過去に売り切れたその他の生体です。再入荷が可能な場合も御座います、一度お問い合わせ下さい。
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アンダーソンサラマンダー (ハイカラー) Ambystoma andersoni |
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すっきりと白い地色に映える水玉模様がある種のウツボを思わせるコントラスト豊かな極上美個体! かのウーパーの近縁種として十年ほど前に華々しくデビューした同じくネオテニーな変わり者、 アンダーソンサラマンダーが入荷しました。 野生での詳細な暮らしぶりなど全く分かっていなかった時代が長く続き、 晴れて新種として記載されたのは1984年の出来事。 余談ですが我が国でウーパールーパーが大ブームとなるきっかけとなった、 例のテレビコマーシャルが放送されたのは1985年とのことですから、 あの愛らしい姿に日本中が沸いていた頃に生物学の世界でも日の目を見るようになったようです。 正式名称メキシコサラマンダーの故郷と言えばメキシコのソチミルコ湖とされており、 本種はそこからおよそ三百キロほど離れた場所に位置するサカプ湖に棲息するとされていて、 その外観や暮らしぶりなども含めまさしくお隣さんといった関係性であることが分かります。 世界的にもペットとして流通が開始したのは2000年代後半、 当時はその正体もいまいち明かされていなかった謎のキャラクターでしたが、 ある程度長期飼育例も紹介され今日ではグッと身近に感じられるようになりました。 デビューしたての頃はメキシコヒョウモンサラマンダーとも呼ばれていて、 ウーパーの正式名称と紛らわしいだなんて意見も上がっていたのが懐かしいですが、 オリジナルウーパーの持つマーブル模様ともまた異なる、 真の野性味を感じられる勇壮な姿に多くのファンが憧れたものでした。 今回やって来たのは一瞬見ただけでは何かの色彩変異かと間違えてしまうほど、 名前通りの説得力に満ち溢れたこれまでに見たことのない美貌をひけらかすスペシャルカラーの飼い込み個体。 ベースは透明感のある淡いクリーム色、 そこへ容赦なく大粒の黒斑が絶妙なバランスで散りばめられ、 メキシカンレオパードサラマンダーの名に相応しいハイレベルな仕上がりを見せています。 私自身間近で確認した同じ飼い主が同じ環境にて育てていた別の個体は並の配色でしたから、 環境要因という訳ではなさそうで飼い方により劣化するようなこともないと思います。 外鰓が反り返らんばかりに大きく広げ佇む姿も愛らしく、 また泳ぐ時にはロケットのように水中を特攻する様もまた格好良いです。 有難いことにコンディションはすっかり落ち着き払っていて、 入店して直ぐに沈下性の人工飼料を食べてくれましたので、 何も心配せずただこの美しさを観賞することとしましょう。 |
オビタイガーサラマンダー (S) Ambystoma m. mavortium |
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上陸して暫く経ち元来の落ち着きを取り戻した有尾類屈指の強健種が安心サイズにて! せっかくの柄モノですから自分の好みに合ったお気に入りの一匹を選び育て上げたい、 オビタイガーサラマンダーが入荷しました。 本種は北米を代表するアンビストマと呼ばれるグループに属し、 そこにはかの有名なウーパールーパー大先生も含まれているのですが、 幼生の姿をしたまま生涯陸に上がらないあの特徴はもはや裏技の域であって、 本来はこうして容姿を変えて生活圏を移すと言うのが両生類本来の生き様です。 かつて流通量が今よりもずっと豊富であった時代、 偽ウーパーと揶揄されたウォータードッグなる生物があちこちに売られていて、 これまた陰気な顔立ちと太々しいオーラが贋物を名乗るに相応しかったのですが、 最近ではそれ自体もあまり見かけなくなり変態後の状態で出回ることの方が多くなりました。 あの当時は本当におみくじ感覚と言いますか、 陸に上げてみないことにはどのように仕上がるのかが全く分からず、 それはそれでひとつの趣向として成り立っていたのでしょうが、 次第に一匹の重みが増して行くような風潮の今日においては、 初めから気に入った個体を選べるメリットを素直に受け入れる方がベターかと思います。 ちょっとしたトカゲモドキのような可愛らしさで楽しめる、 更に言えば餌に関する条件の緩さはトカゲの比では無く、 むしろ食べさせ過ぎに注意しなければならないほど貪欲な性質を生かして、 より気軽に楽しめるペットとして付き合ってみては如何でしょうか。 今回やって来たのはオビと名乗るに相応しいメリハリの利いたカラーリングが印象的な、 まだまだ始まったばかりの手の平サイズがずらり。 そこには成熟個体のどっしりとした風格は全く感じられず、 扁平な頭があどけなさ全開の幼い表情をつくり出し、 三匹並べてみると絶妙に無表情なところがとても可愛らしいです。 コオロギや練り餌など色々なものに餌付けながら育てていますので、 飼育スタイルはお好みに合わせて頂けると思います。 ご覧の通り個体毎に体色が微妙に異なるため、 その濃淡や模様の入り方など選び方は自由自在。 どれもきちんと餌食いを確認しているため見た目の気に入った一匹をチョイスして下さい。 |
オビタイガーサラマンダー (L) Ambystoma m. mavortium |
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サラマンダーの顔とも言うべき見た目のインパクト抜群な色良しサイズ良しのセレクト美個体! 化け物クラスへの到達が待ち切れない方へ最高のスタートダッシュをかますためのラージサイズ、 オビタイガーサラマンダーが入荷しました。 国内産のアカハライモリやオオサンショウウオを除けば、 最も有名な有尾類として挙げられるウーパールーパーことメキシコサラマンダー。 一時は社会現象にもなるほどの知名度を誇る彼ですが、 その傍らでひっそりと売られていたウォータードッグなるものをご存知でしょうか。 見た目はそっくりなのですが色合いが可愛らしくないとのことで、 間違っても大衆的な人気を獲得することは考えられませんでしたが、 両生類ならではの変態と言う技を発揮することにより、 大人の階段を上れば全く別の生き物へと生まれ変わることができます。 そのウォータードッグが転生した姿こそがここにご紹介するタイガーサラマンダー、 耳のふさふさは無くなり別の意味でチャーミングな風貌へと変化し、 体表は乾いているのだか湿っているのだかぺとぺとした独特の肌触りで、 極め付きには顔立ちが大阪のアホの師匠に瓜二つと言う、 何処までもネタに事欠かない非常に魅力的なキャラクターに出来上がっています。 別名バードタイガーとも呼ばれるこのオビタイガーは、 いわゆるタイガー一味の中で一番派手な容姿を備え、 特に黄色い帯状の模様が濃くはっきりとしているのが良いとされますが、 この二匹は共に明瞭なコントラストに目がチカチカするほどの存在感で、 これから先も実に育て甲斐があると思います。 両生類、更に言えば陸棲有尾類には珍しく強健な種類で、 飼育スタイルにはいくつかのパターンが想定されるのですが、 そこそこの水深に陸場を設けて普通のイモリと同等の飼い方をするも良し、 ケージ内の殆どを陸地にし一部に全身が浸かれる水入れを設置する、 まるでトカゲモドキか何かを育てているような環境で楽しむも良し、 何しろ環境への順応性が高いヤツなのでこちら側のニーズに合わせてくれるところも素敵です。 餌は活きたコオロギなどをもりもり与えても良いですし、 慣らせばピンセットから人工飼料まで食べてくれますので、 飼育者層の幅を狭めない点も好印象なポイント。 コツコツ頑張って是非とも30センチ級のでっぷりサイズに仕上げてみましょう、 かなり長い付き合いが楽しめること請け合いです。 |
オビタイガーサラマンダー (XL) Ambystoma m. mavortium |
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全長よりもまずその異様に肥大化した頭部が視線を釘付けにさせる迫力満点の特選個体! 一センチ伸びる毎に積み重ねられるモンスター級の重量感を是非お手元で味わって頂きたい、 オビタイガーサラマンダーが入荷しました。 ここ日本ではイモリやサンショウウオに続き、 一時世間を騒がせたウーパールーパーなる生物のお陰で一躍有名になった、有尾類の仲間たち。 オタマジャクシがカエルになる時に失う尻尾、 これを残したままの状態で大人になるものが読んで字の如く有尾類、 厳密には違いますが世間一般ではカエルでは無い方の両生類、 と表現した方が分かり易いかもしれません。 本種は前述のウーパーと同じくAmbystomaと言うグループに属し、 実は知名度の高いあちらが例外なのであって、 本来は変態後に上陸し余生を過ごす陸棲のタイプなので、 成体になるとぬめぬめとしたトカゲのような絶妙な存在感を放ちます。 中でもタイガーサラマンダーはそのボリューミーな体格から人気を呼び、 今も昔も誰がより大きく育てられるかを競い合う対象となり、 即ち大型個体に対してはそれに見合った付加価値が与えられることになっています。 別名バードタイガーとも呼ばれますがこれは和名のオビと同義で、 背面を横切る黄色いバーが目立つことから名付けられたものですが、 今回やって来たのはそんな美しい模様の印象さえも薄れてしまうほど、 全長に比して余計に頭が大きく成長したこんな一匹。 数字の上では目が飛び出るような特大サイズでは無く、 どちらかと言えばまだまだ30センチオーバーを狙いたいお年頃ではあるものの、 早くも耳の部分が垂れ下がりヘッドフォンでも装着しているかのような様相で、 サイドに強く張り出した頭部がその存在感をしこたまアピールしています。 撮影時にはあまり落ち着きが無くそこそこ暴れるものの、 一度冷静さを取り戻せばまるでスフィンクスのようにその場へ鎮座し、 決して遠くは無い巨大サラマンダーへと成長した己の未来を思い描いているようです。 いわゆるウォータードッグでは無く上陸した段階で輸入されることもありますが、 腹回りの肉付きがいまいちで重みに欠けるケースも多く、 しかもその殆どが決まってスモールからヤングサイズばかりなので、 この手の飼い込み個体は初期状態の面でも、 或いは貴重なサイズと言う面でも放出された時にきちんとゲットしておきましょう。 |
オビタイガーサラマンダー (XL) Ambystoma m. mavortium |
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ピュアなオビを最近見かけなくなったところへ待ちに待った長期飼い込みジャンボタイガー! と言いつつもまだまだ成長の余力を残したモアビッグを果敢に狙いたくなるハイイエロー特選個体、 オビタイガーサラマンダーが入荷しました。 無尾類、つまりカエルの世界におけるモンスターがツノガエルやアフリカウシガエルだとすれば、 有尾類におけるモンスターの座に就くのはこのタイガーサラマンダーこそが相応しいでしょう。 単純にサイズだけを考えればオオサンショウウオやマッドパピーなど、 より大型に成長するものがいない訳ではありませんが、 何となくシンプルで平凡な暮らしぶりやそのざっくばらんな性格まで考慮すると、 後先考えずに何でもパクパク美味しく平らげるあの爽快な餌食いが何よりも不可欠な要素であり、 それと同時に妙な稀少性を帯びた種類ではなくそれなりにありふれていることもまた重要で、 ペットとして馴染み深いよく見かけるアイツがこんなにデカくなったとなれば良い意味でのショックにも繋がりますから、 人間との程良い距離感が想像以上の人気を生み出すのだと思います。 本属が和名でマルクチサラマンダーとも呼ばれている通り、 正面から見た図はパックマンことツノガエルのそれに通ずるものがあり、 大きく開けた口でドカ食いを繰り返す様に底無しの生命力を感じさせる、 大変に育て甲斐のある有尾類のひとつだと言えるのです。 今回やって来たのは寂しいことこの上ありませんが巡り合う機会の激減してしまったオビタイガーから、 これまた久しくお目にかかれなかった待望のエクストララージサイズが一匹。 予め申し上げておくとただ大きければ良いという短絡的な発想で育てられていた訳ではないため、 全長に対して変な太り方をしているだなんてことは一切見受けられず、 むしろ気持ちスマートでヘルシーなボディバランスを見事に実現しています。 導入当初のセレクトにも前飼育者の意図がはっきりと伺え、 全身に行き渡ったイエローの面積はかなり広めに取られており、 それが膨張色であることから実寸以上のボリュームが楽しめるところもミソ。 実践されている方が大勢いらっしゃるかは分かりませんが、 きちんとケアをすれば一年を通し野外で飼育できるほど温度耐性にも優れていますので、 飼い主を選ばない度量の広さも高評価です。 あまり詳しくは申し上げられませんが、 オビらしいオビを早めに手に入れておきたい方には特にお勧めです。 |
オビタイガーサラマンダー (XL) Ambystoma m. mavortium |
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実寸全長28センチというこれでも見事な体躯ですが更に粘って目指せ30センチオーバー! 立派なサイズに加えて黒と黄色の配分が絶妙なバランスで構成された彩り鮮やかな美個体です、 オビタイガーサラマンダーが入荷しました。 一般社会における最も有名な有尾類と言えばウーパールーパーことメキシコサラマンダーですが、 こちら趣味の世界ではそれと同等に名の通った王様的存在と言えるのがこのタイガーサラマンダーではないでしょうか。 かつて幼生が数多く出回っていた時代にはウォータードッグの呼称でも親しまれ、 暫く飼育していると仕舞いには上陸して可愛らしく無くなってしまう、 しかし何処か憎めない絶妙なポジションで人気を博してきました。 当時はウーパーの代替えという後ろ向きな意見もあったようですが、 最近では陸棲有尾類の最大種としてその地位を確立し、大型になる本種を如何に大きく育てられるかと言う、 カエルに例えるならばまるであのアフウシのようなレースチックな楽しみ方も展開されています。 片手では持ち切れないほどボリューミーな個体になると、 ただケース内に鎮座しているだけで只ならぬオーラを発するようになり、 省スペースで長寿妙なため据え置き型のペットとして非常に魅力的であると言えます。 亜種分類の豊富さも然ることながら同亜種内の個体差もバリエーションに富んでおり、 自分の好みに合うデザインを追求するのも面白いと思います。 今回やって来たのは一目見て澄んだレモン色の毒々しさが視界に飛び込む、 典型的でありそしてなかなかの美貌を持つ長期飼い込み個体。 流通名はオビとしていてもドット柄で黒がちなものはそれらしくないと感じてしまい、 また反対にあまり黄色過ぎてもそれはそれでオリジナルの状態が分かり辛くなってしまいますから、 この個体のように黄色がやや多いぐらいのはっきりとした配色は嬉しいポイントです。 正面からの表情があのアホの師匠にそっくりなことは言うまでもなく、 むちむちとした手指の質感と横腹のしわが可愛らしいマスコット的な趣きも持ち合わせています。 あまり無茶をせずじわじわと伸ばしてきた全長は現在28センチ、 ポテンシャルとしては本当に30センチを超えてしまうことも十分に有り得ますので、 是非とも諦めずに根気良くトライして行きましょう。 |
メキシコサラマンダー (リューシスティック) Ambystoma mexicanum "var" |
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透き通る白さの肌が美しい、ウーパールーパーのリューシスティック・ベビーの入荷です。肌の白さとは対照的な真っ黒の目と、たてがみ の様に発達した赤い外鰓が映え、愛らしさと美しさを兼ね備えています。今回お客様繁殖個体を少し育ててもらった安心サイズなので 「可愛らしいサイズから飼い始めたいけど小さすぎるサイズはちょっと…」という方には強くオススメできます。冷凍アカムシをパクパク と口に放り込んでいます。 |
メキシコサラマンダー (リューシ・ヘテロ) Ambystoma mexicanum "var" |
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先日UPした個体達とは兄弟です。ウーパールーパーのリューシスティックのヘテロの入荷です。リューシ同士をかけた所、全てノーマル表 現が生まれた為、親に戻し交配をしてリューシとリューシヘテロが生まれました。通常のマーブル表現とは少し違い、 パターンレスの様になっている個体や 色抜けした個体もいます。今回お客様繁殖個体を少し育ててもらった安心サイズな ので「可愛らしいサイズから飼い始めたいけど小さすぎるサイズはちょっと…」という方には強くオススメできます。冷凍アカムシをパク パクと口に放り込んでいます。 |
メキシコサラマンダー (アルビノ) Ambystoma mexicanum "var" |
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ピンク色でスケルトンなボディー、深紅の外鰓が燃え上がる、メキシコサラマンダーの「アルビノ」が入荷しました。 大きな頭に浮かび上がる眼は幻妖で、神秘的です。メキシコ、ソチミル湖の周辺にしか生息しておらず、現地では厳重に 管理されていますので、現在店頭で売られている個体達はすべてCBという変り種でもあります。たまに上陸する個体も いるようですが、ほとんどが幼生の形のままの大人(幼形成熟・ネオテニー)で、このサイズくらいから繁殖可能です。 繁殖もあまり難しく有りません。是非挑戦してみて下さい。餌は、咲ひかりの沈下性等を与えかなり良く食べます。 |
メキシコサラマンダー (ゴールデン) Ambystoma mexicanum "var" |
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でっかい頭と炎のような外鰓が非常に対照的 なメキシコサラマンダーです。非常に寿命が長く平均で10年から 15年生き、サイズもかなり稀ですが45cmになる個体もいるようです。ちょっとびっくりしたのですが メキシコのソミチル湖とその周辺だけの固有種で現地では絶滅危惧種に指定されているようです。 そんなわけで現在出回っているのはすべてCB個体になり飼育も繁殖もそんなに難しくありませんので是非 挑戦してみて下さい。餌は、咲ひかりの沈下性をすごく良く食べています。 |
メキシコサラマンダー (マーブル[ノーマル] Pr) Ambystoma mexicanum |
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タテガミを風になびかせている獅子を連想させる野性味たっぷりのウーパールーパー・アダルトがPrでの入荷です。他のカラーバリエー ションも魅力たっぷりですが、本家本元 『マーブル』 もモスグリーンの身体全体にブラックの斑点が散りばめられパープルの外鰓を 奮わせるその姿は渋味も有り、正面から見るその顔の可愛さは飼育者を楽しませ癒してくれます。メキシコ、ソチミル湖その近辺のみに 生息し、当地では絶滅危惧種に指定され厳しく管理されているようで、現在販売されている個体はすべてCBだそうです。例に漏れず このPrもお客様繁殖飼い込み個体になります。有尾両生類の仲間は高温に弱い面が有りますが、徐々に水温が上がる分では28℃から30℃程まで耐える事が出来、 繁殖も比較的容易でメスの腹部を見ると卵を持っているみたいで横に膨らんでいます。 水の中で手に乗せてみましたが両個体とも手の平が隠れる位のGoodサイズです。 餌も浮くタイプのMazuriミズガメフード、沈むタイプの咲ひかり等の配合飼料から、タートルプディング・冷凍アカムシ・コオロギ・ ワームと種類を問わず大きな口で吸込みガツガツ食べています。 雌雄は総排泄口の写真でご確認下さい。 |
メキシコサラマンダー (巨大個体) Ambystoma mexicanum "var" |
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もうブリンブリンです。お客様委託個体の巨大に成長したウーパールーパーの、ブラックとアルビノの2色が入荷しました。 20cmオーバー、更には30cmにも迫ろうかという程の大きな個体で、実際にこのサイズにまで大きくなった個体は 見かける事が少ないでしょう。その迫力はまさに”モンスター”と呼ぶに相応しいです。 また目の前を泳ぐ魚に襲い掛かり爆食する姿にはかなり興奮させられます。肉付きは良く重量感もたっぷり。 サイズはアルビノが20cm、ブラックが25cmです。勿論人工飼料にも餌付いています。 |
トウブタイガーサラマンダー (EUCB・上陸安心サイズ) Ambystoma tigrinum |
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チェコのブリーダーこだわりの繁殖個体です。トウブタイガーサラマンダーの入荷です。 隠棲傾向が強いサラマンダーの中においてまさに異端児的存在で、何でもよく食べ(むしろ過食に注意が必要!)、 飼育者の顔を見るとそののっぺりとした顔を見せて寄ってくる位に明るい性格です。 また世界最大級の陸棲有尾類としても知られており、その全長は迫力の最大30cmにもなる事があります。 高温にも比較的強く30℃位までなら耐える事ができ、餌食いにも困らないので非常に飼育しやすいです。 1個体ずつ写真を撮りましたのでお好きな個体をお選び下さい。今回上陸後少し育ったサイズなので有尾類初心者の方にもオススメです。 ペット的な付き合い方ができる良いサラマンダーです。 |
トウブタイガーサラマンダー (XL) Ambystoma tigrinum |
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ここからが本当の闘いとも言える頭皮が垂れ下がる一歩手前の貴重な飼い込みラージサイズ! 何でもよく食べグイグイ成長中の目指せ30センチオーバーな育ち盛り、 トウブタイガーサラマンダーが入荷しました。 熱帯魚ならダトニオやポリプテルス、カエルならツノガエルやアフリカウシガエル、 その他のジャンルにも似たような持ち味で魅せる人気種は数多く存在するものの、 本当の意味でやり切ったと言える人はごく僅かしかいないのではと思います。 そこに内在する共通点とは即ち最大サイズ、 それも飼育下では育ち過ぎてしまって困る段階へ到達することが難しく、 むしろ真の姿を拝みたいがために皆が皆その境地へ辿り着くべく躍起になる、 一言で表せばロマンを求めて本気を出せる対象であることが何よりの魅力となっています。 他人より一センチでも大きく育て上げる行為はもはや美学に近いものがあり、 各人が工夫を凝らした様々な飼育方法を以って個体とぶつかり合うことにより、 何年かの時を経て得られる最上の喜びは何にも代え難いでしょう。 またそうしたプロセスを経て仕立てられた一匹は俗にお宝などと呼ばれ、 本当のことを言えばお金に変えられない価値があるのだと思いますが、 ひとまず金銭的な付加価値が与えられた状態で大事に販売されることが間々あります。 本来時間をお金で買うことはできませんが、 相手が生き物の場合はそれが疑似的に行われていると言っても過言では無く、 そういった出物の少ない種類であればあるほど尚更珍重されているのです。 今回やって来たのはタイガーサラマンダーの中でも比較的目にする機会の多い、 それでいて決して派手な容姿では無いことから通好みの味わいが光るトウブタイガー。 以前は華麗なオビと比べられあたかも偽物であるかのような扱いを受けていた経緯もある中、 きちんと育てられた個体には金属光沢を帯びたゴールドの輝きが全身を彩り、 華美になり過ぎない重厚感のある雰囲気がその豊満な体躯をより一層惹き立てます。 可愛い顔をしたオビとは対照的に目元よりダークな空気が放たれ、 でっぷりと肥えるに連れて妖怪レベルが増して行く様子には悍ましささえ窺え、 まるで別物の良さがあることが分かります。 口先へ触れたものはお構い無しに口にするよう仕込んでありますので、 ツノガエルの練り餌やレパシーなど殆ど選り好みしない優等生です。 |
トウブタイガーサラマンダー (XL) Ambystoma tigrinum |
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遂に皆が羨む夢の30センチ台が目と鼻の先に迫ったトウブではなかなか珍しい超絶ビッグサイズ! 全身の厚みと横腹のしわがよく肥えてきた証のいよいよ耳の垂れ下がるのが待ち遠しい大型飼い込み個体、 トウブタイガーサラマンダーが入荷しました。 ウーパールーパーの全盛期に、 その横で密かに売られていたウォータードッグという怪しげな名前を持つ有尾類、 今考えればそのどちらもネーミングの怪しさには大差無いのかもしれませんが、 当時はまるで本家の偽物であるかのような不当な扱いを受けていたのがこのタイガーサラマンダー。 ずっとこのままだよとその言葉を信じて育ててみたら騙された、 そんな逸話が飛び交っていたのも今となっては懐かしく、 もちろん大きな陸棲有尾類が好きな方にとっては上陸してくれた方が重みも増しますし、 何よりも飼い易くなりますから嬉しいことばかりなのですが、 そうしてマイナスからのスタートを味わわされてきた本種は今や貴重な存在として有難がられているほどです。 昨今ではそこら中至る所に偽ウーパーが蔓延っているなどと言うことはまるで無く、 オビだろうがトウブだろうがわざわざ探さなければ手に入れるのは困難ですし、 いくら大型種とは言え大きくなり過ぎて困ったなんて話も聞きませんので、 例えばツノガエルと同じ要領でこの手の放出個体は必ず何処かで需要があるのでしょう。 今回やって来たのは一目見ただけでインパクト十分な片手からはみ出るモンスタークラスのトウブタイガー。 独立種としておさらばしたオビタイガーの派手なコントラストも美しいですが、 この黄色の出来損ないのようなくすんだスポットは幼い頃には味気無く思えても、 ここまでの体格が備わると却って厳めしさが表現されているようで、 体中から滲み出る野蛮なオーラに震えが止まりません。 赤味を帯びた虹彩が描き出す表情も何だかクレイジーで、 トウブはオビの劣化版だと軽視していた方も考えを改めざるを得ないでしょう。 大食漢であるが故に食べさせればどんどん伸びると思われがちですが、 意外とボリューミーな出物に巡り会える機会は滅多に無く、 初めからこの迫力を求めていた方には非常にお買い得です。 両生類ながら餌やスタイルが似ているというだけでトカゲモドキ的な感覚で飼えるのも楽しい、 ペット的に大変付き合い甲斐のある面白いサラマンダーです。 |
エゾサンショウウオ (ベビー) Hynobius retardatus |
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当店では珍しい生き物です。お客様委託個体のエゾサンショウウオ・ベビーの入荷です。 ベビーと書きましたが幼生ではなく上陸して少し経ったサイズです。この頃は体表に金粉の様な柄が目立ち非常に美しいです。 まだうまく歩けないのか、トビハゼの様にペトペトと石やミズゴケの上をジャンプして移動しています。 現在は一番小さなサイズのコオロギを与えておりよく食べています。原産地は北海道ですが25℃以下で氷点下にならない程度に管理できれば飼育できます。 倶多楽湖(くったらこ)に棲息する個体群はネオテニーをする事が知られていましたが、残念ながら絶滅してしまったそうです。 |
アラバママッドパピー (ベビー) Necturus alabamensis |
