過去に売り切れたミズガメ「カミツキガメ科・オオアタマガメ科・メキシコカワガメ科・スッポン科・スッポンモドキ科」です。
再入荷が可能な場合も御座います、一度お問い合わせ下さい。
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カミツキガメ科・オオアタマガメ科・メキシコカワガメ科 スッポン科・スッポンモドキ科 |
インドシナオオスッポン (ベビー) Amyda cartilaginea |
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大きな頭と大きな目玉が如何にも大型種のベビーらしい堂々たる佇まい! か弱さよりもむしろ逞しさが際立ったひたすらに育てるのが楽しみな可愛いサイズです、 インドシナオオスッポンが入荷しました。 野生動物を飼育することが年々難しくなっていく中、 当然カメやその他爬虫類も決して例外ではないのですが、 特に大きな打撃を受けているのが人気の絶頂を長年誇ってきた種類か、 もしくはその陰で年を追う毎に存在感が褪せていく種類のどちらかでしょう。 需要が高過ぎたがためにしっぺ返しを食らうことは容易に想像できますが、 あまり需要に恵まれないものはどうしてもペットトレードにおける重要性が薄れてしまい、 商品として流通する機会が圧倒的に減少してしまうのです。 ことスッポンの仲間については元来水棲ガメの中でも異端的な扱いで、 現地では食用目的の乱獲により棲息数が激減していることも多く、 水揚げ量が少なければ出荷される量もまた少なくなるという悪循環に陥っているのでしょう。 本種などは分布域が広いために地域個体差のバリエーションにまで着目したい所なのですが、 ありとあらゆる産地別タイプと触れ合えることなど夢のまた夢、 どちらかと言えば目の前にいる個体を必死に追いかけかき集めていくという受け身の体制にならざるを得ません。 こうして小さな幼体から育てられるという当たり前のような楽しみが普通に味わえる、 そんな今の内にこそお気に入りの一匹を育て上げる計画を練りたいものです。 今回は当店久々の入荷と言うこともあり全体の色合いが淡い綺麗所と、 その反対にスポットとのコントラストが明瞭に映りそうな濃い目の、 互いに長所が異なる二匹をセレクトしてみました。 パッと見た限りではとても5センチのちびスッポンに思えないほどがっしりとしており、 子どもの頃から全体に幅のある大きな頭部と、 四肢も含めた身の部分に敷き詰められた微細な黄色の粒子が、 将来の凛々しい出で立ちを想像させてくれます。 このロカリティは比較的カラフルに仕上がる系統のようですので、 巨大なことに加え美しさも兼ね備えてくれることでしょう。 既に咲ひかりのS粒を爆食するという強靭ぶりで、 あとはスイスイと泳ぎ回れるスペースに浮き島をセット、 小さなフィルターで軽く流れを付けてやればなお良し、何事もなくすくすく成長してくれるはずです。 名前のインパクトとは裏腹に意外と大きくなり過ぎて困った話を聞きませんので、 箱の寸法に気を遣いながら立派なオオスッポン目指して頑張りましょう。 |
インドシナオオスッポン (S) Amyda cartilaginea |
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オオスッポンの名に恥じぬ後頭部のハリが際立ってきた安心おせんべいサイズ! 縁の反り返りも全く見られず背中から足先までぼんやりと星屑が浮かび上がり始めた一年もの、 インドシナオオスッポンが入荷しました。 ここ最近、スッポンの仲間が再び注目を集め話題に上ることが多くなったような気がします。 と言うのも元々変わり者のジャンルに属している上に、世界的に見ても北米とアフリカ、 そして我らがアジアとおおまかに三つの地域にしか分布していない訳ですから、 カメ全般の野生個体数や流通量が軒並み減少している現代においては気に掛けられて当然なのかもしれません。 一部の稀少種を除けばおおむね見かける機会は多く、 それもコンスタントに数多く出回るような印象が強かったため、 飼い方に癖があるなど諸々の理由で後回しにされていたのでしょう。 しかしそんなことをしている間に輸入されてくる種類が限定され、 中にはCITES入りしてしまうものも現れるなど、スッポンを取り巻く環境は年々厳しくなる一方です。 今更ながら誰がどう見ても特異な容姿にデカいもの好きには堪らないダイナミックさ、 そしてほんの僅かな要点さえ押さえれば飼育もそこまで難しくはなく、 ミズガメフリークにとって最低でも一匹は泳がせておきたいと思わせる要素は十分にあると言えます。 年を追う毎に連れて手に入る種類が確実に消えていく現状も生々しく、 じっくり育て上げることを念頭に可能であれば早めにお気に入りの一種、一匹を選定しておきたいものです。 今回やって来たのはそのネームバリューも然ることながら明らかに格好良く仕上がることで人気の高い、 インドシナオオスッポンのワンイヤー安心サイズ。 何がそんなに良いのかと言えば、皆が口を揃えて褒め称えるのは成長に連れて大きくなっていく頭。 元来砂中に隠れることが専業のため頭部はシャープにまとまっていた方があらゆる面で有利だと思うのですが、 本種は何を間違ったのか結果的に己の存在を周囲へ猛烈にアピールする結果となり、 スッポンとしての意義を全く無視した絶妙なプロポーションが一番の魅力です。 それに加えて飾り気も忘れることはなく、 顔面はおろか背甲の大部分と首筋や四肢の細かい部分まで微粒子のスポットが集結し、 成長に連れてその数と鮮やかさを増していくのですから一層育て甲斐があるでしょう。 気になる最大甲長ですが仮に40センチにでも仕上げることができれば大したもので、 現実的には30センチ台に到達させることすらそう簡単でもなく、 意外と多くの方に楽しんでもらえそうな程良いボリュームなのです。 今夏のベビーを買い逃したもしくは小さくて怖かったという方へ、 歪な所がまるで見当たらない上手に育てられたこの続きを是非ともお楽しみ下さい。 |
インドシナオオスッポン (S) Amyda cartilaginea |
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ただの日焼けにしてはあまりにも黒過ぎる地肌が非常にクールなミッドナイトビューティ! いくら地域変異が認められているとは言えこの強烈な発色はやり過ぎです、 インドシナオオスッポンが入荷しました。 生物学的に見れば爬虫類と言う大きな括りに含まれていながら、 ペットとして見た場合にはその特異な風貌から独立したジャンルに生きるカメの仲間たち。 当然その先にも更に細かな分類が待ち受けている訳ですが、 分かり易い所でいわゆるカメマニアとスッポンマニアとはまるで異なった人種だと言います。 その理由はただ単に甲羅の有無だけで語られる問題ではありませんが、 兎にも角にも一般的なカメ好きとは少し違った味付けが好みの、 俗にスッポン愛好家などと呼ばれる人々はここホビーの世界には確かに存在し、 現在では流通量の軒並み減少していることからその行き場を奪われつつあるものの、 今後何かの隙を付いて再び盛り上げねばならない分野であることは間違い無いでしょう。 今回やって来たのはやたらめったら黒の発色が際立った、 インドシナオオスッポンのハンドピックセレクト品。 名前を聞くだけで興奮させられるオオスッポンなる響き、ただのナマズよりオオナマズ、 ただのサンショウウオよりオオサンショウウオの方が嬉しくなってしまうのと同様に、 巨大な生き物を愛する方にとっては堪らないものがあるかと思います。 野生ではなんと驚愕の80センチ、 また飼育下でもその半分ぐらいには普通に育てられるであろう逸材は、 他のアジア系スッポンに比べアンバランスに大きな頭部が存在感を倍増しする、 稀少性云々とはまた別の領域で一度は飼育してみたいと思わせる訴求力に満ちています。 ミャンマーからジャワ島まで東南アジアを覆い尽くすように繁栄した本種は、 その広大な分布域により色彩のバリエーションが豊富であるらしく、 しかしながら国内の流通事情では出た所勝負と言うのが現実ですから、 バッチリ好みの個体を狙って入手するのはなかなか困難を極めるでしょう。 背甲後縁部にやや反り返りがあるためお値打ちに設定しましたが、 ここまで黒地にイエロースポットのコントラストが映えるタイプはなかなか見かけませんのでお早めに。 |
インドシナオオスッポン (♀) Amyda cartilaginea |
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星屑たちの囁きが辺り一面にこだまする全身プラネタリウム! 見る者の目を眩ますほどに放たれた輝きがナイルもかくやと思わせる極上クオリティ、 インドシナオオスッポン・メスが入荷しました。 スッポンの仲間について特別マニアックな知識を持ち合わせていなくとも、 名前だけは広く知られているであろう大変有名な存在ですが、 実は一属一種でCITESU類にも掲げられていますと聞いた途端に、 何だかとてつもなく稀少性の高い種類なのではないかと考えさせられてしまうことでしょう。 かつては普通に見かけることができたはずだったものがCITESに入ると一気に姿を消してしまい、 最近では出会うそばから色彩変異ばかりで、原種をまじまじと拝む機会が極端に減ってしまったのは寂しい限り。 ご丁寧にわざわざその大きさについて言及した名前で呼ばれるのはインドシナぐらいのものですが、 実際にはマルやコガシラの方が野生で観察された最大甲長では勝るとされています。 しかしペットとして楽しむ上で大切なのは全体の雰囲気ですから、 いわゆるスッポンとしてスタンダードなシルエットを持つ本種はその点で重要な役目を果たしていると言えるでしょう。 甲羅の長さや厚みは勿論のこと頭の大きさや四肢の逞しさなども成長に連れて顕著になり、 特に頭部が筋肉質に仕上がった個体の見栄えは相当なもの。 この辺りにサイズ以上のダイナミックさを味わわせてくれる秘訣があるのでしょうか、 オオスッポンと呼ばれる所以には人間の心情も大きく関わっているのかもしれません。 飼育下でも現実的に例えば40cmクラスまで持っていくことも可能であり、 当然更なる高みを目指すことも無理な話ではないのでしょうが、 それでも水槽の規模などを考えると十分に巨大だと胸を張れるサイズですから、 お化けスッポンを生み出すにはうってつけの素材です。 今回ご紹介するのはただやって来たというだけでは済まされない、 久々にして質の高さを存分に感じさせてくれる渾身の一匹。 成長に連れて見る見るうちに消失していくとされる体全体の色柄が20cmを超えた現在でも綺麗に残り、 一目見ただけで素直に美しいと思わせてくれる見事な外観に、 がたいの良さは当然のことそれ以上の魅力が冴え渡っています。 写真への収まりも非常に良く微細なスポットが密集したその様はまさしくスターダスト、 何処も彼処も彩られた欲張りな飾り付けに圧巻の一言です。 これまでの成長過程で甲羅の一部が痩せるなどありがちな失敗も一切なく、 こちらとしては文句を付ける所が全く見当たりません。 ここ数年でスッポン人気の低迷から流通する種類と数量が随分と絞られてしまい、 図鑑を眺めていてもただ虚しくなるだけというのが実情ですから、 今の内から優良個体を確保し将来を見据えて長い目で育て上げていきましょう。 |
インドシナオオスッポン (t-アルビノ) Amyda cartilaginea "var" |
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まるで後光の射すような黄金の輝きに神々しさを感じて止まない安心の中堅サイズ! 他にもいくつかの色彩変異が知られる本種ですが最も正統派と言えるt-アルビノです、 インドシナオオスッポンが入荷しました。 現在、世界各国からとみに注目を集めていると言われるスッポンの仲間、 ペットとしての飼育は他の水棲ガメに比べてあまり盛んではないように思われますが、 実はそれも我が国だけに流布した既成概念にしか過ぎないのではないかと囁かれています。 昨年のCITES会議においてもスッポンと呼ばれる多くのカメが議題に取り上げられましたが、 とにかく年を追う毎に野生個体数が減り続けている現状がある中で、 諸外国ではこれを危惧し皮肉にも需要の高まりに拍車が掛かっているのだとか。 皆さんはお気付きでしょうか、最近になって輸入される種類やその数量が減りつつあるのもそのためで、 どうやら原産ないしは生産国より輸出される時点で競り負けてしまうことが多々あり、 言い換えれば日本におけるスッポンの評価が世界基準には到底追い付いていないようなのです。 その背景には文化の違いなども大いに関係あると思われ、それが良いとか悪いと言う話では無いのですが、 どうしても取引価額の高い方へとものが動いてしまう現実が避けられない以上、 原種や色彩変異を問わず多くの種類が入手し辛くなっている傾向にあるのです。 今回やって来たのはこの頃見かけることの多いt+でもパラドックスでも無く、 意外とお目にかかる機会に恵まれなかった稀少なt-のアルビノインドシナ。 近年ではノーマルですら思うように手に入らなくなってきたことに妙な胸騒ぎを覚えますが、 これほど分かり易いきちんとしたアルビノに巡り会えるのも随分と久しぶりな気がします。 体格の良さは流石大型種と言ったところで、 弱冠15センチにして既に体全体の厚みが出始めており、 おまけに頭部の大きさまで見事に際立っています。 顔のアップをよく見てみると鼻先から頬にかけて細やかなスポットが密集し、 目玉もギョロリと大きく先の長い伸びしろを感じさせてくれます。 似たような色彩はアメリカのフロリダスッポンにも時折見られますが、 こちらアジアのスッポンはやはり頭の大きさと四肢の逞しさが魅力で、 仮に30センチクラスへ到達したゴールデンボディの迫力たるや筆舌に尽くし難いものがあるでしょう。 背甲の後縁部に小さく欠けた箇所がありますが、 なにしろオオスッポンですから今後の成長により修復されるものと思われます。 少し擦れて赤いにきびができましたが、人工飼料にもきちんと餌付き大きな問題はありません。 日の光を一身に受けて煌めくお月様のような存在感の貴重な一匹、 深い水の中を優雅に泳がせて是非とも超巨大アルビノオオスッポンを育て上げて下さい。 甲欠けスペシャルプライス! |
フロリダスッポン (M) Apalone ferox |
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カラーリングもすっかり落ち着き後は巨大化を待つばかりのアメリカ大陸最大のスッポン! 諸々のトラブルもこれぐらいのサイズに到達すれば殆ど心配の要らなくなる、 フロリダスッポンが入荷しました。 スッポンとは我が国においてカメの仲間を表すために用いられるよく知られたフレーズで、 下手をすれば世の中のカメはカメとスッポンのふたつで成り立っている、 そう信じて止まない人々も少なくないと思いますが、 この場合のカメにはウミガメやリクガメなども含まれていると考えられ、 淡水ガメの中でもイシガメやクサガメ、 ミドリガメなどのメジャーな種類はまだ助かっているものの、 それ以外の変わった種類はもれなくスッポンにまとめられてしまう事故が起きるケースも間々あり、 その定義自体があやふやであることも懸念材料のひとつとなっています。 一言で表せば甲羅表面の甲板を欠いたスッポンモドキ以外の全種となり、 よくよく調べてみると世界中の何処でも見られる訳では無く、アジア諸国とアフリカの一部、 そして北米にのみ分布することから如何に珍しいものかがよく分かりますが、 ホビーの世界では一般的なカメとは隔絶された雰囲気があり、 スッポン愛好家イコール変わり者と揶揄されかねない厳しい現実もありながら、 我々としてはやはりひとつの立派なジャンルとして大いに楽しんで頂きたく、 スッポン全種の普及活動に勤しむ日々を送っています。 今回やって来たのは幼体時に毒々しくも美しい体色を持つことで有名な、 アメリカが誇る大型種フロリダスッポン。 図鑑を開けばその最大甲長に驚かれることと思いますが、 実際には例えば30センチクラスの出物でも飛び上がるほど貴重であり、 むしろマニアの間では誰よりも大きく育てることへの野望の方が強く、 決して敷居を高く設ける必要も無く楽しむことができるでしょう。 十分に育った個体についてはその耐寒性の高さも見逃せないポイントで、 日の当たる野外で仕上げられたアダルトサイズの個体には一見の価値があり、 如何に野性味を引き出しながら育てられるかと言う楽しみ方も乙なものです。 甲羅の反り返りなどつまらないトラブルがひとつも見当たらない、 アメリカンらしいツンと長く伸びた鼻が目立つ小顔も印象的な、 一見普通に見えて優等生と称するに相応しい安心サイズからスタートしてみては。 |
フロリダスッポン (♂) Apalone ferox |
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ここまで育ってしまったスッポンはもはや妖怪の形相! 安価な種とは決して侮れない大迫力、 フロリダスッポン・オスが入荷しました。 とりあえず何も見ずに名前だけを聞いた時の第一印象は、 ベビーの時だけ妙に綺麗だけど大きくなると色が飛んで地味になるスッポン、でしょうか。 こればかりは図星でも仕方がありません、 実際に本種のベビーは黒地にオレンジの網目模様が入るある意味反則的な美しさを持っているだけに、 それが失われた際のショックは大きくそこばかりがクローズアップされてしまうのでしょう。 しかし遅かれ早かれ模様が無くなってしまうのは承知の上、 したたかにもこのスッポンはもう1回変身を残していました。 それはフルアダルトと呼べるサイズに成長した時に起こる単純な体格の変化で、 何も本種どころかスッポンに限らずどのカメでも起こりうることです。 では何故今回に限ってこの自然的事象が私たちに大きな衝撃を与えるのでしょう、 もしかすると一度がっかりさせられたお陰でフロリダスッポンが種として完成する喜びをより大きく多く味わえるのかもしれません。 そして注目しなければならないのは大きさだけではなく、 天然キャリコとでも付けたくなる不思議な色の抜け方は他のスッポンに見られない特異な貫禄を与え、 あえて平易な言い方をするならば幼体斑の名残を持つこの色柄はとても格好良いということです。 アメリカのスッポンというと全般に頭部が小ぶりでシャープなため、 体ばかり大きく育ってもどこかボリュームに欠ける感も否めませんが、 このクラスになれば巨頭化に加え鼻先も太く逞しくアジアのスッポンにも引けを取りません。 ベビーサイズからの飼い込みなので特に癖はなく普通のミズガメとして飼育できると思います、 育ててと頼まれても実現困難な大変有難い一匹です。 |
フロリダスッポン (特大サイズ・♂) Apalone ferox |
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スッポンがスッポンたる生き様を地で行く暴れん坊の気質が表情にも滲み出た圧巻の巨大個体! ついこの間まで野外で寝かしつけられていた池の主にいよいよ春の到来です、 フロリダスッポン・オスが入荷しました。 大きくなり過ぎて困るカメは名前を挙げればいくらでも出てくるような気がしますが、 誰でも容易く育てることができるため本当に巷で溢れ返っているものから、 実際には困るほど大きく育てられなかったり、そこに到達するまでの過程が案外シビアだったりして、 図鑑通りの最大甲長に近い個体を見せられると驚かされることもしばしば。 我が国では多方面から需要のあるニホンスッポンも、 最終的には30センチを優に超えてしまうとまで言われていますが、 現実にそんな巨体と出くわした日にはぶったまげてしまうこと請け合いでしょう。 これには普通種であればあるほど衝撃の大きさに比例すると言うカラクリが潜んでおり、 やはり見慣れたカメの拡大版に対しては誰しもが素直に感動を覚えるようです。 アメリカ大陸にも僅かながら繁栄の跡を見せたスッポンの中で、 最も大きく迫力ある姿へと成長することで知られる本種。 ベビーの頃はまるで蛍光ペンで着色されたようにカラフルな色彩が有名ですが、 大きくなるに連れて色褪せてしまうため残念がられるケースが殆どだと思います。 しかしながら真の正体を見破った方にとっては、 表面だけに過ぎないあの鮮やかさが如何に無意味なものであったかが身に染みて分かるのです。 今回やって来たのは手の平をいっぱいに広げたとしても到底追い付かない、 それどころかこうして撮影のために持ち上げるのも精一杯な特大フロリダスッポン。 本種についてはこれまでにも何個体か似たようなサイズを取り扱ってきたのですが、 何故かこの個体に限っては頭頂部が全体的に硬く盛り上がり、 それはまるである種のカブトガメのように覆いを被せられたような質感で、 心なしか目付きもかなり悪そうな極めて高い完成度を誇る一匹。 水から揚げようとすれば後肢を激しくバタつかせ辺り一面に水を撒き散らし、 ひとまず流し台に解放しようものなら自らの受けた仕打ちに怒り狂い暴れまくる、 この体中から湧き出る獰猛さこそがスッポンマニアにとっては欠かせない成分なのでしょうか。 屋外飼育の恩恵でよく日焼けした体色も重厚感を味わうための重要なポイント、 もちろん一年の内に一匹出るか出ないかの歴とした一点ものです。 |
フロリダスッポン (特大サイズ・♂) Apalone ferox |
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ガラスの向こう側に鎮座ましますのは恰幅の良い姿へとお育ちになられた怪物級の十年選手! 飼い主の慈愛を一身に受けてむっちりとお太りあそばされた脅威の満腹サイズです、 フロリダスッポン・オスが入荷しました。 昔から外国産のスッポンとしては非常に知名度が高く、 黒地に橙色の網目模様があしらわれた幼体のことは多くの人が一度でも目にしたことがあるでしょう。 基本的に普通の淡水ガメと比べればどうしても色味に乏しくなりがちなスッポンにおいて、 あの毒々しいまでのショッキングな配色はいつの時代もセンセーショナルであり続けるほどのインパクトがあり、 安価に入手できることも手伝って長年に渡り根強い人気を誇っています。 しかしながらこの話には続きがあり、 皆さんご存知の通り成長に連れてあれほど激しかったカラーリングは次第に影を潜め、 大人びたシックな灰褐色へと変貌を遂げてしまいます。 このことを世間では俗に汚くなった、地味になったと表現するようなのですが、 果たして大きくなっても年齢不相応のままでいられることが本当に私たちの願いなのでしょうか。 きっと恐らくこれは何かの戒めであり、 いつまでもやんちゃなままでいる訳にはいかずやがて落ち着いた暮らしを求めるようになる、 ここまで来ると人の道もスッポンの道も同じようなものと言えるのかもしれません。 その代わりに幼き頃の素直な可愛らしさやあどけなさは跡形も無く脱ぎ捨てられ、 心の闇を様相に映し出した邪悪な風情を纏い第二の人生を歩み始めるのです。 今回やって来たのは対峙した瞬間から恐怖の二文字が脳裏に浮かび上がる、 遂に30センチクラスの大台へと到達した五百円玉サイズからの長期飼い込み個体。 背甲の上側、 首の付け根にあたる部分のいぼいぼが発達してくるといよいよ仕上がって来た印象が強まりますが、 顔付きひとつ取ってもそこらの河から水揚げされたばかりと言った野生の風格に満ち溢れ、 とても水槽内で人の手によって育てられた個体とは思えぬ迫力があります。 アジアのスッポンはどっしりと構えたシルエットが格好良くても飼育に癖があるイメージが抜け切れず、 かと言ってアメリカのスッポンは種数が限られた上にすらっとしたスタイルが刺激不足だという意見も少なくありませんが、 これほどの巨体にまで育ち切ってしまえばもはや国や地域など関係なくスッポンの真髄に触れることができるでしょう。 実は本種の性別判断は非常に難しいらしく海外のフォーラムでも度々話題になり、 この個体は尾の先が長いためオスとしましたが、 もし本当だとすればほぼ最大に近いことになりなかなかの稀少価値が見込めると思います。 数年に一度の珍しい出物を是非この機会に。 |
フロリダスッポン (♀) Apalone ferox |
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下手をすれば40センチにも50センチにも育ってしまうかもしれない怪物誕生の軌跡が此処に! ベビーからの四年間が物の見事に形づくられたふっくら綺麗に仕上がりつつある大型サイズ、 フロリダスッポン・メスが入荷しました。 カメと呼ぶには忍びない異形の存在として注目を集めるスッポンの仲間、 甲板を持たないパラドックスに酔い痴れる愛好家は決して多くはないものの、 世界中の至る所に姿形を変えて繁栄した多くの種類はそのどれもが大変魅力的に映るでしょう。 我々日本人にとってスッポンと言えばやはり食用のイメージが強く、 カメとは別の言葉でわざわざ表記されるほど各方面に認知度の高い生物ですが、 それは他国においても同様で人々の生活を支える蛋白源のひとつとして重要な役目を果たしています。 北アメリカ、ユーラシア、アフリカの三大陸に広く分布しており、 北米には大まかに三種が知られ中でもこのフロリダスッポンは色鮮やかな幼体の印象が非常に強いではないかと思われますが、 意外にもその先に待っている禍々しい様相を知る人は少ないかもしれません。 属内で最も大型化するとされるどっしりとした体躯に、 顔付きのシャープなトゲやスベに比して頭幅が広く重厚感があり、 最終形態にまで育て上げることができれば必要以上の見応えを味わう羽目になるのです。 今回やって来たのはメスが確定し間もなく20センチ台半ばを過ぎようとしている、 片手で持ち上げるには危なっかしい恰幅の良さが際立つ長期飼い込み個体。 傷ひとつない綺麗な体はみずみずしさに満ち溢れ、 大切な甲羅は反りや歪みなどの一切見当たらない理想的なシルエットを描き、 ガラス水槽に収めて横から眺めるには最高のコンディションを維持しています。 まるでハコフグのようなこの横顔は一度見たら夢にまで出てきそうなインパクトがあり、 適度なグロテスクさも長きに渡り愛し続けるには欠かせない要素です。 本種は成長すると汚くなってしまうという愚かで誤った認識が世に蔓延っているようですが、 もう少し経てば頬や甲羅の色抜けがより顕著に進み、 全身がキャリコ模様へと劇的な変化を遂げる瞬間が楽しみで仕方ありません。 オスよりもメスの方がグンと大きくなる種類ですから、 この個体を例えば90センチクラスのタンクにでも収容すれば即座に迫力満点の映像が楽しめ、 目の細かい砂を敷けばそこにはフロリダ半島の光景が広がり、 またベアタンクに水流を付ければ活き活きと躍動するスッポンの舞をご覧頂けるでしょう。 陸場を作ることができれば理想的ですが、 難しい場合は水温をやや高めにキープすることで肌荒れのトラブルも回避することが可能。 人工飼料など選り好みなく食し別段苦労する点は見当たりません、 まずは30センチオーバーの巨体目指して頑張りましょう。 |
フロリダスッポン (特大サイズ・♀) Apalone ferox |
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顔面の大部分がキャリコチックに脱色した30センチオーバーの化け物スッポン! 某世界的ポップスターを思い起こさせる艶かしい美貌が素敵です、 フロリダスッポン・メスが入荷しました。 我々が普段からスッポンと呼んでいるのはカメ目スッポン科に含まれるものに限定されていますが、 世間一般から見ると首が長く伸びていたり妙に大きかったりするカメは何となくスッポンに見えるようで、 それに該当するナガクビガメをはじめとした曲頸類の仲間や、 単純にとても大きなサイズの個体を前にしてこれはスッポンですか、 というような質問をしばしば受けることがあります。 そういった方々の立場からすると、 体表に甲板を持たないという絶対的な条件はあまり関係ないのかもしれませんが、 日本人にとっても馴染み深いこのスッポンという存在は世界中に広く繁栄したグループで、 不思議と同じような形態を以って様々な国や地域においても見かけることができます。 本日ご紹介するのは北アメリカの南東部に棲息するフロリダスッポン、 図鑑を開けば必ず目に入る毒々しいまでの赤やオレンジが鮮やかな幼体時のカラーリングが有名な種類ですが、 それ以外に語られることはあまりなく流通量のわりには意外と情報に乏しいというのが現実です。 もう少しリサーチすると比較的大型になるため設備が用意できない初心者は注意が必要、 というお決まりの文句を見つけることができますが、 飼育にやや癖がありきちんと育て上げることが容易でないスッポンの仲間は、 大きくなり過ぎて困っているという事例が実際にはさほど多くありません。 今回やって来たこのボリューミーな個体を前にして、 水棲ガメを長年扱ってきた熟練のマニアでさえ思わず仰天してしまうのは、 知識として持ってはいてもそれが具現化した時に何も知らない人よりも余計に衝撃を受けるからではないでしょうか。 グロテスクの塊とも言うべきこの奇怪な生物からは、 良い具合に怪奇的でオカルトじみたエキゾチックな雰囲気がむんむん漂い、 水槽に泳がせて眺めているとその内知らぬ間に不快感さえ催すほどです。 そこで冷静になって本種の大型個体を写真資料で探してみると、 一部白い箇所はあっても大体が灰色に染まったものばかりのはずですから、 この個体が一種の色彩変異のように見えるのもあながち気のせいだけではないのかもしれません。 性別は幸いにもメス、大きくなるのを恐れてわざわざこの類を選ぶ人はいませんし、 せっかく育てるのなら文献に記された最大甲長60センチを目指すほかありません。 甲羅縁の反り返りや肌荒れのトラブルなど一切見受けられない健康な一匹、 広々とした大きな箱で強靭な遊泳力と共に肥大化していく様を目の当たりにして下さい。 |
フロリダスッポン (アルビノ) Apalone ferox "var" |
