が原因。コシヒロと聞いても外観を想像することができず、 別名のイボカエルガメに至ってはチョイスされた単語のせいで若干のマイナスオーラすら漂うはめに。 響きだけは格好良いtuberculatusがイボという意味らしいのですが、 命名者が本当に伝えたかったのは大胆かつ整然と散りばめられたガンメタリックに光る大型の鱗でしょう。 これがカエルガメ随一の妖しさを生み出す最重要パーツで、 この特徴を押さえるか押さえないかでコシヒロの楽しみ方が180度変わります。 時に本種がヘビクビガメの一種と間違われるのもこの鱗のお陰。 もうひとつ大事な大きな頭と口はナスタなどを踏襲しているので語るまでもありませんが、 バコッと音を立てながらまるでプランクトンを呑み込むクジラのように餌を捕食します。 そして最終サイズ、より大きくなりやすいメスでも20cm前後と実は非常に現実的な大きさなので決して困ることはないでしょう。 よく言われる性格の荒さについても仲間同士なら意外と問題はなく、同種間であれば尚更。 そして何よりブラジル北東部固有分布の稀少種ですから、 泳ぐ姿を眺めているだけで高級感まで楽しめる辺りも好印象です。 近頃出回る繁殖個体も可愛らしいのですが、 上手に育てないと頭が全体の比率から小振りになりバランスが悪くなってしまうので、 このサイズから飼い始めるのも悪くありません。 正直、写真の第一印象は地味でも飼育していてじわじわとにじみ出てくる風合いが魅力なので、 夜な夜な水槽の電気を付けてにやけているような人には特にプッシュしたいと思います。 境遇や雰囲気が似ているペルシオス好きには通じる感覚かもしれません。 マイナーあってのメジャー、そしてその逆もまた然り、この機会にそんな不気味ワールドへと飛び込んでみては。 |
コシヒロカエルガメ (Pr) Phrynops tuberculatus |
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フルアダルトを目前に更なる成熟度を期待したいワイルドとCBを組み合わせた未来のブリーディングペア! 数あるカエルガメの中でもとりわけ異質な輝きを放つメカニカルな容姿が堪らなく格好良い稀少種、 コシヒロカエルガメ・ペアが入荷しました。 南アメリカ、そこは日本人にとって地球の裏側などと称される魅惑のエリアであり、 言わずと知れたアマゾンなどに代表される自然豊かな環境が広がる夢のような大陸です。 ホビーの世界では熱帯魚の王様ディスカスや世界最大級の巨大ナマズたちに怪魚ピラルクーなど、 その名を挙げればキリがないほどに淡水魚たちの楽園が広がっていることで有名ですが、 こと水棲ガメについてはマタマタやヘビクビガメなどの妖怪染みた曲頸類が繁栄し、 これまたマニア心を強烈に擽る心憎い演出のオンパレードとなっています。 カエルガメの仲間は全て数えると実に十数種類と意外にも大所帯であることが分かり、 それらが一堂に会することは諸般の事情により事実上不可能だというのが寂しい限りですが、 それでも今日までに代わる代わる目の前に現れては私たちを楽しませてきました。 本種はかつてナスタやラニセプスなどとBatrachemysグループを形成していましたが、 彼らに共通するのは時におむすびのように肥大する三角形の大きな頭。 何しろナスタは広義のカエルガメにおいて模式種とされていたほどですから、 英名トードヘッド、即ちヒキガエルのような頭の名に恥じぬ質感があってこそなのでしょうが、 このコシヒロは別名イボカエルガメとも呼ばれていた通り体表に最も目の粗い鱗を持ち、 その厳つさはカエルガメというよりもむしろクロハラやトゲモモなどヘビクビガメのよう。 平和で呑気なイメージの強いカエルガメには珍しい独特のギラ付きが、 鋭くて攻撃的な本種にしかないクールな雰囲気を演出しているのです。 今回やって来たのはワイルドのオスとCBのメスを取り揃えた血筋にも拘りたい方へ捧ぐペア。 オスは早くも頭部の鱗一枚一枚が隆起し、 鼻先が長く伸び始めた辺りにも成熟の気配が窺え、 対するメスは若々しくも頭全体がふっくらと厚みを帯び始め嘴も立派になり、 まさかこのサイズ感の両者間にたとえ僅かでも性的二型が見られるとは思いませんでした。 時に性格がきつく同居させるのは難しいとの記述も見られますが、 私の経験上少なくともコシヒロ同士ではトラブルが起きるケースは殆どなく、 現にこの二匹も決して広々とした水槽ではなくとも仲良く混泳しています。 人工飼料にきちんと餌付きそこそこの耐寒性も備え、 カエルガメにしては巨大になり過ぎない上に、遊泳力の高さは飼い主を飽きさせることもなく、 おまけに繁殖まで狙える非常にハイスペックな銘種は、 今後野生個体が輸入される機会もほぼ皆無でしょうから、本当に稀有な掘り出し物です。 |
コシヒロカエルガメ (Pr) Phrynops tuberculatus |
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南米のレア種、コシヒロカエルガメです。しかも貴重なPr。ちょっと大人のカエルガメです。 国内でも、繁殖報告がチラホラ聞こえてきました。全体に体のドット模様は、成長するにつれて 薄くなっていくのですが、今回のオスはいまだにはっきり残っています。当然人工飼料も餌付き済みです。 |
ヘーゲカエルガメ (国内CB・S) Phrynops vanderhaegei |
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長年正体不明とされ本物を拝む事すらなかなか叶う事の無かったヴァンデルヘーガー、 そんな激レア種が衝撃の国内CBで登場です。ヘーゲカエルガメの入荷です。 Bufocephala属として独立させる説もあるカエルガメの中でも変わり種で、 ヒメカエルガメに近縁と言われながらも発するオーラは巨頭系顔負けの厳つい風貌が特徴的です。 そんな事から場合によっては一属一種とされ、この仲間ではおなじみの優しく笑った様な表情は殆ど見せず、 このサイズで既に何かを内に秘めた様なやや悪人面の顔付きです。 最大サイズもナスタやアマゾンに似て比較的大型になり、鱗のゴツゴツした荒っぽさなども相まって まるで怪獣の様な迫力は他のカエルガメには無い本種独自の魅力。ハッチ後1ヶ月以上経過しており、 餌も人工飼料を喜んで食べる優良個体の2匹です。違いの分かるマニアに捧ぐ至極の逸品、 このベビーを見て熱くなってしまった方のお問い合わせお待ちしております。 |
ヘーゲカエルガメ (Pr) Phrynops vanderhaegei |
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輸入されて暫く国内に眠っていたオスとメスが運命的な巡り合いを果たした即戦力ペア! 出会って間もなく店内で産卵しており繁殖成功への期待もますます膨らみます、 ヘーゲカエルガメ・ペアが入荷しました。 南米の隠れた銘種カエルガメ、曲頸類という花形にして何処か突出し切れない絶妙なポジションに位置する、 マニア心を擽る数々のあやしい者共が犇めく昔からよく名の知れたグループです。 旧来の一属でまとめてしまう考え方が今日まで続いていますが、 総勢十種類以上にも及ぶ大所帯はいくつかの系統に分けることができ、 それぞれを新しい属として認める説も次第に浸透し始めているように感じます。 本種はギバことヒメカエルガメに似ているという触れ込みで一躍有名になりましたが、 きちんと理解されるまでになったのはごく最近のことかもしれません。 図鑑や雑誌などで取り上げられると、ヘーゲですと言われながらそこに写っているのはギバだったり、 かと思えば別のカエルガメの紹介で本物のヘーゲが写っていたり、 いまいち正体が掴み難く人気が出るという以前に諦められてしまうこともあったでしょう。 しかしよくよく考えてみるとBufocephalaとはヘーゲのために用意された新属ですから、 一属一種であると胸を張ってその持ち味を見出すことができるはずです。 生まれたばかりの頃は偏平な頭部が確かにギバっぽいのですが、 大きくなるに連れて後頭部の筋肉が発達してきたかと思いきや螺髪のように皮膚が盛り上がり、 遂には噛まれると本当に痛そうな分厚いリップがその表情を完成へと導く、 すなわちコシヒロなどBatrachemysの仲間に通じる価値観を持つようになっていきます。 しかしそれでも顔付きは小振りなギバの雰囲気を踏襲しつつシャープでクールな印象を与えるなど、 両者の長所を併せ持つようなその辺りの特徴が唯一無二のアイデンティティを主張する鍵となり、 他の構成種を持たない新たな属を生み出すきっかけともなっているように思います。 今回ご紹介するのは雌雄バラバラでそれぞれが数年ずつ国内長期飼い込みとなっていたものが、 時期をずらして当店にやって来たのでめでたくペアを組む運びとなった二匹。 この手のカエルガメはワイルドに限ると心に決めている方も少なくないと思いますが、本種やコシヒロ、 そしてナスタなどはベビーから急成長させると極端に頭が小さい残念なシルエットになりがちで、 そうでなくともタイル状の粗い鱗ひとつひとつに刻まれた凄みは野生でしか表現し難く、 表面の鈍い光沢も怪獣チックなイメージをより強く印象付けてくれます。 特にキャラクターが似通っているコシヒロとの大きな違いは何と言っても甲羅の分厚さでしょう、 センターキールがぼっこりと膨れ上がるフォルムが雄大な迫力を演出しています。 先月このメスが産んだ卵は現在発生が進んでいるようで、 有精卵が得られることが分かっただけでも非常に有意義ではないでしょうか。 ワイルド個体が殆ど輸入されなくなった現代に未来への希望を繋ぐ素敵な掘り出し物です。 |