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幸運なことにいつも見かけるイカの塩辛サイズより育った状態で輸入された素敵な安心サイズ! 暑さにも弱くない種類とは言えどうせ飼い始めるのなら今ぐらいの涼しい時季からスタートしたい、 アラバママッドパピーが入荷しました。 この場では度々ニョロ系と括られたグループについて言及していますが、 この呼称は私個人が勝手にそう名付け便宜上括っているだけに過ぎず、 決して何かの根拠に基づいた正式なものではないことをご理解下さい。 字面だけで判断するともはやただのヘビ的な生物になってしまうものの、 真意としてはごく限られた水棲有尾類の一部と魚らしくない魚類の一部を指しているつもりで、 具体的にはマッドパピー、サイレン、アンフューマ 、そしてハイギョなどこの辺りがおおむね該当するでしょうか。 ここに何かを足したりここから何かを引いたりして下さっても全く構いませんが、 大切なのはこの枠に収まるためには何をすべきかを考えるのではなく、 これらを好む愛好家は不思議と共通しそれぞれに跨って好んでいるという事実を知ることでしょう。 体表が絶妙なまでに粘膜で覆われたヌルッと感に始まり、 四肢やヒレがあろうとなかろうと体全体をクネらせて水中を飛び跳ねるように泳ぎ、 表情には一切の邪悪さを漂わせず恒久的な世界平和を心から願っているような、 そんな彼らの生き様がこの忙しない現代社会とはまるで正反対の性質を有しているところに、 ニョロ系を愛する人々の脳内に宿る共通認識を感じて止まないのです。 今回やって来たのはこの数年は当たり年なのか少し見慣れた感のあるマッドパピーより、 ベイヤーズとよく似た外観を持つ近縁種として知られるアラバマのベビー。 この便で来たのは斑紋が大きくまばらで腹面は白くなるアラバマでしたが、 その両者が近頃持て囃されているのにはきちんと理由があり、 元祖や本家、無印などと呼ばれるコモンマッドパピーは確かに格好良いものの、 とにかく暑さに弱いイメージから夏場の過ごし方に悩まされるところが、 こちらの二種については下手なウーパールーパーよりも耐暑性が高い上に、 最大サイズも20センチ程度とそれこそウーパー並みのボリュームですから、 シンプルに扱い易いということが非常に大きなメリットとなっているからです。 このタイミングで申し上げても説得力に欠けるのかもしれませんが、 本来であれば毎年姿を見られるようなメジャーな生物ではなく、 人知れずこっそり流通してこっそり消えていくはずのマイナーな存在のはずですから、 リアルに対峙できるこの時を好き者同士で大切に過ごしたいものです。 |
ベイヤーズマッドパピー
Necturus beyeri |
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買い時を逃すと数年単位で待たされる可能性もあるだけに愛好家にとっては興奮ものの一品! 絶妙に可愛らしくそして小さ過ぎないこの大きさが環境に馴染ませるにはちょうど良いベストサイズ、 ベイヤーズマッドパピーが入荷しました。 ネクチュルスの愛称で親しまれる本家ウォータードッグ、 その呼び名はタイガーサラマンダーなどの幼生に対しても用いられることがあり紛らわしいのですが、 ウーパールーパーのようなもふもふの外鰓を備えた容姿に、 サイレンなどと同様に完全な水棲生活へ適応した特異な生態を持つことで知られています。 分類上の話をすると本種の属するホライモリ科は現生でたったの二属のみから構成されており、 北米にはこれらウーパー系の仲間たちが、 そしてヨーロッパには知る人ぞ知るあの伝説の目無しがいて、 シンプルに珍しい生き物であることはもはや言うまでもありません。 後者は洞窟の奥深くにひっそりと暮らしているためペット的には全く現実的では無く、 また元祖マッドパピーのお陰でこちらもまた高温に弱いイメージが拭い切れなかったのですが、 数年前に日本へ初上陸したこのベイヤーやアラバマはひたすら丈夫であることが分かり、 冷水が必要なためにこのグループの飼育を諦めていた方にとっては朗報以外の何物でも無く、 最大全長も手頃とあって水棲有尾ファンにとっては革命児と言っても過言では無いのです。 今回やって来たのはガルフコーストウォータードッグの名でも流通する、 ベイヤーの生まれたてより少し育った安心サイズ。 容姿は同じくネオテニーのサラマンダーらに似ているものの、 ポジションとしては前述のサイレンやアンフューマなどニョロ系統に近しい趣きも持ち合わせており、 双方のファンを同時に巻き込む恐れのある大変に魅力的な生物です。 元祖に比べると鼻先が極めて薄くシャベルノーズの如くフラットに、 そして微妙な違いながら四肢がやや逞しそうにも見え、 止水に近い状態で飼うのが好ましいと言われる元祖とはやや異なる、 流水域に棲息することを連想させる外観にますます興味をそそられます。 最低条件としてエアレーションすらも不要とのことですが、 少し広過ぎるぐらいの環境で換水の頻度を落としに落とした方が上手に育てられそうです。 暫く出回ったかと思うと途端に姿を消し、 その後何年も見かけなくなると言うのが北米産の彼らにありがちなパターンなので、 迷った時点で導入を決めてしまうのが吉かもしれません。 |
ベイヤーズマッドパピー
Necturus beyeri |
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イカの塩辛のように華奢なイメージから見事脱却し体中に安心感の詰まった飼い込み個体! もしかしたらペアなのかもしれない色々な意味で大変に価値のある掘り出し物、 ベイヤーズマッドパピーが入荷しました。 サイレンとはギリシャ神話に登場する海の怪物に由来し、 ヘルベンダーはそのまま和訳すれば地獄への使者の意、 そしてマッドパピーは泥の子犬となるそうで、 北米産の有尾類にはなかなか粋な名前が付けられたものだと感心させられます。 愛好家の数も決して多いとは言えないニッチなカテゴリで、 しかしながら絶妙な手に入り難さからその人気を程良い水準で保っている不思議な生き物です。 頭に何も付かない無印のマッドパピーのことは昔からよく知られており、 マニアからはこぞって元祖や本家などと呼ばれる、 何処となくラーメン屋のような響きにこれまた親しみ易い雰囲気があって、 ウーパールーパーを大きくしたようなヤツと言った印象が強いかと思いますが、 実は他にもそれをミニチュアにしたような種類が存在することはあまり有名でないかもしれません。 本種はベイヤーやガルフコーストと呼ばれる属内では中型の部類で、 前述の元祖よりも小振りかつ耐暑性に優れていることから新たに脚光を浴びており、 しかしながらマイナーであるが故になかなかまとまった流通に恵まれず、 数年に一度顔を合わせられれば良いぐらいのチャンスしか巡って来ないため、 大抵は図鑑とにらめっこしながら漠然とした憧れを抱くまでに終わってしまいがちです。 そして前回の便では超小型個体ばかりだったため見送らざるを得ない方も多かったと存じますが、 今回やって来たのはそんなベビーサイズから国内でコツコツと育てられ、 ようやくその存在感を発揮できるボリュームある大きさにまで成長した、 お金に変えられない価値を感じるこんな二匹。 ある種の熱帯魚に対する価値観と何処か似ているところがあるでしょうか、 幼体でしか見かけられない種類をフルサイズで拝みたいがために一生懸命育て上げる、 しかしながら本音を言えば初めからある程度の大きさがあればとつい願ってしまう、 そんな複雑な心情を察知してくれたかのような素晴らしい出物だと言えます。 そして偶然にも頭部や尾の形状に微妙な差異が見られ、 そんなことで雌雄を判別して良いのやらはっきりとは分かりかねますが、 もしかしたらペアが揃っているのかもしれないとの期待を胸に、 可能であればこの二匹を引き裂くことなくお渡しできればと思う次第です。 |
ベイヤーズマッドパピー (S) Necturus beyeri |
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イカの塩辛から見事な脱却を遂げがっしりと育った時点で輸入された非常に珍しい安心サイズ! こんなに長くて太い健康な状態で来日してくれたことに感謝したい泥の中から生まれた天使たち、 ベイヤーズマッドパピーが入荷しました。 別名ガルフコーストウォータードッグ、 かのタイガーサラマンダーの幼生をウォータードッグと呼ぶ風習からとても紛らわしい呼び名ではありますが、 個人的には心の中でインチキウーパーと呼んでいる北米産有尾類の一種。 言うまでもなくそれは愛があってこその悪態であって、 ウーパールーパーことメキシコサラマンダーを叩いて薄く伸ばしたような、 のほほんとした可愛らしさよりも妖しさやリアリティを重視したデザインがマニア心を擽ります。 マッドパピーなる呼称も犬という点ではおおよそ同じような意味合いを持ち、 アメリカの人々からは明確に区別されていない可能性すらありますが、 我が国においてはオオサンショウウオの存在もあってかいくらか憧れの念が強く、 昔からコアなファンが大切に守ってきたニッチなカテゴリに属しています。 何が良いのかと問われその魅力をはっきりと言葉にして説明できる人は少ないのかもしれません、 ただしこの魚類と両生類を行き来しているような彼らをまとめてニョロ系とするのならば、 ハイギョからサイレン、アンフューマ、 そしてマッドパピーの流れは切っても切り離せない関係にあると思われ、 その曖昧で儚い存在感が人知れず愛でてやりたくなる愛嬌を描き出しているのでしょう。 今回やって来たのは基本的には極小のベビーサイズでしか輸入されることのなかった、 小型で飼育し易いとのことで高い評判を得ていたベイヤーズが、 まさかのスモールサイズにて登場したと聞き慌てて入手した三匹。 僅か数センチの小さな生命体をここまで育て上げるのが大変だと、 それを経験した全ての飼育者が口を揃えてそう言うのですから間違いないのだと思いますが、 最初からこのサイズでスタートできることがどれほど幸せか、 それは新しい水質への高い順応性と活発な餌食いから即座に理解できます。 念のため数週間店頭にて様子を見ていましたが皆が皆余裕の表情を浮かべ、 仲良くアカムシをパクパクしている光景に日々癒されています。 体色は微妙に異なるためお好みのカラータイプをお選び下さい。 最後になりますが今シーズンは本気の当たり年なのか、 この数年では考えられなかった出物と巡り合えていますので今がまさに買い時です。 |
ストラウヒツエイモリ (EUCB・♂) Neurergus s. strauchii |
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ひょろっとしたアンセクシュアルな個体が多いだけに性別まで確定しているこのサイズはレア! 幼体時の華奢な体型を忘れさせるほどにがっしりと巨大なサイズへと仕上げましょう、 ストラウヒツエイモリ・オスが入荷しました。 美し過ぎるイモリの名をほしいままにするツエイモリの仲間たち、 その名を聞けば少し詳しい方なら惜しまれつつもCITEST類に掲載されてしまった、 カイザーのことを思い出されるかもしれません。 東欧から中東と言うデンジャラスゾーンに分布する都合上なかなか流通に恵まれず、 本属自体がペットとして出回り始めたのはごく最近の出来事ですから、 あの頃は何が何だか分からないまま業界の貴重な資産を奪われたような心持ちでした。 決して力強いとは言い難いスレンダーなシルエットのせいでしょうか、 ツエイモリに対して抱くイメージは暑さにすこぶる弱そう、 水質に敏感で神経質な感じがする、餌食いが細くいまいちピンと来なさそうなどなど、 しこたま脆弱な有尾類なのではないかと噂される毎日だったのも、 近頃は少数ながらも毎年輸入されるようになりその多くが誤りであることが分かりました。 根本的な飼育方法は極端に言えばアカハライモリとなんら変わりは無く、 幼少期は陸棲傾向が強いものの成体の特に繁殖期には水棲傾向が強まり、 水温は正味20度半ば辺りでも夏場を乗り切ることができるようです。 気になる水質は現地でこそアルカリ性に傾いているらしいのですが、 常識的な頻度の換水とおまけに硬度を少し上げる工夫をするぐらいで問題無いでしょう。 実はカイザー以外にも見逃せない美種が数多く存在し、 今回やって来たのはしばしばキボシイシガメのようだと形容される、 黒地にイエロースポットのデザインが可愛らしい名前もお洒落なストラウヒ。 亜種関係にあるバランよりもこちら基亜種の方が斑点が大きく、 単純に色鮮やかに見えることから高い人気を誇ります。 ヨーロッパからはある程度育ったサイズの出国が難しいらしく、 性別不明の大きさでしか入手が困難なため、 雌雄が分かっている点だけを考慮したとしても嬉しい出物だと思います。 現在は水棲飼育で抜群のコンディションに加え人工飼料への餌付きも確認済み、 下手をすると20センチ近くにまで育ってしまうなかなかの中型種で、 成長は流石に早くはないそうですがフルアダルトのツエイモリの勇姿を拝んでみたいものです。 |
スペインイボイモリ
Pleurodeles waltl |
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イベリアトゲイモリ(スペインイボイモリ)の国内繁殖物です。皮膚はイボイボしており、 まだ全長で12cmですので写真では分かりにくいですが、危険を感じて肋骨が飛び出す場所は オレンジ色の突起になっています。成長すると、結構大きくなり、全長で30cm程になります。 今回の個体の様に、飼育下での繁殖も容易です。 配合飼料も大好きです。 複数お買い求めのお客様には若干ですが割引有りです。 |
マダラファイアサラマンダー (レッド・♀) Salamandra s. salamandra |
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ポルトガルなどの稀少亜種を連想させる赤いスポットがオプションで付いた珍しいタイプ! しっかりと肉の付いた安心の体型に加え飼育をスタートするには持って来いのベストシーズン、 マダラファイアサラマンダー・メスが入荷しました。 キングオブ陸棲有尾類の称号を授かるのにこれほど相応しいヤツはいないであろう、 本種を知らずしてサラマンダーのことは語れないとまで言わしめた、 色々な意味で世界的に超有名なサラマンダーを代表する人気種。 それもそのはず、学名を見ればサラマンドラサラマンドラ、 基亜種であればもうひとつおまけにサラマンドラ、 古代より伝わりし炎の精霊サラマンドラとは何を隠そうこのファイアがモデルであるとされ、 ファンタジーやゲームの世界などでお世話になった方も多いと思います。 黒地に黄色いスポットと言う定番の警戒色がシンプルに美しく、 黒目の大きな顔立ちは真正面で目が合うと忽ちときめいてしまう可愛らしさがあり、 数え切れないほどの亜種や地域変異による豊富なバリエーションを有する、 何もかもが贅沢仕様な有尾類の広告塔のようなキャラクターです。 今回やって来たのは基亜種マダラファイアにしてはかなりの高級感が味わえる、 頭頂部を中心にワインレッドの斑紋がじんわりと染み込んだ選抜美麗個体。 黒、黄色、赤の三色刷りと言えば冒頭でも触れたポルトガルやモレニカ、 クレスポなどあまり市場には出回らないレアリティの高いものが該当し、 もちろんこのマダラにもそういった個体が全くいない訳では無いのですが、 ご想像の通り都合良く見つけ出すのは容易い作業ではありません。 サイズ的にも上陸し立てや少し育ったぐらいのものが多い中で、 ここまでしっかりと飼い込まれた感のある出物は嬉しい限り。 念のため補足しておきますが、 飼育下での生存記録は時に五十年とある種のカメ並みに長命な生き物ですから、 多少人に育てられていたぐらいの部分は単なる誤差でしかありません。 お陰様でピンセットからの給餌にもしっかり慣れていますので、 これが初サラマンダーだとしてもさほど苦労させられることは無いと思いますし、 今から始めれば夏場に向けての対策も十分に練ることができるため、 チャンスがあれば是非とも手にして頂きたい素敵な一匹です。 |
ダニューブクシイモリ (フルアダルト・Pr) Triturus dobrogicus |
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クレスト縮みかけのオスともりもり産卵した直後のメスと言う非常に勿体無い超即戦力ペア! 何故このタイミングでと疑問符が浮かぶのも致し方無いあらゆる面で絶好調の人気美麗種、 ダニューブクシイモリ・ペアが入荷しました。 同属内で最も名の知れたマダライモリについてはもはや説明するまでも無く、 ヨーロピアンニュートの代表種としてすっかり世間に浸透していますが、 厳密にクシの名を冠するに相応しい容姿を備えたものの中で特に煌びやかな容姿を持つ、 知名度こそ抜群に高い訳では無いものの多くの愛好家らを唸らせて来た陰の実力者、ダヌーブ。 和名の由来はヨーロッパで二番目に長い河川として知られるドナウ川の旧名ダニューブ川から。 何よりの長所として挙げられるのはオスの繁殖期に伸長する背部のクレストで、 仲間内で最も立派に発達するその様はまるで穏やかな心と強い怒りによって目覚めた金色の戦士の如く、 トゲトゲの帆をひらひらと揺らしながら己を着飾るのみならず、 細身のしなやかな体型や色取り取りのカラーリングなどゴージャスな雰囲気の全てが魅力的。 保護の厳重な野生個体は商業流通させることが叶わないため、 ペットとして見かけられるのは純然たる繁殖個体に限られるのですが、 着実にブリードが進められてはいるものの莫大な数で溢れ返るようなことは無く、 色々な意味で品の良さが漂うところもまた素敵だと思います。 今回やって来たのは手放さざるかどうかと言うギリギリの段階で見事に産卵し、 そんな卵から次々と幼生が誕生し始めていると言う何もかもが恵まれたアダルトペア。 上陸後のアンセクシュアルな幼体であればまとまって見かけることもあり、 イモリならではの長寿命を生かしてじっくりとコロニーを形成するのも乙ではありますが、 このご時世ついつい繁殖を急ぎたくなってしまう風潮が強まっている感も否めず、 フルサイズでしかも雌雄が揃った状態で入手できるチャンスはなかなかありません。 両親ともにコンディションは抜群であることは言うまでも無く、 前飼育者の好意によりお買い上げの方には生まれた幼生と残りの卵もサービスでお付けしますので、 どうかこれをモチベーションに国内ブリードの一血統を築き上げて下さい。 |
フタユビアンフューマ (S) Amphiuma means |
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巷で囁かれる粗暴な面など微塵も感じられないあまりにも可愛らし過ぎる貴重な小指サイズ! ハイギョの幼魚か何かと勘違いしてしまいそうな思わず手の伸びる良い意味で危険なベビーです、 フタユビアンフューマが入荷しました。 念のため確認すると一応両生類の仲間に所属してはいるのですが、 ペットとして見た場合もはやどの層の誰をターゲットにしているのかも分からない、 色々な意味で非常に不可解な謎の生物アンフューマ。 その呼び名すらいまいち浸透していない感も否めず、 正しい音の表記はヒューマではなくフューマ、前者では某野球漫画の大投手になってしまいますので、 あのテクノポップユニットと同じ発音だと覚えておいて下さい。 同科には現在三種の存在が認められており、 順にヒトユビ、フタユビ、ミツユビと本当に冗談みたいなメンバー構成なのですが、 その見分け方がちっちゃな腕の先に生えたこれまたちっちゃな指趾の本数だと言うのも実に不気味。 個人的には初めてアンフューマのことを知った時、 どうせ指があるのなら数が多い方が良いだろうという至って単純な思考からミツユビを敬愛していたのですが、 最近になってフタユビが科内最大種であることを知り非常に悩ましい日々を送っています。 誰にでもお勧めできる生き物でないことはその姿を見れば百も承知で、 しかしハイギョやデンキウナギなどのニョロ系がお好きな方には堪らないであろうアクア的な面も大いに持ち合わせており、 恥ずかしながらかく言う私もそのひとりで気持ちは痛いほど分かります。 今回やって来たのは日頃見かける魚肉ソーセージのお化け的な趣きがまるで漂っていない、 ちょうど細いサインペンのような思わず守りたくなってしまうほど華奢な体型のベビーサイズ。 ドロイやレピドシレンの幼魚にキュンとしてしまう方にはドストライクでしょう、 入荷直後にダメ元で沈下性のペレットを放り込んだらいきなりパクつきもはやアカムシを使う必要すら無く、 最低限プラケースでも用意して他にやることと言えばせいぜいエアーをかけるぐらいですから、 もう歯止めを掛ける要素が無くなってしまいました。 微妙にコンスタントな流通があるせいで買い時を逃しがちなタイプの生き物なので、 この際ベビーは珍しいからと自分で自分の背中を押してあげるぐらいがちょうど良いかも。 よく似たサイレンと違って水底を這うだけでなくちゃんとニョロニョロ泳ぐ所が最高にお勧めポイントです。 |
フタユビアンフューマ (S) Amphiuma means |
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ニョロ系フリークならば避けては通れない頑丈屈強な上に愛らしさも忘れない水棲有尾類! あまりにもキャラクタナイズされた癒し系の顔立ちがまったりとした雰囲気を漂わせる、 フタユビアンフューマが入荷しました。 冒頭のニョロ系とは即ち体の大部分が一本の線によって構成されている、 それでいていわゆるヘビの括りとはまた異なったグループの総称で、 もちろん正式名称でも何でもないある種の造語なのですが、 これらが好きな人々には絶対に通じる魔法の合言葉のようなものだと覚えておいて下さい。 実はファンの中でも陸棲と水棲の大きく二手に分かれるそうですが、 あまり幅を広げ過ぎても収集がつかなくなりますので、 本日は後者のグループに絞って話を進めていきたいと思います。 一般社会において最もよく知られた例として挙げられるのはウナギ、 得てしてこの手の生物を目にした時に多くの方が真っ先に口走るのは、 まさしくウナギみたいの一言なのですが、 もちろん我々ニョロ系好きにとってはウナギすらもその対象に入りますし、 また多くの方から見たウナギのような生命体は大体含まれると考えて差し支えないと思います。 そこには魚類、両生類、爬虫類と言ったつまらない垣根は存在せず、 ただただその風貌にのみ惹かれてしこたま愛情を注ぐだけの至ってシンプルな思考で、 飼育対象となるものが増えれば増えるほどそれはシンプルに喜びでしかないのです。 今回やって来たのは同じエリアに暮らすサイレンと並び陰ながら根強い人気を誇る、 その奇抜なネーミングが一度聞いたら忘れられないアンフューマの一種フタユビ。 アンフューマとは何ですかと言う問いにはアンフューマですとしか答えようがありませんが、 とにかく一度泳がせてみればその素晴らしさに気付かずにはいられず、 何となく気になってしまったが最後、永遠に彼らの魅力の虜になってしまうことでしょう。 フード、ペレットの類で食事の心配は済みますし、 高温にもそこそこ耐え低温には抜群の耐性を誇り、 水質なる概念とはほぼ無縁のタフな体質の持ち主ですから、 見た目が気に入ったと言うごく単純なきっかけでトライできると思います。 動きとしてはサイレンがウーパー寄り、 アンフューマがハイギョ寄りとイメージして頂ければ分かり易いでしょうか。 よりしなやかで浮遊感があります。 この個体は人気の高い小振りなサイズ、名前は知られていますがいつでも見かける代物では無く、 幸い飼育難度が高いこともありませんので、 蓋のできる簡単な水槽を準備して早速飼育を始めてみましょう。 |
フタユビアンフューマ (S) Amphiuma means |
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いきなりのゴツさは無く極細の危なっかしさも無い適度なボリュームのスターターサイズ! 同じロットの中でも可愛らしいサイズとダメージの少なさに注目してセレクトした、 フタユビアンフューマが入荷しました。 熱帯魚や爬虫類、両生類など変わった生き物好きの中でも更にコアなジャンルとされる、 通称ニョロ系。 世間一般におけるこの仲間を表すのに用いられる総称はウナギ、 何とも残酷なことにたったその一言で片付けられてしまう本当にか弱い存在なのですが、 私たちは悔しい思いをしながらもそのウナギ感を追求し、 そこへウナギとは違う何かを求めて果て無き道を彷徨い続けるのです。 もちろんウナギのことが嫌いな訳ではありません、 しかしながらただ長細ければ良いと言う単純なものでも無く、 ギリギリまでウナギに寄せたところでウナギとは微妙に異なる点を見出し、 極限のニアイコールな雰囲気を楽しんでいるのかもしれません。 或いはどうせ誰も見向きもしないだろうと言う半ば自虐的な意味合いも含め、 救済措置と銘打った極めて利己的な思考の下で喜びを見出しているのかもしれません。 いずれにしても周囲の共感を得られる可能性が極めて低いことに変わりは無く、 むしろそれを良しとする風潮が蔓延したアンダーグラウンドな世界観を持つ生物なのです。 今回やって来たのは少しふっくらとしながらもまだまだこの先の成長が待ち遠しい、 何の心配もせずいきなり深めの水槽へ投入できる親指サイズのフタユビ。 よく言われるように親戚のサイレンたちは大型個体が少なく、 反対にこちらアンフューマは小型個体が少ないとされていて、 輸入されて来るのは大概それなりに育ってしまったものばかりなので、 可愛らしさを残した数少ないこんな一本をチョイスしてみました。 小振りだからなのか嬉しいことに体表のスレあとが殆ど見られず、 指先が擦れて何ユビアンフューマだか分からない状態が多い中、 四本ともばっちりピースサインが決まっていると言う優秀ぶり。 育て方らしい育て方も特に無いとても飼育の容易なヤツで、 この手の有尾類の弱点とされているドカ食いにもかなり耐えられる体質の持ち主ですが、 念のためこまめな餌やりを心掛けておくと成長もスムーズです。 時々見かけるせいで手を出すタイミングを見失いがちですが、 変に値上がりする前に上物はちゃっかりゲットしておきましょう。 |
フタユビアンフューマ (S) Amphiuma means |
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体表の擦れや指先の消失など輸送時の疲れを殆ど感じさせないウル艶肌のスモールサイズ! 思春期真っ盛りとでも言わんばかりの絶妙なサイズ感が安心と可愛らしさを両立させた、 フタユビアンフューマが入荷しました。 完全なる自意識過剰であった場合には大変に申し訳なく思いますが、 近頃では何やら私の周りで北米産ニョロ系有尾類に対する関心や注目度が高まっており、 マッドパピーは本当に姿を見なくなってしまっただとか、 サイレンは改めて考えてみると意外に可愛かっただとか、 この前店頭に並んでいたアンフューマはまた再入荷しないのかだとか、 冷静に考えてみると明らかに異常事態と思われるそんな内容の会話が日常的に繰り広げられています。 昔からこの手の連中には流通の波があると言われていて、 オンとオフの切り替えが妙に激しいためいる時にはそれなりに選べるのですが、 全く姿を消してしまうと数年単位でご無沙汰になってしまうことも珍しくはないため、 我々売り手側としても如何せん煽らざるを得ないというのが正直なところです。 ニッチな分野であることは百も承知ですから、 大衆がそのまま競争相手になることなど到底有り得ないのですが、 そんな見えないライバルたちが常に本気を出してくるのが当たり前の世界なので、 うかうかしていると置いてきぼりにされてしまうケースもしばしば。 誰かに背中を押されることも稀ですから買い時の難しい生物ではありますが、 飼育のし易さなどペットとして現実的に優れた点がいくつもあって、 そこにいるだけで容易く個性を発揮してしまう彼らのバイタリティに惹かれてしまうのも無理はないのです。 今回やって来たのは確かに最近見かける機会の多くなったフタユビの方ですが、 個人的な拘りで毎度なるべく小さめのサイズをチョイスするように心掛けており、 狙い通りボディへのダメージを最小限に抑えたグッドコンディションの一本。 相変わらずピントを合わせるのが難しく、写真からでは状態の把握が困難な生き物ですが、 到着したばかりの新しい水で早速人工飼料をもぐもぐ食べる姿を見れば、 活きの良さが手に取るように分かるというものです。 ドカ食いと急な低温に気を付ければ生命のリスクも殆どありません。 今はフタユビばかりと油断しているといつの間にか消えて無くなる恐れもあるため、 良い出物に巡り合えた時には迷わず行動に移すのが吉です。 |
フタユビアンフューマ (S) Amphiuma means |