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一層の艶かしさを露わにしたパールホワイトが放つ神秘的な美しさ! スッポンの色彩変異ではどうしても気にかかる幼体時の危うさはもう何処にもありません、 アルビノフロリダスッポンが入荷しました。 生まれたばかりの頃は綺麗だけれど大きくなると地味になる、 いつの時代もそんなネガティブなイメージが付きまとうことで有名なのがこのフロリダスッポンです。 黒とオレンジの組み合わせが毒々しいベビーの姿は確かに格好良く、 カラフルなその容姿は警戒色の効果を期待しているのかもしれません。 どうせ色味が抜けてしまうのであれば意味がない、 その反対にあの色は派手過ぎるから次第に褪せて落ち着く位が丁度良い、 人それぞれ好みによって様々な意見が交錯していますが、 そこにあるはずの体色がパッと消えてしまうのならば、もはや今までのような論争を繰り広げる必要もないでしょう。 甲羅はクリームホワイトにやや熱が加えられたような温かみを持ち、 局所的にオレンジが発色するなど柔らかい印象を受けますが、 そこに収まる体は薄ぼんやりと青みがかった涼しげな雰囲気で、 血の気の引いたような不気味さは生物として一種の矛盾をはらみ、 双方の色彩から受ける対照的なイメージは まるで別々の個体がひとつの体に共存しているかのような不思議な世界観を生み出しています。 今回は輸入時のファーストサイズであるベビーから育成中の一匹で、 変形や反りなど一切の歪みもない成長ぶりはお見事。 アルビノのスッポンというのは他種でもしばしば見られますがどれもつい黄色味が濃く表れてしまうのに対し、 この個体はアルビノが本来目指すべき白さを獲得した数少ない成功例と言えます。 系統としてはラベンダーアルビノとも呼ばれるT+で、 そのお陰もあり決して単色にはならずミューテーションなりの色鮮やかさをも表現することができています。 性別は現状で不明としましたが、 この尻尾の小ささはメスでしょうか。 より大型化しやすいメスであれば、白くて馬鹿でかいお化けスッポンを生み出すことも不可能ではありません。 水槽はオールガラス、底砂はきめ細やかな純白のものかベアタンクにしライティングを施せば、 間違いなく観賞価値は上がることでしょう。 肌の調子もすこぶる良く、ベビーでの導入とは比べ物にならないほど圧倒的にお勧めです。 |
トゲスッポン (ベビー) Apalone spinifera |
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果物を真っ二つにしたような背中のパターンが可愛らしい飼い始めるのにぴったりの安心サイズ! 意外とカラフルに見える派手な柄が個人的にヒットしているお勧めのスッポンです、 トゲスッポンが入荷しました。 私たち日本人が色々な意味で愛して止まないスッポンの仲間、 すっぽんや鼈と書き換えるだけで途端に食材の雰囲気が強まってしまいますが、 やはりその文化から言っても身近な生き物であることには変わりありません。 そのイメージ通りアジア圏を中心に勢力を拡大したグループではありますが、 実は少ないながらもアメリカ大陸には三種類のスッポンが暮らしているとされています。 トゲ、スベ、フロリダ、いずれも養殖が進み安価に流通している昔ながらのポピュラー種であり、 仮に専門店で無くともその姿を見かけることもしばしば。 毒々しくも美しい彩色で有名なフロリダは成長に連れて色褪せてしまうため、 どうしても育てていく過程で訪れるがっかり感は避けられませんが、 本種については幼い頃のイメージをそのままに、 体中を覆い尽くすように描かれる模様はより色濃く浮き出てくるため楽しみは尽きません。 時折発見される野外に定着した個体は悍ましいほどの巨体を備えていることもありますが、 飼育下では逆に大きく仕上げることの方がよっぽど難しいですから、 ペットとして付き合っていくのにはなかなか素敵な存在だと思います。 今回やって来たのは手の平に乗せても危な気ないご様子のスモールサイズで、 百円硬貨ぐらいのあまりにも小さなベビーでは心配という方にお勧め。 私が考える本種の強みはオスの最大甲長がスッポンとは思えないほどに小型であること、 そしてもうひとつは最終的に屋外での通年飼育が可能なことです。 ちょっとしたホットケーキぐらいのオスであれば水槽でいつまでも美しく観賞できますし、 またメスの大型個体ともなればその時点で稀少性が増すと共に、 外へ放り出すことで今まで味わえなかった野生的な趣きが堪能できるでしょう。 元来丈夫な種類ですから飼育面で気を遣う点も少なく、 拒食や肌荒れなどのトラブルを心配し過ぎる必要はありません。 入荷後しばらくストックしていたため体付きもがっしりしてきました、 既に各々の個性がデザインに表れ始めていますのでお好みでお選び下さい。 |
トゲスッポン (♂) Apalone spinifera |
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色々な意味でお手頃なことからスッポンファンの間で高い評価を得ている隠れた人気種! いざ探そうと思ってもなかなか見つからないだけに巡り会えた時が最大のチャンスです、 トゲスッポン・オスが入荷しました。 生き物に対してこのような言葉を当てはめては失礼かもしれませんが、 トゲスッポンの一番の魅力と言えば何よりもその高いコストパフォーマンスだと思います。 昔から長らく一般種として流通してきたために相場が極端に上がる様子はなく、 成長してもオスであればせいぜい手の平を思いっ切り広げたぐらいの大きさで、 反対にメスの場合には最大でなんと50センチクラスに到達してしまう可能性を秘めている、 大小様々なニーズに応える臨機応変さはお見事。 顔立ちは見慣れたアジア産のスッポンらよりも鼻先が長く幾分シャープで、 さり気なく彩られた柄のデザインにも何だか格好良さを感じてしまいます。 あまり良い響きではありませんが要注意外来生物に指定されている本種、 しかし要注意と言うことはつまり屋外越冬もすんなりできてしまうのと同じ意味ですから、 飼育スタイルの幅を広げられるという点では大きなメリットと言えます。 いざスッポンが飼いたいと思っても一体どの種類を選べば良いのか迷ってしまうでしょう、 ビギナー向けとされるハコスッポンも面白いですがあくまでもスタンダードを貫きたい、 そんなスッポンの王道も最近ではベビーの流通が徐々に減少しているようで寂しい限りです。 今回やって来たのはいよいよ性別が確定した飼い込みミドルサイズの嬉しいオス。 ホットケーキのように滑らかな甲羅には極小のドットが綺麗に散らばり、 顔や四肢の地肌にはちょっとゴージャスな網目模様が描かれていますが、 華美にならない全体の控えめな雰囲気がなかなか乙なものだと思います。 スッポンの仲間は総じて大型になるものが多く、 日本の住宅事情を考えると誰しもが容易に楽しめるグループとは言えませんが、 本種のオスであれば仮に90センチ水槽でも置こうものならなかなかの贅沢ができるぐらい、 実にコンパクトな設備環境で一から十まで思う存分その味を堪能することが可能です。 この一年で立て続けに二、三匹のオスが確定した個体を取り扱いましたが、 やはり大きくなり過ぎないというインパクトは相当なものだったらしく、 手頃なサイズで見かけることも稀なためどれもすぐさま旅立って行きました。 リーズナブルなプライスも背中を押してくれる大きな要因でしょう、 平凡な種類だと決して侮れない後世に残していきたい銘種です。 |
トゲスッポン (♂) Apalone spinifera |
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掛け値なしの美しさが普通種とは何かということを改めて問い質す上質の絶品! その美貌は言うまでもなく最終的な大きさまで考慮するのならばこの一匹で決まりです、 トゲスッポン・オスが入荷しました。 日本人にとってスッポンとは古来から食用として珍重されていたこともあり、 その姿形ぐらいなら誰に教わることもなく広く認知された馴染みのある生き物です。 並のカメを知る人にとっては甲羅がなければ首も長いというまるで妖怪の形相ですから、 そうした物珍しさのお陰で今日では観賞用として楽しまれることも珍しくありません。 入り口は人それぞれですが好奇心でカメの図鑑を手に取って見ると、 まずはスッポンのために割かれたページ数の多さに驚かされ、 世界にはこれほど多くの種類が存在するのかと圧倒されることでしょう。 予備知識が殆どない状況ではそれぞれの稀少性や価値観を推し量ることが困難ですから、 大抵は見たままの印象を自身の好みと照らし合わせるか、 すぐさま最大甲長を確認し飼育に現実的か否かを判断する作業に入るのではないかと思います。 するとどうでしょうか、 あれほど身近に感じていたニホンスッポンですら30センチを超えるという現実に打ちひしがれ、 まだ何も始まっていない状態から既に諦めムードに入ってしまう例も少なくないのです。 一口にスッポンと言ってもその形態は一様ではなく、 スッポンであることの最低条件を守っているのみで中ではやりたい放題ですから、 我々が思ういわゆるスッポンのシルエットで小型種を探すとなると、 とてつもない長旅になりそうな予感がします。 しかし数字だけに惑わされていてはいけません、 そもそも大型化するのはメスに限った話で大半はオスの方が小さめであり、 更に特徴を絞り込んでいけばこんなに素晴らしい出会いが待っています。 今回やって来たのはトゲスッポン、 スベやフロリダと共にアメリカを代表するよく知られた一般種ですが、 実際に見かけるのは当然の如くベビーばかりで成長した姿と対面する機会は稀です。 スベにはあまり色気がなく、フロリダはせっかくの模様も消えてしまうと不評な中、 このトゲについてはボディにグッピーのコブラを思わせる柄が描かれ、 甲羅表面には果実の種のように微細なスポットが点在します。 そして注目すべきは今現在の尾の長さ、 弱冠十数センチにして自分の頭ほどもある立派なものをぶら下げているということは、 つまり成熟を間近に控えていることを意味します。 頑張って大きく育てても20センチを超える程度か、 場合によっては10センチ台に留まる可能性も大いに考えられますので、 予想を遥かに下回るコンパクトなサイズでスッポンらしいスッポンを楽しむことができるのです。 張りと艶に満ちたしっとりとしたお肌は大切に育てられてきた何よりの証拠、 この調子で綺麗に仕上げていきましょう。 |
トゲスッポン (♂) Apalone spinifera |
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毎年小さなベビーが輸入されてきますが 今回はホットケーキぐらいの大きさに育ったサイズです。 トゲスッポン・オスが入荷しました。 アメリカ大陸のスッポンはスベスッポンやフロリダスッポンなど限られた種類しか棲息していませんが、 そのどれもが繁殖個体として広く流通し見かける機会も多いです。 世界的に見るとアジアやアフリカにかけて多くの種が分布していますが、 どちらかというと変わり種のようなものも多く私たちがスッポンと聞いて思い浮かぶ形をしたものは意外と少ないでしょう。 本種などのアメリカンなスッポンは小振りでシャープな頭に細長く突き出たシュノーケル状の鼻、 そして甲羅は平たくまさにイメージ通り。 スッポンと言うとこういう感じのものばかりかと思えば実はそうでもありません。 また図鑑とにらめっこしているとどうしても目に入ってくるのがその大きさで、 平気で50cmを超えるものばかり見せられると飼育できるのかなと疑ってしまいます。 しかし本種の特にオスは最大でも20cm前後でこの個体も尻尾の成熟具合などからほぼMAXサイズに近いことが伺えます。 この位の手頃な大きさなら水槽に目の細かい砂を敷いてスッポンの独特な暮らしぶりが楽しめる事でしょう。 甲羅も痩せておらずとてもハリがあり状態は抜群、 寒さにも強く飼いやすいのでこの機会にスッポン飼育を始めてみては。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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空から舞い降りた妖精のような愛くるしさと不意に込み上げる懐かしさが堪らないベビーサイズ! 何とか持ちこたえている様子にも見えますが取り扱う側としてはハラハラして仕方が無い、 スッポンモドキが入荷しました。 カメなる言葉を耳にして真っ先に思い描く姿とは一体どのようなものでしょうか。 今日では見かけることのできなくなった縁日のカメ掬いの光景が何と言っても馴染み深く、 或いは日本昔話に登場する竜宮城への道案内役として活躍するあのカメの方が印象的かもしれません。 例えば私たちが手元に所有することのできるペットと言う条件で絞り込んだ場合、 前者については賛否はあれど全国でナンバーワンの飼育頭数を誇っている訳ですが、 残念ながら後者についてはスペック的に考えるとそれは明らかにウミガメでしょうから、 いくら羨望の眼差しを向けたところで一般家庭にお迎えすることは到底叶いません。 しかし水族館の人気者である事実は決して揺らぐことは無く、 万にひとつでもチャンスがあれば我が家にウミガメと考えてしまうのも無理はありませんが、 そこに孕んでいる水と大きさの問題を一手に引き受けてくれるのが、 今回ご紹介するこのスッポンモドキです。 単に奇抜な風貌を持つカメであれば他にもいくらか候補は挙げられますが、 見た目がぶっ飛んでいたとしても勢い余って気持ち悪い方向へ転んでしまいがちなところを、 本種については世間一般の目から見ても心地良い印象に映ることが多く、 そのエキゾチック感も相まって世界中で絶大な人気を誇っています。 かつて我が国では異常なほど安価に流通していた過去があり、 その副産物としてあまり好ましくないイメージが植え付けられてしまったような気もしますが、 実際には他で代わりの利かないオンリーワンにも程がある稀少なカメですから、 先行き不安な流通事情も含めて早めに入手しておきたいところ。 大きくなり過ぎるからと敬遠されることも多い中、 現実的には例えば甲長30センチに到達させるだけでかなりの労力を要し、 盆栽飼育と言うネガティブな発想に至る以前に高いスキルを求められるため、 言い換えれば心配しなくてもなかなか大きくならないと言う訳。 最終的な水槽サイズは把握すべきですがそれとて何年も先の話、 まずはお気に入りのベビーを選んで育てるところから始めてみませんか。 |
スッポンモドキ (ファーミングCBベビー) Carettochelys insculpta |
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あまりに特異で愛くるしいその外観から人気は爬虫類界に止まりません。とても可愛らしいサイズのスッポンモドキの入荷です。 しばしば大型熱帯魚との混泳など様々な場面で見かける事もあり、熱帯魚店に置かれている事も多い為 昔から馴染み深いカメとして知られています。ですが入荷は不定期で、特に人気のベビーサイズは来た時に手に入れておかないと 待ちぼうけになってしまう事も。栄養面で気を使わないと甲羅が反ってしまいますが、餌に植物質を混ぜて与えるのが飼育のコツです。 人工飼料は沈むものがベターですが、葉野菜を水面に浮かべておくと器用に噛み千切って食べてくれます。 最大50cm前後と非常に大きくなりますが、とりあえずは60cm水槽に上部濾過を使用し熱帯魚感覚で飼い始める事ができます。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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今シーズンもお馴染みのベビーサイズがやってきました。爬虫類・熱帯魚、どちらの世界でも昔からのスターです、 かわいいスッポンモドキの入荷です。 完全に泳ぐことに特化したヒレ状の四肢はウミガメそのもの。 淡水のカメでこの形になったのは本種を除いて他にはいません。産卵時のメス以外は陸に上がらないということで、 大型魚の混泳の友として観賞魚の愛好家からも人気の高いカメです。 生まれた時から泳ぎが巧みなので、 60cm水槽の上部濾過セットにオートヒーターを付ければ飼育を始められます。 早ければ2〜3年で少し窮屈になってきますので、次第に60×45の水槽か90cm水槽にお引越しすれば大丈夫。 最大で60cmぐらいになるとも言われていますが、オスは比較的小型なのか大きな個体で30cm頃のものが多い様な気がします。 終生飼育を考えても幸いオスの比率が高いのでなんとかならない事もないのでは。 このサイズでは沈むタイプの餌をよく食べ、大きくなると浮いたものも食べる様になります。 毎年来てもすぐいなくなってしまう人気の種類です。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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お探しの方お待たせしました。毎回大人気です、可愛いファーミングベビーのスッポンモドキの入荷です。 初めて日本に来た時は信じられないほど高価だったとか。今では現地のファーミングが安定的に出回る様になり、 爬虫類の世界よりもむしろ熱帯魚の愛好家に人気の高い庶民的なペットになりました。 ですがこれだけ安価に流通するのは日本ぐらいだそうで、アメリカ人には特に羨ましがられています。 まさにウミガメの淡水版という位置付けが相応しく、 他のミズガメでは味わえない要素をたくさん持った非常に魅力的な種類なのですが、 やはりその最大甲長の大きさからなかなか安易にお勧めできないのも確かです。 何故かやってくる個体はオスが多く、メスほど大きくならないため、覚悟を決めれば飼えない事もありません。 とりあえず手の平いっぱいの大きさになるまでは30℃弱をキープし餌は沈下性のものを与えるとよく食べます。 小さな頃はしっかり餌を与えて丈夫な個体に育て上げましょう。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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たったの5.5センチに込められたフルトリートメントによる肌艶の良さと沸き立つ躍動感を見よ! 甲羅の裏側や四肢のヒレにメリハリの強さが出たハイコントラストなブラック系統をセレクト、 スッポンモドキが入荷しました。 こちらの世界へ来る前に熱帯魚の黄金期を謳歌された方にとってはすっかり見慣れた光景であり、 むしろ見飽きたと言われてしまっても仕方がないかもしれませんが、 かつては大型魚の友として活躍していた本種のベビーたちも、 最近ではその数が露骨に減少していることを皆さんはご存知でしょうか。 こんなことを言っては生き物に対して失礼ですが、 正直いつ導入して良いものやらさっぱり見当が付かないとの意見もしばしば聞かれ、 確かに毎年見かけるものだからついつい後回しに考えてしまいがちでした。 とは言え万にひとつでもこのカメが目の前から姿を消してしまう可能性がある以上は、 一生ものとしてタイミング良く何処かで入手しておく必要がありますし、 時代の風潮からしてもやたらめったら消費的に流通させるのは頂けませんから、 我々としては常にコンディションの整ったものをご提供する責務があるとさえ感じています。 今回ご紹介するのはこれまた一段と小さなベビーサイズで、 まだ甲羅縁の棘やセンターキールの瘤が明瞭に残る店内でストックしていた一匹。 実を言うとこの便で輸入されてきた幼体は一段とサイズが小さく、 まだ体全体の肉付きもままならないような状態であったため仕入れを見送っていたのですが、 たまたま初期状態に恵まれたものと鉢合わせし迎え入れることと相成りました。 こんな写真からでもお伝えできているでしょうか、 体表の皮が一通りめくれて肌荒れのリスクも随分と低減されたボディに、 日本の水道水にも大分慣れてきたのか人工飼料を勢いよくがっつく鍛えられたメンタル、 これこそがモドキのベビーに対して求められる納得の条件だと自負しています。 毎回なかなか餌を食べない、肌が荒れてきた、糞をしないなどのご相談を頂く大きさであるだけに、 この個体についてはより一層の時間をかけて入念に仕上げてきましたので、 非常に満足の行く仕上がりを実現することができました。 カラータイプには各々の好みがあり良し悪しについては言及できませんが、 顔の明暗がはっきりくっきりと分かれたスタンダード風の、 やや黒味が強くなりそうなタイプを選んだつもりです。 小さな頃から育てたいという夢を叶えつつ中身はしっかりと出来上がった状態抜群のモドキで、 唯一無二の奇抜な淡水ガメの生き様をお手元でご堪能下さい。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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油断した隙にぱったり行方を眩ましていた懐かしささえ感じられる定番のベビーサイズ! 今か今かと待ち望みずっとやきもきさせられていただけに再会の喜びも一入です、 スッポンモドキが入荷しました。 もうあれから一年以上は優に経過してるでしょうか、 途中で同サイズでも毛色の異なるものがいくらか出回りましたが、 想像していたよりもずっと高価で驚かれた方も多いと思います。 何も大袈裟なことではなくかつては毎年のように輸入されていたカメで、 しかも爬虫類のみならず熱帯魚の社会でも名を馳せていただけに、 全国各地に及ぼす影響の大きさには予想を遥かに超えるものがあるのでしょう。 世の中が突如として焦燥感に襲われますし、かく言う私も恥ずかしながら同様のことを考えていたのですが、 今までうんともすんとも言わなかった人が急に無いものねだりを始めるのも事実です。 誰がどう見ても、 時代がどう移り変わろうとも魅力的な存在であることに一切ぶれはなく、 それは愛好家がこの先幾度となく世代交代を続けたとしても恒久的に守られていくであろう信念と言っても不思議はありません。 そしてこれも常日頃から言われていることですが、 スッポンモドキがこれほど安価に安定して流通しているのは日本だけなのだと、 諸外国では到底同じようにもいかず皆ただひたすらに指を咥えて見ているだけなのだと。 分かりやすく例えるのならカミツキガメやホウシャガメを誰に憚ることもなく、 先立つものさえ用意できれば普通に入手し飼育ができてしまう社会、 そんな海の向こうへひたすら憧れを抱いている人の数などどうやっても数え切れませんが、 それと殆ど同じ状況がまるで鏡の世界のようにあちらでも繰り広げられているのです。 今回は入荷の知らせを聞いた瞬間さすがに目をむきましたが、 手元にやって来てからようやく安堵の気持ちに切り替えることができました。 正直よくぞ再びこの場に帰って来てくれたと歓迎したい心情で一杯ですし、 もう一度定番と呼べるようになったことについてまずは素直に喜んでも良いと思います。 最後に皆さんご想像の通りと思しきことを申し上げますが、 一旦ストップしていたという出来事は何かの警鐘と捉えざるを得ませんし、 こちらの立場としても嫌な予感が過ぎればそれをお伝えせざるを得ないのです。 後悔先に立たず、決して衝動的な行為を勧める訳ではありませんが、 背中を押してくれるきっかけになればと思います。 到着したその日から全個体を個別に管理しており、当然餌食いの状況も明確に把握していますので、 生涯の友をピカピカのベビー、ピカピカの状態から選出して下さい。 |
スッポンモドキ (ライトカラー・ベビー) Carettochelys insculpta |
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久々のお目見えかと思えば将来の美白を約束しているかのような麗しのオリーブグリーン! いわゆるファームハッチの中でも無理矢理輸入された感の無い幾分ふっくらとした安心サイズ、 スッポンモドキが入荷しました。 カメと一口に言ってもリクガメやミズガメ、 そしてウミガメと言ったカテゴリに大別されることが多いと思いますが、 多彩なジャンルを持つミズガメの中で最もウミガメに近いとされるのがこのスッポンモドキ。 これを珍種と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか、 オール状に進化した四肢の素晴らしさは今更語るまでも無く、 こんな珍しい生き物が日本国内の一般家庭において普通に泳いでいる光景が嘘みたいですし、 かつては全国で持て余されていたと言う話を聞いただけでもぞっとします。 カメ好きにとってはほぼ例外無く永遠の憧れと言っても過言ではありませんし、 多くの人が一度は飼ってみたいと願いそれを実践された方も大勢いらっしゃることでしょう。 数年前までは本当に安価で一年中何処を探してもそこら中にいたような印象でしたが、 輸入が難しくなり単価も上がってしまった現在ではリクエストにお応えすることも間々ならない、 段々と身近な存在では無くなってきていることを痛感させられます。 確かに皆が皆満足に終生飼育のできる種類では無いかもしれませんが、 幼体から長きに渡り育てていく過程で環境を整備していくことも難しくはありませんので、 ある程度普通に入手できる内にきちんとした将来設計を立て、 生涯の友として跡から悔やむことの無いよう丁重にお迎えしたいものです。 今回はかつてお馴染みであったファーミングベビーから、 ある程度ストック期間を設けペラペラ過ぎない体格に仕上がった個体がやって来ました。 色合いは好みにもよりますがこれらはかなり薄めのチョイスで、 ライトアップするとやや緑色がかった淡い体色が大変上品に見えます。 肌が荒れそうな素振りも見せず早速人工飼料に餌付いているのは好印象、 これなら60センチに上部濾過を回した満水の水槽にもいきなり放流できそうです。 近頃ではモドキのベビーを探していますとのお問い合わせを頂戴してから、 半年一年お待ち願うこともざらになってしまいました。 なかなかこれと言った飼育方法が見出せていないイメージもあるかもしれませんが、 導入初期から迷わない正しい扱い方をお教えしますので、このチャンスをお見逃し無く。 |
スッポンモドキ (ファーミングCBベビー) Carettochelys insculpta |
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数年このサイズの入荷がストップしていて、待ち望んでいた方も多いと思います。ファーミングCBベビーのブタバナガメです。
仔ガメの頃はキールに小さな突起や縁甲板中程から後部にトゲが有り、
15cmを超えたぐらいから消失していきます。
日本初入荷の頃は大変高価でした。その後かなり安くなりましたが、それでもCITES U類に入ったせいか、価格も少し持ち直してきたよう
です。アメリカではいまだに憧れのカメだそうです。ウミガメのような大きな前肢をオールのように使いこなし、大き目の水槽で元気良く
泳ぐ姿は可愛くも有り癒されます。現地では大河の緩やかな流れに生息し、爪を使って底に身体を固定しているようです。仔ガメの頃は
沈む餌、咲ひかり育成用/増体用の沈下性:Mサイズで慣らしつつ徐々にMazuriミズガメフードを与えると良いでしょう。大人しそうな
顔つきですが、人が見ていない隙に色々チョッカイを出しますので、混泳にはご注意を。
最大甲長が50cm前後になりますのでじっくりご検討お願いします。 |
スッポンモドキ (ファーミングCBベビー) Carettochelys insculpta |
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CITES U類になり先日久しぶりにベビーサイズが来たスッポンモドキですが好評により今回1頭のみですが再入荷しました。
いまだアメリカでは『高嶺の花』らしく、今回の日本入荷は嬉しい限りです。
シュノーケルの様な鼻を水面から出し水を「ピュッ」と飛ばすしぐさは
飼育者を楽しませてくれます。他の淡水(汽水)に生息するカメ達とは体形が大きく異なり、一種独特な前肢で広い水槽を優雅に泳ぎ回る
のは仔ガメの時でも見ていると時を忘れてしまいます。幼体と成体では甲羅の形状が変わっていく種類ですので、長期飼育でその変化を
見届けるのも趣が有ります。昔大量に入荷していた頃はアロワナ等と混泳させるのが流行っていたようですが、
優しい顔つきをしているわりに自分が優位に立つと見ていない所で悪戯
しますので他の水棲生物との混泳は避けたほうが良いと思います。ベビーの頃は沈下性の、タートルプディング・咲ひかり育成用/増体用
のMサイズやピンクマウス・プレコの餌で体力を付け、シュリンプFやコオロギ等の浮く餌を用いて徐々にMazuriミズガメフード等に移行
すると良いでしょう。