ウィリアムズカエルガメ (M) Phrynops williamsi |
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渓流性の、涼しい所に棲むカエルガメです。ジェフロアに似ていますが、顎の下のU字模様で 簡単に区別がつきます。非常に繊細で美しいカメです。人工飼料餌付いています。 |
ウィリアムズカエルガメ (M) Phrynops williamsi |
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背甲のホウシャ模様が際立った、セミアダルトのウィリアムズが入荷しました。 このサイズなら、迫力ある遊泳姿を楽しむ事ができますね。水流をつけるとガンガン泳ぎます。 カエルガメの中では、一番カッコイイ顔つきで人気です。人工飼料餌付き済み。 |
ウィリアムズカエルガメ (白変) Phrynops williamsi "var" |
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ウルグアイから直接輸入された、ワイルドの白変です。脱皮不全っぽい色をしていますが、 調べてみても甲羅が浮いているという事も無く、ノーマルと比べれば一目瞭然の色をしています。 日本に来て、既に3年飼い込まれていて、環境にも適応しています。人工飼料餌付き済み。 |
ウィリアムズカエルガメ (白変) Phrynops williamsi "var" |
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三周りぐらい大きくなって帰ってきました。ウィリアムスカエルガメです。色の白さは 上のノーマル個体と比べてもらえば一目瞭然です。ハイポなのか、そういう個体群なのか、 脱皮しても甲羅は白いままです。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (M) Platemys p. platycephala |
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愛らしい容姿が人気のプラテミスが入荷しました。スタンダールの赤と黒を思わせるはっきりした コントラストの背甲はプラテミス特有のものです。人工飼料をゆっくり優雅に食べるさまは見ていて 癒されます。特に今回の個体は甲ズレもなく頭の赤色もはっきり出た素晴らしい個体です。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (S) Platemys p. platycephala |
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飼育下での繁殖例が未だに稀な本種にとって、 ベビーと呼んでも差し支えないような小さなサイズの出物は本当にレア! あまりにも可愛過ぎるために暫くバックヤードにて過ごさせていたところ、 気が付けば新しい成長線が浮き出てきたため、慌ててこの場へ掲載することとなりました。 早くも各種人工飼料に餌付き、面倒な選り好みをすることもなく、 ぷかぷかと漂いがちなワイルドのアダルトサイズに比べ、しっかりと水に沈んで準備万端。 従来のつまらないプラテミス像を一気に吹き飛ばす、 このカメが持つ本当のポテンシャルを味わうために用意された、本物を知る人のためのまたとない一匹です。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (♂) Platemys p. platycephala |
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ピチピチのワイルドから人工飼料にしっかりと餌付くまで鍛え上げた厳選ショートストック! 主成分がやる気によって構成されたバタバタ動き回るアグレッシブなグッドコンディション、 ズアカヒラタヘビクビガメ・オスが入荷しました。 僅かこの数年の間に本種の虜となってしまった方々にとって、 かつてこのカメが世の中でどのような扱いを受けていたのかは恐らく知る由もなく、 しかしながらそれは決して恥ずべきことなどではなくて、 むしろ知らないことにより却って新鮮な気持ちで向き合うことができるでしょう。 古くは彼らの故郷である南アメリカよりコンスタントな輸入があり、 それこそお中元やお歳暮のような季節の挨拶の如く決まって顔を見せてくれたものでした。 当時流行っていたキャッチコピーと言えばずばり、やる気のないカメ。 確かに元気があるのかないのかよく分からないグダグダした雰囲気が漂い、 まるでそれが持ち味であるかのような捉え方をされることさえありましたが、 今思えばそれは単に初期状態が思わしくないだけのことであって、 ポテンシャルが完全に引き出されているとは言い難いものでした。 時は流れ、癒し系だとかゆるキャラだとかそんなフレーズが世間を飛び交うようになると、 まさしくそれを当てはめるのにこの上ない本種のつくられたキャラクターは、 余計に誤解を生むような流れを招いてしまったのではないかと思います。 きちんと飼育してあげればキビキビと動いてくれるのはもちろんのこと、 信じられないほどにキラキラとした黒い瞳でこちらをじっと見つめ、 食欲の二文字を全力でアピールするようにもなりますから、 このへんてこフォルムで可愛いプラテミスと新たな気持ちで向き合って頂ければ幸いです。 今回やって来たのはある程度の数から初期状態の良好なものをチョイスした後、 しばらくバックヤードで仕立て直し新鮮味を取り戻した元気印のヤングアダルト。 改めて隅々を観察してみると日本人の常識からはとても考えられない造形の持ち主で、 三角形の頭には焼きプリンをトッピングしたような色味が映え、 南米のヘビクビガメらしく四肢の鱗は大型でギラギラと輝いており、 うねりの強い甲羅もまた土や落ち葉がたくさん堆積しそうな面白いデザインをしています。 結局は泳ぐことをメインにして育てる種類なのですが、 水場も陸場も関係なく軽やかに動き回る様をご堪能下さい。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ
Platemys p. platycephala |
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なんとなくやる気の無いカメだと思われがちなプラテミスですが、今回の個体は頭部の黄金色が 鮮やかなお客様委託個体で、非常にアグレッシブです。人馴れしているのか、写真を撮る時にも こちらを覗いてきて可愛らしいです。餌も人工飼料に餌付いています。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (アダルト・♂) Platemys p. platycephala |
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久しぶりにプラテミスのGoodサイズ・♂の入荷です。1属1種でヒラタヘビ クビ属を形成し、生息地北部のP.p.platycephalaと、南西部のP.p.melanonotaの2亜種が有ります。 1頭は背甲の明暗がハッキリしており、頭部や四肢のオレンジ色が薄く、 もう1頭は背甲の色合いが全体的に濃く、頭部や四肢のオレンジ色が眼に 鮮やかで、蛍光色のようです。この個体達のようにカラーバリエーションも豊富でお好みの色の個体をお選び下さい。餌も飼い込み個体で すのでMazuriミズガメフード・咲ひかりなどの配合飼料も食べています。肉食性が強いのでタートルプディングが1番好きなようです。 シュリンプFや、カンシャも良く食べます。良く餌を食べていても水面に浮かび、ヤル気が無いように思われがちですが、実は丈夫で 飼いやすい種類です。水深を甲羅上部が隠れるほどにし、身体をしっかり乾かせる陸場を設置すると良いでしょう。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (♀) Platemys p. platycephala |
