過去に売り切れたヤモリ・トカゲモドキです。再入荷が可能な場合も御座います、一度お問い合わせ下さい。
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アントンジルネコツメヤモリ (♀) Blaesodactylus antongilensis |
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体中を霜降りが覆う幻想的意匠に惚れ惚れするマダガスカルのネコツメ最美種にして最稀少種! 壁チョロにしては小振りでなく模様も綺麗でハンドリングまで楽しめてしまう文句なしの優等生、 アントンジルネコツメヤモリ・メスが入荷しました。 アントンジルとは何とも食べ合わせの悪そうな響きですが、 その由来はマダガスカル島北東部に位置するアントンジル湾から。 ネコツメヤモリという和名は近年二属に跨って用いられており、 マダガスカルに分布する三種は広義のHomopholis属からBlaesodactylus属へ独立しましたが、 昔から変わらずアフリカに分布するものと同じ名前で呼ばれ続けています。 何となく語感が良くて可愛らしいイメージだからなのでしょうか、 そのネーミングセンスはさておき実際のデザインもなかなかのもので、 大きな頭がラコダクやトッケイなど壁チョロ界の人気者らに通ずるものがあり、 肌の質感などはビロードヤモリの仲間にもしばしば例えられ、 まるでスターたちの良いところ取りのような雰囲気さえ感じられます。 特に本種アントンジルは誰がどう見ても色鮮やかな容姿を持ち、 背部および四肢や尾に至るまでびっしりと柄に包み込まれていることや、 はっきりと赤味を帯びた瞳の妖しさもまたそれを示しているでしょう。 ド派手なカラーリングではないにしろ控えめな美貌にはむしろ品があって、 同属のサカラバやボイヴィンに比べ見かける機会は少ないと言いますから、 色々な意味で飼育欲や所有欲が擽られるのも無理はありません。 今回やって来たのは輸出入に伴う負担がかき消されるほど丁寧に飼い込まれていた、 観賞用にも種親用にもその実力を如何なく発揮してくれる一匹のメス。 喉元に溜まったカルシウムを一目見ればお分かり頂けるように、 健康状態は最高で既に産卵まで経験しているかなりの優等生。 個人的にはこれまであまり触れてこなかったジャンルでしたが、 堂々とした佇まいにレイアウトにも埋もれない抜群の存在感があり、 言い方は悪いですがまるで高級種のような趣が全身から漂っていて、 何故か普通にハンドリングできてしまったことにも驚きを隠せない、 まるで隙のない素晴らしく魅力的なキャラクターであることが分かりました。 ご察しの通りコンスタントに入手できる代物ではありませんから、 一目惚れしてしまった方はお早めにどうぞ。 |
グローブヤモリ (Pr) Chondrodactylus a. angulifer |
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以前の価格からは大分落ち着いてきました、グローブヤモリがペアで入荷です。さらに今回は お客様委託の為、価格は控えめです。一見雌雄が見分け辛い様に思えますが、オスだけが 体表に白いスポットが出る事で見分けられます。アフリカの砂地に生息し、その特異なグローブ状の 四肢は、砂地で穴を掘る際に役立ちます。同居させると噛み合う場合もある種ですが、 今回のペアの仲は良さそうです。地に足をつけて踏ん張る姿は何だか愛らしいですね。 |
グローブヤモリ (アダルト・Pr) Chondrodactylus a. angulifer |
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ぶりんぶりんに肥えてしっかり脂の乗った飼い込み個体! 一昔前に比べて随分と大衆化してきた人気のランドゲッコーです、グローブヤモリ・ペアが入荷しました。 頭でっかちな可愛らしいフォルムを持つことから注目度の高い種類として流通してきましたが、 何せ南アフリカというリクガメにしてもトカゲにしても稀少種の多いエリア出身のため 長らく高額生体として扱われてきた歴史があります。 しかしそんな状況を世界のマニアが放っておく訳もなくせっせとブリードが進められ、 今では遠い国のこのヤモリも大変手に入りやすくなりました。 名前の由来は四肢の形状からで、昼はそのふくよかな手足で上手に地面を掘って潜り、 夜になり活動する際に砂にズボズボ埋もれぬように役立つのだとか。 更に手の平を見てみると中央にポケットのようなものがありここで砂をキャッチするのでしょうか、実によくできています。 砂漠に棲息するお陰かとても丈夫で、水をあまり要求せず脱皮も上手、 簡単なバスキングライトで日中の温度差を作ればより状態良く飼育できると思います。 繁殖のコツは冬季のクーリングにあるそうですが、 今回このペアはおよそ2ヵ月間のクーリング明けで入荷していますので、即結果を出してくれる可能性にも期待大。 赤みのよく出たメスは喉にカルシウムを蓄え準備万端、 あとは砂を厚く敷いて産卵を待つばかりのオススメペアです。 |
ナミブグローブヤモリ (トリオ) Chondrodactylus a. namibiensis |
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お馴染みのアングリファーではなく激レア亜種ナミブエンシス! ありがたいことに入手難のメスが2匹も入った豪華トリオ、ナミブグローブヤモリが入荷しました。 よく見るグローブとは産地が異なり亜種分けされたもので、 ナミビアと言えばヤブガメやナマクワカメレオンなど輸出入と縁遠い憧れの種がいくつか頭に浮かんできます。 基亜種は入手しやすくなったと言いますがその殆どがCB個体であり、 やはり種親の絶対数が限られるナミブはまだまだ高価なランドゲッコーです。 実は先日ご紹介したグローブのペアと同じ所からの放出個体で、 飼育下で1年近くトリートメントされた万全の3匹。 特に大きなメスは体全体の肉付きと喉のカルシウム貯蔵量に自信ありのグッドコンディションで、 ご察しの通りこの個体たちもおよそ2ヵ月間のクーリング済みという最高の状態です。 今回価格はペアとメス単品でご案内しておりますが、 ブリーディング成功に期待がかかる大きなメスはペア売り限定にて、 またトリオの場合にはお得な割引価格をご用意しました。 単純にオスとメスが揃っているだけのペアではありません、 実にやり甲斐のある稀少ヤモリを是非とも繁殖させて下さい。 |
サヤツメトカゲモドキ (EUCB・ストライプ) Coleonyx elegans |
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いざ探すとなるとなかなかいない中米産のトカゲモドキ、サヤツメの入荷で、今回はドイツの繁殖個体です。 幼体時の妖艶な雰囲気と体色がとても美しい事で知られる本種ですが、この個体も例に漏れず体全体には色鮮やかなオレンジが発色し、 背中のラインはストライプ柄になっています。 本属には乾燥系と湿潤系が混在していますが、サヤツメは森林に棲息する湿潤系です。 特にベビーの頃はその滑らかな肌からも見て取れる様に過乾燥にはあまり強くない為、 床材にヤシガラ等を用いて湿度を保てる様にセッティングすると良いでしょう。 アダルトになると柄や雰囲気が変化し、国産のトカゲモドキチックな風格が備わります。 |
バンドトカゲモドキ (アリゾナ州産・Pr) Coleonyx variegatus |
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産地インフォメ付きでやってきた小型のコレオニクスです。 アリゾナ州産のバンデッドゲッコーことバンドトカゲモドキ・ペアが入荷しました。 スラっとした華奢な体型とは裏腹に過酷な環境に棲息する丈夫なトカゲモドキ。 捕食時に尻尾を左右にくねらせるなど、ある種ネコ科の動物を思わせる妖艶な雰囲気も持ち合わせています。 6〜8亜種ほどと詳細に分類されることもありますが、実際には亜種不明の場合も多くそこが悩み所。 亜種判別の手法として用いられるオスの前肛孔の数を確認した所、 とても写真に収めることはできませんでしたが6個ありました。 恐らく基亜種サバクトカゲモドキと思われますが、 少なくともロカリティのしっかりした雌雄一組で形質的にも同じ雰囲気を持っていますので亜種の混同は無さそうです。 極端に珍しい訳ではありませんがいざ探してみるとなかなか見かけず、 コンスタントに繁殖されている例も多くないのではないでしょうか。 そしてなかなかペアが揃いにくいこともありますので、 この2匹で累代繁殖を目指してブリードを始めてみるのも良いと思います。 北米産なので冬は冬眠させることもでき、 1ヵ月ほどクーリングさせると繁殖行動の誘発にも一役買ってくれるそうです。 現在飼われている方も新しい血の導入に如何でしょうか。早速次のシーズン目指して挑戦してみて下さい。 |
ボウシイシヤモリ (EUCB・♂) Diplodactylus galeatus |
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属内でも屈指の美しさと愛くるしさを誇る稀少オージーゲッコーのガレアータスが飼い込みにて! 黒目がちな顔立ちにポップな模様と殆どグミのような質感がファンシー過ぎるナイスキャラクター、 ボウシイシヤモリ・オスが入荷しました。 イシヤモリ属はオーストラリアに広く分布する同国固有のグループで、 かつての大所帯も近年では二、三属に分割される説が有力ですが、 その中でも主に地表を生活圏とするずんぐりむっくりなメンバーらが、 元々のDiplodactylus属に残留する形となり今に至ります。 現地ではスピニフェックスと呼ばれる松の葉のような外観をした植物が自生する、 おおよそ砂丘に程近いような乾燥地帯にしぶとくも棲息していて、 数ある植物の中でも最強の部類に入るとされるイネ科の仲間と共に暮らしているほどですから、 如何に彼らが同じく屈強な性質の持ち主であるかをよく表しており、 飼育下でも同様に小振りな体型にそぐわぬタフな性質を垣間見ることができます。 形態はいわゆるトカゲモドキのように至ってシンプルなものかと思いきや、 指先には多少の隆起したものであれば張り付けそうな趾下薄板を確認することができ、 尻尾はまるでいもむしをくっ付けたような面白いデザインをしていて、 実はこの個体の現状がほぼマックスサイズに等しいのですが、 最大全長の小ささ以外にも細部に見所が隠されているようです。 同属の他種は同じようなシルエットで確かに可愛らしいつくりにはなっているものの、 猫目の程度がキツく表情がリアルで怖いとも囁かれてしまいがちですが、 ことガレアータスについては幸いかなり黒目に近い印象なのでその点も特に問題無し。 なかなかコンスタントに出回ることの無い見かけたらラッキーぐらいの絶妙な存在感ですが、 そのスペックを考慮すれば今後ますますの活躍を期待したいところです。 今回やって来たのはドイツから直々に輸入されたあちらで殖やされたCBで、 とにかく全身から溢れ出る透明感にセレブリティな雰囲気を感じざるを得ない仕上がりはお見事。 ガレアータとはヘルメットのような帽子のことを意味するそうですが、 この個体も例に漏れず立派なチャームポイントとして頭上に黄色く輝いています。 ミニマムなサイズ感を生かしたそれらしいレイアウトケージにて楽しみたい小型美種です。 |
コムギイシヤモリ (EUCB・Pr) Diplodactylus granariensis |
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国内初入荷!オーストラリアに棲息するディプロダクティルスことイシヤモリのレア種、英名Wheat-belt Stone Gecko、 コムギイシヤモリの入荷です。今回チェコで繁殖に成功したベビーのサプライズ入荷です。 ビロードヤモリの様な滑らかな肌に大きな瞳と非常にエキゾチックなヤモリで、 背中には一本の明瞭なストライプ模様が入っています。 そして唇にはお化粧をした様な縁取りがあります。 近年Diplodactylus属よりStrophurus属に独立した種が何種かいますが本種は元の属のままです。 どうやら壁に登れるか登れないかの違いがあるようで、本種はいわゆる壁チョロ系ではありません。 イシヤモリの仲間は国内繁殖の例もありますので挑戦のし甲斐もあると思います。写真1,2枚目がオス、3,4枚目がメスです。 是非このペアで繁殖を目指して下さい。 |
オバケトカゲモドキ (EUCB・2011) Eublepharis angramainyu |
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2011年9月ドイツ生まれ、 ハッチ後7か月にして全長24cmという噂通りのビッグボディ! ここからいかに大きく仕上げることができるかが腕の見せ所です、お客様委託のオバケトカゲモドキが入荷しました。 数ある爬虫類の中でも群を抜いて世界的なシェアを誇るヒョウモントカゲモドキ、 今や数え切れないほどの品種数を誇り他の追随を許さない勢いは今後も衰えることはないと思いますが、 多くの改良品種が生み出されても原種や近縁種について言及される機会は殆どありません。 同属には5種が知られ、その中のひとつに大型種として君臨するのがこのオバケトカゲモドキです。 種の記載は1966年と古く決してニューフェイスという訳ではありませんが、 ホビーの世界で紹介されたのは未だ記憶に新しい湾岸戦争終焉の時のこと。 戦いの最中にアメリカ軍の兵士がでかいレオパを発見し興奮したのでしょうか、思わず本国に持ち帰ってしまい、 戦場のトカゲモドキという非常にスリリングなネーミングをもって紹介したのがきっかけです。 戦火の中で生き延びたトカゲモドキは数年前よりヨーロッパで繁殖計画が試みられ、 およそ1年少々前に日本へ国内初入荷を果たしました。 トカゲモドキと聞いただけでスピーディかつコンスタントなブリーディングが行われていそうなイメージですが、 性成熟するまでにヤモリとしては珍しく3年もの長い期間を要する本種は依然軌道に乗ったらしい情報はなく、 初めて顔を見た頃が最初で最後というような状態で今日にまで至っています。 そんな貴重なオバケが今回マニアからの放出という形で紹介できる運びとなりました。 もう一度おさらいすると、昨年の9月に生まれ、今年1月の購入時点で全長14cm、体重およそ30gだった幼体が、 生後7月を過ぎた現在では10cmも伸びて24cm、体重は3倍の90gと巨大化することを隠し切れない、 その事実を証明するかのような成長ぶりを遺憾なく発揮しています。 もちろん成長期であることの恩恵も受けてはいるのですが、 先程お話しした性成熟が完了するまでの3年間は大きく重くなっていく様を楽しむことができるようなので、 この調子でいけば30cmオーバー、 目標の35cmという数字に達することはほぼ間違いないでしょう。 背中の模様がヒョウモンで言う所のジャングル風になっているのは、 間違っても変異ではなくただ単にベビーの名残が消えていないだけなのですが、 まさか24cmの現時点で名残という言葉を使うことになるとは考えもしませんでした。 未だ性別不明というのも味わったことのない不思議な感覚ですが、 最大サイズにはヒョウモンほど雌雄の違いが表れることはないらしいので心配ご無用。 せっかく大きくなる素質を持っていても、それを生かすためにきちんと育ててやらなければ全て無駄になってしまいます。 この個体は順風満帆な思春期を送ってきた箱入りの一匹ですから、 バトンタッチのタイミングが非常に重要になってくると思います。 終いには片手でハンドリングすることもできないようになってしまうのでしょう。 委託販売のため価格は売り切りのラインに設定しました、最後に答えを出すのは貴方です。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ノーマル) Eublepharis macularius |
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最近の品種の多さにビックリさせられますが ノーマルはノーマルで魅力のある種類でしょう。 繁殖も容易で、とりあえず仔ヤモリを増やしてみたいと思われている方にお勧めです。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイイエロー) Eublepharis macularius "var" |
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キレイでかわいいヒョウモントカゲモドキです。黒と黄色が鮮烈で これぐらいの時が一番好きです。この個体はお客様CB個体です。 きちんと業者登録されてる方ですのでご安心下さい。親はレベルの高いハイイエローです。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイイエロー・♂) Eublepharis macularius "var" |
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品種改良の元祖で今でもこの品種を愛される方も少なくないのではないでしょうか。ヒョウモントカゲモドキのハイイエロー・オスの入荷です。 意外とオスの即戦力が出回る事は少なく、メスは何匹もいるけどオスがいないという方には朗報です。ハイイエローという品種は非常に幅広いですが、 今回は豹紋柄の多いワイルド味を残したタイプで、 逆に懐かしささえ感じさせてくれます。今回お客様飼い込みの為よく太っており、メスを目の前にすると即行で尻尾をブルブルと震わせます 繁殖用にもペット用にも存在感のある1匹です。 |
ヒョウモントカゲモドキ (トレンパースーパージャイアント・♂) Eublepharis macularius "var" |
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ようこそ視覚イリュージョンの世界へ! 頭、四肢、胴体、尻尾の全てが規格サイズをぶち破ったお化けヒョウモン、 お客様委託のトレンパースーパージャイアントハイイエローラベンダー・オスが入荷しました。 一体この現場で何が起きているのか、まずは写真をご覧下さい。 お隣でちょこんと座っているのは生後半年のヤングサイズ、ではありません。 1年2年と歳を重ねてようやく繁殖可能な大きさに到達した全長20cmそこそこもある立派なメスです。 ではそのメスを蹴散らしてしまいそうなどこもかしこも巨大なこの個体は一体何なのでしょう。 全長は26cmと思わず聞き返してしまう数字で、気になる体重はおよそ125g。 急に重さを言われてもピンと来ないかもしれませんが、 通常は60〜80gが標準とされる体重ですから下手をすると倍近くの無差別級選手であることが分かります。 骨格からして違うのでしょう、 手に取って持ち上げればもはや肉の塊で、 厚みの増した頭部が作り出す表情はさながらワニのよう。 その大きさの秘密は出所にあり、 一般に流通する国内繁殖個体ではなく先日のトレンパーナイトにて買い付けられたというご本人から直々に放出された有難い一匹。 入手時は105gで現在は125〜130gを推移しているとのことです。 同じスーパージャイアントでもアルビノなら見かけますが当カラーはまだまだ日本では貴重な存在。 そして更に数が少ないオス個体ですから稀少性に拍車が掛かります。 それにしてもこの尻尾、裏返すとぶりぶりになった蛇腹のエグさが半端ではありません。 コンディションの良さ、ハンドリング時の落ち着きようなどは写真の通りですので別段申し上げる必要もないでしょう。 我々にとってすっかり見慣れたハイイエローというカラーリングだからこそ生まれるこの不自然さ、 委託販売のため超特価にてご案内致しますのでクオリティに拘りのある方は是非この機会をお見逃しなく。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイポタンジェリン) Eublepharis macularius "var" |
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お客様ハッチの、国内CBレオパです。品種は人気のハイポタンジェリンです。頭部に白く抜けた模様、 そして尾の付け根にはほんのりオレンジが発色していますので、これは将来有望のサインでしょう。 今回委託個体の為、価格を抑えてのご紹介となります。こまめに餌をやってガンガン大きくしましょう。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイポタンジェリン) Eublepharis macularius "var" |
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諸ブリーダーの功績でペット爬虫類の入門種となった、お馴染みのレオパです。今回の個体の親は ハイタンの中でもクオリティが高く、仔達の頭部に白い斑・尾の付根にオレンジ色がのっていますので、 将来綺麗に発色すると思われます。ヤモリの中でもおっとりした性格ですので、驚かさなければ ハンドリングもOKです。餌食いも問題ないので、これから爬虫類の飼育を始めようと思い 何を飼おうか悩んでいる方にはぴったりです。自信を持ってお出しできる個体ばかりです。 人気のハイタンですが、お求め安い価格に抑えました。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイポタンジェリン・オス) Eublepharis macularius "var" |
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近頃主流になりつつあるハイタンの中ではグレードの高い個体です。お客様飼い込みのヒョウモントカゲモドキ・オスの入荷です。 頭部から尾の付根まで一切の黒点が無く、尾の根元には鮮やかなオレンジ、残りは白黒模様と非常にメリハリの効いたボディカラーで、 こういった色彩をお好みの方も少なくないはず。またオス個体というのは意外と出回らないもので、1匹持っておいても損はありません。 あとはお好みのメスと掛け合わせるだけです。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ハイポタンジェリン・♀) Eublepharis macularius "var" |
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近頃ではブームが一旦落ち着き、爬虫類入門種の座を築き上げた本種の良さが再認識されている様です。 レオパのハイポタンジェリン・♀の入荷です。今回入荷したのはお客様の飼い込み個体で、 繁殖も視野に入れて大切に飼い込んでいたそうで、体に色艶があり色・大きさ共に見事に仕上がっています。 また購入時は”レッドトップ”という名前がついていたらしく、 その名の通りボディは全体的に深みのある山吹色です。 国内発の「チリレッド」という品種がいますが、こういった個体をセレクトして作り上げていくのでしょう。 残念ながら右後肢付近に黒点がある為、特価にてお出し致します。 |
ヒョウモントカゲモドキ (スーパーハイポタンジェリン ・オレンジ) Eublepharis macularius "var" |
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近頃ではブームが一旦落ち着き、爬虫類入門種の座を築き上げた本種の良さが再認識されている様です。 レオパのスーパーハイポタンジェリン・オレンジの入荷です。昔の主流品種ハイイエローに代わり代表格となりつつある ハイタン(ハイポタンジェリン)のより美しいスーパーハイタンの、更にオレンジが強く出た親からとれたハイグレードなベビーです。 このサイズで既に頭の発色が非常に濃く、 将来の美しい姿を予感させます。若干育ったサイズなのでハッチしたては恐いけど可愛いサイズから飼いたい! という方にはうってつけです。餌はコオロギをよく食べており活発に動き回っています。 |
ヒョウモントカゲモドキ (トレンパーアルビノ・♀) Eublepharis macularius "var" |
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近頃ではブームが一旦落ち着き、爬虫類入門種の座を築き上げた本種の良さが再認識されている様です。 レオパのトレンパーアルビノ・メスの入荷です。今回入荷したのはお客様の飼い込み個体で、 繁殖も視野に入れて大切に飼い込んでいたそうで、 体に色艶があり色・大きさ共に見事に仕上がっています。 全長は21cmと即繁殖に使えるサイズで、現在のコロニーに加えてみても良いと思います。 餌はピンセットから普通に食べますし、ハンドリングもOKです。 多少尾先曲がりがありますが、そんなに気にならない程度です。 |
ヒョウモントカゲモドキ (アルビノタンジェリン) Eublepharis macularius "var" |
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とても美しい色合いのレオパが入荷しました。お客様飼い込み個体の為、 状態は非常にいいです。どんどん新しいカラーや新品種が出てくるレオパですが、 そのうちブルー系のレオパなんかは…さすがに出ませんね。 |
ヒョウモントカゲモドキ (リューシスティック) Eublepharis macularius "var" |
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体に何の柄もないのにヒョウモンとはこれいかに?といった感じの リューシスティックのレオパですが、お客様の委託個体です。オスをお持ちの方、いかがでしょうか。 |
ヒョウモントカゲモドキ (リューシスティック・♀) Eublepharis macularius "var" |
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すっきりとしたパターンレスに上品な色味のハイグレードな個体です。ヒョウモントカゲモドキ・リューシスティック・メスの入荷です。 レオパ改良品種の先駆者的な存在で昔は黄色味の強い個体がバナナなどと呼ばれたりしていましたが、 近頃ではハイタンなどに押され見かける機会も少なくなりました。今回入荷したのはお客様飼い込みのブリブリの即戦力で、 状態は勿論カラーリングもパステル調の淡い感じが印象深く、 尾の付け根に発色した山吹色は見事です。 いいタマゴ産んでくれそうですが、普通にペットとして一匹飼いでもいい味を出してくれそうです。 リューシにはつきものの尾先の曲がりありますがそこまで気になりません。 目の細かい白砂を敷いてやると雰囲気が出るでしょう。 |
ヒョウモントカゲモドキ (ブリザード) Eublepharis macularius "var" |