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入れ替わりで現れることは予測していたもののいざミツユビが増えると恋しくなる相方フタユビ! 輸入されたばかりのリスキーな状態ではなく国内でそっと飼い込まれていた有難き飼い込み個体、 フタユビアンフューマが入荷しました。 ニョロ系の中で最もぶっ飛んでいると言いますか、 これがイモリやサンショウウオと同じく有尾類の仲間に含まれるという事実を、 人に説明するのが一番難しいニョロが恐らくアンフューマではないでしょうか。 何故ならマッドパピーはいきなりウーパーの見た目をしているため解説不要であり、 サイレンも頭から一割は何とかその風味を保っていますから少し話せば理解してもらえるのですが、 こやつに限ってはビジュアルの実に九割以上がほぼウナギという状況にあるため、 魚ではないことを喋っても苦し紛れにさえ聞こえてしまうのが面白いところです。 そもそもこれらのファンにとって世間から魚と間違われることを嫌がる風潮はなく、 むしろ自分たちだけが理解できるごく限られた特別な世界観を、 これまたごく限られた狭い範囲で少しばかり共有できればもう十分ですから、 はなから大勢を巻き込むつもりがまるでないところが興味深いと思います。 ここまで散々有尾類の仲間であることをアピールしてしまいましたが、 実際にはそれこそウーパーよりもハイギョに近い生き様を見せてくれるキャラクターであり、 画面をいっぱいに使って泳ぎ回る姿を観察する機会に恵まれることでしょう。 これは少し私の思い込みも入ってしまっているかもしれませんが、 相方のミツユビに比べると水底を歩くような動きよりも、 体全体をくねらせて縦方向に動くようなイメージが強く、 このシンプルな容姿にして意外にもダイナミックなアクションを楽しませてくれるのが、 こちらフタユビの良いところだと思います。 今回やって来たのはこの頃ミツユビばかりが出回り始めたところへ、 少し変化を付けるためにわざわざ召集をかけた飼い込みのフタユビ。 こんなことを申し上げては新たなファン層に対してネガティブな印象を与えかねませんが、 アンフューマは輸入された瞬間に最も気を遣わされる面があり、 あまりにも無表情なため体の内面までチェックが行き届き難いというのが正直なところですが、 この個体は少なくとも数か月の間ここ日本で過ごしてきたお陰で、 既に人工飼料のみでも十分に育てられるよう調教されていますから、 肌荒れに代表される初期のトラブルに見舞われる心配はもちろんありません。 にっこり笑顔と両手にピースサインで元気にお待ちしております。 |
ミツユビアンフューマ (S) Amphiuma tridactylum |
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お隣さんのフタユビばかりで食傷気味だったところへようやく舞い降りた待望のスリーピース! その違いは指の数だけに非ず、四肢の使い方からボディカラーに至るまで微妙な個性が堪らない、 ミツユビアンフューマが入荷しました。 ヒトユビ、フタユビ、ミツユビ、本当にそれだけで良いのかと突っ込みどころ満載の、 北米産水棲有尾類の一角を担う重要なキャラクターとして知られるアンフューマの仲間たち。 先に挙げた通り合わせて三種が知られる彼らの明確な識別点とは、 まるでウナギのような体からしれっと生える四本の足先にちらっと見える、 指の数が何本あるかという実にセンシティブな問題であり、 そんな些細な特徴が却ってマニア心を擽るという大変にややこしい設定となっています。 ちなみにヒトユビとは現時点でペットとしての流通が確認されていないことになっている、 半ば伝説の何某として幻級の扱いを受けていることをお忘れなく。 つまり事実上の選択肢はたったのふたつしかないのですが、 厄介なことに各種が同時期に出回ることがないため基本的にどちらか一方しかお目にかかることができず、 季節というよりも時代によって利用可能な指の本数が異なるため、 いくら図鑑や資料などで見慣れているからといっても、 目の前にいる時に手にしておかないと冗談抜きで数年、 下手をすれば十数年待ちという悲劇が現実に起こり得るのです。 また現地では何故このような意味不明なニョロがペットとして成立するのか、 そんなネガティブな思考の下に取り扱われているそうですから、 こうして現物を拝むことができる内に何とか手元に残しておきたいものです。 今回やって来たのは大変ご無沙汰であったと業界の一部で人知れず騒ぎになっている、 何年ぶりの再会かも忘れてしまったぐらいに久しぶりな待ちに待ったミツユビの方。 最近見慣れていたフタユビと比べれば本当に指が三本生えているのはもちろんのこと、 横から見ると背面と腹面でグレーの濃淡が異なり、 目視で確認できるレベルでツートンカラーになった様子が実に可愛らしいです。 はっきり言って初期状態が今後の運命を左右すると言っても過言ではないため、 コンディションに神経を尖らせて慎重に選び抜いたものをバックヤードにて暫し寝かせておきました。 無神経に多量に与えるのはご法度ですが既に人工飼料にも餌付いていますので、 華麗なスタートダッシュを切って出だしから差を付けましょう。 |
キタヒメサイレン
Pseudobranchus s. striatus |
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爪楊枝とまでは言いませんが某細長いスティック菓子と例えるにはちょうど良いミニミニサイズ! 首元から尾先まで一直線に伸びたストライプが着やせ効果抜群の小型珍種、 キタヒメサイレンが入荷しました。 またの名をドワーフサイレン、 お馴染みのレッサーやグレーターに準えるのであればこちらの響きがしっくり来るような気もしますが、 実はサイレン科には二属が認められ本種はその名の通り小さな方のグループに属しています。 学名をカタカナ読みするとシュードブランクス、 これはシンブランクスなどタウナギの偽物的な意味であると思われ、 今更言うまでもありませんがウナギっぽい両生類であることを示しています。 小型種であることに対して好みが分かれそうな種類ですが、 大型の仲間と比べると同じ水槽内で複数個体の同居がし易かったり、 或いは熱帯魚との混泳もメンバーを考えて行えば別段難しくは無いでしょう。 正直一本でばっちりキャラ立ちするようなタイプでは無いため、 思い切って見方を変え水草水槽の隠れた住人に抜擢するとか、 小型魚の郡泳する水槽に何故か有尾類的なサプライズ要因としてお迎えするのも悪くないと思います。 肌荒れを生じているなど初期状態が芳しくないものを除けば、 プラケースに入れてザバザバ水換えしていても育てることは難しくありませんが、 せっかくのネオテニーを生かすためにもできる限り落ち着いた水質をキープし、 セイレーンより授かりしその象徴的な外鰓を極限まで発達させ、 今にも羽ばたきそうなモフモフサイレンを目指すのは如何でしょうか。 海外の写真を閲覧していくと時折物凄い勢いでエラを開いている個体が紹介されており、 元の体が細長いだけにちょっとしたウーパールーパーをも凌ぐ迫力が味わえます。 今回やって来たのは前肢が生えている事実を目視では確認し辛いほど、 人の小指よりもずっと細長いアカムシ数本でお腹いっぱいになれそうなチビドワーフ。 特徴のひとつひとつを感じ取るために虫眼鏡を用いる必要すら感じますが、 横から見ても上から見ても体中のラインが濃く本数の多い個体をセレクトしています。 一応低温よりも高温の方が苦手なことになっている都合上、導入は冬から春にされるのがベター。 これまた他種同様にいくら探してもコンスタントに入手できる生き物ではありませんので、 お好きな方は是非この機会に。 |
グレーターサイレン (M) Siren lacertina |
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まるで怒りによって目覚めたように金色のオーラを纏ったカラーリングにも拘りたい厳選個体! 同じニョロ系のアンフューマに比べ流通が不安定になりつつある北米原産のへんてこ有尾類、 グレーターサイレンが入荷しました。 ペットショップの店頭に並んでいるとかなりの高確率でこれは何ですかという漠然とした質問が飛んでくる、 実際にそれはなんなのかと明確な回答を繰り出すことも少々困難な、 しかしながらそんな不確実な存在感こそが最大の魅力なのではと思わせるニョロ系の仲間たち。 先に挙げたアンフューマについてはもはや絶望的としか言いようがなく、 まず間違いなくウナギか何かにすり替えられてしまう場合が殆どなのですが、 ことサイレンについては多少の予備知識があるだけでかなり両生類っぽく映るため、 それが爬虫類や両生類の専門店に置かれていればなおさら説得力が感じられる訳です。 サイレンは突如として大きな音を発するだとかそんな機能を備えているはずもなく、 その名前はギリシャ神話に海の怪物として登場するセイレーンから採られていて、 後頭部にひらひらと目立った外鰓を翼に見立てたのが由来とされています。 私は他人様に説明する時にしばしば一割ウーパー九割ウナギだとか、 ウーパールーパーのリムジンなどといった表現を用いることが多いのですが、 この意味不明なデザインを持つ意味不明な生物を飼育する、 その行為でさえも意味不明なところが付き合っていて面白いと感じる点ではないでしょうか。 今回やって来たのは如何にも最大種らしい言葉によって名付けられたグレーターの中でも、 とりわけ色味の良さが際立ったおめでたい雰囲気の絶品と言える一匹。 あまり個体差に注目させてもらえるほど流通量に恵まれたグループではありませんが、 サイレンにしてもハイギョにしても構成種が少ないだけにどうしても目の前の一本に個性を求めてしまいがちで、 どうせ手元に泳がせるのなら渾身のお気に入りを眺めていたいと考えるのが我々の心情でしょう。 この個体は体表に敷き詰められた金粉の量がかなり多めで、 体をくねらせる度に全身がキラキラと光り輝く素晴らしいクオリティの持ち主です。 既に人工飼料にも餌付いていて輸入直後の心配事は何ひとつ見当たらない、 的確にタイミング良く入手しておきたいプチレア種をどうぞ。 |
グレーターサイレン (XL) Siren lacertina |
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セイレーンなどと言う麗しき調べは何処にも見当たらないどっしりとした構えは圧巻の一言! 間違ってもウナギみたいだなんて悠長なことは言っていられない凄みにただただ立ち尽くすしかない、 グレーターサイレンが入荷しました。 魚類なのか両生類なのか、もはやそんな分類上の話さえも小さなことのように思えてしまう、 訳の分からない未確認生物的な趣きが何よりの長所であるニョロ系の一派。 魚からはハイギョやタウナギ、 有尾からはサイレンやアンフューマなどがエントリーしているこのカテゴリは、 一般受けしなさいと言う方に無理があるぐらいどう見ても人から好かれそうな要素を持たない、 しかしながらその突き抜けた生き様にむしろ惚れてしまう人も後を絶たない、 そんな矛盾を孕んだ繊細なバランスの上に成り立つ実に特殊な生き物です。 サイレンとはギリシャ神話に登場する海の怪物、セイレーンを思わせることにちなんだ名称で、 顔の両側にふさふさと生えた外鰓が鳥の羽ばたく姿に似ていることに由来します。 実物はウーパールーパーの上半身とウナギの下半身を融合させたような、 パッと見た感じは可愛くとも全身をまじまじ見つめているとなかなか気味の悪い、 ごく少数の方から愛されることにより何とかペットとして成り立つギリギリのラインを突っ走っています。 今回やって来たのはまさかのごんぶとサイズ、 本種は科内最大とされるだけあって本気を出せばかなり大型化するはずなのですが、 実際に輸入されて来るのはせいぜいボールペンかマジックペンぐらいの太さに留まり、 間違ってもフルサイズに到達した化け物を直に拝むことのできる機会はまずありませんが、 スタートの時点でこれぐらいのボリュームがあるといきなり夢が広がります。 ちょっとした空き缶ぐらいはありそうなゴリゴリの太さに鍛え上げられた体格、 本当はもう少し可愛らしかったはずの目元には少しくたびれたような空気が漂い、 いよいよこの段階にまで来ると表情に重々しさが垣間見えるものなのでしょうか、 水底に座っているだけでピクリとも動かないのに迫力を感じてしまいます。 体は全体的に黒々としており皺の感じも生々しく、 飼い込んでいく内に水質を合わせればもう少し金粉模様が浮き出てきたり、 鰓がもふもふと充実してくるのかもしれませんが、 個人的にその辺りは実はどうでも良くてとにかく巨大に育って欲しいと言う願いで一杯です。 一体何処まで自己満足度の高い生命体なのでしょう、見れば見るほど秀逸なことこの上ありません。 |
トウブレッサーサイレン (S) Siren i. intermedia |
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よほど水質に馴染んだのか緑色がかった斑紋が体中を埋め尽くす小さ過ぎない安心サイズ! この手にはお約束の輸入されたてでは無く珍しい飼育下での飼い込み個体、 トウブレッサーサイレンが入荷しました。 全国的な傾向なのかそれともたまたま私の周りだけなのか、 ここ最近じわじわと人気が上昇しているような気がするサイレンを始めとした通称ニョロ系の仲間たち。 そのルーツを遡ればアクア業界におけるハイギョがニーズの殆どを請け負っていて、 世間が上陸傾向にある中で魚から爬虫類や両生類に興味が移ったと思いきや、 結局のところ似たようなものをチョイスしてしまうのが我々の悲しい性。 これはウナギですかと問われればまだ救われた方で、 大多数の人々にとって関心が薄くどうでも良い存在にしか過ぎないため、 これまではそもそも注目を浴びることすら無かったのですが、 実は人工飼料オンリーで問題無く、熱帯魚のような水合わせも特段必要とせず、 水温も上から下まで幅広く対応でき、 ただただ飼い易いとされる部分ばかりが目立つことで一気に関心度が高まりました。 先にウナギの話を出しましたがウナギが駄目でサイレンが良いと言うことも無く、 ニョロ系のユーザーには似たようなものに分け隔て無く愛を注ぐ傾向が見られ、 序列を設けて他を排除するような動きの滅多に無い平和なムードが保たれており、 マイナーであり続けることを良しとしながらご新規さんにも優しいと言う、 奇しくも彼らから学んだものなのか人の性質が柔軟であるような気がします。 決して選択肢の豊富なジャンルではありませんが、 中でも好みに合った種類を選ぶことができれば幸せなのではないでしょうか。 今回やって来たのはウーパールーパーの長いバージョンとして非常に受けの良い、 サイレンの中でも小型で扱い易いビギナー向けのトウブレッサー。 この個体はたまたま国内で暫く飼い込まれていた一本なのですが、 グレーターともまた異なる色合いの金粉模様に全身がびっしりと覆われ、 通常商品として流通するものとしてはあまり見かけないクオリティの高さが感じられます。 鼻先が短く小顔なところがレッサーの可愛らしいポイント。 基本は単独飼育ですがそこまでだだっ広いスペースが必要な訳でも無いので、 コレクション的にも良いと思います。 あまりにも小さなサイズでは不安な方へ。 |
セイブレッサーサイレン
Siren i. nettingi |
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シンプルなネーミングながら実物を拝むことは相当稀なサイレンコンプリート最後の砦のひとつ! 数年に一度それもたったの数匹しか出回らない知る人ぞ知る珍亜種、 セイブレッサーサイレンが入荷しました。 有尾類の中でも際立って特異な形態を持つサイレンは、 上半身一割を見る分には平たいウーパーぐらいの印象しか無いのですが、 残り九割に凄まじいアイデンティティを秘めたなかなかのへんてこ生物です。 大抵の人がまず初めに呟く一言がウナギ、それに親しみを込めたものがウナギイヌ、 しかし下半身をよく見ると生えているはずだと思い込んでいた後肢は見当たらず、 何度も見直してしまうほど奇怪さに溢れています。 ペットとして入手できるのはグレーター、 レッサー、ドワーフとおおよそこの御三方を覚えておけばまず困ることは無く、 勉強したての頃はこの中からどれにしようかと思い悩むぐらいで済むでしょう。 ただし少し詳しくなるとレッサーやドワーフには複数の亜種がいたり、 実はドワーフだけ別属だと言うことが分かったりするものですから、 外観で見分けられないもしくは現実的に流通しないものは除くとしても、 せめて国内で過去販売されていたものについてはどうしても集めたくなってしまうのが人情です。 今回やって来たのは何年振りかと思うほど久々にお目見えした、 レッサーサイレンの珍しい方と言えば分かり易いセイブ亜種。 無印で売られているお馴染みのトウブと比べると、 体側の金粉こそ無いものの青みがかったグレーの地色は大変に上品で、 背面に大粒の黒斑が明瞭に並ぶ様子は一部のハイギョやマッドパピー、 果てはオオサンショウウオなどを連想させる、 ニョロ系がお好きな方には堪らないデザインに仕立てられています。 レッサーは小さくて迫力に欠けると思い込んでいる方も多いかもしれませんが、 最大種グレーターに比べ早い段階で太さが出てくるので短くとも重量感を味わい易く、 きちんと育てればたとえ飼育下でもその魅力を存分に味わうことができるでしょう。 フラットな頭のグレーターとは異なり、 顔全体に厚みがあり鼻先の短いレッサーは表情が可愛らしく、 同サイズで比較すると早くもぼってりとした雰囲気が滲み始めています。 願わくば複数匹ご用意したかったのですが、残念ながら一匹しか入手することができませんでした。 とても大勢の人が欲しがるとは思えませんが、 反対に逃してしまうと待ちぼうけを食らうことは必至ですからこのチャンスをお見逃し無く。 |
アカメアマガエル (国内CBベビー) Agalychnis callidryas |
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輸入されて来た個体ではなかなか見かけない可愛らしさが素敵な上陸二か月の安心サイズ! 体型や顔立ちにもあどけなさが残るミニマム感が堪らない貴重な国内繁殖個体、 アカメアマガエルが入荷しました。世界一美しいカエルの名をほしいままにする、 宝石のような輝きが見る者を魅了して止まないツリーフロッグの代表種。 名前の由来はカッと見開いた時にようやく露わになる真紅に染まった瞳で、 まるで作り物のような美貌がそこらのカエルには真似できないインパクトを放ちます。 また特徴はその象徴的な両眼の色彩のみならず、 透き通るように澄んだ色合いのライトグリーンは異国情緒に溢れ、 日本のアマガエルともまた異なった南国の風味を醸し出しており、 グミを貼り付けたようなオレンジ色の指や、 脇腹にキラリと光る濃厚なマリンブルーなど、 体中に隈なく表現された美の祭典が我々の視覚を存分に楽しませてくれます。 その昔野生個体ばかりが流通していた時代には、 どちらかと言えば飼育にやや癖のあるカエルとして紹介されることも多かったようですが、 昨今では海外で養殖されたものが手に入るようになったり、 或いはこれまた有難いことに国内で繁殖に成功したCB個体が紹介されるようになるなどして、 初期状態が整ったものを入手できる機会が増えたことから、 本種を取り巻く環境は日に日に改善されているように感じられます。 今回やって来たのは国産ブリードのオタマから上陸させて二か月ほどが経過した、 まだまだ指先でその小ささを楽しめるベビーサイズの仲良し兄弟。 オタマジャクシの時代から常に同じ環境で育てられ、 現在も同一ケージ内にて同居させていますが特段大きなトラブルは見当たりません。 海外から輸入されて来たばかりでこの大きさだと少し不安になりますが、 何しろここ日本で育てられている訳ですからみずみずしさは折り紙付き、 この先もすくすくと大きくなってくれると思います。 昼夜のスイッチがかなり激しく切り替わる規則正しい生活を送っているため、 消灯前に霧を吹くなど何らかのメッセージを的確に伝えることが飼育のキモです。 あまり手に入らない珍しいサイズでやって来ましたので、この機会に是非ご検討下さい。 |
アカメアマガエル (USCB) Agalychnis callidryas |
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すっきりとした透明感溢れるグリーンに染みひとつ見当たらないキラキラ輝くようなCB個体! カッと見開いた瞳から放たれる閃光はもちろん脇腹のブルーも目の覚めるような鮮やかさ、 アカメアマガエルが入荷しました。 これが世に言う世界一美しいカエル、 確かに誰が見てもカエルだと分かる実にスタンダードな容姿には、 自然にある色彩の全てを盛り込んだかのような美しさが描かれ、 見る者をうっとりとさせる魔力を存分に感じさせます。 野生に生きながらにして既にデフォルメされたかのような外観に人気が出ないはずも無く、 私たちにとっては昔ながらのペットフロッグとして身近な存在ですが、 例えばカエルグッズや現地のお土産物などにも素材として幅広く採用されているほど、 あらゆるフィールドで重宝されている実に有益な生き物であると言えます。 以前は状態を落としたワイルドばかりが流通していたため、 どちらかと言えば飼育の難しい部類に入っていたこのカエルも、 昨今では艶やかな繁殖個体が輸入されたり国内で殖やされたりする機会も増え、 大勢の人に安心して選んでもらえるような存在へと変わりつつあるようです。 今回やって来たのはまだまだ育て甲斐のある安心サイズの成体で、 最も流通市場でよく見かけるお馴染みの大きさだと思います。 両個体とも下手をすれば葉っぱよりも葉っぱらしいと思えるほど、 淀みの無い自然な発色は瞳に優しいカラーリングで、 しかしながら両目を開ければ毒々しいルビーアイがこちらを睨み付ける、 そのギャップにこそ本種の魅力が潜んでいるようです。 今更言うまでもありませんがとにかくレイアウトケージに映える存在で、 仮に何もせずとも放って置くだけでカエルの方から勝手に目立ってくれますし、 熱帯雨林の一部を切り取ることができれば盆栽的にジャングルを再現することも難しくありません。 そんなことを書くと何となく湿気ムンムンの印象を受けるかもしれませんが、 実際には常時湿っていることは禁則事項であり、 ある程度の乾燥と湿潤を繰り返すことのできるセッティングにすると調子が良く、 霧吹きのタイミングひとつ取っても重要なポイントが隠されています。 観葉植物てんこ盛りで盛大に飾り付けるのも良し、 世話のポイントを押さえたシンプルな管理方法を実践するのも良し、 憧れの絵になるカエルを机の上でも楽しめるコツをお教えします。 |
アカメアマガエル (フルアダルト・♀) Agalychnis callidryas |
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世界一美しいカエルとして名高い宝石のような輝きを放つあの銘種が長期飼い込みのフルサイズにて! そのいかにもな容姿が異国情緒を感じさせて止まない溢れんばかりの素晴らしい色彩美、 アカメアマガエル・メスが入荷しました。 中南米を原産とするこのカエルは同地域に棲息するかの有名なヤドクガエルと共に、 無尾類の中で最も美しくなることで世間一般にも広く知られており、 ここ日本でも幸いなことにペット用として比較的リーズナブルな価格帯で普及しています。 かつて野生の個体が訳も分からず輸入されていた時代には、 立派な飼育難関種として数えられることもあったようなのですが、 昨今では国内外で飼育下での繁殖にも成功するなど徐々に人間界へ馴染みつつあるのだとか。 ギョロっとひん剥いた時に見せる深紅の瞳は言うまでもなく、 ある時は若葉のようにまたある時は苔のように変化する鮮やかなグリーンや、 二の腕や脇腹、太腿にかけてギラついたメタリックブルー、 そして手にはこれまた眩しいゼリーのように透明感のあるオレンジが発色し、 全身の至る所に熱帯の情景がつぶさに映し出されているようです。 自然界ではこれが果たして何の役に立つのか、目立ち過ぎて却って不便なのではないだろうか、 そんなことはお構いなしに長年に渡り愛され続けるツリーフロッグの代表種は、 恒久的な人気を約束してくれているに違いありません。 今回やって来たのはに日本の夏を既に二度も経験している、 今すぐにでも産卵してしまいそうなフルアダルトの立派なメス。 ワイルド、CB問わず指先にしがみ付くちっぽけなアカメを見かけることはあっても、 指に乗せると今にも転げ落ちてしまいそうな、 手の平に乗せてようやくちょうど良いこれほどのボリュームを目の当たりにする機会は滅多に無いでしょう。 昼間はこのように目を閉じて不気味な姿で眠っていますが、 四肢を綺麗に収納しながら張り付けているとまるで一枚の葉っぱが壁に引っ掛かっているようで感心します。 性別についてはオスであればもっと小振りであろうことと、 鳴き声を発することが無かったためメスと判断しました。 観賞用としてレイアウト水槽で楽しむには十分過ぎる貴重な大型個体、 もし機会があればご自身でブリーディングにも挑戦されてみては如何でしょうか。 |
カンムリアマガエル (♂) Anotheca spinosa |
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妖怪を絵に描いたようなおぞましいビジュアルが世界中のマニアを震撼させたツリーフロッグ最高峰のひとつ! 殆どの飼育者曰く恐ろしく頑丈でありその上国内でしっかり飼い込まれた状態抜群の一匹、 カンムリアマガエル・オスが入荷しました。 原産はメキシコ、コスタリカ、パナマなどに跨る大変稀少な樹上性ガエルの一種で、 数年前までは国内の図鑑などに登場することさえままならず、 現物をお目にかかることなどまず叶わないと思われていた、 その奇抜な容姿を生涯に一度は拝んでみたいと多くの愛好家が待ち望んだ伝説のカエル。 学名はspinosa、私の知るところでは手裏剣の愛称で知られるトゲヤマガメと同じ種小名であり、 言うまでもなく冠のように並んだ頭部の棘がその由来となっていることは容易に想像できます。 基本的にこのトゲトゲ飾りはオスの特長とされ、 実物に触れてみると驚くことに指先に刺さりそうな硬さがあり、 大抵このようなパーツはプニプニと柔らかいのが相場なのですが、 どうやら頭骨の一部が外部へと張り出すように発達しているようです。 他にも殊更にダークな眼差しがその妖しさをより一層惹き立てると共に、 そもそも両眼がかなり前の方に付いているデザインもまた不思議で、 こんなに面白い見た目をしていながら飼育は決して難しくないと評されていますから、 全ての要素において何だか得をした気分が味わえるでしょう。 この手のカエルの中ではかなり大柄な体格の持ち主ですから、 レイアウトケージへシングルで大切に収容しても見栄えに困ることはなく、 今や手の届くところまで降りて来てくれたからこそ、 ここからがその実力を遺憾なく発揮するための本番なのかもしれません。 今回やって来たのはワイルドの小さめサイズで輸入されコツコツと育てられていた、 そろそろ頭上の突起が本気で発達し始めた頃合いの若きオスが一匹。 写真だけでも見惚れてしまう美しさですが本物はそれ以上、 そこにただ座っているだけで重鎮のオーラを放ちまくる様は流石です。 本当に繁殖を目指すのであればもちろん相方が必要になりますが、 単にペットとして愛でるのであれば絶対にオスの方が外見上のポイントが高く、 この個体は元々が野生由来ということもあり更なる凄みを滲ませてくれそうです。 ケージに解き放ったコオロギを綺麗に平らげてくれる餌食いの良さ、 何も迷うことなくその邪悪な佇まいに酔い痴れて下さい。 |
アメフクラガエル
Breviceps adspersus |
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久しぶりに癒し系両生類が入荷致しました、アメフクラガエルです。ずんぐりむっくりな身体に、 申し訳ない程度の四肢が非常に可愛く、跳ねる事ができずに歩き回る姿はもう笑うしかありません。 日中は、寂しいですが土中に隠れています。しかし夜になると起き出し、 小さなSコオロギをペッペ、ペッペと食べる姿も凄く癒されます。 今回無理言って他のショップから分けてもらいました。4匹限定です、お早めに。 |
アメフクラガエル
Breviceps adspersus |