最大甲長が50cm前後になりますのでじっくりご検討お願いします。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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昨年末に久々の顔見せで問い合わせが集中した可愛らしいベビーを再びゲット! ハッチリングの中でも特に体格ががっしりとしていて全体に張りがある個体のみをセレクトしました、 スッポンモドキの入荷です。 一科一属一種、分類上の話をすればその珍しさを裏付けるものと成り得るのかもしれませんが、 そのような専門知識がなくとも変わった生き物であることは一目で分かる、 いつの時代も大衆より愛され続ける往年の銘種として名高いのがこのスッポンモドキ。 何処に触れても決してネタに困ることはありません、モドキという名前に潜む謎から始まり、 豚のような鼻の面白さやオール状に形作られたまるでウミガメのような四肢、 年中無休で水の中を自由気ままに泳ぎ回る様など、 水棲ガメの一種という概念を超越した個の魅力がふんだんに盛り込まれた大変素敵なキャラクターの持ち主です。 一匹百万円と言われた時代から一頃はその何十分の一にまで価格が崩落してしまった歴史もありながら、 たとえ安くなろうとも決して見放されたり除け者にされたりすることはなく、 不思議とその地位を保ち続けていたのもやはり持ち前の素晴らしさが成せる業なのでしょうか。 共通点は水ものというだけのことですが、 今までありそうでなかった観賞魚界への進出も難なくやり遂げた唯一の成功者と言え、 その愛嬌ある風貌の奥に秘められた無限の可能性に恐ろしさをも感じさせるのです。 大きくなり過ぎるが故に飼うべきではないと警鐘を鳴らす声も度々聞かれますが、 飼育下に置かれた野生動物が与えられた環境に満足しているか否かを推し量る術としては、 健やかに成長しているのならばそれを良しとするという考えはあながち間違いではないと思います。 この手の幼体は性別が偏りやすく大きくなるとオスになることが殆どで、 メスに比べて小型のオスは30センチに到達することすらも稀ですから、 大型魚を泳がせるために巨大な水槽が一般家庭に設置されている現代ではそれほど無理難題でもないのです。 そして事前に考慮すべき最終的な大きさに達するまでには少なくとも数年か十年程度を要する訳ですから、 比較的安価に入手が叶う内に育て始めるという行為はむしろ賢明とも言えるのです。 今回やって来たのは先日のものより後のクラッチで生まれてきたと思われる、 最も人気が高くそして至極の愛らしさを誇るお馴染みのベビーサイズ。 近頃は昔に比べ頭数を確保することが難しくなってきたせいか、 入荷する大きさが一回りかそれ以上小さくなってきており、 店頭に到着しても我々が扱いに困ることもあるほど。 なので本便では予めロットの中から既に成長を開始しているものだけをピックアップし、 生まれ立てではなくきちんと皺の伸び切った状態でお渡ししたいという所に拘りました。 あとは地色の明暗をお好みでお選び頂き、モドキ育成日記を楽しく綴り始めて下さい。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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毎回見る者を癒してくれる、可愛らしいベビーサイズのスッポンモドキの入荷です。特設水槽に移動しての撮影でしたが、正方形の中を ひたすら泳ぎ回り下の白砂を掘り返す活発さです。漆黒の瞳は無限の奥行を感じさせ、じっと見ていると吸い込まれそうです。息継ぎがし やすい様に鼻先はシュノーケル状に伸びています。大きくなるとより顕著です が顔に表情のあるカメで、正面から普通に撮るといつもの愛らしい雰囲気ですが、バックショットは 流し目のセクシーな雰囲気になります。他にも餌が欲しい時と眠たい時の表情 も分かります。背甲後部に4ヶ所齧られた後がありますが、このサイズでの傷は直ぐに治り将来的には何の影響もありません。幼体の頃の 餌は沈むタイプを好みますので咲ひかり/増体用・沈下性:Mを与えています。 最大甲長が50cm前後になりますのでじっくりご検討お願いします。 |
スッポンモドキ (ベビー) Carettochelys insculpta |
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甲羅のエッジからお腹までふんわりと色抜けした様子が淡い期待を抱かせる美白セレクト! このまま順調に育てていけば数年後には白い天使が微笑むでしょうか、 スッポンモドキが入荷しました。 最もウミガメに近い淡水のカメ、 生物学的な知見に基づくのならばそこまでの類縁関係は認められないのかもしれませんが、 少なくとも私たちの目にはそう映ります。 水族館では同じ大きさの魚ともまた異なった独特の存在感を発揮し、 某昔話では主演に勝るとも劣らぬ活躍で日本人の心を鷲掴みにしたウミガメが、 もし家庭でペットとして飼育できたのならどれだけ素晴らしいことか、 そう何度も思いふけってしまうのは決して珍しいことでもありません。 ご存知の通り個人の所有は禁じられており、 仮に入手が叶ったとしても要求される環境のあまりにも大きなスケールに圧倒されるのが落ちなのですが、 では一体彼らの何処にそこまで惹き付けられているのでしょう。 メータークラスの巨大さは確かに魅力ではあるものの、 背中に乗って一緒に旅をしたいなどと企てている人ぐらいにしかメリットは無さそうですし、 キレのある端整な顔立ちというのも何だか少し違う気がします。 となると残ったのはオール状に発達したその四肢、 まるで泳ぐことしか頭にないことが一目で分かる思い切りの良さは見ていて気持ちが良く、 それこそがまさしくウミガメをウミガメらしく表現する最も重要なパーツだと考えられるのです。 そんなカメの世界でも指折りの贅沢な特色を備えているこのスッポンモドキ、 この場では幾度となくその偉大さをお伝えできるよう尽力してきましたが、 目の前から消えた途端日本中が後悔するであろう種類ナンバーワンなのではないか、 近頃は常々そんなことを思う日々が続いています。 ベビーは季節ものなので出入りの激しさは仕方がないのですが、 当店では何だかんだで20センチクラスの飼い込み個体を大抵一匹は常時泳がせているので、 私個人としても目の前にモドキがいるという情景にすっかり馴染んでしまっているのです。 一家に一匹などと大胆な発言をするつもりはありません、 ただしチャンスとタイミングさえ良ければそこはいつか強気に出ても良いのではと、 耳元でそっと囁きたいそんな心持ちです。 今回やって来たのは毎年の恒例も最近揺らぎつつあるベビーの群れから、 これはという色の薄さでハンドピックセレクトされた個体がやや育ったもの。 背甲の両サイドに連なる白いスポットは明瞭に浮き出ていて、 甲の外縁と手足のヒレ、 更に腹甲全体もすっきりと色抜けしており、 成長に連れて上品なライトグレーに仕上がることが有望視されます。 個体差と言えばそれまでですがこれから長い付き合いになることも踏まえ、 育て甲斐を存分に感じさせてくれるクオリティには重々拘りたい所。 太陽光にさらすなどの暴挙に出さえしなければこの雰囲気を維持することは難しくないので、 餌食い抜群の状態に調整済みのこの個体を納得のいくまで綺麗に仕上げ切って下さい。 |
スッポンモドキ (S) Carettochelys insculpta |
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様々なメリットを踏まえ本当においしいのはよく見るベビーでは無くこれぐらいのスモールサイズ! シーズンインすると嫌と言うほど見かけたはずが最近では如実に姿を消しつつある、 スッポンモドキが入荷しました。 生物の名称にしばしば用いられるモドキなる単語、 他のものに似せて真似ると言う意味の擬くに由来するこのキーワードは、 前の部分に付けられた別の生き物によく似ていることを示しています。 つまりトカゲモドキの場合はトカゲに、カメレオンモドキの場合はカメレオンに、 ハブモドキの場合はハブに似ていることになる訳ですが、 こと我々の世界では単にモドキと呼んだ場合には自動的にこのスッポンモドキを指すほど、 もはや単なる和名を超えた愛すべきニックネームとして定着しています。 その昔は熱帯魚専門店にもわらわらと泳がされていたほど、 カメやその他の爬虫類を扱うショップ以外でも巡り合えることが多く、 過去にアクアのキャリアをお持ちの方にとっては懐かしく感じられることでしょう。 しかし今日では突如として輸入量が激減してしまい、 今年に入ってからも全国的にごく僅かな量しか出回らなかったため、 取引額の上昇も致し方無いと諦めざるを得ない悲惨な状況。 冷静に考えれば万人が満足に終生飼育できるカメでは無いと言われていることもあり、 これから育てられるモドキが一匹でも幸せに大きくなってくれれば嬉しいです。 今回やって来たのはそんな危険を察知してか、 卸業者の下でひっそりと大切にストックされていた泣いても笑っても一匹のみの安心サイズ。 背中に並ぶ一直線の突起や外縁を囲うギザギザの残った、 ベビーの可愛らしさを感じられる大きさでありながら体全体に厚みがあり、 水質に敏感な面や初期の餌付きの悪さなどのマイナートラブルも解消された、 何もかもが良い所取りの本当の意味でスターターサイズと言えるのはこの時期だけです。 いきなり水をなみなみに張った水槽へドボンと投入しても問題は無く、 人工飼料も浮こうが沈もうが貪欲に食べ尽くす旺盛な食欲に、 一度飼った方なら必ず実感できる何にも変え難い安心感がたっぷりと詰まっています。 今後リクエストにお応えできるかどうかも怪しくなってきた往年の銘種、 こうした数少ないチャンスを逃さずゲットしておくが吉です。 |
スッポンモドキ (S) Carettochelys insculpta |
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著しい供給不足が続く中で値千金の出物と言える季節外れにひょっこり現れた安心サイズ! 体中に何の違和感も見当たらないふっくらすべすべに成長している美個体の卵、 スッポンモドキが入荷しました。 たとえどれほど長い時間をかけて歴史が繰り返されたとしても、 後にも先にもこのカメを超えるスーパースターは誕生しないかもしれない、 そんな風に考えさせられてもおかしくないほどのバイタリティに溢れた、 家庭用のウミガメとして絶大な人気を誇るその名もスッポンモドキ。 名前の由来は甲板を欠いた体の特徴がスッポンに似ているためで、 それとてもはやどうでも良いと言うか、 このカメを愛する人々は何もスッポンのようだからそうしているのではなく、 スッポンモドキと名乗るこの生き物自体が好きだからに他ありません。 仮にウミガメモドキと言う和名を与えられていたとしても誰一人として文句は言わなかったでしょう、 それだけ本種が放つ諸々のインパクトには計り知れないものがあって、 他では代わりの利かないオンリーワンの魅力が詰まっているのです。 確かにその生態や最終サイズを考慮すれば、 少なくとも万人に勧められるべきではありませんでした。 かつて安価で大量に販売されていた時代のことには目を覆いたくなるぐらいですが、 過去を悔やむのではなく今どうあるべきかを考えることが先決で、 当時のツケが回ったのか今日では日に日に珍しいカメへと逆戻りしつつあり、 特に幼体から育て上げる楽しみを味わうのは今後難しくなってしまうかもしれません。 かつては導入するタイミングの難しいカメのひとつでしたが、ここらで気持ちを切り替え、 反対にどうせ長く付き合うのであればチャンスのある時に確実に入手し、 それから気長に育てていくことを考えても遅くは無いと思います。 今回やって来たのは数か月前に輸入された便の中からセレクトされ、 大切にストックされていた真の意味で安心のスモールサイズ。 一番有難いのはすっかり日本の水に慣れている点にあり、 水を換えようが何しようが毎回おろおろする必要は無く、 肌荒れや食欲の低下を気にせずに世話ができるのは大きなメリットです。 全体に痛んだ箇所や成長不良の跡も見受けられませんので、 このまま素直に伸ばしてあげればピカピカのモドキに仕上がることでしょう。 |
スッポンモドキ (ダークカラー・S) Carettochelys insculpta |
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生まれつきの素質に加え育成環境によりブラッキーに仕立てられたベビー過ぎない安心サイズ! いわゆるファームハッチの流通が激減し不規則になる中で大変嬉しいストック個体、 スッポンモドキが入荷しました。 一般家庭におけるペットとして適切か否かと言った真面目な話は抜きにして、 色々な意味で究極の淡水ガメのひとつに数えられる貴重なキャラクター、スッポンモドキ。 日本人ならではのセンスが光る気の抜けたネーミングも実に素敵で、 英名ではPig-noseやらFly riverなどと言ったありきたりの単語が並ぶだけですから、 その呼び名だけでも本種が愛されるべくして愛されている要因になっているのでしょう。 まるでシュノーケルのように突き出た鼻先、 つぶらな瞳を絵に描いたような愛嬌たっぷりの表情、 和名の由来となったスッポンと同じように甲板を欠くツルツルの赤ちゃん肌、 そして何よりのアイデンティティとなっているオール状に変化したひらひらの四肢、 これこそがスッポンモドキをスッポンモドキたらしめる最強の武器となっています。 しばしば水中を飛び回っているかのようだと形容されるように、 まさしく羽のような手足を羽ばたかせて優雅に泳ぐ様は他のカメには用意に真似できない芸当で、 それこそウミガメを連想させる動きそのものがプレミアム感に満ち溢れています。 かつては安価で大量に売られているイメージも強かったのですが、 最近では良くも悪くも見かける機会がかなり減ってしまい、 しかしながら本来はとても価値のある生き物のはずですから、 これからは飼育者の意識が高まり大切に育てられることを願うばかりです。 今回やって来たのは輸入されてから仕入れ元にて暫し温められていた、 ひ弱なハッチサイズより幾分育てられた皆さんにとっては狙い目のスモールサイズ。 元々あまりにも小さかったことも関係しているそうですが、 ピックアップした当初よりやや黒めの地肌が目立つ個体だったそうで、 意図的にその黒が残り易いように管理されていたことも幸いし、 ご覧のように引き締まったカラーリングに仕上がりつつあると言う訳。 今や選べるだけの個体数も見かけなくなってしまいましたが、 一生ものとなり得るカメですからチャンスの巡って来る内に是非ご検討下さい。 |
スッポンモドキ (S) Carettochelys insculpta |
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手の平にすっぽり収まる安心サイズです。お客様飼い込みのスッポンモドキの入荷です。お手頃価格になって以来、 多くのミズガメ愛好家は勿論、大型魚の友として熱帯魚マニアにまで愛されるカメで、 そのまさにウミガメの淡水バージョンの外観はとてもエキゾチックで、ちょっとずるいくらいです。 英名のPig-nose turtleの通り、鼻先はブタの様に存在を主張し、 水族館ではブタバナガメなんて名前でも展示されています。餌は動物質から植物質まで選り好みなく何でも食べますが、 大きくなるに連れて植物質を多めにした方が良い様です。低温に弱いベビーもこのサイズになれば一安心。 最大50cm以上になる大きなカメですのでよくご検討の上お問合せ下さい。 |
スッポンモドキ (M) Carettochelys insculpta |
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頬や背中に並んだホワイトスポットが妙に大きい育てれば育てるほど見栄えのしそうな美麗モドキ! 勿体無いとしか言い様がないほど大変綺麗に育てられた素質十分の飼い込み個体、 スッポンモドキが入荷しました。 日本では珍しくて手に入らない高価なカメを、 海外のホビイストがしれっと飼育していたりするとつい羨ましくなってしまうものですが、 反対に日本ならではの入手し易いカメと言うのもまた確かに存在しています。 その代表例がここにご紹介するスッポンモドキ、 もちろん我が国でも初物であった頃にはとてつもない大金で取引されていた代物でしたが、 流通ルートが確立されてからというもののやたら大量に出回るようになり、 遂には有難味が薄れてしまったと感じられるようにもなってしまいました。 しかしながら最近ではじわじわと輸入量が減少していると言われており、 相場も上がる一方でかつての安価なイメージは次第に薄れつつあります。 いずれにしても飼育にはある程度の覚悟が必要ですから現状がより健全なのかもしれませんが、 いくらでも選べた時代を思うと少し寂しい気がしてしまいます。 今回やって来たのは辛うじて毎年恒例のハッチサイズより一年以上飼い込まれた個体で、 所見の第一印象はと言うと兎に角体中の白い部分の面積が広いということ。 そもそもオリジナルの造形にインパクトがあり過ぎるカメですから、 目の前に一体いるだけで十分な訴求力がありますし、 個体差の表れる箇所が少ない種類であるが故にシビアな目を持つ必要も無く、 せいぜい地肌の色調が黒いか白いかと言った点に注目が集まる程度でしょう。 ただしそれは従来の過多とも言える供給があってこその話、 一家に一匹というフレーズも冗談には思えなくなってきている今だからこそ、 後にも先にも十分納得の行く個体を保有し、 贅沢に泳がせることができればどれほど幸せなことか想像してみて下さい。 しかもその特別待遇がきちんとマッチする存在感も持ち合わせていますから、 もはやここに拘りを見せない理由が見つからないのです。 ベビーを一生懸命セレクトしても本当に狙い通り育ってくれるか分からないこのビッグスポットという才能、 それが本当に開花するのは20センチを超えてからになると思います。 全体のフォルムにも歪み無し、 一番旨味を感じられるこの時期から飼育をスタートしてみては。 |
スッポンモドキ (ブラック) Carettochelys insculpta |
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生来の可愛げを捨て去りただひたすらに黒く妖しい輝きを放つ悩殺ブラックダイヤモンド! 黒く育てたいという願望がそうさせたのも事実ですがここまでの素質に巡り会うこともなかなかありません、 スッポンモドキが入荷しました。 最もウミガメに近い淡水ガメ、鼻先がまるでブタのようになっている、一科一属一種のモノタイプである、 熱帯魚のようにもしくは熱帯魚と一緒に混泳させることが可能、 と大体これぐらいの箇条書きがあれば本種の解説はおおよそ事足りてしまうのではないでしょうか。 昔からの流通実績によりその存在はあまりにも有名ですから、 今更新たに語り始めることも一見無さそうではあるのですが、 本当はいつまでたっても語り尽くすことのできない奥ゆかしさが真の魅力なのだと思います。 やはり何処までいっても見飽きるということがないですし、 何しろ他に代わりとなる種類がいないことになっていますから、 唯一無二の銘種としてこの先も次世代に向けて語り継がれていくのでしょう。 最近強く感じるのは最終的に一家に一匹と言われてもおかしくないのではないかということ、 この頃流行りの超大型テレビが設置できるような家庭と言えばどうしても敷居が高くなってしまいますが、 仮にちょっとしたタンスひとつ我慢すればきっと立派な水槽が導入できるはずです。 自宅で大きなスッポンモドキが両手を羽ばたかせている姿を想像してみて下さい、 そこには雄大な自然を切り取ったような壮観な光景が広がり貴方の心を満足させてくれるのです。 もちろん万人に安易な飼育が勧められないのは承知の上ですが、 明確な意欲を持って挑戦する分にはむしろ背中を押されるべきだと考えています。 今回やって来たのは視界に入れただけで黒味の強さがやたらと気になってしまうこんなひと。 輸入されたてのベビーサイズの段階で明らかに黒っぽい個体をセレクトしたのは言わずもがな、 その後完全水棲種には不要とまでされる紫外線ライトを贅沢に奢り、 夏場は日焼け効果をより一層促進させるべく屋外飼育に切り替えるという徹底ぶり。 さすがにそこまでされれば本人も黒ずまざるを得ないということなのでしょうか、 まだ手の平を一杯に広げた程度の大きさにしか達していないにもかかわらず、 まるで巨大なモドキと対面したかのような衝撃すら感じられます。 その重厚な雰囲気は何も色合いだけから来るものではなく、 ここで甲羅の縁が反り返りでもしていたら残念な結果に終わる所でしたが、 どちらかと言えば模範生とも呼ぶべきハイレベルな仕上がりには脱帽です。 二匹、三匹と安易に増やせないタイプのカメなだけに、 最初から最後まで自分の中で納得のいく最高の出会いを大切にして下さい。 |
スッポンモドキ (M) Carettochelys insculpta |
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お約束だったはずのベビーが軒並み姿を消したところへこれまた久々となる待望の飼い込み個体! 凄まじい勢いで日本中を賑わせた時代を象徴するあのスターも今や立派な稀少種の仲間入り、 スッポンモドキが入荷しました。 何とも間抜けな印象が拭えない名前のインパクトだけでも相当なものがあると思いますが、 外観から受ける衝撃の大きさたるやその名に恥じぬ強烈なものが感じられる、 他のカメで代わりが利くとしたらもはやウミガメぐらいにしか頼る術がない、 唯一無二のキャラクターで列島を震撼させたかの有名なブタバナガメ。 かつて熱帯魚が全盛だった頃に幼体が安価で大量に出回っていたのも昔の話、 今日ではその姿を拝めるだけでも有難いと言っても過言ではないほど、 天地がひっくり返ったかのようにまるで状況が変わってしまいました。 大型魚のお供として理想と現実の狭間に苦しめられた過去もありながら、 未だ私たちの頭には時期が来れば再びあの天使たちと再会できると、 ファームハッチのベビーが輸入される光景をありありと思い浮かべることができますが、 当店でもまともに取り扱ったのはかれこれ二、三年ほど前が最後になるのでしょうか。 全く以って信じられませんが状態良く入荷したのは随分前のことであり、 定番だったものがいなくなることの寂しさもまた想像以上のショックでした。 個人的に好きなカメだったことも功を奏し、 店内には常に数匹の大型個体が常駐し私の目の保養となっているのですが、 もはや単なるカメの域を超えた特別な存在として認識されているこのスッポンモドキは、 あくまでも個人のペットというレベルで後世に語り継ぐべき銘種のひとつだと思います。 今回やって来たのはかつて放出品として最も多く目にしたように記憶している、 二十センチクラスの一番ちょうど良い大きさに仕上がった飼い込み個体。 小さいものが可愛らしいのは当たり前のことですが、 ここからその高い遊泳力を楽しもうとすればこれこそがベストサイズであり、 冬場は一時凌ぎの簡単な設備でも安全に飼育できますし、 いっそ将来を見据えた大きなタンクへいきなり投入したとしても、 その高い性能を直ぐさま発揮してくれることでしょう。 成長過程や輸送時に多少の擦れを受けており、 バックヤードにて養生しかなり改善しましたが金額はお値打ちに設定しました。 今となっては都合の良い大きさのモドキを都合良く選ぶことは不可能に近く、 掘り出し物と巡り合えるだけでも大きなチャンスです。 |
スッポンモドキ (M) Carettochelys insculpta |
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誰も望まぬまま着々と幻の存在になりつつある中で再会した大き過ぎず小さ過ぎずの安心サイズ! 定番だったはずのベビーがすっかり姿を消し数年が経ってしまっただけに大変貴重な掘り出しもの、 スッポンモドキが入荷しました。 もはやこれを通常の水棲ガメに含めて良いものかどうかは些か議論の余地があるように思えますが、 もしも不幸なことにたったの一匹しかカメを飼育してはならないという状況に追い込まれた時、 多くの人々がその貴重な枠に対して選択肢のひとつに挙げるものと考えられる永遠の人気種。 つまり個人ではきっと手元に保有することが叶わないであろうことがほぼ確定している、 あのウミガメを連想させるフォルムや行動が反則レベルの魅力を備えさせているのがその訳であり、 他のミズガメたちと比べて並外れた存在感を放ちまくっていることから、 単純に同じ土俵に上げて比較するのが申し訳ないと感じるほど。 改まった説明は必要ないのかもしれませんが念のためおさらいしておくと、 四肢の形状が泳ぐことだけに特化したヒレ状に化けるといういきなりのズルさに始まって、 甲羅はまるでスッポンの如く硬質な板を全て脱ぎ去り滑らかな皮膚が露出した状態になり、 つぶらな瞳が可愛らしい大きな頭はウミガメのそれと同じく甲羅の中にはすっぽりと収まらず、 英名を和訳したブタバナガメの由来になったシュノーケルを思わせる鼻先も独特な、 何もかもが他種には決して真似できないオンリーワンで埋め尽くされた最高に面白い銘種なのです。 今回やって来たのは国内でコツコツと育てられていた非常に有難い飼い込み個体で、 この手のモドキに最も心配される妙な歪みや大きなダメージなどもまるで見受けられず、 更に細かく言えばお肌のトラブルや目の白濁など健康面についても申し分ない嬉しい出物です。 元々は水深が数十センチもある大きなタンクにて泳がされていたそうですが、 恥ずかしながら当店の限られたスペースでもテンションがガダ落ちするようなことはなく、 別段美味しくもないつまらない人工飼料でも選り好みなく食べてくれる、 嫌な癖などがまるで感じられないところに一層安心しました。 唯一無二のキャラクター性、きっと末永く付き合えるのであろうタフな体質、 一般にペットとして飼えるカメの中でも最大クラスのボリュームなど、 どれをとっても一生ものと称されるに相応しいカメ好きみんなの宝物です。 |
スッポンモドキ
Carettochelys insculpta |
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いいサイズのスッポンモドキです。サイテスに入ったからといって手に入りにくくなったかといえば そうでもないんですが、間違いなくキレイに育ったある程度のサイズの個体は少なくなりました。 今回の個体はよくある甲の反りもなく人工飼料も問題なしです。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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毎年恒例だったはずのファーミングベビーが一向に姿を見せない中、 ベストサイズとも言うべき手の平まで育ったモドキが登場! 360度見渡しても文句なしのベストパートナー候補、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 日本に初めてやって来た時には超がいくつも並ぶほどの高額生体だった、 というエピソードも今や忘れ去られようとしている昔の話。 何も知らなければ海水の中で泳がせてしまいそうなウミガメ風のスタイル、 別名ブタバナガメとも呼ばれる通りシュノーケル状に長く伸びた鼻とつぶらな瞳の愛らしい表情、 全てがこのカメだけにしかないこのカメだけの素晴らしい特徴です。 これだけ日本中に普及しているのも、 爬虫類ショップに限らず熱帯魚店やホームセンターなど様々な売り場で販売され、 カメ好きよりもむしろ熱帯魚マニアからの支持も厚く幅広い層から人気を得ているのが大きな要因だと思います。 そしてその人気を支えているのは言わずもがなファーミングで繁殖されたベビーの存在が非常に大きく、 安定して供給されなければ今の地位も築き得なかったでしょう。 しかしこの頃、その頼みの綱が突如不安定になり遂に今期はまとまった輸入がされないまま年の瀬を迎えてしまいました。 安価で大量に流通することには賛否両論あるのでしょうが、 せっかくいたものがいなくなってしまうというのはやはり寂しいものです。 そして本日ご紹介するのはこれまで大切に育てられてきた一匹の飼い込み個体。 危機を煽るわけではありませんが、このような状況でぽっと出物があるというのはやはり喜ばしいことで、 かつそれが良い仕上がりを見せていたりすると嬉しさも倍増してしまいます。 チェックポイントとしては首の後ろと背甲後縁部に反り返りがないこと、嘴の噛み合わせが正常なこと、 甲羅の厚みが十分に出ていることなど、一見普通のモドキに思えるのもこの個体が満足に成長しているからに他なりません。 人工飼料ひとつとっても様々な種類を使うことで栄養のバランスを考え、 加えて毎日のまめな餌やりという単純な世話の積み重ねが成果を生んでいるのでしょう。 今後の流通がどうなるかは分かりませんが、飼育を検討されている方にとってはパワープッシュできる優良個体です。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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無駄を削ぎ落とした鋭利な顔立ちが男を上げる秘蔵のフラットヘッドロングノーズモドキ! 黒味の強いカラーリングでまとめられた辺りにも格好良さが滲み出ています、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 カメが好き、と言うよりもむしろスッポンモドキが好きという人種によって愛され続けてきた、 今も昔もそしてこれからもずっと私たちの水槽を彩る永遠のスター。 他のカメで真似できるのはウミガメぐらい、 或いはそのウミガメですらただ何となくシルエットが似ているだけのことで、 本質的には誰にもその代わりを務めることはできないであろう、 一科一属一種の数少ないスーパーモノタイプなのです。 その特徴から魅力に至るまで今更語る必要は無いほどよく知られた存在ですが、 悲しいことに最近ではとみに流通量が減少し、それと同時に取引価額が年々高騰しています。 何が嘆かわしいのかと言えば単純に入手が難しくなってきていることなんかではなくて、 こんなに素晴らしいカメのことをきちんと理解もせず、 危機が煽られてようやく失われつつあるものの大きさに気が付き、 今更になって気が急いてしまっている自分がいることです。 それまでにもよく考えた上で無償の愛を注いできたつもりなのですが、 やはりこの段になって多少なりとも焦りが見え隠れするのは決して褒められたことではありません。 確かに万人が満足に終生飼育することは不可能なのかもしれませんが、 それでも大好きなカメの為に努力を怠らない姿勢を私は美しいと感じますし、 客観的な物の価値がどうであれ己の物差しで物事を判断したいとつくづく思います。 巨大な水槽を設置することができないから飼ってはいけないと諦めてしまうのはナンセンス、 お互いが無理のない所で幸せを共有できるラインを見定め、 飼い続けることが心身の負荷になることの無いよう責任を持って世話をする、 そんなごく当たり前のことを忘れさえしなければ自ずと結果は付いてくるものなのです。 今回やって来たのはそろそろ性別が確定する頃合いを迎えた飼い込みの放出個体。 幼体から育て始めた場合に手放されてしまう時期は20センチ前後と相場が決まっているようですが、 この個体も例に漏れずある意味ベビーの次に見慣れたサイズと言えるでしょう。 しかし一目見て何やら違和感を醸し出しているのはその表情、 写真ではなかなか伝わり難いのですが頭部が扁平であまり厚みが無く、 ミリ単位の世界なのですが突き出た鼻のシュノーケルが微妙に長く感じられるのです。 これにより実に野性味に溢れたキレのある風貌が出来上がり、 全身の黒っぽさも併せて高い将来性と育て甲斐を確信させられました。 ただひとつ惜しいことに、 背甲後部の肉付きがあまり良くないのか肋骨が張り出しており、 修復可能か否かは五分五分といった感じですが店頭にて数週間様子を見た所、 健康状態への影響はありませんでした。 サイドビューに不自然さは無くおおむね綺麗に育ちそうです、 是非貴方の手で自慢のモドキに仕上げて下さい。 |