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久しぶりにヒョウモントカゲモドキがやって来ました。ブリザード・サブアダルトメスの入荷です。リューシやブリザードと言えば尾先の 曲がりが気になる所ですが、この個体はスラッと伸びています。幻妖なピンク色の地肌からは内臓が透けるようで、 また淡くイエローがのり上品さも醸し出しています。ヤモリの仲間でも地上性の 種類は比較的オットリしており扱い易く、初心者の方でも仔をハッチまでし易い 種ですのでこれを機にチャレンジされては如何でしょう。餌はコオロギ・ワーム等の生餌です。 |
ヒョウモントカゲモドキ (トレンパージャイアント) Eublepharis macularius "var" |
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お馴染みのレオパのハイイエローですが、今回は人気のトレンパージャイアント品種です。 しかも尻尾は根元から綺麗にカットし、キャロットテールに仕上げてある極上の物です。 本品種の個体の大きさを見ていると、作出に費やされた先人の努力が見てとれますね。 全体的によく肉の付いた健康な個体で、特に尻尾のブリブリ感には目を見張る物があります。 このどっしりとした迫力はトレンパー以外では有り得ません。 |
ヒョウモントカゲモドキ (レッドストライプ・♀) Eublepharis macularius "var" |
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目を凝らして選び抜いたマニア拘りの逸品! 細部に質の高さが見える納得の個体です、 しっかり育て上げられたレッドストライプのヒョウモントカゲモドキ・メスが入荷しました。 今回やってきたのはJMG血統のベビーがお客様の下で飼い込まれぶりぶりに育ったもの。 背骨を透かして見せたような背部中央のストライプ柄は個体によってラインの入り方にバラつきがある中、 バシッと一直線に走る気持ち良さでこのヤモリの一番目立つおいしい部分を見事に占有しています。 レッドストライプというからにはメインの表現型がしっかりとしていることは嬉しいポイントではないでしょうか。 また頭頂部に目を移すとそこには極太の冠模様が目立ち、 柄の細かさや消失具合を追求してきた現在のトレンドの中からは見かけない、 また作り上げることが難しいパターンかもしれません。 そしてこの個体のもうひとつの見所は左顎にベッタリとのった黒斑で、 これはヘビの感覚で言うならばパラドックスとでも呼べるのでしょうか。 前飼育者様はあくまで趣味的な捉え方でお話しされていましたが、 そういった細かい箇所への目配りにも感心させられます。 最後に付け加えるとすればラベンダーの表現が下半身を中心に表れ全体を引き締めています。 もう十分大きなサイズですが繁殖の前にもう一度しっかり飼い込んで更に肥やして挑戦してみては。 |
ヒョウモントカゲモドキ (マックスノー) Eublepharis macularius "var" |
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少し前に登場した比較的新しい品種、ヒョウモントカゲモドキ・マックスノーの入荷です。 品種改良の方向性はオレンジを強くするタンジェリン系が主流、という事を考えるとモノトーンのレオパというのはなかなか新鮮です。 また和名の”豹紋”が残る品種ですから、パターンレス系より柄モノが好きという方にもオススメです。 ハッチ直後ではなく少し育った尻尾ぶりぶりの安心サイズですから、可愛いサイズから飼ってみたいけど小さすぎるサイズは恐い… という初心者の方には特にうってつけと思います。飼育器具セットも御座いますので春からの新生活、 レオパで爬虫類飼育を始めてみてはどうでしょう。 |
ヒョウモントカゲモドキ (スーパーマックスノー・♀) Eublepharis macularius "var" |
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初登場時はまったく衝撃的なカラーリングに目を奪われました。 マックスノー同士の交配で生まれる美品種、ヒョウモントカゲモドキ・マックスーパースノーの入荷です。 今までの色の薄い系のミューテーションでは地色の黄色を完全に失う事はできず、 また体表のピグメントも消さざるを得なかった感じがしました。 ですがこの品種では微細で均一に並んだ幾何学的な模様に 完全なる純白の地色がモノトーンの体色を作り出しており、 従来のミューテーションには無い独特の雰囲気と美しさを持っています。また虹彩はいわゆるネコ目ではなく すい込まれそうな程に全体が黒々としたつぶらな瞳で、 鑑賞価値も高く元の種が何であったかを忘れさせます。 マックスノーでは多少薄らいだような体色の他にノーマルとの違いはあまり見られませんでしたが、 遺伝子が重なり合う事でここまでの表現型を見せてくれる事には感動です。 マックスーパースノー同士の交配では100%同じものが生まれてきますし、 最近ではエニグマなどの新登場した品種との交配も進められているそうで、 見た目も合わせて従来とは異なった角度からアピールする魅力的な品種でしょう。性別はメスっぽいです。 |
トルクメニスタントカゲモドキ (EUCB・♀) Eublepharis turcmenicus |
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オバケやハードウィッキーなどの新顔が目まぐるしく登場した中でやって来たもうひとりの刺客! かつては亜種や地域変異とされていたのも今では立派な独立種、 トルクメニスタントカゲモドキ・メスが入荷しました。 わざわざ正式名称を唱えなくとも、 最近ではレオパの三文字だけで通じてしまうほどすっかり有名になったあのトカゲモドキ。 今更和名の必要性すらも怪しくなり品種名ばかりが呪文のように飛び交う状態では、 ヒョウモントカゲモドキという種類がいたことすら忘れ去られてしまうのも時間の問題なのでしょうか。 そうかと思えばそこは流石に野生の爬虫類、 当然現地に赴けば彼らの近縁種、つまり縁の深い仲間たちが確かに息衝いている訳で、 品種改良がすっかり落ち着いたであろう最中にここ数年でいくらかの同属種が名を連ねて来ています。 彼らの魅力と言えばずばり野性味、大声で申し上げておいて何だか矛盾しているような気もしませんが、 家畜とは言えないまでも今時のヒョウモンはきっと故郷の風景を思い起こすことは無いでしょうから、 体中の何処かに潜む緊張感が我々を心地良い気分にさせてくれるのです。 本日ご紹介するのはトルクメニスタン南部からイラン北部にかけて棲息するユーブレファリスの新種で、 間違ってもアフガンやファスキオラータスと言ったヒョウモンの地域変異などではなく、 独立した種類としてきちんと認められたその名もトルクメニスタントカゲモドキ。 特徴はまず第一に小型であること、最も近縁とされるヒョウモンよりも一回りほど小さい印象で、 鼻から尾先にかけてのシルエットも幾分シャープになるようです。 全体の色合いはやや淡めの黄色に覆われ、少しすっきりとしたイメージ。 そして最も分かり易いのは、背面の模様が幼体の名残でバンド状に残り易いという点でしょう。 この個体も紫がかった二列の斑紋がそのまま模様として描き出され、 おまけに顔付きもなんだか精悍で思う存分ワイルドの味わいを堪能することができます。 観察を続けている内に感じたのは、 オバケの時もそうでしたが立ち姿がやけに凛々しく力強く、 昨今のトカゲモドキにありがちなぐったりと地面に這いつくばる様子はありません。 また姿を見たいがために何度シェルターから引きずり出しても、 ものの数分でひたすら穴の中へ戻っていく様子に奥ゆかしさを覚え、 この辺りに未だ本能が血の中を駆け巡っていることを教えてくれます。 今回はドイツCBのメス単品ですが、原点に戻ってコレクションに加えてみるのも一興です。 前飼育者の愛情の賜物か恵まれた体格をしていますが、 もう少しスマートにまとめた方がそれらしく映るのかもしれません。 |
ワキヒダフトオヤモリ (Pr) Gehyra marginata |
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妖しく光るグリーンアイズが類稀な格好良さを決定付ける通称ハルマヘラジャイアントゲッコー! 何かにあやかるようなわざとらしい名前のお陰で一躍有名となった意外とファンの多い人気種、 ワキヒダフトオヤモリ・ペアが入荷しました。 通常流通名として広く知られることになったその英名に比べ、 圧倒的に知名度が低くゲシュタルト崩壊を起こしそうなその字面にもまた辛いものがありますが、 体側の脇部分にひだひだした皮があって尻尾の太いヤモリなんだと覚えて頂ければ幸いです。 ニューカレドニアジャイアントゲッコーと言えば皆さんご存知ツギオミカドヤモリ、 チャホウアジャイアントゲッコーと言えばマモノミカドヤモリ、 それではこのハルマヘラとは一体と疑問に思うのも無理はないでしょう。 先の二種はラコダクことミカドヤモリの仲間ですから辻褄が合いますし、 単純にサイズだけの話をすればトッケイですらジャイアントゲッコーと呼ばれてしまう可能性も出てきますが、 本種はその体格も然ることながら全体の風貌が何処となく本家ジャイゲコっぽい、 本当にただそれだけのことでその有難いネーミングを拝借してしまったのですから大した度胸の持ち主です。 確かに鼻の長さや視線の鋭さ、そして肌質やその色合いも含めて随所にそれっぽさが漂い、 格好良いデザインのヤモリとしての高い評価をいとも簡単に手にすることができたという訳。 トレードマークとされる翡翠を埋め込んだような目玉のインパクトもピカイチで、 爪が上下に稼働する指先の独特なメカニズムも男子の心を擽るつくりになっていて、 個人的にはよく慣れたクレスの二倍速程度と感じていますが、 何故かハンドリングができてしまうスペックの高さにも驚きました。 ペットとしての壁チョロには選択肢がありそうで意外とないのが悩みの種でしたが、 今後のCB化も含めてまだまだ普及しそうな予感しかしない大発見だと思います。 今回やって来たのはモノトーン調の配色がクールなオスと、 全体的にモスグリーンな配色がお洒落なメスとのワイルドペア。 その名に恥じぬボリュームを獲得するためにもう少し育ててあげたいヤングな二匹で、 多少の小傷こそあれど状態は抜群でコオロギをもり食いしていますので、 数度の脱皮でピカピカに改善することでしょう。 せっかくなので雌雄がまとめて揃えられるこのチャンスをお見逃しなく。 |
トッケイヤモリ (キャリコ) Gekko gecko "ver" |
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ダルメシアン模様がかわいらしいキャリコのトッケイです。餌もよく食べ、よく張り付き、 よく怒ります。しかしこの色彩は遺伝するのでしょうか。現在温室にもう一匹いる リューシスティックのトッケイのオスを入れて頑張っています。 |
トッケイヤモリ (リューシスティック) Gekko gecko "ver" |
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抜けるような白さが大変美しいリューシスティックのトッケイです。染み一つないボディが もう別の種類のようです。最近は霧を吹いても怒らなくなってきました。餌食いもよくプリプリです。 上の個体とブリードしたらどんな個体が出るのでしょうか。ペア割あります。 |
デカンランドゲッコー
Geckoella deccanensis |
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デカンランドゲッコーです。インドのデカン高地に生息する激レアゲッコーで体を取り巻く 金色の縞模様が非常に綺麗で癒されます。餌食いもよくなんとなく見ててあきません。 |
キガシライロワケヤモリ (Pr) Gonatodes a. fuscus |
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ペットトレード上ではつい最近デビューしたばかりの小型美種ヤモリ界を揺るがす革命児! 壁に貼り付かず性格は陽気で物怖じせず餌付きにも困らない色々な常識を覆すとんでもないヤツ、 キガシライロワケヤモリ・ペアが入荷しました。 私たちは爬虫類をいくつかのグループに分ける時、 カメ、ヘビ、トカゲ、ヤモリとついつい振り分けてしまいがちなのですが、 ヤモリとはあくまでもトカゲ全体の中に含まれるひとつの集団なのであって、 上記のような分類の仕方はあまり適切でないかもしれません。 しかしながらペットとして捉えた場合にはそれほど大きな違いを感じられるのも事実で、 様々な生活様式に適応してきたトカゲの仲間だからこそそれほど魅力的に映るのでしょう。 そして最近ではヤモリ科と言うたったひとつしか無かった括りを分割し、 いくつかの新たな科を新設する動きが強まっているらしく、 ますます注目を浴びて然るべきと言った局面を迎えています。 イロワケヤモリはアフリカのマルメヤモリのカウンターパートとも言われ、 確かに色鮮やかな外観や小振りな体型などパッと見た時の印象には近しいものが感じられます。 ただし大きく異なるのはこちらが壁チョロでは無いと言う点。 どう見ても壁面を上り凄まじいスピードで目の前から姿を消しそうな雰囲気なのですが、 本種が含まれるチビヤモリ科には趾下薄板のあまり発達しない種類が多く、 動きこそすばしっこいものの格段に扱い易くなっているのが嬉しいポイント。 また雌雄に大きな色彩差が見られるのもある意味ヤモリ離れしており、 この辺りにも絶妙なトカゲくささが感じられるのです。 今回やって来たのはオスの頭部が濃厚なイエローやオレンジに染まることで人気の高いキガシラの、 繁殖も狙えるアダルトサイズペア。 小型種ながらずっと隠れっぱなしになるような素振りは見せず、 むしろ小高い丘などのオープンスペースにも長時間姿を現してくれるため、 レイアウトの施し様など飼って楽しいか否かを大きく左右するのは飼い主の腕の見せ所と言えそう。 目の下にポツポツと散りばめられたスカイブルーのスポットもなかなかお洒落です。 この手のヤモリは片割れだけ手に入っても仕方が無いとされることが多いため、 せっかくペアで揃う機会なのでやんわりとでも繁殖を狙いながら育てていきましょう。 |
ハイナントカゲモドキ (フルアダルト・Pr) Goniurosaurus l. hainanensis |
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いくら飼い込みとはいえ元々ワイルドだったとは到底信じ難い抜群の餌食いと肌質の良さに脱帽! 雌雄共にレオパ用の人工フードを美味しそうに食べ同居生活の相性もバッチリの完璧過ぎる二匹、 ハイナントカゲモドキ・ペアが入荷しました。 大昔のゴニウロサウルスと言えばとてつもなくマニアックなグループで、 メジャーだとかマイナーだとかそんな次元で話をすることなど全く以って許されない、 特にこのハイナンは現物を拝むことさえ叶わないようなキャラクターでしたから、 もし現代にタイムスリップしてきた人がいようものなら卒倒してしまうに違いありません。 十数年前に野生個体が輸入され華やかに紹介された後は、 腕に覚えのあるマニアたちがこぞって国内での繁殖を果敢に目指し、 今の私たちは当時の諸先輩方が遺してくれた財産によって楽しませてもらっているようなものです。 人気の秘訣はとにかく妖しいその容姿に尽き、 最近ではワイルドとCBがどちらも流通するようになったハイナンですが、 前者はとにかくナイーブで初期状態から導入時の環境にまで何もかも気を遣わねばならず、 また後者はやはりと言うか小さなサイズで見かけられることも多いため、 レオパで慣れているとその華奢な体付きに驚かされてしまいます。 レオパの流れでニシアフに突入するとその感覚の違いに衝撃を受けるのと同様に、 このハイナンもまた同じトカゲモドキとしては括れない独特の暮らしぶりがありますが、 彼らの特性を理解し個体選びさえ間違えなければ決して高いハードルではないと思います。 今回やって来たのはぷりっぷりの尻尾を携えた長期飼い込みのフルアダルトペアで、 冷凍コオロギを主食にしていたと伺いまさかと思いながら人工飼料を差し出すと、 何も気にすることなくもりもり食べ始めたため流石に腰が抜けました。 そもそもピンセットからコオロギを食べてくれるだけで御の字の感もあるヤモリですから、 それがレオパと近しいスペックというのは通常考えられないことなのです。 既に有精卵もきちんと産んでいる大変に勿体ないペア、 是非ともこの二匹を役立てて国産ベビーを殖やしていきましょう。 |
ハイナントカゲモドキ (ブラックアイ・♂) Goniurosaurus l. hainanensis |
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同じトカゲモドキでもヒョウモンやニシアフではなく珍しいゴニの色変です。 お客様委託のハイナントカゲモドキ・ブラックアイが入荷しました。 レオパでは同じような品種が日食を意味する”エクリプス”と名付けられていますが、 ことキョクトウトカゲモドキに関してはまだ品種名すらまともに付けられていない程、 今日ではとても貴重な存在となっています。 ノーマルではご存じの通り、閃光を放つようなルビーアイでどちらかと言えばキツい顔付きですが、 この個体のようにほぼ真っ黒の優しい瞳でこちらを見られると思わず微笑んでしまいます。 本種は少し前まで幻と言われていましたがあっという間に輸入され、一時は価格も大分下がってしまいました。 しかしながらその時に種親を集められた人々の間で累代飼育も行われている様で、 この仲間特有の神経質なイメージがあまり感じられないハイナンならではといったところでしょうか。 綺麗に生えてきていますが再生尾です。 良いメスをお持ちの方は是非ともこのオスとペアリングをして黒目の可愛らしいハイナンの累代飼育にチャレンジして下さい。 |
ギガントナキヤモリ
Hemidactylus giganteus |
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まだまだ終わりません、レアEU便シリーズ。今回は先日の国内初入荷でお騒がせした、 あのインド産超レアナキヤモリが再入荷です。原産地はカトマンズ盆地です。 詳しい生態などは不明ですが、飼育で特に気を使う所も無さそうです。 主食は昆虫ですが、自分より小さなヤモリも食性に含まれる様なのでご用心。 |
ギガントナキヤモリ
Hemidactylus giganteus |
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国内初入荷のはずです。違っていたらごめんなさい。ギガントナキヤモリ(Hemidactylus giganteus) です。正直細かい生態なんかはデータがなさすぎてよくわかりませんがほかのヘミダクに準じると 思います。今回はペアでの入荷です。ヘミダクマニアに! |
プラシャードナキヤモリ
Hemidactylus prashadi |
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プラシャードカベヤモリって知ってますか?国内初入荷の超レアヤモリです。 結構ボリューム感あります。餌食いは最高です。原産地はボンベイ。 |
ニシアフリカトカゲモドキ (アプリコットアルビノ・♀) Hemitheconyx caudicinctus "var" |
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カラー、パターン共に拘りの見えるスペシャルセレクト! 整ったバンドにハイオレンジの誰もが頷く美個体です、 お客様委託のアルビノニシアフリカトカゲモドキ・メスが入荷しました。 レオパことヒョウモントカゲモドキが一大勢力を誇る中、 その人気の陰でいつの時代も密かなブームを巻き起こしているのがこのトカゲモドキ。 ヒョウモンかニシアフかと言わせるほど両者のファン層にはある種の隔たりさえ感じられ、 似た姿でありながら全く異なった魅力を放つことは誰しもが承知していると思います。 ヒョウモンが格好良い系であれば本種は可愛い系でしょうか、 ふくよかな顔立ちに見合うボテッとした体型は見ているこちらまで幸せな気持ちになり癒し効果の期待度は大。 成熟し尻尾の十二分に太くなった個体は全体が短くなったかと錯覚するほどのボリュームを生み出します。 この個体は単にアルビノということでやってきましたが、 一言アルビノと言っても系統により表現系にバラつきがある中、 バンド部に赤みが強く発色するアプリコットと呼ばれるタイプで良いでしょう。 オレンジが強く出ながら元の黒い部分の発色は随分抑えられ、 2色のコントラストが大変はっきりしています。 また決して見逃してはならないバンドの入り方も、 尻尾の先までほぼ均等なシンメトリーと呼べるクオリティで、 色合いの良さを含めた個体の美しさを底上げしているかのよう。 環境設定に少々コツがいりますがウェットシェルターなど便利な用品もあり、 またワイルドほど気を使わなくて良いのでさほど障害にもならないでしょう。 まだまだ成長期の若い個体です、この調子でふっくらと健康的な姿に仕上げて下さい。 |
アサギマルメヤモリ (Pr) Lygodactylus conraui |
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ブルーゲッコーなき今もうこの人に頼るしか方法はないマルメヤモリ界のリーサルウェポン! 何故かリーズナブルなのが却って恐ろしいデイゲッコーのニューカマーにして最美麗種のひとつ、 アサギマルメヤモリ・ペアが入荷しました。 かつては学名からコンラウイマルメヤモリとも呼ばれていて、 いざ和名の方を耳にするとそんな名前の女性芸能人を思わず連想してしまいますが、 本来の意味は浅葱色から。言葉にして表すとすればそれは緑がかった柔らかな水色のことを指し、 本種が魅せる非常に鮮やかなカラーリングの中で、 特にオスの胴回りに強く発色することになっている透明感溢れるブルーが、 日本人の美的感覚によってそうしたネーミングが与えられる決め手となったようです。 冒頭に登場した別種は正式な和名をアオマルメヤモリと言い、 国内に初めて姿を現した十年前の衝撃たるや近年稀に見るものがあって、 当時はターコイズブルーやエレクトリックブルーなどと大変な持て囃されようでした。 あまりのインパクトにより日本中がひっくり返ってしまったのは言うまでもなく、 不思議なことに晩年は不必要なまでに安価な価格帯で大量流通したのも災いしたのか、 あっという間にCITEST類へと掲載されることになり姿を消してしまいました。 実はこのアサギも初上陸してそれほど日が経っていない訳ですが、 何となく前例と被るような雰囲気があってもやもやしている今日この頃です。 何事も起きなければもちろんそれが最も望ましいのでしょうが、 同じ過ちを繰り返さぬよう消費的になるのではなく国内CB化も視野に入れていきたいところです。 今回やって来たのは既に雌雄の色彩差がしっかりと表れた将来が楽しみなペアで、 不本意ながらメスが撮影前に壮絶なるくすみ方で残念なオーラを放ってしまいましたが、 本当はオスもメスも大きな差がなく綺麗な体色が楽しめる種類です。 我が国へ初めて上陸したのはなんとまだ二年少々前とごく最近なのですが、 今日までに取引相場がじわじわと明らかに下落していて、 生々しい話ですが現状よりも更に下がる必要性が全く感じられませんから、 おかしなことが起きてしまう前に確実に手元へ引き込んでおきたいところ。 小さなコオロギや甘めのゼリー、そしてクレス用のフードなど餌の選択肢は幅広く、 同属他種で飼育繁殖の経験値も豊富なジャンルですから安心です。 |
アオマルメヤモリ (Pr) Lygodactylus williamsi |
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2008年に衝撃的な入荷を果たし、それ以来国内のヤモリ愛好家を魅了し続けるデイゲッコーのスター的存在です。 ブルーゲッコーことアオマルメヤモリ・ペアが入荷しました。 日本にやってくる前は写真などでその存在は知られていたものの 特徴的な繁殖期のオスが魅せるメタルなブルーがあまりにも非現実的であった為に、 それほど入荷が熱望される事もなく初入荷に至りました。 しかしながら我々が国内で初めて目にした個体が偶然にもバッチリ発色したオスだったので、 いい意味で完全に裏切られたことと思います。 その英名はElectric Blue Geckoとこれまた冗談みたいなカッコイイ名前なのですが、 確かに今考えてみるとこの名前を考えた方の気持ちに十分納得でしょう。 本当ならこのHPでも真っ青な写真を紹介したかったのですが 今回はヤング個体がやってきましたので残念ながらそれは叶わず。 ですが全長で10cmにも満たない超小型のヤモリですので、このペアをもう暫く飼い込んで大きくすれば立派なブリーディングペアになります。 飼育のコツは微量でも紫外線を供給することと、餌がどうしても小さいのでこまめな給餌を心がけることです。 少し大変そうなイメージもありますが国内繁殖も既に成功例がありますし、 尾も綺麗なペアですので手をかけただけ美しくなっていく2匹の姿をお楽しみ下さい。 |
オニタマオヤモリ (ハイカラー) Nephrurus amyae |
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濃厚なオレンジが体全体に染み渡る通常よりも色味の良い親同士で交配されたセレクトハイカラー! 成熟していてはつまらないしベビーでは小さ過ぎて怖いと言う方にお勧めの安心サイズ、 オニタマオヤモリが入荷しました。 かつての愛称はその外見から雷小僧、最近では略してオニタマがすっかり浸透してしまったため、 わざわざそのように呼ぶ人も少なくなりましたが、 頭の模様をはじめとした全体のデザインがそれらしく見えることに由来しています。 タマオヤモリと言えば今も昔もオーストラリアを代表するスター集団として名高い、 トカゲの類を愛する方々にとっては最高峰の人気を誇りますが、 どれほど繁殖が進んだとしても所詮はヤモリですから決して生産効率が良いとは言えず、 また支持率が衰えるような気配もまるで感じられないため、 結局は上手いこと高値安定が続いた状態で今日に至ります。 所有する喜びが極めて高いレベルで味わえるのはもちろんのこと、 飼育する上でそれほど高度なテクニックを要求される訳でも無く、 そのサイズ感から省スペースで管理することが許され、 あわよくばブリーディングにも挑戦できてしまうと言った、 何故だか色々と都合の良い条件を兼ね備えている素晴らしきペットゲッコーです。 今回やって来たのは背部から指の先にかけて全身にベッタリとした赤味が際立つ、 こってりとしかし焦げたようなくすみも見当たらないなかなかの美麗個体。 輸入された時のインボイスはその名もオレンジ、 個体差の範疇と言えばそれまでなのかもしれませんが、 体色が淡く色抜けしてしまうと途端に肌色へと近付いてしまいますし、 反対に濃くなればオレンジと言うよりもむしろブラウンになってしまいますから、 何処かまろやかにも見えるこのカラーリングはまさしくセレクティブブリードの賜物です。 最近では隣国での需要増の影響をもろに受け、 元々数が少ないところへ大きな打撃をくらう羽目になりましたが、 個体を選ぶ余裕も無い中でこれほどのグレードと巡り合えたのは幸運以外の何物でもありません。 特に何もしていなくても弱々しい雰囲気が持ち味のため、 守ってあげたくなる精神から毎日食べるだけコオロギを撒いていますが、 その期待に応えるかのように次から次へと平らげています。 親指ぐらいの太さしかないベビーでは不安な方へ、 狙って手に入れることの難しいお勧めのスターターサイズです。 |
