過去に売り切れたトカゲです。再入荷が可能な場合も御座います、一度お問い合わせ下さい。
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アオキノボリアリゲータートカゲ
Abronia graminea |
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青い爬虫類と言ったらやっぱりこのトカゲ! 大きさを超えた存在感を放ち続ける憧れのアブロニア、アオキノボリアリゲータートカゲが入荷しました。 爬虫類暦の少しでも長い方にとってはビバリウムガイド黎明期の表紙を飾ったあの個体が印象的でしょうか。 あれから時代は巡り、他にも真っ青な体を持つ爬虫類がホビー界に登場してきましたが、 歴史的により多くの衝撃を与えより多くの人々の心を惹き付けてきたという点ではこのアブロニアに勝るものはいないでしょう。 最大全長は30cmや40cmと言われアリゲーターと呼ばれるように鱗は粗く顔立ちもはっきりとしているため、 写真だけで見ると中型から大型のトカゲかと感じてしまうかもしれませんが、 キノボリの通り尻尾がかなり長く本体はさほど大きくないためどちらかと言えば小型種の部類。 体色にはブルーやグリーンなどいくつかのタイプが存在すると言われていますが、 幼体時に緑色のものが次第に青みがかってくるらしいことも報告されています。 この個体はフラッシュを焚いた時こそエメラルドグリーンのような発色を見せますが、 肉眼で見た場合や自然光で撮影した場合はしっかりと青みが出ており、 この青も全身一色では面白味に欠けていたかもしれませんが、 黒斑が墨入れを施したように鱗間に染みることで主役を引き立たせているように感じます。 もうひとつ重要なこととして飼育が難しいとも言われていますが、 この個体は少し前にある程度まとまって入ったベビーサイズが育ったものと思われ、 特に神経質な面を見せることもなくコオロギを懸命に捕食しています。 赤道付近の高地分布、つまりはカメレオンの環境設定が大きな参考になるでしょう。 加えてベビーから育てられたものであれば飼育環境にも馴染みやすいでしょうし、 何より飼い込み個体ですからハラハラすることもなくお迎え頂けると思います。 景気の良いことに到着後から早速脱皮も済ませてくれました、コンディション抜群でお待ちしております。 |
アオキノボリアリゲータートカゲ (♀) Abronia graminea |
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全身がターコイズブルーに輝くその姿にマニアでなくとも惹かれてしまう憧れのアブロニア! 輸入されたてではなく国内でコツコツと丁寧に育てられていたジャストスリムな飼い込み個体、 アオキノボリアリゲータートカゲ・メスが入荷しました。 そんな風にして崇め奉られていたのもかれこれ十年以上も前の話になりますが、 体中が真っ青で鱗がワニのようにゴツゴツとした樹上棲のトカゲがいるらしい、 俄かには信じ難い夢のようなデザインを頭に思い描くだけでも興奮させられるというのに、 現実にそれが存在しているとなればファンが黙っていられないのは容易に想像できると思います。 通称アブロニアと呼ばれる彼らの原産はメキシコとその周辺、 幻という表現も決して大袈裟ではなくなかなか現物をお目にかかれない、 それどころか手に入ったとしても全てが手探りの状態で、 この場で多くは語りませんが神話やお伽話のような謎の飼育法の数々により情報が錯綜していたのも懐かしく、 こうしてごく普通に育てられるようになったのも本当にここ数年の出来事です。 結局のところ輸入される際の初期状態が思わしくなかったのが主たる原因だった訳ですが、 ヘルシーな昆虫食でありさほど代謝が高くないことから太らせ過ぎには注意する、 これが今日におけるアブロニア飼育の合言葉として広まっています。 裏を返せば通気性と湿度に選択肢が設けられた空間であれば、 餌を食べさせること自体に苦労させられる場面は殆どなく、 気を張り過ぎて過剰に可愛がるようなことがなければ、 この素敵な佇まいのトカゲと末永く付き合っていくことができそうです。 今回やって来たのは日本に到着して優に一年以上を無難に過ごしている、 餌食いや肉付きの微調整まで見事にフルトリートメントされた、 願わくば相方を揃えて夢の繁殖にも挑戦してみたい妙齢のメス。 色合いには個体差があり成長過程でも大きく変化するそうですが、 背部はグリーンが強く腹部はブルーが強いツートンカラーになっていて、 瞳の周りにはほんのりとイエローが発色する彩り豊かな出来栄え。 体表に堂々と並んだ鱗を凝視すると一枚一枚に微細なブラックチップが点在していて、 これが全体の雰囲気に重みを与えてくれる効果を発揮しているようです。 ピンセットから何でも捕食するよう鍛えられていて、 有難いことにグラブパイも躊躇なくバクバクと食べてくれました。 中身のコンディションも含めれば間違いなく一点ものと呼べる掘り出し物です。 |
アオノドキールカナヘビ (EUCB) Algyroides nigropunctatus |
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ギリシャ、モンテネグロが産地のかなりレアなカナヘビ、アオノドキールカナヘビの入荷です。 誰もが見て分かる様に、本種最大の特徴はオスの喉に発色した光沢のある美しいエメラルドブルーでしょう。 また腹部はこれまた鮮やかなブラッドレッドに染まっています。性成熟するとこれら2色が背部に染み入り、 さらに色味を増して発色する為かなり派手な色彩になります。一方のメスは落ち着いた配色ですが、 全体的に柔らかなピンクがかっておりこちらも綺麗です。また名前にある通り背中全体にゴツゴツとした キールが発達していてがっしりとした印象を受けます。飼育自体は簡単で低温にも強く、 一口サイズのコオロギをケージ内に撒くと過敏に反応し捕らえます。暖かい季節は屋外飼育も楽しめそうです。 |
ツェッヒオニプレートトカゲ (トーゴ産・Pr) Broadleysaurus major "zechi" |
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漆黒のオニプレとして業界を騒がせているニューロカリティの別タイプとされる噂のツェッヒ! 広い分布域を誇る本種の最西端に位置する個体群という点にも興味をそそられるトーゴからの使者、 ツェッヒオニプレートトカゲ・ペアが入荷しました。 オニプレと言えばそれこそアオジタやフトアゴなどと並び、 少なくともここ日本では最も普及率の高いペットリザードのひとつに数えられる、 ある種のマストアイテムな感も備わった無くてはならない存在です。 頭ごなしに決めつけるのも恐縮ですし手を抜くつもりもありませんが、 いわゆる飼いやすいトカゲの代表的なキャラクターとして広く知られており、 その強健な体質は実際に飼育してみれば即座に理解することができるであろう最大の特徴で、 なるほど確かに昼行性のトカゲを育てるための教材としても相応しい、 非常に社会貢献度の高いヤツなのです。 最近ではタンザニアという国名がホットワードになっているようで、それもそのはず、 アフリカを原産とする爬虫類やその他生物の多くが同国より輸出されていたのですが、 突然ストップしてしまったため事態は急変、 これまで当たり前だったはずのものが当たり前ではなくなり、 このオニプレも同じように悪影響を受ける形となりました。 それこそ大量流通のイメージから逃れられないような種類でしたが、 ここに来て突如として稀少性が増したことで魅力が再認識され、 私たちにとってはどうしても必要なものだということもよく分かりました。 わざわざ異なるルートより半ば無理矢理にでも取り寄せなければならなかった訳ですから、 今後は気持ちを入れ替えてより一層大切に扱ってやりたいと思わされる出会いだったと思います。 今回やって来たのは新たな産地の地域個体群として注目されている、 ガーナやトーゴ、ベナンといった最も西側に暮らしている、 古くはツェッヒの名で別亜種として記載されたこともある黒味の強いペア。 オスは喉元のメタリックブルーとサイドの赤いバーが綺麗で、 メスは色味こそ派手ではないもののすっきりとした小顔が可愛らしいです。 我が国ではわざわざオニプレを殖やそうとする意識は育まれておらず、 雌雄判別の仕方もあまり周知されてはいませんでしたが、 元々オスとメスで外観に差異のある種類ですからいざ並べてみるとなかなか様になる光景に感じられます。 ワイルドゆえ多少の欠損もありますが極力綺麗な個体を選抜しました。 いきなりフードにも餌付きその頑丈さは折り紙付きです。 |
ツェッヒオニプレートトカゲ (トーゴ産・Pr) Broadleysaurus major "zechi" |
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ほんの少し気の緩んだ隙に再び姿を消してしまったオニプレの最終兵器トーゴ産ブラックタイプ! 雌雄選び放題なのかと思いきや結局片方しか揃わなくなってしまった悲劇の現状を打破したい、 ツェッヒオニプレートトカゲ・ペアが入荷しました。 ニシやヒガシと頭に付けられわんさか流通していたのも今となっては昔の話、 そもそもオニプレートそのものを見かけなくなってしまったのですからさあ大変、 ビギナー向けの容易いトカゲというポジションをアオジタたちにかっさらわれたまま、 このまま世の中から忘れ去られてしまうのは本当に惜しい往年の銘種。 時代を遡れば一時は雑多に扱われそこには何の敬意も感じられず、 今日においてはそれが本当に災いしているのだと思われますが、 ただひたすらに消耗戦を続けるだけになってしまったのが良くなかったのでしょう。 こればかりは仕方のないことだと今更ながら痛感させられますが、 アオジタのように飼育下で繁殖が進められるようなことはなく、 ただ目の前のトカゲを次から次へと浪費する結果となったことが惜しまれます。 当たり前が当たり前でなくなったのが数年前、 それからトーゴ産オニプレートとしてその後見事に返り咲いたものの、 残念ながら長くは続かずここ暫くはまたご無沙汰状態に戻ってしまいました。 しかも数度輸入が実現した中できちんとペアが揃えられたのは初めの頃だけであり、 何故かメスの出現率が極めて低く晩年はダメージを負ったオスばかりが残る結果に。 こんな話ばかり書いていると陰鬱な気持ちにもなりかねませんが、 とにかく目の前で逞しく生きているトカゲに失礼のないよう、 我々も頑張って彼らの努力に報いることができればと思うばかりです。 今回やって来たのはまさしく初回の便から国内でコツコツと飼い込まれていた二匹で、 繁殖云々がどうなるのかは別としてひとまず手元に置いておきたい貴重なペア。 細かな傷跡などはワイルド故にご愛嬌といったところではありますが、 とにかく絶妙な肉付きの管理まで行き届いており、 輸入されたての姿を思えば色艶がまるで異なるグッドコンディションです。 二匹は同じケージで共に生活し特段トラブルになるような場面も見られず、 いずれはこの夫婦から子孫が誕生すれば何も言うことはありません。 しつこいようですがもうこのタイプのペアを頻繁に入手することは困難でしょうから、 こうして出物がある内に是非。 |
ホンカロテス
Calotes calotes |
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木々の隙間に佇むは顔面を血の色に染め上げ自己顕示する狂気のブラッドサッカー! 半年ほど前、何十年ぶりかのご来訪により日本中を歓喜させたあの吸血鬼が再び、ホンカロテスが入荷しました。 皆さんはスリランカという国をご存知ですか、 野生動物との付き合いが長い方にとってはセイロンの呼び名がより親しみ易いかもしれません。 現在でも国土の大部分を占める島にその名を残し、 地形的な意味合いからも数々の魅力的な生き物が暮らす憧れの土地ですが、 お隣インドと同じく輸出の規制が極めて厳しいことでも知られています。 そのためジャンル問わず図鑑などでしかお目にかかれない、 ないしは図鑑ですらお目にかかることのできない稀少種がいくつも存在し、 それが人気であるか否かは別として非常にマニアックな雰囲気が漂う島国と言えます。 カロテスとはアジア地域に分布する数種の樹上性トカゲを広く表す呼称で、 元々は本種を含むCalotes属のカタカナ読みが由来ですが、 他にもニセカロテスなど複数の属が同じ括りで認知されているようです。 我々にとっては主にインドネシアなど東南アジアに棲息するものが昔から安価に流通しており、 カロテスの大まかなイメージはそれらによって殆ど作られてしまったと言っても過言ではなく、 しかしながら全体を見渡せば現実は何十種といる中のほんの一部しか人目に触れることはありませんので、 今後の動向は分からずともこの先延々と掘り下げ甲斐のあるグループであると言えるでしょう。 今回やって来たのは噂のカロテスカロテス、その名もずばりホンカロテス。 イグアナイグアナはグリーンイグアナ、ゲッコーゲッコーはトッケイヤモリですが、 本種の場合はそんな生易しいものではなくネーミングのストレートさに反してほぼ全く流通実績がない、 俗に言うマニア垂涎の激レア種と呼ぶに相応しい威厳と風格に満ちています。 頭頂部のクレストと喉元のデュラップは刺々しく、 顔面には基本色のグリーンの他にイエローやブルー、 そしてオレンジまでもが咲き乱れるという彩り豊かなデザインは、 ただ樹上にてくつろいでいるだけで絵になり強烈に人目を惹くのです。 そして最大の特徴は興奮時やご機嫌の時になると顔中が赤く変色すること。 これを一言で表現するとずばり赤面、 部分的に赤が発色するというレベルを完全に超えており、 当店に到着して数日後に初めてその姿を目撃した時は飛び上がりそうになりました。 カメラを向けただけで噛み付こうとするほどアグレッシブですが、 一時的なハンドリングは問題なくこなせますし、 コオロギもピンセットから直接食べてくれるほど警戒心は薄めで状態も安定しているご様子。 少々の指欠けがありますが細部まで気になる方はお問い合わせの際にお答えします。 これを逃すと今後はいつになることやら、全く以って読めません。 |
ワーレンギャリワスプ (特大サイズ・♂) Celestus warreni |
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良い子のみんなに絶望とトラウマを与えかねない不快感マックスのジャイアントギャリ! とてつもなく巨大なボディが厭らしさを極限まで高めた最悪の恐怖映像をお届けします、 お客様委託のワーレンギャリワスプ・オスが入荷しました。 アンギストカゲと言えばアシナシトカゲ、 そう決め付けてしまえばこれらは最早悪の集団でしかなくなってしまうのですが、 全てのトカゲ好きが憧れるであろうアブロニアことアリゲーターリザードの存在がそれに歯止めを掛けています。 短めの四肢に長い尾がすらっと伸びた流れるようなシルエットがとてつもなく格好良い、 そんな思いを誰しもが持っているかと存じますが、 その期待を裏切ることもまた容易いというのがよく分かるこんなトカゲも存在します。 なんだか呪文のような力強い名を冠せられたギャリワスプとはDiploglossus属とCelestus属の総称で、 その響き通りの素晴らしさを醸し出してくれるのは恐らく前者に限定されてしまうでしょう。 後者に残されたのは醜さや怪しさのようなどちらかと言えばあまり良くない印象ばかりで、 人々から厭われる要素の掃き溜めの如く扱われたとしても不思議ではありません。 アオジタトカゲ風と言えば聞こえは良いのですが、 彼らの場合は同様に冷たさが前面に押し出されていながらも、 ふっくらした体付きや赤ちゃんのような短い手足にほっと一息つく場面を見出すことができるのですが、 この者に関しては無骨で筋張った無駄のないフォルムに愛らしさの欠片もなく、 チャーミングとは縁遠い俺様気質にかける言葉も見当たらないのです。 地中に潜りたいのは分かりますが扁平な額に媚びる様子はなく、 視点の定まらない無理矢理ひん剥いたような瞳は猟奇的な殺意に溢れ、 妙に指の長い四肢の生え方も何処か許し難いものがあるなど、 掘り起こした際に募る申し訳なさはとうに消え失せ直ちに嫌悪感が込み上げてくるでしょう。 人面トカゲの愛称で親しまれるヨーロッパアシナシはあまりにも悪口を言われ続けた結果、 今や日陰者界のスターとして君臨するまでに成長しましたが、 本種はそれに通ずる条件を満たしながらも珍しさが仇となり、 悪口すらも投げかけてもらえない疎外感にそっぽを向いたのか自らの意思で世俗より逃げ出してしまったのです。 今回ご紹介するのはジャイアントハイチアンギャリワスプの名でも知られる大型種ですが、 実際に大きいサイズで見かけることは稀でこの個体については平均サイズを上回る45センチを記録。 そのため輪を掛けた気持ち悪さが滲み出て止まらなくなり、 今や人間の変態を不気味に微笑ますことしか能のない生物になってしまいました。 野生では棲息数が激減し続けているらしく、 いかにも不健康そうな見た目だけにここだけはつい同情してしまいますが、 とにかくこの手の輩をギリギリ愛せる人に何とか大切にしてもらいたいと願うばかりです。 |
フトヒゲカメレオンモドキ (♂) Chamaeleolis barbatus |
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その容姿からジュラシックな味わいを感じ取らざるを得ない謎めいた佇まいが人気の樹上棲イグアナ! ベビーでもアダルトでもない指よりも手の上に乗せてちょうど良い珍しく安心サイズの飼い込み個体、 フトヒゲカメレオンモドキ・オスが入荷しました。 英名のFalse Chameleonとは属名Chamaeleolisと同じ意味を表し、 世界が認めるその名もカメレオンモドキと称された風変わりなトカゲの一種。 一見分かり易そうなネーミングからきっとその様子を言い表しているのだろうと、 きっとかの有名なカメレオンに近しい見た目なのだろうと期待していると、 いざ目の前に現れたのは想像していたものと微妙に異なるような気もして、 これは一体何の仲間なのかとふいに混乱させられるかもしれません。 それぞれの特徴を無理矢理くっ付けて言い改めるとすれば、 イグアナヤモリカメレオンモドキというような具合になるでしょうか。 ここまでやってしまうと夢の融合モンスターのような嬉しさと不気味さが入り混じり、 彼らの属するグループはあくまでもトカゲ界の花形であるイグアナのはずなのですが、 原産国はキューバ島内とこれまた変わった土地柄が災いしたのか、 一般に想像されるイグアナとはまるで雰囲気が異なります。 体表には鱗が付着しているものの隙間だらけな上に大きさもまちまちで、 全体的にスベスベとしたテクスチャなどは何処かヤモリチックな風合いもあり、 しかも指先には趾下薄板というヤモリのそれが付いていて壁も登れるのですから大したものです。 忘れちゃいけない肝心のメインであるカメレオン要素はというと、 目の動きや樹上棲であることは確かにそれらしいと思いつつも、 別段舌が長く伸びる訳ではないのですが、 こうして迷子になっている間にカメレオンモドキという名の異世界へといざなわれ、 気が付く頃にはもう既に彼らの虜になっているのかもしれません。 今回やって来たのは目にするものの大半がベビーサイズで輸入されている中で、 巡り会えることの稀な程良いミドルサイズの飼い込み個体。 温和な見た目のせいで幼体時のか弱そうなイメージはどうしても拭い切れませんが、 少し環境に馴染めばこれほど強健な樹上種も珍しいと高く評価されることが多く、 この個体は早くもレオパ用のフードに餌付けられているだけではなく、 大切な水もスポイトからがぶ飲みしてくれるほどによく慣れています。 個人的には苔むしたような淡く緑色がかった部分がお気に入りの、 見た目も中身もまるで期待を裏切らない面白トカゲの代表選手です。 |
フトヒゲカメレオンモドキ (国内CB・Pr) Chamaeleolis barbatus |
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見た目通り癖のあるイメージが強い仲間ですが日本生まれのすこぶる飼い易い安心サイズ! 怪獣かはたまた恐竜か、 いずれにしても古代のロマン香り立つ素敵なトカゲ、 フトヒゲカメレオンモドキ・ペアが入荷しました。 スッポンモドキ、トカゲモドキ、ハブモドキなど、爬虫類の世界には様々な擬きが存在していますが、 この絶妙な言い回しは決して引け目を感じさせることはありません。 もちろんその名前は人間が勝手に付けたものですから当たり前と言えば当たり前、 それよりもむしろ人の目に付いたり突っ込まれたりするチャンスが増えるためか、 本家を意識させつつ真似した側もどさくさに紛れて注目を浴びるというお得感さえ生まれています。 このカメレオンモドキはその名の通りかのカメレオンに似ているらしいという最高のアピールポイントを持ち、 何しろトカゲ界においては究極に変わった容姿および生態を有する生き物ですから、 これほどキャッチーな面白味というのは他にないと思います。 という訳でここからはカメモドに隠された様々な要素を暴き出していきましょう。 とりあえず一番初めに何がカメレオンを連想させるのか、 それはキョロキョロとしきりに動かしている両方の目、 これが別々に可動し周囲の天敵や獲物を探る仕草はまさしくカメレオンそのもの。 また樹上での暮らしに特化していたり、環境に合わせて自在に体色を操り姿を隠すという特技も同様で、 一説によるとその殆どが新大陸に分布するイグアナ科における収斂進化に当たるのだとか。 その他にも近縁であるアノール譲りの喉元に発達したフラップを広げる特技や、 木に登るだけかと思いきやケージの壁にも巧みに張り付くなど芸達者で、 手に乗せると軽量ボディと肌への吸い付き、 そしてサラサラとした手触りの良さはまるでヤモリのような繊細さをも持ち合わせています。 世界中を見渡してもキューバというたったひとつの島にしか棲息していないこれほど稀少なトカゲを、 ペットとして飼育でき更に繁殖まで目指すことができるというのはどれほど幸せなのでしょうか。 今回やって来たのは通称バルバータス、 近頃成功例が増えている国内で繁殖された二匹で到着後早速背の高いレイアウトケージに投入してみた所、 両名とも不思議なオーラを放ちながらしっとりおしとやかに新たな生活を始めてくれました。 生まれたばかりのサイズでは触れることすら恐ろしいぐらいですが、 ここまでの大きさに達すると心置きなく観察を楽しむことができ、 アンバランスな巨大頭と後頭部のクレスト、 背中に一筋走るキールや不揃いの鱗が実にジュラシックで、 その幻想的なデザインについ惚れ惚れとしてしまうのです。 ブリーディングを目指すにも決して長寿命ではない種類ですから、 あえて未熟な頃からしっかりと育て上げることには長く使えるという意味があります。 同棲していても別段もめることのない相性抜群のペア、飼育と繁殖の楽しみを両立して下さい。 |
ホソカメレオンモドキ (♂) Chamaeleolis porcus |
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フルサイズも間近に迫り一層ファンタジーな風情に包まれたキューバの珍イグアナ! ベビーから丹念に仕上げられコンディションも抜群の優良個体です、ポルカスカメレオンモドキ・オスが入荷しました。 イグアナなのかカメレオンなのか、トカゲなのかヤモリなのか、 パッと見ただけではなかなか検討も付かないその不思議な容姿から、 飼育種としてはマイナーながら少なくとも名前だけは良く知られた存在です。 順に特徴を追っていくと、まず分類上はアメリカ大陸はキューバの一部に棲息するアノールに近い仲間ですが、 歴としたイグアナであるにも関わらず眼球が独立して動く様などはカメレオンに酷似しており、 更に指の腹はまるでヤモリのような張り付き感があるなど、 文字にして起こしていくと何だか訳の分からない生き物の像が出来上がります。 身なりだけに注目しても訳の分からなさは全く解消されず、 アンバランスなシルエットを演出する巨大な頭部とそれにお似合いなギョロ目、 喉元にはアノールらしい特大フラップにひょろっと華奢な体付きと、 造形の全てがもはや地球外生命体の域に達しているのではないかと思われるほど特異で奇怪です。 しかしこれ以上書き続けたとしても何一つ解決しないどころか余計な混乱を招くだけですから、 やはり名前の通り最後にはカメレオンの辺りに話を持って行きたいと思いますので、 粘着質の舌が捕食時に役立つという点が如何にもカメレオンらしいという所で不時着することにします。 今回やって来たのはベビーサイズで入手された後、 鑑賞面と機能面に拘って制作されたレイアウトケージにてひとりぬくぬくと育てられた一匹のオス。 大切にされていたことが分かる肌艶や体型には何の不満もなく、 むしろ最近では珍しい大型個体になって再び世に出てきたことについては感謝しなければなりません。 特に怯える様子もなくピンセットから普通にコオロギなどを捕食しますし、全飼育者曰くカタツムリが大好物だとのこと。 確かに自然下では貝類を好んで食べることが報告されていますので、 かのナイトアノールに勝るとも劣らぬ大きな頭は決して見掛け倒しではないようです。 奇抜な風貌とは裏腹に飼育人口が伸び悩んでいるのもまた面白いのですが、 それはきっと例によって訳の分からなさが作用しているのでしょう。 ですが飼うことに当たって癖を感じるのは見た目だけ、 海外でも情報が少ないと言われ続けていながら日本では繁殖例もいくつか報告されています。 とは言えカメモドの魅力を本当に理解しているのはプライベートで飼育している人だけのようですから、 是非この機会に扉を開けてその世界を覗き込んでみて下さい。 |
エリマキトカゲ (S) Chlamydosaurus kingii |
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輸入されたての貧相な様子も吹き飛び色々な意味で飼育環境に順応した飼い込みヤング! 未だその知名度は健在なかつてのスーパースターを是非ご家庭ででお楽しみ頂きたい、 エリマキトカゲが入荷しました。 下手なヒョウモンやフトアゴ、 イグアナなどよりもずっと名前が通っているのではないかと思われる、 ある意味知らない方が恥ずかしいほどの一般常識レベルに到達した、 爬虫類と言う存在を世の中に知らしめた最大の功労者として数えられる著名なトカゲ。 千石先生の愛称でお馴染み、故千石正一氏の良き相棒としても有名なキャラクターで、 当時はテレビコマーシャルへの出演を始め数々のメディア露出に大忙し。 そういったプロフィールのひとつひとつがまるでウーパールーパーと同じような雰囲気を感じさせ、 爬虫類や両生類の広告塔として大変大きな功績を残したのではないかと思います。 かつては一時のブームによりペットとしての需要も急激に高まり、 しかしながら当時はトカゲ全般の飼い方が今日ほど整備されていませんでしたから、 流行ばかりが先行し行き当たりばったりで苦労させられる場面もしばしば。 ただしこれほど魅力的なトカゲをこのまま飼育しないのも勿体無い話ですから、 現代の作法に則った扱い方でもう一度トライしてみれば、 あの頃とはまた違った素敵な景色が楽しめるかもしれません。 今回やって来たのはインドネシアやニューギニアに産するタイプより、 暫くペットとして育てられていたため状態のすっかり安定したスモールサイズ。 よく見ると尾先の欠けこそあるものの爪指はしっかりと揃っており、 何よりも突進し易い本種において鼻先が綺麗に残っているのは好印象。 後頭部の飾りが幼稚園児の帽子みたいで可愛らしいのですが、 あまり刺激すると可哀想なので襟を広げた写真の撮影は自粛しました。 エリマキがラッキーだったのはほぼ完全な昆虫食であることで、 このキーワードを耳にした途端に感の良い方であればピンと来ると思いますが、 そう、かの有名なグラブパイを積極的に採用することができると言う利点があるのです。 例えば同じアガマ科のフトアゴの場合、 彼らは雑食性ですから栄養バランスにも気を配らなければならないのですが、 こちらはグラブパイを用いることでもはやヒョウモントカゲモドキと変わらぬ労力で済み、 あとは樹上棲に適したレイアウトを施してやれば完璧。 もちろん既に餌付け済みですのでお迎えするや否や簡単に育てられる、お勧めの出物です。 |
エリマキトカゲ (M) Chlamydosaurus kingii |
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爬虫類業界永遠のスターとして幅広い年代に認知されているマスコット的な人気は未だ健在! その名を聞けば誰しもが振り返るトカゲの枠を超えた超ポピュラー種、 エリマキトカゲが入荷しました。 日本中でその名を知らぬ人はいないと言われる、 名前だけ聞けば簡単な仕草の物真似ぐらいは誰にでもできてしまうぐらい、 かつて得体の知れなかったトカゲと言う存在を世に知らしめた功労者のひとり。 本種のみで独立した属を形成することにも納得の特異な形態には、 しばしば原産地やどの仲間に分類されるのかを忘れさせるほどのインパクトがありますが、 私たち爬虫類飼育者にとっては樹上棲アガマと一言で表現した方が分かり易いでしょうか。 当然のことながら常時口を開けてエリと呼ばれるフードを広げている訳では無く、 平常時では斜めか垂直に近い木の枝にしがみついている光景がお馴染みで、 餌には主に昆虫を用いるほぼ完全な肉食性、 他のアガマにもありがちな比較的高温のバスキングスポットを好み、 空気中には健全な脱皮を促進すべくある程度の湿度を供給する、 環境要因のひとつひとつを冷静に分析し確実に抑えていけば、 奇抜な容姿に惑わされることも無く適切な管理が行えるでしょう。 鋭く発達した爪もカットしておけば随分ハンドリング向きなトカゲに早変わり、 その性質上手の上や肩に止まらせておけばじっとしていることも多く、 例えばフトアゴなどの大人しい種類からステップアップの対象としても、 実にちょうど良いポジションに位置していると思います。 エリを広げないことを寂しく感じるのではなく、 後頭部のひらひらを幼稚園児が被る後ろが長く伸びた帽子に見立てて、 可愛らしいと視点を変えてみるのもこのトカゲの日常的な姿を楽しむポイント。 世間からは色物として見られてしまうのも致し方ありませんが、 意外にもきちんと飼育し続けている話があまり聞かれないため、 反対に長く大切に育て上げることができれば相当な見栄えがすることも事実です。 今回やって来たのは恐らくワイルドとして輸入されたものながら、 幼体よりそこそこの安心サイズまで仕上げられた飼い込み個体。 あまり怯えない性格なのか到着時にも鼻先の潰れや擦れが殆ど無く、 ピンセットからコオロギや今話題のグラブパイなどをむしゃむしゃ食べる、 手乗りトカゲ的な趣きも十分な可愛らしい一匹。 変な見た目ですがそれなりにタフな種類ですので、 大きく環境を間違えなければミスも少ないであろうビギナーにもお勧めの種類です。 |
エリマキトカゲ (L) Chlamydosaurus kingii |
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これぞエリマキと言わんばかりの立派に育った貴重な大型個体! 樹上性アガマらしい見事な発色も高得点です、長期飼い込みのエリマキトカゲが入荷しました。 日本におけるザ・爬虫類のひとつがこのエリマキトカゲ。 この場合の爬虫類という言葉は生物学で言う所の爬虫綱というニュアンスよりも、 むしろ単純に珍獣という意味合いの方が強いと思います。 従ってこの括りには、 ご存知の通り両生類の代表とも言えるウーパールーパーことメキシコサラマンダーも当然入ってくるでしょう。 両者が実際にブームになったのは80年代と少々昔の話で、今となってはその頃の出来事を知らない、 もしくは生まれてすらいない世代も多いと思いますが、 社会現象として一世を風靡しただけあって長きに渡り語り継がれ、 現在でもその知名度が衰えることはありません。 最近ではケヅメリクガメやスッポンモドキなど新たにメディアから発信されたニュースターも誕生していますが、 爬虫類をペットにするという嗜好がそれなりに一般化し始めたこの頃では昔ほどの話題性には欠けるようで、 日本を席巻するほどの影響力は感じられません。 では逆にトカゲを飼育することが現実的になった今、 昔は飼えなかったものを懐かしもうという動きも見られますが、 ウーパーは未だに販売されていても、エリマキの方は出くわす機会がかなり減ってしまいました。 時折見かけるものは拘りのオーストラリア産ブリードということもあり少々高価で、 当時のイメージが強い分おいそれと手を出せる感じではありませんが、 今回は馴染み深いインドネシア産の個体がやって来ました。 安いからと侮る事なかれ、 しっかり育ったこのサイズでは巨大なキノボリトカゲの風格を遺憾なく発揮し、 ただ木に留まっているだけでもそうですが機嫌の良い時に襟をバサバサと羽ばたかせる瞬間は見応え抜群。 イエロー系の体色も鮮やかで大変美しく、 育った姿こそ素晴らしいというのはさすがアガマの仲間なだけあります。 持ち方さえちょっと工夫すれば手に持つのも苦労しないほど良く慣れており、 こちらが怯えさえしなければ肩や頭の上に乗せることも可能なほどですが、 撮影中に襟の内側などデリケートな部分をいじくり回していたらさすがに気分を害したらしく、 突然走り去ったと思えばこちらを振り返りお約束のポーズを取ってくれました。 その後も普通にハンドリングできるぐらいにすぐ落ち着いたのですが、なんとも都合の良いトカゲです。 多少のスレなどは仕方ありませんがおおむね良好なコンディションと言えるでしょう、 暫く店内に置いておいても看板になりそうな貫禄ある勇姿をお楽しみ下さい。 |
アルマジロトカゲ (♂) Cordylus cataphractus |
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いつもいつまでもサンゲイザーと共にその座へ君臨し続ける格好良いトカゲの代名詞! 一定の飼い込み期間を経てむちむち度がアップしたお陰でそのデザインにより磨きが掛かります、 アルマジロトカゲ・オスが入荷しました。 ヨロイトカゲ、そんな大層な名前を聞いただけで全身が硬い鱗に覆われた様を連想しますが、 実際には硬質であるものの目が細かいチェインメイルのようになっていることが殆どで、 何となくイメージしていたむしろ攻撃的とも取れる荒々しさはあまり感じられません。 現地にはどうやら日本に入って来ていないどころか、 写真すらも出回らない種類が未だ数多く潜んでいるらしいのですが、 昔ながらの二大スターと言えば属内最大種のサンゲイザーことオオヨロイとこのアルマジロで決まりでしょう。 当然ながら他にもその名に恥じぬキレのある容姿を持つ種類はいるのですが、 どうしてこの二種類ばかりが別格の存在感を放って止まないのか不思議で仕方ありません。 やはりキーポイントとして挙げられるのは最も重要なアイデンティティとされる鱗の大きさ、 その大胆な目地の粗さはそっくりそのまま格好良さに比例するという、 実に単純明快な法則がそこに隠されています。 相方の大きい方はとにかくダイナミックな仕草とシルエットが何よりの魅力ですが、 対するアルマジロは小さい中にも精巧なつくりが伺えるコンパクトさに、 手の平にちょこなんと座る可愛らしさが外観とのギャップを生むようです。 今回やって来たのは野生個体ながら国内でしっかりと飼い込まれており、 肌のかさつきも随分と薄れてきた印象のある状態抜群のオス。 輸入当時より一、二周ほど全身の皮が脱げ落ちたお陰で艶が上がり、 夕焼け色の鮮やかさが顕著に表れるまでになりました。 改めてディテールを観察してみると背中や尻尾はもちろんのこと、 腕や指の先までひとつひとつの鱗の造形に果てしない拘りを味わうことができます。 そして絶対に見られないと思っていたのですが、 撮影前に体を掃除していたら申し訳ないことにお約束のポーズを取ったのですかさずパチリ。 ワイルドのヨロイトカゲは基本的に放置プレイの印象が強いかもしれませんが、 この個体は当然の如くピンセットからコオロギを直接食べ、 置き餌でいつ食べているのかも分からないと言うようなことは一切ありません。 呼べば来るとまで言ってしまうと大袈裟ですが、 しっかり世話をしているという充実感にペットとして飼育する上での満足度は段違いです。 前飼育者は腹側から見た肉付きを参考に、 気持ちふくよかなぐらいを意識していたそうで内面的なコンディションは全く問題ありません。 尾の棘が部分的に失われているのと、生活に支障はありませんが左目がほんの少し曇っているため特価にて! |
オオヨロイトカゲ (♂) Cordylus giganteus |
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およそ五年と言う歳月を経てうら若き幼体もいよいよ成熟の時を迎えんとする年頃へ! 体表をびっしりと覆い尽くす棘の長さや適切な肉付きに前飼育者の腕と愛情が見事に描写された、 オオヨロイトカゲ・オスが入荷しました。 何の捻りも無いシンプルかつ大胆な和名にも却ってインパクトが感じられますが、 その旋律を耳にするだけで鳥肌が立つ英名のサンゲイザーもまた、 マニアの間ではまるで合言葉のように交わされる本種のことを示すネーミングのひとつです。 太陽を見上げるもの、 おおよそそのような意味を持つこのフレーズはまさに彼の生き様そのものを表現しており、 南アフリカの大地では日常的に降り注ぐのであろう高温かつ高照度のバスキングスポットの下で、 それこそ丸焦げになりやしないかとこちらがハラハラさせられるほどに強烈な光線を体中で堪能する様には、 他のヨロイトカゲたちとは一線を画すサンゲイザーだけに許された趣きが漂います。 例えばチャクワラやトゲオアガマなどの暮らしぶりが参考になるでしょうか、 地表の温度が炒め物でも調理できそうなほど非常識なレベルにまで熱せられ、 トカゲたちは何を考えているのかまともに体を休めることも許されない状況において、 四肢を交互にパタパタと持ち上げながら命懸けで暖を取り、 急速に体温を上昇させたかと思えば徐に狩りへと出発するのだそうです。 寿命は数十年とトカゲ全体を見渡しても異例な長さを誇り、 そのため性成熟にもかなりの時間を要することが噂され、 子の出産は必ずしも毎年行われるとは限らないらしくしかも一度に一、二匹と言われていますから、 決して人に対し迎合することは無くあくまでも己の道を突き進むような、 ペットリザードと一括りにするのが申し訳無いほど真の意味で稀少な生物であると言えます。 今回やって来たのは泣く泣くの放出と言う表現がこの上なく相応しい、 誠に残念ではありますが次なる素晴らしい飼い主に巡り合えればとの思いで当店に託された、 コンディションの心配はまるで不必要な超健康体のオス。 前肢の裏側に発達した鱗はオスの象徴、 太り過ぎず痩せ過ぎずの理想的な体型は控えめな食生活により創り出され、 色々な意味でペットだったこの個体の恵まれた数年間が手に取るように分かります。 もう輸入直後の初期状態に悩まされることも無い渾身の一匹です。 |
オオヨロイトカゲ (♀) Cordylus giganteus |
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泣く子も黙るサンゲイザー、狙って入手することの難しい高需要のメスがスペシャルプライスにて! 30センチをオーバーし成熟するのも間近な即戦力手前の嬉しいサブアダルト、 オオヨロイトカゲ・メスが入荷しました。 アフリカ大陸に拠点を置くヨロイトカゲの仲間は、 未だ国内にデビューした形跡の無い数多くの見知らぬ不明種がいるとされていますが、 そんなことはお構いなしに昔から不動の二大巨頭として崇め奉られてきたものに、 アルマジロとサンゲイザーと言う二種が知られています。 前者は小型のグループ、後者は大型のグループをそれぞれ代表する種類であり、 キャラクターは少々異なれどその圧倒的な存在感を如何なく発揮してきました。 和名にオオヨロイ、 学名にギガンテウスと付けられた属内最大の座に君臨する本種は南アフリカ共和国という遠く離れた土地に暮らし、 いずれ40センチを超えるかもしれないと言われる恵まれた体躯はさながら現代に甦った恐竜のようで、 世界中の男子のハートをガッチリ掴んで離しません。 下手をすれば数十年と大変に寿命が長いことも特徴のひとつとして挙げられますが、 その代償として性成熟に至るまでそれなりの時間を要することと、 繁殖形態が卵胎生でしかも一匹が大きな子どもを産み落とすため決して生産効率に恵まれているとは言えず、 現地の動物園では必死にブリーディング計画が進められているようですが、 やはり短期間で結果を出すのはとても難しいようです。 今回やって来たのは手の平サイズのベビーで輸入された後、 それ以来国内で育てられた間もなく完成サイズも近いメス個体。 ヨロイトカゲは全般にメスの需要が高いとされており、 しかしながら性別が判定できるようになるまで時間が掛かりますから、 なかなか思うように手に入れることができないのが現状でしょう。 この個体は生まれつき背中の一部が陥没していて、 もちろん成長不良では無いため健康状態への影響は全くありませんが、 見栄えの問題から後にも先にもサプライズな特別価格にてご紹介します。 是非ここ日本でもとびきり嬉しいニュースが聞かれることを期待し、 まずは母体をじっくりと仕上げる所から始めてみて下さい。 |
ジンバブエヨロイトカゲ (Pr) Cordylus rhodesianus |
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小型種の手軽さに大型種の迫力を兼ね備えた知る人ぞ知る銘種! 昨年より繁殖にも成功している文字通りの即戦力、ジンバブエヨロイトカゲ・ペアが入荷しました。 日本ではあまり知られていませんが、 アフリカに棲息するヨロイトカゲは学名の付けられたものを数えるだけでも50種近くになる膨大なグループで、 いかに厳しい環境へ適応し逞しく繁栄したかということが分かります。 この仲間の代表種と言えばサンゲイザーことオオヨロイと、 中型種ながら迫力抜群のアルマジロという二大巨頭がよく知られていますが、 逆にそれ以外はややマイナーな存在であまり一般的ではなく、 現実的に国内へ輸入される機会もさほど多くないため普及に伸び悩んでいるのでしょう。 ヒナタやジョーンズなどトロピクス系の小型種は安価かつ流通量も豊富で、 ヨロイトカゲのキャラクターを世に知らしめるには欠かせない存在かと思いきや、 体も小さければ鱗も小さく格好良いというよりも可愛らしいという雰囲気に落ち着いてしまい、 色味にはすっかり乏しいためポピュラー種という感じでもありません。 そんなもやもやを解消しようと立ち上がったのがまさしくジンバブエ、 小型ヨロイの革命児と言っても過言ではないその特長には目を見張るものがあります。 三角形の頭は後頭部のハリが強くかつ鱗も大きいため、 ボディバランスとしてはさながらアルマジロのような高級感を楽しむことができ、 同サイズでもそのボリュームはトロピクスと比べ物になりません。 それでいてあくまでも小型種の部類ですから、 それこそ60cmクラスの水槽があればペアなら余裕で飼育が楽しめ、 あまり大がかりなセッティングを好まない方にとっては嬉しい所。 しかもさほど高価ではありませんから、十分に入門種としての役割を果たすことができると思います。 そして今回の一番重要なポイントは、このペアが既に繁殖に成功しているという点。 小型で卵胎生と聞けばブリーディングに挑戦しない手はありませんが、 野生個体の中から何となく組まれたペアでは本当にできるのか不安が残ります。 しかしこの2匹はもうカップルとして成立していますから、名ばかりのペアという訳ではありません。 ジンバブエはヨロイトカゲでも特に長寿な種として知られています、気長にコツコツと繁殖を楽しみましょう。 |
ジンバブエヨロイトカゲ (トリオ) Cordylus rhodesianus |
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卵胎生種には有難いことこの上ないオス1メス2の豪華体制! こうなったらいよいよ繁殖を目指すしかありません、ジンバブエヨロイトカゲ・トリオが入荷しました。 広大なアフリカの大地に繁栄したヨロイトカゲは、 高級種としてサンゲイザーやアルマジロといったスター選手から、 入門種としてトロピクスやジョーンズなど小型の仲間が有名であり、 属内には大変多くの構成種を持つことでも知られています。 しかし実際に日本へ輸入されてくるのはその中のほんの一部のみで、 現実的にペットとして入手することができるのは前述の種類に他いくつかを加えた程度にしか過ぎません。 それでも体中を覆うその名の通り鎧を身に着けたような容姿がじわじわと人気を呼び、 ヒョウモンやフトアゴなどの定番ではなく人と違ったトカゲを飼いたいとか、 より小さなサイズでコンパクトに飼育を楽しみたいだとか、 それでいてやはり走り回られては困るのである程度ハンドリングも楽しめると言った、 こちらのわがままをいくつもひたすらに並べた所の僅かな隙間を見事に掻い潜る絶妙な魅力を備えていると思います。 本種が最も多く目にするであろうトロピクスらと異なるのは、 全身の鱗の粗さから頭部の張り出した様に至るまで、 とにかく小型種らしからぬボリュームを備えているということ。 ミニアルマジロとまで称されるその勇壮なフォルムは細部の完成度が非常に高く、 手に乗せて撮影しなければ実際のサイズを見誤りそうなほどです。 当たり前のことですが販売されているのは大半がワイルドで、 それも輸入されたてで見かけることが殆どですから、 今回のように一度人の手に渡ったものであれば安心度が違います。 しかも大概は既にペアが組まれているため後からメスだけを増強するのも難しいので、 実に効率良くブリーディングを進めることができるでしょう。 オスはモノクロの配色がどことなくデプレッサ風でとても渋く、 完尾のメスは一度出産経験済みなので心強いです。 本種は数年前までやや入手難の中堅グループに位置していましたが、 ここ最近では手軽に入手できる雰囲気が増しグッと距離感が近くなりました。 しかしながらそれも野生個体の流通に依存しているのみですから、一寸先は闇、思い立ったが吉日です。 内二匹の尾先に欠けもあるため、価格はペア並みの超特価にて。 |
ヒナタヨロイトカゲ (ベビー・トリオ) Cordylus tropidosternum |
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輸入されて暫く経ち日本での暮らしにもすっかり順応した豪華で微笑ましいトロピクス親子! ベビーは母体より生まれただけあってピカピカ、お腹がパンパンのメスは嬉しい続報にも期待大、 ヒナタヨロイトカゲが入荷しました。 アフリカ大陸全土に広く繁栄したヨロイトカゲの仲間は、 真面目に数えると何やら五十種類にもなるかなりの大所帯であるらしく、 中にはペットとして呑気に流通させている場合では無い未確認種もいて、 そうなると我が国ではその内のほんの一部が見かけられることになります。 最もスタンダードかつリーズナブルに入手することのできる、 ヨロイトカゲの入門種として昔から馴染み深い通称トロピクスは、 初めての人でも取っ付き易いミニマムボディに加え、 決して妥協を感じさせないきちんと鎧鎧したデザイン、 全種共通の卵胎生と言う形態を生かした飼育下でも気軽に繁殖を目指せる点が支持を高め、 とりあえずトカゲを飼いたいビギナーからレイアウトに拘りたいマニアまで幅広く愛されています。 価格帯も安価なために敷居が下がるのは当然のこと、 酷く安っぽさを感じさせない完成された出来栄えはコストパフォーマンスも高く、 それでいて元来強健であるために飼育者層を選ばない、初心者にも有難い要素が盛り沢山。 更にはトカゲ自体が軽量で激しく暴れ回らないため、 何かしらの装飾を施したとしてもそれをぶち壊してくれるようなこともせず、 主役を景観そのものへ持って行った場合でも与えられた環境の中で上手く機能してくれることでしょう。 如何せん色彩美には乏しいためか誰もが知る所の人気種と言うポジションに就けてはいませんが、 ヨロイトカゲだからこそ活躍できるフィールドはこの先も変わらないと思います。 今回やって来たのは気が付いたら増えてしまったパターンでこの世にめでたく生を受けた状態良好のベビーと、 既に結果を出しこの先もブリードに期待が持てるメス二匹体制のトリオ。 この手のトカゲは狙って繁殖することがなかなか難しいと言いますが、 実際には状態を整えて飼い続けることが一番の近道であるとされ、 少なくとも繁殖について考え過ぎる必要が無い点では殖やし易いとの見方もできるでしょう。 大きな傷や欠損も無く肉付きは程々と言った具合で、 いますぐ繁殖を目指したい方は是非ともこのトリオから、 そしてペット用に育ててみたい方はあまり見かけないチビサイズをチョイスして下さい。 |
デプレッサワーレンヨロイトカゲ (国内CH) Cordylus w. depressus |
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少し前に輸入されたアダルト個体から持ち腹でベビーがとれました。 近頃ブームなヨロイトカゲの中でもかなりカッコイイ、 お客様委託のデプレッサヨロイトカゲの入荷です。まとまった入荷の無い時にはまず見かける事のない、 しかも流通の殆どがワイルドという事でとても貴重な繁殖個体です。まだまだ可愛らしいサイズですが最大全長は30cm以上とダイナミック、 全身の鎧はトゲトゲ感を増し非常に格好良い容姿を備えます。岩場を中心に生活しているせいか、 ケージ内に高い所を作るとバスキングで暖まった体で堂々とお披露目する姿を観察できます。 いない時には絶対にいないヨロイトカゲ、しかも今回は委託お値打ち価格ですからお探しの方は是非この機会に。 |
ソロモンオマキトカゲ (ヤングサイズ・♂) Corucia zebrata |
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委託者様のご意向で価格を下げての再々出品です。 1属2亜種で構成される、お客様飼い込み個体のオマキトカゲ / ヤングサイズの入荷です。スキンク科の中でも最大級と言われ、 尾先までで全長80cm程になる個体もいるそうです。この科では特殊で樹上棲・極度な草食の種類です。マダガスカルの大型原始猿の様に、 またその名が示す通り器用に尾を枝に巻きつけ鋭い爪で軽々と木を登り、細い枝ごとバキバキと葉を食べます。この種の多くは気が荒い面 が有りますが、この個体は威嚇はしますが背中をさすると大人しくなり、写真が無いのが残念ですが手から餌も食べる程で、委託者様の愛情 が伝わってきます。『 色々試しましたがコツは「多湿」で温度はやや高めがポイントのようです。乾燥した状態を続けると、水容器にずっ と浸かったままになり餌の食いが落ちます。』 と仰っていました。餌は葉野菜を中心に、Mazuriリクガメフード・カルシウムを練り込んだ バナナなどの果物を与えています。卵胎生で直接大きめなベビーを1から2頭産むそうです。 強靭なアゴと鋭い鍵爪を持っていますので扱いには充分気を付けて下さい。 性別はセックスプローブで確認済みですのでご安心下さい。 |
オマキトカゲ
Corucia zebrata |
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めっきり姿を見かけなくなって久しいですが、実は陰でこそこそと飼育していました! 順調に仕上がりつつある長期ストック個体、 オマキトカゲが入荷しました。 一時期とんでもない価格で取引されていた経緯があり名前だけでもご存知の方は多いと思います。 アオジタなどでお馴染みのスキンク科最大を誇る樹上棲のトカゲ。 某宇宙要塞とは何の関係もありませんが、 別名からも分かる通りニューギニアの程近くに位置するソロモン諸島に固有分布し、 かつては国内への輸入も盛んでありその奇抜な容姿から人気も高かったように思います。 しかし当時は安価で大量に出回りコンディションもあまり良いとは言えなかったため、 ある一面消費的に扱われることも多くその影響から棲息数が激減してしまったのでしょう。 思えば分布域が狭く繁殖力にも乏しい種ですから、暮らしを圧迫され数を減らしてしまうのも無理はありません。 そんな今だからこそ単に流通量が少ないからレアだという捉え方はせず、 世界的に見ても極めて特異な生態を持つ珍しい生き物ですから、 過去に販売されていた価格帯は悪い夢でも見ていたんだと綺麗さっぱり忘れてしまった方が精神的にも良いと思います。 本日ご紹介するのはそんな厳しい現状をかいくぐり這い上がって来たこの一匹。 何故こんな言い回しになってしまうのか、 それはあまりにもプアな状態で到着し我々もどうすれば良いのか戸惑うほどだった個体が、 世話を続けることで今のコンディションまで回復したという事情があるからです。 一体何があったのか当時は肌質が悪く体型も明らかに痩せている状態で、 正直最悪のケースも覚悟していましたが飼育環境の改善と食べる餌をとことん与えてみた所、 1年近く経った今ではケージの扉を開ければこちらに反応して寄ってくるほどにまでなりました。 現在の体重はおよそ450g、 基本的に葉野菜とMazuriリクガメフードをメインにしているためすぐにまるまる太るという訳にもいかないようですが、 ややスレンダーなぐらいで動きを見ていれば問題点は全く見当たりません。 性別は不明としましたが頭が小さいのと、プロービングを試みた所2cmほど入りましたので参考までに。 すっかり貴重になってしまったトカゲですが国内繁殖がしっかり確立されることを期待し、 上り調子のこのタイミングでバトンタッチしたいと思います。 |
オマキトカゲ (フルアダルト・♀) Corucia z. zebrata |
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数年の飼い込みを経てうら若き少女の如く生まれ変わったピチピチのフルトリートメント! 生産効率の悪さは否めないものの長命な性質を生かし我々の業界でも末長く大切に扱っていきたい、 オマキトカゲ・メスが入荷しました。 かねてより爬虫類界のコアラと呼ばれ異色のトカゲとして知られてきた、 ソロモン諸島に固有分布する世界最大のスキンク、オマキトカゲ。 単に顔がコアラっぽいと言ってしまえばそれまでなのですが、 不思議とそのコアラっぽさはこのトカゲを構成する要素の随所に散りばめられていることが、 彼らの生態をじっくりと紐解くことでよく分かります。 まず食性はほぼ完全な草食であり、 生活圏もほぼ完全な樹上とあって初っ端からいきなり快調な滑り出しを見せ、 お腹の袋こそ無いものの繁殖形態は胎生ですからかなりそれっぽく、 おまけに生まれた幼体はおよそ一年の間母親の下で暮らし、 食糞を繰り返すことで消化に必要なバクテリアを受け継ぐという仰天のエピソードも。 一日の大半を眠って過ごすコアラの如く夜行性であるところもまたそれっぽい、 パッと見のイメージ以上にコアラコアラしていることが見事に判明するのでした。 かなり昔の話ですがかつては大量かつ消費的に流通させられていた暗い過去もありながら、 昨今では気安く輸入できなくなったために稀少なトカゲの仲間入りをしてしまいましたが、 何処までも珍奇な種類であるだけにこれからも適切な扱われ方をしてほしいものです。 今回やって来たのは入手困難になったばかりの頃にお迎えになり、 現在までコツコツと育てられていたよほどフルサイズと呼べるまでに達した妙齢のメス。 奇跡的に国内CBのベビーが見られることもありますが、 おおよそワイルドのガサガサとしくたびれた個体ばかりを目にしますから、 オマキを取り巻くそんな環境を少しでもご存知であれば、 背部の色艶を一目見ただけでどれほど大切に飼われていたかが即座に理解できるでしょう。 適切な状態で脱皮を繰り返せば修復も可能であると頭の中では分かっていても、 それを実践しかつ長期的に維持するとなると誰もが約束できる話ではなく、 エメラルドグリーンに輝いた鱗は飼い主に対する恩返しとも捉えることができます。 性別については間違いなくというわけには参りませんが、恐らくメスで良いと思います。 入店初日こそ見慣れぬ環境にそわそわしていましたが、 早くもMazuriリクガメフードに餌付き準備万端です。 |
オマキトカゲ (Pr) Corucia zebrata |
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もう輸出できないと言われ続けていながら実に数年ぶりとなる待望の再会! 太り過ぎず痩せ過ぎず体表のダメージどころか内面までフレッシュな良質の雌雄をセレクトしました、 ソロモンオマキトカゲ・ペアの入荷です。 ソロモン、その名を聞くと某ロボットアニメに登場する宇宙要塞を連想してしまい、 確かにこのトカゲには宇宙人的な趣きが無いこともないのですが、 もちろんそんなはずはなくニューギニアとニューカレドニアの中間辺りに位置するソロモン諸島に分布することを指しています。 その昔このエリアからの爬虫類の輸入が盛んだった頃は比較的コンスタントに流通していた印象が強く、 世界最大のスキンクと称され樹上性という特異な形態からも注目を集めてはいたのですが、 供給のほぼ全てを占める野生個体は殆どが状態を崩していると言っても大袈裟ではなく、 それなりに大型のケージを必要とする本体のサイズもあまり喜ばれることが無かったためか、 まともに飼育されている例はあまり聞かれなかったように思います。 それでも一部では国内繁殖成功の声も聞かれるなど地道な模索は続けられていたようですが、 胎生で出産数も少ないため安定供給などなされるはずもなく、 知らぬ間にソロモンが全面的に輸出を禁じてしまったため今や後の祭りとなっていました。 ここ何年かは当時からの飼い込み個体がごく稀に放出されるのを待ち侘びるのみで、 特に片割れを所有している方々は相方探しに必死だったのではないかと存じますが、 今回遂にごく久しぶりの輸入が実現しワイルドのペアを確保することができました。 各サイズがいくらかやって来たようですが当店ではあくまでもブリーディングを想定し、 オスはとにかく身体の内外が張りに満ち溢れたエネルギッシュな個体を、 メスは数少なかったようですが出産のことも考えやや若めで少し育ててから使えるような個体をそれぞれ選出。 事前に想定していたよりも遥かにコンディションの良いものを選ぶことができ、 ボディの擦れが少なく指と尾先も全て綺麗に残っており、 多少の爪欠けや軽度のかすり傷で済み万々歳といった具合です。 あまりに成熟し過ぎたフルアダルトでは新しい環境へ順応する前に弱り切ってしまうこともあり、 また反対に今度は若過ぎると長きに渡り成長を待たなければなりませんから、 比較的速やかに繁殖まで持っていきたいとお考えの方には特にお勧めです。 ひとまずは気付けにバナナを与えてみましたが、 暫くすれば葉野菜を通り越してMazuriリクガメフードなどに餌付けることも不可能ではありません。 先のことは誰にも分かりませんがこれを逃すと例によってまた数年待ちになるのでしょう、 昨日まで悶々としていた貴方にとってはまたとない絶好のチャンスです。ペア割りあります。 |
スベヒタイヘルメットイグアナ (♂・♀) Corytophanes cristatus |
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いくらか選択肢のある木登りトカゲたちの中でもとびっきりの存在感を放つ業界屈指のスター! これだけ隠棲的だと評されながらもただ目の前にいてくれるだけで満足感がたっぷりと味わえる、 スベヒタイヘルメットイグアナが入荷しました。 樹上棲、そのたった三文字から発せられる何ともロマンティックな雰囲気は、 今日まで続く爬虫類飼育という文化の発展が生んだ歴史の中で、 今も昔も数え切れないほどのファンを誘惑し魅了し続けてきました。 単に木の上を主たる生活の場と定めていることが、 たったそれだけのことが人々を強く興奮させる材料となり得るのは一体何故でしょうか。 例えば特殊な民族でもない限り人間が樹上で暮らしていくことは考え難く、 我々が進出できなかった空間を日常的に利用している彼らの姿は逞しくも映り、 それに対して憧れの念を抱いてしまうのはごく自然な思考だと思います。 水中を自由に泳ぎ回る魚たちや、空中を自由に飛び回る鳥たちのことを羨ましいと感じるように、 木々の間を飛び移りそれを自らの暮らしに役立てようという姿もまた、 私たちにとっては非常に羨ましいものとしてきっと強く印象付けられているのです。 今回やって来たのは最近発売されたビバリウムガイドの記事でも紹介されていた、 樹上棲イグアナと呼ばれるグループの中でも一際目を惹くヘルメットイグアナ。 隠れたいのか目立ちたいのかさっぱり分からない奇妙な容姿はインパクト大、 鼻の先から尻尾の先まで徹底的にファンタジーな作り込みが好感度を飛躍させています。 トサカのような後頭部に伸びた独特のパーツはカスクと呼ばれ、 頭をあえて大きく見せることで天敵に対する威嚇などに一役買っているのでしょうか。 尻尾が長いため全長の割には小柄な体型ですが、 そのダイナミックなデザインからケージ内でこじんまりとしてしまうことはありません。 よく言われるように木陰を選びしがみ付いた状態で隠れていることになっているため、 強い紫外線やホットスポットを好まないことから環境は意外とシンプルにまとまります。 写真の個体以外にも実は複数在庫しているのですが、 コンディションが特に良好なのと個人的な色彩の好みで二匹をピックアップしました。 まだまだペア取りもできますのでお問い合わせお待ちしております。 |
トウブクビワトカゲ (♂) Crotaphytus c. collaris |
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体中から発せられる絶妙なおもちゃ感がフトアゴの可愛らしさと重なるイグアナ界の異端児! 輸入されたての野生個体が多い中きっちりグラブパイにも餌付けられた嬉しい飼い込み個体、 トウブクビワトカゲ・オスが入荷しました。 一見すると何のことだかよく分からないその名前は置いておくとして、 パッと見た時に目に飛び込んで来るのは丸っこくて愛らしいカエル顔、 そこから連想されるのはすっかりお馴染みのフトアゴなどに代表されるアガマ系のトカゲでしょうか。 しかしながら実は立派なイグアナの仲間に含まれている本種、 あのグリーンイグアナやトゲオイグアナなどの凛々しさとはかけ離れた容姿ですが、 よく見ると体全体のシルエットにスマートさが感じられ、 彼ら大型種をちっちゃくコンパクトにまとめた良いところ取りのような面白さがあります。 乾燥した岩場を飛び回り走り回る暮らしぶりは飼育下でも健在、 平面はもちろん立体的な動きも巧みにこなすことができ、 ケージのサイドメッシュにぶら下がり飛び降りるなどは朝飯前、 石でも木でもレイアウトを組むことで小型種なりのメリットを味わうことも十分できると思います。 すっきりと青味がかった色合いは野生由来のもので、 紫外線の供給量やバスキングスポットの温度など一定の条件を満たせば更に美しくなり、 置かれた環境に馴染むなど時間的な要因も加わればより見違えること間違い無し。 悲しいかな安価で流通しているためかきちんと育て上げられているケースも少なく、 オスの成熟個体はほんのり巨頭化することでその存在感をアピールするようですが、 飼育下でもそのような勇姿を是非とも見届けたいものです。 今回やって来たのはアクアフレイム一歩手前と言った良好な発色を見せる、 そして写真の状態ではまだまだ奥に眠る本気が感じられない嬉しいオス。 入荷したばかりの頃こそバタバタとよく逃げ回っていましたが、 現在ではピンセットよりグラブパイをはじめとした諸々の餌を、 スピーディかつ確実にふんだくる図太さまで身に付けてくれたお陰で、 随分とペットらしさが引き出されたような印象です。 和名の由来となった首元のリングや全身の水玉模様がお洒落な影の人気種、 定番のフトアゴとは違うちょっと変わったトカゲを育ててみたい方にお勧めです。 |
ユカタントゲオイグアナ (♂) Ctenosaura defensor |
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体中に見事な色合いを呈し始め頭頂部や尻尾の脱皮も待ち遠しい飼い込みサブアダルト! 必ずしも繁殖を志すつもりが無ければオスのシングルをじっくり愛でるのも悪くありません、 ユカタントゲオイグアナ・オスが入荷しました。 古くはエニアリオサウルス、 今日ではまとめてクテノサウラの愛称で親しまれるトゲオイグアナの一群の中で、 特に稀少でありまた美しい姿によって高い評価を得ているディフェンソールことヒマダラトゲオイグアナ。 現在ではお隣りのカンペチェが本種から独立したことにより、 互いに地名を冠した名称を用いる方が望ましいとされたためにユカタンの呼び名がより一層浸透していますが、 緋色の斑模様、 縮めてヒマダラと言う文字列が良い意味で古臭く今となっては何とも乙な響きに感じられます。 属内最少種であるだけでは無く、 まるでフィギュアのようなアンバランスさには一度見たら忘れられないインパクトがあり、 頭でっかちのぽっこりお腹に極太の尻尾と、 それぞれのパーツが無理矢理寄せ集められたような面白いビジュアルはとても魅力的。 特に尾のトゲは仲間内で最も発達することになっており、 小さな体に数々のオプションをこれでもかと言うほど詰め込んだ贅沢な造形には、 トカゲファンで無くとも思わず見入ってしまう出来の良さが描き出されています。 今回やって来たのは晴れてオスが確定したベビーからの飼い込み個体で、 仮に一匹を単独で育てていくのであればどちらか選べる場合にはやはりオスの方が嬉しく、 基本的に幼体で出回ることの多い本種としては実に有難い出物です。 実はまだ脱皮の途中だったのですが待ち切れずにここへ掲載する運びとなり、 顔面には既に爽やかなブルーの片鱗がその正体をチラリと覗かせ、 所々に火花を散らしたような赤いスポットまで点在し、 状態良く飼育し続けることで成熟に向けてこれらの色味をどれだけ向上させられるかが見所となるでしょう。 育て方については様々な意見がありますがそれとて元来強健な体質があってのことと思われ、 基本的には植物質でメニューの殆どを埋め尽くし動物質はほんのおやつ程度、 全体をドライにシェルターなど一部をウェットな環境に設定し、 言うまでも無く強い紫外線と同じくパワフルなバスキングスポットが喜ばれるでしょう。 コンパクトなサイズ故に広大な敷地を必要としないことや、 樹上系のレイアウトもまた暮らしを有意義なものへと仕立ててくれる、 あらゆる面でスペックの高さをひけらかす秀逸なペットイグアナです。 |
ユカタントゲオイグアナ (♂) Ctenosaura defensor |
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色彩が美しく小型なボディでほぼ完全な草食性と三拍子揃ったマニア垂涎の稀少イグアナ! ずっとこのままだったら良いのにという人間のわがままを見事に具現化した素晴らしきミニチュアリザード、 ユカタントゲオイグアナ・オスが入荷しました。 イエローファントムやブルーファントム、 サンエステバンといった昨今市場を賑わせているスター選手を擁するトゲオイグアナの仲間は、 サイズからカラーリングまで多種多様なバリエーションを持つことで知られますが、 その中でも飛び抜けて小柄な体格に収まる通称ディフェンソールと呼ばれる本種は、 体の大部分が空の青さをそのまま映したような爽やかなスカイブルーに染まり、 背部には服を着せられたような黒と赤がベタ塗りされた、 非常に色鮮やかで贅沢なデザインが一際目を惹く属内屈指の美麗種です。 古い和名ではヒマダラトゲオイグアナの呼び名もあり、 その由来は言うまでもなく背中に轟々と燃え上がった炎を思わせる意匠からなのでしょう。 永遠の幼児体型とでも言わんばかりの頭でっかちなスタイリングに、 色々な意味で最高の武器だと言えるとどめのスパイニーテールは格好良いの一言に尽き、 手の平で抱きかかえているだけで無上の幸せを噛み締めることができます。 イグアナと名の付くトカゲはその大半が大型種であることが多く、 またトカゲ全体を見渡しても草食でクールな見栄えの種類は決して多くはないため、 人々の願いを全て凝縮したようなこの佇まいには感謝してもし切れないのです。 今回やって来たのは国内で暫し飼い込まれていたまだまだ成長の最中にある若いオスで、 体全体の特に青味についてはその発色レベルに伸びしろを感じる育て甲斐のある一匹。 顔面には目元口元そして喉元周辺に火の粉が散ったような赤味が点在し、 成長に連れて更に美しく見違えりそうな気配を存分に感じさせてくれます。 多少のすばしっこさはあるもののハンドリングに対し強いストレスを受けているような印象もなく、 当たり前かもしれませんが大変にフォトジェニックなその容姿にシャッターを切る指が止まりませんでした。 ケージ内に手で葉野菜を持っていくと直接食べるほど人慣れしていて、 肉付きも良好なためこの先の成長が待ち遠しくて仕方ありません。 名前こそ有名ですがなかなか入荷するチャンスに恵まれない激レア種につき、 この機会をお見逃しなく。 |
サンエステバントゲオイグアナ
Ctenosaura h. conspicuosa |
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究極のスパイニーテール! 幼体時の地味な装いをことごとく脱ぎ捨てた飼い込み安心サイズ、 サンエステバントゲオイグアナが入荷しました。 このトカゲの存在は爬虫類界の誇る宝であると言っても過言ではないでしょう。 カリフォルニア湾に浮かぶその名もサンエステバン島に分布する超稀少種。 壮絶なインパクトを発しているのは何も名前だけではなく、 成熟したその姿はまるで天界より降り立った使いの如く神々しいオーラを放ち、 とてもこの世のものとは思えない伝説の生き物のような 凄みのある風格はたとえ写真からでも十二分に伝わってくるため、 現物を直視することさえ躊躇われる圧倒的な迫力を有しています。 生きてその場にいることが既に奇跡、飼育しているだけでそれほどの充足感を味わわせてくれるトカゲもそうそうおらず、 5本の指に数えられるほど貴重であると言えるでしょう。 このサイズで早くも只者ではない雰囲気を醸しているのは気のせいではないと思いますが、 ご存知の通りこの類のイグアナが完全に仕上がるのはフルアダルトになってから。 その境地に達した時に初めて、 前述の文言が寸分違わず当てはまる最高のペットリザードとしての魅力を遺憾なく発揮してくれるのです。 オスは凶悪な一面すら垣間見えるほどの貫禄を呈するものの、 対するメスはそのオスを大人しくまとめてしまったようで少々物足りない、というのは他のイグアナについての話。 サンエステバンに限っては、 メスはメスにだけしかないクイーンの肩書きを振りかざす程の卓越した女性的風貌が我々を誘引します。 野生個体が流通していた頃は粗暴なイメージもあったようですが、 繁殖個体全盛となった今ではその事実も忘れ去られようとしているほど、 良く慣れるトカゲとしての印象が明らかに強いです。 この個体も一切の例に漏れずハンドリングを余裕でこなし特別な不満はありません。 尾切れや爪飛びもありませんが、微細な点まで気にされる方は詳しくお答えしますのでお問い合わせ下さい。 |
バナナスパイニーテールイグアナ (イエローファントム) Ctenosaura pectinata |
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今にもじゅわっと黄色が溢れ出しそうなヤングサイズ! ここまで育っていれば何かと安心です、 イエローファントムのバナナスパイニーテールイグアナが入荷しました。 響きの良い英名は直訳するとトゲオイグアナ、ペットとして重宝される草食性トカゲの一種です。 イグアナと聞くと真っ先に思い浮かぶのはグリーンイグアナですが、 こちらはメキシコなど中米を中心に分布する全く別のグループで、 いかにも小動物などを餌食にしていそうな強面の風貌と、 実はベジタリアンというギャップの大きさは人気を支える要素のひとつに数えられます。 その世界観は太古の恐竜を思わせる迫力に満ちたもので、ある程度大型に成長することもあり、 一般的な感覚からすればまさか個人が飼育できる範囲内で取り扱えるものとは到底考えられないでしょう。 また実際の価格帯と全体の雰囲気には高級感もあることから、 愛好家にとって憧れの存在であることも頷けます。 しかしグリーンに比べ人に慣れないケースも多く、 見た目通りの凶暴性をお披露目されると途端に観賞向けと割り切るしかなくなるため、 その点で敷居の高さや目的に合わないなど幅広いファンを獲得するまでには至っていませんでした。 そんな状況を打開すべく颯爽と現れたのが通称バナスパ、分類上ではクシトゲオイグアナとされていますが、 その中でも色味が良く性格も大人しいという夢のようなタイプのことをそう呼んでいます。 こんな格好良いトカゲを抱っこできるようになるというだけで既に幸せですが、 幼体時は緑色だったボディがまるで本当のバナナが熟していくかのように、 成長に連れて真っ黄色に染まっていくと聞けば興奮しないでいられるでしょうか。 どれぐらい綺麗に変われるかというのは個体差による所が大きいのですが、 そのブランドを確立したのが今回やって来たこのイエローファントム。 拘りのセレクティブブリードが生み出す美しさはまさに折り紙付き、 間違いなく満足させてくれると言っても過言ではないそうです。 これまでは毎年コンスタントに輸入されていましたが、 最近は一時ストップしてしまったようで国内で見かける数が減少し、探していた方も多いと思います。 バッチリ仕上がり過ぎた極上個体は高価でも、 色が変わり始めたこれぐらいのサイズならまだまだ現実的。 性別は未だ不明ですが、前飼育者の下では同種2匹が互いにヘッドボビングをしていたらしく、 この個体もオスかもしれないとのこと。爪飛びが一本ありますので気になる方はご確認下さい。 色彩の変わりゆく瞬間を見届けるにはこの上ないベストタイミングです。 |
バナナスパイニーテールイグアナ (イエローファントム・♀) Ctenosaura pectinata |
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この上ない最高の仕上がりを存分に見せ付ける愛しのイエローファントム! 細部の解説は後にしてまずは優雅な全体像を楽しみましょう、 バナナスパイニーテールイグアナ・メスが入荷しました。 メキシコなど中米に分布するこの仲間は、和名トゲオイグアナの通り棘付きの立派な尾を携え、 顔付きやスタイルがいかにも恐竜チックであることから人気の高いトカゲのひとつです。 しかしながら攻撃的な見た目と同様に気の荒いものが多く、 かつ比較的大型に成長するため安易な飼育は望めなかったのですが、 トゲオは慣れないと諦めていたその時に本種は登場しました。 果たしてバナナとは何なのか、 クシトゲオイグアナとは別種ないしは地域個体群などと様々な議論が繰り返されてきましたが、 今となってはバナナとクシの関係性がどうであろうとさほど影響はないでしょう。 その理由とは、バナナが持つ魅力を最大限に引き出した新たな血統が生み出されてしまったからです。 既に品種と呼べるまでに昇華されたこのイエローファントム、 現物を目の当たりにしては噂通りの美しさと大人しさに息を呑むことしかできません。 基本の配色は黄色と黒色、 この有り様をバナナと言わずしてなんと表現できましょうか。 色の上がり方には個体差があるのでしょうがしかしこのメス、 明色部の特に首元に至ってはもはやバナナを通り越して別の果物に、 それは例えるならマンゴーやパパイアなどもう少し赤みを強めたものを連想させてくれます。 頭から尻尾まで流れるように色合いが変わっていくのもまた興味深く、 ここからは細かい部分に注目していきましょう。 前肢のベースはやはり黄色、 しかしその上にはシュガースポットのような黒点が密集しどこまでも本物志向な様子が伺えます。 そして後肢に移ると今度は一転、 黒地に黄色いスポットが表れたその光景はまさに 熟し過ぎて食べるのも憚られるどうしようもなくなったバナナそのもの。 全身がただただ黄色いという訳ではない、飽きの来ないデザインに工夫が見て取れます。 全体の雰囲気が素晴らしいためあまり目立ちませんが、 爪飛び4本指飛び1本ありますので気になる方はお問い合わせ下さい。 ひとたびハンドリングをしてしまったその日からこのトカゲの虜です。 |
クシトゲオイグアナ (パンダパイド・M) Ctenosaura pectinata "var" |
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いよいよお待ちかねの変身タイムが始まろうとしているモノクロ仕上げ間近のでっぷり安心サイズ! 期待を裏切らない白と黒の美しさに加えご覧の通りハンドリングも可能な抱きトカゲ最有力候補のひとつ、 パンダパイドスパイニーテールイグアナが入荷しました。 正式な和名は恐らくクシトゲオイグアナで落ち着いており、 今でも時々英名でメキシカンスパイニーテールイグアナと呼ばれることもありますが、 それでは一体何が世の中を混乱させているのかと申しますと、 やはりそれは本種の抱えるあまりにも多彩なバリエーションが影響しているようです。 すこぶる格好良いが排他的な性格の持ち主が多くどちらかと言えば観賞用であり、 グリーンイグアナのように抱っこさせてくれる個体が少ないためペットには不向きで、 なかなか広く普及させるのは難しいとされたトゲオイグアナのマニアックな世界において、 かの有名なイエローファントムを生み出したバナスパことバナナスパイニーテールイグアナの出現は、 それまでの常識を大きく覆した革命的な出来事でした。 まさかベタベタ触れるような種類が発掘されるなど想像もしていなかった上に、 他種には見られなかった彩り鮮やかな容姿がその人気に拍車を掛け、 爆発的なブームを巻き起こした張本人は、 今や本家イグアナを押し退けてしまいそうなほどの勢いを以って全国各地で愛されることに。 何故なら草食であることが売りのグリーンイグアナは確かに魅力的ではあるものの、 そもそも大きくなり過ぎる点がネックとなるケースが後を絶たないため、 一般的な爬虫類用ケージの規格内に納まるサイズ感はまさに悲願だったのです。 それから時代は移りバナスパ以外のニュータイプが次々と紹介されていく中で、 全身がモノトーンに仕立てられるパンダパイドと呼ばれる血統が来日、 これまた衝撃的なカラーリングでファンの度肝を抜いたのでした。 今回やって来たのはベビーの名残である緑色もすっかり消え失せた嬉しいミドルサイズで、 幼体特有の慌てふためき暴れ回る様子もなく手の上にちょこんと座り、 当店ではお馴染みのMazuriリクガメフードオンリーで育てられるようになった飼い込み個体。 時間帯によりボディカラーは変化するものの、 特に太腿や脇腹の辺りには模様の元となりそうな黒い斑紋が目立ち始め、 大人の階段を昇り始めたような表情を浮かべる横顔にはこれまたうっすらとパイド柄が浮かび上がり、 遂にここから大きく変貌を遂げる間際のちょうどスタートラインに立っているようです。 別段野菜なども与えて頂いて構いませんが、 ふやかしたフードだけで食生活を成立させられることはかなりのメリットとなるはずの、 嬉しいオプションが付いた初めての方でも育て易い指折りの逸材を是非。 |
ブルーファントムトゲオイグアナ (♂) Ctenosaura h. conspicuosa × C. similis |
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下手な肉食獣よりも肉食っぽい体中から迸るジュラシックなオーラが堪らない圧巻のフルアダルト! その名に恥じぬ雪景色のように涼しげな発色は稀に見る極めて興奮度の高い代物です、 ブルーファントムトゲオイグアナ・オスが入荷しました。 クシトゲオイグアナの黄色が強く発色するタイプをバナナスパイニーテール、 その中でも選択交配により更に鮮やかなカラーリングへと仕立てられた品種がイエローファントムと呼ばれていますが、 この野生には存在しないホビーの世界で生み出された青いスパイニーテールはブルーファントムと名付けられました。 その正体には諸説あるようですが、シルバーの体色に成熟すると青味を帯びるサンエステバンと、 棲息域が広く多くのバリエーションを持つことで知られるシミリスことツナギのハイブリッドであるらしく、 好みは有れど改良品種としては大変美しい外観を楽しませてくれる人気の高い品種です。 交雑には賛否両論あろうことかと存じますが、 仮にこれを繁殖へ用いるのならばまだしも現実的になかなか難しいと思いますし、 ペアリング云々の前に一頭で飼育することの喜びも相当なものですから、 あくまでもペットとして気長に付き合っていく分には何の問題もありません。 やはり最も格好良いポイントは鼻先がスラッと長く尖ることでしょう、 俗にペリカンと称されるこの特徴はとても草食のトカゲとは思えぬ迫力を全面に打ち出し、 人を容易く寄せ付けようとしない高貴な佇まいを演出しています。 鱗が粗くザラついた体表、 背中へ一列に立ち並ぶ無数のクレスト、 そして鎧を纏ったように頑丈な付け根の太い立派な尻尾など、 これでもかと言わんばかりに男の子が喜びそうな恐竜的要素満載で成り立つ素晴らしいトカゲなのです。 今回やって来たのは文句無しに貫録十分の成熟したオス個体で、 入荷当初は一様に黒々となってしまい全く持ち味を出し切れていなかったものの、 数日経過し落ち着いて来たのか綺麗でご機嫌な発色を見せてくれるようになったため、 思い切ってここに掲載することとしました。 ベタベタとハンドリングを楽しむタイプのトカゲではありませんが、 Mazuriリクガメフードをお皿から上手に拾う姿や、 小松菜の葉を手から直接食べる嬉しそうな仕草にとても悪意は感じられず、 ケージ全体から溢れ出す物凄い気迫を日々楽しんでいます。 そんじょそこらのトカゲには簡単に真似できない風貌はもはや店頭の新たな看板となりつつありますが、 最近流通の不安定なトゲオイグアナの仲間は見かけた時に入手しておくのがベターです。 当然ながら一点もののためお早めにどうぞ。 |
ツナギトゲオイグアナ (♀) Ctenosaura similis |
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もれなくと言って良いほど荒ぶる個体が多い中まさかのミラクルを起こした十年に一度の逸材! 完熟にはまだ早い現状のサイズにおいて十分過ぎるほどの美しさを発揮する掘り出し物、 ツナギトゲオイグアナ・メスが入荷しました。 世界中に現存する様々な種類のトカゲたち、 それらはカメやワニなどと比べ圧倒的に多いバリエーションを誇り、 同じ爬虫類でも特に一大グループとして栄えた大所帯として捉えることができるでしょう。 その中には例えばオオトカゲなど明らかにビジュアル的なズルさを備えた仲間がいて、 中二心を擽るとでも言いましょうか、 見事なまでに浮世離れしたファンタジーな世界観に酔い痴れてしまう、 つまりは誰がどう見ても当たり前のように格好良いキャラクターと言うものが存在しています。 イグアナと呼ばれる一団もやはりその最たる例として広く認知され、 特に人気の高いトゲオイグアナはもう名前からして如何にもと言った雰囲気を醸し、 トゲと言う魔法の言葉が早くも絶大な威力を発揮していることと、 それは英語に直せばスパイニーテールとこれまた素敵な響きになりますし、 一部の種類やタイプについては贅沢にもハンドリングまで楽しめることこそが、 彼らを一躍スターの座に押し上げた要因のひとつだと考えられています。 今回やって来たのは絶対触れない暴君であると評判のシミリスことツナギから、 自我も定まりつつあるヤングアダルトにしてすっかり落ち着き払った様子を見せる、 分かり易く言えばベタ慣れ個体として紹介するのに何の躊躇いも無い最高の出物。 素の状態で草食恐竜を思わせる非常に完成度の高いデザインなのですから、 これが単に触れるとなっただけで需要は格段に増大しますし、 反対に世間で支持を集めている高級トゲオイグアナの面々が何故そこまで持て囃されているのか、 それは将来的にハンドリングが楽しめる設定になっているからに他ありません。 ベビーの頃の地味な姿を綺麗さっぱり忘れさせてくれる胴体のしましま模様はクッキリと、 顔から下腹部にかけては柑橘系のオレンジ色が発色し始めており、 やはり成熟し切ったその時が最も美しくなるタイプのトカゲですから、 更なる高みを目指せると思うと余計に興奮させられます。 いくら探してもまず当たらないビッグチャンスを幸運な貴方に捧げたいと思います。 |
エルドラードギャリワスプ (アダルト・Pr) Diploglossus lessonae |
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超レア!アダルトサイズでの入荷は初めてです!ブラジルはパライバ州に棲息するとっても貴重なトカゲ、 エルドラードギャリワスプがペアでの入荷です。 ベビー(参考画像)時の姿がよく知られている本種ですが、 今回は繁殖可能なアダルトサイズに育った嬉しいペアです。 頭部と尾は黄金色、お腹は朱色と非常に美しい色彩で、 特に腹部の朱色の鮮烈さは見応え抜群です。 ギャリワスプはアシナシトカゲ等と同じアンギストカゲ科に属し、 確かに体つきはアシナシに足を足した感じで、 土に潜る時には四肢を体にぴったりとつけて一本の体になりスルスルと潜っていくという機能的な一面もあります。 やや乾燥した林床に棲息し、飼育下では潜ったり出てきたりを繰り返し意外とその姿を観察する事もできます。 飼育自体は簡単でピンセットから餌も食べますし、それ程素早く無くハンドリングも普通にできます。 相性の良いペアですから この希少なトカゲのベビーを是非ご自宅で誕生させて下さい。 オス メス |
ギアナカイマントカゲ
Dracaena guianensis |
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何よりも安心な長期飼い込み個体! 今こそ憧れのトカゲを飼育し育て上げましょう、ギアナカイマントカゲが入荷しました。 南米に棲息するワニ、のような姿を持つテユー科のトカゲ。 どこから説明しても同じことですが全体像を見てもパーツ毎に見てもワニ、としか言いようがありません。 特にそう思わせるのは極端に大きな頭部、 背中に並んだ大きな鱗、 そして本当に水辺を中心に暮らしてしまうその生態です。 見かけに寄らず木登りも上手で、時には自慢のルックスを見せびらかすように樹上バスキングを好みます。 ちょっとどころではないこのズルさは人目を惹くには十分過ぎるほどで、 ペット以外にも加工品目的で乱獲されるという悲しい現実も。 せめて我々は生体として扱っているのですから、 できる限り長い間この素晴らしい勇姿を堪能していたいと思うでしょう。 では一番やりたいことは何か、それはやはりフルサイズまで育て上げることではないでしょうか。 よく見かけるのはベビーはある程度のサイズまで。 幼体時の眩しい色彩美も魅力的ではありますが、忘れていた方はもう一度図鑑をめくってみて下さい。 ばかが付くほど巨大な個体が木にしがみついている写真を目にすれば、 絶対にここまで育ててやるんだと固く心に誓ってしまうはずです。 それでは、1年間飼い込みという条件からスタートしてみるのはどうでしょうか。 これまでのメインの餌は冷凍タニシ。 その他には冷凍カタツムリ、ザリガニ、リザードフードなどピンセットから差し出されるものには何でも反応するそうです。 餌事情は一瞬大変そうに思いますが冷凍ものに餌付いているということと、 今は通信販売で活タニシの手に入る時代ですから逆に普通のトカゲより楽かもしれません。 幸い気の荒い面はなく撮影も実にスムーズでした、この上ない条件の揃った貴重な出物です。 |
カニンガムイワトカゲ (国内CBベビー) Egernia cunninghami |
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手の平どころか指の先にまでちょこんと座る生まれたばかりの可愛過ぎる国産ベビー! このサイズからしっかりと抱いてベタ慣れ個体を目指しましょう、カニンガムイワトカゲが入荷しました。 イワトカゲ、それとも学名読みのエゲルニアがより耳に馴染みやすいでしょうか、 ご存知の通りそれはオーストラリアを主な原産地とするスキンクの一群です。 何処からともなく高級感が漂ってくるのもこの仲間の特徴と言えますが、 その名前を聞くとストケスやデプレッサなどに代表される、 ぼってりとした体型に尻尾の短い変わったフォルムを思い浮かべる人も少なくないと思います。 しかし何もエゲルニア全種が必ずそういったスタイルをしているという訳ではなく、いわゆるスキンク、 いわゆるトカゲらしい風貌を持つ種類も少なからず存在しています。 棲息地の関係からご多分に漏れず繁殖個体のみで需要が賄われているこのカニンガム、 属内では珍しく比較的安定した供給が続けられてきたため、 そのシルエットや稀少性という点からすると前述二種の陰に隠れてしまいがちですが、 まともに販売されているイワトカゲの中では最大級のボリュームを誇るということ、 たったこれだけでも立派な長所のひとつとして捉えることができるでしょう。 ボディバランスとしては体に比して尻尾の割合が大きいため、 確かに全長を尻尾で稼いでいると言われればあながち否定もできませんが、 無数の棘に覆われた攻撃的な尻尾の存在感は極めて大きいということ、 そして全体像にさほどでっぷり感も持ち合わせていないことが逆に働き、 目視と実寸の間に大きなギャップの生まれかねないサイズ以上の迫力を味わうことができます。 今回やって来たのは全身に散らばった無数のきめ細やかなイエロースポットがよく目立つタイプ。 近頃よく見るヨーロッパなどからのCBはかつてコーラルと呼ばれていたタイプが主流のようで、 ベビーサイズの時点でも頭頂部の色合いや全身の柄の入り方などに違いが見られますが、 さすがにまだ生まれたばかりなので親のようなゴツさは当然ないものの、 全身チェーンメイルのような硬い質感はこの大きさにしてしっかりと基礎を固めている様子です。 一見すると確かにコーラルの華やかさにも捨て難いものがありますが、 金やすりのような独特のザラつきには妖しく黒光りするこちらのカラーリングがマッチしているのかもしれません。 どのみち色彩面で勝負しても初めから地色の違う人たちには敵いませんから、 カニンガムはカニンガムとしてやれることに集中して長所を伸ばしていきましょう。 その丈夫さは折り紙付き、近場のアオジタトカゲ並みないしはそれ以上とも言われており、 出産後僅か一か月も経たない内から既に人工飼料にも餌付き、 決してトカゲ用というキーワードに固執する必要もなくMazuriリクガメフードやミズガメフード、 その他カメの餌や鯉の餌を殆ど口にしており、冗談でキャットもふやかして与えたら即座に齧り付きました。 最大全長はなんと50cm、下手なアオジタよりも大きくなるかもしれないポテンシャルの高さに今の今から興奮が止められません。 |
カニンガムイワトカゲ (国内CBベビー) Egernia cunninghami |