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ここ最近では毎度姿を見かける度に久しぶりと言っているような気がしますが、 やはり輸入の頻度が減り、一度に手に入る数も減少しているプラテミスことヒラタヘビクビガメ。 そんな不作続きの中で意地の新入荷、そして店内プチストックのため人工飼料にまで餌付けてあります。 この手のカメは価格が年々高騰するよりも、 気が付けばいなくなっていたなんて悲劇に見舞われるのではないかと常にハラハラさせられますが、 とにかく目の前にいる時がチャンスです。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (♀) Platemys p. platycephala |
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ワイルドのナチュラル感をそのままに強靭な体質へと鍛え上げられた絶好調の飼い込み個体! 健康過ぎるが故に二年続けて屋外越冬に成功すると言うミラクルなスペックも到底見逃せない、 ズアカヒラタヘビクビガメ・メスが入荷しました。 昔からの愛好家であれば多くの人々がお世話になったのではないかと思われる、 ゆるキャラや癒し系などと言うフレーズが誕生するずっと前からそんな役割を担って来た、 何処から眺めても摩訶不思議な雰囲気を纏う往年の銘種、プラテミス。 その飼育方法については長きに渡り様々な意見が飛び交い議論されていましたが、 結局のところは決して泳ぎの巧みでは無い並のミズガメだと言うことに落ち着いたようで、 初期状態さえ悪く無ければ人工飼料にも普通に餌付く至ってシンプルなカメだったのでした。 つぶらな瞳と言う表現がこれほど似合う種類も珍しく、 扁平な頭部を横に曲げる仕草や発達した鱗とは裏腹にスラリと細い四肢、 大きな落ち葉のような甲羅は中央が凹んだ面白いシルエットで、 他のどんなカメともあまり似ていないプラテミス特有の魅力が盛り沢山。 決して数は多くないものの国内での繁殖例も聞かれるなど、 好きな人は好きと言う概念を地で行く名脇役だと思います。 今回やって来たのは冒頭でも申し上げた通り謎のコンディションを誇る、 ひとまず肉付きの良さや動きのキレから安心感たっぷりのフルアダルト。 かつてよく言われていた気怠い、 やる気が無いなどの触れ込みは着状態が芳しくなかったことに起因しており、 確かにスピーディな動きが楽しめるタイプでは無いものの、 状態が上がるとそれなりに機敏になることが今となっては知られています。 それはそうとして何故か野外で冬眠できてしまったこの個体、 それなりに寒さにも強いとは聞いていましたが、 誰もが踏み込めなかったその領域に挑んでしまった覚悟と、 本当にこちらの世界へ帰って来てくれたことには素直に感謝したいです。 ズアカの名の通り頭部は暖かみのあるオレンジに彩られ、 この個体は特に赤味の強さが際立つ優良株と見えます。 ご存知の通りとてつもなく人気の高い種類ではありませんが、 最近では輸入も散発的で欲しい時にはなかなか見つかりませんので、 せっかくの良い出物はお見逃し無く。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (♀) Platemys p. platycephala |
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長期飼い込みの成果が表れたバタバタ系プラテミス! いつまでもゆるキャラポジションに甘んじてはいられません、 お客様委託のズアカヒラタヘビクビガメ・メスが入荷しました。 ミズガメが日本に輸入されペットとして飼育されてきた歴史の中で、 さりげなくも常にシーンに居続けた本種のようなカメも珍しいと思います。 毎年時期になると南米より来日しては、 特に大量に来ることもなければ極端に流通がストップしてしまうこともあまりないという、 ホビーのミズガメ世界をやさしく見守ってきたような存在です。 うるうるとした瞳から大人しそうなイメージを受けますが、 今まで散々言われ続けてきたのはぼーっとしている、 やる気がないなどと言った悪口に近いようなこともしばしば。 確かにその年にやってきた個体を実際に飼い始めると納得する面もありますが、 本気を出せばプラテミスだってやれるのです。この2匹のメスは人工飼料に餌付いているのは当たり前、 一通り四季を経験して随分と日本の環境にこなれた感が出てきた飼い込み個体。 とりあえずは甲羅が浸かるぐらいに水を張って飼育していますが、 水槽のふちにガツガツと甲羅を打ち当ててやかましいと感じるほどです。 こんな表情なのですごく暴れているように見えて損をしているような気もしますが、 元気活発なことは何より。 今までプラテミス飼育でピンと来なかった方、こんなグッドコンディションの個体は如何でしょうか。 14cmの個体はよく見ると多甲板がありますのでお値打ちです。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (♀) Platemys p. platycephala |
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もうやる気がないなんて言わせない、 最早やる気しか漲って来ないパワフルプラテミス! 近頃は流通量がガクンと落ち込んでいますがいつまでも我々の心に宿る珍奇な曲頸類です、 ズアカヒラタヘビクビガメ・メスが入荷しました。 プラテミス、何度も口に出して連呼したくなるようなその華麗な響きはまるで恐竜の名前のようですが、 あまりの語呂の良さにヒラタヘビクビと咄嗟に言われても逆に何のことだか分からなくなるほど、 長年に渡りマイナーながらそれなりの知名度を保ってきた不思議なカメ。 何が不思議かと言えばその謎に包まれた生態でしょう、 南米曲頸と言えばヘビクビガメやカエルガメなど水を張って餌を与えていれば飼育できる、 そう一言で言い切ってしまっても大袈裟ではないほど丈夫な種類が集まっていますが、 こと本種については未だに全体像がぼんやりとしているような気がしてなりません。 既に国内初の繁殖例も聞かれているのですが、 何となくピントが合わないのは見た目に覇気が感じられないからでしょうか。 陸棲傾向が強いという意見を元にそのような飼い方を実践してみると、 確かに陸上でも体を持ち上げて歩き回る姿が観察できますが、 餌を皿に盛って与えても必ず水場に持ち帰ってでないと食べることができません。 これは舌の発達が弱いために水と一緒に食物を飲み込む必要があることを表していますが、 かと言って四肢が踏ん張れないような水深ではいまいちな雰囲気が漂ってしまい、 いよいよ扱い方が掴み切れず混乱してしまうのでしょう。 つまりプラテミスは歩きたいのだけれど餌は水中でしか食べられない、 だが決してすいすいと泳ぎ回りたい訳でもない、 本当に野生で生き残っていけるのか心配になるほど平和ぼけしたカメだと言えるのです。 ですから気ばかり焦るのではなく気長に見守ってあげて下さい、 実にマイペースな彼らののんびりとした暮らしに触れることで、 きっとあなたの心もほっと休まることでしょう。 今回やって来たのは数年前に輸入されてから愛好家の下でじっくり飼い込まれていた一匹のメス。 渋さに秘めた優美さは相変わらずで、 焼き目を付けたチーズケーキのようなしっとりとした美しさは いつまでも色褪せることなく我々の記憶に残ります。 プラテミスには何故かペアで入手しなければならないという風潮も無きにしも非ずですが、 こうして単体でも調子の良い個体がいれば欲をそそられるのも無理はありませんし、 何しろ野生個体が流通の大半を占めているのですから出物は確実に押さえておくべきです。 プカプカと浮かぶことなくきちんと水に沈み、 人工飼料も選り好みなく食べるという最低条件については言うまでもなく、 ワイルドとは思えぬ甲欠けや爪欠けすらもない状態の良さには驚きました。 ものの本によると甲羅に潰瘍が出やすいとの記述もありますが、 少なくともこの個体にはその形跡や気配は一切見当たりません。 カメはおっとりした生き物だという世間の常識を地で行く一属一種の珍種をお楽しみ下さい。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (Pr) Platemys p. platycephala |