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アフリカの乾燥大地よりやって来た歩く水まんじゅうの可愛らしさは本日も異常なし! 日本中のファンのハートをほっこりとさせるあの名物ガエルが待望のシーズンイン、 アメフクラガエルが入荷しました。 このふっくらボディがすっかり有名になってもう何年が過ぎたでしょうか、 カエルという生き物自体が既にキャラクターチックな造形であることは言うまでもなく、 薬局の看板ガエルからシャツの中でも生きている平面ガエル、 最近では日々地球侵略を企む某軍曹まで様々な描かれ方がされてきましたが、 世界にはそれらに負けず劣らず強烈なインパクトを放つ面白い珍種が数多く棲息しています。 その中でも未だ人気の陰りが見えそうにないこのアメフクラは、 まず第一にその愛嬌たっぷりなシルエットから始まり、 何か言いたそうで何か考えているような難しい表情、 短い四肢をフル稼働させて土の上をひょこひょこ徘徊する奇妙な動きなど、 何分でも何時間でも眺めていられそうな魅力が体中に溢れ返っています。 普段は地中に潜んでいることが多いため、 土の上に置くと間もなく無表情で後ろ足だけを動かし重力に従って消えていく、 その時の何故だか申し訳なさそうな雰囲気は一度味わえば病み付きになること間違いなし。 世間が寝静まった夜中にコオロギをそっと仕掛けておくと、 待ってましたと言わんばかりにぞろぞろと這い出して来ては、 あまり嬉しくなさそうな顔色を浮かべながら舌先で餌を掻き集めるのですが、 その捕食に伴う体の動作が某神隠し映画の黒い化け物を連想させ、 非常に気味が悪くグロテスクな所もギャップがあって宜しいと思います。 潜り系の生き物はアクションや表現力に乏しいものが多い中でフクラガエルは例外中の例外、 写真一枚一枚に必ず物語があり思わずそこへ吹き出しと台詞を書き足したくなるほど、 体全体から滲み出る妙な人間味にはまってしまう人が続出しているのです。 今回ご紹介するのは大小異なるサイズでセレクトした二匹、 小さな個体は赤茶色系のややスリムさんで、 もう一方の大きな個体は明るい黄土色が目立つぽっちゃりさん。 雌雄にサイズ差があることになっているので、 一応オスとメスになるように選んでみましたが果たしてどうでしょうか。 オス候補は正面から撮られて緊張したのか証明写真のようなワンショットが、 対するメス候補は疲れて眠ってしまいお地蔵さんのようになるなど、 いちいち笑いを誘ってくれる辺りも実に優秀です。 意外と足早で土の上を忍者のようにダッシュすることもあり、 油断していたらカメラに向かって突進して来ました。 毎回お約束ですが年に一度輸入があるか否かという稀少生物です、手遅れになる前にお問い合わせ下さい。 |
アメフクラガエル
Breviceps adspersus |
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最強のペットフロッグとして今までになかった角度から彗星の如く現れた、新時代の定番種! かつては輸入された時点での状態が読めなかったり、そもそも育て方が明らかでなかったりと、 見た目だけの出落ち感が否めなかった面もありましたが、最近では長期飼育例もかなり増えてきました。 潜ってばかりでは寂しいという方に向けて、当店ではツノガエル並みというのは言い過ぎでも、 あえて積極的に潜らせない新しい飼い方も提案しています。 洒落ではありませんが昔よりもずっと飼えるカエルになっているのは事実、春の新生活に向け、 お好みのカラーを選んで可愛いアメフクラとの共同生活を始めてみませんか。 健康状態はもちろんのこと、色柄にも拘ってセレクトした上質な四匹です。 |
アメフクラガエル (Pr?) Breviceps adspersus |
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フクラだけに残りものには福があるようにとの願いが込められた食い良しキレ良しの最強ペア候補! どうせ一匹育てるのなら二匹一緒に、せっかく二匹揃えるのならペアまで狙いたいわがままセット、 アメフクラガエルが入荷しました。 私たちが日頃から入り浸る爬虫類や両生類のペット業界を飛び出して、 今や日本中にその名が知れ渡っているのかもしれないと思わせるほど、 大変な人気と知名度を誇るアフリカ出身の珍キャラクター。 フクラガエルと名付けられた仲間たちには十数種類が確認されているそうですが、 実際にペットとしてまともに流通しているのは本種とその相方モザンビークぐらいで、 しかも後者はちょっと通好みというような位置付けでもありますから、 フクラと言えばアメフクラと認識しておいて間違いなさそうです。 特徴をおさらいすることにもはや小っ恥ずかしさを覚えるほどですが、 地中棲で雨季になると地面から一斉に姿を現すとされており、 その肌触りはサラサラのモチモチでカエル界屈指の心地良さ。 潜っていても掘り起こしても常に機嫌の悪そうなむっつりとした表情には、 如何なるタイミングでも不平不満の飛び出しそうな愛想のなさがあり、 獲物を捕食する時ばかりは口先から妙に長い舌を勢い良く射出し小さな虫を次々と平らげる、 吸引力の変わらないただひとつの掃除機がここにもあったのかと驚かされるギャップに、 改めてその凄まじき生命力を感じさせられるのです。 今回やって来たのは大歓迎ムードの中で数年振りに輸入された群集より、 お肌の張りと餌食いの良さに拘って選抜した二匹で、 現地から出荷された時点で雌雄が分けられていたのも参考にして揃えたペア候補。 何枚でも写真を撮っていたくなる愛嬌のせいで、正面からも遊び心で撮影してみたところ、 履歴書に貼る証明写真みたいになってしまいました。 一時の行き過ぎたブームを沈静化させるためだったのか、 ただ土を飼っているだけと揶揄されることもしばしばでしたが、 どうやらきちんと育てていくとひょっこり顔を出す場面にもきちんと遭遇することができ、 数年間の飼い込み事例もある育て甲斐たっぷりのカエルです。 ただし健康面の良し悪しが読み難いのは事実ですから初期状態には特に気を遣うべきで、 現在個別管理で各々餌食いをチェックしていますがきちんと食べています。 属内でも体格が大柄なため思いの外大きめのコオロギを食べられますから、 いつか間違って繁殖まで目指したくなった時に備え大切に飼い込んでいきましょう。 |
ミヤコヒキガエル (S) Bufo g. miyakonis |
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育てる楽しみの詰まったかわいいベビーサイズ! 宮古島など少数の島のみしか分布しない沖縄のカエル、ミヤコヒキガエルが入荷しました。 分類上は東アジアに棲息するアジアヒキガエルの一亜種とされており、 とても広い分布域を持ちながら亜種分けは細かくされていませんが、 ミヤコはきちんと亜種として英名Miyako Toadとして認知されています。 沖縄の両棲爬虫類はしばしば人為的移入により定着しているのではないかと語られることもあり、 本亜種も当初はそのような考えが主流であったようですが、 宮古島での調査で化石が見つかり在来種に認められたというロマンチックなエピソードもあります。 外観はガマガエルとして親しまれるニホンヒキガエルに一見似ていますが、 四肢はデフォルメしたように短めで、 また顔付きもどこか優しく体つきはずんぐりとしているためペット的な人気があることにも頷けます。 他のヒキガエル同様マットな質感で色使いが淡いこともあり、 このカエルを模した素焼きの置物と並べたら どちらかが動くまで分からないかもしれません。 亜種問わず色合いにはバリエーションがあるようで、 この個体は暖色が様々に入り混じり柔らかな印象です。 現地ではサトウキビ畑や人家の周辺でも見かけることができるそうですが、 なにしろ局所的な分布ですので世界的に見て希少種であることは間違いないでしょう。 大切に飼育し大きく育てて下さい。 |
ミヤコヒキガエル (♂) Bufo g. miyakoni |
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まるで陶器のような色合いと質感が独特の存在感を放つ、日本が誇る美麗ヒキガエル! 元祖ヒキガエルほど大き過ぎず、外国産の小型ヒキガエルよりも少し大きめな程良いサイズ感に、 意外にも豊富なカラーバリエーションが素敵な知る人ぞ知る銘種のひとつ。 諸般の事情によりペットとして流通する機会は決して頻繁とは言えませんが、 今回は大変有難いことにぷりぷりな体型に仕上げられた飼い込み個体が寄せられました。 初期状態を心配しなくて良いのは勿論のこと、既に人工飼料にも餌付いている優秀ぶり。 平均的なミヤコの体色と比べればかなり綺麗な黄金色に輝く体の神々しさに圧倒されつつ、 指で摘み上げた時に奏でるおもちゃの人形のような笛系サウンドにもまた癒されて下さい。 |
アズマヒキガエル (特大サイズ・♀) Bufo j. formosus |
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目が合う度に思わずぷっと笑い声が漏れてしまうなかなかお目にかかれない特盛のガマ! さすがに国産種で普通種ですが愛情の注がれ方が並大抵のものでは無いところを感じて頂きたい、 アズマヒキガエル・メスが入荷しました。 ガマガエルやイボガエルなど多数の愛称を持つことからも分かるように、 我が国では古来より様々な分野において親しまれて来た名のあるカエルのひとつ。 誠に残念ながら今日のペット市場においてはあまり商流が盛んでは無く、 と言うのもヒキガエルと呼ばれる多くの種類があまり宜しくない外来種として認定されてしまい、 現実的に飼育が困難ないしは不可能になったものも少なくないため、 残るメンバーも何処となく肩身の狭い思いをしている何とも物悲しいカテゴリなのです。 元来備わる耐久性の高さなどからペット的にはかなり優れたスペックの持ち主で、 少なくとも生まれながらに乾燥への強い耐性を獲得している点は評価に値します。 他にも餌への反応が機敏で応用力に長けているところや、 寿命がそれなりに長く見た目のボリュームにも満足度が得られ易いなど、 たかがガマとは侮り難い思わず食指が動く素晴らしいカエルのひとつだと思います。 今回やって来たのは見る者を震撼させるとてつもないボリュームを誇る、 ヒキガエルマニアの下でかれこれ四年近くもコツコツと育てられたお化けヒキガエル。 ひとまずケージに収めてみると縮尺が狂ったような錯覚に陥り、 こちらを見つめる視線からも只ならぬオーラを感じて止まない大迫力の一匹。 その風貌は何処か人っぽいと言いますか、 下手をすれば人面ガエルと呼ばれてもおかしくは無いほど、 不思議と表情豊かに見える佇まいに愛くるしさが込み上げる素敵なキャラクターです。 下手なツノガエルよりもずっと人との生活に馴染んだ優秀なペットガマ、 誰もが驚く大きな体は純粋に飼育下でつくり上げられたもので、 コオロギなどの虫類はもちろんのこと冷凍マウスやひよこ、 グラブパイやツノガエル用の練り餌など何でも御座れ、 まず間違い無く食べさせるものに困ることは無い最高の相棒となるでしょう。 シャツに張り付いた某平面ガエルのモデルにもなったと言われ、 如何に人間との関係性が深いかが改めてよく分かる絶妙な存在感には脱帽の一言です。 |
ロココヒキガエル (♂) Bufo paracnemis |
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見る角度によっては妖怪も逃げ出しそうな気味の悪い容姿、しかしどこか可愛らしい大型のヒキガエルです。 飼い込みのロココヒキガエル・オスが入荷しました。 ヒキガエルというのは日本では古くからガマガエルとも呼ばれ我々にとっては大変親しみやすいキャラクターですが、 オオヒキガエルが世界的に帰化していることを受けて ヒキガエル属の多くが特定外来生物に指定され飼育ができなくなってしまいました。 そのような状況で本種は許可を得て輸入できる数少ないヒキガエルのひとつで、 かつ他を寄せ付けぬ圧倒的な存在感から人気の高い種です。 普通のヒキガエルをどれだけ怒らせてもここまでは膨らまないだろうという 尋常ではない横への広がりは実寸以上に体を大きく見せ、 どこかで見たようなつぶれた顔は 着物を着せて烏帽子を被せればそのままジブリ作品に登場させても違和感無さそう。 当然威嚇した時はここから更に膨らみますので破裂してしまわないかとドキドキします。 ただでさえ不気味な姿に加えて中身はやはりヒキガエル、 コオロギをつまんで差し出すと ベチャっと下品な音を立てながら目にも止まらぬ速さで捕食しますので見ているこっちも気持ちがいいです。 基本昆虫類を好むようですがデカさに任せて食べれそうなものは全て口に入れてしまいますから、 アフウシのように肥やしに肥やして迫力の一点ものに仕上げて下さい。 |
ナガレヒキガエル (セレクトレッド・フルアダルト) Bufo torrenticora |
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珍しい国内産カエルが入荷しました、ナガレヒキガエルです。和名の由来は、ヒキガエルにしては 珍しく、渓流に棲息する事から来ている様です。産卵も同じく渓流の中で行います。今回2タイプ 入荷しました。フルアダルトの方は、よく見られる照り輝く黄金色の体色ですが、ほぼMAXサイズで、 セレクトレッドの方は貴重な赤みの強いタイプです。全個体写真あります、お好きな個体をお選び下さい。 |
ミドリヒキガエル (ヨーロッパ産) Bufo viridis |
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これは緑色をしたカエルだときっぱり断言できる鮮やかなカラーリングが嬉しいセレクト美個体! 何やら巷では初のお目見えなのではと囁かれている稀少なヨーロッパ個体群、 ミドリヒキガエルが入荷しました。 今やペットトレードの上では絶滅の危機に瀕しているヒキガエルの仲間たち、 と言うのも外来生物法の施行により国内に定着する恐れのある生物の取り扱いを規制する動きが強まり、 せっかくの大所帯でコレクション性の高さもピカ一であったBufo属の面々は、 軒並み飼育や販売が禁止されてしまいました。 しかしながら最後の情けかその中でもかろうじて五種のみがペットとして生き残ることを許され、 輸入の際に種証明書なるものを添付する必要があるものの、 法的な手続きを取ることでそれらを愛でることが叶うと言う訳です。 それでも一度受けた打撃の大きさには計り知れないものがあり、 現在ではまるで初めから無かったもののように忘れ去られてしまいそうになっている種類も多く、 実はこの度やって来たミドリヒキガエルも実に久々の登場と相成ったのです。 欧州から中東を跨いで中国にまで至る広大な分布域を誇る本種ですが、 どうやらヨーロッパからの輸出は史上初めての快挙なのではと噂されるほど、 こんな絶妙なタイミングで何とも激レアな出会いが実現しました。 言うまでも無く地域差による色彩のバリエーションが豊富なカエルですが、 今回は名前負けしない訴求力に拘りきちんと緑色を味わえる、 なかなかクオリティの高いものをチョイスしていますので、 これまで別段興味の無かった方にもお勧めしたいほどです。 名前のそっくりなアメリカミドリヒキガエルは、 おおよそ本種に比べてがっつりグリーンなのが目を引きますが、 如何せんそのちっぽけな体にいまいち迫力を楽しめないのが玉に瑕。 対するこちらはアメリカミドリよりも大人しい色合いのタイプが多い中で、 この二匹であればそれに負けない美しさがあると思いますので、 もう少しふっくらした頃にはなかなかの重量感が堪能できるでしょう。 背面のブロッチに縁取りが明瞭な個体、 反対に不明瞭で淡いグリーンが広がった個体、 お好みでお選び下さい。 |
ヘルメットガエル (ベビー) Caudiverbera caudiverbera |
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南米はチリ出身のモンスターガエル! 既に可愛げの足りないどっしりと構える様が素敵です、ヘルメットガエルが入荷しました。 一度聞いただけでも覚えやすいその名前は大型で硬質の頭部から。 頭骨とその上の皮膚が癒着した結果このような外観になっているそうで、 名ばかりでなく実際に触ってみると本当に硬く、 それでいて首から下は普通のカエル同様にふわふわとしているので、 取って付けたようなアンバランス感がとてもキャラクターチック。 トノサマガエルみたいだなんて言わないで下さい。 その昔あまりに巨大なオタマを学者がトカゲと勘違いし記載してしまうという全くもって信じ難いエピソードも嘘ではなく、 見る見るうちに成長し信じられないほど大きく、そしてふてぶてしさに満ちた恐怖の姿へと変貌します。 分類上はツノガエルなどと同じ科に属しますが、 水棲傾向が強く生活スタイルはバジェットガエルに似ており飼育法も同様です。 性質は想像を超えるほど貪欲でまず餌には困らず、この2匹は人工飼料までも普通に食べています。 つい最近CITES絡みで話題となり駆け込みで数多く輸入されましたが、 それでなくとも元から散発的な入荷状況でしたので実際に飼育するには良いタイミングに巡り合うことも重要でしょう。 今回のニュースでピックアップされたことを受けて新たに興味を持たれた方も少なくないと思います。 飼育自体は難しくない部類ですので、是非お手元で世界最大級のカエルに仕上げてみては。 |
ヘルメットガエル (M) Caudiverbera caudiverbera |
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CITES入り後ますます貴重になった所に昨年のベビーが10cmオーバーで再度登場! ダークな色彩と奇怪な表情が見事にマッチした南米に潜む妖怪です、ヘルメットガエルが入荷しました。 我々の暮らす日本とは地球の裏側、チリに棲息するユビナガガエルの一種。 同科にはツノガエルやバジェットガエルなど、現代のカエル飼育において無くてはならない定番種が勢揃いしていますが、 その中で一際異彩を放っているのがこのヘルメット。 例え世界広しと言えども怪物に例えられる程の器を持つものは当然少なく、 前述の仲間たちよりもむしろウシガエルチックなその風貌には、 のほほんとしたまぬけな可愛らしさなど一切感じられません。 水中版アフリカウシガエルと言っても良いぐらいに大きく成長し、通常の最大全長は15cm程度と言われていますが、 過去に23cmというずば抜けて大きな記録も残っており、本当にアフウシに匹敵してしまう可能性を秘めています。 体を大きく見せる要因は単純に長さだけではなく、 名前の由来となった骨格と皮膚が癒着した頭部は硬質に仕上がっており、 それに伴い横に大きく張りも出るため迫力があります。 殆ど水中生活を送っているため四肢もがっしりと逞しく発達し、 そのためにシルエットがより大柄になり見栄えも抜群。 そして最後のとどめは癒し度0%の鋭い眼光、 これほど切れの良い目付きで睨まれればそのまま怖気付いてしまいそうです。 今回やって来たのはようやく手の平にすっぽりと収まるようになった中堅サイズで、 去年見かけたベビーとはまるっきり異なる、大人の雰囲気を既に醸し出す段階に到達しています。 格好だけが魅力なのかと思いきやこのカエル、 よく見るとメタリックグリーンに輝く体色の鮮やかさも要チェック項目のひとつであるらしく、 ある意味無機質なこのギラつきは観賞価値をより一層高めていると言えるでしょう。 飼育はバジェットと同じ感覚で問題なく、高温に弱いとも言われますが酷暑でなければ耐える力もあり、 特にこの個体は国内での飼い込み期間も長いため安心度が違います。 巨大種を集める上で絶対に避けては通れない関門ですが、 CITESに入ってしまった影響で今後の入手はかなり困難になると思われます。 しかし雲行きは怪しくてもこの個体が成長の続きで頭幅が拡大していく様は是非とも見届けたい所、 我こそはと言う方は是非ともフルサイズまでの育成にチャレンジして頂きたいものです。 |
アマゾンツノガエル (WC) Ceratophrys cornuta |
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ツノガエルの中のツノガエル、そして今回はちょっと久しぶりなワイルド個体です。 アマゾンツノガエルが入荷しました。昔はワイルド個体が少数流通するのみで、 当時も主流であったベルツノやクランウェルに比べ敷居の高い感じがしていた南米産ツノガエル。 しかし最近では国内繁殖も進み、 より飼いやすくなったベビーがよりリーズナブルに手に入りやすい時代になりましたが、 今回はちょっとタイムスリップして懐かしいワイルドのアマゾンです。 最初はスレンダーな体型だったこの個体も輸入後しっかりトリートメントされてブリブリに仕上がりつつあり、 餌食い良くCBものと比べても遜色のない状態。でもやはりこのとんがった見た目はワイルドならではのもので、 一味違う眼上に伸びた高い突起が目立ちますが何よりも発せられるオーラが迫力倍増しです。 カラータイプはブラウンで、少し肌寒くなってきた今日この頃、秋の訪れを感じさせてくれます。 カッコいいワイルドで立ち上げも済んだいいとこ取りの美個体、じっくり堪能して下さい。 |
アマゾンツノガエル (フルグリーン・♂) Ceratophrys cornuta |
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上陸してこの方練ったフードしか口にしたことがない箱入り息子のように育てられた秘蔵の飼い込み個体! ブラウンでもなくバイカラーでもない澄み切った蛍光色が鮮やかに映えるフルグリーンの絶品、 アマゾンツノガエル・オスが入荷しました。 世界中で大繁栄を果たし現代でもなお新たな種類が発見されるほど奥深いカエルの世界、 その中で異端的な生態を武器に遠く南米の地において着実に子孫を残しながら、 ことホビー界ではあたかも一番普通のカエルであるかのような顔をして広く親しまれている、 名実共に最も育て易いペットフロッグとして活躍を続けるツノガエルの仲間たち。 野生ではスタンダードなカエル像からかけ離れた暮らしぶりを展開しつつも、 これを飼育するとなれば話は別のようで、 人間にとっては不思議と都合の良い要素ばかりが凝縮されていたらしく、 人に飼われるために生まれてきたのではという間違った認識さえ生み出さんばかりの勢いがあります。 その事実を示す例として挙げられるのは彼らに与えられる餌に付いてのエピソードで、 本来は目の前を通過する獲物をじっと待ち伏せて捕らえることから、 何週間も一切の食料にありつけない場合もざらにあるそうで、 そのため人の手による過剰な給餌は時に消化器系を痛めてしまうこともあるのですが、 なんとペットとして累代繁殖された個体は生の餌よりも消化に悪い人工飼料を、 難なく吸収できるよう体質が変化したのだという都市伝説めいた話が持ち上がるほど。 とは言えこの奥義はツノガエル全種に当てはまる訳ではなく、 中でも特に人の手によって作り込まれた一部の種類にしか適用されませんが、 それにしても人間側の強い欲望とカエル側の強い生命力の双方に末恐ろしさを感じて止みません。 今回やって来たのは定番のベルやクランウェルよりも給餌メニューに気を遣うはずのアマゾンより、 驚くことにオタマジャクシからカエルに変態した直後から練り餌と呼ばれるフードのみで育てられ、 他に一切の食物を口にすることなくノーリスクでバッチリ育て上げられたスーパー飼い込み個体。 アマゾンの名を聞くだけで頭に過ぎるのはコオロギや金魚などの活餌であり、 せめて冷凍されたそれを解凍した状態で差し出すぐらいが関の山かと思いきや、 まさか本種にはご法度とされる裏技めいたプロフィールは喜ばしいことこの上なく、 つまりアマゾンだからと気を張らずとも長く付き合っていける素敵な一匹なのです。 ボディカラーも見事なまでのフルグリーン、 そのクオリティについては申し分なく、 最もツノ状突起が天高く伸びるツノガエル中のツノガエルとして絵になる銘種です。 |
クランウェルツノガエル (ペパーミント) Ceratophrys cranwelli "var" |
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全身が緑青でコーティングされたような涼しげでメタリックなカラーリングに一目惚れ! 最終的な色合いは成長してみなければ分からないだけに一点ものと言わざるを得ない極上品です、 ペパーミントツノガエルが入荷しました。 ベルツノやクランウェルなど大変名の知れたペットフロッグの代表格と言えば、 ツノガエルの仲間を置いて他にはいないでしょう。 日本人にとってのカエルに対するイメージを大きく覆した風雲児は、 今や野生とは切り離された新たな人生をここホビーの世界で着々と歩んでいます。 活きた餌を必ずしも必要としない、 それどころかまるで魚を養殖するのと同じ練り餌という画期的な商品まで開発され、 飼育環境も至って簡素でブリーディングも軌道に乗せやすいことから卓上の友としてここ数年に渡り爆発的に普及しているのです。 ペパーミントツノガエルと言うのは生物学的な正式名称ではなく、 国内の大手ファームより誕生したクランウェルの改良品種を指す言葉であり、 しかしながらごく一般的な呼称として広く認知されています。 大まかな特徴としてはクランウェルの野生型に稀に出現するとされる色味の強さが全面に表れ、 茶色の雑味が抜けすっきりとしたイメージに変貌し、 青味がかった爽やかな色調のグリーンが一様に塗りたくられる非常に美しい品種です。 個体によっては背部の模様が濃くはっきりと発現したり、 その反対に地色へ馴染んで目立たなくなったり、 ベースとなるカラーもその表現は様々でコレクション性に富んでいるとも言われています。 今回やって来たのは背部の模様を痕跡程度に残す、 人気の高いパターンレス気味の美麗な飼い込みミドルサイズ。 上陸したばかりの頃にセレクトしたものでは成長に連れて体色の変化に良くも悪くも一喜一憂させられるものですが、 これぐらいの大きさに達してしまえば方向性はほぼ定まったと言え、 本当に欲しかったお好みのタイプを入手するには大変有難い出物だと思います。 緑青と言えば銅が酸化して生成される錆のことですが、 ここ日本でも大仏様や偉人の像の表面にそれは見られ、 アメリカでは自由の女神などダイナミックなものにも同様の現象が生じていますが、 ツノガエルという存在もまたある種の置き物的な要素が強く、 人為的に生み出された不自然な色合いが却って自然な味わいを醸し出しています。 後肢の締まりが甘くなるなど下半身の力が抜けた感じも見受けられず、 腰骨も立ちしっかりとしたバランスが形成されつつありますので、 まだまだ育ち盛りの手の平サイズをそこから溢れ出すまできっちり育て上げましょう。 もちろんパックマンフードをはじめとした練り餌の類にも問題なく餌付いていますので安心、 昨日までツノガエルに別段興味の無かった貴方もこんな素敵な一匹からスタートしてみませんか。 |
クランウェルツノガエル (ペパーミント) Ceratophrys cranwelli "var" |
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昔流行ったスライムのような地色にタミヤカラーのゴールドをふんだんにあしらった芸術品! 相も変わらずゴージャスな金属光沢がギラつく無添加無着色の美しさ、 ペパーミントツノガエルが入荷しました。 ベルツノと並び据え置き型カエル界を牽引する言わずと知れた代表種、クランウェル。 一番の特徴はとにかく豊富なバリエーション、 ずっと見比べていると目が回りそうになるぐらい様々なカラーパターンが存在する上に、 一口に名前を言っても同じ品種で一匹一匹まるで表現が異なり、 秘めたる無限の可能性には相方よりも本種の方が底知れぬものがあるように感じます。 ベルの場合は評価を分ける方法におおよその定石が存在しますが、 こちらクランウェルは幅が広すぎるために順位の付け方がかなり曖昧で、 いよいよ個人の好みひとつでものの良し悪しや価値観が丸っきり変わってしまいます。 此処まで来るともはや野生の動物と言うよりもアートの域に突入しており、 究極を言えば全てが一点ものですから自分の好みに合った個体を探し求める他ありません。 数ある幼体の中から将来の姿を想像して選ぶことが多いと思いますが、 どうしても完璧な予測を立てることは不可能に近く、 ある程度完成に近付いた時点で入手することができれば事は有利に働きます。 もちろんひとつに決めることができなければもうひとつ、 またひとつと数が増えていくのも致し方ないですし、 それが許されるのもツノガエルの魅力と言えるのではないでしょうか。 今回やって来たのはゴールデンペパーミントだなんてネーミングを与えたくなる、 ペパーミントに時折見受けられる黄金色の模様が爆発したセレクト個体。 ベースに据えられたグリーンは明るめのキャンディカラーに仕上がり、 その表面には本当にラメが入っているかのような金のラインがグリグリと描き出されています。 特に目の周りなどは非常に豪華な雰囲気となっており、 360度何処から眺めても見栄えのするグレードの高さはお見事。 決して黄色ではないこの金色は素材であるペパーミントとの相性が良いのか、 明らかに派手なはずなのにそれほど厭らしさを感じさせず、 大人びた落ち着きのある佇まいを演出している辺りも高評価です。 サイズ的にも握り拳大のなかなかボリューミーな体格で、 これぐらいでもなかなかインパクトがありますが本音を言えばもう一押し膨らませてみたい所。 もちろん既に練り餌にも餌付いており飼育に気苦労はありません、 自慢のコレクションにそっと加えたい個性派の一匹です。 |