スッポンモドキ (Mサイズ・♂) Carettochelys insculpta |
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お客様飼い込み個体、Mサイズのブタバナガメが入荷しました。和名は英名直訳の場合が多いのですが、このネーミングは少し可哀そう ですね。潤んだ瞳の優しい顔で、またこの四肢の形はウミガメ以外にいないと思われます。綺麗な山型に育った背甲、大きな水かき、 仔ガメの時の縁甲板のギザギザも取れ、貫禄さえ伺えます。連れて来る時に腹甲に2箇所擦り傷が出来てしまいましたが、とても元気で 水槽内を泳ぎ回っています。雑食性で、Mazuriリクガメ・ミズガメフードや咲ひかりも良く食べ、生餌では、ピンクマウスや川魚から 葉野菜まで何でも食べています。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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ナイスな大きさの飼い込み個体! とてもなめらかなフォルムに育ったずっしりサイズ、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 上から見れば丸い円盤、横から見れば背甲のキールが綺麗なカーブを描く素晴らしい形状に育った美個体。 幸いにも日本国内では諸外国に比べ流通量が多く本種は馴染み深いカメとなっていますが、 輸入されるのは基本的にハッチベビーばかりなので大きなサイズでは飼い込みを狙うしかありません。 10cm台まではすんなり育ち上がる場合も多いのですが20cmのクラスにもなってくると結構な時間もかかりますし、 やはり綺麗な形に育てるのは簡単ではなくそこも課題になってきます。 更にこの個体はカラーリングもなかなか美しく、 顔の横は両サイドとも頭頂部に迫る勢いで大胆に色抜けしており、 甲羅もライトグレーで上品です。 腹部などに輸送時のスレがありますが既に治りかけていますし、水中ではとても活発に泳ぎまわっています。 ウミガメの様な容姿は見た目だけではなく最大甲長もそれなりに大きくなりますが、 オスはメスに比べて小さいので飼育にはより現実的かもしれません。 立派なサイズです、末永く可愛がってあげて下さい。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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華麗な流線型を描くナイスサイズの飼い込み個体! カメ好きにも魚好きにも愛される人気者、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 これはウミガメですか、と初見では多数派がそのような疑問を抱いてしまうのにも無理はありません。 淡水域に暮らすミズガメには体の大きさにそぐわぬひらひらと薄っぺらの華奢な四肢を持つものや、 陸に上がり行動することを全く想定しなかったのか腹側が背中と同じように盛り上がったものなど、 遊泳力を高めるために体を進化させた種類がいくらか存在しますが、 本種ほど気合いの入った形態を持つものは他にありません。 思い切った極端な造形というのはどうして人を惹きつけるのでしょう、 ペットとして飼育できるかどうかはこの際置いておいても、 この生物が野生で生き長らえていることを考えるだけで胸が熱くなります。 現在では毎年のようにファーミングで誕生したベビーが流通ししすっかり見慣れた感もありますが、 その昔日本に始めてやって来た瞬間に相当なインパクトを与えたことは想像するに難しくありません。 今回やってきたのは前述のベビーサイズからしっかり飼い込まれた一匹で、 外縁に反り返りが殆どなく実に理想的なフォルムへと成長しつつある美個体。 放出個体にはよく見る大きさですがいざ最初から育てようと思うとなかなかの時間を要すため、 設備に余裕があったり最初から何かとの同居を考えている場合にはこのサイズが有利でしょう。 オスの方が小さいカメなので最終的なボリュームは言うほどなく、終生飼育も決して不可能ではありません。 ご自宅の水槽に解き放った後はモドキと共にゆったりとした時間をお過ごし下さい。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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私の中のライブラリーと比較しても上位ランクインは確実の良好な出来栄え! 育ち方にさえ不満がなければ本当の楽しみはここからです、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 我が国に限らず世界中の何処に行ってもそうなのかもしれませんが、 生き物をペットとして飼おうとすればとりあえず幼少期から始めるのがセオリーでしょう。 実際に犬や猫、その他小動物や小鳥などはそうすることで飼い主によく馴れますし、 成長の喜びを共に分かち合うことが醍醐味のひとつだからです。 それが観賞目的だとしても金魚すくいで見かけるのは殆どが可愛らしい幼魚であり、 大きな金魚は掬えませんと言われればごもっともなのですが、 私たちは知らず知らずの内に動物は小さな頃から飼うものだと刷り込まれているような気がします。 しかしながら非常に多種多様の生物が人の手によって飼育されている現代において、 求められる要素は種類やジャンルによって大きく変わってきますので、 対象がどのような特徴を備えており 飼育者に対してどのような喜びを与えてくれるのかということを予めよく考える必要があると思います。 立派な淡水ガメの一種であるこのスッポンモドキはまるでウミガメのような外見から、 大型魚のように水槽で堂々と泳ぎ回る姿を楽しむほか、 その愛くるしい風貌と持ち前の人懐っこさがある種のコミュニケーションを可能とし、 いわゆるペット的な付き合い方のできる貴重な存在としても知られています。 モドキが好きな方の多くは完成された大人の姿に対して憧れの念を抱くのではないかと思われますが、 ペットトレードにおいて流通するのはほぼ全てが完全なベビーサイズであり、 一目惚れしてしまう確率はかなり高いものの想像していた迫力の姿には程遠いことが分かります。 大きくなるため初心者が注意すべき定番の種類とされているのもご存知の通りですが、 実際に育ち過ぎて困るまでには最低でも五年以上、下手をすれば十年近くかかる可能性もあり、 これでは普通にベビーを導入しても満足感を得られるまでモチベーションを維持することが困難ですから、 成長のステージを一から全て共有することが必ずしも良いとは言えないのです。 今回やって来たのはようやく20センチオーバーの時を迎えた飼い込み個体で、 飼育下で実現し得るオスのマックスサイズを考慮するともう一回りか二回りという具合でしょうか。 美しいシルエットを描く厚みのある甲羅には縁の反り返りも見られず、 全体のバランスの良さも相まって大変見事に仕上がっており、 これからご自宅に泳がせる一匹としては文句なしのクオリティです。 浮き餌や葉野菜など何でもよく食べる健康体ですからどうか末永く可愛がってやって下さい。 |
スッポンモドキ (ショート・♂) Carettochelys insculpta |
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中身だけ引っ張り出せばあわや30センチクラスと言わんばかりの迫力を見せる魅惑のショートボディ! バックヤードにて一年以上育てた結果全く以って健康体だと判明したまさしく一点もの、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 水棲ガメの愛好家にとっては絶対に手放してはならない業界のアイドル的存在と言える、 他では代わりの利かない唯一無二のキャラクターとして知られる通称淡水のウミガメ。 我が国ではデビュー当時こそ本当に珍奇で稀少な生物として扱われていたものの、 いつしか流通量が増えるようになると日に日に取引額は下落し、 それに伴い観賞魚の世界では大型魚のお供としてアロワナブームに乗っかる格好で爆発的に普及しましたが、 結局のところ混泳、混育に不向きな性質上あまり役に立たないとのレッテルを貼られ、 知らず知らずの内に扱いが粗雑になるなど不運な運命を辿る羽目になりました。 人々はメインの大切なメンバーが傷付けられては困るとモドキを手放す選択をした訳ですが、 何故そこでモドキをシングルでも末永く愛でるという結論に至ることができなかったのでしょうか。 それは恐らくまたいつでも手に入るという根拠の無い安心感が招いた惨事であって、 もしも今この瞬間に日本中から一匹残らずモドキが消え失せたとしたら、 そんな口にもしたくない恐ろしい出来事が現実となった時、 多くの人が泣き叫びながら後悔の念を漏らすことは容易に想像できます。 きっとそんなことは起こらないと信じたいと思う反面、 万が一そうなってしまった場合に備えてチャンスが残されている間に一体何ができるのか、 それをよく考えた上で然るべき行動に出たいものだとつくづく考えさせられる今日この頃です。 今回やって来たのは四肢のオールが明らかに甲羅とミスマッチなサイズ感に仕立てられた、 絶妙なバランスの上に成り立つ俗にショートボディなどと呼ばれるモドキの飼い込み個体。 一言で表せば甲羅が小さいということになるのですが、 かと言って全体に何処か歪なところが見受けられる訳ではなく、 むしろツルンとドーム状に盛り上がったシルエットはお見事と手放しで称賛できるレベルで、 あまり大きな声では言えませんが十年近くの生育期間において不満が無かったことが窺えます。 気になる中身の健康状態ですが、 当店でも本当に一年以上寝かしていた個体なので胸を張ってお渡しできますし、 この先こんな面白い出物が再び登場する保証は何処にもありません。 |
スッポンモドキ (ライトカラー・♂) Carettochelys insculpta |
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7年間の飼い込み期間を経て立派なサイズになりました。 そして大変美しい姿です、 20cmオーバーのスッポンモドキ・オスが入荷しました。 これは何色と言ったら良いのでしょうか、 とても一言では言い表せませんが全体的に淡い色彩でピンクとグリーンが混在した非常に魅力的な個体です。 特に色抜け具合を感じさせるのは背面で、このサイズになると通常では分からない背骨の入った部分が丸見え。 毎年シーズンになるとやってくるファーミングベビーはすっかりお馴染みですが、 この個体もそんな大群の中から何気なく選ばれて今日まで育てられたそうです。 確かに色の濃い薄いで個体差はありますが、このレベルともなるとそうそう当たるものではありません。 ポイントの高さはカラーリングだけではなく、 長い年月をかけてじっくりと成長した甲羅は反った部分がほとんど確認できず、 特にそういった形になりやすい首周りと尾の周りの仕上がりはお見事。 誰に聞いても飼ってみたいカメの上位にランクインする本種ですが、 実際にはそう何匹も飼うことは現実的ではありませんので渾身のセレクトをしてみるのも良いかもしれません。 お気に入りのスッポンモドキが一匹、お気に入りの水槽で楽しそうに泳ぎ回る姿を愛でては楽しんで下さい。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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しっかりと育ちどっしりとした安定感が出てきました。 お客様飼い込みのスッポンモドキ・オスの入荷です。 最近でもベビーの流通がありましたが、今回は5年以上大切に飼い込まれた20cmオーバーサイズです。 やはり最終的に大きくなるカメですから、巨大スッポンモドキを目指される方には最初から大きい方が都合が良いと思います。 成長に連れてより植物質を好む傾向が出てくるカメなので、葉野菜やMazuriリクガメフードも与えた方が上手に飼育できます。 またおやつ程度に動物質も与えてあげると喜びます。条件が合えば大型熱帯魚との混泳もできるでしょう。 長いお付き合いになると思いますので大切に飼育してあげて下さい。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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のんびりしていたらふいに流通量が激減してしまった今だからこそ噛み締めるように味わうことのできる完成されたアートな美! ベビーの供給あってこその大型個体ですから今後ますますご無沙汰になっていきそうです、 スッポンモドキ・オスが入荷しました。 たった一枚の写真からでも存分に伝わって来ることでしょう、 その流麗で滑らかなシルエットはとても淡水のカメと俄かには信じ難く、 甲板を持たないシンプルな体の構造からはウミガメとも似て非なる夢想の空間が描き出され、 雲間を泳ぐ飛行船の如くゆったりと浮遊する様は時の流れをも狂わせてしまうほど、 現世より乖離したこのカメだけが持つ独特の世界観がそこに存在しています。 余計な雑念の一切を振り払い純真無垢な心を以って向き合えば、 こんなに魅力的な生き物にはそう出くわすことも無いはずが、 物珍しさとは皮肉なもので見慣れた途端にぼやけ薄れてしまうというのが世の常であるようです。 国内初のお披露目となった時の最大瞬間風速は今を思うと想像を絶する、 有り余るほどの強烈な衝撃が我々の胸に響きましたが、 次第に供給が安定し全国の至る所で見られるようになってからは、 その身近な親しみやすさと引き換えに稀少性の殆どが消えてしまいました。 大型魚のお供としても馴染み深いだけに認知度は広く、 今日までに多くのファンを獲得してきたのも間違いありませんので、 こちらの勝手な都合による焦燥感のようなものを覚えつつも、 もう一度基本に返り気持ちの立て直しを図ることにしましょう。 今回やって来たのは十年選手と呼ぶに等しい定番の長期飼い込み個体なのですが、 ありふれていそうで実際にはなかなかお目にかかれないパーフェクトな育ちの良さに感銘を受け、 新たな水に慣れてもらおうというのを建前に暫くの間看板のつもりで飼育していたら、 危うく本当にペット化しそうになったというプロフィールを持つ一匹のオス。 半年以上の付き合いを経て呼んでもいないのに水面を叩き、 他の誰よりも餌をねだるのが上手なベタ慣れ状態へと覚醒したのですが、 秋も盛りとなりそろそろ旅立ちの季節かと日に日に思うようになりましたので、 本格的な寒さが訪れる前にご紹介する運びとなった次第です。 あまりの優等生ぶりに見た目も中身も別段申し上げることはありませんが、 何処へ出しても恥ずかしくないモドキに入荷後再び仕上げたという自負は決して揺るぎません。 いつでも入手できるという頭でいただけに最後には背中を押してもらうことも必要でしょうか、 さほどお値打ちではないかもしれませんがその分満足して頂ける優良な逸材をお届けします。 |
スッポンモドキ (XL・♂) Carettochelys insculpta |
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お店の看板役が久しぶりにやってきました! 顔つきからしてまるで違うどっしり30cmクラス、 飼い込み育ち上がりのスッポンモドキ・オスが入荷しました。 毎年時期になると熱帯魚界をも賑やかすブタバナガメ。 スッポンのように甲板を欠き、四肢は遊泳性を高めるためにオール状に、 そして英名Pig-nose turtleの指す通り突き出た鼻がなんとも可愛らしく、 どこまでもキャラクター性に溢れた愛すべき存在です。 水族館や動物園などの施設展示にも見栄えのするこのカメは当然のように世界中からの熱い眼差しを向けられている訳ですが、 安定して供給がなされているのは日本ぐらいのもので 特にアメリカの人々はそんな日本のことをとても羨ましく思っているのだとか。 当店でもベビーや飼い込みで大きく育った個体を何度も扱ってきましたが、 それでも30cmに近いサイズ、30cmを超えたサイズというのは殆ど見かけたことがありません。 少し前まで30cmちょうどの巨大な個体が店頭にいましたが、今回はそれに匹敵する28cmという立派なモドキ。 そのボリュームは上から見てもなかなか伝わらないかもしれませんが 横顔を拝めばその違いは歴然で、 20cmそこそこの個体からは到底感じることのできなかったアダルティな雰囲気がむんむんと発せられています。 甲羅もツルツルテカテカの滑らかな仕上がりで、 腹甲などは甲板が無いはずなのにしっかりと硬くなっており思わず驚いてしまいました。 性別はオスとしました、少し尻尾が小さい気がしないでもないですがオスで良いと思います。 そんな立派な個体ですが惜しいことに噛み合わせに不具合が見られ口が少し開いています。 これだけの大きさにはただ時間をかければなるという訳でもなく大変貴重なのですが、 前述の口の件で価格はかなり控えめに設定しました。 10年以上のタイムスリップを体験させてくれる巨大個体、 カメが水の中を自由に飛び回る絶景を独り占めして下さい。 |
スッポンモドキ (♂) Carettochelys insculpta |
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名古屋港水族館で泳いでいる様なスッポンモドキが入荷しました。普段見るスッポンモドキとは 一線を画す、大きさと迫力です。ここまで大きくなるのに、一体どれぐらいかかったのでしょうか。 ドーム状に盛り上がった背甲、ノズル状に伸びた鼻孔といい、別種のカメを思わせます。 最大甲長50cm以上のこのカメを終生飼育できる様な幸せな方、ご連絡お待ちしております。 |
スッポンモドキ (♀?) Carettochelys insculpta |
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真剣にこの先の長いお付き合いを考えている方にとっては決して見逃せない大チャンス! 昨日までの定番種はたちどころに見かける機会が減ってきています、 飼い込み手の平サイズのスッポンモドキが入荷しました。 淡水のウミガメ、もしくは一般家庭で飼育できるウミガメ、と言っても良いでしょうか。 私たちの頭の中にはカメと聞いて思い浮かぶものとして、 浦島太郎を竜宮城まで送り届けたあのウミガメの姿があると思います。 カメに対するイメージのひとつに背中に人を乗せて海の中を悠々と泳ぎ回る、 幼い頃からそんな光景を夢見て育ってきた方も決して少なくないはずですが、 残念ながらウミガメの仲間は厳しく保護されており、 そもそも大きくなり過ぎることや十分な環境を提供することを思えばおよそ現実的ではありません。 それを飼おうというのが如何に無謀なことか、大人になった今では考えなくてもすぐに分かることですが、 あの時抱いていた儚い希望を唯一叶えてくれそうなのがこのスッポンモドキです。 つくづく思い切ったことをしたものだと感動しきりですが、四肢がオール状になっていることが何よりの特徴で、 その生態もメスが産卵する時にしか上陸しないという徹底ぶり。 顔付きの愛らしさも何かのキャラクターのようで、ぶよんと伸びた鼻を見て我々が命名したのはブタバナガメ、 水族館のパネルによく採用されている立派な名前です。 そしてもうひとつ、Fly river turtleという英名がありますが恐らくこれが原因なのでしょう、 昔は図鑑などで空を飛ぶように水中を舞うと紹介されていたこともあり、 確かに間違いではありませんが本当はパプアニューギニアにあるフライ川がその由来です。 初めて日本にやって来た時は現在では信じられないほどの超高級種でしたが、 その後養殖されたベビーが出回るようになってからは一気に庶民に手が届く範囲に収まるようになりました。 それでもここ最近、今まで季節の風物詩の如く頻繁に入荷していたあのベビーが突如ストップしてしまい、 少なくともここ1、2年はあの時から飼い込まれていたものを譲り合っているような状況が続いています。 今回やって来たのもご覧の通り10cmを超えた丁度良い大きさの個体で、 幼体時に気を使うことを思えばスタートにはうってつけのベストサイズ。 目立った傷やスレなどはもちろんなく、 時折見られる甲羅の反り返りもありません。 極めて順調に成長しているためこれ以上特に申し上げることもないのですが、 ふと尻尾に目をやるといつもより何だか小さい気がします。 さすがに現状で性別を確定させることは困難ですが、 何十匹と育ててもまず巡り合うことができないと言っても大袈裟に聞こえないほどに貴重なメス、 今のタイミングで入手することができればこんなに心強いことはありません。 まずは90cm水槽から楽しいひと時への第一歩を踏み出しましょう。 |
スッポンモドキ (リューシスティック・S) Carettochelys insculpta "var" |
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白変に有りがちな黄ばみがほぼ全く感じられない透き通った美肌に心躍る桃色の誘惑! 果たしてこのまま極上のピンクモドキに仕上がってしまうのかこの先の展開が見逃せません、 リューシスティックスッポンモドキが入荷しました。 カメの世界における高嶺の花とはまさにこのことを言うのでしょうか、 もちろん物事をマニアックに捉えれば入手が困難な種類はいくらでも存在するはずなのですが、 世の中の誰が見ても思わず首を縦に振ってしまう痛快な衝撃がこの姿からは感じられます。 有難いことに世間では純白の生き物イコール珍しいという認識がきちんと広まっているようで、 例えばホワイトライオンやホワイトアリゲーターなどは有り余る説得力で我々にその凄みを伝えてくれますし、 天然記念物に指定されている岩国のシロヘビもそのひとつです。 スッポンモドキについては通常時の状態で既にインパクト十分であり、 何故なら淡水ガメの仲間であるにもかかわらずまるでウミガメのような恰好をしていて、 水中を優雅に舞う姿には多くの人が見惚れてしまうからなのですが、 突然変異で真っ白になってしまえばまさしく鬼に金棒、 それは向かう所敵なしの反則技と言っても過言ではありません。 系統としては赤目のアルビノと黒目のリューシスティックが知られており、 価格帯は初登場時に比べると幾分落ち着いたもののその輝きや評判が衰えることはなく、 水棲ガメを愛する人なら一度は手にしてみたいと思う永遠の憧れであり続けるのです。 今回やって来たのは黒目の可愛らしさで高い人気を誇るリューシスティック、 アルビノとは異なる表情の柔らかさが支持を集める秘訣だそうで、 その辺りはどうやら小動物の類と共通しており全体の雰囲気に厭らしさはなくむしろ抜群の癒し効果さえ感じられます。 稀少価値としては赤目の方が高いことになっていてそれは金額にも表れていますが、 体の白さについての大きな違いはありませんので単純に好みが優先されるべきだと考えられます。 当然ながら飼育下で繁殖されたものなので流通するのはほぼ生まれたばかりの幼体、 その殆どはギザギザが残りボコボコと肋骨の浮き上がった本当のベビーなのですが、 この個体は一定の飼い込み期間を経て甲羅にふっくらとした厚みが出た状態ですから、 小さな頃から育てたいという夢を残しつつ安心をも兼ね備えたベストサイズ。 ノーマルでさえベビーを育てるのには気を遣う種類ですから、 それが見た目にもひ弱そうなミューテーションであれば尚更、 初挑戦の方にとっても背中を押してくれる大きなきっかけとなるでしょう。 嬉しいことに甲羅の縁が反り返るなどのマイナートラブルも見受けられません、 価格はASKとしましたが比較的お値打ち設定だと思います。 シーズン的にも本気で導入をご検討の方へ、一生懸命愛情を注ぎ込み生涯の宝物にして下さい。 |
ヌビアフタスッポン (S) Cyclanorbis elegans |
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日本のタートルホビー史上両手で数えるほどしか流通していないフタスッポンの超稀少種! 名前だけなら聞いたことがあっても名前しか知らなかった人多数の未だ殆ど語られていない謎の珍種、 ヌビアフタスッポンが入荷しました。 甲羅を持たない、 と言うと少し語弊がありますが甲板を持たないカメとして知られるスッポンの仲間たち。 にもかかわらず何の意味があるのかさっぱりなのが、 頭部と四肢を収納し更に開口部を閉じることのできる、 普通のカメで言う所のハコガメ的な特徴を持つのがインドやその周辺に棲息する、 その名もハコスッポン。幸いここまではキタインドハコスッポンのお陰でまだピンと来るのですが、 この素敵なギミックがユーラシア大陸から海を渡ってアフリカ大陸に持ち込まれると、 途端にフタスッポンと名前を変えてしまいます。 これら両属はハコスッポン亜科と言うひとつのグループにまとめられているため、 生物学的な近縁性には別段問題は無いのですが、 ことペットの世界においては認知度のギャップに凄まじいものがあり、 飼育経験はおろかまともな情報すらも出回っていないような状態です。 フタスッポンには二属四種が認められており、今回は最も見かける機会の多いセネガルと同属の、 最も見かける機会の少ないであろうヌビアをご紹介します。 ちなみにもう一方の属にはかの有名なオーブリー大先生が鎮座しているため、 その影響からフタスッポンの名前自体はまだ広まっている方かと思われますが、 あの余計なエアロパーツを取っ払ってしまったこのヌビアの姿は、 一見すると些かベーシックに見えるかもしれません。 しかしそこにはエレガンスの学名が与えられただけの意地があり、 我々が検知できる最大の長所は頭部全体に密集する華やかなイエロースポットに他ありません。 お隣のセネガルよりもずっと見栄えのするこの容姿に、 よくぞ適した名前を与えてくれたものだと感心させられますが、 実はもうひとつの見逃せない特徴に亜科内最大種と言うポテンシャルまで隠し持っていました。 最大で60センチ以上にもなると噂されるアフリカの蓋付き化け物、 この仲間に特有の遊泳性の高さも相まって水槽内での存在感は抜群以外の何ものでもありません。 まるでCBのようにピカピカのスモールサイズは初期状態も極めて良好で、 線の細さなど全く感じられずいきなり人工飼料を食べまくる有様。 そう滅多に入手できる代物ではありません、将来の巨大化を見据えて丹念に仕上げていきましょう。 |
セネガルフタスッポン (♀) Cyclanorbis senegalensis |
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生息地の関係から国内で見る事は稀です。セネガルフタスッポン・ メスの入荷です。 スッポン科には甲羅にフタをする事ができる種が何種かいますが、アジアではハコスッポン、 アフリカではフタスッポンです。その名の通り体を甲羅の中に綺麗に収める事ができ、 前は1枚、 後ろは2枚と フタの枚数は異なります。頭部には可愛らしい 黄色のスポットが目立ち、 大きなキズも殆ど無く非常にキレイです。水槽内を活発に泳ぎ回り、 なんと既にMazuriミズガメフードにも餌付いている優良個体です。 |
セネガルフタスッポン (XL) Cyclanorbis senegalensis |
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ちょっとした鍋の蓋ぐらいにはなりそうな一見地味に見えて妖怪レベルの意外と高い圧巻の巨体! これまで当店で取り扱ってきたお化けスッポンシリーズの一員に名を連ねる実力の持ち主、 セネガルフタスッポンが入荷しました。 そもそもフタスッポンとは何なのか、 実にふわっとしたネーミングのせいで今までノーマークだった方も多いと思いますが、 似たような名前を持つ仲間にハコスッポンと言うものが存在します。 あちらはご存知の通りインドやミャンマーなどアジア圏に繁栄したグループで、 面白いことに頭の言葉がフタに変わると途端にアフリカのグループを指すようになるのです。 いずれも頭部と四肢を引っ込めた後にピタッと甲羅を閉じることができる訳ですが、 収斂進化の一例に当てはまるのか或いは大陸移動による偶然の産物なのか、 遠く離れた地域であるにもかかわらず似通った特徴を備えていることは大変興味深い事実だと言えます。 本属で最も有名な種類と言えばオーブリーに違いないでしょう、 あのマタマタクラスの奇怪さは一度目にしたら忘れられない強烈なインパクトがありますが、 それ以外のフタについては残念ながら随分あっさりさっぱりとしており、 大半の人が見て見ぬ振りをしてしまうぐらい印象に残り難いかもしれません。 しかしながら個人的には遊泳性の高さや大胆な性格と言ったハコスッポンとの共通点との他に、 ハコよりもフラットで無駄がないフォルムに一層の美しさを感じており、 これこそ並のスッポンでは飽き足らぬ玄人の持ち物と言った感が強まってくるのではないかと思います。 今回やって来たのはここ数年手の平サイズぐらいでしか見られなかった貴重なセネガルの大型個体、 根本的に薄いつくりがデフォルトの甲羅が30センチ級にもなるとなかなかの迫力を備え、 比較的頭も大きめな本種のことですから首を伸ばした時の存在感には目を見張るものがあります。 観察していて興味を惹かれるのは活発に泳ぎ回ることももちろんですが、 息継ぎの際に目と鼻先だけを水面に出すカバやワニに類似した行動を取るため、 現地でもこうして外敵や餌の在処を探っているのかと思うと胸が熱くなります。 ただ大きいだけで見かけがみすぼらしければ感動も薄れていたのでしょうが、 甲羅のしおれたような箇所や大きな傷も見当たらない極上のコンディションに加えて、 あらゆる人工飼料を選り好みなく食べる貪欲さも高評価な一級品、 どうかご一緒にこの喜びを分かち合いましょう。 |