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群れる兄弟の中からセレクトした顔中がじんわりと赤味がかった将来の発色が楽しみな国産ベビー! 生まれた直後に人工フードをぱくぱく食べる優等生は今後ますます注目の的になるでしょう、 カニンガムイワトカゲが入荷しました。 イワトカゲ、通称エゲルニアとも呼ばれるこのトカゲは主にオーストラリアを原産とするスキンクの仲間で、 そのネーミングセンスや小振りなサイズ感から来る性格面においても、 何処かアフリカのヨロイトカゲなどと共通のファンを持つのではなかろうかと思われる、 小型から中型の強健武装系です。 ぶっ飛んだ例を挙げればオオトカゲをはじめとした巨体により生み出される単純明快なインパクトでは無く、 飼育に現実的な程良いボリュームとそこに垣間見える妥協なき細部のつくり込みこそが最大の魅力であり、 トカゲと言う分野が得意とするミニチュア恐竜な世界観が支持を集める秘訣なのでしょう。 ことイワトカゲについてはこれほどまでに愛される理由のひとつとして優れた耐寒性が挙げられ、 冬季でも室内無加温で乗り切れるほどの環境条件に対する緩さが有難がられているようで、 フトアゴやアオジタに次ぐ代表的なペットリザードの仲間入りを果たすのももはや時間の問題かもしれません。 今回やって来たのは毎年恒例になることを願うばかりのお客様繁殖個体が揃って三匹、 ハッチして一ヶ月にも満たない究極に可愛過ぎる段階でリリースして頂きました。 卵胎生という性質上、誕生したその日から危な気の無いしっかりと自立した印象を受け、 ブリーダー曰く初期の餌付けにはコオロギやワームなどの活きた虫をすっ飛ばし、 何よりもふやかした人工飼料を好むと言いますから驚き。 成長するに従って全身が刺々しい鎧に包み込まれていくのですが、 このサイズではまだ手に取るともちもちとした表皮が指に吸い付くほど心地良い触り心地で、 きちんとハンドリングしていけば膝の上でおやすみするベタ慣れカニンガムを育てることも夢ではありません。 野生では群れを成して生活しているらしく、 確かに観察していると集団で行動することを厭わず同じ空間で仲良く共存しているように映ります。 頭部周辺の鱗と瞳の奥が赤く染まった個体のみを選別しました、 実は性別に関しても思う所がありペアっぽい二匹を引っこ抜くこともできるかもしれません。 |
カニンガムイワトカゲ (国内CBベビー) Egernia cunninghami |
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僅か一ヶ月強でトカゲが変わったように大化けした極美レッドヘッドカニンガム! たったの二センチ伸びる間に本性を表しました、これを素敵な出会いと言うのでしょうか。 以前から掲載している写真と見比べて頂ければ一目瞭然、もう何も語り申し上げることは御座いません。 価格は据え置き、残り一匹! |
カニンガムイワトカゲ (国内CB・S) Egernia cunninghami |
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血を分けた兄弟が寄り添う光景に微笑ましさ以上の付加価値を感じる星屑の山盛りカニンガム! 将来的に複数での同居飼育やそれに伴う繁殖までを見据えるのであれば絶対に見逃せない、 カニンガムイワトカゲが入荷しました。 私たちの暮らす日本とは赤道を挟んでちょうど反対側に位置する、 サンタクロースがサーフィンを楽しむことで有名な国、オーストラリア。 夏と冬が逆転した南半球の気候がよく分かる、 大変に異国情緒溢れるあの写真から我々生き物好きは何を感じるのか、 それはただ鏡写しのようになっただけで本質はあまり変わらないと言うことではないでしょうか。 オーストラリアにはアオジタやマツカサなど名の知れたスキンクがうようよしていますが、 エゲルニアことイワトカゲの仲間もその例に漏れず、 ホビー界での普及率はまだまだ伸びしろが残されている状態にあるものの、 世のトカゲファンらは彼らが持つスペックの高さを既に評価し始めています。 前述の話を思い返せばとにかく優れた耐寒性に注目が集まっており、 多くのトカゲを飼育する上では欠かせない冬季の保温を必ずしも必要とせず、 少なくとも室内での越冬であれば無加温で難なく乗り越えられてしまうと言う強健ぶり。 また世のスキンクは得てして紫外線要求量の少ない種類が多く、 それはニホントカゲとカナヘビを比べてみれば一目瞭然ですが、 豪勢な設備で無くとも許されるのはシンプルに嬉しいポイントです。 そして最後にして最大の特徴と言えばほぼ人工飼料のみで飼えてしまう、 と言うよりもむしろ生まれたベビーがコオロギよりも先にフードに餌付いてしまう、 謎めいた食の好みには脱帽の一言。 多くのトカゲに対するイメージを次から次へと見事に打ち破る、 これぞ新時代のペットリザードなのです。 今回やって来たのはわらわらと群れる姿も愛らしい、 注ぎ込まれた情熱が体表の艶に表れたようなピカピカの国内CB。 実はちょっと賢いこのイワトカゲは繁殖を目指す際に注意せねばならないことがあり、 成熟してからペアを揃えると遅かれ早かれ激しいバトルを繰り広げてしまうのだとか。 つまりブリーディングをするか否かに関わらず二匹以上で育てたい場合には、 性別が分かる前の段階で共同生活を開始する必要があり、 その夢がここに集うベビーのお陰で叶えられると言う訳。 可能な範囲で雌雄判別も致しますのでお問い合わせお待ちしております。 |
カニンガムイワトカゲ (国内CB・M) Egernia cunninghami |
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当初は計六匹で群がっていたベビーたちも残すところあと一匹、 みるみる内に大きくなり十センチ以上も成長したため随分堂々とした佇まいになりました。 扉を開ければ嬉しそうにこちらへ駆け寄り与えた餌を選り好み無く平らげる期待通りのスペック、 ある意味最強の抱きトカゲのひとつと言っても過言では無い知る人ぞ知る強健種です。 |
カニンガムイワトカゲ (L) Egernia cunninghami |
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史上最強のペットリザードとの呼び声も高いオージースキンクきっての強健種、カニンガム。 ただでさえ育て易いと評されるかのアオジタトカゲを、 更に不死身仕様へと改造したような恐るべきスペックの持ち主で、 餌になりそうなあらゆるものを平らげる最高水準の残飯処理能力や、 日本の野外でも越冬可能な凄まじき耐寒性など、武勇伝チックなエピソードには事欠きません。 現状でおおむねフルサイズ、体中を硬質な鱗に覆われ、 逆向きに撫でると冗談抜きで大根おろしが出来上がりそうな鋼のボディも見所のひとつ。 ご察しの通りCBしか流通しない上に、最近では輸入される機会も殆どなくなり寂しい限りです。 大変に長寿なトカゲとしても知られていますので、入手できる今の内に是非。 |
ヒメトゲオイワトカゲ (EUCB・♀) Egernia depressa |
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EUCB飼い込みの若いメス! お客様委託のヒメトゲオイワトカゲ・メスが入荷しました。 学名由来のデプレッサイワトカゲという別名でも呼ばれる本種は、 オーストラリアを中心に棲息するエゲルニアことイワトカゲ属の最小種で、 ギュッと縮めたような寸胴の体型に 硬く細かいトゲがびっしりと立ち並ぶ独特の外観から属内でも特に人気が高く、 昔から今まで憧れのトカゲとしてその地位を保ち続けています。 棲息地の関係から流通する個体は全てCB個体ですが、 繁殖形態が胎生のイワトカゲ属の中でも特に小型なだけあって、 いざブリーディングに成功しても誕生数が1、2頭と極少ない為に需要に追い付かず、 高嶺の花と称されることも依然として少なくありません。 今回やってきたのはヨーロッパで繁殖された10cm程の個体が3年あまり飼い込まれ大きく育ったもので、 特に繁殖などは目的としておらず単独で大切に飼育されていたそうです。 それだけに大きな欠損は一切無く体表の棘先までピカピカで、 餌も青菜類やかぼちゃなどの植物質、 コオロギや雑食トカゲ用フードなどバランス良く与えられておりコンディションの良さは折り紙つき。 飼育環境下での写真を送って頂きましたが、 この1枚からも調子の良い様子が伝わってきます。 この個体は褐色の体色が目立ついわゆる南部個体群で、 乾いた砂のレイアウトで管理されていたそうですが当個体群は現地の林などでも見つかるそうなので、 そういった情景を再現してみるのも面白いかもしれません。 繁殖については前述の通り出産数の大変少ないトカゲですので、メスは何匹いても困らないでしょう。 現在ペアをお持ちの方もこの機会に種親候補を新たに導入されてみては如何でしょうか、 これからが旬の若い個体で良いメス親になってくれると思います。 |
ストケスイワトカゲ (国内CBベビー) Egernia stokesii |
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あまりにも都合良くデフォルメされた何故か悔しさが込み上げるほどの可愛らしさに思わず一目惚れ! 金額や稀少性云々の前にペットとして育てるのなら絶対に欲しくなってしまう歓喜のベビーサイズ、 ストケスイワトカゲ・メスが入荷しました。 きっとトカゲファンを自負する日本中の人々に愛され、 そして我々業界人もまた愛した今世紀最高の支持率を誇るモンスターリザードのひとつ。 他のエゲルニアたちを退けてナンバーワンの人気を誇るストケスは、 その魅力を文字や言葉にして言い表すことが野暮なのではないかと思われるほど、 誰がどう見ても格好良くそして可愛らしい抜群の容姿を武器に、 特にここ最近では他の追随を許さぬ無敵の存在感を放ちまくっています。 一番に注目を集めるのはまるでおろし金のように発達した背中のトゲトゲで、 フルアダルトに到達しようものなら本当に握った指から出血するほど、 本人の体を外敵や乾燥から守ってくれるのに一役も二役も買っています。 幅広で短めに伸びた尻尾にはスキンクならではの寸胴体形をより際立たせる効果があって、 それこそが如何なる成長のステージにおいても子供っぽさを残す秘訣なのでしょう。 最大サイズは全長で二十センチ台と飼育にまるで無理のないボリュームで、 オーストラリア出身であることから日本で暮らすには十分過ぎる耐寒性を持ち、 何故だか分かりませんがいわゆるフードへの反応が全トカゲ中トップクラスとあって、 何もかもが飼い易そうなスペックで成り立っているまるで隙の見当たらないところも素敵。 メスは子供を直接産み落とすことから生産性に乏しく大量流通しない点にもまたロマンがあり、 この先も恒久的に選ばれ続けるであろう最重要マストアイテムのひとつです。 今回やって来たのは色々な意味で本当に有難い国産のベビーで、 誕生して僅か数か月ながら太さもしっかり出てきた安心サイズ。 実はあまりにも素晴らしかったため調子に乗って店内で一センチほど育ててしまい、 このままでは旬を逃すと慌ててこの場へ掲載することと相成りました。 本種を象徴するエピソードとして有名なのがハッチリングの餌に関するネタで、 生まれたばかりの幼体が絶対に美味しいはずの活きたコオロギに見向きもせず、 無抵抗のふやかしたフードへ一目散に駆け寄り爆食するという、 あまりにも飼い主に媚びた冗談みたいな話はこの個体についても同様です。 有識者会議の結果、気になる性別はメスということで落ち着きました。 泣いても笑っても早い者勝ちの掘り出し物、お早めに。 |
ストケスイワトカゲ (国内CB・S) Egernia stokesii |
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みんな大好きストケスより、入手難が続く中では本当に有難い国産の飼い込みスモールサイズ! その魅力はもはや語るまでもありませんが、 見た目に少しヒヤッとするベビーサイズを脱した若が一匹のみの限定入荷です。 もちろんフードオンリーで育てられる頼もしさは健在、 嫌でも早い者勝ちになってしまう大人気種のためお早めに! |
ストケスイワトカゲ (国内CB・L) Egernia stokesii |
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間もなく成熟を迎えんとしているブリーダー飼い込みの国内繁殖個体! デプレッサが持つサーモンピンクとはまた異なる赤色が全身で輝いています、ストケスイワトカゲが入荷しました。 国内でペットとして認知されているのはそのごく一部、 実はエゲルニアことイワトカゲ属は数多くの種によって構成されているのですが、 何となくのイメージと言いますか、 その名前を聞いてぼんやりとでも思い浮かぶシルエットはずんぐりむっくりの太短いスタイル、 そんな風に想像している方も少なくないと思います。 それもそのはず、これらの仲間について特別な知識を持ち合わせている場合は別として、 殆どの種類は一般的なトカゲらしい体型をしているため、 もちろん寸胴で可愛らしい印象や全身が棘状の突起に覆われた攻撃的な様子は記憶に残るのでしょうが、 更なる感動を生み出してくれるのは本種やデプレッサのような尻尾の短い奇抜なフォルムの他にはありません。 ただ一種を除けば全てがオーストラリア固有種のため、 長年その稀少性から飼育者を選ぶ存在であり続けたのが、 未だ見ぬ強豪はさておき昔からよく知られているものについては次第に繁殖が軌道に乗り始め、 このストケスも高級種として名を馳せた威勢を残したまま随分と身近に感じられるようになりました。 今回やって来たのは殖やした本人自ら育て上げたというアダルト一歩手前のがっしりサイズで、 細かく亜種分けされるほどバリエーションに富むことが知られる本種ですが、 中でも比較的赤みの強いタイプではないでしょうか。 オーストラリアの乾燥大地にいかにもマッチしそうなオレンジからブラウンへのグラデーションは全身を流れるようで大変に美しく、 全身を覆うキメの粗いトゲも尾にかけて一層その勢いを増していきます。 飼育は抜群に易しく、元々頑丈な体質は温度などの環境変化にもすこぶる強いだけではなく、 思わず拍子抜けしてしまうほど人工飼料にも呆気なく餌付いてしまうという優秀ぶり。 思う存分に見事レイアウトされたテラリウムを乱すこともなく、 隙間を縫うようにするすると滑らかに活動する様にまた上品さを味わうことができるでしょう。 ペアリングのために同居を試みるのも今がチャンス、 同種のベビーを育ててきた方は写真をよく見てお手持ちの個体と比べてみて下さい。 右前肢に一本、 単独飼育中の偶発的な怪我による指飛びがあることと、 国内の熱いエゲルニアブリーダーからのダイレクトオファーのため、特価にて! |
ストケスイワトカゲ (♀) Egernia stokesii |
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明日からでもブリーディングにチャレンジできそうな、しっかり育ったナイスサイズのメス! 赤味の美しさは言うまでもなく、体中のトゲトゲが余計にそう見せるのか、 光が当たるとまるで燃え上がる炎のような鮮やかさを呈します。 飼育自体は極めて容易であり、格好良いスタイリングも然ることながら大きくなり過ぎないため、 ペットとしての需要は高まる一方でいつでも順番待ちといった印象さえある超人気者。 これほどの飼い込み個体は、当店でも数年に一度あるかないかの掘り出し物です。 |
ストケスイワトカゲ (特大サイズ・♀) Egernia stokesii |
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パツンパツンに膨れ上がった豊満なボディに並外れた迫力が漲る圧倒的存在感のビッグママ! 寿命が大変長く成長も決して早いとは言えないためこれほど巨大に育った個体はレア、 ストケスイワトカゲ・メスが入荷しました。 オーストラリアに棲息するスキンクの仲間には不思議とペットリザードとして人気の高い種類が集まっており、 アオジタやマツカサなどは言うまでもありませんが、 本種を含むエゲルニアことイワトカゲ属もマニアからは特に注目度の高いグループです。 皆が声を揃えて言うのはとにかくその格好良い出来栄え、 種類によりデザインに多少の違いはあるものの全身がトゲトゲした鋭利な鱗に覆われ、 空想上の生き物のような雰囲気には男の子の心を擽る何かがびっしり詰まっています。 そして耐寒性が高くとにかく丈夫であり、 加えて雑食性のため生まれた直後からフードに餌付くなどスペックの高さは折り紙付き。 飼育する上でもバタバタと暴れる訳でも無く、また神経質でなかなか姿を見せないなんてことも無く、 適度に動き適度に大人しく適度に触れる何もかもがちょうど良いのも嬉しいポイント。 稀少種であり飼育も難しいとなるととにかく気を揉んで仕方ありませんが、 イワトカゲの仲間にそういった心配はご無用、気負うことなく付き合える優れたトカゲだと思います。 今回やって来たのはメスにしてはゴリゴリの風格がミスマッチな、 最大全長を軽くオーバーしてしまったなかなか見かけない大型個体。 そこらのトカゲやヤモリとは異なり性成熟まで数年はかかると言われるだけあり、 この個体も日本に来て軽く五年以上は飼われていた計算になるのですが、 それにしても全身の厚みたるやそこら辺のものを全てなぎ倒しそうな勢いがあり、 一匹で鎮座しているだけでとてつもないオーラを放っています。 カラーリングは全体的に赤味を帯びた褐色をベースに、 背面にはまばらな模様がしっかりと点在し、 瞳も赤く私たちが見慣れたこれぞストケスと言う典型的なものに仕上がっています。 多少の指欠けも見られますがとにかくこの巨体に稀少価値を感じずにはいられない、 付け焼刃では実現し得ない年季の入った一点ものです。 |
アルジェリアスキンク (S) Eumeces algeriensis |
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永遠の赤ちゃん体型が可愛らしくも格好良く何でも食べて餌にも困らないトカゲ界の優等生! 燃え上がるように鮮やかな発色とアオジタばりのボリューミーな体付きがファンには堪らない、 アルジェリアスキンクが入荷しました。 スキンクと言えば我が国が誇るニホントカゲに代表されるように、 光沢のある鱗と短めの四肢が目を惹き、 そして何よりも色鮮やかな体色を持つ種類が豊富なことから、 昔からペットとして親しまれているジャンルのひとつです。 最近では繁殖や品種改良が進んでいる方が人気が出易いこともあり、 ヒョウモンやフトアゴの勢いに押されてしまっている感も否めませんが、 かつてはそれにアオジタを加えたビギナー向け御三家として名を馳せるなど、 ペットリザード普及のために実力を発揮していたことは言うまでもありません。 その理由としてはやはり環境にさほど煩くないところが大いに影響しているものと思われ、 紫外線の要求量やバスキングスポットの重要性がトカゲにしては低めであることが多く、 口にするものもいわゆる人工飼料、フードなどと呼ばれる類のアイテムに馴染み易いため、 誰にでも飼えると言う修飾語がもれなく付いてきます。 如何せんCB化された種類があまり多くないことと、 そもそもが物凄い陽気な性格と言う訳では無いため、 人間に対するアピール度は決して高くないのかもしれませんが、 気付いてしまったが最後、その深みにずぼずぼと嵌ってしまうケースもチラホラ聞かれます。 今回やって来たのは名前だけであればそれなりに知られているものの、 実は結構珍しく流通量も限られている銘種アルジェリアトカゲ。 何故勘違いしてしまうのでしょうか、 お隣のシュナイダーがあまりにも身近に感じられるからなのか、 それとも色合いの近しいファイヤースキンクをよく目にするからなのか、 とにかく本家本元のアルジェリアは望めばいつでも入手できるトカゲでは無いことを再意識せねばなりません。 飼育についてはいわゆるアオジタ的な扱いでほぼ差し支えなく、 潜れる床材にお立ち台を設けそこを暖かくしてやれば、 地面から這い出て来てはおもむろに日光浴を楽しむなど、 なかなかアクティブな行動が観察できて面白いです。 ハンドリングもこなせるお淑やかな性格も魅力的、 頭のパンと張ったダイナミックなシルエットに仕立て上げましょう。 |
アルジェリアスキンク (S) Eumeces algeriensis |
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永遠の赤ちゃん体型が可愛らしくも格好良く何でも食べて餌にも困らないトカゲ界の優等生! 燃え上がるように鮮やかな発色とアオジタばりのボリューミーな体付きがファンには堪らない、 アルジェリアスキンクが入荷しました。 スキンクと言えば我が国が誇るニホントカゲに代表されるように、 光沢のある鱗と短めの四肢が目を惹き、 そして何よりも色鮮やかな体色を持つ種類が豊富なことから、 昔からペットとして親しまれているジャンルのひとつです。 最近では繁殖や品種改良が進んでいる方が人気が出易いこともあり、 ヒョウモンやフトアゴの勢いに押されてしまっている感も否めませんが、 かつてはそれにアオジタを加えたビギナー向け御三家として名を馳せるなど、 ペットリザード普及のために実力を発揮していたことは言うまでもありません。 その理由としてはやはり環境にさほど煩くないところが大いに影響しているものと思われ、 紫外線の要求量やバスキングスポットの重要性がトカゲにしては低めであることが多く、 口にするものもいわゆる人工飼料、フードなどと呼ばれる類のアイテムに馴染み易いため、 誰にでも飼えると言う修飾語がもれなく付いてきます。 如何せんCB化された種類があまり多くないことと、 そもそもが物凄い陽気な性格と言う訳では無いため、 人間に対するアピール度は決して高くないのかもしれませんが、 気付いてしまったが最後、その深みにずぼずぼと嵌ってしまうケースもチラホラ聞かれます。 今回やって来たのは名前だけであればそれなりに知られているものの、 実は結構珍しく流通量も限られている銘種アルジェリアトカゲ。 何故勘違いしてしまうのでしょうか、 お隣のシュナイダーがあまりにも身近に感じられるからなのか、 それとも色合いの近しいファイヤースキンクをよく目にするからなのか、 とにかく本家本元のアルジェリアは望めばいつでも入手できるトカゲでは無いことを再意識せねばなりません。 飼育についてはいわゆるアオジタ的な扱いでほぼ差し支えなく、 潜れる床材にお立ち台を設けそこを暖かくしてやれば、 地面から這い出て来てはおもむろに日光浴を楽しむなど、 なかなかアクティブな行動が観察できて面白いです。 ハンドリングもこなせるお淑やかな性格も魅力的、 頭のパンと張ったダイナミックなシルエットに仕立て上げましょう。 |
アルジェリアスキンク (♂) Eumeces algeriensis |
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いくつになっても甘えん坊な雰囲気が堪らない頭でっかちの幼児体型に一目惚れの銘スキンク! エコリザードとしても注目を集めているアオジタに負けず劣らずの魅力を放つプロが勧める良いトカゲ、 アルジェリアスキンク・オスが入荷しました。 我が国が誇るニホントカゲ、 あの幼体時に見せるメタリックカラーが少年時代にはまるで宝物のように感じられたのも懐かしいですが、 彼らが含まれるスキンクと呼ばれるグループは世界中にその名を轟かせるトカゲ界の最大勢力であり、 それはまさしく厳しい生存戦略の中でより多様な環境へと適応してきたことを示しています。 多数の種類が現存する中で概ね共通しているのは、 頭部が大型に見えるような首の無いシルエットを持つことや、 大半が硬質で凹凸の少ない艶に満ちた鱗に体表を覆われていること、 何処からが尻尾なのか分かり難く、 またツチノコと見間違えられるほど小振りな四肢を持つことなど、 一貫したテーマの中で各々が上手に個性を発揮していると思います。 多くの場合活きたコオロギなど限定されたメニューに拘らず幅広い食性を持ち、 腹を冷やすなと言われることもありながら飼育環境に多くの要素を求めず、 ペットとして人間界に順応し易いことが広く受け入れられる秘訣なのだと思います。 一部の例外を除きとてつもなく華やかな外観を持つものは少なく、 どちらかと言えば脇役に回りがちなキャラクターの割合が高めではあるものの、 飼育対象として非常に有用である可能性を存分に秘めた見逃せない仲間たちなのです。 今回やって来たのは飼育下において暫しの飼い込み期間を経て入店した、 まだまだ片手で楽に扱える育ち盛りで可愛らしいサイズのオス。 相方のシュナイダーとは似て非なるボリューミーな体格が何よりの長所で、 でっぷりとした重量感を味わえるのが大型スキンクならではの強み。 背部にはピラルクーの下半身を連想させる鮮烈な赤味が容赦なく描かれ、 とてもゴージャスなデザインが見栄えの良さに一役も二役も買っているようです。 何でもここ最近の本種を取り巻く状況はあまり好ましくないようで、 また暫く輸入がストップしてしまうのではとあちこちで囁かれていることもあり、 こうして良質な出物が目前にいる間に素早くジャッジする必要がありそうです。 再生尾のためリーズナブルな特別プライスにて、お早めにどうぞ。 |
アルジェリアスキンク (Pr) Eumeces algeriensis |
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スキンク界における陰の実力者としてコアな人気を誇る銘種が実に若々しく育て甲斐のある雌雄にて! 輸入されたばかりでは状態も心配ですがこちらは飼い込みに付き活きた虫さえも要らない絶好調ぶり、 アルジェリアスキンク・ペアが入荷しました。 スキンクとは私たちにとって最も馴染み深いトカゲのひとつと言える、 かのニホントカゲも含まれているひとつのグループを表した総称であり、 科としてはトカゲ亜目全体の中で最も構成種が多い大所帯らしく、 その割合は全てのトカゲの中でなんと三分の一をも占めているのだとか。 となるとペットとして流通しているトカゲに目を瞑って指を指せばかなりの確率でスキンクに当たりそうなものですが、 代表的なのは恐らく最も有名なアオジタに始まりそれに近縁なイワトカゲ、 そして同じくトゲトゲのアカメカブトと悲しいかなメジャーどころは限られており、 下手をすればイグアナやアガマ、そしてヤモリなどの勢いに押されてしまいかねません。 生存競争への勝利に伴う代償なのか、全体的に小型で陰気な集団となっている感は否めず、 無論それが彼らの持ち味だと理解した上で愛を注ぐファンは存在するものの、 如何せんこの調子では大量の飼育者をスキンク好きに仕立てることなど夢のまた夢。 そんな状況で未だ名が知られておらず主役級の活躍が見込まれる有望株として推薦したいのが、 アフリカ大陸を代表する大型種であるこのアルジェリアです。 しばしば相方のシュナイダーと並べて語られることも多い本種ですが、 実際には両者の間には絶対的な流通量に大きな隔たりがあって、 入手のチャンスにはかなりムラがあり意外にも稀少なスキンクであることを再認識して頂ければ幸いです。 今回やって来たのはツヤピカプリプリの理想的なヤングアダルトで、 ほぼベビーサイズから国内で数年ずつ育てられ晴れてペアになった幸運な二匹。 昆虫食強めなどとも囁かれますが飼い込み故に今やフードオンリー状態、 コオロギやワームなどを一切必要としない食生活が実現しており、 ハンドリングも容易なためそれこそアオジタ感覚で扱えるでしょう。 先に触れたように何故アルジェリアが素晴らしいスキンクであるかというのは、 正直現段階のサイズではお伝えし切れない部分があり、 特にオスはここから更に頭部全体が爆発しそうなほど大きく膨れ上がり、 より一層どっしりとしたビジュアルへと変貌したその時にこそ持ち味が最大限に発揮されるのです。 国内での繁殖例も僅かながら聞かれる希望に満ちた即戦力候補、 入荷して以来仲良く同居を続けていますのでこの穏やかな雰囲気のままお渡しします。 |
アイセントラウトカナリアカナヘビ (♂) Gallotia g. eisentrauti |
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幼体色をすっかり忘れ去ったナイスカラーの飼い込み個体! カナヘビの楽園カナリア諸島に棲息する稀少種、アイセントラウトカナリアカナヘビ・オスが入荷しました。 生まれたばかりの可愛らしい頃はそれこそニホンカナヘビを連想させる大人しい色合いですが、 成長に連れて次第にその印象を変えそれは決して体色ばかりでなく、 このように体つきまでもが全く別のトカゲのように変貌を遂げてしまいます。 特にオスは地色が黒くその上にイエローとブルーが惜しみなく発色し、 ビビットなカラーリングが人気。 喉の膨らみや豪腕な四肢、 そして太く逞しい尻尾を見せられれば誰がこのトカゲをカナヘビの仲間だと思うでしょうか、 まるで大型のテグーに近い迫力さえ感じることができるでしょう。 しかしその勇ましい姿とは裏腹に食性は植物質傾向の強い雑食で、 果実や野菜などを美味しそうに食べる様子はなんとも不思議な光景です。 この個体も随分大人びた格好をしてはいますがサイズ的にはまだ成長の余力を残しているため、 この姿から更に格好良くなると思うと胸が熱くなります。 ペア飼育ができれば理想ですが、1匹で飼うならオスの方が大きく綺麗で楽しめると思います。 一見綺麗ですが再生尾で、2、3箇所に指とびあり、詳細はご確認下さい。 国内ではそこそこコンスタントに出回っているようですがやはり現地では絶滅危惧種で保護対象、 離れた日本で個人がペットとして飼育できるというのは実に喜ばしいことです。 |
グランカナリアカナヘビ
Gallotia stehlini |
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手の平からこぼれ落ちそうな飼い込み中堅サイズ! 通称ジャイアントガロティア、お客様委託のグランカナリアカナヘビが入荷しました。 欧州地方は我々日本人にとってうらめしくも感じてしまうほど、 数々の魅力的なカナヘビが暮らしておりまさに楽園のような土地ですが、 本種はその中で周囲を牛耳るような圧倒的威圧感を放つ横綱のような存在。 カナリア諸島はグランカナリア島に棲息することからその和名で呼ばれますが、 属名から取ったジャイアントガロティアの名は一度聞いたら耳にこびりついて離れないインパクトがあります。 このトカゲがカナヘビと名乗って許されるのはおおよそ幼少期の僅かな時期に限られるでしょう。 既にご覧頂いて感じているかと思いますが、 細かい鱗に覆われたザラザラとした質感だけがかろうじてカナヘビらしさをつなぎ止めているだけで、 気を緩めると一体何のトカゲなのか分からなくなりそう。 特撮などではしばしば敵が死に際に巨大化し甦るというような描写を見かけますが、 原生種に対して少々失礼かもしれませんが化けて出てきたのかと思えるほどです。 今回やってきたのは成熟への道を着々と歩みつつあるしっかり育った個体で、 喉元は早くも膨らみ始め南米のテグーのような趣も。 色味はさほどありませんがそこが返って体躯の良さを際立たせ、 喉を染めるオレンジには愛おしささえ覚えます。 尾は再生尾で、 爪とびが3箇所あります。詳細はお問い合わせ下さい。 全長45cm、ここからが挑戦し甲斐のあるまだまだ若い個体です、 残された伸びしろを余すことなく使いきれるようがっつり飼い込みましょう。 |
イワヤマプレートトカゲ (S) Gerrhosaurus validus |
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プレートトカゲの親分をベビーサイズから育てましょう! 泣く子も黙るプレート最大種、イワヤマプレートトカゲが入荷しました。 プレートと聞けばまず一番に思い浮かぶのがオニプレート。 ビギナー向けのペットリザードとして脚光を浴び、 雑食で何でも食べ丈夫な体質で飼いやすくよく慣れハンドリングも可能、 というお決まりのフレーズまで生まれました。 しかしプレートの仲間は当然オニプレだけであるはずはなく、 更なる奥の世界にはこんなラスボスのような種類が控えています。 名前からして逞しそうな印象を受けるこのトカゲ、 基本的な性質の部分はオニプレと変わらず何も驚くところはありませんが、ただしその最終サイズと動きには要注意。 最大全長70cmというケタ外れのボリュームはもはやモニターやテグーの域に迫り、 それでいてややバタつき系の性格には最大種たるプライドが見え隠れしているように感じます。 しかし今回やってきたのは片手で軽々扱える小さなサイズで、 この時期から精一杯愛情を込めて手をかけてやれば、 さすがの親分も心を許し大きくて穏やかなイワヤマへと成長することでしょう。 勿論そのためには飼い主の手腕がかかってくるところですがやりがいはあると思います、 是非この夏からその野望に挑戦してみて下さい。 |
イワヤマプレートトカゲ
Gerrhosaurus validus |
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オニプレの進化形のような圧倒的存在感が素敵過ぎるデカいもの好きには堪らない往年の銘種! 同じプレートの中でも程良い稀少性が感じられるところにもまた所有欲を刺激される、 イワヤマプレートトカゲが入荷しました。 冒頭でも触れた通称オニプレことオニプレートトカゲや、 ある種のアオジタトカゲなどが開拓した頑丈強健なペットリザード枠、 今や一大スターとなったフトアゴのような手厚いケアを必ずしも必要としない、 まるで己の底力だけで飼育下を生き抜くかのようなストロングスタイルは、 長い歴史の中で多くのビギナーをトカゲの世界へいざなったのではないでしょうか。 好きで育てるのですから本当はいくらでも贅沢をさせてやりたいのはやまやま、 彼らが喜ぶであろうことを次から次へと実践してあげたいと考えてはみるものの、 例えば紫外線要求量やバスキングスポットの重要性が低く、 またあまり好ましい表現ではありませんが絶食に耐えられる持ち前の高い生命力など、 生命を維持するための必要十分条件が低い水準に設定されていて、 ある一面では明らかに他のトカゲを凌ぐ高過ぎるスペックはもはや長所として我々の目に映り、 良いのか悪いのか分かりませんがそれなりの待遇を受けてこの業界において生き延びているようです。 トカゲの飼育に一抹の不安を覚える方にとっては良い保険になりますし、 或いはちょっと丁寧に飼うだけで凄く頑張っているようにも見えてしまう、 様々な場面で得をすることが多いのは言うまでもありません。 今回やって来たのは並のプレートトカゲでは刺激不足だと感じる方へ捧ぐ、 プレートの中のプレート、 とにかくその凛々しさ抜群の佇まいが格好良過ぎる噂のイワヤマプレート。 オニプレに備わっていた一切の愛想を取り去った男気溢れる容姿が最大の魅力で、 名前からして屈強そうながたいの良さは属内最大のボリュームを誇ります。 よく書かれる通り見た目に反してやや小心者ともとれる面があり、 少し視界を横切っただけで直ぐにハッとしてしまう性質が見受けられますが、 この個体は入荷後暫くし落ち着いたお陰で無事グラブパイにも餌付き精神的、 身体的にきちんと準備の整った状態でお渡しすることができるようになりました。 実は体表に少しばかりの湿度を与えてやると肌艶も良くなり見栄えがします、 最低でももうひと息は大きくなりますので頑張ってフルサイズに育て上げましょう。 |
モモジタトカゲ (L) Hemisphaeriodon gerrardii |
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ブルータンがアオジタならピンクタンはモモジタ、シンプルなネーミングながら実に奥深い隠れた銘種! 見かける時は大抵ベビーサイズなだけにスレンダーなボディが魅せる真の美しさを目の当たりにして頂きたい、 モモジタトカゲが入荷しました。 冷静に考えてみると実に奇妙な名前が付けられたオーストラリア原産のスキンクで、 私たちにとってはアオジタトカゲという単語がもはや一般常識であるかの如くインストールされているため、 モモジタと聞いた途端に脳内ではアオジタの桃色バージョンなのだと自動的に解釈が進みますが、 人間をはじめその他多くの動物は舌が桃色であることが平常なのですから、 一周回って物凄く普通のことを言っているだけのように聞こえて面白いです。 一口にアオジタといっても様々な種や亜種が知られていますから、 このモモジタもてっきり豊富なバリエーションのひとつなのかと思いきや、 こちらは独立したモモジタトカゲという一属一種の立派な別種であり似て非なる存在なのです。 本種のことをあまり見慣れていない方にとっては、 舌をペロリと出すまではほぼアオジタに見えるかもしれません。 何故なら横顔にフォーカスした風貌は完全にいつも通りのアオジタトカゲそのものであり、 首から上だけを必死に観察しても明らかな違いは感じ取れない恐れがありますが、 全体像を眺めてみると胴回りや四肢には力強さよりもむしろ可憐さが際立ち、 同時に尾が長くスラリとしたボディバランスであることが分かります。 実際にハンドリングしてみると手や指の間をスルリとすり抜けるような動作が多く見られ、 手から落下しそうになった時などはもはや冗談みたいですが、 本当に尻尾の先を指に巻き付け難を逃れようとするほどで、 いくらかの樹上生活に対する適応が完全な地表棲のアオジタとの違いを明確にしています。 最大全長は調べてみると40センチを超える程度ということになってはいますが、 アオジタとは異なり細身であることや尻尾の割合が大きいためにボリュームは控えめで、 例えば45センチないしは60センチのケージが用意できれば易々と飼育することができるでしょう。 今回やって来たのは単にペットとして育てられていたにしてはあまりにも品の良過ぎる、 体中に大きなダメージがないどころか太り過ぎず痩せ過ぎずの完璧な肉付きが実現された、 間もなくフルサイズも近いであろう珍しい大型の飼い込み個体。 昼行性なのか夜行性なのか、紫外線の有無などセッティング方法にはいくつかの意見が飛び交いますが、 少なくとも成長期の主要な部分を終えたこの個体に対し強烈なライトはマストではなく、 餌については言うまでもなく多種多様なフードに餌付きそれらのみでも食生活が成り立ちますから、 もはや誰にでも扱える最高の出物であることに間違いはありません。 |
アンボイナホカケトカゲ (S) Hydrosaurus amboinensis |
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もしも恐竜の赤ちゃんが現代に甦ったら、 そんなコンセプトで誕生したような夢いっぱいの樹上性アガマ! 輸入されたてのベビーではあまりにもつまらなかったため色柄が出るまで店内で育ててみた、 アンボイナホカケトカゲが入荷しました。 和名のホカケとは帆を掛ける、 つまりヨットのように背中の皮が縦方向に長く発達することを示しており、 何故そのようなことをしなければならないのかと申しますと、 水辺に暮らし水中を泳がねばならぬ時に高い推進力を発揮するためではないかと、 おおよそそのように考えられています。 その証として後肢の指には不自然なほどに余分な鱗が付いていて、 ご想像の通りこれも水を掻くときに大きな力となってくれるのでしょう。 また別の視点から見れば雌雄でその伸び具合も異なっているため、 求愛の際に自身の立場をより優位に立たせるような意味合いも含まれているのかもしれません。 水上を走ることで一躍有名になったのはその語感の良さも相まって、 アメリカ大陸に棲息するイグアナ科のバシリスクに軍配が上がりますが、 彼らとこちらホカケトカゲとはまさしく対になっていて、 これは我々の業界で収斂だとかカウンターパートといった表現が用いられ、 全く別の土地に暮らすそれぞれが近しい暮らしぶりを送るために、 結果として似たような特徴を獲得したために起こる現象だと言われています。 顔立ちを含むスタイリングの違いから双方にファンが存在し、 バシリスクは昆虫食が強くホカケトカゲは植物食が強いため、 この食性の違いからも飼育対象として選ぶ場合に好みが分かれるところでしょうか。 今回やって来たのはホカケの中では見かける機会の多いアンボイナから、 入店直後はあまりにもプレーンな体色で面白味に欠けたため、 人知れず店内でコツコツと育てていた万全のスモールサイズ。 現在は弱らせたコオロギを中心に皿から給餌していますが、 過去に入荷した大型個体 (参考写真・顔) はMazuriリクガメフードにも餌付き、 諸説ありますが尻尾を自切しないであろうことも含めバシリスクとの差別化を図っています。 背中全体は随分と賑やかな様子になりましたので、 これから訪れる表情や体付きの変化についてはどうぞ二人っきりでお楽しみ下さい。 |
アンボイナホカケトカゲ (M) Hydrosaurus amboinensis |
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もはや空想上の生物を具現化したようなワクワクが止まらない最も格好良いアガマのひとつ! このサイズでもなかなかお目にかかれないお宝感がありますが本領を発揮するのはまだこれから、 アンボイナホカケトカゲが入荷しました。 当の本人は至って真面目に頑張って生きているはずなのに、 何故かこの業界にはいつまで経っても恵まれそうにも無い可哀想なトカゲと言うグループが存在しています。 彼らが持つ最大の特徴であり共通点として挙げられるのは、 仮にペットとして飼育できた場合には誰が何と言おうと絶対に格好良いに決まっていて、 そうするか否かは別として他人に見せても恥ずかしくないどころか大いに自慢の種になる、 最高にクールなビジュアルが他のどんなトカゲよりもずば抜けて優れているところです。 ちなみに念のため申し上げておきますが、 グリーンイグアナとその仲間たちは奇跡の産物としてこの例には全く当てはまらず、 あの人はすっかり市民権を得てしまったので誠に恐縮ですが除外させて頂きます。 ここで対象となるのはご察しの通りバシリスク、ウォータードラゴン、 そしてこのホカケトカゲと大体この辺りが相場でしょうか。 こうして列挙されるとまず初めに気付かされるのは幼体がそれなりに安価で販売されていること、 つまりその気になれば誰しもが手にすることのできるチャンスに恵まれているはずが、 悲しいかなそれが仇となりいわゆる真面目に育てられた個体と巡り合える機会は極めて稀であって、 多くの日本人はあの方々の本当の姿を知らないままトカゲなる生き物を満喫したつもりになっていると言う訳。 ただし多くの人が扱いたがらないのにはもちろんそれ相応の理由がありますので、 そんなマイナスからのスタートにあえて挑戦してみようと言う気概のある方にとって、 先の御三家は最高のパートナーになり得るのではないかと思う次第です。 今回やって来たのはアンボイナとして輸入されたサブアダルトの飼い込み個体で、 写真を撮る度に惚れ惚れする素敵な容姿の完成度はようやく折り返し地点と言ったところでしょうか。 月並みですが尾の付け根に飾り立てられる伸長したクレストや、 水上を走るために発達した水掻き状の鱗など独特のパーツは健在。 正直体の発色はこれでも不十分で環境に馴染めば更なる飛躍が望めそうな上に、 Mazuriリクガメフードにもちゃっかり餌付いた優等生、 ダメージのごく少ないほぼ完品の状態で文句無しの逸品です。 |
フィリピンホカケトカゲ
Hydrosaurus pustulatus |
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パッチリ開いたつぶらな瞳を持つその姿は恐竜の赤ちゃんそのものです。 輸入後しっかりトリートメントされて状態の落ち着いた飼い込み個体、フィリピンホカケトカゲが入荷しました。 アガマ界のバシリスクとして知られるこのトカゲは 現在国内ではあまりメジャーな存在になり切れていないような気もしますが、 樹上性の大型化する仲間でフルアダルトの迫力に満ちた姿を写真などで、 はたまた現物を見ていたく感激された方も多いと思います。 実際に流通するのは今回のようなサイズが殆どなので、 あのリアルジュラシックパークとも言える存在感を目の当たりにできる機会は貴重ですが、 なんとかしてヤングサイズから育てて仕上がりを体感したいものです。 このサイズでは多少バタつくこともありますが丁寧に飼い込めばよく慣れるトカゲとしても知られており、 草食傾向の強い雑食性のため最終的にはフードと野菜類などで飼育できますので、 見かけとは裏腹にペット的な付き合いもできるかも。 カラーリングはどう変化するか見もので既に青紫の鱗や スポット模様が点在しています。 大きくなればただの恐竜です、頑張って育て上げましょう。 |
グリーンイグアナ (ハイカラー) Iguana iguana |
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一点の曇りもない澄み渡る蛍光色が直視するには眩し過ぎる極上クオリティ! 定番中の定番なだけに良いものは良いと改めて印象付けられる素晴らしい個体です、 グリーンイグアナが入荷しました。 ザ・爬虫類、これほど簡潔で分かりやすい王者の称号をほしいままにするものが他にいるでしょうか。 外国産のトカゲが日本に輸入され始めてまだ間もない頃、 綺麗で格好良く何とか飼育が可能な革命児としてこの生き物は華々しく登場しました。 今のように専門店やホームセンターで活きたコオロギを普通に買い求めることができなかった時代、 いわゆるトカゲのなりをしていながら葉物を食らうという事実は、 買い手と売り手に相当な衝撃を与えたことでしょう。 育成に欠かせない紫外線は当時販売されていたライトや、 それこそ太陽光の力を借りればどうにか対応することができますし、 スペースについても人間側の愛と努力によって解決の見込みがあるからです。 単純に格好良く存在感があり、 自宅に大きなトカゲが暮らしているというエキゾチック極まりない夢が叶うのならば、 意を決して動き出さざるを得ないと考えた人が多く現れたため、 世の中にイグアナを主力とする爬虫類ブームが到来しました。 現在ではある意味普通の存在になっているのかもしれませんが、 そうやって人々の心に強く残ること自体が偉大な功績ですし、 ただ単にトカゲであれば何でも良かったはずはなく、 イグアナに秘められた計り知れない魅力がこうした運命を切り開いていったのでしょう。 あまりにもポピュラーなためマニアックに語られる機会に乏しいのも事実ですが、 分布域の広い本種は地域変異やそうでなくとも個体間の色彩的なバリエーションが確認されており、 より綺麗なものへと意識を傾けていくことも不可能ではありません。 アルビノやエリスリスティックといった突然変異に頼ることなく、 種が持つ本来の要素を限りなく高いレベルへ押し上げた時にこそ、 グリーンイグアナの真髄に迫ることができるのかもしれません。 今回やって来たのは表情からあどけなさの抜け始めたヤングサイズの飼い込み個体。 見慣れた方なら一目見て色味の鮮やかなことに気が付くはずです、 某緑色をした恐竜の子供を連想させる全身のグリーンは実に透明度が高く、 顔周辺には所々青みがかった箇所があり、 頭部全体には赤みが差すなど色とりどり。 こうした素材の良さは成長に連れて日に日に実感が沸いてくるもので、 最終的には何処の誰よりも美しい自慢の子に仕上がることでしょう。 幼い頃に損傷したのか左前肢小指に若干の曲がりがありますが生活に支障をきたすレベルではなく、 ハンドリングも普通にこなせますので是非ともベタ慣れに育て上げたいところです。 桜の開花も始まったこの季節に新たな家族を迎え入れては如何でしょうか。 |
グリーンイグアナ (ブルーダイヤモンド・♂) Iguana iguana |
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かのエリスリスティック品種を作出した事でも有名なエルサルバドルのイグアナファーム ”ブルーダイヤモンド”生まれの個体です。トリカラーの体色が眩しいグリーンイグアナ・オスの入荷です。 中南米に広く分布する本種は地域によりその見た目に差異がある事が知られており、 特にエルサルバドル産の個体群は多色で鮮やかなものが多く人気が高いです。 今回の個体も頭部は青みがかって白く抜け、 体には蛍光グリーンにオレンジの斑、 背中に並ぶ立派なクレストと自慢の長い尾もオレンジに染まり、色とりどりの配色がとても美しいです。 また見逃しがちですが腹部と足の付け根の色味はよりツヤと深みがあり特に鮮やか。 これでベタ慣れだと嬉しいのですが少し高飛車なところがあり触ろうとすると威嚇してきます。 ですが持って持てない事はないのでまだ改善の余地もあるかもしれません。 ベビーサイズは割と出回ることも多いのですが立派なサイズはそう多くはなく、 既にカラーも出始めてますのでとても見応えがあります。 葉野菜や人口フードをよく食べておりとても活発な個体です。 |
グリーンイグアナ (♀) Iguana iguana |
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愛好家が5年間連れ添ったベタ慣れイグアナ! 仕草にも表情にも品の良さが表れた育ちの良い飼い込み個体、グリーンイグアナ・メスが入荷しました。 爬虫類と聞いて頭に思い浮かぶイメージ、とりあえずマニアなど少数派の意見は一切聞かないことにして、 世間一般の人々はどんな想像をするのでしょうか。 少なくともカメの仲間は一番に外れるでしょう、 彼らは水に棲んでいるから両生類かもしれないなんて言われるほど、 日本人にとってカメはカメであるという認識が非常に強いからです。 恐らく子供の頃に受けた影響に大きく左右されるのだと思いますが、 図鑑や絵本、映画などで初めて触れる爬虫類像の代表は、ずばり恐竜や怪獣の存在です。 怪獣というとやや幅のある表現になってしまいますが、 恐竜というのは太古の昔に存在した爬虫類の仲間ですからあながち間違いではなく、 それを踏まえると爬虫類と聞いた時には比較的大きなトカゲが想像されやすいのでしょう。 そしてもうひとつ、爬虫類、特にトカゲのイラストを描く時に選ばれる色は大体緑色であり、 リアルに仕上げたとしても茶色が加わるぐらいのもの。 そうするとこのグリーンイグアナという存在は、 初めて目にした時は明らかに日本には棲んでいないであろうその容姿にショッキングな印象を受けるとしても、 よくよく観察してみると今まで深層心理に根付いていた爬虫類がそのまま具現化されたような姿をしているということに気が付き、 加えて入手できる機会にも恵まれていることから、人気者になることは必然的であったと言えるのかもしれません。 今回やって来たのはお馴染みのベビーサイズから飼い込まれメータークラスにまでしっかり育った一匹。 店頭に持ち込まれた時から抱っこされていたので楽しみにしていましたが、 決して期待を裏切ることはなく非常におっとりとした性格の持ち主であることは直ぐに分かりました。 メスなのでそれらしい顔付きからも大人しさが見て取れると思います。 派手とまではいきませんが、 お腹側の蛍光グリーンの発色もお見事。 大型個体の入荷は久しぶりですがやはりよく慣れた個体を見せられただけでつい惹かれてしまい、 そんな所にもイグアナの底力を感じました。多少爪欠けありますので気になる方はお問い合わせ下さい。 |
グリーンイグアナ (♀) Iguana iguana |
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あまりに立派なサイズなので思わず店員の頭に乗せてしまいました。 お客様飼い込みのグリーンイグアナ・メスの入荷です。よく見かけるベビーサイズから終生飼育を誓って 6年間大切に育てていたそうですが、急な転勤の為泣く泣くの放出となってしまいました。 肌のきめ細かいツヤや、 人を見るなり親しげに寄ってきたりする所を見ると飼い主の愛情が伝わってきます。 顔つきや触感は爬虫類と聞いて真っ先に思い描くものを象徴するかの様で、 昔から爬虫類というものの醍醐味を人々に伝えてきたのも納得してしまいます。 特徴的な喉下のデュラップの発達もお見事。 オスに比べると発情期のドタバタも無いので飼いやすいと思います。最初から大きなサイズをお探しの方は、 暖かい内に迎え入れてから冬支度を考えた方が楽かもしれません。全国発送も承りますのでお問い合わせ下さい。 |
グリーンイグアナ (セントマーチン産) Iguana iguana |
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国内にはこれまでに数えるほどしか流通していない強烈なアレンジを加えた島モノ珍ロカリティ! ただのイグアナにあらず、成長に従って風変わりな異次元の模様を発現することで稀少価値の高い、 セントマーチン島産のグリーンイグアナが入荷しました。 誰がなんと言おうともペットリザードの王様の座を容易く譲ることはない、 つまりヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲといった名立たるキャラクターがどれほど流行ろうとも、 少なくともあと数年間、いや十数年間は社会的知名度のトップをひた走る有名なトカゲ、 それがこのグリーンイグアナです。 世間では爬虫類と言えばおおよそヘビやトカゲのことを指しており、 トカゲと言えばイグアナと連想されてもおかしくはないぐらい、 アガマやスキンクという単語は知らずともイグアナという単語は誰でも聞いたことがある、 その貢献度の高さは他の追随を許さぬものがあると思います。 確かに多くの家庭では先に挙げた二種の方が飼育するのには現実的で、 業界としてもあまり無茶な提案を広めることは決して好ましくないのですが、 爬虫類と一緒に暮らす行為を夢という一言で表現するのであれば、 イグアナほどそれに適した存在もなかなかいないのかもしれません。 最近では飼育方法が次々と明らかになったり飼育器材やサプリメントなどが発達していたりと、 昔に比べ大変に育て易くなってきたことは間違いありませんから、 今一度この素晴らしいトカゲと向き合うチャンスがあっても良いのではないでしょうか。 今回やって来たのはキューバよりもドミニカよりも更に先の、 カリブ海に浮かぶセントマーチン島を故郷とする離島系のイグアナ。 ブルーヘッドの別名もあるように成熟すると頭部全体が強い青味に覆われ、 エメラルドグリーンの体には大きな斑紋がビシビシ描かれるという、 何ともゴージャスな彩りで楽しませてくれる珍しい地域個体群です。 鼻先が寸詰まりで顔全体に厚みもあるためか優しい表情に見えるのも特徴のひとつで、 よく見ると喉のデュラップには早くも黒とオレンジの柄がびっしり入っています。 入店したばかりの頃は驚いてばかりでケージ内を飛び回っていましたが、 今ではすっかりリラックスした様子で撮影も難なくこなしてくれました。 既にMazuriリクガメフードオンリーという夢のような食生活を実現し、 ご覧の通りこうしてハンドリングも楽々こなせる優秀な個体です。 |
グリーンイグアナ (エリスリスティック) Iguana iguana "var" |
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センセーショナルこの上ない燃え上がる様な紅の体色が見る者を魅了します。 爬虫類を代表する大型草食トカゲ、グリーンイグアナの色彩変異エリスリスティックの入荷です。 原色は黄緑色、アルビノになると黄色、黄色色素の抜けたアザンティックでは青色、 とにかくグリーンとイエローに起因したカラーが多いです。 エリスリスティックとは本種が少ないながらも持つ赤色色素が、突然変異で特異的に多く発色した品種です。 初めて日本にやってきた時はとても高価でしたが、 ブリードが軌道に乗ったのか今日ではいつの間にかリーズナブルなお手頃価格になりました。 言わずと知れたペット爬虫類の代表で多くを語る事もありませんが、 樹上性で全長1mを超え草食性である事は書いておきます。やはり飼う人を選ぶトカゲですが人気は高く、 大きなガラス温室を1個まるまる明け渡したり、部屋に放し飼いというのが一般的な飼育法です。 バタつく個体も少なくないのですが、 この個体は葉野菜などを手から直接食べる程慣れており、 習慣的にハンドリングをしていれば大きくなるに連れて落ち着いてくると思います。 大分庶民的になった赤いイグアナ、この機会に如何でしょうか。 |
グリーンイグアナ (エリスリスティック・L) Iguana iguana "var" |
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体中を焼き尽くすほどの容赦無き赤味が眩し過ぎて直視できない存在感抜群のビッグサイズ! 全身隈なくフルレッドなのはもちろんのことその濃厚な色合いにも注目したいベタ慣れ個体、 エリスリスティックのグリーンイグアナが入荷しました。 グリーンイグアナと名乗りながら真っ赤な体とはこれ如何に、 息を呑む美しさに見惚れている場合では無くその誤りに早々と気付かされますが、 俗にレッドイグアナと呼ばれるこのタイプは正式名称をエリスリスティックと言い、 赤色を司る色素が生まれつき増大した品種をそう呼んでいます。 今日では基本のグリーンは当然のことながらこのレッドの他にも、 ブルーやアルビノなど様々な品種の他に、 未だ高嶺の花ですが稀少な地域個体群などもチラホラ輸入されるようになり、 単なる一種類の枠に留まらない大いなる魅力にイグアナファン全員が憑りつかれている真っ最中。 正直全てのトカゲと比較しても全く以ってペット向きでは無く、 強いて言うならこれまでに散々流通して来たために蓄積された情報の数々が役に立つ程度ですが、 あまりにも有名過ぎるこのトカゲを飼育したいと名乗り出る人々は後を絶たず、 どうしても他の種類では我慢できない方が一生懸命育てるべき、 色々な意味でやり甲斐に満ち溢れた本当に凄まじいキャラクターの持ち主なのです。 今回やって来たのは片手では少々安定感に欠けるほど立派に育て上げられた、 一般家庭の一般的な感覚ではそろそろ扱い切れなくなるであろう素敵なアダルトサイズ。 ちょうどこれぐらいの大きさを境に諦めることを決断するパターンと、 却ってその勇壮な立ち振る舞いに余計憧れを強めてしまうパターン、 そのどちらもが考えられますが後者の場合はある意味幸せだと思います。 いずれ巨大になるのであればその状態を知っておいて損は無いですし、 どうしても養殖されたベビーサイズで輸入される都合上、 狙って入手できる代物ではありませんから是非この機会にご検討下さい。 環境が変わったばかりの頃は多少バタつくぐらいのことはしたものの、 こちらの誠意を伝えたら殆ど諦めてくれたようで、 触れ合い方のマナーさえ身に付ければどなたでもハンドリングできるよう仕込んであります。 尾先に欠損の跡が見られるため、 随分と恵まれたボリュームにそぐわぬお値打ち価格にて! |
グリーンイグアナ (エリスリスティック・L) Iguana iguana "var" |
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フルレッドの高いクオリティに加え抱っこをしても余裕の表情を浮かべる超ベタ慣れ個体! 大きさ、色合い、性格の三拍子が見事に揃った殆ど市場に出回ることのない立派な飼い込み、 エリスリスティックのグリーンイグアナが入荷しました。 何もご存じない方からしてみれば名前と姿を見比べた時に、 かなり高い確率で混乱させられるのは避けられない真っ赤な体を持つイグアナ。 何ひとつとしてグリーンな要素を持たないこのタイプは、 昨今では一般的な商品名としてレッドイグアナと呼ばれ始めているほどで、 その名の通り赤色を発現する色素が先天的に増大することで起きる現象と言われています。 初登場時より早十年ほどが経過していますが未だ人気の衰えを知らず、 オリジナルの緑色にもいくらかバリエーションが存在するほか、 アルビノは黄色くアザンティックは青色になるなど、 同じ形をしていても色とりどりのイグアナが選べるような時代になり、 大型化するため原則ペットには向かないと言われながらも根強く支持され続けています。 レッドは昔に比べ随分と安価になりましたが、 流通量が増えたせいかボディカラーの品質にも大きくバラ付きが出ており、 お腹の部分に元々の緑色が残ってしまった個体を見かけることもチラホラ。 そのため純粋にレッドと呼べる個体と出会うためにはいくらか気を遣う必要があり、 成長後の仕上がりも含めてバッチリ予測するのはなかなか骨の折れる作業でしょう。 その上象徴的な背部のクレストを長く伸長させたり、 世話の度に怪我をさせられること無きようお淑やかな性格に仕立てたり、 何よりも初めからボリュームのある大きさでスタートしたい方にとって、 こんな素晴らしい出物はうってつけとしか言いようがありません。 今回やって来たのはパッと全体を見回しただけで品質の高さが手に取るように分かる、 この見応えから更なる成長を見込みたい両手で抱えるアダルトサイズ。 何処までも赤く染まり上がった体はその名に恥じない期待通りの色彩で、 まるで動物のようにお腹で抱きかかえられる様は憧れのシーンだと思います。 性別は不明としましたが、目付きと頭部の形状がアンバランスでどちらになるでしょうか。 春の陽光を目いっぱいに浴びれば背部の黒ずみも更にすっきり色抜けし、 脱皮前の頭頂部ももう少し見栄えがすると思います。 |
グリーンイグアナ (エリスリスティック・XL) Iguana iguana "var" |
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当店取り扱い過去最大級の類稀な体躯を誇るこれぞイグアナと言わんばかりのキングサイズ! まだ成長の余地は残されているものの現時点で推定140センチクラスの巨大な掘り出し物、 エリスリスティックのグリーンイグアナ・オスが入荷しました。 ある意味最強のトカゲと言っても過言では無いでしょう、 何を以ってそう捉えるかはもちろん人それぞれなのですが、 ここではあえてペットとして飼育すると言う前提の下にお話ししたいと思います。 何故なら私たちはあくまでも手元に置けるトカゲを探しているのであって、 現実的に一般家庭で共に暮らしていくことができなければ意味が無いからです。 まずは何と言ってもその凄まじき知名度とそれに付随する人気の高さについて、 イグアナと言えば爬虫類の代名詞であると誰に教わった訳でも無くそう考えてしまうほど、 日本全国にその名を知らぬ人はいないあまりにも有名なトカゲ中のトカゲですから、 我々が魅力の一部をご案内するまでも無く、 皆さんは既にイグアナと言う天からの贈り物の素晴らしさに気付いているのです。 恐竜を連想させるビジュアルとそれに負けない圧倒的な巨体、 野蛮で獰猛そうな容姿とは裏腹にほぼ完全な草食性であることもまた意外性に溢れ、 他の何某ではまるで代わりの利かない唯一無二の存在となりつつある、 業界内では長きに渡り憧れのペットリザードとして愛され続けている理由がここにあります。 今回やって来たのはお約束の放出個体にしては殆ど前例の無い、 思わず勿体無いと言葉が漏れてしまうような雰囲気を纏うフルアダルト手前のオス。 正直、途中で飼育継続を断念せざるを得なくなるケースも少なくないイグアナにおいては、 もっと早い段階でその恐ろしさに気付き諦めてしまう方が圧倒的に多い訳で、 この個体ほどしっかりと育てられた状態で依頼が来ることは相当珍しいです。 レッドイグアナの名に恥じぬ赤味は十分に発色し、 鼻先にそびえ立つツノのような突起が格好良く、 こちらが望めば抱っこのような仕草もお手の物、 体は重たいのですがいくらか手慣れた方であればハンドリングも楽々こなせますし、 個人的には入荷して間も無くMazuriリクガメフードに餌付いたことを高く評価しています。 嘘のような本当の話でまだベビーから二年ほどしか経過していないとのことですが、 右前肢に一本爪欠けがあるのと、 尾先もほんの僅かながらやや欠損気味なため、 サイズに見合わぬ特別プライスにて掲載しますのでお早めにご検討下さい。 |
グリーンイグアナ (エリスリスティック) Iguana iguana |
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イグアナです。真っ赤な体色が目に痛いです。エリスリスティックって 言うらしいですね。全長で1m超えると本当に迫力です。しかもべた馴れで 抱っこもできちゃいます。 ついでに人工飼料も食べますので安心。価格も今回抑えてます。 |
グリーンイグアナ (アザンティック) Iguana iguana "var" |
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果てしなく広がるその青さに珊瑚礁の囁きが木霊するここはまるで南国リゾート! オリジナルカラーを見慣れているからこそ視界を覆い尽くすこのエメラルドブルーの美しさが際立ちます、 アザンティックのグリーンイグアナが入荷しました。 万人に飼育が可能か否かはさて置いて、 爬虫類がお好きな方にもそうでない方にもトカゲという生き物をこれほど分かり易く説明してくれる種類が他にいるでしょうか。 日本では何年も前にメディアで紹介されて以来恐ろしく高い認知度と爆発的な人気を誇り、 一般家庭におけるペットとして今もなお普及し続けています。 この頃のトレンドとして大型種は後々扱いが困難になる可能性も高く、 終生飼育が現実的な大きさや飼い易さで選びましょうと警鐘を鳴らされることも多くなりましたが、 それでも並の感覚では巨大と言えるサイズのトカゲをあえて家族に迎え入れようという奇抜な嗜好は決して廃れることはありません。 イグアナの場合、コオロギなどの餌昆虫や冷凍マウスなどが殆ど普及していなかった時代に、 スーパーで売っている野菜で育てられるという点が一大セールスポイントとなり、 食生活の面だけで見れば数少ないまともに世話が成り立つトカゲという極めて貴重な存在でした。 当然テレビなどの煽りを受けたことも関係ないとは言い切れませんが、 現地では盛んにブリーディングが進められ可愛らしいベビーが流通し、 何も我が国に限らず世界中で愛されていることを思えば、 元来備わるポテンシャルの高さが必然的にこうした結果を生んだと言っても過言ではないでしょう。 現在では色彩変異の定番にして最高峰とも捉えられるアルビノに始まり、 全身の赤色色素が過剰に溢れ出したエリスリスティック、 そして今回ご紹介する黄色色素が先天的に欠乏したブルーイグアナとも呼ばれるアザンティックなど、 数々の魅力的なカラーミューテーションの固定化が進められ、 ますますペットリザードとしての価値観を高めているようです。 この個体はベビーサイズで輸入され国内で暫く育てられたもので、 生まれ持ったクオリティにより成長後のブルーの度合いには良し悪しが出てしまうようですが、 現時点で体中を見渡してもくすみが始まっている箇所はひとまず無さそうで、 幼体時のそれか更なる濃厚な青色が鱗の質感と合わさりセレブリティな輝きを放っています。 惜しいことに尾先の欠けと 指の曲がった箇所がありますが、 性格はこの通り堂々としたもので肩に乗せても嫌がることはなく、 餌の時間には自分から駆け寄ってくるほどよく慣れています。 環境が変わるとどうしても焦ってしまうのかやって来た当初は脅えがちでしたが、 少しずつ距離を縮め互いの信頼関係を築いていくことが上手に付き合う秘訣です。 強い紫外線と熱帯雨林をイメージした多湿な環境で野生個体に負けない立派なクレストを伸ばし、 目の覚めるようなオーシャンブルーを描き上げましょう。 |
グリーンイグアナ (アザンティック・L) Iguana iguana "var" |
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その爽やかなカラーリングは成長に伴い深みと輝きを増すこれぞ憧れのティファニーブルー! 緑や赤に飽き足らず遂にブルーまでも掘り出し物として現れた極めて珍しい飼い込み大型個体、 アザンティックのグリーンイグアナが入荷しました。 色付きの名前を連呼していると何が何だか分からなくなってしまいそうなほど、 まるで信号機のように様々なバリエーションが展開される今日のイグアナにおいては、 非常に幅広い予算の範囲内でとても豊かな選択肢が設けられるようになりました。 まずそもそもノーマル体色であるはずのグリーンに絞ったところで、 最近では個体差の範疇を超えた地域個体群までもが紹介されるようになり、 彼らは成長に連れて次第にその個性を発揮するそうですが、 稀少なものはともかく並の価格帯であってもかなり遊べるように仕向けられていて、 育ててみると一匹毎に全く違う味が楽しめる高いポテンシャルを秘めています。 その上レッドイグアナと呼ばれるエリスリスティックや、 ブルーイグアナと呼ばれるアザンティックでさえも、 デビュー当初はその斬新極まりない見事な装いに度肝を抜かれたものでしたが、 近頃では個体間の微妙な差異にまで着目する余裕が生まれたのか、 例えば赤であればより赤く、 青であればより青くと言ったようにクオリティを追い求める風潮が強まる一方で、 ものの良し悪しはさて置き各人の好みに合うか否かと言った、 もはや当人でしか分かり得ない未知の領域にまで突入しようとしています。 つまり大多数の人間に向けた客観的な評価に重きを置く時代は終わりを迎えようとしており、 最終的にはその一匹を選ぶたったひとりの人物、 即ち後の飼い主にとって素晴らしい出会いであるかどうかを大切に考える、 イグアナだからこそ成し得た爬虫類の枠組みを超える独自のフィールドを生み出したのです。 今回やって来たのは顔面や背部のクレスト、 四肢や尾の周辺に暖かなオレンジを残しつつも、 体の下半分にグレートバリアリーフの絶景を映したような贅沢カラーの飼い込み個体。 全身ブルーのタイプも捨て難いのですがペットとしての個性を考慮した場合、 彩り豊かなこういう個体もまた評価の対象になるのではないかと思います。 特に胸元の発色には目を見張るものがあり、 いくらかマイルドな価格帯になったブルーイグアナとは言え高級感は健在。 尾先に欠けが見られるような気もしますがご覧の通り全長にはおおよそ影響しておらず、 そんなことよりも成長が遅く大型化し難いとされるブルーにおいてこのボリュームは大変貴重です。 |
グリーンイグアナ (アザンティック・♀) Iguana iguana "var" |
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珊瑚礁の広がる海をそのまま映したような透き通らんばかりのボディが素晴らしい圧巻のブルードラゴン! いわゆるところの完品ベタ慣れ状態に加えて野菜を一切与える必要のないパーフェクトフードイーター、 アザンティックのグリーンイグアナ・メスが入荷しました。 今日では意外なほどにカラーバリエーションの豊富なグリーンイグアナにおいて、 このタイプが初めて日本にお目見えしたのもざっと十年近く前になるでしょうか。 十数年前にレッドイグアナことエリスリスティックが紹介されて以来、 イグアナにも遂に品種改良の波が到来したのだと、 そんな衝撃に日本中がわっと賑わったのも今では懐かしく感じられますが、 それから程なくして黄色味が失われたブルーイグアナことアザンティックが飛び出した時には、 レッドの時とは対照的に思わずウッと息を呑み言葉を失ったものでした。 今や信号機の如くカラフルな姿が写真などでもお目にかかれますが、 ブルーイグアナの魅力は他のトカゲにはなかなか真似できない高級感にあると思います。 それこそティファニーブルーとでも申し上げればいくらか分かり易くなるでしょうか、 オリジナルの名残が感じられるやや緑色がかった青色に全身がすっきりと染め上げられ、 文字通りの涼しげな表情でこちらを見つめる様には崇高なオーラが漂い、 そもそも全身がブルーの爬虫類なんて一部のトカゲやヘビにしかいない訳ですから、 その存在感たるや並大抵のキャラクターに勝るとも劣らぬ凄みが備わっているのです。 今回やって来たのは大変に立派なメーターオーバーの飼い込み大型個体で、 何よりも嬉しいのは性別が願ってもない貴重なメスであるということ。 元々ペットとして飼われていたイグアナはその殆どがオスの出物ばかりで、 しかもメスはオスより小型なサイズに収まる上に大人しい性質のものが多く、 流石に繁殖まで狙っているような方は少ないでしょうがとにかくメスに需要が集中する傾向にあります。 そしてブルーはグリーンやレッドに比べて成長が遅く大きく育ち難いとも言われていますから、 ここまで大きく仕上がった個体と巡り合える機会もなかなかありません。 気になる性格は写真でご覧頂けるようにただ大人しくしてくれるだけでなく、 きちんとポーズを決めた上に仏の表情でこちらを見つめるほど余裕に満ちています。 爪や指、そして尻尾などにも大きな欠損はなく綺麗な状態が保たれており、 色彩のグレードについてもお腹周りまではっきりと青いのですから文句なし。 当店ではイグアナ各種にもMazuriリクガメフードの積極的な使用を推奨していますが、 この個体も入店して僅か数日後にはMazuriのみで餌やりができるようになりました。 あまりにも恵まれ過ぎた好条件だらけの一点ものにつき、お早めに。 |
イロヌリアガマ (♀) Laudakia s. brachydactyla |
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愛を込めてインチキフトアゴとでも呼びたくなる絶妙な容姿が隠れた人気を誇る知る人ぞ知る銘種! あまりにも頑丈な体質故に色々な意味で高いスペックを誇るペットリザードとして更なる普及を目指したい、 イロヌリアガマ・メスが入荷しました。 原産はアフリカ大陸北東部からアジア南西部にかけて、 もちろん他意はありませんがこの時点でいきなりかのフトアゴとは何の関係もなく、 見かけが妙に似てしまっているせいでいきなり胡散臭さが込み上げてくる、 あんたは一体誰なんだと凄い勢いで疑問が投げ掛けられそうなアガマの一種。 当人にとってそんな人間の事情は知ったことではありませんから、 彼らも言うまでもなく一生懸命生き抜いているのでしょうが、 背中の表面がほんのりといぼいぼしていたり、 顔立ちにもちょっと寝不足気味の惚けたような表情を浮かべていたり、 何よりもサイズが一回り小さいところに偽者感が一番良く描かれている、 全身から漂っているインチキな雰囲気が却って魅力的な面白いトカゲです。 しばしばローソンを指してフトアゴのミニチュア版だと評する場面に出くわしますが、 下手をすればこちらハルドンアガマの方がその武骨さも相まってよりフトアゴチックであり、 目付きの厭らしさを除けばすっかりフトアゴに成り切ろうとしているところが素敵。 異なる属のしかも異なる大陸から押し寄せておいて本当に図々しいのですが、 昆虫食の好みが強いローソンはヘルシーなフード生活に移行するのが難しく、 結局は最後の最後までコオロギを美味しそうに食べるキャラから脱するのが困難であるものの、 こちらハルドンについてはタフで貪欲なお陰かフードオンリーも夢ではなく、 この辺りにも長く付き合う上での重要なポイントが隠されているようです。 今回やって来たのは数ある亜種の中でも比較的目にする機会が多く、 それでいて色鮮やかな風貌から人気の高い亜種イロヌリから、 何とも珍しい輸入されたてではなくきちんと育てられた長期飼い込み個体。 ワイルドでバラバラと見かけるものにはオスが多いような気がしますので、 コンディションの整ったメスというだけでも地味に貴重な出物なのですが、 この個体はもはやフードのみをしこたま与えられ仕上げられていますので、 心の底から活きた虫を拒絶している方にもチャンスがあると思います。 加えて日本の冬を外で越せるらしいという嘘か本当か、ぶっ飛んだ噂も。 現時点でおおよそ最大全長に到達していると考えられますから、 本家フトアゴよりもワンサイズ、 ツーサイズ小さなケージで終生飼い続けられるのも大きなメリットではないでしょうか。 何かの間違いでオスをお持ちの上に繁殖を目指したい方も是非。 |
ロイヤルバタフライアガマ (XL・♂) Leiolepis guttata |
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噂通りの艶やかさとワイルドらしからぬダメージの少なさが自慢の凛々しさマックスなフルアダルト! 背面と脇腹の一部がサムライブルーに彩られた今世紀最高の発見のひとつとされる名物トカゲ、 ロイヤルバタフライアガマ・オスが入荷しました。 誰が呼んだかロイヤルバタフライアガマ、 バタフライアガマには昔から複数の種類が知られており、 マニアックなキャラクター故に一般にはあまり広く普及していませんが、 この王室御用達とも言える本種の劇的な登場によりその人気は一気に爆発し、 アガマ界を飛び出して日本全国のトカゲファンに強烈なインパクトを与えました。 名前の由来には諸説ありますが何でも現地のシッパーがそう呼び始めたとの噂もあり、 実際に届いた彼らの姿が全く以って期待外れではなかったことから、 我が国においてもあまりの感動によりそのネーミングがそのまま採用されています。 顔がトゲオアガマの一部の種類に似ているという触れ込みから、 暮らしぶりにも近しいものがあるのではと推察されていますが、 確かに選好体温に到達するや否や恐ろしいスピードでダッシュすることは確認済み。 しかしながら何が嬉しいのかと言えばやはりそのカラーリングで、 ちっとも暖まっていない状態でさえ発色が落ちるようなことがなく、 この美しさをキープしたまま手の中でこねくり回すことができ、 その滑らかな肌質が容易く楽しめるところもまた支持率の高まる大きな要因と言えるでしょう。 とにかくアガマの常識を色々な角度から覆すニューカマーの登場により、 日本の爬虫類業界はまた一歩前進したような気がして、 ここ暫くは興奮冷めやらぬ日々が続いているという訳なのです。 今回やって来たのはシングルで観賞するのであれば間違いなくこちら、 ぐうの音も出ない文句なしの美貌で全ての人々を瞬時に黙らせる最高のオス。 体中のサーモンピンクを思わずスルーしてしまうほど脇腹の鮮烈なブルーが印象的で、 白黒の網目模様の奥には胸元が同系色に飾り立てられた見事な様子が、 背中から尻尾にかけてはアメリカの某蜘蛛男を連想させる攻め過ぎたデザインに、 調子に乗って裏返してみると太ももから指先にかけてこれまた見事なピンクに染まり、 何ひとつとして隙らしい隙が見当たりません。 本気を出した時にはあまりにも素早く動くため、 日光が燦々と降り注ぐ中での撮影は断念し明るい日陰にて臨みましたが、 それでもこれほどのポテンシャルを見せてくれれば魅力をお伝えするのにも十分過ぎるほどです。 |
スミスヨルトカゲ (EUCB・S) Lepidophyma smithii |
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ペットトレードからすっかり影を潜めてしまったヨルトカゲの仲間からあのスミスが再登場! 今回はお客様放出のため一度限りの特別価格ですのでお見逃しなく、スミスヨルトカゲが入荷しました。 一風変わったネーミングを持つだけに図鑑をめくっていれば必ず目に入る、知名度はそれなりに高いヨルトカゲ科。 北中米に繁栄し調べてみると3属23種という構成になっているようですが、 正直日本では殆ど情報が出回っていないため、本当に名前と少々の飼い方ぐらいしか知られていないと思います。 そこから連想される通り夜行性であろうことと、科内全種が卵胎生であることはとてもキャッチーな特徴で、 紹介される際には必ず盛り込まれる重要事項となる訳ですが、 反対にそれ以上のことはあまり語られないというジレンマを抱えています。 過去にある程度継続して流通した実績があるのはLepidophyma属のイボヨルトカゲと、 Xantusia属のユッカヨアソビトカゲぐらいのもので、 近頃はそれすらも流通がパタリと止まり取引額が急騰している始末。 棲息地の情勢により人目に付かなくなることは本人らにとって望ましい結果なのでしょうが、 これほど魅力的なトカゲが次第に研究対象とされなくなってしまったり、 ホビーの世界において学問とは異なったアプローチで楽しむことができなくなるのは誠に残念でなりません。 我が国においてもこうしたニッチな分野ほど余計に力が注がれるべきでしょうし、 私どもに少しでもそのお手伝いができればと思う次第です。 そこで今夜ご紹介するのはEUCBの飼い込み個体で、 前飼育者曰く極小のベビーサイズだった購入時を考えると現状でほぼ倍近くに育っているのだとか。 それもそのはず、どう見たって華奢で頼りない雰囲気なのにもかかわらず、 体がはち切れんばかりに小さなコオロギを片っ端から爆食し続けた結果、 何の心配も要らぬままいよいよ二桁全長に到達してしまったという訳。 大人と変わらぬ容姿はまさにフィギュアのミニチュアのようで、 透明感のある肌にスポットが点在しもはや神々しささえ発せられた様はレイアウトにもよく映えます。 もう五年近くも前の話になりますが、 実は本種が国内初登場と相成ったのは当店がヨーロッパより輸入した二匹が発端で、 当時よりその稀少性が謳われていましたがイボヨルなき今、 昼行性のヨアソビトカゲを除けば真のヨルトカゲは姿を消したも同然ですから、 如何に貴重な存在であるかがお分かり頂けるかと思います。 湿った環境に強い照明は不要、基本昆虫食で時折果実も摂取するらしいという程度の、 飼育方法に特別な難しさはなくコンディションも至って良好ですから、 以前より密かに狙っていた方は是非この機会に。 |
スミスヨルトカゲ (EUCB・Pr) Lepidophyma smithii |
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国内初入荷!今回のEU便は凄いです!至極のマニアックリザード、英名Smith's tropical night lizard、スミスヨルトカゲの入荷です。 ヨルトカゲと言えばイボヨル位しかお目にかかる事はできませんが(ユッカヨルトカゲは別属の為)、 クレイジーなドイツのブリーダーが繁殖に成功しました。しかもペアです。この仲間はかなり地味だと思っていましたが、 本種は全身に星屑のイエロースポットが満載で、 意外と派手な外観です。また頭部は厚い鱗に覆われてとても格好良く、トカゲ界で異彩を放つ理由はこの辺りにあるのでしょうか。 夜行性・多湿系のトカゲで、飼育法はイボヨルに準じ現在は広く浅い水入れとシェルターに湿らせた水苔をセッティングしており 落ち着いている様子です。コオロギを撒いておくと夜の内に食べている様で綺麗に無くなります。単為生殖するかどうかも気になりますが、 今回はペアなので問題無しです。超マイナー種ですがこういった種を拘って繁殖させるヨーロッパ人の熱意には頭が上がりません。 写真1〜3枚目の個体がメス、4〜6枚目の個体がオスです。 |
イボヨルトカゲ (EUCBベビー) Lepidophyma flavimaculatum |
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指先にしがみ付くようなミニマムボディのくせしてめちゃめちゃ個性的な風貌の夜行性トカゲ! たったひとりでも子孫を残すことのできる単為生殖という最終奥義を隠し持った魅惑の珍生物、 イボヨルトカゲが入荷しました。 こんなに小さな体をしていてはパッと見ただけで分かり難いかもしれませんが、 本当は一体何処から突っ込んで良いのやら迷いが生じてしまうほど、 ありとあらゆる部分に他にはない特徴をいくつも兼ね備えた不思議ちゃん。 いきなり目に飛び込んで来るのはヨルトカゲという素敵過ぎるネーミングで、 ヒルヤモリの逆バージョンと言えばニュアンス的にはそうなるのかもしれませんが、 その殆どが夜行性であるヤモリの仲間には珍しく昼行性であることを示しているように、 こちらはトカゲであるにもかかわらず夜行性なのだということを強調したいようで、 彼らが自然界でどのような暮らしぶりを展開しているのかはさて置いて、 少なくともペットとして見た場合にはそれだけでいきなりメリットが感じられます。 基本となる気温さえキープしておけば紫外線やバスキングスポットが不要になる、 たったこれだけのことがどれほど有難いのかは、 ヨルトカゲのファンに元々ヘビやヤモリが好きでしたという方が多いという事実が証明しています。 食性は完全な昆虫食、つまり肉食ですが体は小さく代謝も低いため実に省エネで、 大きな黒目と意外にもがっしりとした口元とのギャップがまた可愛らしく、 全身から滲み出る絶妙な妖しさもトカゲ好きの嗜好を裏切りません。 雌雄揃わずとも繁殖してしまう単為生殖を行うことは冒頭でも触れた通りですが、 おまけに卵ではなく胎生で殖えるというズル賢さにはもはや脱帽の一言です。 今回やって来たのはヨーロッパでブリードされ国内の業者によって齎されたベビーで、 あまりの陰気臭さにケージ内でさえ見失ってしまうのではと思いきや、 シェルターを出たり入ったり隙あらばコオロギに襲い掛かってみたり、 幼体には幼体なりのアグレッシブさが宿っているようで暫く眺めていても飽きさせません。 この再生尾も色が色ですから成長に連れてあっという間に目立たなくなるでしょうし、 小さなサイズだからこそ実現できたお値打ちプライスも見逃せない掘り出し物です。 |
イボヨルトカゲ (♀) Lepidophyma flavimaculatum |
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胎生でありながら単為生殖が可能という無秩序極まりないスペックが堪らない孤高の人気種! 名前から想像し得るに決して陽気な性格ではありませんが人知れず一匹所有していても損はない、 イボヨルトカゲ・メスが入荷しました。 今から数えて十年以上も前から爬虫類と接している方々にとっては、 ヨルトカゲだとかイボヨルだなんて響きはすっかり聞き馴染みのあるものなのでしょうし、 ここではあえて言及は避けますがかつてはさほど珍しさを感じなかったようにも思います。 例によって野生動物の取引に難しさが生じてしまったのが全ての元凶なのですが、 当たり前だったものが当たり前でなくなることはこの業界の普遍的な実態であって、 反対にここ最近になってトカゲの仲間たちに興味を抱いた方々にとっては、 ヨルトカゲというぶっ飛んだネーミング自体がすこぶる新鮮に感じられるはずです。 夜行性のトカゲと聞けばヤモリの大半がそれに該当する訳ですが、 きちんとトカゲであるにもかかわらず夜行性である種類など珍しいと言わざるを得ず、 この時点で早くも飼育に対するハードルが下がる一方なのは間違いありません。 そして繁殖形態は卵ではなく幼体を直接産み落とす胎生であり、 本属の仲間は一部の個体群でメスが単独で子孫を残してしまう単為生殖なる裏技を有しているため、 勝手に産むどころかたった一匹を飼育しているだけで増殖を繰り返すという訳。 昔は噂レベルの予備知識としてまことしやかに囁かれていた話が、 事実本当にそうであると判明した途端に注目度が一気に跳ね上がり、 新たなスターとして市場動向を引っ掻き回しているようです。 今回やって来たのは期待に違わず単為生殖を行うタイプの親から単為生殖により繁殖された、 性別はメスだと明記するのも野暮ですがメスから生まれたメスに当たるヤングサイズ。 念のため解説をしておくと、 つまりは親個体のコピーとなる訳ですからメスになるであろうというのが結論なのですが、 ただ単にイボヨルが入りましたという情報だけではパンチ力に欠けますので、 このプロフィールを頼りに飼育していればまたまたコピーが誕生することが明白になるのです。 頭部はヘルメットを被ったように硬質で不機嫌そうな目付きも逆に可愛らしく、 独特のマットな肌質が目立つ背中には飾り付けのイエロースポットが、 更に真正面から見ると目と目の距離が近く何処か人面気味なのも親近感が湧く、 体中に面白味が散りばめられたなかなかマニアックなトカゲです。 |
イボヨルトカゲ (アダルト) Lepidophyma flavimaculatum |
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委託者様のご意向で価格を下げての再出品です。 中米に生息する、お客様飼い込み委託個体のイボヨルトカゲの入荷です。アメリカ南部からユカタン半島にのみ棲息するヨルトカゲ科は、 2種で構成されています。近頃あまり見なくなったこの種は5亜種ほどに分けられ、中にはメスのみで単為生殖する個体群もあるそうです。 地上棲で、湿潤な森林に生息しているらしく、いかにもお風呂に浸かっている様に気持ち良さそうに水入れでじっとしている姿や、 瞳も虹彩が丸く黒目がちで優しい顔つきをしていて、和ませてくれます。その名が表す様に夜行性で、 夜用ライトの下でコオロギを狙い素早く捕食しています。卵胎生で、直接可愛いベビーを1から2頭産んでくれるでしょう。 餌は昆虫食で、コオロギ・ミルワームを良く食べています。 性別はセックスプローブで確認済みですのでご安心下さい。 |
ジャヤカーオマーンカナヘビ (♂) Omanosaura jayakari |
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暫しの飼い込み期間を経て体中の至るところへ爽やかなブルーが浮き出たベタ慣れ個体! 単なる珍しさのみならず飼育面においても秀逸なスペックを誇る新時代のペットリザード、 ジャヤカーオマーンカナヘビ・オスが入荷しました。 カナヘビと聞けば我が国にも棲息しているあの茶色一色のトカゲが真っ先に連想されるほど、 特段爬虫類に興味の無い人にとってもどちらかと言えば馴染み深い存在でありながら、 こと外国産の種類となると途端にマニアックな雰囲気が漂ってしまうらしく、 ホビーの世界では決してメジャーなグループでは無いのかもしれません。 日本からインドネシア、 アジア諸国を抜けてヨーロッパやアフリカ方面にまで繁栄したカナヘビの仲間たちは、 おおむね動きが素早くどちらかと言えば小型の種類が多いことからか、 いわゆるペット向けの人気種が持つ長所とはまるで正反対であり、 大衆に受けるのは難しいとさえ言われています。 美種と称される見栄えの良い魅力的なものも多いため、 昨今では主にヨーロッパから輸入された稀少種がマニアを騒がせており、 実はOmanosaura属に含まれる本種も長年憧れの的であった大変珍しいカナヘビのひとつなのですが、 そんなレアリティよりもむしろ生き物としての性能をクローズアップしたいと思います。 今回やって来たのはある程度見かけるようになったとは言え以前流通の限られている、 オマーンカナヘビの国内飼い込み個体。 野生動物の輸出を厳しく規制しているオマーン国、 他にもリリースが熱望される爬虫類がいくらか分布しているエリアですが、 最近になってEUCBや国内CBが細々とながら出回るようになりました。 グレーの地色は時折金属光沢を帯びたようにじわりと輝き、 同じようにメタリックな質感のスカイブルーが目元や口周り、 そして背面や四肢の付け根などをさり気なくしかし確実に彩る、 ド派手な近縁種とはまた異なるしっとりとした美貌が味わえるでしょう。 惜しいことに尾の一部が湾曲しており、 先の方も数センチ再生した跡がありますが、 極めて状態良く飼い慣らされておりもはや活きたコオロギを必要としないほどで、 ありとあらゆるフード類や野菜などに餌付いています。 ハンドリングもご覧の通り容易な種類なので結構お勧めです、 何もカナヘビマニアで無くとも変わったトカゲがお好きな方は是非。 |
ジャヤカーオマーンカナヘビ (♂) Omanosaura jayakari |
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その稀少性も然ることながらペット的に高いポテンシャルを発揮することが分かってきた期待の新星! 何よりもまずカナヘビのくせにベタベタ触れることに対し強い感動を覚える、 ジャヤカーオマーンカナヘビ・オスが入荷しました。 学名はOmanosaura、 この時点でオマーンの香りをむんむんに漂わせているほぼ一属一種の激レアカナヘビ。 ほぼと言うのは相方のオルリオマーンことO. cyanuraが絶望的に入手困難であるらしく、 また冷静に考えると本種でさえも何故ご対面できているのか不思議なぐらいなのですが、 とにかくこの数年で僅かばかりの野生個体とまさかの国内CBが流通しているのですから恐ろしいものです。 ペットトレードにおいて熱いカナヘビと言えばホウセキやガロティア、 カベカナヘビなど欧州産の面々が思い浮かびますが、 何しろおおむねハンドリングには向かないと言うウィークポイントがどうしてもチラついてしまい、 何年経っても大衆への普及を妨げている感は否めません。 この手の話になるとホウセキのベビーを丹念に慣らしながら育てて行こうとの結論に至りがちですが、 このオマーンは何もせずとも手に吸い付いてくるような感覚が新鮮で、 その容姿も相まってしばしばモニターのようだと形容されることもあり、 確かにベタ慣れのオオトカゲが扱える方なら何も教わることなく普通に触れるでしょう。 食性も雑食なのでコオロギから葉野菜、 果ては人工フードに至るまでこちらの要求を全て呑んでくれる大らかさと、 給水も霧吹きいらずで水入れの設置だけで問題ありませんので、 本当に手のかからない優秀なペットリザードと言えます。 今回やって来たのはワイルド原資のサブアダルトオス。 ヤング程度からの飼い込みなのでボディへのダメージも殆ど見られず、 体の所々にスカイブルーが浮き出始めた本当に美しくなる一歩手前の段階です。 特に前肢や後肢の脇周辺にはまだまだ燻っている箇所も残っており、 この辺りの色揚げには飼い主の腕が試されそうで一段と燃えさせてくれます。 顔立ちは相変わらずの賢い系、 古くからコアなファン層を育ててきたカナヘビの魅力が一番味わえるのは、 色や形よりもうっとり見惚れてしまう表情にこそあるのかもしれません。 記録からするともうプラス10センチは伸びますので、 最後の一押しをバッチリ仕上げて自慢の一匹へと育て上げましょう。 |