クランウェルツノガエル (藤紫・アダルト) Ceratophrys cranwelli "var" |
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ツノガエルの繁殖・品種改良などで有名な某ショップ産の素晴らしいツノガエルです。 お客様委託のクランウェルツノガエル・藤紫の入荷です。 ノーマルのクランウェルに比べ幽玄で奥ゆかしい、どこか和の雰囲気も持ち合わせたまさに”藤紫”の名が相応しい品種です。 元々ペパーミントという品種が元になってるそうでより上級グレードの品種です。 繁殖個体を中心に販売されている様で、アダルトサイズの流通は珍しいのではないでしょうか。 しかも幸運な事にメス個体でまだまだ成長中との事ですから、超巨大な藤紫を目指すのも夢ではありません。 |
クランウェルツノガエル (ハイカラー・♀) Ceratophrys cranwelli |
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南国のフルーツを片っ端から手当たり次第カゴへ詰め込んだような、 何とネーミングして良いのやらさっぱり分からないトロピカルカラーな絶品! 後肢の開きや鼻先の擦れ、潰れなども見受けられない、 大事に大事に育てられた様子が体中の各所から嫌でも伝わってくる飼い込み個体です。 こう見えて幼体から僅か一年ほどと猛スピードで育て上げられた恐るべき才の持ち主は、 外見からも中身からもツノガエルの底知れぬ可能性をビンビンに感じさせてくれました。 本当のフルサイズに到達するまでもう一歩、二歩踏み込みたい、そんな最後の仕上げをお願いする所存です。 |
ベルツノガエル (フルレッド) Ceratophrys ornata |
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まだまだ育てる楽しみを残しながら既にフルレッドとしての答えが出ている文句無しの極上品! 全身を舐めるように見渡してもグリーンの気配が殆ど感じられない気合いの入ったセレクト個体、 ベルツノガエルが入荷しました。 言わずと知れたペットフロッグ界の異端児にしてぶっち切りのトップをひた走る、 今や国内のカエルシーンには絶対に欠かせない存在となった昔ながらの人気種。 最近では専用の練り餌まで各メーカーより発売されるなどの優遇ぶりに、 相変わらずの好調な様子を見せている業界の顔とも言うべき存在ですが、 このツノガエルと呼ばれる仲間たちが如何に変わったキャラクターであるのか、 今一度考えてみる必要があると思います。 カエルを飼うこととは即ち環境を飼うことであるとよく言われる通り、 例えば田んぼでアマガエルを捕まえてきたとすれば、 ある程度その周辺の自然を再現してあげる必要があり、 水を霧吹きで与えたり餌には活きたコオロギを放ったりする訳なのですが、 ベルツノやクランウェルについては野生での暮らしぶりを殆ど無視した状態でも、 かなりの確率で健康に育て上げることができるのですから大したものです。 これこそがまさにペットとして普及した一大要因であり、 気軽に飼える机の上のお友達としてこの先の将来も安泰なのではないでしょうか。 今回やって来たのは通称赤ベルの名で親しまれるベルツノガエルの赤味が強いタイプで、 特に緑色が極めて少ない個体はフルレッドと呼び分け珍重されており、 幼体時にははっきりと区別することが難しいためこの手の出物は大変貴重です。 体中の隅々にトマトソースを流し込んだような発色は、 決して毒々しさを前面に押し出すのでは無く微妙な透明感に美しさが光り、 地色のイエローには可愛らしささえ窺える優れたデザインにまとめられています。 この先も綺麗に育てるコツはまずパツンパツンに太らせてから餌の量を調整し絞っていくこと、 それと同時にきちんと後肢の踏ん張りを意識してスタイリッシュに仕上げること、 この二点は飼育環境を整え計画的な世話を継続することで簡単に守れますので、 心配な方は事前にお問い合わせ下さい。 今後の育ちぶりでより赤色が濃く明瞭に目立っていくのが非常に楽しみな一匹です。 |
ベルツノガエル (レッド) Ceratophrys ornata |
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体中から血しぶきが迸るような鮮烈な赤味に思わず目を奪われる将来有望特選美個体! その色合いは勿論のこと後ろ足の開きや鼻先の潰れなど型崩れも無く綺麗に育っている、 ベルツノガエルが入荷しました。 本種を含むツノガエルの仲間たちが業界に参戦したことで、 あたかもカエルなる生き物がペットとして飼育し易いものであるかのような、 もはやカエルがカエルでは無くなったと言っても過言では無い、 何か大きな誤解を世間に齎してしまったある意味大変に罪深い存在なのかもしれません。 まるで置き物、ただ座っているだけ、食事の時間が唯一の生き甲斐、食べては寝るの繰り返し、 彼らを褒め称えるフレーズはこの他にいくらも出てくるとは思いますが、 とにかくシンプル極まりないその生き様は人との付き合いをも変えてしまい、 カエルを飼うとはつまり環境を飼うことであると言うこの世の名言を、 遥か彼方へ見事に吹き飛ばしてしまいました。 外観の構造を見れば直ちにそのおかしな生態が明らかになることでしょう、 口を含めた顔と殆どがお腹で占められた体とがハーフアンドハーフ、 即ち食べる、消化する、出すのたったスリーステップで暮らしのほぼ全てが成り立っており、 我々はその傍らで給餌と水換えをさせて頂くと言うさっぱりとしたメカニズムに、 多くのマニアが仰天し多くのビギナーが感謝しているのです。 これこそがまさしくツノガエル全般の人気を押し上げた最大の秘訣であり、 そこへ色とりどりのカラーバリエーションが文字通り花を添えているのだと思います。 今回やって来たのは俗にレッドタイプ、 赤ベルなどと称される文字通り赤味が強く発色する血統より、 色良し形良しと文句の付けどころが見当たらない飼い込み安心サイズ。 やはりレッドらしくベースカラーは眩いイエローに変色し、 その上にはトマトジュースよりも更に濃厚なハバネロレッドがびっしりと、 背部にややライトグリーンを残した様も何処か唐辛子のような趣きを演出し、 この先もずっと見届けたい素敵な色合いの持ち主です。 性格も非常に貪欲で通常の個体とはパワフルさが異なり、 餌を挟んだピンセットに対して垂直にジャンプするなど、 とてもツノガエルとは思えぬ機敏な動きに恐怖感を覚えるほど。 このまま適切な環境で育成すればかなり見応えのある一匹に仕上がること間違い無し、 将来がとても楽しみです。 |
ベルツノガエル (L) Ceratophrys ornata |
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惜しげも無くギラついたメタリックグリーンが高級感を演出する成熟一歩手前の大型個体! レッドタイプばかりが持て囃される中あえて拘って選びたいスタンダードカラー、 ベルツノガエルが入荷しました。 今となってはカエルであってカエルで無い、 少なくとも私たち日本人がごく普通に想像するカエルたちとは一線を画す、 ツノガエルと言う名の新たな生物としてペットホビーの世界に君臨する新生物。 この場では度々申し上げているように、 カエルを飼うイコール環境を飼うと言う格言を真っ向から否定し、 入れ物にただ水を張ればあとは餌を与えるだけと言うまるで冗談のような、 シンプルイズベストを地で行く裏技的存在なのです。 確かに野生においても待ち伏せ型と呼ばれる変わった生態の持ち主ではあるものの、 ただそれだけのことでこれほど頑強な体を手に入れたとは考え難く、 練り餌やマウスのドカ食いに耐え得る丈夫な胃腸を持った個体ばかりが累代繁殖されることで、 自然界にはいなかったスーパーツノガエルが誕生したのではと言う説が有力なのだそう。 品種改良とは色や形ばかりでは無く、遂には人に飼われるペットとして都合が良いように、 体質までをも改善させてしまったのかと思うと少し恐ろしくもあり、 同時に彼らの強靭な肉体に対して改めて感謝の意を表したくなるのです。 今回やって来たのは真面目に探そうとすると意外にも頭を抱えてしまうかもしれない、 本種としては最も分かり易いグリーンとレッドに彩られたこんなタイプ。 もはやタイプなる言葉を持ち出すことすらむず痒く、 つまり良くも悪くも普通のベルツノ、そう言ってしまえば話は終わりそうなものですが、 こういった趣味の生き物をセレクトする視点として両極端、 ないしはど真ん中と言う考え方が推奨される傾向にあり、 この個体もベルツノとしてかなりど真ん中に近い外観を持つのではないでしょうか。 決して茶色に妥協すること無く赤は赤として綺麗に発色し、 それでいてベースの緑色を邪魔する訳でも無くお互いが上手く引き立て合っているような雰囲気で、 実にバランスの取れた両者の関係が保たれているように感じます。 まだ一年少々と若いためもう少し大きく育てられると思いますので、 ここから先はじっくりでっぷり肥やしていきましょう。 |
ベルツノガエル (グリーン) Ceratophrys ornata |
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ペンキをベタ塗りしたようにビビットなビリジアンがまるで人工的な造形物を思わせる選抜美個体! 全体的に赤味を抑えたいわゆるグリーンタイプながらここまで緑色を強く主張するものも珍しい、 ベルツノガエルが入荷しました。 究極のペットフロッグとしてかれこれ十年以上もの間、 一線級で活躍し続けている誰もが知るところのパックマンこと、ツノガエルの仲間たち。 縮めてベルツノと呼ばれる本種は相方のクランウェルと並び、 彼らの存在が無ければカエル業界はここまで発展しなかったと言っても過言ではないほど、 カエルをきちんと飼育できるペットに仕立ててくれた功績の大きさは計り知れません。 ある分野ではカエルを飼うイコール環境を飼うとまで言わしめるほど、 飼い主の総合的な実力が試される一筋縄ではいかないややこしさのある生き物ですが、 全ての爬虫類、両生類の中で最もイージーな難易度に当たるのではないかと思われるほど、 まるで正反対の性質を有するまでになりました。 空間の広さや水質など暮らしを構成する要素に対する神経質な面はほぼ一切なく、 与える餌も練り餌というその当時ありそうでなかった画期的な手法をいち早く取り入れ、 全てを簡便化することで少ないルールの中で管理することを実現した、 老若男女問わず誰でも育てられるモデルを築き上げ一大ブームを巻き起こしたのです。 上手に付き合えば寿命も十年以上と長く楽しめ、 皆さんご存知の通りそのカラーバリエーションも数え切れないほどで多岐に渡りますから、 サイズを問わずお好みの一匹を探し出しそっと愛でるという付き合い方も乙だと思います。 今回やって来たのは手の平にどっしりと座る長期飼い込みの大型サイズから、 単にその体格だけではなく色味にも拘って招聘した個性溢れるこんな一匹。 アクリル絵の具をそのまま水で練って固めたような、 もちろんそんな遊びをしたことがある訳ではないのですが、 あまりにも濃厚で光沢に満ちたカラーリングに度肝を抜かれました。 透明度の低いベッタリとした着色にはただのグリーンベルツノにはない重厚感があり、 この調子で更なる大型化が望まれればどれほど素敵なことでしょうか。 足回りのへたりや鼻先の擦れも殆ど見当たらない健康かつ美しい一点ものです。 |
ベルツノガエル (♂) Ceratophrys ornata |
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ベルツノと聞いて想像されるグリーン多めのカラーリングが如何にもそれらしい貴重な大型サイズ! よく見ると黒目の大きさが左右で違うプチオッドアイも密かなチャームポイントです、 ベルツノガエル・オスが入荷しました。 クランウェルと並び今や数え切れないほどのカラーバリエーションが作出されている、 ツノガエルどころか全カエルを背負って立つほどのメジャー種は、 それ専用のフードや飼育器材までもが開発されるほど広く普及しています。 一体一体見る度に異なる体色の違いは人々が持つ何かしらの欲求を刺激し、 あまり動き回ることもしないため大胆なスペースを必要とせず、 ついつい数を並べて集めてしまうのも罪深い所。 自分の好みに合わせて個体を選ぶことができるのは楽しさがある反面、 とてもひとつに絞り切れない場合には自動的に迷宮へと誘われることになるのです。 今回やって来たのはお馴染みの五百円玉サイズから育てられた放出品で、 長さだけで見ればいよいよオスの最大クラスに迫ろうかという大きさなのですが、 全体的に若さ漲る雰囲気には先の長い伸びしろを感じさせ、 これから歳を重ねていくに連れて日に日に貫禄が備わっていくことでしょう。 色合いにはどうしても好みがあるためこれが良いと断言することはできませんが、 相方のクランウェルがどちらかと言えば元来持つ褐色系を得意としている都合上、 こちらベルには自ずと緑色系を期待する声も多く、 この個体のように赤色部はほんのアクセント程度でベースカラーに緑を採用したタイプはなかなか人気があります。 特にこの個体はパッと見た時に受ける印象は緑のカエルとなるのでしょうが、 間延びしないよう所々に紅をあしらい全身を引き締めているような感じがします。 冒頭でも触れましたが左目に比べ右目の方が虹彩が大きく、 ちょっと惚けたような表情がなかなか可愛らしいです。 飼育方法もこれまたお好みで選択することが可能ですが、 この大きさに達すれば水槽内で見失うこともありませんから、 肉が垂れてだらしない格好になるのを避ける意味も込めて土飼いで存在感を発揮させてみては如何でしょう。 縦の厚みはなかなか立派なものですが、 この先横へ横へと広がっていくのが楽しみで仕方ありません。 年中何処にでも売っているような気がしますが大型個体の出物は意外と少なく、 魅力的な一匹に巡り会える確率もそう高くは無いのでお早めにどうぞ。 |
ベルツノガエル (WC・♂) Ceratophrys ornata |
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体中に流れる血の川のグロテスクさも快感へと変わるビューティフルボディ! 全身から迸る自尊心の高さが普通種とは決して呼ばせないただならぬ迫力を放っています、 ベルツノガエル・オスが入荷しました。 キングオブペットフロッグ、その名をほしいままにする言わずと知れた超人気種がここに写っているということを、 今更改まって説明する必要はないでしょう。 カエルと呼ばれる生き物は世界中に数え切れないほど多く存在し、 この文明が進んだ現代でもなお新種が発見されていますが、ペットとしてカエルを飼育する楽しみを大いにもたらし、 日本でもようやく根付き始めたこのマイノリティな文化を根底から支えているのは、 ツノガエルという仲間以外には考えられません。 その中で最も慕われているであろうこのベルツノガエル、 流通する個体の殆どが近縁種クランウェルとの交雑であると囁かれる中、 あくまでも純血に拘った粘り強い系統維持が続けられている事実こそ、 このカエルに捧げられた深い愛情の結晶であると言えるのではないでしょうか。 そんな微笑ましくも逞しいエピソードがたったひとつのアイデンティティを保持しているのです。 今回やって来たのは一目見ただけで多勢との違いを瞬時に察知させる、独特の雰囲気が魅力の極美個体。 黒やこげ茶の邪魔が全く入らない透明感に満ちたライムグリーンをベースに、その上に走る線はより明るい黄緑色で、 中に流し込まれているのはベルとして最も分かりやすい色調のレッド。 多く見かけるのは幼さをどうしても引きずってしまっているのか、 成熟しても模様がブロッチ状に入る大柄なタイプですが、この個体が全身で表現するのは、 はっきり曲線だと言い表すことのできる糸のようなラインが描き出した繊細かつ柔らかな美しさで、 フルサイズに近い豊満な肉体へと刻まれた細く流麗なカーブは、 その体型の良さと連動し我々の眼にツノガエルが持つ造形美の素晴らしさをふんだんに伝えてくれます。 全体的にくすんだ様子が一切感じられないハイコントラストなカラーリングに、 体型や脚付きにもこちらを不安にさせる様子は全く見られず、 一瞬の隙をも与えぬ徹底されたクオリティの高さはお見事です。 最後になりましたがこの個体は野外採集、つまりワイルドとして入荷したのですが実の所はどうなのでしょうか。 とんだハプニングにもなりかねない衝撃のプロフィールと共に、この素晴らしい美貌をお楽しみ下さい。 |
ホオコケツノガエル (S) Ceratophrys stolzmanni |
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待ち伏せ型に特有のグロテスクさをすっきり取っ払った昨今注目を集めているツノガエル界の新星! 頬がこけているかは兎も角としてその他の面白い特徴にも焦点を当てていきましょう、 ホオコケツノガエルが入荷しました。 これまでのツノガエルと言えばベルツノとクランウェルの二大巨頭が絶対的な権力を握り、 あとは少しマニアックな所でアマゾンぐらいを知っておけば事足りるような雰囲気でしたが、 ここ数年でブラジル、カーティンガ、 そしてこのホオコケなど今まであまり知られていなかった珍種が数多くお目見えするようになり、 やはりそこはツノガエルのことですから程無くしてブリーディングが進められ、 あれよあれよという間に巷へと普及していきました。 今までと状況が一変したことにより、 あまり興味の無かった人々にとっては正直何が起こったのかよく分からなかったでしょう。 いきなり賑やかになったという程度の認識しか無いかもしれませんが、 何しろ全てほぼ同一の飼育方法で何ら問題は無い訳ですから、 多くの種類が手に入り易くなった今だからこそ、 各々の特徴をよく観察し本当に気に入るものを吟味したいところです。 今回やって来たのはその悲壮なネーミングセンスが何とも言えないホオコケの安心サイズ。 よく見てみると確かに目の下が三角形に凹んだように見えますが、 別段体調が優れないなんてことはもちろんありません。 ここ最近妙に人気を高めている秘訣はまず目の上の突起、 つまり最大のアイデンティティであるツノ部分の発達が控えめなこと。 ただ単に瞳の分だけ飛び出ているそのシルエットは実にキャラクターチックであり、 思わず薬局の店先で笑顔を振りまくあの置物を連想してしまいますが、 表情がまろやかになったお陰で気味の悪さや厭らしさが漂うことも無く、 むしろ可愛らしい印象が大きくなってもそのまま残ります。 顔面の割合も全体のバランスの中では随分と抑えられており、 さほどふてぶてしさも感じられずスマートな体型はむしろチャコガエルなどの別種を思わせます。 そしてここからが意外と重要なのですが、 ツノガエル全種の中ではコロンビアと同様にかなり小型であるということ。 幼い頃がいくら可愛らしくとも、 成熟し切ったあの妖怪的な風貌がどうにも理解し難いという方も決して少なくないと思いますが、 このホオコケであればお手軽に楽しめる卓上ペットとして新たな切り口で勝負できそうです。 外観は実に典型的な濃い目のマットグリーンが映える素敵な一匹、 焦って食べさせ過ぎることもせずゆっくりと育てていきましょう。 |
ホオコケツノガエル (♂) Ceratophrys stolzmanni |
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体表を炙り焦がしたような茶褐色に野性味を残す殆どアダルトサイズのオス! ツノガエルなのにツノがないという不思議な容姿、目玉だけが飛び出た可愛らしい表情と、 ツノガエル界最小クラスのミニマムボディがおもちゃのような、隠れた人気種です。 飼い込みのため状態は抜群、間違って指先を噛まれても痛くないほどのミニチュアツノガエルを是非。 |
ファンタジーツノガエル (ブラジル×コロンビア・♂) Ceratophrys aurita × C. calcarata |
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そこらのファンタジーとは醸し出すオーラが一味違う珍しい組み合わせのこれぞ一点もの! 昨今ではあまりお目にかかれない二種がまさかのコラボレーション、 ブラジル×コロンビアツノガエル・オスが入荷しました。 ペットとして流通するカエルの中で最も普及していると言われるツノガエルの仲間たち、 正直何処にでも居るような印象が強いと思いますが、 種類によっては現物と対面することすら困難であったり、 原産地において厳重に保護されているようなケースも少なくありません。 アウリタことブラジルツノガエルはつい最近までペットトレードに乗ることは殆ど無かった幻の稀少種として名高く、 数年前にようやく繁殖個体が出回ったお陰で辛うじて姿を見ることができるようになったほど。 特徴には諸説ありますが体が大きくなると共に角状突起も高く立ち上がり、 ツノガエルとしてのアイデンティティを余すことなく発揮した見栄えの良さが持ち味です。 一方のコロンビアは名前だけであれば昔からよく知られているものの、 実物を見かけることのできる機会は稀であり、 しかしながら属内でも屈指の小型種として度々注目を集めてきました。 ブラウンが強めの体色に目玉のくりっとした、 それでいて目のツノは強く発達するという大まかなイメージは描かれているのですが、 実際には交雑している例が多いらしく純血とされる像もあやふやなままであるようです。 今回ご紹介するこの個体はその両者のハイブリッドではないかとの触れ込みでやって来たもので、 瞳とそこから生える突起が大きく寸詰まりのずんぐりむっくり体型は如何にもそれらしく見えると思います。 特にボディバランスの中でツノの発達具合には凄まじいものがあり、 当然のことながらベルやクランウェルなどとは比べ物にならないインパクトが感じられ、 その表情ひとつからも何だか見慣れぬ雰囲気を窺い知ることができるでしょう。 目の中にT字のラインが入る辺りにはアウリタの香りが漂い、 背面にはコロンビアらしい四葉の斑紋が浮かび上がるなど、 見渡す限り至る所にオンリーワンの魅力が満載。 ちょっと探したぐらいではなかなか巡り会うことのできないある意味激レアな逸品です。 |
チャコガエル
Chacophrys pierotti |
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なんとなくトトロを思い出させてくれるのは南米に生息しているチャコガエルです。普段は地中に 潜っていて、雨季になると繁殖のために出てくるというような生活をしているようです。乾燥にも強く 乾季は繭を作って夏眠します。今回入荷したのは深みのあるモスグリーンが綺麗な個体で、お客様 引き取り個体です。そのため非常に状態もよく目の前に指を出すと噛み付いてくるぐらいです。 |
チャコガエル (L) Chacophrys pierotti |
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小さなくず饅頭にも満たない小柄な体格ですがこれでも立派な大人と言える隠れた人気種! ツノガエルの置物的な趣きを楽しみたいけれどもサイズ的にちょっとなんて方にはこの上なくお勧めです、 チャコガエルが入荷しました。 某オールスターズの歌にも出てくるちょっと小意気で思わず口ずさみたくなる洒落たネーミングの由来は、 原産であるアルゼンチンやパラグアイに広がるグランチャコと呼ばれる地域から。 心から好きだよ抱き締めたいとは決してカエルのことを歌っているのではないと思いますが、 逆にカエル好きからしてみれば皆が皆そう思ってしまってもおかしくはない、 非常にキュートな外観は一度見たら忘れられません。 現地の気候は高温乾燥を絵に描いたような状態であるらしく、 やはり乾季と雨季のメリハリを付けて暮らしているのか、 ちっぽけな体ながら大変丈夫で飼い易いことが知られています。 ペットフロッグの代名詞とも言えるツノガエルの仲間は、 時にそのボリュームがグロテスクであると敬遠されることもありますが、 本種であれば五百円玉程度のポケットにも収まりそうな可愛らしい大きさですから、 卓上ペットとしてはかなりのスペックを誇っていると言えるでしょう。 いつも少し上を向いてちょこなんと座る独特の姿勢、 まるで飼い主の帰りを待っていたかのように首を傾げる様などもいとをかし、 抹茶のような色のせいなのかどうにも日本人の心を擽って止まないようなのです。 今回やって来たのは殆どベビーサイズより育てられた、恰幅の良いほぼフルアダルトの飼い込み個体。 かつてツノガエルとバジェットガエルのハイブリッドとも噂されたほどの出来過ぎたデザインは健在、 何処かカエルらしく何処かカエルらしからぬ愛嬌たっぷりの風貌は、 世のカエルファンを魅了するには十分過ぎるようで、 ややマイナーなことが幸いし爆発的に普及することは無くても大抵は入荷の度に取り合い合戦が繰り広げられている模様。 体色は濃いめのモスグリーンを基調に、 まだら模様は小さめで地色が目立ちやすい柄になっています。 お馴染みのツノガエルと同様水張りに近い状態で飼えないこともありませんが、 本来の習性を考えると黒土や赤玉土に潜らせる飼い方の方がよりムーディーかもしれません。 入荷は不定期で絶対的な流通量もあまり多いとは言えないため、 見かけた時に入手しておいて損は無いでしょう。 写真では分かりませんがほんの若干目が曇っているように見えるため特価にて! |
チャコガエル (L) Chacophrys pierotti |
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かわいいカエルのフィギュアを作って下さい、 と頼んだらこんな感じの作品に仕上がるかもしれません。 南米地表棲ガエルの中でも希少種ながら根強い人気を誇る、チャコガエルが入荷しました。 野生個体を流通の中心とし国内需要を賄える程度の輸入量はありながら、 やはりその多くは硬貨ほどの大きさのベビーサイズです。そのあどけない様子もまた魅力的ではありますが、 今回のようなほぼフルサイズのでっぷり感はそう簡単には味わわせてもらえず こんな大きな個体を見かけるのは稀ではないでしょうか。 腕立て伏せをしている最中にも見えるその佇まいには品があり、 周りを静寂な空気が包み込む立ち姿はまるで陶器製の置物のようでもあります。 また色彩にもバリエーションが知られていて、 この個体はモスグリーンが濃く発色したカラーリングでその質感と相まってよもぎ餅を思わせます。 メンテナンスや撮影の為に度々触っていますがちっとも鳴きません、ですが性別は不明とさせて頂きました。 水張りでも飼えなくはないと思いますがそれではこの情緒溢れる雰囲気が勿体無いので、 多少姿が見え難くとも土などを床材にして飼われることをお勧めします。 |
アレンゴライアスガエル
Conraua alleni |