メキシコカワガメ (CBベビー) Dermatemys mawii |
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程度の良さをしこたま吟味していたあの情景が嘘のような輝きを放つ夢にまで見たピカピカCB! 高品質でリーズナブルという常識を覆す好条件で今こそ憧れのモノタイプを手にしましょう、 メキシコカワガメが入荷しました。 カメに興味を持ち飼い始めて間もない頃はそれこそ何でも欲しい欲しいばかりで、 手当たり次第に引っ掛かった種類を飼育してみてはあれが違うこれが違うと余計にうるさくなり、 そうしてる間にも規模はどんどん拡大し気が付けば目の前には沢山の種類がずらり、 そんな経験をお持ちの方は何もカメに限らずとも日本全国に山ほどいらっしゃると思います。 もちろん自分が好きで入手したオールスターズですから気に入っているのは当然なのですが、 やはり段々と慣れてしまうのか何処かでより大きな刺激を求めるようになり、 それまで思いも寄らなかった隠されし銘種を吟味するようになります。 例えばそれが金額的に導入を躊躇っていた高級種であったり、 飼育難易度が高く今まで敬遠し続けていた珍しい種類であったりと様々ですが、 その中には大型種でスペースを必要とするものも挙げられるでしょう。 初めの頃はいきなりひとつに絞ることが難しくいきなり巨大種に手を出すことは有り得なくとも、 いつの間にか愛情を一点に集中させたいという欲求の方が勝るようになり、 一念発起してそれまで見向きもしなかった規格外のカメを追い求めるという仕組みです。 しかしながら水量たっぷりのタンクでのびのびと楽しめる種類という条件も意外と難しく、 ひたすらに図鑑と睨めっこしながらありとあらゆる可能性を頭に思い浮かべ試行錯誤にふける、 もしかしたらそのような時間の過ごし方が最も有意義なのかもしれません。 今回やって来たのは遂にお目見えしてしまった禁断のブリード個体、 何故かと言えばこれまで輸入されていたカワガメは総じて野生個体であることが殆どでしたから、 如何に身体の内外にダメージが少なく状態良く育てられそうなものを選び抜くか、 そのことだけで頭をいっぱいにして慎重にセレクトしていたからです。 そんな苦労もCBであれば何だか拍子抜けしてしまうほどで、 細かいことを特段気にする必要はなくあとは純粋に堪能するだけになってしまいました。 ここ一、二年で少数ながらまとまって流通したこともあり、 従来より何となく伝えられてきた飼い方もより一層のブラッシュアップが図られ、 僅か一年という短い期間で手の平サイズを30センチクラスにまで持っていった猛者も現れるほど。 このベビーも早速パタパタ泳ぎムシャムシャ餌を平らげ非常に好調なご様子で、 水中を踊るように遊び回るカワガメの姿に中米の小さな世界を垣間見たような気がします。 もはや化石種的な扱いを受けてもおかしくはない真の意味での稀少種とこの先再会するチャンスはそうありません、 本気の方にはトータルでサポート致しますのでお早めに。 |
メキシコカワガメ (CBベビー) Dermatemys mawii |
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カワガメとピカピカ、ふたつの相反する要素が一体に融合した奇跡のCBマウイを再び! 昨年末に引き続き年の瀬のラストを飾るのは数ある水棲ガメの中からこの種類、メキシコカワガメが入荷しました。 夢と憧れ、それは私たちが趣味と向き合い続けていく上で欠かすことのできない、 モチベーションを維持するための重要なファクターであり、 常に誰しもが何かしらの野望や目標をぼんやりとでも頭の中に掲げていることと思います。 生き物を飼育することには大なり小なり必ず責任が伴いますので、 何もかもが思い通りにはならず勝手気ままに振る舞うことは許されませんが、 実現できるか否かは別としてとにかく無心になって我武者羅になることの大切さを忘れてはなりません。 ミズガメの愛好家にとって泳ぐという行為に対する執着は決して捨て切れるものではなく、 それが何かの拍子に増大した時にはそれに適した種類を吟味することになるのでしょうが、 奇しくも本当に欲してしまうのは何故か大型種ばかりで、人々もそれを故意に追い求めているような節があります。 スッポンモドキやボルネオカワガメ、カラグールガメなどはその最たる例であり、 曲頸類とは違い体に十分な厚みを持つ巨大な彼らが悠々自適に泳ぎ回る姿を目の当たりにしたい、 そのために一から準備を整え思い描いていたあの情景をいつか目の前につくり上げたい、 世間が反対しようともそれを押し切る情熱と根気さえ備わっていれば不可能ではないと思います。 今回は先日お目見えした最高のベビーをもう一度という一心で、同等に状態の良いものを何とか確保することに成功しました。 数年前まで雲の向こうの存在であった本種、図鑑に載ってはいるけれどもまさか現実に飼育できるなんて考えられない、 ただ単に珍しいと言うだけで非常に縁遠いものだと思っていたはずでしたが、 このような形で華々しく登場してしまったのですからさあ大変。 大きなカメには大きなカメにしかない圧倒的な貫禄があることは周知の事実、 そこにナガクビガメなどの奇抜なスタイルではなくあえてただのカメ感を追求した結果辿り着いたのは、 このカワガメという一見シンプルでいて底知れぬ深みを持つ屈指の銘種でした。 それは普通なのに巨大という一種の矛盾から生まれる衝撃を余す所なく受け入れるための有効な手段であり、 目前のカメと対峙したその瞬間から無限に広がる世界を心の瞳に映し出してくれるのです。 ある意味では究極の淡水ガメと呼ぶに相応しいこのメキシコカワガメを、 野生個体には足りなかった照りと輝きをたっぷりと添えて心行くまでご堪能下さい。 |
メキシコカワガメ (S) Dermatemys mawii |
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世界全土を見渡しても向かう所敵なしと思われる究極の淡水ガメが抜群のコンディションで待ちに待ったご来店! 誰に何と言われようとも初めて出会ったあの日からずっと人知れず胸に秘めていたこの思いを今夜解放します、 メキシコカワガメが入荷しました。 まだ私がペットとしてカメを飼うことを知って間もない頃、 とある店先に置かれたオールガラスの綺麗な大型水槽の中で、 一匹の名もないカメがしっとりと優雅に泳ぎ回っているのを目撃したのが全ての始まりでした。 その水槽には値札などの表示が一切見当たらず、せめて名前だけでもと勇気を出して店の主人に尋ねた所、 返ってきたのはカワガメというたった四文字の聞いたことがあるようで全く聞きなれぬ新鮮な単語でした。 帰宅後すぐさま図鑑を開き少ない資料を探ってみると、 そのカメはメキシコなど中米のごく一部の地域にしか棲息していないということ、 そして腹甲には下縁甲板というウミガメにも共通した珍しい特徴を持つことが分かり、 そこに書かれていた二つのことだけで私の頭の中は一杯になってしまいましたので、 それからというもの毎日のようにその店へ通い詰めては例の水槽にへばり付いていたのですが、 そんな何も買わない子どもの執拗な迷惑行為には今更ながら反省しきりです。 我々日本人にとってカメとは決して歩くものではなく泳ぐものという認識でまず間違いなく問題ないと思います。 実際日本には沖縄を除けばリクガメなど主に陸上で活動するカメは存在しませんし、 古来より伝わるお伽噺浦島太郎などは思考を形成する上で非常に大きな影響を与えていると言えるでしょう。 現在ウミガメを飼育することはできませんが水族館やはたまたダイビングなどでも身近に感じることができ、 根強い人気を誇るスッポンモドキもウミガメチックな種類として幅広い認知を集めていますが、 そうではなくてもっとスタンダードかつシンプルな容姿を追求したカメが、 目の前で水中をふわふわと浮遊しながら漂っていたとすれば、 それにより得られる感動と衝撃の大きさは一通りではありません。 一科一属一種の生物学的に見ても大変貴重な生物であるということや、 ガバッと開けば大きく目立つ団扇の様な水掻き、非常にデリケートで脆く崩れてしまいそうな甲羅の危うさ、 そして何より鼻先のツンと尖ったつぶらな瞳が愛らしい表情など、 外から見える全ての特質が複雑に絡み合い癖のないさっぱりとした風貌を作り出しているのです。 個体のセレクトについてはとにかく状態を最重要視し、輸送に伴う表面に生じた擦れの小ささは当然ながら、 甲羅が全体的にもれなく硬いことへの確認作業は時間をかけて見極めましたので、 導入時のトラブルを回避し今後の成長も見込んだ状態の良さについてはかなりの自信がありますし、 個人的に思い出深いカメだけあって失敗も絶対に許されません。 この場ではスペースの都合で語っても語り尽くせませんが、 全国各所に散り散りになっているであろうカワガメファンからの熱いお問い合わせをお待ちしております。 |
メキシコカワガメ
Dermatemys mawii |
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1属1種の非常にレアなカワガメです。甲羅が少し薄く、傷つきやすい所がありますが、餌食いも良く、 とても元気です。最終的には1mぐらいになり、非常にウミガメチックです。 若い頃は動物質の餌も摂りますが、成体になるにつれて植物質が多くなります。 地上に上がる事は、産卵以外無いと言われています。 |
メキシコカワガメ (M) Dermatemys mawii |
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握り拳ほどの幼体からコツコツと育てられ見事にか弱さの消え失せた一番狙い目の安心サイズ! 水棲ガメ愛好家にとって永遠に憧れの存在であり続けるロマンの塊のような超稀少種、 メキシコカワガメが入荷しました。 カワガメ、そのたった四文字に込められた特別な思いを一朝一夕には知る由も無いかもしれませんが、 カメ好きにとってその麗しく奥ゆかしい言葉の響きは実に心地良いものであることを予めお伝えしておきます。 一科一属一種のモノタイプとして生きた化石のような趣きを感じさせる、 まず第一に本種の魅力として考えられるのはこの要素に他ならないのですが、 無論ただ単に珍しいと言うことがイコール付加価値を創り出している訳ではありません。 下縁甲板と呼ばれる腹甲の橋部分に並んだ数枚の甲板は本科にしか無い特徴で、 和紙を張り合わせたような薄くて脆い軟質の甲羅にはまるでスッポンの如き繊細さがあり、 大きな目玉とやや上を向いた鼻先が長く尖る顔立ちに見慣れぬ雰囲気が漂うなど、 体の至るところに何処までも原始的な形質を有しています。 私事ですがメキシコカワガメを初めて目にした時、 残念ながらその頃は基礎知識にすらやや乏しい状態だったことも災いし、 直感で可愛いとしか感じなかったことを少し恥ずかしく思いつつ、 胸の奥で湧き起こった何とも言えない愛おしさは今でも忘れられませんが、 むしろ他種との違いを純粋に真正面から受け止めていたあの頃から、 人類の共同財産の一部であるこのマウイに対する慕情のようなものが育まれ始めていたのかもしれません。 今回やって来たのは片手で持ち上げるのにちょうど良い大きさにまで成長した、 やはり輸入がストップし当然の如く再び姿を見かけなくなってしまったカワガメの飼い込み個体。 幼体時の透明感は薄れ鈍い褐色に覆われた甲羅は緩やかな膨らみを描き、 全体の厚みもそこそこに体に比して頭部だけがどんどん小さくなっていく様は如何にもそれらしく、 ただそこに泳いでいるだけで場の空気を引き締めてくれる絶対的な存在感が備わりつつあります。 カワガメと聞くとつい巨大なイメージを連想しがちですが、 実際には野生でも60センチクラスに達する巨体は稀だそうで、 ひとまず当面の目標としては30センチ台を想定しつつ、 それでも随分と骨の折れる作業ではありますが一生もののカメとして大切にして頂きたいと思います。 いつ目の前から姿を消してもおかしくは無い伝説級の珍種です。 |
ヒラタスッポン (S) Dogania subplana |
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もはや幻のスッポンになりつつあった悪名高きドガニアが過去最高の着状態にて感動の再来日! お肌のピチピチ感が本種だとは信じられない思わず初めましてと挨拶したくなる奇跡の産物、 ヒラタスッポンが入荷しました。 既に分かり切っていることですからあまり文字に起こしたくはありませんが、 その姿を見るなり如何にも食用ですと言い出さんばかりの荒れ果てた風貌がお似合いな、 とてもペットとして迎え入れられるような状態では無いことが当たり前だったアジアの銘スッポン。 一属一種のモノタイプであることは伊達では無く、 その名の通りセンターキールが殆ど盛り上がらないフラットなフォルムに、 甲羅全体の幅も狭く上から見ると細長い独特な形状を持ち、 ぷっくり膨れた大きな頭が可愛らしいことこの上ない素敵なキャラクターだとは分かっていながら、 誰がどう見ても健康であるとはお世辞にも言い難い荒んだ暮らしを送っていたことは重々承知の上で、 その魅力に取り憑かれ恐る恐る手を出してみるも惨敗するまでの時間を皆で競い合っているかのような、 本当に酷く虚しい思い出しか残っていないあまりにも切な過ぎるスッポンでしたが、 いよいよ誰も見向きもしなくなり遂に忘れ去られようとしていた矢先、 まさかこんなにフレッシュな掘り出し物に巡り合うことになるとは夢にも思いませんでした。 今回やって来たのは肌の表面にひとつの擦り傷も見られないどころか肌荒れすらも起こしていない、 今まで一度たりともお目にかかったことが無いほど最高のコンディションで到着したスモールサイズ。 ワイルドのスッポンを飼い始めるのにこれほどベストな大きさも考えられないでしょう、 大き過ぎれば皮膚の擦れが嫌でも気になりますし、 まだ小さ過ぎればそのまま萎んでしまうのではないかと言う不安も過りますから、 出だしの体力と今後の環境に対する順応性を兼ね備えたこの絶妙なサイズに、 何と見事なセレクトをしてくれたのだろうと我ながら感心してしまいました。 色彩には現地での地域差が認められるらしく、 この個体はモノトーンに近いタイプのようで重厚な雰囲気が格好良いです。 細かなことは抜きにしても到着した瞬間から平然と人工飼料を食べていることが全てを物語る、 これを逃しては絶対に後悔するであろう最強の一匹です。 |
ヒラタスッポン (S) Dogania subplana |
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東南アジアの一属一種の珍しいスッポン、ヒラタスッポンが入荷しました。たまに入荷するようで、 今回の個体は顔に赤みが残っているSサイズです。飼い込んでアダルトサイズに成長すると 背甲の斑紋や顔の赤みは消失しますが、大きな頭と、長い口先が魅力的になります。 川魚・Mazuriミズガメフードを与えています。温度を高めに設定し、少し水流を付け砂を敷いて 飼育すれば丈夫で良いスッポンです。 |
ヒラタスッポン
Dogania subplana |
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ヒラタスッポンです。こんなにでかい上に状態がいいのはちょっと珍しいと思います。 長期飼い込み個体なのでスレなどもありませんし水槽の蓋の上のブロックを押し上げて 出ようとするほどアグレッシブです。当然餌食いもいいです。なんとなくいたら嬉しい個体です。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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この愛らしさはすでに脅威です。ハコスッポンの中で唯一斑紋が表れる種、キタインドハコスッポンが入荷しました。一目見た所では その体表に出たスポットに目が行きがちです。それは本種の特徴で勿論美しいのですが、このカメは性格も非常に良く、環境に慣れれば 飼育者の顔を見る度に水面をバシャバシャと泳ぎ回るので非常に可愛いです。目の細かい砂を敷いた水槽に水深を深めにとり、軽く流れを つけてあげると遊泳する姿を観察できます。スッポンと言えば凶暴なイメージがありますがハコスッポンの仲間は総じて大人しく、むやみ に噛み付いたりしないので扱いやすいのも魅力です。体の模様には個体差があり、今回ハイスポットの個体をセレクトしました。お好きな 方をチョイスして下さい。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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ハコスッポンの人気種が再入荷、アンダーソニーことキタインドハコスッポンです。 肌は水々しく透き通っており、これからの熱い夏の季節に1つの涼をもたらしてくれそうです。 愛くるしい顔つきと、大人になっても消える事のない鮮やかなイエロースポットが人気の秘訣でしょうか。 スッポンは凶暴で扱い辛い種もいますがハコスッポンの仲間は総じて大人しく、 他のスッポンより隠棲傾向が少なくよく泳ぎ回るので、見ていて飽きません。 最大甲長も20cm程で飼育にはうってつけです。Mazuriミズガメフードを好んで食べています。 お好きなスポットタイプの個体をお選び下さい。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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なるべく小さな頃から世話をしたい、でも後悔はしたくない、そんな方にこのベビーをおくります。 ハイスポットセレクトで美個体揃い、 キタインドハコスッポンが入荷しました。 いよいよ暑さが本格化し汗ばむ陽気が続くこのタイミングを見計らい、 本日は店頭で数週間育ててきた3匹の可愛いスッポンをご紹介します。 もはや夏の風物詩と言っても良いほど毎年この時季になると必ず顔を見るようになってきた、 お馴染みのキャラクターとなりつつあるハコスッポン。 カメの中でも特殊な存在感を放つスッポンの仲間は近年目にする種類が減少傾向にありますが、 このキタインドだけは需要と供給のバランスが非常に安定しているようで欠かさず輸入が続けられています。 数年前から段々とメジャー化してきた感がありますが、 心なしか入荷するサイズが徐々に小さくなっているような気もします。 どうやら現地のファームでは採取した有精卵を管理し、ハッチして暫く時間が経つとまとめて輸出されるらしいので、 年々その回転が早まってきているのかもしれません。 見た目に可愛らしいのは結構なことなのですが、水苔に埋まってこちらに到着した時にはか弱さ全開という感じで、 それでも翌日から普通に餌を食べたのでそのまま世話をしていくことに。 人工孵化という環境が小さくても丈夫な個体を誕生させるのでしょうか、その後小粒の配合飼料をもりもり食べて、 毎日見ているので気が付かないかと思いきや次第に体全体の肉付きが良くなってきました。 写真では分かり難いかもしれませんが、サイズの割に甲高で縁がひしゃげた様子もなく、 外から見ても内側からの圧力を感じるほどです。 この段階まで持って来ればトリートメント完了、 これ以上大きくしてしまうと皆さんのお楽しみを奪ってしまうことにもなりかねませんので、程々にしておきます。 個体毎のクオリティも文句なしで、スポットの数とコントラストの強さに自信ありの選別です。 スッポンは水棲ガメの中でも長期飼育が難しいとされるカテゴリですが、本種に限っては例外中の例外。 飼い方は至って簡単で、普通に水を張って陸場を設け、温度を適正に保ち餌を与えていればすくすくと成長します。 国内でもきちんと育て上げられたケースが続出しており、手に持っても噛み付いてくることは殆どなくとても大人しいので、 その扱い易さからもスッポンという要素を過剰に意識する必要はありません。 表情も愛らしくお肌のスベスベ感もたまらないミズガメ界のニュースター、 プルプルの透明感を目の前に暑い夏を吹き飛ばして下さい。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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これからの暑い夏に向けて透き通ったボディが水々しいスッポンです。アンダーソニーことキタインドハコスッポンの入荷です。 うるおいたっぷりの涼しげな肌の質感は、外観は見ているだけで暑さも和らぐ気がします。 この驚異的な愛らしさを武器に水中でパタパタと遊泳し餌をねだる姿には心を奪われる事でしょう。 体中に点在した鮮やかなイエロースポットは大人になっても健在、ハコスッポンの仲間では最も鮮やかな種です。 隠棲傾向が強いスッポン科の中では例外的に隠れる事もあまりなく良く泳ぎ、見ている人を楽しませてくれます。 飼育下では最大でも20cm弱なので比較的コンパクトな設備で飼えるのも魅力です。 丈夫ですので初めてカメ飼育に挑戦される方にもオススメです。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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本来スッポンの仲間では異彩を放つポジションですがあまりに可愛らしいので逆にメジャーになってきています。 毎年恒例のファーミングベビー、キタインドハコスッポンが入荷しました。 まずスッポンと聞くと殆どの人がニホンスッポンのような我々にとってのスタンダードなフォルムを思い浮かべるはずです。 しかしハコスッポンというのは甲板もないのに何故か前後でフタが閉じられる様になっていて、 これがカメの性格に大きな影響を与えています。絶対に気休め程度でしかないと思うのですが、 本人が守られている気分になっているお陰で手に持ってもほぼ噛み付いてきません。 また低層に潜りっぱなしという事もなく陽気に泳ぎまわってくれるので、飼っていて楽しいスッポンです。 今回は1匹のみの紹介となりましたが、 大小のスポットが入り乱れてなかなかバランスの良い綺麗な模様になっています。 今年は豊作だったようで例年よりちょっとお買い得かもしれません、 暖かい時期の入荷が多くミズガメが初めての方にもオススメな人気種です。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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ハコスッポンの人気種が追加で入荷しました、アンダーソニーことキタインドハコスッポンです。肌は水々しく透き通っており、これから の熱い夏の季節に1つの涼をもたらしてくれそうです。頭部のイエロースポットが 大きく、体の色の薄い個体をセレクト。顔を正面から見ると、なんだか怒っ ている様子でなんとも憎めない表情です。スッポンは凶暴で扱い辛い種もいますがハコスッポンの仲間は総じて大人しく、他のスッポ ンより隠棲傾向が少なくよく泳ぎ回るので、見ていて飽きません。最大甲長も20cm程で飼育にはうってつけです。Mazuriミズガメフードを 好んで食べています。 |
キタインドハコスッポン (ベビー) Lissemys p. andersoni |
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愛らしい容貌で人気のアンダーソニーが入荷しました。お客様のお宅での長期の飼い込みで、 白砂を敷いた水槽内を、愛想を振りまきながら泳ぎ回ります。ハコスッポンの仲間は腹甲が特徴的で、 ハコというよりはフタがきっちり閉まる様な感じで顔と四肢を収納できます。 餌もMazuriミズガメフードを難なく食べ、これからスクスク大きくなりそうです。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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ハイスポットが綺麗なアンダーソニーの入荷です。最近来ていなかったので一安心ですが、 またいつストップするか不安です。グリーングレーの背甲に蛍光イエローの斑点模様の対比がたまりません。 もうカメと言うより洋菓子を思わせます。大きさもいつものベビーより少し育った安心サイズ。 今回の個体達は甲羅に潰瘍も無く元気に泳ぎ回っているばかりか、なんとMazuriミズガメフードも 美味しそうに食べちゃってます。高温飼育がうまく育てるコツみたいです。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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毎年暑い時期になると涼しげな雰囲気を運んでくる夏の風物詩! 今年は少し育ったサイズです、キタインドハコスッポンが入荷しました。 ハコと付くカメの代表はハコガメ、 そのハコガメ以外にも甲羅に蝶番を持ち体にフタをすることができるものがいますが、 スッポンにまでそのような妙技を持つものが存在することを初めて耳にした時はさすがに驚きました。 あえて甲板を無くすことで防御力を捨て素早さを得たというのに、 この期に及んでハコになることには一体何の意味があるのでしょうか。 しかしながらここにハコスッポン最大のポイントが存在しています。 スッポンと言えば鷲掴みしようものなら逃げも隠れもせず長い首で噛み付いてきますが、 この仲間に限ってはすっと首を引っ込めたかと思えばこちらの期待通りにフタをして身を守ろうとします。 本人はしてやったりとでも思っているのでしょうか、 そのまぬけとも言える性格のお陰でこちらは全く危険を感じることがなく、 そればかりかスッポンという存在をとても身近に感じることができるようになるでしょう。 いつも見かけるのは500円玉大ぐらいの可愛らしいベビーが多いのですが、 肌荒れが出たり神経質な個体も少なくない中、 今回は成長の軌道に乗った安心サイズでやってきました。 少し大きくなれば大変丈夫なミズガメでもありますので、 是非ともビギナー向けとして今後普及していけばと思います。 しばらく飼っていると非常によく人慣れし、 120%の力で飼い主に向かって泳いで来ては餌をねだる何とも憎めない存在です。 人工飼料にもよく餌付いており申し分ない個体ばかりでオススメ。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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生後一年近くが経過したメニースポットとぶよぶよスポットのセレクト安心サイズ! 恐れるに足りないがっちりとした体格と旬を過ぎたシーズンオフでの出物は本当に有難いばかりです、 キタインドハコスッポンが入荷しました。 カメとスッポン、そもそもこのような言い方をすること自体に幾分おかしさがありますが、 生物学的には両者とも広義のカメに含まれているものの、 世間一般ではこれをほぼ全く別の生き物として捉える風潮が強く根付いています。 これはカメですか、それともスッポンですか、 そんな日常のふとした疑問も前述の考え方が元凶となっているに違いありませんが、 ではこの発言が無知の象徴なのかと問われれば決してそのようなことはなく、 かく言う我々愛好家もホビー的な視点においていわゆる所のカメとスッポンを明らかに区別しているのではないでしょうか。 水棲ガメとスッポンの類をどちらも跨って飼育している人は意外と少ないようで、 スッポンマニアにとってはやはり究めるべきその道が存在しており、 他の種類に目もくれずただひたすらにスッポンばかりを集めまくるようなのです。 そのため偏愛志向が強くなりがちなこのジャンル自体がマイナーである感も否めませんが、 今日のスッポン界におけるトップスターの座に君臨するのは誰が何と言おうとこのハコスッポンで間違いないでしょう。 逆にスッポンが厭われる理由を挙げていくとまず第一に野蛮である、そして大概の種類が大きくなり過ぎる、 餌や水質などにうるさく扱い辛い印象がある、ここであまりやり過ぎるとイメージを大きく損ないかねませんが、 ひとまずこれら全ては少なくとも本種には当てはまらず、 この辺りに人気の秘密が隠されていると言っても過言ではないのです。 今回やって来たのは胸を張って安心サイズと呼べる体全体が硬くなり始めた手頃な大きさの二匹で、 背中の模様もそれぞれ好みに合わせられるよう二パターン選んでみました。 微細なスポットが数多く並ぶタイプか、 それともスライム状の大きなスポットが点在するタイプか、 成長後の姿を想像しながらお好きな方をチョイスして下さい。 到着直後に目立っていた体表の細かなスレは普通に飼育していたら知らぬ間に消え失せ、 何となく引っ込み思案だった性格も環境に慣れたのか随分堂々と立ち振る舞うようになりました。 この先ひどい肌荒れの心配もなく、 人工飼料にバクバク食らい付く抜群のコンディションをキープしてお待ちしております。 |
キタインドハコスッポン (ハイカラー) Lissemys p. andersoni |