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やる気が無いと言う前評判をよそに水槽の壁をよじ登らんばかりに暴れ回る元気もりもりペア! この数年でじわりじわりと流通量が目減りする中で状態の整った貴重なワイルド個体、 ズアカヒラタヘビクビガメ・ペアが入荷しました。 南米に棲息するヘビクビガメと聞いただけで、 反射的に体表がトゲトゲしたあの連中を想像される方も多いと思いますが、 こちらは俗にプラテミスと呼ばれる殆ど一属一種のような変わったカメで、 周りの仲間たちとは似ても似つかない独特のデザインに包み込まれた珍しい種類です。 鼻先からお尻まであらゆるところにツッコミを入れたくなりますが、 概要として必ず説明しておきたいのは、 曲頸類にはあまり見かけられない陸上生活にも適応した体を持つと言う点でしょう。 手足には水掻きに当たるパーツがほぼ全く発達しておらず、 腕を覆う鱗も大きく分厚くいわゆるハコガメと同じようなつくりをしていて、 甲羅は板厚自体がかなりしっかりと頑丈になっている上に、 背部中央は凹み外縁は反り返ると言う如何にも土や落ち葉が堆積しそうな構造、 つまり林床などで地面に溶け込み身を隠すのにはうってつけのコンセプトを感じさせるなど、 その昔数々のマニアが環境設定に悩まされたのもよく分かる不思議な容姿です。 ペットとしての歴史は長くここ日本にも古くから輸入されていたメジャーなキャラクターでしたが、 いつも気怠い雰囲気で動きにキレが無いと揶揄されていたのもそのはず、 恐らくかつて目にしていた個体の多くは初期状態が決して良好とは言えなかったようで、 最近になって手に入る個体は躍動感に溢れた良好なコンディションのものが増えたように思います。 今回やって来たのはシルエット自体にはワイルドらしさがよく表れているものの、 甲羅や肌の質感においてはベビーから育てられたのではと取り違えんばかりにフレッシュな、 見た目も中身もピカピカの久々に見た優良株揃いのペア。 何を隠そう当店に到着した翌日には誰に教わったのか普通に人工飼料を食べ、 健康な便を何度も確認している立ち上げ不要の素晴らし過ぎる二匹で、 正直ちょっと油断していた隙に本当に姿を消しかけている今日この頃ですから、 一刻も早く国内ブリーダーのひとりとして名乗りを上げて頂くための絶好のパートナーたちです。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (Pr) Platemys p. platycephala |
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曲頚界の異端児が当店久しぶりの入荷です。 赤と黒の鮮明な色分けがとても上品です、、 プラテミスことヒラタヘビクビガメ・ペアの入荷です。 南米に棲息する一属一種の曲頚類の中でも少し変わったカメで、昔からよく陸棲傾向が強いのではとささやかれ早数年。 確かに四肢の構造や分厚く乾燥にも強そうな甲羅のつくりを見ると納得してしまいますが、 現地では普通のミズガメが棲む様なある程度水深のある川で捕獲されるそうです。 ズアカの名の通り深みのある柿色がとても鮮やかで、 褐色を帯びた背甲は落ち葉の擬態でよくできています。 他の曲頚との共通点が首が横に曲がる事だけと言っても過言では無い程、 プラテミスにはプラテミスにしかない本種だけの特徴があります。一昨年には恐らく初と思われる国内CBの誕生など、 今ホットなカメのひとつでしょう。今回せっかくなのでペア揃ってのご紹介です。 早くも人工飼料に餌付きパタパタとよく泳ぎまわる調子の良い2匹です。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (Pr) Platemys p. platycephala |
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昨今はひっそりと流通減が続く中で何とか確保した繁殖にもチャレンジできるアダルトサイズ! 変わった雰囲気を持つ種類が多い曲頸類の中でも一際異彩を放つ癒し系の隠れた人気種、 ズアカヒラタヘビクビガメ・ペアが入荷しました。 古代のロマン香る原始的な云々などと言えば、 非常に短いセンテンスでこのカメの持つ特徴を表現できるのかもしれません。 そもそもカメと呼ばれる生き物自体が太古より形を変えずに生き残ってきた生物の代表的な存在なのですから、 そこに輪を掛けて古めかしいと言わせるだけあってその程度は相当なものと思われます。 新たな環境へ適応するために形態を変えることを俗に進化と言いますが、 まるで最新の自動車や工業製品のように優れた機能満載のカメもいれば、 一方で少々不器用だと言われてもおかしくはないこのプラテミスのようなカメもいて、 土地や風土に合わせてそこに生き永らえているものと触れ合えることが、 私たちの喜びや原動力に繋がっているのだと考えられます。 つまり一見すると機能的に優位であるとは言い難い呑気なカメがいたとしても、 南米の一部地域ではそれが野生に生き残ることを許され、 またそれがホビーの世界で持て囃されているというのは豊かさの表れではないでしょうか。 水棲なのか陸棲なのかはたまたその両方なのか、 泳ぎたいのか歩きたいのか潜りたいのか本当はどうしたいのかいまいちよく分からない上に、 何を考えているのか非常に読み辛い黒目の可愛らしい顔立ちが何とも罪深い、 昔から馴染みのある南米曲頸の一種ですがまだまだ掘り下げ甲斐のある面白いヤツです。 今回やって来たのは惜しいことに最近見かける機会が減りに減っている、 プラテミスことヒラタヘビクビガメから交尾産卵まで可能と思しき成熟ペア。 自家繁殖に挑戦するかは別として何となく雌雄で揃えたくなってしまうのは、 スペングラーなどと同じようにこの絶妙なサイズ感がそうさせるのでしょう。 基本的には最大でも十センチ台半ばで上手に飼えば室内や野外で冬眠させられ、 産卵数も多過ぎないところがまたブリード志向の方の気持ちを擽るようです。 熟れた柿のようにべったりと染まった頭部の赤味や、 ほっそりとしながらもしっかりと鱗の発達した四肢、 中央が凹むほど波打つ甲羅のフォルムなど不思議なデザインが満載。 既に人工飼料にも餌付いていて健康状態はきちんと把握していますので、 腰を据えて飼い込みながらしれっと繁殖まで狙っていきましょう。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (Pr) Platemys p. platycephala |
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人気種の多い曲頸類の中でも一際異彩を放つ癒し系! 飼い込みのズアカヒラタヘビクビガメ・ペアが入荷しました。 昔から学名そのまま読みでプラテミスと呼ばれることが多いため、 ヒラタヘビクビという名前はいささか馴染みがない方も多いかもしれません。 曲頸には珍しい陸棲傾向の強い種として脚光を浴びることもありますが、 現地では水深1メートルの場所で採集されることもあるとか。 しかし多少の乾燥にも耐えれそうな甲板の質感や四肢の粗い鱗、 水掻きがそれほど発達していない所を見ると、水中でも陸上でもそこそこに活動しているのかもしれません。 それらの特異な体型もそうですが やはりこのカメの魅力は他の種では真似できない彩色方法にあり、 頭部の平筆で絵の具を薄めずに塗ったように大変鮮やかな柿色が目を惹き、 深いグルーブがいかにもワイルドらしい甲羅には のり巻きのように不思議な黒バンド模様が入ります。 そして何より嬉しいのがその状態の良さで、今回の個体は人目も気にせず人工飼料をバクバク食べたり、 指を見れば噛みついてきたりと元気さをアピールするネタに事欠きません。 非常に少ない例ではありますが国内繁殖の成功例もありますので、良いペアを手にして夢を叶えて下さい。 |
ズアカヒラタヘビクビガメ (フルアダルト・Pr) Platemys p. platycephala |