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陸の王者として名高いアフリカウシガエルと対決させるのにこの上なく適役な大型水棲種! かの有名な伝説の巨人とは親類関係に当たるものの似て非なる味わいを備えた魅惑のマッチョ系、 アレンゴライアスガエルが入荷しました。 ゴライアス、またの名をゴリアテガエル、 旧約聖書に登場する身長およそ三メートルの兵士の名を冠した地球上で最も巨大なカエルとして、 マニアの間では古くからよく知られたキャラクターではありますが、 如何せんその高過ぎるポテンシャルからペットとして飼育するにはあまりに畏れ多く、 商業的な流通の機会にもなかなか恵まれないまま今日に至ります。 結局のところペットフロッグの最大種と言えば冒頭に挙げたアフウシが有名であり、 正直彼のことをきちんと育て上げられた暁にはとてつもない満足度が得られることから、 それだけで十分と思われるケースも決して少なくないと思います。 しかしながらそれをやり終えた方にとっては次なる目標が必要であり、 とは言え本家ゴライアスについては閉じ込めることの罪悪感も否応無しに募りますから、 より水棲傾向が強くその上気持ち小柄な体型が飼育に現実的な本種は、 これまで世間があまり注目していなかった盲点だったのかもしれません。 今回やって来たのはアレンと名付けられた同属他種のゴライアスで、 それでも過去に輸入されたものの中には二十センチ近くを記録した個体もいたそうですから、 バジェットを凌ぎヘルメットに勝るとも劣らぬボリュームには期待が高まります。 何処となくアフウシとドワーフアフウシの関係性を連想させる、 ゴライアスの廉価版のような見方をされることもしばしばありますが、 よく観察すると両目がかなり上の方に位置しており、 実際に水中で過ごす時間も長いことからまるで異なる生き様を楽しむことができると思います。 ボスのように高温に対する弱さや天井に激突する心配もおおむね無さそうで、 一般的なミズガメのように水槽内の一部に陸場を設けたようなセッティングで扱うと調子も良さそう。 何故か野生の生態や飼い方などを調べてもあまりデータが無く、 妙にリーズナブルな価格帯も相まって非常に謎めいた存在ですが、 長期飼育例も多くは聞かれないと思いますので是非ともチャレンジしてみて下さい。 |
イチゴヤドクガエル (アルミランテ・CB) Dendrobates pumilio "var" |
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ヤドク界の花形であり究極の小型美種として知られるイチゴから人気のアルミランテ! 数あるモルフの中でも馴染み深く分かり易い配色がより一層飼育欲をそそる、 イチゴヤドクガエルが入荷しました。 こんな言い方をすると他のカエルたちには本当に申し訳無いのですが、 一般に知られるただのカエルとはまるで次元が異なる、 ヤドクガエルと言う圧倒的な存在感を以ってこの世に君臨する文句無しの最高峰。 ペットフロッグとしてもその高い性能を如何なく発揮することで知られ、 もはやひとつのジャンルとして昇華された独特の世界観を持ち、 多くの愛好家は生体のみならず彼らの生活空間そのものを演出することに従事する、 いわゆるビバリウムの思想を追求するための対象として選ばれることも多い、 外観の鮮やかさ以上に彩り豊かな魅力の数々を楽しませてくれる素晴らしいカエルです。 こんな前口上では敷居が上がってしまうことも避けられず、 現実にヤドク予備軍とも言うべきなかなか飛び込めずに困っている方も大勢いると思いますが、 実はカエル自体の耐久性はかなりのもので育てるのが難しい訳では無く、 あのお洒落な雰囲気にやられ勝手にハードルを上げてしまっているだけに過ぎないのでしょう。 しかしながら数多くの中でもビギナーに選ばれ易い種類は大型になることが多く、 無事に育て上げたのは良いもののイメージしていたミニマム感が薄れ、 なんだか普通のカエルみたいになってしまったとの声もチラホラ。 ヤドク本来の可愛らしさは小型種に宿るとも言われ、 そういった仲間たちに皆が羨望の眼差しを向けるのも頷けます。 今回やって来たのは永遠の憧れとして絶大なネームバリューを誇るイチゴヤドクから、 赤と青の組み合わせがスタンダードかつ評価の高いアルミランテのトリオ。 本種の代名詞的なモルフであるブルージーンと同様、 イチゴの名に恥じない真っ赤に染まったボディと、 ジーンズをはいたようなメタリックブルーとの取り合わせは、 四六時中見つめていてもうっとりさせられる美しさを有しています。 エッグフィーダーと言う特異な繁殖形態を持ち、 量産が難しいため長年値崩れしていないことでも有名で、 ブロメリアを主軸にがっちりとしたビバリウムを組もうと企んでいる方にとっては、 その稀少性や繁殖に成功した時の社会貢献度も相まって最高のパートナーになると思います。 オス一匹、メス二匹のトリオ価格にて! |
アカトマトガエル (CB・S) Dyscophus antongilii |
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世代的に知らない方も多いあの伝説のアントンジルが復活後よりも更にリーズナブルになって再来日! もはやCITEST類のくだりも必要とせず類稀なその赤さだけでただただ突っ走ってもらいたい往年の銘種、 アカトマトガエルが入荷しました。 言うまでもなく単にその名前を聞いただけではさほど荘厳な印象は感じられないでしょうし、 少し調べてみるとその英名はTomato Frogと全く緊張感のないネーミングでしたから、 下手をすればそれはまるでトマトのように赤いカエルでした、めでたしめでたし、 と極めて端的に話を終えられてしまう可能性も否めません。 ただし私たちが胸の内に秘めている本種を語る上では絶対に外せないエピソードとして、 大昔の業界では普通にペットとして販売されていたこのアカトマトガエルは、 通称ワシントン条約、正式にはCITESと呼ばれる国際的なルールに則り、 長きに渡り愛玩目的での飼育が事実上禁じられていたのですが、 数年前にT類からU類に降格するというミラクルにより再びペットとして返り咲いた、 という何だか御涙頂戴とでも言わんばかりのあまりにも良く出来た伝説めいたプロフィールの持ち主なのです。 ちなみに相方のサビトマトガエルの英名はFalse Tomato Frog、つまりアカトマトの偽者という意味で、 長旅の間にきちんと穴埋めをしていてくれた功労者に対して何たる仕打ちと余計なことを考えてしまいますが、 これからも仲良く地表棲ガエルの世界を盛り上げてくれることを双方に期待しています。 今回やって来たのはお帰りなさいのあの瞬間に比べれば有難いことに随分と庶民的になった、 ベビー過ぎないある程度ふっくらとした安心サイズのアカトマトだち。 この十年ぐらいで爬虫類や両生類を始めた世代にとっては、 知識として持ってはいるものの見て見ぬ振りをしていた憧れの種類であり、 或いはそこから更に遡りかつての現役時代をご存知の方々にとってはとてつもなく懐かしいアイテムなのでしょうが、 いずれにしても今はこの場に帰って来てくれたことを素直に喜び、 その素晴らしい外観を心行くまで楽しめれば良いのではと思います。 前述のサビトマトと合わせて飼育対象としても非常に親しみ易いところが売りで、 雰囲気が何となく似ているツノガエルやアフリカウシガエルらにも近しい楽しみ方ができる、 お座り系のペットフロッグとしてはこの先数十年も変わらず絶対に欠かせないキャラクターです。 ちょっといやらしい話ですが価格帯もかなりマイルドになり、 これまでふわっと検討されていた方にも大きなチャンスではないでしょうか。 本物のトマトのように成長に従い赤味が増していく様子が今から待ち遠しいですね。 |
ヌマガエル (色彩変異・幼生) Fejervarya kawamurai "var" |
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採集から数週間経過し既に後肢も生え始めた煌びやかに輝く姿が美しいゴールデンオタマ! 国産ガエルの中でもあまりメジャーな方ではありませんが成体はなかなか可愛らしい、 色彩変異のヌマガエルが入荷しました。 名前こそ平凡ですがペットとして流通しているところはあまり見かけない、 元々は本州の中部から西に自然分布していた小型種。 棲息域からあまり低温への耐性が無いのではとされていましたが、 90年代以降は人為的な移入によるものと思われる関東地方での分布が確認され、 一説によると温暖化の影響も多分にあるのではとも言われています。 その名の通り水辺を好む性質があり、吸盤は無く地上で跳ね回りながら呑気に生活しているようです。 よく似た種類にツチガエルと言うこれまたベーシックなネーミングのカエルがいますが、 分類上は属レベルで異なり、体表のイボが顕著に発達しないため幾分親しみやすい印象を受けます。 ごく稀に緑色をしたタイプも存在するらしいのですがその殆どが茶褐色で、 何しろ色合いが地味過ぎるためにペットフロッグとしてクローズアップされる機会は殆ど無く、 しかしながら目鼻立ちには決して嫌らしさを感じさせない、 特に黒目の大きな表情は人気が出る要素になるのではないかと思います。 今回やって来たのは愛知県産の天然ヌマガエルのオタマジャクシなのですが、 ご覧の通り全身が黄金色に光り輝くカラーミューテーションの一団。 野外で観察した場合、ノーマル体色の場合は田んぼの土と同化しそれなりに姿を見つけ辛いものの、 この黄変タイプは遠目から見てもすぐさま発見できるほどよく目立つそう。 それでも数としては大群で一挙に捕獲できる訳では無く、 何日もかけて一匹ずつ丹念に掬い上げたそうで、 大量発生しているような雰囲気では無いとのことでした。 写真では比較できるよう普通のオタマも混ぜて撮影しています。 この類の変わった形質を累代で遺伝させるためには互換性も気になるところですが、 ここに集うオタマは当然のことながら全く同じエリアで採集されているため、 上陸し何ペアか確認できれば自ずと夢が広がります。 オリジナルが派手な色彩では無いだけにカエルになった時の姿は一層楽しみ、 変態後は価格を改定しますのでご興味のある方はお早めにどうぞ。 |
フライシュマンアマガエルモドキ
Hyalinobatrachium fleischmanni |
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内臓スケスケの宇宙的な存在感で高い知名度を誇り人々に大きな衝撃と感動を与えてくれる透明ガエル! 触っただけでプチッと破裂してしまいそうなこのビジュアルが普通に飼えることに驚きを隠せない、 フライシュマンアマガエルモドキが入荷しました。 中米から南米にかけて拠点を構えるグラスフロッグことアマガエルモドキは、 今日時点で確認されているだけでなんと150種類以上も存在しているそうで、 薄く緑色がかったボディは透明になり、 そのテクスチャからグミだとかゼリーだとか好き放題に言われていますが、 とにかくこんなに珍奇な生物がペットとして入手できるのですから凄い時代になりました。 ナショナルジオ何とやらなどでお約束の如く紹介されるこの手の生き物は、 そういった面白ガエルが地球上にいることを知識としては知っていても、 それが現実のものとして目の前に突然現れてみたり、 何かの間違いではなくプライスが添えられて並べられていたりなんかすると、 便宜上爬虫類業界と呼ばれている私たちが普段過ごしているこの世界に対して、 改めて感謝の意を表したくなるものです。体表の色彩が煌びやかで美しいことは言うまでもなく、 まず初めに確認しておきたいのがお腹の中身が本当に丸見えであるということ。 静止画ではお伝えし切れないのが歯痒いですが心臓はリアルタイムで拍動し、 命の在処を確かに感じ取ることができるというだけで本当に素晴らしく、 ピアノの蓋を開けて中の動きを覗いてみたくなる方や、 いわゆる内燃機関フェチのような方にとっては堪らないものがあるでしょう。 それ以外にも両眼は不自然なほど前方に寄っていて独特の顔立ちを描き出し、 ちょっとニヤけたような表情は昔の水木漫画を思わせる妖しさと可愛らしさが共存していて、 臓器が透けて見えることのグロテスクさはあっても、 その生々しさをストレートに感じさせない全体のまろやかな雰囲気は本当に素敵です。 今回やって来たのは本属では定番とされるフライシュマンから、 国内で少々飼い込まれていた程良いサイズ感の二匹。 店内では植物を配したちょっとしたビバリウムの中に暮らしていて、 消灯前に霧を吹いておくときちんと動き生活していることが確認できます。 こういう類のキャッチーな生き物は市場にある程度出回っている時に入手しておかないと、 数年後には絶対に後悔することになりますのでお早めにどうぞ。二匹セット割引もあります。 |
ニホンアマガエル (T+アルビノ) Hyla japonica "var" |
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ゼリーのようなぷるぷるの透明感に冷涼な雰囲気たっぷりなこの頃流行りの色変アマガエル! シーズンになると水族館の展示などでも常に人気の高い突然変異の珍カラー、 T+アルビノのニホンアマガエルが入荷しました。 アマガエルと言えば日本の田園風景には欠かせない誰もが知っている生き物のひとつで、 雨が降ると人目に付く所に現れたり夜になると皆揃って大合唱したりなど、 童謡のモデルにもなっていることもあってあまりにも有名な存在です。 同じく有名なカエルとしてガマガエルことヒキガエルも知名度では引けを取らず、 蝦蟇の油に代表される昔話にもしばしば登場するほどの馴染み深さなのですが、 やはりカエルと聞けば連想されるのは緑色、そこは間違っても茶色では無い訳で、 如何にアマガエルのキャラクターが人々の心に浸透しているかが分かります。 そんな身近な生物だからこそ意外と知られていなかった生態には驚かされるもので、 近年では先天的に色素が異なる多数のミューテーションが紹介されるようになりました。 水色、黄色、黒色など元の種類が分からなくなってしまうほどの変わりっぷりは本当に見事で、 これが元から珍しい動物であれば万人には伝わらなかったのでしょうが、 オリジナルの状態をよく知っているからこそ体感できる驚きなのだと思います。 今回やって来たのはいわゆる普通のアルビノとは違い黒色色素をやや残した、 T+アルビノと呼ばれるタイプのベビーが二匹。 最も特徴的なのは見る角度によって色合いが変わるルビーアイ、 これがシンプルな赤目とは似て非なる幻想的なオーラを滲ませ、 ますます風変わりな佇まいを演出してくれるのです。 成長すると薄くグリーンが発色するとも言われていますが、 果たしてどのような姿へと変化していくのでしょうか。 コオロギをピンセットから直接給餌するのが上手く育て上げるコツです。 |
イエアメガエル (ブルー) Litoria caerulea "var" |
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煌びやかなティファニーブルーが高級感さえも漂わせる確かなクオリティが自慢のラージサイズ! 幼体時には意外と仕上がり具合が読めないだけあってものの良さに拘る方には強くお勧めしたい、 ブルーのイエアメガエルが入荷しました。 カエル入門種とざっくり言ってしまうと少し語弊があるかもしれませんが、 ツリーフロッグ入門種と言い換えただけでより理解が進むのではないでしょうか。 ペットとして広く飼育されているカエル、 その代表例としてまず異論の無いツノガエルの仲間は確かに強健で、 飼育下における扱い易さが前面に押し出された種類も実際に多く含まれていますが、 やはり私たち日本人にとってはニホンアマガエルのあの姿がどうしてもチラついてしまい、 地表性のメンバーに対していわゆるカエルらしさを求めることが難しい場合があります。 そこで自ずと外国産の種類に目が向けられる訳ですが、 先の地表性に対して樹上性のメンバーには得てして環境にうるさいものが散見され、 それ故に決して飼育が容易とは言えない面も強調されてしまうため、 最終的に何処かしらで妥協せざるを得ない状態に追い込まれることも。 しかしながらこのイエアメは貪欲を絵に描いたようなタフさが持ち味で、 それこそある種のツノガエルを連想させる過激な捕食シーンはまさにエキサイティング、 環境についてもさほどシビアな条件を要求しないことから、 ツリーフロッグらしからぬとても貴重なキャラクターとして人気を博しているのです。 今回やって来たのはブルーとは名ばかりでは無い、 遠くから見てもノーマルとの違いが一目で分かる、 しっかりと青く染まったボディが質の高さを窺わせるご立派な飼い込み個体。 イエアメガエルの改良品種にはブルーやブルーアイなどが知られていますが、 成長に連れてベビーの頃とは少しイメージがズレてしまうケースも間々あり、 きちんと見栄えのする個体に育っていると言うのはただそれだけで存在意義が感じられるものです。 もちろんアマガエルですからメンタルの状態によって多少体色の変化はあるものの、 ラメを施したような体表の光沢はいつでも楽しむことができます。 ただ単にやや大きめの出物と言うだけでも有難い掘り出し物、 探して見つかるものでは無い一点もの感の強さ際立つ逸品です。 |
イエアメガエル (スノーフレーク) Litoria caerulea "var" |
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そのままの君でも愛されていたところへまさかの模様が描かれたミラクルミューテーション! 個体によりその仕上がりは様々ですが爽やかなブルーの体色と合わせて水玉の可愛らしさを楽しみたい、 スノーフレークのイエアメガエルが入荷しました。 日本人にとってカエルと言えばいくつかの選択肢があるのかもしれませんが、 恐らく最も代表的なものとして認知されているのは、 鮮やかな青緑色のカラーリングが印象的なアマガエルで決まりでしょう。 それはカエルを名乗るキャラクターの多くがグリーンに彩られていることが全てを証明しており、 頭の中で無意識の内にそういうものなのだと決め付けてしまっている訳ですから、 やはり緑っぽいカエルを見ると思わず納得させられてしまうのも無理はありません。 飼育が決して容易ではないとされるツリーフロッグなるグループにおいて、 このイエアメについては例外的にタフな体質がそれを現実的なものにしてくれ、 言うまでもなくペットとして広く普及するに至った業界の革命児。 空間認識能力が高く閉じ込められることを嫌がったり、 夜行性の傾向があまりにも強いため昼間はぴくりとも動かず電気を消さなければ餌を食べなかったり、 湿度のメリハリや風通しなどのややこしい環境要因に対する要求がシビアであったり、 樹上性の種類について気を遣わねばならないポイントを挙げればいくつも出てきますが、 そういった多くの要素を思いっ切り無視したとしても持ち前の耐久力で何とかしてくれる、 わざわざ痛めつけるつもりは無くともそんな逞しさが頼り甲斐として心強く感じられるのです。 今回やって来たのはブルーやブルーアイなどを抑えイエアメの最高傑作として名高い、 突如として体表に大小のホワイトスポットが散りばめられることとなった、 その名もスノーフレーク。 素の状態だとしてもオリジナルカラーが美しいカエルだと思いますが、 この品種は突然変異と選択交配の二要素を組み合わせたようなものらしく、 名前はそれなりに知られていますが実際にお目にかかることのできる機会は稀です。 CB化されたイエアメの常として野生体色よりも青味がかっている時点で早くも見応えがあり、 それに加えてお洒落な模様は成長に連れて大きくなったり数が増えたりもするそうで、 今後の仕上がり具合からも目が離せない貴重な一匹です。 |
マルメタピオカガエル (アダルトサイズ・♂) Lepidobatrachus laevis |
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正式な和名では分からない方もいるかもしれません。バジェットガエルことマルメタピオカガエル・アダルトオスのお客様委託個体の入荷 です。何を考えているのかさっぱり分からない表情が素敵です。非常に口が大きいのととても貪欲な為、魚や昆虫、マウスやウズラまで何 でも食べます。それ故に餌の与え過ぎには要注意。実は水深を深くしても結構泳ぐので動きでも楽しませてくれます。体全体に表われたま だら模様も凄くキレイです。 |
ウルグルオオクサガエル (♀) Leptopelis uluguruensis |
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追記:5センチの個体の新しい写真を二枚撮影しました。
写真1・
写真2 属内でもかなりの小型種ながら此処に集うのはがっちりぷりぷりに仕上げられた巨大なメス! 来たるべき夏に涼をもたらす爽やかなカラーリングとみずみずしい大きな両目が人気の秘訣、 ウルグルオオクサガエル・メスが入荷しました。 主にアフリカへと拠点を置くクサガエルの仲間たち、 同大陸の代表的なカエルと言っても良いほどメジャーな存在であり、 その一部はペットとして我が国にも輸入されています。 色鮮やかで華やかなカエルと言えばヤドクガエルを抜きにしては語れませんが、 あちらは単なるカエルではないヤドクと言う新たなジャンルを作り上げてしまった結果、 どうしても気軽に手を出せる雰囲気は持ち合わせていないため、 もっと身近な種類はいないものかと探しているとクサガエルの存在が気になってくると思います。 透明感溢れる素肌に煌びやかな色彩、そして決め手は何と言ってもそのぱっちり開いたつぶらな瞳でしょう。 日本人にとっては最も馴染み深いであろうアマガエルと似たようなキャラクターでありながら、 造形の随所に漂わせる異国情緒が飼い主に喜びを与え、 クサガエルと言う小粋なネーミングも何だか飼育欲をそそります。 極端に高級な種類でもないため比較的手を出し易く、 ツリーフロッグの選択肢としてはなかなか優秀なグループだと思います。 今回やって来たのはフルアダルトとも呼べる飼い込みの大型サイズで、 ただでさえメスの流通が少ないだけにこのボリュームはなかなか有難いのではないでしょうか。 ちょっと写真を並べただけで無数のバリエーションに目移りする個体差の激しい種ですが、 小さい方は透き通るブルーやグリーンに無斑のタイプ、 大きい方は緑地に茶色が乗り極小のイエロースポットが点在しておりますが、 後者は明色時に色が抜けると濃いエメラルドブルーを呈します。 入荷する度に色彩が違い過ぎて迷ってしまいますが、 各々の好みで一匹に絞っても良し、どうしても決められない方は色々と集めてみるも良し、 いずれにしても通年に渡って常時入手できるカエルではありませんから、 気に入った時に確実に抑えておくのがベターです。 |
メキシコフトアマガエル (CBベビー) Pachymedusa dacnicolor |
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その瞳の輝きはまるでプラネタリウム、ロマンチック極まりない容姿が魅力のギャラクシーフロッグ! いわゆる当たり年的な豊作により実現した思わず二度見してしまうお買い得プライス、 メキシコフトアマガエルが入荷しました。 目の中を覗けば奥深く小宇宙が広がる謎のカエルがいるらしい、 そんなメルヘンでエキゾチックな噂は忽ち全国に向けて広がり、 しかしながらそれがちょっとした稀少種だと分かるとがっかりしてしまう人や、 却って是が非でも入手するために躍起になってしまう人など、 複雑な人間模様がたった一種類のカエルを中心に渦巻く様子は本当に面白いです。 本種のみでフトアマガエル属を形成する一属一種の珍しいキャラクターで、 流通の歴史時代はそれほど浅くないそこそこ名の知れたツリーフロッグですが、 如何せん出回る時期や実際の飼育方法などが長年謎に包まれていたせいか、 例えば似たような生活様式を持つアカメやネコメたちに備わるスター性には乏しく、 どちらかと言えば知る人ぞ知るマニアックな位置付けだったのではないかと考えられます。 全体的にジトジトさせず乾燥気味を意識するイメージはネコメガエルに近く、 もちろん長時間蒸れる環境は好まず乾いたり湿ったりを繰り返すサイクルで、 夜間にグッと湿度を上げて翌日の昼間には乾き始めていると言うメカニズムはアカメのそれと同様。 複数の種類の管理方法を組み合わせれば比較的容易に再現できるため、 事前情報ほど気を張らずに変な苦手意識も無くスタートできると思います。 今回やって来たのは指先に載せて楽しむような可愛らしいベビーサイズで、 従来の特に大型個体の相場を知る人にとっては思わずギョッとしてしまう、 あまりのリーズナブルさに一瞬名前を見間違えたのではないかと錯覚してしまうほど、 ずっと憧れていた方にとってはこれぞまさに大チャンス。 飼い方は念のため前述しましたがそれなりに知れ渡っているようで、 余計に追加するとすれば餌となる虫たちに餌と水を十分に供給する、 いわゆるガットローディングを徹底することでしょうか。 今でこそ当たり前になった考え方ですが餌から水分を摂取させてやりたい体質のため、 改めて意識するぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。 少々意地悪ですがサイズアップに伴ってプライスもアップする予定です、 特価にてスタートしますのでお探しの方はお早めにどうぞ。 |
メキシコフトアマガエル (CB・M) Pachymedusa dacnicolor |
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噂の輝ける瞳は未だ健在、あまりにもロマンチック過ぎるその容姿に誰もが一目惚れ必至な超美麗種! 実はかのイエアメガエルと何ら変わりない飼育方法で育てられるところもまた嬉しい昔ながらの人気者、 メキシコフトアマガエルが入荷しました。 何でも正式な和名は頭の地名を取ってただのフトアマガエルだけで大丈夫らしく、 というのも現在本種は単独でフトアマガエル属という独立したグループを持っているためで、 しかしながらシンプルな響きが少々寂しく同国の固有種ともあってついメキシコと付けたくなるのが人情でしょう。 ペットとしての流通はかなり古い時代からあったようなのですが、 最近ではむしろレアキャラクター扱いで現物をお目にかかれる機会にも乏しく、 少々掘り下げなければ巡り合えないマニアックな存在であることも否めません。 それぐらいの方が却って有難味が増し魅力的に感じられるようになるのかもしれませんが、 やはり毎度ご無沙汰なカエルにしてしまうのは本当に惜しい銘種のひとつです。 まずベースとなるデザインが私たちにとって極めてスタンダードなカエル像を表現しており、 その上で体全体のサイズは我が国の誇るモリアオガエルをも凌ぐボリュームを有し、 和名の通り前肢が極端に太くまるでポパイのように仕上がることや、 背中には個体によってランダムに彩られるホワイトスポットが目立つこと、 そして極め付きは宇宙空間をそのまま映し出したようなキラキラとした瞳の美しさでしょう。 元々両眼の大きさが目立つバランスをしているだけあって、 全体像が更に大きく成長すればそのギャラクシー感も比例して強まり、 一見シンプルなようでかなりゴージャスな雰囲気のカエルに仕立てられること間違いなし。 飼い方自体は幸いにしてドライ系ツリーフロッグの前例に倣えば決して難しいものではなく、 乾いた大地に水入れを設置するだけというごくごくシンプルなセッティングで扱えると思えば、 冒頭でも触れたようにイエアメと同じ要領で育てられるという訳。 つまり稀少性こそ立派なものがあれど難易度はさほど高くない有望なカエルなのです。 今回やって来たのはファン待望の珍しいミドルサイズにまで成長した輸入個体で、 CBという事前情報に違わず体表や鼻先に殆ど擦れのない抜群の状態で手に入れることができました。 少しの期間ながら店内にて繰り返し給餌を行い様子を見ていますが、 時折見かける上陸したばかりのベビーとはタフさが段違いで、 仮に両方選べたとしても少し費用を足してでも大きなものを選択した方が懸命です。 オンとオフの切り替えが激しいタイプの夜行性ガエルですが、 日々の餌やりが楽しくなる貪欲な性格に癒されて下さい。 |
メキシコフトアマガエル (CB・L) Pachymedusa dacnicolor |
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昨今ではかなり珍しい、CBの幼体からコツコツ育てられた圧巻のラージサイズ! 鍛え上げられたかのような極太の前腕や、成熟が進み垂れ下がり始めた耳の肉付きなど、 ギャラクシーな瞳だけではない、 フトアマらしい魅力的なボリュームがようやく滲み始めた立派な一点ものです。 |
キスジフキヤガエル (国内CB) Phyllobates vittatus |