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大きな惑星の周りを無数の小さな星たちがしっとりと照らすその光景はまるで銀河系の縮図のよう! メインのスポットと微細なドットが組み合わさった過去にも殆ど例の無い珍しいデザインです、 キタインドハコスッポンが入荷しました。 プンクタータの愛称で親しまれていたミズガメ界における夏の風物詩、 時に水ようかんなどと例えられるぷるぷるの透明感ある幼体の姿は、 毎年必ず初夏になると私たちの前に現れ夏の訪れを告げてくれる存在でした。 しかしながら今年はご察しの通りいつも通りの光景を楽しむことができず、 何でも現地での繁殖が上手く行かなかったとか色々な噂が飛び交っていますが、 価格的にもじわじわとリーズナブル感が失われていく現状では、 今後も引き続き輸出枠の取り合いに競争が激化して行きそうな雰囲気です。 ある種のらしくない風貌がスッポンの枠を飛び出したハコスッポンなる新たなジャンルを確立し、 決してメジャーな種類では無いもののビギナーからマニアまで幅広い購買層を生み出しました。 何となく扱い辛そうなイメージのむんむんに漂うスッポンにはあるまじき、 例えば低砂を必ずしも必要としないなどハードルを下げてくれる要素がいくつもあり、 変な言い方ですが普通のカメと同じように育てることができるのです。 それでも国内で繁殖した話もほぼ聞かれない珍奇なスッポンですが、 お好きな方には是非チャンスの残された内に手中に収めて頂きたいものです。 今回やって来たのはかつて輸入されたベビーサイズからの飼い込み個体で、 成長に連れて何やら怪しげな模様が所々に浮き出した見慣れぬ様相の一匹。 大概のキタインドが大きなスポットが大胆に描かれるか、 それとも小さなスポットが数多く描かれるかのどちらかに収まるはずなのですが、 双方の特性が一体のカメの中に共存すると言う未だかつて無いミラクルが起こり、 この先の将来が楽しみ過ぎる極めて観賞価値の高いものへと出来上がりつつあります。 顔中を覆う極太のラインも明瞭なコントラストを楽しませてくれる、 全く以って隙の無いクオリティの高さには舌を巻くほどです。 最近見かけなくなってしまったかつてのポピュラー種との感動的再会、 それを祝うために用意されたとなればこれ以上の適役は考えられません。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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大小様々なジュエルを全身にあしらった水中を彩るスッポン界屈指の美麗種! 季節外れのちょうど良いタイミングでやって来たひょっとするとペアかもしれない安心サイズです、 キタインドハコスッポンが入荷しました。 野生動物とは本来、人類とは関係のないところで暮らしながら命を繋ぐもので、 時に干渉することがあっても生命の根源を脅かす重大な問題にはならないでしょう。 しかしその秩序は人の手によって破られ、 例えば綺麗な毛皮に魅せられてその対象となる動物の棲息数を減らしてしまうなど、 時代が進めばその程度はますます深刻になっていくものです。 簡潔にまとめるならば人間が美しいと感じるものは得てして標的になりがちで、 私たちの認識の中では美しさと稀少性が比例するように結び付いてしまう、 つまり美しいものは珍しく珍しいものは美しいという相互関係ができあがっていくのかもしれません。 この話を歪んだまま捉えてしまうとさほど美しくないものが珍しさのために美しく見えてしまう、 そんなおかしな現象も起きかねませんが、 その裏で珍しさが価値を付加することなく真の美しさを貫き通すものも存在しています。 ハコスッポンとはやはりその珍奇な名前が一番に注目を浴びますが、 実際にはスッポンが箱になることへの期待度は薄いのではないかと思われ、 それ以上に光るものがあればそちらを褒めてやるべきでしょう。 本種の場合は何と言ってもその煌びやかなイエロースポットが最大の特徴であり、 これはいわゆる幼体斑や警戒色ではなく生涯残るときていますから見事なものです。 小さな頃はぽつぽつとドット状だったのが大きくなるに連れて斑のように広がり、 まるで地球儀に浮かぶ小島のようにひとりひとり違う個性を背中いっぱいに描き出します。 箱になれるという無用な安心感からか並のスッポンに比べ攻撃性は格段に低く、 手に持っても暴れて噛み付こうとすることはほぼありませんし、 きちんと可愛がってあげれば餌をねだりにこちらへ泳ぎ寄ってくるほど。 顔付きや体付きもふっくらしているため柔和な印象を受け、 バクのような表情はある種の癒し系やゆるキャラに例えることもできます。 毎年夏になると風物詩のように現れる人気種ですが、 今回はおよそ半年ほど経過した飼い込み個体がやって来ました。 甲羅の縁が反り返ったり全体が扁平になるなどのトラブルも一切なく、 大切に育てられてきたことが一目でわかる完成度の高さは流石です。 二匹以上揃うとつい考えてしまうのが性別について、 片方は甲羅が細く 片方は幅広く、 尾の付け根の湾入にも開き方の違いが見られます。 このサイズになれば低温に対してもそれほどシビアになることはありませんので、 水槽にたっぷりと水を張ってお迎え下さい。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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背面いっぱいに描かれた壮大な世界観はまさに小宇宙! とにかくスポットの数とその細かさに全精力を注いだセレクト美個体、キタインドハコスッポンが入荷しました。 スッポンとはカメ全体の中の一グループに過ぎませんが、 日本ではカメとスッポンがそれぞれ独立した関係であると考えられているようで、 ミドリガメやイシガメなどよく知られたものを見せれば必ずカメとして認識されますが、 例えばナガクビガメを見せるとかなり高い確率でこれはスッポンですか、 と聞かれてしまうほど日本人にとっては知っているようで知らない、 しかしどこかで気にはされている、そんな存在なのかもしれません。 この話から分かるように、甲羅の表面が硬いか柔らかいかという最重要事項はもはやどうでも良いことであるらしく、 分かりやすいものに対してはカメ、未知なるカメらしき生物に対してはスッポンと呼び分けられているような気がします。 それではカメをわざわざ好き好んで飼育している人々の間で、スッポンとはどのようなキャラクターなのでしょうか。 やはりカメ離れしているという認識は一般層と変わりないようですが、 ニホンスッポンを筆頭に大まかな形が似てしまっていることから、 飼育対象としてはいまいち選ばれ難いという感じも否めません。 しかしここにいるハコスッポンこそスッポン界の革命児、独特の扱い辛さを解消した人気の高い仲間です。 何故箱になるのか、他のカメの場合は身を守るためという明解な理由が考えられるのですが、 防御力の欠片もないこの甲羅にいくら収まった所でお気の毒としか言いようがありません。 それでも本人は中に隠れさえすれば大丈夫と思っているようで、人の手によって掴まれ弄ばれても全く噛み付こうとせず、 水中でも砂に潜るどころか餌欲しさに泳ぎ回る姿を観察することができます。 この大いなる勘違いのお陰で陰気かつ攻撃的というマイナスイメージは一切なく、 従来のスッポン像とは真逆の性質を持っているとさえ言えるでしょう。 今回やって来たのはよく見るベビーから幾分育った安心サイズの一匹。 注意して観察すると意外なバリエーションの豊富さに驚かされますが、 この個体が目指すテーマはあのポルカドットスティングレイ。 絶対条件としては地色が必ず黒であるということ、そうでなければせっかくの模様が映えなくなってしまうからです。 そして最も重要なイエロースポットは、ほぼ全てが独立したドットになっているということ。 逆に大柄のタイプも美しさという点では評価の高い傾向にありますが、 何しろポルカドットになってもらわなければ困りますので、模様が癒着して乱れたライン状にならず、 このように小さな星々がひとつでも多く輝いているようなタイプの方が都合が良いのです。 現時点でかなり綺麗なフォルムを確認することができますから、 今後も引き続き順調に成長していくことでしょう。 しっかり日焼けして全体のコントラストが明瞭になれば更に見違えると思いますので、 まもなく訪れる屋外飼育の時期が待ち遠しいです。 |
キタインドハコスッポン (S) Lissemys p. andersoni |
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コンスタントにベビーがやってきますが育ったサイズの流通は稀です、 キタインドハコスッポンの入荷です。アンダーソニーの呼び名で昔から親しまれていますが、 同じ仲間のミナミインドやビルマは殆ど見かけなくなってしまい寂しい限りです。 腹甲を閉じる事のできるスッポンはアジアではハコスッポンですが、 これがアフリカにいくとフタスッポンと名前を変えます。 スッポンと聞くと雷が鳴っても離さないと言われる様に荒いイメージがあります。 甲板を欠くために攻撃的になるのも仕方のない事なのでしょうが、 甲羅に蓋のできる種類は気持ち程度に自分を守る事ができるからでしょうか、 比較的温和な性質で人懐っこい特徴があります。また伸び伸びと遊泳する姿も見かけやすく飼ってて面白いです。 今回は安心サイズでお勧めの個体です。 |
キタインドハコスッポン (♂) Lissemys p. andersoni |
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探してみるといそうでいない意外と貴重なアダルトサイズ! 水中を漂う様はまるで浮遊する宇宙船の如く壮大なスケール感です、 キタインドハコスッポン・オスが入荷しました。 このスッポンは夏の風物詩として年に一度輸入されてくるのですが、 必ずと言って良いほど水羊羹のようなベビーサイズであると相場は決まっています。 どうやら現地では定期的な繁殖に成功しているのか、 春先に産み落とされた卵がハッチして数週間の内に国外へ輸出されるため、 日本へは夏の初めに季節の便りとして届けられるという仕組みです。 なのでしっかりと成熟し終えた時の最終的な姿は図鑑以外ではなかなかお目にかかることができず、 写真を見ながら散々説明を聞いてもなかなかイメージが沸き難いかもしれません。 基本的な性質としていわゆるスッポンに特有の隠棲傾向はほぼ全く見られず、 むしろ反対に水槽内を意気揚揚と活発に泳ぎ回る様には見応えを感じることができると思います。 幼体時の鮮やかなカラーリングは警戒色であるとも考えられますが、嬉しいことに成長に連れて消失することはなく、 じんわりと馴染みながら綺麗に残っていくので一生涯その美しさを楽しむことができると言えるでしょう。 スッポンを扱う上で最も悩ましい問題はそれが非常に凶暴で手を触れるのも憚られる所にあるのですが、 何故かハコスッポンの仲間は精神的な余裕を備えているのか、 手に持たれて少々暴れはしても口を開けることはまず心配なく、飼い主を選ばないという点も評価が高いです。 おまけによく人に慣れ呼んでもないのに近寄ってきたり、 ヒーターを一本入れてきちんと陸場を設ければ肌荒れなどのトラブルも起き難いため、 スッポンの入門種として相応しいとも言われています。 まさか国内繁殖まで狙っている方は誰もいないか、 もしくは極めて少人数のマニアが秘かにチャンスを伺っているのかもしれませんが、 今回はそんな万が一の事態に備えて珍しい大型個体をご紹介します。 当たり前のことを言うようですが、 ベビーでしかやって来ないものは誰かが育てなければ大きなサイズで入手することはできませんし、 一度人工飼料に餌付いてしまえば成長期にはグングン伸びてくれるものの、 実際には20cm到達ともなると数年の期間を要することは想像に難くありません。 厚みの出やすい種類なので小さい頃とは全く違う迫力と、 ハコフグに甲羅を背負わせたような独特の風貌は他種にない実にコミカルな魅力です。 この個体は模様がかなり大柄なのでしっかりと目立ち良い味を出してくれています、 水を深く張れば張っただけ大喜びで泳いでくれますのでいきなり広い水槽に飛び込んでもらいましょう。 |
キタインドハコスッポン (アルビノ) Lissemys p. andersoni "var" |
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この巨体から放たれるダイナミックな神々しさは両手で押さえても抑え切れません! たとえノーマル個体に置き換えたとしてもまず巡り合うことのない巨漢に脱帽です、 お客様委託のアルビノキタインドハコスッポンが入荷しました。 スッポンと言えば日本人なら誰もが知るカメの仲間ですが、 世間ではカメとは異なる一種の独立した生き物として捉えられているような気がします。 シュノーケルのように長く伸びた鼻、同じく気味が悪いほどに長く伸びる首、 そして何より甲板を持たないというカメ離れした容姿がそう思わせてしまうのでしょう。 ことホビーの世界においてもスッポンは少なからず特殊な存在として成り立っており、 ミズガメフリークの間でもスッポンマニアと名乗れば、その物珍しさから一目置かれるような傾向さえ伺えます。 というのも変わっているのは見た目だけではなく、飼育にはスッポンに向けた少々異なるスキルを要することや、 大型化する種類が殆どでなおかつ取り扱いが難しいなど、 いざ飼い始めようと意気込んでも敷居の高さを感じざるを得ないのが現実です。 しかしここ数年で一気に注目を浴びつつあるハコスッポンという仲間、これこそスッポンの皮を被ったミズガメ、 と言うよりはミズガメの皮を剥いだスッポンと言うべきでしょうか。 スッポンのイメージ、それは隠棲的かつ攻撃的で巨大になるというのが強いと思いますが、 ハコスッポンは至って陽気に水槽内をグイグイ遊泳し、手に取っても噛み付くどころか口を開ける素振りすら見せず、 最大サイズも20cmそこそこと扱いやすいため、普通の水棲ガメ感覚で楽しむことができるまさに革命児。 近年ではベビーサイズを中心に原種がよく出回るようになり評判を集めています。 しかし今回やって来たのは豪華なアルビノ、それも非常に珍しい大型個体という貴重な一匹。 まずはその成長具合、ふちの反りも一切無ければしっかりと出た全体の厚みが飼育者の腕の光るポイントです。 同じ色彩変異でもパターンレス系統のものは時折見かけますが、 模様があってのキタインドですからこの色変わりはある意味正解かもしれません。 そしてこのボリューム、ノーマルでさえしっかり育て上げられたものの放出は滅多にないだけに、 その色合いと併せてじわじわと襲い来る荘厳なオーラに水槽の前で立ち尽くしてしまいました。 せっかくの美貌も底に沈みっぱなしでは面白味に欠けてしまいますが、そこはハコスッポン、 終始泳ぎ回りその真価を惜しみなく振りまいてくれます。 性別についてはかなり特殊で判別が困難なため不明としましたが、 湾入の形状からメスのような気がします。 ただ泳がせているだけで金運がアップしそうなほどの有難さに満ち溢れています、 とても優秀な看板スッポンとなりそうです。 |
ミナミインドハコスッポン (M) Lissemys p. punctata |
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ツルンと盛り上がったドーム状の甲羅にチラリと光るオパール調の輝きが実にロマンチック! パターンレスの肉厚なボディが一体何処まで肥大するのかその行く末を見届けたい、 ミナミインドハコスッポンが入荷しました。 ハコスッポンと聞けば真っ先に思い浮かぶのが黄斑の散りばめられたあの姿、 そう、皆が知るところのアンダーソニーことキタインドが有名でしょう。 ここ数年は毎年夏になると幼体がコンスタントに輸入されていたため、 北米はフロリダスッポンやお隣中国のシナスッポンなどと同じく、 まるで常日頃から見かける一般種のような印象さえ抱いていた方も少なくないと思います。 しかしながら原産はインド亜大陸周辺地域、 この頃その辺りの水棲ガメが軒並みフェードアウトしつつある中で、 前述のアンダーソニーも昨年ぐらいから当たり前だったはずのあの光景を見なくなり、 全く以って油断のならない状況を迎える羽目になってしまいました。 そしてコレクターにとっては意識せざるを得ない他のハコスッポン、 とは言っても残るはミナミインドとビルマのふたつしかいないのですが、 当然これらについても流通自体がかなり絶望的な状態となっており、 それこそ昔は柄の無いハコスッポンなんてと高を括っていた訳ですが、 いざ手に入らなくなることを考え始めると気持ちが急いてしまうのは、 どなたも同じではないかと思います。 今回やって来たのはこんな個体が眠っていたのかと感極まる、 非常に良好な状態に整えられた心配ご無用の飼い込みグッドサイズ。 この手のスッポンは先行きが読めないこともあり少しの痩せにも過敏になりがちですが、 この個体は水量豊富なタンク内で他のスッポンやカメらと混泳させられていたそうで、 贅沢にもじわじわと成長し現状の大きさにまで到達したとのこと。 つまり体質はもちろんメンタル面でもタフである様子が窺え、 手に持つとやたらと暴れるものですから興奮のあまり撮影時には腹甲が赤らんでしまったほど。 現物をまじまじと見て感じたのは体表の艶、 これなら模様があろうがなかろうが全く別の魅力で勝負できると確信できました。 お腹の軟骨的な部分の形状を見るに、 よく似たビルマでは無くミナミインドと言う結論で良いでしょう。 スッポンコレクション、或いはインドのミズガメコレクションなどと称し、 協調性の良さを生かして他種とのコラボレーションを大いに楽しみたいところです。 |
ミナミインドハコスッポン
Lissemys p. punctata |
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久々のアダルトサイズのミナミインドハコスッポンです。ハコスッポンの仲間は他のスッポンに比べ 体に厚みがあり、少し変わった雰囲気があります。異なる点は雰囲気だけではなく、 他の種に比べよく泳ぎ回る所もまた特徴的です。和名の通り腹甲を見ると興味深い形状をしており、 特に後肢は弁状のフタになっています。やはり水底に身を隠す事もあるので、 床材は目の細かい砂が良いでしょう。人工飼料OKです。 |
ナイルスッポン (S) Trionyx triunguis |
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水陸合わせてもアフリカ大陸最大の体躯を誇り煌びやかな容姿にも定評のある星屑のナイル! お化けの卵としての底知れぬ迫力を早くも感じさせるアンバランスなボディに思わず痺れる、 ナイルスッポンが入荷しました。 ナイルパーチ、ナイルワニ、 世界最大級の河川の名を戴く野生動物の凄まじさが尋常で無いことはご承知の通りですが、 もちろんこのスッポンとて例外ではありません。 ウミガメを除けばアフリカに息衝くカメの仲間ではぶっちぎりのナンバーワンであり、 最後まで成長してしまえば生態ピラミッドにおける頂点捕食者として君臨していることでしょう。 私たちは超巨大スッポンがアジア圏にばかり棲息しているとしばしば思い込みがちですが、 突如刺客として現れた本種もアジアの軍勢に引けを取らない、 それどころか遠く離れた地域に暮らす驚異に対し畏敬の念すら抱くほどです。 幼体時はアメリカ系のスッポンを思わせる細長くシャープな顔付きで、 一見するとちっとも重みの無いスタイルにがっかりさせられそうになるのですが、 注目すべきはその不自然に薄くつくられた体付きと、 表から見ただけでは気が付き難い体の半分近くをも司る妙に幅広な後縁部のペラ。 冷静に考えれば甲長は既に十センチ近くまで到達しているにもかかわらず、 まるでしっかりとした骨格をつくり出そうとしないのは決してやる気が無い訳ではありません。 ここに化け物が化け物たる所以を垣間見たような気がして途端に嬉しくなってしまうのですが、 何処か頼りないこの雰囲気こそがいずれ発揮される爆発的成長力を暗示しており、 始めから大きめの水槽を奢ってやろうと言う気持ちにもさせてくれるのです。 今回やって来たのは長い付き合いになるであろうこのスッポンを、 生涯の友として迎え入れるにはこの上なくちょうど良いピカピカのスモールサイズ。 背甲はもちろん顔面や四肢など至る所に浮かび上がるスターダストに興奮しつつも、 一番気になるのは活きるエネルギーの度合いについてなのですが、 流石ナイルと言わんばかりに即行で人工飼料を呑み込んだのには安心しました。 暫くはひとまずの高水温と柔らかな水流、 そして慣れるに従いやや深めの水深と高栄養の食事メニューを守っていれば嫌でもスムーズに成長すること請け合いです。 心身共にダメージの殆ど見受けられない良質な個体を手に入れて、 数年後には誰もが振り返るとんでもない巨大生物を召喚しましょう。 |
ナイルスッポン (S) Trionyx triunguis |
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アフリカ大陸最大のお化けスッポンを一番欲しかった家庭用サイズから育て始めましょう! ペラペラの輸入直後では無くいきなりガツンとボリューミーでも無い大変お手頃な、 ナイルスッポンが入荷しました。 何しろ世界最長級の河川として名高いエリアなのですから、 その自然に育まれた訳の分からない規格外の生物がうようよしていて当然のような気もしますが、 オオトカゲにしてもワニにしてもナイルと名の付く種類はいくらか知られており、 そのどれもがやたらと大きく成長すると言うのですから大したものです。 ことスッポンの世界にクローズアップしてみても全体的に中型から大型であり、 地域毎に見てみると北米にはフロリダが、東南アジアにはインドシナやコガシラが、 インド周辺にはミヤビなどがそれぞれボスキャラとして君臨しており、 もちろんアフリカ出身の本種とて彼らに負けず劣らずのダイナミックさを備えています。 一般にナイルスッポンの値打ちはその繊細かつ麗しいスポット状の模様にあると考えられていますが、 正直野生個体の写真を見れば見るほどそんな気持ちが段々と消え失せていくような衝撃に襲われ、 興味関心の矛先が色合いから大きさへシフトしてしまうのは私だけでは無いと思います。 もちろん従来の慣例に倣い色柄の美しさを愛でるも良し、 怪獣とニアイコールなナイル川の主をお手元で手懐けるも良し、 いずれにしても末永くじっくりとその味わいを堪能できること請け合いです。 今回やって来たのは見た目の大きさから体全体の厚みに至るまで、 全てが程良くまとまったスタートにはうってつけの安心サイズ。 悲しいかな大型種であるが故に幼体時は小顔でぶかぶかの甲羅がアンバランスで、 生八つ橋のようにデリケートな質感には余計にハラハラさせられますが、 10センチを超えた辺りではペラを指で摘まみ上げても十分な安定感があり、 広めで深めのタンクへ投入することに対しても躊躇いが生じません。 話は戻りますがワイルドのように巨頭で細長い体型へと見違えるのは一体どのタイミングなのでしょうか、 いつまで経っても円形であり続ける幅広なシルエットが遂に失われ、 黒々と日焼けし真の意味で体中の斑紋が浮き上がって来た瞬間こそが、 ナイルスッポンを育てていて良かったと心の底から実感できるベストタイミングなのかもしれません。 |
ナイルスッポン (M) Trionyx triunguis |
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夜空に浮かぶ星々が輝いています! ベビーからの完全な脱却を果たした飼い込み安心サイズ、ナイルスッポンが入荷しました。 こんな芸当ができるのはナイルぐらいかもしれません。 頭や甲羅のみならず鼻先や足先にまで所構わず浮かび上がった特徴的なスポット模様は成長に連れて鮮やかさを増し、 この大きさにしてようやくアイデンティティを発揮し始めてきました。 その幻想的な色合いと言い、小振りな頭部が見せるすっきりとしたフォルムと言い、 このスッポンが持つ要素の全てがどこまでもエレガントな雰囲気を醸しています。 フルサイズというのはさすがに見たことがありませんが、 大きくなればなるだけそれはそれは気品と共に強大な迫力を見せつけるのでしょう。 しかしいつまでもお高く止まっている訳にはいかず、 お食事の時間になると欲望を露わにし人工飼料にも下品なまでに食らい付いてくれました。 これまでの成長過程で甲羅の後ろが少し反ってしまったようですが、 未だ折り返し地点にも辿り着かぬ大型種、今後の付き合い方でいくらでも挽回できそうです。 まだこの大きさですので性別は不明としましたが、 現時点で言えるのは尻尾が物凄く小さいということ。 屋内メインで管理されていたのでしょう、 淡くぼんやりと色抜けした姿もなかなかさまになっていますのでこの路線で突き進むも良し、 またしっかりと日に当てて隠れたスポットを出現させ楽しむも良し、 お好みのナイル像を描きながらじっくりゆっくり仕上げていきましょう。 |
ワニガメ (マイクロチップ挿入済) Macroclemys temmincki |
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その風貌は禍々しさと凶暴さを物語ります。しかしそのかっこよさはとインパクトの強さは、 他のどんなカメにも負けません。いいサイズに育ったワニガメです。法律の改正で なかなかご紹介できませんでしたが、今回マイクロチップをインプラントした為、 満を持してのご紹介です。長期飼い込み個体なので、飼育に関して特に問題はありません。 特に餌は、人工飼料からザリガニまで何にでも襲い掛かります。危険動物の資格を持ってる方に。 ※ID番号392148000018943 |
ミヤビスッポン (S) Nilssonia formosa |
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もう再び出会うことは叶わないと思っていたビルマの至宝が念願のリバイバル! 色柄やスタイリングを考えると他のスッポンでは到底我慢なりません、ミヤビスッポンが入荷しました。 いくつもの少数民族により成り立つ多民族国家として知られるミャンマー連邦共和国、 当国を主な棲息地とするカメもいくらか知られていますが、 近頃話題に上るビルマホシガメを筆頭にビルマコガシラスッポン、ワモンメダマガメ、 ビルマセタカガメ、そしてヒラタヤマガメなど続々と稀少種が名を連ね、 一体この国のカメ情勢はどうなっているのかと心配になるほど。 本種もまたミャンマーに固有分布する一属一種のスッポンで、 名前自体はそれなりに知られているような気がするものの、 実際に日本へ輸入されたのは恐らく数えるほどしかないであろう珍種です。 お隣のAspideretes属もよく似た仲間で背面の孔雀模様が特徴的ですが、両属の共通点はそれだけではありません。 殆どの種類において成長に連れ幼体時の鮮やかさが失われてしまいがちなスッポンにおいて、 飼育対象を選ぶ際に重要になるのはずばりシルエット。 うわべだけの印象にとらわれない本質を見抜く眼を養えば、 国や地域毎に異なった世界中に発展するスッポンの中から自分の好みに合った一種類を見つけられるはずです。 これらに期待するのは幅のしっかりとある大きな頭部にぷっくりと膨れた分厚いリップ、 そしてちょっと間抜けな太短い鼻先。 成長に連れてその真価を徐々に発揮していく各部位の特徴は他種には真似することのできない迫力を生み出し、 実寸甲長よりも体を大きく見せてくれることが高評価に繋がり易いのでしょう。 下唇が左右に分断しているというのもなかなか気味が悪く、 運命を左右する要は細部に宿るということを教えてくれます。 こうして私は今目の前にミヤビを泳がせながら解説している訳ですが、夢か幻か、 二度と新たな野生個体が手元に舞い戻ってくることはないと諦めかけていた矢先の出来事でしたから たったひとりで興奮しているという有り様で、ガンジス、クジャク、クロ、 それらCITEST類の群れに囲まれながら生き延びてきたリースとミヤビも遂にU類に掲載されることが決定し、 もうインドスッポンの類に未来はないと途方に暮れていましたが、 今では言葉にならないほどの感動を噛み締め喜びに浸り切っています。 しかも背中に映える極めて明瞭な目玉模様、 頭の周辺にべったりと発色したオレンジ、 そして何よりも殆どスレや傷のない状態で到着してくれたことにこの上なく感謝し、 後頭部や下半身にもひやっとさせるような痩せは全く見られず総じてプルプルでしたから、 ひとまず少量の生餌を与えながら休息の時を過ごして頂いている状況です。 本当は個体のクオリティなどとやかく言っていられない状況のはずが最高の一匹と巡り会えました、 迷わずお早めにどうぞ。 |
ミヤビスッポン (S) Nilssonia formosa |
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今便の全ミヤビ中お肌の程度が最も良好な私自身も把握していなかった本当の隠し玉! 最高のスッポンとは一体何なのか、 考え抜いた末に辿り着く答えのひとつがこのミヤビスッポンです。 カメを飼育したいと思い立った時、 いわゆる普通のカメとスッポンとでは随分見方が変わってくると思います。 まさか自分がスッポンを飼おうなどと考えもしなかった場合、 それらは消去法でいきなり切り捨てられてしまうでしょうし、 反対に初めから絶対にスッポンが良いと鼻息も荒く決め付けているような方は、 もはや視界の全てがスッポンで埋め尽くされているに違いありません。 世界中にその名を轟かすスッポンの仲間、 英語ではソフトシェルと呼ばれており南米とオーストラリアを除く各大陸に広く繁栄していますが、 細かな特徴は棲息するエリアによっておおよそ定まってきます。 鼻先の長い小顔が印象的な北米、大型種ナイルと変わり種フタスッポンがひしめくアフリカ、 この辺りがお好みであれば話は早いのですが厄介なのはアジア系。 とにかく数の多さに危うく泥沼へはまりそうになるのですが、 グループ分けと現実的に入手できるのか否かを冷静に考えれば大丈夫です。 ハコスッポンが良ければ迷わずそちらへ行って下さい、 コガシラやマルが良ければ餌とサイズの問題に覚悟を決めて下さい、 ただしそれらを除いた中にスッポンらしいスッポンが埋もれていることも決して忘れないで下さい。 目立った特徴として取り上げたいのはやはりその大きな頭、 ニホンスッポンでは追い付かないその存在感には目を見張るものがありますが、 そうしたフォルムを持つ種類も今や極僅かとなってしまいました。 先日のCITES会議でリース、ヒラタ、そしてこのミヤビがU類に掲載されることになり、 ペットトレードの現状を考えるといつまで経ってもスッポンブームなど来やしない訳ですから、 真の愛好家にとっては辛い現実を突き付けられる結果であり、 いくら図鑑をめくっても虚しくなるばかりで寂しさが募る一方です。 本日ご紹介するのは先日もこの場に登場したばかりのミヤビですが、 その後何人もの方からお問い合わせやリクエストを頂戴したため、 ダメ元で続便を期待していた所その矢先に舞い込んできたラッキー個体。 個人所有物として暫しの間眠っていただけに擦れの程度が今までのものと比べて格段に良好で、 特に鼻先と下顎のノーダメージっぷりは拍手喝采の一言。 正直、別で上半身の各部位がボロボロの個体を管理しているのですが特に顔のパーツは回復が遅く、 初期状態が命とされるだけにそこは死活問題です。 甲羅の部分的な軽いめくれは知らぬ間に治るレベルなので、 この先の長い付き合いを踏まえて仕上げ甲斐のある一匹を選び抜きましょう。 育てた分だけ飼い主を満足させてくれること間違いなしの素晴らしい銘スッポンを今の内に入手して下さい。 |