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その体格といい初期状態といい恐らく過去最高品質と謳っても差し支えないアピール力抜群の即戦力! 傷ひとつないは言い過ぎですがワイルドのくせしてほぼそれに等しい過去に類を見ぬほどの程度の良さ、 ズアカヒラタヘビクビガメ・ペアが入荷しました。 南アメリカの気候風土に精通している現地の人々かそれに準ずる方であれば、 本種をいくら眺めたところで特段変わった印象は受けないのかもしれませんが、 やはり地球の裏側に暮らす日本人にとっては異質以外の何物でもなく、 それはきっと妖怪や宇宙人と出くわした時に抱く感情と同じぐらいの衝撃があるでしょう。 つまり現実には存在しないか、あってもまずお目にかかれない謎の生物とは違い、 カメという生き物は現実に触れ合うことが叶うのですから、 そこに含まれる選択肢の中でこれほど変わったものを目の当たりにできる私たちは、 本当に幸せなのだとこんな光景を以って改めてそう感じさせられます。 もしもクロハラやトゲモモなどで知られるトゲヘビクビガメ属の仲間たちが、 平然とそこら辺りを歩き回っていていつでも気兼ねなく見かけられるのだとすれば、 皆さんはこのプラテミスを見せられても想像の範囲内で考えることができ、 さほど驚かされることはないのかもしれません。 ただし水棲ガメと聞いて描かれるぼんやりとした像のベースが大きく異なる我々にとって、 何にも例え難いこのデザインは奇抜と評して良いのかすらも分からないほどに変わっていて、 同じく南米に産するマタマタぐらいぶっ飛んでいれば諦めも付くような気がするのですが、 つぶらな瞳から放たれるメロメロ光線があたかもこのカメを普通のカメであるかのように錯覚させる、 全身から不思議なオーラをびんびんに漂わせる色々な意味で珍しいキャラクターなのです。 今回やって来たのは現地からの直送だとしてもやたらと巨大な完熟サイズのペアで、 ここ数年間で輸入されていたものと比較しても更に一回りは大きく感じられる立派な二匹。 過去に国内でのブリーディング成功事例が何度かあるものの、 産卵数の少なさも相まってまだまだワイルドに頼らざるを得ないプラテミスですが、 平常であれば多少の擦れや欠けなどはご愛嬌、 重要なのは到着直後のコンディションおよび餌食いのはず。 ところがこの雌雄はどれほど恵まれて育ったのかダメージというダメージはほぼ見受けられず、 顔に指をかざせば噛み付くようなアクションを見せるほどに活き活きとしていて、 いきなり人工飼料を爆食したのですからさあ大変。 改めて外観を観察していると誰にも似ていないその表情から、 扁平で波立った甲羅や強固な鱗の割にはほっそりとした四肢、 そして未だ謎に満ちた生活史も含め全てが面白く繁殖意欲までそそられる素晴らしいミズガメです。 |
ズアカヨコクビガメ (国内CBベビー) Podocnemis erythrocephala |
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2014年の話題を全てかっさらう遂に巣立ちの時を迎えた衝撃の国内ブリードカイエンヌ! 凄まじき執念により成し遂げられた自身二度目の快挙は世界的に見ても仰天の大事件です、 ズアカヨコクビガメが入荷しました。 繁殖とは飼育の延長である、この言葉を私はカメの勉強を開始した当初より師匠方から教えられ、 飼育することもままならない奴が繁殖など夢のまた夢だと厳しく躾けられるのと同時に、 繁殖することが全てではないがそれに成功することは最上の喜びであることを胸に刻みながら、 今日までカメたちとの日々を過ごしてきました。 世の中の誰もが飼育している種類ならいざ知らず、 未だ誰も飼ったことのない所謂稀少種を長期に渡って育て上げることに努め、 その先に待っている繁殖をも実現してしまうのがどれほど凄いことなのか、 ちょっとやそっと考えただけで分かるはずもありませんが、 それは当事者のみが知る最大の謎であり特権なのだと思います。 今回やって来たのはカイエンヌことズアカヨコクビの国内CB、 実は五年前に初めての幼体がハッチしかのクリーパー誌を騒がせたことは記憶にも新しいのですが、 その時に卵から生存して出てきたのは一匹のみで、 当然のことながら大切な記念のファーストベイビーですから世に出ることはありませんでした。 しかしこの度苦心の傑作を放出する決意を固めた経緯を伺うと、 念願の自家繁殖個体を手元に残しておくことで心に甘えが生じるばかりか緊張感も損なわれ、 来季への意欲が削がれると実にストイックなお話を頂戴しました。 俗に言う泣く泣くの状況になった訳ですが、 ご本人にとっては目に入れても痛くないほど可愛いピカピカのベビーとお別れするにあたり、 人工飼料から葉野菜まで何でも食べるように鍛え抜き、 また低温への耐性もあまり高くない本種のことですから、 導入に心配の無い夏場を狙ってのリリースと相成ったのです。 最近では現地より似たようなサイズの同種が輸入されるケースも見受けられますが、 頭頂部の色味などはそれらとは比べ物にならないほど鮮やかに赤黒く、 甲羅や皮膚の張りひとつ取っても危なっかしい様子は一切感じられません。 あまりにも思い入れの強過ぎる個体であるが故に些か重たい紹介文になってしまいましたが、 今回は当店としても手放しで賞賛したい歓喜のニュースであり、 後世に語り継がれる素晴らしい出来事だったと確信しています。 夢も希望も何もかもが詰め込まれた最上の一匹を是非お手元に。 |
ズアカヨコクビガメ (CBベビー) Podocnemis erythrocephala |
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蛍光色の眩しい体色を持つ赤いきつねがまさかのCB、まさかのベビーで! 全身から解き放たれる貴き高級感に暫しの間酔いしれましょう、ズアカヨコクビガメが入荷しました。 貴方が初めてこのカメの存在を知った時、何を考えたでしょうか。 貴方が初めてこのカメを目にした時、何を思ったでしょうか。 種小名erythrocephala、感の良い方なら直ぐにお気付きのことと存じますが、 直訳すればそのまま赤い頭、ズアカというひとつの単語が導き出されます。 ナンベイヨコクビガメ属特有のクリッと小振りにまとまったこの可愛らしい顔と対面すれば、 世界中の誰もが赤いという意味を持つ単語をそれぞれの国の言葉でそっと漏らし、零し、 大きく叫び、騒ぎ、そして終いにはじっと黙り込んでしまうことでしょう。 一切の妥協を許さないそのカラーリングはミズガメ全体を見渡しても屈指の出来栄えであり、 頭部のみならず背中やお腹、挙句の果てには指先の水掻きにまでその影響が及ぶほど、 全身をひたすら赤く染め上げることに対して非常に強い拘りを発揮しています。 同じ曲頸類でもニシキマゲクビガメの赤には自らを美しく見せるために表面から塗りたくったような雰囲気がありますが、 本種の場合は棲み慣れた現地の水がもたらした恵み、 そこには一旦体内に吸収したエネルギーを体外へ放出しているかのようなメカニズムが仕込まれている気がしてなりません。 養分が豊富に染み出した赤道直下の河において、 進化の過程で着実に積み重ねやっとの思いで獲得したのは真の赤さ、 いえ、朱さや紅さと言っても間違いにはならないでしょう。 そんな恐ろしくも艶かしい最高のカメがこれ以上は考えられないと言う最高の状態で、今夜我々の前に姿を現しました。 これ程までに華々しい登場シーンがここ数年間に起きた出来事の中で何度あったでしょうか、 その答えを出すのには指を折って数えるまでもありません。 表面に若干のかさつきを帯びた状態でじんわりと発色するのが常かと思いきや、 繁殖されたベビーの状態では目一杯の光沢と透明感が全身をコーティングし、 この眩しさは成長過程でも決して色褪せることなくいつまでも鮮やかな思い出としてここに残り続けることでしょう。 ハッチサイズがやや大きめなこともありますが、 神経過敏だとか要求される環境がシビアだとかそういったある種のセオリー的な心配事は殆ど感じられず、 普通に泳いで人工飼料や乾燥エビに目の前でも堂々と食らい付いていきました。 本来ならば贅沢を言うことは許されずそれなりのクオリティで満足して当然の稀少種ですが、 この個体に限っては生まれて間もなくして伸びたばかりの成長線がいきなり赤みを呈し始めており、 あってはいけないことと分かっていながらも背面全てが真っ赤になることを想像しただけで胸の高鳴りを抑え切れなくなります。 いつまで語っても語り尽くせない記憶に残る逸品です。 |
ズアカヨコクビガメ (Mサイズ・♀) Podocnemis erythrocephala |
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ズアカヨコクビガメのMサイズ・メスが入荷しました。「カイエンヌ」と呼んだ方が馴染みが有るかと思います。メスはオスに比べ頭部の 赤色が薄くこちらで見分けるようです。ナンベイヨコクビガメ属の仲間は40cm以上になる種が多い中、比較的大きくならず最大でも32cm程 で手頃なサイズです。メスでは頭部の赤い斑紋がオスのようにアダルトサイズまで残らない個体が多い中、今回の個体は綺麗に残って います。入荷の少ないこの種でSサイズはまだ見かけますがこのサイズは稀にしか見られず貴重な1品です。植物食の強い種で、Mazuri リクガメフードを好んで食べ、咲ひかりも良く食べています。動物質も少しは摂るようで、おやつ程度に川魚を与えると良いでしょう。 |
オオヨコクビガメ (♂) Podocnemis expansa |