オニタマオヤモリ (♂) Nephrurus amyae |
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雷神様の子供、雷小僧の愛称で親しまれるオージーのレアゲッコー! そろそろ繁殖にもゴーサインを出せそうな若い個体です、 お客様委託のオニタマオヤモリ・オスが入荷しました。 オーストラリアに固有分布するタマオヤモリの仲間は、 そのキャラクターチックで強烈な外観と かつての稀少性から非常に人気の高いグループです。 稀少というのはつまり単純にオーストラリアに棲息することで流通は繁殖個体に限られ、 海外からのCB個体が輸入されることもありましたがなかなか日本人の取り分が巡ってくる機会にも恵まれず、 長年マニア垂涎の的として君臨し続けていました。 それもここ最近ではガラッと状況が変わり、 と言うのも簡単な話ではなく国内ブリーダーが懸命にブリードを続けたお陰で、 ようやく現実的な価格帯で入手し易くなってきました。 それまでは飼うからには繁殖しなければという一種のプレッシャーのようなものもありましたが、 これからは純粋にペットとして楽しむヤモリとしても親しまれることと思います。 しかしこのヤモリの悪人面というのは札付きで、いくら可愛がられようとも、 この先どれだけ累代繁殖が行われようとも、 この挑戦的で狂人的な顔付きはこの先ずっと変わらずこのままなのでしょう。 同属の他種とは違いあまり深い巣穴は掘らないようなのでシェルターを設置することで代用できます、 このサイズになれば飼育もさほど難しくありませんのでこの機会に挑戦してみては。 |
オニタマオヤモリ (EUCB・♂) Nephrurus amyae |
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いつ見ても新鮮さが損なわれることの無いずんぐりむっくり感が愛らし過ぎる魅惑のアンバランスボディ、 オニタマオヤモリ・オスが入荷しました。 オーストラリアが誇る人気と稀少性を兼ね備えたランドゲッコーの代表種、タマオヤモリの仲間たち。 今でこそ海外或いは国内で繁殖された幼体が比較的安定して出回るようになったものの、 少し時代を遡れば幻と言う表現がこの上なくぴったりなほど、 そもそも現物を拝むことすら叶わない極めて貴重なヤモリでした。 体も小さいことから間違っても量産されるようなタイプではありませんので、 コツコツとブリードが続けられ何とか売り場に並ぶ姿が見られるようになった結果、 ひとまず憧れることのできる手を伸ばせば届きそうな位置に落ち着くまでになりました。 本種は同グループの中でも特異な容姿から高い存在感を誇り、 昔から有名な雷神様の子供を表す雷小僧の愛称はまさしくオニタマのイメージにぴったりで、 マニアックなヤモリには珍しく必ずしも繁殖を目的としない、 あくまでもペットとして付き合っていくと言う選択肢も往々にしてあるようです。 今回やって来たのはヨーロッパブリードのベビーから半年少々育てられた、 スムーズな成長速度に肉付きも文句無しと状態の安定した飼い込み個体。 肌の色合いはまるでウルルの横たわる乾燥大地を想起させる赤茶色で、 一目見ただけで辺りにオーストラリアの風が吹くような麗しい容貌はお見事。 その目付きは決して優しいとは言えないものの、 全体的に厭らしさを感じさせないのは内に秘めた品の良さが成せる業なのでしょうか。 体表に連なるサボテンのような突起は良い感じにスポット模様を描き、 砂地に埋もれないよう長い指を備えた意外にも逞しい四肢は力強さと躍動感を演出しています。 これで十分かと思ってしまう現状の大きさもまだまだ発展途上で、 何しろ堂々の属内最大種ですから未だ成長期の内にあると言っても過言では無く、 最終的にがっしりと仕上げられた暁には今の倍以上のボリュームが味わえることでしょう。 あまりにも有名なスター選手ながら流通は疎らで、 いつでも探せば見つかるものでは無いため目の前にいてくれるタイミングで確実に押さえておいて下さい。 |
オニタマオヤモリ (♂) Nephrurus amyae |
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一時は流通増の兆しが垣間見えたものの再び稀少なランドゲッコーに逆戻りした往年のスター! オーストラリアのみならず世界を代表する珍しいヤモリとして名を馳せる由緒正しき大看板、 オニタマオヤモリ・オスが入荷しました。 昔の人たちはこの姿を指して雷小僧というあだ名を付けたそうですが、 なるほど確かにそのヤモリ離れしたインパクト溢れるビジュアルから、 彼らの稀少価値はさて置いて単純に大きな衝撃を受けたことでしょう。 かつては最もグラム単価の高い爬虫類として多くの愛好家から畏れられていましたが、 最近では依然高価であるとはいえ随分と現実的なランクに落ち着いたようで、 それは数十万円が当たり前だった時代より国内外でブリーディングが進められてきたお陰だと思います。 冒頭でも触れた通り原産国がオーストラリアである以上、 望めばいくらでも手に入るという訳には参りませんので、 その制約がまたマニア心を擽り供給量を増加させるに至りました。 しかしながらタマオヤモリの人気ぶりは何もレアリティだけではなく、 ずんぐりむっくりとしたぬいぐるみのような造形があってこそのこと。 その名の通り尻尾の先には夏の線香花火を想起させる可愛らしい玉がひとつ、 背中にはチクチクとして痛そうな実際には柔らかいトゲが等間隔に生えていて、 頭でっかちなアンバランスさはご覧の通りですが、 指先までよく見ると砂地に埋もれぬようにするためか手がぷっくりと膨れているなど、 全体像からディテールに至るまでところどころに面白味の詰まった流石の人気種です。 今回やって来たのはベビーサイズよりペットとして育てられていたオスで、 彼のマックスサイズから考えるともう一回り成長の余力を残した、 大きさ的にはまだまだヤングサイズと呼べるちょうど性別が判明した頃合いの飼い込み個体。 ただ手に乗せただけでも黒い地面に座らせただけでも、 如何なるアングルでも只ならぬ風格が漂う辺りに大御所ならではの格の違いが表れています。 性格も人それぞれで内面まではなかなか選べないというのが正直なところですが、 この個体はずっと寝てばかりではなく昼間でも構わず自発的にウロウロと活動し、 餌も活きていようがいまいが関係なくピンセットからもりもり食べる、 あらゆる角度から観察しても不安要素の見当たらない抜群のコンディションです。 ここ暫くは雌雄問わず出物が激減しているためお早めにどうぞ。 |
デリーンタマオヤモリ (Pr) Nephrurus deleani |
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かつてその姿を拝むことすらままならなかった幻のタマオが繁殖も狙えるアダルトペアにて! 随分と華奢に見えるスレンダーな体型のお陰か余計に守ってあげたくなる究極の癒し系、 デリーンタマオヤモリ・ペアが入荷しました。 古くからのマニアにとってはデレアニの呼び名の方が馴染み深いでしょうか、 タマオヤモリの仲間が今日とは比べ物にならないほど神格化されていた時代、 金よりもグラム単価の高いヤモリなどと称されていたのも懐かしいエピソードですが、 昨今ではコンスタントな繁殖が進められある程度ペットとして行き渡るようになり、 それでも根強い人気の高さから未だに高嶺の花としての確立された地位を守り続けています。 その勢いに乗ってかオニタマやレビスなど昔から定番だったキャラクターの他にも、 図鑑で学名を目にすることぐらいしかできなかった稀少種の数々がブリードされ始め、 遂にこんなものまでもがと世間を騒がせて止まない相変わらずのヒットメーカーは、 如何せん産卵数が少ないため量産には向かず、 それが却って一定の価値観を保ち続けている秘訣にもなっている様子。 いわゆるブリーダー気質の方々にとってはむしろモチベーションを維持し易いと高評価で、 将来的には海外からの供給に頼らない強さを身に着けることができればなお良いのではないでしょうか。 今回やって来たのはベビーサイズの頃からコツコツと育て上げられ、 奇跡的に雌雄が揃えられるや否や不運にも手放さざるを得なくなってしまい、 これまた偶然にも当店へ舞い込んで来た千載一遇のチャンスとも言うべきヤングペア。 パッと見の風貌は前述のレビスことナメハダにもよく似ているのですが、 尻尾のデザインが大きく異なり初めから幅広くならない細身のシルエットで、 でっぷりした様子は無くむしろスリムな体付きは余計にか弱い雰囲気を演出しています。 実はバックヤードにて暫しその麗しさを堪能すべく育てていたため、 餌食いの確認など諸々の事項は嫌と言うほど完了しており、 時に食の細さが飼い主を心配させるタマオなだけあって、 Lサイズのコオロギを爆食するこの二匹の姿には本当に安心させられます。 ご興味のあった方には何も考えずに飛び付いて頂ける準備は済んでいますので、 目の前に現存する内に迷わず押さえておきましょう。 メスのみ尾先が玉欠けのためお値打ちプライスにて。 |
ナメハダタマオヤモリ (ハイカラー・♂) Nephrurus l. levis |
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体中が柔らかな陽光に包み込まれたかのような素肌透き通るキャラメルマキアート! かなり黄色味の強い体色に金色の瞳、そして所々が色抜けし白くなった部分まで目立つセレクト美個体、 ナメハダタマオヤモリ・オスが入荷しました。 今も昔もヤモリ界のスーパーアイドル、 本種を差し置いてヤモリの可愛らしさは語れないとまで言わしめるほど、 キュート系では世界中でトップクラスの人気を誇る通称レビス。 タマオヤモリと言うグループはこの人のためにあるのではないかと思えるほど、 抜群の存在感には一度見たら絶対に忘れられないインパクトがあり、 特別な知識や経験が無くともそこら中の人々を虜にしてしまう強い訴求力にはただただ感服させられるばかり。 何をそこまで大騒ぎしなければならないのかについてはもはや説明するまでも無いでしょう、 いかにも夜行性ですと言わんばかりの大きな両目がその全てを物語り、目と目が合ったが最後、 今にも小刻みに震え出しそうな守ってあげたくなるか弱さに思わずキュンとしてしまうはずです。 本来は砂地に穴を掘るために発達したのであろう長い指を持つ四肢も、 頭でっかちなシルエットと併せてデフォルメされたかのような雰囲気をつくり出し、 これを俗に幼児体型とでも言い表すのでしょうか、 ここまで来るともはやあざとささえ見え隠れする仕組まれっぷり。 目玉が飛び出るほど高価だった時代も今では知る由も無く、 継続的にブリーディングが成功しているお陰で随分と入手し易くなりました。 決して誰にでも飼える初心者向けとは言い難いものの、 ルールを守れば環境設定自体にさほど難しさは感じられず、 特に最近ではCB化が進んだ恩恵なのか物怖じしない飼い易い個体が増えたように思います。 今回やって来たのは国内のブリーダーご本人から直接リリースされた渾身の一作、 どちらかと言えば普通の両親から突如として生まれたライトカラーの美個体です。 ご覧の通り全身が濃厚なしかし透明感のあるオレンジに染め上げられ、 例えるならソメワケのザンティックに近い衝撃を覚える出来栄えで、 指先や腕の周りにはハイポ系に共通する白く脱色した箇所が見られます。 まだ生まれて一年も経過していない段階でこの発色、 基本的に育つに連れて色彩が磨かれていくタイプですから成長後の姿に期待を寄せても罰は当たりません。 脱皮不全のため若干の尾先欠けなども見られますが嬉しいことに性別はオス、 並のメスと掛け合わせるには都合の良い逸材です。 |
ナメハダタマオヤモリ (Pr) Nephrurus l. levis |
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欧州産と国産の異なる血筋で組まれた秒速でブリーディングに挑戦したいぷりっぷりの即戦力! 昨今のタマオブームにあやかるように入手難にもかかわらず最高のクオリティで登場した、 ナメハダタマオヤモリ・ペアが入荷しました。 同属のオニタマと並び長きに渡りオージーゲッコーのツートップに君臨する、 その突き抜けた可愛らしさで数々のヤモラーを魅了し続けるレビスことナメハダタマオヤモリ。 大きな瞳に笑ったような口元、 もはや一言の説明も必要としないほど抜群の愛嬌を帯びたその外観に、 一体世界中で何万人、何億人の人々が恋に落ちてしまったのでしょう。 時にあざといとさえ感じ取れるウルウルとした眼差しは他の何にも代え難い魅力に溢れ、 レビスの持つ価値観を絶対的なものと仕立てて来たのです。 和名の通り滑らかな肌質は並のヤモリのそれよりも更にゴージャスで、 とても乾燥した砂地で必死に耐え忍んでいるとは思えないほど繊細な手触り。 少し驚かせただけでもすぐさま四肢を伸ばし腕立て伏せを始め、 自分を大きく見せようと尻尾を振り上げる動きも何処か健気で、 ついつい守ってあげたくなるか弱さもまた持ち味のひとつです。 今回やって来たのはこの数年の内に急激な需要増が叫ばれる中で奇跡的に飛び出した、 ヨーロッパブリードのオスと国内ブリードのメスを組み合わせ今すぐにでも繁殖が狙えそうなフルアダルトのペア。 オスは濃厚な紫色のベーシックな色彩で、 シェルターに隠れっ放しと言うことも少なくいつも堂々とした雰囲気の持ち主。 そしてメスは対面した瞬間に一目惚れしてしまうご覧の通りの美しさ、 ただでさえ数が少なくまた本種にしてはかなり大柄に成長した立派な体格に加え、 ハイポやレッドタイプなどのようなすっきりと色抜けした鮮やかなカラーリングはお見事としか言いようが無い、 何から何まで期待させられっ放しの超優等生。 どちらの個体も餌食い抜群でコンディションについては何の心配もご無用、 何よりもその厚みのある尻尾が全てを物語っています。 いつの時代もおいそれと手を出せるようなキャラクターではありませんが、 後から雌雄をバラで揃えようにも大きさや年齢まで考慮するとなかなか良い出物に巡り合えないため、 こういったチャンスは是非ともものにして頂きたいと思います。 |
オビタマオヤモリ (M) Nephrurus w. cinctus |
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艶やかなピンクオレンジが一際映えるどうせ育てるのならクオリティにも拘って選びたい絶品! ヤモリ界を代表するスターたちがひしめくタマオの中では明らかに異端的な色香を放つ、 オビタマオヤモリが入荷しました。 目を合わせれば今にも泣き出しそうなウル目を見せびらかすナメハダに、 常に怒っているような顔立ちが逆に可愛らしいオニタマと、 まさに業界の二大巨頭のような強烈キャラクターで名の知れたタマオヤモリの仲間たち。 属内にはペットとして殆ど流通していない名前すらも聞いたことのないような稀少種も含まれる中で、 何故だかある程度ブリーディングが進み供給もいくらか安定しているような印象を受ける、 本当は珍しいはずなのに不思議と身近にすら感じられるこのオビタマについては、 正直トップクラスの人気を独り占めするようなエネルギーは備わっていないかもしれません。 主役に対する脇役、王道に対する邪道のような雰囲気さえ漂わせているこの絶妙な存在感について、 以前私はその需要と価値観について真剣に考えたことがあるのですが、 実際に本種のファンの方より意見を募ってみると面白い視点から注目していることが分かりました。 オニタマが魅せるキレ気味の眼差しは大変に格好良いのですが、 根元が膨らまず萎み切ってしまったおまけ程度のあの尻尾がどうしても許せず、 幅広くふっくらとした尾の先に玉のついたデザインは最高なのだけれども、 ナメハダの長所であるあざとささえ窺える大き過ぎた黒目がこれまたどうしても許せない、 そんなわがままな願いを持つ方にとって、両者の良いところを見事に融合したような、 正面から見つめてやると思いのほかキュートな表情を楽しませてくれる本種は、 今も昔もしっかりと愛され続けているのです。 今回やって来たのはただオビであるだけに飽き足らず、 全身の赤味の強さに着目してベビーの段階からセレクトされた安心サイズの飼い込み個体。 言葉は悪いですが何となく陰気臭く健康状態の読み難いイメージも付き纏う中、 この個体については餌に対するガッツが極限まで引き出されているようで、 ピンセットの先に鼻をぶつける勢いで次から次へとコオロギを平らげ、 実際に体付きもがっしりとしている見た目も中身も完璧な超健康体の一匹です。 凄まじくレアリティの高いヤモリではありませんが、 好みの個体を選べる内にしっかりと選んでおきましょう。 |
オビタマオヤモリ (♂) Nephrurus w. cinctus |
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見ているこちらまで鳥肌の立ちそうなエキゾチックスタイル! 守ってあげたくなる爬虫類のカテゴリでトップクラスに君臨するタマオの仲間、オビタマオヤモリ・オスが入荷しました。 英名はノブテールゲッコー、直訳すればドアノブの取っ手が尻尾にくっ付いたヤモリとなり、 和名に直すとそれはタマオヤモリと変わります。 欧米の住宅事情を見れば部屋を仕切るドアに取っ手がついているというのはごく当たり前のことですが、 日本家屋の場合、それと同じ役目をするのは襖ですからそもそもノブという概念が存在しません。 タマオのタマについて言及されることはなかなかありませんが、 我々日本人にとっては線香花火の先にできる玉を想像すると、 途端にこのヤモリのことを馴染み深い存在に感じることができるようになるのかもしれません。 オーストラリアを原産とするこのグループはかつて、 国内では現物を拝むことができるだけでも有難いと言えるほど高い稀少性を誇っていましたが、 近年繁殖が進んだお陰で次第に流通量や価格帯も落ち着いてきました。 レビスことナメハダとオニタマの二大巨頭がリードしてきたタマオの世界で、 それらの間に挟まるようにしてひっそりと存在感をアピールしてきたのがこのオビタマ。 レビスとオニタマを足して割ったような容姿は実に興味深く、 セクシーなまぶたの中には鋭い目つきの瞳が収まり、 大きな突起が立ち並ぶ背中にも同じく攻撃的な雰囲気がありながら、 レビスのようにふくよかな触感やオニタマのように強そうな体格を持つ訳でもなく、 手足のほっそりとしたスレンダーなプロポーションにはどことなく弱々しいチワワ的な趣があります。 このように随所で光るオビタマだけが持つ特徴はついメジャーな二種と比べられてしまいがちですが、 もし同じスタートラインで勝負できていたとしたら、本種にもいち早く独自の価値観が認められていたのではないでしょうか。 かつて超高級ヤモリの先頭を突っ走っていた時代には飼うと同時に繁殖にも成功しなければというプレッシャーもありましたが、 ブリードが軌道に乗ったらしい現在では単に可愛がるといった趣旨で飼育を楽しめると思います。 飼い込みにつきコンディションは良好、地肌に映えるピンクオレンジの発色もなかなか見応えのある一匹です。 |
オビタマオヤモリ (♂) Nephrurus w. cinctus |
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屈指の人気者が集うタマオの中でも一際異彩を放つピンクオレンジの発色が目を惹く美麗種! スレンダーな体型と不機嫌そうな顔立ちに表現された絶妙な不気味さが却って愛らしい、 オビタマオヤモリ・オスが入荷しました。 オーストラリア大陸に繁栄したタマオヤモリの仲間は、 他国のヤモリに例えるのであればトカゲモドキのようなキャラクター性を持ち、 ペットとしても飼育し易いことから非常に人気の高いグループです。 とは言えオージーハープのお約束によりその昔は高嶺の花として崇め奉られ、 かく言う私自身も学生の頃に初めてその姿を拝んだ折には一目見て心を奪われると同時に、 子供にはよく分からない金額の凄まじさに目玉の飛び出る思いをしたことも鮮明に記憶しています。 ただの質素な地表性ヤモリであればそこまで騒ぐ必要も無いのですが、 オーストラリアと言うブランドを差っ引いてもその佇まいには独特の存在感があり、 説明不要の奥ゆかしい魅力が滲み出していると言えるでしょう。 頭でっかちのスタイリングには不釣り合いのほっそりとした四肢、 見つめているだけでプルプルと震え出しそうなか弱さはチワワにも通ずるものがあり、 こちらが守ってあげなければどうにかなってしまうのではと心配させるのも戦略なのかもしれません。 今回やって来たのは代表的なレビスやオニタマと並ぶ、 と言うよりはついつい順番に集め揃えたくなってしまうウィーレリーことオビタマの飼い込み個体。 背中を横切る明瞭な黒いバンド模様を指してその名が与えられたようで、 合計五本のこのタイプは亜種キタオビタマオヤモリに当てはまります。 別段そのような地域に棲息している訳では無いのですが、 南国のグレープフルーツのように鮮やかなカラーリングは素直に美しく、 オーストラリアを象徴する赤い乾燥大地をストレートに連想させます。 決してオープンな性格とは言えないため露出は控えめですが、 その色彩も然ることながら表に出て来た時の少し迷惑そうな顔は飼い主だけが見られる特権。 ところで本種はその妙に長い瞼がひさしのようですが、 ただ単に眠たそうな雰囲気を演出している訳では無く、 砂や乾燥から瞳を守るためなのでしょうか。 たまに姿を現してくれるだけでも癒される、そんなさり気なさが持ち味の通好みな珍種です。 |
ハスオビビロードヤモリ
Oedura castelnaui |
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オーストラリアのヤモリで、ビロードの肌の質感が特徴の種類です。 残念な事に、片目に膜が張っていますが、餌食いも心配なく 繁殖にも差し支えは有りません。種親にならお勧めです。 |
ハスオビビロードヤモリ (♂) Oedura castelnaui |
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輸出のルールが変わり入手が困難になる中で本当に有難い日本で数年育てられたぷりっぷりの掘り出し物! 触って遊べる壁チョロ枠はクレスだけじゃないと差し向けられた可愛らしさの塊のようなオージーゲッコー、 ハスオビビロードヤモリ・オスが入荷しました。 オーストラリア産のヤモリと聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、 恐らく世間では最も有名なのであろうタマオヤモリの仲間たちであり、 或いはちょっとセレブな香りの漂うイシヤモリの名も挙げられるのかもしれません。 タマオはそれこそ昔から業界のスターとして絶対的な位置に君臨していますから、 新旧問わず全てのファンにとって大変印象深いキャラクターとなっていることでしょうが、 イシヤモリはその殆どが比較的最近になってようやく名が知られ始めたものばかりで、 古参のファンからすると少なくともメジャーどころという印象を受けることはないでしょう。 そこで忘れてはならないのが意外と大所帯なグループであるビロードヤモリ、 とはいえペットとして現実的に出回るものは中でも限られてしまうのですが、 このハスオビを含め市場流通の歴史はかなり長く、 短く見積もっても十数年前よりコンスタントに見かけられる種類でした。 そもそもオーストラリア原産のヤモリがリーズナブルに入手できるところから、 継続的な繁殖に成功してきた事実を感じて頂きたいのですが、 最近ではアメリカからの輸出がストップしてしまった影響が極めて大きく響いており、 またもやマイナーなポジションへ追いやられてしまうのではと警鐘が鳴らされています。 今回やって来たのは何処かタヌキやアライグマを思わせる配色が可愛らしい、 個体差の中ではどちらかと言えば濃いめの色調を持つ飼い込みのオス。 目元の愛くるしさなどはニシアフリカトカゲモドキなどにも通ずるものがあり、 でっぷりとお太りになられた尻尾をぶら下げている辺りも何だかそれらしく、 また平然と手の平に座っていてくれる点はクレス顔負けのベタ慣れ具合で、 実はかなりのハイスペックヤモリであることはあまり広く知られていないのかもしれません。 私たち日本人にとってはかなりスタンダードなヤモリ像を残しつつも、 やはり南半球のエキゾチシズムがそれを許さずしっかりとデフォルメされた感もあって、 最大全長は二十センチにも届かずかなりコンパクトに飼育が楽しめます。 供給源として主力であったUSCBの存在が絶望的になっていることを考えると、 今のうちに手に入れておきたい銘種のひとつです。 |
ハスオビビロードヤモリ (♂) Oedura castelnaui |
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アングルを誤るとまるでトカゲモドキのように写ってしまうこんな見た目で実は触れる壁チョロ! 英名ベルベットゲッコーと呼ばれるだけあってその絶妙な肌触りにもう病み付き、 ハスオビビロードヤモリ・オスが入荷しました。 最も身近なもので例えるのならばニホンヤモリが分かり易く、 もちろん外国産のヤモリにも該当する種類が大勢いる一グループ、壁チョロ。 その特徴は文字通りなのであえて説明するまでもありませんが、 かのファンデルワールス力を利用して忍者の如く壁面を徘徊することがその由来です。 彼らが持つ最大の特性としては総じて素早いことが挙げられ、 一部はもはや音の速さと同等では無いかと思えるほど手に負えぬスピードを有し、 それはペットとしての人気を大きく左右する長所とも短所とも取れる要因となっています。 いくら形態や色彩が魅力的な生き物だったとしても、 スキル的に扱えなければ意味がありませんので飼い手を選ぶジャンルとも言えるでしょうか。 触れなくても構わないこととどうしたって触ることのできないのは訳が違いますので、 やはり肝心な時に助けとなることは大きな安心に繋がると思います。 今回はラコダクティルスなどと同じく壁チョロ界の革命児として認知されている、 例外的にハンドリングが容易な貴重な存在であるビロードヤモリから、 昔ながらの美麗種として名高いハスオビの飼い込み個体がやって来ました。 どうしても撮影のため手に乗せると色合いがくすんでしまうのですが、 環境に慣らしてやや高めの湿度をキープしていると明色部の鮮やかさがより際立ち、 観賞価値の高さが長く付き合えば付き合うほど磨かれていくのも面白いです。 黒目の大きな可愛らしい顔立ちも相変わらずで、 このなりでベタベタ触ることができるのですからもっと人気が出ても良いでしょう。 最近では選択交配された色味の強い個体や、 すっかりモルフとして定着しつつあるアルビノなどもしばしば見かけますが、 意外にもこの手の仲間はオリジナルカラーの方が妙に落ち着きがあったりして、 クオリティの高い低いにかかわらず喜んでお迎えされることが多いようです。 個人的にはタマオヤモリやアンダーウッディなどに通ずるオーストラリア特有の高級感が堪らない、 見て触って楽しい大変ペット向きなヤモリのひとつです。 |