ヨーロッパアシナシトカゲ (S・M) Ophisaurus apodus |
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こんなトカゲが同じ地球上にいるなんて信じられないショッキングな姿かたちに病み付き! 意味不明な容姿とは裏腹にきちんと飼えば手間要らずの意外と優秀なペットリザード、 ヨーロッパアシナシトカゲが入荷しました。 先に弁明しておかなければなりませんが、 本種の正式な和名はバルカンヘビガタトカゲと言う、 大変にごちゃごちゃしていて呼び辛い名前になってしまったのですが、 このトカゲを昔から知る人にとってやはりアシナシのネーミングは捨て難いものがあり、 今日でも立派なニックネームとして使われ続けているようです。 絶対に勘違いしてはいけないこととして、 このトカゲのヘビっぽさはあくまでもそのシルエットにしか無く、 冷静に考えれば当たり前なのですがそれ以外のほぼ全てはトカゲなのです。 ヘビには無い瞼と耳を持ち、体の半分以上を占める尻尾はまるでカナヘビのように長く、 ハンドリングする際には腰を持てとよく言われますが、 四肢が生えていると思って持ち上げると結構上手に触れると思います。 ここまで淡々と説明を続けていましたが顔が視界に入るだけで胸の奥がざわつく、 何とも不快な気分にさせるこの特殊能力はお見事としか言いようが無く、 何がいけないのか考えてみると恐らく奥二重の無表情な目付きがその元凶なのでしょう。 魂が熱く燃え上がるような気配がまるで感じられない冷淡な眼差し、 世間を斜に見るような云わば生意気な態度が魅力の全てを物語っており、 時にイケメンとの表現が成されることもありますが、 いわゆる爬虫類顔の男子の元ネタにでもなっているのでしょうか、 しげしげ眺めてみても顔の付いた新幹線にしか見えません。 そして一番驚いたのがその寿命、 ペットとして五十年以上も生きた例があるとされる謎の生命力には脱帽の一言、 下手なリクガメよりも長生きしてしまうのではないかと言う、 喜びと不安の紙一重にもはや笑うしかないのです。 今回やって来たのは輸入された中でなるべく小さな個体をセレクトした、 全体的にかなりダメージが少なくくたびれた様子も無いミドルサイズが二匹。 ベビーもフルアダルトもなかなか見かけられませんが、 せっかく育てるのなら少しでも小さい方が愛着が沸くと思います。 昨今市場を席巻しているかの有名なグラブパイも便利に使える、 フードの類を中心に飼育できてしまうスペックの高さも嬉しい、 実はかなりペット向きなのではとついつい騙されてしまう素敵なトカゲです。 |
ヨーロッパアシナシトカゲ (M) Ophisaurus apodus |
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今年はいわゆる当たり年なのでしょうか、ほぼ無傷で肉付きも素晴らしい良質な個体をゲット! 一見すると病に臥せっているような、顔面蒼白の四文字がぴったりな血色の悪い顔立ちながら、 手に取ると時折ローリングをかましてくる様子に、思わず笑みがこぼれる貴方はもうアシナシトカゲの虜。 年々知名度は増していくばかりですが、いつでも売られている訳ではありません。目の前にいる時にどうぞ。 |
ヨーロッパアシナシトカゲ (L) Ophisaurus apodus |
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爬虫類の厭らしさを前面に押し出した超キワモノ登場! 飼い込みピカピカの大きなサイズ、ヨーロッパアシナシトカゲが入荷しました。 最近ではバルカンヘビガタトカゲと和名が変更されたようですが、 本日は昔馴染みのこの名前でご紹介させて頂きます。 その名の通りヨーロッパのバルカン半島などの草原に暮らすトカゲ、です。ヘビではありません。 幸い昼間に活動する生き物なので夜闇の中から睨まれるという心配は無さそうですが、 爬虫類飼育者でさえ気味悪いと敬遠するその容姿はかなりエキセントリックです。 まずその目つきですが、 ある時はカッと見開き ある時はじっと目をつむるという動き自体がもうダメで、 微妙に瞼を下ろした半開きの状態などは最悪。 正面から目を合わせるとこのようになるので、 いざ対面する時は角度に気をつけた方が良いかもしれません。 そして意外と気が付きませんが尻尾がかなり長く、 実は体の半分以上が尻尾なのでこれが自切したらと想像しただけで夜も眠れません。 最後にお約束ですが、持ち方が悪いとグリングリン回転します。 体側には何故か溝があり、 肥満するとピンと張ってしまうので餌のやり具合のサインにしましょう。 潜れる床材と紫外線、体が浸かれる水入れと基本的なセッティングに、 餌は雑食でフードなどにも餌付くので飼育自体は楽です。 長期飼い込みなので状態は安定していますから、自切なども含め安心して付き合っていけると思います。 昔は頻繁に話のネタになるほどよく見かけましたが、最近少なくなってきたような気もします。 飼育下で50年以上生きた例もある大変長寿なトカゲ、末永くお付き合い下さい。 |
ハーティアシナシトカゲ
Ophisaurus harti |
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アシナシトカゲ最美種と名乗るに相応しいレッドにイエロー、 そしてエメラルドグリーンと贅沢な色使い! そもそもそんな括りで比べる必要があるのかすら不明ですがやはり人気が高いことには変わり無い、 ハーティアシナシトカゲが入荷しました。 別名ハートヘビガタトカゲ、アシナシをヘビガタと言い換えるのはもはや説明不要のくだりで、 しかしながら依然業界内では散々呼び慣れたアシナシの方を支持する向きが強い模様。 ハートは人名でついつい某格闘漫画のキャラクターを連想してしまいますが、 こちらは至ってスリムでむしろ涼しげな顔立ちが持ち味です。 そう、アシナシトカゲ最大の特徴と言えば足の無いヘビのような体型よりも、 何よりもその人面と称される嫌で嫌で堪らない顔のつくりでしょう。 何がいけないのか、誰がいけないのか全く分かりませんが、 妙に高圧的で他人を見下したような眼差しには愛嬌の欠片も感じられず、 目と目が合っただけで胸の奥がざわつく感覚が病み付きになります。 一説によるといわゆるヘビの仲間とは異なり瞼が存在しますから、 それが開いたり閉じたりすることで多彩な表情をつくり出し、 喜怒哀楽に近しいものを表現するのが良くないのだとか。 環境に慣れれば地面から這いずり出して来ることもあり、 その度にこの奇怪な生物と対面できることを喜びに変えて接するのがマナーです。 今回やって来たのはワイルドの輸入されたてでは無く、 暫く飼い込まれ状態の安定したやや赤みの強い個体。 英名の示すガラスのトカゲとは自切し易いことを意味しており、 写真ではベタベタ触っていますが程々にしておくのが無難なようです。 かの有名なヨーロッパアシナシとは異なり床材に湿り気を与える必要があり、 おおよそ乾いたり湿ったりを繰り返す程度に留め、 それとは別に頭を突っ込んで水を飲めるようにしておくと良いと思います。 見た目のインパクトが強過ぎて文章にすることも少ないのですが、 インターネットや図鑑などで写真や情報はいつでも手に入るものの、 実際に商品として販売される機会はさほど多くは無い、 よく考えれば当たり前なのですが改めてマイナーな爬虫類なのだと認識しておくのが賢明かもしれません。 俗に言うところの好きな人は好き、そしていない時にはいないとされるジャンルですから、 気になった方はお早めにお問い合わせ下さい。 |
ウミベイワバトカゲ (EUCB・♂) Petrosaurus t. thalassinus |
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直視するのも憚られるほど眩しいスカイブルーが素敵な憧れの青い爬虫類! 2011年ドイツCBの飼い込み安心サイズ、ウミベイワバトカゲ・オスが入荷しました。 青という色は普段私たちが生活する中で、恐らく目にしない日は無いであろうとても身近なものですが、 こと動物の体にはあまり用いられないように思います。 水中を生活圏とする魚には青もしくはそれと同系の色を持つ種類が見られますが、 我々人間はもとより同じ哺乳類にとってもあまり縁がありません。 彩りに溢れた爬虫類ならどうかと見渡してみてもこれが意外と難しく、 部分的に使われている例はありますがベースカラーとしてはほぼ採用されていないのが現実です。 最近ではブルーゲッコーやコバルトツリーモニターなどの新顔が登場したことで若干ながら状況が改善されましたが、 それらの存在自体が知られていなかった昔はこのバハブルーロックリザードだけが、 真に青いと呼べる大変貴重なトカゲでした。 しかし何故このバハブルーは、海風が吹きぬけるかの如く爽やかな青さをこれほど自慢げにこちらへ見せ付けるのでしょうか。 海はどうして青いのかという疑問に対して、空の青さを映しているからだという夢のある答えを出す人がいますが、 海辺に立つこのトカゲも同じように天に広がる情景を体全体で表しているのかもしれません。 今回やって来たのは育ち盛りの手の平サイズで、 体格はすっかり大人に近付きながらもやや透き通ったブルーには幼さの片鱗が感じられます。 雰囲気の似たクビワトカゲなどを連想するとこれで終わりという印象を受けますが、 実際にはチャクワラ並みの恵まれた体格へと成長します。 そもそも流通が数少ないためいくつかの亜種に分けられていることもあまり知られていませんが、 青さという点ではこの基亜種が最も優れているようです。 現時点で既に十分人目を惹く美しさを有しているため、この先を期待するなという方に無理があるでしょう。 幼体時の古傷と思われる指飛びが何箇所か見られますので気になる方はお問い合わせ下さい。 価格も随分とリーズナブルに落ち着いてきましたので、 ここらで腰を据えてフルサイズまできっちり仕上げてやりたいものです。 |
サバクツノトカゲ
Phrynosoma platyrhinos |
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お客様委託個体のサバクツノトカゲです。1年以上の飼い込みで餌食いはもう最高!! 大きめの Sサイズのコオロギを爆食しています。体色も赤・白・黒の墨流し模様が綺麗に発色しています。 全長も14cmと、アダルトサイズで長期飼育は難しいと言われている種ですがこれなら大丈夫です。 |
インドシナウォータードラゴン (フルアダルト・♂) Physignathus cocincinus |
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これぞドラゴンの名を冠するに相応しい頬が突っ張るほどに巨頭化した貫禄のフルアダルト! あまりにも有名な樹上性アガマのひとつですが完成型を拝む機会は意外と稀です、 インドシナウォータードラゴン・オスが入荷しました。 まず初めに断わっておかなければならないのですが、 撮影に当たりどうしても左腕にとまらせる必要があったため、 重要なアイデンティティのひとつである爪をスパッとカットしてしまいました。 それでは木に登れなくなってしまうではないかとお怒りになる方もいらっしゃるかと存じますが、 ハンドリングが可能であることを示すためには致し方ないと思い決断した次第です。 裏を返せばこの大迫力にして不思議と人慣れしていることの証にもなる訳ですが、 この個体はガラス越しに視線を向けると奥の方へ猛スピードで逃げていくのではなく、 むしろ餌がもらえるのかとわくわくしながら正面に向かって鼻をぶつけてしまうほど、 人間に対する警戒心がかなり解きほぐされた状態に仕上がっており、 ワイルド感マックスのこの風体には似つかわしくない大胆な行動を取ってくれます。 グリーンイグアナとさほど変わらないあの小さな幼体から育てられたのであればもしやと思いますが、 仮にそうだとしてもここまでのボリュームを飼育下で再現するのは至難の業ですし、 いずれにしても貴重な一匹であることに変わりはありません。 入荷当初こそ体中を黒く染め上げて緊張状態に入っていましたが店内で暫く面倒をみた結果、 現在ではピンセットからの給餌も別段難しくはなく、 調子に乗って与えてみたらリザードフードまでパクパク平らげてしまったことには本当に驚きました。 パッと見ただけの印象ではちっとも可愛らしいなんて感じられないかもしれません、 しかしこの強面で何ともゆるい雰囲気を見せられるとそのギャップに心奪われてしまい、 たちまちこのトカゲのことが好きになってしまうでしょう。 背部のクレストもある程度びっしりと生え揃い、 口元には鮮やかなピンクをあしらったなかなかお洒落なカラーリングで、 何よりもそのボリュームはちょっとしたオオトカゲにも負けませんから、 たかがウォータードラゴンと侮っていると返り討ちに遭ってしまいそうです。 |
ヒガシウォータードラゴン (ベビー) Physignathus lesueurii |
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現時点ではその持ち味が実に数分の一しか発揮されていないだけに育てるのが楽しみな恐竜の赤ちゃん! 完成したその時にこそ真の魅力がたっぷり味わえるであろうオーストラリアを代表する格好良いトカゲのひとつ、 ヒガシウォータードラゴンが入荷しました。 我々の業界では至って真顔でドラゴンと名乗るトカゲがいくらか知られており、 言うまでもなく元々はヨーロッパに古くから伝わる伝説上の生物を表した名称ですが、 その正体とはトカゲなら何でも良い訳ではなくアガマ科に分類されるものと相場は決まっています。 ただしアガマの仲間は旧大陸を中心に繁栄しているグループであるものの、 不思議なことに同じ旧大陸でもヨーロッパに当たるエリアだけはすっぽりと抜けていて、 さては翼をはためかせ炎を吐きながら飛んでいってしまったのか真相は謎のまま。 余談が長くなりましたがペットリザードとして見栄えのするビジュアルを持つことは確かで、 例えば和名としても浸透しているモリドラゴンやウォータードラゴンに始まり、 更には日本中がひたすらお世話になっているあのフトアゴヒゲトカゲですら、 英名はビアーデッドドラゴンなのですから今更ながら驚かされます。 ところでオーストラリアのトカゲと言えばそのフトアゴやアオジタトカゲなど、 我が国でも古くからペットとして飼われてきたスター選手が多く在籍していますが、 人口の集中するエリアではフトアゴもアオジタもそこら中を走り回っている訳ではないらしく、 むしろ都会の人々が日頃から見慣れているのはこちらヒガシウォーターなのだそう。 路上の植え込みからこんなヤツが飛び出してくるなんて殆どファンタジーの世界観ですが、 モンスターボールを持っていない私たちでもケージを用意すれば飼育できる、 そんな嘘みたいな本当の話に改めて有難味を覚える今日この頃です。 今回やって来たのはせっかくならばと幼い頃から付き合っていきたい久々のベビーサイズで、 CB化された本種においては当然のことながら欠損はなく綺麗な状態が保たれている上に、 むやみやたらとバタつくことがなくハンドリングも容易い将来有望な一匹。 とは言え手の平に乗せられ走り回っているこんな年頃ではまだまだ未完成、 最終サイズに到達した彼らはまるでゴジラか何かのような圧倒的迫力が顔面から剥き出しになり、 モノトーンと見せかけて胸元が赤く燃え上がる様もお見事です。 フトアゴでもそうですが幼年期はあっという間に過ぎてしまう、 と言うよりもあっという間に終わらせてしまった方が後々のためなので、 ここから一年間を駆け抜けるように育て上げたい成長期にはずっと傍にいてあげて下さい。 |
ヒガシウォータードラゴン (♂) Physignathus lesueurii |
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ドラゴンを名乗るに相応しい恐竜のような出で立ちが露わになる完熟一歩手前の見事なオス! 巨大な頭部や太く逞しい四肢のマッシブさが他のアガマではなかなか味わえない往年の傑作、 ヒガシウォータードラゴン・オスが入荷しました。 何でも原産国オーストラリアでは最も身近なトカゲのひとつだそうで、 庭先や街中で野生のトカゲが目撃されたとなればその大半が本種であるらしく、 無理矢理日本で例えるのならばカナヘビのような位置付けになるのでしょうか。 イメージ的にはやはりペットとして散々普及しているフトアゴやアオジタなど、 他にもオーストラリアを代表するトカゲは沢山いそうなものですが、 そこは人間との距離感によって印象も大きく変わるものと思われます。 同属他種のインドシナウォータードラゴンはペットとしてあまりにも有名で、 あの鮮やかなグリーンに魅せられて飼育を始める人も多いのですが、 いわゆるロケットタイプの動き方をするためケージサイズにシビアなことや、 保湿の面からもなかなか容易に育てられる部類とは言えません。 その点こちらヒガシはそういった環境条件をいくらかマイルドにした雰囲気で、 もちろんフトアゴのような乾燥系の生活スタイルでは無いのですが、 ある程度普通のトカゲを扱う感覚でも十分に育てられるのが人気のポイントとなっています。 アガマにしてオオトカゲにも匹敵するボリューム感、 ほんのりと金属光沢を帯びた派手過ぎない絶妙な鮮やかさ、 そして何よりもケージ内に鎮座した時の堂々たる佇まいこそが、 サイズ以上の存在感を発揮する大きな要因なのだと思います。 今回やって来たのはベビーに比べて圧倒的に見かける機会の少ない、 片手で持ち上げるのも辛くなり始めた貴重なアダルトサイズの放出品。 何しろ育てば育つほどお宝感の出て来るタイプのトカゲですから、 せっかく大きくしたものを手放そうなんてそんな勿体無いことをする人自体が少ないため、 こうしてほぼ完成品をお目にかかれるだけでも素敵な時間が過ごせてしまいます。 お腹側にはトマトジュースをこぼしてしまったようなレッドがべったりと発色し、 背部の縞々や腿周辺のスポット模様など白黒のコントラストにも非常に見応えがあります。 ダメージの殆ど無い最高とも言える仕上がりには脱帽の一言、 ここから顔の表情もまた変化していくのがとても楽しみです。 |
アオスジトカゲ (香港産) Plestiodon elegans |
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ニホントカゲと近縁種のスジトカゲ属のスキンクトカゲです。中国東部・台湾(ごく一部の日本 「尖閣諸島」)に分布し、この2個体は香港産のワイルドです。幼体の時は縦筋が綺麗ですが、 加齢するに従い褐色に変わる為、色彩の変化を楽しむ事ができます。尻尾の太さが、 写真1,2枚目の個体は細く、写真3,4枚目の個体は太い為、もしかしたらペアかもしれません。 |
ヒロズトカゲ (Pr) Plestiodon laticeps |
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ロウソクに火を灯したような色彩が素敵なオスの巨頭ぶりがいつにも増して強調されたペア! この手のスキンクの中では頑丈さと存在感の大きさが売りとなっているお馴染みの人気種、 ヒロズトカゲ・ペアが入荷しました。 英名はずばりブロードヘッドスキンク、 学名の種小名もまた同じ意味を持ち和名にもそれに準ずる単語が用いられていますが、 その特徴を端的に表したネーミングのお陰で、 決して多いとは言えない流通量の割に名の知れた種類として認知されています。 幼体は黒地に金色のラインが走り尻尾がメタリックブルーになる、 私たち日本人にとってはすっかり見慣れたいわゆるニホントカゲ型の体色を持ち、 例によって成長に従いカラーリングが大きく変化するという特徴があります。 大切なのはベビーよりもアダルトサイズになった時の仕上がりであって、 長く付き合う上では最も目にし続けるデザインなのですから当然のことですが、 本種にとって最大の見せ所として外部に強くアピールできるのは、 やはり頭部全体を鮮やかに彩るその強烈な赤味でしょう。 先に挙げたニホントカゲのオスにも見られるような独特の赤色が、 その程度を更に増した状態で雌雄共に用いられる様は本当に見事で、 これでアメリカ原産だというのですから不思議なものですが、 とても親近感の湧く容姿には古くから根強いファンが付いているようです。 今回やって来たのは輸入後国内で暫く飼い込まれている大柄なペアで、 日頃の同居飼育にも肉体的、精神的にまるで問題を感じさせない愛称の良さが嬉しい二匹。 何となくそこら中にいていつでも手に入りそうな誤解をしてしまいますが、 実は原産国アメリカでは保護の対象となっていていたずらに出回ることはなく、 ニーズが限られているのも関係しているのでしょうが入荷は散発的で、 実物を見かけるとついつい嬉しくなってしまうそんなキャラクターです。 オスは教科書通りのビッグヘッドに仕上がっていて、 その名の真相を確かめるべく真上からも撮影してみましたが、 大型のカナヘビやテグーにも通ずる頬の張りはアンバランスで好印象。 メスは迫力こそ控えめなものの負けず劣らずの美しさで、 お淑やかな顔立ちがオスとは対照的に可愛らしいです。 産卵したメスは卵を暖めているかのように身を以ってそれを守ることで知られ、 近縁な仲間たちに比べベビーも育成し易いと言われていますから、 是非ともブリーディングにチャレンジしてみて下さい。 |
ゴラカベカナヘビ (♂) Podarcis p. gorrae |
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黒曜石にサファイアをあしらったような極上のメタリックカラーに痺れる稀少亜種! 宝石の輝きとも称される地中海のリゾート感を身に纏ったカナヘビマニア垂涎の的、 ゴラカベカナヘビ・オスが入荷しました。 地中海のほぼ西端に浮かぶ群島、 スペインはバレアレス諸島より衝撃の来日を果たした至宝、キメアラカベカナヘビ。 またの名をイビザ、 或いはイビサ、アイヴィーサとも呼ばれる島の名称が由来となっているようで、 バレアレス諸島の中では三番目に大きな島として知られています。 本種はその島々へ分断されたように棲息しており、 それぞれがいくつかの亜種に分けられ遂に商業流通を果たしたのですが、 僅か数年前の出来事ですから最新の資料でなければその姿すらも見当たりません。 ジュエルドラセルタと聞けば直訳のホウセキカナヘビが連想されますが、 カメリアーナやフォルメンテーラ、 そしてゴラと言ったこれらの面々もまたその名に恥じぬ美貌を誇り、 名実共にトップクラスの人気を有していることは容易に想像できます。 先に名前を挙げた各亜種が微妙に異なる美しさを呈するのはご存知の通りですが、 本当に凄いのはそれらがきちんと亜種分けされ入手できる状態にあることで、 この辺りに愛好家の底知れぬ愛情を感じて止みません。 今回やって来たのはド派手な他亜種の陰にひっそりと佇む、 しかしながら深い藍色と黒色とが魅せる絶妙な鮮やかさが特徴のゴラ亜種。 先に名前を挙げたふたつの亜種は明るめの体色が目立ち、 強いて言うなら万人受けするような分かり易さが売りなのですが、 ゴラの場合はどちらかと言えばいぶし銀の味わいを楽しませてくれる、 いわゆる通好みの渋い雰囲気が後からじわじわと効いて来る感じでしょうか。 実は絶対数の少ない珍しい亜種なので、 カメリアなどに比べて実物を見かける機会はより少ないかもしれません。 少し店頭にて飼い込んでいましたので一通り脱皮を済ませ、 照明もそこそこに少しずつ仕上がって来たボディカラーはご覧の通り。 深海に身を沈めたようにミステリアスなミッドナイトブルーの発色に、 ついつい裏返して腹面を見たくなってしまうのもお許し願いたいところです。 小柄な外観とは裏腹にすこぶる強健らしいとの噂は本当で、 いよいよピンセットを見せるだけで先にかぶり付くほどに慣れてしまいました。 グラブパイからドライフードまで何でも食べる抜群のコンディションにてお待ちしております。 |
シクラカベカナヘビ (EUCB・Pr) Podarcis siculus ssp. |
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最近愛好家の間でじわじわと火が付き始めているヨーロッパ系カナヘビ、 イタリアやハイキョの別名もあります、お客様委託のシクラカベカナヘビ・ペアの入荷です。 ヨーロッパにはこのような小型の美しいカナヘビが多く生息しており、本種もその中のひとつです。 また分類が進んでおり本種だけでもさらに50ほどの亜種に分けられるそうですが、 今回入荷したのはEUCBの個体が飼い込まれたもので、 亜種は不明ですが少なくともカンペストリスではないそうです。 元来とても丈夫なトカゲというのに加え日本とは気候の似通ったこともあり、 飼育に関して余程考えなければならない事は決して多く無く、 十分な紫外線と昆虫類の餌を与えることでベビーからでも育て上げる事は容易です。 また委託主宅ではリザードフードにも餌付いておりサプリメントなどにも気を使われていたそうです。 写真は冬季の常温飼育中のもので体が冷えており色味も抑えられていますが、 暖かい時期になると頭部にはグリーンの面積が増え、より鮮やかな明るい発色に。 そして頭部と背中のグリーン部分は光沢ものっており、 脇腹の水色のスポットも綺麗です。 更に嬉しい事に、メスは昨シーズンに産卵を経験しており、繁殖までは間近ということなのでこれは見逃せません。 ヨーロッパにはこのように色鮮やかなカナヘビが普通に暮らしていると思うと憧れてしまいます。 |
チレニアカベカナヘビ (EUCB・♂) Podarcis tiliguerta |
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委託主様のご意向により価格を下げて再UP! イタリアの西部に位置するコルシカ島・サルディーニャ島にのみ分布する超レア種、 お客様委託のチレニアカベカナヘビ・オスの入荷です。カベカナヘビ属自体がEU加盟国によって厳重に保護されている為、 入荷する事は非常に稀です。さらに本種は局所的な分布の為に現地でも繁殖個体があまり出回っていないらしく、 その為にベビーはおろか性別が確実に判るアダルトサイズで流通する事は殆ど無いでしょう。 ベビー時にはあまり目立たなかった 脇腹のブルーの発色はとても美しく上品な印象を受けます。 また写真では脱皮前なので分かり辛いですが 尾部全体のメタリックイエローグリーンがかなり綺麗です。 餌のバリエーションは豊富でコオロギ、デュビア、レッドローチ、ミルワーム、ハニーワーム、 ワラジムシに加えバナナやミカン等の果物も時折与えられていたそうで、 照明にはメタハラととても恵まれた環境で育った個体です。以前当店でもベビーを販売しておりましたが、 メスをお持ちの方、育ててメスになった方は是非この機会にペアを揃えて繁殖に挑戦して下さい。 左前足が少し曲がっており手をついた時に少し違和感がありますが、 普段の生活には全く支障なく繁殖にも差支えない程度です。委託の為かなりお値打ち価格です。 |
チレニアカベカナヘビ (EUCB・Pr) Podarcis tiliguerta |
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イタリアの西部に位置するコルシカ島・サルディーニャ島にのみ分布する超レアカナヘビ、 チレニアカベカナヘビが国内初入荷です!カベカナヘビ属自体がEU加盟国によって厳重に保護されている為、 入荷する事は非常に稀です。さらに本種は局所的な分布の為に現地でも繁殖個体があまり出回っていないらしく、 今回はブリーダーが繁殖に成功したブリード個体を少数ですが輸入する事ができました。 横腹から四肢、尾に至るまで鮮やかなイエロースポットが 密集しており非常に美しいカナヘビです。 精悍な顔立ちで 体表にはブルーの斑紋も出てきています。紫外線をガンガン当てて成長させると 体表の蛍光イエローはより鮮やかに発色しますので、まだまだ可愛らしいサイズのこのペアが成長した姿が楽しみです。 |
ヒガシアゴヒゲトカゲ (♂) Pogona barbata |
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ただの巨大なアゴヒゲと侮るのも憚られる明らかに形質の異なる容姿に痺れる迫力のサブアダルト! シルバーを基調としたメタリックなカラーリングは原種ならではのシックな持ち味、 ヒガシアゴヒゲトカゲ・オスが入荷しました。 その名の通りオーストラリア大陸の東海岸に沿って分布する、かの有名なフトアゴでお馴染み、 アゴヒゲトカゲ属の最大種として知られるラスボス的な存在感が魅力の稀少種。 実は合わせて十種類近くもいるとされる同属の他種は、 残念ながらその多くがペットとして流通することを今日では殆ど期待できず、 最近ではようやく本種もその名を知られるようになってきましたが、 およそ三年前に出版されたフトアゴの専門書においてはまだイラストのみで紹介されていたことからも分かるように、 まともに流通し始めてまだ数年しか経っていない歴としたニューカマーなのです。 学名のポゴナ、そしてバルバータスとはどちらも髭と言う意味を持ち、 命名者の意図としてはとにかく属名のアゴヒゲを際立たせたかったように思われ、 確かに顔面はもちろん背部の突起に至るまで体中がトゲトゲに覆われた様は、 フトアゴの影響で見慣れてしまった感は否めないものの、 世界的に見ればかなり奇抜で非常に格好良いデザインだと思います。 今回やって来たのははっきりオスと分かる立派なサイズに仕上げられた飼い込み個体。 出回り始めたばかりの頃は複数の血統が知られていたようですが、 諸般の事情により現在では僅か一系統にまで減少してしまったらしく、 絶対的な流通量も限られるため油断を許さない状況が続いています。 鼻先がグッと持ち上がらんばかりに伸びていたり、 顎に限らず後頭部を囲むように長い棘が密集していたり、 決して派手になろうとしないあくまでも基本に忠実な体色など、 むしろエリマキやヒガシウォーターなど他のオージーリザードらに近い趣きには流石の一言。 夢を壊さない程度に申し上げると生き物としての性質はかなりフトアゴに近く、 この個体も活きたコロオギは朝飯前、グラブパイやレオパゲル、 各種ドライフードなど殆どの餌をピンセットからふんだくる強欲ぶりで、 貴重なトカゲであることに変わりはありませんが飼育面で苦労させられることは無さそう。 個人的にはオスであることを高く評価したいと考えていて、 シングルで飾っておくにはメスよりも見栄えがしますし、 あえて細かくは申し上げませんが繁殖にも役に立ちそうな、見逃せない掘り出し物です。 |
ローソンアゴヒゲトカゲ (♂) Pogona henrylawsoni |
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何処となく不満そうに見える膨れっ面が却って可愛らしさを演出する大人気のミニチュアフトアゴ! もしフトアゴだったら生まれたてから一年足らずで達してしまうこの大きさがほぼフルサイズ、 ローソンアゴヒゲトカゲ・オスが入荷しました。 ペットリザードの歴史を変えたと言っても過言では無い、 ヒョウモンに次いで爬虫類ブームを牽引する大きな役目を担うことになった、 皆さんお馴染みのフトアゴヒゲトカゲ。 私たちは普段当たり前のようにフトアゴと省略して呼ぶことが殆どですが、 間違っても太い顎を持つトカゲなのでは無く、 顎の周辺に生えた髭のような突起が太いことが本来の意味合いです。 アゴヒゲトカゲと言うひとつのグループが存在することを意識させられる場面の方が少ないかもしれませんが、 同じくオーストラリアに棲息している別のお友達には、 国外へ出たことすら無いのかもしれない稀少種の他に、 日本でも見かけることのできる種類がいくらか知られています。 残念ながらそのどれもが比較的似通った外観であるがために、 いくら珍しいからと言って全種類を集めようとはなかなか思い立たないのも事実ですが、 フトアゴとは似て非なる独特の雰囲気を醸しているのが今回やって来たローソンです。 昔ながらの呼び名ではランキンスドラゴン、 特徴はとにかく体が小さく片手に収まってしまうほどのボリュームで、 鼻が短く目玉の突き出たひょうきんな顔立ちは成熟しているのにもかかわらずあどけない風貌を演出し、 写真では分かり辛いかもしれませんが実物を見れば一目で違いが見て取れる面白い容姿が最大の武器。 レザーバックでも無いのに全身の棘状突起はかなり大人しめで、 頭を上から覗くとオタマジャクシのようにツルンとした頬はエラが張らず、 いつまでも幼児体型を維持し続ける所にキュンとしてしまう方も多いのではないでしょうか。 色気こそありませんがそこは愛嬌で勝負のアゴヒゲですから、 こちらを見つめて何か言いたげな表情を浮かべる辺りは実に罪深く、 ヘッドボビングやアームウェービングなど一通りの芸も難なくこなします。 昼行性のトカゲを飼ってみたかったけれどフトアゴでは大き過ぎる、 別の小型種では動きが早過ぎたり見た目が可愛らしくなかったりでちょっと違う、 そんなお悩みを一発で解消してくれる救世主です。 |
ローソンアゴヒゲトカゲ (♂) Pogona henrylawsoni |
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妙に完成度が高いと思ったらこれにて成熟完了のフルサイズで魅せる噂のミニチュアフトアゴ! フトアゴの天真爛漫な明るい性格とレオパの手軽なコンパクト感を併せ持つ新感覚の昼行性トカゲ、 ローソンアゴヒゲトカゲ・オスが入荷しました。 まだ和名というものがしっかりと浸透していなかった時代には、 その名をランキンスドラゴンと呼ばれていたのも懐かしいですが、 最近ではフトアゴフィーバーにあやかってかローソンアゴヒゲと呼ぶ方が通りが良いでしょうか。 レオパことヒョウモントカゲモドキが大変なブームとなって久しい今日この頃、 一見すると世の中がそれ一色に染まってしまったようにも感じられますが、 実際にはレオパを皮切りに他の新たな爬虫類たちへと視野を広げてみたり、 爬虫類を知るきっかけとはなるものの結局飼い始めたのは別の種類であったり、 様々な形を以って少なくともプラスに働いているように思います。 レオパにはなかった強烈なエナジーが魅力のフトアゴ、 そこには互いが互いを高め合うような相乗効果が生まれていると考えられますが、 とにかく動きでアピールするフトアゴのダイナミックさが却って仇となり、 大き過ぎて生涯育て切る自信が持てないという意見もチラホラ。 如何にもありきたりな展開ではあるもののそんな需要を満たすべく、 フトアゴの素敵な要素をギュッと閉じ込めたようなミニサイズのトカゲがいたら、 我がままで夢のような願いを本当に叶えてくれるこのローソンこそが、 この頃密かに流行の兆しを見せている新たなキャラクターなのです。 今回やって来たのは小型種と言えどかなり立派な大きさにまで仕上げられた、 ここまで到達するものも逆に珍しいのではないかと思われるフルアダルトのオス。 オスはオスらしく頭でっかちなバランスに仕立てられているものの、 表情はローソン特有の見事なカエル顔がバッチリと決まっていて、 同じサイズのフトアゴと比較するまでもなく異なった風合いで楽しませてくれます。 背部のトゲもまばらで優しいイメージがあり、 色合いとしては比較的黄色味の強い鮮やかな仕上がりです。 45センチや60センチクラスのコンパクトなスペースで楽しめる、 名前は有名ですが意外と見かける機会の少ない人気種です。 |
ローソンアゴヒゲトカゲ (Pr) Pogona henrylawsoni |
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その姿に懐かしさを覚えるミニチュアフトアゴでお馴染みのローソンがお年頃のペアで! ほぼフルサイズに成長してなお愛くるしさを残すよく出来たデフォルメリザードです、 ローソンアゴヒゲトカゲ・ペアが入荷しました。 アゴヒゲトカゲと言えばオーストラリアを原産とする歴とした外国の爬虫類ですが、 今や国内でもごく普通に見かけることができるメジャーなペットとしての印象が強いと思います。 それもそのはず、フトアゴの愛称で知られるフトアゴヒゲトカゲの存在はもはやトカゲの域を脱し、 フトアゴという新しい生き物としてのジャンルを確立するまでになったからです。 まるで小動物や愛玩動物の一種とも言うべきキャラクターへとなりつつあるこの状況で、 ふと後ろを振り返ればそこにはミッチェルやローソンなどの姿が。 そう、彼らは何処まで行っても爬虫類なのですから自然界と切り離すことはできず、 改めてそれら近似種と見比べてみると急に野生へと回帰したような気分に浸ることができます。 お国柄飼育下での繁殖が軌道に乗っていない種類は拝むことすらままならないのですがやはりそこはアゴヒゲ、 本種の場合は現在でもヨーロッパなどで丹念に殖やされた幼体を中心に出回ることが多い模様。 観察していて面白いのはとにかくフトアゴを小さくしたような、 しかも決してそのままではなく可愛らしさをより強調した状態を実現していますから、 ただのミニ版ではなくきちんと別種であることの満足感も得られるという寸法です。 最大でも30センチに満たない全長は女性の片手でも楽々扱えるサイズで、 例えば60センチクラスのケージでもペアが終生飼育できてしまうというコンパクトぶり。 寸詰まりで厚みのある愛嬌たっぷりの顔付きも何処か憎めず、 ペットや家族として可愛がりたくなってしまう要素が盛り沢山です。 今回やって来たのはフトアゴで言う所の半年から一年育った大きさ、 しかしその倍以上を生きている本当に小型種なのだと実感させられる飼い込み個体。 オスはランキンスらしいシルバー体色が特徴で背中の模様も明瞭に表れており、 対するメスはべったりと深みのあるイエローが印象的で、 何とかこの子のベビーを見てみたいと強く思わせる美しさがあります。 写真では分かり辛いかもしれませんが、 実際に手に取ると如何に小さいかというのを思い知らされることでしょう。 もう少し育てれば繁殖まで狙えてしまうという嬉しいペアで、 全く別の所からやって来た血縁関係のない二匹、 流通量がさほど多くないだけに是非とも挑戦して頂きたいと思います。 |
フトアゴヒゲトカゲ (国内CB) Pogona vitticeps |
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シーズン到来です。お客様ハッチの国内CBベビーのフトアゴが入荷しました。ペット爬虫類の入門種で、初心者からマニアまで幅広い 人気で、カラーバリエーションも豊富です。本種やヒョウモントカゲモドキから爬虫類飼育を始めた方も多いでしょう。顔つきは あどけないですが、たまには威嚇もしてみたりします。 Sサイズコオロギ(大)をバタバタ走り回り、追いかけて食べたり、 また、タートルプディングも美味しそうに食べています。物怖じせず人馴れもし易い大人しい性格で、アダルトサイズでは全長45cm程に なります。 |
フトアゴヒゲトカゲ (国内CBベビー) Pogona vitticeps |
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当店では久しぶりのトカゲの入荷です。国内CBベビーで状態バリバリのフトアゴヒゲトカゲ(ノーマル)です。 少し育ったサイズから、小さな仔まで好みの個体をお選び下さい。生まれた時期が若干違っていますので体格に差が 出ていますが、小さな仔も同じ様にコオロギをダッシュで追いかけ モリモリ食べています。 雑食性が強く小松菜などの葉野菜・フトアゴフードの小粒も大好きで、また、当店特製のタートルプディングも 良く食べます。色の上がり具合にも個体差が有りますからお客様のご選択で綺麗に仕上げて下さい。 |
フトアゴヒゲトカゲ
Pogona vitticeps |
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お客様ハッチの、国内CBベビーのフトアゴが入荷しました。ペット爬虫類の入門種的存在で、 初心者からマニアまで幅広い人気とバリエーションです。本種から爬虫類飼育をスタートした方も 多いはず。顔つきはあどけないですが、たまには威嚇もしてみたりします。 Mサイズコオロギ(小)をチョコチョコ走り回り、追いかけて食べています。 物怖じせず人馴れもし易い性格で、アダルトサイズでは全長45cm程になります。 |
フトアゴヒゲトカゲ (S) Pogona vitticeps |
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ブリーダー様にお願いし、Sサイズで状態良好なフトアゴヒゲトカゲ(ノーマル)の入荷しました。たまには威嚇もし飛び付いてきますが、 そのしぐさも可愛く癒されます。コオロギMサイズをダッシュで追いかけモリモリ食べ、ジャイミルも少し苦しそうですが食べています。 雑食性が強く小松菜などの葉野菜・フトアゴフードも大好きで、また、当店特製のタートルプディングも爆食しています。色の上がり具合 にも個体差が有り、これから綺麗に仕上げて下さい。 |
フトアゴヒゲトカゲ (オレンジジャーマン) Pogona vitticeps "var" |
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燃え上がる様に発色する強烈なオレンジが特徴の品種です。お客様委託のフトアゴヒゲトカゲ・オレンジジャーマンの入荷です。 近年ではトカゲの入門種としてだけでなく様々な品種改良も盛んに行われているポピュラー種で、 お客様が良質のオレンジジャーマンのペアを用い繁殖に成功しました。 オス親は全身染まったとても美しい個体で、 メス親は綺麗な状態で写真が撮れなかったそうですが 喉にはオレンジが発色しています。発色は成長に連れ激しくなっていくようで、 今回は兄弟の中でも発色の早い極美になりそうな個体をセレクト。 もはやパステル調と言っても過言ではない鮮やかな蛍光オレンジがノーマルとは一線を画す、素晴らしい3匹です。 |
フトアゴヒゲトカゲ (ハイポトランスルーセント) Pogona vitticeps "var" |
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地肌が透けるという夢のような品種が実現して暫くたち、固定化されてから次第に価格も安定してきました。 フトアゴヒゲトカゲ・ハイポトランスルーセントの入荷です。 色が濃くなったり薄くなったりというのはもはや爬虫類の色彩変異の定番となりつつありますが、 透明になるというのはなかなか思いつかないでしょう。登場した当初は衝撃的かつ高価でしたが段々と身近になってきたように感じます。 体全体は光を当てれば透き通るような繊細な肌をしており、 特に幼体時の腹部は内臓が透けて見えるほど。 また目も全体的に黒目がちになり、 単に顔付きが可愛らしいというところからも人気の高い品種です。 一頭飼いでも美しいのですが交配をかさねる毎に面白さは増し、お好みの色彩を実現するために一役買ってくれるでしょう。 育ち難い印象もありますが今回は手のひらいっぱいに乗る安心サイズなのでこの調子で育て上げてください。 |
フトアゴヒゲトカゲ (ブラッドレッド) Pogona vitticeps "var" |
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ようやく安心サイズというタイミングでこの眩しさ! 絶対綺麗になること間違いなしのスペシャルセレクト個体、 フトアゴヒゲトカゲ・ブラッドレッドが入荷しました。 オーストラリアに棲むこのトカゲは棲息地の関係から現在野生個体を見かける機会は全くと言って良い程ありませんが、 日本でも盛んにブリーディングが行われ今や昼行性トカゲのジャンルではアオジタと共に人気を二分する存在です。 かつて流通していた個体は殆どがワイルド型で赤みはおろか黄色みすら出ておらず、 それだけに品種名の付いた個体でも現在ではノーマルとさえ呼ばれてしまうほどのグレードだったことを思えば、 品種改良が極短い年月でどれだけ進歩しているかが分かるでしょう。 今回やってきたのは黄色でもなく橙色でもなく、血染めの赤とまで名付けられた品種で、 少々グロテスクなネーミングですが 元々がモノトーンに近いトカゲのどこから沸いて出たのかと不思議に感じるほど激しい発色を見せる系統です。 ベビーが一番地味でアダルトが一番派手なのでハッチサイズから色味の付いた個体は将来有望ということになりますが、 この個体はそのようにして目をつけられたものの成長過程。 これぐらいの時期になると将来の路線もある程度定まり、 しかしながら今後より一層の発色を見せると思われ全くもって油断できません。 葉野菜もよく食べるようになりましたので、コオロギやリザードフードなどと共にバランスの良い食事を心掛けましょう。 ヘテロでクリアネイルも持っています、ブリード用にもお勧め。 |
フトアゴヒゲトカゲ (ジャーマンジャイアント) Pogona vitticeps "var" |
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その勇ましい出で立ちに爆発的な成長力を秘めた規格外の体格で勝負する巨大フトアゴ! 体中が棘と言う棘でびっしり覆われた野蛮な雰囲気が成長すればするほど止めどなく溢れ出す、 ジャーマンジャイアントのフトアゴヒゲトカゲが入荷しました。 品種改良の施された爬虫類と言えばイコール初心者向けの入門種と捉えられ易く、 ヒョウモントカゲモドキに始まりコーンスネーク、ボールパイソン、 そしてこのフトアゴヒゲトカゲと誰もが知るところのビッグネームが勢揃いで、 何故かと言えば品種を固定化するためには当然継続的な繁殖が伴い、 そもそも最低限の飼育が成り立たなければ繁殖など夢のまた夢ですから、 そのような種類は得てしてペットとして扱い易いことになる訳です。 ただしこれらの仲間に有りがちなのが俗に浦島太郎現象と呼ばれる、 少しばかり爬虫類から離れた生活を送っていたがために、 最前線で戦っていた頃に蓄えていた知識とのギャップが生じ、 復帰するや否や周りの時間が進み過ぎていて大きな混乱を招いてしまう、 そんなおとぎ話のような世界観が現実に再現されるほど目まぐるしい時の流れが実在するのです。 本種も今や数え切れないほど多数の品種やバリエーション、 そして何よりもバラエティに富んだ商品名で溢れ返っていますが、 このジャーマンジャイアントは実に十年以上も前から長らく業界で活躍している、 名の知れた銘モルフのひとつだと思います。何でも一時はその存続が危ぶまれ、 日本国内の市場からは絶滅したのではと囁かれたほど姿を消した時期もありましたが、 最近では復帰プロジェクトが進められ再び輸入されるようになったそうです。 今回やって来たのはジャーマンらしいジャーマンをテーマに、 後頭部から顎、 体側のエッジ部分や 尾の付け根周りなどがこれでもかと言うほどびっしりトゲトゲに仕立てられた、 更に体の毛深さに加えて鼻の長さにも拘ってセレクトした典型的な個体。 もちろん最大サイズは変わらず通常のプラス10センチ以上、 つまり大変に気味の悪いがっちりとしたシルエットに仕上がるのでしょうが、 大きさだけで無くその姿かたちにも妥協を許さず選びたいところです。 普通のフトアゴでは有り得ない底無しの食欲も見ていて爽快な、 無差別級のド迫力を是非お手元でご堪能下さい。 撮影時、四肢と尾は脱皮前です。 |
フトアゴヒゲトカゲ (トリカラータイガー・♂) Pogona vitticeps "var" |
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まるで空想上の幻獣であるかのような奇抜でハイセンスなデザインに一目惚れ! 全身を綺麗に染め分けるイエローとブラック、そしてレッドが見事に調和した秀逸な力作です、 フトアゴヒゲトカゲ・オスが入荷しました。 今更好き好んで説明する必要のないほど、 今日における爬虫類の世界に無くてはならないかけがえのない存在となったペットリザードの代表種と言えば、 このフトアゴを除いて他に何が挙げられましょうか。 原産国は野生生物の輸出入に対してトップクラスの厳しさを誇るオーストラリア、 普通に考えればマニア垂涎の稀少種ばかりが立ち並んだとしてもなんらおかしくはないこの状況で、 何故か世界中の人々の暮らしにすんなり溶け込む格好とまでなってしまったこのトカゲは、 現在飼育下での繁殖および品種改良が盛んに楽しまれています。 季節を問わず日本中何時でも何処でも見かけることのできるポピュラーなキャラクターであり、 原種に近いノーマルを探す方が不可能に近いほど品種あっての爬虫類、 例えばヒョウモンやコーン、そしてボールなどはこの場でご紹介するのにあまり相応しくないかと思い、 実は意図的に避けてきた節があると言うのが正直な所です。 しかしそれぞれの品種が持つ質をただ単に比較し優劣を付けるのではなく、 各々の個体が持つ特徴として楽しく面白く捉えることができれば、 個人的には是非ともここで華々しくお披露目したいと考えています。 今回やって来たのは突然変異によりもたらされたいわゆる所の品種は有していないものの、 体中から迸る抜群の美しさに一目で心を奪われてしまった渾身の選抜個体。 用いられたカラーはパステルやシトラスなど比較的スタンダードなタイプに見られるものばかりで、 特別な要素は何一つ盛り込まれておらずテーマ自体は非常にシンプルなはずなのですが、 大抵の場合はこれらの色味がそこら中で入り乱れた配色を持つのに対し、 ここまで各色がきっぱりと分断されているのは極めて珍しいと思います。 ボディには濃い目のイエローが堂々と鎮座し、 背面には俗にタイガーと呼ばれる明瞭なブラックのラインがびっしり、 そして注目すべきは後肢および尾の付け根から先までが突如としてレッドに変化すると言う、 これぞまさしくトリカラー仕様と呼ぶに相応しいオンリーワンっぷりが堪りません。 おまけに腹側にはお洒落な黄色いスポットがびっしり、 これまた凄いです。 遺伝性についてはっきりとしたことが申し上げられないのは誠に心苦しいのですが、 幸いなことにオスですから複数のメスとの掛け合わせで結果を楽しむのも悪くないのでは。 ひとまず単独飼育で様子を見ていますが、店内に漂う雌の香りに興奮し頭を振りまくる絶好調の即戦力、 なかなか良い夢を見せてくれそうな自慢の逸品です。 |
フトアゴヒゲトカゲ (サンドファイヤー系) Pogona vitticeps "var" |
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体表にオレンジが綺麗に発色した、優良なフトアゴが入荷しました。しかもある程度育った サイズで、初心者の方の飼育開始には適切だと思います。おっとりした種類ですが、 時には写真の様に威嚇する事もあります。ですが、普段と違う一面を見せてくれるとそれはまた カッコ良いです。威嚇しても飛びかかる事も無く普通にハンドリングOKです。 |
フトアゴヒゲトカゲ (ジャーマンオレンジ・Pr) Pogona vitticeps "var" |
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今シーズン素晴らしいクオリティのベビー達をこの世に送り出している超即戦力ペア! 現役バリバリでまだまだこれからという感じです、 お客様委託のフトアゴヒゲトカゲ(ジャーマンオレンジ)・ペアの入荷です。 メス親は2007年CBで 今年初めてブリーディングに参戦し、15〜20個位のタマゴを3クラッチ産みました。 オス親は2005年CBで色味も良くいい仕事してくれます。品種は正確にはメスがクロスなのですが、 子供は75%程がジャーマンオレンジが出ており、またこの親から想像もつかない美個体が多く出ています。 参考写真をお見せできないのが悔やまれますが、委託主様曰く親よりも子供でかなり楽しめるとの事です。 今回委託の為かなりお値打ちで、もう今年から来シーズンに向けてブリードを狙う事ができる文字通り現役即戦力です。 メスは先日冷凍マウスをペロリと平らげていますので、しっかり餌を与えて挑戦すれば難しくないはずです。 ビギナーの方にもオススメ! |
フトアゴヒゲトカゲ (ホワイトハイポ・Pr) Pogona vitticeps "var" |
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ホワイト系最高峰の二大モルフ、ゼロとウィットブリッツの両品種をヘテロに持つスペシャルペア! 素の状態でも白い系統のハイポメラニスティックと言う逸材同士の組み合わせ、 フトアゴヒゲトカゲ・ペアが入荷しました。 最も飼い易いトカゲは何ですかと聞かれて誰しもが真っ先にその名を思い浮かべるであろう、 ここ最近は特に爆発的なブームの真っ只中にあると言われるキングオブペットリザード。 このご時勢においてはフトアゴヒゲトカゲが元々オーストラリアに棲息する種類で、 法律により厳しく保護されているため野生個体は一切流通せず、 もはや自然とは切り離された愛玩動物のような存在として成り立っていることを、 ご存知の方は少ないでしょうし今更気に留める必要すら無いようにも思えます。 十数年前にはまさかここまで品種改良が進むとは想像に及ばず、 爬虫類飼育の趣味を広めた功労者のひとりとしてあまりにも良い仕事をし過ぎていると言えるでしょう。 ヒョウモントカゲモドキと比べられることも間々ありますが、 やはりフトアゴ特有の家族として付き合える密接な距離感や、 昼光性のトカゲらしい表情豊かな仕草など、 不動の人気を確立するだけの理由は挙げればキリがありません。 今回やって来たのは成長に連れて真っ白なボディへと仕上がるホワイトタイプから、 俗にクリアネイルとも呼ばれる体中の黒色が薄まったハイポの入った国内繁殖個体。 冒頭でも触れた通り模様が完全に消失し体色も薄くなるゼロと、 それと似たような形質を持ちながら全く別の血筋として作出されたウィットブリッツの、 ダブルヘテロとしてこの世に生を受けた素晴らしいポテンシャルを秘めたサラブレッドたち。 言うまでも無くゼロとウィットブリッツがコンボで表現されればよりその特徴は強まりますし、 元になる素材が初めから白っぽい個体であればその効果は数倍にも膨れ上がる、 白いフトアゴがお好きな方にとってはまさに夢のような状態が出来上がるのです。 撮影はオーストラリアの砂を敷いた状態で行いましたが、 その淀み無き白色にも負けないボディカラーに今後の期待も高まります。 極めて高いレベルでトリートメントされた特別なブリーダーからの放出品、 もりもり食べさせてそのクオリティの高さを実感して下さい。 |
“ヴィティキンスドラゴン” (M) Pogona henrylawsoni × P. vitticeps |
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名前だけならチラホラ聞かれますが実際に目にする機会は殆ど無いハイブリッドアゴヒゲ! 両者の良い所を程良く混ぜ合わせたサイズ的にも十分扱い易い素敵なペットリザード、 ビティキンスドラゴンが入荷しました。 今日の我が国においてその人気は猛威を振るって止まない、 数あるトカゲの中でも絶大な知名度の高さを誇るアゴヒゲトカゲ。 時にペットを超えた家族としてのポテンシャルさえも発揮するこの生き物は、 オーストラリアを原産とするアガマと呼ばれるグループに属する仲間で、 日本では沖縄のキノボリトカゲを除けば野生で見かけることのできない大変エキゾチックなトカゲです。 大きな頭が描き出すキャラクターチックな風貌が実に愛らしく、 大人しい性質やコミカルな仕草なども相まって、 今や世界中で最も愛されている爬虫類のひとつと言っても過言ではありません。 そんな彼らもよく考えてみると法律の関係で野生個体を流通させることはできず、 私たちが普段見かけるのは全て飼育下で繁殖された個体なのですが、 それにしても現状の普及率の高さと言えばあらゆるトカゲをも凌ぐ勢いがあり、 もはや自然界とは切り離された新しい生物として生まれ変わったかのよう。 実はアゴヒゲトカゲ属Pogonaには商流に乗らないものも含めるといくつもの種類が存在し、 その中で圧倒的に有名なフトアゴや、その次に名の知れたローソンなどはご存知の方もいると思います。 今回やって来たのは前述の両種間の間に誕生したハイブリッド品種、その名もビティキンスドラゴン。 名前の由来はフトアゴの学名ヴィティセプスと、 ローソンの英名ランキンスドラゴンを組み合わせたもので、 現在ではあたかもフトアゴの一品種であるかのように扱われることが多く、 存在自体は知られていても数が流通していないだけに探していた方も多いのではないでしょうか。 外観の特徴を見てみると頭部のひげはローソンほど寂しく無くフトアゴほど痛々しくも無い、 背中の様子はちょうどレザーバックのような仕上がりで、 表情にはローソン譲りのお淑やかでこじんまりとした雰囲気が窺えます。 気になる最大全長は両者の中間ぐらいと言われており、 文字通り大き過ぎず小さ過ぎずのちょうど良さを感じて頂けると思います。 大好きなコオロギはもちろんのこと既に人工飼料にも餌付いており、 ふっくらとした安心サイズで初めての方にもお勧めの一匹です。 |
ドルサリスアガマ
Psamophylus dorsalis |
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衝撃です。名前もまだ無いインド産のアガマが登場しました。このPsamophylus属は日本初入荷です。 赤と黒のコントラストが美しくホオスジドラゴンの色パターンを逆にした感じです。 この色彩は、興奮するとさらに鮮やかに変化します。アガマ特有のおっとりした感じで 驚かさなければじっとしています。時には威嚇したりもしますが…。到着直後でもコオロギの Mサイズをしっかり食べています。写真1,6枚目は、現地で撮影されたものです。 |
キタチャクワラ (レッドバック・ベビー) Sauromalus ater |
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片手に収まるサイズ感とベビーならではの肉付きが魅せるプリプリ感が堪らない人気のレッドバック! 草食性トカゲの選択肢としては素敵過ぎるポテンシャルの高さで支持を集める、 キタチャクワラが入荷しました。 ペットでトカゲを飼育してみたい、けれども餌となる虫の類にどうしても慣れることができない、 そんなお悩みが尽きない我々の業界において救世主となり得るのが草食の仲間たち。 葉っぱで育つと言うだけでその問題は一瞬にして解決され、 しかもムシャムシャとよく噛んで食べるあの姿には何処か平和的な、 癒しの要素まで感じられるのですから一石二鳥なのかもしれません。 この条件に当てはまる最も有名な種類はグリーンイグアナなのですが、 彼の場合は何しろ大き過ぎるためごく少数の人しか満足に楽しめず、 流石に万人受けするとは言い難いでしょう。 イグアナと名の付くものを別で探しても何故か高価なものばかりで入手し辛く、 安ければ良いと言う訳ではありませんが決して初心者に優しいとは思えません。 他にもトゲオアガマと呼ばれる草食のグループが知られていますが、 俗におっさんと称される容姿には好みの分かれる所があり、 抱きトカゲとして見た場合にも手に握るとトゲが刺さったり身悶えして嫌がられるなど、 コミュニケーションの取り方には考えさせられる部分があります。 その点このチャクワラはフトアゴを思わせる大き過ぎず小さ過ぎずの程良いボリュームに、 イグアナなりの凛々しい表情もまた眺めていて惚れ惚れさせられる独特の風合いで、 手に乗せても大人しくハンドリング向けと言って差し支えない能力の持ち主です。 欠点としては昔から野生個体の状態があまり好ましくなかったことと、 繁殖が容易では無いためコンスタントな流通が望めなかったことなのですが、 こうしてピカピカのベビーとご対面してしまったからにはこのチャンスを逃す訳には参りません。 今回やって来たのは将来的に地肌が黒々と染まり、 大きくなるに連れて背面を赤味が覆い尽くすとされる需要の高いレッドバックタイプ。 かつては成育環境の再現が難しいと言われたこともありましたが、 今では質の高いライトやヒーターの登場により人が苦労する必要は全く無く、 完全草食のフトアゴ、或いはリクガメのような感覚で気軽に育てられると思います。 野草の生い茂る季節には特にうってつけの、 成長に伴う色合いの変化が楽しみで仕方ない最高のパートナーです。 |
トゲチャクワラ (♂) Sauromalus hispidus |
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大きなリアルゴジラが降臨! 飼い込み巨大サイズのエンジェルアイランドチャクワラ・オスが入荷しました。 漆黒のボディとゴツゴツした体格が日本生まれの超有名怪獣を連想させるこの手のトカゲの中でも屈指の人気種。 メキシコはアンゲル=デ=ラ=ガルダ諸島という限られた地域にのみ分布する稀少種ですが、 よく見かけるキタチャクワラなどに比べ飼育し易く繁殖も行われており、少数ながら見かけることのできるトカゲです。 外観は恐そうに見えても表情は意外と穏やか、また見た目だけでなく性格もおっとりしていてハンドリング、 というよりも大きな個体を抱き上げてコミュニケーションを図るシーンを見て本種を好きになった方も多いと思います。 植物質を専食するため活き餌が必要ないことも人気の秘訣でしょうか。 この仲間は強烈な紫外線と超高温のバスキングスポットを必要とする為、飼育器具は贅沢に揃えてあげましょう。 特にこれからの季節は自然光を浴びさせるのが一番喜んでくれます。 諸処にまだ脱皮の皮が残った部分がありますがこの迫力には代えられません。 お客様の下で大切に飼われ大きくなった個体で先日はイベント会場でも早速お客さんを釘付けにしてくれました、 大きなサイズをお探しの方いかがでしょうか。 |
トゲチャクワラ
Sauromalus hispidus |
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別名:エンジェルアイランドチャクワラ。草食性のオットリした良いトカゲです。 生体になった時の、ゴツさ、イカツさは、筆舌に堪えません。 飼い込まれた時の、カッコ良さを実感して下さい。 |
トゲチャクワラ (♀) Sauromalus hispidus |
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リアルダイナソー! いつこのトカゲでゴジラが撮り直されてもおかしくありません、 お客様委託のトゲチャクワラ・メスが入荷しました。 またの名をエンジェルアイランドチャクワラ、 カリフォルニア湾に浮かぶアンヘル=デ=ラ=ガルダ諸島にのみ局所分布する稀少種で、 現地では厳重に保護されているため以前よりヨーロッパからの繁殖個体が細々流通するのみという憧れの草食トカゲ。 そう、これだけの迫力を撒き散らしておきながら実は完全草食性であり、 特に色鮮やかな花などには目が無いという意外と可愛らしい一面も持ち合わせています。 ゴジラを思わせるのは体色や体型だけではなく、 和名の由来となった全身のトゲはそれだけで太古に生きた爬虫類を連想させ、 太く力強い尻尾の表面などは逆向きに撫でると擦り傷を負いそうな程に硬く鋭く発達しています。 今回やって来たのはメス個体でほぼMAXサイズに近いと思われ、 大切に飼育されていた証に肉付きの良いムチムチのぷりっぷりな体格はお見事。 また膨らんだ喉はアダルト個体の風格を象徴するようでやはり格好良く、 どこまでも無駄のないスタイリッシュなシルエットです。 仲間のキタチャクワラと比べると低温への耐性もあり、 見た目通りの頑強な性質も持ち合わせているというのもポイント高し。 持ち方が良くないとバタつきますが少し練習すれば誰でもハンドリングを楽しめると思います。 さすがCB、尾の先から爪の先までピカピカの美個体です。 |
サハラナミダメスナトカゲ (♂) Scincopus fasciatus |
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採れたての野生個体とは比べ物にならない明朗快活なコンディションが嬉しい長期飼い込み個体! まるで精巧に作られたフィギュアのような佇まいで魅せるフレッシュ極まりない健康優良児、 サハラナミダメスナトカゲ・オスが入荷しました。 世間ではピーターズバンデッドスキンクの通り名で知られ、 スキンコプスと学名で呼んであげると何だかそれっぽい響きに聞こえる、 漫画の世界から抜け出てきたようなデザインが持ち味のニューカマー。 初めて輸入された時に流れたセンセーショナルな空気は今でも忘れられませんが、 あれから数年が経ち普通に飼育できるトカゲの一選択肢としての認知度が高まったお陰で、 元来備わる稀少性を除いたとしても素晴らしいキャラクターであることが分かりました。 当初の珍しさという意味での衝撃は薄れてしまったのかもしれませんが、 最近では国内繁殖例も聞かれるなど感動的なニュースに事欠かず、 一周回ってその良さが再認識されているようにも思われます。 冷静に考えてみると夜行性であまり大きくならずフードにも餌付いてしまう、 かのヒョウモントカゲモドキもびっくりの高いスペックは見逃せないポイントであり、 似たようなところではアオジタを超えるカリスマ性を有していると言っても過言ではありません。 その暮らしぶりから恐らく紫外線ライトは不要と言い切ってしまっても良く、 出始めの頃は昆虫食という設定でしたがコオロギやグラブパイはおろか、 クレステッドゲッコー用のフードまで好んで食しているところを見ると、 下手に活きた虫を用いなければならないトカゲよりもずっと扱い易いと言えます。 頻繁に走り回る訳ではないので広大なスペースを要求せず、 床材には砂よりも土寄りの素材を用いつつ基本はドライ気味に、 過乾燥の影響で体表の凹凸が目立ち始めたら湿気を足すなどして、 あまりシビアに考えずラフな付き合い方の方が却ってトカゲにとっても親切なのかもしれません。 潜りっ放しで面白くないのではと懸念される方も少なくないと思いますが、 餌食いに影響の出ない範囲で床を浅くしオープン気味に育ててみるのも一興です。 今回やって来たのは凄まじい肌艶を獲得した国内飼い込みのオスで、 パックに横たわる鮮魚の如くうつ伏せ状態で並んでいたあの頃とは違い、 自然にしていても頭をしっかりと持ち上げる姿に真実を目の当たりにした気がしています。 このビジュアルに憧れていた方にとってはまたとない掘り出し物ですから、お見逃しなく。 |
サハラナミダメスナトカゲ (Pr) Scincopus fasciatus |
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着状態が全てを決めると言っても過言ではないシビアな部分を掻い潜った状態抜群のラッキーペア! 全体的にスローモーで様子が掴み難いトカゲだからこそ中身のスペックには妥協したくない、 サハラナミダメスナトカゲ・ペアが入荷しました。 平成の終盤を彩った時のトカゲとして推薦されるのに恥じない、 自他共に認める実力者としてこの僅か数年でとびっきりの活躍を見せている、 みんな大好きピーターズバンデッドスキンク。 かつては幻とまでされた本種を古くから知る人はその呼称がスキンコプス、 ペットとして流通し始めた初期の頃には皆が口を揃えてピーターズバンデッドと言い始め、 最近ではナミダメと呼んであげた方がひょっとすると通りが良いのかもしれない、 ファンのタイプは大きく分けて三世代に渡るのではないかと思われます。 数年前の華々しいデビューから一変、まるで風呂の栓を抜いたかのようにドバッと流通量が増え、 今やビギナー層にも手が届くほどリーズナブルな価格帯が実現していますが、 それも一時的なものに過ぎない可能性がまだまだ感じられ、 今後はいつどのようになってしまうのかという不安は拭えません。 そんなネガティブな話をしていたところへ突如舞い込んだ国内CB誕生の吉報、 誰もが待ち望んだ幸福の知らせに日本中が沸いたのが早二年近く前のことですが、 流石に国産で賄っていくほどの安定供給は随分先になりそうですから、 こうして普通に入手できる間に良質な出物は押さえておきたいところです。 今回やって来たのはワイルドとしてまとまって輸入された群れの中から、 運の良いことに初期状態が物凄く良好だった二匹の店内プチストック。 ボディの外傷が明らかに少なかったことで第一関門はクリア、 全体の肉付きはベリーグッドとは言えないものの最低ラインを割ることはなく、 何よりも餌に対するリアクションの良さがその後の運命を決めたものと思われます。 餌皿に盛り付けておく、というよりも餌が盛られた皿の前にトカゲを差し出した方が早いぐらいで、 人為的に掘り起こされたことなど気にも留めず目の前で食事をお楽しみになる様には、 躍動感に欠ける潜り系スキンクであるからこそ本当に安心させられます。 例によって性別はメイビーとせざるを得ない訳ですが、 ほぼ同じ全長にして頭の幅がかなりはっきりと異なっているため、 これは信じて頂いても宜しいのではないかと強めにそう思っています。 ちなみにオスっぽい方は脱皮前のため色合いが本調子ではなく、 メスっぽい方はやたらと目元がすっきりしていていつも以上に可愛らしいです。 |
ナミダメスナトカゲ (Pr) Scincopus fasciatus |
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およそ一年前に日本のトカゲ界を震撼させた一度見たら決して忘れられない最強の癒し系スキンク! 昔からのマニアだけに留まらない人気の高さには誰もが頷いてしまう抜群のインパクト、 サハラナミダメスナトカゲ・ペアが入荷しました。 スキンクと呼ばれる仲間はおおよそ体の表面がツルツルしていることが特徴であり、 私たちにとってはニホントカゲがその代表例としてよく知られていますが、 土や砂の中に潜り易いそのコンセプトを最大限に生かそうとした結果、 地中に潜りっ放しと言う勇気ある選択を採ったものたちが存在しています。 中でも有名なのがサンドフィッシュスキンクと呼ばれる人たちで、 その名の通り砂地を水の中のように泳ぎ回ることを生き甲斐としている、 何しろ基本的に地表へ出て来ないのですから飼育している実感が沸き難い、 ペットリザードの中でもかなりコアな部類に含まれるグループです。 しかしながらその傍らで二十年もの間ずっと囁かれていた、 ジャイアントサンドフィッシュなどと称される幻の種類がいるらしいと言う噂が、 昨年見事に現実となり我々の前に華々しくも姿を現したのです。 今回やって来たのは初流通より暫くして随分と敷居の下がっている、 ピーターズバンデッドスキンクの呼び名があまりにも有名なモノタイプの稀少種。 一目見て真っ先に脳裏に焼き付くこととなるウルウルの黒目については、 本種が持つ最大のアイデンティティでありもはや説明の必要は無いでしょう。 サンドフィッシュの面々ほど鼻の尖らないシルエットは、 彼らが砂ではなくどちらかと言えば土を好むことを示唆しており、 カラカラの乾燥地帯のみでは本来の力を引き出せないことが既に分かって来ています。 最近では輸入直後の初期状態も確実に芳しくなっているため、 新たな環境に馴染みその愛らしい表情をまじまじと堪能できるようになるまでさほど時間はかからないでしょう。 この二匹は数十匹の中からセレクトされたペアとして入荷し、 確かに頭部の大きさには現時点で若干の違いが見られますが、 あくまでもスキンクの常として恐らくはと言う判断でお願いします。 現状では選ぶ余裕のあるほど出回っているようですが、 この手の爬虫類は油断していると途端に姿を消してしまう可能性も大いに考えられますので、 きちんと出回っている内にきちんと入手しておくのが吉。 何はともあれ一属一種、他で代わりが利かないとなるとやはり押さえておく以外の選択肢はありません。 |
シナワニトカゲ (国内CBベビー) Shinisaurus crocodilurus |
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喉から手が出るほど欲しいと思っていた方に朗報! もはや感動的とも言える素晴らしい光景です、 国内CBのシナワニトカゲが入荷しました。 いなくなってしまったものは仕方ないので、 少々辛いですが古き良き時代の話は忘れてしまった方が良いかもしれません。 別名チュウゴクワニトカゲとも呼ばれるように中国南部などの限られたエリアに局所分布し、 主要棲息地の中国ではパンダ、トラ、トキなどそうそうたる顔ぶれが立ち並ぶ中国国家一級重点保護野生動物に指定。 いかにも絶滅の危機に瀕していそうな緊張感の伝わってくるそれは、 分かりやすく例えるなら日本で言う所の天然記念物に似ているでしょうか、 まさかそこまでと思ってしまいますが近年の流通事情を考えれば納得せざるを得ない現実です。 国内へは昔から輸入があり飼育例も決して少なくはないのですが、 いまいち飼育の肝が掴めなかったり初期状態に左右されることもあってさほど良いイメージではありませんでした。 その後次第に価格が高騰するに連れ何となく分かってきたワニトカゲ像も、 気付いた時には肝心の本人がいなくなり飼う以前に買うことさえ困難な状況が続いていますが、 ここに救世主となる国内繁殖のベビーが登場しました。 小さくて可愛い、というのは否定しませんが、 嬉しいことにハッチリングの倍にもなる大きさまでブリーダーの下できちんとケアされた2匹。 とにかくサイズ面の不安がクリアされることほど有難い話はなく、 無邪気に走り回る幼体を見ているとつい幸せに浸ってしまいます。 いもむし系が好きなようなので、コオロギにいたずらをしていもむし状にしたら喜んで食べてくれました。 そしてこのサイズにしてこの赤さ、 期待するなという方に無理があるでしょう。 そして今回は過去に販売し好評だった『シナワニトカゲの生態と飼育繁殖(中国語)』も同時にご紹介。 再入荷が待ち望まれていた本書ですがなかなか出物がなく一冊のみ確保できました。SOLD。 クリーンで扱いやすいベビーから親になった憧れのあの姿になるまで頑張って育て上げましょう。 |
シナワニトカゲ (S・M) Shinisaurus crocodilurus |
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水に濡れていなくとも潤いたっぷりの赤ちゃん肌が状態の良さを物語る長期ストック安心サイズ! フルアダルトでもなければ極小のベビーでもないあまり見かけない貴重なサイズです、 シナワニトカゲが入荷しました。 別称チュウゴクワニトカゲ、シナスッポンをキョクトウスッポンと言い換えるように、 最近ではその呼び名を改める風潮もあるようですが、 私たちにとってはシナワニの響きが心地良すぎるからなのか未だに根強く定着しています。 それだけ昔から馴染みのある珍種として広く認知されている訳ですが、 数年前より価格がじわりじわりと高騰し始めたかと思えば最近では極端に流通量が減ってしまい、 いつしか立派な高級種の仲間入りを果たすまでになってしまいました。 その特異な外観や生態、分布域の限られたことを思えば当然の結果と言えるのかもしれませんが、 もうあの頃には戻れないのかと思うと途端に寂しくなるものです。 しかしそれでも辛うじて入手できる個体は多くが良好なコンディションを保っており、 ショップに並ぶ時点でほぼ立ち上げの必要が無いぐらい改善されていると言っても良いほどですから、 変な言い方ですが昨今では普通のペットリザードとして十分選択肢に入るようになってきたと思います。 今回やって来たのは妙に肌艶の良い中小サイズの二匹で、 この頃目にするのは大概が繁殖を視野に入れなければならない殆ど仕上がったゴツい大きさか、 はたまた如何にも生まれたばかりと言った具合の指先に乗るような幼体ばかりですから、 ひやりとさせられることもなくそしてこれからの発色が楽しみなお年頃の個体は珍しいと言えるでしょう。 両者とも同系統と聞いていますので、 Sサイズの方もMサイズの後を追うかのように近い将来こうして変化していくのでしょうし、 またそのMサイズは腹側はもちろんのこと背中の大型鱗ひとつひとつにまで赤味が乗ってきていますから、 体中が熱く燃え上がるのも時間の問題かもしれません。 既に発色が始まりあとは完成されるのを待つばかりのミディアム個体にするか、 それともゴムの人形のような質感が可愛らしく、 またお腹もまだ真っ黄色で何色に染まるのか分からないスモール個体にするか、 いずれも爪の先から尾の先までほぼド完品と言っても良いクオリティですからついつい迷ってしまうと思います。 嬉しいことにこの二匹は運良くプライス的にもややリーズナブル、 夏が来る前に導入した方が得策ですから狙っていた方はこの機会をお見逃しなく。 |
シナワニトカゲ (M) Shinisaurus crocodilurus |
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体の奥底から激しい赤味が湧き上がるその瞬間が実に待ち遠しい元気ハツラツのヤングサイズ! 法的規制がどれほど厳しくなるのか不透明な中での嬉し過ぎる貴重な出物、 シナワニトカゲが入荷しました。 ワニよりもワニっぽいとの不思議なキャッチフレーズで有名な、 アジアを代表する珍奇なトカゲのひとつ、ワニトカゲ。 それこそ昔は小さなワニ、ワニの代わりと言わんばかりの売り文句をよく耳にしたものですが、 最近では本種が飼育対象として非常に興味深いものであることが分かって来たため、 純粋なワニトカゲフリークがじわじわと増殖し続けている模様。 野生での棲息数が激減していることから取引額も露骨に高騰していて、 その代わりと言っては何ですが着状態は明らかな改善傾向にあり、 本当は飼育にそれほど気を遣い過ぎる必要が無いことも判明しました。 無理矢理例えるのならばオーストラリアのイワトカゲを飼うような、 日本の四季に合わせた管理が可能なところが高評価で、 繁殖形態が卵胎生と言うこともあって自ずと繁殖にも前向きになってしまう、 ペットとして優れた要素が明確に盛り込まれていると思います。 しかしながら残念なことに、 今年の九月末より行われる第17回ワシントン条約締約国会議において、 中国、EU、ベトナムがCITEST類へ昇格させることを提案しており、 もちろん結果はどのようになるのか分かりませんし異論を唱えることも叶いませんが、 せっかくブリードまで現実的になりつつあるこのタイミングでの規制はただただ残念でなりません。 これが滑り込みとなってしまうのかどうなのか、 少なくとも欲しいトカゲを入手できるタイミングで押さえておく意識は強く持つ必要がありそうです。 今回やって来たのはまだカラーリングが完全に出来上がっていない若々しい二匹で、 現状の肉付きこそややスリムなものの動きにキレのある個体をセレクトしました。 まだピンセットには慣れていませんが水面のコオロギを秒速で捕食し、 腹を膨らましながらおかわりをせがむ姿に安堵しています。 今流行りのグラブパイにもいずれきちんと餌付けることができればベターでしょう。 焦って太らせようとせずあくまでもじわじわと体重を増やす感覚で、 忘れた頃にもっちりとお腹が膨らんでいれば良いと思います。 ここ数年取り扱った中でも初期状態の良さはピカイチ、シンプルにお勧めです。 |
シナワニトカゲ (アダルト・♂) Shinisaurus crocodilurus |
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お客様委託、飼い込み個体のシナワニトカゲ(アダルト♂)の入荷です。ワイルド個体で、 尾先が若干切れて再生尾ですが、それを気にさせないほど、 オレンジが発色しています。中国本土では厳重に保護され、以前はそこそこ入荷していましたが、 現在ではあまり見かけなくなってしまいました。繁殖形態は卵胎生で、1度に3から8頭の仔トカゲを産みます。 1属1種で独特な容姿をしており、その岩のようなゴツゴツ感は見た者の心をトリコにします。山岳地帯の渓流に生息し、 昼行性で日光浴も大好きです。飼育要領はオオアタマガメに似ています。餌は、ジャイミルを中心にコオロギ、クロメダカ、ザリガニ、ピンクマウス、 驚いた事に当店でご購入頂いた、タートルプディングも食べているそうです。交尾を確認したらしめたもの! 今となっては非常に貴重なこのトカゲを、メスをお持ちの方是非繁殖を試みて、親そっくりな幼体を採って下さい。 |
シナワニトカゲ (国内CB・♂) Shinisaurus crocodilurus |
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人影を恐れぬ堂々たる態度と抜群の餌食いにハンドリング時も大人しい究極のコンディション! 野生個体の輸入状態がいくら良くなったとは言えやはりブリード個体の安心感には到底敵いません、 2010年国内CBのシナワニトカゲ・オスが入荷しました。 今更ながら落ち着いて考えてみれば当然の結果だったのかもしれません、 かつてはアジア圏の水棲ガメなどと同様に半ば消費的な扱われ方が長年に渡り続けられ、 昔を知る人にとっては一体何が起きたのか戸惑いを隠せないのではないでしょうか。 卵胎生という繁殖形態と限られた出産数が影響していることは想像に難くありませんが、 かれこれ数年前より価格の高騰が叫ばれてきたのは決して偽りではなく、 金額云々よりも身近だったはずのトカゲが次第に遠退いていく現実と向き合うことに辛さを覚えます。 水辺を生活の拠点とし泳ぐことも達者な種類と言うだけで実に魅力的ですし、 爬虫類を好きな人であれば誰しもが一度は憧れたワニの名が冠せられただけで興奮は一気に倍増する、 代わりを見つけた所で二番煎じになるだけですからもっと大切にしていれば良かったと本当に悔やまれます。 しかしそんな状況でも皆が皆ただ漠然と落ち込んでいる訳ではなく、 懸命に飼育中の個体と向き合い見事繁殖にまで漕ぎ着ける猛者がここ数年でチラホラと現れ始め、 それは小さな一歩かもしれませんが確実に安定供給の道へと進み始めているようです。 今回やって来たのは自家繁殖のベビーをブリーダーが直々にきっちりと育て上げた、 ワイルドでもなかなか見ることのできない40センチクラスの巨体を誇る迫力満点のオス。 最初の一年間は通年加温飼育でバラエティ豊かにガツガツ食い込ませ、 後の二年は冬場になると室内無加温での冬眠も挟みつつじっくり大切に仕上げられてきました。 その甲斐あって早くもメスに盛らんとするアグレッシブさを見せたかと思えば、 ほぼ全ての給餌をピンセットから直接行うことを苦にもせず、 手に取り持ち上げた所で口を開ける素振りすらも見せない余裕の表情には流石の一言。 体側から見た腹側の赤味も申し分なく、 稀少なペットとしてはもちろん優秀な種親としても大活躍間違いなしです。 冷凍されたコオロギやタニシ、 缶詰タイプのワームや巻貝などを使用すれば活餌を用いることなく管理することも可能。 殆ど気になりませんが尾先が少々上を向き、 指にも数本先天的な曲がりがありますので状態にそぐわぬ大特価にてご案内致します。 |
シナワニトカゲ (Pr) Shinisaurus crocodilurus |
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若々しく萌ゆるレッドとイエローの新鮮さが交互に視界を襲う極上ハンドピックセレクト! 半分以上やらせですが非常に相性の良さそうな殆ど欠損のないピカピカヤングアダルトです、 シナワニトカゲ・ペアが入荷しました。 中国国家一級重点保護野生動物、 まるで経文か早口言葉かと勘違いしてしまうほど漢字ばかりが並べられたこのキーワード、 一度聞いただけでは覚えられないと嘆いている暇はなく、 チュウゴクワニトカゲとも呼ばれるこの稀少生物を扱う者は必ず頭に入れておかなければならない最重要事項です。 ジャイアントパンダ、キンシコウ、ユキヒョウなど、 まさしく動物園の世界が繰り広げられている中に本種も含まれており、 それらと全く同じランクで文字通り重点的に保護されています。 原産は中国南部およびベトナム北東部と国境周辺にあり、 やはりその特異な形態からペットとしての需要が高いことは言うまでもありません。 その昔流通していた頃には今日ほど高価ではなかったため、 以前はもっと安かったと揶揄されることもしばしばありますが、 世の中の流れや事情を考えればこればかりは致し方のないことなのでしょう。 現在のように爬虫類のストックからシッピングまでの管理方法が改善されていなかった時代には、 どうしても消費的な扱いが避けられなかったことも否めませんが、 ここ数年で日本国内でも繁殖成功の声が少しずつ聞かれ始めたかと思いきや、 ビバリウムガイドの最新号では飼育下で誕生した色彩変異の個体が表紙を飾るなど、 いよいよ飼育が現実的に可能になってきたことは大変に喜ばしく感じられます。 その姿かたちは様々な所で紹介されているため改めて申し上げる必要もないはずが、 やはりワニのような背面に鱗が立ち並ぶ原始的な造形と、 リアルなワニとは異なるいかにも怪獣らしいデフォルメされた大きな頭が、 見せられる度によく出来たトカゲだと感心させられる所以なのです。 今回やって来たのは複数匹の中から身体へのダメージが極少ないものを選出し、 輸送状態がすこぶる良かったため奇跡的に爪飛びやら尾切れやら気になる部分に全く問題が見当たらない最高品質の二匹。 まだ若い年頃ということも手伝ってか全身の肌艶も何だか違和感を感じるほどで、 決して大袈裟ではなくCBが育てられたものかと勘違いしてしまう大満足のクオリティです。 体側に映える赤と黄色は成長に連れて真の完成形へと彩られていくと思われますので、 親個体の飼育を満喫しながらいずれ膜に包まれたベビーが生まれてくる日を楽しみに待ちましょう。 ペア割特価! |
シナワニトカゲ (Pr) Shinisaurus crocodilurus |
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状態抜群! アジアは地味な生き物ばかりとは言わせません。キングオブデフォルメ、チュウゴクワニトカゲ・ペアの入荷です。 中国が誇るこの珍獣は、 誰が見ても”ワニトカゲ”という名前を真っ先に付けたくなるであろう 極めて特徴的なトカゲです。水辺を中心に生活し、 必要があればゴツゴツした体で水の中をスイスイ泳ぐその生活史はワニそのものです。 実は本国ではとても希少な生き物になってしまったそうで、最近では以前にも増して保護が厳しくなり、 特に状態の良い個体でしかもペアが揃う機会は殆ど無くなってしまいました。 またオスは腹部に燃える様な朱色が綺麗に発色し、 本種の良さが一層際立っています。写真1,2枚目がオス、3,4枚目がメス個体です。 尻尾の比較はこんな感じ(向かって左オス、右メス)。 実は国内繁殖の声も時折聞かれています。こんなトカゲが増えたらそれは楽しいでしょう。 餌食い抜群で何でも食べますが、現在活魚・ピンクマウスなど栄養価の高い餌で体力をつけています。強烈にオススメです。 |
シナワニトカゲ (アダルト・Pr) Shinisaurus crocodilurus |
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委託主様のご都合で価格を下げて再々度のご紹介です。 シナワニトカゲのフルアダルトPrが入荷です。オス、メスともに非常に良いのですが、 特筆すべきはオスの赤色の発色です。頬から喉のかけての赤は艶やかさと共に凄みすら感じさせます。 メスは再生尾ですがまったく違和感無く再生しており、 委託者様のお話では「既に何度か交尾を確認しており、腹部の大きさからもなんとなく妊娠の兆候があるんじゃないか」 とのお話でした。それが本当なら嬉しいサプライズです。餌もジャイミルからコオロギ、 果ては栄養補給にタートルプディングまで何でも食べる極上個体です。 国内繁殖の声も上がっておりますので、是非このPrからベビーを採って下さい。 今となっては非常に貴重なこのトカゲを、メスをお持ちの方是非繁殖を試みて、親そっくりな幼体を採って下さい。 |
ファンスロートリザード
Sitana ponticeriana ssp |
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国内初入荷!! ヒマラヤ山脈からパンジャブ、インドに生息する激レアトカゲの入荷です。 英名は「Fan-throated lizard」、和名はあるんでしょうか? 多分、属ごと初めての入荷です。 このトカゲの特徴は、やはり喉の部分の大きなフラップでしょう。発情期になると、 この部分はコバルトブルーに変色し、腹部も真っ赤に色付きます。動きは素早く背中の ダイヤの模様が縦に並び、コオロギを捕食する姿はかなりの迫力です。 何せ未だよく分からない部分が多いトカゲです。次回の輸入も未定です。 |
メラウケアオジタトカゲ (ベビー) Tiliqua g. evanescens |
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片手に収まるボリュームとふくよかなシルエットに誰もが目を奪われる一番可愛いベストサイズ! 肌色を通り越し華やかなピンクやオレンジが脇腹を彩る色合いも豊かな美個体をゲット、 メラウケアオジタトカゲが入荷しました。 今日の爬虫類業界をせっせと盛り上げている飼育者の皆さんにとってはあまりにも縁遠く、 また古き良き時代を知る昔からのマニアにとっては思い出すのも億劫になるほどの昔話かもしれませんが、 かつてのペットリザードを代表すると同時に飼育自体が現実的に可能な選択肢として認識されていた、 時のトカゲとして名を馳せたアオジタトカゲと呼ばれる仲間たち。 世の中が爬虫類ブームと言われる中で様々な種類のトカゲが飼えるようになり、 多数のファンが長年憧れていたものや世間が見向きもしなかったものまで、 色々な意味での幅が広がり続けていることは非常に前向きなのですが、 何周もグルグルと周ったところでようやく辿り着いた原点であるかのように、 このアオジタが持つ味わいが再燃している様子がここ数年の間に続いています。 今でこそグラブパイやレオパゲルなど業界では革命とされる人工飼料がすっかり普及していますが、 先人たちにとってはそのレオパでさえも活きたコオロギを必要とする立派なトカゲの一員であり、 そんなムードの中でトカゲ界の不文律を破るかのように食べ物という食べ物を片っ端から貪り尽くす、 規格外のスペックが現代人により改めて掘り返されているようなのです。 今回やって来たのは色鮮やかなデザインが目を惹くメラウケのベビーで、 本亜種の名前で流通する個体は無理矢理言えばこのようにカラフルにも見えるものが散見され、 暗褐色に包み込まれてしまいがちなアンボンに比べ人気が高い印象です。 あくまでも現地からの輸入ものですが幼体だけあって肌艶は非常に良好で、 ワイルドの時にガサガサしたような手触りはまるでなく入荷時の初期状態もバッチリ。 当然のことながら体表の小傷も殆ど見当たらないため、 常識的な湿気を供給した状態で育てていけばピカピカになること間違いなしです。 鼻息荒く手に触れるだけで威嚇するような素振りも見せないため、 ナーバスな状態になっている大きなサイズのアオジタをハンドリングするのに抵抗があった方にもお勧めの、 文字通りペットとしての活躍が大いに期待できる一匹だと思います。 |
メラウケアオジタトカゲ (S) Tiliqua g. evanescens |
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無数のバリエーションを抱えるメラウケより、コーヒーブラウンに染まったダークトーンな個性派! 何でも食べるイメージの強いアオジタでも、輸入されたばかりの幼体では苦戦を強いられることもあり、 不運にも活きたコオロギにしか反応しない個体に当たってしまう事例も聞かれますが、 今回は入荷して暫く店内で育ててみたところ、今や何も盛り付けられていない餌皿にさえもかぶり付く、 もはや何でもありの無敵状態に出来上がりました。ハンドリングされていてもご覧の通り余裕の表情、 絶対に失敗しない最強の一匹をお探しの方へ。 |