ミヤビスッポン
Nilssonia formosa |
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1属1種のミヤビスッポンです。このサイズになれば落ちる心配はないでしょう。 長期飼い込み個体で配合飼料等何でも食べます。スッポンのお茶目な動きに癒されて下さい。 |
ミヤビスッポン (M) Nilssonia formosa |
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私事で恐縮ですが個人的にはスッポン界最高峰のひとつに数えられる一属一種の銘種! 少なくともこの先十年間は巡り合えないと考えた方が良いほど運命的な再会を果たした奇跡の三年飼い込み個体、 ミヤビスッポンが入荷しました。 その和名から強烈な日本風の香りが漂うミャンマーの稀少種は、 背部に二、ないしは三対の大きな目玉模様が描かれることがその名の由来であると言い伝えられていますが、 本当の雅な姿とは成熟したのちに初めて味わえるものなのかもしれません。 予め申し上げておきたいのはその柄が成長に連れて次第に薄れ細分化し、 最終的には背甲全体が微細なドットで埋め尽くされると言うこれまた美麗なデザインへと変化することで、 本種が持つ真の魅力に迫るのならばその最終形態に対し改めて雅であると評するべきだと思います。 しかしながら世のスッポンマニアが何故ミヤビにそれほど心酔してしまうのか、 先に述べた派手な容姿は丸っきり関係無いと切り捨てるつもりは毛頭ありませんが、 結局のところ他種に比べ極端に肥大した頭部が描き出すシルエットの素晴らしさを知っているからに他ならないでしょう。 それと同時に太短く伸びた鼻先の逞しさ、 厚ぼったい唇が魅せるこってりとした面立ち、 後頭部がパンとはれ上がったように肥大した特異なフォルムなど、 全てがチャーミングでありそれでいて痺れるほどの格好良さを演出し、 他のスッポンでは容易に真似できないダイナミズムが甲長のみならず全身で表現されているからなのです。 今回やって来たのはおよそ三年前に輸入されたきり表舞台より姿を消してしまったはずが、 国内で密かにコツコツと育てられていたミドルサイズの素敵過ぎる一匹。 何が嬉しいのかと言えば元々流通量が少ない上に2013年にはCITESU類への掲載が決定し、 いよいよ新たな入手は絶望的かと諦めムードが漂う中での掘り出し物でしたから、 少なくとも私にとってこの興奮は並大抵のものでは無いことをはっきりとお伝えしておきます。 背中の眼状斑こそやや褪せた印象ですが今後の日照条件や水質などでいくらかの修復も不可能では無く、 そんなことよりも人工飼料をひたすら食べまくる最上級の安心感を改めて噛み締めると共に、 過去に当店で取り扱っていたお化けミヤビのような巨体を目指して奮闘すべきだと強く感じました。 これを逃すと二度とお目にかかれなくなる気がしてならない、 しつこいようですが本当はあまり手放したくない渾身のお宝です。 |
ミヤビスッポン (超特大サイズ) Nilssonia formosa |
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で、出たー! 最近姿を見ないと思ったらお化けになって再び現れました、 超巨大ミヤビスッポンの入荷です。 今となってはその名を知る人も少なくなってきているでしょうか、 背中に4つの大きな目玉模様があるスッポンとして昔から有名な稀少種。 外国のカメに対してガチガチの日本語である雅の名を用いたのは決して誤りではありません、 それに恥じぬ煌びやかな外観はまるでアジアの宗教美術を思わせる美しさで、 お洒落だなんて軽薄な言葉では失礼にあたりそうなやんごとない雰囲気すらをも漂わせています。 元々流通量の決して多くない種だっただけに、 スッポン全般において見かける機会が少なくなっている現状での入荷はほぼ皆無と言って良いほど。 しかし今回、国内のマニア宅でおよそ10年間寝かしに寝かされた仰天の一匹がここにやってきました。 まず話に聞いて驚いた45cmもある甲長、 そしてふたを開けてみればそこにはリアルモンスターが静かに鎮座しているという始末。 どうでしょう、なるべくこの迫力をお伝えしようと撮影してみましたがお分かり頂けるでしょうか。 アメリカ系のスッポンには無い大きな頭部、どこもかしこも肉厚でジューシーな肉体、 撮影中何度か噛み付かれそうになりながら体当たりで挑みました。 続いて細部に目を移すと、背中の眼状模様が消えるなんてことは既に承知の上、 頭部のドット模様はしっかりと残る所か更に味わいを増し、 背中の細かい豹柄は見ている間もなく吸い込まれてしまいそうで、 完全に油断していたせいで度肝を抜かれました。 まさに生ける伝説、こんな出物は国内で探してもまず見つかりませんし育てて下さいと言われても無理です。 性別はメスで良いと思うのですが、 ものが大き過ぎてよく分かりませんでした。 今の時期なら発送も可能です、千載一遇のこのチャンスをお見逃し無く。 |
イボクビスッポン (ベビー) Palea steindachneri |
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名前だけならそれなりに有名な中華系スッポンの隠れキャラが数年振りに再来日! 改めてじっと観察してみるとまだまだ私たちの知らない個性や特徴を秘めているような気がします、 イボクビスッポンが入荷しました。 和名は二通りありもう一方の呼び方はコブクビスッポン、 成熟の証として首筋に大小の突起物が並ぶことを指したネーミングのようですが、 今までにイボかコブかで論争が起きた形跡はこれっぽっちも無さそうですし、 正直どちらでも良いと言うのが大衆の本音ではないでしょうか。 以前は国内にも確かに流通した記録があり写真もはっきりと残っているため、 それなりに種数の盛り込まれた図鑑には必ずと言って良いほど掲載されているのですが、 ここ最近で実際に販売されている場面に立ち会う機会はほぼ皆無。 社会的にそれほど存在価値が明確になっていないカメの、 しかも名付けについて話が膨らむというのはもはや奇跡に近い出来事ですから、 如何にこのスッポンが人目に付かない隅の方へ追いやられてしまったかが分かります。 近年の流通事情を見ると、ある種のブームに乗って特定の種類に評判が集中する傾向にあり、 昔のようにメジャーマイナー問わずやたらと色々なものを飼ってみるという思考も随分と薄れ、 陰に隠れたまま再び日の目を見る機会が与えられ難くなっているように感じます。 それは人々が興味の対象に分かり易いものを選ぶようになってきたのと、 売り手側も人気度の高さに乗じて集中的に扱ってしまうという悪循環の生み出した結果であり、 互いに互いの可能性を狭め取り返しのつかない状態になりつつあります。 誰も知らないマニアックな部類にこそ新たな希望を見出し、 世間体を気にせず人もカメも個性を大切にしていきたいものです。 今回やって来たのはその名を聞いただけで鳥肌が立ちそうなほどご無沙汰だった、 俄かに注目を浴び始めているアジア系スッポンの一派。 幼体時の見かけこそ日本のスッポンにもよく似ていますが、 実はインドシナなど夢の大型種に次ぐ高いポテンシャルを持ち、 現地では文献に記された最大甲長以上の個体が水揚げされた例もあるそうで、 巨大スッポンがお好きな方、スッポンを大きく育てたいという方にとっては絶対に見逃せません。 アメリカンのように鼻先がスラッと長く、それでいてアジアンらしく頭の幅も出てくる、 これまで入手の容易だった仲間たちとは異なる趣きがあります。 ベビーという現状のサイズにハラハラしてしまいがちですが、 そんな予想に反していきなり人工飼料や乾燥エビに餌付くという嬉しいポイントもまた、 背中を押してくれる良いきっかけになるのではないでしょうか。 明暗の個体差を見比べながら、近頃低迷気味と言われるスッポン熱を再び取り戻しましょう。 |
ハナマルスッポン (S) Pelochelys bibroni |
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最近ベビーがちょこちょこ入ってる様ですが、ここまで育ったサイズはなかなか見ません。ハナマルスッポンのSサイズの入荷です。 甲長が15.5cmあってもこの種ではSサイズです。うちわ程度の大きさならまだ可愛いもの、最大では1mを超えてしまうという 怪物スッポンの1種です。成長が遅いのか大型個体をあまり見ないのも本種の謎な部分です。 目立った傷は無く、目の細かい砂を厚く敷いた水槽に入れると、そそくさと砂に潜り落ち着いています。 餌は川魚を食べているので、魚漬けにしてモンスター級まで育て上げて下さい。 |
ハナガラマルスッポン (L) Pelochelys bibroni |
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実寸甲長30センチと馬鹿が付くほどでっかく模様のクオリティについても申し分無い最上の一匹! チタラ無き今注目を浴びて然るべきビブロンが素晴らしい着状態にて降臨、 ハナガラマルスッポンが入荷しました。 誰が呼んだかスッポン道、 体裁だけはカメの枠に収まっているものの明らかにカメとは似て非なるその生物は、 やはりペットとして扱われる際にも飼い手を選ぶ、 その道を極めんとするのならばまさしく修行のような険しいものとなるに違いありません。 ごく一般的なニホンスッポンやその近縁種であればさほど苦労は無いかもしれませんが、 突っ込めば突っ込むほど見えてくるディープな世界においてはもはや生半可な情報など役に立たず、 中には最大サイズが如何ほどのものなのか謎に包まれたような種類まで潜んでいるのです。 その代表がコガシラとマルの二大巨頭、 名前を聞いただけでは禍々しい雰囲気の欠片も感じられないと思いますが、 小頭と言ってもそれは桁外れに巨大な甲羅と比較してのことですし、 丸と言われただけでまさか座布団よりも大きな円を描くとは想像に及ばないでしょう。 ひょっとすると一メートルを超えてしまうかもしれないと言う、 大海原でのびのびと泳ぎ回るあのウミガメをも上回る恐れについては、 基礎知識として頭に叩き込んでおくべきだと思いますが、 それに臆する所かむしろ挑んでやろうと言う実に非常識な発想に至る人にとっては、 これほどまでにうってつけの面白いカメも他に見当たらないのです。 今回やって来たのは輸入状態があまりにも良過ぎるため、 ここへ掲載することを数週間躊躇った過去最高と謳われし特大ハナマルスッポン。 便宜上ラージサイズと表記しましたが本種にしてはまだまだひよっこ、 ただし直接インポートされたことを思えば十分過ぎる大きさであり、 正直手放すのが惜しいほどのスーパーグッドコンディションです。 輸出時にはパッキングなどに相当気を遣われたのか、 甲羅の破れや肌の擦れは殆ど無く体全体が肉厚でしっかりとしており、 本体の身とペラペラ部分の境目が段付きになってしまうような症状もありません。 さっと白砂を敷いた水槽にドボンと投入し、 数日間放置しただけで何気なく金魚を放り投げて置いたらもういなくなってしまいました。 哀しいことにCITEST類へと昇格してしまったチタラチタラを連想させる、 背面の花柄は水中で見ると写真よりもずっと綺麗で見栄えがします。 これぞ一生もの、後にも先にも考えられない素晴らし過ぎる御大です。 |
マルスッポン
Pelochelys cantorii |
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委託者様の意向で価格を下げての再掲載です。最近特に見かけなくなり、探している方もいらっしゃると 思います。カントールマルスッポンです。実際手に持ってみると結構なボリュームですが、 甲長1mなど軽く超えてしまう本種では、まだまだヤングサイズにも満たないでしょう。 背甲後縁部が異常に伸びた、不思議な体型。地中に隠れやすくする為でしょうか。 今回委託個体の為、かなり状態良く飼い込まれており、肌の艶も、餌食いもかなり良いです。 |
シナスッポン (アルビノ) Pelodiscus sinensis "var" |
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透き通る半透明の肌はアルビノならでは! 当店久しぶりのスッポンです、アルビノシナスッポンのベビーが入荷しました。 カメ類のアルビノは総じて高価なものが多く、 沢山のミューテーションを抱えるアカミミガメでもベーシックなアルビノですらそこまで安価とはいきません。 しかしそこはスッポン、元は希少だったのでしょうが養殖されているだけあって 可愛いベビーが毎年見られる様になり価格もお手頃になりました。 原色がほぼ無地の土色なので色が抜けただけでその姿は一気に豹変し、肌色のすべすべとした、 赤ちゃんのようなみずみずしい素肌がより強調されています。 スッポンの持つ良い意味での生々しさとアルビノの組み合わせは最高で、 それらがお互いを際立てる相乗効果を生み出しているでしょう。 気になる視力ですが決して良い方ではないと思いますが、 Mazuriミズガメフードを与えると頭を振りながら餌のありかを探しあて、数分後には綺麗にたいらげています。 入荷当初は甲長2cm台でさすがにひ弱だったので、しっかり餌付き成長が確認できるまで店頭にて飼い込みました。 アダルトサイズでは美しさと迫力がベビーとは段違いですので、頑張って立派なスッポンに育て上げましょう。 |
ニホンスッポン (愛知県産) Pelodiscus sinensis |
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愛知県産のワイルド個体です。ロカリティのはっきりしている個体は少ないでしょう。 ワイルド個体にありがちの拒食も無く配合飼料を食べています。 床砂を敷いて飼養すれば皮膚病も出にくく良い感じです。 |
シナスッポン (大陸産) Pelodiscus sinensis |
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国産の個体が多く見られる中で、珍しく大陸産の入荷です。よく流通する種ですが、 個体差が大きく、まるで別種の様な印象を受ける時もあります。今回入荷したのは、 頭部に金のスポットが密に入るタイプで、煌びやかな美しさに溢れております。 最初は餌付きが心配な本種ですが、トリートメント済みで人工飼料も普通に食べます。 大陸産のメスをお持ちの方、この機会に種親として如何でしょうか? |
ニホンスッポン (愛知県東部産) Pelodiscus sinensis |
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ロカリティのはっきりした個体が多数入荷しました。愛知県東部産のニホンスッポンです。 本種も個体差の激しい種で、今回入荷した個体には目の横のラインや、首の裏の黄色いスポットが 目立ちます。いくつかの亜種に分ける説もあるようで、その場合P. s. japonicaとなります。 水槽内に泳がせたフナに興味津々です。Pr取り出来ます。 |
ニホンスッポン (愛知県西部産) Pelodiscus sinensis |
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デカイです。迫力です。オスでこのサイズは驚異的です、ニホンスッポンです。今回は ロカリティ付きで入荷しました。頭部・首筋・背甲に点在するイエローの微粒子が、 水中で光り輝いています。手に持っての撮影でしたが非常に辛く、重量感は見た目だけじゃない事が 分かります。同サイズならマルやコガシラにも負けません。観賞用にも繁殖用にもどうぞ。 |
シナスッポン (♀) Pelodiscus sinensis |
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ド派手なカラーリングです。 長期飼い込みのシナスッポン・メスの入荷です。 思わず目に飛び込んでくるその背甲の柄が非常に眩しく美しい個体で、なんと2年連続で無精卵を産んでいる優秀な種親候補です。 スポットが細かすぎて遠くから見ると全体が黄色く見えてしまう程の柄入りですから、生まれてくるベビーにも期待が持てます。 飼い込みですから餌食いには気を使う事はありません。分布は広く個体群によって最終サイズにも違いがあるようですが、 このサイズでもガンガン産んでいますのでもしかすると小さな個体群かもしれません。 綺麗なオスをお持ちの方はセレクティブブリーディングを目指して下さい。 |
シナスッポン (アルビノ・CBベビー) Pelodiscus sinensis "var" |
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チョコの中のカプセルから飛び出したようなシナスッポン「アルビノ」CBベビーが入荷しました。 染み一つ無いきれいな乳白色をしています。甲羅のエンペラから下の 足や尻尾が透けて見えるほど オモチャチックです。「スッポンのベビーは弱い」とお思いのお客様も多いと思いますが、床砂を敷き、 水温・気温を28〜30℃に保ち、軽く水流を付けてあげれば、スクスク育ち丈夫で長生きするカメです。 CB個体の例に漏れず、Mazuriミズガメフード・咲ひかり等の配合飼料を良く食べていて、おやつ程度に 冷凍アカムシ・小さなコオロギ等、餌を選ばず元気いっぱいでとても綺麗な個体です。 |
シナスッポン (アルビノ・M) Pelodiscus sinensis "var" |
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流通量の割に育った個体はあまり見かけない今季より屋外越冬も可能な予感のミドルサイズ! 飼い主の愛情を一身に受けてきたことが一目で分かる張りのある肌も要チェックです、 アルビノシナスッポンが入荷しました。 アルビノという言葉を耳にしただけで、何だか崇高で神秘的な雰囲気が感じられるような気がしますが、 生き物の種類によってはその状態が別段珍しくない場合も多々あります。 その最たる例として我々が普段お世話になっているハツカネズミはほぼ全てアルビノですし、 もちろんペット用のものでもウーパールーパーや一部の熱帯魚などは野生型とほぼ同じ確率で見かけることができます。 コーンスネークでもヒョウモントカゲモドキでも、 爬虫類の世界には日常的にアルビノが溢れているかのような感覚に陥りますが、 ことカメのアルビノと言えばなかなかお目にかかれない珍しさを保っており、 あのミドリガメですら色彩変異ともなればそれなりの価格帯で出回っています。 しかしながら同じカメの中でもスッポンについてはどうでしょうか、 こればかりは流石に養殖技術の賜物と言わざるを得ず、 ご存知の通り大変に敷居の低いごく手軽なアルビノのカメとして楽しまれているのです。 毎年シーズンになると百円から五百円玉ぐらいの小さなベビーを見かけるシナスッポンですが、 今回はそれから二年ほど経過しいくらか成長した片手いっぱいの安心サイズがやって来ました。 目が痛くなるほど大量に見かけることもある幼体の群れがその後どうなっているのかは分かりかねますが、 こうして日々掘り出し物を探していても大きくなればなるほどその稀少性は増し、 意外にも飼い切れなくなるケースはさほど多くはないようです。 もちろんせっかく育て始めた個体が安易に手放されるのは決して褒められたことではありませんが、 早く大きく育てたい、 と言うよりもむしろ初めから大きな状態から飼い始めたいと願う方にとっては嬉しい一匹だと思います。 スッポンを育てていて、またスッポンをきちんと大きく育てている方の話を聞いていると、 どうやら箱の容積が成長に関わっているような気がしてならず、 ひとまずこれぐらいのクラスであれば最低60センチ水槽が用意できれば問題ないでしょう。 飼育環境はあまり簡素にし過ぎず浮き島でも良いのできちんと陸場を設け、 バスキングライトを一灯セットできれば言うこと無し。 せっかく甲羅の反り返りや肌のトラブルなども無い美麗な個体ですから、 水を深く張って優雅に泳がせてやりましょう。 |
シナスッポン (アルビノ・♂) Pelodiscus sinensis "var" |
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その黄金色の輝きたるやまさに秘宝の如し! ベビーが安価に流通するカメでもこんな姿を見せられたら侮ることはできません、 20cmオーバーのアルビノシナスッポン・オスが入荷しました。 よくぞここまで育て上げられた、と賛美したくなる素晴らしい大型個体。 特別希少種ではないだけにその感動は意表をつかれた分余計に驚かされます。 アルビノなどの色彩変異が比較的出にくいとされるカメ類の中で例外的に毎年多くのベビーが出回る本種ですが、 チョコチョコ泳ぎ回る500円玉サイズのものは見慣れていても、 その割にアダルトまで育ったものはあまり見る事ができません。 大きくなる事でより深みを増したイエローの体色はゴールデンアルビノとでも呼びたくなるほどで、 その全貌はさすがに神々しさで満ち溢れています。写真ではやはりフラッシュの関係もあるのですが、 実物を見ても本当に輝いて見えるのがとても不思議。 こんな伝説の生き物みたいなカメが玄関先や部屋の一角に泳ぎ回っていたらさぞ楽しいでしょう。 スッポンの類は意外と綺麗に育てるのが難しく、 甲羅というか皮膚が反りかえってしまったり欠損があるものも少なくないのですが、 このオスは幸いにも見事なフォルムを実現しています。 元が元だけに寒さにも耐性がありますから飼育も容易です。 すっかり仕上がりつつあり迫力も段違いです、一家に一匹いかがでしょうか。 |
チュウゴクオオアタマガメ
Platysternon m. megacephalum |
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今やレア種の仲間入り。顔のラインも鮮やかなアジアのビッグヘッドです。ここ最近では 殆ど流通の無くなってしまった本種ですが、やっと待ち望んでいた入荷がありました。 ちょっと育った安心サイズで、配合をバリバリ食べる、赤ら顔が可愛らしい優秀個体です。 なめてかかるとその運動能力で容易に脱走されてしまうのでご用心。 |
チュウゴクオオアタマガメ
Platysternon m. megacephalum |
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まだ表情もあどけない、ベビーサイズから少し育ったオオアタマが入荷しました。 やはりこのサイズで来る個体は総じて綺麗で、キズも尾切れもありません。 人工飼料なども慣らせば普通に食べますが、ザリガニなどの活き餌を与えると、 その凄まじい運動神経で獲物を追って確実に仕留める様子が観察できます。 |
チュウゴクオオアタマガメ
Platysternon m. megacephalum |
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ピカピカで可愛いサイズのオオアタマです。頬のオレンジは色濃く発色し、 目の横のラインもくっきり出ています。その特徴的な長い尾も、先までしっかり。 厳しい猛暑が続いた日もそろそろ終わろうとしており、いよいよ本種の飼育シーズンの到来です。 このサイズから飼い込めば、日本の夏にも慣れるかもしれません。 |
チュウゴクオオアタマガメ (S) Platysternon m. megacephalum |
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本亜種を見るのは久しぶりです。近頃ご無沙汰なチュウゴクオオアタマガメの入荷です。 昔はオオアタマと言えばチュウゴクが一般的でしたが、最近ではタイやビルマを見かける事が多く逆に珍しくなってしまいました。 さすが一属一種だけあって他のカメには無い特徴的な外観で、 頭が大き過ぎて甲羅に収納できない為に、 まるで兜を被った様に硬くコーティングされた頭部はあまりにも特異。 暑さに弱い一面もありますが、風通しの良い場所でまめな換水を心がければ恐れる事はありません。 これからますます流通量が減っていく事でしょうから、今の内にコレクションの1匹に加えておきましょう。 |
チュウゴクオオアタマガメ (S) Platysternon m. megacephalum |
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大きな頭にゴツゴツとした手足が怪獣チック、アジアを代表する人気のカメです。 チュウゴクオオアタマガメの入荷です。このカメだけでオオアタマガメ属というひとつの属を形成する、 カメ類を見渡してもとても奇妙で変わった容姿を持つ本種。名前の通り頭が大きすぎて甲羅にしまえないので、 頭頂部はヘルメットを被った様に 硬く甲羅と同様にペリペリと脱皮でめくれます。嘘か真か、”木登りガメ”と呼ばれ 長く伸びた尾を使い木にぶら下がるという逸話もあり、 本種の運動能力の高さがよく表れています。高温に弱いというイメージがかなり強いですが、 幸い今の季節は涼しいですし小さな頃から飼っていればあまり問題になる事ではありません。 夏場でも屋内の風通しの良い所で水換えを怠らなければ十分な場合も。現在魚を与えていますが、 このサイズのオオアタマでは殆どが次第に人工飼料に難なく餌付いてくれますので時間の問題でしょう。 最近では状態の良いピカピカの個体が増えて嬉しい限りです。 |
チュウゴクオオアタマガメ (S) Platysternon m. megacephalum |
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大きな頭にゴツゴツとした手足が怪獣チック、アジアを代表する人気のカメです。 チュウゴクオオアタマガメの入荷です。このカメだけでオオアタマガメ属というひとつの属を形成する、 カメ類を見渡してもとても奇妙で変わった容姿を持つ本種。名前の通り頭が大きすぎて甲羅にしまえないので、 頭頂部はヘルメットを被った様に 硬く甲羅と同様にペリペリと脱皮でめくれます。嘘か真か、”木登りガメ”と呼ばれ 長く伸びた尾を使い木にぶら下がるという逸話もあり、 本種の運動能力の高さがよく表れています。高温に弱いというイメージがかなり強いですが、 幸い今の季節は涼しいですし小さな頃から飼っていればあまり問題になる事ではありません。 夏場でも屋内の風通しの良い所で水換えを怠らなければ十分な場合も。現在魚を与えていますが、 このサイズのオオアタマでは殆どが次第に人工飼料に難なく餌付いてくれますので時間の問題でしょう。 最近では状態の良いピカピカの個体が増えて嬉しい限りです。 |
チュウゴクオオアタマガメ (S) Platysternon m. megacephalum |
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怪獣系ミズガメ此処に在り! 輸入されてから一回り育っています、安心サイズのチュウゴクオオアタマガメが入荷しました。 アジアの清流に暮らす極めて変わった格好をした水棲ガメで、動物図鑑などでも紹介されている ”頭が大き過ぎて甲羅に収まらないので頭を甲羅みたいに硬くしてみました”というエピソードは有名です。 この特徴的な頭は生まれた時から既に完成型で、 甲羅のように硬質で甲羅のように脱皮もするという見上げた徹底ぶり。 しかし格好良いのはそれだけではありません。 鎧を着ているような粗い鱗が目立ち先端に鋭い爪を備えた強靭な四肢や、 他のカメには決して真似できないゴツゴツとした長い尻尾など、 どこもかしこもジュラシックなオーラを放って止みません。 一科一属一種が示す通りこんなスタイルのミズガメは他にはいませんが、 その奇抜さに反して餌は人工飼料を普通に食べてくれますので安心。 山間部に棲息するため長期的に高温が続くと良くありませんが、 飼育下に長く置かれた個体であればある程度耐えるようです。 ベビーから育てるとどうしても気になるのが脱皮不全で、 甲羅が妙に分厚かったり頭部が丸みを帯びていたりする個体をしばしば見かけますが、 今回は成長過程で綺麗に脱皮させるキモをお教えします。 大きくなればなるほど魅力的になっていくオオアタマガメ、このサイズからしっかり飼い込んで見事な個体に仕上げて下さい。 |
チュウゴクオオアタマガメ (M) Platysternon m. megacephalum |
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状態の見極めが最も難しいサイズですが夏の終わり頃から入念に仕上げてきたベストコンディション!