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立派なサイズに一同圧巻です! 手の平サイズから国内で飼い込まれていたという素晴らしい個体、 オオヨコクビガメ・オスが入荷しました。 エキスパンサと言えばナガクビの方が有名かもしれませんが、南米のエキパンも忘れてはいけません。 同じヨコクビガメのみならず他の曲頚類も遥かに凌駕するその大きさは、 古くから洋書などでも紹介されもはや語るまでもないでしょう。 現地では抱卵したメスの大群が広大な干潟へ一堂に会し、大迫力の産卵を行う事でも知られています。 また原住民はその卵を採集しゆで卵にして食べるとか。 以前流通量は少なく最近では殆ど見かけなくなってしまいましたが、 こうして国内でひっそり暮らしていた個体が再び現れたのには感動です。 図鑑の最大甲長を見ると飼育は絶対無理と思ってしまいますが、 オスはそこまで大きくならず水槽レベルの設備でも飼育は可能です。 またポドクネミス全般に言える事ですが頭頂部の鮮やかな色柄はメスで消失するのに対しオスでは見事に残り、 この個体も頭部全体をきつね色が覆い見事にオスである事を証明しています。 一目見て本種とわかる眉間から鼻先にかけてえぐれた筋もこのサイズではより深みを増し、 その顔付きを見るだけでも非常に興奮させてくれます。 少しばかり背甲後縁部に反りがありますが今後の成長で目立たなくなるでしょう。 水を一掻きする度にここまで荘厳なオーラを発するカメも珍しいです、一度実物を見てみて下さい。 |
オオヨコクビガメ (特大サイズ・♀) Podocnemis expansa |
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いつかはエキスパンサと胸にロマンを秘めた方へ捧ぐ、遂に出た夢の40センチ! 巨大ガメ好きみんなの熱く燃え滾るエナジーを扁平な体に乗せてゆったりと時に力強く泳ぎ回ります、 オオヨコクビガメ・メスが入荷しました。 冒頭で申し上げた巨大なカメとはまさしく言葉通り、 甲長と定義されたカメの甲羅を縦に直線距離で計測し得られる数値が、 他のこまごまとしたものと比べて遥かに大きいことを意味します。 世間一般の常識から考えると、 これに当てはまるものとして真っ先に思い浮かぶのは恐らくゾウガメかウミガメ辺りで間違いないでしょうし、 通常のごく真っ当な社会生活を送るだけだと仮定すると、 この程度の知識さえ備えておけば困ることも問題が生じることもまず滅多に起きないでしょう。 しかしここでお話しする巨大ガメ好きという人々の思考を解釈するのならば、 その程度のぬるい考えのみでは彼らが持つ底無しの情熱や愛情に太刀打ちすることは到底敵いません。 今回はあえてミズガメの愛好家に話を絞りますので自動的にゾウガメは排除され、 ウミガメも飼育対象外なので忍びないのですがこの時点で脱落してもらいます。 すると残るのは何か、ここに本日の主題となる答えが隠されており、 ノーマルな人々がノーマルな暮らしを送る上では知る由もなかった未知なる世界が広がっているようです。 あくまでも淡水であるという環境下において、並みの大きさではない特大とは40センチからというのが相場だと思います。 この条件をクリアできる種類はほんの数えるほどしかいませんが、 その殆どがカメを大きく二分した片方である潜頸類へ随分と偏っていることにお気付きでしょうか。 ボルネオ、カラグール、ワニガメ、スッポンなどの錚々たる面々に匹敵するこのオオヨコクビは曲頸類の中で唯一、 それらと同等ないしはそれ以上のバイタリティを以って我々にその存在感を訴えかけ、 こちらとしても地球の裏側に息衝く巨体に対しては是が非でも畏敬の念を抱かざるを得ないのです。 嗚呼素晴らしきエキスパンサ、 颯爽と水を切るためにつくられた大扇のような薄っぺらいフォルム、 鼻先の長い狐顔にお似合いのこんがり狐色に焼き上げられた頭部の色合い、 四肢の構造にも南米のヨコクビガメらしい独特の雰囲気を醸し、 何ものにも代え難い本種でしか描写されることのない大自然の雄大さが真正面から圧し掛かってきます。 ものの見事に歪みなく成長した甲羅は縁が反り返るトラブルにも見舞われず、 ポドクネミスは確かオスの方が良い発色を見せるはずだったと思いますが、 このメスは不思議と十分な赤みで見る者を満足させてくれていますので、 どうせならより大型になるメスの方が良いに決まっています。 一切の妥協なしに究極の個体を選び、 いよいよこの巨艦をご自宅の水槽へ放つ日が訪れることを想像すれば、もう迷うことはありません。 |
ムツコブヨコクビガメ (ベビー) Podocnemis sextuberculata |
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南米のレアヨコクビ、ムツコブヨコクビガメが入荷しました。ベネズエラ、ペルー、コロンビアに分布し、幼体の時には腹甲に6箇所のコ ブがあることからついた名前です。寒さにあまり強くなく、肌も荒れやすいことから水温は28度以上で飼育するのが良いでしょう。合わせ て気温も同程度にキープしないと呼吸器を痛める事が多いです。水質も酸性度の高いブラックウォーターがベストですので、枯葉を敷き流 木を組んだ水槽にコルクなどで浮島を作り、たっぷり水を入れて泳がせると状態良く飼育できるでしょう。餌は属中でもより動物質嗜好で (勿論葉っぱも好みますが)、沈むタイプの餌を好んで食べている様子から、咲ひかりの沈下性を当店では与えています。また食べ方はモ ンキやサバンナと違いゆっくりと食べるので、同居の際にはご注意を。 |
サバンナヨコクビガメ
Podocnemis vogli |
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ウチにも来ました。サバンナヨコクビガメです。ちょっと感激です。テラログに出てるぐらいで 他は写真を見たこと無い激レアなカメです。ムツコブとモンキをあわせたようなかわいいカメです。 とっても元気で成長線も出はじめています。人工飼料OKです。 |
サバンナヨコクビガメ (♂) Podocnemis vogli |
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6年飼い込みの年期の入った立派なオス個体です。ある種今では伝説のカメ的な扱いでしょうか、 サバンナヨコクビガメ・オスが入荷しました。 気付けば本種が色んな意味で衝撃的な初入荷を果たしたのも、もう随分昔の話になりました。 結局輸入されてきたのはあの時だけで、 それ以来は何事もなかったかのようにパッと姿を消してしまいまさにつむじ風のような存在でした。 という訳で今回は”あの人は今?!”的な再登場を果たしたこのカメも、 実は小型で飼いやすいとかよく見れば綺麗なカメだとかあとから色々と魅力が再認識され、 その後どこを探しても見つからないという境遇に陥ってしまった方も少なくないと思います。 低温に弱いから飼育は難しいとも言われていますが、 飼われていた方に伺ったところ同じサイズのモンキよりまし、との事でした。 ポドクネミスはほとんどがそうですがオスの方が幼体時の鮮やかな色が残りやすく またアダルトになれば深みのある良い仕上がりを見せますし、 サイズ的にもやや小ぶりなのがオスですから観賞用として楽しむのであれば断然オスです。 この大きさになればかなり丈夫で特別気を使う事は何もありません、 スムーズかつ忙しなく泳ぎ回る姿をお楽しみ下さい。 |
サバンナヨコクビガメ (♂) Podocnemis vogli |
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ある意味国内初入荷です、アダルト個体初入荷!! サバンナヨコクビです。昨年、第5のポドクネミス として、色んな意味で業界を震撼させましたが、やっとアダルトが入荷しました。しかも今回は サイテス付きのドイツ便です。幼体時は真ん丸の顔をしていますが、成長すると鼻先は尖り、 エキスパンサヨコクビを思わせる顔つきに変化します。背甲はクリームがかった黄色で非常に 存在感があります。多くの噂が飛び交いましたが成長しても色あせる事は殆どありません。 最終サイズもそう大きくならないので飼い易く、人工飼料も問題なく食べていますので安心です。 |
サバンナヨコクビガメ (♀) Podocnemis vogli |