ハスオビビロードヤモリ (アルビノ・♂) Oedura castelnaui "var" |
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艶めかしい肌質に神々しさが加わった実に完成度の高いカスタードカラーの美麗モルフ! 尻尾を中心にムチムチな仕上がりを見せる下手なクレスよりもベタベタ触れる飼い込み個体、 アルビノのハスオビビロードヤモリ・オスが入荷しました。 またの名をベルベットゲッコー、 二度も三度も同じことを言われるだけあってとにかくそのきめ細かな肌が特徴であり、 今でこそ随分と世間に浸透したもののかつてオーストラリアのヤモリと言えばビロードでしたから、 何となくエレガントなオージーハープのイメージを印象付けてくれた立役者のひとりなのかもしれません。 きちんと紐解けば十数種類からなるグループですが全てが満足に流通している訳では無く、 ハスオビは属内で最も親しみ易く昔からコンスタントに繁殖されていた種で、 それは例えば外観から受ける上品さや実際に育て易いことなど、 様々な要素が絡み合って結果的にそうなっているのだと思います。 同じビロードでも特に本種を好む人々の心理としては例外的な大人しさを良しとしているのではないかと考えられ、 ハンドリングに適した壁チョロとしては代表的なラコダクティルスの仲間たちよりも、 下手をすればその数倍は大人しいのではないかと感じさせるおっとりした性格は、 日常的な世話に対するハードルをグッと下げてくれる特筆すべき長所と言えます。 ピンセットからの直接的な給餌にも比較的順応し易く、 時に手の上に張り付けた状態でもお構い無しに食べてしまうほどで、 グラブパイやレオパゲルと言ったフードの類にも餌付けられることを加味すれば、 昔に比べてより一層支持率が高まっているのも別段おかしな話では無いのです。 今回やって来たのはまるで天より舞い降りたかのような直視できぬほどの眩さを纏った、 近頃になって再びあまり見かけなくなってしまったアルビノのハスオビ。 やはりオリジナルが暗色傾向のデザインだけあって黒味を飛ばした時のインパクトは相当なものがあり、 一言で言えば大成功の三文字がお似合いな素晴らしい仕上がりになっています。 ビロードのみならずこの手のヤモリは一般的にメスの方が喜ばれる傾向にありますが、 ことアルビノなどの突然変異についてはオスの方がヘテロを回収し易いと言う点で、 どちらに軍配が上がるかはあながち決め付けられないものと思われます。 ふくよかな肉付きの尻尾やマイペースな動きには何処かニシアフにも通ずる要素が垣間見え、 時代は移りまた新たな需要を掘り起こしてくれそうな往年の銘種です。 |
コッガービロードヤモリ (♂) Oedura coggeri |
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毒々しさの薄れた柔らかなレモンイエローが手触りの良さを再確認させるまろやか系美個体! ハスオビばかりがビロードでは無いと言わんばかりにおっとりとした性格をアピールする、 コッガービロードヤモリ・オスが入荷しました。 オーストラリアに息衝くヤモリの仲間たちには、 ペットトレード上でも名の知れた有名どころが数多く存在しており、 別名ベルベットゲッコーとも呼ばれるビロードヤモリもその代表的なグループです。 現地からの調達ができないため幸か不幸か流通の全てが繁殖されたものであり、 それ故に導入当初から飼育環境へすんなりと馴染み易い個体が多く、 また壁チョロならではの素早さもいくらか緩和されたお陰で、 例えばクレステッドゲッコーに代表されるラコダクの仲間のような、 ハンドリングも楽しめるヤモリとしての顔も持ち合わせています。 先に挙げた名前の響きからも分かるように手触りの良さが度々フィーチャーされ、 常にしっとりと湿っているような本属ならではのテクスチャは、 実際に手に取って楽しむことができるのですから堪りません。 大きな黒めの愛くるしい表情が人目を惹くのは言うまでも無く、 ちょっとアヒルっぽい口元もまた露骨に女性受けを狙ったあざとい表情を描き出し、 決して定番のメジャーなキャラクターとは言い難いところもまた所有欲を擽るのです。 今回やって来たのは比較的最近になってようやく我々の世界に登場した、 まだまだお馴染みのとは言い難い稀少性を感じさせるコッガーの飼い込み個体。 数多くのタイプを見比べられるほど盛んに出回っている訳ではありませんが、 国内で流通するものだけでも微妙にカラーバリエーションがあるようで、 この個体は背面を覆うように並ぶ横長の斑模様が確かに描かれてはいるものの、 それを囲む黒いラインがハイポメラニスティック風に薄れているため、 地色が際立つ風変わりなデザインに仕立てられています。 同じビロードでもモニリスのように素早く動きがちな種類ももちろんいて、 コッガー全てがそうとは言い切れませんが少なくともこの個体はかなり温和な性質の持ち主で、 せいぜい多少のジャンプをかます程度で撮影も速やかに終えることができました。 いつでも当たり前のように店頭へ並ぶヤモリでは無いだけに、 現物を見かけた時には真剣にご検討頂きたいオージーの珍種です。 |
ニシキビロードヤモリ (♂) Oedura monilis |
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長い単身生活の間に丸々とお太りあそばされた大切にされてきたことが一目で分かるグッドコンディション! 依然マイナーなグループには変わりありませんが飼って楽しい壁チョロの代表格、 ニシキビロードヤモリ・オスが入荷しました。 英語に直せばその名もベルベットゲッコー、今すぐにでも手を伸ばして触りたくなるその流暢な響きに、 少なくとも悪い印象を抱く人はいないと思います。 昔から壁チョロ系ヤモリの選択肢として時折姿を見せてきた仲間ですが、 正直ハスオビ以外の知名度は決して高いとは言えず、 流石にオーストラリア産なだけあって流通も限定的ですから、 今ぐらいのちょっと脇役なイメージがちょうど良いのかもしれません。 顔立ちは実に端正で涼しさの中に可愛らしさもあり、 手に取るとさらさらパウダー系のニホンヤモリなどとはまるで異なる、 やや滑り止めの利いたラバー系の触感の虜になるでしょう。 よく言われるのはラコダクのようにハンドリングしてもあまり逃げ出さず、 間違ってもヒルヤモリ的な音速の危なっかしさはありませんし、 また別の意味でトッケイ的な攻撃による危なっかしさもありません。 ケージから出したばかりの状態では少々バタつくことがあるものの、 暫く触っていれば自ずから手に馴染んできますし、 ジャンプして地面に落ちても駿足で逃走することもしませんから、 ランドゲッコーからステップアップしたい方にもお勧めです。 今回やって来たのは別名モニリスビロードヤモリとも呼ばれるビロードの一種で、 背面にやや細かいまだら模様が映えることが特徴。 写真では淡いテイストに写っていますが、 暗色時にはよりコントラストが明瞭に変化します。 最もメジャーなハスオビ以外のビロードは稀少で高価な印象もありますが、 本種に限ってはそれと同等かむしろ安価であるため初挑戦の方にとっても嬉しい存在です。 昼夜で色や模様に変化を生ずるため、ある程度見晴らしの良いレイアウト水槽で楽しむのがベターでしょう。 お陰様で尻尾はトカゲモドキのようにぷりぷりと仕上げられていますから、 その動きも何だかキュートで女性人気が高いことにも頷けます。 もし少しでも贅沢ができるのならば、 紫外線とホットスポットを簡単に設けてやると本来の魅力が引き出せるでしょう。 リーズナブルながら巡り会える機会はさほど多くありませんので、 是非この機会にお仲間へ加えてあげて下さい。 |
マソベササクレヤモリ (♂) Paroedura masobe |
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記録的な酷暑も過ぎ去った絶好のシーズンにかの有名な宇宙人と念願のご対面! 国内で既に半年近く飼い込まれている安定したコンディションが嬉しい素敵な出物です、 マソベササクレヤモリ・オスが入荷しました。 マソベ、実に妖しげなたった三文字のその呪文を唱えるだけで、 ヤモリ好きのみならず多くの爬虫類愛好家が竦み上がってしまうと言う、 見る者をすっかり陶酔させてしまう恒久的な美しさはある種の究極と呼ぶに相応しいでしょう。 マダガスカルに固有分布するササクレヤモリの仲間はソメワケを筆頭に飼い易さ、 殖やし易さ共にトップクラスの実力を誇りますが、本種だけはその奇抜な容姿から連想される通り、 入手から飼育まで何もかもが困難という異彩を放つ孤高の存在として位置付けられてきました。 触るな危険というキーワードも決して大袈裟な表現ではなく、 まだ情報が乏しかった時代には目を合わせることすらも憚られるほど、 恐る恐る付き合わなければならなかったと記憶しています。 最近では輸送方法の改善で初期状態からかなり質の良いものが手に入るようになったこともあり、 随分と飼える印象が強まってきたように思いますが、 その他にカメレオンなどその他の種類で培われたノウハウが役立った例も聞かれます。 温度を上げない、湿度を下げない、明るくし過ぎない、通気性を確保する、立体的なレイアウトを配する、 隠れる場所をふんだんに盛り込む、そして一時に餌を与え過ぎないなど、 いよいよ押さえるべきポイントがひとつずつでも明確になってきたため、 近い将来国内繁殖が軌道に乗ることも決して夢物語ではないのかもしれません。 今回やって来たのは輸入されてからそろそろ半年ほどが経過しようとしている、 心も体もリフレッシュされた全身にハリのある危なげない飼い込み個体。 表面のトゲトゲが綺麗に残った完尾であるというだけでつい喜んでしまいますが、 ちょうど良い肉付き加減と潤いの復調した紫黒の肌が現在の健康状態を物語っています。 元々が環境の変化に敏感でデリケートという設定なので、 これから暑くなろうというタイミングでの導入に躊躇いが生じるのも無理はなく、 しかしながらそういう種に限って何故か初夏を狙ったように登場することも少なくありませんが、 秋真っ盛りの今であれば少なくともあと半年以上は心配事がひとつ減る訳ですから、 このチャンスに乗っからない手はありません。 どうしても気になってしまった方、まずはお問い合わせ下さい。 |
ソメワケササクレヤモリ
Paroedura pictus |
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一見ストライプのノーマルですが、実はオレンジザンティックのヘテロです。メスがまだ小振りで、 繁殖にはもう少し待ったほうが良いですが、オスは即戦力です。ペアでは17,500円、 トリオでは25,000円でお分けできます。オスとメス1匹は残念ですが再生尾です。 ペアまたはトリオで、綺麗なオレンジザンティックの仔のハッチに是非、トライして下さい。 |
ソメワケササクレヤモリ (ザンティック) Paroedura picta "var" |
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可愛らしさを残しつつも少し育った安心サイズです。ソメワケササクレヤモリ・ザンティックの入荷です。 今回お客様委託個体でベビーサイズからしっかり飼い込まれています。品種は黄色が強く発色するザンティックで、 小型ながら繁殖力の強い本種の1品種です。和名はササクレヤモリですがトカゲモドキの様に四肢には爪があります。 が、小さいですが指下薄板がある為脱走には注意が必要です。ピンセットに挟んだコオロギに果敢にアタックしよく食べています。 顔付きは小さな頭に大きな目とアンバランスで可愛らしいです。 撮影は乾いた砂の上で行いましたが、過乾燥は脱皮不全を引き起こしますので床材にはヤシガラなどが使いやすいです。 |
ソメワケササクレヤモリ (ザンティックポッシブルヘテロ) Paroedura picta "var" |
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後頭部から尾の先までスーッと伸びたピンストライプが美しい個体です。 お客様委託のソメワケササクレヤモリ・ザンティックポッシブルヘテロの入荷です。 交配の結果、ザンティックの遺伝子を持っている(ザンティックヘテロ)、 かもしれないノーマル表現の個体が出たそうなので、運が良ければ人気の品種を作出する元親にもなりそうです。 そんな遺伝情報は置いといても、ストライプのソメワケとしては綺麗な個体なので、 これからヤモリの飼育を始められる方にも委託特価の為お安くお求め頂けると思います。トカゲモドキでは無いので壁は登れますが、 ササクレヤモリの中ではあまり登れないのとそれ程すばしっこくも無いのでハンドリングも楽しめる可愛いヤモリです。 |
ソメワケササクレヤモリ (コーラルピクタス / ヘテロ) Paroedura picta "var" |
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日本が誇る美品種! ビギナーからマニアまでみんな楽しい地表性ヤモリの代表種、ソメワケササクレヤモリ・コーラルピクタスが入荷しました。 コータルピクタスとは何ぞや、と感じる方もいるかと思いますが、 ソメワケの代表品種であるザンティックのひとつでカラータイプ的には所謂オレンジ系と呼ばれるもの。 これが国内発祥というから驚きで、 当時やや下がり始めていた世間のソメワケ熱を一気に再燃させたというのも有名な話でしょう。 本種は管理のしやすい小型の乾燥系地表性タイプ、基本的に紫外線をあまり必要としない、 所謂壁チョロではないのでハンドリングも不可能ではなく、 そして何より激しい繁殖意欲によるバリエーション豊富な品種など、 かの有名なレオパとは別ラインでブームを巻き起こしました。 ただしかしこれでもかというほど細分類されたヒョウモントカゲモドキとは違い少々あやふやな感じも否めなかったソメワケ、 少し下火になっていた頃もありましたがそんな時にも着々とこの新品種作出プロジェクトは進んでいたのですね。 今回やってきたのは大変美しいオレンジザンティックのオスと、 同品種のヘテロペア。 ヘテロペアからオレザンの誕生を狙うも良し、今お持ちのメスにオレザンを掛けるも良し、 このヘテロのメスにオレザンを掛けても良し、とやりたい・やらせたい放題ですがメスへのカルシウム補強を忘れずに。 価格は別にしましたが3匹まとめて割もあります、お問い合わせ下さい。 |
ソメワケササクレヤモリ (トランスエクリプス/het・Pr) Paroedura picta "var" |
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昨今市場を席巻するフルブラックアイがレオパでもフトアゴでもなくまさかのソメワケで登場! 数年前よりその存在自体は確認されていながら未だ爆発的な普及は見込み難い稀少モルフ、 トランスエクリプスとヘテロのソメワケササクレヤモリ・ペアが入荷しました。 真っ黒の目こそが正義、そんな価値観が爬虫類の世界に広まったのもここ数年の出来事だと思いますが、 それこそ同じヤモリであればニシアフリカトカゲモドキがまさしくその代表例であり、 オリジナルの状態でそのような姿を持つ種類が見当たらなかった訳ではありませんでした。 事の発端は皆さんご存知、 ヒョウモントカゲモドキのエクリプスやスーパーマックスノーの登場に始まり、 フトアゴヒゲトカゲからもトランスルーセントが鮮烈なデビューを果たすなど、 世はまさに大黒目時代とでも言わんばかりの凄まじい勢いで普及していったのです。 ソメワケはかねてよりその恐ろしいまでに旺盛な繁殖力が注目されており、 一年で十回産むという嘘みたいな本当の話が実現してしまうスペックの持ち主なのですが、 品種改良のペースは他のポピュラー種と比べて圧倒的に早い方ではなく、 どちらかと言えば一部の愛好家により地道にコツコツと進められているような印象が強いでしょうか。 その小さな体付きが日本人に受けたのも想像に難くありませんが、 日本発祥の新しい品種も誕生するなど確実に愛され続けていて、 爬虫類飼育の黎明期より幅広いファンを獲得しているなくてはならないキャラクターなのです。 今回やって来たのは全てのソメワケを差し置いて圧倒的な可愛らしさを誇るトランスエクリプスのオスと、 ヘテロでトランスエクリプスを有するメスとのリアル即戦力ペア。 本種における劣性遺伝の品種はホモ同士のブリードが難しいと言われ、 発生率や幼体の生存率からヘテロとの掛け合わせの必要性が高いと考えられており、 それが世の中を黒目のソメワケで溢れ返らせることを困難にさせているようです。 正確にはオスがヘテロでT+アルビノを有していて、 この二匹で一度繁殖にも成功しているため、今シーズンも果敢に夢を追いかけていきたいところ。 メスはノーマルとして見ても背中のストライプが大変美しく、 肉付きも申し分ありませんので何の心配も要りません。 今なら軽いクーリングにも間に合うと思いますのでお早めにどうぞ。 |
ヒラオヒルヤモリ (Pr) Phelsuma laticauda |
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英名:Golddust Day Gecko, Fattail Day Gecko。英名から判る様に、金粉を散りばめた背中、 幅の広い尻尾が特徴のヒルヤモリで、マダガスカル北部・コモロに分布し、主に原生林に生息 しています。フルーツも好んで食べ、コオロギ・ミルワームと半々で与えると良いでしょう。 強めの紫外線等を点けると、バスキングし、綺麗な体色を楽しむ事ができます。この仲間は、 素早いので取扱にはご注意下さい。写真1,2枚目がオス、3,4枚目がメスです。 |
グランディスヒルヤモリ
Phelsuma m. grandis |
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頭頂部から背部にかけて綺麗な火の粉が飛び散ったフレイム一歩手前の上質な飼い込み個体! デイゲッコーの王様に恥じぬ美しさと存在感により頭ひとつ抜けた人気を博す、 グランディスヒルヤモリが入荷しました。 主にマダガスカルを原産とするヒルヤモリはその名の通りヤモリの常識を覆す昼行性であり、 同カテゴリにありがちな陰気臭さの欠片も感じさせない、 何ともパラダイスなカラーリングにより昔から一定層のファンを獲得してきました。 こんなに派手な外観で勝負できるトカゲと言えばカメレオンを筆頭に、 残るは一部の樹上性の種類ぐらいしか思い付きませんから、 如何にこのデザインが貴重なものであるかを実感させられます。 分類事情を真面目に紐解くと同属内に数十種類を擁することが分かりますが、 実際にペットとして流通するのはその中の僅か一部分にしか過ぎず、 よく見かけるものは定番種として顔馴染みのものが多いと思います。 比較的安価かつコンスタントに販売されているのは小型の仲間ばかりで、 それこそ大半が音速の貴公子を地で行く訳ですから扱い辛さが付き纏うのも致し方無いことでしょう。 加えて神経質なものになるとせっかくのレイアウトから殆ど姿を見せなくなるのも珍しくは無く、 環境を飼うことが大切とは言えそれではぶつけようの無い寂しさが募るばかり。 もちろんケージを絵として見た場合には小型種が有利な場面もあろうかと思いますが、 あくまでもヒルヤモリを看板の主役としてお迎えしたい場合には是非ともこのグランディスを選びましょう。 大型種としては比較的リーズナブルに入手できる親しみ易さが何よりも嬉しく、 最大全長はなんと驚きの30センチ、 頑張ればちょっとしたジャイアントゲッコーぐらいの迫力が味わえるかもしれません。 冒頭でもチラッと触れましたが背面の赤い斑紋に着目した品種が存在するぐらい、 その配色には近似種に勝るとも劣らぬ美貌が備わっているのです。 色彩のデザインには個体差があり、今回やって来たのは大粒のスポットを崩してバラしたような、 広い面積に小さな斑点を細かく配したタイプで、環境に慣れれば更なる色揚げも期待できるでしょう。 華奢なイメージなど垣間見えないぼってりとしたふくよかな体格と、 黒目の大きな絶妙に可愛らしい表情が最大の武器。 巷では女子人気が密かに高いことも頷けるお勧めの壁チョロです。 |
グランディスヒルヤモリ (♂) Phelsuma m. grandis |
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漫画の世界から飛び出したような冗談交じりの鮮やかなカラーリングが見事な大型飼い込み個体! マダガスカルからやって来たカエルみたいな風貌を持つ何とも可愛らしい人気種のひとつ、 グランディスヒルヤモリ・オスが入荷しました。 大変に勇ましいその和名は学名の亜種小名がそのまま記されたもので、 言葉の響きから想像される通り大きいとか巨大なといった意味を持つ、 ヤモリに限らず様々な爬虫類の学名に見られるネーミングです。 ある特定のグループにおいて一際大型化するものに与えられるその名誉ある称号に違わず、 このグランディスもまた四亜種の中で最も大きくなるとされる亜種であり、 尚且つヒルヤモリ属全体を見渡してもトップクラスに巨大化するとされています。 ヒルヤモリという生き物をごく短いフレーズで表すのならばずばり、音速の貴公子。 何処かで聞いたことのあるような響きではありますが、 ヤモリ界屈指のスピードを誇る彼らは時にペットとして取り扱いが難しいこともあり、 いわゆる初心者向けのカテゴリにはリストアップされないのが常だと思います。 しかしながら本種は例外的に肥大化した体のお陰で堂々とした性格になり、 人の手などが至近距離まで迫ったとしても慌てふためくようなことがあまりなく、 体が重たくなっているせいか素早さも若干低下しているため、 他の一般的な壁チョロ並みの接し方で問題ない場合が殆ど。 与える餌についても遅かれ早かれペースト状の人工飼料のみで対応でき、 クレステッドゲッコーなど多くのラコダクたちに用いるあの専用フードがあれば、 たったそれだけで食生活が成り立ってしまうシンプルさも嬉しいポイント。 紫外線の必要性についても様々な説が飛び交っていますが、 どうやら照度さえ提供できれば必須ではないとの意見とその実例もあり、 さほど身構えなくとも飼育にチャレンジできる親切設計が人気を更に後押ししているようです。 今回やって来たのはご存知緑の巨人のまだまだ巨大化を狙いたいヤングアダルトで、 大きくなるとは分かっていても実際に大きくなったものと巡り合える機会は稀な、 焦らず騒がず夢の30センチオーバーを目指して邁進して頂きたいでっぷりサイズ。 色彩のデザインは実に標準的で分かり易いグランディスらしい個体ですが、 前飼育者によって注がれた愛情が体表の眩い輝きにそのまま映し出されているかのようで、 遠目で見てもその圧倒的存在感が目に飛び込んでくる魅力的な一匹です。 |
グランディスヒルヤモリ (フレイム) Phelsuma m. grandis "var" |
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自然の秩序を壊すこと無くまるで別種と見紛うほどの変貌を遂げた定番にして大人気のフレイム! オリジナルを尊重しつつ良いところだけを抽出しその精度をより高めたまさに傑作、 グランディスヒルヤモリが入荷しました。 同じヤモリでもトカゲモドキの顔がヒョウモン、ミカドヤモリの顔がクレスだとすれば、 ヒルヤモリの顔には自ずとこのグランディスが選ばれるのではないでしょうか。 その恵まれた体格から与えられた和名はオオヒルヤモリ、 小型美麗種と言う括りの中でもとりわけダイナミックな存在感を放ち、 丸みを帯びた顔立ちや鮮烈なカラーリングにはそれっぽさと言いますか、 如何にもヒルヤモリらしい情緒が存分に溢れており、 マダガスカルが生んだヤモリ界のスターが持つ魅力を伝えてくれる重要なキャラクターです。 いくらかの亜種の中でも背部の赤味が広い面積で描かれるグランディス、 その特徴が人の手によって更に強められたフレイムと呼ばれる品種は、 頭頂部と腰回りにしか表れなかった斑紋を背部全体にまで広げ、 元のデザインを大きく壊すことの無い極めてナチュラルな仕上がりが、 当然のことながらその観賞価値を更なる高みへといざないます。 文字通り背中が燃え上がるようなネーミングにもセンスを感じますし、 この先も決して色褪せることの無い恒久的な魅力が備わっていると思います。 今回やって来たのは個体差のある同品種の中でも並よりはやや上と言った出来栄えの、 小さ過ぎず大き過ぎないミドルサイズの飼い込み個体。 突然変異で誕生したカラーパターンでは無いだけあって一匹毎に個性があり、 フレイムとは名ばかりでグリーンが先行するようでは寂しいですし、 反対にグレードが高過ぎたために辺り一面真っ赤に染まっていては元の姿が分からず、 ほどほどの美しさを求める方にとってはちょうど良い仕上がり具合ではないでしょうか。 ご存知の通り動きが素早いため殺風景で粗末な写真なのは悪しからず、 レパシーのデイゲッコーやクレステッドゲッコーにも餌付いており、 すぐさまレイアウトケージにてその真価を発揮して頂きたい綺麗な個体です。 |
ヨツメヒルヤモリ (♂) Phelsuma quadriocellata |
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マダガスカルが原産の小型美種、 飼い込みのヨツメヒルヤモリ・オスが入荷しました。 ブルーグリーンの鮮やかな体色に灼熱の太陽をイメージさせるレッドがアクセントをつける 非常に派手なカラーリングのデイゲッコー。 マダガスカルを中心にこういった魅力的なヤモリが分布していますが、 本種は比較的流通量も多くポピュラーな種類のひとつです。 名前の由来は足の付け根に表れた青く縁取られる黒斑から、 そしてヒルヤモリというのは夜行性のイメージが強いこの仲間では珍しい昼行性であることを示しており、 そのお陰でつぶらな瞳が顔立ちを可愛らしくしています。 現地の青々とした木々を背景に佇むヒルヤモリの姿をとらえた写真を見て憧れてしまった方も少なくないと思います。 しかし現地では人家に近づいてくることも多く、 そういった点では日本のヤモリにも共通するところがあるのではないでしょうか。 日光浴ができるように紫外線を出すライトを当て、 餌はコオロギのほかに昆虫ゼリーなどもペロペロと舐めて上手に食べます。 残念ながら再生尾ですがきれいにはえています。 暖かい季節も訪れすっかり陽気な気候にバカンスカラーのヤモリを飼育してみてはいかがでしょう。 |
スタンディングヒルヤモリ (国内CBベビー) Phelsuma standingi |