メラウケアオジタトカゲ (L) Tiliqua g. evanescens |
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その乱れなきバンド模様とお腹から脇腹にかけてのグロテスク気味なオレンジが織り成す美しさ! フルサイズにありがちな腰の落ち込みや尾曲がりなども無い大変セクシーな体付き、 メラウケアオジタトカゲが入荷しました。 かつてはヒョウモンやフトアゴと共に飼い易いトカゲの代表種として人気をリードしてきたアオジタトカゲ、 爬虫類飼育の黎明期に業界を支えた立役者と言っても大袈裟ではない活躍ぶりでしたが、 最近では前述の二種に押され気味で一時のブームを思えばその熱も少々和らいでいるのかもしれません。 と言うのも野生個体が流通の中心であったことに加え、 性別判定が難しく卵胎生であるため品種改良が爆発的に進むようなことも無く、 またフトアゴよりも気持ち大柄な体格は飼育者層を選んでしまうのでしょうか。 実際にはワイルドだからと言って特別扱い難い訳でも無く、 中にはきちんとCB化された種類も存在していますし、 更には同じ雑食のフトアゴと比べて随分とルーズな食生活が飼い主に気を遣わせない、 この食性ひとつ取ってもペット向きと呼ぶには十分過ぎるほど。 紫外線量や湿温度などの環境要因に対してもうるさい面は無く、 まるで子犬のようにフードを平らげる貪欲さは餌やりを格段に容易なものへと変えてくれます。 こうしたアピールポイントをおさらいしていけば、 再び最前線に復帰するチャンスはまだまだ残されていると思います。 今回やって来たのは全体的に赤味の強いメラウケの、 背面を横切るバンドがほぼパーフェクトに描かれたセレクト個体。 基調色はフローリングのようなウッド系のブラウン、 そこへ濃いあずき色の縞模様が全箇所殆ど乱れることなく並び、 腹から体側に発色したピンクオレンジもなかなか良い味を出しています。 ビギナーにお勧めとは言いつつも性格は個体により様々で、 胴が長く意外と爪の鋭いアオジタは暴れる個体を取り押さえるのに一定のスキルを要しますが、 この個体はご覧の通りの大人しさで普通にトカゲを扱える方にとって何のことは無い、 きちんと人に持たれることに慣れている様子が伺えます。 そして成長に連れて適切な環境が与えられてきたのでしょう、 成長過程で曲がりやすい腰元や尾全体ももちろんノントラブル。 一応メスと言うことで入荷しましたが果たしてどうでしょうか、 いわゆる抱きトカゲ的な楽しみ方をしたい方にお勧めの、丈夫で綺麗な存在感抜群の一匹です。 |
インドネシアアオジタトカゲ (アダルト・♀) Tiliqua g. evanescens |
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お客様飼い込み委託個体のインドネシアアオジタトカゲの入荷です。4年前からファーミングベビーを育て上げ、状態もまた、オレンジ・ ブラック・ホワイトのコントラストや色の出具合も良い個体です。餌は2〜3日おきに、Mazuriリクガメフードをメインにササミ・果物・ コオロギをヨーグルトでまぶしてを与えていたそうです。咬んでくる個体が多い中、大人しく威嚇もせず咬んでも来ません。 |
アンボンアオジタトカゲ (ベビー) Tiliqua g. gigas |
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絶対に可愛いに決まっているのにもかかわらずなかなか巡り合えない一番欲しかった真のベビー! 頭胴長ではなく全長が手の平にすっぽりと収まる反則的な愛くるしさに脳みそがとろけそうな、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 別名をギガス、ハルマヘラ、オオアオジタとバラエティ豊かな呼び名で知られる、 このご時世においては恐らく最も普通のアオジタとして普及したアンボンアオジタ。 その名の通り原産はインドネシアで我が国とは昔から根強い親交があり、 その周辺の爬虫類は軒並み安価に数多く流通していた歴史もありながら、 最近ではものの流れが鈍くなりそう易々と手に入らなくなった印象で、 かつての当たり前が当たり前ではなくなっているケースも珍しくありません。 本種も相変わらず現地からまとまって輸入されることがしばしばありますが、 ファームハッチのような扱いを受けていても少し大きめで来ることが多く、 本当のベビーサイズから育てたいと願う方々にとっては、 非常にもどかしい日々が続いているのが現実です。 下手なスキンク、例えばニホントカゲなどに置き換えれば十分大人であるはずが、 この長さにしてまだ生まれて間もない年頃というのが驚きで、 しかも卵生ではなく胎生で誕生するトカゲでこのボリュームですから、 改めてアオジタの逞しい生命力に驚かされるのです。 今回やって来たのはアメリカよりまとまって輸入されたベビーの中から、 体表のダメージがごく少なく肉付きもしっかりとしたものをチョイス。 時に国内でブリードされた純粋なCBも見かけられないことはありませんが、 その高い需要の割にまだまだ普及は進んでおらず、 誰もが手を差し伸べたくなるこんなに可愛らしい状態で目の前に現れられれば、 引く手数多となることは想像に難くありません。 入荷した時にはピカピカのUSCBと聞いていたためわくわくしていましたが、 細部に目をやると意外にも細かな擦れや傷が見受けられたため、 心にも体にもおおよそダメージがなさそうな個体をピックアップしました。 また流石にこのサイズでは少しの冷えも気になる頃合いですが、 入店して間もなく専用のゲルフードにしっかりと餌付き、 その瞬間にまたもやその愛嬌によって全ての心配が吹き飛ばされました。 威嚇の二文字が頭から消え去ったような大人しさと、 ベビーならではの絶妙な艶やかさと柔らかさに将来が楽しみ。 実は顔立ちの違いからペアかもしれないと睨んでいる二匹です。 |
アンボンアオジタトカゲ (ベビー) Tiliqua g. gigas |
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こちらから頼んだ訳でもなく落ちているフードを爆食するアオジタ神拳奥義拾い食いの使い手たち! 手の平に座れるベビーを労せずして飼い始められるチャンスなどただただラッキーでしかない、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 またの名をハルマヘラアオジタトカゲ、 国内へ輸入される際の状況によって多かれ少なかれ呼称にバラつきがあり、 オオアオジタやギガスなど他にもいくつかの通り名を持つ、 結論から申し上げればアオジタと呼ばれる仲間たちの中で最も馴染み深いキャラクターです。 あえて悪い言い方をするのならば一番普通のアオジタという表現も当てはまるのですが、 最もよく見かけられ最もリーズナブルだからといってその魅力が色褪せるようなことはありません。 世間一般でしばしば爬虫類顔とされる有名人のモデルはアオジタなのではと思わせる、 キリッとつり上がったような鋭く涼しげな眼差しが如何にもそれらしく、 その真偽はさておいて体の表面がヌルヌルテカテカとした光沢のある鱗の質感などもまた、 良くも悪くもストレートにトカゲトカゲした独特の妖しさが、 根強いファンを長年に渡り育んできたアオジタをはじめとしたスキンクたちの味なのでしょう。 昨今の爬虫類ブームにおいては誰もが飼い易いと認める種類にやはり多くの視線が集まっており、 アオジタトカゲもその例に漏れず育てる上でのハードルはかなり低めに設定されていますから、 この先少なくとも数年間は今日のような熱気を保ったままその名を知らしめていくことが期待されます。 今回やって来たのは何だか定番でお約束のようにも見えるベビーサイズですが、 実際にはこれほど都合の良い大きさばかりを毎度決まって用意できる訳ではなく、 いない時にはいくらオーダーしても絶対に手に入らない実は貴重なベビーサイズ。 ハルマヘラとしてしれっとまとまって並べられていた中から、 背部に強い赤味を発色し漠然とでも将来に期待が持てる二匹をセレクトしました。 多少の小傷などは成長過程で大半が修復されるため気にする必要はありませんし、 何よりもコオロギなどの活きた虫を全く以って必要としない、 フードの類のみでしっかり育てられる初期状態にスペックの高さが表れています。 はっきり言って今年は完全なる当たり年ですから、 最近アオジタを好きになり飼ってみたいと考えている皆さんは本当に幸運です。 |
アンボンアオジタトカゲ (レッド・イエロー) Tiliqua g. gigas |
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可愛いのを仕入れて店内で可愛がっていたら何でも食べるようになってしまった超健康体! 輸入直後のしんなりくたびれた様子もすっかり吹き飛んだパリッと元気なスモールサイズ、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 今や空前の大ブームが到来していると言われる、 往年の銘種として誰もが知るところのアオジタトカゲですが、 昔ながらのインドネシア出身、オオアオジタとかギガスアオジタなどと呼ばれていたタイプは、 おおよそここにご紹介するアンボンかその仲間たちに当たります。 真面目に調べればなかなかの大所帯であることが分かり、 グループ全体を隈なく網羅することはその稀少性からしても極めて困難なのですが、 飼育方法など取り扱いについて大きな振れ幅がある訳では無く、 皆が皆同じような扱われ方をしていても無難に育つ強健種です。 その昔、残飯処理班などと不名誉な称号を与えられていたのも今となっては何だか懐かしく、 その貪欲かつ何でもござれな性質を生かして多様な飼育環境に適応し、 かつてトカゲの仲間がきちんと育てられなかった冬の時代を支えた功労者でもありました。 一時はフトアゴなどのメジャーどころにエースの座を取って代わられてしまいましたが、 その親しみ易さからビギナー層にも再び普及することを願っています。 今回やって来たのはスリムな体型があまり場所を取らないと一部で好評のアンボンアオジタから、 レッドとイエロー、 ふたつのカラータイプを幼い状態にてセレクトしたもの。 やはり到着したばかりの頃は特に尾の付け根がやや物足りない様子で、 しかしながら四肢の力が失われた様子は無かったため調子に乗ってもりもり食べさせていたら、 少しずつ育ち始めたので慌ててこの場へ掲載する運びとなりました。 せっかくのベビーに近いサイズを台無しにする訳には参らず、 その裏ではバリエーション豊かな食事メニューをお渡し後にもきちんと実現するために、 レパシーを中心とした各種練り餌からふやかして与える各種フードまで、 これ以上の選択肢は無いと言うところまでフルコンプリートの状態に仕上げてみました。 一気に大きくしたいと言う野望を止めるようなことはしませんが、 慌てて育てるよりもこの小ささをじっくり楽しみながら、 体調にも気を遣ってゆっくり育てたいと言う方には特にお勧めの、 ハンドリングも楽々の大人しさが余計に嬉しいグッドコンディションです。 |
アンボンアオジタトカゲ (セラム島産・国内CB) Tiliqua g. gigas |
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妙に体がツヤツヤしていると思えば国内ブリードと聞いて即座に納得してしまうハイクオリティ! そのみずみずしい肌質のお陰でいつも以上に煌びやかな体色に見える嬉しい安心サイズ、 セラム島産のアンボンアオジタトカゲが入荷しました。 時代は空前のアオジタブーム、 かつて日本の爬虫類業界においてそのような瞬間が訪れなかった訳ではなく、 はっきり言ってしまえばこれほど育て易いトカゲも珍しいぐらいのものですから、 アオジタなくしては今日のトカゲ飼育が成り立たなかったといっても過言ではありません。 最近では飼育技術やそれに必要な器材、 そして彼らに与える餌やサプリメントなどのノウハウが充実し、 そしてその程度も著しく進歩したことであらゆるトカゲが容易く飼育できるようになり、 ペットの対象となる種類の幅は昔に比べて格段に広くなっていると思います。 それでもあえてアオジタやその仲間たちが積極的に選ばれている背景には、 やはり生まれ持って備わる生々しいトカゲらしさに始まり、 それが格好良さや可愛らしさ、そして美しさといった要素に成り代わることによって、 純粋に魅力的なのだと改めて評価しようとする人々の思惑が見て取れます。 鱗の様子があまりにも露骨で目鼻立ちもどちらかと言えば鋭く、 体の大きさに対して四肢のボリュームも控えめなことから、 何処かヘビっぽいと敬遠される場面も少なくありませんが、 そのリアリティこそがスキンクらしさであり他のトカゲたちとは一線を画すアイデンティティなのだと思います。 今回やって来たのはキタアオジタなどのオーストラリア系ならまだしも、 インドネシアなど東南アジア系のタイプでは見かけることの少ない、 国内で繁殖に成功したベビーがブリーダーの下でふっくらと育ったもの。 前者とは異なり基本的に野生個体が流通の大半を占めることもあってか、 必要以上にお肌がピチピチしているように見えるのも決して気のせいではなく、 改めて育て主の努力と功績の大きさや有難味が感じられます。 手に取っても噴気音を出すことをせず体もふにゃふにゃで、 ちっとも怯えていない様子にいつまでも触っていたくなる満足度の高い一匹。 もちろんフードだけでもしっかりと育てられますし、 初めての方にも積極的にお勧めすべくヘルシーな状態でお渡しします。 |
アンボンアオジタトカゲ (M) Tiliqua g. gigas |
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透き通るホワイトヘッドにピンクオレンジの背中が眩しいバンド乱れも見当たらない極上品! アオジタ特有の生々しさよりもすっきりとした顔立ちに神々しささえ漂う渾身のセレクト美個体、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 近年のトカゲブームを牽引する先頭集団に属するメンバーのひとりに数えられる、 誰もが知るところの往年の銘種として今も昔も人々に愛されている、 アオジタトカゲの仲間たち。 一時その人気は圧倒的な陽気さでアピールを続けるフトアゴに押され、 良くも悪くも何処か陰気臭そうな様子がマイナスに捉えられることもありましたが、 今日ではやはりその扱い易さと絶対的な安定感により再び支持を取り戻し、 各メーカーより次々と発表される専用フードの技術進歩も手伝って、 真のビギナー向けペットリザードとしての風格を備えるまでになりました。 活きたコオロギなどを必ずしも求められることのない性能面でのメリットは、 まさしくヒョウモントカゲモドキ用の人工飼料が普及している事実がそれを証明し、 皿に盛られサプリメントを振りかけられた餌を犬のようにバクバクと食べる、 素直さを象徴するそんな光景には改めて感銘を受けることでしょう。 更に具体的には紫外線要求量が昼行性のメンバーにおいてはどちらと言えば低いことや、 バスキングスポットの重要性もさほど高くないことなどによって飼育環境のハードルも幾分下げられ、 太らせ過ぎにさえ気を配れば健康被害のリスクも極めて発生し難いことがよく分かります。 また同じアオジタと名付けられた中には非常に豊かなバリエーションが知られており、 そのラインナップは自分好みの一匹を選び抜くのに十分過ぎる幅広い品揃えとなっていて、 種や亜種の枠を超えた豊富な個体差が多くのファンの所有欲をも満たしているようです。 今回やって来たのは一目見ただけで顔の白さが真っ先に目に飛び込んでくる、 彩り豊かでエレガントなイメージの強いピカピカの飼い込み個体。 前飼育者により選別された時点で指先や尾先など細部の欠損がないことは言うまでもなく、 背部のバンド模様に乱れた箇所が殆どないことまで確認されており、 ワイルドかCBか分からなくなるほどに体表の艶がよく出ています。 全体的な赤味の強さもただただ高評価にそのまま繋がる、 目を凝らして探し求めてもなかなか巡り合えない美しさを誇る一匹です。 |
アンボンアオジタトカゲ (L) Tiliqua g. gigas |
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すっきり白抜けした頭部と黄金色に輝く背部とのコントラストが眩しい飼い込み美個体! 何が不満なのか分かりませんが常にキレ気味のクールな表情が相も変わらず格好良い、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 何やら最近はブームの兆しを見せていると言いますか、 既に世間ではかつてないほど流行の波に乗っていることになっている、 実はこの業界においてベテランとも言うべきすっかりお馴染みのキャラクターである、 アオジタトカゲの仲間たち。 確かに古参のファンからすれば何を今更と言いたくなる気持ちも分かりますし、 反対に初めてこのトカゲの存在を知った方々にとっては、 それはそれは今までに味わったことの無い新鮮なものに感じられることでしょう。 アオジタを語る上ではとにかく頑丈を絵に描いたようなパワフルさに触れない訳には参らず、 体調を崩してしまうとすれば食べ過ぎ以外には考えられないと言っても過言ではないほど、 ペットリザードとして大変に扱い易いあまりにもタフな体質が大きな魅力のひとつ。 言葉は悪いのですが彼らが持つ特有の陰気臭さこそがそれに一役買っている要素であり、 陽気なトカゲほど綿密なる環境設定を要求して来ることは薄々感付かれているかと思いますが、 良い意味でざっくばらんに育てられてしまうところが長所として光ります。 他にもフトアゴに近しいサイズ感はハンドリングにも適したボリュームであったり、 雑食を極めた食性は活きた餌を殆ど必要としないほどの粗食ぶりで、 多くの方がペットとして迎え入れるのに前向きになれる材料が盛り沢山なのです。 今回やって来たのは数あるアオジタの中でも一番目にする機会の多い、 つまりはそれだけ多数のバリエーションが楽しめるギガスギガスことアンボンアオジタ。 この個体は頭頂部が色薄になったお陰でかなり上品な顔立ちに仕上がっており、 背部には何処までも磨き上げたくなるほどの艶やかな金属光沢がびっしりと敷き詰められ、 輸入されて暫くペットとしての期間を経たため綺麗に脱皮を繰り返し、 いわゆるトリートメント済みとされるような優れた状態に仕上がっています。 写真では右後肢の指が曲がっているように見えますが、 たまたま写りが悪かっただけでそのような事実はありませんのでご安心下さい。 |
アンボンアオジタトカゲ (セラムグリーン・♂) Tiliqua g. gigas |
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鈍い輝きで魅せる緑がかった黄金色が妙に和のテイストを感じさせるお洒落な装いのセラムグリーン! 乱れの少ない細バンドが地色の華やかさをより引き立てています、 アンボンアオジタトカゲ・オスが入荷しました。 かつてはヒョウモン、 フトアゴと並び爬虫類の世界におけるビギナー種の一員としてよく知られていたアオジタ、 ここ最近ではスキンク特有の如何わしさが何処かで察知されてしまったのか、 トカゲ部門ではどちらかと言えば家族的にも触れ合えるフトアゴの方に人気がシフトし、 元来の生活様式に習いやや陰に隠れてしまいがちになっているのかもしれません。 それもそうでしょう、 今やフトアゴだけでまるまる一冊の本が出せてしまうほどポップなイメージが浸透しており、 間違ってもアオジタで同じことをした日には陰気臭い雰囲気が一面に漂ってしまいますから、 こればかりはキャラクター性の違いとして素直に受け止めざるを得ないと思います。 しかしながらサイズ感や大人しさについて双方の性質は似たり寄ったりですから、 いずれ復権の兆しが訪れても何らおかしくはありません。 実は結構重要視されるフードへの餌付き易さについてはアオジタの方が数段優れており、 また紫外線やバスキングスポットに求められる条件はフトアゴの方が明らかにシビアですから、 飼育難易度についてはこちらに軍配が上がるでしょう。 胴長短足の絶妙なアンバランス感はダックスフント的な可愛らしさもあり、 ギロリと鋭い目付きとのギャップに心を奪われる事例もチラホラ。 品種改良の進み具合については流石に勝ち目がありませんが、 豊富な構成種と亜種内でのバリエーションによりそこについてもカバーできるはずだと信じています。 本種オオアオジタは同じ基亜種の中でも産地などにより様々な差異が知られていて、 今回やって来たのはインドネシアはモルッカ諸島のセラム島に産する系統の一匹。 俗にセラムグリーンやセラムイエローと称されるだけあって、 背面には深みのある仕上がりにまとめられた明色部が際立ち、 それでいて華美になり過ぎない落ち着いたオーラをも兼ね備えています。 体を横切るバンド模様は極限まで細く削られ、 その全てがほぼ一直線に繋がるなどそのクオリティは申し分なく、 尻尾にかけてまだら模様に散らばっていく様も大変美しいです。 頭頂部はほぼアイボリーの一色ですが、 微妙なグラデーションと墨入れを施したような黒いラインにより表情が引き締まります。 まるで子犬のように触れるか否かは生まれ持った性格に懸かっていますが、 この個体は鼻息ひとつ出さない大人しさが魅力的。 目元が優しく柔和な顔立ちの何でも食べる優等生、 綺麗な抱きトカゲとして如何でしょうか。 |
アンボンアオジタトカゲ (アザンティック・ベビー) Tiliqua g. gigas "var" |
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この数年でお目見えしたばかりのニューカマーがこれまで殆ど出回らなかった珍しいベビーにて! ただでさえ黒目の際立った表情が可愛らしいのにこんな指乗りサイズで来られては堪ったものではない、 アザンティックのアオジタトカゲが入荷しました。 こと日本の爬虫類ホビーにおいて、 アオジタトカゲの仲間たちが辿ってきた道のりは長く険しいものがあり、 黎明期にはペットとして飼育し得る唯一のトカゲと言われんばかりの勢いで、 無数のビギナーをこの世界へいざなったところから物語は始まります。 外国産のトカゲをどのように扱って良いのか右も左も分からなかったところへ、 まさしく救世主の如く現れたこのアオジタは、雑食性で何でも良く食べる貪欲な性格と、 夜行性ではないはずなのに紫外線要求量が決して多くはないという特徴を備え、 餌や飼育器材に恵まれていなかった時代からそれなりに育てることができました。 それから時は流れフトアゴに代表される他の昼行性トカゲらの台頭が著しくなると、 すっかり馴染み深かったはずのアオジタは途端に飽きられてしまったかのように、 華々しい表舞台から一歩引いたところで辛抱せざるを得なくなりました。 もちろんその間にも純粋なファンは存在し続けていたのですが、 この頃ではトレンドの波が再び巡って来たのか、 それとも一周回ってその飼い易さが再び見直されたのか、 改めて人気のペットリザードとして最前線に躍り出ることと相成ったのです。 その背景にはやはりビギナーからマニアまでを優しく包み込む懐の深さが関係しているものと思われ、 比較的リーズナブルで入手し易いものから、姿を拝むだけでも精一杯の極めて稀少なものまで、 様々な種類が市場に流通していることが大きなムーブメントの形成へと繋がっているのでしょう。 今回やって来たのは全ての人々を絶対にアオジタ好きへと変貌させてしまう、 そのように称しても差し支えない稀代の人気者であるアザンアオジタから、 喉から手が出るほど欲しくて欲しくて堪らなかった最強のベビーサイズ。 実際に見かけられるものの多くは手の平いっぱいか腕まで届くぐらいのミドルサイズばかりで、 幼体であればさぞ可愛かろうと頭の中で一生懸命妄想を膨らませてきたものでしたが、 そんな夢のようなトカゲが現実のものとして登場したのですからさあ大変。 体表のダメージが殆どなく肉付きも良好な二匹を厳選しましたが、 そもそもまとまった量で海を渡ってきた訳ではありませんので、 思い立ったが吉日、お早めのゲットをお勧めします。 |
アンボンアオジタトカゲ (アザンティック) Tiliqua g. gigas "var" |
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みんな大好きメタリックシルバーのボディに真ん丸黒目が何とも愛くるしい大人気のモノクローム! 素の状態でもただでさえぜんまい仕掛けみたいなところへ更におもちゃらしさを強調したような、 アザンティックのアンボンアオジタトカゲが入荷しました。 昨今の業界の有り様としてはトカゲとヘビの存在感が凄まじく、 これは日本における爬虫類飼育の文化が始まって以来最大の規模であると思われ、 というのもかつてその両者は育てるための環境や餌などを満足に揃えるのが難しく、 それは例えば理論が追い付いていなかったり具体的な商品が発売されていなかったりと、 殆どの人々が右も左も分からない状態でしたから、 自ずと飼育者の数もメキメキと増加するような状況にはなり得ませんでした。 もちろん中には物好きなファンもいてマニアの世界というものを痛感させられたりもしましたが、 時代はカメ全盛期といっても良いほど辺りがそれ一色に染まっていて、 今考えればあの頃のペットシーンは熱帯魚からの流れを汲んだ構造だったのでした。 同じカメでもリクガメはどちらかと言えばトカゲ寄りの発想ですからまだまだ難しかったのですが、 そんなシチュエーションの中で最も容易に育てられるトカゲとして一世を風靡したのが、 何を隠そうここに紹介するアオジタトカゲです。 何故彼らが当時それほどの存在感を発揮していたのか、 それは何も他に飼育できる種類が一切見当たらなかったからではなく、 ここ最近の人気の再燃ぶりを見ている限りでは、 元来備わるアオジタだけの魅力がそうさせたといっても過言ではないでしょう。 今回やって来たのは全身がモノクロ仕上げに一変することで支持率の高いアザンアオジタから、 微細なダメージすらも見受けられないペットとして育て甲斐たっぷりのピカピカスモールサイズ。 何が素晴らしいのかといえばもはや言葉による説明も不要なほど、 両目が真っ黒になって心なしか表情も穏やかになるその劇的な変貌ぶりでしょう。 俗にヘビっぽいと評されるアオジタに特有の鋭い眼差しが、 レオパのスーパーマックスノーやフトアゴのトランスよろしく、 待ちに待ったほぼソリッドアイに仕立てられたのですから歓迎されない訳がありません。 少し前までは需要の急増に対して供給が追い付かず高値安定でしたが、 この度さほど高価ではない価格帯にて入手できましたのでこの大チャンスをお見逃しなく。 |
アンボンアオジタトカゲ (アザンティック) Tiliqua g. gigas "var" |
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初登場以来、人気の陰りなど微塵も感じられないアオジタ最高傑作のひとつである魅惑のアザンティック! 写真はやや暗めに撮影しましたが、白黒の比率がほぼフィフティフィフティで、 バンド乱れもない自慢の極美個体を張り切ってセレクトしました。 激しく人を怖がり威嚇を止めてくれないアオジタも散見される中、 嬉しいことに噴気音ほぼゼロで楽々ハンドリングできる、至って穏やかな性格の持ち主。 もちろん人工飼料にも餌付き済み、活きた虫など一切使わずに育てられる安心のスペックで、 なおかつ今回はプライスもリーズナブル! |
アンボンアオジタトカゲ (アザンティック) Tiliqua g. gigas "var" |
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スキンク特有の何処となくメカメカしい雰囲気がより一層強調された鋼鉄のアザンティック! 初登場以来変わらぬ根強い人気を誇るアオジタカラーバリエーションの中でも最高傑作のひとつ、 アンボンアオジタトカゲが入荷しました。 オーストラリアからインドネシアにかけて広く繁栄した、 飼い易い抱きトカゲのナンバーワン候補として常にノミネートされ続け、 業界が誇るビギナー種として名の知れた昔ながらのペットリザード。 外観の大まかなシルエットは同じスキンクであるニホントカゲを拡大したような、 時にツチノコ体型と称されるヘビの如くツルンとした形が印象的ですが、 その妖しげな見た目とは裏腹に屈指の強健種として長らく親しまれています。 世間一般にトカゲを飼育する文化が広まり始めた頃、 何よりの長所として挙げられたのが必ずしも活きた虫の類を必要としない、 ふやかしたフードなどでも育てることができる雑食性の強さ。 この逞しさは一体何なのかと驚きを超えて感心させられるほど、 とにかく環境への煩さなどまるで感じさせないタフな体質は有難いことこの上なく、 主役を張るのはもちろん名脇役としても如何無く存在感を主張することのできるオールラウンダ―です。 今回やって来たのはオオアオジタの基亜種である通称ギガスギガスより、 色彩変異なのか地域変異なのかこの頃流行りのモノクロームな極美品種、 アザンティックの長期飼い込み個体。 一見して作り物かと見紛うほどにクールで機械的な容姿は息を呑む美しさを呈し、 それでいて瞳は黒く表情も穏やかになり、 背面を横切るバンド模様は殆ど乱れること無く理想的なデザインに仕上げられ、 更には簡単に触らせてくれる大人しい性格も相まってとにかく文句の付け所がありません。 特にこの個体は背中の白い部分の面積が広くかつ透明感があり、 リバースパターンとなった尻尾にも先の方までしっかりと白線が描かれていて、 頭頂部の黒い墨入れが少なめなので顔立ちに威圧感が無く、 非常に高いクオリティでまとめられていると言える特徴が随所に光ります。 決して肥満体になることは無くギガスらしいスレンダーな肉付きは健在、 腰から尾にかけてガタガタとヒネるありがちなトラブルも見受けられない、 大切に育てられていたことが一目で分かる良質の掘り出し物です。 |
ケイアオジタトカゲ
Tiliqua g. keiensis |
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渋派手なカラーリングと細長の体型が一風変わった、なんとも粋なアオジタです。 ギガスことオオアオジタの亜種、ケイアオジタトカゲが入荷しました。 よく見かけるアオジタのイメージと比べると、 頭が小さめで胴長尾長のスレンダーな体格が印象深いケイ。 ツヤツヤの体表の奥に見える柄は単に派手と言い表せられるものではなく、 古民具のようなどこか懐かしくノスタルジックな雰囲気をも漂わせています。 そして顔付きはただでさえ強面のものが多いアオジタの中でも頭一つ抜き出た感じ。 ワイルド個体はそんな風貌にピッタリな粗暴さを持つ個体も多いと言いますが、 今回入荷した個体はブリードものか分かりませんが 特に威嚇をする様子もなくご覧の通りすんなりと触らせてくれました。 餌はやはり雑食性で、肉類・昆虫類から葉野菜・リクガメフード・リザードフードなど種類を選びませんので、 その点ではビギナー向けとも言えるでしょう。一味違ったアオジタならこれです。 |
ケイアオジタトカゲ (L) Tiliqua g. keiensis |
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少し近付いただけで荒ぶるイメージの強いケイとは思えぬ穏やかな性格がエクセレント! 人間との暮らしにもすっかり順応した良質な飼い込み個体ですが腰回りの形状が歪なため限定特価にて、 ケイアオジタトカゲが入荷しました。 またの名をカイアオジタ、正しくはそう呼んであげるのがどうやら発音的にも好ましいそうですが、 口に出して言い易いケイの方が圧倒的に耳馴染みがあると思います。 アオジタトカゲの仲間は大きく東南アジア系とオーストラリア系に分けられますが、 輸出入のルールを考えると圧倒的に後者の方が入手し難く、 また前者は日本の直ぐ南側と比較的近くに位置していることもあって、 昔から流通量が多くそれが市民権を得る大きなきっかけにもなりました。 しかしながら本種は分布域が局所的であることも強く関係しているのか、 未だかつて豊富に出回り余剰分で溢れ返ったようなことはなく、 アンボンやメラウケなどのように常日頃から目にするようなキャラクターではありませんでしたし、 むしろ繁殖の進んだオーストラリアのキタアオジタの方が手に入り易い印象で、 なかなかコンスタントな流通の機会に恵まれないマニアックな存在でした。 最近ではアオジタ全般が時を超えて再び注目を集めるようになり、 それは日本のみならず世界的なムーブメントであるらしく、 現地からの供給減も合わさって以前と比べ縁遠いものとなってしまいました。 幸いにして頑強な体質の持ち主ですから、 必ずしも繁殖には結び付かないとは言え国内でしっかりと育てられ、 時折こうして姿を見せてくれるのは喜ばしいことではないでしょうか。 今回やって来たのは片手に乗せてちょうど良いベビーサイズからコツコツと飼い込まれ、 そのお陰なのか噴気音のふの字も知らないような落ち着きようで、 とてもあのケイアオジタとは思えない温厚な性質の一匹。 どちらかと言えば無機質な色合いのデザインが多いアオジタにおいては例外的に、 木目調の暖かみに溢れた色彩が独特の味わいを醸し出し、 背中のバンドもその殆どが乱れることなく綺麗に並べられています。 瞳の赤さも然ることながら頭頂部や喉元もまた赤く彩られ、 平均的なケイのそれよりは全体的に明るい印象を受けます。 フードオンリーでバクバクと食べ順調そのものなのですが、 暮らしに支障はなくとも腰がやや落ち込み、 尻尾にも僅かに歪さが見受けられるため、 市場相場からはかけ離れたスペシャルプライスにて! |
ケイアオジタトカゲ
Tiliqua g. keiensis |
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まるで日本人好みとしか言いようのない渋派手アオジタ! 奇抜なカラーリングとスタイリングが特徴的、長期飼い込みのケイアオジタトカゲが入荷しました。 ギガスギガスことオオアオジタの中で、カイ諸島とアルー諸島にのみ分布する稀少な島モノ亜種。 学名読みでケイの方が通りが良いですが、島の名前としてはカイの発音が正しいそうです。 種内でもケイは特に尻尾が長く全体的にスマートな印象で、 オマキトカゲのようだと形容されるのも頷けます。 そして何より印象的なのが独特の色柄で、 他のアオジタにはあまりない和風な色使いは郷里の香りと言いますか、昭和ノスタルジーと言いますか、 不思議と日本人の心にすんなり馴染む雰囲気はどこか懐かしささえ覚えます。 流通する機会にあまり恵まれていないのが残念ですが、 今回やってきたのはきっちりトリートメントされ育ち上がった立派なアダルトサイズ。 色合いには個体差がありますがこの個体は緑がかった黄土色がてらてらと鈍い輝きを放ち、 まだら模様がバンドとまじり合い見事な風合いを醸し出しています。 喉の裏も赤く染まっていい感じ。 ベッタベタに慣れているとは言えませんが普通にハンドリングできるレベルで、 キメラなどのように噛み付いてきたりはしないので付き合い方次第でグッと距離も縮まると思います。 ケイが持つユニークな味をお楽しみ下さい。 |
キメラアオジタトカゲ (ベビー) Tiliqua s. chimaerea |
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スキンクにあるまじきふわふわとしていそうな質感に思わず手が伸びてしまうベビーマジック! 下手をすればアオジタに一切興味の無かった人すらをも巻き込みかねない至極の愛らしさ、 キメラアオジタトカゲが入荷しました。 かつてはヒョウモンやフトアゴと並ぶビギナー向け代表種の一員であったこのアオジタ、 何よりもその飼い易さが高く評価され前述のトカゲたちに負けず劣らずの人気ぶりでしたが、 如何せん繁殖が決して容易では無いことから品種改良の面で出遅れてしまい、 少なくともこの数年間においては一般への普及があまり進まなかったように思います。 ヒョウモンよりも大型になり、フトアゴよりも少々デフォルメ感に欠けてしまうことが原因なのか、 全力でトカゲトカゲしている様が何よりの魅力と言えばそうなのですが、 更なる市民権を獲得するために邁進する日々を送っています。 とは言えトカゲ飼育最大のネックである活餌、 つまり活きた虫の類を必ずしも必要としない度合いはその二種とは比べ物にならず、 きちんとメニューを考えれば数種のフードと多少のサプリメントで終生飼育が楽に行える点はもっと評価されるべきで、 小さな頃から慣らせば比較的容易にハンドリングも楽しめる、 生来ペットリザードとしての素質を備えた優秀なキャラクターなのです。 今回やって来たのは何となくふくよかに見えてしまう体付きが可愛らし過ぎる、 暴君と畏れ多きキメラのベビーより少し育った安心サイズ。 何が恐ろしいのかと言えば黄金の体色美しき大型個体に限ってもれなく噴気音が付いてくる、 なかなか扱い辛いイメージの付き纏うキメラですが、 この個体は手に乗せても緊張感すら漂わせず、 非常に大人しいベタ慣れ候補として是非このサイズから鍛えて頂きたい一匹なのです。 スキンクの仲間は元々体表に照りのあることが特徴なのですが、 特にこのキメラはメタリックなカラーリングも相まって金属光沢の程度が著しく、 成熟した暁には全身より眩い輝きを放つ大変育て甲斐のある種類と言えます。 当初はハッチリングに近い大きさで輸入されたらしく、 半年ほど育てられ危険度の低い段階まで到達しており、 既にふやかしたフードにも餌付いているため初めからコオロギが使えない方でも大丈夫。 成長に連れてどこまで黄色味が上がって来るのか楽しみです。 |
キメラアオジタトカゲ (ゴールデン) Tiliqua s. chimaerea |
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一味違うこだわりのアオジタです。タニンバールことキメラアオジタ・ゴールデンの入荷です。 お客様が選別された小さなサイズから丹念に愛情込めて育てられたそうで、 ゴールデンタイプの中でも特に極上の品質ではないでしょうか。また今回スペースの関係上泣く泣く手放されたとの事でしたが、 体のツヤから見て取れる様に放出直前までとても大切にされていた事が分かります。 バンド模様も殆ど乱れる事無く綺麗に揃い大満足の一頭です。 キメラは他のアオジタに比べ少々荒い面があり手を近付けると威嚇しますが、 一度持ってしまえば無理に暴れる事もありません。 最近はあまり見かけない種類でまたクオリティの高い個体でもありますから、探していた方は一度お問い合わせ下さい。 |
キメラアオジタトカゲ (ゴールデン) Tiliqua s. chimaerea |
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近年ではなかなかお目にかかれない稀少種となりつつある、全身が黄金色に輝くアオジタ界の異端児! ハンドリング可能、フードオンリーで問題なし、 立派な完熟サイズに到達し尚且つその育ち具合にも非の打ちどころがない、上質な飼い込みラージサイズです。 |
キメラアオジタトカゲ (L) Tiliqua s. chimaerea |
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黄色いアオジタにはつい臨戦態勢を取ってしまいがちですがこのキメラは噛みません! 唯一のマイナス要素が消えてしまえばあとはプラスしか残らない素敵な飼い込み個体です、 キメラアオジタトカゲが入荷しました。 アオジタの四文字を目にすると、 フトアゴやヒョウモンなどペット爬虫類として代表的な仲間たちと横並びになっているような錯覚を起こしてしまいますが、 品種改良が盛んなそれらは基本的に一種類であるのに対し、 アオジタの名を冠するトカゲには多数の種や亜種が存在しています。 混乱の原因はオーストラリアから海を挟んでニューギニア、 インドネシアとその周辺の島々に跨る広大な分布域にあるのでしょう。 どれも和名が似ているだけに覚え始めたばかりでは何が何やら分からなくなり、 学名を併記してようやく内部派閥の全容が把握できるといった具合です。 別名タニンバールアオジタとも呼ばれるこのキメラはハスオビアオジタ種群に含まれ、 ブリードが盛んなことで有名なキタアオジタとは亜種関係に当たります。 最も捉えやすい特徴と言えばやはりその体色、 同亜種内でも個体差のバリエーションがあり一概に定めることはできないものの、 イメージされやすいのは鈍い輝きを放つ黄土色のこのタイプです。 まるで色彩変異のようにゴージャスな外観は他種とは一線を画す独特の空気を漂わせ、 グループ内でも一際目立っているように思います。 加えて体型にも一癖あり、アオジタは総じて幼体時に特有の頭でっかちな幼児体型が愛らしくも、 成長するとあまりにも短い四肢が体に埋もれてしまい突如として不気味なシルエットに変わり果ててしまいますが、 キメラは尾のバランスがグッと短めで最終サイズもさほど大きくならずその佇まいに並のトカゲらしさを残していますから、 一歩間違えればアシナシトカゲと言われかねない気持ち悪さは殆ど感じられません。 これほどまでに魅力的な要素をいくつも備えていながら人気者になり切れないのは、 きっと喧嘩っ早くいつも威嚇してばかりという悪評が定着しているためでしょう。 ケージの扉をスライドしただけで奮起音を上げながら口を開ける姿に恐怖と言うよりもむしろげんなりしてしまうのは、 一向に距離感の縮まる気配のない二人の関係に明るい未来が見えないからです。 ただし相手も生き物ですから時に例外あり、 今回やって来たのは挨拶代わりに鼻から大きな溜め息を吐き出すことはあるものの、 顔周辺に余程いたずらをしなければ口を開けることすらしない非常に大人しい一匹。 ハンドリング中はおろか普段のメンテナンスで手を差し伸べた所で全く動じない度胸にこちらも安心します。 爪まで全て綺麗に生え揃っていますが残念ながら若干の尾曲がり有り、 しかしこれとて写真に収めればようやく分かる程度で遠目では全く気になりません。 怒りを忘れた貴重なキメラ、 良質な抱きアオジタをお探しの方はお早めに。 |
キタアオジタトカゲ (ハイカラー・国内CB) Tiliqua s. intermedia |
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選り抜きの上物! ブリーダーさん曰くノーマルだそうですが果たしてどうなんでしょうか、 国内CBのキタアオジタトカゲが入荷しました。 オーストラリアンでありながらその飼いやすさと繁殖の容易なことから種親が非常に限られた状況下にも関わらず飛躍的に普及し、 今ではCBものではこのキタアオジタが最も入手しやすい状態となっています。 非常に幅広い環境に適応し、餌も雑食性でコオロギから野菜類、 人工飼料まで餌と名の付くものは殆ど有用できますので初めてのトカゲにもお勧めです。 今回入荷したのはお客様のお宅で殖えたCB個体で、 本来であればバンド模様の周りを囲む黒斑が見られますが、 このベビー達はハイポやパステルとまではいかないものの淡い明るいカラーリングがとても魅力的です。 流通量が多いとはすなわち選べるほどいるというわけで、 せっかく飼うなら1匹綺麗なのをセレクトしてみては如何でしょうか。 現在活餌はもちろんリザードフードなどの人工飼料にも餌付いています。 |
キタアオジタトカゲ (ハイカラー・国内CB) Tiliqua s. intermedia |
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需要増と供給減により慢性的な品不足が叫ばれる中で突如飛び出した赤味の強い将来有望個体! 国産というだけでも有難いのにサンセット風味の美貌をひけらかした上にパーフェクトバンドな絶品、 キタアオジタトカゲが入荷しました。 グループ全体としてはハードルの低さを感じさせつつもその奥には非常にディープな世界が広がっていて、 ビギナーからマニアまでどっぷり楽しめる一大組織を形成しているアオジタトカゲの仲間たち。 稀少性云々を全て取っ払ってしまえばこれほど育て易いトカゲも他になく、 同じく昼行性でありその最たるものとして君臨するフトアゴなんかと比べた日には、 満たされるべき要件の少なさに先方は驚きひっくり返ってしまうことでしょう。 紫外線要求量の低さに始まり同じ雑食でも悪食なことこの上なく、 彼らにとって残飯処理班の称号はもはや褒め言葉にしかならない、 全てのトカゲ好きに愛されるべき要素をいくつも兼ね備えているのです。 繁殖形態が胎生であることからブリード志向の強い人々からの支持も厚く、 おまけに一部の種類は冬季を無加温で過ごせるとあって尚のこと評価が高い、 日本がトカゲ飼育の黎明期にあった頃からなくてはならない存在だった理由を、 このご時世になって改めて認識させられます。 今回やって来たのはやはり東南アジアの面々に比べいくらか高貴な雰囲気を漂わせる、 昔から一目置かれる存在としてその地位を確立してきたキタアオジタ。 オーストラリア原産のものにしては比較的コンスタントに見かけることができ、 カラーリングも累代繁殖される過程で様々なバリエーションが生み出されていますから、 自分だけの一匹を探す楽しみが大いに感じられる銘種だと思います。 この個体は体中の茶褐色がオレンジに変色していることが一目見て分かり、 かつてサンセットという名で一世を風靡したあの美血統を彷彿とさせる、 近い将来なくてはならない秀逸な一匹になること間違いなし。 バンドについては好みがありますが幸い一本も乱れることなく綺麗に並んでいて、 揃っていることでがっかりする方は少ないでしょうから安心しました。 ブリーダー曰く巨大なキタアオジタを目指すのなら初期の給餌が肝心とのこと、 詳細についてはお渡しの際に耳打ちしたいと思います。 |
キタアオジタトカゲ (ハイポメラニスティック) Tiliqua s. intermedia |
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メリハリの効いたバンドが鮮やかながっしりサイズ! まさかの2010CBです、キタアオジタトカゲ・ハイポメラニスティックが入荷しました。 今回はお客様の飼い込み個体でドイツCBのハイポとして購入されたそうですが、 頭部と尾部は淡い色調で上品さを醸しつつ、 栗色の下地に力強く横切った濃いバンド模様はパーフェクトに近い入り方で、 その目の覚めるようなコントラストは全体をギュッと引き締めカラーバランスを整えています。 色柄の見事なことに加えて驚きなのが現在のサイズで、 2010年生まれのベビーが複数いた中で突出して成長の早い個体ということを聞きようやく納得できました。 スキンコイデス最大亜種の真骨頂を目の当たりにする日も近いのではと、今後の成長に期待がかかります。 また尻尾は全体の比率からして少しショート気味で、 ぶりぶり感たっぷりのボリュームと併せてこの個体のチャームポイントになっています。 テラテラと光る体表の艶気は健康で大切にされていた証です、 全長60cm目指してこれからもどんどん食わし込ませて下さい。 |
キタアオジタトカゲ (キャラメルハイポ) Tiliqua s. intermedia "var" |
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近年の世界的な需要増により急激に目の前から姿を消しつつある今をときめくトップスター! 選択交配の賜物と言われる淡いボディカラーが殊更にリッチな雰囲気を醸し出す、 キャラメルハイポのキタアオジタトカゲが入荷しました。 現代の爬虫類業界におけるトカゲと言えば、 ヒョウモンやフトアゴなど飼育下での品種改良が盛んに行われている、 些か語弊があるかもしれませんがいわゆる初心者向けの、 一般に飼育し易いとされる種類が市場を席捲しているイメージが強く、 実はこの場合飼い易いか否かはあまり問題にはならず、 如何により多くの個体数が全国各地の至るところで販売されているか、 そしてそれに伴い国内での飼育例がより多く確認されているか、 即ち実体験に基づくデータがどれほど蓄積されているかが重要になっていると考えられます。 つまり石を投げればその飼い主に当たるとでも言わんばかりに、 周りがそれを沢山飼育していれば自ずと安心感が生まれ、 同時に生ずる一体感のようなものが更なる需要を次から次へと創出する、 このサイクルこそが今日の市場動向をつくり出したと言っても良いと思います。 あえて言及は避けますがここに挙げた例はあくまでもアメリカを主体とした話、 最近ではお隣中国で起きているムーブメントからも少なからず影響を受け、 古参の愛好家にとってはちょっぴり懐かしいアオジタを始めとしたオージースキンクの面々が再び脚光を浴びています。 恐らくは先に挙げたメジャー過ぎる二種に比べ未開拓な部分が残されていたことや、 卵胎生と言う繁殖形態がブリーディングに対して前向きに捉えられたことなどが影響し、 元来備わる屈強極まりない体質も手伝ってペットリザード代表種の地位に返り咲いたのです。 今回やって来たのはネシアンのギガスと並び我々が昔から散々お世話になりっ放しのキタアオジタから、 キャラメルハイポと呼ばれる体色が薄くなるタイプの大型個体。 暫くアンボンやキメラなどに見慣れているとやたら巨大に感じてしまいますが、 全長をよく見ればマックスサイズにも達していない本亜種のダイナミックさは、 改めて眺めてみると他では味わえない迫力が感じられます。 流石にコンディションは良好極まりなくお約束通り何でも食べますので、 ライティングや床材を工夫するなどして思い思いの色合いをお楽しみ下さい。 |
キタアオジタトカゲ (L) Tiliqua s. intermedia |
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クリームホワイトを基調とした上品な色合いが見る者を和ませる大型美麗個体! 何をされても動じないおしとやかな性格が抱きトカゲにベストマッチです、 キタアオジタトカゲが入荷しました。 アオジタと聞いて思い浮かぶのはオオアオジタやケイなどのギガスグループか、 キタやキメラなどのスキンコイデスグループが代表的でしょう。 もちろん本属にはその他にも同じくアオジタと呼ばれる種類がいくらか含まれているのですが、 いわゆる稀少種の括りに入ってしまい人目に触れる機会に恵まれることはなかなかありません。 ペットリザードを代表する存在なだけあり庶民にとって身近か否かという点が最も重要ではないかと思われ、 そうなると実際の流通量や比較的安価であることが鍵となってくるのは自ずと分かります。 しかし人気を決定付けるのはそれだけではなく、実際に飼育する上で何を求められるかと言えば、 やはりある程度のコミュニケーションを図れることこそ飼い主を満足させる大きな要因となるのではないでしょうか。 アオジタから受けるおおよそのイメージは飼い易くて大人しいの二点でほぼ間違いないかと思いますが、 実際には噴気音を出して威嚇したり限度を超えると口を開けて襲いかかってきたりと、 その厳つい風貌も相まってなかなか恐い思いをさせられることもしばしば。 当然生まれ持った個体の性格も関わってくるのですが、 それ以前に野生個体が輸入されるギガスは荒々しいものが少なからず含まれており、 そうかと思えば本亜種はオーストラリア原産のため流通するのは繁殖個体のみですから、 触れることすら憚られる恐怖と対面することはあまりないようです。 つまり先入観だけで選んでしまうと後々飼育継続が困難になりかねませんから、 ある程度の傾向を踏まえつつ目の前の個体をよく観察することが大切なのです。 今回やって来たのはフルアダルトに近い巨体を持つ2011CBの飼い込み個体。 すっかり成長し胴長のシルエットが際立つサイズになりましたが、 同じく大型になるオオアオジタの妙にすらっとしたあの厭らしい感じはなく、 幼児体型のふっくらとした雰囲気を踏襲したずんぐりむっくりの体付きが可愛らしいです。 昨今では様々な品種改良が確立されるほどそのカラーバリエーションも豊富で、 この個体は赤みを横腹に残すのみで全身が淡い色調にまとめられ、 頭部から尾にかけてのすっきりとした配色はお見事。 惜しいことに尾曲がりが見られますが、 その美貌と健康的な体型を愛して下さる方にお値打ちにてご紹介したいと思います。 |
キタアオジタトカゲ (サンセットクロス・Pr) Tiliqua s. intermedia "var" |
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かつて本亜種の看板モルフだったサンセットオレンジの血を引く赤味の強いメイビーペア! 決して広過ぎることの無い空間で暫く同居させていますが特に争いの見られない相性の良い二匹、 キタアオジタトカゲが入荷しました。 皆さんご存知の業界誌ビバリウムガイドの前号でも特集されていたように、 かつてペットリザードの世界を支え再び救世主に返り咲かんとしている、 色々な意味で非常に高いスペックを誇る銘種のひとつ、アオジタトカゲ。 日本の庭先では絶対に味わうことのできないダイナミック感は、 仮にそんなことが起きればもはやツチノコ発見的な出来事になってしまい、 世間一般の爬虫類像を地で行くつるっとぬめっとしていそうな質感はスキンクならでは。 芸能人の容姿を説明するのにいわゆる爬虫類顔と言う表現がありますが、 これこそまさにアオジタがモデルになっているのではないかと思われるほど、 好き嫌いの激しそうな突き抜けた魅力に溢れています。 飼育面でも中型トカゲとされるその最大サイズはメリットだと捉えれば、 紫外線要求量やバスキングに対する重要度の低さに始まり、 雑食とは文字通りほぼ固形フードのみで完結してしまうほど簡素な食生活、 多くの個体が大人しくハンドリングを楽しむ相棒ともなり、 オスとメスが揃えば卵胎生と言う性質を利用し手軽に繁殖も楽しめる、 夢のようなハイスペックが列挙される本当に素晴らしいトカゲなのです。 今回やって来たのは俗にサンセットクロスと称される、 サンセットオレンジと呼ばれる選択交配により生まれる品種の作出過程で得られた、 サンセットに程近いグレードを有する美血統の二匹。 背部のカラーリングは前述のサンセットや、 ハイコントラストなどと呼ばれるタイプにもよく似た良好な発色を見せ、 深みのある暖かなオレンジが全身を包み込むように染み渡っています。 まだまだ若い個体ですがペアとして輸入されたもので、 写真で比較すると眼の上や耳の辺りの膨らみ、 下顎のたるんだ部分など諸所に雌雄差らしきものが感じ取れます。 少なくとも60センチのケージ内では仲良く同居し続け、 お互いに精神的なプレッシャーも感じていない様子なので、 相性が良いものと判断して差し支え無さそうです。 細かいところですが片方は尾先に欠けがあるのでご確認頂きたいのと、 現状で脱皮前だったので後日写真を差し替えたいと思います。 |
ホウセキカナヘビ (M) Timon l. lepidus |
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入荷時と比べて遥かに艶々のボディを手に入れた種親候補としての期待もかかるメイビーメス! 全体的にやや大人しめのカラーリングながらサイドのブルースポットがとても鮮やかな、 ホウセキカナヘビが入荷しました。 日本人にとって最も親近感を抱き易い爬虫類と言えばトカゲとヤモリ。 広い意味では全てトカゲ亜目と言う同じグループに属してはいるのですが、 一般的な感覚からすると壁を登るサラサラした奴と妙にカラフルなテカテカした奴、 そしてやたらと尻尾が長くて茶色い奴の三つに分けられると思います。 その答えは各々言うまでもありませんが、住んでいる地域や環境により差があるものの、 幼少期に一度は慣れ親しんだ経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 カメも歴とした爬虫類ですが恐らくそこにはカウントされないでしょうし、 ヘビは好き嫌いがかなりの度合いで分かれてしまうため、 私たちの爬虫類に対するイメージはおおよそ前述の三種類により形成されたものと思われますが、 そのどれもが決まって小さめの体を持ち、 特にカナヘビなどは見た目も華奢でスレンダーなシルエットですから、 中型から大型の外産種を目の当たりにした時に受ける衝撃の大きさは計り知れません。 それもオオトカゲなどあからさまなものよりかは同じカナヘビの名を冠するものの方が尚良し、 加えてヨーロッパに暮らす仲間には総じて色鮮やかな種類が目白押しで、 草原の緑色に対して擬態したのであろうその色彩感に目を奪われることもしばしば。 姿形は一見似ているのだけれども何かが違う、 その何かにはまさしく愛好家らの夢と希望が詰まっていると言えるでしょう。 今回やって来たのは近年になって様々な種類が輸入されるようになったヨーロピアンラセルタの中から、 特に大型化し見栄えのすることで人気の高い昔馴染みのホウセキがベビーサイズより育てられたもの。 雌雄で体色が異なることが知られオスはグリーンを基調に青や黄色が入り乱れる華やかな雰囲気が特徴的ですが、 対するメスは他の多くのトカゲがそうであるようにそこから少々トーンを落としたような出来栄えとなります。 こうした説明をすると決まってだったらオスの方が良いと言われてしまうのですが、 単独飼育でオスのみを所有している方はいずれ繁殖を視野に入れるようになり、 メスの単品をお探しの方も少なくないでしょう。 この個体は確定ではないものの褐色の強い色合いと、 現時点で大腿孔の鱗が殆ど目立たないことからメスっぽいのではと判断しました。 おまけにお腹側の写真も、 持てば意外と大人しくハンドリングも不可能ではありません。 状態はすこぶる良好で入荷後暫く様子を見た限り代謝も良く、 数度の脱皮を経て体表のビーズが綺麗に輝いていますが、 尾先がやや欠けており再生途中のためお値打ち価格にて! |
ホウセキカナヘビ (EUCB・♂) Timon l. lepidus |
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我々の思うカナヘビらしさを徐々に捨て始めた発育途中の飼い込みサブアダルト! 名前負けするどころか今後ますます色味も上がっていくであろう仕上げ甲斐のある一匹です、 ホウセキカナヘビ・オスが入荷しました。 爬虫類をはじめとする変わった生き物が好きな少年少女にとって、 物心ついたその時から真っ先に心奪われてしまうのはトカゲやヤモリではないでしょうか。 都会に暮らす子どもにとっても学校や公園など少し緑の多い場所へ行けばそれらに出くわすことができ、 身近にいながらにして少しレアな存在として祭り上げられるのです。 夜行性のヤモリはここでは除くとして、 ややしっとりとした薄暗いポイントに潜んでいることの多いニホントカゲとは違い、 日の当たる石の上などで日光浴を楽しむ姿が印象的なニホンカナヘビは、 そのほのぼのとした風景に何となく親近感が沸くという方も多いと思います。 お陰で私たちの頭の中には地味でほっそりとしたひょろ長いトカゲのイメージが出来上がる訳ですが、 同じカナヘビと名の付くものでも特に欧州一体へ目を向けた途端、 日本人の常識が如何に通用しないかというのがよく分かります。 まず一番に目に入るのは鮮やかな緑色の体、 実は沖縄にもアオカナヘビなど似た雰囲気を持つものがいないこともないのですが、 いずれにしても異国情緒を漂わせていることに変わりはありません。 そしてもうひとつは体躯の太さ、 これは全ての種に当てはまる訳ではないものの全長にして50センチを超えるお化けが実在すると知れば、 それを実際に手にとって確かめたくなるのが人情でしょう。 今回やって来たのは数あるヨーロピアンの中でも優等生的なキャラクターで一目置かれる、 昔から根強いファンの多いお馴染みのホウセキ。 真の魅力を堪能できるのは成熟し切ったその時、 黄色から黄緑、青色まで全てがメタリックで統一されたカラーによって描き出される模様は輝かしく、 配色だけは似ている近縁の他種と比べてもゴージャス感は段違いで、 マックスの発色時には目がチカチカするほどの芸術が全身に浮かび上がります。 更に人気を後押ししているのはボリュームある体格、 全長90センチというびっくり記録もありますが育てれば普通に60センチぐらいには到達するようで、 恐らくフルアダルトであろう野生個体の写真を見せられると、 まるである種のオオトカゲのような抜群の迫力に縮尺が狂いそうになるほど。 決して尾の長さばかりで稼ぐのではなく大きな頭部と逞しい四肢、 そして尻尾の太さなどが偽りのないダイナミックをつくり上げているのです。 頑丈で寒さにも強く飼育は容易ですが、 時間がなくなってきたので飼い方については別途お問い合わせ下さい。 尾切れや指飛びなどのダメージもない大切に育てられた美個体です。 |
ホウセキカナヘビ (♂) Timon l. lepidus |
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誰がどう見ても男らしさ全開の完熟一歩手前までガッチリ育てられたご立派なラージサイズ! メジャーなトカゲのひとつでありながらフルアダルトの風貌には度々圧巻させられる、 ホウセキカナヘビ・オスが入荷しました。 カナヘビなるフレーズは私たち日本人にとっても大変馴染み深いもので、 つまりはそこら辺にいる普通のトカゲと言うアバウトな認識で全く問題無い訳ですが、 こと外国産の種類ともなると途端にその佇まいが魅力的に映ってしまうのは、 それが元々とても身近な存在として脳裏に焼き付いているからかもしれません。 トカゲ界のクールアンドビューティー、 格好良さの真髄を極めた絵に描いたようなデザインは恨めしく思えるほどで、 ヨーロッパの草原地帯ではこんな色鮮やかなカラーリングが保護色になるのでしょうか、 それとも大きな体は一度完成してしまえば向かうところ敵無しなのでしょうか、 いずれにしても大胆極まりない着飾られた容姿にはついつい視線を奪われ、 賢さの象徴のような顔立ちにもまた一層の気品が漂っています。 主な分布域はスペインからイタリアにかけて地中海に面した海岸沿いとやや温暖なエリアながら、 いわゆる温帯種と呼ばれる括りで日本の気候にもそれなりに馴染むことができ、 通年加温した状態ではもちろんのこと、 室内無加温であれば無理なく緩やかに育てていける幅広い適応力もまた長所のひとつ。 ある程度太陽光の要素が求められるとは言えフトアゴのそれと何ら変わり無く、 昨今ではグラブパイを始めとした保存が利きコストパフォーマンスの良い便利な餌が続々と登場しており、 活きた虫を用いずともヘルシーで快適な食生活が容易く実現できるなど、 カナヘビユーザーにとっては有難い恵まれた時代が到来していると言えるのです。 今回やって来たのは普段なかなか目にすることの無いフルサイズも間近のゴツいオスで、 性格は極めて温厚でハンドリングも楽々こなせるため、 シングルでペットとして愛でるのであればこれほど最適な個体もなかなかいないと思います。 それぞれの亜種も含め豊富なカラーバリエーションが見られますが、 この個体は涼しげなブルータイプでジュエルドラセルタの名に恥じぬ素晴らしい美しさを堪能させてくれます。 ちょっとしたテグーの趣きさえ味わえるどっしり感に加え、 テグーには出せない煌びやかな配色が本当に素敵な往年の銘種です。 |
ホウセキカナヘビ (ブルーパース・♀) Timon l. lepidus |
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もっとジュエリーに仕立てたいとの願いからサファイアを多めに盛られた美麗血統ブルーパース! 如何にも女の子らしい落ち着きのあるカラーリングながらサイドの青い斑紋が眩いばかりに光り輝く、 ホウセキカナヘビ・メスが入荷しました。 英名でジュエルドラセルタと呼ばれる何だかカナヘビの王様のような風格を備えながら、 意外にも外国産のカナヘビの中では昔から馴染み深い存在で流通量も多く、 時代が時代なら今日のフトアゴに匹敵する素質さえ感じさせてくれる銘種のひとつ。 つまり昼光性でアピール力に長けた賑やかな暮らしぶりをベースに、 強健な体を持ち雑食性で最終的には必ずしも活きた餌を必要とせず、 まさしくトカゲらしい容姿に色鮮やかな装飾まで添えられた素晴らしいスペックの持ち主なのですが、 何でも幼体時に顕著な足の速さが人気の上昇を阻む足かせとなっているのだとか。 確かにベビーの頃はトカゲに不慣れな人でも容易に触れるような代物ではありませんが、 きちんと育て上げた先にはベタベタハンドリングできる代物に変貌することが判明しており、 それが分かっているのに最初から諦めてしまうのは実に勿体ないと思います。 私はしばしばカナヘビフェイスのことを賢そうな顔と表現していますが、 これほどストレートにトカゲトカゲしたデザインのペットリザードも逆に珍しく、 良い意味で変に流行っていないだけに注目のし甲斐がある種類だと言えるでしょう。 今回やって来たのは国内に紹介されてまだまだ日の浅いブルーパースと呼ばれる品種のホウセキから、 ベビーからコツコツと育てられすっかり大人びた雰囲気になりつつある若めのメス。 その名の通り脇腹の周辺に目立つブルースポットは一切の妥協なくゴロゴロと散りばめられ、 ひとつひとつが鱗の照りも相まって本物の宝石をはめ込んだように光るのですから大したものです。 この青さは背中側から見てもしっかりと目立つことから、 同じ系統同士で雌雄を揃えてブリーディングを目指すのは勿論のこと、 単に色味の優れたオスをお持ちの方であれば並のメスを迎え入れるよりもずっと賢い選択肢になるでしょう。 性格も様々ですがこの個体は写真の通りハンドリングが楽々こなせるほど慣れており、 日頃の世話にも酷く手を焼くようなことはありませんので流石飼い込みといった具合です。 それほど数の出回っているタイプではないため育ったメスは貴重なので、 この偶然の産物を絶好の機会に目ざとく入手して下さい。 |
ロットネスマツカサトカゲ (ハイカラー) Trachydosaurus r. konowi |
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しっとりとしたブラックバックに微細なゴールドダストが燦然と輝くこれぞマツカサ最高峰! 一目見て金粉の量が凄まじいことが分かるクオリティに一切の妥協が見られない極上個体、 ロットネスマツカサトカゲが入荷しました。 オーストラリア大陸の広範にわたって棲息する、 我が国のみならず世界中で究極のスキンク、 究極のペットリザードと呼び声の高いかの有名なマツカサトカゲ。 その哺乳類的な外観の愛くるしさには他種に真似することのできない独特の雰囲気があり、 本種に限ってはハンドリングでは無く抱っこと言い改めたくなるほど、 プライスさえ無視すれば一家に一匹の素晴らしい魅力を持ったトカゲであると思います。 高額生体と恐るることなかれ、何せ強健種ですから環境について煩く考える必要は無く、 あえて気を付けるとすれば太り過ぎによる生活習慣病ぐらいのものですから、 条件さえ許せば誰にでも飼育できるチャンスがあると言えるでしょう。 分類上では四亜種に分かれるばかりか各亜種内でも個体差が非常に激しく、 同じ名前で販売されていたとしても全く異なった外観を持つことも珍しくないため、 贅沢は言えないものの欲を言えば生涯を賭けてでもお気に入りの一匹を見つけ出したいものです。 今回やって来たのはただでさえ珍しいマツカサの中でも飛び抜けて入手の困難な、 西オーストラリアとその先に浮かぶロットネス島(ロットネスト島)に固有分布する、 その名もロットネスマツカサトカゲ。 個人的には名前を聞いただけで震え上がるほどの衝撃があり、 いざ手に取ると中身は他のマツカサと同じだと分かっていても緊張を隠せず、 いやらしい話ですが入荷当初は無意識の内に気を遣ってしまっていたのを覚えています。 しかも過去に国内で流通した複数のロットネスと比較しても、 この個体は背面の黄斑が極めて数多く散りばめられており、 そのグレードたるや最高級ではないかと思えるほどの素晴らしい出来栄えですから、 付加価値の大きさはとても計り知れるものではありません。 ただひとつ惜しいことに名誉の負傷を負って漂着したため、 店頭にて暫く治療し傷自体は完治したものの若干の名残も見られますが、 幸いにして鱗の形が復元できたため再び模様が浮き上がることを期待しています。 尾先のトゲまで綺麗に尖った逸品中の逸品、 稀少なロットネスにおいて色柄の程度まで拘りたい方は逃す訳にはいかない超掘り出し物です。 |
パラーラマツカサトカゲ (アダルト・♂) Trachydosaurus r. palarra |
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2007年4月25日生まれの国内CBをお客様が大切に飼い込まれた、ハイグレードの委託個体です。パラーラマツカサトカゲ・オスの入荷です。 同一亜種内でもかなりの色彩変異があるマツカサですが、この個体は顎の裏や四肢が白く色抜けし、 クリーム色になった美個体です。 餌は配合飼料からコオロギ(サプリメント使用)までバランスよく与えられて育てられた様で、偏食も無く肉付きもバッチリで安心です。 繁殖も難しいようで未だ高嶺の花という感じですが、 今回委託の為格安にてご紹介致しますので、同タイプのメスをお持ちの方は是非とも繁殖に挑戦して下さい。 |
パラーラマツカサトカゲ (アダルト・♂) Trachydosaurus r. palarra |
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委託主様の都合により価格を下げて再々アップ!今回で最終価格です! 2007年4月25日生まれの国内CBをお客様が大切に飼い込まれた、ハイグレードの委託個体です。 パラーラマツカサトカゲ・オスの入荷です。同一亜種内でもかなりの色彩変異があるマツカサですが、 この個体は顎の裏や四肢が白く色抜けし、クリーム色になった美個体です。 餌は配合飼料からコオロギ(サプリメント使用)までバランスよく与えられて育てられた様で、 偏食も無く肉付きもバッチリで安心です。繁殖も難しいようで未だ高嶺の花という感じですが、 今回委託の為格安にてご紹介致しますので、同タイプのメスをお持ちの方は是非とも繁殖に挑戦して下さい。 写真は新たに撮影したものです。もうこの価格では出ませんので、お探しの方はお早めにご連絡下さい。 |
シャークベイマツカサトカゲ
Trachydosaurus r. palarra |
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体中の隅から隅まで粉雪を吹き付けたようなカラーリングが大変美しい極上クッキーアンドクリーム! 豊富なバリエーションを誇るマツカサの中でも特に人気の高い白を基調としたこれぞホワイトパラーラ、 シャークベイマツカサトカゲが入荷しました。 長年に渡り日本人の心の奥底で究極のトカゲとして燦然と輝き続ける、 至高のペットリザードとして言わずと知れたこのマツカサトカゲ。 ボリューム感溢れる体付きに宿る威厳に満ちた存在感からは崇高なオーラを放ち、 いつの時代も愛好家の心を魅了して止みません。 誰に何をされても終始おっとりどっしりしているのは王者の風格なのか、 その絶対的な可愛らしさからもはや哺乳類の如く扱われることも別段珍しくは無く、 そのため目の前に一匹鎮座していればもう満足という人もいれば、 反対に豊富な亜種や亜種内での個体差に拘りコレクション的に楽しむ猛者までその飼育スタイルは様々。 特に収集癖のある方にとっては厄介なトカゲであるらしく、 個体毎にまるで異なる容姿風貌が次から次へと気に入ってしまいついついのめり込んでいくのだとか。 また飼育下でのブリーディングは極めて難しいとされながらも、 当然のことながらそうして得られるであろう満足度の高さには計り知れないものがあり、 その頂へ挑み続ける高い志を持った方も中にはいるようです。 今回やって来たのは全身が真っ白なスプレーによって彩られたような、 非常に上品な佇まいを武器に長年飼い込まれ続けてきた一匹のパラーラ。 冒頭にて申し上げたホワイトパラーラという呼称は、 本亜種の特に白色の部分が際立ったタイプのことを指しており、 他にもレッドトップなど外観のデザインにより様々な呼び分けがなされています。 ここ最近ではそんな赤味の強い個体がしばしば見かけられるものの、 その昔皆が皆憧れていたはっきりホワイトだと断言できる個体はパタリと姿を消してしまい、 それに伴って随分と稀少価値が上がっているように感じられます。 雪かぶりの大きな頭や吸い込まれそうなほどに純粋な黒い瞳など、 生まれ持って備わる愛くるしさは健在。 四肢の指先までこれほど明瞭に白化していれば、 そのクオリティは高いと言わざるを得ないでしょう。 性別は不明としましたが多方面からの情報を元に検討した結果、恐らくメスではなかろうかと思われます。 到着してから三回ほど脱皮を繰り返し、鱗の一枚一枚に色艶が戻ってきましたが、 日々観察しているとまだまだコンディションの上げ幅が残されているような気もします。 餌は現在リザードフード、モンキーフード、リクガメフードをバランス良く配合したものを与えており、 もちろんカルシウム剤を振り掛けても嫌がる素振りひとつ見せずムシャムシャ平らげています。 一頃に比べパラーラも品薄気味で特にこの手のカラーリングの出物は見逃せません、お早めにどうぞ。 |
シャークベイマツカサトカゲ
Trachydosaurus r. palarra |
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パンパンに脹れ上がった巨大な頭と極太の付け根をぶら下げた尻尾が漢らしい上質のパラーラ! 数ヶ月のトリートメントによりメキメキと体重を増やし適正体型となったベストコンディションの店頭飼い込み、 パラーラマツカサトカゲが入荷しました。 今も昔も変わることのない恒久的な人気を博す究極のペットリザードとして名高いこのマツカサ、 オーストラリア原産が故の稀少性も関係していないと言えば嘘になりますが、 しかしそれ以上にまるで置物のような収まりの良さとぬいぐるみ的な愛くるしさは、 他のどんなトカゲにも代え難いマツカサだけに許された最大の魅力と言えます。 現地では公園のベンチに座っているとそこらにわさわさ歩いている姿を見かけるらしく、 そうなるともはや野生の爬虫類という趣きではなく人間にとって非常に身近な存在ですから、 国は違えど彼らに対して抱く感情はあまり変わらないのかもしれません。 かつては飼育難関種と囁かれた時代もあったようですが、 きちんと状態の上がった飼い込み個体を選べばそのような心配もほぼ無くなりました。 大型のスキンクですから寿命も長く、 上手に飼育すれば十年単位の長い付き合いを続けていくことも不可能ではありません。 四亜種に分けられると共に亜種内での個体差も豊富で、 その無限とも言えるバリエーションの中から選ばれた一匹は貴方にとって一生の思い出となるでしょう。 今回やって来たのは最人気亜種のパラーラより、 オレンジがかったホワイトヘッドの美しいほぼフルサイズの成熟個体。 実は当店への入荷自体は随分前のことだったのですが、以前の飼育環境では多頭で暮らしていたらしく、 その際に力負けし一時的にいじけてしまっていた経緯があり、 ややスリムになっていたため肉ばかりに頼らずフード中心に時間をかけて太らせてきました。 と言うよりもリザードフードとモンキーフード、 それにリクガメフードを足してほぼそれのみを与え続けた結果、 ずっしりと重くなった上に地面へ置くと即座に走り出すほどアクティブに生まれ変わりました。 尾の先も爪が尖るほど綺麗に残っており、 その他鱗の乱れや大きな欠損は見受けられません。 性別は不明としましたが、 サイドに強く張り出した後頭部の形状と、 総排泄腔周辺が大きく膨らんでいることからオスで間違いないと考えています。 ご存知の通り雌雄判別の難しいトカゲであるだけにオスと分かるだけで貴重な個体と言えるでしょう、 暫しのリフレッシュ期間を経て取り戻した全身に宿りし野生の躍動感をお楽しみ下さい。 |
ニシマツカサトカゲ
Trachydosaurus r. rugosus |
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眉間と頬がポッと赤らみ背面にはスノーフレークが散りばめられた人気のルゴッサ! まだまだ若々しい個体ゆえ今後色味が増していくのも楽しみな飼い込み個体です、 ニシマツカサトカゲが入荷しました。 オーストラリアのスキンクとして最も有名かつポピュラーなのはアオジタトカゲなのでしょうが、 こちらはそれと近縁な関係にあって世界が注目し憧れ続ける永遠の稀少種マツカサトカゲ。 その容姿や特徴については今更説明するまでもありませんが、 やはりこのぬいぐるみ的な可愛らしさと圧倒的な存在感とのギャップが人気の秘訣です。 頭でっかちで足は短いアンバランスなスタイリングと、 その名の通り松ぼっくりをモチーフにした大型鱗が折り重なる様は一度見たら目に焼き付いて離れないインパクトがあり、 超高級爬虫類の座に君臨するに恥じぬ崇高な雰囲気を漂わせています。 近年のトレンドとして飼育イコール繁殖まで視野に入れなければならないような傾向も見られますが、 マツカサに関してはそのキャラクター性がそうさせるのでしょうか、 最後の最後までペットとして楽しまれているケースが非常に多く、 一匹の重みというものを存分に味わうことができると思います。 今回やって来たのは四亜種の中でも特に赤味を強く呈することで高評価の基亜種ニシマツカサ。 カラーリングにより様々な副題が添えられて販売されていることも珍しくありませんが、 この個体は横顔と頭頂部の一部がじんわりと柔らかなオレンジに染め上げられ、 四肢や腹側など体の下半分は大部分が白くなっており、 背面には乱れ咲きのホワイトバンドがチョコレートブラウンの湖を横切るように彩られています。 全体のデザインは個体差に大きく左右されそれぞれの好みもあるかと存じますが、 こと赤味については十分な紫外線の照射や給餌内容などによる色揚げ効果が期待でき、 成熟するに連れて更に鮮やかになる可能性もありこの先の展開が非常に楽しみです。 現在はリザードフードとモンキーフードを中心にピンセットから与えており、 肉付きはややスレンダー気味に調整されていてもう少し太らせてみても面白そうですが、 健康状態はすこぶる良好で人にもよく慣れており流石は飼い込みと言った印象。 性別は不明としましたがオスのような気がします。 指はもちろん尾先まで欠損のないほぼパーフェクトな美麗個体ですがリーズナブルに抑えました、 何かに駆り立てられるように長年の夢を現実のものとして下さい。 |
ゼブラスキンク (国内CBベビー) Trachylepis dichroma |
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間違っても定番などではなく見かける機会も限られているだけに有難い国産ベビーのお裾分け! こんなに幼いサイズにして早くもフード類にしっかりと餌付いた活きた虫が苦手な方にもお勧めな、 ゼブラスキンクが入荷しました。 正式な和名はフタイロマブヤ、 商品名として見た場合にはゼブラとしておいた方が圧倒的に響きが良く、 かつて定まった呼称がなかった頃にはイーストアフリカンビッグヘッドスキンクと呼ばれていたそうで、 いずれにしても依然としてマニアックなトカゲであることには違いありません。 和名のフタイロとは特に幼体時で顕著なゼブラ模様が二色刷りだからなのか、 はたまた雌雄で色彩が異なるためにそう名付けられたのかはっきりとは分かりかねますが、 同じくマブヤと呼ばれる仲間たちに比べて群を抜く存在感を漂わせており、 それはつまりサイズにもカラーリングにも強いアピール力が感じられますから、 鳶が鷹ではありませんが同グループにおけるヒーロー的な位置付けであると言えます。 最大サイズの目安としては同じアフリカのスキンクで例えるのならば、 シュナイダーより大きくアルジェリアより小振りといった具合でしょうか。 メスはベビーと同じようなデザインに加え成長に連れてメタリック感がアップし、 小顔に腹回りがでっぷりとしたキュートなシルエットに仕上がります。 そしてオスは多くのスキンクフリークの期待に応えるかの如く、 背部の縞模様が消失したかと思えば腹側に当たる体の下半分が真っ赤に染め上げられ、 頭は大きく表情も厳めしく一目見てオスだと分かる勇姿へと仕上がります。 同じケージの中で同居させていても露骨に揉めるような事態にはならず、 これまた皆さんの期待通り胎生で直接子どもを産んでくれるのですから、 これだけ魅力ある特長を次々と見せ付けられれば飼育してみない訳には参りません。 今回やって来たのは輸入されるチャンスもそうそうないだけに嬉し過ぎる国内ブリードの兄弟で、 コンディションが安定するや否やコオロギをすっ飛ばしていきなりフードに餌付いた優等生たち。 一匹をピカピカのまま丹念に育て上げるも良し、 性別は分からずとも今後のおかわりが難しいだけに二匹まとめて育て上げるも良し、 双方の横顔を見比べると何となく違いがあるように見えるのは流石に気のせいだと思いますが、 とにかくこんなに素敵なチャンスはなかなか巡ってくるものではありません。 |
アカメカブトトカゲ (♂) Tribolonotus gracilis |
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初めて見た時は誰もが衝撃を受けたと思います。英名クロコダイルリザード、アカメカブトトカゲ・オスの入荷です。英名の通り、 頭から背中、尾に至るまで実にトゲトゲしいワニのミニチュア版の様な とても魅力的な外観の持ち主であり、また和名が指す様に大きな瞳の周りは、 何処かの民芸品の如く赤い縁取りが目立ち非常に派手派手しくカッコイイです。 昔は初期状態もあまり良くなく飼育の難しさを感じましたが、最近ではそれも改善され、 また今回お客様飼い込みの委託個体ですのでコオロギをまくと俊敏に襲い掛かります。 |
アカメカブトトカゲ (CB・Pr) Tribolonotus gracilis |
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何よりもまずその目力および顔面から発せられるオーラの凄まじさに圧倒されるピカピカのCB! 幼き頃に特有のド派手なカラーリングに加えほぼ間違い無くペアなのであろう素敵な組み合わせ、 アカメカブトトカゲ・ペアが入荷しました。 我が国が誇る二大怪獣映画の一方である某巨大ガメが活躍する作品に登場した、 全身が赤味を帯び羽の生えた同じく目力の強さが印象的なあの怪獣にそっくりなことで知られる、 ビジュアルだけであれば全てのトカゲにおいて最も強烈なインパクトを放っていると思しき往年の銘種。 とは言えその昔はなかなか現物をお目にかかれない稀少な種類として知られ、 それに加えて基本的に流通するのは野生個体ばかりでしたから決して状態が良いとも言えず、 何しろ根本的に活動性の低い性質ですから元気があるのかどうかもよく分からない、 色々な意味で扱い辛さの感じられるトカゲでした。 更に夜行性であまりオープンな性格では無かったため、 ずっとシェルターに隠れっ放しと言うレッテルを貼られた挙句、 時には飼っていても何処にいるのか分からないと揶揄されることもしばしば。 しかしながら最近ではそこそこの水棲傾向の強さを持つことも判明し、 例えばワニトカゲやミズトカゲのように水場をメインに配することで、 従来よりも活動的なシーンがお目にかかれるようになるなど、 これまでとは違った楽しみ方が展開され再び注目を集めているようです。 今回やって来たのは殆ど流通することの無いCBのアカメカブトで、 性別は微妙とのインフォにて仕入れましたが嬉しいことに極めてペアっぽく、 オスには例の白い鱗が中指と薬指に表れ始めていると共に、 尻尾の付け根もやや膨らんでいることが目視で確認でき、 メスの指はほぼ一色なので二匹セットにて掲載することにしました。 何匹いても同じこととはカブトトカゲ愛好家が口を揃えて宣うお約束の名台詞、 どうせ育てるのなら複数匹、 それならばとついつい雌雄を揃えたくなってしまうのも人情だと思います。 普段はワイルドばかりでも今回はCBですから初期状態もすこぶる良好、 頭部や手足、それに尻尾などがぼんやりと赤味がかっているところなど何だかお猿さんチックで、 こんなに可愛らしい風貌から体色の変化も楽しめる一度で二度美味しい優良個体です。 |
アカメカブトトカゲ (Pr) Tribolonotus gracilis |
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全身を濡らしたら最後、水を得た魚とでも言わんばかりに一帯を跳ね回る過去最高の着状態にて! 加えて指先から尾の先まで欠損の痕が殆ど見当たらないピカピカの選抜個体同士で雌雄を揃えた、 アカメカブトトカゲ・ペアが入荷しました。 言わずと知れた怪獣系ペットリザードのナンバーワンとして活躍を続ける、 そもそも爬虫類に興味関心がなかった人まで惹き付けてしまう力があるぐらい、 見た目のインパクトだけで半分以上の仕事を終えてしまう恐るべき人気種。 流通自体は昔からあって特にニューフェイスという訳ではありませんが、 かつての本種はとにかく初期状態に悩まされることが多く、 と言うよりも状態が良いのか悪いのかさえはっきりと分からなかったため、 ただ単にスローモーな動きしかできないトカゲなのか、 それとも本領が発揮されていないだけなのか、 それすらも謎に包まれていたようなところがありました。 当初はヤモリでいうところのニシアフのようなイメージでセッティングすべきとされ、 また時代が進むとある種のミズトカゲたちのように水場をメインにした方が良いとされ、 色々悩まされたのも事実ですがコンディションさえ整っていればどちらでも良く、 疲労感さえ取り除ければ割とタフな生き物であることが分かりました。 何処かの先住民族が愛用していそうなお面を被った顔立ちに始まり、 全身がゴツゴツとした本家のワニもびっくりの攻撃的なシルエット、 最大サイズも手の平に収まる程度と無理がなくほぼ夜行性で環境へのうるささもない、 私たちにとって都合の良いスペックが揃いに揃った立派なスター選手のひとつです。 今回やって来たのはこれぞ極上品と呼ぶに相応しい大変綺麗な二匹で、 基本的に野生個体しか流通のないアカメカブトにしては上出来なオスとメス。 悲しいかな再生尾など当たり前という価値観の下に出回っているようなトカゲですから、 尻尾がオリジナルを保ったまましっかりと長く伸びているというだけでポイントゲット、 しかもちょっと手に乗せただけで石のように固まることなくパッと飛び跳ねて抵抗したり、 入荷直後にもかかわらず平然と餌を食べてくれたりと全てがパーフェクトです。 両個体とも口元に黄色い縞模様が残っている辺りに幼さが感じられ、 今後繁殖を目指していくにしても年齢の読めるペアというのは高評価でしょう。 せっかくなのでこのハツラツとしたままの二匹をセットでお迎え下さい。 |
アカメカブトトカゲ (Pr) Tribolonotus gracilis |
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これは飼える、そして殖やせる! 誰がどう見ても魅力的に決まっている最高の小型種ですが、 多くの方が懸念されているのはやはり初期状態。この二匹は恥ずかしながら店内で飼い込んでしまい、 暫しの時を経て無敵のコンディションを手に入れました。 同居生活も別段問題なし、 それぞれがそれぞれのペースで餌を食べ、いずれは繁殖にも挑戦して頂けることでしょう。 オフシーズンには殆ど手に入らないため、限定ワンペアの早い者勝ちにて! |
アカメカブトトカゲ (トリオ) Tribolonotus gracilis |
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年齢不詳のフルアダルトでは不安な方へいずれは繁殖も目指せるヤングジェネレーショントリオ! 安価に供給されている今だからこそ飼い方から何もかもを見直したい銘種のひとつ、 アカメカブトトカゲ・トリオが入荷しました。 ほんの少し前までは幻の激レア種だった過去も今日では気に留める機会すらありませんが、 もし再び姿を消してしまったとすればこれほど後悔させられそうなトカゲも他にいないでしょう。 飼育方法がある程度確立され国内CB誕生のニュースまで聞かれる現在、 世間ではただの陰気臭いトカゲと一蹴されてしまう場面もあり、 稀少性云々に関わらず好きな人しか愛することのできない存在なのかもしれません。 英名にクロコダイルスキンクと名付けられているように、 ワニのようなゴツゴツとしたシルエットは男の子の心を存分に擽りますが、 湿らせた土の上で飼われているそれはやはり陰気臭いトカゲに見えてしまうようです。 それを覆すかの如く最近巷で流行しているのはアクアテラリウムの住人として迎え入れること、 実はこのトカゲのワニ要素はただの飾りでは無かったらしく、 水辺を設ければきちんと泳ぎ回るシーンも見せてくれるようで、 物陰に隠れてしまうからつまらないのではなく、 隠れるための物陰をレイアウトと言う形で表現することによって全体に見栄えを出す、 分かり易い例としてはヤドクガエル的なノウハウを持ち込むことができることが分かってきました。 肝心の本体は一言で言えばあったかいシナワニトカゲとでも申しましょうか、 加温こそ必要ですが過度な高温をキープする必要は無い、 水中を加熱することが保温と保湿のどちらも担う一石二鳥の役割を果たす、 本当はあらゆるトカゲの中でもかなり扱い易い部類に入るのではないかと思われる逸材なのです。 今回やって来たのはいつも見かける普通のアダルトより一回り小さめの、 狙って繁殖するよりも育てていたら知らぬ間に殖えてしまった、 そんなラッキーを待ち侘びたい方にはぴったりの長くお付き合いできる若めなトリオ。 四肢を踏ん張ってシャキシャキと走ったかと思えば、 手に取るとギューと声を上げて反抗するやんちゃ振りには、 輸送の疲れを感じさせない初期状態の良さが伝わって来ます。 アクアテラの中に熱帯魚を同居させるだなんて乙な飼い方を実践されている方もいるそうで、 単なる爬虫類の枠に留まらない更なる可能性を感じさせる次世代のニュースターです。 |
モトイカブトトカゲ (Pr) Tribolonotus novaeguineae |
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このトカゲを知らない人に「これフィギュアだよ」と言ってもすんなりと信じてくれそう。 よく見かけますがよく見るとすごく変わった容姿です、モトイカブトトカゲ・ペアの入荷です。 長年近縁種のアカメカブトトカゲが”ニューギニアカブトトカゲ”という名前で流通していましたが、本当のニューギニアは本種の事です。 民芸品のお面の如く強烈な色彩のアカメカブトをすっぴんにした様な渋い色合いで、 派手な化粧で気付かなかった実はとても可愛らしいウル目があらわになっています。 ほんとにスキンクかと疑ってしまうほどにゴツゴツと発達した鎧兜を身にまとった様な体つき、 そしてこの見た目にして小型種というとても魅力的なトカゲです。 また昔はじっと隠れていて餌もあまり食べたがらない個体が多かったのですが、 今回のペアはある程度の飼い込み期間も手伝ってか体をしっかりと持ち上げて非常にハリのある動きを見せてくれます。 さすがに人前で餌は食べてくれませんでしたが、相当状態の良い2匹です。 メスのみ再生尾。 |
ベーコンミズトカゲ
Tropidophorus baconi |