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鼻先の尖ったシャープな顔立ちにビビットなオレンジラインが魅力的な定番にして人気種! 明るい性格で大きな餌も食べられる上に鳴き声まで美しいとされる何処までも至れり尽くせりな、 キスジフキヤガエルが入荷しました。 フキヤガエルと聞いただけでつい後退りしてしまう方はなかなか鋭い勘の持ち主だと思いますが、 ヤドク界のみならず世界で最も強力な生物毒を有する種として知られるテリビリスことモウドクフキヤガエルを含む、 毒の強さでは栄えあるトップスリーが見事に集結したとんでもない集団、フィロバテス属。 もちろん飼育下における繁殖個体についてその心配は無用であることはご存知の通りですが、 同属内でも殊更にその美しさが光るビッタータスことキスジフキヤは、 先に触れた毒の強さと言う能力はそこそこに色鮮やかな容姿が脳裏に焼き付くと共に、 キリキリと鳴く虫のようなサウンドが美声であるとされペットとして高い需要を誇ります。 しかしながらそのテリビリスたちに便乗してなのか、 現地では天敵が殆どいないのを良いことに堂々とした佇まいを見せ、 レイアウトされたビバリウム内でもあまり隠れず目の前で餌を食べるなど、 スペックの高さを感じさせるエピソードには事欠きません。 加えてデンドロバテス属を始めとするいわゆる普通のヤドクガエルたちが、 捕食の際には舌を伸ばし獲物を舌先で貼り付けて捕らえるのに対し、 こちらフィロバテスの仲間たちは口を開けて丸かぶりすることができるため、 我々が通常想定していたよりも大きな餌を食べさせられることから、 餌の選択肢が増え扱い易くなるため飼育に対するハードルが下がると言う特典付き。 何かと難しそうなイメージばかりが付き纏うヤドクガエルですが、 パッと思い浮かぶ心配の種をことごとく解消してくれる凄いヤツなのです。 今回やって来たのはその和名に違和感を覚える素敵なカラーリングが目を惹く、 ご覧の通りオレンジタイプと呼ばれる赤味の強いストライプが見事な国内繁殖個体。 お客様による自家繁殖の幼体が複数いたのですがその中から体格の良いものをセレクト、 恐らく全頭では無く一部鳴いている個体も確認できたため、 この三匹が揃えば最低でもペアは確保できるものと考えられます。 |
キスジフキヤガエル (国内CB・トリオ) Phyllobates vittatus |
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過去にも数度取り扱った、国産のビッタータスが即戦力ブリーディングトリオにて再び! その和名に違和感を覚える素敵なカラーリングが目を惹く、赤味の強いストライプが見事なオレンジタイプ。 この三匹を用いて早くも一度繁殖に成功している実績のあるトリオですが、 前オーナーの都合により飼育継続が困難になったため、これが最後のリリースとなってしまいました。 血統を維持すべく最後までキープしていたF1なのでまだまだ年齢も若く、 その遺志を継ぐ我こそはという貴方に捧ぐ優良物件です。 |
フタイロネコメガエル (CBベビー) Phyllomedusa bicolor |
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アマガエル界のスターを擁するネコメの中でも絶大な存在感を放つジャイネコのCBベビー! 指先に乗る可愛らしさの奥から滲み出る邪悪なオーラが早くも独特の妖しさを醸し出す、 フタイロネコメガエルが入荷しました。 個人的にはその角ばった容姿からピーマンのお化けか何かかと思っている、 ジャイアントネコメガエルの愛称で親しまれるその名の通りの貫禄が武器の属内最大種。 アマガエルの仲間はやはり私たち日本人にとって何処か馴染み易い雰囲気があるようで、 例えばイエアメガエルやアカメアマガエル、 ミルキーツリーフロッグなどペットとして人気の高いビッグネームを数多く輩出しており、 このネコメガエルもまたその例に漏れず常に一定の需要を保ち続けている印象です。 特に木々の上を歩くように進むと言う動きは何処かカメレオン的で、 並のカエルにはなかなか真似できない個性的な要素が大きな強みになっている模様。 前述のイエアメなどはサイズを除けばまだスタンダードな方ですが、 こちらネコメガエルに至っては容姿そのものがかなりの変化球で、 特に本種はその中でも気味の悪さが段違いで他の追随を許さない感があります。 今回やって来たのは妖怪系ツリーフロッグとして高い知名度を誇るジャイネコから、 野生個体にはお約束の初期状態に気を遣う必要の無いお待ちかねのCB個体。 体が大きい上に躍動感にも溢れていて、 おまけに鼻先が尖ってしまうデザインが不運を招いてしまったのでしょう、 ワイルドの鼻スレを始めとした傷の付き易さは昔から有名な話で、 それ故に一番人気のソバネコを追い越すことなど夢のまた夢だったのでした。 近頃はパッキングの方法を改善することによりいくらかマシになったと言いますが、 それでも繁殖された幼体に敵うものは無いと思われ、 願わくばこうした出物がコンスタントに出回ることを願うばかりです。 決して流通量の多い種類とは言えませんがひょんなことから当店へ舞い込んで来た今回のベビー、 従来の相場よりもマイルドなお値打ち価格に設定しましたので、このチャンスをお見逃し無く。 |
ソバージュネコメガエル (CB) Phyllomedusa sauvagii |
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アダルトサイズも目前のきっちり育てられた飼い込み個体! 相も変わらずツリーフロッグの最人気種です、ソバージュネコメガエルが入荷しました。 緑色で木の上に暮らすカエルと聞けば、我々にとっては非常に馴染み深いニホンアマガエルが思い出されます。 小さくて愛嬌があり、人気を感じるとピョンと跳ねて何処かへ行ってしまう可愛いヤツですが、 そんなカエルの色々な部分を大胆に変えてみるとどうなるでしょうか。 ソバネコの愛称で親しまれるこのカエルは同じくアマガエルの仲間ですが、 その特徴的な目元からネコメガエルと呼ばれています。 何となくふてぶてしくて厭らしい、 じっと見られているとむずむずしてきてこちらが目をそらしたくなる、 そんな一癖ある風貌がファーストコンタクトで人目を惹く大事な要素です。 体格はずんぐりむっくりのこれまた妙に逞しく、また動きはのっそりとしていて別段急ぐ様子もなく、 どっしりと構えた余裕のある雰囲気が返って不気味に感じられることでしょう。 彼らの自信に満ち溢れた態度の裏付けが一体何なのかよく分かりませんが、 こうしたマイペースで非日常的な生活に触れることが忙しない現代人にとっては良いのかもしれません。 実に変わった容姿と生活史が人気のソバネコ、今回は繁殖されたベビーが育った状態でやって来ました。 ソバージュとはフランス語で野性の、という意味があるそうですが、 盛り上がって波打った頭部が人の髪型を連想させるからそう名付けられたのでしょうか。 ヒキガエルならまだしもカエルとはジャンプするものというイメージが強いのですが、 木々の間を手掴みで渡り歩くその姿はカメレオンにそっくり。 そしてピンセットからコオロギを与えると、 両手で取り押さえてムシャムシャと食べる様子はサルのようでもあります。 カエルのようでカエルでない、いわゆるカエルらしさを取り払った奇妙なカエル、 一度飼育すれば虜になってしまうこと間違いなしです。 |
ヒメコモリガエル (国内CBベビー) Pipa parva |
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知る人ぞ知るピパ属の最小種が俄かには信じ難いまさかの国内CBとして衝撃のデビュー! 現物を手に入れるまで五年、十年は待ったと言う話もざらに聞かれる超稀少種、 ヒメコモリガエルが入荷しました。 その二字の半濁音をふと耳にしただけで、 まず真っ先に思い浮かべるのはあの平たい妖怪ガエル、ピパピパの姿でしょう。 よくぞここまで珍奇な生物が現存しているものだとつくづく感心させられますが、 大概はそこで話が止まってしまうため、 同属の他種にまで会話が盛り上がるケースは珍しいと思います。 何故なら現実的に流通の大半を占めるのは前述のヒラタコモリガエルばかりで、 ピパの次には当然ピパが並ぶ文字列以外目にすることは滅多に無いからです。 本種の学名はピパパルヴァ、 属内最小ボディを誇ることから通称マメピパと実に可愛らしいネーミングで呼ばれていますが、 残念ながら見かける機会はごく稀で憧れのまま終わってしまうことも多いと言います。 有尾にしても無尾にしても完全水棲なるカテゴリは特殊なマニアが育つ土壌として認知され、 変な生き物好きが嫌でも集まってしまう非常にコアな世界が広がっているようです。 今回はブリーダー本人も種親を手にするまで十年は待たされたと、 鼻息を荒くしてお話しされていたほど入手難のはずが、 めでたく繁殖に成功し無事に成長した稚ガエルたちをご紹介します。 上陸、という言い回しはこの場合相応しくありませんが、 カエルに変態後しばらく経ち体付きがしっかりする頃合いを見計らって、 輸送のリスクを踏まえ安心して世に送り出せるまで育てて下さいました。 その形からしばしば将棋の駒に例えられることもあるピパの仲間ですが、 ここに集うのはちょうど歩や香車ぐらいには成長した安心サイズと呼べるものばかりで、 徐にばら撒かれたアカムシを必死に腹へ詰め込む姿には逞しさが映ります。 ピパと聞くと何となくブラックウォーターに小赤を泳がせるイメージですが、 実際には魚でも重くどの種でも少量の餌を少しずつ食べさせるのがベターで、 水質はアバウトに水温は熱帯魚並みのレンジでキープするのがコツなんだとか。 正解を知っていさえすればそこに煩わしさは感じられず、 今後も市場から消えてしまうことの無いよう系統維持に努めていきたい種類です。 如何せん性別の判断が非常に困難なため、 ブリーディングも含めて導入を検討される方には頭数割も致しますのでお問い合わせ下さい。 |
ピパピパ (アダルト) Pipa pipa |
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南米アマゾンからまた奇怪な生き物が入荷しました。無尾目の両生類で和名「コモリガエル」、当店では久しぶりのカエル ですが、それっぽくありません… 三角の頭の両縁とアゴの下に小さな突起物がありますが、これは何のためにあるのでしょうか? 獲物が近づくのを待つところはワニガメのようで、川底で常時手を口の前に添え、寄ってきた魚や水生昆虫を手の先の センサーで感知し容赦なく大きな口に放り込みます。カエルは舌で捕食するイメージですがなんと舌がなく、水ごと吸込む さまはマタマタチックです。容姿もさることながら、メスが仔ガエルになるまで保育する事も知られています。繁殖期に 水中で抱接しながらバク転を繰り返しメスが放卵するとオスが腹で受け止め受精させ、メスが降りて来ると受精卵を背中の スポンジ状になった皮膚に押し込みます。オタマの時もメスの背中で発育し仔ガエルになるまで守るため子守の名はここ から付きました。この行動は深さ45cm水槽でも見られます。当店ではクロメダカ・川魚を爆食しています。 |
ヒラタコモリガエル (L) Pipa pipa |
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カエル界のみならずあらゆる生き物の中でも気味の悪さではトップクラスの実力を誇る超有名珍奇蛙! 長期飼い込みならではの活きた餌を必要としない都合の良いスペックが物凄く有難い貴重な掘り出し物、 ヒラタコモリガエルが入荷しました。 またの名をピパピパ、と言うよりも仕方なく付けざるを得なかった和名を放ったらかしにして、 あまりにも主張し過ぎる学名の方が圧倒的に語感が良くそして認知度も高い、 そして一体何から説明して良いのか困惑させられるツッコミどころ満載のおかしなカエル。 元々はカメ出身である私などはやはりその第一印象から真っ先にマタマタを連想し、 それはつまりアマゾン川やオリノコ川を故郷としている点に始まって、 あえて無視したくても無視できない不思議と似通っているそのネーミングや、 更にはどうしても川底の落ち葉などに擬態したかったのであろう尖ったコンセプトなど、 自然環境がその土地に特有の生物を創り出す様をまざまざと見せ付けられ興奮させられるのでした。 しかし現地ではマタマタとピパピパが鉢合わせてしまった時、 お互いにどのようなことを考えどのような心境に至るのかとても気になります。 余談はさて置き、そのぶっ飛んだスタイリングは綺麗な言い回しにすれば魔法の絨毯のような、 そして酷い言い回しにすれば車に轢かれ乾き切ったヒキガエルといったところでしょうか。 可哀想なほどにぺしゃんこな姿へとやられてしまった外観については、 それが気に入られるか否かがペットとして生き残るための生命線なのですが、 滅茶苦茶な容姿とは裏腹に意外にも育て易さが感じられる一面も用意されていて、 ファンというものはそのギャップによって更に強く惹き込まれてしまうようです。 今回やって来たのはいそうでいない国内飼い込みの放出個体で、 普通のカエルの何倍も初期状態が気になってしまうカエル、それがピパピパです。 訳の分からないデザインのせいで活きた魚を泳がせなければという先入観に襲われますが、 無論その発想が間違っているはずもなく、 しかしながらこの個体は冷凍された淡水魚の切り身をそっと浮かべただけでペロリと平らげ、 この事実に猛烈な勝機を感じるのは私だけではないと思います。 昔は枯れ葉を沈めよう、濾過を利かせよう、 水を茶色く濁らせようなどとそれらしい工夫が求められたものでしたが、 素敵な取り組みだとは思いつつも水質やレイアウトには案外煩くないようで、 健康面さえ見誤らなければ一周回ってバジェットに近い飼い方も不可能ではないでしょう。 高過ぎる知名度が災いし出落ちとなりがちな面もありますが、 この一匹がピパピパの持つ本当の魅力を伝えるきっかけとなれば幸いです。 |
アフリカウシガエル (ベビー) Pyxicephalus adspersus |
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いつもより小さいことなど気にするなかれ、早くも練り餌まで美味しく召し上がる秀逸な選別個体! 他の種類では代役など到底務まるはずも無い地表性ガエルの絶対的王者に君臨する、 アフリカウシガエルが入荷しました。 世界最大のカエルと言えば名前も大層なゴライアスガエルが有名ですが、 ご存知の通りあの体格にあの跳躍力ですから、 基本的に箱の中へ閉じ込めると言う概念は全く通用せず、 即ちペットとして付き合っていく上であまりにも無理があり過ぎることは言うまでもありません。 それにしても昨今のアフウシに対する盛り上がり様は舌を巻くほどで、 決して色柄のバリエーションが豊富な訳でも無く、 むしろやることと言えばただひたすらに目の前のカエルを肥大化させることぐらいのはずが、 その一見地味に思える作業は何処か修道的で非常にストイックであり、 自らの費やした成果が形になって表現される辺りに言い知れぬ醍醐味が感じられるのでしょう。 このお座り型ガエルの市場を散々盛り上げてくれたベルツノやクランウェルには相当な敬意を払いつつも、 やはり上へ上へと高みを目指す貴方にとっては避けて通れない、 一家に一匹置いておきたい巨大ガエルの育成を今からスタートしてみては如何でしょうか。 今回やって来たのは店頭の在庫が無くなるとついつい補充したくなる、 個人的には極力常時取り扱っていたいお気に入りのアフウシベビー。 これまた小さなサイズでお目見えした訳ですが、 まるでトノサマガエルのようにぴょんぴょん飛び跳ねる姿はとても愛らしく、 これから沢山の思い出を体いっぱいに詰め込んでいくにはうってつけ。 写真では分かり辛いですが一応体色の濃淡でそれぞれセレクトしたため、 成長に連れて次第にその個性を発揮してくれることと思います。 世話の仕方はいつもパターンが決まっていて、 入荷して暫くは活きたコオロギをお腹いっぱい与えながら状態を観察し、 頃合いを見計らって魚粉の香り漂う例の練り餌に移行するチャンスを窺っていくのですが、 この二匹はラッキーなことに初めての食事からそれをペロリと平らげてしまい、 店側としてはこれ以上手をかける心配も無くなってしまいました。 あとはバラエティ豊かに食べる餌をどんどん突っ込むも良し、 せっかく餌付いたことですし練り餌ほぼオンリーで気楽に育てて行くも良し、 いずれにしても良好な状態に恵まれたいつに無く素晴らしい個体たちです。 |
アフリカウシガエル (ベビー) Pyxicephalus adspersus |
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言わずと知れた無尾類最大級のウェイトを誇るかのアフウシが大人気のベビーサイズにて! 上陸したてよりも幾分育ったモンスターガエルの卵を貴方の手によって完成へと導きましょう、 アフリカウシガエルが入荷しました。 我が国に暮らすカエルの場合、 下手をすればこれぐらいの大きさで自分自身がもう満足してしまうことでしょう。 井の中の蛙大海を知らずとはまさにこのことで、 世界各国に目を向ければまだまだ未知との遭遇を体感することができ、 そうして得られるエキゾチシズムに我々人間も欲求を刺激されるに違いありません。 アフリカ大陸を代表するウシガエルの仲間であることは名前の示す通り、 その特徴を分かり易く例えるのならば、 いくらお馴染みとは言えあまりお目にかかることのないツノガエルの仲間たちのフルサイズを、 更にもう一回りか二回りほど肥大化させた猛獣こそが本種の真の姿です。 大人が両手で掬い上げてもはみ出してしまうその肉感を求め、 愛好家らはこぞって己と目の前のカエルとの限界に挑戦し、 誰よりも大きな体躯を獲得しようと奮闘します。 この嗜好はもはやレース的な意味合いをも含み、 カエル本体が爆発しないギリギリのラインを攻め立てては、 採餌と排泄とが繰り返される中で熾烈な争いを繰り広げるのです。 今回やって来たのはオタマジャクシから上陸して暫く経った頃合いと思しき、 初めての方にも安心の少し育ったベビーサイズが二匹。 表情までもがふてぶてしく変貌した二桁全長の大きさになると、 いよいよ性格もずぼらになり殆ど動き回ることを止めてしまいますが、 これぐらいの時期にはまだピョンピョンと跳ね回るカエルらしい動きをしてくれ、 写真を撮影するのにもやたらフレームアウトしてしまうため少々苦労させられました。 風貌は顔のお化けと言った具合に大きなギョロ目が際立ち、 体の表面にも金属光沢が映えるためちょっとした美種にも思えますが、 これが知らぬ間に悍ましい姿へと変貌を遂げることを想像するだけで鳥肌が立ってきます。 飼育方法は前述のツノガエルとほぼ同様で問題無く、 せっかく育て上げるのであればより大型化する方が良いに決まってる、 そんな野蛮なお考えの方にはぴったりの逸材。 基本的には活き餌から冷凍飼料、人工フードまで何でも胃の中に収めてしまいますから、 練り餌に餌付けてゆっくりじわじわと成長を楽しむも良し、 お腹の調子を窺いながらマウスなどの肉塊でパワーフィーディングを試みるも良し、 各々の飼育スタイルでお楽しみ下さい。 カラーは黒味が強い個体と、 全体的に明るく黄緑が目立つ個体をご用意しました。 素敵な卓上ペットとして一匹どうぞ。 |
アフリカウシガエル (ベビー) Pyxicephalus adspersus |
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アフウシマニアの間ではもはや常識と化している、らしい噂の縦キールタイプ! 背部の畝が明瞭にビシビシと数多く走るものがそう呼ばれる傾向にあり、 何でもこの形質を示すベビーは育て上げるとかなり巨大に仕上がるのだとか。 これは毎回選べるものではなく、ロットによる運次第。お早めにどうぞ。 |
アフリカウシガエル (ベビー) Pyxicephalus adspersus |
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トノサマガエルかダルマガエルか、 迂闊に見間違えると大変なことになる巨大ガエルの幼姿! どうせ同じツノガエルタイプの種類を育てるのなら夢は大きく抱きましょう、 アフリカウシガエルが入荷しました。 実にシンプルなネーミングと抜群の存在感で人々を圧倒する、 大きなカエルの代名詞としてその人気の高まりは留まる所を知らない業界のマスコットキャラクター。 ウシガエルと聞けば我々日本人にとってはあの食用ガエルのイメージが先行し、 少なくともある程度のサイズには成長するのだろうと予測は付くのですが、 接頭語にアフリカと添えられただけで野生の王国に息衝く逞しさが加わり、 特に意識せずとも何処となく佇まいが凛々しく見えてくるのですから不思議なものです。 何となく得をしているような気がするそんなネームバリューは大人しくペット市場に収まるはずも無く、 昨今では動物園や水族館などの展示動物に採用されることも間々あり、 これは即ちマニアのみならず一般層にも受けが良いことを示していると考えられ、 他の種類を差し置いて目立ちに目立っているアフウシに思わず嫉妬してしまいそう。 成長するといずれは常識の範疇を超えて肥大化し、 かつその幼体がリーズナブルに入手できる種類には決まって非難の目が浴びせられがちですが、 こと本種については流石に元がちっぽけなカエルを基準としていますからそこまで人を困らせるような話も無く、 むしろ大型個体を見かける機会が依然少ないことから飼育個体の放出が半ば歓迎される始末で、 大きくなり過ぎて飼い切れなくなっただなんて話は誠に贅沢なお悩みとさえ思えるのです。 今回やって来たのはいわゆるベビーよりも一、二センチは既に育っている、 色彩の濃淡でそれぞれセレクトした気持ち大きめサイズのチビアフウシ。 この先何年コンスタントに輸入されるのかさっぱり分かりませんが、 ある意味買い時が難しく感じられるカエルなだけに、 皆さんが欲しい時にいつでも提供できるよう長期在庫を覚悟で毎回見かける度に仕入れています。 と言いつつも店頭に残れば残るほどふっくらした分に比例して喜ばれますし、 少し育ったからと価格を改定する間もなくいつもそっといなくなってしまいますので、 この潜在的な需要に毎度驚かされています。 ツノガエル系の練り餌にも容易に餌付きますし食べさせただけ知らぬ間に育ちますので、 いつか目を見張るボリュームへと仕上がることを夢見て今の内からコツコツ積み上げていきましょう。 |
アフリカウシガエル (ベビー・S) Pyxicephalus adspersus |
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一家に一匹と言っても良いほどお座りガエルとしての地位を確立したお馴染みの巨大種! それぞれのスタートラインから始められるよう少しサイズの異なる二匹を取り揃えてみました、 アフリカウシガエルの入荷です。 カエルと一口に言っても、 世界中におよそ四千種類と数え切れないほどのバリエーションが存在し、 もちろんペットにした場合でも各々のキャラクター性は大きく異なりますから、 そこに内在する人々の思いにも様々なものがあると思います。 今国内で最も飼育されていると考えられているツノガエルの仲間たちは、 何よりもその手軽さが最大の武器であり、 時に環境を飼うと言われるように何かと敷居の高さが問題になりがちなこのカテゴリにおいては、 洒落のようですがカエルを飼える動物に仕立ててくれた功労者のひとりと言えるでしょう。 そこにはホビー的に確立された独自の世界観が広がっているのですが、 あまりにも人工的な手が加えられ過ぎてしまった結果、 却って野性味が損なわれてしまったと嘆く人も少なくありません。 そんな贅沢な悩みが生まれてしまうほど恵まれた状況下で、 ツノガエルの中にも神経質でワイルドな一面を残した種もいない訳ではありませんが、 ベルツノやクランウェルのような扱い易さと前述の野性味を併せ持つ、 良いところ取りの魅力的なカエルとしてここ数年注目されているのがこのアフリカウシガエルです。 今回やって来たのはベビーと言ってもファーミングCBがやや育った安心サイズと、 国内CBが数か月飼い込まれふっくらと育ったスモールサイズの二匹。 多くのツノガエルと同様、 飼育下ないしは人工管理下にて繁殖された幼体が安定的に出回っており、 それでいて人間の生活に染まり切っていないのは流石アフウシ。 一般に飼育できる種類では最も大きくなるカエルで、 なおかつ待ち伏せ型に近い暮らしぶりですから大幅にスペースを取ることも無く、 餌やりを含めた世話の内容も単純ですから敷居は低く奥の深い素晴らしいペットフロッグです。 ベビーの方は金色の地肌に鮮やかな蛍光グリーンのラインが際立ち、 餌への反応も良好でよく肥えています。 スモールの方は早くも横綱の貫禄が滲み始め、 気のせいかもしれませんが軽く鳴いたような気配があり、少し期待を持てるような状態です。 とは言えまだ性別を断定できるような年頃でもありませんから、 まずは欲望のままにグイグイ大きく育てるところから始めましょう。 |
アフリカウシガエル (S・M) Pyxicephalus adspersus |