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夕焼けか朝焼けか、 深みのあるカラメル色が惜し気もなく甲羅全体をしっとりと照らし放たれる輝きは即ち郷愁の美! 一瞬の大量入荷も何時のことだか忘れかけていたこの絶妙なタイミングで素晴らしい飼い込み個体の掘り出し物です、 サバンナヨコクビガメ・メスが入荷しました。 カメ目曲頸亜目はヘビクビガメとヨコクビガメの二科で構成されていますが、 普段私たちはそれらのことをただ単に曲頸類と呼ぶだけに留まり、 どの種類がどちらの科に所属しているのかというのはあまり意識していないかもしれません。 かく言う私も始めたばかりの頃はこの難問に苦労させられたのを覚えていますし、 言葉のイメージからするとヘビクビと言うだけあってきっと首が長いのだろう、 そしてそれ以外に首の短いものはヨコクビなのだろう、と勝手に推測していたような気がします。 しかし蓋を開けてみればマゲクビもカブトもカエルガメも全てヘビクビ、 このことが分かった途端に何だか少し裏切られたような気分で、 他には一体何が残っているのかと考えさせられもしました。 一属一種を除き大まかに捉えるならば、 ヨコクビガメ科に分類されるのはアフリカのハコヨコクビガメと南米のヨコクビガメのみ。 そう言われてみると確かに両者の間にはぼんやりとでも共通点が浮かび上がり、 少々言葉が悪いですがどんくさいとでも言いましょうか、 ヘビクビの仲間に見られるシャープで洗練されたあの雰囲気ではなく、 やや抜けた感じのするとぼけた表情こそが愛好家の好む味ではないかと思います。 ナンベイヨコクビガメ属においてメジャーな種類と言えば昔から流通していたモンキ、 曲頸界の二大エキスパンサのひとつオオヨコクビ、そして隠れた美種ズアカ、 と調子に乗って三種続けて列挙してしまいましたが、 曲頸屈指の大所帯であるペルシオスとは異なりこちらポドクネミスの構成種は僅か六種、 そのような状況で本種は数年前に国内初入荷を果たしたのですからそのインパクトは相当なものでした。 ご存知の通りその後は価格の急落まで一通り体験している訳ですが、 実際には日本にやって来たのがそのタイミングでしかほぼなく、 結局は瞬間的なお騒がせものみたいな扱いになってしまい、 本当に欲しかった人にとっては辛い出来事となってしまいました。 ですが今回、マニアの下で秘かに飼育が続けられあの頃のベビーサイズが、 フルサイズも間近のこんなに立派なメスに仕上がって再び我々の前に姿を現しました。 よもやこんなに鮮やかな飴色に包まれようとは誰が想像したでしょうか、 顔付きもモンキなどの見慣れた近似種とは微妙に異なりいい具合の個性を発揮しています。 属内でも随分と小型なだけに終生飼育も極めて現実的で、 さすがに泳ぎも巧みですからどれだけ水を張ってもお構いなし、 あの当時思い描いていた期待を更に上回る逸品です。 |
モンキヨコクビガメ (ベビー) Podocnemis unifilis |
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向日葵の花びらを貼り付けたように濃厚な黄斑が頭部を彩る教科書通りの美しきベビーサイズ! 小さな体に刻まれた新たな成長線と餌に対する貪欲な姿勢が良好な健康状態を物語る、 モンキヨコクビガメが入荷しました。 南米の曲頸類と言えば一般種から稀少種までいくつかのビッグネームが名を連ねていますが、 まだ外国産の水棲ガメを飼育すること自体が珍しかった数十年も前より販売されている、 古くはテレケイヨコクビガメなどとも呼ばれていた本種は、 そういった意味では日本における爬虫類文化とその変遷を肌で感じてきた貴重な存在と言えるでしょう。 相変わらず敷居の低い水準を保ち続けている非常に身近なキャラクターですが、 その特徴的な容姿は万が一姿を見かけなくなった時にとても後悔させられると思われ、 また市場に流通するミズガメの種類が限られその数も減少傾向にある現在では、 改めて価値観を見直されるべき重要な一種と認識して差し支えないのかもしれません。 モンキに関してお勉強を進めていく中で気になるキーワードは大きくふたつ、 やたら巨大になるらしいことと低温にすこぶる弱いらしいことではないでしょうか。 それぞれを弁明していくとまずはその最終サイズについて、 例えば地球の裏側でのびのびと成長した野生個体はそれが当てはまる訳ですが、 ここ日本でモンキを大きく育て過ぎて困っていると言う話は殆ど聞かれませんし、 具体的には甲長30センチを超えようものならそれは化け物サイズで、 むしろ現物を拝みたいレベルの稀少価値があると言えます。 次に温度耐性については確かに幼体時こそある程度の加温は必要であるものの、 反対にそこまで過敏になる必要性は実際に育てていても別段感じられませんし、 資料によっては冷たい空気を吸った瞬間に死んでしまうぐらいのことが書かれていますが、 しっかりと成長すれば他の熱帯種と同様に常識的な範囲内の保温で問題ありません。 これまでかなりオーバーな表現によって飼育対象種から遠ざけられていた感の否めない、 本当は他のカメに真似できない数々の面白い特徴を持つ魅力的なヨコクビです。 今回はよく見る幼体サイズで多数輸入された中から、 初期状態の良さとメリハリのあるフェイスペイントに着目してセレクトした個体がやって来ました。 水面に浮かぶ葉野菜に群がる姿を眺めているだけで幸せな気持ちになれる、 大変育て甲斐に溢れた二匹です。 |
モンキヨコクビガメ (ベビー) Podocnemis unifilis |
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南米曲頸の仲間では昔から愛されているポピュラー種です。年期の入ったマニアはテレケイなんて呼ぶ方もいらっしゃると思います、 モンキヨコクビガメの入荷です。 丸っこい顔つきと鮮やかな黄色の斑が印象的なカメで、 遊泳性はとても高く自然下では広大な河を悠々と泳ぎ回っている事が知られています。成長に連れて植物質を好む傾向が強くなり、 大型個体では水面に浮かぶ植物プランクトンを大口を開けて流し込み食べているそうです。顎のヒゲがアマゾン水系では2本、 オリノコ水系では1本という話もありますがこの個体は1本です。 現時点でなんとなくオスっぽいのですが、 オスは最大甲長がメスより小さく、またズアカヨコクビの様にオスの方が色鮮やかになる傾向があるとか。 よく泳がせて各種人工飼料や葉野菜などを与えれば問題なく成長する様ですが水温は28℃程度に保ち低温には特に気をつけて下さい。 |
モンキヨコクビガメ
Podocnemis unifilis |
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頭部の斑紋が光っています、南米曲頚代表種のモンキです。よく出回る可愛いベビーサイズからは 結構育っていますが、本種特有の可愛らしさは損なわれる事はありません。高水温と植物質の餌を 与える事が飼育のコツです。かなり泳ぎに特化したカメで、水深を深くすればする程 大喜びで泳ぎ回ります。ハッチから1年以上飼い込まれていますのでかなり安心です。 |
モンキヨコクビガメ (M) Podocnemis unifilis |
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鼻先が尖りシャープな小顔が強調される大人びた表情が出来上がってきた絶好調安心サイズ! 甲羅表面の痛みや全体の歪みなども無く順風満帆に育てられたことが窺える良品です、 モンキヨコクビガメが入荷しました。 世の中で曲頸類がブームになるずっと前からペットとして流通していた実績を持つ、 我が国におけるホビー史上でもかなり古参の部類に入るのではないかと思われる、 派手な見た目とは裏腹にさり気ない存在感でいぶし銀の活躍を続けてきたこれぞ昔ながらの南米ヨコクビガメ。 良くも悪くも長年に渡り蓄積された固定概念が既にしっかりと定着しており、 極端なことを言えばパッと見ただけでこれは飼ってはいけないカメなのだと頭が勝手に決め付けてしまう、 そんなちょっぴり哀しい扱いからなかなか脱却し切れないのも事実でしょう。 何故そんな悲惨な目に遭わなければならなかったのか、 それはまず第一に最終サイズが比較的大型の部類に入ってしまうことと、 もはや迷信の域を出ませんが極めて寒さに弱いことになっているため、 これほど育て難いカメも無いのだと決め付けられているような気がしてなりません。 確かに野生個体のメスはとてつもない巨体へと変貌するのかもしれませんが、 飼育下ではそのメスですら仮に30センチを超えるだけでもどれほどの労力を要するのか想像もできませんし、 当然より小型に収まるオスであれば自ずと限界も見えてくるでしょう。 更に低温への耐性については言われるほど神経質になることも無く、 もちろん熱帯域に暮らしてはいるのですが魚用のオートヒーターを一本投入するレベルで良く、 極小のベビーを除けば空気も同時に暖めるだとか厳重な加温は必須では無いのです。 それよりもむしろ大変に面白い形をしたカメで他に変わりがいない特徴的な仲間ですから、 どの種類にも似ていない時に可愛らしく時に憎たらしいむくれた顔立ちや、 何処か機械チックな大型鱗の並ぶ水掻きの発達具合も素晴らしい強靭な手足など、 ポドクネミスは全般に再び人気が出てもおかしくないと思います。 今回やって来たのは幼少期のあどけない風貌を捨て去ろうとしている、 面持ちに独特の香りが漂い始めた手の平サイズの飼い込み個体。 かなりアグレッシブに泳ぎ回るため60センチでは少々狭いぐらいで、 広い水槽で相性を考えながら他のカメとの郡泳を楽しむにはうってつけです。 バスキングの際にはドヤ顔で立ちはだかる姿が妙に凛々しく、 水中で観察するのとはまた違った一面が見られることでしょう。 性別は現時点で何となくオスっぽいように見えるため、 頭部の模様もある程度綺麗に残ってくれることを期待しています。 |