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結構有名な昔ながらのポピュラー種ながら輸入されるのは数年に一度と言うプチレア種! 名は体を表すの言葉通り何だかそれっぽい質感ですがあくまでも人の名前が語源です、 ベーコンミズトカゲが入荷しました。 別名スラウェシクロコダイルスキンク、頭に付く地名はインドネシアに浮かぶ島のことを指し、 本種が東南アジア原産であることを示していますが、 そんな近場の身近な爬虫類ながら実際にお目にかかれる機会は残念ながらさほど多くありません。 アリゲーターやクロコダイルと俗称される生き物は他にもいくらか存在しますが、 それを聞く度に何となく人々のワニという生物への憧れを感じて止まず、 本人ら自身もそれを模倣することで満足度を得ているに違いないとさえ思います。 ミズトカゲはスキンクの仲間ながら水辺を主な生活圏としているため、 まさしく師匠のワニとかなり近しい暮らしぶりを展開しているようで、 もちろん飼育下でもちっちゃなワニとしての魅力を如何なく発揮してくれます。 パッと思い付くのがアクアテラリウム、 どうしてもショップキープの段階では半身浴の状態で閉じ込められてしまいがちですが、 水深を深く取ることで浸かるのではなく泳ぐ姿を目の当たりにすることができますし、 アイディア次第で様々な楽しみ方を味わえるのです。 今回やって来たのは数ヶ月前に輸入され暫く飼い込まれていた一匹で、 実は店内でも不思議と長いこと在庫していたのですが、 誤ってミズガメと同じ展示の並びで紛れていたせいか何事も無く時を過ごし今に至ります。 あまり見かける種類ではないので個人的にもその珍しさを堪能していたのですが、 流石に孤独な状態で置き去りにするのも忍びないため、 全力でミズトカゲをエンジョイして頂ける方の下へと思いここに掲載します。 変わった生態を持つため普通のトカゲファンからはやや遠ざけられている感も否めませんが、 何も特別なことをする必要は無くせいぜいバスキングスポットを設けるぐらいで、 温度管理は水中ヒーターを使える分むしろ楽になるかもしれません。 極端な話、水槽に浮き島を浮かべればそれだけで飼えてしまいますし、 その状態からどれだけ盛るかは飼い主の腕次第です。 水面に放たれたコオロギを恐るべきスピードで捕える姿は一見の価値有り、 夏にぴったりのミズトカゲをご堪能あれ。 |
ベーコンミズトカゲ (Pr?) Tropidophorus baconi |
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昔はマイナーだった隠れキャラが時の流れを経て脚光を浴び始めたある意味期待のニューカマー! もう名前だけでジャケ買いしても良さそうなペット的スペックの高さが嬉しい意外な優等生、 ベーコンミズトカゲが入荷しました。 何だか香ばしさの漂うそのネーミングはもちろん人名のベーコン博士が由来なのですが、 以前店頭にてこのトカゲは何を食べますかという問いに対し洒落でベーコンですと答えたら、 与える前には火を通した方が良いでしょうかという粋な切り替えしをされたことがあるとかないとか。 新種記載が京都大学の先生らによって行われたという話も絶妙なトリビアで、 この紹介文もまだまだ冒頭ながらネタに事欠かない筆者の余裕を感じますが、 決して出落ち感満載などということはなく中身の性能もなかなかのものだと思います。 またの名をスラウェシクロコダイルスキンク、 イメージとしてはもう少しオープンでアクティブなアカメカブトトカゲ、 というような表現が最も伝わり易いでしょうか。 ミズトカゲと名乗りながらも水場に対して強烈に依存している訳ではなく、 床材が湿り気を帯びたものであれば日常的に辺りをうろつきますし、 シェルターに篭りっ放しという残念な光景にも陥り難いため、 いわゆる飼っていて面白いタイプのトカゲといったところです。 加工肉を食べるくだりを本気で信じる人はもちろんいないでしょうが、 ある意味肉食性なのでそこまで外していないというのもミソで、 実は活きたコオロギの他にもある程度幅広く対応してくれるため、 グラブパイに代表されるレオパ系の人工飼料や水棲ガメ用の乾燥エビなど、 保存が可能でコスト面でも有利な餌を積極的に用いることができます。 レイアウトについてもニシアフやハイナントカゲモドキが暮らしていそうな感じであったり、 或いは思い切って水を張り陸場を設けるもはやミズガメのような景観まで、 オーナーの意図に合わせて対応してくれる度量の広さも手伝って、 これからより一層脚光を浴びるのではと期待しています。 今回やって来たのは頭部の形状からひょっとするとペアかもしれない二匹。 ワイルドながら体中の何処にもダメージが殆ど見受けられない質の高さで 、両個体とも既にピンセットからフードを食べていて準備万端。 データでは胎生種ということになっており国内での繁殖例もありますので、 仲睦まじい暮らしを続けた先に気が付けば子供が、 なんてサプライズがあれば素敵ですね。 |
ミナミテグー (ベビー) Tupinambis merianae |
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少し前に完売したB&Wテグーのベビーが再入荷しましたので、同文にて再アップします。 完璧に人工フードへの餌付けが完了した個体で、活きた餌を全く必要とせずに育てることができます。 また性格も非常に大人しく、ご覧の通り楽々ハンドリングが楽しめる将来有望の一匹です。 |
ミナミテグー (ベビー) Tupinambis merianae |
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入店後たった数日で早くもサイズアップし始めた持ち前のエナジーに圧倒されるベタ慣れベビー! 何も考えずにただ可愛いと呟いてしまう幼い頃から育て始めたい世紀の抱きトカゲ最有力候補、 ミナミテグーが入荷しました。 テグーとは数あるトカゲの中でもごく限られたグループを指す言葉で、 真面目に調べると大小様々な種類が意外にも多く所属していることが分かりますが、 一般にテグーと呼ばれ広く認知されているものはその中でも片手で数えられるほどしかありません。 ブルーやレッドにゴールデンといったように、 頭に色の名前が付けられ親しまれているケースが殆どであり、 本種は正式な和名をミナミテグーと表記されるようになりつつありますが、 かつてはアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーとするのが主流でした。 その名の通り黒と白のすっきりとしたモノトーンにまとめられた体色を持ち、 キタよりもミナミの方が頭が大きく愛らしいシルエットに感じられ、 多くのファンの経験上いわゆるベタ慣れになり易い性質が生まれ以って備わった、 今最も注目されている大型トカゲの代表選手なのです。 今回やって来たのは手の指にしがみ付くぐらいがちょうど良い、 ようやく生まれ立てのグリーンを脱ぎ捨てブラックアンドホワイトなボディカラーへと変わりつつある、 幼さを感じさせない活発さと餌食いにより安定感抜群のベビー。 テグーとは簡単に言えばカナヘビのお化けのようなものなのですが、 最大全長はメータークラスとあって幼体でもふっくらとしたボリュームがあり、 飼育当初からいきなり高い満足度を味わわせてくれます。 いくらモノクロ仕上げとは言えその色合いには個体毎にバリエーションがあり、 私の個人的な好みで明色部の面積が広く取られたものをセレクトしました。 顔面を横から覗くと黒く染まった部分は殆どなく全体がミルキーホワイトに、 背部の模様がストライプに繋がった部分が妙にお洒落に感じられたりと、 将来の美貌が今から待ち遠しい秀逸なデザインから目が離せません。 入荷した時には光を当てれば少し緑色がかっていたものが、 僅か一週間少々のうちに何処かへ消え失せてしまい、 今では早くも雑食トカゲ用のフードを爆食しているため活きたコオロギなども必要としません。 虫や冷凍マウスなどのリアルな餌があまり得意でない方にもお勧めです。 |
ミナミテグー (ベビー) Tupinambis merianae |
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生まれながらにして灼眼の眼差しを手に入れたブラックアンドホワイトアンドレッドアイズ! ボディカラーに安定感のある種類なだけに瞳の色合いにまで拘ってセレクトしてみたい、 ミナミテグーが入荷しました。 もちろん誰しもが気軽に手軽に取り扱うことができるトカゲで無いのは承知の上ですが、 やはり様々なスペックを考慮してもスペースの問題さえクリアすればこれほど素敵なペットリザードは他にいないかもしれません。 同じジャンルにおける最もメジャーな選択肢として考えられるのはオオトカゲ、 即ちボリューム感においてはトカゲ界の二大巨頭とされる両者ですが、 無理矢理例えるのならばちょうどイヌとネコのような関係性が連想されるでしょうか。 もちろんテグーが飼い犬のように親しみや忠誠心を以って接して来る訳ではありませんが、 何処となくその佇まいやキャラクターにオオトカゲほどの身軽さは無く、 その場へズドンと鎮座している様がまるでイヌのような存在感に思えるのです。 奇しくも食性は同じ雑食であるため、 栄養バランスを考慮して日々の生活を送るところなども共通していて、 シンプルに肉付きだけを見て量を調整することに重きを置くモニターに対し、 他意はありませんが可愛がると言う思考がより一層テグーのことをペット化してくれているような気がします。 この如何にもやるべきことが多くなりそうな状態を大変とか難しいと考えるのでは無く、 あくまでもやり込み要素として前向きに捉えその課題を達成した時、 他のトカゲではなかなか味わえないテグーならではの重みが楽しめると思います。 今回やって来たのはモノトーンの配色が上品なことで高い人気を誇る、 通称アルゼンチンブラックアンドホワイトテグーの少し育ったベビーサイズ。 体色に対しては黒多めや白多めなどの注文が付けられることが間々ありますが、 あまり目の色に対して言及される場面は多くは無く、 幸い成長に連れて大きく変色する可能性が極めて低いことから、 将来的にもきっとこの鋭い赤目を楽しむことができると思われますし、 またこの顔付きを気に入ってしまえば初めからそれを選ぶしかありません。 バラエティ豊かな食生活を実現するためのプロジェクトは幼体の頃から既に始まっています、 当店では長生きさせるための秘訣や賢い餌やりの方法までご指導しますのでお問い合わせ下さい。 |
ミナミテグー (ベビー) Tupinambis merianae |
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色彩がぼやけ気味なはずの幼体時において明色部の広さが際立つブラックアンドハイホワイト! クリームホワイトの柔らかな色調がお好みの方にとっては実に育て甲斐のあるセレクト美個体、 ミナミテグーが入荷しました。 その通称名は大変長ったらしい、アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー。 頭にアルゼンチンやミナミと付いたものは総じて温厚な性質の持ち主が多いとされ、 もちろんそうでない方が気が荒いという単純な捉え方ではなく、 適切な言い回しをするのなら神経質とそうでないという風に分けられるでしょうか。 時には自分に自信が無いという表現も用いられるように、 周囲の環境や外敵に対して身の危険を心配し過ぎてしまうことが攻撃性に繋がり、 それは自然界においては絶対に必要とされる本能的な部分なのだとは思いますが、 人の手によって育てられることが決まれば基本的には誰かに襲われるような可能性もありませんから、 もう少し落ち着いてくれたらと感じる場面も少なくありません。 反対にあまりにも呑気な性質の持ち主を見ると、 この子は果たして野生で生き延びることができるのだろうかと余計な心配をしてしまいますが、 手に取ってもすんなり落ち着いた様子を見せてくれるのは単純にプラスの要素であり、 これがテグーをペットたらしめる大きな鍵となっているのだと思います。 最大サイズを考慮すれば誰もが飼育できるトカゲではないことは言うまでもありませんが、 そんな規格外のボリュームでさえも前向きに捉えさせてしまうテグーの魅力は、 この爬虫類業界においてもまだまだ知られ始めたばかりなのです。 今回やって来たのはゴシック調のモノトーンなデザインが大変に格好良い、 近年では次第に定番化しつつあるブラックアンドホワイトより、 片手に収まるこの小ささにしてやけに白さの目立った皆が振り返るこんな一匹。 殆どのテグーの場合、生まれたばかりの頃はボディカラーの程度もはっきりとせず、 いわゆるクオリティという部分についてはあまり言及し難いのが常ですが、 この個体は喉元から横腹にかけて白く色抜けした面積が明らかに大きく、 気になって裏返してみるとお腹側の白化も著しいような気がして、 下半身に目をやると後肢付け根から指先にかけて点在する水玉模様も妙にはっきりとしている、 体中に品質の高さが滲み出た将来有望個体と言えるでしょう。 餌食いからハンドリングの容易さまで何もかもが準備万端です。 |
ミナミテグー (ベビー) Tupinambis merianae |
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未来の怪獣を幼少期から手懐けたい方にぴったりのベビー過ぎないふっくらわがままサイズ! 指先や尻尾の欠損をひとつも許したくない方は絶対にこの状態から手に入れておきたい、 ミナミテグーが入荷しました。 テグーと呼ばれるトカゲはことペットの世界においては非常にメジャーな存在になりつつあるものの、 生物学的に見た場合にはどうやら研究者の間でも未だに謎めいた存在であるらしく、 それは分類事情の実態がはっきりと改名されていないことからもよく分かります。 しかしながらあくまでも家族として迎え入れる場合にはその辺りを心配する必要は無く、 むしろ需要の大半を占めているであろうそのような方々にとっては、 目に見えるカラーリングや中身の性質などスペック的なものの方がずっと重要であり、 それはつまり大切に育てていける覚悟を決める上で絶対に外せない情報なのです。 ひとまずレッドとキタ、そしてこのミナミの三系統を認知しておけばおおよそ問題は無く、 その中でもキタについては現在全くと言って良いほど見かけなくなり、 かつて最も気の荒いとされたタイプですから残るレッドとミナミ、 言い換えれば赤か白黒のどちらかを選択するだけで大体カバーできることになります。 あとは俗に慣れ易いとされるこのふたつのタイプから、 好みの色合いはもちろんのこと現実的に触れる個体かどうかなど、 自分にとって長く付き合えると思える要素を見つけることが大切だと思います。 今回やって来たのは最近ではテグーの新定番となりつつあるモノトーンのボディカラーが上品な、 俗にB&Wとも表記されるブラックアンドホワイトテグーのベビー。 写真では平然と手の平に収まっていますが本種の幼体はいつでも手に入る訳では無く、 時季を外せばやや大きめであったり全く姿を見せなかったりと、 巷で流行っているように見えて案外マニアックなキャラクターだったりするので要注意。 一度人の手に渡ると冒頭でも触れたように指や尾先に欠損を生じることも間々ありますので、 ピカピカのコンディションで入手できることにも付加価値を感じて頂けたら嬉しいです。 あまりにも華奢なサイズは避け気持ち育ったベビーをセレクトしましたので、 大きなトカゲが初めての方はハンドリングや爪切りの練習にもちょうど良いと思います。 全体的にホワイト強めで餌食いと性格の良さが光るセレクト個体、 貴方好みのベタ慣れテグーへと育て上げて下さい。 |
ミナミテグー
Tupinambis merianae |
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テグーと言えば赤のイメージが強いかもしれませんがこんなカラーリングの種類もいます。 通称B&Wテグー、飼い込みのミナミテグーが入荷しました。 B&Wとはブラックアンドホワイトの略でそのままボディカラーを表したもの。 よく知られるテグーの仲間の中では同じB&Wと付くものでもキタとミナミの2種類が存在し、 本種はアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーとも呼ばれています。 ゴシック調の上品な色彩は全体に高級感を漂わせ、 マットな黒の地色に散りばめられたクリーム色の斑紋はコントラストも際立つ非常に美しい姿です。 今回やってきた個体はサイズ的にまだ若いのですがそれにしては妙に落ち着き払っていて、 このコメントを書いている間もずっとお腹の上でスースー息を立てながらじっとしている程。 よく抱きトカゲとしても紹介されることの多いテグーなので慣れ具合は特に気になるポイントですが、 この個体はあのレッドテグーにも引けを取らないおっとりした性質になる期待も大きいのではないでしょうか。 爪や尾先も現状では綺麗ですが気になる方は事前にご確認下さい。 餌食いも良好で雑食性らしく様々なものを食べており、それは適度な肉付きからもお分かり頂けると思います。 まだまだ育ち盛りで次第に喉元もでっぷりしてくると思いますので、 まめにハンドリングをしながらベタ慣れ目指して飼い込んで下さい。 |
ミナミテグー (S) Tupinambis merianae |
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白黒のバランスがほぼフィフティーフィフティーに彩られた文句無しのベタ慣れ美麗個体! コオロギ中心の生活から脱し次にメインとなるひなウズラも楽々食べられる安心サイズ、 ミナミテグーが入荷しました。 この僅か数年で人気と知名度がグングン急上昇し、 イグアナとオオトカゲ以外にも大きなトカゲの新たな可能性を感じさせてくれる、 今やペットリザードにおけるひとつの選択肢として立派な存在感を示すまでになったテグーの仲間。 我々日本人にとって無理矢理分かり易く説明するのならばカナヘビのお化け、 分類的にも根拠のあるこの言い回しは一見便利そうであまり役に立たず、 もはやお化けと言ってしまった時点で原型を留めていないことに気付かされ、 それだけ規格外の魅力を持つトカゲなのだと言うことを改めて実感させられます。 もしくはオオトカゲの雑食版と言い換えることもでき、 しかしながらある種の癖で結局それと変わらない冷凍飼料を用いるケースもしばしば見かけられますが、 マウスやラットなどいわゆるネズミの類がどうしても受け付けないと言う方にとって、 例えばウズラやヒヨコなどの鳥類であればまだましだと捉えることができたり、 上手に餌付ければ人工飼料を中心に与えることももちろん可能ですから、 時代の流れにマッチした新世代のペットとなり得るのかもしれません。 今回やって来たのはいわゆるアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーと呼ばれるタイプの、 軽々さわれる手の平サイズのベビーから脱した、 バナナよりもやや太めの重量感が味わえる安心のスモールサイズ。 一度育てたことのある方なら既にお気付きでしょうが、 延々と際限無くコオロギを与えなければならないあの時期を卒業し、 いよいよ次なる主食であるひなウズラを難なく食べられるようになった飼い込み個体で、 幼年期も初めは可愛らしいのですが段々とその傍若無人な食欲に別の感情が募り始め、 一刻も早くより効率の良い餌へ切り替えたいと願ってしまうのはまさにテグーあるある。 これぐらいの大きさになれば腹持ちの良いマウスをメインにウズラでダメ押しができますから、 日々の餌やりもグンと楽になると思います。 尾先こそしっかりと残っていますが左後肢の薬指と小指に爪飛びがあるため、 性格に似合わぬお値打ちプライスにてご紹介致します。 撮影中もむやみに暴れたりグリングリンしたりしない大変に聞き分けの良い一匹です。 |
ミナミテグー (ハイカラー) Tupinambis merianae |
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一目見てホワイト強めの美個体だと分かる指先から尾先までばっちり揃ったハイクオリティ! 露骨に怒りを表したり餌と間違えて突撃されることも無い大人しめのヤングサイズ、 ミナミテグーが入荷しました。 このご時世においても未だ分類が混沌とし自然界での生態も謎に包まれているとされる、 そのサイズから南米版オオトカゲとでも形容できそうなテグーの仲間たち。 実際にはいわゆるモニターとの関連性は無く同様にただ単に大きいだけなのですが、 大きなトカゲファンの間では人気を二分すると言っても過言では無く、 特にこの数年で飼い方や暮らしぶりが分かって来たこともありテグー派の人々が増加傾向にある模様。 特にそのボリューム感たっぷりの重厚な体躯には他のトカゲでは味わえない野性味があり、 それでいてずっしりと抱き心地の良いまるで動物のような存在感もまた、 このトカゲを人気者たらしめる所以なのだと思います。 何処まで行ってもマニアックな種類には違いないのですが、 近頃ではペットリザードと化したテグーの生活風景がインターネットを通じて紹介されることも多くなり、 かつてイグアナやオオトカゲに憧れた層からの注目を確実にキャッチしているのだとか。 雑食と言う特性上栄養面での苦労は避けて通れませんが、 時に好き嫌いをしながら様々なものを食べている光景は絶妙に可愛らしく、 より人間味に溢れているとでも言いましょうか、 同じ雑食の私たちから見ても何か通ずるものがあるのかもしれません。 今回やって来たのは俗にアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーと呼ばれる、 モノクロームのカラーリングがシンプルな美しさを追求したテグーの顔とも言うべき代表種。 特にこの個体は全体のバランスの中で白色の面積が明らかに広く彩られており、 何処となく高級感の漂う華やかさが表情から滲み出るなど、 並の品質のものとは一線を画す訴求力が感じられます。 最近ではブリードされたテグーのハイブリッド化が指摘される場面もありますが、 原種の特徴をしっかりと捉えた納得の一匹を選びましょう。 一応慣れることになっているタイプには違いありませんが、 やはり元々の個体差やその日の体調も大きく関係するため、 この個体は今のところ酷く手を焼くことは無いものの、 テグーと戯れるための作法は一通りお教えしたいと思います。 |
ミナミテグー (M) Tupinambis merianae |
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手の平で大人しくお座りする様がゴシック仕立ての装いをより可愛らしく惹き立てるミドルサイズ! カラーリングの違いからライバルのレッドと人気を二分する抱きトカゲ最終目標のひとつ、 ミナミテグーが入荷しました。 複数の隠蔽種を含む可能性が大いに残されたテグーは今日でも未だ分類が混沌としており、 ペットトレードにおいては必ず産地や通称名が付記された状態で流通しているため、 この個体の素性を明らかにするためにはアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーと表記せねばなりません。 全てカタカナで書くと大変長い名前になってしまうのですが、 しばしば用いられるB&Wの愛称はモノクロの体色を指しており、 またアルゼンチンに産する個体群は比較的人慣れし易いとされています。 日本国内でも昔から出回っている馴染み深い種類なのですが、 かつて大きなトカゲと言えばその言葉の通りオオトカゲが連想されることも多かったため、 こちらテグーは二番手に甘んじている感も否めませんでした。 それが近頃ではペットシーンが多様化の時代を迎えていることや、 よく飼い慣らされたテグーの姿がインターネットなどを通じて広まり、 爬虫類としてはもちろんエキゾチックアニマルとしての側面も垣間見られるほどで、 しばしば犬のようだと形容されることも珍しくないほど、 じっとしていて落ち着きがあり飼い主に対して従順であるかのように見える、 モニターには無いテグー独特の仕草が高く評価されているようです。 今回やって来たのは全身にバランスよく白斑の散りばめられた、 二次性徴が始まる一歩手前の幼さの中にも凛々しさが映る安心サイズ。 顔の周り、背中、横腹、 そして四肢から尾にかけてとブラックアンドホワイトの名に恥じぬ配色が彩られ、 モノトーンがお好きな方にとっては下手なレッドよりも美しく見えるのではないでしょうか。 そろそろ体重が出てくるお年頃なのでハンドリングには少し練習が必要かもしれませんが、 手に絡みつくようなモニターの感じとはまるで異なる芯の太さは、 一度抱きかかえると病み付きになるテグーならではの醍醐味。 餌食いも非常に良くみるみる内にメータークラスへと届きそうながっつきぶりで、 若干の尾先欠けと前後肢に各一本ずつ爪飛びがありますが、 きっちり慣らして優秀な抱きトカゲへと仕上げて頂きたい美個体です。 |
ミナミテグー (特大サイズ・♂) Tupinambis merianae |
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両腕の中でぐっすりと眠る重量感抜群の無差別級B&W! メーターオーバーによる感動はモニターの比ではありません、ミナミテグー・オスが入荷しました。 大きなトカゲと聞けば真っ先に思い浮かぶのがオオトカゲ、 それ以外では爬虫類にさほど詳しくない一般層にもよく知られるイグアナの仲間などが挙げられますが、 有名どころが数多くひしめく中、南米より密かに存在感をアピールしているのがテグーと呼ばれるグループです。 未だに分類が混沌としているせいか市民権を獲得するのに随分と手こずってしまった印象が強いのですが、 ペットとして流通する三種については次第に理解が深まってきた様子。 最も慣れやすいと言われるレッド、逆に全く慣れそうにもないと言われるゴールデン、 そしてその間で板挟みになっているのが本種です。 明らかに主役の座はレッドがしがみ付いて離さないため諦めるしかなさそうですが、 ブラックアンドホワイトと共通の名で呼ばれるキタとミナミはどのように勝負していけば良いのでしょうか。 まず前者については一切慣れようとしないという特性を生かし、 危険なトカゲが飼いたいという狭いニッチを埋めるために尽力して頂ければ良いと思います。 そして肝心の後者については、とにかくテグー最大級というのが一番の売りですから、 誰にも負けないサイズ感で闘っていくのが最良の手段となるはずです。 そこで今回やって来たこの105cmという巨体、モニターではさほど珍しくない長さなのでしょうが、 ことテグーの場合は全くと言って良いほど世界観の異なる重大事件となりました。 頭部、喉元、胴体、四肢、そして最後に尾の付け根とそれら全てがあまりに太過ぎるため、 全長をメジャーで計測すると思ったより長くないという不思議な錯覚に陥るはめに。 しばしば犬のようだと形容されることもありますが、仕草がどうこうというよりも体型がそう思わせるというのが強く、 アスファルトに寝そべるその姿は小型犬となんら変わりありません。 この際あえて説明する必要も無さそうですが、 ご覧の通りベッタベタのベタ慣れで、 体のどこをどのように触ってもめんどくさそうに寝ている姿は貫禄に満ち溢れています。 調子に乗って路上でひたすらハンドリングに興じてみましたが、 途中からまるで人間の赤ちゃんを抱っこしているような気分に浸ってしまいました。 レッドで大人しいのはもはや当たり前という感覚ですが、 色違いで同じような性格のものがいればそれはとても貴重な気がします。 ご存知の通り販売されているのはベビーからせいぜいミドルサイズが殆どで、 マウスメインのモニターとは異なり雑食のテグーですから、 単純に大きく育てるだけでも一定のスキルを要することでしょう。 改めて見ると全身に刺繍を施したようなモノトーンのカラーリングはとてもお洒落です、 珍しい巨大B&Wを出物をお見逃しなく。 |
アルゼンチンレッドテグー (ベビー) Tupinambis rufescens |
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数年前に比べ格段に親しみ易く、 リーズナブルなキャラクターになった大人気レッドテグーから、待望のベビーサイズが登場! 体全体の赤味は申し分なく、ご覧の通りハンドリングも楽々こなせる隙のない将来有望個体です。 時々目にする育った飼い込み個体の中には、指先や尾先が少し欠けていたり、 尻尾が曲がってしまったものも散見されますが、自らの手で綺麗に仕上げたい方にはピッタリ。 心配される脱皮不全のトラブルについても、 今はアリオンシェッドなどの心強い味方がいますのでより安心です。 入荷数は限定一匹のみ、厳選された美個体をどのテグーよりも可愛い自慢の我が子に育て上げましょう。 |
アルゼンチンレッドテグー (S) Tupinambis rufescens |
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片手で持てる可愛らしさと明瞭な赤味に加え尻尾の先まできちんと残っている優良美個体! 皆が探し求めていた理想像を具現化したような姿に惚れ惚れする飼い込み安心サイズ、 アルゼンチンレッドテグーが入荷しました。 テグーと呼ばれるトカゲを一気にスターダムへとのし上げた、 日本中に大きな衝撃を与えたと言っても過言では無い、 今もなおトップクラスの人気を誇る不動の銘種。 まるで犬のように慣れると言う銘フレーズはまさにこのレッドから生まれた言葉で、 かつてはどちらかと言えばマニアックな存在だったはずのものが、 一部の愛好家らによる地道な布教活動により次第に知名度が高まり、 現在ではテグー求むの声があちこちで殺到するほどの人気ぶりを誇るまでになりました。 それは似たようなボリュームのオオトカゲの仲間たちとは違う、 テグーだけに備わる魅力が広く認知されたことの証であるとも言え、 本種が社会全体に及ぼした貢献度の高さは計り知れません。 近縁種のブラックアンドホワイトや懐かしのゴールデンなど、 取り組み方次第では同様にベタ慣れへと仕上げることも可能なのですが、 やはり確率的な問題なのか絶対的な慣れ易さで比べるとレッドに軍配が上がってしまうらしく、 そんなこともあって長年に渡り人気の衰えを感じさせない最人気種として君臨し続けているのです。 今回やって来たのはまだまだ表情もあどけない育ち盛りのスモールサイズながら、 幼体時には基本的に発色しないとされる赤味が、 たったこれほどの年頃で早くもはっきりとした色合いを呈しており、 これを将来有望と呼ばずして何とするのでしょうか。 体の部分毎に見ていくと横顔は成熟個体もかくやと言わんばかりの紅潮ぶりで、 頭頂部に目を移しても赤レンガのようなカラーリングがじんわりと滲んでおり、 胴体の部分はどうやら脱皮前の兆候を示しているのかやや白けていますが、 尾の付け根辺りも顔面同様にこってりとした赤で彩られるなど、 まるで隙の無いクオリティの高さを体中で表現してくれています。 脱皮不全や諸々のトラブルにより失われがちな尾の先端がきちんと維持されている点も評価が高く、 そして何よりいつ如何なる時も素直に抱かせてくれるその大人しさもお見事。 あまりにも素敵な個体なので脱皮が終わるのを待つまでも無く、お早めにどうぞ。 |
アルゼンチンレッドテグー (M) Tupinambis rufescens |
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店内でコツコツと仕上げていたらそこら中から赤味が噴出してきた将来有望個体! ご覧の通りベタ慣れなのは言うまでもなく、尾の先まで綺麗に残るように育てましたのでご安心下さい。 写真の全てがそのクオリティを物語る絶品です。 |
アルゼンチンレッドテグー
Tupinambis rufescens |
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赤地に白のスポットが綺麗に並んだ美しいテグーが入荷しました。まだ若い個体で初めは バタつくかもしれませんが、環境に慣れれば抱っこもできるようになります。テグー3種の中でも 1番おとなしい種類ですので、憧れのリードを装備して散歩をするのも夢ではありません。 右前足中指の爪が折れていますが根元がある為再生します。 |
モロッコサバクトゲオアガマ (S) Uromastyx a. nigriventris |
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ベビー過ぎないふっくらと育まれた体付きが余計に飼育欲をそそる勿体ないわがままサイズ! 国内で暫く飼い込まれていただけあって陽射しを燦々と浴びた時に見せる発色具合も良好な、 モロッコサバクトゲオアガマが入荷しました。 トゲオアガマ全体を見渡しても昔から人間との関わりが深い種類として知られ、 何でもペットとして飼育され始めたのが何と1800年代にまで遡るという逸話もありますが、 確かに我が国においても古参のファンは口を揃えて本種のことを絶賛する傾向にあり、 そうして高い支持率を長きに渡り保ったまま今日に至ります。 それでは何故他のもっと煌びやか種類を差し置いて、 このサバクトゲオアガマが殊更に持て囃されているのでしょうか。 まず考えられるのはそのあまりにも長い活動期間によって、 懐かしさなどから込み上げる云わば愛着のようなものが、 他種に比べて余分に含まれているからではないかと思います。 口伝え的に素敵なトゲオアガマであるということが世間に広まれば、 それだけ新たなファンの獲得にも有利に働くというものですが、 長いスパンで見ればそういった人為的な前評判に耐え得る優れた能力を備えていることも求められます。 その人気を支える要因としては均整の取れたボディバランスが挙げられ、 やや大きめの頭に幅広い腹回りと尻尾、 そして象徴的な尾の棘状突起も比較的目立ち易い傾向にあり、 素直に格好良いと思える秀逸なデザインを獲得しています。 また色取り取りのカラーバリエーションも見逃す訳にはいかず、 個体によって赤色や黄色、そして緑色といった豊富なパターンを有するなど、 如何にもトゲオアガマらしい理想的な生き様を見せ付けてくれるのです。 今回やって来たのはベビーというよりもスモールと呼ぶに相応しい絶妙なサイズ感の一匹。 もちろん本格的に体中が色付き始めるのはまだまだこれからといったお年頃ですが、 写真のように日光浴の際には背部の緻密な模様がよりくっきりと表れ、 カップに浮かぶラテアートのような絵柄が将来を期待させないはずがありません。 初期状態さえ気を配ればかなり素直な昼行性のトカゲなので、 例えばフトアゴなどがきちんと飼える環境さえあれば、 むしろその他の部分についてはフトアゴよりもハードルが低く設定されており、 多くの人々を楽しませてくれる銘種のひとつです。 |
モロッコトゲオアガマ (国内CB) Uromastyx a. nigriventris |
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当店としてはちょっと珍しいトゲオアガマシリーズ第2弾! 巷で話題の国内CB、 サバクトゲオアガマの亜種モロッコトゲオアガマが入荷しました。 ここ最近では特に見かける機会が少なく、流通の多くを海外のCBに頼っていたこともありましたが、 少し前に入ったワイルドの個体を種親として遂に国内繁殖が成し遂げられました。 この個体も雑誌に繁殖記事が紹介されていた方の血統です。 本種の珍しいながらも根強い人気を誇る秘訣は、なんと言ってもその体色の美しい仕上がりにあると言えます。 単に綺麗になるといっても赤・黄・緑と信号機のようにバリエーションがあり、 それぞれの個体が個性を主張する辺りも微笑ましいです。 そして嬉しいことにメスもオスに引けを取らない美しさを呈すと言われていますから安心して育て上げることができるでしょう。 さすがにCBなので頭の先から尻尾の先、 そして尾のトゲの先までピッカピカで、 こんな個体を見るとますます仕上げたくなってしまいます。 今は良い器具も充実していますし、これからの季節は太陽の恵みも存分に与える事ができますから、 野生個体にも負けない美個体を目指して大きく奇麗に育て上げて下さい。 |
モロッコトゲオアガマ (緑・赤・黄) Uromastyx a. nigriventris |
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このコンディションには文句の付けようがありません! 緑・黄・赤のシグナルカラーが揃い踏み、お客様委託のモロッコサバクトゲオアガマが入荷しました。 日本でも長く愛され続けているトゲオアガマの一種ですが、 ペットとして飼育された歴史は大変古くなんと1885年にまで遡るそうです。 数いる仲間の中でも特に人気が高いように思えますが、 派手な色彩とそのパターンの豊富さや飼育下での丈夫な性質などに理由があるでしょうか。 今回はお客様飼い込みの総勢5匹で、イエロータイプは1匹、 見かける機会の少ないレッドや一番人気が高いとされるグリーンはペア揃ってのご紹介です。 順に個体を見ていくと、 まずグリーンのオスは特に顔周りの発色が激しく、 粗い鱗の一枚一枚に蛍光塗料を着色したようなキツめの色合い。 メスも負けじと背部にまだら模様を描き、 まるで柄入りの服を着ているような不自然な程の派手さがあります。 次にレッドのオスは全身赤に見えますが細部をよく見ると特に背部には黄色と緑色が入り乱れ、 地色も白と黒が両方出るとてもカラフルな仕上がり。 それに対してメスは地色へ黒を大胆に用い、 背部には黄色と緑色を混ぜ合わせた色に赤色のスポットを重ね塗りしたような不思議な空間が広がっています。 最後のイエローは委託主曰く発色が弱いとのことですが、 こうして見てみると全身にやや緑がかった黄色がじわじわと出始めていて、 もう一歩二歩踏み出せばかなり化ける可能性ありです。 どの個体も最低3年以上は飼い込まれており、 流通の殆どがワイルド個体であるトゲオアガマに必須と言われる導入後の立ち上げは必要ありません。 与えられていた餌も単食にならないよう気を使われていて、 小松菜、かぼちゃ、白菜、アガマフードなど挙げればキリがなくその結果が個体の見た目や状態にも現れています。 本種はクリーパーNo.46に国内繁殖記事も紹介されています、 このトリートメント済みのペアを用いてブリードにも挑戦してみて下さい。 |
エジプトトゲオアガマ (ベビー) Uromastyx a. aegyptia |
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小さなおじさん、おじさんの妖精、いくらでも愛称が思い浮かぶ反則的に可愛らしいベビーアガマ! あまり見つめ合い過ぎると次第に理性を失い抱き締めたくなってしまう超危険サイズ、 エジプトトゲオアガマが入荷しました。 ほぼ完全に近い草食性であることと至って温和な性質、 そして無限の表情をつくり出すその愛おしい顔立ちから、 年を追う毎に男女を問わずファンの増加が著しいトゲオアガマの仲間たち。 昔からペットとして流通してきた歴史あるトカゲですが何故今このタイミングなのか、 色々考えてみるとまず第一に輸入される個体の初期状態が格段に良くなっていて、 場合によってはファーミングや飼育下での繁殖が成功していることや、 育てるのに必要な環境を再現するのも優秀な器材により容易になっていること、 更には世の中にトカゲを家族に迎え入れようとする人々が増え続けていることなどが挙げられます。 トゲオアガマ最大種として名高いエジプトは一見ハードルが高そうにも思えますが、 昔から馴染み深いことに加えて同種他種問わず同居させ易く、 体質が頑丈で飼い易いため根強い人気を誇っているという訳です。 今回やって来たのはたったの十センチほどしかない、 しかしながら生まれつきの老け顔と言うギャップが素敵過ぎる人差し指サイズの幼体。 一目見ただけで心を奪われてしまうに違いありません、 そうして多くの人が念願のトカゲデビューを果たしてみたり、 或いは現在飼育中のフトアゴなどとの同棲生活をスタートさせてみたりと、 至る所であらゆるシチュエーションで世間を盛り上げてきたなかなかの功労者。 こんなに小さな体でもしっかりと日光浴をこなし、広大な砂地を走り回り、 空から降って来た葉野菜を懸命に齧っては寝たり起きたりを繰り返す、 当たり前のことなのですが一人前に自立していることを改めて実感させられます。 野生では地面に深い穴を掘り避暑をするエピソードも有名で、 小さな頃から全ての指がやたらと長く際立っているのもそのためでしょうか。 外観はシンプルそうに見えて意外と地域差があるらしく、 この個体は本種の幼体に目立つとされる背部の明色斑が殆ど地色に埋もれていますし、 基亜種の特徴である横腹の結節鱗もあまり発達していない不思議な一匹。 トゲオアガマの入荷は総じて不定期なため、このシーズン限定のベビーサイズをお見逃し無く。 |
エジプトトゲオアガマ (ベビー) Uromastyx a. aegyptia |
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おじさんの妖精の異名を取る往年の人気種から本当のベビーサイズが数年ぶりに待望の来日! コンディションの整った様を見せ付けるかの如く大きな葉野菜を必死に奪い合う姿にこちらも熱くなる、 エジプトトゲオアガマが入荷しました。 何でも全てのトカゲの中でほぼ完全な草食で暮らしが成り立つ種類は、 世界中を探し回っても全体の僅か一パーセントにしか満たないそうですが、 なるほど確かにグリーンイグアナの存在が例外的に有名過ぎるだけのことで、 ペットとして飼われているトカゲの殆どは何かしら動物質を摂取しますし、 それがほんのおやつ程度で済むようなキャラクターは珍しいということです。 トゲオアガマの仲間たちはその一パーセントに含まれる貴重な存在で、 十年以上前に遡るとどちらかといえばマイナーなポジションに位置していたと記憶していますが、 それもそのはず、状態を崩した野生個体が流通の大半を占めていた黒歴史のさなかにいた訳ですから、 多くの人々にこよなく愛されるペットリザードになるために時間を要したのも無理はないのです。 一部のマニアックな愛好家らの努力が実り知名度はメキメキと上昇を続け、 私も育ててみたいと思わせる要因が次第に世間へと知れ渡ったかと思えば、 海外から養殖されたベビーが輸入されたり国内での繁殖が成功したりと、 どちらかといえば明るい話題がどんどん飛び出す今最もホットなカテゴリのひとつだと思います。 今回やって来たのは指にしがみ付かせるとちょうど良いぐらいの、 角度によっては流石に幼い表情を浮かべ、 またある角度から見た場合にはやはり永遠の老け顔でこちらを見つめる、 属内最大種と名高いエジプトのファームハッチベビーたち。 変な話ですがフトアゴのベビーを育てるのにもトゲオアガマのベビーを育てるのにも、 基本的に用意するべき飼育設備はほぼ同様の内容であり、 それこそスタートの時点から餌が完全な植物質のみで良い訳ですから、 場合によってはフトアゴよりも優位に立てる可能性は大いにある訳です。 初期状態さえカバーできればトゲオアガマのウィークポイントはほぼ消えたと言っても良く、 当店でも葉野菜をパクパク平らげるのは当たり前、 如何に早くリクガメ系のフードに餌付けるかというのが最重要課題なほど。 常にショップで見かけられるものではありませんので、気になっていた方はお早めにどうぞ。 |
エジプトトゲオアガマ (ベビー) Uromastyx a. aegyptia |
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草食恐竜の赤ちゃんを地で行くリアルな描写に夢が広がる思いっ切り育ち盛りのベビーサイズ! この頃流通がストップしていたおっさんの妖精は久しぶりに対面しても相変わらずおっさんな、 エジプトトゲオアガマが入荷しました。 トゲオアガマと名乗る一団がおっさんと呼ばれ始めて久しい今日ですが、 全てのトカゲの中でもこれほど見事に格好良さと可愛らしさが同居したものも珍しく、 基本的にはほぼ完全な草食の平和主義者でありながら尾には重厚な武器を携える、 体中に溢れるギャップの数々が私たちの好奇心を擽って止まない、 大変に魅力的なペットリザードのひとつとして長きに渡り人気を博しています。 現代の人々はかの有名なフトアゴを一生懸命飼育している訳ですが、 それが上手にできるのならば殆ど横滑りでシフトできるのも嬉しいポイントで、 既に蓄積されたノウハウがいくらでも転がっている中ではさほど困難な課題にはならないでしょう。 どうしても気になる点があるとすれば、野生個体が流通の殆どを占めている上に、 どちらかと言えばタフで強健な体質の持ち主であるが故に、 ただスイッチが切れて寝ているのか状態が思わしくないのかが分かり難く、 誰もが予備知識のない状態で飛び込むことに少々リスクを感じてしまうことでしょうか。 コンスタントな流通が実現しているとも言い難いだけにいつでも安定して入手できるトカゲではなく、 見つけたらその場で決断を迫られるところもまたビギナーには不親切であると言わざるを得ませんが、 そんな厳しい状況で無理を押してでも飛び込んだ先には楽しくて幸せな日々が待ち受けていることでしょう。 今回やって来たのは属内最大種でありながら何となく定番種の感さえあるエジプトの、 何故かキャラクター的にはサバンナモニターなどと近しいものがある壮絶な可愛らしさを見せ付けるベビーたち。 やはり大型種ならではの功罪なのでしょうか、 同じトゲオアガマでも他種に比べダイナミックさがあり、 体中から溢れ出る幼さが倍増しに感じられるのは私だけではないと思います。 四肢の先に生えた手足はまるで手袋をはめているかのようにアンバランスな大きさで、 指の長さも相まって砂地を懸命に掘り進めるためのシャベルと化しています。 成体になるとおおよそ無地の褐色に覆われますが、 現地の風景を見る限り何もない殺風景な砂地なのですからそれが究極の擬態となるのでしょう。 既に葉野菜からMazuriリクガメフードまでもりもりと食べ始めていますので、 久々のご登場をお見逃しなく。 |
エジプトトゲオアガマ (ベビー) Uromastyx a. aegyptia |
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与えられた食物を片っ端から食べ続け何が起ころうとびくともしない強靭な肉体を手に入れた超安心ベビー! 葉野菜の類をほぼ全く用いずともふやかしたフードのみで育てられるように仕立ててみた、 エジプトトゲオアガマが入荷しました。 近年じわじわと、しかし着実に人気度と認知度を高めているトゲオアガマの仲間たち。 その中でも特にメジャーなキャラクターとして広く名の知れたエジプトは、 そのらしさとでも言いましょうか、如何にもトゲオアガマ然とした佇まいに大いなる魅力があり、 他の種類に比べ決して彩り豊かとは言い難い外観であったとしても、 人々が彼らに求めているのはベーシックで飾り気のない無垢な姿なのだと妙に納得させられます。 おっさんはどれほど可愛い子ぶろうともおっさんなのであり、 そのおっさん力とでも言いましょうか、 全力でおっさんしているところも一周回ってキュートなのだということです。 冷静に図鑑を見てみると属内最大種との記述があり、 最大全長を見ると思わずギョッとしてしまう場面もあろうかと存じますが、 実際には大きくなり過ぎて飼えなくなってしまったというケースは殆ど聞かれず、 というのも成長に極めて長い時間を要することや、 これは残念な話になりますが与えられる空間の限界もありますので、 現実的には市販の爬虫類用ケージの範疇に収まる事例が多いようです。 話が若干逸れたようですが性質としてはなかなかに素直なトゲオアガマで、 私たちがトゲオアガマに期待していたことをきちんとこなしてくれるところが、 長きに渡り高い支持率を誇っている要因なのだと思います。 またこぼれ話のようになりますが、エジプトを好きな方へ何故エジプトなのかと問うたところ、 四肢の指が長いところが堪らないのだと熱弁され、 これは棲息地の環境においてがっつり穴を掘らねばならぬための特徴と捉えられますが、 いわゆるワイルドな雰囲気が感じ取れるからなのでしょうか。 今回やって来たのは今のところ毎年のように輸入されている、 しかしながら今年はあまり数がまとまらなかったらしく、 当店でも入手するのに例年よりも苦労した一応お馴染みのエジプトベビー。 入店してからは余裕の表情で動き回っていたため、 かなり序盤でお約束のMazuriリクガメフードを差し出したところ、 何の違和感もなくもりもりと食べまくり今日に至ります。 この餌は例えばグリーンイグアナなど他の草食性トカゲについても一定の成果が得られているため、 当店ではトゲオアガマのユーザーさんにも積極的にご提案しているのですが、 これに餌付いている時点で勝負は決まったと言っても過言ではありません。 楽々育てられるベビートゲオアガマをこの夏から始めてみませんか。 |
エジプトトゲオアガマ (M) Uromastyx a. aegyptia |
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まだまだ幼少期と言える愛らしさを残した飼い始めるにはちょうど良い安心サイズ! 脱皮が綺麗に終わってからと思いましたがあまりにも餌を爆食するのでフライングアップ、 エジプトトゲオアガマが入荷しました。 決して悪口を申し上げるつもりはありませんが、 変な顔という唯一無二の不思議な魅力で人気を博す、 オンリーワンの長所を備えたペットとして飼育できる数少ない草食性トカゲ。 完全に好き嫌いの分かれる容姿は全く興味を持たれないか、 もしくは妙に癖のある雰囲気がたまらなく好きとなるかのどちらかという、 ファン層の大変に偏った魅惑の存在です。 また、トカゲを飼ってみたいけれど昆虫やマウスは苦手という方にとっても、 食生活の殆どを葉野菜やフードの類で賄える非常に心強い味方だと言えるでしょう。 色々な写真を見ていくと照り付ける太陽光を跳ね返しそうな、 ギラギラとカラフルな体色が目を引くかと思いますが、 その中でただただ巨大になるという図太さで長らく支持を集めているのがこのエジプト。 初めから色味については全く期待しない方が良いでしょう、 しかし属内最大種としての圧倒的な威圧感は他の追随を許さず、 現在国内で流通する他種などは全て踏み潰してしまうぐらいの勢いがあります。 既に大型化した野生個体の輸入直後を目の当たりにすると、 刺されば本当に痛みを感じる棘付きの長い尾を金棒のように振り回し、こちらが身の危険を感じるほど。 しかし小さな頃から扱っていればそのように危険なシーンに直面することは殆どなく、 飼い慣らされた個体は扉の前で餌をねだるほどに人懐っこくなるため、 重量感たっぷりの抱きトカゲとしても付き合っていけるでしょう。 今回やって来たのは何とか片手に乗れてしまう若年個体で、 幼体に近い大きさで輸入されてから一年近く飼い込まれ育てられたもの。 全身が痩せているようなミドルサイズのワイルドは立て直しに時間がかかり、 せっかくの巨体を楽しもうとしてもその先の成長を見込むことが困難になりますが、 フレッシュなベビーから仕上げていけばグングンと成長し、 30センチオーバーなどは比較的簡単に狙えるようです。 そして寿命も長く、十年単位で付き合っていけば本当に60センチぐらいに到達してしまうのだとか。 生野菜の他にリクガメフードやリザードフードに餌付いており準備万端、 手指の長さがいかにも大型種らしい風格を漂わせる育て甲斐たっぷりの一匹です。 脱皮が綺麗にできた時には改めて写真を公開します。 |
コウロコトゲオアガマ (♀) Uromastyx a. microlepis |
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かのトゲオアガマ最大種として名高いエジプトの亜種で2008年に初めて日本にやってきた珍しいミクロレピスです。 別名でササメとも呼ばれます、コウロコトゲオアガマ・メスが入荷しました。 かつてはワイルドで基亜種の大型個体がよく見られたものでしたが近頃は可愛らしい繁殖個体が多くなり、 またトゲオアガマと言えばオルナータなどの小型美麗種がポピュラーになりました。 しかし久々にこの巨体を見せつけられると迫力の違いに驚かされます。 顔付きからは尊大ともとれる圧倒的なオーラを放ち、体表のしわなどはそれひとつひとつが生命感を感じさせ、 自慢の武器である硬質の棘尾はドリアンもびっくりの非常に危険な香りを醸しています。 日本を代表する怪獣ゴジラに似ているトカゲは本種とエンジェルアイランドチャクワラの2種で決まりでしょう。 この個体はワイルドと思われますが意外に大人しく、 手に持っても暴れませんしやたら尻尾攻撃をしてくる事もありません。 トゲオアガマと言えば高温のバスキングスポット、本種は元のサイズが大きい為にスペースは省けませんが、 一度この雄大な存在感を味わってしまえば全て吹き飛びます。 とにかくその大きさに仰天のとても綺麗で素晴らしいお勧めの個体です。 |
ベンティートゲオアガマ (Pr) Uromastyx benti |
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ギラギラと刺激的なナイスカラー! 飼い込みぷりぷりでコンディションも色彩も申し分ありません、ベンティートゲオアガマ・ペアの入荷です。 ベンティーは学名のカタカナ読みで、最近ではイエメントゲオアガマとも呼ばれるようになりました。 その昔まとまった数のワイルド個体が輸入されていた頃はさほど珍しい種類でもありませんでしたが、 最近ではめっきり見かける機会が無くなってしまい懐かしさを感じるマニアもいると思います。 流通量が少なくなると注目されるというのは皮肉なものですがそれもそのはず、 近頃やってくるベンティーは記憶の中のイメージよりも随分綺麗なものが多く、 どうやら地域によって地味なものから派手なものまで様々だそうでそれを聞いて納得しました。 この2匹も、 オスは腕や脇腹を中心にブルーグリーンが鮮やかに発色しており、 反対にメスはオス以上にホワイトスポットが大きく全体的にシルバー系で、 方向性は異なりますがどちらも美しいです。 オスの右後肢薬指に爪飛びあり。 国内入荷後のトリートメントもすっかり済んでいます、この機会にペアを揃えてみては。 |
ディスパートゲオアガマ (ベビー) Uromastyx d. dispar |
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最もタフなトゲオアガマの異名を取るほどペットとしての扱い易さが魅力のぼってり系ベビー! 手袋をはめたようなほんのりオレンジ色に染まる四肢が可愛らしい状態抜群のフレッシュな三兄弟、 ディスパートゲオアガマが入荷しました。 まだ世間ではトゲオアガマと呼ばれるトカゲ自体の知名度が低く、 具体的な飼育方法についてもあまり解明されていなかった時代から、 何故かすんなりと我々の世界に順応し棲み付いてしまった感のある、 多くの愛好家がこぞって強健だと語ることから属内でも入門種とされるディスパー。 その要因となっているのはそもそも輸入状態の良し悪しなのか、 紫外線およびバスキングスポットの重要性が低めに設定されている体質の持ち主なのか、 それとも人に対する警戒心をあまり持ち合わせていない性格なのか、 人間サイドから見た時に何が育て易さのきっかけとなっているのか未だによく分からないのですが、 なるほど確かに手元へ置いてみると餌付きの良さから太り具合まで事が順調に進むことの多い、 世間で言われる通りペット向きだと感じられるトゲオアガマのひとつです。 基亜種ディスパーを含め合計で三亜種に分けられていますが、 最も珍しいオビは別格としてもうひとつのマリもこの頃あまり姿を見せない印象で、 ほんの少し昔には定番中の定番のようなキャラクターだったものの、 他の種類もそこそこコンスタントに出回るようになってきたからそう感じられるのか、 良い意味でありふれた一般種というような雰囲気は薄れてきたように思います。 今回やって来たのはまるでフトアゴのベビーを選んだのと同じような感覚で始められる、 ベビーに程近いふっくら育った安心サイズの三匹をセレクトしたもの。 流通の大半が野生個体で占められているトゲオアガマの仲間は、 余程の稀少種を除いてガッチリ育ったアダルトサイズで巡り合うことも多く、 格好良さと引き換えに育て上げる楽しみが損なわれてしまいますから、 片手に乗せられる可愛らしいお年頃からスタートできるチャンスは決して当たり前ではありません。 その上幼過ぎる大きさでは状態を崩してしまうリスクも頭を過りますので、 完全なベビーサイズではないところも意外とミソです。 ほのかな赤味と黒い網目模様がこの先どのように変化するのかが楽しみな、 愛らしさを振り撒いて止まない個人的に一押しのディスパーをどうぞ。 |
ディスパートゲオアガマ (S) Uromastyx d. dispar |
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一番丈夫で一番育て易いおっさんとして絶賛売り出し中のディスパーが過去最高クラスの状態にて! 入荷して間もなくMazuriリクガメフードのみで飼育できるよう仕立て上げることに成功した凄まじき逸材たち、 ディスパートゲオアガマが入荷しました。 おっさんとは世間一般に様々な場面で使われる主に男性に対しての愛称ですが、 こと我々の業界においてはこのトゲオアガマと名乗るトカゲに対しての愛称として用いられ、 時折一部のヒキガエルなどが同じように呼ばれているケースも散見されるものの、 基本的にはおっさんといえばイコールトゲオアガマのことを指すと思って間違いないでしょう。 何故なら私たちはトゲオアガマの仲間に対し常日頃から親しみを感じていて、 誰も傷付けず誰も悲しませない彼らの牧歌的な暮らしぶりはまさに平和そのもの、 爬虫類特有の生々しさやグロテスクさとはほぼ無縁なある意味爬虫類離れしたキャラクターが、 誤って抱き締めたくなるほどの愛くるしさに満ち溢れているからです。 同じトカゲの中でも特に女性ファンが集まる傾向にあるのも、 女性はおっさんが好き、と直接結び付けるのは些か性急な気がしますが、 そうは言ってもあながち間違いでもないのではと一瞬勘違いを引き起こさせるところに、 トゲオアガマの持つ罪深さのようなものが見え隠れしています。 それは冗談としてやはり夜行性のヤモリなどにはない強烈なアピール力が最大の売りで、 私はここにいますという存在感の大きさには実寸以上のものがあり、 ほぼ完全な草食であることも餌問題という不安要素をかき消す効果があってグッド。 ベタベタ抱っこして遊ぶという感覚は当てはまり難いかもしれませんが、 少なくとも尻尾を自切する機能が備わっていないことは大いに歓迎され、 ハンドリングに不慣れな方でも安心して付き合えるあらゆる面において素晴らしいペットリザードなのです。 今回やって来たのは色よりも柄よりもとにかくそのタフな体質がフィーチャーされるディスパーより、 輸入された中からなるべく小さめを狙ってチョイスしたこんな二匹。 あらゆる資料を紐解いたところで皆の合言葉は決まって最強の二文字、 あのエジプトやサバクを凌ぐ強靭な肉体とそれによって齎される飼い易さが魅力です。 到着した翌日よりいきなりスイッチが入ったのか辺り一面を走り回り、 投げ入れられた葉野菜をおもむろにむしゃむしゃ。 更にその翌日よりダメ元で冒頭でも触れたMazuriリクガメフードを与えたところ、 葉物と間違えてなのか平然とついばむように。 今では水分補給も兼ねてふやかしたフードを顔が汚れるまで食べ散らかし、 日に日に体全体の厚みも増してきたため満を持してこの場に掲載します。 あまり期待していなかったはずの色彩美も背部の黄色味がなかなか綺麗な、 下手なフトアゴよりもずっと扱い易いバリバリの昼行性トカゲをどうぞ。 |
ディスパートゲオアガマ (♀) Uromastyx d. dispar |
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当店としてはちょっと珍しいトゲオアガマシリーズ第1弾! とってもブリブリの見るからに健康な3匹です、 お客様飼い込みのディスパートゲオアガマ・メスが入荷しました。 最近分類が整理されたようでdisparは3亜種が含まれることになりましたが、 今回やってきたのは基亜種のメスです。 よく見かけるのはマリで基亜種は流通量もあまり多くないそうで少々入手しにくいかもしれません。 濃い体色が特徴のオスに対しメスは優しい印象の淡いカラーリングで、 しかし尾部と四肢の指にはほんのりとオレンジ色が主張しています。 これらの個体は特に紫外線と熱源にこだわって飼われていたそうで、 ホットスポットは当然の如く直下55℃をキープし、 紫外線もメタルハライドランプなどを惜しげもなく当てまくっていたとのことです。 今は良い器具も充実していますのでそれほど心配することもありませんし、 またこれからの季節は仮に昼間だけでも天の恵みを存分に与えることができますから、 どんどん野性的な魅力を引き出せると思います。 ハンドリングするとお腹の肉が手の平にしみ込んでくるような、とても状態の良いオススメの個体達です。 |
ディスパートゲオアガマ (♀) Uromastyx d. dispar |
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最強のおっさん説を見事に体現した有り余る元気を抑え切れない飼い込みスーパーヘルシー! にんじんのように暖かなオレンジがボディカラーに彩りを添えるムチムチのおっさん、 ディスパートゲオアガマ・メスが入荷しました。 メスなのにいきなりおっさんとは何事かと思われるかもしれませんが、 ことトゲオアガマの仲間に対するおっさんの呼称はもはや愛情表現のひとつとして認知されており、 ファンの殆どはこぞってその愛くるしい風貌に心を奪われ、 依然マイナーな位置付けからなかなか脱することのできないもどかしさを跳ね除ける勢いで、 おっさんを見かける度に全力で愛の眼差しを送り続けているのです。 流通の多くが野生個体を占めるため状態が落ち着かず扱いの難しい印象は拭い切れませんが、 それ故に一度立ち上げてしまえば却って頑丈なその体質は心強い味方となり、 ちょっとやそっとでは簡単にへこたれない強い生命力が込み上げて来るのです。 時に繁殖された幼体を目にするとその肌質のみずみずしさに驚かされることがありますが、 それほど採集された個体は疲弊しコンディションを崩していることが悲しいかなよく分かり、 まだまだ私たち人間に与えられた課題は全てを完璧にこなせそうには無くとも、 少しずつでも状況が良くなり飼育者層が拡大することを願って止みません。 今回やって来たのはペットとして最も扱い易いと定評のあるディスパーから、 これまた必要以上と思われるほどに肉付きの良さが際立ったメスの飼い込み個体。 オリジナルの状態でも決して色鮮やかで華やかな種類とは言い難い外観ですが、 顔面や指先、そして尻尾などにふわっと発色した蛍光オレンジがお洒落で可愛らしく、 あまりにも奇抜なカラーリングが得意では無い方には特にお勧めしたい一匹です。 流通過程で初期状態を落とし難いのが功を奏しているのか、 はたまた環境に対しあまりシビアな条件を突き付けられないことが良いのか分かりませんが、 何となくバスキングスポットがぬるめの温度でも普通に元気でいられるような気がしますし、 事実到着して早くもMazuriリクガメフードにしっかりと餌付いているほどで、 あまり決め付けるような言い方はしたくありませんがいわゆる初心者向けとされるような、 ハードルの低さが感じられるのはあながち間違いでは無いと思います。 新たな家族としてのお迎えはせっかくなので是非とも暑い時季にご検討下さい。 |
マリトゲオアガマ (Pr&S) Uromastyx d. maliensis |
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色や形、飼い易さに至るまで絶妙なバランスの整ったこれぞベストオブトゲオアガマ! CBの飼い込み個体と謳っても何ら差し支え無いこのグッドコンディションはまさに感動もの、 マリトゲオアガマが入荷しました。 砂漠のおっさんの異名を取るこの世界では本当に貴重な草食性のトカゲ、それがトゲオアガマ。 爬虫類らしい爬虫類と言えばやはりトカゲとヘビのことが思い浮かびますが、 本体をいくら好きになることができても餌となる昆虫やマウスだけはどうしてもクリアできない、 それがために飼育を断念せざるを得ないという話は決して珍しくありません。 そうなると完全肉食性のヘビはほぼ全て諦めるしかなく、 活路を見出すべくフードだけで何とか対応できるであろうフトアゴやアオジタに注目が集まりますが、 それでも有事の際には立ち上げのためにコオロギやワームなどの使用を強いられることになり、 根本的な解決策になっているとは言い難いでしょう。 だとすれば野菜や果物だけで飼育が成り立つトカゲを探すことになりますが、 その代表格であるグリーンイグアナは大きくなり過ぎるため万人向けではなく、 どうしてもここでふりだしに戻ってしまいがちです。 かねてよりトゲオアガマの存在自体は知られていたものの、 野生個体が雑多に輸入されては明確な飼育方法もよく分からず、 結局は初期状態の望ましくないものを立ち上げきれずに挫折してしまうケースが後を絶ちませんでした。 それが近頃ではヨーロッパなどから繁殖された個体が輸入されるようになったり、 ワイルド個体の着状態もかなりの度合いで改善が進んできたお陰で、 長期飼育はおろかいくらかの種類では国内繁殖の成功例まで聞かれるなど、 この仲間を取り巻く環境は年々改善されてきているように感じます。 今回やって来たのは何だか可愛らしいネーミングで知られる昔ながらのポピュラー種、マリトゲオアガマ。 均整の取れた姿形や個体毎のカラーバリエーションなど、 トゲオアガマが持つ魅力をふんだんに備えた上に飼い易いことで以前より評判の高い種類でしたが、 この三匹は思わず笑ってしまうほど抜群の状態の良さで、 輸入直後のトリートメントはほぼ必要ないと言っても過言ではありません。 まもなくフルサイズであろうペアは是非とも繁殖に向けて、 手の平に乗るヤングサイズはペットとして可愛がってあげて下さい。 フトアゴの飼い方が分かればそれに少しエッセンスを加えるだけですから、 今まで外観のイメージなどから何となく敬遠してきた方も是非この機会にチャレンジしてみては。 タンポポを丸ごと放り投げた途端に奪い合う姿は癒しの極み、 このぷくぷく体型にダッシュ力も抜群の見るからに体調の整った優良個体ばかりです。 |
ゲイリートゲオアガマ (イエロータイプ・♂) Uromastyx geyri |
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リアルレモンイエロー! 絵の具セットのレモンいろをそのまま塗色したような激しい発色が魅力的です、 ゲイリートゲオアガマ・オスが入荷しました。別名サハラトゲオアガマとも。 本種は何故か全身レッドになるものとこの個体のようにイエローが発色するものと2タイプいるようですが、 レモンの実が突然トランスフォームしたかと間違える程に眩しい色彩はお見事。 このカラータイプはベビーから飼い始めた場合では分からないそうで、 もしお好みのタイプがあれば確定したものの方が嬉しいでしょう。 CBかワイルドかは分かりませんが尾のトゲの一本一本は手で触るとケガを負いそうな位に先まで尖っていて、 もちろん発色も十分ですから申し分ありません。また飼い込みなので安心です。 こんな色をしていては野性下で目立ってしょうがないと思うのですが、 こうして我々の視覚を楽しませてくれるのは大変喜ばしいことです。 写真はできる限り再現度を重視して撮影しましたが、 生で見るともっと凄いのでこの鮮やかなボディカラーを是非ご家庭でお楽しみ下さい。 |
サハラトゲオアガマ (イエロータイプ・♂) Uromastyx geyri |
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クオリティおよびコンディションが最高品質であることの証に燦然と輝くウルトライエロー! 飼育が易しいとは言えないゲイリーだけに並大抵の感動では済まされないインパクトを放つ、 イエロータイプのサハラトゲオアガマ・オスが入荷しました。 その和名からしてとんでもないところに棲息していそうな、 古くよりゲイリートゲオアガマの愛称で親しまれる属内屈指の美麗種にして人気種。 ここまで露骨に派手派手路線を突き進む種類も珍しいでしょう、 他にも色鮮やかなトゲオアガマは探して見つからないことはありませんが、 テーマとなる一色を武器にこれほど盛大に彩られたヤツはなかなかいません。 俗にレッド、イエローと呼ばれるふたつのカラータイプが同種内に存在し、 文字通り全身を隈なくその色に染め上げてしまうのが最大の特徴で、 どちらが稀少だとかそういった価値観は無さそうですが、 そこには単純に好みの問題があるのではないかと思います。 意外と庶民的なキャラクターで昔から比較的安価に出回り、 その分目にする機会も多いのですがとにかく初期状態に恵まれないことが多く、 非常識なレベルで超高温のホットスポットを必要とするなどのエピソードは有名な話。 実際にはそのシビアな条件を永遠に求められる訳ではありませんが、 元気の無い個体はそれなりにケアをしてやる必要があると言った意味合いで、 そこまでCB化が進んでいない現状を考慮すると、 どちらかと言えば手のかかるイメージが強くなってしまうのも否めません。 今回やって来たのは腹回り、尾の大部分における肉付きの良さはもちろんのこと、 四肢のムチムチ具合までもがまるで人間の赤ちゃんのような仕上がりを見せる、 過去最強と言っても過言では無い健康状態を誇る長期飼い込みのオス。 何よりもまずその大きさ、 記録上の最大全長に迫る圧巻の30センチオーバーはなかなかお目にかかれないボリュームで、 こんな姿をしていて健康でないはずがありません。 カラーリングにも一切の妥協無し、 体表の大部分が蛍光イエローに覆われる様にまたもや品質の高さを感じざるを得ず、 輸入されたてのアダルトサイズではまず有り得ない最高の出来栄え。 体の所々に火傷跡のようなものが見られるためお値打ちプライスにて! |
サハラトゲオアガマ (イエロータイプ・Pr) Uromastyx geyri |
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ワンイヤーでぷりんぷりんに仕上げられたふくよかな体型が安心のヤングペア! ワイルド輸入されたてを選ぶよりも断然お勧めの嬉しい飼い込み個体です、 イエロータイプのゲイリートゲオアガマ・ペアが入荷しました。 サハラ、と言われれば次に続くのは砂漠、 広大なアフリカ大陸のおよそ三分の一を覆い尽くす世界最大のサハラ砂漠が、 このトカゲの産する遠い故郷です。 じりじりと照り付ける日光の下、 立っていることすらままならない超がいくつも付きそうな高温の世界で、 まさしく太陽と共に暮らすことを選択した奇特な変わり者。 一口にトゲオアガマと言ってもアフリカから中東、 果ては南アジアまで幅広い分布域と生態を有していますが、 この暑さと眩しさが背景に浮かび上がる奴らこそこの仲間の典型と言えるでしょう。 ここ日本でも連日猛暑が続く中、非常にむさ苦しい展開となってしまい誠に恐れ入りますが、 我々にとっては現実離れした環境で果敢に生命を維持するものたちを一般家庭で飼育する、 そんな夢のような話が容易に実現してしまうことにも驚きです。 ゲイリーは属内でも特に高い温度のホットスポットが必須であるとされていますが、 現在発売されている数々の専用器材には優れた性能を持つ製品が揃っていますので、 あえてそこを取り上げる必要はないのかもしれません。 近年ではとみにトゲオアガマの飼育技術が向上している傾向にあり、 健康に飼い続けるだけでなく繁殖成功例まで耳にするほどですから、 従来のマニアックな雰囲気は随分払拭されたのではないかと感じています。 今回やって来たのは自然状態で二系統存在する内のひとつ、イエロータイプのペア。 様々な色が入り乱れることも決して珍しくはないトゲオアガマにおいては例外的に、 赤なら赤、黄色なら黄色とはっきり定められたカラーリングに仕上がることは文献にも記されており、 好みは人それぞれですが極端な差はなくどちらも支持されているようです。 基本的には野生個体の流通が大半を占め、 その場合到着したばかりではその先のコンディションを見極めるのに一定のスキルを要しますが、 この二匹は飼育下に置かれて既に一年程度経過していますから、 初期状態の良し悪しを判断する過程とはとっくにおさらばしています。 草食性のトカゲにとって少々なりとも痩せていることが不安に繋がってしまいますが、 この肌艶とハリを見せられれば別段気を揉むこともありません。 爪飛びや大きな欠損もなくまだまだ成長期真っ盛りの若々しい個体ですから、 将来のベッタリとした目覚ましい発色に期待しましょう。 |
サハラトゲオアガマ (Pr) Uromastyx geyri |
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目が痛くなるほど激しい発色が特徴のゲイリーには珍しく落ち着いたトーンのブラックタイプ! しばらくの飼い込み期間を経て心身ともにリフレッシュ完了のぷりぷり個体、 サハラトゲオアガマ・ペアが入荷しました。 今現在では色々な種類が輸入され楽しまれているトゲオアガマの中でも、 凛々しい表情と小振りな体格が人気の高い本種は、 その語感の良さからかゲイリートゲオアガマと呼ばれることの方が多く、 図鑑で探していてもつい見逃してしまうほど昔から親しみのある種類です。 トゲオアガマ自体まだまだ野生個体の流通が大半ですから入荷は不定期で、 これから飼育してみようという方にありがちなのは、 ついついインターネットなどの情報をカタログ感覚で見てしまうが故に、 いざ自分の欲しい種類が決まっても目の前に現れるまでのタイムラグにうずうずしてしまう、 こんな経験をされたと言う話がよく聞かれます。 如何せん飼育下でのCB化が進んでいないものが大半ですから、 いない時にはいくら探しても出てくるはずがありませんし、 いる時に購入しておかなければいつまで経っても手に入らないので、 ある程度ターゲットを絞り一年中探し続けることもざらになってしまいます。 コンディションに不安を抱えた輸入されたての採集個体へ即座に手を出すのも勧められませんが、 ある程度の後ろ盾があれば衝動に駆られてみるのも一興かもしれません。 今回やって来たのはお馴染みゲイリーの長期飼い込み個体で、 国内へ到着したばかりの頼りない感じは全く見受けられず、 特に威嚇していない状態でも適度にぷよぷよしたお腹を見れば、 元々太り難い草食トカゲだからこそ安心度の高さがお分かり頂けるでしょう。 チェックポイントは多岐に渡りますが、 例えば尻尾を裏側から見た時には特に肉付きの良さが見て取れ、 野生本来のダッシュ力も限られたスペースではありますが取り戻しつつあるようです。 ゲイリーと言えばイエロータイプやレッドタイプと呼ばれる、 原色全開のド派手なカラーリングが印象的かと思いますが、 この二匹は不思議なほどダークな色調に収まっており、 他のトゲオアガマでは大きくなるしあまりえげつない色合いは苦手だった、 と言う方にはぴったりの仲良しペアです。 リクエストを受けても都合良くご用意できない場合が多いので、 探していた方はチャンスのある時に是非抑えておいて下さい。 |
インドトゲオアガマ (L) Uromastyx hardwickii |
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トゲオアガマ=アフリカじゃありません! ハードウィッキーの愛称で知られるアジア出身のトゲオアガマ、 お客様委託のインドトゲオアガマが入荷しました。 つぶれた顔にトゲトゲの尻尾、 灼熱の大地で太陽のエネルギーを全身に受け止め、食性は専らベジタリアン、 と言えば誰もがアフリカに棲息するトゲオアガマを思い浮かべるでしょう。 それもそのはず、現在日本で流通している殆どの種類はアフリカ産で、 中東からインドにかけてはわずか3種ほどしか分布していないのですから無理はありません。 本種は普段見慣れたトゲオとは異なり、 寸詰まりでやや厚みのある頭部は顔付きの印象を変え、 すらっと伸びた長めの尻尾には棘状突起はあまり目立たず、 全体的にどこか優しい雰囲気。 それらは何となくの違いではなく尾に間小鱗を持つという決定的な特徴から、 周辺の数種を含みインドトゲオアガマ種群を成すとされています。 ではその種群には何がいるかと言えばasmussiやloricataなど姿を拝むことすらままならない超希少種であるため、 現実的に飼育できるアジアントゲオアガマは本種のみということになります。 この個体で既に最終サイズに近いと思われる小ぶりな体は見た目の穏やかさとマッチしていて、 意外と大きくなり広いスペースを必要とするこの仲間の中では飼育面でも敷居が下がります。 また自然下では群れを成して生活していると言われ、 同居の際にも排他的な行動は殆どせず気に入った個体を集めて飼っても面白いでしょう。 およそ3年の飼い込み期間を経ておりコンディションは抜群、立ち上げの必要がないお勧めの個体です。 |
インドトゲオアガマ (♀) Uromastyx hardwickii |
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人様から崇め奉られている下手な稀少種よりも珍しくなってしまったインド出身の異端児! 元々強健な体質の持ち主ですがいくらかの飼い込み期間を経て無敵のコンディションへと仕上がった、 インドトゲオアガマ・メスが入荷しました。 またの名をハードウィッキー、 一度耳にすると何度か口ずさみたくなってしまう格好良い響きとは裏腹に、 トゲオアガマの仲間には珍しくシンプルで飾り気の無い容姿で魅せる、 色々な意味でらしくない変わり者。 大半がアフリカから中東に棲息するはずがひとりだけ最も東へと進出し、 パキスタンからインドにかけて分布するとされています。 和名とは異なりトゲが小さくむしろ肌触りの良い尻尾や、 かなり穏やかな雰囲気を漂わせる顔立ちなど癒し系の感も強く、 もちろん好みは分かれるのでしょうがハマると抜け出せない魔力に満ちているようです。 実は本種の他にもう二種、asmussiとloricataを含む計三種は近年Uromastyx属から独立し、 新しくSaara属に分類されることになり、 loricataについては二年ほど前に日本初入荷を果たすなどひっそりと盛り上がりを見せているグループ。 この世界にいると必ずその名を耳にするであろうトーマシーやプリンセプスと言った大御所たちは、 有難いことにCB化が成されているため何とか入手への希望が持てますが、 少しマイナーな感も否めない本種のような場合はワイルドもCBもどちらにも期待することができず、 どんどん陰へと追いやられてしまいそうで何とかせねばと考えさせられるこの頃です。 今回やって来たのは同じ飼い主が同じケージ内でコツコツ育てていた三人娘で、 やはりと言うか前オーナーは女性というところに本種の持ち味が見え隠れする、 かなり状態の整った云わば非常に勿体ない三匹。 個体群としての特徴なのかそれぞれがかなり黄色味の強さを感じさせるタイプで、 申し訳無いことにこの写真では本領を発揮できていないのですが、 地味だ地味だと言われながらもそれなりに見応えがあると思います。 かつてペットとして飼われていた時には他にフトアゴまで同居しており、 またそれを許してしまうこのメスたちの度量の広さにはあっぱれの一言。 当然のことながら全個体きちんと餌食いを確認できており、 多少背中に擦れが見られるものの大きなダメージも無く、 内にも外にも隙の見られない良質な出物をお見逃しなく。 |
クジャクトゲオアガマ (サブアダルト) Uromastyx ocellata |
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意外と長期飼い込みのトゲオアガマは見かけないのではないでしょうか。オセラータことクジャクトゲオアガマの入荷です。 頭部は全てオレンジに染まっており、 お腹周りと尾はメタリックブルーというかなりキレイな発色をしています。 この本種独特の色彩感には惹かれるものがあります。今回は2年以上大切に飼い込まれ状態もバツグンの個体で、 餌は葉野菜やイグアナフード、コオロギやミルワームなどを、手やピンセットから直接食べる程人慣れしていますから、 特にこれと言った立ち上げも不要です。 尾の先端に欠けありますが特に気にはなりません。 トゲオアガマですので昼には高温のバスキングスポットを設けてあげると状態良く飼育できます。 また、夜間に霧吹きをすると皮膚がツヤツヤするそうです。 ワイルド入りたてでは無く飼い込みでこの価格です。探していた方は是非ともご検討下さい。 |
クジャクトゲオアガマ (♂) Uromastyx ocellata |
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オセラータの名で親しまれるトゲオアガマの柄モノ代表種です。 お客様飼い込みの綺麗に仕上がったクジャクトゲオアガマ・オスが入荷しました。 反対色である赤系と青系が同時に存在するド派手な体色や、 背部に散りばめられた目玉のような模様は孔雀を名乗るに相応しいでしょう。 頭部から背部を渡り尾に至るまで光沢のあるオレンジが発色し、 それ以外の部分はインクにどっぷり浸けた様なエメラルドブルーが非常に鮮やかです。 鱗の一枚一枚がギラギラと光るこの眩しさはなかなか味わえません。 この辺りのトカゲの飼育には気を使っていたつもりだったのですが、 撮影の為に外に持っていこうとした矢先、まだ日陰であったにも関わらず一気に色味が増したのには驚きました。 未だ雨が降るのか降らないのかよく分からない天気が続いていますが、 梅雨が明ければこの先当分は天然光を浴びて全力で色味を帯びるトゲオアガマの美しい姿を楽しめると思います。 飼い込みで状態はとても安定していますので、 どんどん野菜を与えてムシャムシャ平らげる食事シーンを堪能しましょう。 |
ニシキトゲオアガマ (ベビー) Uromastyx ornata |
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花開く前のつぼみ状態が却って飼い主の期待を膨らませてくれる天使のように可愛過ぎるベビー! そもそも野生個体の流通が大半を占めるグループであるが故に幼体という姿自体が新鮮に映る、 ニシキトゲオアガマが入荷しました。 今でこそトーマシーやプリンセプスといった稀少種が名を連ねるトゲオアガマですが、 かつて本属の花形と言えばオルナータことニシキと、 オセラータことクジャクの二種が思いっ切り幅を利かせており、 実際の流通量や取引額はさて置きそれらは今でも美しいことに変わりはなく、 いずれにしてもペットとして放っておけない抜群の存在感は未だ健在といった具合です。 何せ成熟したその時を迎える頃には体中が宝石のような色取り取りの輝きを見せ、 他のどんな種類よりもカラフルに仕立てられるのですから贅沢なことこの上なく、 最大サイズもどちらかと言えば小型な部類で扱いにも困りませんから、 非の打ち所がないとはまさにこのことでしょう。 特に本種が有難がられる点としてファームハッチやCBがワイルドに交じって流通することが挙げられ、 それらは自然界で擦れ擦れになってしまった個体よりもずっと飼育環境に順応し易く、 そもそもトゲオアガマという生き物のベビーサイズがお目にかかれる機会も限られていますから、 このミニマムな大きさで目の前に現れられるとついくらくらとしてしまうのも無理はないのです。 今回やって来たのはペット向けに養殖されたベビーがまとまって輸入された中から、 日本に到着した時点で体格的に余裕があり肉付きも良好な三匹をセレクトしたもの。 実は少し前から既に店頭へは並べてはいたのですが、 何となくこの場へ掲載するのをもたもたとしていたのは、 第一にあまりにもその容姿が可愛かったために少し眺めていたかったのと、 もうひとつは葉野菜をムシャムシャと食べることは明らかであったために、 あえてMazuriリクガメフードにもしっかりと餌付けた状態でご紹介したかったからです。 それは単なる私の拘りで飼育する上でマストな事項ではありませんが、 餌となるものの選択肢は幅広い方が良いでしょうしランニングコストの面でも有利に働くため、 素敵なオプションだと捉えて下されば幸いです。 いくら食べてもぶりぶり排泄しまくって困っているぐらいなので、 このままでは勿体ないのでそれぞれがいち早く何処かのお家で可愛がられることを願っています。 |
ニシキトゲオアガマ (S) Uromastyx ornata |
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トゲオアガマの花形選手が可愛いベビーサイズでやってきました! 将来の麗しい姿が楽しみ、オルナータことニシキトゲオアガマの入荷です。 近年注目の集まっている草食性トカゲの仲間、トゲオアガマ。 昔から野生個体が輸入されてきた歴史の中で飼育法などが試行錯誤され、 最近では海外の繁殖成功例に負けじと国内でもブリーディング熱が高まり、 いくつかの種類では国内CB個体も出回るようになってきました。 何より野菜など植物質をメインに飼育できることが革命的であり、 このつぶれた特徴ある独特の顔付きもコアな人気を生み出している理由のひとつです。 比較的大きなグループの中でも色彩に富んだ外観で、 なおかつ入手のしやすさも手伝ってトゲオ入門種としても人気が高いのがこのオルナータ。 今回の個体もそうですが養殖個体がメインに出回るようになり一気に飼いやすくなりました。 どの種もそうですが小さな頃は地味なものの、 成長に連れて鱗の一枚一枚にカラーが発色する瞬間を目の当たりにすれば喜びもひとしおでしょう。 スキンク類などと違い鱗がさほどテカテカしていないにもかかわらず、 出てくる色はメタリックというのも矛盾していて素敵。 入荷後1ヶ月ほど店頭にて様子を見てみましたが、少し大きな個体と同居させても苦にする様子はなく、 多少もまれながらもパクパク野菜を食べ続けるたくましい個体です。 毎日丁寧に面倒をみてあげることが良い成果につながりますが、 手をかけてやることでどんどんはまり込んでしまうのがトゲオアガマの魔力でしょう、 素晴らしい個体に仕上げて下さい。 |
ニシキトゲオアガマ (♂) Uromastyx ornata |
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将来有望の美個体! まだアンセクシュアルだったベビーサイズでやってきてここまで大きくなりました、 オルナータトゲオアガマ・オスの入荷です。今やトゲオアガマの花形とも言えるオルナータ、 やはりその色彩・模様が花開いた時に一番魅力を感じるものです。ブリードを狙う人ならともかく、 一頭飼いで楽しむなら断然オスが欲しいところでしょう。近々CITESのT類に昇格される事になっているそうで、 血眼になって探している方もいるのでは。今回の個体は同時期に入ったメスに比べ明らかに体の柄が鮮やかで、 既にお腹側にはオスの特徴である黒斑が表れはじめています。 色柄はどのように変化するか分かりませんが、 首元には青いスポットが。 まさに色合いの変化をリアルタイムで楽しめるというわけです。状態に関しては店頭にて3か月程トリートメントし、 リザードフードをふやかすと嬉しそうに寄って来て、コオロギを撒けば猛ダッシュで追い回すようになりました。 今後の流通がどのようになるかは分かりませんが、お探しの方は今の内に入手しておいた方が良いかもしれません。 |
ニシキトゲオアガマ (M) Uromastyx ornata |
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一時はどうなることかと思いましたが、良くも悪くもひとまずは伝説とならずに済みました。 オルナータの名で親しまれるトゲオアガマを代表する人気種です、ニシキトゲオアガマが入荷しました。 学名に飾り立てたという意味のオルナータ(ornata)が付けられた爬虫類は、 自然が作り出した芸術的な色合いを呈するものが その名に恥じない美しさを武器にそれぞれが各分野の花形として君臨しています。 こと本種に関しても、オスが魅せるゴテゴテの柄はまさに”色彩”と呼ぶに相応しく、 金属的な鮮やかさはメスにアピールしているのか分かりませんがそれにしても少々やり過ぎな感じも否めません。 しかしながらこれがメスになるとひっくり返した様に見事な地味さを発揮するわけですが、 今回やってきたこの個体はまだまだ未熟ながら 諸処にメタリックブルーの元となりそうな青みがかった部分があり、 これを見る限りでは将来への期待が一層高まる事でしょう。 ある意味くじ引き的な楽しみ方もできると思いますので、 野菜もコオロギもたくさん与えてワクワクしながら仕上げてみてはいかがでしょう。 |
ニシキトゲオアガマ (♀) Uromastyx ornata |
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CITESに踊らされて下さい! CITESの会議に名前が挙がったみたいです、UからTに上がってしまうのでしょう。 このまま入手不能になってしまっても困るので当店にもやってきました。 最美麗種とも謳われるオルナータことニシキトゲオアガマの入荷です。 こんなに綺麗で魅力的なトカゲが消えてしまうのかと思うととても寂しいのですが、 ここは消えさせないためにも是非安定した国内CB化を目指したいものです。 今回はブリブリに太ってとても健康そうなのが丸分かりの2匹のメス、 CBかWCかは分かりませんが状態に関しては言う事ありません。昔から流通し根強い人気を誇る仲間で、 特に近頃では幻の希少種の登場などホットなニュースもあり再び話題に上がる事も多くなってきました。 国内繁殖の例もあり、雑誌などではそのレポートも投稿され将来性も十分。 2匹ともバスキングスポットで暖まった後は、 前開きケージの扉を開けると嬉しそうに寄ってきたり、 ふやかしたフードに食らいつくやいなやブンブン振り回したりと勢力的に活動しています。 オスも入荷予定があれば改めて紹介したいと思います。 |
フィルビートゲオアガマ (Pr) Uromastyx philbyi |
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オルナータとは似て非なる輝きを放つ依然入手困難な印象の強いアラビア半島の青い宝石! 我々の期待を全く裏切らない噂通りの澄んだ青味が体中を鮮やかに彩る立派な稀少種のひとつ、 フィルビートゲオアガマ・ペアが入荷しました。 時に野生のトカゲとは思えぬ色取り取りの容姿で我々を魅了するトゲオアガマの中でも、 珍しく青い体色を持つことでいつも贔屓目に見られているこのフィルビーは、 オルナータことニシキトゲオアガマの亜種とする説も長年支持されていましたが、 ペットトレードを拠点としあくまでも趣味として彼らと向き合う私たちにとっては、 学術的な根拠を超えた意味や実益を見出し明確に区別することが求められるのかもしれません。 現にこれらが輸入される際にはオルナータとフィルビーがきちんと別物として扱われ、 雌雄間における色合いの違いも含めるとまるでパンサーカメレオンのようでもありますが、 間違っても両者が交わることのない流通形態が実現しています。 属内では最高峰のひとつに数えられるかのトーマスに色彩が似ていることでも有名ですが、 彼の暮らすオマーンとこちらフィルビーが暮らすイエメンやサウジアラビアとは隣同士。 偶然なのか必然なのか、 ふたりのカラーリングには各々の個体さを含めてもいくらか共通点を見出すことができ、 まるで目前に広がるインド洋の青さを鱗に映し出しているかのようです。 今回やって来たのは有難いことに初めからぷりっぷりの良好なコンディションで来日した、 頻繁に見かけないだけにその喜びもひとしおな久々のワイルドペア。 体中が青く染まるトゲオアガマがいるらしいと耳にしてこのオスを目の当たりにした時、 想像と違っていたからとがっかりする人がいるのでしょうか。 仮にフィルビーの中にもオルナータに程近いカラータイプが存在し、 明らかな差異が見受けられないからと統合されることになったとしても、 これは少なくともホビーの世界では俗称フィルビーとして生き残るであろう、 言い換えれば皆が皆フィルビーであると信じて疑わない、 まさしく一番欲しかったフィルビーの姿だと思います。 実はその美しさのみならず顔立ちが端正なこともまた高く評価されていて、 おっさんと呼ぶには申し訳ない凛々しさも味わえます。 国内に初めてやって来たのも比較的最近の新しいトゲオアガマで、 次に入手できるチャンスはいつになるのかまるで読めませんのでこの機会をお見逃しなく。 |