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デイゲッコーファンの間でも殊更に高い評価を得ているお上品な佇まいのスタンディンギー! 一歩間違えれば相当な稀少種であるはずがコンスタントな流通が実現できていることに感謝、 スタンディングヒルヤモリが入荷しました。 ヒルヤモリと言う不思議なネーミングは、 もちろん動物の生き血を吸って生きているとかそんな野蛮なニュアンスでは無くて、 多くのヤモリが夜行性であるのとは対照的に昼間を主な活動時間帯とすることに由来します。 わざわざ頭に昼と付けるのにはきっと理由があって、 もちろんその生態自体が珍しいのは言うまでもありませんが、 夜の人たちとは違ってこんなに綺麗なのですよと言う強いメッセージの込められた、 昼行性故の鮮やかなカラーリングをより印象付けるためのトリックなのでしょう。 ヤモリのくせに紫外線が要るらしいの一言で手間がかかる、 面倒臭いと言ったマイナスイメージが漂うのもあながち否定できませんが、 言い換えれば他のヤモリでは味わえない楽しみ方がある訳ですし、 最近では照度さえ供給できれば紫外線は必ずしも必要では無いとの意見もあり、 特にビバリウムやパルダリウムが盛り上がりを見せる昨今では、 より一層ニーズが高まるであろう貴重なキャラクターと言えるのかもしれません。 今回やって来たのは大型種グランディスに匹敵するほどの恵まれた体躯を有する、 それでいてスラリと小顔なシルエットが品の良さを醸し出す人気のスタンディンギー。 全長はともかくスマートな頭部が小型種のそれらしくもあり、 またヒルヤモリの多くがビビットなグリーンに全身を彩られる中で、 一際異彩を放つ三色刷りのトリカラー仕様がプレミアム感を演出します。 ベビーの頃は囚人服のようなパジャマっぽいデザインが可愛らしく、 ところが成長に伴いその模様はより緻密なものへと変化するなど、 サイズアップだけでは無い育て上げる楽しみが存分に込められています。 多くのマニアが銘種と賞賛する理由のひとつにはその強健さも含まれており、 妙に乾燥や水切れ、絶食に強いと言ったパワフルなエピソードにも事欠かないようで、 レパシーシリーズの登場により餌事情も昔に比べ随分恵まれていますから、 本種を取り巻く環境は更に良くなるばかり。 最後になりますがコツコツ育てた大切なペットから初めて生まれた貴重なベビーを、 快く放出して下さったブリーダーさんに改めて御礼申し上げます。 |
スタンディングヒルヤモリ (国内CBベビー) Phelsuma standingi |
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本来稀少なはずのヒルヤモリながらしばしば見かけられることに感謝したい待望の国内ブリード! 囚人服を着せられたようなベビーから繊細な網目模様に変化するフルサイズの姿が待ち遠しい、 スタンディングヒルヤモリが入荷しました。 ヒルヤモリと言えばマダガスカルを代表するヤモリ界全体でも大きなグループのひとつで、 その存在感たるやたったひとつの島国に留まるようなものではなく、 何処までも異端的なキャラクター性が世界中に名を轟かす銘種の数々が集っています。 ヤモリと呼ばれる生き物の大半が夜行性、 その中であえて昼間に活動することを選んだ彼らがまず真っ先に個性を見せ付けてくるのは、 やはり彩り豊かなそのボディカラーにあるのではないでしょうか。 昼夜が逆転するだけでこれほどトロピカルな雰囲気を纏うことになるとは、 他の数々のヤモリたちもきっと驚きを隠せないことでしょうが、 ずば抜けた観賞価値の高さからいつの時代もファンの声援が途絶えることはありません。 今回やって来たのはかの有名なグランディスに匹敵するボリュームを備える大型種、 珍種スタンディングからまだまだ可愛らしいお年頃の国産安心サイズベビー。 目指すべき最大全長はざっくり三十センチ、 これはかのトッケイに勝るとも劣らぬ超ヤモリ的スペックであり、 単純に片手で握れそうなほどの壁チョロがケージ内に張り付いているのを想像するだけで、 決して物好きでなくとも相当に興奮させられることは間違いありません。 前述のグランディスが如何にもヒルヤモリらしいグリーン一色なのに対し、 こちらスタンディングは地色が頭、背中、尻尾と三段階に分かれていて、 頭部が細長いために最終的には頭の大きなグランディスよりも大きく見えるという特典付き。 実はそう易々と出回るような種類ではないはずなのですが、 当店では昨年に引き続き同じ兄弟を取り寄せることができ、 血筋的なものなのか柄のコントラストが強く成長後の姿も美しいと評判です。 本種のオーナーが口を揃えて言うのが絶食、絶水、 その他環境の変化に対して異常に強い気がするとのことで、 色々な意味で相当に丈夫なヒルヤモリだというのも嬉しいポイント。 既に人工フードオンリーで育てられるように仕込んでありますので、 初めてチャレンジされる方にも猛プッシュしたい二匹です。 |
スタンディングヒルヤモリ (国内CBベビー) Phelsuma standingi |
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前回取り扱ったベビーの兄弟に当たる、同一ブリーダーからの今年最終リリース分の二匹! デイゲッコーファンの間でも殊更に高い評価を得ているお上品な佇まいのスタンディンギー! 一歩間違えれば相当な稀少種であるはずがコンスタントな流通が実現できていることに感謝、 スタンディングヒルヤモリが入荷しました。 ヒルヤモリと言う不思議なネーミングは、 もちろん動物の生き血を吸って生きているとかそんな野蛮なニュアンスでは無くて、 多くのヤモリが夜行性であるのとは対照的に昼間を主な活動時間帯とすることに由来します。 わざわざ頭に昼と付けるのにはきっと理由があって、 もちろんその生態自体が珍しいのは言うまでもありませんが、 夜の人たちとは違ってこんなに綺麗なのですよと言う強いメッセージの込められた、 昼行性故の鮮やかなカラーリングをより印象付けるためのトリックなのでしょう。 ヤモリのくせに紫外線が要るらしいの一言で手間がかかる、 面倒臭いと言ったマイナスイメージが漂うのもあながち否定できませんが、 言い換えれば他のヤモリでは味わえない楽しみ方がある訳ですし、 最近では照度さえ供給できれば紫外線は必ずしも必要では無いとの意見もあり、 特にビバリウムやパルダリウムが盛り上がりを見せる昨今では、 より一層ニーズが高まるであろう貴重なキャラクターと言えるのかもしれません。 今回やって来たのは大型種グランディスに匹敵するほどの恵まれた体躯を有する、 それでいてスラリと小顔なシルエットが品の良さを醸し出す人気のスタンディンギー。 全長はともかくスマートな頭部が小型種のそれらしくもあり、 またヒルヤモリの多くがビビットなグリーンに全身を彩られる中で、 一際異彩を放つ三色刷りのトリカラー仕様がプレミアム感を演出します。 ベビーの頃は囚人服のようなパジャマっぽいデザインが可愛らしく、 ところが成長に伴いその模様はより緻密なものへと変化するなど、 サイズアップだけでは無い育て上げる楽しみが存分に込められています。 多くのマニアが銘種と賞賛する理由のひとつにはその強健さも含まれており、 妙に乾燥や水切れ、絶食に強いと言ったパワフルなエピソードにも事欠かないようで、 レパシーシリーズの登場により餌事情も昔に比べ随分恵まれていますから、 本種を取り巻く環境は更に良くなるばかり。 最後になりますがコツコツ育てた大切なペットから初めて生まれた貴重なベビーを、 快く放出して下さったブリーダーさんに改めて御礼申し上げます。 |
ツノミカドヤモリ (ストライプ) Rhacodactylus auriculatus |
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通称ガーゴイルゲッコー、天国に一番近い場所、ニューカレドニアに生息する事で知られています。 今回入荷した個体は背中に走るストライプ柄が美しいです。まだハッチして間もない大きさでは ありますが、レイアウトした水槽の中で獲物を狙う様に棲んでいます。ミカドヤモリなのでやはり 果実も好みます。クル病にかかりやすい傾向があるので、軽い紫外線を当ててあげるのがベター。 |
ツノミカドヤモリ (ベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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指先にペトリと貼り付くとっても可愛いサイズです。 ガーゴイルゲッコーの名で親しまれるラコダクティルスの一種、ツノミカドヤモリが入荷しました。 クレスやジャイゲコなど人気種をいくつも抱える壁チョロ系ペットゲッコーの一グループであるミカドヤモリは、 丈夫で飼いやすくハンドリングも可能で、なによりそのキャラクター性が受けも良く注目を集めています。 その中で本種は英名にもある通り凶悪な顔付きが特徴で、 アダルトサイズでは壁に張り付いたその姿がまさに古い西洋建築の屋根上でじっと身構える彫刻物そのもの。 しかしながらまだ親指ほどのこの大きさでは表情もあどけなく、 ふくふくとよく太った体つきが赤ちゃんのようでそのギャップがとても愛らしいです。 カラーリングやパターンに個体差があることでも知られており、 この個体は樹皮に擬態したような模様に、 写真では見辛いですが所々にはオレンジスポットも現れています。 壁に貼り付くことのできるタイプのヤモリですが日本のヤモリのような素早さは殆どなく、 ぴょんとジャンプすることがある程度でおおむね扱いやすいです。 最近ではこの仲間専用の人工飼料もありますので使ってみるのも良いでしょう。 カルシウム剤を添加したコオロギをメインに給餌して下さい。 小さなサイズですがご覧の通り肉付きもよくお勧めです。 |
ツノミカドヤモリ (国内CBベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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一言にレッドと胸を張って評価できる高純度のクオリティが嬉しい将来有望美個体候補生! クレスにしてもガーゴにしても日本生まれのラコダクベビーというものはなかなか珍しい、 ツノミカドヤモリが入荷しました。 かつてこの仲間の和名がきちんと定まっていなかった時代、 本種はホソユビミカドヤモリと呼ばれていたのも懐かしいですが、 やはり門番としての威厳を保つべく頭頂部に生やしたツノをフィーチャーしない訳には参らず、 怪獣など架空のキャラクター好きにとっては堪らないキーワードを盛り込んだ現在の名前へと落ち着いたようです。 しかしながらこのネーミングの最大のウィークポイントとは、 生まれたばかりのベビーはおろか、 ある程度育ったアンセクシュアルなサイズではその意味が全く以って解読できないところにあり、 字面だけでは何処にどのような角が生えてくるのか具体的に想像できない訳ですが、 情報が充実した現代ではそれが却って内に秘めた育て甲斐となってプラスに捉えられ、 飼い主のモチベーションを高める隠し要素にすらなっているのはお見事。 大きく育ち成熟すればそれは見事な二本のツノが頭の天辺ににょきにょきと、 まるで伝説の霊獣、麒麟を思わせるシルエットがありありと浮かび上がり、 体色の出来上がりも含めてきちんと育て上げられた人だけが味わえる、 最高のご褒美要素として目の前に堂々と現れるのです。 今回やって来たのは殖やし手が現存することを確認できただけでも嬉しくなる、 それこそ幼体の頃からここ日本でコツコツと飼育されていたペットより繁殖に成功した、 レッド系との触れ込みで入手することのできた安心サイズベビー。 両親共に強烈な赤味を呈している事実がこの場でお見せできないのも心苦しいのですが、 受け継がれしその資質が片鱗として表れ始めた背部のスポットは、 近い将来発揮される美貌もまさに爆発寸前と言った具合で、 微妙に地色の異なる兄弟ですがどちらの個体もこの先の成長が非常に楽しみです。 仮に輸入されて来るサイズとすれば少々不安がチラつくのも否めませんが、 ハンドキャリーで入店したこの二匹は早くも店内の環境に馴染み、 ペースト状になったレパシーのクレステッドゲッコーフードを無邪気に舐め回す、 そんなハツラツとした暮らしぶりにホッと一息。 一刻も早くその仕上がりを目に焼き付けたい、 それでいていつまでも可愛らしさを楽しみたい贅沢な国内CBです。 |
ツノミカドヤモリ (国内CBベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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前回入荷し既に売却済みとなったガーゴイルのベビーですが、 兄弟に当たる次のクラッチ分が再入荷しましたので、写真を差し替えて再アップします。 金額も前回と同じに設定しましたが、今回の二匹も綺麗な赤味が発色し将来が楽しみです。 |
ツノミカドヤモリ (ベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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樹皮柄にモノトーンの体色を持つ 原種をとことん追求したようなカラーパターン! おっかない名前で呼ばれている人気グループラコダクティルスの一種、 ガーゴイルゲッコーことツノミカドヤモリが入荷しました。 天国に一番近い島フランス領ニューカレドニア、 世間ではリゾート地として有名なこの地も私たちにとってはあのヤモリ達の楽園というイメージが強いのではないでしょうか。 本種は世界最大のヤモリであるジャイアントゲッコーや壁チョロ代表種のクレステッドゲッコーなどと同じ仲間で、 一見それらの陰に隠れてしまっているかと思いきや国内でも飼育の歴史は古く、 当初はクレスよりも繁殖が進んでいたと言います。 大きくなると頭上の突起がツノ状に盛り上がることからガーゴイルの異名をとるこのヤモリ。 そもそもガーゴイルとは屋根上で魔除けとして置かれている石像に魂が乗り移り動き出すというもので、 動かぬはずのものが動くという点は景色に身を隠しながら餌を捕らえるヤモリの生態を上手く言い得ていると思います。 どんな恐ろしい悪魔も子供の頃は可愛いもの、 今回やってきたベビーも指の先に乗る程の小ささで大変愛らしいです。 そしてこのキュートな姿を一通り楽しめばその後は一変、 やんちゃだった頃をすっかり忘れたかのように厳かで静まり返った迫力ある風貌に生まれ変わります。 近頃流行のカラフルなタイプもポップで良いですが、 モノトーンの方が凶悪な印象がより際立つと思います。 まずは思い思いのレイアウトケージでお楽しみ下さい。 |
ツノミカドヤモリ (ベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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鬼の形相とはかけ離れたあどけない顔立ちが今だけ味わえる手乗りならぬ指乗りサイズベビー! クレスとは違い絶対的な流通量に恵まれないだけに目の前のチャンスを是非ともものにしたい、 ツノミカドヤモリが入荷しました。 壁チョロ界の革命児と呼ばれて久しいラコダクティルス、 即ちミカドヤモリの仲間たちはその高いスペックが現代のペットシーンに衝撃を与え、 ほんの数年前まで遡ればちょっとした高級種がずらりと集うグループだったのも、 最近では一部を除き価格帯も安定し庶民的なイメージさえ感じられるようになって来ました。 ヒョウモントカゲモドキに代表される地表性の種類であればいざ知らず、 壁面に張り付くタイプの私たち日本人にとってみればいわゆる普通のヤモリを、 あたかも人に馴れているかのようにハンドリングを楽しめてしまうと言う世界観は、 従来では考えられなかった感覚で大変に喜ばしいものだったのです。 人肌にぴたりと触れる独特の質感は壁チョロならではの醍醐味で、 その手触りは癒し系なる括りで女性受けも非常に良いと好評であり、 同じ夜行性の同じヤモリと言うジャンルから派生した新たな楽しみ方を確立しました。 数年前より専用のペーストフードも一般に広く普及し、 食生活に必ずしも活き餌を必要としないなど日々のメンテナンスについても有利な面が多い上に、 近頃流行りのビバリウムやレイアウトケージとの相性も良く、 今後ますます盛り上がりを見せて行くものと思われます。 今回やって来たのは相方のクレスとは盟友ながらも目にする機会は圧倒的に少ない、 ちょっぴり通好みな悪役っぽいオーラが堪らない通称ガーゴイルゲッコー。 正直ベビーの頃にはその魅力は半分も発揮されておらず、 ネーミングだけは大層な響きでも厳めしいオーラは特段放ってはいませんし、 体色は殆ど樹皮のようでお世辞にも綺麗とは言い難いのですが、 これが成長に連れて見違えるように化けることもしばしば。 また名前の由来である頭部の形状も隆起が目立つのは成熟を迎えたその時ですから、 ひとまず小手先の知識は抜きにしてただひたすらに大きく育て上げることを考えれば、 きっと期待を込めたそれ以上に飼い主を満足させてくれるでしょう。 華やかさを抑えクールなイメージで勝負するマニアックな雰囲気が嫌いでは無い、 そんな貴方にお勧めの銘種、 知名度とは裏腹にサクサク選べるほど出回らないプチレア種と言うことも覚えておいて下さい。 |
ツノミカドヤモリ (レッドマーブル・ベビー) Rhacodactylus auriculatus |
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元来、ラコダクティルスの仲間内においては王道のクレスを筆頭に、 その脇に彩としてそっと添えられていたはずのガーゴイルでしたが、 最近では人気の上昇ぶりも目覚しく、一気に主役級の活躍を見せるようになりました。 この数年間に渡る傾向として、ストライプタイプがより多く出回っているのが事実ですが、 今回は逆に珍しい、苦労して何とか探し出したマーブルタイプの安心サイズベビー。 背部には早くも火の粉模様が散り始め、将来の美麗な発色を期待させると共に、 当店ではお馴染みの作法として、専用のクレスフードを水で練った状態ではなく、 もはやドライな粉の状態でもたっぷり食べるよう、仕込みの済んだ状態でご紹介します。 コンディション良好で、しかも容易く育てられるように改良されたスーパーガーゴをどうぞ。 |
ツノミカドヤモリ (レッドストライプ・S) Rhacodactylus auriculatus |
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昨年初お目見えで話題となり今年も元気な姿を見せてくれた大変に有難い美血統国産CB! 成長に従って次第に、というのが定石なのであればとんでもない赤の発色が期待される将来有望な、 ツノミカドヤモリが入荷しました。 昨今のガーゴイルゲッコー人気を支えている最大の功労者として、 盟友クレステッドゲッコーの存在を無視することはできないはずですし、 主役脇役というフレーズを用いてしまうと露骨に差が生じてしまいますが、 そこまでではなくとも明らかな役割分担が見て取れる、 そんな両者は非常に有効的な関係性にあると思います。 正直に申しますとパッと見の印象はクレスの方が華やかで、 こちらガーゴはどうしても渋いだとか地味だとかそんな風に言われてしまい、 それではそこに優劣があるのかといえば決してそうではないところが面白く、 互いが互いを惹き立て合うような興味深い間柄が出来上がっています。 本種は顔やその周辺に目立った飾り付けはなく、 どちらかと言えばむしろ骨に皮が張り付いたような可愛げのない顔立ちで、 あまり人に媚びるような雰囲気ではなく反対に少々取っ付き難そうな、 ゴーイングマイウェイの精神が表情にそのまま描き出されているかのよう。 幼体の時期にはこれといって激しい主張をしてこないのが彼の美学、 成長に連れて後頭部の突起が天に向かってムクムクと伸び、 気が付けば悪魔の出で立ちでこちらを見つめているという絶妙な恐怖が、 ガーゴイルを好んで所有する飼い主の欲求を満たす最高の瞬間なのかもしれません。 今回やって来たのはそこらにいそうで実はなかなかお目にかかれない、 色柄に拘って選別交配されたガーゴイルゲッコーの貴重な国内繁殖個体。 両親は背中いっぱいにピザソースをこぼしてしまったような、 無遠慮で暴力的なフルレッドに染め上げられた大変に見事な二匹で、 高品質な特長は子孫たちにも十分に期待できる優良血統ですから、 その威力は海外から鳴り物入りで輸入された個体にも引けを取りません。 既にレパシーのクレスフードオンリーで育てられるように仕立てられた、 クオリティに拘る方にも初めてのラコダクの方にもお勧めの一匹です。 |
ツノミカドヤモリ (レッドストライプ・国内CB) Rhacodactylus auriculatus |
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背中に走るストライプの上を駆け抜けるように火の粉が舞い散る上質の血統より誕生した国内CB! クレスフードを詰め込み続けていたら知らぬ間に安心サイズへと仕上がっていた店内ストックの、 ツノミカドヤモリが入荷しました。 和名も英名も幼体の頃には正直その意味が分かり難く、 単純に同属のフラッグシップモデルとして活躍しているクレステッドゲッコーに比べて、 如何せん地味であると言われてしまっても逆らえない、 そんな通好みな持ち味を生かして追い付け追い越せの勢いで人気を上昇させている、 通称ガーゴイルゲッコー。 結局のところ主役の陰には脇役の存在が必要不可欠なのであって、 どちらが良いとか悪いとかそういう単純な問題ではなく、 人それぞれ自分にとってはどちらが良いのかを探る作業もまた、 爬虫類飼育の醍醐味のひとつであると言えます。 ガーゴイルとは西洋建築に見られる屋根に設置された雨どいのことで、 つまり多くの場合は溜まった雨水が口からドボドボと出てくる仕掛けになっているのですが、 本種の容姿が持つ何とも禍々しい悪魔的な雰囲気と、 建物から突き出た彫刻の如く木々にしがみ付いて景色を見下ろしている様子が、 まさしくそれらしいだろうということで与えられたネーミングのようです。 なるほど確かに武骨と言うか無駄を削ぎ落としたと言うか、 何となく骨格に皮膚を直接貼り付けたような可愛げのなさに、 人工物のような冷淡で格好良い様子が窺えるのだと思います。 今回やって来たのは背部の模様がすっきりとライン状に繋がったところへ、 炎をかたどったような赤い斑紋がそのラインを綺麗になぞる、 レッドストライプと呼ばれるカラーパターンの国内繁殖個体。 入店したのはつい最近ではなく本当に小さなベビーサイズの頃で、 初めは活きたコオロギを撒くことでしか食べさせられなかった状態からスタートし、 今ではスプーンであろうが皿であろうがレパシーのクレステッドゲッコーフードを爆食、 単食でも十分に栄養を摂れるまでに仕立ててみました。 一時の入手難は避けられたとはいえ、 昔から元々輸入量の少なかったどちらかと言えばマイナー種でしたから、 こうして日本国内でもブリーディングが成されている事実を知るだけで嬉しくなります。 クレスに引っ張られるようにして名前だけなら流石によく知られていますが、 コンスタントにいつでも見かけられるものではありませんので、この機会に是非ご検討下さい。 |
ツノミカドヤモリ (M) Rhacodactylus auriculatus |
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体の半分以上がレパシーで出来上がっているかのような、クレスフードばかりで育成した安心サイズ! 明色時には白樺のような麗しいカラーリングが目立つストライプ系の美個体です。 ベビーで入荷し当店でコツコツと育てていた一匹なので、完全にコオロギレスで飼育できるところも魅力だと思います。 |
ツノミカドヤモリ (レッドストライプ・♂) Rhacodactylus auriculatus |
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鮮やかなウルトラマンカラーを背中に走るストライプと共に味わう貴重なオス個体! 今までペットのつもりで可愛がっていた愛娘に新しいお婿さんを迎え目指せブリーダーデビュー、 レッドストライプのツノミカドヤモリ・オスが入荷しました。 いわゆる壁チョロの革命児として華々しく登場し、 今もなおヤモリシーンを席巻する一大グループと言えば皆さんご存知のラコダクティルス。 ビギナー向けの一般種から皆が憧れる高級種までスター選手が目白押しなのは言わずもがな、 ヒョウモントカゲモドキが巻き起こした爬虫類ブームを一部踏襲する形で、 三次元の立体活動という新たな価値観を創造することによりその存在を主張してきました。 他に真似できない最大の特徴と言えばやはり触れること、 壁を登るイコール国内産のヤモリのような素早さを連想させますが、 これらミカドヤモリの仲間には人間が扱う上で無理のないスピード感しかなく、 まさに文字通りのペットとして普及が進んだことにも容易に頷けます。 属内の構成種も意外と豊富で、 各々のタイプや数多く作出されている品種なども含めると相当なバリエーションがあり、 選ぶ集める楽しみに満ち溢れているというのはまさしく鬼に金棒。 一度興味を持ち始めたら途方もない情報収集の旅へといざなわれる、 それだけでひとつの世界が出来上がってしまうほどの奥深い空間が広がっています。 今回やって来たのは時折見かけるもなかなかグレードの高いレッドストライプの、 嬉しいことに珍しいとされるオスが確定した飼い込み個体。 ラコダクの仲間はクレスにしてもジャイゲコにしてもメスが不足しがちな傾向にありますが、 このガーゴイルに関しては何故かその反対にオスがあまり見かけられないようで、 ベビーから育ててみたらメスだった、 いざオスを探してみてもなかなか見つからないという声がしばしば聞かれます。 地肌のホワイトは純白に近い時もあればふんわりと桃色がかる瞬間もあり、 勢い良く迸る背面の真っ赤な条線との相性もバッチリ。 目元もお化粧を施したようにほんのり赤味が乗り、 上品な佇まいが見事に描き出されています。 ストライプ品種は現在優性ないしは共優性遺伝するとされており、 仮にノーマルと掛け合わせたとしても半分はストライプが生まれてくる計算になりますから、 繁殖への意欲もますます高まるのでは。 そろそろ素敵なお父さんになってもおかしくない立派なボリュームを持つ絶品、 単独でむっちり育てられたメスをお持ちの方は是非。 |
ツノミカドヤモリ (イエローストライプ・♂) Rhacodactylus auriculatus |