このまま伝説のカメにしてしまうのは非常に勿体ない相変わらずの高いポテンシャルが光ります、
チュウゴクオオアタマガメが入荷しました。
爬虫類、正しくは爬虫綱と表記されるこの分類群は四つの目に分けられますが、
厳密な生物学によるものではなく単に趣味的なペットとしての見方をするのであれば、
現実的に飼育が可能なジャンルとしてはカメ、ヘビ、トカゲに大別することができます。
ヤモリというのは広義のトカゲに含まれ、
ヘビとトカゲはそれぞれ数千種類もの大所帯を形成しているのですが、
残されたカメはと言うとたったの数百種類なので比べればどうしても見劣りしてしまうのは仕方ありません。
しかしそんな限られた種数の中でも形態を変えて世界中に逞しく繁栄した成果が高く評価され、
今日でもビギナーからマニアまでカメという生き物は幅広く奥深く愛され続けています。
その中でも特に注目を集めるのがモノタイプと呼ばれる存在、
つまりある単位がたったひとつのものだけで構成されているということを表しているのですが、
風変わりな様相を呈している、
原始的な趣きを残しているなどと評され一目置かれているようです。
これに当てはまる条件として一属一種は探せば意外と見つかるものですが、
それに飽き足らず一科一属一種ともなるとオサガメ、メキシコカワガメ、スッポンモドキ、
そしてオオアタマガメの四種と流石に限られてしまい、
冷静に考えるとまともに入手し飼育ができるのはモドキかオオアタマ、
更に最終サイズや飼育設備まで考慮するのなら本種が如何に貴重なキャラクターであるかと言うのは自ずと理解できるでしょう。
日に日に迫る二年に一度のCITES締約国会議、
暫定案として人気のカメがいくつも取り上げられているのは既に騒がれていますが、
残念なことにオオアタマガメもT類昇格候補としてノミネートされています。
初期状態の問題や飼い方がいまいちピンとこない、夏場の暑さに物凄く弱いのではないかという先入観など、
これまで数々の人がそういった食わず嫌いによって導入に踏み切れなかったのだと思いますが、
高温対策も少し気にかけてあげれば決して難しいものではなく、
きちんと立ち上げれば餌は何でも食べてくれますし、
冬場には屋外越冬も可能であるなどむしろ飼い易いと感じさせてくれる一面も。
今回ご紹介するこの個体は正直な話、
夏場に入荷した時は体調が思わしくなくとても販売できる状態ではなかったのですが、
二ヶ月後には餌食いも安定し、
その後は水槽の壁に鼻先をぶつけながら小気味良い音を響かせて人工飼料を爆食するほどまでに蘇りました。
通常取り扱う個体と比べて手間隙惜しまず世話を続けてきたものの、
尾先に欠損があるためかなりお値打ちに設定しましたが、
CITES絡みの話を抜きにしても元気過ぎるオオアタマというだけで十分お買い得の一匹です。
ムービー |
チュウゴクオオアタマガメ (M) Platysternon m. megacephalum |
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ベビーがそのまま大きくなったような大変色味の良い美個体! 成長具合も見事です、飼い込みのチュウゴクオオアタマガメが入荷しました。 一般にカメと呼ばれる生き物は生物学の分類上でカメ目に含まれるものを指し、 例えばクサガメはイシガメ科に、ホシガメはリクガメ科にそれぞれ分類されています。 その中でこのオオアタマガメというカメはオオアタマガメ科というひとつのグループを形成し、 一科一属一種という極めて特殊な存在と言えます。 そんな小難しい話はさておきこの姿を一見しただけで、硬質で何処にも収まりようの無い大きな頭、 怪獣のそれを思わせる鋭く頑丈な四肢、 一体何に使うのか格好をつけただけのようにも思える大型鱗が並んだ長い尾など、 特異な形質をいちいち言葉にしていてはキリがありません。 それだけに昔からミズガメ愛好家が一度は憧れるキャラクターという位置付けにもすんなり頷けます。 ワイルド中心の昔とは違い近頃はピカピカのベビーサイズで流通することが殆どとなりましたが、 今回やってきたのも小さな頃から大切に育てられた個体です。 しかし妙に赤みが強く甲羅はもちろん頬、 顎、 尾など、 細部に至るまで丁寧に色付けされた様子にはどうしても将来性を感じてしまいます。 甲羅はフラットで薄っぺらいタイプ。 勿論甲ズレや欠損などもなく、色柄は成長期後半になってドッと出てくるカメですのでこれからが一番おいしい時期でしょう。 チュウゴクばなれした極美個体になるでしょうか、楽しみです。 |
チュウゴクオオアタマガメ (M) Platysternon m. megacephalum |
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久々に見ました、昔よく来ていた甲羅の薄っぺらいタイプです。 チュウゴクオオアタマガメの入荷です。 横から見るとペラペラの薄い甲羅は現在多く流通している甲羅のがっしりしたタイプとは明らかに異なり、 以前からオオアタマを見てきた方にとっては懐かしいと思います。 そんなちょっと珍しい個体なので輸入後トリートメントしてきましたが、ようやく人工飼料にも餌付き始めたのでご紹介します。 甲羅は薄くても大きな頭は健在、 目の横にはラインが目立ち口先の鉤状突起もバッチリです。 見栄えに肝心なその尻尾も綺麗に長く残っています。 暑くなってきましたが餌食いが落ちる様な事は無くMazuriミズガメフードや活魚をよく食べており、 風通しの良い日陰で管理すれば特に問題なく夏を越してくれるでしょう。是非貴方のコレクションに加えてみては。 |
チュウゴクオオアタマガメ (M) Platysternon m. peguense |
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先日UPして好評だった昔懐かしのフラットタイプ、 チュウゴクオオアタマの入荷です。横から見るとペラペラの薄い甲羅は現在多く流通している甲羅のがっしりしたタイプとは 明らかに異なり、昔からオオアタマを見てきた方にとっては懐かしいと思います。そんなちょっと珍しい個体なので 輸入後トリートメントしてきましたが、ようやく人工飼料にも餌付き始めたのでご紹介します。 この個体は頬に鮮やかなオレンジスポットが目立ち 将来的になかなかの発色を期待させます。 また頭部の形状は口を開けると長方形に近い形になる かなりカッコイイ個体です。餌食いはとても良くMazuriミズガメフードなどは水面に落とした瞬間に食らいつく食欲で、 むしろ与え過ぎない様に気を配っています。 夏の暑さも何のそのという感じでしたが最近になって急に涼しくなってきたので、これからがまさにオオアタマの季節です。 アジアのこの手のカメは来ない時に探してもいませんので、狙っていた方はこのタイミングで。 |
チュウゴクオオアタマガメ (M) Platysternon m. megacephalum |
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とても野外で捕まえられたとは信じ難いピカピカでツヤツヤのグッドコンディション! 食への貪欲さも高評価で人工飼料にもすんなり餌付き準備万端です、 国内飼い込みのチュウゴクオオアタマガメが入荷しました。 大きな頭のカメ、他に特徴はいくらでも挙げることができますが、 名前を付けるとすれば間違いなくこの答えに異論はないでしょう。 カメは驚くと体を甲羅に引っ込めて身を守る、これは世間一般でも当たり前とされる常識ですが、 オオアタマは悲しいことにその大き過ぎる頭を収納することができませんでした。 それで出した結論が、収めることができないのなら出したままでやり過ごすしかない、 それなら頭全体も甲羅のように硬くしてやろう、という発想。 頭の大きさだけは譲れなかったのか、それとも一種の社会通念への反発なのか、 その真意は永久に謎に包まれたままなのかもしれませんが、 とにかく独自に編み出した方法で現生種として今日までやってのけたのです。 しかし防御の要素は頭部周辺にしか見当たらず残る部分は全て攻撃性の強いシルエットで、 これが他にはない何よりの魅力になっています。 嘴は分厚く噛むたびにギチギチと独特の音を出し、 また威嚇する時には喉の奥から声を絞り出すようにしてギューと鳴き、 鱗は粗く爪は鋭く尾は長く、 いかにも男の子が好きになってしまいそうな怪獣的要素が盛り沢山。 ワニガメやカミツキガメなどの格好良さにももちろん通じるところがあり、 ミズガメ愛好家なら一度は飼育してみたいと考えたことがあるはずです。 今回やって来たのは野生個体、のはずなのですが妙に光沢や艶が目立つ一匹。 外傷がなくても甲羅の一部や爪などが痛んでいたりするケースも多いのですが、 誰かがベビーから大切に飼い込んでいたかのような仕上がりで、 かつ飼育下で育った時に生じる違和感や不自然さは当たり前ですが一切なく、 CBのような綺麗さとワイルドらしいナチュラルさを併せ持った逸品と言えます。 そんな見た目と同様に状態についても到着時より不安はなく、 予想通りMazuriミズガメフードと咲ひかりを食べてくれたので安心感に磨きがかかりました。 惜しむらくは尾先の二節ほどが欠けてしまっていることですが、 心配される腐食が原因ではなく単なる怪我らしいので、 傷口を綺麗にケアしてあげれば成長後は殆ど気にならなくなるでしょう。 すっきりと色抜けした明るめの色彩、 無駄を削ぎ落としたようなフラットボディ、 もし各所が好みに合致したとするならばこの機会に是非。 |
チュウゴクオオアタマガメ (フルアダルト・長期飼込) Platysternon m. megacephalum |
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長い夏もようやく終わりを告げ、いよいよオオアタマの季節がやってきました。 イメージぴったりの典型的かつどこか懐かしい長期飼い込み個体です、チュウゴクオオアタマガメが入荷しました。 全体的なプロポーション、適度なスレ、そして諸所に苔むした部分がある所など、 どれをとってもいかにも飼い込みですと主張するような1匹。 実際に入荷したのははっきりと覚えていないのですがおよそ2年ほど前だったと思います。 深い意味もなく何故か店員一同ずっと様子を見守っていて、 気がつけば2回の夏を悠々と越してしまいましたのでそろそろご紹介することにしました。 オオアタマガメ自体は今でも亜種名などがついて出回っていますが、 その殆どがベビーまたはヤングサイズで昔のようにアダルトサイズで輸入されてくる機会はほぼ皆無となっています。 頑張って育てても野生個体独特の風合いはどうしても再現し切れないもので、 この姿に拘りのある方は是非こういった出物を狙って下さい。 クセのある一面すら見せず人工飼料は普通に食べますし、肉付きも痩せすぎず太り過ぎずの丁度良い具合だと思います。 この手の個体でよくあるのですが脱皮がうまくいかず頭部に歴年の古い角質が残り、 これを上手にめくるといきなり派手な柄とご対面することがあります。 実はちょっとめくってみたらいい柄持っていました、お勧め。 |
ビルマオオアタマガメ (ラオス産・ベビー) Platysternon m. peguense |
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ハイテンションで人工飼料を爆食するピカピカベビー! ロカリティ付きで今後の成長が一層楽しみな優良個体です、 ラオス産のビルマオオアタマガメが入荷しました。 頭が大き過ぎて甲羅に収納できない代わりに頭を甲羅のように硬くしてしまったカメ、 少々長くなりましたが一言で表すと大体こんな感じでしょうか。 あまりにも奇抜なそのスタイルはいたずらに目立とうとしたからでは決してなく、 言うなれば一種の機能美であったはずなのですが、 いずれにせよこのカメが脚光を浴びる結果となってしまったことに変わりはありません。 まるで怪獣のように攻撃的なシルエットをひけらかすこの珍獣が、 海を越えて直ぐお隣の大陸に棲息していると知っただけでもかなり興奮させられると思います。 ペットとしての歴史は古く、一時は産地毎に細かな亜種分割が認められていましたが、 どうやら最近ではチュウゴク、ベトナム、ビルマの三亜種に落ち着いたようです。 本亜種は最も西部に棲息しミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム辺りをカバーしており今回の産地はラオス。 色柄が鮮やかに発現することで有名なシウイの人気が長年続く中、 このビルマも最近じわじわと見直され始めているようで、 発色はそれにやや劣るもののチュウゴクに比べ明らかに綺麗な個体が多く、 時折ベトナムと見紛う程のクオリティを発揮することもしばしば。 しかし何よりの魅力はその角ばったフォルムで、鼻先に始まり頭部全体や甲羅までもが四角くなり、 体格の良さは見た目だけではなく種としての最大甲長を記録し、同時に頭の大きさも顕著に表れます。 重要な箇所で丸みを帯び迫力が損なわれる、そのように感じる方は絶対にビルマを選びましょう。 この二匹は少数ながらいくらかまとまって輸入された中から、 更にハンドピックセレクトを試みた個体。 ふるいにかける前の段階では意外と多い甲ズレもなく、 多少のスレには目を瞑るとしてとにかくパタパタと活発に動き回るものを選びました。 そんな苦労の甲斐あってか餌に対するリアクションもすこぶる良好で、 暫くは乾燥エビ生活が続くかと思いきやいきなりMazuriミズガメフードにも餌付いてくれました。 両者間の違いはカラーリングだけではなく、 写真では分かり難いですがお腹が黄色い方は甲羅が分厚く、 反対に赤い方は薄っぺらいので、 手に挟むように持てば感の良い人なら一瞬で気が付くレベルですが、 こればかりは好みの問題ですので選考の際には参考にして下さい。 年々数が減っているようですが嬉しいことに一度は飼ってみたかったベビーサイズでのお目見えです、 成長線もしっかり出ているので安心して挑戦してみて下さい。 |
ビルマオオアタマガメ (S) Platysternon m. peguense |
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委託主様のご意向で価格を下げて再アップ!
近頃は日々オオアタマの流通量が少なくなっていくのを切に感じます。お客様委託のビルマオオアタマの入荷です。 チュウゴクが一般的な亜種とすればビルマはちょっと通な亜種でしょうか。黒くてデカいという印象がありますが 分類的にシウイに近いビルマは意外と色味の出るタイプもいるのがミソで、 この個体も頬は焼けた様に赤く、 四肢のスポットも既に赤らんで来ている将来を有望視させる発色です。 和名の由来となった大きく硬い頭は相変わらずカッコイイ。 アダルトの新規輸入は考えられませんし長期飼い込み個体は結構いいお値段ですから、 とりあえずは可愛らしいサイズを気長に飼い込みましょう。ベビーからの飼い込みで夏の経験もある丈夫なオススメ個体です。 |
ビルマオオアタマガメ (S) Platysternon m. peguense |
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金属光沢がてらてらと輝くダークブラウンに火の粉を模したオレンジが今にも噴き出しそうな将来期待の優等生! かのシウイに勝るとも劣らぬ激しい発色が見込める人気のタイプです、ビルマオオアタマガメが入荷しました。 学名に登場するペグーとはミャンマー南部にかつて栄えた古都を指す地名であり、 東南アジアに暮らすモン族はこの土地に移り住んだことからペグー人とも呼ばれています。 peguenseとはつまりペグー産のという意味であり、 オオアタマガメの仲間では最西端に分布する本亜種の棲息域とその模式産地をそのまま示しています。 かつてはより多くの亜種に分割する説も有力でしたから、 タイやユンナンなどの名称は今も何処かでその名残を留めているかもしれませんが、 近年では今日までに最も流通量が多く馴染み深い存在であろう基亜種チュウゴク、 成熟すると多くの個体で発現する目を見張るほどの彩色が愛でられるシウイことベトナム、 そしてここにいるビルマの三亜種に落ち着いた様子です。 ビルマのプロフィールとして真っ先に挙げられるのは最大亜種の四文字であることに間違いありませんが、 逆に言えばこれ以上のことを特に突っ込まれることもありませんのでもう少しその正体を探って行きましょう。 まずその大きさについて、 昔話を紐解くと30cmぐらいの超巨大個体が日本に輸入されていたという冗談も甚だしいエピソードを耳にしますが、 それでも十分に化け物要素を備えた20cmオーバーが事実確認されている以上、 頭から否定することもできないのが本当に恐い所です。 実際の寸法はさておき、頭部の大きさや鼻先の長さ、 嘴の鋭さなど格好良さを演出する部分についてもかなり優れた成果を見せてくれるため、 単純なシルエットだけで比較すれば種としての底力を最高のレベルまで引き上げていると言えるでしょう。 オオアタマキーパーが一番気にするカラーリングについては未だ不明な点も多く、 ことビルマに関しても地域差か個体差かそこそこのバラつきが見られますが、 橙色の細かいまだら模様をふんだんに用い洋書の表紙を飾るほどのポテンシャルを発揮できるものがいることも確かです。 この個体はベビーからの飼い込みでフォルムも乱れることなく完璧に育てられている最中なのですが、 目の後ろから頬にかけて走るラインの周辺、 口周りではより色味の出やすい下顎、 先行きを占う際にはお約束のチェックポイントである脇腹、 そして私の目には確実に映っているのですが肋甲板の奥から微かに覗く火影など、 極美個体に仕上がるべくして敷かれたレールの上を順調に歩んでいる情景が見事に広がっています。 信じるか信じないかは貴方次第ですが損をさせるつもりは全く以てありませんので、 人工飼料にも普通に餌付いている育て易さも兼ねた逸品をお届けしたいと思います。 |
ビルマオオアタマガメ (M) Platysternon m. peguense |
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コゲ茶のボディが武骨さをより引き立たせる安心中型サイズ! 嬉しい飼い込みです、手の平大に成長したビルマオオアタマガメが入荷しました。 現在では3から5の亜種に分けられているこのカメ、 悩ましい亜種分けには諸説あり亜種全てを無効にするという過激なものもありますが、 そんな寂しいことは言わずに私たちは個体の特徴ひとつひとつを楽しみましょう。 よく見慣れているチュウゴクと比べればビルマは割と判別しやすく、 鼻先の角ばったより大柄の頭部は 亜種云々の枠を飛び越えて特徴的な格好良さを演出しています。 そして本亜種は最大サイズにも違いがあるとされ、基亜種などでは20cmぐらいで止まるのが普通ですが、 その昔ワイルド個体が出回っていた時代には30cm近くの化け物ビルマがいたとか。 確かにがたいの良いイメージはありますが、 ただでさえこんな奇抜なフォルムのカメなのにより大きく育つとなればますます夢が広がります。 更に形や大きさだけではなく、柄の美しいことで知られるシウイとこのビルマは分類的に近縁であるとも言われ、 このサイズでもこうしてスポットが表れ始めているように、 フルアダルトで鮮やかに仕上がる個体も少なくありません。 季節的に導入にはベターな時期で、暑い夏までにご自宅の環境へ慣らすにはたっぷり時間があると思います。 一点モノの要素が特に強いカメなので気になった方はお早めに。 |
ビルマオオアタマガメ (L) Platysternon m. peguense |
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このサイズは久しぶりの入荷です。ビルマオオアタマガメです。オオアタマガメの中で1番大きくなる亜種で 最大甲長30cm程になり、首もとのピンクのスポットと臀甲部あたりがギザギザになる事で見分けます。 状態は非常に良く、Mazuriミズガメフード・咲ひかりをはじめ活餌など良く食べています。 渓流域に生息し、尾などを使って木にも登り、良くバスキングします。登ることが非常に得意なので蓋などを して逃亡に十分ご注意下さい。今回は肋甲板に多甲が有ることと、尻尾の先端が少し曲がっているため 格安でお出しします。 |
ベトナムオオアタマガメ (M) Platysternon m. shiui |
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状態の良い個体が入荷しました、人気のシウイです。オオアタマガメの各亜種の中でも 屈指の美しさを誇るその所以は、頭部に発色したスポットです。この個体も、陶芸作品の柄の様な オレンジの斑紋がよく目立っています。いい具合に太っており、Mazuriミズガメフードまで 普通に食べてしまう、心配無用の優良個体です。尾先が少し曲がってます。。 |
ベトナムオオアタマガメ
Platysternon m. shiui |
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久しぶりの入荷です。大型の個体は特に見なくなりました。シウイことベトナムオオアタマ。 頭部や甲羅に鮮やかな柄が出る事で知られていますが、この個体も例に漏れず、 オレンジのスポットが散りばめられています。近年ではワイルド個体の入荷はほぼ無いので、 流通する個体は国内で長く飼い込まれたものが多く、高温にさえ気を使えば飼育は問題ありません。 今回の個体も非常に調子いいです。残念ながら甲ズレですが、辛うじて左右対称の多甲板です。 |
ベトナムオオアタマガメ
Platysternon m. shiui |
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別名シウイです。オオアタマガメの中では、側頭部にスポットの出る一番綺麗な亜種です。 ベトナムの山間部の渓流域に棲んでおり、あまり高温には強くありません。 23〜26℃で飼養すると良いでしょう。しかしバスキングもよくするので、 陸場と紫外線灯が必要です。カメの中でも立体行動ができるので、脱走には十分気をつけて下さい。 |
ヌマガメ科 | バタグールガメ科 (水棲種) |
バタグールガメ科 (陸棲種) |
ドロガメ科 | ヘビクビガメ科 ヨコクビガメ科 |
カミツキガメ科・オオアタマガメ科・メキシコカワガメ科 スッポン科・スッポンモドキ科 |
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