トーマストゲオアガマ (EUCB・Pr) Uromastyx thomasi |
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ドイツCBがここまでぷりっぷりに育てられ繁殖も目前に迫ったファンタスティックなペア! その迫力と存在感に感嘆の念を禁じ得ない最高峰のひとつ、 トーマストゲオアガマ・ペアが入荷しました。 トゲオアガマとはアガマ科における一属の総称であり、 アフリカ大陸から中東にかけて棲息する十種類を超える比較的大きなグループです。 国内には昔から輸入されていたためペットとしての歴史もそれなりに深いのですが、 CITESU類に属単位で掲載されていることもあり決してむやみに流通することはありません。 と言うのもこれほど情報が進んだ現代に未だ流通した経歴のないものもいくらか含まれており、 写真資料の乏しさから紹介にイラストを用いらざるを得ないこともあるなど、 単なる草食性のトカゲという範疇に留まることのない、 マニアにとってはまだまだ開拓し甲斐のある奥ゆかしい存在なのです。 外観の中で最も特徴的なのは棘状突起がびっしりと立ち並ぶ長い尻尾、 巣穴に潜ってこれを盾にしたり時には金棒のように振り回すこともあるのですが、 例外的に他とは違う尾の形状を持つ種類がこのトーマシー。 別名オマーントゲオアガマ、同国とサウジアラビア南部を跨ぐルブアルハリ砂漠に分布し、 世界最大級の砂砂漠であるこの土地は地球上で最も近寄り難い環境とも言われています。 ルブアルハリとは和訳すると何もない場所という意味になるらしく、 我々の想像を絶する過酷な土地であることに間違いはなさそうですが、 そのような所でもトゲオアガマの一種が暮らしているのかと思うと胸が熱くなります。 初めて日本に登場したのは2008年とごく最近の出来事であり、 それが今日のドイツでは繁殖にまで成功しているという事実にも大変驚きました。 団扇のような円形の尾は潜り込んだ入り口の隙間を塞ぐ蓋の役目を果たすそうで、 野生では時に一メートル以上もの深い穴を掘ることも知られていますが、 実際に飼育してみると物怖じどころか人影を気にすることすらもせず、 非常に温厚で扱いやすい印象を受けます。 今回やって来たのは国内で飼い込まれたドイツブリードのペアで、 乾燥系にもかかわらず雌雄ともに肌のみずみずしさが感じられる辺りは流石CB。 オスは緑色を基調にコンディションによって青や黄色が混じり合い、 喉から胸元にかけては輝かしいエメラルドブルーがべったり。 対するメスはオスほどの鮮やかさはないものの別段地味ということはなく、 背中線のオレンジは共通のポイントで全身をやや青味がかった褐色に彩られています。 当店に連れて来られる前にも後にも同居生活に際してトラブルが生じたことはなく、 ふたり揃ってグッと背中を反らせながらスフィンクスのように佇む光景には神々しさが漂い、 将来的には何とかベビーの姿を拝ませて頂きたいと強く思わせる将来性抜群の貴重なペア。 お客様からの放出につき特別お値打ちにてご案内致しますので、 我こそはという方は国内CB誕生に向けての大きな一歩を踏み出して下さい。 |
テイラーカワリアガマ (Pr) Xenagama taylori |
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天然ショートボディのかわいいミニチュアトカゲ! アフリカ原産のへんてこりんな格好をしたアガマです、テイラーカワリアガマ・ペアが入荷しました。 学名の属名をカタカナ読みしたゼノガマという呼び名の方が圧倒的に有名でしょうか。 本属には他にもう一種シャベルカワリアガマがいますが、 ゼノガマの愛称は本種だけに認められたとても愛情のこもったニックネームです。 改めてその姿を見直してみると、 日本人にとってあまり馴染みのない三角形の大きな頭には愛嬌がありますが、 それ以上に魅力的なのは頭と同じように寸詰まりとなった扇状の短い尻尾でしょう。 一体何のいたずらなのか、 尻尾と呼ぶかどうかも躊躇われるデフォルメチックな形はただそれだけで興味をそそります。 最大全長で10cmに満たないというのもこのスタイリングに大変マッチしていて、 どんな生き物でも小さいというのはそれだけで面白みがあり、 どこかの誰かがジョークでデザインしたような小さなトカゲがチョロチョロとケージ内を走り回る様は見ていてワクワクします。 ご存知の通り喉元の青い発色は特にオスで顕著で、 周囲のカラーとの同調など全く考えもしない大胆な色使いはお見事。 このブルーはフラッシュ無しで撮影するとより映えます。 メスは落ち着いた配色ですが良い体格を持ち繁殖への意欲を感じさせます。 穴掘り名人なので床材を工夫するか、 石やシェルターなどを上手く配置して身を隠せるようなセッティングをすると、 動きもキビキビしてくるようです。 尾先の欠けがあるためお値打ちに設定しました、繁殖目指して是非ともベビーをとって下さい。 |
ラッカムコブトカゲ (Pr & ♀) Xenosaurus rackhami |
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古代の恐竜をそのまま持ってきた様な、とても原始的かつ凶悪な風貌が素敵です。 お客様委託のメキシココブトカゲ・ラッカムがトリオでの入荷です。コブトカゲというのはあまり聞き慣れないマイナーな仲間ですが、 実はワニトカゲと近縁な種で同じ科に含める説もあるらしく、 ワニトカゲの様にゴツゴツとイカつい顔つきなのも納得です。 メキシコという生息域の関係から輸入される事は殆ど無く、 少し前に入ったものをお客様が大切に飼い込まれたもので非常に状態も良くコオロギをバクバク食べています。 この雰囲気は恐竜マニアに受けが良さそう。胎生種で数回に分けて子を直接産み、その数は合計で30匹程だそうです。 このトリオでベビーを拝めるかもしれません。メスは1匹尾切れですが、3匹セットの場合はサービス致します。 |
オオオビトカゲ (♀) Zonosaurus maximus |
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ワイルドながら殆ど欠損が無い上にぷりぷりの艶々に仕上げられた立派な飼い込みサブアダルト! トカゲ好きに聞く本当に飼い易いお勧めのトカゲトップテンに入りそうな隠れた銘種、 オオオビトカゲ・メスが入荷しました。 いきなり頭からオが三つも並ぶあまり見聞きしない和名よりも、 明らかに格好を付けているとしか考えられないあの俗称の方が通りが良いでしょうか。 その名もマキシムキングゾノサウルス、 誰がこんなラスボス感たっぷりの仰々しい名前を考えてくれたのか分かりませんが、 マキシムとゾノサウルスの部分は学名のカタカナ読みですからすんなり受け入れられるものの、 それぞれのワードをまさかキングで結ぼうとはなかなか粋なネーミングセンスであり、 真ん中の部分だけを抜くとサッカーファンからすれば三浦か前園かと言う、 いずれにしても名前に纏わるエピソードトークだけで数分は場を持たせる色々な意味で生命力のあるトカゲです。 そもそもゾノとは何者なのか、ホビー的に表現するのであればマダガスカル版プレートトカゲ、 つまりオニプレことオニプレートトカゲの少し湿ったバージョンと捉えることができ、 彼らのイメージをそのまま踏襲した強健な体質が一番の持ち味ではないかと思います。 活きた餌を必ずしも必要とせず、 いわゆるフードを主体にした草食寄りの雑食メニューで長生きさせるイメージで、 その手軽さはアオジタやイワトカゲなどのスキンクたちに通ずるものがあります。 小型から中型クラスのものが多い中でこのマキシムは別格、 同科最大とされるイワヤマプレートに匹敵するボリュームは本種の魅力そのものであり、 現地では水辺に棲むことから小さなワニのようだと形容される通り、 国内ではなかなかお目にかかれない勇ましい姿へと仕上げてみては如何でしょうか。 今回やって来たのは水で濡らさずとも体表の照りを隠し切れないほどピカピカに育てられた、 指先から尾先まで少しの欠けも見当たらないところに改めて品質の高さを思い知らされるフルサイズ数歩手前のメス。 脇腹が赤く染まるオスが綺麗だと説明されることも多いようですが、 メスの青味がかったメタリックカラーは天然のアザンティックのようで実に麗しく、 爪を軽くカットしただけでハンドリングも楽々楽しめてしまう上品なトカゲです。 前述の大層な名前の知名度ばかりが先行していますが、 現物はなかなかお目にかかれませんので確実にゲットしておきましょう。 |
トゲオオオトカゲ (S) Varanus acanthurus |
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幼さからの脱却を全身の赤味や明瞭な目玉模様により表現したドワーフモニターきっての人気者! まだまだ成長期真っ盛りなお年頃ですが早くもフードにまで餌付いた準備万端の安心サイズ、 リッジテールモニターが入荷しました。 オオトカゲとは文字通り何だか大雑把な括りによって纏められているグループで、 世界中とまでは言えませんが東南アジアやオセアニア、そしてアフリカ大陸とその北部周辺など、 意外にも広く繁栄したトカゲの一種であることがその棲息域から窺えます。 ホビーの世界では一口にモニターと言い表すことが多く、 しかしながらそれはひとつの箱の中へ全てを押し込めている訳ではなくて、 反対にひとつの世界観がそこに広がっていることを示しており、 人々の感情としては非常に前向きで明るい雰囲気が感じられるでしょう。 ドワーフモニターの仲間はある意味通常のモニターとは別のジャンルを形成し、 ファンの層も厳密に言えば少し異なっているようにも思われますが、 それらの中でこのリッジテールについては他のドワーフと比べ一際存在感があり、 中型種や下手をすれば大型種にも負けない迫力が垣間見えることがあります。 体全体が気持ちがっしりとしていて和名の通り尻尾も力強い仕上がりに、 顔立ちはオージーの面々に共通する憂いを帯びた眼差しとアヒル口がセットになっていて、 小さいながらもオオトカゲの風格を備えた人気が高いのにも素直に頷けるスペックの持ち主です。 昔からヨーロッパなどでは飼育下での繁殖がコンスタントに続けられており、 オーストラリア原産ながら流通の歴史は長く、 そのお陰で古くからのファンにも厚く支持され今日に至ります。 今回やって来たのはベビーからおよそ半年少々育てられた飼い込み個体で、 流石にこれぐらいの大きさになるとほっそり華奢な様子は殆どなくなっており、 片手で握っても気を遣わずに触れられる危なげない出来栄えに嬉しくなります。 あまりにも餌食いが良いため試しにレオパ用として発売された専用フードを与えたところ、 毎日ふやかしたものを皿から自発的に食べまくっているため、 コオロギや冷凍マウスの類が苦手な方でも候補に入れられるモニターになっています。 背部を覆う網目状の柄が濃厚に色付いていくのが楽しみな一匹です。 |
トゲオオオトカゲ (M) Varanus acanthurus |
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今やオオトカゲ界のオピニオンリーダーとして名高い新たな価値観で支持を集めるドワーフ最人気種! 尻尾の脱皮が完了してからご紹介するつもりがそれを待つ間に恐ろしく慣れてしまった特選個体、 リッジテールモニターが入荷しました。 オオトカゲ、その名前を聞いた限りではきっと大きなトカゲなのだろうと、 当たり前ながらも大勢の人が同様の印象を抱くと思います。 ある人はその大きさを敬遠してか自身で飼育することを断念し、 またある人はその大きさに壮大な夢を描きそれを進んで手中に収めようとする、 一匹の同じトカゲを前にしてそこから受けるイメージの違いを痛感させられます。 一体何処から湧いて来たのか日本中のデカいもの好きがこぞって群がる光景も現在ではあまり見かけられなくなり、 観賞魚などでもそうですがより手軽にコンパクトに楽しもうとする趣向が強まったせいか、 オオトカゲに大きさ以外の要素を求める一見矛盾した楽しみ方が広まりつつあるようです。 既にお気付きかとは思いますが、モニターの仲間は総じて他のトカゲに比して優れた造形を持つものが多く、 半ばズルささえ感じる誰がどう見ても格好良いデザインに魅了される例が後を絶ちません。 これが従来であれば大きくなり過ぎるからとすんなり諦めがついていたようなのですが、 ここ数年で超高級種のはずだったオージードワーフが軒並みお手頃価格になったせいで歯止めが利かなくなり、 次々と飼育志願者が押し寄せているような状況を迎えています。 今回やって来たのは並み居る強豪を抑えてトップクラスの人気を誇るリッジテールの飼い込み個体。 入荷当初より尾の大部分が赤茶色で埋め尽くされてしまっていたため、 皮がめくれて綺麗になるまで店頭で飼育し続けるつもりだったのですが、 知らぬ間にケージの前へ姿を見せるとこちらへすり寄ってくるようになり、 果てはピンセットよりふやかしたフードを食べるなど、 我を忘れて人に媚びようとする様に胸を打たれここへ掲載する運びとなりました。 その慣れ具合もフトアゴ的な手に乗せてじっとしているという感じではなく、 ケージ内を適度に動き回りながらかつ警戒心を纏わない躍動感溢れるもので、 決してまったり退屈するような雰囲気ではありません。 ハンドリングのし心地も他種では飛び跳ねて何処かへ行ってしまいそうなシチュエーションでも、 リッジの場合は手や腕に絡み付いてくるため大変可愛らしく、 まるで小動物でも扱うかのような手軽さも嬉しいです。 個人的にもかなりヒットな一匹、店頭にて数ヶ月管理し肉付きを調整してありますのでご安心下さい。 |
トゲオオオトカゲ (EUCB・Pr) Varanus acanthurus |
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木々の合間をちょろちょろと駆け回る手の平スモールサイズにして将来が楽しみな仲良しペア! 背部の赤味や目玉模様のコントラストなどが成長に連れてより美しく仕上がりそうな有望個体たち、 リッジテールモニター・ペアが入荷しました。 大きくなり過ぎないオオトカゲと言う、 まるで言葉遊びのような不思議な肩書で人気を博すドワーフモニターの仲間たち。 彼らの魅力はもちろんその大きさにもあるのですが、 単に小さいことが嬉しいと言うシンプルな訴求力では無い場合も多く、 オオトカゲと呼ばれる枠組みから解放された新たなジャンルを築きつつある、 その独特の存在感が昔から愛好家の間では支持され続けています。 また東南アジアのメンバーとオーストラリアのそれらでもまた趣きが異なり、 後者の場合限られた流通量が生み出すブランド価値のようなものも無きにしも非ずですが、 低温乾燥に対して高い耐久力を有することもまた大きな付加価値として認められ、 例えば同じオージーのイワトカゲなどに近い四季のサイクルを利用した楽しみ方ができると言った、 もはやオオトカゲであることの意味を超越したそれでしか味わえない面白さが秘められているのです。 特に本種の場合がたいの良さとは裏腹にドワーフらしく樹上生活にもバッチリ適応し、 それでいて空中湿度に対する煩さがほぼ皆無ですから好みの環境を容易に設定することができ、 更に冬季は大胆に温度を落としても平気で越冬すると言う驚異の生命力を見せる、 何処までもペット向きだとしか言いようの無いタフな体質が重宝されています。 今回やって来たのはヨーロッパで繁殖されたベビーの中からきちんと雌雄揃えてセレクトされた、 来日後数か月で腹回りや尻尾の肉付きが充実し始めた安心サイズのペア。 入荷したての頃は脱皮途中でお世辞にも綺麗とは言い難かったため、 面白がって餌を与えまくっていたらいよいよ皿に盛ったグラブパイをひとりでに食べるようになり、 遅かれ早かれドライフードにも餌付けることが可能なことを示唆しています。 今日ではコオロギに代わる嗜好性の高い練り餌が充実していますから、 これまで以上に太らせ過ぎずヘルシーな食生活で長期飼育が可能になっていくことでしょう。 尾の色合いでオスとメスを見分けるそうですが念のためプロービングもしてありますので、 よほどペアと言う設定で良いと思います。 難しいことは後回しにしてまずは幼い頃からの育成をお楽しみ下さい。 |
リッジテールモニター (EUCB・Pr) Varanus acanthurus |
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色・柄・サイズとも申し分なし! オーストラリア原産のドワーフモニターの仲間、リッジテールモニター・ペアが入荷しました。 ドイツCBの2匹があちらで飼い込まれアダルトペアになった素晴らしいぶりぶりの個体達。 両個体とも既に本種としてはほぼMAXサイズまで大きくなっておりいわゆる即戦力と呼べる大きさでしょう。 頭部のつくりはオオトカゲにしては小ぶりでシャープな形をしており、 全体のフォルムからも成熟し完成した雰囲気が伺えます。 外観は背部くを目玉の様な模様が覆い、 その隙間にはびっしりと山吹色が見事な発色をみせています。 いわゆるモニターと言うとメートル単位の大きなトカゲを指しますが オーストラリアに棲息する本種のような仲間は全長でも1mに満たない 小柄なモニターで省スペースでも飼育が楽しめるのですが、生息地の関係で依然高価な種も多いです。 本種はその中でも特にブリードが盛んで少数ながらコンスタントに出回っていますので、 是非ともこのペアを導入してブリードに挑戦して頂きたいです。 実際にブリーダーズイベントなどでもドワーフモニターの国内CBが出始めている現状ではもう夢の話ではないでしょう。 メスの両前肢に爪と指のとびがありますが生活に支障は無さそうです。 アダルトでしかもペアが揃う事は滅多にないと思いますのでこの機会をお見逃し無く。 |
ノドグロイワオオトカゲ (XL) Varanus a. microstictus |
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いよいよ鼻の太さが際立ち本性を現し始めたかなり体格の良いベタ慣れジャンボロック! 相方のサバンナよりもずっと大きく育つことはよく知られていますがこのような出物と巡り合うことは稀、 ノドグロイワオオトカゲが入荷しました。 通称アフリカンロックモニター、昔からきちんと和名が設定されているにもかかわらず、 そのあまりにもリズミカルな英名の方が使用頻度高めと言うモニター愛好家憧れの的。 一番の魅力は何よりもその充実したサイズ感で、 最大全長はおおよそ150センチ程度とされていますが、 例えばネシアンモニターの仲間に比べて胴回りがずっと太く仕上がるため、 本気を出せばちょっとした大型犬に近いインパクトが味わえるのも頷けます。 同じエリアに棲息するサバンナモニターのフルサイズをご覧になればその意味がよく分かるでしょう、 全長が僅か一メートルに満たない場合でも体全体で抱きかかえる格好になる訳ですから、 それをロックに置き換えれば自ずと大変なことになってしまうのは想像に難くありません。 下手なミズオオトカゲにも勝る勢いで体重が増えていくため、 大きくなり過ぎてしまっては困ると言う方には全く向いていませんが、 反対にとにかく貪欲に重量感を求めたい半ばクレイジーな感覚をお持ちの方にとって、 これ以上うってつけのオオトカゲは存在しないのかもしれません。 サバンナのようにシーズンインと共にどっさり輸入されるようなことも無く、 いつまでもプチレア感を保っている辺りも一定の評価が維持されている要因のひとつです。 今回やって来たのはいわゆるノドグロと呼ばれるタイプの三年飼い込み個体で、 まだまだ成長の余力を残してはいるものの現時点でかなりボリュームのある良質な出物。 店先にひょいと出せばたちまちご近所の人気者に早変わりでしたが、 これでもマックスサイズに到達していないことを考えると末恐ろしくなります。 もう少し頑張ると大人用のTシャツが普通に着れるぐらいの体付きになり、 男性でも体力に自信のある方で無ければ持ち上げるのに一苦労するほど、 色々な意味で常識を逸脱した素敵なペットになること間違い無し。 メタリックシルバーに輝く地肌が大変に渋格好良く、 つい脱皮を待ち切れずにこの場へ掲載してしまいましたが、 ここまで立派な個体はなかなか見かけられない数年に一度の掘り出し物です。 |
クジャクオオトカゲ (ベビー) Varanus auffenbergi |
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平常目にするものに比べ頭部や背部全体により鮮明な赤味が際立つハイカラーセレクト! この彩りの豊かさでまだ幼体なのですから成長後の麗しい出来上がりが待ち遠しくて仕方が無い、 クジャクオオトカゲが入荷しました。 シミリス、チモール、ピーコック、 これらを纏めて三大ネシアンドワーフと世間では認知されており、 と言うのも通称ドワーフモニター、 和名に直せばヒメオオトカゲ亜属に含まれるものはその殆どがオーストラリアの固有種ですから、 現実的にそれらをペットとして入手するのは色々な意味で困難を極め、 自ずと先に挙げた三種を見過ごす訳にはいかなくなると言う事情があります。 オオトカゲであってオオトカゲで無い、 そんなキャッチフレーズがお似合いなこのグループに求められるものは、 いわゆるモニターのダイナミックさよりもむしろ本家を題材としたミニチュア感であったり、 地域個体群などのような言葉で表される主に色彩についてのバリエーションであったりと、 無論どちらが上でどちらが下と言った表面上の価値観では無くて、 まるで異なる味わいが楽しめると言った方がすんなり呑み込めるのでは無いでしょうか。 それでもやはりモニターとしての生き様は細部に宿るらしく、 獲物を狙い撃つ直前の眼差しには他のトカゲには無い鋭さがあり、 また無駄の無い軽やかな身のこなしにも静かな躍動感が漂うなど、 ドワーフモニターならではのオリジナリティは日々付き合っていく中で自然と肌身に伝わって来るようです。 今回やって来たのは先に挙げた御三家の中でもとりわけカラフルな体色が魅力的な、 通称ピーコックモニターのまだまだ可愛らしいプチ飼い込みベビーサイズ。 その色味の美しさから長きに渡り安定した支持率の高さを誇る定番種ですが、 いつも見かける個体に比べ全体的に強く赤味がかった様子が目を惹き、 特に頭頂部から瞳の奥までしっかりと色付いたところにはかなり期待が持てます。 ホビー的な捉え方も含め分類上は独立種として扱う考えが主流である一方、 未だにチモールの地域個体群に過ぎないのではないかと言う意見もあるようですが、 いずれにしても私たちにとっては分けておくべき存在であることに変わりは無く、 いつまでも孔雀の名を冠するに恥じない姿を楽しませてくれればと思う次第です。 |
クジャクオオトカゲ (CBベビー) Varanus auffenbergi |
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孔雀の名を掲げるに相応しい明瞭な眼状斑が背中一面を覆い尽くす極上のクオリティ! 地色の鮮やかさに将来の美貌を期待せざるを得ない色々な意味で大変に育て甲斐のある、 クジャクオオトカゲが入荷しました。 ドワーフモニターと呼ばれるグループは、 いわゆるオオトカゲの仲間たちとは少々異なる雰囲気を持ち、 と言うのも名前の通り平均的に細身で小さな体が持ち味なのですから、 ある種の矛盾とでも言いましょうか、 オオトカゲなのに大きくならないと言う不思議な魅力があります。 もちろん彼らの恵まれた体格を良しとされる方にとっては全く用事の無い存在となってしまい、 それこそベタ慣れの抱きトカゲ的なものへの憧れは早々に捨てざるを得ない訳ですが、 生き様そのものが丸っきり変わってしまうと言うようなことは無く、 獲物をハンティングする時の目にも止まらぬ俊敏な動きや、 それに伴う豪快な食べっぷりなどは見ているこちらも大変に気持ちの良いもので、 ペットとして味わうべき特徴はきちんと残されているようです。 また普通のモニターでは諦める他無かったケージのレイアウトなど、 ドワーフにのみ許された独特の世界観にもまた興味をそそられ、 ハンドリングができないからと一言に切り捨ててしまうには実に惜しい長所がまだまだ隠されていると思います。 今回やって来たのは最美種と言っても過言では無い艶やかな容姿で人目を惹く、 通称ピーコックモニターの繁殖個体。 これらを取り巻く分類事情の歴史を紐解けば容易に想像されるように、 同種内でもいくらかのバリエーションが確認されており、 この個体はやけに赤味が強く将来的な発色にも期待が持てます。 リッジテールのような赤銅色をベースにイエローヘッドのような眩い黄金色が華を添え、 そして喉元の白色は全体に飽きの来ないバランスを演出する、 実に贅沢な色使いが同じピーコックでも相当にレベルの高いタイプと言えるでしょう。 単に小柄と言うだけではドワーフの線引きも難しいところですが、 本種がいわゆるドワーフと聞いて思い浮かべる姿にピタリと当てはまるのは間違い無く、 容易に触れないと嘆かれることも多い中、 逆に滅多なことでは噛まない性質を理解すれば扱い次第では写真のように弄ぶことも可能です。 幸いピンセットからコオロギを奪い去るほど人にも臆せず、 調教次第ではグラブパイなどの人工飼料に餌付くのも時間の問題でしょう。 |
クジャクオオトカゲ (ベビー) Varanus auffenbergi |
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ドワーフモニター最美種の名をほしいままにするカッコ可愛いピーコックが安心サイズベビーにて! 体は小さくとも設計上その全てがオオトカゲの要素で出来ているスペックの高さにいちいち興奮させられる、 クジャクオオトカゲが入荷しました。 学名をカタカナ読みするとオーフェンベルギーと大変洒落た響きになりますが、 通常は英名でピーコックモニターと呼ばれることに周りも本人もすっかり慣れ親しんでいることでしょう。 かつてドワーフモニターの御三家と言えばチモール、シミリス、ピーコックと相場は決まっており、 その他にリッジテールやストーリーなどは名前だけならそれなりに知られていたものの、 やはり稀少性や決してビギナー向けとは言い難い価格帯などからオージーの面々は特別視されていましたから、 その点ネシアンのみんながファンにとってすこぶる親しみ易かったのは間違いありません。 中でも本種は他のキャラクターに比べて一際目立つ華やかな存在感があって、 というのも孔雀の名に恥じぬ装いが背中いっぱいに描かれているのですから、 最も美しいドワーフとして憧れの的となっていることにも必然性を感じます。 正直昔はオオトカゲとは大きければ大きいほど良いといった価値観があり、 中でも小型種を選択することはまるで妥協案であるかのように揶揄された時代もありましたが、 最近では大型種よりもむしろドワーフモニターを積極的に飼育したいという向きが強まり、 無論恥ずかしいだなんてことは全くなく、 立派なオオトカゲの一員として世間に認められた感があります。 身軽な動きでレイアウトされたビバリウムにも映え、 狩りの時間になると並のトカゲには発揮できなかったキレのある動きで飼い主を満足させる、 この場では語り尽くせない手元に置いて初めて分かる様々な魅力が、 こんなに小さな体の中にぎっしりと詰め込まれているのです。 今回やって来たのはおよそ一年ぶりにその姿を見ることができた、 可愛らしくそしてハラハラするほどの小ささではない絶妙なサイズ感のベビー。 既にコオロギを口からはみ出さんばかりの勢いでもりもりと平らげ、 過剰に脅えたり威嚇したりすることもなく穏やかな暮らしを展開しています。 このロットで輸入されたピーコックは平常よりも色味が強いと評判で、 成長に連れて背部のイエローとオレンジはよりコントラストが強まるでしょうし、 頭部全体は赤く四肢の周りは黄色く、各部が思い思いのカラーリングにて彩られていくことが期待されます。 フルサイズに到達した時の直視できないほどの美貌が今から待ち遠しいです。 |
クロホソオオトカゲ
Varanus beccarii |
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単一色でありながらその輝きが深みや奥行きを感じさせるただの黒色に飽き足らぬ麗しさ! 色取り取りの選択肢がある中であえてこのカラーリングに惹かれてみたい、 クロホソオオトカゲが入荷しました。 ツリーモニターの仲間たちがペットとしてまともに普及し始めたのはつい最近の出来事である、 そう言われてもおかしくないほど昔に比べて明らかに飼育人口が増えましたし、 まともな管理がなされ良好な結果が得られていることが何よりの証だと思います。 完全肉食であるオオトカゲの飼育はヘビと同じ、 冷凍マウスを解凍して与えると言う前置きが常識だった時代はとうに過ぎ、 今日ではそんな乱暴に扱ってはならないことが新たな常識として知れ渡っていますし、 その事実を身を以って教えてくれたのがまさしくこれらツリーモニターの存在だったのではないかと思います。 スレンダーな体型が平常の彼らにとって高タンパク食はもはや毒と同等であって、 オオトカゲなのにコオロギを与えると言う一見的外れなやり方が実は正解だった、 言い方は悪いですがどうにかして死なないようにする方法を探っていった結果、 今では当たり前となった技術が確立されることになったのです。 またツリーの類は普通のモニターに比べやや鈍感で警戒心が薄い面があり、 餌が貰えると分かれば飼い主へ寄り添うように愛嬌を振り撒くなど意外な一面が紹介され、 協調性もさほど悪くないことから複数間での同居も楽しめるなど、 ますますツリーモニターと我々との距離は縮まっていくばかり。 最近ではそのカラーバリエーションを生かして種を問わず同棲させる、 アソート状態にして楽しむ大変贅沢な飼育例もチラホラ見かけられ、 元来強健な体質を生かした今後の展開が楽しみで仕方ありません。 今回やって来たのはコレクションする過程で絶対に避けては通れない、 ただ黒いことがこれほどの格好良さを演出するのかと驚かされる、人気種ブラックツリーモニター。 しっとりとした質感の体表には黒曜石の如く隠微な美しさが宿り、 細身のシルエットをより一層セクシーに魅せる効果が証明されているかのよう。 昔に比べ野生個体の初期状態が改善されたことに加え、 いくらか飼い込まれていることで動きのキレが甦った、 鼻先のスレも無い自慢の健康体。 特に体のカサ付きが見当たらない点などは適切な環境でメンテナンスされていたことを物語り、 惜しいことに前肢に一本ずつ指飛びがありますが、 そんなハンディキャップをもカバーしてしまうほど魅力溢れる個体です。 |
クロホソオオトカゲ (フルアダルト・Pr) Varanus beccarii |
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あまりにも仲良し過ぎる円満な夫婦生活の中でやることはキッチリやる産卵経験済みの即戦力ペア! 暫く同居させていても食いムラすら見られない争い知らずのベストカップル、 クロホソオオトカゲ・ペアが入荷しました。 未だ詳細は謎に包まれた感の強いオオトカゲの一派、 和名ではホソオオトカゲと名乗るツリーモニターの仲間たち。 何故そう感じるのかと申し上げますと、 黒、緑、青、黄色など同じようなシルエットを持ちながら面白いぐらいカラーバリエーションに富んでおり、 東南アジアの島々の奥深いところにはまだまだ色違いの別種が隠されているのではないか、 そんな冒険心をくすぐる夢のような世界観がそこに広がっているからです。 かつてワイルドのカサカサでガリガリの個体ばかりが出回っていた頃、 同じオオトカゲでも他のグループに比べやや体力が無さそうですし、 ご察しの通り過度な乾燥への耐性も決して高いとは言えないため、 輸送によるダメージを余計に受け易いことが災いし、 妙に飼育難易度が高い印象ばかりが植え付けられてしまいました。 それが最近では同じ野生個体でもかなりリフレッシュされた状態で手に入るようになったり、 よほど運が良いと繁殖された幼体が手に入ってしまったりと、 ツリーモニターのイメージを改善するような動きが強まって参りました。 心にあまりにも深い傷を負っている不憫な個体は別として、 本来は熱帯の楽園に暮らす極めて呑気なトカゲですから、 ひとたび人間に心を許せば本当に扱い易いキャラクターに早変わり、 その鋭い爪さえ処理してしまえば全モニター中最もハンドリングに向いていると言えるほど、 大人しくて人懐っこい性格が浮き彫りになると言う始末。 全長を無視した体のボリュームで考えればかなりコンパクトに収まるため、 雌雄を揃えてブリーディングに挑戦したくなるのも無理はない、 色々な意味で飼い易い魅力的なモニターなのでした。 今回やって来たのは木々を配したレイアウトケージ内で大切に育てられていた、 この上なく相性抜群のブラックツリーモニターが長期飼い込みペアにて。 お約束のややスリムな体型を昆虫メインの食生活でしっかりと管理されていただけあり、 その健康状態は言うまでも無く至って良好そのもの。 メスの尾先に若干の欠けがありますが、 前飼育者が多忙のため念願の夢は叶わなかったものの、 合計二度の有精卵をケージ内で確認することができ、 こればかりは仕方の無いことですが本当に勿体無い最高の出物です。 |
セラムオオトカゲ (ベビー) Varanus cerambonensis |
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僅かこのサイズにしてやけに大人びたハイスポットに将来の美貌を期待してしまう極上セラム! 激しくバタつくことも無く手の上で遊ぶベタ慣れ候補生としても優秀な一匹、 セラムモニターが入荷しました。 未開の地インドネシアはセラム島に人知れず潜んでいた、 つい最近新種として記載されたばかりのニューカマーは、 まだ知名度こそ高くはないものの着実にペットシーンへとその存在感を示しつつある、 この頃流行りのネシアンモニターの一員です。 デビュー以来脚光を浴び続けているスターと言えばイエローヘッドで満場一致でしょうが、 味わいとしては昔ながらのマングローブに通ずるものがあり、 もう一度原点に立ち返るような落ち着きのある佇まいがこのセラムには感じられます。 実はまだフルアダルトの写真すらもまともに公開されていないようなのですが、 少なくとも幼体や亜成体の姿を見る限りでは綺麗な部類に入ると言え、 ほんのり緑がかったイエロースポットが肌をびっしりと覆い尽くす様はまさにお花畑。 同ジャンルの他種に比べ不思議と大きく見える黒目も可愛らしさを引き立たせ、 神経質な個体が少なく扱いが容易な点も相まって今後ますます注目を浴びそうな珍種です。 今回やって来たのは本当にオオトカゲかと疑いたくなるほど、 華奢な体付きがとても愛らしい手の平サイズのベビー。 これだけ体が小さいとまず初めに懸念されるのは性格なのですが、 それなりに走りはするものの特別ナイーブな印象は受けず、 手に乗せればしっかりと自分の居場所を見つけてくれる辺りに度胸を感じます。 全てのセラムに共通するか否か断言することはできないものの、 当店で過去に取り扱った同種の殆どが簡単に触らせてくれる個体ばかりでした。 ネシアンのお約束で色合いにはバリエーションがありますが、 個体差を加味してもある程度黒いはずの地色に敷き詰められた黄色い斑紋は明らかに標準よりも総面積が広く、 スポットの隙間には早くも白いラインが侵食を始め、 ド派手な仕上がりを見せてくれそうなハイカラーと謳っても差し支えないクオリティの高さです。 床材をきちんと湿らせて全身が浸かれる水入れを設置し、 非常識な低温に晒したりしなければよほど体調を崩すことも無いでしょう。 後肢に一本爪欠けあり、 シックかつ華やかな抱きモニターとして仕上げてみたい方には特にお勧めです。 |
セラムオオトカゲ (S) Varanus cerambonensis |
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背面を彩る和柄仕立ての花びら模様がシックな美しさを演出するネシアンモニターのニューカマー! あまりにもか弱いベビーでは不安な方にお勧めのハンドリングも可能な安心サイズ、 セラムモニターが入荷しました。 たったの一括りにしてしまうには惜しいほど意外にもバリエーション豊かなオオトカゲの仲間たち、 分類上の細かい話はさておき少なくとも外観だけでいくつかのグループに分けられると思いますが、 その中でもかねてより安定した人気を誇る通称ネシアンモニターの一団は、 島嶼と言う地域性を生かし似通った姿かたちをしていながら色とりどりのデザインを持つ、 その外観にはとにかくカラフルな印象を受けることでしょう。 かの有名なミズオオトカゲほど巨大化せずかと言ってツリーモニターほど華奢では無い、 ペットリザード、抱きトカゲとしては大変程良いボリューム感も受けが良いポイントと考えられます。 名前を挙げれば有名どころがいくらも出てくるメジャーな所も売りで、 しかしながらこのセラムはつい最近日本に上陸したばかりの新種であり、 流通市場においてはフルサイズに近い大型個体を見かける機会がほぼ無いと言っても良いほど、 まだまだ神秘のベールに包まれた謎のオオトカゲなのです。 もちろん飼育する上で特段変わった要素は見受けられず、 他との色違いと思えば単純に新たなラインナップが加わったとも言えるでしょう。 今回やって来たのは幾分育ってようやくオオトカゲらしさの出てきたスモールサイズで、 多少の躍動感はあるものの突然パニックになりケージ内を飛び回るようなことはまるで無く、 こうして撮影時にもすんなりハンドリングに応じてくれる、 実に育て甲斐のありそうな飼い込み個体です。 イエローヘッドのようにギラギラと派手な雰囲気では無く、 それでいてマングローブのようにあまり飾り気の無い通好みな感じもしない、 何処となく飽きの来ない配色と花柄を採用した辺りにセンスを感じます。 飼育についてはオオトカゲと聞いて肩に力を入れる必要は無く、 結局の所コオロギを使って育て始めるのは他のトカゲと同じで、 冷凍への移行が容易な点はむしろ有利に働きますし、 ケージサイズもフトアゴに対して贅沢に90センチを奢ることを思えば、 案外気楽なままに終生飼育が実現することでしょう。 チャームポイントは大きくてキラキラとした可愛らしい黒目です。 |
セラムオオトカゲ
Varanus cerambonensis |
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花柄のワンピースがよく似合う指の先までびっしりとスポットが密集した極美セラム! いかにもバタつきそうな外観とは裏腹に従順な性格が嬉しいちょっと育った安心サイズです、 セラムモニターが入荷しました。 マングローブオオトカゲ亜属、やや砕けた表現に直せばそれはネシアンモニターと言った具合になるでしょうか。 オオトカゲと呼ばれるものにはその他の所謂トカゲたちとは異なった存在感があり、 全く別のグループとして捉えられるような向きが強いようですが、 その中でも代表的な種類を挙げていくと大半がネシアンに該当するのではないかと思われるほど、 ホビーの世界においては非常に影響力の強い括りであると言えます。 熱帯雨林の情景を連想させる鮮やかなカラーリングや、 しなやかな身のこなしを実現する細身でスタイリッシュなシルエットなど、 ある種のオオトカゲらしさをギュッと詰め込んだようなデザインには定評があり、 図鑑をめくれば数々の人気種とされる有名どころが目白押し。 巨大になり過ぎることのない扱い易いサイズは敷居を下げてくれますし、 島嶼という特殊な地形により生み出された豊富なバリエーションが私たちに驚きと感動を与えてくれる、 ペットモニターとして秀逸な点が多く昔からファンに恵まれているのも頷けます。 今回やって来たのはマングローブコンプレックスの一味とされるセラム、 その親分が細やかなドットを散りばめたような柄であるのに対し、 本種は所々に眼状の大きな模様で一気に派手なイメージを演出しつつも、 カラーリングはマングローブと同様にやや青味がかったブラックベースと落ち着いた色調のイエローが大人の美を醸しています。 この辺りの種類は大まかな出来上がりから内面の性質までよく似通っており、 未だに分類がはっきりしない所もあるぐらいですから、 あまり流通名やネームバリューに惑わされることなく最も気に入った一匹を選ぶのがベター。 例えば近縁種のイエローヘッドはよく慣れるらしいことで有名ですが、 実際には全く手に負えず噛み付きまくる個体も少なくない訳で、 やはり個体毎の生まれ持った素質を最も重要視すべきなのです。 この個体は背中など二か所に浅い傷があるため完治してから紹介するつもりでしたが、 あまりにもハンドリングが楽々な素晴らしい性格の持ち主であったため、 思わず先走ってここに公開してしまいました。 擦れた部分は幼少期の小さなものですから成長に連れてほぼ目立たなくなるでしょう。 近い将来本当に慣れてくれるか否かは初対面のフィーリングに懸かっています、 気長に育てて手乗りモニターに仕上げてみては。 |
セラムオオトカゲ (M) Varanus cerambonensis |
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当時ハイイエローとして売りに出されていたベビーが内外共に仕上がったパーフェクトキーピング! 優れたカラーリングやほぼ無傷に近いダメージの少なさに加え性格も最高の超絶クオリティ、 セラムモニターが入荷しました。 ペットとして楽しまれているモニターことオオトカゲの仲間には、 少なくともここ日本において流通しているものだけでも様々な種類がいて、 やや閉鎖的なジャンルではありますが彩り豊かな世界観を味わうことができます。 例えば最も数多く見かけられる選択肢として挙げられるサバンナやナイルは、 季節になると小さな幼体がアフリカよりもたらされ風物詩のようになっていたり、 大型種のトップに君臨するお馴染みのミズオオトカゲも同じくベビーがコンスタントに輸入されたりと、 そこにはいくらかの人為的な計画性が感じられると思います。 つまりそれらは利用可能な商品として用意されたものであり、 もちろんそういったものが市場を開拓していく様は容易に想像できますが、 その一方で未だ野生資源に頼らざるを得ないメンバーも沢山存在していて、 その中にはある時代を象徴するような珍しいものも含まれているのです。 今回やって来たのは随分ご無沙汰していた感の強いセラムの飼い込み個体で、 並のマングローブの傍らで異彩を放っていたのも何だか懐かしい、 黄色味の目立つ柔らかな配色と優しげな顔立ちで注目を集めていた隠れた人気種です。 扱いとしては先に挙げたマングローブやイエローヘッドなど、 ごくスタンダードなネシアンモニターのそれと何ら変わりなく、 陳腐な表現をすればそれらの色違いだと思って頂いても差し支えありません。 記憶を辿れば妙に平和ボケしていて大人しいものが多かったイメージですが、 この個体もその例に漏れずベタベタ触れても力んだり息を荒げたりする様子はなく、 噴気音のふの字も出さない落ち着きぶりは初めてのモニターにもぴったり。 このサイズで輸入された訳ではないというのも大きなポイントで、 幼少の頃より日本で過ごしているお陰で肌艶は最高ランクの出来栄えとなり、 爪指尾先が守られているのはもちろんのこと体表の傷すらも殆ど見受けられない、 長い目で見ても愛し続けられる要素がふんだんに盛り込まれた素晴らしい一匹です。 もう暫く再会できないと思っていたところへまさかの掘り出し物、お早めにご検討下さい。 |
サバンナオオトカゲ (Sサイズ) Varanus exanthematicus |
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お客様飼い込み個体のサバンナモニターの入荷です。小さなベビーサイズでは無く少し育った安心サイズで、大人しい個体が多いサバンナ にあってこの個体も例に漏れずよく慣れており、非常に飼育し易いと思います。幼体時に特徴的な スポットや腹部のオレンジも綺麗に発色しています。ゴツくて太い外観から 好みの分かれる所ですが、ゴツゴツしていかにも恐竜っぽい風貌には憧れの念を抱いてしまいます。ベビーサイズではないですが急な低温 には注意が必要です。餌はピンセットからピンクマウスを与えています。 |
サバンナオオトカゲ (ハイカラー) Varanus exanthematicus |
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体の所々に染み渡る濃厚な赤味や黄色味が将来の美貌を約束するかのようなパステルタイプ! いつかはオオトカゲを育ててみたいと願う方に一番お勧めしたい一番もったいないサイズ、 サバンナモニターが入荷しました。 まさしく本種の登場によりオオトカゲ自体のハードルがグンと下がり、 その野蛮なネーミングに反して有能なペットリザードになることを教えてくれた、 属内でも屈指の功労者であることは言うまでもありません。 一般社会における最も有名なオオトカゲと言えばコモドドラゴン、 もはや後の四文字がモニターの最上級に値する別の固有名詞に変化していることからも分かるように、 まるで人の手に負えない化け物であることは説明の必要も無いかと存じます。 或いはペットの枠に収まる種類に絞ればミズオオトカゲがやはりグループの顔的な存在で、 しかしながら彼もまたとてつもない大きさへと成り上がる訳ですから、 相当にぶっ飛んだ神経の持ち主で無ければ扱い切れないことは想像するまでも無いでしょう。 大体ただのトカゲでは無くわざわざオオトカゲと呼ばれているぐらいなのですから、 これ以上は手を出してはなりませんよと警告されているようなもので、 それをわざわざ飼育しようとするのですから本当にこの趣味は面白いとつくづく思うのです。 今回やって来たのは季節になると輸入されるお約束のベビーサイズから数か月飼い込まれ、 ちょうど立派なバナナ一本分ぐらいの体格に仕上がったいわゆる安心サイズ。 ある意味最もちょうど良いタイミングとでも言いましょうか、 内面のコンディションに対する心配の無い手のかからなくなる時期に差し掛かり、 色柄のデザインがどのように出来上がるのかおおよそ見当の付く頃合いで、 それでいてまだまだ可愛らしいのですからずるいにも程があります。 何でも幼体の時点で明らかに人目を惹く色味の強いセレクト品だったそうで、 まず第一に目に飛び込むのは背部の明瞭なスポットの数々、 そして横顔に注目すると頭頂部へ夕日が射したような茜色が目元を彩り、 四肢には別のトカゲの部品を取り付けたかのようにレモンイエローが映える、 行く末は綺麗に見違えるそんな姿しか想像できない将来有望の一匹です。 |
サバンナオオトカゲ (M) Varanus exanthematicus |
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茶褐色を通り越した確かな赤味が背部から脇腹にかけて主張する色鮮やかなレッドタイプ! 幼体時には分からなかった秘めたる素質が露わになる飼い込み個体ならではの面白さが光る、 サバンナモニターが入荷しました。 オオトカゲと言う取って付けたようなシンプル極まりないネーミングには、 本当に今更なのですが何て野蛮な響きなのだと改めて驚愕させられます。 爬虫類の仲間たちをいくらか飼育し続けていれば、 彼らの正体を少しずつ理解していく内に自ずと感覚も麻痺してしまうのですが、 例えるのならヘビに大きいと言う形容詞を付ければ大蛇、 そんな簡単な作業を行うだけで忽ち世間が恐れ戦く素敵なフレーズが出来上がる訳ですから、 ことオオトカゲについてもほぼ同等の結果が得られると言って良いでしょう。 それでは何故こんな危なっかしそうな生き物がペットとしてまかり通るのか、 しかもここ最近抱きトカゲなどと称して需要が拡大し続けているのか、 それは恐らくトカゲなるキャラクターに何処か動物チックな要素が含まれていて、 エキゾチックアニマルとしての役割も同時に果たすことができるからではないでしょうか。 そもそも抱くと言う表現自体にやはり動物っぽさが感じられますし、 四本の足に長い尻尾と言うシルエットもまたそれらしい外観で、 種類や個体をきちんと選べばハンドリングも容易な部類のトカゲですから、 一般家庭における新しい生き物の形として今後も広く受け入れられていくのだと思います。 今回やって来たのはモニターの中でも特にどっしりと構えた佇まいが人気のサバンナから、 全身の至るところに明瞭な赤色が染み渡る選抜美個体。 近頃はシーズンになると大量のベビーが輸入される本種ですが、 その瞬間に綺麗な個体もいるにはいるものの、 やはりある程度成長してみなければはっきりとしたことは分からず、 大きめのバナナぐらいあるこれぐらいのお年頃になると全体のテーマも定まり、 将来に対する希望や伸びしろが見通せるようになります。 諸々のコストを考慮しても決して割高では無いお買い得な安心サイズ、 その上カラーリングまで良好であれば文句の付けどころがありません。 初めてのオオトカゲにも安心な体力十分のベタ慣れ候補生、 ハンドリングの作法もきちんと指導しますのでお問い合わせ下さい。 |
サバンナモニター (ブラック) Varanus exanthematicus |
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喉の裏まで黒々と染め上げられたダークな雰囲気にそぐわないベタ慣れ飼い込み個体! 強面な表情になるかと思いきやキョトンとした瞳に映る愛らしさにギャップを感じます、 サバンナモニターが入荷しました。 オオトカゲは恐竜の生まれ変わりとはよく言ったもので、 いわゆるトカゲの仲間とは一線を画す圧倒的な存在感に胸を打たれた方も多いことでしょう。 そのサイズ感も然ることながら、 全体の造形から細部の作り込みに至るまでありとあらゆる所に秀逸なデザインが光り、 ただ漠然と表現するならば格好良いの一言に尽きると思います。 こうして見ると如何にも男性受けが良いように捉えられてしまいますが、 実を言うと最近では女性からの支持もじわじわと高まってきているらしく、 昔に比べてファン層の裾野が広がっている要因となっているのだとか。 殊更サバンナの場合はずんぐりむっくりの体型がある種の小動物的な趣きを感じさせ、 不格好なスタイルが好みの分かれる所なのかと思いきや、 むしろそれが抱っこしてみたいという衝動を掻き立てるらしく、 例えばフトアゴなどと同じようなキャラクター性を有しているのかもしれません。 幸いにして普段からおっとりとした動きが持ち味の本種に粗暴さを覚える機会も少なく、 今後は文字通りペットとしての活躍が大いに期待されているのです。 今回やって来たのは全体的に暗色が強く見慣れぬ空気を漂わせる、 ファームハッチのベビーサイズから育てられたセレクト個体。 俗にハイカラー、ハイスポットなどと称される色味が明るく背中の斑紋が目立つタイプが珍重されがちなサバンナにおいて、 あえてどす黒く重みのある鈍い輝きを放つ一匹が選び抜かれた所、 こんなに変わった風貌へと仕上がってしまったそうです。 最も分かり易い特徴はずばり顔面の配色、 頬から喉にかけてツートンに色分けされるケースが殆どなのですが、 この個体については喉の真下までびっしりと黒ずんでおり、 まるで別種のような様相を呈しています。 また背部の模様はほぼ消えかかったセミパターンレス状態で、 これも成長に連れて更にぼんやりと消失に向かうことが期待されます。 重厚感溢れるカラーリングや体表の金属光沢など、 全てが凶悪なイメージに繋がり易い要素で構成されているはずがよく見ると目元は優しく、 下手に明るめの色調でまとめられるよりも可愛らしく見えるかもしれません。 前の飼い主は少々やんちゃな幼少期を過ごしたこの個体に対し毎日のようにしつこくハンドリングし続け、 時にはテレビを見ながら小一時間抱きかかえ続けるなどの馴致を繰り返した結果、 今では誰が触っても一切動じない見事なベタ慣れ個体へと成長しました。 かけがえのないオンリーワンの一匹をお探しの方へ。 |
サバンナオオトカゲ (ハイカラー・M) Varanus exanthematicus |
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いわゆるサバモニちゃんの面影はおおよそ消え失せた程良い重量感で勝負するハイスポット美個体! 春の風物詩であるベビーなどは見飽きてしまった方へ捧ぐいそうでいない飼い込みミドルサイズ、 サバンナモニターが入荷しました。 この数年のうちに突如としてその評価をグイグイと伸ばしている、 レオパ、フトアゴ、サバモニと言った具合にトカゲ界の三本柱の一角を担うキャラクターへと成長した、 今やなくてはならない存在のように扱われるまでになった大きなトカゲの代表格。 先程より申し上げている半ば不自然な略語の正式名称はサバンナモニター、 オオトカゲを英語にするとモニターとなる訳で、 語源の解説は今更不要かとも存じますのでここではあえて割愛しますが、 とにかくモニターと表記を変えるだけで途端にまろやかな空気が流れるのも不思議なものです。 オオトカゲなるネーミングにはそこにいくらかの抑止力が備わっているものと考えられ、 そんな野蛮なものを一般に飼育できるはずがないと諦めてしまう層と、 そんないかにも危なっかしいものを是非とも飼育してみたいと憧れてしまう層にはっきりと分かれますが、 モニターの意味も知らずに手にしていては何となく勿体ない気がします。 こんなご時世ですから巨大化することを知らずに手にする方も流石にいないと思いますが、 何も周囲の人々を驚かせるような目的などではなくて、 あくまでも自己満足のためにオオトカゲという言葉の意味をきちんと理解し、 その強大なるエネルギーを余すことなく受け止めるぐらいの度量が求められているのです。 今回やって来たのはいよいよオオトカゲ風味の増してきたヤングアダルトで、 これでも折り返し地点といったところではありますが、 次第に角ばり始めた横顔から滲む迫力に思わず食指がそそられます。 幼体時より背部の白い斑紋が大きく数多く鮮やかなものが選抜されただけあって、 フルサイズに到達した時のデザインがおおよそ定まったこのサイズにもなれば、 一粒一粒が今にも弾けそうなエネルギッシュなデザインに仕上がっています。 気になる性格は一言で表すのならばベタ慣れ状態、 ハンドリングによほど不慣れな方でなければ余裕で触れる素晴らしい出物です。 |
サバンナオオトカゲ (L) Varanus exanthematicus |
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太さと厚みが幼体時の愛らしさを豪快に吹き飛ばす魅惑のゴジラフェイス! 流通の多い割にはなかなかお目にかかれない長期飼い込みの珍しい大型サイズ、 サバンナモニターが入荷しました。 オオトカゲ、その五文字を目にしただけでついわくわくしてしまうのは、 そこに恐らくふたつの考え方があるためでしょう。 ひとつは大きなトカゲという至ってシンプルなワードから連想される、 古代の恐竜たちを蘇らせたような大迫力の格好良さに憧れる少年の心。 トカゲという生き物自体がいかにも爬虫類らしい風貌を備えているために、 いずれの世代にとっても嫌いでさえなければ気にかけてしまう存在ですし、 加えてそれが大きいともなれば得られる喜びは倍増するからです。 そしてもうひとつは変わったペットを抱くという夢を叶えてくれる、 そんな可能性を大いに秘めた家族的な付き合いができることへの期待感。 この世界において日常的に用いられるハンドリングという言葉は、 文字通りあくまでも手を主体とした行為を表していますが、 この場合に求められるのはそれを更に超えた腕や胸元などボディ全体で触れ合うことですから、 よく慣れていることは言うまでもなくそこにサイズという条件も加わってくると考えられます。 私が今この腕で抱き締めているのは何を隠そうトカゲであり、 それも世間一般の常識を超えたボリュームを誇っているのである、 そうやって自分に言い聞かせることこそが 我々の刺激されたエキゾチシズムから湧き出す欲求を満たすための数少ない方法なのです。 今回やって来たのはオオトカゲの仲間ではすっかりお馴染みのサバンナ、 少しでも齧っていれば知らない人はいないと思われるほどメジャーなのですが、 それだけに人それぞれの好みがはっきりと出てくる種類だと思います。 シャープだとかスタイリッシュというような類の言葉はとても当てはまりそうにもなく、 ずんぐりとした重みのある体型が貫禄を生むところに本種の良さがあり、 すらっと鼻先の伸びたネシアン系とは全く正反対の持ち味が特徴的。 リアルな恐竜と言うよりはむしろ空想の怪獣のような、 少々デフォルメチックな造形が愛好家を魅了する秘訣です。 前述のように抱っこした場合には、少しでも樹上棲の気があれば肩や腕に自らしがみ付いてくれるのを、 サバンナの場合はほぼ地表棲ですからこちらが支えてあげなければずり落ちてしまいそうな気がして、 そんな少し手のかかるところも人間の母性本能のようなものをくすぐるのかもしれません。 この個体はよく見かけるベビーが成長したものですが、 とにかく大人しくて何をしてもどっしりと構えている、 そうかと思えば餌には機敏に反応し大変聞き分けの良い性格が嬉しいポイント。 簡単に爪もカットしてありますので触れることへの苦労はありません。 意外と大きく育てるのが難しいのかいそうでいない貴重なビッグサバンナ、 この先待ち受けている完成型に向けて日々邁進して下さい。 |
サバンナオオトカゲ (L) Varanus exanthematicus |
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背中から尾にかけてたっぷり染み込んだ濃厚なはちみつ色が美しいセレクトハイイエロー! 多少こねくり回したぐらいではびくともしないこれぞベタ慣れ最有力候補、 サバンナモニターが入荷しました。 初めて育てる大きなトカゲとして多大な支持を集めている、 モニター入門種としてはこの上なくお勧めだと言われ始めて久しい本種。 毎年シーズンになると手の平サイズの可愛らしいベビーが出回り、 皆が肩に担ぎ上げて抱っこするシーンを夢見て飼い始める訳ですが、 昔ほどオオトカゲに対する誤解も無くなり随分と上手に飼育する人が増えました。 全長こそあたかも小型であるような数値で書き表されていますが、 例えばネシアン系などに比べて体付きのデザインが全く異なるため、実際には頭胴長、 つまりパッと見た時のボリュームについてはメーターオーバーの中型種と大差無く、 むしろずんぐりむっくりした体型が余計に重量感を演出してくれるため、 それこそ抱き枕のようにチャーミングな雰囲気が全身から溢れ出すと言った寸法。 そのがたいの良さが功を奏してかおっとりした性格の個体が多く見られるのも特徴で、 リードを装着したり服を着せたりと思い思いの楽しみ方ができるのもサバンナならでは。 とにかく五センチ、十センチと伸びていく度にわくわくが止まらない優秀なペットリザードです。 今回やって来たのは将来的に外でお散歩させることも夢では無い、 これまで扱ってきた数ある飼い込み個体の中でも慣れ具合が突出している安定のラージサイズ。 お馴染みの幼体を見たところであまり食指が動かなかった方が、 ふいに中堅クラスの個体を目の当たりにした途端に俄然興味が湧いてしまうと言うのもよくある話。 がっしりとしたメーターサイズを目指すためにはスタートから一歩二歩リードしておきたいところですが、 しっかりと触れる個体となると巡り合わせが良く無ければ手に入れることも至難の業。 基本的にベビーでしか輸入されることが無い以上、 ある程度の大きさとなると運の勝負となってしまうことも少なくないため、 こうしたお買い得の出物は確実に押さえて頂きたいと思います。 よく見ると尾先が少し曲がっているのですが、 巨体へと仕上げてしまえばさほど気にならなくなるでしょう。 体全体がやけに黄色味を帯びた育て甲斐のある一匹です。 |
サバンナオオトカゲ (ハイカラー) Varanus exanthematicus |
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柑橘系ハイカラー! 搾りたての美しさを一気飲み、飼い込み大型サイズのサバンナモニターが入荷しました。 シーズンになると可愛いベビーが出回るオオトカゲの定番種。 がっしりとした体格はモニターの中で比べると少し変わっていますが、 ペット的に考えればぼてっとしたフォルムには大きくなっても愛嬌があり、 太めですが最大全長は属内でも短い方で飼育するのに現実的なサイズでもあります。 多くの個体はある程度のサイズになると色味が落ち着き重厚な雰囲気が出てきますが、 時折いつまでも若さの抜けないやんちゃな格好のものがいないこともありません。 今回やって来たのは全身がイエロー系のカラーに染められた一匹で、 この大きさにして体中の至る所にベタベタと色が乗るその様はフトアゴの改良品種に似た雰囲気も感じられます。 単独撮影のため少々伝わりにくいかもしれませんが、 限りなくナチュラルテイストなこの写真の中にいるサバンナが目の前に現れた時のことを想像してみて下さい。 色彩面で勝負することができないイメージがあるだけにその衝撃は格別でしょう。 今後の高温飼育はせっかくの美貌を維持するためにも必要でしょうが、 逆にいくら暖めても綺麗にならないものは綺麗にならないと思います。 余談ですがベビーから1年飼い込みでこのサイズとのこと。 せっかくサバンナを飼うならこんな個体は如何でしょうか。 |
サバンナオオトカゲ (L) Varanus exanthematicus |
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メキメキと逞しくなるその体躯に壮大な野生の風格が備わってきた目指せメーターサバンナ! ここから先は五センチ単位で着実に伸び行く成長記録に喜びを噛み締めましょう、 サバンナオオトカゲが入荷しました。モニターと言えばサバンナでしょうか、 しかし蓋を開けてみると実際には彼らの大多数はおおむねすらっとしたスタイルを持つものが多く、 どちらかと言えば異端的とされてしまうかもしれません。 例えば大型化することで有名なサルバトールことミズオオトカゲでさえ、 もちろんフルサイズにもなれば大人ひとりでも太刀打ちできないほど立派なリアルダイナソーへと変貌を遂げる訳ですが、 そのシルエットには何処か幼体時のしなやかでほっそりとした趣きを残しています。 言い換えれば生まれたばかりの頃からトカゲとしての生命力を味わうことができる、 ある種の完成された像がこの仲間の大きな魅力であると考えられるのですが、 果たしてこのサバンナに限っては如何なものでしょうか。 流通の多くを占める片手に乗せられるほどの小さなベビーの姿に自然の厳しさは到底感じられず、 多少なりとも凛とした佇まいで居そうなものですがもはやあどけなさ全開、 まるで作り物のような愛おしさにハートを打ち抜かれる例が後を絶ちません。 ビニール製のフィギュアに触れているかの如く動物を扱うことに対しての緊張感は薄れ、 成熟したとしてもそれはそれで子どもがそのまま大きくなったような姿にますます気持ちを強めてしまい、 特にトカゲ好きの女性にファンが多いらしいという意見にも素直に頷けるのです。 今回やって来たのは痩せ過ぎず太らせ過ぎずを入念に意識し続けた結果、 ちょうどその間を行くようなハイペースで伸びやかに成長している長期飼い込み個体。 ハンドリングという言葉も必要ないほど抱っこに対する抵抗感は一切無さそうで、 腕に乗せようが肩に乗せようがされるがままの光景は抱き枕でも持ち上げているかのよう。 表情にこそようやく大人びた雰囲気を醸し始めているものの、 手足が短く身体もパンパンの赤ちゃん体型ではあまり説得力がなく、 のそのそと動き回る仕草が実にゆるめの巨大な癒しキャラとでも呼べそうです。 幼体をここまで育て上げるのにはそれなりの時間と労力を要しますので、 一秒でも早く抱きかかえたいという願望をお持ちの方には見逃せません。 もちろん爪や尾の先などにも欠損箇所は見当たらず、 背面に並ぶスポットがよく目立つ明るめの配色も綺麗で、 ここから更に育て甲斐を感じられる素晴らしい一匹です。 |
サバンナオオトカゲ (L) Varanus exanthematicus |
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可愛らしいベビーサイズがちょうど出回るシーズンにあえての飼い込み中堅クラスをチョイス! 頭でっかちのアンバランスはとうに卒業しいよいよゴジラ風味の出始めた、 サバンナモニターが入荷しました。 昔からオオトカゲの入門種として同グループの敷居を下げることに尽力している、 そしてこれからもその人気が衰えることは無いであろう抱きトカゲの銘種サバモニ。 人々から愛されて止まないその理由は大きくふたつ、 それはオオトカゲと名の付く割には手に負えないほど巨大になり過ぎることが無く、 それでいてドワーフモニターの仲間たちのようにオオトカゲであることを忘れるような危険も無く、 まるで抱き枕のような重厚感と大人しさが共存している点です。 他のネシアン系などにも細長くて同等のボリュームに収まる種類は存在しますが、 シャープなのは顔立ちだけでは無く動きも比較的すばしっこいため、 扱い辛そうなイメージを抱かれがちですが、 こちらサバンナに関してはふっくらぼってりとしたシルエットが愛嬌たっぷりで、 成熟するとまるで面倒臭そうにゆったりと動く様などが見ていて安心させられるような、 世話を続けていく上で無理の無さそうな印象を与えてくれるのでしょう。 そしてもうひとつは時季になると抜群に愛らしい幼体が流通すること。 初めてのオオトカゲを飼い始めるに当たり、 小さな頃から付き合っていけるのはおおむねメリットと捉えられ易く、 最初から大掛かりな設備を投入せずとも飼育を始められる点も大いに喜ばれます。 しかしながらそうして安定的な流通が確保されている反面、 ある程度育ったサイズで入手できる機会はごく限られており、 つまり何処からか放出されるようなケースでも無ければ、 わざわざ大きなサイズで輸入されることなど考え難いのです。 今回やって来たのはスタートからできるだけ重みを感じたい方にお勧めな、 スムーズな成長過程が嬉しい片手にずっしりのラージサイズ。 実は本種の育て方には一癖も二癖もあると言われており、 ルールを守らないと成長速度が著しく鈍化してしまうらしく、 これだけの体躯に仕上がるためにはいくつかの条件が揃う必要があるため、 少なくともこの個体にはきちんと飼われていた結果が現れていると言えます。 まだまだ巨大化を目指せる成長期真っ盛りのお年頃、 背面のスポットも明瞭で美しい一匹ですからこれから更に見栄え良く鍛え上げて下さい。 |
サバンナオオトカゲ (ビッグサイズ) Varanus exanthematicus |
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ザ・ビッグサバンナ! 飼い込みフルサイズで色彩も良しと来れば放っておく理由もありません、 最高のクオリティを放つサバンナモニターが入荷しました。 ドワーフモニターの仲間を除けば最小クラスのオオトカゲ、 というのは分かっていても実際にこの大きさまで育ってしまうと、 当たり前ですが立派なモニターというのを再認識することができるでしょう。 喉元が膨らんだ厚みのある頭部、獲物を軽々なぎ倒しそうな太い前肢、 そして主力攻撃手段である尻尾は根元の太さが胴周りと殆ど変わらずまさに兵器そのもの。 これならアフリカンロックに挑んでも良い勝負をしそうです。 体格の良さもさることながらそれ以上に注目したいのは大きさに合わぬカラーリングで、 ベビーと同じぐらいかむしろそれよりも綺麗なぐらい背中にはくっきりスポットがびっしり。 どことなく地色も黄色味を帯びており実物はこの写真よりも随分綺麗で、 さすがは幼体時に選別されただけの貫録を見せています。 不思議なことにFHベビーを飼い込んでもなかなかこのサイズにはなりません、 とびきりの大きい個体をお探しの方はお早めに。 |
マングローブオオトカゲ (ソロモン産) Varanus indicus |
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大きな恒星の周りに小さな星屑たちが煌めく様子が宇宙のスペクタクルを感じさせる極上セレクト! スポットの数が多く発現し易いとされるソロモン産より大小様々な模様が目立つ一匹を選抜した、 マングローブモニターが入荷しました。 果たして長いのか短いのかは分かりませんが今日まで続く爬虫類ホビーの世界において、 いつの時代にも必ず必要とされある一定数のファンを抱えるマストアイテム的なグループ、 それがこのモニターことオオトカゲと呼ばれる仲間たちだと思います。 何が素晴らしいのかと言えばその魅力はやはり全身の造形そのものにあり、 まるで古代の恐竜をそのまま甦らせたような、或いは空想上のドラゴン的な何かを具現化したような、 いずれにしても個人的にはずるいの一言でまとめたくなるどう見ても格好良いデザインが、 他のトカゲでは容易に真似することのできない突き抜けたものがあると感じさせるからです。 横から見られるその表情は肉食獣としてのエリートコースが約束されたような面持ちであり、 もはや翼を与えれば空でも飛び始めるのではないかと思わせんばかりの迫力に満ちた出で立ちで、 これほど素敵なトカゲを普通にペットとして所有できる喜びは並大抵のものではありません。 ただし多くの人々が懸念しているのは恐らく最大サイズについて、 即ち一般人のレベルで終生扱い切れるのかという点ではなかろうかと思われ、 もちろんモニターの中には所有すること自体に国の許可を求められる特殊な種類や、 そうでなくともある種の常識を逸脱した規格外のボリュームで対峙してくる種類もいて、 そのように心配することが間違いであるとは言い切れません。 しかしながら前以ってリサーチを進めてみると意外にも危ういものばかりではなく、 その気になれば平然と飼育できるような種類が存在することも分かり、 持ち前の屈強な体質を生かした最高のペットリザードにも十分なり得るような気がしてくるのです。 今回やって来たのは極美個体を数多く輩出していると専ら評判の、 ソロモン諸島に産する個体群として輸入された期待のベビー。 何でも比較的多数のイエロースポットが目立ち易いと噂されているだけあって、 この個体も背中には黄色、白色、そして青色の小さな点が無数に散りばめられています。 ワイルドのベビーモニターは初期状態が心配される場面も多く、 輸入されて暫くは当店のバックヤードにて存分に甘やかし、 肉付きおよびメンタルのケアをすっかり済ませコオロギを爆食するように鍛えてみました。 マングローブは顔立ちの通り性質も大人しいものが多く、 最大でも90センチクラスのケージで扱い切れることから人気が高いです。 最近ではネシアンモニターの流通が不安定になっていますので、実物を見かけられるうちに是非。 |
マングローブオオトカゲ (ソロン産) Varanus indicus |
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丸みを帯びた顔立ちや黒目の大きな優しい眼差しにまるで緊張した様子がないベタ慣れ安心サイズ! 所々にじゅわっと主張する青味がかった白い色抜けがこの先どのように作用するのか楽しみな、 ソロン島産のマングローブモニターが入荷しました。 個人的にはオオトカゲ界のスタンダードをひた走る銘種だと思っている、 ネシアンモニターの代表的な存在であるマングローブ。 近頃では最もベーシックなオオトカゲとしてサバモニことサバンナモニターがしばしば紹介され、 確かに季節が廻れば必ず登場する豊富で安定した流通が実現しているところなどは、 如何にもペットとして相応しい体制が整っているようにも感じられますが、 何を以ってモニターらしいと定義付けるのかをじっと考えてみると、 まるでドラゴンか何かのようにあまりにもフィクションめいた、 鼻先のシュッとしたこちらのデザインの方がしっくりくるのではないでしょうか。 太く逞しく筋肉質な外観を持ち味とするサバンナに対して、 こちらネシアンの仲間たちは全体的に細身のシルエットが最大の特徴であり、 それでいてオオトカゲらしく持ち前の力強さは忘れないところにプライドが秘められています。 絶対に格好良いと言い切ってしまっても差し支えないほど、 あまりにも容姿端麗なその優等生ぶりには嫉妬心が芽生えてもおかしくありません。 今回やって来たのはカラフルなツリーモニター各種やイエローヘッドなど、 業界のスターとも言える数々の魅力的なメンバーが登場するよりもずっと前の時代から、 長きに渡りモニターの世界を支えてきた功労者であるマングローブのベビー。 云わばネシアンモニターの基本でありながら何処か通好みなキャラクター性も受けが良く、 ソロン島産として輸入されたこの個体は派手さの中にも落ち着きがあり、 首筋から背中には象徴的なイエロースポットの周りが脱色されたようになっていて、 成長に連れてその程度が強まるなど何かしらのサプライズを見せてくれることでしょう。 餌の時間になると一心不乱にコオロギを爆食するほどエネルギッシュですが、 ハンドリングの際には口を開けることをまずしない非常に温厚な性質の持ち主です。 |
マングローブオオトカゲ (ベビー) Varanus indicus |
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一見地味な装いかと思いきや涼しげなブルーやホワイトのスポットが珍しいクールビューティー! 本種特有の黒目がちでお淑やかな表情もより一層際立つあまり見慣れないモノトーン調の個性派、 マングローブモニターが入荷しました。 昨今ではペットトレードを通じて様々な種類のネシアンモニターが紹介されていますが、 個人的には最も一般家庭向きではないかと考えているビギナーからマニアまで楽しめる銘種のひとつです。 学名にインディカスと付けられていながら本当の原産は全く関係の無いインドネシアやその周辺、 つまり世界最高規模の島嶼部性を誇る国々に跨って分布していることから、 これが後に述べる本種特有の面白さや奥深さを演出してくれる大きなカギとなっています。 最大サイズは全長で一メートル少々、 これは成人男性であれば何とか片手でも扱えるボリュームであり、 かつ90センチや120センチと言った屋内に設置する現実的な範囲ギリギリのケージでも収まる、 誰が決めたか分かりませんがある程度の常識をぶち壊さない規模で楽しめる素晴らしいオオトカゲだと思います。 体付きもゴツ過ぎず華奢過ぎず程々のシルエットが心地良く、 全体のスタイリングには期待通りのジュラシックな雰囲気が詰め込まれた、 全く以って妥協の無い選択肢として大いに楽しめることでしょう。 あまりにも細身な種類は神経質でおどおどしてしまうケースが多く、 反対に体格に恵まれ過ぎると今度は飼育スペースに難儀してしまう、 その両者を足して二で割ったような良い所取りな感がマングローブが持つ実力のようです。 今回やって来たのはいわゆる美個体と称される煌びやかな姿とはかけ離れた、 ちっとも綺麗じゃないと切り捨ててしまうには惜し過ぎる風変わりな一匹。 セオリーに則れば黒い地色へ黄色い小斑点が散りばめられるはずの体表には、 所々が白かったり青味がかったりと想定外の光景が広がっており、 横顔が見せる表情も何だか青ざめていますし、 更に尾の大部分にははっきりとしたブルーが浮かび上がるなど、 定番のマングローブとは一味違うのは産地によるものなのかもしれません。 一年以上の飼い込みながらまだまだ幼さも残した育て甲斐のある安心サイズ、 導入初期の不安も無くご覧の通りハンドリングまで楽しめてしまいます。 これこそがネシアンの奥深さかと唸る謎多き掘り出し物、 育ててみなければ分からない本当の答えを確かめてみては如何でしょうか。 |
マングローブオオトカゲ
Varanus indicus |
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体中に燦然と輝く夜空の星々が奏でるのは見慣れていてもなお華やかなクラシックビューティー! 頭の上でもハンドリングができてしまうほどベタベタに慣れた最高のペットリザードです、 マングローブモニターが入荷しました。 種小名はindicus、そこから想像されるようにインド方面の大陸を中心に見られるのかと思いきや、 実際の主要分布域はインドネシアやニューギニアなど和名の通りマングローブ林が密生する東南アジア周辺であり、 大陸と言っても本当はまるで正反対のオーストラリアにまで繁栄しています。 少しでもオオトカゲのことをかじっていればご存知かと思いますが、 多くのグループ分けが成されている中にマングローブオオトカゲ亜属というものが存在し、 それにはイエローヘッドやカールシュミット、やや趣向は異なりますがツリーと呼ばれる仲間たちなど、 ペットとして非常に人気の高いネシアンモニターの皆さんが勢揃い。 畏れ多くもそれらの代表格として本種の名前が高々と掲げられている訳ですが、 古くから流通してきただけにオオトカゲ飼育の礎を築く鍵となったことについては、 ホビイストによって愛され続けてきた結果が自然とそうさせたのでしょうか、 胸を張って世間に誇れる偉大な功績だと思います。 同亜属内の近縁種に比べて最大全長がやや大きいことも関係しているのか、 鼻先は太く体付きもがっしりと見えるために全体像が逞しさに溢れており、 豊富な水源を主な生活圏とするスタイルも共通していることから、 ミニチュア版ミズオオトカゲと言っても良さそうな趣向が感じられます。 それはもちろん性質にも関係していて、ケージ内を高速で飛び回り喉を膨らませるまではお約束、 それにプラスアルファで尻尾はたき攻撃なども加わる細身なモニターに通ずる見慣れた光景は、 実はこのマングローブについては意外と当てはまらないことも間々あり、 こちらも少し安心した気持ちで接することができるようです。 今回やって来た個体は全身にスポットが密集するのは当然のこと、 各々が隣同士と繋がり合うことで大柄の模様を演出し、 特に尾部は先端にかけて明色部が広くなっていくのも印象的。 豊富なバリエーションの中ではどちらかと言えば派手な部類でしょうか、 背中のドットは古き良き8ビットのテレビゲームを想起させるデザインでとてもお洒落です。 そしてこのベタ慣れ具合は如何なものでしょう、 撮影中もスルスルと肩に登って来てはちょこんと座ってしまうほどで、 まるでフトアゴか何かと勘違いしても不思議ではありません。 近頃では昔ほど見かける機会が減ってしまい改めてその魅力が見直されるようにもなりました、 成長しても色褪せることのない恒久的な美貌をいつまでも。 |
マングローブオオトカゲ (特大サイズ) Varanus indicus |
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鼻の先から尾先までを覆い尽くす煌びやかなイエロースポットが奏でる星屑たちのオーケストラ! 口元をほんのり染める桃色もまた可愛らしさを演出するなかなか見かけない貴重な大型個体、 マングローブモニターが入荷しました。 今でこそイエローヘッドやツリーモニターの仲間たちが幅を利かせる彼らの中でも、 古くから流通の歴史がありビギナーからマニアまで幅広いファン層を有する、 元祖ネシアンモニターと言えばこの人で決まり。 特徴は何かと申し上げればやたらと広範囲かつ様々な地域に分布していることで、 それも各個体群に数多くの隠蔽種を含んでいると示唆されているためではないかと思われますが、 趣味のレベルでもあれが違うこれが違うと議論を交わしたりコレクションしたりする行為が好まれてきました。 ミズオオトカゲよりもミズオオトカゲらしいのキャッチコピーが表す通り、 生活の大部分を水中で過ごすらしいことで有名な種類ではありますが、 成長すると陸にもよく上がるようになり一般的な湿潤系オオトカゲとして付き合うことができます。 幼い頃はバタバタと神経質あるいはアグレッシブなイメージもあろうことと思いますが、 個体によっては俗に慣れ易いとされる種に勝るとも劣らぬ抜群の落ち着きを見せ、 抱きトカゲとしての活躍も大いに期待できる高いポテンシャルを秘めているようです。 今回やって来たのは放出される出物としては例外的に極めて大型の、 そして各所の成長具合も申し分無い質の高さのみが前面に押し出された立派なアダルトサイズ。 模様の雰囲気は一般的なマングローブとされるタイプに当てはまるものの、 斑点が部分的にかすれたりくすんだりすることも無く均一に散りばめられ、 ライティングにも相当気を遣われていたのか個々のスポットが輝きを放つように澄んでいるのも好印象。 喉元は白く舌の色は青紫で口の周りはピンクに色付き、 野生個体よろしく鼻先が太く発達し始めている辺りに育ての親の愛情が詰まっているようです。 最近では様々な種類のモニターが出回るようになったためか、 何処か古臭さの残る本種は少し居場所を失いつつあるようにも感じられますが、 ごくごくシンプルなこのデザインには長く飼い主を飽きさせない恒久の美しさがあり、 まるで原点に帰るかのようにマニアから愛され続けているのも頷けます。 ご覧の通りもちろんハンドリングも可能な大迫力の看板モニターです。 |
シュミットオオトカゲ (S) Varanus jobiensis |
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とてもあの気弱なシュミットとは思えないハジけた性格で迂闊にも餌をねだりに寄って来る超優等生! 他のネシアンモニターとは一風変わった独特の麗しさで昔から多くのファンを虜にしてきた往年の銘種、 カールシュミットモニターが入荷しました。 モニターことオオトカゲの仲間たちは東南アジアからオセアニアにかけて、 それとアフリカ大陸にも広く繁栄しひとつの科として数えられるグループで、 中でもインドネシアやその周辺にはバラエティ豊かな種類が目白押しとなっており、 爬虫類ホビーの世界でも大変多くのキャラクターがペットとして親しまれています。 今でこそ春の訪れのようにやって来るサバンナモニターが一強のように扱われていますが、 かつてオオトカゲという存在自体がマイナーと言うべきかマニアックと言うべきか、 多数の飼育者が群がるような人気ジャンルなどとはとても言い難かった時代には、 人々は各自の好みに合わせて思い思いのモニターを嗜んでいたように思います。 最近では色取り取りの種類が何でもかんでも手に入るという訳にはいかないようになりましたが、 それでもシュミットは古くより輸入されてきた実績のある実に息の長い人気種で、 どちらかと言えば武骨で荒々しい印象の強いものが多く在籍するオオトカゲには珍しく、 その愁いを帯びた眼差しやふとした瞬間の佇まいなどが何処か女性的な趣を漂わせる、 他のモニターでは代わりの利かない際立った魅力が満載のニューギニアが誇る宝のひとつです。 今回やって来たのはどうしても繊細で臆病な性質ばかりがマイナス面として取り上げられることの多い中で、 まるで別の種類が中に入っているのではとありもしないことを疑いたくなるほど、 シュミットとしては考えられないほどに呑気でおっとりとしたスーパーセレクトな一匹。 正直、写真の撮影がこれほどややこしいオオトカゲも他にいないのではと思えるほど、 手に乗せるや否やあっという間にジャンプしてその場から去ろうとしたり、 カメラのレンズをそっと向けただけでも顔を仰け反らせてしまったりと、 いくらモデルが良くともベストショットに辿り着けず途方に暮れるのが関の山なのですが、 この個体は信じられないぐらい陽気な性質の持ち主で、 ある程度慣れている方であれば誰でも容易くハンドリングできるほどの素質がある上に、 環境の変化にも強いのか入荷して間もなくあっという間に餌付いてしまい、 全体の肉付きを含め知らないうちに絶好調に仕上がっていました。 桃色の喉ばかりに注目が集まるところで改めて尻尾を見てみると、 意外なほどに爽やかなブルーが映え成長後の凛々しい姿が益々楽しみです。 これまで負の前評判を以って敬遠していた方には特にプッシュしたい、 またとない絶好の出物だと思います。 |
シュミットオオトカゲ
Varanus jobiensis |
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ピンク、イエロー、そしてブルーと鮮やかなトリカラーが全身に映え渡る美麗種! 人を臆することなく手の上で遊び回るなかなか珍しい大胆な性格の持ち主です、 カールシュミットモニターが入荷しました。 英語でモニターと言われればまだ聞こえは良いものの、 ひとたびオーストラリアに移ればそれはゴアナと呼び名が変わり、 そしてある一種についてはドラゴンとまで称されるなど、 一貫して男らしいイメージの付き纏うオオトカゲの仲間。 恵まれた体格に加えて人間の生活にもある程度馴染んでくれる種類については抱きトカゲとして女性からの支持も厚いようですが、 大多数は恐竜や怪獣に惹かれる少年の心を揺さぶり、 捉えて離さないことこそが最大の持ち味と言えるでしょう。 特に成熟し切った個体から発せられる只ならぬオーラはガラス越しでも身の竦むような迫力があり、 一切遠慮のない全力の野生を私たちの体いっぱいに受け止めさせてくれるからです。 ペットとして流通することも多いインドネシア周辺のグループ、 通称ネシアンモニターには他の地域に比べて細身の体型を持つものが多いようですが、 その中でも例外的に優しい顔立ちが印象深いのがこのカールシュミット。 しばしば女性的と形容されるようにその柔和な表情は思わずうっとりしてしまうような気品に満ち、 瞳が大きいのか細い口元が小顔に見せるのかいずれにしても高雅なことには変わりありません。 別名ピーチスロートモニターとも呼ばれる通りオオトカゲには異例の桃色が喉元を華麗に染め上げ、 それに加えて近縁種に勝るとも劣らぬ微細なイエロースポットと尾に入る爽やかなブルーが特徴的で、 カラーリング、スタイリングともに美の粋を極めた最高の逸材と言えるのです。 今回やって来たのは臆病な気質であることが大半の本種にしては大変貴重な、 普通にハンドリングをさせてくれる肝っ玉の据わったところが嬉しい一匹。 体付きが華奢なことが影響しているのか、もちろんそのスレンダーな姿は魅力であるに違いないのですが、 外敵に対して敏感になってしまうらしくケージの前を通るだけでバタバタすることも少なくない中、 せっかくシュミットを飼うのならばこんな個体をお探しの方も多いのではないでしょうか。 今の段階ではまだベビーがやや成長した程度ですが、 フルアダルトになってもその風貌にさほど変化はなく、 黒目が際立つキャラクターチックな横顔が損なわれることもありません。 欠損も少ない大変綺麗な個体ですので、このヤングサイズからじっくりと慣らしながら育て上げていきましょう。 |
アオホソオオトカゲ (EUCB・S) Varanus macraei |
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見る者を魔法の世界へといざなう澄み切った青空を全身に映した美貌はまさにブルーマジック! 未だ記憶に新しい青の衝撃が我々の欲望を存分に掻き立てるベビーサイズにて、 コバルトツリーモニターが入荷しました。 島国日本では海を見渡せばそこは青一色、しかし世界中何処にいてもひとたび上を向けば同質の空間が広がり、 私たちが目を見開いている限りいつでもその景色とは出会うことができます。 空に浮かぶ雲は白く、瞳を閉じれば黒い闇に包まれ、燃える炎は赤く、路傍の草はみずみずしい緑、 これらと同じように青という色も人間にとって、また自然にとって実に身近なものであると言えるでしょう。 コバルトと聞けば次に続くのはブルー、 まるで枕詞のように連想されるお約束のワードであることは承知の上ですが、 およそ生き物の名前にはそう易々と用いられるものでもありません。 青が持つイメージの代表例はまず冷たさ、そしてしんと静まり返ったような静けさ、 他には前述の空や海から来る奥深さや底知れなさなど、感性の限りを尽くしても生命、 即ち生きることとは全く正反対の性質を有するものばかりが挙げられてしまいます。 つまり青い生物は美しさの陰に潜む妖しさが心地良い違和感を与え、 他の色彩では真似ることのできない妙な空気を漂わせているのです。 今回やって来たのは2012年のCBが数ヶ月飼い込まれ、細身なりにもがっちりとし始めた安心サイズ。 相も変わらず上品極まりないディープなブルーが冴えに冴えていることは言うまでもありませんが、 やはり野生個体ではなく繁殖された個体という点に一層の価値観を覚えることでしょう。 用意された飼育下での環境に対して素早く確実に順応してくれることが大きなメリットであり、 それは警戒心の少なさからハンドリングが容易なことはもちろん、 温度や湿度のキャパシティが広くなるために残念なガサつきや色落ちのリスクが軽減され、 本来の鮮やかな彩りをフルパワーで楽しむことができるのです。 これまで与えられてきた餌はコオロギなどの虫類がほぼ全割合を占め、 とてもヘルシーかつ理想的な食生活を継続しており、 特に細身のモニターで心配される過去歴については何の心配も要りません。 デビュー当時から暫くの間は意外と流通に恵まれ、 徐々にレアリティが薄れていくような雰囲気も否めませんでしたが、 ほんの小さな島にしか棲息していないトカゲが簡単に手に入るはずもなく、 ここ最近では再入荷を待つ声も多いと聞きます。 すごく飼育が難しい種類であれば話は別ですが、 基本的なセッティングさえ誤らなければ非常に強健なモニターの仲間、 じっくりと暖めてきた夢を叶えるチャンスはもう目の前に迫っています。 |
アオホソオオトカゲ (EUCB) Varanus macraei |