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柔らかなクリームイエローの中を突き抜けるほんのり赤味を帯びたストライプが美しい稀少なオス! それなりの普及率に反して意外と聞かれない夢の国内ブリードを目指すためには見逃せない種親候補、 ツノミカドヤモリ・オスが入荷しました。 ラコダクティルスことミカドヤモリの仲間には多くの人気種が知られていますが、 その不自然なほどバラエティ豊かだったメンバーたちは、 最新の分類によると更に詳細なグループに独立させることができるそうで、 なるほど確かに姿かたちや色合いに多様な変化が見られたのもそのためだったのでした。 フリフリのオプションパーツが満載の看板キャラクターとして知られるクレス、 世界最大級最重量級のヤモリとしてその名を馳せる泣く子も黙るジャイアントゲッコーなど、 各々が肩書きやニックネームのネタには事欠かない風貌の持ち主ばかりなのですが、 このガーゴイルゲッコーは名前のインパクトこそ属内随一の実力を誇るものの、 幼体のシンプルな容姿が如何せんアピール力に乏しいところも否めず、 どうしてもトップスターだと胸を張ってその存在を誇示することの難しさがありました。 本種の素晴らしさは完全に成熟したその勇姿にこそあり、 和名が示すツノなる武器は体が出来上がる最後の最後で頭部を突き破らんばかりに発達するのですから、 こればかりは完成形と言える段階まで育て上げた人だけが味わえる特権のようなものなのです。 今回やって来たのは地肌が白樺のような質感からそこへ夕日が当たったような色合いにまで変化する、 ストライプパターンとの相性も抜群な大変にお上品なイメージを受ける飼い込みアダルトサイズ。 前述のクレスやジャイゲコの場合は一般にオスの方が出現し易いと言われていますが、 こちらガーゴの場合はその反対にメスの方が市場流通の絶対数が多く見られ、 知名度の割に意外とまとまった入荷が見込めない本種は相方探しにもやや苦労させられる面があり、 遅かれ早かれ繁殖を目指そうと胸に野望を秘めていた方にとっては幸運な出物と言えるでしょう。 既にレパシーのクレスフードへ完全移行が済んでいるため、 主食を保存の利く餌で賄える状態にあるというのはシンプルに嬉しいポイントだと思います。 昨今の需要増でなかなか入手し難い状態が続いていますが、 カラーリングの気に入った方は是非この機会をお見逃しなく。 |
ツノミカドヤモリ (レッドマーブル・♂) Rhacodactylus auriculatus |
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真っ赤なスパイスをふんだんに利かせた激辛レッドが目に染みる極美マーブル! 体中に隙間無く敷き詰められた赤い小斑点が全開に発色した時の刺激的な容姿に一目惚れ、 ツノミカドヤモリ・オスが入荷しました。 身近な国産種の場合にはそうでなくとも、外国産の爬虫類に対しては異国情緒が感じられると共に、 私たち愛好家はついつい空想上の生物とそれぞれの姿を重ね合わせてしまうことでしょう。 この世のものとは思えない何処か異様な空気が漂う、 とても同じ地球上に暮らす同じ生き物とは俄かに信じ難い造形の美しさにたちまち心を奪われ、 知らず知らずの内に憧れの念を抱いているようなのです。 そこに潜む偉大なる野生の力に圧倒されるかのように、 自らの所有物としながらも常に敬意を払うことを忘れずにいられるのですが、 今や立派なペットとしての地位を確立した一部の種類については、 そういった人々の感情を刺激する物質が取り除かれてしまったものも少なくありません。 確かに我々の要求する容姿や外観を実現することの満足感には計り知れないものがあるのでしょう、 しかし全てが手中に収まれば良いという訳ではなく、 安易に飼育することを憚られるようなあの心地良い緊張感が同時に失われようともしているのです。 手が届きそうで届かない、最後に残された神の領域を侵すことなく彼らと向き合うためには、 オリジナルに生まれつき備わる天然の味わいを尊重し、 間違ってもそれを冒涜するようなことがあってはならないと思います。 今回やって来たのは全身に赤味を強く発色した、 ガーゴイルゲッコーにおいては数が少ないとされる貴重なオス。 大きく分けてストライプとマーブルの二型が知られる本種、 この個体は全身に微細なレッドスポットが散りばめられた後者のタイプで、 時間帯やコンディションにより色合いに多少の変化は生じるものの、 写真に描かれた色彩の鮮やかさはケージ内で自然に見られるごくごく日常的な光景です。 ラコダクティルスことミカドヤモリの仲間が持つ悪魔的な雰囲気には、 何時までも飼い慣らされることのない不屈の精神を感じて止みませんが、 特にこの樹皮を模したデザインが恐らく擬態に適しているのであろう所に機能美が見て取れます。 やはり元は壁チョロで身軽なためハンドリング中に飛び跳ねることも少なくない中、 この個体は撮影時にもやたらと大人しく静止しており、 ポージングに変化を付けるのが大変なほどじっとしてくれていました。 レイアウトにもよく映え、 トカゲモドキには無い質感を求めてコミュニケーションを楽しむことにも適した、 本当に優秀なペットゲッコーです。 |
ツノミカドヤモリ (オレンジスポット・♀) Rhacodactylus auriculatus "var" |
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委託主様のご意向により、価格を下げての再アップ! 極美!お客様委託のガーゴイルゲッコー・オレンジスポットです。 ドイツハムショーの個体と聞きどんなものかと心待ちにしていたら、素晴らしい個体が届きました。 通常では背面にラインが入るはずが一切見られず、 そこにあるのは体中に点在した見事なオレンジのスポットです。 顔つきはいつも見かけるのと同じ鬼の様な強面ですが美しさが違います。 今回はメスという事で同タイプのオスをお持ちの方は是非繁殖にチャレンジして下さい。 ベビーからここまで育てられた為、餌はコオロギから果実まで何でもよく食べています。 委託特別価格にてお出ししておりますので是非この機会に。 ブログにも詳しい写真や情報をアップしました。 |
ツノミカドヤモリ (イエローストライプ・♀) Rhacodactylus auriculatus |
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体中に金粉を吹き付けたような光り輝く舞台衣装を身に纏う長らくご無沙汰であった稀少イエロータイプ! モノトーンないしはレッドタイプが主流となりつつある今だからこそその神々しさにすがりたい、 ガーゴイルゲッコー・メスが入荷しました。 現代のペット爬虫類シーンに初めて彼らを持ち込んだ人はさぞかし驚いたことでしょうし、 それは後に世紀の大発見として世の中に認められていく大きな功績なのですから、 もはや必然であったのかもしれません。 天国に一番近い島と称される南国のリゾート地ニューカレドニア、 彼らの故郷には他にも変わった壁チョロなどが暮らしていて、 ラコダクティルスことミカドヤモリの仲間たちもそのひとつです。 最新の分類によると属内で最も有名なクレステッドゲッコーは今やラコダクを飛び出し、 ルーズゲッコーと共に新属を形成しているそうですが、 こちらガーゴイルは畏れ多きかのジャイアントゲッコーと共にラコダクへ残り、 そのビジュアル通り静寂の中でじっと佇み住み慣れた古巣のことを守っているのだとか。 お洒落に着飾られた華やかな雰囲気をひけらかすクレスとは似て非なる、 全てを脱ぎ捨てた無垢で武骨な生身の姿で勝負する潔さが本種最大の魅力であり、 悲しいかな幼体の頃にはあまり特徴が目立たず地味だと切り捨てられてしまうことも多い中、 成長し切った途端に体の奥底から滲み出るような力強さが描かれる、 実にマニアックながらもっと沢山の人々に楽しんで頂きたい銘種のひとつです。 今回やって来たのは輸入されてくるガーゴイルの殆どがレッドばかりで食滞気味だったところへ、 ごく久しぶりにこの目へ飛び込んできた眩いばかりの金属光沢が素晴らしい貴重なイエローストライプ。 全長だけの記録を見ればこの個体が妙齢のメスであることは一目瞭然なのですが、 その名の由来となった頭頂部の突起物はようやくニョキニョキと伸び始めたばかりで、 ここから更に成熟度合いが進むに連れて頭皮を突き破らんばかりの勢いで、 シカやキリンのように立派な角を生やすのが楽しみで仕方ありません。 クレスもガーゴイルも様々な品種が紹介されていながらいまいち安定感に欠けるのは、 どうしても遺伝法則が整い難いという彼らならではの悩みがあるようで、 特にカラーモルフについてはブリーディングの主流から外れてしまうと一気に姿を消し、 油断していると過去の遺物ともなりかねませんから十分に注意が必要です。 気になる餌についてはお馴染みの専用粉末フードをほぼオンリーで爆食しており、 時折やられそうになる無駄な偏食に悩まされることもありません。 観賞にも繁殖にも耐え得る凄まじいパフォーマンスを誇るオンリーワンの一匹です。 |
ツノミカドヤモリ (イエローストライプ・♀) Rhacodactylus auriculatus |
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伝説の霊獣である麒麟を彷彿とさせる立派な角とゴールドダストのカラーリングが素敵なビッグママ! 何しろフルアダルトですから秒速で繁殖に使いたい方にとっても嬉しい愛情たっぷりサイズ、 ツノミカドヤモリ・メスが入荷しました。 野生動物である爬虫類をむやみに太らせる行為に対しあまり良く思っていない節があるのか、 個人的にはこの個体をこの場へ掲載するまでに相当な躊躇いがありました。 毎晩顔を合わせる度にいつ出してくれるのかと声無きメッセージを送られるのですが、 やはり何よりも大切な健康状態に不安が残るシルエットをしていましたから、 もう少しもう少しとじっくり時間を稼ぎながら入念に様子を見てきたつもりです。 店頭にて展示をし始めて早一ヶ月以上が経過しておりますが、 あくまでもダイエットを敢行しているのであって決して販売している訳ではない、 その旨をいくら伝えても来店される方からの反響があまりにも大きく、 私自身非常に複雑な思いで熱いお申し出を断ってきたほどです。 在庫で飼育している個体を気に入って頂けるほど嬉しい出来事はありませんが、 突然星になってしまってはとても困ってしまいますので、体調を気遣いながら食事制限を続けてきました。 するとどうでしょう、パンパンにはち切れそうだったお腹周りは随分すっきりとし、 ようやく本来のガーゴイルが持つシェイプが浮かび上がってきたため、 状況は打って変わって栄養状態のすこぶる良いメスとしてご紹介できるまでに仕上がってきたのです。 それともうひとつ、 このハムスター的な小動物を連想させるチャーミングな外観は今だからこそ出せる味のひとつだと判断し、 あまりの貫禄に急遽ホームページデビューと相成りました。 何度見ても思わず笑みのこぼれるふくよかな体型は、 いくら繁殖が進んだヤモリの一種とは言え爬虫類らしさからは遠くかけ離れていますが、 その横顔は自然と幸せそうに映るのもまた面白いです。 和名の由来は頭頂部に発達するとされる二本の大きな突起を指しており、 これが未成熟の若個体だとあまり目立たず何のことだかさっぱりなのですが、 流石にここまで到達すると指でつまみたくなるほどの存在感で、顔立ちも心なしか凛々しく感じられます。 パターンは優性遺伝のストライプ、 オレンジやレッド系統のタイプはクオリティを問わなければ見かける機会も多いと存じますが、 これほどはっきりイエローと断言できるカラーを探し出すのは意外と難しいかもしれません。 オスの方がやや少なく稀少とされる本種ですが、 即ブリードに使えるメスと言うのもまた稀少ではないかと思います。 |
ツノミカドヤモリ (レッドストライプ・♀) Rhacodactylus auriculatus |
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深い山あいに色付く秋の紅葉のような情緒に溢れる華美になり過ぎない大人のディープレッド! 湿度などの条件が整った瞬間に体の奥底から噴き出す独特の赤味が乙な味わいを醸す上質の一匹、 ツノミカドヤモリ・メスが入荷しました。 通称ガーゴイルゲッコーの流通名で親しまれている本種は、 同じラコダクのフラッグシップモデルであるクレステッドゲッコーと並び、 業界内では特にこの数年で高い人気を博しています。 あちらが王道であることは間違いありませんが、 こちらが邪道であるとも言い難い認知度の高さは、 似て非なるファン層を持ちきちんと住み分けができた隠れた人気種であることの証。 クレスが可愛い系なのであればガーゴイルは格好良い系なのでしょうか、 余分な飾りを持たないことでベビーの頃はツルンとシンプルな容姿に収まっていますが、 成長に連れてその名の通り頭頂部がムクムクと盛り上がり、 頭蓋骨が皮を破ってそのまま出てきそうな勢いで生える二本の角はお見事。 目付きもいよいよ妖しいものとなりなかなか迫力のある風貌ですが、 大き過ぎず小さ過ぎない体格が結局は愛嬌を描き出してしまうことに加え、 絶妙な大人しさがついつい手に乗せたくなる触り心地を実現しています。 そして何よりもミカドヤモリの名を世に知らしめた要因と言えば、 俗にラコダクフードと呼ばれる粉末状の人工飼料のみで半永久的に育てられる、 そんな嘘みたいな本当の話が現実に存在するのですから流行らないはずがありません。 今や厳しい保護の下ワイルドが輸入される可能性は限りなくゼロに近いと思いますが、 前述のようにうまく人間社会に溶け込めたことで市場にも浸透し、 野生とは切り離されたクリーンなペットゲッコーとして親しまれているのです。 今回やって来たのはおおよそフルサイズと呼べる段階にまで急速に育てられた、 レパシーの粉をたらふく食べさせられ素晴らしくガッチリとしている若い飼い込み個体。 レッド系と一口に言っても様々なタイプが存在していますが、 このメスはどちらかと言えばシックな佇まいが持ち味と言えるでしょうか。 暗色をベースにこれまた濃厚なブラッドオレンジが隙間を埋めるように発色し、 かなり毒々しい雰囲気を演出しています。 飾りで張り付けておくにも早速ブリードに用いるにも、 どちらに転んでも高い可能性を感じさせてくれる秀逸な一匹です。 |
マモノミカドヤモリ (S) Rhacodactylus chahoua |
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その禍々しい名前が偽りに思えるほどふっくらとした丸顔がとても愛くるしいスモールサイズ! 何でも近頃は入手難が叫ばれているようですがベビーから育てられた良質な出物をゲット、 マモノミカドヤモリが入荷しました。 別名チャホウアミカドヤモリ、 カナック民族の言葉で魔物を意味する種小名はまさしくその出で立ちを忠実に描写しており、 他のラコダクたちに比べて飾り気のあるパーツに乏しく、 それでいて目付きの鋭さはピカイチなのですから恐れられるのも無理はありません。 そもそもラコダクティルス自体が悪魔的な雰囲気を纏うヤモリで、 現地では人々から不吉であると忌み嫌われる存在だと言いますから、 本種が仲間内でも殊更に避けられている様子は名前を見れば一目瞭然ですし、 またそれだけ刺激の強いキャラクターがペットとしては好意的に受け入れられている訳です。 樹皮に溶け込む迷彩柄が最も際立つ種類で模様と言うよりはもはや景色、 その趣きは遠いマダガスカルのヘラオヤモリの仲間にも通じるものがあると思います。 属内では唯一尾の先を意図的にカールさせることで枝に巻き付け易くする能力を有し、 ハンドリングした時に何となく違和感を覚えるのはそのためでしょうか、 手や指にぴったりしがみ付いて来る感覚に絶妙な可愛らしさを味わうことができます。 おまけにその有用な尻尾は簡単に切り落としてしまうようなことはせず、 極めて自切し難い種類なのではと囁かれることも。 もちろん乱暴に扱うことは慎まれるべきなのは言うまでもありませんが、 壁チョロを敬遠する方が最も恐れる自切についての問題をクリアしている点は、 飼育対象を選定する上でひとつの有意義な情報になり得ると思います。 今回やって来たのは空中湿度に気を遣わなければならないイメージの強い幼体の時期を脱した安心サイズで、 かなり大切にケアされていた印象を受けるふくよかな体型が実に喜ばしく、 手に取って触れていてもそのさらさらとした肌質と相まって非常に心地良く感じられます。 明確な定義は無いにしろいくつかのカラーバリエーションが知られており、 この個体はブラウンやオレンジなどと呼ばれるタイプに近いでしょうか。 今のところ性別は不明としましたが、 念のため総排泄腔周辺のアップを撮影しましたのでご覧下さい。 ラコダクフードと呼ばれる練り餌の類にもしっかりと餌付いた扱い易い一匹です。 |
マモノミカドヤモリ
Rhacodactylus chahoua |
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稀に見るハイクオリティ! 元々のスタイリングに加え更なる魅力を発揮する特選個体、マモノミカドヤモリが入荷しました。 クレステッド、ガーゴイル、ジャイアントゲッコーなどヤモリ界のスターが立ち並ぶミカドヤモリ属、通称ラコダク。 本種も他のラコダクティルス同様に野蛮で仰々しい名前で呼ばれていますが、 種小名のchahouaは現地の言葉で悪魔、つまり和名に採用された魔物というワードに通じる意味を持つらしく、 上品なイメージを持たれやすいクレスとは違いどちらかと言えば怪物を名に冠するガーゴイルゲッコーのような、 不気味でグロテスクであると同時に内に秘めた神秘性を漂わせる独特の存在感を有しています。 更にはそれらメジャー種とは異なり流通量が限られていることから、 怪しさという点ではその感覚をより一層味わえるかもしれません。 どこまでも得体の知れないキャラクターですが改めて観察してみると、 ガーゴイルのミステリアスさやクレスのエレガントさ、 そしてジャイゲコのダイナミックさがミックスされた壮大な世界観が小さな体に凝縮されているような気がします。 さて今回やってきたこの個体、 いくら見かける機会が少ないとは言え一目見ただけで明らかにベーシックさの欠片もないことが分かると思います。 なんと表現すれば良いのでしょう、 第一印象としてはアーミーな迷彩柄が戦闘的な雰囲気を醸しつつも、 細部に用いられる色にはどこか日本庭園的な侘び寂びの空気も感じられ、 やはり一言では言い表せない深みのある美が描写されています。 性別は不明としましたが、 何となく数が少ないような気がするメスではないかと踏んでいます。 ハイカラー、またはスペシャルカラーと呼んでも差し支えのない、海外で紹介されている美個体にも引けをとらない逸品です。 |
マモノミカドヤモリ (♂) Rhacodactylus chahoua |
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悪魔の使いと称されるに相応しい禍々しさが全身より滲み出る貴重な長期飼い込みビッグサイズ! 擬態にも程がある謎めいた色彩やスレンダーでも見応えのある体格がヤモリらしからぬ大迫力、 マモノミカドヤモリ・オスが入荷しました。 世界最大のヤモリとして絶対的な存在感を誇るジャイアントゲッコーを筆頭に、 まつ毛が愛らしく色とりどりのクレステッド、西洋建築の門番の如く立ちはだかるガーゴイルなど、 ペットホビーの世界に浸る我々にとってはことごとくスター揃いの勝ち組集団として知られる、 ラコダクティルスの仲間たち。 ニューカレドニアと言うたったひとつの小さな島によくぞこれだけのメンバーが集うものだと、 彼らの姿を見せられる度に毎度感心させられる訳ですが、 全ての種類が一癖も二癖もある面白味に溢れたキャラクターばかりなので、 少しばかりマイナーな種類においても最前線で戦えるだけの実力を十分に備えています。 知名度こそ高くないもののラコダクマニアなら絶対に押さえておきたい、 チャホウアことマモノミカドは別名モッシージャイアントゲッコーとも呼ばれており、 スラリとした体型ながらじっくり育てていくとかなりの重量感を楽しませてくれる隠れた銘種。 十年以上は優に生きるとされる長寿命を武器に、 長く付き合えば付き合うほどじんわりと堪能させてくれる味わいが隠されているのです。 今回やって来たのは本種が流通市場においてはまだまだ珍しかった頃から育てられている、 数年間飼い込まれていた大型サイズのオス。 苔むした樹皮を模したとされる複雑な色使いのボディカラーは、 まるで油絵の如く幾重にも赤や緑が塗りたくられ、 軍服のデザインをそのまま採用したようなアーミー感が堪りません。 体色は周囲の環境やコンディションによる変容が激しく、 たった一匹の個体であるはずがまるでカメレオンのようにコロコロと色合いを変えてしまうため、 日々観察し続けていても飽きの来ない優秀なペットだと言われています。 お腹にべったりと広がった蓬餅もびっくりのモスグリーンも素敵。 最近では一属にまとめられていたラコダク各種が複数の属に分割され、 本種はマモノミカドヤモリ属Mniarogekkoとして独立させる説が有力だそうです。 長寿で育て甲斐のあるヤモリを長年飼育し続けることこそ愛好家にとっての憧れでしょう、 まだまだ先の長い逸材ですから更なるポテンシャルを引き出すべく大切に育て上げて下さい。 |
オウカンミカドヤモリ (S) Rhacodactylus ciliatus |
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お客様委託個体の美しい個体です。クレステッドゲッコーことオウカンミカドヤモリの入荷です。 天国に一番近い場所、ニューカレドニアに生息するミカドヤモリの中において革命児的存在で、 いわゆる壁チョロ系の中でもトップクラスの人気を誇ります。その理由はやはり外観の美しさと、ハンドリングできる程におっとりした性格でしょう。 この個体は体に染みひとつ無くすっきりとした印象で、 尾にのみ稲妻状の柄が入っています。 まだ可愛らしいサイズですが、和名の由来となった 眼上から首筋に走る王冠型の棘状突起が発達しています。 現在コオロギを与えていますが、昆虫ゼリーなども好んで食しますし、最近では専用フードも出ていて飼育のし易さは言う事無しです。 勿論ハンドリング可能です。 |
オウカンミカドヤモリ (オレンジ・♀) Rhacodactylus ciliatus |
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背中の模様まで埋め尽くすほど濃厚な発色が全体に重厚感を与える貴重なメスのハイカラー! 未だ交尾の経験はありませんがサイズ的にはそろそろ繁殖を初めてみても良いお年頃、 オレンジタイプのオウカンミカドヤモリ・メスが入荷しました。 ミカドヤモリと聞けばヤモリ界の帝王ジャイアントゲッコーをはじめ、 ガーゴイルやチャホウアなどスターたちの名前が次々と思い浮かぶ、 爬虫類をペットとして楽しむ私たちにとって無くてはならない存在ですが、 本種の場合はクレステッドゲッコーの呼び名があまりにも有名であり、 むしろヒョウモントカゲモドキなど業界の看板とされるメジャーな種類と比べられることも多い、 ビギナーからマニアまで幅広く愛されるキャラクター性を有しています。 我々日本人にとってヤモリと言えば壁に張り付くことのできる生き物ですが、 ことペットシーンにおいては圧倒的に地表性の方が支持される傾向にあり、 どうしても動きの俊敏さが災いしているようなのですが、 ラコダクティルスとも呼ばれるこの仲間は例外的に動きがゆったりとしており、 壁チョロながらハンドリングも容易に楽しめると言う他種にはない魅力を備えています。 餌も人工フードやゼリーなどを用い必ずしも活餌を必要としないため、 これまで虫嫌いのためにヤモリが飼えなかった人々をも救う救世主とも言えるのです。 今回やって来たのは極端に流通量が少ないことから珍重されているメスの、 ディープなオレンジに染まったカラーリングが目を惹くこんな個体。 元々はベビーの頃にハイカラーとして漠然と売られていたそうですが、 時間帯やその時のコンディション、或いは成長に連れて体色が変化していくこともあって、 ほぼほぼアダルトサイズと呼べる現段階でここまでのクオリティに仕上がりました。 できる限り良い発色を見せているタイミングを見計らって撮影に臨みましたが、 夜家に帰ってくるとケージの中のクレスが異常に美しくなっている、 そんな飼い主しか味わうことのできない奥の深さがこのヤモリの醍醐味です。 品種名が多過ぎて混乱してしまうのも有りがちなパターンですが、 あまり名前ばかりに惑わされず自分の気に入った一匹を選ぶことこそ本当の楽しみなので、 相方を探していた方も是非この機会にご検討下さい。 |
ツギオミカドヤモリ (ヤングアダルト・♂) Rhacodactylus leachianus |
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頭胴長で、1・2を争う大型種、ジャイゲコことツギオミカドヤモリの入荷です。お客様繁殖・委託個体で、人工飼料+ベビーフードを
メインにおやつ程度にフタホシコオロギを与え、育て上げたそうです。天国に1番近い島・ニューカレドニアに棲むミカドヤモリの仲間は
全体的にオットリしていて、カベチョロタイプでもハンドリングが楽しめます。現地でも植物の果実を主に食べ、稀に昆虫や小動物等を
捕食しているようです。昆虫ゼリーに整腸作用のあるヨーグルトを混ぜて与えると美味しそうにスプーンのような舌でペロペロと舐め取り、
コオロギや冷凍ピンクマウスのSサイズを食べています。飼育も難しくなく、この個体達のように繁殖例も聞かれます。
性別はセックスプローブで確認済みですのでご安心下さい。 人気種ですので早い者勝ちです。 |
ツギオミカドヤモリ
Rhacodactylus leachianus |
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世界最大のヤモリとして名高いジャイアントゲッコーことツギオミカドです。 ミカドヤモリの中でも特に果実を好み、昆虫等はたまに与える程度で飼育できます。 この個体はハンドリングOKです。今回は貴重なメスで、性別はセックスプローブで 確認済みですのでご安心下さい。人気種に付きお早めに。 |
ツギオミカドヤモリ (Isle C・Bayonnaise) Rhacodactylus l. henkeli |