モンキヨコクビガメ (M) Podocnemis unifilis |
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あわや20cm台到達というボリュームたっぷりのナイスな飼い込み個体! 少しご無沙汰している間にこっそり育てられていたかと思うと感慨深いです、モンキヨコクビガメが入荷しました。 南米と言えばモンキ、モンキと言えば南米、かつて一世を風靡したナンベイヨコクビガメの代表種です。 近頃はいずれ大型になるであろうミズガメをやみくもに飼育しないという風潮が広まり、 この手の安価で巨大化するタイプの種類はあまり見かけないようになってしまいました。 古き良き時代を知る方にとっては、まさに時代を象徴する代表的なカメのひとつとして数えられるのではないでしょうか。 この顔を見ただけでテレケイなんて実に懐かしい言葉も自然と出てきますし、 和名そのものがあやふやだったあの頃は顔付きがサルに似ているからモンキーヨコクビガメ、 などという今となっては信じられない笑い話になるような思い出もいっぱいあります。 結局の所、低温に弱いらしいことと成長に連れて幼体時の鮮烈な黄色い斑紋が褪せてしまうこと、 この2点だけが妙に強調されて飼育欲を削がれるような結果になりましたが、 野生個体がドカンと輸入されてくるようなことが無くなってしまった現在、 あの独特な顔付き、 体付きが忘れられないと夜な夜な脳裏に思い浮かぶこともあるでしょう。 それを叶えるにはかろうじて見かけるベビーを育てて目の前に登場させなければなりませんが、 前述の通り低温に敏感な所があり決して油断を許さない面も。 そこでパワープッシュしたいのがこのサイズからのスタートです。 正直色柄は関係ないという方にとってこれほど有難いものもありません。 ポドクネミスはモンキがいる限りいつでも飼えるからと後回しにしていたら頼みの綱がいなくなってしまった、 サバンナの入荷で刺激を受けてしまった、そんな思いを募らせている方も少なくないと思います。 入荷後、温度一括管理の部屋で特別な高温にはあえてせずに1ヶ月以上様子を見ていますが、 特に異変は見られません。熱帯の水棲ガメとしてそれなりの保温を怠らなければ、 あとは元気にタンク内を遊泳してくれることでしょう。 改めて全体像から細部に至るまで観察してみると、実に特異で味わい深い曲頚類です。 |
モンキヨコクビガメ (M) Podocnemis unifilis |
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サル顔でお馴染みだったベビーもご無沙汰なところへ舞い込んだ風格もバッチリなサブアダルト! その流麗なフォルムを見せ付けられれば誰しもがたっぷりの水へいきなりドボンとしたくなる、 モンキヨコクビガメが入荷しました。 悲しいかなこのご時世には、本種がかつて和名を別の単語と取り違えられ、 半分冗談で半分本気のテンションによりモンキーヨコクビガメと呼ばれていた事実など、 とうに忘れ去られていることでしょう。 良くも悪くも安価で大量に流通していたあの頃にはそんなジョークも通じたのですが、 元々構成種の少ないニッチなグループであるナンベイヨコクビガメの仲間たちは、 その一部が極めて稀少であったりまた国内未入荷であったりすることも災いし、 今日ではかなりマイナーなポジションへと追いやられてしまいました。 まるで肉食魚か何かのようにカメという生き物をスイスイ自由に泳がせる楽しみ方が廃れ、 どちらかと言えばあまり水量を必要としないタイプの方が受けが良い、 そんな今の時代にはまるでフィットしなさそうな彼らの大胆な暮らしぶりには、 却って多くの人々が忘れかけていた水棲ガメならではの趣きが宿っているのかもしれません。 潜在的にカメが好きな方にとっては巧みな遊泳シーンに憧れの念を禁じ得ず、 そうやって目の前で見つめている己の意識までもが水槽の内部へと取り込まれるような、 水中を舞い踊るその甲羅にいつの間にか夢と希望を託している自分がそこにいるのです。 今回やって来たのは片手一本で持ち上げるのもそろそろ辛くなり始めた、 たとえ数十センチの水深だとしても難なく泳ぎ回れるミドルサイズの飼い込み個体。 幼少期に丸顔だった顔立ちは大人になるに連れて鼻先が長く伸び、 嘴は分厚く可愛らしいのか憎たらしいのか分からない相変わらずの膨れっ面。 全体のシルエットも他の種類はおろか曲頸類全般と比べても変わっていて、 頭部が異様に小さくフラットな甲羅は流れるような広がりを感じさせる、 あまり器用そうではない四肢のつくりも相まって全体的に独特なデザイン性が光ります。 何故か図鑑の上では致命的なレベルで低温に弱いことになっていますが、 実際に育ててみるとそんなことは迷信であることがよく分かり、 言われているほど草食ではなく実は並のミズガメレベルでとても飼い易いです。 まだまだ成長期の最中にいますので更なる高みを目指しましょう。 |
モンキヨコクビガメ (♀) Podocnemis unifilis |
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赤道直下でとっ捕まえてきたばかりだと信じ込まされてもおかしくはないワイルド風味全開の一級品! しかしこれでもまだまだ物足りないので地球の裏側の景観を再現すべく更なる高みを目指しましょう、 モンキヨコクビガメ・メスが入荷しました。 古くはテレケイヨコクビガメ、 今となってはすっかり忘れ去られてしまったこの怪しげな名前は現地の言葉に由来しているそうですが、 何のことだかさっぱり分からないためか平成に入るとほぼ使われなくなってしまったように思います。 カメ一匹の呼称が不確かで時に複数の商品名が乱立し、 マニア同士は互いの知識量や実力値をぶつけ合うかのように学名を交えて会話をする、 そんな良くも悪くも懐かしい時代から本種は日本に連れて来られ、 ペットとしての飼育が始められたと伝えられています。 必ずと言って良いほど付いて回るお約束の文句に、非常に大型化するため初心者には向かず注意が必要、 そんな取って付けたような警告をもう何度耳にしたでしょうか。 図鑑をめくると最大甲長は68センチと書かれていますが、 これは同属最大種のオオヨコクビを誤って計測したとの説もあり、 一方で40数センチの記録もあるにはあるらしいのですが、 歴史的に数多くの個体が輸入されているであろうこの種類を飼育し、 大きくなり過ぎて手に負えず困っているというケースはほぼ全くと言って良いほど聞かれません。 ここまでお読みになった方はもうご承知かと思いますが、 巨ガメ好きにとって90センチの標準水槽に収まり最低限の管理が成り立ってしまうボリュームでは最早飽き足らず、 少なくとも何とかして30センチ以上には育って頂きたい、 願わくばマックスのフルサイズに到達する道筋だけでも感じさせてもらいたいというのが本音でしょう。 そこには大きなカメに対する畏敬の念はもとより、 普通種が普通と呼ばれてしまう壁を派手にぶち壊したいという野心が潜んでいるのです。 今回やって来たのは堂々の20センチ台後半へと駒を進めた抜群の仕上がりを誇る長期飼い込み個体。 個人的には一時期、オスの色鮮やかでかつ大きくなり過ぎないというメリットに惹かれたこともあったのですが、 ではメスが汚いのかと言われれば実際にはそんなこともなく、 また大きくなるのは良いことだと現実を素直に受け止められるようになり、 その種が持つポテンシャルを最大限まで引き出してやりたいという欲求から、 メスでなければならない理由をようやく見出すことができました。 とても人の手によって飼われていたとは信じ難いツルンと気持ち良く盛り上がった甲羅と、 鼻先や嘴の成熟度が只ならぬ貫禄を漂わす厳かな表情など、 実に浮世離れした素晴らしい掘り出し物です。 |
ヌマガメ科 | バタグールガメ科 (水棲種) |
バタグールガメ科 (陸棲種) |
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