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その威風堂々たる姿こそ青龍と呼ぶに相応しい圧倒的存在感で魅せたこれぞブルーマジック! 全貌から感じ取れる麗しさのみならず細部にまで美が宿るCBならではの極上品、 コバルトツリーモニターが入荷しました。 我々がその奇跡を目の当たりにしたのは実に十三年前の2001年、 現地にて発見された当初は他のツリーモニターの色違いぐらいにしか認識されていなかったそうですが、 正式に新種記載されたのちにここ日本へ降り立つや否や、 瞬く間に全ての話題をかっさらい一世を風靡したことは言うまでもありません。 それから暫くの時が経過した現在でもその魅力が色褪せることは無く、 名立たる稀少種を抑え長きに渡りモニターファン垂涎の的として君臨し続けています。 流通形態としては現地からのワイルド個体が時折輸入されることに加え、 近頃では主にヨーロッパで繁殖に成功した幼体まで拝むことができるようになり、 前者はある程度大柄のサイズで見かけることが多く、 また後者は手の平にすっぽり収まるほどの幼体で見かけることが多いと思います。 国内の飼育環境ではどうしても冬場の乾燥が課題となり、 きちんと飼育しているつもりでも肌がカサついてしまうのは致し方無いのですが、 理想を追うのであればしっとりじめじめした東南アジアの空気を通年に渡り再現してやりたいところ。 今回やって来たのはヨーロッパブリードのベビーが飼い込まれていたもので、 目の前に何気なく出された途端、 野生のコバルトとは似て非なる艶やかな輝きが即座に視界を覆ったのです。 分かり易く言い換えるのであれば、地肌の黒が黒として明確に発色していると言うこと。 先に述べたように皮膚が乾くとどうしても白っぽくなってしまう訳ですが、 この個体には全身を隅々まで見渡してもそのような箇所は一切無く、 全く以って妥協の無い彩りが指先の一本一本にまで描かれているのです。 実はCITESU類該当種と言うこともありいつまでもコンスタントに出回るとは限らないため、 急かすつもりはありませんがチャンスがあれば早めの導入をお考え下さい。 |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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黒勝ちかと思いきやベースとなる濃厚なイエローも負けじと応戦する絶妙なカラーバランス! いわゆるハイイエローやスクリーマーとは一風異なる美貌を感じさせる、 コガネオオトカゲが入荷しました。 一番よく慣れるモニターとして今や絶大な知名度と人気を誇る、 インドネシアはオビ島に産する通称イエローヘッドモニター。 同地域には似たような外観をしたオオトカゲの仲間が数多く棲息し、 世界でもトップクラスの種類数を誇るまさにモニターパラダイスとも言うべき土地柄なので、 この数年の間にも新たな種が発見されたりと大忙しのカテゴリとなっています。 本種が記載されたのはおよそ二十年前とまだまだ最近の出来事で、 何やら現地で発生した山火事により森の奥から飛び出して来た、 そのトカゲが見慣れぬ姿だったためにこうして一躍スターとなったらしいのですが、 それからあまりにも壮絶な勢いで輸入が試みられたがために、 一時は絶滅してしまうのではないかと危惧されたほどでした。 最近では繁殖なのか養殖なのか、このような幼いサイズの個体ばかりを見かける機会が増え、 ペットとしての需要をうまく賄えているのであればとひとまず安心しているところです。 慣れ易いと言うのも種明かしをすれば性格が図太いを言い換えることができ、 反対に神経質な種類では慌てふためいて仕舞いには噛み付いてしまうこともあるのですが、 このイエローヘッドは手の平でも呑気に構えていることが多く、 その上この美貌ともなれば皆に好かれない訳がありません。 今回やって来たのは顔面に黒々と網目模様が走る極めてベーシックなタイプながら、 嘴などはもはやオレンジに近いほどのこってりとした発色を見せるセレクト美個体。 頭頂部に黒味があまり感じられないものほど評価が高いことになっていますが、 実際には元々のパターンが失われてしまうデメリットをも抱えており、 地肌の黄色が埋め尽くされるようなことが無ければむしろそのバランスこそ重要と言えるでしょう。 そっとひっくり返してみればお腹側にまで眩いスポットが密集し、 決して上から暗色が覆い被さること無く鮮やかな模様を描いてくれるのでは、 そんな期待を持たせるなかなかの出来栄えが見て取れます。 ご覧の通りハンドリングも楽々の一番欲しかったベビーサイズ、 幼い頃からすくすく育てて末永くお付き合い下さい。 |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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手の平に収まる程の幼さに思わずキュンとくる皆さんお探しのベビーサイズ! 小さくても弱々しさはない安心の飼い込み個体です、コガネオオトカゲが入荷しました。 単にトカゲと言ってもそれに該当する生き物があまりに多いため一括りにすることはできませんが、 アシナシトカゲやカメレオンなど特殊な部類のものを除き、 我々のイメージする最も標準的な体型を持ちながらそれでいて圧倒的な存在感を発揮する、 そんなキャラクターがこのオオトカゲと呼ばれる仲間ではないでしょうか。 シャープな頭に四本の足を持ちスラッと伸びた長い尻尾、 という具合に言葉を並べてみれば日本で暮らす見慣れたトカゲたちとあまり変わりないようにも感じますが、 持っているパーツの全てが殆ど恐竜に等しいと言っても良い所に、 オオトカゲの魅力の粋が詰まっているのだと思います。更に大きく成長するとあれば、 いつかはペットにしてみたいと願う人が後を絶たないのも無理はありません。 通称モニターの名で古くから親しまれており、代表的なものにはサバンナなど大人しくコミュニケーション型のタイプや、 ツリーモニターの類など観賞用に割り切ったタイプまで様々。 どんな種類にもいわゆるベタ慣れは可能性として存在するようですが、やはり慣れやすい慣れにくいの程度もあり、 見栄えのするスレンダーな体型を持つモニターは手懐けるのが難しい傾向にあるのかもしれません。 そんな常識を覆すべく華々しい登場を果たしたのがこのイエローヘッドモニター。 今や言わずと知れた定番の人気種としての地位を確立しているようですが、初出時のインパクトは相当なものでした。 綺麗、大人しい、そして大きくなり過ぎないと三拍子揃っているのが最大のポイントで、 1メートル前後に到達するものの全身の半分近くが尻尾ですからケージ内での終生飼育に無理がありません。 ネシアン系の細身な体型はやはりみんなの憧れ、それがハンドリング可能とあれば評判を集めるのも当然の結果でしょう。 幸い現在でも幼体が比較的コンスタントに流通しているため、 ちょうど中級者向けぐらいの価格帯で入手が可能なのも嬉しいところ。 今回やって来たのは、せっかくならなるべく小さい頃からお世話をしたい、という要望にお応えするベストサイズ。 体色はまだまだこれからが見せ所ですがとにかく可愛らしく、 しかし輸入されたてではなく数か月のトリートメントを経ているので、極度の低温と乾燥にさえ気を付ければ大丈夫です。 つまり今のシーズンに導入すれば心配事はほぼありません。 まずはコオロギメインで育て始め、徐々にマウスやウズラなども与えて大きくしていきましょう。 |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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幼体にもかかわらずコントラストの明瞭な妥協無きこってりカラーに期待が持てる美セレクト! ご覧の通りハンドリングもお茶の子さいさいの色々な意味でハイクオリティな、 コガネオオトカゲが入荷しました。 数年前に彗星の如く現れたモニター界最高クラスの美貌と慣れ易さを誇る、 初登場時より人気の衰えを全く以って感じさせないスター選手のひとつ、 別名イエローヘッドモニター。 マングローブやカールシュミットなどでお馴染みのネシアンモニターと呼ばれるグループに属し、 大き過ぎず小さ過ぎない程々の体格と如何にもオオトカゲらしい流麗なシルエット、 そして何よりその豊富なカラーバリエーションにより好みのデザインが楽しめると言う贅沢ぶりに、 昨今のモニター人気を支えに支えているそれらは花形集団として知られています。 種類によって人間や周りの環境に対するリアクションが各々異なり、 本種の場合は何故だか肝が据わった個体が多く存在することが以前より確認されていて、 それがいわゆるベタ慣れに育て易いと言われる所以なのでしょう。 しかしながら扱い方によっては調子に乗せてしまうケースも間々あり、 ある程度こちらもなめられないように付き合っていかなければならないため、 ヤングサイズで流通する飼い込み個体には暴君と化したものが含まれるケースもチラホラ。 きちんと飼い主の手の平でうまく転がせるためにはベビーからの育成が望ましく、 もちろんそれなりの扱い方を学ばなければ本末転倒になってしまう訳ですが、 それにしてもふいにバタバタ走り回ることの無い度胸のあるところは流石です。 今回やって来たのははちみつのように濃厚な発色が早くもアイデンティティを形成しつつある、 様々な部分でクオリティの高さを感じて止まない選抜個体。 いわゆるハイイエローやスクリーマーなどと称される、 頭頂部に黒斑が入らないタイプも綺麗だと思いますが、 これだけバランスが良ければベースの黄色が黒に埋め尽くされることも無さそうで、 将来的には絶妙な模様が描かれるのではと期待しています。 体全体の発色もまだまだこれから、 メインのスポット周りは早くもぼんやりとした色抜けが始まり、 ここから大きく化けていく過程が楽しみで仕方ありません。 ひとまず蒸し蒸しとした温かい空間でコオロギを爆食させていますが、 早くも肌が脱皮し順調に代謝していて状態もすこぶる良さそうです。 |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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片手にすんなり収まるほどの小さな体に高いポテンシャルを秘めたこれぞ美個体の原石! 成長に連れて濃厚な発色が期待できそうな頭部や背部の強いコントラストに期待が高まる、 イエローヘッドモニターが入荷しました。 日本ではその華々しいデビューからかれこれ十年ほどが経過するでしょうか、 種として新たに記載されたのは1997年の出来事ですからちょうど二十周年を迎える訳ですが、 本種こそ今日のネシアンモニター人気の火付け役となった張本人であり、 我々ホビイストに同グループの幅広さと奥深さを存分に教えてくれたのです。 ツリーモニターの仲間たちまで加えれば相当なバリエーションを誇るネシアンの面々、 ものの良し悪しよりもその選択肢の広さが高く評価されて来ましたが、 やはり何と言ってもずば抜けて一番人気はこのイエローヘッドで決まりなのだそう。 出来上がった時の見た目の華やかさは言うまでも無く、 ペットモニターとして大き過ぎず小さ過ぎない程良いサイズ感や、 堂々とした性格がおおむねハンドリングにも適しているとされ、 いわゆる抱きトカゲとしての活躍も期待できるところが余計に飼育欲をそそります。 流通量やそれに伴う市場価格も少なくとも数年間はずっと安定しており、 ちょっぴり贅沢なプレミアム感もまた育て甲斐と言う面では一役買ってくれますし、 色々な意味で高い満足度をお楽しみ頂ける優秀なオオトカゲです。 今回やって来たのはヒョウモンやフトアゴで例えればまだまだSサイズのコオロギを食べているような、 流石に生まれたてではありませんがそれよりも少し育った一番可愛らしいベビーサイズ。 単に黄色と黒色に彩られるだけでは無くそれなりにバリエーションがあって、 幼体時にもその差異はある程度見て取れるようですが、 最近のトレンドとしては頭のてっぺんに黒い網目模様がしっかりと残り、 喉元を見るとこってりとしたオレンジがこれまたべったりと染み込んでいて、 背中のスポットの数は多過ぎずベースの黒がしっかりと主張しているぐらいの方が、 成長に連れて模様にメリハリが利いてベーシックな美しさが楽しめることから人気が高いようです。 例によって低温と乾燥があまり得意では無いので、 蒸れるほどのほかほかなケージ内にてコオロギを爆食させていますが、 この調子だとあっという間に体ががっしりしてしまいそうな勢いの良さを感じます。 せっかくなのでお早めにどうぞ。 |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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微細なスポットが密集しコントラストのはっきりした可愛いベビー! とてもモニターとは思えない落ち着き払った様子が将来のベタ慣れを約束しています、 コガネオオトカゲが入荷しました。 本種が日本の爬虫類界に浸透し始めてから早いものでもう数年経ちますが、 改めてまだニューフェイスだった頃の登場シーンからおさらいしてみましょう。 少し前までオオトカゲと言えば、全く慣れる様子はないがその美しさを眺めては惚れ惚れとするタイプ、 ペットリザードと呼ぶに相応しいほどよく慣れるが特別な華やかさは要求しないタイプ、 大別するならおおよそこの2パターンになり、天は二物を与えずという諺の良い例でした。 前者にはインドネシアのツリー系やシュミット、アフリカのナイルなどが挙げられ、 後者にはサバンナやデュメリルなどが有名どころとして認知されているでしょうか。 つまり触ったり抱っこしたりする行為に憧れる場合は地味な種類を選び、 別段コミュニケーションは求めずひたすらに綺麗な姿を愛でる場合はそのように割り切ってしまう、 そんなスタイルが一般的だったのではないかと思います。 もちろんそれぞれに例外はあり、慣れないはずのものが慣れていたり地味なはずが派手だったり、 そんな夢を叶えることができるケースはほんの一握りにしか過ぎませんでした。 いないと言われるとどうしても欲しくなってしまうのが人間の性、 容姿端麗で性格もおしとやかという組み合わせに何人のトカゲ好きが憧れたのでしょう。 そしてそんな儚い希望を現実にするべく日本に上陸したのがこのイエローヘッドモニターです。 外観をざっくりと説明するのなら、 同じネシアンモニターの半分ツリー要素が入ったようなグループと同じように色鮮やかで、 成長に連れて黄色が一層濃く仕上がっていく様は育て上げる欲望を存分に掻き立てます。 それでいてケージ内に手を突っ込んでもバタつくどころか、 ひょいと持ち上げても全くと言って良いほど緊張感がなく、 まるでちょっと細身のフトアゴかアオジタでも扱っているかのよう。 つまりオオトカゲからはなかなか切り離せない噛まれるかもという恐怖心が、 イエローヘッドに対しては殆ど感じることなく接することができます。 また非常に重要な問題となってくる最終サイズについても、全長にして1メートルをやや超えるぐらいですから、 両手で楽々扱えるレベルでケージサイズにも無理がありません。 出始めの頃は一種のブームもありなかなか値の下がらない超人気種でしたが、 最近ではむしろ定番化しつつあり少しずつですが庶民的にさえなってきています。 最終的に体全体を黄色で染め上げて欲しいと考える方は、 初めから全身がイエローでぼんやりしたような個体を選ぶべきだと思いますが、 今回のようなタイプは成長後も地色の黒がはっきりと残りワイルドらしい迫力が味わえそうです。 手の中で眠ってしまうぐらいとにかくハンドリングが容易な個体なので、初めての方にもオススメ! |
コガネオオトカゲ (ベビー) Varanus melinus |
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目指せベタ慣れイエローヘッド! 綺麗で大人しいと巷で評判の人気種がベビーサイズで、コガネオオトカゲが入荷しました。 このオオトカゲが種として認知され記載されたのは1997年、 少し記憶を遡れば当時のことが思い描けるほどに最近の出来事です。 この現代社会にまだまだ隠されたトカゲがいるということはとてもロマンチックですが、 何でも発見されたのは現地で発生した山火事がきっかけだったとか。 大地が燃え盛る中、 決死の思いで大量のオオトカゲが走り出してくる様を想像すると大変にフォトジェニックであると同時に少々滑稽ではありますが、 そこまでの大惨事が起きなければ姿を現すことすら叶わなかった生き物が今日ペットとして流通していることが不思議でたまりません。 今回やってきたのは肌の透明感すら感ぜられるベビーで、 黄色い部分の面積が大きく、 かつ黒が少し淡く色抜けしたようなカラーリングを持つ美個体。 この時期で既にこの色味ですから、 成長に連れてイエローが濃く広く発色してくることで全身が黄金に輝く憧れの姿になってくれるでしょうか。 ハンドリング時には少々バタつきますがこのサイズでのことですから元気で宜しいと思いますし、 常に取り押さえていなければ即逃げ出してしまう他のモニターと比べれば 噂通り随分と落ち着きのある印象を受けます。 当然付き合い方次第で慣れ具合も変わってきますが、 抱きモニターとなる素質を十分に持った個体と言えるでしょう。 ピンセットからコオロギをパクパク食べています、是非可愛がってあげて下さい。 |
コガネオオトカゲ
Varanus melinus |
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美しさと慣れやすさを兼ね備えたモニターとして近頃注目を集めています。 お客様委託のコガネオオトカゲが入荷しました。またの名をイエローヘッドモニター、 頭だけでなく全身が鮮やかな黄色に包まれたその美しい姿は 他のモニターと比べても非常に印象的です。”綺麗な薔薇には棘がある”とよく言われますが、 本種は非常に多くの個体が飼育下での大人しさについて定評があり、 国内に輸入され始めたのもごく最近のニューカマーでありながら早くもその地位を確立しつつあります。 この体色は幼い時期はスポット状の柄が目立ちますが、 フルアダルトにまで達する頃には柄が全体に馴染んで網目のようになり、 ボディのイエローはより深みと照りを増して更なる美しい姿を求め変貌します。 ツリー系の素質を持つためか飼育当初はバタつくこともありますが、 愛情を注いでやることでトカゲと飼育者の距離も縮まっていくことでしょう。今回委託個体というのと、 背中に火傷跡がありますので、 まだ若いため脱皮を重ねていく内に治癒していくと思いますがお値打ちでのご紹介です。 手の上で餌を与えたりして可愛がってやってください。 |
コガネオオトカゲ
Varanus melinus |
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今最も注目を浴びているモニターではないでしょうか。 綺麗・大人しい・サイズもそこそこと三拍子揃った素晴らしいオオトカゲです、 イエローヘッドモニターことコガネオオトカゲが入荷しました。 新種記載が1997年とかなりニューフェイスな種類ですが、初登場時には度肝を抜かれたのを今でも覚えています。 見た目の美しさは文章で表すより写真や実物で見てもらった方が分かりやすいのですが、 コガネの名に相応しい陽光に照り輝く眩い体色はもはや言うまでもない本種最大の特徴です。 しかし何より嬉しいのはそのサイズと性格で、 最大でも1メートル前後とオオトカゲとしては大き過ぎない大きさであり細身なので扱いやすいでしょう。 加えて温厚な性質の個体が多くまめに触ってやればきちんと答えてくれるモニターでもあります。 ツリー系の名はついていませんが巧みに樹上を登る事はいとも簡単にやってのけてしまいますので、 ツメは少し鋭いですが整えてやればハンドリングの際にも楽になるでしょう。 微妙に個体差ありますが今回は黄色の良く発色した美個体です。 大きくなるごとにその色味は深みを増していきますので、お互いの距離を縮めながら綺麗に育て上げて下さい。 |
コガネオオトカゲ (M) Varanus melinus |
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これほど程度の良い出物を探すのは意外と難しい驚異の大人しさを誇る手乗りイエローヘッド! 体色のコントラストも鮮やかなトータルクオリティの高い飼い込みベタ慣れ個体、 コガネオオトカゲが入荷しました。 いつの頃からかネシアンモニターの革命児として華々しく登場した、 未だなお高い支持率を誇る全身が黄金色に輝くことで知られる通称イエローヘッドモニター。 新種として記載されてまだ十数年しか経っていないニューカマーですが、 何がそれほど世間を騒がせたのかと言えば細身の中型種でありながら極めて人に慣れやすく、 むやみに走り回ったりしないどころかハンドリングさえも容易で、 更にはこのように麗しき美貌まで兼ね備えているという豪華なパッケージングにより一躍脚光を浴び、 愛好家であれば一匹は持っていたいとまで言わしめる屈指の人気種へと成長しました。 ボディカラーの個体差を生かしてハイイエローやスクリーマーなどのブランド化も図られ、 いよいよオオトカゲを代表する看板的な存在として親しまれてきたのですが、 流通量が年々増加していく中でふと気になることが出てきました。 それは今になって考えてみると当たり前のことなのかもしれませんが、 全ての個体が必ずしも均一に慣れる訳では無いと言うこと。 総じて大人しい個体ばかりと言う誇大な前評判が先行してしまったためか、 気の荒い個体とも何処かしらで巡り会うことを一切想定しておらず、 いざ飼育してみると想像とは違った動きに危険過ぎて扱い切れないとの声もチラホラ。 同じネシアンでもやはり体格に余裕のあるミズオオトカゲとは異なり、 全身のフォルムがそれに対して明らかに華奢ですから、 ここは落ち着いて人間に対する恐怖心をさほど抱かない個体をきちんと選定したいものです。 今回やって来たのは手の平に乗せていてもじっとしてしまうほど、 モニターデビューの一匹としても相応しいこれぞベタ慣れと言った素晴らしい性格の持ち主。 本来は身軽な動きを展開するはずなのですが、 まるでフトアゴやアオジタのように手中でピタっと止まる姿に違和感が漂い、 腕から肩、そして頭の上までスルスルと移動する罪の無さについつい親近感を覚えてしまうのです。 体色の美しさはご覧の通り平均点以上を優に叩き出し、 頭部全体のイエローヘッド具合も申し分なく、 背面の黒いまだら模様は太く濃くはっきりとしていて非常に見栄えがします。 ベビーサイズで見かけることの多い本種ですが、 低温や乾燥に弱いのかあっけなく落としてしまうことも珍しくは無く、 それ以上に性格が読み切れないためこれぐらいの時期から付き合い始めるのが賢明と言えます。 ここまで触れれば大きくなり過ぎて持て余すこともありません、 いつか肩に乗せる日を夢見てがっちり育て上げて下さい。 |
コガネオオトカゲ (M) Varanus melinus |
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環境に気を遣う幼体の域を脱し未だ暴れることを知らぬベタ慣れ街道まっしぐらの安心サイズ! ハンドリングしている手の平に吸い付くような抜群の大人しさを会得した特選個体、 イエローヘッドモニターが入荷しました。 トカゲ好きなら誰しもが一度は夢に見る、 人に刃向かうことを知らない抱き枕ならぬ抱きトカゲという存在。 本当に枕ぐらいのダイナミックボディが容易に扱えればそれに越したことはないのですが、 言うまでもなく現実的には許容される範囲が決められているため、 その時点で殆どの人が対象となる種類を絞らざるを得なくなるでしょう。 大型のグループはどっしりと構えているお陰か比較的慣れやすい傾向が強く、 しかしながら与えることのできる環境とスペースを考慮するとリアリティに欠けるかもしれません。 反対に小型のグループはあたふたとバタつきがちな感が否めず、 そもそも大きくなければオオトカゲとしての魅力が損なわれると嘆く人も少なくありません。 こうして書いているだけでも大変に我がままな人間の都合を露呈しているようですが、 かと言って適切な管理ができなければ飼育自体が成り立ちませんので、 飼い主のキャパシティに収まる個体の選定こそが最初にして最大の課題になるのではないかと思います。 今回やって来たのはネシアンモニターの中でも特に人慣れし易いと定評のあるイエローヘッド。 ただしその人気の陰で全く手に負えないやんちゃ者がいることも事実なのですが、 この個体は必死に体をくねらせて逃げようとする素振りも無ければ、 ケージの扉を開けた途端こちらの手を食べにくる傍若無人な様子も一切無く、 種の枠を取っ払ったとしてもなかなか巡り会うことのできない逸材だと言えます。 撮影中も一通り手の中で遊び回りはしましたが間もなく動くのを止めてピタリと静止し、 モデルばりのポージングに意識を取られていたご様子。 顔立ちは凛々しくそれでいて瞳に緊張感は無く、 喉を膨らませることもあまりしないため余計なストレスを感じさせてしまうことも少ないでしょう。 最近では恵まれ過ぎた食生活により育てられた結果、 ベビーからおよそ一年で早くも両手に抱えるようなサイズに到達するケースも見受けられますが、 主に昆虫の類を摂取していると思われるこれらの仲間には臓器への負担も懸念されますので、 現状で餌を絞りながらじっくりと育てられている個体を望まれる方には特にお勧めです。 |
コガネオオトカゲ (M) Varanus melinus |
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黒い網目模様が鮮やかなレモンイエローをより一層惹き立てるベタ慣れのセレクト美個体! 物怖じせずハンドリングも楽々可能な皆さんの思い描く夢のオオトカゲ像が此処に、 イエローヘッドモニターが入荷しました。 インドネシアはオビ島に固有分布するオオトカゲ界屈指の美麗種で、 ここ数年は人気を独り占めするほどの高い知名度を誇り、 多くの方が憧れるスーパースターのひとりだと思います。 ふとオビ島とはどれぐらいの大きさなのかと調べてみたところ、 淡路島よりも大きく四国よりは小さい、 少々強引ですが沖縄本島二つ分ぐらいの規模であることが分かりました。 決して広い、大きいとは言い難いその僅かな分布域にひっそりと暮らしていたこのトカゲを愛するのは、 もちろん我々日本人のみならず世界中に沢山いるのでしょうから、 その大規模な需要が自然界からの供給を追い越しやしないかと心配になってしまいますが、 それにしても異国の美しいトカゲがこれほど身近に存在することに改めて感動を覚えます。 オオトカゲがペットとして評価される指標に人に慣れるかどうか、 つまり触れるか否かと言うのは非常に大切なポイントであるらしく、 もちろん触り手の扱いひとつでトカゲ自身が大人しくしてくれるかは変わってしまうのですが、 それでも本種はその堂々とした性格が幸いし、 いわゆる慣れ易いモニターの代名詞として広く評判を集めているのです。 今回やって来たのはベースがすっきりと明るい黄色に彩られた、 見た目も中身もとにかく素晴らしい中型サイズの飼い込み個体。 その色合いについてはもはや語ることも無いでしょう、 誰が見ても思わず綺麗だと溜め息が漏れる秀逸なデザインは目立たないはずが無く、 オオトカゲ全体のイメージアップに一役買っていると言っても過言ではありません。 随分と肝が据わっているようで比較的手の中で大人しくしていることが多いのですが、 少し開放してやれば手や腕の間をスルスルと抜けるように動き回り、 如何にも操っているような感覚を味わわせてくれるサービス精神旺盛な一匹です。 イエローヘッドであればもれなく触れるようになる訳ではありませんので、 こうした見た目も中身もハイスペックな個体は特にお見逃し無く。 |
コガネオオトカゲ (M) Varanus melinus |
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本種らしい落ち着きのある性格と明らかに平均点を上回る美しさとが共存したセレクトハイイエロー! 今日までに様々なネシアンモニターが紹介されてきた中でも一周回ってやっぱり綺麗なこれぞ不朽の銘種、 イエローヘッドモニターが入荷しました。 オオトカゲの仲間はその名の通り構成種の殆どがまさしく大型種揃いであり、 単に見た目のサイズにボリュームが感じられるのは言うまでもありませんが、 物質的な大きさだけではなく見る者が受ける精神的な大きさにも迫力があって、 並のトカゲからは簡単には味わえなかった崇高な雰囲気が滲み出るなど、 そのキャラクター性に只ならぬ気配を纏っているような気がしてなりません。 何しろ日本国内には似たようなグループが存在していないのですから比べようがなく、 また外国産のトカゲとあって文字通りの異国情緒がより良く見せている可能性も否定できませんが、 仮に自国の爬虫類だったとしても何か特別な扱いを受けていたに違いないでしょう。 どう考えてもペットとしてビギナー向けだと紹介されるような代物ではなく、 むしろそこに設けられたハードルの高さが彼らの価値を一層高めてくれるような、 良い意味で少し遠く、そして高い位置にどっしりと構えているようなイメージが、 私たちの心に宿るエゴイズムを強烈に刺激し隅々にまで潤いを与えてくれているのです。 今回やって来たのはネシアンモニターというあるひとつの括りに留まらず、 もはやモニターの世界では定番と化したお馴染みのイエローヘッドより、 しかしながら久々の美個体と出会うことでその魅力を再認識させられるそんな素敵な一匹。 英名よりも和名のコガネの方がその特徴をストレートに表現できているでしょうか、 鮮やかな黄色味は頭部のみに留まらず体中を覆い尽くす勢いで、 もちろんその程度には個体差に伴う見た目の良し悪しがある訳ですが、 この個体は背部を中心にビシビシと走る網目模様の隙間にもくすみや黒ずみが出ておらず、 鼻先から尾先までトーンの変わらない良好な発色がクオリティの高さを証明しています。 本種が他のネシアンよりも更に秀でている点としてしばしばその大人しさが挙げられ、 警戒心が薄く環境の変化や目の前に差し出された人の手に対し過剰に怯えないために、 時々オオトカゲであることを忘れさせてくれるほどのまったり感は、 抱きモニターとしての素質を存分に感じさせてくれるでしょう。 実はかの有名なサバンナモニターの方がよっぽど大型種であり、 こちらは現実的なサイズ感に収まってくれる逸材としても注目されている、 前評判に違わず初めてのオオトカゲとして強くプッシュされるべき優秀な種類です。 |
コガネオオトカゲ (XL) Varanus melinus |
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大変にポピュラーでよく見慣れた定番の人気種ですがここまでダイナミックなサイズはレア! 何とかいつも通り片手一本でさばきましたがそれにしても重量感たっぷりのエクストララージ、 イエローヘッドモニターが入荷しました。 大人しく美しくあまり大きくなり過ぎないの三拍子が見事に揃った、 今やオオトカゲ界の顔と言っても過言では無い高支持率を誇る稀代の銘種。 イエローヘッドとは少々謙遜した言い回しなのでしょうか、 和名のコガネの方がしっくり来るほど全身が黄金に輝くとても綺麗なモニターで、 確かにコンスタントな流通が長年続いているため新鮮さには欠けるかもしれませんが、 冷静に考えるとグループ全体でもこれほどの美貌を誇る種類はなかなか見当たりません。 先に大人しいと述べましたがこれにはちょっとしたからくりがあり、 正確には図々しい、ないしは太々しいとでも言い換えることができるでしょうか、 つまり人間に対してまるで恐れることを知らないのか、 妙に堂々とした佇まいには慌てふためく様子も殆ど感じられず、 それが私たちの目には大人しく映るのかもしれません。 世界有数の島国インドネシアではのんびりした日々を送っていたのか、 警戒心の薄さがペットとしてはとても好印象で、 今後も業界のマストアイテムとして活躍し続けるのだと思います。 今回やって来たのは過去に取り扱った同種の放出品の中でもとびっきり巨大な、 図鑑や文献で見る最大全長には及ばないものの逆にこれが飼育下で普通に育てられたのかと驚かされる、 ほぼメータークラスの長期飼い込み個体。 多くの方はこの一歩、二歩手前であえなく断念してしまうのでしょうか、 動物園などの展示などであればいざ知らず、 一個人の飼育動物としてはまず巡り合えないとても貴重な出物です。 色合いはスクリーマーだなんだと言った高級そうなものではありませんが、 却ってこのスタンダードな雰囲気を求める方も多く、 個人的には背面の明色部がくすまず発色していることに前飼育者の愛情を感じます。 前述の大胆な性格が災いし中には何の恐怖心も無く餌と間違え飛び掛かって来るヤツもいますが、 この個体はすっかり落ち着き払った様子でものの分別が付く良質な性格の持ち主です。 体の所々に軽い火傷跡が散見されるためサイズに見合わぬ特価にて、 素晴らしい抱きモニターになりますので末永く可愛がってあげて下さい。 |
ナイルオオトカゲ (S) Varanus niloticus |
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狂犬ナイルの異名は何処へやら、付き合い方次第でベタ慣れも夢では無い飼い込みヤング! 正しい距離感と向き合い方を知れば誰もが羨む大人しさへと仕上げることも可能と思しき、 ナイルモニターが入荷しました。 天は二物を与えずとはよく言ったもので、 オオトカゲの場合は美しさと大人しさを兼ね備えることが難しい、 綺麗な薔薇には棘があるとも言い換えることができるように、 多くのモニター好きが憧れる理想像に近付けることは決して容易いことではありません。 特に本種はその煌びやかな外観が人目を惹くことは間違い無いのですが、 たとえガラス越しでも少し近付いただけでお約束のオーバーリアクションが発動、 そのまま誤って手を突っ込んだが最後、慌てふためきのたうち回るか、 それとも尻尾アタックや咬み付き攻撃を連発するなど必死の抵抗を見せ、 挙句の果てには飼い主が返り討ちに遭うことなど日常茶飯事。 つまり全く以ってペット向きでは無く、 ある種の物好き向けとされるのが今日の云わば常識となっているのですが、 中にはもちろん例外もいて、 他のよく慣れるとされる種類同様に何故かハンドリングが可能な個体も存在するようです。 今回やって来たのはあえて付加価値を与えるのであれば半慣れと言う表現が好ましいでしょうか、 一切知識や経験が無ければ余裕で扱うことは流石に困難であるものの、 ナイルと触れ合うための作法を身に着けていれば比較的サクサク触れてしまう、 本種にしては上出来の合格点と言える将来有望個体。 決して結果を求め過ぎて焦ってしまってはいけませんし、 環境が変われば全く同じ状態は即座に再現できないかもしれませんが、 我々からある程度いくらかのテクニックを授けられれば恐らくこの問題はクリアでき、 遅かれ早かれ抱きナイルへと仕立てて頂くことのできる確信があります。 何が嬉しいのかと言えば猛烈な勢いで噴気音を鳴らし深呼吸を繰り返すものの、 露骨に口を開けて反撃するような素振りは無く、この個体は撮影のため既に処置済みですが、 初めの内は爪をばっさりカットしておくとうまく距離が縮められると思います。 成長に連れて黄色味が増すその美しさは折り紙付き、 餌やりのルールなどももう一度おさらいしながら伝授していきますので、 頑張って才色兼備な自慢の一匹を育て上げましょう。 |
ナイルオオトカゲ (S) Varanus niloticus |
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口を開かないことが小さいようで大きな一歩となるベタ慣れ候補生を育てて目指せ抱きナイル! 青味がかった体色と大きめのスポットが色鮮やかに仕上がりそうな見た目も中身も抜群の一匹、 ナイルモニターが入荷しました。 アフリカのサルバトールモニターとでも申しましょうか、 いつの時代もただ気が荒く初心者は取り扱いに注意と、 そんなことばかりが取り沙汰され肝心の本質に迫られることも少ないようですが、 オオトカゲ全種をずらりと並べてみた時には如何に面白い特徴が詰め込まれているか、 たとえ一般種だとしてもこのナイルには改めてそう感じさせてくれる何かがあります。 水辺を好むのであろうことは仮に飼育経験が無かったとしても、 縦長のオール状に発達した尻尾を見れば泳ぎに適していることが手に取るように分かり、 ワニの如く尾を左右に振りながら水の中を突き進む光景がありありと思い浮かぶでしょう。 先に触れたミズオオトカゲには一歩及びませんがそれでも同大陸では最大級の体躯を誇るそうで、 やはり誰しもが育てられる代物ではありませんが成熟した個体は一見の価値ありだと思います。 かつて成長過程で食性が変わるだとか、 それに伴い餌を変えなければ短命に終わってしまうなどと噂されたこともありましたが、 そもそもモニターの仲間を肥満体にさせること自体が誤った行為であり、 与える餌の種類以前に根本的な健康状態に気を配れば、 特殊なスキルを必要とせず上手に飼育できることも分かって来ました。 今回やって来たのはご覧のように撮影時にはこうして気前良くハンドリングに応じてくれる、 時折やや驚いた様子は見せるもののこの落ち着き払った表情が嬉しい奇跡の飼い込み個体。 ナイルに一番求められる外観の煌びやかさ、 特にこの個体は体全体に黄色と青色が入り混じった涼しげな雰囲気が持ち味で、 最低限期待を裏切らないだけのポテンシャルは秘めていると思います。 予め申し上げておくと定期的な爪のカットは必ず行って頂きたい最重要事項なのですが、 これを怠らずに続けるだけで人とトカゲとの距離はグッと縮まりあとはこちらのペースに巻き込むだけ、 極度のビビリと言う性質を十分に理解した上で優しく包み込むように抱擁する、 手の平で上手に転がす方法もご指南しますので是非この機会にチャレンジしてみませんか。 |
ナイルオオトカゲ (XL) Varanus niloticus |
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ワニへの進化途中とでも言わんばかりのダイナミックさとその奇跡的な大人しさに感激の一言! 本種の出物自体が珍しい中でここまでしっかりとハンドリングさせてくれる個体は本当に珍しい、 ナイルオオトカゲが入荷しました。 綺麗な薔薇には棘がある、 そんな文言をどれほど耳にしたか分からないこの爬虫類の世界において、 まさしくこのナイルもその例に漏れず評判通りの荒々しさは既にご承知のことと存じます。 本当は極度の怖がりなだけで決して粗暴とかそういった感覚とは無縁なのですが、 少なくとも人間側がオオトカゲに対して恐怖を抱いている内は心を通わすなど夢のまた夢、 そもそも彼らの方がか弱い生き物なのですからこちらが慄いてしまっては元も子もありません。 噴気音のボリュームとテールアタックまでのスピードを競えばモニター随一の実力を誇る本種も、 結局のところ成長してしまえばある程度自信が付くのか落ち着いて来ると言う説もあり、 或いは成長過程で人慣れしていなければ完全なる暴君と化してしまうと言う説もあり、 どちらが正しいのか未だその謎は解けませんが少なくとも嫌な記憶の蓄積から良い成果は得られ無さそうで、 まさにトカゲを柔らかく包み込むような接し方を身に着けることこそ、 オオトカゲ使いになる上での最重要課題と言えるのかもしれません。 今回やって来たのはその飼い込み期間も実に五年余り、 何処から見ても健康体だと分かる絶妙な肉付きに飼い主の愛情が滲み出ている、 そして多少嫌がりはするものの片腕の中に大人しくいだかれた姿こそ夢にまで見たベタ慣れナイル。 ついついその性格にばかり注目してしまいがちなのですが、 実際にはまず初めにその格好良過ぎる容姿にスポットを当てるべきであり、 アフリカ大陸最大のモニターを名乗るに相応しいドラゴンの感が如実に描き出されています。 本当は顔の厚みや凄みを撮り収めたかったのですが何だか人懐っこい表情に写ってしまい、 これはこれでこの個体の性格をよく表しているカットだと思います。 体中の色柄の美しさもまた多くのファンが憧れた魅力のひとつで、 青味がかったボディに星屑のようなイエロースポットが散りばめられた、 ゴージャス極まりない美貌は他種には容易に真似できない最高のアイデンティティ。 左前肢の親指にのみ欠損がありますが、 そんな些細なことを気にしている場合では無い類稀な掘り出し物です。 |
トーチモニター
Varanus obor |
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夜闇にぼんやりと灯る鼻先の明かりが美しい飼い込みベタ慣れミドルサイズ! 2009年に棲息が確認され、翌年に新種記載されたばかりというマングローブグループのニューフェイス、 トーチモニターが入荷しました。 開催まで残り一ヶ月と間近に迫るロンドンオリンピック、 盛大に催される開会式のクライマックスを飾るのは聖火台への灯火です。 オリンピック発祥の地、ギリシャのオリンピアで採火された聖火はランナーによって次々とリレーされ、 開催国の主競技場に送り届けられ閉会を迎える瞬間まで灯され続けます。 その神聖な火を運ぶために用いられる道具がたいまつ、英語に直すとtorchとなりますが、 これがこのオオトカゲに与えられた新称の由来です。 トーチと聞くとキャンプファイアでパフォーマンスとして行われる、 いわゆるファイアトーチを思い浮かべる方も多いと思いますが、 つまりは長い棒の先が燃えているような状態を表したかったのでしょう。 シルエット的にそれとかなり似ている蝋燭、キャンドルという選択肢もあったのかもしれませんが、 そんな今にも消え入りそうなか弱い炎ではなく、次々と人の手に渡ったり、 物凄い勢いで振り回され続けたりしても堂々と燃え盛る、 雄大な火の象徴がトカゲの顔面に意匠として描かれているようです。 本種の棲息地はインドネシアのサナナ島、 余程の通でなければ地名を聞いてもあまりピンと来ませんが位置的にはインドネシアの中央部で、 かなり近い類縁関係にあるとされるイエローヘッドことコガネオオトカゲが棲息するオビ島は、 海を挟んで東隣に浮かんでいます。 優しい顔付きがつくり出すどこか女性的な表情は水の垂れるような麗しさで、 見た目と同様に性格も非常に大人しくイエローヘッドと同等もしくはそれ以上に人慣れすることも報告されており、 実際にこの個体をハンドリングしていても噛み付こうなんていう気は更々無いらしく、 多少バタバタとするのもまるで手の中でお遊戯をしているかのような余裕さえ見受けられます。 僅かに幼体斑の残る背部はまもなく漆黒に染め直され、 いずれは吻端の篝火も威力を増して一層の輝きを放つことでしょう。 背中に一箇所、脱皮のミスによる小さな傷があるため今回は限定の売り切り特価ですが、 よく食べよく慣れた満足度の高い一匹。 まだまだ珍しい新顔のモニターをフルサイズまでしっかり育て上げて下さい。 |
グレイオオトカゲ
Varanus olivaceus |
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特選個体です!記載後100年近くも姿が見られなかった為、一時は絶滅も危惧された幻のモニター、グレイモニターの入荷です。 今回はなんと、輸入された中で一番のハイカラーな個体をセレクトしてもらいました。 頭部のイエローは濃く面積も広く、 背中のバンドは乱れる事なく均一に走っている将来有望個体です。 また有望なのは色味だけでなくその慣れ具合も凄まじいもので、 前開きケージの扉を開けると嬉しそうに腕に飛び乗り、 撮影時には落ち着き過ぎて手の平で眠ってしまう姿も。 このサイズから飼い込めばよく慣れてくれる事うけあいです。オオトカゲの仲間では珍しく果実をメインに食べる事で知られていますが、 幼体時は特に動物質のものを太らせ過ぎない程度に半々ぐらいで与えるのが良さそうです。 どう考えてもとてつもなく希少なモニターですから、我こそはという方は運命的な出会いを果たして下さい。 |
グレイオオトカゲ (L) Varanus olivaceus |
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スマートな体格がより分かりやすいラージサイズ! 大きく育った個体を見かけるのは稀、飼い込みのグレイモニターが入荷しました。 種としての認知は古く記載は1845年だそうですが、 棲息域が狭いことから以後100年以上も姿が見られず一時は絶滅したと思われていた、 世界的に見ても大変珍しいオオトカゲ。 名前のグレイはグレー(灰色)ではなく研究者Gray氏の名前が由来で、 実際の体色は慎ましやかなオリーブ色を基調に頭部の辺りには幼体時の名残である黄色がほんのり発色し、 決して派手ではありませんが心にそっと染み入るような落ち着きのある雰囲気を醸しています。 見かけだけではネシアン系のツリーモニターたちと大きな違いはありませんが、 本種はオオトカゲとしては超異端児の果実をメインに食することが知られています。 棲息地の環境へ適応するためだったのでしょうか、 にわかに信じがたいこの事実を確かめるべくピンセットからバナナなどを与えてみると、 それは解凍したマウスにアタックする一般的なモニターと全く同じハイテンションでした。 果実類や植物系人工飼料をメインに与える点が他種とは全く異なりますが、 決して一切マウスを使っていけないわけではありませんしライト類などの設備も殆ど同じで問題ないでしょう。 脱皮した部分は綺麗な色が出ています。 繁殖なども視野に入れてMAXサイズまで大きく育てて下さい。 |
ヒャクメオオトカゲ (ベビー) Varanus p. horni |
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ベビーでもあどけなさを押し殺した凛々しい横顔に思わずキュンとする待望のグールドベビー! 毎回久しぶりな感が否めない今後の入手はますます難しくなるであろうオージー風味の最終兵器、 ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲとは数あるトカゲの中に含まれるとある一グループを指す言葉で、 最近ではかなり露出が多くなってきたせいか普通に見かけられる身近な存在のように感じられますが、 その昔まだトカゲという生物自体が今日ほど世間一般に浸透していなかった時代には、 やはりと言うか一段、二段上の格の高いキャラクターとしてどっしりと構えていたように記憶しています。 今でこそサバモニことサバンナモニターを中心にその知名度だけは高まりを見せ、 嫌な言い方をすればスペースと資金さえ整えば誰にでも育てられるようなイメージがあるかもしれませんが、 却ってオオトカゲに対する畏怖の念は薄れてしまったような気がして、 それもある意味彼らが持つ付加価値のひとつであった可能性が高く、 下手をすればイメージダウンの危険さえ孕んでいると思います。 トカゲという単語の前にわざわざ大きいという形容詞が付けられている訳ですから、 やはりそこには特別な何かを感じ取って然るべきであって、 偉大なる野性を畏れ多くも我々人間の手によって操るという半ば罪深い行為に対し、 罪悪感と満足感を同時に堪能するという戯れによって、 何処かでそれを正当化しようとする意識が働いているのかもしれません。 神格化と表現してしまうと途端に大袈裟な雰囲気になりますが、 とにかく私たちはオオトカゲの仲間たちを他のトカゲとは明確に区別し、 品格の高いものとして認知したがりまたそうすべきだと改めて考えさせられるのです。 今回やって来たのは和名ではヒャクメと呼ばれる俗に言うグールドモニターのベビーで、 オーストラリアの香りがむんむんに漂っていることからかねてより固定の人気がありながら、 この数年で極端に流通量を減らしてしまい現在に至ります。 顔面のつくりからしてマッシブな容姿は格好良いことこの上なく、 他の地域のモニターでは味わうことのできないグールドだけの魅力が確かに此処にはあります。 お陰様でハンドリングも楽々のいわゆるベタ慣れ状態で育てていますので、 ずっと憧れだった方は是非この機会にご検討下さい。 |
ヒャクメオオトカゲ (ベビー) Varanus p. horni |
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びっくりしたように見開いたつぶらな瞳が恐竜の赤ちゃんっぽさを際立たせる待望のベビー! いずれ二本足で立ち上がる光景を思い浮かべながら大事に大事に育て上げたい、 ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲを英訳したモニターと言う単語はこの業界内においてよく知られた呼称ですが、 そのバリエーションのひとつであるゴアナについてはあまり聞き慣れない方も多いと思います。 つまりそれは方言や訛りと言った類の地域性を伴ったものであり、 オーストラリアではオオトカゲのことをゴアナと呼ぶ、 端的に言えばただそれだけのことなのですが、 そのたった三文字が素敵な旋律を奏でているような気がするのは一体何故でしょうか。 オーストラリアと言うお国柄、 そこに暮らす爬虫類たちが少なくともペットとして容易に入手できないのは周知の事実であり、 私たちはオージーハープなる括りをやや贔屓目に見てしまっている感も否めませんが、 そんな人間社会の生々しい実情を差っ引いたとしても、 世の中のオオトカゲ愛好家にとってゴアナの仲間たちが魅力的に映ることに変わりは無く、 実はこのグールドこそ最も身近なゴアナとして古くから愛されて来た貴重なキャラクターなのです。 今回やって来たのはこの頃妙に流行の兆しが感じられ入手が難しくなり始めている、 待ちに待ったグールドモニターのあまりにも可愛過ぎるベビーサイズ。 かつては粗暴な性質がフィーチャーされるばかりのややこしいモニターと言う位置付けでしたが、 最近ではその猛禽類を思わせる鋭い目付きや筋骨隆々の恵まれた体躯などが高く評価され、 おまけに近頃出回る個体は大人しい性格のものが多いとのことで余計人気に拍車が掛かっています。 今のところ撒き散らしたコオロギを我先にと必死に追い掛け回したり、 当然ピンセットからもふんだくるようによく食べており順調そのもの。 お互いが緊張感を殆ど漂わせておらず現状で同居にも成功していますし、 何より挨拶程度の噴気音を上げるぐらいで妙に人慣れしている点は見逃せません。 他のネシアンのようにさほど湿度を求めないことから過度に冷やさなければ上手に育てられるはずなので、 立派なグールド飼いを目指して頑張りましょう。 |
ヒャクメオオトカゲ (ベビー) Varanus p. horni |
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この数年で一躍人気者となったグールドモニターの可愛らしいベビー! 輸入されたばかりの頃はややスリムであったため、店内でもりもり食べさせていたところ、 知らぬ間にレオパ用のフードなどにも餌付いてしまい、今では食についての不安は一切ありません。 外観は全力で脱皮前なのですが、それも活発に代謝している何よりの証拠。 見ての通り、ハンドリングも楽々なお勧めの絶品です。 |
ヒャクメオオトカゲ (M) Varanus p. horni |
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ゴアナとしての存在感がようやく滲み出てきた立派な飼い込みヤングアダルト! 細部に至るまで徹底して筋肉質な体型は完成まであと一歩です、ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 通称グールドモニター、学名が変更された現在ではパノプテスと呼んであげるべきなのかもしれませんが、 すっかり浸透してしまったこの呼び名をみすみす捨ててしまう訳にもいきません。 グールドという学名は近縁種のサンドモニターに引き渡され、一時の混乱状態もある程度落ち着いたようです。 私たちがペットとして出会うものの殆どが”ニューギニアのグールド”で、 同じくニューギニアやインドネシアなどに棲息するオオトカゲには人気種や定番種としてよく知られている種類も多いのですが、 本種がいわゆるネシアンモニターらとは全く異なるオーラを発しているのは何故でしょうか。 オーストラリアでは大きなトカゲ、すなわちオオトカゲのことをGoannaと総称し、 これはイグアナが訛って変化した土地独特の呼び名であり、 ホビーの世界でもオージーモニターのことをゴアナと呼ぶ風習が一部で存在します。 つまりペレンティ、レース、スペンサーなどマニアが憧れる稀少種をあえて区別することが、 敬意を払うという行為に連動しているのでしょう。 現地でゴアナと言えば棲息数の多いサンドであるらしく如何に馴染み深いものかということが伺えますが、 それと深い関係にあるニューギニアのグールドにもまた、 ゴアナの血が脈々と継承されていると言えます。 見慣れたネシアンとは一味違うグールド、一番の魅力は何と言っても筋骨隆々なその逞しい体躯です。 躍動感の塊とでも表現したくなるそのシルエットは生半可なモニターでは到底太刀打ちできるレベルではなく、 二本足で立ち上がるという有名なエピソードもそれだからこそ成せる業でしょう。 いかにも地上性らしい極太の指とその先に生えた爪、 非常識なパワーを生み出す太腿と尾の筋肉などは完全にイメージ通りですが、 端整でもどこか憂いを帯びた表情が心地良いギャップを生み出しています。 この個体はハンドリングしても噛み付いてくるようなことはありませんが、 手の中でバタつく様を見ると人に対して服従することのない最後のプライドが垣間見え、 この性格も含めた全てがグールドの良さだと思います。 放出のきっかけはその力強さに辟易しいよいよ扱いが大変になってきたとのことでしたが、 言い換えればようやくグールドらしさが育ってきたということでしょうか。 ここからが本番です、是非ともゴアナの醍醐味を正面からぶつかって体感して下さい。後肢に爪飛びあり。 |
ヒャクメオオトカゲ (M) Varanus p. horni |
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ゴアナがゴアナたる所以を体中の筋肉によって表現し始めた飼育がより一層盛り上がるミドルサイズ! 程良い緊張状態によって際立つマッシブさを感じる時が触れていて分かる最上の幸せ、 ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲの愛好家はトカゲファン全体の中でも決して高い割合を占めていないのかもしれませんが、 絶対に他のトカゲでは代わりの利かない魅力がいっぱい詰まっていることは周知の事実で、 そんな人々がもしかしたら最も素敵な種類かもしれないと密かに感じている、 それがこのグールドモニターなのではないかと私は勝手にそう考えています。 そんな半ば強引な答えが導き出される最大の要因は冒頭でも触れた体付きにあり、 首や腕、胴回りから尻尾までと体中のありとあらゆる部位が超絶なる筋肉質で出来上がっていて、 顔の表情もまるで獲物を睨み付ける猛禽類のような鋭さが宿り、 冷淡な眼差しと戦闘力の高そうな全体像が最高にクールなオオトカゲ像を描き出しています。 これを見てただただ格好良いと言わざるを得ない容姿はまさに一目惚れクラス、 何の予備知識が無くともつい手を伸ばしてしまうぐらいがちょうど良いと思えるほど、 恐竜や怪獣と言った幻想的な世界観に満ち溢れた超ペット級のトカゲなのです。 今回やって来たのはベビーの頃に受ける少々華奢なイメージがすっかり吹き飛ばされた、 片手でグッと握るのがしっくり来るぐらいの数年飼い込まれたヤングサイズ。 子どもと大人の狭間にいるような思春期真っ盛りの若年期、 例によって大きな深呼吸を繰り返しながらたまに尻尾の先が飛んで来ることはあっても、 有難いことに口を開けて襲い掛かるような粗暴な仕草は見せず、 一度触ったことがある方ならお分かりかと存じますがこちらの握力に負けないほど硬い体の持ち主なので、 下手に柔軟なネシアンモニターよりもずっとハンドリングし易いと言うのが正直なところ。 間近でよく見るとちょっと眠たそうな穏やかな顔立ちが妙に可愛らしく、 適切に扱えば素晴らしい抱きトカゲに仕立てることができると思います。 尻尾の先が少々欠けていますが適切な肉付きの育った出物は貴重なので、 幼体特有のビビリを解消するのと基本的な体作りの工程をすっ飛ばしたい方には特にお勧め。 乾燥系と思われがちですが最低でもしっかり潜れる水入れを提供してやると綺麗に育ちます。 |
ヒャクメオオトカゲ
Varanus p. horni |
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一度で良いから見てみたい、巨大なモニターが直立し辺りを見渡しているところ! 他の種類では絶対に真似することのできないグールドだけが持つゴアナの真髄を見よ、 ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 分類上は有鱗目トカゲ亜目ですが単なるトカゲの範疇に留まらない、 ことホビーの世界においては特別な存在感を放つオオトカゲの仲間たち。 ワニという生き物がワニ目という独立したグループであるのならば、 こちらも負けじと同等の扱われ方をされたとしてもおかしくはない、 オオトカゲが大好きな方からすればそんな風に考えてしまうのも自然なことではないかとさえ感じます。 もう見た目からして反則技のオンパレードでしょう、 オオトカゲのようなトカゲがいたとしてもそれはオオトカゲの代わりには成り得ませんし、 オオトカゲを飼育したいと思えば何としてでもそれを実現しなければ気が済まないからです。 ここ日本では先程から申し上げているようにオオトカゲやモニターの呼称で括られるこの一団は、 蓋を開けてみると実際には数多くの系統に分類されることが分かり、 それぞれが異なる味を持っているため優劣を付けるのは望ましくありませんが、 やはり各人の好みによって評価が分かれるが故に良し悪しを一概に決めることは難しいのです。 今回やって来たのは暗黙の了解で玄人受けの良いとされる通称グールドモニター、 この場ではあえてサンドとかパノプテスと言ったキーワードが登場する話は避けておきますが、 こやつの魅力を堪能するには見るのではなく感じるのだと、 その一言で説明を終えることができるほどのポテンシャルを秘めているとつくづく思います。 武骨さの中にも美しさが光るがっしりとした顔立ち、 くびれることを知らないのか何の躊躇いも無く同じ太さで頭部と胴体を繋ぐ首、 妙に筋肉質で頑丈な四肢とその先に生えた長い指、 時に振り回し時に自らの体重を支える逞しい尾など、 特徴を言葉にするのは容易ですがその造形美は現物を目の当たりにし感じるべきでしょう。 サバンナからネシアンまで少しでもモニターを齧っている人であれば、 ハンドリングの際に手の中でその肉体を包み込んだ瞬間、 体の中に走る一筋の太い芯の在処を確かめることができれば一撃ノックアウトは間違いなし。 この個体は大切に飼育されていたことが一目で分かる質の良さが随所に表れ、 指飛びや尾欠けなどの欠損もほぼ全く見当たりませんから、 メーターオーバーを目指す素材としてはうってつけです。 最近は徐々に流通量も減少傾向で寂しくなって参りました、 ここまでしっかりと育った出物は本当に喜ばしい限りです。 |
ヒャクメオオトカゲ (M) Varanus p. horni |
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荒い噴気音を身にまとうあのオオトカゲが登場! 強さと美しさを兼ね備えたモニターの中のモニター、ヒャクメオオトカゲが入荷しました。 昔からグールドモニターの名で流通するオオトカゲの仲間で、 和名の由来は背部から喉元まで全身に所狭しと散りばめられた眼状のスポットから。 本種に含まれる亜種や近縁のサンドモニターなどを巻き込んでの分類論争が絶えず学名も安定しませんが、 現状ではV. gouldiがサンドモニターに、V. panoptesが本種にそれぞれ当てられているようです。 昔から変わらずグールドとして我々が目にしているのは V. p. horniこと亜種ニューギニアヒャクメオオトカゲで今回はそちらを採用しましたが、 もはや和名を超えたグールドモニターの呼び名は今後もニックネームとして使われ続けるかもしれません。 柄・配色ともに大変美しく、またペレンティ、 コモドドラゴンなどそうそうたるメンバーが立ち並ぶオニオオトカゲ亜属に含まれるだけあってがっしりと、 いかにもオオトカゲらしい立派な体格を持つことから人気の高い種類です。 2本足で立った2匹が相撲を取るという有名なエピソードもあるように、 飼育下でも実際にケージ内で立ち上がる姿が観察でき、 取っ組み合いに備えてか成長に連れて前肢の筋肉が発達するなど、 野生動物としての魅力を遺憾なく発揮。 慣れる慣れないの問題ではなく、 いつまでもペットにはならないぞというすっきりとした勇敢な態度からは高貴なムードさえ感じられることでしょう。 今回はいかにもグールドらしい、餌食い抜群で水入れをすぐに汚してくれる健康な個体がやってきました。 マウスの他にもウズラやコオロギなど色々なものを与えて下さい。 この調子なら大きく育ち真の姿を拝む日もそう遠くはないでしょう、頑張って下さい。 |
ミドリホソオオトカゲ (EUCB・S) Varanus prasinus |
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本当の正体を忘れさせるほどに落ち着き払った様子で毎日の暮らしを送る最高の手乗りエメツリ! 周囲の緑に身を隠すことなどそっちのけで発色したベースカラーとそこに立体感を強調する青や黄色が鮮やかな極美CB、 エメラルドツリーモニターが入荷しました。 日本からまっすぐ南下した熱帯域には東南アジアが誇る島嶼地域が広がり、 そこにはスマトラ、ジャワ、ボルネオ、スラウェシ、そしてニューギニアなど地球儀でも容易に確認できる大きな島と、 その周りをひとつひとつ数えていては一体いくつになるのか想像も付かないほどの小さな島々が囲んでいます。 そうして島の数が大変多いのと同じように民族、言語、宗教なども多様性に富み、 そこには文明社会から隔絶された未開の地も残されていると言われるほどですから、 この地球上で人間さえも隠れ住むことのできる土地に我々の好きな爬虫類たちが繁栄していない訳がありません。 通称ツリーモニター、和名では新しくホソオオトカゲと呼ばれるようになったオオトカゲ属の一派は、 これらの島に点在するように広くこの地域に棲息していますが、 ペットとして流通しよく知られるのはその中でもほんの僅かに過ぎず、 多くは今現在の時点で輸出入が実現していないか、 もしくは未記載種の可能性が示唆されつつも既存の種に内包されている、 更には原住民ですら立ち入ることのない奥地に潜む未発見種への期待など、 考え出せばきりがありませんがそこに謎が生まれることがロマンへの入り口であると言えるのかもしれません。 樹上性でありかつ他の仲間に比べ圧倒的に華奢で小型であるが故に、 自然へと同化する隠蔽力に優れていることから捕獲採集は余計に困難を極めますが、 そんな野生個体でも珍しい生き物が今回は願ってもない繁殖個体としてやって来ました。 白壁を背に手の上で悠々と撮影をこなしていますが、 現地では外敵を恐れ木々の隙間を縫うようにしてひっそりと生活していたはずのものが、 どうしてここまで平然とした態度でいられるのでしょうか。 飼育下ではやはり人の目を嫌い環境に慣れるまではお互いに気を使い合うのがセオリーでしたが、 四肢はともかくとしてもその長い尻尾まで使って文字通り全身で抱きついて来られては、 こちらもつい気を緩めてしまいそうになります。 しかし実際に移動した初日からピンセットよりコオロギを捕食し、 人の生活圏を自らの生活圏と重ね合わせることができた暁にはハンドリングという行為に対しても一切動じなくなるのです。 体色にバリエーションの知られる本種ですが、 この個体はあくまでもグリーンを基調としその幅としてイエローやブルーを呈す、 エメツリとしては大変バランスの良いカラーリングで見栄えもするでしょう。 ワイルドに特有のがさつきはつい仕方がないと諦めてしまいがちですが、 さすがにCBなので色合いだけではなく体表に艶を出すことにも抜かりなし。 バスキング中でも目が合うと嬉しそうに寄って来る姿を見れば、 ツリーモニターに対して今まで味わってきた罪悪感にも似た心情を抱くこともありません。 この調子で夢にまで見たベタ慣れ個体との優雅なモニターライフを実現しましょう。 |
ミドリホソオオトカゲ (♂) Varanus prasinus |
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当たり前のワイルドでは無く幼体から丹精込めて育て上げられた意味のあるラージサイズ! しっとりとした環境が仕立てた潤いのある緑色に心なしか余裕の表情が窺える、 ミドリホソオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲの仲間内でも独特の雰囲気でその存在感をアピールするツリーモニターは、 和名にもある通り下手をすれば華奢にも見えてしまうスレンダーな体型と、 先の先まで見事に稼働するすらりと伸びた長い尻尾が描く、 見事なまでに美しいシルエットが大きな魅力となっています。 また世界的に有名な少年向け某バトル漫画や、 RPGの名作として知られる某ゲームソフトのイラストなどを手掛ける某先生のお仕事のような、 姿かたちが似ていて色彩が異なるモンスターの数々を連想させる、 青、黄、緑と種類毎に異なる色とりどりの鮮やかなカラーリングも目を惹き、 竜のような格好良いデザインも相まって特に男の子からの人気は留まるところを知りません。 その風貌から肉食の強さがイメージとして浮かび上がるものの、 細身な彼らはストレートな肉類を殆ど必要とせず、 主食となる餌が昆虫類と言う点も大変興味深い、 今日ではオオトカゲの中でも独自のジャンルとして確立されているようです。 今回やって来たのは近頃目にする機会が多くなったエメラルドツリーモニターから、 人気が高く高価に取引されているベビーサイズを三年近くかけて仕上げた飼い込みアダルト。 頭胴長が30センチ、尾の長さは実に50センチとアンバランスなボディは実寸よりも身軽な印象で、 さほどダイナミックな空間を必要としないためペットとしても扱い易く、 やはりツリーモニターと言うからには木々を巧みに移動する様を拝みたいところで、 力が強過ぎないため施されたレイアウトが無残に破壊されないのも嬉しいポイント。 ワイルドの大型個体は不適切なストック環境のためか初めから状態を崩しがちで、 特に湿度不足でお肌のコンディションにトラブルが生じ易い本種にしては、 かなり状態良く育てられていたことが手に取るように分かります。 全身に煌めく透明感も然ることながら、 こうして爪さえカットすればハンドリングがこなせる辺りも高く評価され、 悪いところが見当たらない真の優等生だと思います。 飼い込みとは名ばかりでは無く、 輸入されたての野生個体との違いを実感して頂ける素晴らしい一匹です。 |
ザラクビオオトカゲ (ベビー) Varanus rudicollis |
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愛しさから格好良さの最高潮へ駆け上がる初めの一歩として手に入れておきたい念願のベビー! つぶらな瞳も然ることながら短い尻尾とぽっこりお腹の幼児体型も実に可愛らしい、 ザラクビオオトカゲが入荷しました。 かつてのいぶし銀は今やトップクラスの人気を誇るまでに成長した、 その素晴らしいスタイリングはもちろん大人しく慣れ易いとの評判もよく聞かれる、 皆憧れのラフネックモニター。名前の由来は首元の粗い鱗から、 ざらざらとした首を英語に直せばラフネック、 そんな小石でも埋め込んだかのようなデコレーションを拝むためには、 かなり立派な大きさにまで仕上げなければなりません。 いわゆるネシアンモニターたちとは同じエリアに分布しつつも、 イエローヘッドやマングローブのようなすらっとした体型では無く、 それらとはグループとして独立しているだけあって尾が短く腹回りの充実した恰幅の良いシルエットには迫力があり、 何と言っても最大の持ち味は成熟に連れて顔立ちが大きく変化することです。 個人的にはクロコンドルにそっくりだと思い込んでいるのですが、 フルアダルトの表情たるや鼻は伸びるわ目は黒々とするわ猛禽類さながらのオーラを纏い、 愁いを帯びた優しげのある眼差しはひとたび目が合えば即ノックアウト。 前述の首元の挑発的なデザインも相まって、 陳腐な表現ではありますが独特の雰囲気に思わずやられてしまうこと請け合いです。 あまり頻繁に流通する種類では無いため飼育例もさほど多くありませんが、 穴場的なポジションから確実にスターの座を狙いつつある、 今注目度が高まっているモニターのひとつだと思います。 今回やって来たのは全長を見ると思わずぎょっとしてしまう、 しかしながら実際のサイズ感としてはサルバトールなどのベビーと同じぐらいのちびラフネック。 どうしても尻尾が短いデザインのため数字の上では小さく感じられますが、 コオロギのMLサイズやそこそこのデュビアなら食べられる大きさで、 暫くは高温多湿のどちらかと言えば蒸らし気味でぬくぬく育て上げたいところ。 オオトカゲだから頑丈そうと言う根拠の無い先入観を一度捨ててしまい、 普通のトカゲのベビーを育てるつもりで初めからぶかぶかにせずあえて狭めのケージで、 しっかりと食い込ませてからお引越しと言う流れが成功の秘訣です。 |
ザラクビオオトカゲ (ベビー) Varanus rudicollis |
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少しモニターを勉強した方であれば誰もが一度は憧れる、通称ラフネックモニター。 いわゆるネシアンモニターの色違いではなく、ラフネックにはラフネックだけの独立した型が存在するため、 他種とは似ているようでやや異なった独特の趣が漂っています。 体全体が漆黒に染まり、成長に連れて鼻先も太く逞しくなるため、 かつて私もカラスのようだと形容したことがありますが、 実際の体色には意外にもバリエーションがあって、この個体は背部のスポットがかなり色鮮やかな印象。 このイエローやオレンジ、時々ブルーのスポットが入り乱れる様子には興奮せざるを得ず、 将来的にはかなり煌びやかなラフネックが出来上がるのではないでしょうか。 コンディションの気になる種類ではありますが、既にコオロギを追い掛け回して好き放題食べまくっている、 見た目も中身も高得点を叩き出した、ベビーでもヤングでもない絶妙な頃合いの安心サイズをどうぞ。 |
ザラクビオオトカゲ
Varanus rudicollis |
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手乗り肩乗り頭乗り、所構わず自分の場所を見つけて大人しくしている凄まじきベタ慣れ個体! 本種特有の低温乾燥に要注意なお年頃も過ぎ去った安心のスモールサイズ、 ラフネックモニターが入荷しました。 そもそもオオトカゲを両腕に担いで抱っこするなどと言う行為は海外より持ち込まれた発想で、 コモドドラゴンに代表されるあんな野蛮な動物と触れ合おうだなんて昔の人は考えもしなかったでしょう。 恰幅の良いアメリカの成人男性、 ないしは女性がにこやかな表情を浮かべながら巨大モニターとツーショット、 そんなハッピーな雰囲気丸出しの非日常的な写真を何枚も見せられれば、 たとえ正常な感覚の持ち主であったとしても洗脳されてしまうのは時間の問題です。 その際にモデルとしてよく登場するのが最もポピュラーなミズオオトカゲ、 しかし彼の場合は人が大きいかトカゲが大きいかと言うとんでもない世界に突入してしまいますので、 もう少しボリュームを落とした素材を紹介せねばなりません。 モニター王国アメリカではサルバトールに並んで猛威を振るっているのがデュメリルやこのラフネック、 サルバがアメリカンサイズだとすれば特に本種はジャパニーズサイズに収まっている、 小さ過ぎず大き過ぎずの程良い体格が昔から根強い人気を誇っています。 厳密には他のネシアンと分類が異なっているのも独特の生態を表しているのでしょう、 コンスタントとは言え過剰に出回ることは無く常時品不足気味で、 ベビーの飼育にだけやたらと気を遣う面もあり決してビギナー向けとは言い難いのですが、 そう何匹も飼育できる仲間ではないだけに渾身の一匹を選びたいものです。 今回やって来たのはもう何も恐くない、 大変丈夫な体を手に入れた人懐っこいことこの上ない素晴らし過ぎる飼い込み個体。 いつも観察していて感心するのはガラスケージの奥でちょこんと座り込みこちらを見つめている、 誰が前を横切ろうとも決して動じない、それどころか扉に両手を添えて外に出して欲しそうな、 物憂げな表情を浮かべている様に胸の高まりを抑えることができません。 背中の大部分はまだ脱皮を控えている状態で今以上に美しくなること請け合い、 名前の由来となっている首元の大型鱗も成長に伴って更に粗く分厚く発達していきますので、 片手に乗せられなくなる頃にはずっと格好良く見違えることでしょう。 |
ザラクビオオトカゲ
Varanus rudicollis |
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飼い込まれて落ち着きのあるお客様飼い込みの通称ラフネックモニターこと、ザラクビオオトカゲの入荷です。 首の表面にザラザラした突起物が並ぶのが名前の由来で、ネシアンモニターの中では漆黒に包まれたこの外観は どちらかというと異端児的でかなり独特の雰囲気を持っている種類です。 鼻先はスーッと長く伸び 大きな個体ではカラスの様だと形容される事も。黒いとは言っても体表にはエキゾチックな柄がとても美しいです。 樹上棲の傾向が強いので身軽な体と鋭い爪で 木の上をスイスイと行き来する姿には野性味が溢れています。 ハンドリングの際には長袖とグローブがあると楽ですが、 爪の先の尖った部分だけを少しカットしてやるのも良いかもしれません。 餌はマウスやコオロギを与えており高温多湿のこの季節は特に活発に動き回っています。 全く噛み付いてくる様子もなく良く慣れた個体なので、ベタ慣れモニターを目指して育て上げて下さい。 |
ザラクビオオトカゲ (S) Varanus rudicollis |
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戦々恐々としなければならない幼年期をクリアしたファインプレーにも程があるグッドサイズ! 本種の飼育を真剣に考えている方にとっては絶対に見逃すべきでは無い最高のチャンス、 ザラクビオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲと呼ばれるキャラクターには同じ名前でも様々なバリエーションがあって、 分類のレベルで言えばヤモリなどと同等になる訳ですから、 一言で語り尽くすことができないのは言うまでもありませんが、 それだけ深く理解されているのかを考えると少々疑問が残ります。 そもそもそのネーミング自体にまるで優しさが感じられないでしょう、 事あるごとになるべく小型なペットを選びがちな日本人にとって、 それを嘲笑うかのような大胆極まりない呼び名は実に挑戦的で、 確かに誰しもが終生飼育できる生き物では無いのかもしれませんが、 これでは初めから門を閉ざされているのと同じで広く普及するはずがありません。 皆が飼う必要は無いと割り切ってしまえばそれまでだとしても、 ペットとして愛され続けることで色々なことが分かって来ると言うのも事実で、 今日におけるオオトカゲ人気を支える大きな要因に口コミの影響が考えられます。 ラフネック自体は元々メジャーな存在では無く、 分類的にも他のネシアンモニターらとは少し離れた立ち位置にいて、 その形態や暮らしぶりはまだまだ謎に包まれていることも多いのですが、 もっとずっとシンプルにただただその容姿が格好良くて素敵、 更に言えばきちんと育てられた時の様子がそれほど知れ渡っていなかったことが幸いし、 ある種の猛禽類を連想させる横顔のシルエットを目の当たりにしたが最後、 一瞬にして人々を虜にするだけの強大な訴求力がそこに秘められていたのです。 今回やって来たのはおよそ半年前に出回ったベビーがコツコツ育てられた、 それにしてもこの短期間でよくぞここまでと讃えてあげたいふっくら安心サイズ。 全長のわりに大きく見えるのは尻尾が短めなデザインだからで、 成熟した時の絶妙なでっぷり感はサバンナやロックなどにも通ずるものがあり、 このラフネックモニターが妙に女子受けが良いのも頷けます。 湿度には相当気を遣われていたため肌の艶は抜群、 見るからにコンディション良好で多くを語る必要もありませんので、 欲しかった方は是非その衝動に従って憧れを現実のものとして下さい。 |
フタスジミズオオトカゲ (ジャワ産) Varanus s. bivittatus |
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顔全体がゴーストチックにぼんやりと色抜けし将来的に黄色く仕上がりそうな美個体候補! 小学一年生でも楽しくハンドリングできる恐ろしく大人しいベタ慣れ街道まっしぐらの逸材、 ジャワ島産のツーストライプウォーターモニターが入荷しました。 最高のペットリザードを求め数多くのオオトカゲから種類を吟味している貴方、 もしも最終サイズに特別な上限を定めないのであれば可能性は果てしなく広がる訳ですが、 そうは言っても秀麗な容姿と圧倒的な存在感からやはりミズオオトカゲが最有力候補に挙がってしまうのも致し方ありません。 細かな分類に拘らなければ愛らしい幼体が比較的安価に販売されているが故に、 いわゆるビギナーには不向きな要注意巨大種のレッテルを貼られて久しいのですが、 妥協してボリュームを抑え他の種類にすり替えるのは決して得策とは言えず、 そこは最も熱を入れることのできる気合いの一匹を思い悩んで選び抜くべきだと思います。 結局の所、モチベーションを下げてしまう要因は己のキャパシティを超えた時に生じる扱い辛さであり、 飼育を始めたばかりの頃は頑張って徐々に慣らしていこうと意気込んでいても、 成果が見えなければいずれ心が折れてしまうのも当然で、 これはサイズを問わず訪れる悲しい現実と言えるでしょう。 しかしながら幸いにしてサルバトールは幼体の頃から慣れるか否かをある程度判断することができ、 バタバタと忙しないものがいずれ大人しくなる夢のような可能性と共に、 どっしりと落ち着き払っていた個体が急に荒ぶる可能性はどちらも低く、 初めから人が触れても微動だにせず手の平に乗せても嫌がることを知らない個体が良いに決まっています。 ですから雲を掴むような希望を無理矢理信じ込む必要はなく、 誰がどう見てもベタ慣れだと太鼓判を押すことのできる個体を選ぶべきなのです。 今回やって来たのはたとえ子どもが何も知らずに持たされたとしても、 殆どトラブルが起きないと言えるほどによく慣れた渾身の飼い込み個体。 よく言われるように基亜種との差異は明確ではありませんが、 ロカリティがジャワ島との情報を元にツーストライプとしました。 確かに全身のやや淡めな色調はいかにもそれらしく、 特に頭部には鼻先から鼓膜の辺りまですっきりとした透明感があり、 大きくなるに連れて明るい黄色味が上がってくることが期待されます。 本当に生まれたばかりのベビーは乾燥に弱いなど管理の面で不安が付き物ですが、 この個体は暫く飼い込まれていたお陰で良好なコンディションを保ち、 現在水入れとウェットシェルターを併設していますがどちらもよく利用し肌艶は申し分ありません。 初めての方には環境設定や給餌方法、そしてオオトカゲとの上手な付き合い方までみっちりご教授します。 |
カミングスウォーターモニター (レイデバンデッド・♀) Varanus s. cumingi |
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あのカミンギーが、あのレイテバンデッドが、 まさかの産卵経験済みという鬼スペックにて! ただでさえメスの出現率が少ないとされるモニターの世界においては、 たとえ無精卵だとしても既に産卵しているという履歴は何よりもおめでたいこと。 しかもかのコモドドラゴンや、同じくサルバトール種群であるサルファモニターにおいては、 奇跡の単為生殖が確認されていますから、 このカミンギーに対しても期待するなという方に無理があるでしょう。 残念ながら尾の先が失われていますが傷は綺麗に完治しており、 それ以外には体表に大きなダメージなどもなく、 何よりもこの卵を眺めているだけで毎日幸せな気持ちになれるのは、私だけではないと思います。 年々ネシアンモニターの入手が困難になりつつあるのも気になるところですが、 とにかく目の前にあるこの千載一遇のチャンスを絶対にお見逃しなく! |
カミングスウォーターモニター (L) Varanus s. cumingi |
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その大きさと美しさからオオトカゲの世界では高貴な身分として扱われる憧れのカミンギー! 明色部の面積も広めで背部にがっちりバンド模様が入ったハンドリング可能な飼い込み個体、 カミングスウォーターモニターが入荷しました。 亜種なのか独立種なのか、 未だ詳細は謎のベールに包まれていながら濃厚なイエローに包まれるミズオオトカゲとして有名な、 他の亜種や地域個体群に比べて明らかに良い待遇を受けている人気種。 通常のサルバトールからは想像できない奇抜なデザインはまるで何かの色彩変異のような、 全体の色合いから模様の入り方までかなり雰囲気の異なる外観が印象的で、 その価格帯も然ることながら単純に見た目だけでも強烈な高級感を漂わせています。 最終サイズは同じサルバでも中堅クラスとされそこまで巨大になり過ぎることは無く、 しかしながらベースがミズオオトカゲですからメーターオーバーは簡単に狙える、 どちらかと言えば大型種への憧れが強い層に支持されています。 かつてワイルドのある程度育ったものが中心に流通していた頃は、 少々神経質な面が気になりベタ慣れになるような個体は少なかったそうですが、 最近ではむしろ幼体の方が目にする機会が増え、 それに伴いカミンギーでも立派な抱きモニターとして仕立てられることが多くなりました。 今回やって来たのはミドルサイズと言うべきかラージサイズと言うべきか、 いずれにしてもそろそろ片手で持ち上げるのに一苦労しそうながっしりとしたボリュームで、 背中に連なったイエローバーがよく目立つなかなかの美麗個体。 同じ名前で並べられていても個体差の激しいカミンギーですが、 この個体は黄色過ぎず黒過ぎずとバランスの取れた感じが見栄え良く、 この先も湿度と紫外線量に気を配れば自慢の一匹に仕上げられそうです。 気になる性格ですがファーストタッチの際には多少バタつくぐらいのことはするものの、 今のところ一度抱えてしまえば普通にハンドリングさせてくれる優良個体。 振り向き咬みする素振りは見られないため、手の中で上手に疲れさせるのが当面のコツです。 惜しいことに尾先が欠けてしまっていますが古傷は既に完治済み、 その分大幅にプライスダウンしましたのでこのチャンスをお見逃し無く。 |
コマイニーミズオオトカゲ (S) Varanus s. "komaini" |
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俗称にブラックドラゴンの名を冠する漆黒系モニターがお好きな方には堪らない激レアサルバ! 相も変わらず不安定な流通事情により現物を拝むことができるだけでも有難い、 コマイニーウォーターモニターが入荷しました。 ミズオオトカゲと言えばかの人食いオオトカゲとして名高いコモドドラゴンに次ぐ、 一般にペットとして飼育できるトカゲとしては最大級の体躯を誇ることで有名ですが、 注目されているのは何もその巨大なサイズばかりでは無く、 広大なエリアへと繁栄したが故に獲得した豊富な亜種やタイプでも知られています。 これは何もトカゲに限定された話では無くカメやヘビなどでも同様で、 世界最大の島嶼地域と化した東南アジアの島々に跨って棲息する種類には、 ルーツは同じでも学術的な解明が追い付かないほど分化が進む特徴があり、 我々ホビイストを楽しませるために多くの話題を提供してくれます。 ですから多くの人がミズオオトカゲだと思い込んでいるあの姿はあくまでも一部の個体群に限定されたものであって、 蓋を開けてみると最大サイズから色柄のデザインに至るまで、 未知なるものも含めると両手を使っても数え切れないほどのバリエーションが存在しているのです。 今回やって来たのは私たちの世界で通称コマイニーと呼ばれ親しまれている、 その定義には諸説ありますがとにかくサルバトールの中で最も黒くなると覚えておけば間違い無い、 そんな絶対的存在感を有することからコアなファン層に支えられているかなりの稀少種。 代表的な所でトギアンやネグロスなど、 全体的に黒色化の著しい亜種は他にも知られているものの、 どうしても体の何処かしらに模様や脱色部分が残ってしまうケースが殆どであり、 フルブラックと言う実に甘美な響きには到底辿り着けません。 仮にブラックツリーモニターなど他の選択肢に目を向けたとしても、 残念ながらあちらでは十分な体格が伴わない訳ですから、 天下のミズオオトカゲのシルエットで黒く仕上がることが如何に重要であるかがよく分かります。 輸入されて来るサイズはひたすらにランダムなので選びようも無く、 あまりにも幼いベビーでは育て上げるのに苦労させられるイメージも拭えないため、 まだまだ片手で扱えるこれぐらいの大きさがちょうど安心できるお年頃ではないでしょうか。 成長に連れて更なる黒光りを楽しませてくれることを大いに期待しましょう。 |
コマイニーミズオオトカゲ (M) Varanus s. "komaini" |
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他の亜種にはない唯一無二の存在として君臨し今や幻となりつつある誰もが羨む漆黒のサルバトール! 名前と姿は知られていても新たな輸入がない以上入手が極めて困難なところへ現れた奇跡の極上品、 コマイニーウォーターモニターが入荷しました。 ミズオオトカゲ、またの名をサルバトールモニターとも言われる本種は、 私たちがペットとして飼育できるオオトカゲの中では最大クラスのボリュームを誇り、 多くの場合気安く手を出してはならないとされている究極のペットリザードのひとつです。 もちろんイグアナなどもっと世間一般に知られたキャラクターも存在しますが、 やはりオオトカゲというブランド力は絶大であり昔からの有名どころでもありますから、 いつかはサルバトールだなんて何処かで聞いたような標語も生まれそうなぐらい、 少なくとも大きなトカゲに憧れを抱いてしまう方々にとってはまさに夢の大型種という訳です。 原産地では棲んでいる国や地域、そして島毎に豊富なバリエーションが知られ、 それがそのまま複数の亜種として記載されていたり、 もしくは地域個体群や突然変異といった学術的な視点とは異なるタイプもいたりと、 全てを勘定すれば非常に大きなグループとなることも分かっています。 しかしながら何も分類されているからといってそれら全てが流通しているはずもなく、 実際にはむしろその逆で多くのファンが知識として持っていたとしても、 目の前には何も現れてくれないというもどかしささえ生じることでしょう。 このコマイニーとは市場で出回る全身が真っ黒になるタイプを便宜上そのように呼んでおり、 正式な亜種として今後認められていくのか定かではありませんが、 明らかに他のサルバトールとは別物の体色が特徴で、 別名ブラックドラゴンと称えられることもしばしば。 幼体時には幼き頃の証として黄斑が体側や四肢、そして尾などにやさしく灯りますが、 成長に従ってそこら中が黒という黒に染め上げられていく様は見事としか言いようがなく、 妖しくそして大変に格好良い独特のオーラを放って止まないのです。 今回やって来たのは当店でもごくごく久しぶりに取り扱う飼い込み個体で、 何が嬉しいのかと言えばひとまず爪指や尾先に殆ど欠損のない完品に程近い状態であるということ。 性格もモニターに手慣れた方であればよほど触れるレベルであり、 当たり前ですがヒヨコであろうがマウスであろうがピンセットからサクッと食べる、 あえて欠点を述べようとしても何も見当たらない最強の優良物件です。 店内でも殊更に丁重な扱われ方がなされていますが、 早く何方かのペットとして可愛がられることを心より望んでいます。 |
ネグロスミズオオトカゲ (S) Varanus s. nuchalis |
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サイズこそ幼くとも目に留めざるを得ない首元に発達した粗々しい鱗が稀少亜種ネグロスの証! 地色のブラックとイエロースポットとの明瞭なコントラストがより一層の高級感を演出する、 ネグロスウォーターモニターが入荷しました。 長きに渡りペットモニターの頂点に君臨し続ける、 その道を志すのならば憧れぬ者はいないとまで言われるベストパートナー、サルバトール。 飼育対象となる種類の中では最大級のボリュームを誇り、 またそのスタイリングは全てのオオトカゲのお手本とも言えるような均整の取れたデザインで、 何故か入手のハードルが低めに設定されているのも未だに不思議なのですが、 それでいて奥は深く俗に沼と称されるように一度ハマるとなかなか抜け出せない、 ビギナーからマニアまでをも虜にしてしまう非常に厄介な存在です。 そうさせてしまう最大の要因として考えられるのは、中国南部からタイ、 マレーシアを抜けてインドネシア、フィリピンが抱える大小様々な島にも点在している、 本種のあまりにも広大な分布域とそれに伴う激しくも豊富なバリエーションでしょう。 人間の手により生物学上では七亜種に分類されることになっていますが、 それとてあくまでも認知されているものを便宜上線引きしただけに過ぎず、 時に海を渡って棲息範囲を広げるほどのバイタリティを有する彼らのことですから、 広い東南アジアの何処かで今この瞬間にも新たなドラマが生まれている可能性すら考えられるのです。 そんなことを言い始めればキリが無くなってしまうところがミズオオトカゲの素晴らしさであり、 一般家庭で野生動物を飼育することの醍醐味を存分に味わわせてくれる理由のひとつだと思います。 今回やって来たのはフィリピンはネグロス島を中心に活動しているその名もネグロスと呼ばれる亜種で、 数あるタイプの中でも巡り合える機会はごく僅かなのですが、 その外観からしばしば玄人好みと称されるのも頷けます。 最大の特徴は首元の鱗がはっきりと目視できるレベルで粗くなることで、 体色は幼体時こそ通常のサルバトールにも似た模様を呈していますが、 成長に連れて全身の大部分が黒色に染め上げられ、 また別称ホワイトヘッドの示す通り顔面が白く色抜けする場合もあります。 幼さ故の素早さはある意味仕方が無いとして、 ハンドリングに嫌がる素振りはあまり感じられず手慣れた方であれば簡単に扱えると思います。 |
ネグロスミズオオトカゲ (L) Varanus s. nuchalis |
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長期飼い込みで堂々のメーターオーバーに達した色合い鮮やかなベタ慣れネグロス! 漆黒のボディから湧き出るイエローやホワイトの彩りが上品かつ迫力満点です、 ネグロスウォーターモニターが入荷しました。 オオトカゲの王様コモドドラゴンに匹敵する体躯と知名度を誇るミズオオトカゲ、 無論あちらはペットとして接することができませんので、 私たちにとっては実際に手元でじっくりと観察できる本種の方がずっと身近に感じられると思います。 全長で二メートル以上にもなる大きな体で有名なことは言うまでもありませんが、 いわゆるサルバトールモニターと呼ばれる基亜種の他に、 七つかそれ以上の亜種ないしは地域個体群が存在することはあまり広くは知られていないかもしれません。 最も大型になる基亜種はタイなど東南アジアの大陸部を中心に分布しており、 三メートルにも達しそうな特別に巨大な個体が観察されることは時折あると言われるものの、 その他の亜種についてはおおよそ一メートル半ばで成長がストップするとされています。 均整のとれた抜群のスタイルと一言では表し切れぬオーラに惚れたとしても、 やはり万人が飼育できるボリュームではないと諦められがちなのですが、 そこは世界最多の島嶼地域であるインドネシアを中心に棲息する本種の強みに託すこととしましょう。 大小様々な島が入り乱れているということはつまり、 各島に暮らすそれぞれの個体群に変異が生じることになり、 元来凄まじい生命力を持つこのオオトカゲはその昔集団で海を泳ぎ切り隣の島まで勢力を広げたとまで言われるほど、 ホビイストにとっては堪らない豊富なバリエーションを楽しませてくれ、 それでいて最大サイズも他のモニター並みときていますから人気の出ない訳がありません。 今回やって来たのはフィリピン中央部のネグロス島などを拠点とする亜種で、 ご覧の通り全身が艶消しブラックに覆われることと、 首元の鱗がミズオオトカゲらしからぬ粗い粒になることが特徴です。 本亜種にはパナイ島に棲息し頭部が白く色抜けするホワイトヘッドというタイプも知られていますが、 この個体は通常のネグロスにしては喉元が広く白色に抜けており、 背面から尾にかけてと四肢の一部が極小のイエロースペックルに飾り立てられ、 同じく黒色が印象的であるトギアンやコマイニーなどとは異なる趣きを楽しませてくれます。 何となく気が荒いのか臆病なのかバタつきやすい亜種とも言われる中、 幸いにして肩に乗せればまるでコアラのように終始しがみ付いてくるほど人懐っこく、 冗談ですが肩車までさせてくれました。 後肢に一本爪欠けがありますがそれほど目立たず、 何より飼育下ではなかなか再現することの難しい圧巻のボリュームが実に魅力的。 突然の出物としては大変良質な逸品です。 |
ミズオオトカゲ (タイ産) Varanus s. salvator |