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ハイピンクで大柄ボディと良いこと尽くめなヘンケリーの新星ベヨネーズ! ようやく手に乗せてもそれらしくなってきたもうすぐ一歳になる飼い込み個体です、 ツギオミカドヤモリが入荷しました。 世界最長最重量のヤモリとして名を馳せる通称ジャイアントゲッコー、 日本から遠く離れたオーストラリアの東側に浮かぶニューカレドニア島とその周辺の小島が彼らの故郷であり、 豊富な自然と美しい珊瑚礁の海がリゾート地としても有名ですが、 きっとこの趣味を始めていなければ一生出会うことは無かったでしょう。 かつては完全に珍獣としての意味合いが強く非日常的な高額で取引されていた稀少種でしたが、 ペットとしての需要増を受け飼育下で盛んに繁殖が行われるようになり、 上を見ればキリがないもののある程度ステップアップした先としては納得できる価格帯が実現しています。 そうしてコアなマニアしか愛せなかったヤモリの王様も昨今では随分と敷居が下がり、 クレステッドやガーゴイルなどの延長で多くの人が飼育を楽しめるようになりました。 兎角本種については細やかな分類がややこしそうという第一印象が強く、 未だに踏み込み辛いという声もしばしば聞かれますが、 最近ではかなりの情報が公開されやっと肩の力を抜けるようになってきたのではないかと思います。 大まかに分けると基亜種と亜種ヘンケリー、 後者はニューカレドニア本島以外に棲息する個体群であるという性質から、 各々の島名がそのまま流通名として採用されています。 表記のIsleとはアイル、つまり島を意味し、CとはそのままCタイプ、 Bayonnaiseはバヨネーズやベイヨネーズとも読まれる島の名前です。 その昔ヘンケリーと言えばパイン島産が殆どで今でもその印象が強く残っている感も否めませんが、 実際は基亜種グランテラと同様に島毎において様々な地域変異が認められており、 同じヘンケリーの中にも豊富な顔ぶれが揃うことが分かっています。 本タイプの特徴は大きくふたつ、背面に散らされたスポット状の模様が華やかに目立つことと、 亜種内でも比較的大型に成長するポテンシャルを持っていることで、 この上なく贅沢な性質に近年人気急上昇中のロカリティであることも頷けます。 今回やって来たのはまだ生後一年足らずのベビーから育てられた個体で、 幼体時のバタつきも徐々に薄れハンドリングもこの通り楽々できるようになってきました。 その横顔が見せる表情にも仄かにアダルティな雰囲気が漂い始め、 冷たい悪魔の微笑みが見る者に心地良い緊張感を与えてくれます。 地色のモスグリーンに映えるピンクスポットが美しい憧れのジャイゲコを、 納得の行くまで大きくそして綺麗に育て上げて下さい。 |
ツギオミカドヤモリ (Isle C・Bayonnaise) Rhacodactylus l. henkeli |
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此処に来てようやく他種との違いをまざまざと見せ付けるまでになったその名に恥じぬマグナムボディ! あわや30センチに届かんとするヘンケリーにあるまじき巨体に脱帽です、 ツギオミカドヤモリ・オスが入荷しました。 ヤモリ科最大種の名をほしいままにする我こそがキングオブゲッコー、 まるで異世界から到来した化け物のような風貌は私たちホビイストに衝撃をもたらすと共に、 一度虜にした者のハートをがっちりと掴んで離さない強烈なインパクトを有しています。 手に取った時の重みから肢体の太さ、硬さ、質感に至るまでその全てが妥協を許さないパーフェクト、 ヤモリという概念の形作る枠組みをいとも簡単にぶち壊した圧倒的存在感は向かう所敵無しで、 一家に一匹と言うと少々贅沢ですが誰しもが一度は憧れる究極の種類であると言えるでしょう。 喜怒哀楽を決して出したがらないその不気味で冷たい表情や、 ワニのように突き出た瞳と太く分厚い鼻先、 ちょっとしたフランクフルトよりもずっと逞しい強靭な胴回りなど、 いくら尻尾が継ぎ足されたような形状をしているからと言って全長を稼いでいる様子は微塵も無く、 純粋に重さだけを比較してみたからと言って本種の右に出るものはいないのです。 今回やって来たのはニューカレドニア本島の周辺に浮かぶ島々に産する、 通称アイランドタイプと呼ばれる亜種ヘンケリーから、 体中に散りばめられた桜吹雪が目に焼き付いて離れない人気ロカリティのベヨネーズ。 バヨネーズやベイヨネーズとは全て発音の違いであり、 同亜種内でも背部のピンクスポットが特に目立ちやすいとされ、 数あるタイプの中でも有名なモロなどに次いで大型化すると言われています。 その昔コンスタントに流通していたパイン辺りでは、 きちんと性成熟した個体でも片手に収まる程度にしか育ちませんでしたが、 そのグロテスクなカラーリングや顔立ちの厳めしさなどは決して基亜種にも引けを取らず、 今まで無意識の内に抱かされていたヘンケル特有の劣等感を見事に吹き飛ばしてくれます。 誰もが認めるジャイアントゲッコーに育て上げるのにはそれ相応の時間を要するだけに、 初めからある程度結果の出ているこの地点をスタートに持ってくることには大いに賛成。 ここまでの重みが感じられるほどにしっかりと成長した個体の出物は極めて稀で、 未だに食欲旺盛ときていますから旅の終わりはまだまだ見えそうにありません。 静かに寝ている所を突然起こすのは決して勧められませんが、 基本的には無理なくハンドリングさせてくれる気性の大人しさも高評価。 更なる成長を期待したい至極の逸品です。 |
ツギオミカドヤモリ (パイン島産・♀) Rhacodactylus l. henkeli |
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片手で持つのもちょっとギリギリのしっかり育った2010CB! まだまだ若いのでこれからの成長も楽しみです、パイン島産のツギオミカドヤモリ・メスが入荷しました。 泣く子も黙るジャイアントゲッコー、 その名の通りヤモリの仲間では最大にして最重量を誇るボス的な存在です。 ある括りの中で一番、と聞くとどうしても魅力を感じてしまうものですが、 昔はとにかく数が少なく高価でよほどのマニアでなければ手が出ないほどの珍種でした。 そのプロフィールだけでキャラ立ちしているのは勿論のこと、 例えばどっしりと落ち着いた風格のお陰でハンドリングが容易だったり、 いざ触ってみると本体が大きいだけにぴとぴと吸い付く独特の触感がたまらなかったり、 無表情なようでもじっと見ていると何かを訴えかけてきたりと、 コレクション的な感覚だけではなくペット的な感覚で楽しめればという期待もありました。 近頃ではアメリカやヨーロッパなどで地域個体群に対する理解も深まり、 数え切れないほど多様なタイプ分けがなされて流通するケースも珍しくありません。 同時に価格帯も様々ですが、中でも比較的リーズナブルなのがヘンケリーやパインと呼ばれる当タイプ。 サイズのグランドテラ、柄のヘンケリーと言われるように、 最大全長こそ前者には追い付かないものの色合いで勝負できる個体が多く、 世間ではとにかく大きくなければいけないという考えが主流ですが、 せっかく色々な楽しみ方ができる良いヤモリなだけにそれを無視してしまうのは非常に勿体ないことです。 今回やって来た個体はセオリー通りの分かりやすい色彩で、 モスグリーンの地色にピンクの花びら模様が映えるナチュラル志向なカラーリング。 じっくり観察してみるとスポットの数も大きさもなかなかのもので、 あまり着飾ることのないタイプと比べればその派手さは一目瞭然です。 ケージから出そうとしても特に脅えることはなくハンドリング中もこの大人しさで、 ベビーサイズからまめに手をかけて育てられてきたことがよく分かります。 購入時からの先天的な症状だったそうですが、 腰の骨が出ているのと、 尾曲がりがあります。 ただ実際の所手に乗せている状態ではさほど気になりませんでした。 これなら優秀なペットヤモリとして迎えることができそうです、委託のため超特価につきお早めに。 |
ツギオミカドヤモリ (パイン産・♀) Rhacodactylus l. henkeli |
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どんなタイプであるにせよこのご時世まずお目にかかれない産卵経験有りのウルトラ即戦力! 本種の先行きを危惧し泣く泣く放出されることと相成った前飼育者にとって渾身の力作、 ツギオミカドヤモリ・メスが入荷しました。 いくら広義のトカゲに含まれる一部のグループであるとは言え、 その独特な風貌と類稀な存在感からカメレオンにも匹敵するほどの強いキャラクター性を持つ、 それがヤモリと呼ばれた仲間たち。中でも飛び抜けた規格外のインパクトを放ち、 世界最長および最重量を誇る化け物のことを我々はジャイアントゲッコーと呼び、 ホビーの世界ではその有難味を讃え古くから崇め奉る風習が根付いているようです。 いつの時代にも粗末に扱われることなど考えられない、 すっかり上品な立ち振る舞いが板に付いているのは何もネームバリューだけでは無く、 特別な予備知識が無くとも見る者全てをあっと驚かせてしまうのは日常茶飯事、 顔立ちや佇まいから何処か神聖な雰囲気が漂うのも決して気のせいでは無いと思います。 ここ数年の内に世界中で巻き起こっている需要増の影響が直撃したか、 最近では本当に姿を見かけなくなり、 何とか国内の残党でやり繰りするのが精一杯と言うのも大袈裟な話ではありません。 願わくばブリードが進みもう少しコンスタントに出回ることで、 大勢のファンから愛されるような看板ヤモリになってくれることを祈ります。 今回やって来たのはリリースされた瞬間に思わず勿体無いと口走ってしまった、 どうしても相方のオスが見つけられないと涙を呑んで手放されることになった、 豪快に産卵までこなしている最優良条件を備えたMVP級の掘り出し物。 その凛々しい姿から状態の良さが容易に見て取れるでしょう、 餌食いや肉付きに何の不満も抱かないのは当然の結果であり、 兎にも角にも貴重なメスが表舞台へ出て来ただけでも御の字と言ったところに、 ブリーディングへの明るい未来まで感じさせてくれるのですから、 正直これ以上何も申し上げることが無いほどに感激しています。 オリーブグリーンの地肌にお約束のピンクスポットが大きく散りばめられた、 見た目も中身も一線級の実力を誇る文句無しの一点ものです。 |
ツギオミカドヤモリ (パイン産・Pr) Rhacodactylus l. henkeli |
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最大にして最重量! 単純明快なネーミングに偽り無し、ジャイアントゲッコーことツギオミカドヤモリ・ペアが入荷しました。 エンペラーの名はニューカレドニアの島々を飛び出し、 ヤモリ科で最も大きく最も重たい種として君臨しています。 ”最大種”だけでよせば良いのに勿体をつけて”最重量種”とも言われているのは、 このヤモリが単に長いだけでなくしっかりした肉付きで サイズ以上のボリュームを感じさせてくれるからでしょう。 亜種分けに加えて産地別のタイプ分けが非常に混沌としていますが、 今回は雌雄ともパイン島産で入荷しており、 同産地である為ブリーディングも視野に入れた導入をして頂けると思います。 MAXサイズこそ基亜種には負けてしまうヘンケリー亜種ですが、 その体色は樹皮に擬態するというよりも桜の花びらのようなピンクスポットが目立ち派手な印象。 今回オスが軽度のクル病を患った跡が口と尾の付け根に見られるため、ほぼメス単品分の特価にてご紹介します。 2匹ともほぼアダルトに近いサイズと思いますので、繁殖に向けて気長に飼い込んで下さい。 |
ツギオミカドヤモリ (Isle H・NuuAmi) Rhacodactylus l. henkeli |
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美し過ぎるヘンケリーの異名を取る評判の高いヌアミから最も美しい大人気のスノーフレーク! タイプ的にも性別的にも現状のサイズ的にもなかなかお目にかかれない貴重な出物、 ツギオミカドヤモリ・メスが入荷しました。 今日のヤモリ界を牛耳るエンペラー的な存在感をむき出しにしているのは、 誰が何と言おうと最大級最重量級の体躯が自慢のニューカレドニアジャイアントゲッコー。 ジャイゲコの略称でも親しまれる本種はまだまだマニア向けと言わざるを得ないものの、 近年の盛んな流通には目覚ましいものがあり、 敷居はやや低くなりつつそれでいて奥の深さは相変わらずの幅広いファン層を取り込む形となっています。 その豊満な体型はペット的にも非常に受けが良く、 また言わずと知れたバラエティ豊かなタイプ分けはコレクションするにも相応しい、 ありとあらゆる方面から注文の殺到する実に機能的なヤモリだと思います。 今回やって来たのは抜群の美しさに思わず目が留まる、 ジャイアントゲッコーの中でも格別の人気を誇るスノーフレーク。 ロカリティはヌアミ、或いはアイランドHとも表記される血統で、 苔むした地色に白ないしは桃色の斑紋が大きく散らばりやすいことが特徴であるとされ、 この個体は特にピンクスポットが大きくベタベタと貼り付けられ、 全身を覆い尽くさんばかりの力強い発色がクオリティの高さを物語っています。 顔面などはもはやその殆どが明色部に支配されており、 柔和な雰囲気の中に元来備わる厳めしさを滲ませていて、 巨大さの他に美しさをも兼ね備えた向かう所敵無しの状態。 気分によって色彩が変化することはもはや有名な話ですが、 夜中にふと見かけると物凄く鮮やかなモスグリーンに包まれていたり、 機嫌の悪そうな時には樹皮に擬態したかのような焦げ茶色になっていたりと、 夜行性ながらにして表情豊かな一面も楽しませてくれます。 ヌアミはその存在自体が発見されたのも亜種内では比較的最近なのですが、 何でも現地では天敵とされるファイアアントが殖えすぎているために、 存亡については極めて深刻的な状況を迎えているのだとか。 こうしてペットホビーの世界で生き長らえる姿を見ていると、 マニアの熱意が如何なるものなのかと言うことを思い知らされます。 皆さんお探しの貴重なメス、 少し尾曲がりなのは残念ですがそうそう巡り会えない一匹と言えるのではないでしょうか。 |
ツギオミカドヤモリ (Type A・Yate) Rhacodactylus l. leachianus |
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折り返し地点を過ぎてもまだまだ成長し続けるグランテラで目指せ15インチ! 世界中で愛されているジャイアントゲッコーの中でも特に人気の高い系統です、 ヤテ産のツギオミカドヤモリが入荷しました。 ヤモリマニア、と言うよりもジャイゲコマニアと明確に称されるべきかもしれません。 どのような分野においても道を究める者の姿勢は変わらないようで、 ヤモリ科最大種の名を轟かすこの生き物はエンスージアストらの興味の対象となり、 他に類を見ない凄まじく細かな区分に島の当人もさぞ驚いていることでしょう。 すなわちこのことがジャイアントゲッコーの存在を別次元へと昇華させる最大の要因であり、 例え同属の近縁種であれ他のヤモリとは全く異なる世界観を我々に知らしめているのです。 種の分類として一般に認知されているのは基亜種リーチアヌスや亜種ヘンケリーなどに留まりますが、 前述のように島や山など自然の地形を基準としロカリティ毎に異なった名称が与えられています。 基亜種はグランドテラやグランテールなど様々な表記がされていますが、 それらの呼称は全てフランス語で本土を意味するGrande Terreから来ており、 名前の意味する通り本土ニューカレドニア島に棲息しています。 ヘンケリーとの違いはまず第一に最終サイズの違いにあり、 むしろこれがジャイゲコの評価を最も大きく左右しますので、 当然の如く同一亜種内でもサイズに着目したタイプ分けがなされる訳です。 今回やって来たType Aはヤテ産などを元にブリードされている血統で、 サイズも金額もトップクラスのType Cに次ぐおよそ38センチという巨体を誇ることから安定した支持を集めています。 ヨーロッパ方面を中心に出回るグランテラは無印であることも多いのですが、 その殆どはType Bと言われヘンケリーとのハイブリッドではないかという見方もありますので、 いわゆる純血に拘るマニアにとってはある程度の入手のし易さから言ってもType Aの存在が如何に有難いかということがよく分かるでしょう。 この個体は昨年のCBでまだ数ヶ月しか経過していないとのことですがこの通り、 全長は既に20センチを軽くオーバーし潜在する底力をまざまざと見せ付けています。 ヘンケリーは花びら状のピンクスポットが大柄で目立ちやすく、 その反対にグランテラはモノトーンで地味な個体が多いのですが、 悪魔的な冷たい表情には これぐらいの無機質で物静かな外観がしっくり来ると言われるのにも頷けます。 性別は不明としましたがもしかするとメスでしょうか、 お客様より放出のためお値打ちに設定しましたのでこの機会に是非。 |
ツギオミカドヤモリ (Type A・Poindimie) Rhacodactylus l. leachianus |
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全体に暗めのトーンが怪しげなカラーリングが重厚感を匂わせる屈指の大型個体群ポインディミ! 間もなく一歳の誕生日を迎えようという若さにしてこのボリュームは流石グランテラ、 ツギオミカドヤモリ・メスが入荷しました。 世界最大にして最重量のヤモリ、その名もジャイアントゲッコー。 この上なくシンプルなネーミングには確かな裏付けがあり、 一般に身のこなしが軽いとされるヤモリの仲間において例外的な骨太体型は、 私たちが今まで培ってきたつまらない常識を一瞬にして打ち砕いてくれることでしょう。 時にレイアウトの施されたケージで暮らす彼らと対峙した場合、初見ではそのもの自体が大き過ぎる余り、 そこに張り付いた物体が生き物であることを認識するまでに暫しの時間を必要とするほど、 想像を遥かに上回る超ヤモリ級の衝撃を与えられます。 外国人の大きな手に包み込まれた状態や太い腕にしがみ付いた状態の物凄く巨大な個体の写真を見たことがある方も多いと思いますが、 とにかく現物を拝むまでは到底信じられないそのシルエットはこの世のものではなく、 異界の生物の如しと言った具合です。 ここまで充実したプロフィールの持ち主がペットとして人気が出ないはずも無く、 当然のように王者の風格をほしいままにしていますが、 海外では血統管理への拘りも強く様々なインボイスネームで輸入されるため、 半ば初学者を寄せ付けない独特の雰囲気を持っています。 今回やって来たのはより大きく成長するとされる基亜種の中でも特に大型化への期待が寄せられるポインディミ。 タイプAには他に三つほどのロカリティが知られていますが、 大まかな特徴としては全身がややくすんだような暗い色味を呈することとされ、 かつてダークモルフと呼ばれていた個体がこれに該当すると言われたり、 極度に黒味の強い個体はメラニスティックとして珍重されることもあるほど。 この個体も基亜種グランテールらしく鼻先がスッと伸びた不気味な顔立ちで、 背面のスポットは殆ど色付くことが無くシックにまとめられ、 納得の仕上がりかと思います。 性別はほぼ間違いなくメス、 まだまだ若い育ち盛りでメスの少ないジャイゲコですから嬉しい出物と言えるでしょう。 |
サラシノミカドヤモリ (♂) Rhacodactylus sarasinorum |
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時に通好みとも言われる本種の魅力が最大限に発揮されたフルアダルトで名誉挽回を狙いたいクールガイ! ラコダク最速と噂されるのが嘘みたいにルーズでおっとりな性格が素晴らしい貴重な飼い込み個体、 サラシノミカドヤモリ・オスが入荷しました。 最近の爬虫類事情においてはクレステッドやガーゴイル、 そしてジャイアントゲッコーといったミカドヤモリの面々は、 もはやホビーの世界にはなくてはならないキャラクターとして確立され、 壁チョロ人気をトップリードするほどの絶対的な実力者として認知されていますが、 かつて彼らがまだマニアックで高級なヤモリだった時代から今日に至るまでずっと、 知る人ぞ知るポジションを頑なに守り続けてきたのがこのルーズゲッコーです。 まず本種のことを語る上では名前の意味がよく分からないという部分に触れない訳にはいかず、 学名はサラシノ、英名にはサラシンズジャイアントゲッコーとあって、 どうやらこのサラシンというのは人名が由来であるらしいのですが、 流通名としてより一般的なルーズというのもまた同様に人名であるらしく、 他のラコダクに比べるとどうしても親近感の沸き難いネーミングであることは否めません。 これが冗談でもゆったりと、マイペースなという意味合いであれば面白かったものの、 ラコダクにしては少し動きが速いことになっているのですからさあ大変、 人々をますます混乱させる要因になっているとかなっていないとか。 そんな言葉遊び的な部分はさて置いて、 何しろ飾り気の殆どないところが特徴であるというややこしい設定なのですが、 プレーンな外観はまさしくヤモリという言葉通りのデザインであり、 奇をてらったようなスタイリングのものが多いこのグループにしては逆に斬新。 しかもそのお陰で大きな瞳がより大きく見えるという素敵なオプションもあり、 クレスやガーゴイルとは一風異なるラコダクっぽくないところが却ってスタンダードなヤモリ好きを奮い立たせる、 一周回って凄く可愛らしいヤモリに見えてくるところがまさにサラシノマジックなのです。 今回やって来たのは殆どフルサイズと呼んで差し支えないかなり立派な体躯のオスで、 前段では混乱させてしまい申し訳ありませんでしたが、 実はラコダクティルスの中でも足の速い種類とされている本種とは思えぬほど、 手の平にもどっしりと座り込むほど自由自在に操れる楽々ハンドリング仕様が嬉しい絶品。 しばしば手触りが素敵などと褒められることもありながら、 そもそも触ることが困難な場合にそれを確かめるに至らない場合もあって、 この機会に是非ともベルベット調のツヤ肌をお楽しみ頂ければ幸いです。 ご察しの通り実際にはかなりの稀少種、既に専用フードにもがっつり餌付けてありますのでご安心下さい。 |
スパイニーテールイシヤモリ (EUCB・Pr) Strophurus spinigerus |
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衝撃のオーストラリア原産の超レアイシヤモリが国内初入荷!英名South-western Spiny-tailed Gecko、スピニゲルスことスパイニーテールイシヤモリの入荷です。 本物の本種を始めて見てとにかくその妖艶な雰囲気に魅了されてしまいました。 レモンイエローの虹彩は輝きを放ち、エキゾチックな雰囲気に溢れています。 体表背面にはジグザグの柄が入り、 スパイニーテールの名の通り尾には立派なトゲが発達しています。 先日UPしたDiplodactylus属と違い本種は壁チョロ系ですが極端に走り回ったりもせず扱いやすいです。 オス(写真1,2枚目)の尾はぷっくりと膨れ、 反対にメス(写真3,4枚目)ではスラっとしています。 国内では同属のwilliamsi種が流通、国内繁殖にも成功していますので、ブリーディングを狙う価値はかなり大きいでしょう。 今回ドイツでようやく繁殖に成功しましたがやはり数は少ない様で、次があるかどうかも分かりません。本当にお好きな方、お問い合わせ下さい。 |
ヘルメットヤモリ (Pr) Tarentola chazaliae |
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まるでおもちゃのようなほぼ二頭身のスタイリングで人々に笑顔を届ける人呼んでウリボーゲッコー! 来る度に久々の入荷と言われてしまうプチレア種なだけに状態の整ったものは見つけ次第手元へ引き込んでおきたい、 ヘルメットヤモリ・ペアが入荷しました。 彼らの故郷は陳腐な言い方をすればアフリカ大陸の左上角、モロッコやモーリタニア、 そして西サハラとそれらはあまり聞き慣れない国名かもしれませんが、 スペインと地中海を挟んで反対側に位置するようなところに棲息する地表性ヤモリの一種。 見ようによってはオーストラリアのタマオヤモリにも通ずるような、 ヘルメットの名に恥じぬ頭でっかちの幼児体型がとても愛らしく、 また見ようによってはガーゴイルなどのミカドヤモリにも通ずるような、 一見すると冷たい眼差しで無機質な雰囲気が異世界の住人のような、 非常にコミカルなミニマムボディながら極めて特徴的なビジュアルの持ち主です。 最大全長はなんと十センチ未満という嘘みたいなスペックなのですが、 よく考えてみると今でこそヤモリのスタンダードはヒョウモントカゲモドキが基準となり、 一般的なボールペンよりも更に長いぐらいが普通だと思われているものの、 日本のヤモリにはそこまで大きな体格の持ち主は存在しませんし、 その昔よく親しまれていたソメワケなどはレオパよりもずっと小さな体付きですから、 実は必要以上にハラハラすることもなくそんな小さなヤモリもいるのだと理解して頂ければ幸いです。 今回やって来たのは毎度久しぶりに輸入された感のある尻尾まで綺麗な状態抜群のペアで、 全ての個体が速やかに餌付いたため晴れてこの場へと掲載する次第です。 何が嬉しいのかと言えば彼らの性質が信じられないほど温和なことで、 二匹でも四匹でもいくら同居させたところでトラブルの気配が一切感じられず、 そのお行儀の良さから破壊行動に出ることもないため凝りに凝ったレイアウトケージにも最適。 つまりお互いに争いが生じることがなければ飼い主の頭を悩ませることもない、 こんなにワイルドな見た目をしているにも関わらず想像以上にペット向きなのです。 そして気になる繁殖についてはやはりここ日本でも過去に成功例が多数あって、 まずは雌雄を揃えるところから前向きに取り組んでいきましょう。 意外と卵自体やベビーのハッチサイズも大きいので、 生まれたてでも普通にコオロギを食べられるという点も嬉しいポイント。 大抵図鑑を眺めているとその面白い外見から決まって話題になり易い種類ですが、 何時でも何処でも毎年必ず手に入れられるような生き物ではないため、 目の前にいるその時にこそ小さい体に大きなチャンスを託し果敢にトライしてみて下さい。 写真は二、三枚目がオス、四、五枚目がメスのものです。 |
ヘルメットヤモリ (Pr) Tarentola chazaliae |
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かつてウリボーと呼ばれ日本中で愛されたヤモリ界屈指の小型種が久しぶりに団体での来日! いくら可愛らしいのが魅力とは言えワイルドが主流なだけに初期状態には気を遣って選びたい、 ヘルメットヤモリ・ペアが入荷しました。 アフリカ大陸は北西部のモーリタニアやその周辺に分布し、 ヨーロッパから見るとちょうどスペインの南側に当たる、 棲息域から考えても忘れた頃か忘れられない程度にしか輸入されない今やプチレア種のひとつ。 ヘルメットと言う和名を付けてくれた方には改めて賛辞を贈りたい、 あまりにもコミカライズされた面白い容姿を見事に言い表したネーミングと、 全長十センチ足らずのアンバランスで小さな体があまりにもキュートな、 見たまんまの素敵なキャラクターに思わず飼育欲をそそられる昔ながらの銘種です。 その昔まだ情報の少なかった時代には適切な呼び名が与えられておらず、 パッと見のイメージからイノシシの子どもに見立てたウリボーゲッコーなる愛称が主流であり、 また分類についてもGeckonia属唯一の種類として認知されていた過去も考えると、 このヤモリが如何に人々から愛されていたかがよく分かります。 昨今ではいわゆるペットとしてのヤモリ、 例えばそれは誰でも簡単にハンドリングができる性質の持ち主であったり、 活きたコオロギを必ずしも必要としなかったりと、 人間にとって都合の良いところばかりがフィーチャーされがちですが、 小型地表性ヤモリと言えば古くから業界を縁の下で支えていた基本のジャンルですから、 ここでもう一度その飼い易さと奥深さを再認識して頂けたら嬉しく思います。 今回やって来たのは輸入されてから暫くキープされ状態のすっかり安定した、 雌雄共にふっくらとした肉付きを感じさせる殆どアダルトサイズのペア。 健康状態の整ったオスとメスが普通に揃っていることの有難味を、 このご時世では今更になって噛み締められないかもしれませんが、 何もかもが整っている現状を存分に生かしたいものです。 ちょこまかとした動きをより引き出すためには軽い昼行性チックなセッティングがお勧め、 全体を乾燥させ過ぎず一部にウェットな部分を設けることも忘れずに。 姿を見る度に毎回久々と言われている気がする、 下手をすれば数年待たされるタイプの地味にレアなヤモリです。 |