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最も大きくなりそして最も美しくなる基亜種として非常にリクエストの多いタイ産サルバトール! ある程度がっしりし始めたこのサイズで未だ表情のあどけない巨大化の野望を秘めた飼い込み個体、 ミズオオトカゲが入荷しました。 その誠にシンプルなネーミングながら存在感の大きさたるや他に勝るものは無く、 強いて挙げるとすればかの有名なコモドドラゴンぐらいでしか太刀打ちできないであろう、 まさにキングオブペットモニターの称号をほしいままにするみんな憧れのサルバトール。 立派に育ち切った勇姿はまさに大型犬の迫力そのもの、 或いはそれをも凌ぐずば抜けて強大なインパクトを放ち、 それは単純にトカゲという生き物の範疇を超えた巨大さと、 荒々しいイメージに相反する賢さならびに大人しさが、 野生動物と飼育動物それぞれの持ち味をない交ぜにした絶妙な魅力を有しているからでしょう。 現地では人々の生活圏ギリギリに位置する水源や、 時には水上マーケットのような人のごった返す中にも出没するらしく、 だからと言って暴れ回ることもせず状況をわきまえて通り過ぎて行くのだとか。 そんなホッとするエピソードの中にもこのトカゲの利口な面を垣間見ることができ、 家族として迎え入れることについては高いポテンシャルを感じさせてくれるのです。 今回やって来たのはミズオオトカゲとして最も認知度の高い基亜種の、 基亜種が基亜種たる所以をそのまま体現したような風貌で人気の通称タイサルバ。 ブラックベースにイエローのアイスポットが散りばめられ、 最大全長が二メートルを超えてしまう屈指の巨体を持ちながら、飼い主にもよく慣れ共同生活も可能、 おおよそこのような内容が本種について世間一般のイメージではないでしょうか。 しかしそれをそのまま再現できる素質を持つタイプは限られており、 少なくとも基亜種であることは絶対条件で、 中でも大陸に産する個体群の正体こそ多くの方が典型的だと信じて止まないミズオオトカゲの姿なのです。 真のマックスサイズに到達するのもタイ産ならでは、 そして背面の模様が数多く鮮やかに発色するのもタイ産ならでは、 とにかくタイと付けば良い所尽くめと言っても過言では無いほど恵まれた才能の持ち主。 惜しいことに幼少期に受けた傷のため尾先が失われていますが、 あまり気にされない方にとってはお値打ちにてご紹介できるチャンスです。 |
ミズオオトカゲ (スマトラ産) Varanus s. salvator |
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背中から指先までジュエリーな模様がびっしり敷き詰められたセレクトハイスポット! 幼さと凛々しさが交錯する絶妙なお年頃の飼い込み安心サイズ、 スマトラ島産のサルバトールモニターが入荷しました。 キングオブペットリザード、 その栄誉ある称号のトップをたったひとつに決めてしまうのは難しいかもしれませんが、 もし飼育に際して諸々の条件がクリアできるとあれば、 このミズオオトカゲもノミネートされるに相応しい非常に高いスペックを有するトカゲです。 子どもから大人まで見る者を圧倒するその格好良い風貌に始まり、 オオトカゲの中でも群を抜く最大全長と圧倒的な見た目のボリューム感、 全身の飾り付けには迫力と同時に美貌まで兼ね備え、 飼育下ではペットとして人に慣れるポテンシャルまで秘めているという、 簡単に特徴を並べただけでもこれほど素敵なプロフィールでご紹介できる種類はなかなか見当たりません。 本種のみでミズオオトカゲ亜属を形成し、 七つの亜種の他に様々な地域変異が確認されている大所帯ですが、 分布域の多くを最も大きく成長するとされる基亜種が占め、 その先の島々により小型の亜種が散らばるように暮らしています。 基亜種は中国南部からマレーシアを経てその先のスマトラ島、ボルネオ島にまで進出しており、 タイからマレーシア半島部の個体群は図鑑で見る数字通り巨大になるとされています。 今回やって来たのはスマトラ島の個体群、 主な特徴としてよく聞かれるのは背面のイエローバンドが分散してスポット状になり、 他産地に比べて黄色味も強くなるため大変鮮やかな外観に仕上がるということ。 サルバトールのカラーリングは基亜種を軸に語られている節があり、 典型的な大陸産に比べ他の島々に棲息するものは個性的なタイプが多く、 同じ基亜種の中でも大陸と島では形質に大きな差異が見られます。 また、基亜種とその他の亜種を比較する際に最終サイズについてもしばしば取り上げられますが、 島ものには基亜種ほど大きくならないという共通点があるため、 同じ基亜種内でも島産の個体群はさほど巨大化しないのではないかとの推察もあるのだとか。 この個体は成長に連れてバンドの面影もほぼ消えかかり、 ボディ全体に光り輝く大粒のスペックルの隙間には黄色い斑が次々と滲み始めている、 将来有望と言って差し支えない素晴らしい美貌の持ち主。 クオリティに拘って選別された一匹なだけにその成果はご覧の通り、 大きさも低温と乾燥にすこぶる弱いベビーではなく片手にずっしりくる少し育ったサイズですから、 環境に対して神経質になり過ぎる必要もありません。 奮起音、喉を膨らす、噛み付き、尻尾攻撃など嫌な予感のする行動を一切見せないベタ慣れ候補、 生涯かけて自慢の家族に育て上げましょう。 |
ミズオオトカゲ (スマトラ産) Varanus s. salvator |
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お淑やかな表情とそれに相応しい抜群の大人しさが飼育欲をそそる飼い込み安心サイズ! 輸入されたての幼体は怖くて手が出せないと言う方に最適な手放すのが一番勿体無いお年頃、 スマトラ島産のミズオオトカゲが入荷しました。 ある意味最強のペットリザードと言っても過言では無い、 飼い主のやる気があってあとは条件さえ許せばこれ以上の逸材は他に見当たらない、 日本全国多くの人が憧れて止まないオオトカゲ界の親分的存在、通称サルバトールモニター。 何が素晴らしいのかと言えば勿論一口には語れませんが、 まず何よりもその最大全長に古代の恐竜たちの勇姿を重ね合わせ、 体がデカければ態度もデカいと言うことで多少の出来事にはびくともしない、 つまり人に触られることに慣れ易い個体が多いのも嬉しいポイント。 反対にフルサイズに到達した個体は大人ひとりでは抑えが効かないとさえ言われますが、 そんな規格外の無茶苦茶なプロフィールもまた実に刺激的で、 ミズオオトカゲと添い寝がしてみたいと願う愛好家が後を絶ちません。 育てる上でのテクニックはさほど必要無く、 むしろ日々の労働量に辟易してしまう方の方が多いと思いますが、 一種の哺乳類を扱っていると考えればそれなりの作業でしかありませんから、 やはり単なるトカゲの範疇には収まらない色々な意味でダイナミックなキャラクターが素敵です。 今回やって来たのは片手で楽々扱えるほどベタ慣れ状態で育てられた、 柔和な顔立ちが余計に可愛らしさを惹き立てる程良いヤングサイズ。 爪の先をカットしてしまえばサクサク触れる見事な性格の持ち主で、 多少手の中で動き回るタイプのトカゲが扱える方であれば余程問題無いと思います。 スマトラの個体群は背面のスポットが細かく散らばり、 また顔全体の模様がやや薄めになる傾向があるらしく、 黒々とした目元が何処か女性的な雰囲気を漂わせるなど、 かなり典型的な特徴の表れた個体です。 大陸部に棲息する個体群の方が大型化するとの説から、 そちらの方に人気が集まり易い傾向があるようですが、 扱い切れる限度を考えると島モノの方がより現実的かもしれません。 決して万人に勧められる代物ではありませんが、 このご時世何とか終生飼育にチャレンジできると言うのも事実で、 本当にやる気さえあれば夢のモニターライフが実現できることでしょう。 |
ミズオオトカゲ (M) Varanus s. salvator |
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最低限ハンドリングが可能なのはもちろん色合いにも妥協の無いセレクトハイイエロー! 長い付き合いになる生涯の友として随所に質の高さが窺える思わず手が伸びる一匹、 ミズオオトカゲが入荷しました。 この世の中にペットリザードなどと言う不思議なフレーズが登場し始めたのは、 一体いつの頃からなのでしょうか。 言葉の意味としては人に飼われた状態のトカゲと言う単純なものでは無く、 あくまでもイヌやネコなどの愛玩動物と同等の価値観を持つと言っても差し支えない、 周囲に対して胸を張ってペット、 即ち家族だと言い切れるだけの存在感を発揮する必要があると思います。 それを実践するための近道として最も重要なのはまず第一にサイズであって、 流石に手の平へ収まってしまうコンパクトさでは残念ながら説得力に欠けてしまい、 やはり抱っこと言う表現がしっくり来るようなボリュームが求められます。 また前述の通り家族同様に付き合うことが前提となるため、 獰猛で攻撃的な性質の持ち主ではそもそもお話になりませんから、 100パーセントの信用度は必要無くともある程度人に対して慣れていることも条件に加えられます。 そういった過程をクリアしていくことで選択肢に残るのがオオトカゲの仲間たち、 それもグループ内ではかなりの体躯を誇るこのサルバトールモニターは、 昔からファンにとっては欠かせないキーパーソンならぬキーリザードとして認知されて来ました。 ちょっとした大型犬に長い尻尾を生やしたような重量感は、 他の種には簡単に真似することのできない本種ならではの魅力なのです。 今回やって来たのはそろそろ片手で扱うことが難しくなり始めた、 至って順調な成長過程を辿りつつある安心の飼い込みヤングサイズ。 パッと見てまず感じたのは全体的に黄色味の強いカラーリングだと言うこと。 花びらのように散りばめられたイエロースポットは体中をまんべんなく覆い尽くし、 横顔にも明色が大部分に広がるなど平均点以上の実力は優に発揮していると思います。 今にも萎れてしまいそうなベビーサイズでは低温や乾燥に対して不安だと言う方へ、 性格もある程度読めるようになったこれぐらいのお年頃は人気が高く、 殆どが幼体の大きさでしか輸入されない種類なのでこの機会をお見逃し無く。 |
ミズオオトカゲ (M) Varanus s. salvator |
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片腕で抱き上げられてもマイペースで従順なこれぞベタ慣れサルバトール! 元の飼い主が最後まで愛情を注いできたことが一目で分かる育ちの良いお利口さんです、 ミズオオトカゲが入荷しました。 オオトカゲの中のオオトカゲ、 それは大変に稀少価値があるとか最も美しくなるとかここではそう言ったことをお話ししたいのではなく、 ペットとして見た時の存在感や満足感の度合いが極めて高いことを意味しています。 最大全長250cm、その数字はまさしく爬虫類界のドラゴンであるコモドオオトカゲに匹敵するレベルで、 さすがに飼育下で完熟させようと思うとかなりの無理がありますが、 現地では人懐こい性質も手伝ってか人間が出入りする観光エリアにもひょいひょいと出没し、 それを見た我々はあまりにも大きなスケールに目の玉が飛び出しそうなほどの衝撃を受けることでしょう。 他の多くのモニターが一メートルを超えた段階で成獣らしい雰囲気を醸し出すのに対し、 こと本種に関しては表情や体型がまだまだ未熟で育ち足りない感じがするのと、 扱っていても何となく子供っぽさを感じる辺りには、 オオトカゲという生き物の成長過程に付き添ってあげているのだという実感が沸いてくるようです。 厳密には亜属として異なる分類がなされているものの いわゆるネシアンモニターの仲間とは風貌やおおまかなつくりが似ているようにも見えますが、 体躯の逞しさなどやはり決定的な格好良さという点においては群を抜いています。 今回もお約束の飼い込み放出個体で、 色柄が特別綺麗な訳でもなくただひたすらにスタンダードな外観ではあるのですが、 一番の売りは良い意味で将来が末恐ろしくなるほど物分かりが良く人にもよく慣れているというところです。 ケージの扉を開けても一目散に駆け出すようなことは決してせず、 じっと周囲の状況を見極め落ち着いた様子で行動を開始し、 真正面から片手を差し出してもすんなりハンドリングさせてくれます。 しかしその反面、例えばガバっと力任せに鷲掴みしたり持ち上げた時にバランスが悪かったりすると、 まるでこちらをたしなめるかのような余裕の表情で気に入らないことを教えてくれるので、 ただ感心させられると共に頭の良いオオトカゲであることを改めて認識させられるのです。 撮影中も無邪気にするすると体に巻き付いてくるので、 試しに膝に乗せてみたら野外にもかかわらずちょこんとお座りし、 以前は付けていたこともあったというリードにも久々に挑戦してみましたが、 まるで本物の犬を思わせる光景につい癒されてしまいました。 高額に設定したつもりはありませんが別段特価でもなく、 それはつまりこの個体の優れた性格を評価して頂ければと考えた結果です。 顔を合わせただけで餌だと勘違いされて困るという方、トカゲとの一線をきちんと引くそうはならない方法もばっちりお教えします。 |
ミズオオトカゲ (L) Varanus s. salvator |
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夢のベタ慣れ巨大モニターへの階段を昇り始めた片腕にどっしりのメーターオーバー! ペットリザード最大級だけあってさすがに肝が据わっています、ミズオオトカゲが入荷しました。 トカゲと呼ばれる爬虫類の中でも一線を画す存在感を放つオオトカゲの仲間、 世間一般ではコモドオオトカゲという名前が最も知られているかもしれませんが、 私たちのようにトカゲを飼育して楽しもうという人間にとっては本種の方が圧倒的に馴染み深い存在だと思います。 コモドは飼えないから、そう言ってしまえばおしまいなのですが、 僅かに一歩劣るものの感覚的には殆ど同じようなレベルの巨体を持ち、 有難いことに入手もそう難しくないことからトカゲ好きはもれなく、 どうすればこの大きくなる奴を飼うことができるだろうかと一度は頭を悩ませたに違いありません。 そのようにして愛好家を誘惑するのはどうやらあちらの方にも原因があるようで、 同じく東南アジアに分布する森林棲の中型種たちは臆病かつ隠棲的で人目に触れることすら珍しいと言われますが、 このサルバトールに限っては大柄であることも関係しているのでしょうか、 むしろ現地の人々と生活圏を共有するような光景さえ見られるそうで、 観光に訪れれば確実に数匹の姿を目にすることができるらしいのです。 中には野生に暮らしながら既に人慣れしているケースもあり、 餌をねだってこちらに寄って来ることもあるのだとか。 図太い体躯を揺らしながら野良モニターが接近して来ようものなら逃げ出したくなること請け合いですが、 それほどトカゲ側からこちらに歩み寄ってくれるのであれば、我々としてもその期待に応えてやらねばなりません。 今回やって来たのは見慣れた人にとってはなかなか立派な、 何も知らない人にとっては一歩二歩後退りしてしまうような、 ワンハンドで扱うのもそろそろ辛くなってきた折り返し地点のラージサイズ。 指先にも尾先にも目立った欠損はなくいたって健康体のようで、 基本的な部分に特別な問題はなさそうですが、右脇の一か所に火傷跡があります。 他に目で見て分かるのはカラーリングについてですが、 ご存知の通り見慣れた基亜種なので突拍子もない色彩を持つ訳ではないものの、 個体の特徴としては背部全体にほぼ等しく並んだ目玉模様と、 尻尾全体の黄色い明色部分はよく目立っています。 野外撮影のため若干黄色味が飛んでしまいましたが現物はもう少し温かみのある雰囲気です。 一番気になる性格については、誰でも抱っこできるベタベタに慣れた状態では決してないものの、 噛む素振りやハンドリングを嫌がる仕草を見せることはなく、 イメージ的には幼体時のバタバタをやや残してしまった感じでしょうか。 根本的に触られ慣れればもっと落ち着きが出そうですし、現状でも爪を切っておけば比較的楽に扱えます。 お客様放出個体につき特価にて、発送も基本的に受け付けますので一度お問い合わせ下さい。 |
ミズオオトカゲ (モルッカ諸島・テルナテ島産) Varanus salvator ssp. |
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夢の新産地サルバトール! モルッカ諸島はテルナテ島産のニューロカリティー、ミズオオトカゲが入荷しました。 本種は東南アジアの島モノモニターで、インドネシアやフィリピンの島々から中国大陸まで非常に広大な分布域を誇り、 それだけにおよそ8つほどの大変詳細な亜種分けがなされています。 しかし多くの棲息地が明らかにされていながらさすがは未開の地東南アジア、 このタイミングでまた新たな産地が発掘されました。 最近でも新種のトカゲやカエルなどが発見されては騒ぎになっていますがオオトカゲもいたのですね。 この個体がやって来たテルナテ島についてお話しますと、北方にはかの有名なカミンギーが棲むミンダナオ島が、 そして東方には一風変わった亜種として知られるトギアンなどが棲むスラウェシ島があります。 外観としては少なくとも通常見かけるサルバとは黄色味からして全然違い、 顔周辺の色抜け具合はフルイエローで人気のカミンギーを彷彿とさせます。 と言いたいことを言っていますが実際にアダルトサイズの姿は誰にも分かりません、 しかし未だ国内にはほんの数匹しか入っていないというのは事実です。 ほぼオンリーワンに近い逸品目指して仕上げて下さい。 |
シミリスオオトカゲ
Varanus similis |
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オオトカゲにして小型美種! 軽快で活発な動きが見ていて楽しいツリー系、シミリスモニターの入荷です。 まだ生後一年にも満たない可愛らしいサイズですが、その外見の凛々しさは大型種にも引けを取りません。 しかしながらアダルトサイズでも全長60cmほどとオオトカゲの仲間の中ではかなり小さく、 猛禽類の様な鋭い目付き顔付きを このサイズで楽しめるのはかなりメリットがあるのではないでしょうか。 基本的にレイアウトはNGとなってしまうこの仲間で、張り切って枝や植物を配置しても 上手に暮らしてくれると思います。オーストラリアンモニターにして幸いにもよく出回っているので手に入りやすく、 これからオオトカゲの飼育を始める方にもお勧めのモニターです。 店内では縦長の前開きケージを使用していますが、高い位置まで伸びた木の上にバスキングをしに登り、 体が暖まったかと思うと地表に放したコオロギに向かって素早く飛びかかっていきます。状態良好で元気な個体です。 |
シミリスオオトカゲ
Varanus similis |
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モノトーンに色分けされた涼しげなカラーリングがこの時期には特に嬉しい美麗種! まだまだ育て甲斐たっぷりの小さ過ぎない安心サイズです、シミリスモニターが入荷しました。 いつの時代も賛否両論が飛び交うドワーフモニターの仲間、 近頃台頭してきたリッジテールなどのがっしり系はこれまでの流れにうまく入り込んでいけるようなのですが、 本種やチモール、ピーコックなどのすらっと系についてはまだまだ検討の余地があると思います。 オオトカゲとはその名の通り大きさがものを言うような節があり、 それを大きくなり過ぎると捉え小型種の集まるドワーフモニターの仲間を選択する、 こんなアプローチの仕方でしょんぼりさせられてしまったケースが一体いくつあったのでしょう。 私たちの想像するモニターとは大きな体でどっしりと胸を張り、 己の強靭な肉体を武器に人間に対しても簡単に屈することのない高いプライドを持つ、 単なるトカゲに括ることのできない孤高の存在なのです。 しかしこれはあくまでも先入観がつくり上げた単なる思い込み、 そんな身勝手な思考で野生動物と接していては申し訳が立ちませんから、 きちんと相手の特徴を見据えてあげる必要があります。 何よりも体が華奢ですから何事にも自信たっぷりという訳には参りません、 きちんと外界から身を潜めることができるようなレイアウトを施してやり、 完全とは言えないまでも樹上性の傾向が強いため、 枝や流木を上手にセッティングすればこちらの思うがままにケージ内でトカゲを操ることができるでしょう。 特にバスキングスポットを高い位置に設けた場合は、 空間を縦横無尽に行き来するエネルギッシュな姿を見せてくれます。 主に与える食事はコオロギなどのヘルシーなメニューなので、 それこそトカゲモドキなどを飼育する感覚の延長で問題なく、 冷凍マウスなどある種のグロテスクなものを必要としないのもポイント。 餌に対するハードルが随分と低い上に、 オオトカゲを飼う上で絶対に叶うはずがないと思っていたビバリウムの要素も盛り込める、 全く新しいジャンルのトカゲであるという意識がドワーフモニターを楽しむコツです。 今回やって来たのは分類の混乱について度々取り沙汰されるシミリス、 正直じっと考えてもよく分からないというのも確かなので、 見た目の好みなどで素直に選ぶのも悪くないでしょう。 同じく流通量の多い近縁種と明らかに異なるのは黄色味がないということ、 この白黒がすっきりとした印象を与えるため昔から根強いファンは多いです。 最近見かけるチャンスがじわじわと減っているようですが、 ハンドリングもやってやれないことはない状態抜群の飼い込み個体をどうぞ。 |
イワヒメオオトカゲ
Varanus storii |
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ディテールのつくり込みに一切の妥協を許さないこれぞまさしくモニター界の一寸法師! 人の親指にわしっとしがみ付けるコンパクトさに大きな感銘を受ける稀少小型種、 ストーリーモニターが入荷しました。 オオトカゲの仲間にはその名の通り巨体を売りにした種類が数多く知られていますが、 俗にドワーフモニターと呼ばれる彼らはそれらとは全く正反対の小柄な体格を最大の武器としています。 ドワーフはオオトカゲに非ずと言われてしまうのも無理はないでしょう、 何故ならオオトカゲのファンはこぞってそのダイナミックさを愛しているのであって、 小さくまとまることを良しとしていないからです。 しかしながら中にはサイズ感のみを第一に優先するのではなく、 どちらかと言えば他のトカゲとはまるで異なるデザイン性が重要視されるケースもあり、 そういった場合には必ずしも大きくある必要は無さそうで、 むしろ小さければ小さいほどそこに凝縮された味わいが濃厚なものに感じられるかもしれません。 今回やって来たのはドワーフ系の中でも格段に小さく、 そしてそれに相反するかのように恵まれた体格を持つことで人気の高いストーリー。 ツリータイプのスラッと流れるような体付きとは対照的な、 むしろ中型から大型のモニターさえをも連想させる筋肉質のボディは近似種のリッジテールに勝るとも劣らず、 それでいて最大サイズは他のどの種よりも小さめに抑えた、 何だか反則技ばかりを並べたような特徴が素敵過ぎます。 背部の網目模様は成長に伴い更にコントラストを増していき、 意外と長さのある尻尾の付け根辺りには触ると痛いトゲトゲのパーツがずらり、 そして顔付きにはいつも緊張感の漂う野性味がきちんと残されています。 まだ片手で楽々扱えるほんの小さな個体ですが、成熟までにはもう十センチほど余裕を残しており、 実はこのラストスパートで思わぬ迫力を備えることになることをご存知でしょうか。 悲しいかな日本国内で見かける個体の大半は輸入されたばかりのベビーサイズであることが多く、 真の正体は世に広く知られていないと思われ、 それだけに自らの手で最終形態まで仕上げることへのやり甲斐を感じて頂きたいのです。 初めから大きくならないことを残念がる方には全く向いていませんが、 体の隅々まで目を凝らして穴が開くほど観察したい、 細部に秘められた機能美のひとつひとつを心行くまで堪能したい、 そんな嗜好をお持ちの方にはぴったりの逸材。 小型種だからと省スペースにまとめてしまうのではなく、 あえて広々とした空間にオーストラリアの赤土と岩場を配したレイアウトで、 現地の風景を再現した貴方だけのスモールワールドをお楽しみ下さい。 |
シモフリシリトゲオオトカゲ
Varanus t. orientalis |
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お得意のすらっと体型に彩り鮮やかな外観が見る者の心を奪うオージーファン憧れのフレックル! 背面の眼状斑を包み込む網目模様の赤味が綺麗に発色しているものをセレクトしました、 シモフリシリトゲオオトカゲの入荷です。 和名表記を目にすると片仮名の羅列に酔ってしまいそうになりますが、 一般的に使用される通称名はすっかりお馴染みとなったフレックルモニター。 かつてはその学名からトリスティスモニターと呼ばれることもありましたが、 近年では亜種オリエンタリスの方が主に流通しているためほぼフレックルに統一されています。 オオトカゲは文字通りそのサイズがネックとなることが多く、 そうなった場合真っ先に白羽の矢が立つのが属内でも随分小型なことで知られるドワーフモニターの仲間。 ただし以前はチモール、シミリス、ピーコックと流通する種類がおおよそ固まっていたため、 目立った飛躍が望める訳でもありませんでしたが、 最近になってオーストラリアを原産とする稀少種もいくらか出回るようになり、 とみに注目度を集めています。 今回やって来たのはエレガントなスタイリングとカラーリングが印象的なフレックルの、 ベビーより少し育った片手で扱えるサイズの飼い込み個体。 地べたに這いつくばっているリッジテールほど武骨ではなく、 かと言ってキンバリーロックほど華奢過ぎない均整の取れたボディバランスが第一のセールスポイントで、 動きとしてはどちらかと言えばツリー系ですからレイアウト水槽に映えるキャラクターとしても知られています。 立体活動が巧みなことから縦方向に誘導できるという点で、 飼育スペースを大きく取り過ぎないというのは嬉しいポイントではないでしょうか。 そしてもうひとつの醍醐味が忘れてはいけないその色合い、 ベルベット調の木目細やかな肌質を飾り立てる上質なオレンジとブルーと取り合わせは麗しいことこの上なく、 赤茶系のデザインにありふれていたドワーフの一味に革命を起こしたとさえ言えるでしょう。 好きな人にとっては鼻先のシュッと伸びたこの横顔も、 背中を覆い尽くすジオメトリーなスポットの羅列も、 日の当たる樹上でバスキングを楽しむ優雅な姿も、 そのひとつひとつが堪らなく愛おしい瞬間に感じられると思います。 残念ながら尾先が少し切れてしまっていますが、 端整な顔立ちなど持ち前の格好良さに変わりはありません。 性別は不明としましたが尾の付け根両端に尻の棘が発達し始めているためオスでしょうか。 今まで探しに探してもなかなか手の届かなかった方は是非この機会をお見逃しなく、スペシャルプライスです! |
セグロオオトカゲ
Varanus yuwonoi |
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心も体もきれいさっぱりトリートメントされた大胆な性格が魅力の長期飼い込み個体! ガラスケージ越しに餌を待つ仕草はおおよそ本種とは思えません、トリカラーモニターが入荷しました。 趣味の爬虫類飼育の世界において、オオトカゲとは数多く存在するトカゲの中の一選択肢として捉えられ、 その殆どが名前の最後にモニターという単語を付けて呼ばれています。 そこでふと分類事情を覗いてみると、オオトカゲ科はオオトカゲ属のみで構成される単純なものかと思いきや、 実は世界中に繁栄したそれぞれのグループが亜属として非常に細かく仕分けられていることが分かります。 その中でも一大勢力として知られるのがマングローブモニター亜属、 ご想像の通りインドネシアやニューギニアを中心に活躍している仲間ですが、 ただ単に構成種が多いというだけではなく、 イエローヘッド、カールシュミット、コバルトやエメラルドなどのツリー系など、 普段私たちが大変お世話になっている種類が軒並み含まれています。 島嶼地域という特性上、 種の分化が著しく現在でも新たな刺客が発見されるほどに熱いエリアであることは間違いありませんが、 昔から名前だけは知られながらも現物を拝む機会になかなか恵まれなかったのがこのトリカラー。 レインボーモニターとも名付けられているように、 腰から尾の先にかけて流れるようなグラデーションカラーが実に美しく、 とにかくカラフルさという点については事欠きません。 しかしその名前と写真だけが先行してしまい実際に販売されているのを見かけることは滅多になく、 それだけにいつまでも憧れのモニターというポジションを守り続けているのではないでしょうか。 ただでさえバタつくネシアンの中でも極度の恐がりで、 観賞目的と割り切ったつもりが観賞さえさせてくれないというケースも耳にしますが、 今回はとにかく長期ストックというのが売りの個体をご紹介します。 ケージの前を通り過ぎただけで姿を消す、 唯一給餌の瞬間だけは触れ合えるかと思いきや人影を感じる状態では餌を食べない、 常時物陰に身を潜めているためただただ汚れた水を交換させて頂くだけの毎日、 これ以上並べると胸が苦しくなりますが大概のトリカラー飼育者が経験するエピソードの数々。 でもこの個体は違います、メタハラの下で堂々とバスキング兼居眠りを楽しみ、 人が近付くと逃げ惑う所か餌をもらうためにこちらへ近寄ってくるほど人慣れしており、 さすがにサクッとハンドリングをさせてはくれませんが写真撮影も一通りこなしてくれました。 しかもよく見るベビーサイズではなくそこそこ育った大きさなので、 顔付きや体付きが幾分逞しいのも嬉しいポイント。 このままメーターオーバーしてくれれば自慢の一匹になること間違いなし、 店内で半年飼育し体中のスレも消えてなくなった極上の逸品です。 |
フィッシャーカメレオン (ヤングサイズ・Pr) Bradypodion fischeri |
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お客様飼い込みの非常に状態の良いフィッシャーカメレオン・ペアの入荷です。国内CBのベビーサイズから育て上げたそうです。 いわゆる”角系カメレオン”の仲間で昔から長期飼育の例も多く、とてもタフな印象のある種類です。 鼻先のゴツゴツとしたツノは特にオスでよく発達し、 先端が互いに寄り添う様に伸びていきます。メスでも長さは出ない事が多いですがしっかりと存在感のあるツノになります。 オス個体は平常時でも横腹に模様が出て綺麗です。フラッシュの関係で茶色っぽくなってしまいましたが、 観葉植物の上を歩かせると若竹色の眩しい体色に変化します。今の季節は湿度さえキープすれば管理もしやすいです。 両個体ともピンセットから餌を食べる優良個体なので親サイズまで育て上げ繁殖に挑戦して下さい。 |
エボシカメレオン (ブルー・国内CB) Chamaeleo calyptratus |
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ツルツル頭に大きな目玉のミニマムボディで鈴生りに枝へ止まる様が愛おし過ぎる緑色の天使たち! ハンドキャリーだからこそ実現した見慣れぬサイズは成長するまでの期間限定販売です、 エボシカメレオンが入荷しました。 カメレオンがまともなペットとして認められるようになったその頃から語られるように、 買える爬虫類から飼える爬虫類へとその存在意義を変えてくれた業界の革命児は、 今日でもその勢いを全く落とすこと無く高い人気を保ち続けています。 外観から感じ取れる印象は我々の思い描くカメレオンそのまんまなのですが、 実は野生での暮らしぶりに注目すれば分かるように中身は余程カメレオン離れしており、 その異端的な生態と生命力こそが人間との生活に耐え得るポテンシャルの原動力となっているのでしょう。 よく言われるように高温への耐性から水切れに対する強さ、 そして近頃ではCB化が進んだお陰か人からのストレスさえも感じなくなっているような気がする、 屈強な体力と精神力が私たちのホビーを支えてくれているのだと思います。 飼育がある程度現実的なものとなり、 その恩恵として得られる国内CBは昔からスポット的に流通していたようですが、 最近ではコンスタントに殖やされ始め海外からの供給にあまり頼る必要も無くなり、 今後ヒョウモンやフトアゴなど他ジャンルの定番種と肩を並べる日が来るのかもしれないと思うと良い意味でゾッとします。 今回やって来たのはせっかくエボシを選ぶのなら、 ただ育てるだけでは面白くないと言った具合で支持率が高まっている、 俗にブルー系統などと呼ばれる青味の強く出たペアから得られたベビーたち。 標準の状態でも地色には微妙に個体差を生じますが、黄緑色や黄色が出易いタイプでは無く、 全体に青みがかる涼しげなタイプを選択交配した結果定着したもので、 成長するとちょうど南国の海のようなエメラルドグリーンに近い上品な色彩を呈します。 この世に生まれてまだ数週間の極小サイズながら、 ブリーダーの愛を一身に受けきちんと自立しコオロギをもりもり食べるコンディション抜群の個体ばかりで、 しかも暫定ながら贅沢にペアっぽいものまで選べてしまう素敵なセレクト品です。 ひとまずサイズがサイズなのでブルーにはなかなか見られないプライスにてご紹介しますが、 店内で暫く成長した際には価格を改める予定ですので、 特に初めから雌雄を揃えて育てたいと言う方はお早めにどうぞ。 |
エボシカメレオン (♂・♀) Chamaeleo calyptratus |
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実に二百日もの潜伏期間を経て日の目を見た直後から無我夢中で餌を食べまくる健康児揃い! いわゆるベビーサイズながらやや大柄になるまで育てられた初めての方にも安心のずっしり感、 エボシカメレオンが入荷しました。 カメレオンと言う生き物としてのスタンダードなライフスタイルを守りながら、 所々にカメレオンらしからぬ良い意味で非常識な特徴を併せ持つ、 つまり代替品などではなく歴としたカメレオンでありながら簡単に飼育が楽しめる、 今やそんな評判をあちらこちらで耳にする業界の革命児がこのエボシです。 枝を掴むのに特化した洗濯ばさみのような四肢で巧みな立体行動を見せ、 左右バラバラに稼動する不思議な目をグルグルと回し、機嫌の良し悪しで体色をコロコロと変化させ、 極め付きには少し離れた所にいる獲物に向けて勢い良く伸びる舌を発射する、 ちょっと詳しい人なら誰もが知っている他のトカゲには容易に真似できない数々の魅力は、 もちろん本種を育てていく中でも十分に堪能することができます。 その一方で高山地帯に棲息するため高温にはあまり強くない、 活きた餌しか見つけられず食べることができない、 容器に貯められた止まっている水は水と認識することができない、 完全肉食性で主に昆虫類しか口にしないなど、 おおよそのカメレオンに当てはまるごく当たり前の常識は、 驚くことにエボシカメレオンには当てはまらないことが多いのです。 つまりビギナーがつまづきやすい難しいとされるポイントが初めから解消されているため、 その昔ペットとして飼育するのは不可能と言われていたカメレオンを、 グッと身近な存在へと引き寄せてくれた救世主なのです。 今回やって来たのはどさっと生まれたお客様繁殖の群れるベビーから、 兄弟の中でもコオロギへのリアクションが格段に良く、 体付きががっしり骨太な個体ばかりをセレクトしたものが勢揃い。 当店では半年ほど前にも似たようなベビーを取り扱いましたが、 その時に比べると明らかに一回り以上大きなサイズなので、 酷暑も過ぎようとしているタイミングの良さも相まってカメレオンデビューには最大のチャンス到来と言った具合です。 ブリーダーより届いた両親の生々しい姿を捉えたスクープ写真はこちら、 こうして日本生まれのCBベビーが普通に入手できる今の時代は本当に恵まれていると思います。 雌雄判別もほぼ確実に行えるためいきなりのペア取りも可能、 そして何よりも餌入れのコオロギが秒速で姿を消す皆のアグレッシブさに驚かされる毎日です。 |
エボシカメレオン (♂・♀) Chamaeleo calyptratus |
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今年もめでたくやって来ました、見る者を忽ち虜にする抜群の威力を持つ鈴生りの妖精たち! ハッチして一か月が経過した兄弟の中からトップクラスの健康体ばかりをずらりと集めた、 エボシカメレオンが入荷しました。 カメレオンの飼育は他のトカゲよりもずっと難しい、 だから初心者は興味本位でむやみに手を出すべきでは無い、 今や常識と化したそんなお堅い話もすっかり吹き飛ばし、 誰にも抑えることのできない強い衝動を駆り立てる実に危なっかしい存在、 それこそがここにわらわらと集結したエボシのベビーです。 何が嬉しいのかと言えば、まず第一に生まれながらにしてカメレオンであると言う事実。 ギョロギョロと器用に動かすことのできる両目に始まり、 枝を握ることに特化した手足はハサミのようなお約束のつくりで、 木々をすり抜けては音も無く獲物に忍び寄り、 ロックオンしたかと思えば目にも止まらぬ速さで放たれる長い舌の妙技まで味わえる、 究極のミニチュア感が言葉にできないぐらい堪らなく愛おしい、 単なるトカゲの枠に収まらないカメレオンならではの存在感がお腹いっぱい楽しめます。 何となく難しそうだから、 上手に育てられなさそうだからと敬遠していた人まで引き込んでしまうのはもちろんのこと、 もはやカメレオンに対して微塵も興味を抱いていなかった人でさえ、 生身の姿に初対面した時の感動たるや他の爬虫類では味わえない衝撃的な出会いとなるでしょう。 幸い飼育難度の最も低いカメレオンと言われるエボシですから、 決して初心者キラーになることも無くルールを守ればきちんと育てることができ、 知らず知らずの内に彼らの術中へとはまっていくのです。 今回やって来たのは昨年に続き成功したお客様繁殖のベビーで、 8月初頭に誕生した子孫をおよそ一か月の間立ち上げて下さったのち、 フルメンバーでごっそりまとめて譲って頂きました。 つまりここに掲載した個体の他にも兄弟分が在庫しているのですが、 将来性に満ち溢れた成長の早いものから順に輩出して参りますので、 あまり大きな声では言えませんが安心は早い者勝ちと言うことでお願い致します。 知識も経験も全くのゼロからスタートしたいと言う方も、 ケージのセッティングから日々の世話まで伝授しますのでお気軽にご相談下さい。 毎度お馴染みのベビーサイズ特価にて! |
エボシカメレオン (国内CB・S) Chamaeleo calyptratus |
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ただのベビーには無い可愛らしさと逞しさを併せ持つブリーダー推奨のめちゃめちゃ安心サイズ! 生後一か月でリリースして下されば良いところをご丁寧にもう一か月育てて頂いた、 エボシカメレオンが入荷しました。 カメレオンの皮を被った何とやらとでも申しましょうか、 言うまでも無く見かけは全力のカメレオンとして生き永らえている訳ですが、 その中身はもはやカメレオンのそれでは無いとはよく言ったもので、 しばしば革命児の異名を取る最強のカメレオンとして知られる定番の人気種。 両目をギョロギョロと回転させながらトングのような四肢で木々を伝い、 獲物を見つけるや否やじっと睨みつけたかと思えば長い舌を素早く伸ばし、 長い尻尾を五本目の足として巧みに使いながら活動する森のハンター、 加えておおむね緑色をしていればそれらしく見えるのがカメレオンの固定概念でしょうか。 ここに挙げた条件を殆どひとつも漏らさず忠実に再現しながら、 カメレオンとしてはまず考えられない高い生命力を誇るのがこのエボシ、 やはり自然環境において絶食絶水にも耐えなければならないところが、 彼らに特有のしぶとさを育んだ所以ではないかと思いますが、 それにしてもペットとして付き合っていて我々にこれほどの余裕を与えてくれるとは、 数十年前にはまず考えられなかったイノベーションであると言えます。 冷凍はおろか乾燥したコオロギやグラブパイ、 レオパゲルなどの人工飼料などにも平然と餌付いてしまうなど、 良い意味で非常識な高いスペックがこの先長い将来においても私たちを助けてくれるのだと思います。 今回やって来たのは順風満帆にふっくらと育った十センチ台のスモールサイズで、 通常国内ブリードとしてリリースされるベビーは数センチから十センチに満たない程度ですから、 二桁の大台に乗ってくれたことは何よりの安心感に繋がります。 脱皮の皮も残るような状態で撮影に臨みましたが、 これぐらいの方がリアリティを感じられて宜しいかと思いあえてそうしました。 体色には少しバリエーションがあって、 黄色味の強いグリーンから一方で涼しげな青味がかったグリーンなど、 性別と併せて見た目の好みでお選び頂けるようになっています。 金額はブリーダーさんの好意もあって通常のベビーと同じレベルに設定しました、 暫く残るようなことが無ければこのまま据え置きにてご案内しますのでお早めにどうぞ。 写真は二枚目よりオス、オス、メス、メスの順番です。 |
エボシカメレオン (♂) Chamaeleo calyptratus |
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成熟したオスとしてのシルエットはほぼ完成に近付き残るは風格とオーラが備わるのみ! 青味の強い血統を選んだ甲斐あって大変涼しげなカラーリングに仕上がりました、 エボシカメレオン・オスの入荷です。 もはや言わずと知れたカメレオン界の二大巨頭、 相方のパンサーと共にビギナーからマニアまでをも唸らせる革命児は、 今日の爬虫類業界に多大な功績をもたらし続けています。 何が凄いのかと言えば答えは至ってシンプルで、 カメレオンをペットとして飼うという一見単純そうな超難問を随分と容易いものへ変えてくれたことに他なりません。 標高の高い森林にひっそりと身を潜める世を忍ぶような生活が基本スタイルなのですが、 本種に限っては故郷イエメンの凄まじく厳しい自然環境が鍛え上げたその強靭な体質により、 原則昆虫専食の生き物であるにもかかわらず植物から水分を摂るという反則技に近い特徴をも身に付けてしまうほどで、 気温の寒暖差やカメレオン最大のウィークポイントである水切れにもかなりの耐性を誇ります。 かつてワイルドしか流通していなかった頃はそれでもようやく飼えるというレベルだったようですが、 ここ十年の内にコンスタントなブリーディングもすっかり軌道に乗ったため、 誰しもが望めばいつでもカメレオンを安心して飼い始めることができる時代が到来しています。 今回やって来たのはお馴染みの手の指サイズより飼い込まれた、 まだまだ余力を残しているもののフルアダルトに程近い立派なオス。 象徴的な頭頂部のカスクはしおれたり歪んだりすることなく天まで綺麗に伸び、 普段の展示では視線を避けるために多少体を傾けたりはするものの、 殆ど体色を変えずストレスのスの字も見受けられない図太い性格で、 全身の至る所から健康状態の良好さをアピールしています。 こう見えて意外と個体差がありそれぞれの長所を捉えた様々なブラッドラインがあるようですが、 この個体はいわゆるブルー系統のタイプで上品な高級感漂う雰囲気がおおむね好評の様子。 暑い日が続きますが店内の室温が30度を超えても平然としており、 扇風機の傍でまんざらでも無さそうな表情を浮かべている辺りは流石エボシ、 毎日定時になると直射日光をガンガン浴びながらコオロギを爆食しもりもり排泄しています。 皆が羨む健康体に仕上がったエボシの出物はそう多くありませんので是非この機会に。 |
エボシカメレオン (♀) Chamaeleo calyptratus |
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多くの爬虫類飼育者に”カメレオンは飼える”と認識させてくれたカメレオン界の革命児です。 よく見かける生まれたばかりのベビーは恐いという方はこのサイズから初めてみては。 そろそろ体格もしっかりし始めてきたエボシカメレオン・メスの入荷です。 カメレオンの多くは冷涼で多湿な高山地帯に棲息しており、 飼育下ではそのシビアな環境を再現することを余儀なくされる場合も少なくありません。 ですがイエメンに棲息する本種はカメレオンの苦手とする高温と乾燥に対して耐久性が高く、 決して簡単とは言えませんが明らかに他種に比べて飼育難易度は易しいでしょう。 名前の由来はこのサイズからでも目立ち始めている頭頂部の大きなカスクからで、 ちょうど平安時代の烏帽子に形が似ている為にそう呼ばれています。 最近ではカメレオン飼育の味方となる高さのあるケージや紫外線灯、 水分を供給するドリッパーなど様々なものが登場し、昔と比べると格段に飼育しやすくなってきました。 長い舌を目一杯に伸ばし活きたコオロギを捕らえて食べる姿は、いつもの光景と分かっていても毎回感動してしまいます。 少し育って体力もついてきて、 かつここから育てる楽しみもあるお勧めの一匹です。 |
エボシカメレオン (♀) Chamaeleo calyptratus |
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涼しい季節の始まりにカメレオンはいかが。 これだけ育っていればもう安心、エボシカメレオン・メスが入荷しました。 カメレオンという生き物は世間一般でも大変認知度の高い存在ですが、 やはり爬虫類でもなくトカゲでもなく、 カメレオンはカメレオンという認識が強く一際存在感を放っています。 見ている分には両眼が別々にキョロキョロと動いたり舌が伸びたり噂通りの奇抜さで楽しいのですが、 これが飼育となると特殊な環境に暮らしているせいか難しい、 というのは昔の話で今日では随分とペット爬虫類として普及してきた感があります。 その立役者となったのがまさにこのエボシで、 まず第一に高温への耐性が他種に比べ抜群に優れていること、 そして飼育下での繁殖が進んだことで飼いやすいCB個体が流通し始め裾野を広げる形となりました。 今では価格も落ち着き見かける機会も多くなりましたが、 やはりベビーから育て上げるというのには少々不安が伴うもの。 今回やってきたのは生まれてから半年かけてしっかり飼い込まれ、 頭頂部のカスクも発達し大人の雰囲気が現れ始めたメス個体。 オスの天高く伸びたカスクも格好良いですが、 メスはオスに比べ大きくなり過ぎないことと頭のフォルムもこれぐらいがちょうどいい、 という方もいると思います。 店頭では環境が変わったばかりでもすぐに落ち着き、次の日には早速コオロギを食べてくれました。 すっきりとした色味がエレガントな一匹、夏の終わりは飼育開始にベストタイミングです。 |
エボシカメレオン (ブルー・♀) Chamaeleo calyptratus |
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大切に育てられたご褒美に無精卵のサプライズまで用意してくれた一歳未満のヤングアダルト! 全体に黄ばんだ様子が全く感じられない涼しげなカラーリングが魅力のブルー血統、 エボシカメレオン・メスが入荷しました。 カメレオンであってカメレオンでない、 一時はペットとしての飼育が不可能とさえ言われるほどの難関だった、 カメレオンなるジャンルに革命を起こした第一人者とされる、 爬虫類の歴史を語る上では決して外すことのできない銘種のひとつ。 今でこそ高い意識を以ってコンディションが保たれたまま輸入されることが増えたものの、 少し時代を遡れば初めから状態を落としたマイナスからのスタートは当たり前、 それに加えてどのように扱うのが正しいのか基本を押さえることすらもままならなかった訳ですから、 そんな厳しい状況の中でもしぶとく生き延び私たちにカメレオンのいろはを教えてくれた功績は計り知れません。 最近ではCB化されたフレッシュなベビーが流通するのはもちろんのこと、 中には選択交配により色彩の美しさが高められたタイプや、 パイドなど新たなミューテーションの作出にも力が注がれており、 カメレオンをひとつのペットとして楽しく育てられる本当に有難い時代が到来しています。 今回やって来たのは国内でも有数の美貌を誇る青みの強い血筋のベビーから、 性別が確定しいよいよブリーディングの可能性まで見えてきたナイスサイズのメス。 前飼育者曰く頭数整理のための放出とのことでしたが手放すことに何のやましい理由も窺えない、 みずみずしい佇まいに嫌でも分かる状態の良さが滲み出た、 あえて言葉による説明の必要も無いほど抜群に仕上がっています。 暖かくなってからは日々の日光浴も欠かさなかったそうで、 象徴的なカスクは曲がりも無く綺麗に伸び、 四肢の力強さも相まって骨から頑丈に育てられたことが伝わって来ます。 入店時より何となく肉付きが良いなと感じていた矢先に、 本日なんと産卵まで経験してしまう始末で、 年齢的にもいよいよ現役生活の始まりと言う段階ですからこれからの活躍が楽しみなことこの上ありません。 兄弟の中でも成長の早い一匹なのでもう少し体格をがっしりとさせてから、 次のシーズンには早々にオスをあてがってやりたいものです。 ハッチサイズの幼体こそ市場で見かける機会が増えましたが、 品質の高い飼い込みの出物はそう頻繁に巡り会えるものではありませんのでお早めにどうぞ。 |
エボシカメレオン (ブルー・♀) Chamaeleo calyptratus |
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無精卵を爆産みしてからのトリートメントも完了した最高に脂の乗っているスーパー即戦力! 黄色味が殆ど感じられない深みのある肌の色が大変に美しい、 ブルー血統のエボシカメレオン・メスが入荷しました。 カメレオンの世界を一気に身近なものへと変えてくれた時代の革命児は、 その活躍ぶりに決して衰えを見せること無く今日に至ります。 そもそも体のつくりやその生き様を知れば明らかにペット向きでは無いことは直ぐに理解できるでしょう。 枝にしがみ付いたまま木々の隙間へ身を隠し、 周囲の環境に合わせて体色を変化させたり風の吹くままに体を揺らしてみたり、 最小限の動きで外敵や獲物を察知できるよう独立した両目をグルグルと回し、 狩りの際には音も無く忍び寄り遠距離から長い舌を発射する、 よくぞここまで徹底されたぶれないライフスタイルが実現できるものだと感心させられます。 かつては輸入状態の悪さからとても立ち上げなど困難な状況が続いていましたが、 最近では各種のCB化も進みフレッシュな状態で手元に届くことが多くなり、 なるべく人目を避けて暮らしてもらうネガティブな飼い方から、 どうせ人と関わるのだからそういった環境にカメレオンから歩み寄ってもらい、 お互いにストレスを感じ過ぎない関係を構築する、 そんな風に向き合い方や考え方が変わりつつあるのも時代の流れだと思います。 確かに最近見かける個体の中には物怖じしない性格の持ち主も多くなり、 いつの日かもっと密接な距離感でカメレオンと暮らせる日が訪れるのかもしれません。 今回やって来たのは定番種にして最も人気の高いエボシから、 体の青味をより強めていく方向でセレクトされたブルータイプのメス。 メスを育てる上で躓きがちなのはとにかく抱卵の問題で、 勝手に無精卵を孕み勝手に衰弱してしまうケースがチラホラ聞かれ、 最終的には病院で産卵誘発剤を注射してもらうパターンも多いのですが、 この個体は初めての卵を実に五十個近く自力で産卵し、 既にその後のケアも済んでいるため今後の繁殖活動にも大いに期待が持てます。 近くに動物病院があれば良いのですが、 注射が癖になってしまうと抱卵の度にハラハラしてしまいますので、 たとえ無精卵でもセルフで産み落とせたと言う経験は付加価値と捉えて差し支えないと思います。 前の飼い主によるとイチゴが大好物だったとのことですが、 現在はもちろんコオロギをピンセットから盛り食いしています。 まだ一歳程度の若いメスなので、 盛りに盛ったオスをお持ちの方は是非ブリーディングに挑戦してみて下さい。 |
エボシカメレオン (ブルー・Pr) Chamaeleo calyptratus |
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成長に従い全身に強い青味を呈することで人気のブルー血統より今からが本番のブリーディングペア! 新元号令和をめでたく迎えるに当たって一番乗りで繁殖を目指して頂きたいおよそ一歳の新婚夫婦、 エボシカメレオン・ペアが入荷しました。 カメレオンと名の付く生物がどのようなものであるのかを、 漠然とは知っていても改めて人に説明するのは難しいでしょうし、 下手をすればもしかして空想上の生き物なのではと思い込んでいる人もいるのかもしれない、 そんなミステリアスでファンタジーなキャラクターがこのカメレオンと呼ばれるトカゲです。 そう、それは歴としたトカゲの仲間なのであって、 もちろんご存知の方からすれば何を今更と思われるかもしれませんが、 カメレオンが如何に並のトカゲからかけ離れた存在であるかというのを、 ふと考えてみると本当に不思議なヤツなのだということがよく分かります。 世間では多くの場合カメレオンに纏わるエピソードのひとつひとつがいちいち盛られていて、 特に頻繁に聞かれるのが自らの背景色に対しものの数秒で同化してしまうだとか、 酷い場合には無色透明のもやもやが残って目の前から姿を消すだとか、 ゲームや特撮などの影響を多分に受けてしまった事例があるように思います。 流石にそこまでぶっ飛んだ超生命体的なスペックを有しているはずはありませんが、 両眼が別々に動いたり手足が枝を掴むことに特化したトング状になっていたり、 風景に身を隠すために体色を変化させたり長い舌を高速で射出できたりと、 普通のトカゲでは到底真似できない素晴らしい特技をいくつも備えているのです。 そんな夢のようなペットを一般家庭で飼育できるようになったのはここ十年ほどの話、 しかもその夢を叶えてくれた立役者のひとりが何を隠そうこのエボシカメレオンであり、 生まれ持った抜群の生命力を武器にこの業界で華々しい活躍を続けています。 今回やって来たのは野生オリジナルの体色に比べ青味の強い涼しげなグリーンに彩られる、 エボシの飼い易さを象徴するような改良品種、 通称ブルー血統と呼ばれるラインよりそれぞれ選出された程良いサイズのオスとメス。 オスは大きなカスクが曲がりもせず綺麗に立ち上がりご機嫌な様子で、 メスも顔色が良くもうひとふんばりすれば安心して抱卵させられる、 ちょうど今年から繁殖に向けて始動できる最高の掘り出し物。 両親をベビーから育て上げずとも緑色の妖精たちを目の前に召喚するための準備が整う、 裏技のようなタイムワープが一瞬で済んでしまう大変に都合の良いペアです。 |
エボシカメレオン (Pr) Chamaeleo calyptratus |
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すっかり大人びた雰囲気を醸し出しつつある体格のしっかりしたヤングペア! これからブリーディングを志す方にとってこの上ないベストサイズです、 エボシカメレオン・ペアが入荷しました。 一年を通して涼しい風の吹きぬける高山の森林地帯、 カメレオンという生き物の主だった棲息域とはまさにそのような所です。 体にあまり負荷のかからない気候と、常に身を隠しながら日々を送るために役立つ生い茂った草木、 それらは全てこのひ弱なトカゲが暮らしやすさを感じるために欠かせない要素と言えるでしょう。 人間がペットとして飼育するために山から引きずり下ろして来ようものなら、 つまりはそのシビアな条件をきちんと再現しなければなりませんし、 それができなければ地上に連れてくるべきではないのかもしれません。 日本の暑さに耐えることは難しく飼うべきではない、 そんなカメレオンのイメージを見事に覆してくれたのがエボシという名の革命児です。 本種のお陰で我々はカメレオン飼育の基礎から繁殖方法までを学び、 今日の文化に役立てたと言っても過言ではないほど、 爬虫類ホビーの世界に対する貢献度の高さは計り知れないものがあります。 今回やって来たのは片手で操るのもそろそろ辛くなり始めたミドルサイズのペア。 ここにきてようやくオスはオスらしく、メスはメスらしい風貌へと仕上がりつつあり、 華奢なイメージを感じることも殆どないと思います。 初めて飼育する人にとっても肝を抑えれば繁殖も夢ではなく、むしろ挑戦のし甲斐があると言えますが、 寿命は平均5年程度と他のトカゲと比べてもあまり長くはないため、 ペアを揃えて購入する場合、完全に仕上がった状態では年齢が分からず稼働年数もごく僅かです。 エボシは生まれたばかりでも雌雄判別が可能ですが、 かと言ってベビーでは体力が少ないために育て上げるのが大変で、特に暑い時期には不安もつきものでしょう。 しかしこの大きさになれば弱々しさも吹き飛び必要以上に身構えることもなく、 何より成熟してからの繁殖可能期間をフルに使わせてもらうことが可能です。 人に対して神経質で手を伸ばしただけで威嚇する個体も少なくない中、 この2匹はかなり堂々として物怖じすることもありません。 メスは輸送の際に尾先が痛んでしまい、少々黒ずんでしまっているので気になる方はお問い合わせ下さい。 ブリーダーを目指す方に捧ぐ、即戦力一歩手前のナイスペアです。 |
エボシカメレオン (国内CB・Pr) Chamaeleo calyptratus |
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あの妖精のようなベビーからは想像できなかった方も多いかもしれない大切に育てられた完熟ペア! どっしりとした体付きから人慣れ具合に至るまで大満足の出来栄えを誇るまだまだこれからの若い二匹、 エボシカメレオン・ペアが入荷しました。 カメレオン界のスーパースターとしてもはやこの世に無くてはならない存在となった、 盟友パンサーと競り合うほどの人気を誇る人呼んで革命児ことエボシカメレオン。 実はその活躍ぶりのよく似た両者は似て非なるキャラクター性を有しており、 本種は例えばヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲのような、 そのカテゴリを代表し数多くのビギナーを快く招き入れる一般種としての仕事を鮮やかにこなし、 世間のカメレオンに対するハードルを上手く下げながらも本格的な味わいが楽しめる、 他の種類では容易く真似ることのできない素晴らしい功績を残しています。 歴史的に大半のカメレオンたちが抱えていた問題としてまず第一に挙げられる初期状態については、 元来の強健な体質に加え繁殖個体が流通のほぼ全てを占めることで解決され、 原産国イエメンの過酷な環境が育んだタフネスは水切れに強いと言う最高のオプションになり、 あまりにも旺盛な食欲は必ずしも活きた虫で無くとも構わないと言う貪欲さに繋がるなど、 全てがペット向けであると言わざるを得ない素晴らしいプロフィールの持ち主なのです。 今回やって来たのはおよそ二年ほどかけてコツコツと丹念に育て上げられた、 肝心の繁殖がいよいよ目の前まで迫っているいつでも産めそうなフルアダルトのペア。 元々は当店より旅立った国産のベビーが健やかに大きくなった個体たちで、 体もしっかりと出来上がりそろそろブリーディングにと意気込んだ矢先、 諸般の事情により放出を余儀なくされこの場へ掲載される運びとなりました。 個人的には親戚のおじさんのような心持ちで幼い頃からよく知っている二匹なので、 雌雄共に発色はご覧の通り良好そのものであり、 カスクの曲がりなど成長過程に見られる身体的な不安もほぼ見受けられず、 手放されるのが本当に勿体無いと感じるほどの見事な出来栄えです。 カメレオンの繁殖に挑戦してみたい方にとってはまたとない貴重なチャンスだと思います。 |
メラカメレオン (Pr) Chamaeleo melleri |
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アフリカ大陸最大にして大人気種。 ボリュームのある体格に鮮やかな体色が迫力感を一層引き立てます、 メラーカメレオン・ペアの入荷です。マダガスカルにはパーソンなど有名な大型種が分布していますが大陸産も負けてはいません。 最大全長は60cm程とカメレオン全体を見回してもかなり大型の種です。 頭部は帽子をかぶった様に長く伸びたローブ、尖った鼻先、波型にキールの立った背部などダイナミックなパーツが盛り沢山。 生まれたてのベビーはモノトーン調ですが成長に連れ色味がついてくるようです。 日光浴の時には黒い斑点が出現します。 自然下では昆虫や小型のトカゲ類を好み、時には小鳥までも餌にしてしまう辺りいかにも大型種といった感じです。 昔は寄生虫に侵され弱った個体が多く苦労を強いられる事も多かったですが、 この個体達は壁に付いた水滴やスポイトから直接水を飲み、 体と同じ位の長さの舌を上手に使ってコオロギを爆食しています。 狭い所に閉じ込めてしまうのはあまりよくありませんので、 この際天井から枝を吊って放し飼いなどの広々とした飼育法で飼うと、生き生きとしたカメレオンの魅力が楽しめるでしょう。 本日のブログにてその他のカメレオンについても紹介しております、 ご覧下さい。 |
パンサーカメレオン (アンビローブ・国内CB) Furcifer pardalis |
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色取り取りの発色が安定した支持を集める定番にして不動の人気ロカリティ! 日々成長の軌跡が見て取れるそろそろ体格もがっしりし始めた安心サイズです、 パンサーカメレオン・アンビローブが入荷しました。 生き物を飼い始めるのは暖かいもしくは暑い季節であることが多く、 金魚売や金魚すくいが夏の季語とされていることからも分かるように、 日本人にとっては昔から風物詩として捉えられている歴とした文化のひとつです。 特に水物については一時の涼を味わうという趣きも関係しているのでしょうが、 四季の中で最も活動的になるタイミングには人間側も釣られて活性が上がってしまうのだと思います。 しかしながら外国産の爬虫類については一概にそうとも言えず、 トカゲの一種であるカメレオンについては暑さへの耐久性が乏しいという生態から、 導入するのは春もしくは秋頃が望ましいとされています。 見た目にして変わった形態を持つということはすなわちある特定の環境で暮らしていることの裏付けであり、 そういったか弱きものを人の都合で勝手に山から下ろしてくる訳ですから、 せっかくの慣れ親しんだ場所を離れてしまうのはあまり好ましいことではありません。 それでもこのパンサーはマダガスカル島の至る所に地域変異という長所をもって繁栄し、 流通する個体の多くは飼育下で、しかも国内で人工繁殖された幼体を高い確率で入手することができ、 そのため我々が与え得る生活空間にきちんと順応してくれる力を十分に備えていますから、 ペットとしての評判が高くなるのも当然の結果だと考えられるのです。 今回は冬の最も寒い時季にメスっぽいとの触れ込みでやって来た国産のベビーをこれまで寝かせておいた一匹をご紹介します。 アンビローブと言えば緑や黄色、 赤や青などパンサーが出すことのできるカラーの殆どを上手にミックスし、 何処へ持って行っても高い評価を受けやすい昔ながらの優等生タイプ。 そのため見栄えの割には見かける機会が多く価格帯も手頃で、 それほど普及の進んでいないマイナーな産地と比べるとコストパフォーマンスの高さにも驚かされます。 ゆくゆくは繁殖も視野に入れてとお考えの方にとっては、 相方が見つけやすいというのもひとつのメリットではないでしょうか。 どのロカリティなのかオスは外観でおおよその見当を付けられますが、 反対にメスはほぼ同一色のため後付けで判断することはほぼ不可能ですから、 もしメスになれば明確な産地付きの種親候補として十分活躍してくれると思います。 この個体は小さな体でも人に対して殆ど脅えることのない頑強な性格の持ち主で、 入荷当初いきなりピンセットからコオロギを食べ本当に心配することのない健康児。 初めてのカメレオンにも、行く先の種親候補にも、十分な力を発揮してくれるお勧めの一匹です。 |
パンサーカメレオン (アンビローブ・♀) Furcifer pardalis |
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基調色の白に上塗りされた柔らかな肌色や頭頂部から背中にかけての緑色が見事な美麗CB! サイズ的にそろそろオスをあてがってやっても良さそうな妙齢の飼い込み個体、 アンビローブのパンサーカメレオン・メスが入荷しました。 アンビローブとはノシベやアンバンジャなどと共に長年続くパンサー人気を牽引してきた、 お馴染みかつ美しいタイプとして知られる定番のロカリティで、 別名ピカソと聞けばより一層懐かしく感じられる方も多いと思います。 名前からしてインパクトのあるピカソの定義には様々な説がありますが、 アンビローブの持つ類稀な美貌と激しい個体差を見るにそう呼ばれるのも納得で、 当時は特にクオリティの高いものに限定されたネーミングとして普及していたのでしょうか。 いわゆる商品名として捉える向きが強く、 今でこそ国内繁殖個体も含めた流通の安定化が図られていますが、 昔は現物を拝む機会すらなかなか与えられず皆が憧れたのにも頷けます。 これと決まった色合いが定められていないためグリーンはもちろんのこと、 レッドやブルーの他にもイエローやホワイトなど、 パンサーと言う種が持つ全ての色を取り入れているのではないかと思えるぐらい、 何ともゴージャスなデザインが本ロカリティ最大の持ち味で、 通称ノシベブルーなどと同様にCB化が進められる過程でセレクティブブリードが積極的に行われ、 野生では出会えないかもしれない人の手による品質の向上に努められているのも興味深いです。 今回やって来たのはクリーンなCBのベビーサイズからしっかりと育てられた、 メスにしてはなかなかの発色に流石アンビと唸るこんな一匹。 赤にも程近い朱色の模様が体表に浮き上がるのと同時に、 頭の天辺から体側のホワイトバーより上を青味がかった緑色がうっすらと存在感を主張する、 原則シンプルな色合いが常のメスにおいてはよく着飾った個体だと思います。 バリエーションの豊富さに支えられ産地別人気ランキングでは常に上位をキープする、 どれだけ殖えても困らないことからブリーダーからの支持も厚い、 引く手数多の高い需要が嬉しいエース級の活躍を続けるアンビローブ。 ロカリティのしっかりとしたメスは何匹いても困らないでしょう、 オスをお持ちの方は是非メンバーに加えてあげて下さい。 |
パンサーカメレオン (タマタブ・♂) Furcifer pardalis |
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真っ赤に燃える力強い大地の上に青白く照らされた雪が降り積もるトアマシナの絶景! 近年ではとみに輸入が減ってしまった貴重なワイルドの飼い込みです、 タマタブ産パンサーカメレオン・オスが入荷しました。 カメレオンの世界におけるオピニオンリーダーとも呼ぶべき言わずと知れた人気者のパンサーは、 その特殊なジャンルの中でも例外的に飼育が成り立ち易く、 またロカリティ毎のカラーバリエーションという圧倒的な長所を存分に生かし、 他の追随を許さぬ怒涛の勢いで一挙にその地位を確立しました。 似たような理由でライバルとされるエボシは派手さこそ少々見劣りするものの、 安価に入手できるという敷居の低さから互いに鎬を削ってきた歴史がある訳ですが、 近頃はある種の高級志向からかパンサーの台頭が目立つようになり、 エボシもそれに嫉妬せざるを得ない状況になっているのかもしれません。 時にハンドリングをしてコミュニケーションを図ることも不可能ではありませんが、 基本原則として観賞価値が高くそれを楽しむための生き物という趣向が割合の殆どを占めていますから、 絶対的に色鮮やかで美しいというだけでかなりの高得点を叩き出せますし、 そこに地域変異が加わることでコレクション性に特化するのはもちろんのこと、 飼育者の個性や自分らしさを生き物に代えて表現できるという豊かさも持ち合わせています。 あくまでも野生動物ですから流通事情によりトレンドの波が生じてしまうのは致し方ないものの、 近頃では産地別の国内CBが比較的コンスタントに出回るようになり新たな局面を迎えているようですが、 オールドファンにとってはその昔現地からの荷物一便一便に一喜一憂し、 その上で尚ワイルドの奥深さや素晴らしさを肌で実感してきたという体験がありますから、 あの頃の良き思い出がふいに再燃してしまうのも無理はありません。 今回やって来たのはトアマシナとも呼ばれるタマタブのワイルド個体で、 日本で暮らしてきた期間もそれなりに長いだけに入荷当初より別段手を焼くこともなく、 動き発色共に良好なコンディションを見事に維持しています。 ピンセット先のコオロギに対する命中率と舌の粘着度は抜群で、 水は如何なる方法でも補給できるようですが現在はスポイトで直接与えるようにしています。 暖色のレッドと寒色のブルー、 双方の相反する特質が同一の空間で絶妙な調和を果たし、 その上から上品なシルバーホワイトのコーティングが一層の高級感を演出する、 神業とも取れる妙技が生み出した極上の美をお届けします。 |
パンサーカメレオン (ノシベ・♂) Furcifer pardalis |
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真っ青な海原に溶け込みそうなほどに爽やかなブルーが一際眩しいハイクオリティ国内CB! ノシベブルーの名に恥じぬ透き通るようなカラーリングが嬉しい生後一年の若年飼い込み個体、 パンサーカメレオン・オスが入荷しました。 盟友のエボシと並びペットカメレオンの二大巨頭として名を馳せながら、 実際にはそのネームバリューや人気度の高さから言えばエボシ以上の実力を誇る、 私たちが日頃過ごしているホビーの世界ではある意味頂点に君臨する、 それがこのパンサーカメレオンです。 単純に大きさだけで言えば同じくマダガスカルのパーソンが、 余分なパーツをあつらえて格好良さを突き詰めればお隣アフリカのジャクソンが、 そして他の国や地域にまで視野を広げればたくさんの魅力的な種類が存在していますが、 外見上の特徴から現実的な飼い易さまで考慮するとパンサーの右に出るものはいなさそうです。 現地で採集された時に必ずと言って良いほど付与される産地情報、 これを我々の業界ではロカリティと呼びますが、 これによってあまりにも豊富なカラーバリエーションを楽しませてくれることが最大の特徴であり、 まるで呪文のような地名の響きも相まってその七変化には圧倒されるばかり。 まだ飼育すること自体まともに叶わなかった十年以上前の大昔であればいざ知らず、 昨今では輸出される際に雌雄共にロカリティを混同しないよう厳しいチェックが進んでいて、 明確に管理された流通体制がきちんと整っていますから、 それによって一匹一匹の付加価値も高まり国内での繁殖も進むことで、 今日ではまるで普通のトカゲと同じようにカメレオンの飼育を楽しむことができるようになっているのです。 今回やって来たのは古くからノシベブルーの愛称で親しまれる、 体中のすっきりとした青味が正統派の美しさを描き出すとても綺麗なオスの飼い込み個体。 元々は国内で繁殖されたベビーからおよそ一年弱育てられていたもので、 手に乗せても嫌がるどころかむしろカメレオンの方からこちらへ寄って来るような、 非常に人慣れした様子が窺えます。 ノシベとは元々リゾート地として栄えるマダガスカル島の北部に浮かぶ離島であり、 腹から背中にかけて色味を変える太陽光に照らされた海面を映したようなオーシャンブルーは、 まるで現地の気候風土をボディカラーによってそのまま再現しているかのようです。 まだまだ年齢の若い上物のオスが単品でリリースされる機会は珍しいので、 このチャンスをお見逃しなく。 |
パンサーカメレオン (ノシベスーパーブルー・Pr) Furcifer pardalis "var" |
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己の眼を疑うほどのあまりにも強烈なマリンブルーが瞳に優しくない極美血統の即戦力ペア! 雌雄の分かるベビーサイズから二年少々かけてコツコツと育てられた状態抜群の飼い込み個体、 ノシベスーパーブルーのパンサーカメレオン・ペアが入荷しました。 カメレオンの世界における二大巨頭のひとりであるパンサーは、 盟友エボシと共にお互いの能力を巧みに発揮しながら協力し合ってホビー界を盛り上げている訳ですが、 共に飼育のし易さでは他種を大きく引き離すほどの実力を誇りながらも、 それぞれが全く別の魅力を以って長きに渡り多くのファンから愛されてきました。 パンサーはマダガスカルの顔とも言うべき同地域のみならずカメレオンを代表するメジャーな種類で、 あまりにも豊富なカラーバリエーションと人間との暮らしに馴染み易い強健な体質が、 ペットとして大変に重宝されていることでよく知られています。 本種を語る上で避けられないのがロカリティについてであり、 日本と言う国で無理矢理例えるのであれば各県を跨ぐようなイメージでしょうか、 採集された地域により色彩型に一定の傾向が見られるため、 その地名がそのまま改良品種であるかのような扱いを受け、 飼育下で繁殖される場合にもこの情報が非常に重要な意味を持つのです。 我が国ではロカリティの明らかな野生個体が持て囃される傾向にありますが、 一方で海外ではいわゆるセレクティブブリーディングが進められていることもあり、 ワイルドにはまず見受けられないような素晴らしい体色を魅せるタイプも出現しています。 今回やって来たのはかの有名なカモフラージュクリエーションよりリリースされている、 決して名前負けなどしないノシベスーパーブルーと呼ばれる血筋の国内飼い込み個体。 ノシベブルー自体はパンサーが日本に紹介され始めた頃から名の知れた人気の高いロカリティで、 その程度を遥かに高めたものが近年ではようやく日本にももたらされるようになりましたが、 依然流通量は少なく実際に手にすることのできる機会は稀であると言わざるを得ません。 オスは写真の通り機嫌の良し悪しを問わずほぼ常時と言って良いほど鮮烈なブルーを呈し、 並のノシベでは絶対に味わうことのできないスペシャリティを感じます。 メスの下顎がやや変形していますが餌食いなど体調に何ら影響は無く、 そのようなこともありフルサイズのペアには似つかわしくないこれまたスペシャルなプライスにてご紹介します。 事情により泣く泣く放出された非常に勿体無い二匹、 手塩にかけて育てられた最高のコンディションにてお待ちしております。 |
パンサーカメレオン (ノシボラハ・国内CB) Furcifer pardalis |
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白銀のパンサーとして名高い人気のロカリティがペアと思しき二匹セットにて!
性別の見当も付かないベビーを暫く育てていたらがっちりとした安心サイズになりました、
パンサーカメレオン・ノシボラハの入荷です。
カメレオンの聖地マダガスカル島、
映画の舞台ともなったこの地はその生態系がつくり出す動物たちに大変魅力的なものが多く、
自然番組などでも度々取り上げられるため少なくとも名前だけならばよく知られているでしょう。
アフリカ大陸の南東部分からちぎれたような場所にそのような形で浮かんでいるのですが、
どのような土地であるか本当の姿を事細かに把握している人は少ないかもしれません。
小さな空間に多数の生き物がひしめき合うように密生している、
そんな印象もあるかと思いますが現実には世界第四位の非常に大きな島であり、
同じ島国の日本は総面積にしても遠く及ばず本州を倍にしたとしてもあちらの方がずっと広いという有り様です。
余談ですがお隣アフリカ大陸とを隔てる距離はおよそ400キロメートルだそうで、
これは東京大阪間の直線距離にほぼ等しく如何に程近く位置しているかということも分かりました。
本種の分布は北部とされており、
最北端は尖った先にあるディエゴシュアレズとも呼ばれるアンツィラナナ、
最南端はタマタブの呼称で有名なトアマシナで、
おおよそ島の北三分の一ほどを占めることになるこの範囲内に図鑑だけ見ても実に十以上のバリエーションが存在しています。
マダガスカルは広いのと同時に複雑な地形により様々な気候を持つことでも知られていますが、
パンサーの棲息域においても同じことが言え、
色彩の変異に富むだけに留まらず多様な環境に対して順応を繰り返すことで繁栄を進めてきたのです。
カメレオンと聞くだけで線の細いデリケートなイメージを抱いてしまうのも無理はありませんが、
それは全てに当てはまる訳ではなくことパンサーについて言えば飼育環境にすら生きる道を見出したと言えます。
今回やって来たのはセントマリー島の個体群ノシボラハ、
ノシとは島を意味しこのロカリティが本島ではなく小さな島に住んでいることを示しています。
国産のCBがベビーの時点でペアらしき触れ込みで入荷したのですが、
いまいち判断し切れず店頭にて飼育してみると次第に顔付きや色柄にそのような気配が伺えるようになってきました。
オスは最終的にホワイトやシルバーに包まれるという異色ぶりを発揮することで評価の高いタイプですから、
系統維持のためにも可能な限り繁殖まで視野に入れて導入に臨みたい所です。
シーズン的にもカメレオン飼育のスタートにはうってつけと言えるでしょう、お客様より直販のため超特価にて。
オス? ・興奮時 メス? |
パンサーカメレオン (ノシファリー・♂) Furcifer pardalis |
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上品なスカイブルーにホワイトバーがバッチリと決まったワイルド一点ものの飼い込み個体! 依然豊富な流通には恵まれない国内ではまだ紹介され始めたばかりのニューフェイス、 ノシファリーのパンサーカメレオン・オスが入荷しました。 本島の北部西側に位置するマダガスカル最大のリゾート地、ノシベ。 もちろんカメレオンなど関係無しに多くの観光客が訪れる大きな島ですが、 その東隣に浮かぶターキーレッグのような形をした小さな島が、本日ご案内のノシファリーです。 パンサーの話をしていると頭にノシの付くロカリティが数多く登場しますがそれもそのはず、 ノシとは現地語で島を意味するためノシベならベ島、 ノシファリーならファリー島と言う具合になります。 今日ではパンサーカメレオンがロカリティの情報無しに流通することはまず考えられず、 偶然生まれてしまったハイブリッドについてもその両親が明らかにされるほどですが、 マダガスカルでは産地別にきちんと分けると言う感覚が未だに浸透していないらしく、 シッパーにしつこくオーダーしたところで要望が叶わないことも多々あるようです。 それも最近ではようやく日本人の熱意が海の向こうまで伝わったのか、 昔から耳馴染みのある定番のタイプに加えて、 これまで聞いたことも無かったような珍しい産地の野生個体が散見されるようになり、 ブリーダーからコレクターまでますます盛り上がりを見せています。 今回やって来たのは地図上でも確認するのが億劫になるほどちっぽけな島、 ノシファリーから昨年来日しおよそ一年ほど飼い込まれた生後約二年が経とうとする一匹のオス。 ノシベのこってりとした地色とは一風変わったティファニーブルーに、 非常に細やかな赤いドットが体中に散りばめられ、 体側を横切るバンド模様はすっきりと白抜けするなど、 ファリー特有の形質がもれなく表現されています。 メスを見せた途端に我を忘れて襲い掛かりそうな即戦力と呼べるサイズで、 ブリーディングにはもちろん役立つと思いますし、 或いは珍しいロカリティなのでじっくりと愛でるだけでも乙なひと時を過ごせるでしょう。 冷凍コオロギにもきちんと餌付けられたぷりぷりのグッドコンディションでお待ちしております。 |
パンサーカメレオン (ジャンゴア・EUCB) Furcifer pardalis |
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昨年辺りからデビューしたらしい正統派の美貌で真っ向勝負できるレアロカリティからのベビー! 鮮やかなグリーンのみならずレッドやブルーの気配まで感じられる早くもほぼオス確定の安心サイズ、 ジャンゴア産のパンサーカメレオンが入荷しました。 カメレオンの世界ではまさしく時代の寵児とも言える二大巨頭の一方であり、 相方のエボシと並んでぶっち切りの根強い人気を誇るパンサーカメレオン。 彼の存在なくしては今日のカメレオンフィーバーは起こり得なかったと考えられ、 やはり頑丈さが売りのエボシだけではたとえペットとして成り立ったとしても、 それ以上の激しいムーブメントは見込めなかったのではないでしょうか。 マダガスカルという島国の北部を海岸線に沿って拠点とし、 各々が棲息している都市によって色彩に大きな変異が見られるため、 それらが品種となって確立され好みのカラーリングを選べるところが何よりの魅力。 元々の生態が低地に暮らしていることもあって高温への耐性が高く、 警戒心まで薄いのか人間との暮らしにも長い年月を要することなく順応してくれるため、 あらゆる面から考察しても持ち合わせている要素の全てがペット向きと言える奇跡のキャラクターなのです。 今回やって来たのはおおよそ昨年頃から耳にするようになったジャンゴア産のベビーで、 生まれた兄弟の中からとびっきり育ちの良い一匹だけを贅沢にセレクトしてみました。 スペルはJangoa、パンサーの名産地として知られるアンビローブの南西、 ノシベの南側に位置する都市で、 まだサンプルは多くはないものの全体が分かり易くグリーンに覆われ、 体側を横切るパンサーストライプとその周りは青味がかり縦方向のラインは赤く色付くという、 実にスタンダードな色合いながらも美しいデザインで魅せてくれるようです。 ノシベのブルーやアンカラミーのピンクなどももちろん憧れますが、 こういった王道の配色を持つタイプも捨て難いでしょう。 ケージ内には一応餌入れを設置してみましたが、 結局全てピンセットから捕らえてしまうため何の役にも立ちませんでした。 心身ともにコンディションの優れたまさに選ばれし一匹、 既に体全体がカラフルに色付いているためほぼオスと捉えて差し支えないと思います。 もちろん早い者勝ちのオンリーワン! |
ヒゲコノハカメレオン (トリオ) Rhampholeon brevicaudatus |
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よく見ると意外にも三色だんごのようなカラフルさを持つ素敵な即戦力プチ飼い込みトリオ! どうせ育てるのであればスタートから漠然とでも繁殖を目指し取り組んで行きたい、 ヒゲコノハカメレオン・トリオが入荷しました。 コノハカメレオン、またの名をカレハカメレオン、 いずれにしても文字通り色気の無いところが最大の持ち味で、 人に飼われる動物としては例外的に目立たないことを美学とした珍妙な存在。 本種はその中でも“ザ・コノハ”と言わしめるほどスタンダードな種類で、 コノハと聞けばこの姿が真っ先に思い浮かぶほど昔から馴染みのあるキャラクターです。 と言うことはつまりヒゲコノハ以外にも姿かたちの異なる近似種がいくらか知られている訳で、 興味を持って図鑑を開けば出るわ出るわ、 もっと言えばその図鑑にすら載せ切れないほど数多くの仲間たちが隠れているらしく、 生存競争の点から見れば大変な成功を収めたグループであることが分かります。 爬虫類自体がまだまだ珍しかった時代にはそれなりに持て囃されていたものの、 ひとたび見慣れてしまえば単なる地味で小さなカメレオンに成り下がってしまい、 しかしながら最近では新たな試みが始められ人気を取り戻しているのだとか。 今回やって来たのはワイルドの輸入されたてからほんの暫く飼い込まれた、 今にもミニコノハがポコポコ生まれてきそうなオス一匹メス二匹のトリオ。 オスは落ち着いた状態になると深みのある緑色を呈し、 小さい方のメスは秋のイチョウを思わせる明るい黄色、 そして大きい方のメスはほんのり温かみのある肌色で、 一様にただの茶色では無く各々がカラーリングによって個性を主張しています。 ちなみにメスの大はお腹の中にいくらか卵を宿している様子で、 セッティング当初より産卵を見据えた掘れる土を仕込んでおくのはもちろん、 ベビーの餌としてショウジョウバエの導入も想定しておくと良いでしょう。 この頃流行りの生きた植物を配したビバリウムの世界観において、 コノハカメレオンは最高の名脇役として実力を発揮しており、 華やかな草花の数々が魅せる景観を決して壊すようなことはせず、 それこそ発生と言う表現がぴったりなほど勝手に繁殖も夢ではありませんので、 絶妙に良い仕事をしてくれること請け合いです。 トリオでのお値打ちなセット価格でどうぞ。 |
オオジャクソンカメレオン (国内CBベビー) Trioceros j. xantholophus |
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触れることすら憚られる極小のハッチリングからふっくらと成長した安心のベビーサイズ! 早くも三本のツノがシンボルとして伸びつつあるオスと思しき飼い込み個体、 オオジャクソンカメレオンが入荷しました。 ひとまず定型文としての和名を記載してみましたが、 正直本種については未だにジャクソンの何々と亜種名を付記する方が馴染み深く、 ここに掲載するのは最もポピュラーなキサントロプス亜種で、 これはつまり学名をそのままカタカナ表記した昔ながらの愛称のようなものです。 とにかく角と言う最大の武器がこのカメレオンのアイデンティティであり存在意義となっており、 俗にツノ系カメレオンと呼ばれるカテゴリの中ではトップクラスの人気を誇る、 定番中の定番として我が国でも何十年に渡り親しまれて来た後世に語り継いでいきたい銘種です。 エボシやパンサーなどペットとしてあまりにも有名な他種とは異なり、 ジャクソンは胎生と言う繁殖形態を持つことから、 少し風変わりなブリーディング風景が楽しめる点で一線を画しています。 メスは樹上より羊膜に包まれた幼体を時に何十匹と出産するのですが、 その子供は途中枝に引っかかったり地表に落下したりと散々な目に遭った挙句、 目を覚ますや否や母親に誤って捕食されぬよう必死に逃げ惑うと言う、 本人にとって笑いごとではありませんが何だかシュールな光景が広がるのだそう。 小振りな体格ながらどちらかと言えば寿命は長い方とされ、 かつてカメレオン全般が長期飼育は不可能とされていた時代も過ぎ去ろうとしていますから、 今改めてスターの座へ返り咲かんとばかりに人気が再燃しつつあるようです。 今回やって来たのは国内で無事誕生した極小のベビーが丹念に育て上げられた、 一番お迎えしたくなってしまうちょうど良い大きさの可愛過ぎるベビージャクソン。 あの鮮明なグリーンの発色は大人になった証ですから、 これぐらいの年齢ではまだまだ茶褐色に包まれていますが、 その鼻先には早くもツノらしき突起が三本尖り始めていますし、 冒頭でも触れた通り性別は恐らくオスではないかと思います。 亜種内では最も大型化するとされる迫力のキサンジャクソン、 成長に連れてトリケラトプスへと進化する様を見届けられると言う意味でも、 劇的な変化を存分に堪能できるであろう見どころ満載の一匹です。 |
オオジャクソンカメレオン (♀) Trioceros j. xantholophus |
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春先に日本にやって来てから半年以上ものトリートメント期間を経て心も体もリフレッシュ! 持ち腹での出産経験も済ませ新たな暮らしにもすっかり馴染んでいるご様子です、 キサントロプスことオオジャクソンカメレオン・メスが入荷しました。 有鱗目トカゲ亜目カメレオン科に属する二百種類にもおよぶ生き物のことを、 私たちは総称してカメレオンと呼んでいます。 一般社会でも非常に良く知られた存在で、 少々誤った認識もありながらいわゆる爬虫類のエキゾチックさが顕著に現れた分かりやすいキャラクターと言えるでしょう。 しかしそのイメージばかりがあまりにも先行してしまっているためか、 カメレオンは爬虫類であると伝えるとカメレオンはカメレオンではないのか、 という不思議な問いかけが返ってくる場面もしばしば。 何はともあれペット爬虫類界では指折りのスターに数えられることは間違いなく、 近年では輸送状態の改善や飼育方法の確立など人が扱うのに随分と現実的な面が見られるようになって来ました。 エボシ、パンサーなどブームの火付け役となった功労者たちは言うまでもありませんが、 昔からあまりにも奇抜なそのシルエットにより人気を博してきたのがこのジャクソンです。 角系というだけで他とは一線を画す格好良さを備えていますが、 共通した特徴を持つTrioceros属ないしは亜属内の近縁種と比較しても角の生え方始め、 その他全体のバランスが秀逸であるために最も高評価を得ているのは間違いないでしょう。 それだけにペットトレードでの流通の歴史は大変に古いのですが、 支持率の高さがかえって災いし野生での個体数を著しく減少させてしまいました。 三亜種が知られていますが今回やって来たのはキサントロプスの呼び名で親しまれハワイに帰化していることでも有名な最大亜種、 かつては原産国でないにも関わらずハワイ便というものが存在し野生個体の輸入がなされていましたが、 数年前にそれすらもストップしてしまい価格帯はじわじわと上昇し続けています。 このメスは来日後間もなくベビーを産み落とし、 産後のショックからの立ち上げもスムーズに行うことができたようで、 場所を移した今でも二日に一度のペースで数匹のコオロギを爆食中。 ガチャピンのような濃い黄緑色から苔むしたような迷彩色まで鮮やかなカラーリングを見せ、 人の視線にも過度に脅えることはなく非常に良好なコンディションで安定しています。 エボシなどと改めて見比べてみると、 トリケラトプスなど古代の恐竜を思わせる全身のゴツゴツとした粗い鱗が抜群にスタイリッシュなキサンジャクソン、 是非ともこの優秀な個体を種親用にお役立て下さい。 |
コモチミミズトカゲ
Trogonophis wiegmanni |
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輸入されたてのペコペコ状態から太さを増したグラブパイも素直に食べる店内ストック個体! その名が示す通り夢の繁殖形態を持つだけにどうせならそうさせてやりたいメイビーペアをチョイス、 コモチミミズトカゲが入荷しました。 私たちがペットとして接する場合には便宜上トカゲのグループに放り込むこともありますが、 ミミズトカゲはあくまでもミミズトカゲという名前の全く異なる生き物であって、 強いて言うなら有鱗目であることは互いの共通点として間違ってはいないものの、 やはり四肢を欠いたアシナシトカゲや一種のスキンクなどが紛らわしさを助長させるのかもしれません。 ご想像の通り見るからに地中生活者であることは誰もが知るところで、 そんな生活様式から人間との距離感には凄まじいものがあり、 つまり飼育対象として認知されることも無ければ目撃例の少なさから捕獲される機会にも乏しい、 平たく言えば市場においては流通量の限られた稀少種ばかりが名を連ねているのです。 本種もまたある時代には憧れの珍種として崇め奉られていたそうで、 コモチかダンダラかと言わんばかりの体表に描かれた模様は無地無斑のデザインが大半を占める中で貴重な財産であり、 しかも名前の通り百数十種類のミミズトカゲでは唯一の胎生種とあって、 注目を浴びないはずがない非常に高いスペックの持ち主として知られています。 それがいつしか最も数多く最もリーズナブルに入手できるミミズトカゲとなって早数年が経ち、 言うまでもなくそれが引き金となってファンが急増するなど到底有り得ないことなのですが、 業界内にいくらか存在する潜り系生物の中でも抜群のスター性を有していることは間違いありません。 今回やって来たのは昨今のアフリカ便では定番のアイテムとなりつつあるコモチミミズから、 どうせ手に入れるならばと尻尾の形状から雌雄が揃うかもしれない願いを込めた組み合わせの二匹。 入店時にはややスリムであったことと、 その食性から話題のグラブパイにも容易にシフトできるのではと目論んだ結果、 狙い通りに皿から大口を開けて貪るシーンが観察できたためこの場へ掲載する運びとなりました。 意外と地表へ挨拶をしに出て来てくれるため極端な寂しさは無く、 全体的なセッティングにも難解な要素を求めていないため、 人工飼料が発達した今日だからこそ改めて銘脇役として素晴らしい活躍をしてくれそうです。 |
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