プシバルスキースキンクヤモリ (Pr) Teratoscincus przewalskii |
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無愛想なのかと思いきやちゃんと太らせたらちゃんと可愛かったスキンクヤモリの稀少種がペアにて! 平和的な同居はもちろんのことレオパ用フードのみで育てられるように仕立て上げられた最強の二匹、 プシバルスキースキンクヤモリ・ペアが入荷しました。 古くはその学名よりテラトスキンクとも呼ばれていた歴史ある地表棲ヤモリの一種で、 かつて野生個体がゴロゴロとまとまって流通していた時代には、 壁に上らない手軽に飼えるヤモリというような位置付けで注目を集めていました。 ただしその頃には半ば消耗品のように扱われていた感も否めず、 見た目の愛くるしさの割にはちょっとくたびれてしまっている個体も多く見られ、 一目惚れしただけでは気軽に手を出せないハードルの高さも設けられていたように記憶しています。 英名フロッグアイゲッコーの通り上側に突き出した大きな瞳、 ソフトな肌触りながら鎧を纏ったような粗めの鱗が並ぶ体表のテクスチャは独特で、 砂に足を取られぬよう指の一本一本に細かな毛が生えているところも何だかそれらしく、 威嚇の際には四肢を伸ばして立ち上がり、 尻尾をピンと立ててユラユラと揺らしながら怒る様に他のヤモリにはない魅力が味わえます。 最近では輸入される機会自体が減ってしまいご無沙汰なキャラクターとなり、 久々にその姿を目にするとやはり他のヤモリとは何かが違う、 頭にスキンクと付いているだけあって一端のトカゲ風な迫力を感じさせてくれるものですから、 私などはその懐かしさも手伝ってついつい手を伸ばしたくなってしまうのです。 今回やって来たのは見た目にスリムで鼻先も擦れているような輸入されたばかりのワイルドを、 これでもかというほどにトリートメントを施し、 気が付けば既にやることがなくなってしまった抜群のコンディションを誇るペア。 雌雄共にヒョウモントカゲモドキ用として販売されている専用フードに餌付いていて、 今やそれ以外の餌を与える必要のないほどにしっかりと量を食べ絶賛太り中であり、 同じケージ内に同居させていても餌食いのムラなどなく穏やかな日々を送っています。 シェルターの陰からこちらを覗く姿はまさに砂地の天使、 同属のロボロフスキーやトルキスタンなどに比べ圧倒的に流通量が少ない本種は、 時に細身で上品だと称されることもあるようですが、 体にきちんと肉が付きさえすれば同じようにキュートであるということがよく分かりました。 中身のスペックを考えればかなりお値打ちな優良ペアをお見逃しなく。 |
ロボロフスキー スキンクヤモリ Teratoscincus roborowskii |
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ロボロフスキーテラトスキンクです。珍しいサイズでの入荷です。現在10cm程度のMサイズで、 入荷直後にもかかわらずコオロギをガツガツ食べてます。脱皮直前の個体もいたりしますが 本当に全て例外なく調子いいです。 |
トルキスタンスキンクヤモリ (Pr) Teratoscincus scincus |
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輸入直後のワイルドを丹精込めて飼い込んでみた肉付き良好プリプリの即戦力アダルトペア! このご時世には珍しい野性味溢れるヤモリの生き様をとくとご覧あれ、 トルキスタンスキンクヤモリ・ペアが入荷しました。 昔ながらのファンにとってはテラトスキンクの響きの方が馴染み深いでしょうか、 何とも紛らわしいネーミングではありますが歴としたヤモリの仲間で、 全体的に肉付きの良いふっくらとした赤ちゃん体型が何処か憎めない、 薬局の看板ガエルのような上に突き出た瞳が実に愛らしく、 おまけに怯えると尻尾を滑らかにユラユラ動かして威嚇するギミックも面白い、 ただのヤモリには飽き足らない多数のオプションが盛り込まれた不思議なキャラクターです。 名前から想像されるように中東の乾燥地帯に棲息し、 カンカン照りの強い日差しを避けながら熱々の砂地を走り回る、 どちらかと言えば普通のトカゲに近いような暮らしぶりなのだそう。 従ってドライなセッティングを施せば乾燥に耐えながら生活するリアルな姿が観察でき、 ウェットシェルターを拠点に獲物を待ち伏せするような格好で、 多肉植物などを主体とした複雑なレイアウトにもすっぽり収まってくれることでしょう。 或いは環境自体をやや湿り気味にセッティングすることにより、 あえて隠れる必要が無くなり比較的オープンな性格になるらしく、 普段からその姿を楽しみたい方にとってベターな戦術となり得るでしょうか。 結局のところどちらにも対応できるのは元来強健である証、 ペットになり過ぎることの無いキレのあるライフスタイルが飽きずに楽しめる秘訣だと思います。 今回やって来たのはほぼアダルトサイズに仕上がった相性の良いペアで、 ふたり仲良くしていればいずれは有精卵が得られそうな健康な二匹。 よく見かける同属のロボロフスキーが有名ですが、 トルキスタンはこの頃流通量の多いとは言えないプチレア種となりつつありますから、 こうして散発的に輸入されたタイミングは見逃さないようにしましょう。 四肢の長い指にびっしりと毛が生えた如何にもな特徴が素敵な、 見れば見るほど、知れば知るほど奥の深い魅力的なヤモリ、 入荷直後に見られた体表の小傷もすっかり修復され準備万端です。 |
ナキツギオヤモリ (S・M) Underwoodisaurus milii |
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全体に淡い色調が美しさと可愛らしさを同時に惹き立てるハイポの血筋より得られた見事な美個体揃い! もはやタマオの代役といった感も薄まり主役としての十分な活躍が見込まれる大人気オージーランドゲッコー、 ナキツギオヤモリが入荷しました。 古くから長らく受け継がれているその愛称は決まってアンダーウッディサウルスミリー、 よく見るとそれはただ単に学名をカタカナ読みへと直しただけのシンプルなもので、 いずれの箇所でちぎって呼んでも何処か洒落た響きに感じられる反面、 却ってどのように呼ぶべきものなのかいまいち定まらないまま、 無闇に長い期間を過ごしてしまった感も否めません。 相方と言って良いのか分かりませんがお仲間のタマオヤモリについては、 やはりタマオという語感の良いニックネームが効いたのか、 業界では永遠のスターとして今もなお王座へと君臨しており、 本種はのちにツギオヤモリという如何にもタマオにあやかった和名を頂戴してから、 その後を追うような格好で地道に好感度を高めていきました。 つまりタマオのようでタマオでないという不確かなポジションが災いし、 何となくタマオの代わりというような劣等感に苛まれていた時期もあったのかもしれませんが、 最近ではこちらアンダーウッディサイドのファンも増加の一途を辿っているようで、 立派な人気種のひとつとして胸を張って生きている様子が窺えます。 実際には各種タマオと比較しても見劣りしない美麗種であることは一目瞭然で、 ややスマートでシャキッとした体格にはあの特有の弱々しさを払拭したようなイメージもあり、 掴みどころのなさがかなり軽減されている点も支持を集める要因となっているでしょう。 化粧っ気たっぷりの顔立ちもすっぴんで勝負するタマオとは正反対で、 少しのデザインの違いがここまで趣を変えてくれるのもまた面白いです。 今回やって来たのはハイポメラニスティックとしてブリーディングが続けられている血統より、 互いに血縁関係のないもの同士が偶然一堂に会することとなったスモールとミディアムの二匹。 いわゆるレオパなどと比べるとハッチサイズが想像以上に小さな本種は、 現状の大きさでもそれぞれ十分に育っていると評することができ、 一方はベビーからしっかりと育てられた安心サイズ、 そしてもう一方はこの時点で貴重なメスではないかと目される性別確定間近のサイズです。 写真では笑顔を並べて収まっていますが、 普段は言うまでもなく別々のケージで単独飼育していますのでご安心下さい。 |
ナキツギオヤモリ (♂) Underwoodisaurus milii |
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せっかく与えられた和名よりどうしても学名読みのイメージが強いオーストラリア原産の人気者。 お客様委託のアンダーウッディサウルスことナキツギオヤモリ・オスが入荷しました。 この手の地表性ヤモリは本種とタマオヤモリの仲間がよく知られていますが、 どちらも最大のチャームポイントである黒目がちの大きな瞳が大変魅力的で、 これには爬虫類がどうしても苦手という人に見せても気に入られる位のパワーがあると思います。 夜行性とは言え乾燥系のはずが何故このようなキュンとくる眼をしているのか実に不可思議ですが、 ホビーとして楽しむにこれほど嬉しいことはありません。形態的にはタマオヤモリ属と近縁で、 違いと言えば尾の先に球がついてるかついていないかなのでこちらは”タマナシタマオヤモリ”と言った具合です。 レイアウトとしては砂地をイメージしたものが良いですが、 一部湿った箇所が必要なのでウェットシェルターを使うのがベターでしょう。 オーストラリアの美しい乾燥大地を再現したケージをご用意してお迎え下さい。 |
ナキツギオヤモリ (♀) Underwoodisaurus milii |
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桃色にすっきりと抜けた地肌に振りかかったオレンジパウダーが品質の高さを物語る美麗個体! 見かける機会の多くなってきた今だからこそ上物に拘りましょう、ナキツギオヤモリ・メスが入荷しました。 和名を言っても下手をすると通じない場合があるらしいので冒頭で明記しておきますが、 このヤモリは学名をそのままカタカナに直したアンダーウッディ、もしくはそれにサウルスを付ける、 またはミリーと呼ばれることが殆どで、 あまりにも響きが良いせいか今日までその愛称が継承され続けています。 同じくオーストラリアに棲息するタマオヤモリの仲間と風貌が似ており、 今にも飛び出しそうな大きくて潤いのある黒い瞳には同じような魅力が感じられ、 あちらがふくよかなのに対しこちらはスマートでキレのあるスタイルが特徴的です。 また尾の形状にも違いがあり、タマオはその名の通り先端に丸い玉が付いていますが本種にはそれがなく、 まるで線香花火の火が落ちてしまった時の儚さのような情趣を感じさせてくれるでしょうか。 流通が限られているだけあり昔は高級種扱いで敷居の高い印象も強かったのが、 ヨーロッパの熱心なブリーダーらがコツコツと繁殖を進めてくれたお陰で、 現在では幾分気軽にオーストラリアの独特な雰囲気を楽しめるようになってきました。 今回やって来たのはなんとも嬉しい貴重なメス、 本当につい最近までメスがいないと何度も嘆いていたのを思い出します。 性別の稀少性もさることながら個体の色彩もまた格別で、 大体が黒色か良くても茶色がかったものばかりだったのが、 このように地色がしっかりと透き通った上に更に色味が乗るというのは本当に喜ばしいことです。 このクオリティだとハイポメラニスティックとして流通する個体に肩を並べるほどですが、 ルーツとしてはあくまでもノーマルであるらしく、 真相は不明ながらもチラつく可能性にどうしても期待してしまいます。 背面のスターダストにも光沢を持って本当に輝いているかのような錯覚を受けますので、 総合的に見て非常にレベルの高い一匹であると言えるでしょう。 先にメスを用意しておいても困ることはありません、優良な種親候補は今すぐ仕上げてしまいましょう。 |
ナキツギオヤモリ (Pr) Underwoodisaurus milii |
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通称アンダーウッディサウルスの呼び方のが一般的ですね。丁度お嫁さんが入荷しましたので 在庫していたオスと合わせてペアでご紹介致します。オスはオレンジ、メスはイエローが頭頂部に 強く発色しており、非常に美しい個体同士のペアとなっております。特にオスはアイブローを 描いた様にまぶたの上が赤く発色しています。オーストラリアの荒地等に生息していますが、 結構高めの湿度を好むようです。レアなヤモリがペアで揃いました、是非とも繁殖に挑戦して下さい。 |
ナキツギオヤモリ (Pr) Underwoodisaurus milii |
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殆どハイポの名でまかり通ってしまいそうな地色の柔らかな肌色に癒される美麗ペア! 遠目で見ると夜空の星たちのように輝く無数のスポットに目が眩みそうです、 ナキツギオヤモリ・ペアが入荷しました。 通称アンダーウッディサウルス、ないしはミリー。 いずれも学名のカタカナ読みでどう考えても一般的な呼称では無さそうに思えますが、 本種に限っては和名が定められて数年経過した今でもそのネーミングが失われず確かに残っています。 同じくオーストラリアのタマオヤモリに引っ掛けてツギオヤモリと相成った訳ですが、 せっかく付けてもらったその名前が浸透するのにも随分時間がかかりましたし、 未だに両方を併記しておかないとなんだか落ち着かないのは何故でしょうか。 きっとこの学名がもっと格好悪い響きだったり、 覚え辛く発音も難しい語呂の悪い言葉であったのならここまでしぶとく生き残りはしなかったに違いなく、 サウルスとかミリーと言ったお洒落なサウンドがこのヤモリのイメージアップにも作用していると思われます。 大きなウルウルの瞳は前述のタマオたちとよく似ていますが、 こちらは全体的にシュッとしたスレンダーな体型で、 単なるキュート系ではなくどちらかと言えばクール系にカテゴライズされるのかもしれません。 近頃では価格帯もだいぶ落ち着き始めたせいか、 ヒョウモンやニシアフなどからのステップアップとしても人気を集めており、 新しいランドゲッコーの世界へと招待してくれる重要な役目を担っているようなのです。 今回やって来たのは間もなく繁殖へのスタートラインに立とうとしているほぼアダルトのペア。 大抵のヤモリにお約束のメス不足がこの種にももれなく当てはまってしまうので、 なかなかメス単品で入手するのも難しく先にオスだけの導入を躊躇ってしまうケースも少なくないでしょう。 かと言って出がらしの恐れを気にして即戦力にも手を出せなかった方にとって、 この絶妙な二匹の出現は朗報以外の何物でもないと思います。 色彩は幸いにして雌雄どちらも同じようなタイプで、 平均よりも明るめの地色にスポットは薄れることなくはっきりと発現し、 それぞれが連なることなく明瞭に分散しているため本当に鮮やかな外観をつくり出しています。 実はブリードが云々と言うよりもむしろペット的に飼われていたせいか、 遠慮の無い給餌が細身の中にもしっかりとした肉付きを実現し、 お腹周りや尻尾に華奢な様子は一切見受けられません。 ここから数年先まで稼働してくれるであろう次世代のブリーディングペア、 気持ちの高ぶりを抑えつつまずはじっくりと個体を仕上げにかかりましょう。 |
マダガスカルヘラオヤモリ
Uroplatus fimbriatus |
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マダガスカルヘラオヤモリです。へラオの中でも最大種でやっぱり迫力あります。 今回は状態もよく、コオロギバクバク食べてます。オススメ! |
ヤマビタイヘラオヤモリ (♂) Uroplatus sikorae |
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原則輸入されたてホヤホヤを入手するしか選択肢のないヘラオの場合には嬉し過ぎる安心の飼い込み個体! 豊富なカラーバリエーションや属内屈指の強健な体質が歓迎されるペットにし易いヘラオといえばこれ、 ヤマビタイヘラオヤモリ・オスが入荷しました。 マダガスカルと呼ばれる島国は地球上でも指折りの雄大な自然が広がるスポットとして知られ、 地理的に隔絶された土地柄を生かした独特の生態系が現代においても残されている貴重なエリアです。 世間ではキツネザルをはじめとした哺乳類の仲間たちが取り上げられがちですが、 私たちの眼差しは当然のことながら専らカメレオンなどの爬虫類に向けられることが多く、 世界中に広く繁栄したヤモリというジャンルについてもまた面白さを存分に味わうことができるでしょう。 風変わりな容姿や暮らしぶりを持つものとして真っ先に思い浮かぶのはヒルヤモリ、 わざわざ昼と名付けられたぐらいですから昼行性のヤモリであり、 色合いや顔立ちが可愛らしく実にキャラクタナイズされた人気種です。 そして舞台を夜に移せばそこは本来のヤモリたちが最も本領を発揮できる時間帯であり、 同国においてはヘラオヤモリの存在を無視することはできないでしょう。 両者の関係性はまさしく陰と陽、眩しい日差しの下で華やかな生活が描き出されている傍らでは、 鬱蒼としたジャングルの奥には闇夜に紛れひっそりと生きるものもいて、 同じ空間にまるで正反対の生き物が共存している様は流石マダガスカルといったところ。 興味深いことにヘラオヤモリは現地の人々にとって悪魔の使いとされ、 なるほど確かにその不気味な容姿は見る者を喜ばせるようには出来ていないようですが、 そこは同じく島国であるニューカレドニアのミカドヤモリとの共通点でもあり、 奇しくも双方は少なくともホビーとしての爬虫類の世界では抜群の人気を誇るグループですから、 格好良さと気味の悪さは紙一重という教訓を私たちに伝えてくれているようです。 今回やって来たのはたとえ人の手の平でもシャキッと立ち上がる勇姿が頼もしい、 国内で暫く飼い込まれていたお陰でヘラオとは思えぬ強さを獲得したヤマビタイのオス。 元々本種自体が属内でもトップクラスに扱い易いとされており、 その証拠に国内での繁殖成功例も聞かれているほどですが、 一度ペットとして平然と暮らしていた個体であれば尚更でしょう。 デザインはそれぞれに良さがありますが比較的苔生している感じで、 所々メタリックに青味がかっているところが素敵。 和名の通り横顔は寸詰まりで、 カイマンのベビーにも似た迫力が堪りません。 そうそう都合良く巡り合えるものではありませんので、 ヘラオチャレンジに二の足を踏んでいた方には特にお勧めの一匹です。 |
ヤマビタイヘラオヤモリ (CB・Pr) Uroplatus sikorae |
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コンディション最高潮の長期飼い込み宇宙人がツインカラーにてお出まし! ホットアンドクールの組み合わせが飼育欲をそそります、ヤマビタイヘラオヤモリ・ペアが入荷しました。 マダガスカルと言えば生き物好きにとって魅惑の島、 何も爬虫類に限らずひたすらとんでもない生態を持ったワイルドライフがそこら中に棲息している楽園のような場所です。 例えばリクガメには放射模様が自慢の美種、 例えばトカゲにはそれらが独立したカテゴリとしてすら認識されているカメレオンなど、 どこを見渡してもまるで珍獣のバーゲンセールのような光景が広がっています。 そしてトカゲの中の一団であるヤモリ、 ここにも当然のようにエキゾチック感満載なとある仲間が存在していました。 その名はヘラオヤモリ、属内で十数種が知られるそこそこの規模を持ったヤモリですが、 とにかく第一印象のインパクトは良くも悪くも一級品。 ギョロッとひん剥いた大きな目玉、 スラッと伸びた厭らしい口元、華奢で弱々しい体つき、 悪魔の使いという最上級の褒め言葉にて現地では皆の嫌われ者だそうですが、 確かにこんな奴らと夜中森の中で目が合った日には最悪な気分で明日の夜明けを迎えなければならないでしょう。 ですがこの気味の悪さこそ爬虫類マニアにとっては最高の餌食、 マダガスカルのヤモリでは陰の世界で代表格を担っていると言う訳です。 今回やって来たのはそのヘラオでも典型的な種として愛されるヤマビタイ、 とにかく嬉しいのはペアが揃っているということと、繁殖個体だということの二点。 単体で飼育してもレイアウトさえ凝っていればこれ程楽しめるものもありませんがそこはヤモリ、 せっかく飼うからにはペアで持っていたいというのが人情です。 繁殖が成功するかは腕次第ですが、何しろペアがいなければ話の幕が開きませんから、 一匹での導入に躊躇っていた方にとってはチャンス以外の何物でもありません。 しかも両個体ともがまさかのCB、ハンドリングしていても一切口を開けず、餌も普通にピンセットから食べ、 その異様なまでの落ち着き振りにこちらが辟易してしまいそうです。 ゴールデンとシルバーと言っては大袈裟でしょうか、 カラーリングも上物と来ればもう迷う所はなく是が非でもブリーディング成功に漕ぎ着けたい所でしょう。 まめに霧吹きをしながらお問い合わせをお待ちしております。 |
ヤマビタイヘラオヤモリ (即戦力・Pr) Uroplatus sikorae |
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店頭に数日居ただけで早くも産卵を経験してしまった即戦力以外の何物でもないスペシャルペア! 外観はハードルが高そうに見えて今や国内CB化も進みつつあるヘラオ界の救世主、 ヤマビタイヘラオヤモリ・ペアが入荷しました。 私たちにとって永遠の憧れである魅惑の島国、マダガスカル。 そこに息衝く爬虫類たちは何もかもが神秘的で美しく感じられるものですが、 ヤモリと言うジャンルにおいても同様に一風変わった種類が数多く知られています。 樹皮に擬態した宇宙人のような妖しい顔立ちを持つ彼らの名はヘラオヤモリ、 現地では悪魔の使いなどと呼ばれ人々から忌み嫌われている素敵な仲間たちは、 ここ数年で急速に注目度を増してきました。 昔はとにかく初期状態の悪さに悩まされることが大半だったそうで、 脱水カリカリ状態からのスタートでしたからまともに飼えた例も極僅かだったと言います。 しかしながら最近ではいかにも潤いたっぷりと言わんばかりの状態の良さが目立つようになり、 果ては繁殖個体まで流通するなど状況は一変しています。 今回やって来たのは長期飼い込みのペアで、 ヘラオの中では小型の部類に入る本種は根本的に扱い易いのか、 属内でもかなり人気が高まっているように感じます。 スジヘラオやフリンジも格好良さでは群を抜いているのかもしれませんが、 その特性上ケージの高さや壁の表面積に気を遣うグループのため、 本種のように体が小さければその分飼育難度も下がると言う寸法です。 昼間はバンザイをしたまま壁面にベタッと張り付き微動だにしないため、 電気を消す少し前にコオロギを数匹放ち、 さっと雨を降らせてからおやすみを告げれば闇に紛れて活動を開始します。 明るい環境では全く動かなかった彼らが、 夜中になると突然活き活きする様子はまさしく野生を切り取っているかのようで、 地球のほぼ裏側で起きている出来事を間近に体感することができるのです。 数日前に何気なく霧吹きをしていたら床材に埋まった卵を発見、 今のところ良い感じに発生が進んでいるように見えますので、 ひょっとするといきなりのベビーが誕生してしまうかも。 そこで店頭でのお渡しに限りますが、 このペアをご購入頂いた方にもれなく産みたての卵もひとつお付けしたいと思います。 まだまだマイナーと言わざるを得ないマニアックなヤモリですが、 是非ともブリーディングに挑戦してみて下さい。 |
バートンヒレアシトカゲ (L) Lialis burtonis |
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これに関しては可愛らしさよりも安心感を優先したいがために選ぶべきはでっぷりと太ったラージサイズ! 当店では常時在庫している餌用のヤモリを使い今までは困難だった課題を克服したいと思わせる珍種のひとつ、 バートンヒレアシトカゲが入荷しました。 トカゲの仲間について結構真剣に調べてみたことのある方々にとっては、 少なくとも名前だけであれば一度や二度は目にしたことがあるのかもしれませんが、 悲しいかな実際にペットとして販売されるケースはどちらかと言えば稀であり、 いざ所有欲や飼育欲が沸き上がってきたところで直ぐに沈めざるを得ないのが関の山、 それほどマイナーでマニアックなちょっと残念なグループがここにご紹介するヒレアシトカゲです。 古くはその和名をイザリトカゲとも言い、 そもそも貴方の正体は何ですかと小一時間問い詰めたくなるその独特なビジュアルは、 どうやらその分類からいわゆるヤモリの仲間たちに近いらしいことが分かるのですが、 そうは言っても何の前触れもなく私はヤモリですと自己紹介されたところで、 大半の人がそう感じるようにそんな出来事に対して即座に納得するのは難しいでしょう。 よくよく眺めてみると目元の優しさや全身のサラサラとした肌触りなどは途端にヤモリっぽく、 ヘビっぽいトカゲとして有名なアシナシトカゲが比較的ヘビっぽいのに対し、 こちらヒレアシはその妙なテクスチャのせいでヘビっぽさから遠ざかってしまったところが、 見る者全てを迷子にさせる訳の分からなさを全力で演出しているようですが、 言い換えれば誰にも真似することのできない圧倒的な独自性を武器に、 今後はこれまで以上に一層の活躍が期待されているのかはたまたされていないのか、 結局のところ一周回ってやっぱり訳の分からない摩訶不思議なヤツらなのでした。 今回やって来たのは殆ど唯一と言っても良い入手可能な二種類のうち、 体格が大きな方として認知されているバートンより、 それにしてもかなり大柄なボディで私たちを驚かせるこんな一匹。 この辺りのキャラクターは輸入された段階でのセレクトが全てと言っても過言ではなく、 如何にして良質な個体と巡り合うかが良好な未来を描くための必要十分条件です。 歴史を紐解くと我が国へは十年も二十年も前から輸入されていた実績を持ち、 しかしながらその頃から彼らの餌がコンスタントに入手できたかと考えてみると、 途端に顔を伏せたくなってしまうのが現実なのかもしれませんが、 いわゆる変態ヘビと呼ばれる彼らのために準備された活および冷凍ヤモリは、 何もそれらのためだけではなくヒレアシトカゲにも同様に役立てられるべきであり、 言い換えれば餌用ヤモリの使い道としても新たに提案されるべき立派な案件のひとつだと思います。 |
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