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いずれ肥大化することが明白な最強のお座りガエルをお好みのサイズから始められるチャンス! 基本的にベビーサイズでしか入手できない種類だけあって選択肢があるだけでも有難い、 アフリカウシガエルが入荷しました。 爬虫類や両生類をいくらか飼育している人にとって、 アフリカ大陸の厳しさや恐ろしさは日頃よりひしひしと伝わってきていることでしょうが、 実際にはペットとして飼い慣らされてしまうとその片鱗を窺わせることも無くなり、 改めてそこに焦点を当てないことには見過ごしてしまうかもしれません。 乾季と雨季、それらが激しい程度で繰り返されるあの土地で生き抜くためには、 何よりもまず飢えと渇きから己を守る術を身に付ける必要があって、 このウシガエルは魚で言うところのハイギョの仲間のように、 地中にて体表に繭を作り長い乾燥状態のままその季節を凌ぐとされています。 本能と言うべきか生きる知恵と言うべきか、 乾季が近付くと地面に穴を掘って体を休ませる準備を始め、 前述の繭作戦にて体内の水分を逃がさぬまま休眠に突入し、 雨季の始まりを告げる大雨により干からびた大地やその一部となって確かに息衝くカエルもまた、 恵みの水を体中に浸み込ませ地表へと飛び出すや否や、 同じく活性の上がった数々の昆虫や両生類、爬虫類、小動物などを次から次へと胃袋に収め、 まさしく一年分の食糧を僅かな期間の内に確保するのです。 こうしたドラマチックな背景を知ることで何故このアフウシが育て易いのか、 何故食に対してここまで貪欲な姿勢を貫き通しているのか、 内外問わず彼の有する性質のひとつひとつに意味が宿ることが初めて分かるのだと思います。 今回やって来たのはそんな恐ろしい自然の驚異を知る由もない、 飼育下でぬくぬくと育てられ当店へ迷い込んだ二匹の飼い込み個体。 冒頭でも触れた通り指先に乗りそうなほどのベビーであればコンスタントな流通が見込めますが、 それ以上となると何かしらの放出品でしかお目にかかることはありませんから、 少しばかりのタイムスリップを味わうためにはこのような機会をものにするしかありません。 各々の大きさを比較するために互いを急接近させた状態で撮影しましたが、 大が小に襲い掛かる可能性も十分に考えられるため慎重かつ速やかに行いました。 よほどの事情が無い限りは真似しないで下さい。 言うまでもなく状態や餌食いなどの問題は全く御座いません。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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その揺るぎない王者の風格を武器に未来永劫人気の約束されたキングオブ据え置きガエル! 毎度出物があると速やかに行き先が決まってしまうことの多い皆さんお探しの飼い込み個体、 アフリカウシガエルが入荷しました。 私たち日本人にとっては幸か不幸か昔から大変に馴染みのある、 ウシガエルの名を冠した外国産の大型種。 どうせ飼育対象とすることのできないものと比較しても仕方ないかもしれませんが、 国内に帰化した食用ガエルことウシガエルとこちらアフウシとは、 名前がそっくりなだけで亜科から異なることを覚えておいて下さい。 日本のトノサマガエルやダルマガエルと近縁な前者に対し、 後者である本種は分類上近しい種類はあまり多くないのですが、 ペットとして捉えた場合にはベルツノやクランウェルなど、 ツノガエルの仲間たちによく似ていると言われることもしばしば。 それもそのはず、少なくとも飼い方はそれらとほぼ同じようなセッティングで事足りますし、 飼育に臨む姿勢もじっと座っているカエルをひたすら肥大化させると言う、 ごくごくシンプルで分かり易い所が魅力なのですから、 自動的にこのアフウシも飼い易いカエルにすんなり認定される訳です。 大きく異なるのは殆どのツノガエルが色取り取りのバリエーションを武器とし、 次から次へと気に入った個体を集めてしまうコレクション性が前面に押し出されているのに対し、 こちらはと言えば特段大きな個体差も無く多少の濃淡や性別の違いを楽しむ程度で、 あとはストイックに巨大ガエルへ仕立て上げるのみと目的がはっきりし過ぎていることでしょう。 この性質が不思議と人々の間に競争意識を生み出し、 罪深いことに新規で入手する場合はほぼベビーサイズに限られることもあって、 一センチでも育った個体にはそれだけの付加価値が与えられます。 一見味気無いようにも思える質素な外観こそが飽きの来ない奥深さを演出し、 愛好家は目の前にはっきりと映る明確な目的に向かってただひたすら走り続けるのです。 今回やって来たのはようやく手の平に重みを感じるまでになった、性別確定一歩手前の安心サイズ。 下半身のだらしなさや鼻先の潰れなど品質を損なうような点は特に見当たらず、 すくっと立ち上がる姿勢にこちらのモチベーションも刺激されます。 試しにソフトめでにぎにぎしたら軽くゲコッと音を発したため、 はっきりしたことは言えませんが少し期待しても良いのではないでしょうか。 まだまだ自分で育てた実感も味わえる良い所取りの一匹です。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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トノサマガエルっぽさの抜けた二桁全長からスタートして目指せ緑の巨大肉獣! かけた愛情がそのまま大きさとなって体に蓄積されていく大変に育て甲斐のある長寿命な生き物です、 アフリカウシガエルが入荷しました。 一言にウシガエルという単語を耳にすればまず真っ先に思い浮かぶのがあの食用ガエル、 はっきりとした姿はともかくその名前だけなら恐らく日本国民全員が知っていそうなほど有名であり、 ひとまず並のカエルよりはずっと巨大であることぐらいは認知されているでしょう。 名前の由来は低い鳴き声がそれらしく聞こえることからなのですが、 牛ほどもある大きなカエルという意味合いでもさほど間違ってはいないのかもしれません。 日本にも帰化してしまった北米原産のウシガエルはトノサマガエルやダルマガエルと同じ仲間で確かに大型なのですが、 こちらアフリカのウシガエルはそれらとはまた異なるグループに属し、 ますます肥大化することでペットとしての存在感を強烈にアピールしています。 カエルには珍しくメスよりもオスの方が大きくなるのですが、 繁殖期になると多数のオスが雨季の水場にひしめき結婚相手を求めて闘争するため、 体と体を激しくぶつかり合わせる文字通りの肉弾戦が繰り広げられます。 メスは大きくて強く格好良い相手としか子孫を残そうとしませんから、 でっかく育つということはつまりアフウシにとっての生き様そのものなのです。 またお父さんは誕生したオタマジャクシの群れを率いて子育てを行い、 日々襲い来る様々な外敵から我が子を守るために奮闘しなければならないため、 それだけ大きな体を必要としているのではないかとも考えられています。 とにかく食べまくることに命を懸けていると言っても過言ではないほど貪欲で、 成熟してでっぷりと肉が付く頃まで暫くは体の半分が頭というシルエットですし、 インターネットには他のカエルを丸呑みにしようとしているショッキングな写真まで掲載されていますから、 そんな思い切りの良い性格と暮らしぶりに育てるこちらの意欲まで熱せられるという訳です。 日本人が思い描く飛んだり跳ねたりのカエル像とは一味違う、 ツノガエルの類に通ずる待ち伏せ型的な趣きが強い種類で、 飼育の際にもそれほど広い空間や凝った世話の仕方を必要とせず、 誰でも簡単にこのモンスターガエルを飼い始めることができると思います。 敷居は低く奥は深く、大人の両手からこぼれ落ちそうなサイズに仕上げるまでには、 この先笑いあり涙ありの険しい道のりが待っていることでしょう。 しかし上手くいけば四十年近くと非常に長生きする驚異の生命体、 本当に一生ものとして人生を共にすることができればカエルとしても本望ではないでしょうか。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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ここからが楽しいアフウシ育成記! 夢の1キロオーバー目指して明日への一歩を踏み出しましょう、 飼い込み手の平サイズのアフリカウシガエルが入荷しました。 巨大ガエルの代名詞として根強い人気を誇る絶対的な存在。 日本に棲んでいるカエルと言えば小型で綺麗なアマガエルなどのツリー系か、 地を這うタイプのヒキガエルなど多岐に渡りますが、 意外とツノガエルなどのような待ち伏せ型には縁がありません。 その穴場をしっかりと埋めているのがベルやクランウェルを代表するツノガエルの仲間で、 貪欲かつ大胆な性格で獲物に食らいつく捕食シーンや、 飼育なのか肥育なのか育つに連れてぶくぶくと肉が付いて大きくなっていく様などは、 見ているこちらが一種の爽快感を覚えるほど気持ちの良いものです。 本種は名前の通りウシガエル、ツノガエルたちとはややポジションが異なりますが、 それでも飼育スタイルが似ていることが功を奏しほぼ同じキャラクターとして厚い支持を獲得しています。 あちらは個体差のバリエーションが豊富な所が魅力のひとつなのでしょうが、 アフウシにはそのような要素がなくとも根本的な体格の良さが何よりの長所ですから、 生き物はとにかくデカくなければダメなんだと日々考えているような方にはうってつけ。 そのためにはこちら側の考えとカエル側の考えが一致する必要がありますが、 全身のおよそ半分を顔が占めるという どう見ても食べることしか考えていない二頭身の体を見せられれば、 もう何も心配することはありません。 このモンスターにはホッパーぐらいのマウスを与えるのが丁度良いですが、 元飼い主から余ったリタイヤをダメもとで差し出したら食べたという報告を受け末恐ろしさが倍増しました。 よく見ると鼻先にスレの跡がありますが、 この程度なら成長に連れ何事もなかったかのように治りますのでご心配なく。 飼育下で30年以上生きた例もあるらしい長寿なカエル、 見た目はふてぶてしいですがのんびりとした雰囲気は人生の伴侶としても良いかもしれません。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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びっしりと色付いた濃厚なモスグリーンが一層の野性味を感じさせる飼い込み手の平サイズ! 慌ただしい現実社会から少し離れじっくり腰を据えて目の前のカエルと付き合っていきましょう、 アフリカウシガエルが入荷しました。 ありとあらゆる情報が目まぐるしく飛び交う激動の世の中を生きる私たちにとって、 生き急ぐという言葉はたとえ拒んだとしても避けられないものなのかもしれません。 今時の子どもは幼き時代から携帯電話やインターネットなどの通信機器に慣れ親しみ、 常に他人と繋がり合うことが当たり前と言われるほど大人顔負けの環境を日々過ごしていますが、 一見忙しないように思えても当人にとっては別段違和感も無いのでしょう。 しかしそれでも自分のためにどっぷりと時間を費やしたり、 何かひとつのことをコツコツと積み上げ達成すると言ったようなことは、 物理的に難しくなっているような気がしてなりません。 生き物を飼育することとはすなわち、 ごく平凡な日常を繰り返しその中で如何に驚きや発見を抽出していくかに尽きると思いますが、 その答えが早く出るものもいれば長い年月をかけてようやく花開くという場合もあるでしょう。 周囲と凌ぎ合い切磋琢磨することも無論大切なことではありますが、 あえて人目を気にせずマイペースに物事を推し進めていくという感覚は、 この競争社会だからこそ忘れてはならない息継ぎの役割さえ担っていると考えられます。 決して何かに急き立てられることもなく、 他がどうであれ成すべきことをただ淡々とこなし続ける重要性を教えてくれる、 そんな卓上ペットの存在が現代人にとって大きな心の支えになるのかもしれません。 今回やって来たのは標準的なカラーリングに比べ緑色の濃さが際立った、 その威厳ある風貌からワイルドな雰囲気が倍増しで感じられる中堅クラスの一匹。 ツノガエルと変わらないほど小さな幼体は安価に流通していますが、 それをここまで育て上げるのにも多大な時間と労力を要すため、 これぐらいの時期から育成を開始したいという方も多いと思います。 品種改良の盛んなベルツノやクランウェルに比べ、 美しさよりも風格や迫力を求めるアフウシ好きは自然体の魅力を敏感に感じ取っているのでしょう。 ちなみに先日の通信販売の件に両生類は含まれていないため、今まで通りの販売方法が可能です。 これをメインに育てるも良し、サブポジションで気長に付き合うのもなお良し、 一家に一匹の素質を十分に備えた銘種です。 撮影中やや強引に持ち上げた所、二度ほどゲコッと鳴きました。 |
アフリカウシガエル (WC・M) Pyxicephalus adspersus |
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妙にあっさりとした渋めの体色ともやもやと描かれた不思議な模様に魅了されるワイルドアフウシ! 派手に着飾るつもりの更々感じられない抹茶色の仕上がりが新鮮な驚きとして脳裏に焼き付く、 アフリカウシガエルが入荷しました。 有尾類のビギナー向けなキャラクターがウーパールーパーだとすれば、 無尾類ことカエルの仲間の場合はやはりツノガエルがその適役でしょうか。 両者に相通ずるものは飼い易さでも見かける頻度でも無く、 もちろんそれもまた結果的には共通項として認識されているのかもしれませんが、 何よりも大切なのは野生のリアルさを欠いたコミカルな容姿に他ありません。 つまりリアル過ぎてしまってはつまらない、 自然界で当たり前のように巡り合えそうな姿かたちでは却って引かれてしまう、 こんなものがこの地球上にいるはずが無いと言わんばかりの意外性こそが、 彼らの人気を根底から支えている重要なファクターだと考えられます。 そんな架空の生物らしさが時に飼育の容易さと結び付けば話の決着は皆さんの想像通り、 今日のツノガエルにおけるモデルがまさしくその答えであり、 あたかも一般的なペットであるかのように季節を問わず流通するようになる訳ですが、 その光景すらも当たり前になると今度は一周回って原点に回帰する、 即ち本物の野性味に触れることへの欲求が再び芽生えるようになるのです。 今回やって来たのは昨今安定的な供給が実現しているファーミングハッチのベビーでは無く、 またそれらがいくらか人の手によって育てられた放出品でも無く、 アフリカの大地が育んだ生粋のワイルドとして輸入されたミドルサイズ。 決して率直に綺麗だと褒め称えることの難しい素朴な佇まいには、 忘れかけていた何かをハッと思い出させられるような、 全身を使って躍動する野生のエネルギーを目の当たりにするような迫力があります。 体表にデザインされた緻密な柄にも胸の奥がざわつく何かがあって、 この個体の最終形態を是非とも手元で拝みたいと強く感じさせられました。 飼育下で育てられた飼い込み個体に有りがちな足回りの弱さは無く、 撮影時にはお腹を浮かせながらスタスタ歩き回ったり、 隙あらば辺りをピョンピョンと跳ね回るカエルらしさを全開に発揮してくれました。 頻繁には見かけられない出物なのでお好きな方はお早めにどうぞ。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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憧れのでぶりでぶ重量級ガエルが安心サイズでやってきました。飼い込みのアフリカウシガエルの入荷です。 ベビーの頃はそれこそ日本にも棲むウシガエルのような大きな目玉と尖った鼻先を持つ可愛らしいイメージですが、 食べ盛りにはそんなことはお構い無しにとバクバク食べてグングン大きくなりあっという間にモチモチの姿に早変わり。 アダルトサイズになれば腹は出るわ顔付きは恐くなるわとすっかり様変わりし、 カエルの仲間では飛びぬけて存在感たっぷりの昔から人気の高い種類です。 今回やってきた個体は表情こそまだあどけなさを残していますが、 体はと言うと四肢がすっぽり隠れてしまいそうな程にでっぷりと肉が付き始め アフウシらしい風体がようやく表れ始めました。 とにかく成長する度に喜びを味わえるカエルで、 たまの体重測定や両手で抱きかかえる瞬間は飼育者だけが味わえる特権。 低温に注意し排泄をきちんと確認しながらどんどん食わし込んで、 重量級から無差別級の大型個体を目指して飼い込んで下さい。 写真では体に赤玉土の粉が付いていますが、体表に大きなスレなども見られない綺麗な個体でオススメです。 |
アフリカウシガエル (M) Pyxicephalus adspersus |
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頭がずぼずぼと埋まり始めた飼い込みミドルサイズ! 将来の怪物候補、アフリカウシガエルが入荷しました。 定期的に流通する本種のベビーは、まるで日本のトノサマガエルのように端整な顔立ちのハンサムボーイ。 しかしある時期を境にその容貌は一変、人間で言うとそれは思春期ぐらいでしょうか。 急に体が膨らみ出したと思ったらもう時既に遅し、 横へ横へとぶくぶく肉が付いていきあれよあれよという間にふてぶてしい姿へ変貌します。 いわゆるツノガエルと同じような待ち伏せ型タイプなので、 食っちゃ寝食っちゃ寝の生活では仕方ないのでしょうか。 しかし巷ではこの性質を利用し、 ある種のレース的な楽しみとしてどれだけ大きなアフウシを育てられるかという趣向も見られます。 今回やってきたのはそんな思春期を迎え、何だか顔付きも悪ぶった様子になってきた安心サイズの一匹。 普段店頭にはカエル自体あまり置いていないのですが、アフウシだけは毎回可愛いのと、 とても丈夫なのでホームページでご紹介する前につい一度ストックしてしまいます。 この個体もコオロギ、マウス、 なんでもござれという感じでパクパクモグモグ食べさせていたら少し大きくなってきました。 こちらの餌やリに対して成長という形でリアクションをとってくれるのが嬉しいです。 この先まだまだ長いですが、 今の調子で更なる高みを目指しましょう。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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待ちに待ったその唸り声がようやく真夜中の店内へこだましたアフウシファン必見のオス個体! それらしきものを見繕いコツコツと育ててきた苦労がようやく報われた早い者勝ちのオンリーワン、 アフリカウシガエル・オスが入荷しました。 ウシガエルとは名乗っているもののあの有名な食用ガエルとはまるで違う、 こちらはアフリカ大陸を拠点に堂々たる暮らしぶりを展開するその名もアフリカウシガエル。 深い緑色を基調とした体色や鳴き声にヴォーといった重低音が採用されていることなどから、 あのウシガエルにも似たような雰囲気を持つことは確かなのですが、 しかしながらこちらは厳しい乾季にも負けない更なる強靭さを備えた種類で、 動物番組では不死身のカエルの如く取り上げられることもしばしば。 生活様式としてはどちらかと言えば南米のツノガエルたちに近しいものがあり、 その恩恵を多分に受けペットとしての扱い易さが殊更にフィーチャーされたため、 世界最大級のカエルにしては随分と庶民的な親しみ易ささえ感じられます。 愛好家の層としてはツノガエルのネクストステージ的に楽しむ人から、 アフウシだけに拘って大型個体をしこたま量産すべく育てまくっている人まで幅広く、 時にはレース感覚とでも申しましょうか、 誰がいち早く巨大なアフウシを完成させられるかに重きが置かれ、 より大きなアフウシを飼育している人物が偉いとでも言わんばかりに、 誰しもがその体をひと回りでもふた回りでも大きくしたいという欲望に駆られる、 非常に分かり易い価値観の上に成り立っているようです。 今回やって来たのは遂に閉店後のフロアで突然鳴き声を発し、 手でホールドしてみてもグーグーといびきをかいたような声を上げた、 このことからよほどオス確定として差し支えなさそうな飼い込み個体。 流石に幼体時のカラーリングは鳴りを潜め背中の畝も立派に発達が進み、 そうかと思えば正面からの表情はまだまだ可愛らしい育て甲斐たっぷりのスモールサイズです。 導入初期は特にベビーでコオロギなどの活きた虫にしか反応しないものも少なくありませんが、 この個体は既にツノガエルよろしく練り餌までもれなく餌付いた優秀な一匹。 人気の高いオスは年に何度も用意することのできない掘り出し物です。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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個体差の範疇なのでしょうけれど妙に黒々とした瞳がとても愛らしいほぼオス確定個体! アフウシマニアの愛情を一身に受けベビーよりすくすくと成長中の程良い握り拳サイズ、 アフリカウシガエル・オスが入荷しました。 私たちが通常ペットとして飼育できるカエルの中では、 ある意味究極形のひとつと言えるのではないでしょうか。 厳密にはゴライアスと呼ばれる世界最大のカエルが存在しているものの、 奴の場合は飼育環境の再現が非常に困難なため普通に飼うことは現実的では無く、 それを考慮すればツノガエルの延長線上にあるイメージで育てることのできる本種は、 大きさと手軽さを兼ね備えた素晴らしいキャラクターだと思います。 なお最大サイズについては二番手に甘んじてはいるものの、 大半の場合はそれでも全く問題無いレベルに成長してくれますから、 却って中度半端な大きさの個体を前にこれ以上大きくなりますと説明すると、 世間一般ではまるで信じられないと言うような回答になり、 改めてこのカエルの凄まじさを実感させられる訳です。 爬虫類や両生類に限らずともとにかく面白い生き物を求めている人種にとって、 何か突出して極まった要素を持つものには得てして注目が集まり易く、 言い換えれば平凡よりも勢い良くぶっ飛んでいた方が好感度がグンと高まりますから、 この先カエル自体の人気がどうなろうともアフウシの魅力が色褪せることは到底無さそうです。 今回やって来たのは早くもオスと決め付けてしまって差し支えない、 生まれて一年も経たずして順調な生育状況を見せているミドルサイズ。 足着きの良さにはとことん拘られていた様子が見て取れる締まりの良い後肢、 脇腹には平均よりもやや濃い目の赤味がベッタリと色付き、 見た目も中身も隙の無い仕上がり具合が将来の凛々しい姿を約束します。 店内が暗転すると周囲に遠慮するかのようなか細い声で鳴き始めていますし、 念のため体をにぎにぎしたらゲロッと何発も軽快な音を発してくれましたので、 そのようにご理解下さればと思います。 マウスからコオロギ、 もちろん専用の練り餌まであらゆるものにしっかりと餌付いた手間要らずの健康体、 巨大化を目指すのであれば絶対に見逃せない優良株です。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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なかなか大きなその頭より重低音が轟く若くして念願のオスが確定した安心の飼い込みミドルサイズ! より大きくなるオスが欲しいけれど育てる楽しみも味わいたいというわがままな方へ捧げたい、 アフリカウシガエル・オスが入荷しました。 最強のペットフロッグのひとつに数えられるアフウシことアフリカウシガエルは、 事実上私たちが通常飼育できるカエルの中では最大クラスの体躯を誇り、 それでなくともツノガエルを初めとしたお座り系の中では一番の存在感で勝負できる、 自他共に認める屈指の人気種であることは間違いありません。 一家に一匹というのも決して大袈裟な表現ではなく、 例えば何かしら爬虫類や両生類を飼育しているお宅においては、 時折発生してしまう配り切れなかった餌の残りなどを、 そのままアフウシの元へお届けするいわゆる残飯処理という文化が根付いており、 そのお陰で飼い主にとっては気兼ねなく他のメンバーへの給餌が行えるというメリットがありますし、 もちろん受け手側のアフウシにとっても比較的安定した食事が望めるという訳です。 一匹いれば一生ものという感はもちろんありながら、 何故かアフウシの愛好家の中には同じアフウシばかりを複数育てている方も多く、 何がそんなに楽しいのかと問われれば返答に困ってしまうようですが、 とにかくひとりの人間を虜にする魅力というのか魔力というのか、 そのような不思議な力がこのカエルには備わっているようなのです。 今回やって来たのはオスらしく見えるベビーを見事に見定め育てられた、 アフウシフリークスの間では必ず取り合いになってしまうオス確定の飼い込み個体。 とりあえず体に対して頭部パーツがかなりの割合を占めていることと、 胸元のオレンジも大分はっきり発色し始めていたため、 恐らくそうではないかと思いむぎゅむぎゅしていたところ、 気持ちが良いのか悪いのか分からないような低めのボイスを発したため、 素直にオスと断定して宜しいのではないかと思います。 ほぼ全てのカエルがオスが小さくメスが大きくなる中で、 アフウシについてはお父さんがファイターとなり子供たちを守るという習性から、 オスの方が巨大になるというのは有名な話。 いやらしい話ですが巨大なものになると金額も跳ね上がってしまうため、 気持ちリーズナブルにオスを取得したいとお考えの方にはぴったりだと思います。 もちろんマウスから練り餌まで何でも食べますので、 ここからが本番といった具合で更なるでっぷり感を目指して頑張りましょう。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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なかなか手に入らないオス確定の飼い込み個体、顔立ちのどっしりとした格好良い掘り出し物です。 とは言えまだまだこれからが成長の本番、体が爆発するぐらいの勢いでドカッと食べさせまくり、 遠慮なく鍛え上げていきましょう。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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7/24追記:写真が少し前のものなのですが、現在鼻先のスレは大分消えかかっています。
完全に綺麗になったら写真を撮ってアップしたいと思いますが、
ご希望の場合はお問い合わせ頂ければ現在の状態を写真に撮ってお送りします。
このボリュームを手の平に乗せると幸せな気持ちになれます。 体重500gぴったりのもっちもちな健康児、 ワイルド飼い込みのアフリカウシガエルが入荷しました。 これぞ巨漢と言わんばかりのでぶりでぶサイズは写真などでもよく紹介され、 日本人の感覚からすると「これがカエル?!」と見る度にびっくりさせられます。 今この個体は両手で支えていますが、 本当に大きなものになると腕とお腹を使って担ぎ上げなければ到底その巨体を安定させることはできないでしょう。 国内でも昔から愛されていて、 いかにでかくするかを常に考えながらレース的な間隔で楽しまれている方もいらっしゃると思います。 鼻スレのあともありますが目立つ傷はありませんのでなかなか綺麗です。 手に持っていたらゲコゲコ鳴いたのでオスでしょう。 カエルの仲間では珍しくオスはメスよりも大きくなる種類ですので、嬉しいポイントなのは間違いないでしょう。 まだまだ発育途中ですが、この先たっぷりと餌を与えて末永くお付き合い下さい。 |
アフリカウシガエル (♂) Pyxicephalus adspersus |
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誰もが羨むオス確定の握り拳二つ分サイズから爆発寸前までたらふく食わせて目指せ限界突破! 横にばかり広がった肥満体型ではなく見るからに足腰のしっかりとした骨太健康児、 アフリカウシガエル・オスが入荷しました。 目の前にズドンと座っているのは皆さんお待ちかね、 人気のアフウシからこれまた特にリクエストの多い稀少なオス個体です。 五百円玉ぐらいの幼体を仕入れると必ず聞かれるのはオスが欲しいの一言、 半分冗談で仰っているのはこちらも承知の上ですが、 残念ながらベビーでは性別判断が極めて困難なため殆どおみくじ状態になってしまいます。 それでは何故そこまでオスにばかり極端に肩入れするのでしょうか。 普通カエルと言う生き物は産卵数を増やすなどの都合なのでしょう、 メスの方が少しでも大きくなろうとするのが常であるようなのですが、 本種に関してはむしろオスに大分引き離されてしまうほど小型で、 何しろ巨大になることが魅力のカエルですから必然的にオスの需要が高まるという訳。 私たちから見るとアフリカ大陸とはすなわち野生の楽園のような印象が強いのですが、 カエル本人にとっては外敵の数多く蔓延る危険な土地なのかもしれません。 代表的なエピソードにオスは全身全霊を懸けて自らの子孫であるオタマを守ると言うものがあり、 時にはスーパーお父さんとなって自分の体よりもうんと大きな動物へ果敢に向かって行くそうですから、 そのでっぷり感には重大な意味と計り知れない説得力が隠されていたのです。 今回やって来たのは片手に収めるのもいよいよ辛くなってきたなかなかの大型個体で、 何が嬉しいのかと言えば無理矢理肥大化させたような形跡が全く見当たらず、 地面に置けば普通のカエルと同じくピョコピョコ歩き回るその脚力には称賛の一言。 後肢を伸ばせばほらこの通り、 見事なまでにスレンダーな体付きには確かに牛クラスの強敵へも果敢に突進するポテンシャルを秘めていそうです。 お店に置いておけばちょっとした看板にもなる数年に一度の逸品、 でぶでぶでは無いため長さの割にそこまで重量感はありませんが、 適度に運動もさせながら軽やかで美しいシルエットを大切にしていきましょう。 |
アフリカウシガエル (XL・♂) Pyxicephalus adspersus |
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生半可な飼い込み期間では拝むことの叶わなかった成熟の二文字を存分に感じさせるナイスな強面! 目の前に立つだけでその戦闘力の高さがひしひしと伝わって来る滅多に出会えない超掘り出し物、 アフリカウシガエル・オスが入荷しました。 先日のテレビ番組でも大いに取り上げられていましたが、 確かにアフリカ大陸を代表する世界最大のカエルはゴライアスなのでしょう。 その事実は私たちがこの地球上で暮らしている限り変えられないのかもしれませんが、 少なくとも一般家庭で飼育が成り立つという枠組みの中では、 このアフリカウシガエルも十分過ぎるほどのポテンシャルを秘めており、 現実的にペットとして迎え入れることができると言うのは大きな付加価値になると思います。 我が国ではウシガエルと聞くとあまり良いイメージを持たれないかもしれませんが、 飼育動物として見た場合にはツノガエルの類と似たような雰囲気で接することができ、 それらは既に私たちにとって非常に馴染み深いペットフロッグと化していましたから、 このアフウシが活躍するステージは予め用意されていたようなものなのです。 カエルと呼ばれる生き物においては珍しくオス方が大型化する特徴があり、 生まれた幼生の群れをお父さんガエルがまるで子守をするように面倒を見るためと考えられていて、 つまり一センチでも一グラムでも大きくなってもらうために自ずとオスにばかり注目が集まるのですが、 何しろ幼い頃にはその判別が不可能な訳ですから、 ある程度育ったオスはそのサイズが膨れ上がるほどその価値も高まっていくのです。 今回やって来たのはフルサイズもいよいよ視野に入り始めた、 しかしまだまだこの先も存分に楽しめるかなり巨大に成長した長期飼い込みのオス。 個人的には待望の出物と言って差し支えない、 あまりにも幸運な巡り合わせに暫し店内で見惚れていたぐらいですが、 未来ある有望株をこのまま埋もれさせてはならないとリリースを決意した次第です。 何でしょう、この色気など全く感じられない妖怪のような佇まいは。 確かにこんな巨体であれば子供の数百匹、 数千匹も容易く守れるのだろうという説得力を漂わせて止みません。 特徴的な背部の畝は日に日にその溝が深さを増していくようで、 多少の乾燥にはびくともしない強靭な皮膚が体中を覆う様が見て取れます。 ただのマウスに飽き足らずそこそこのラットであればペロリと平らげてしまう、 底無しの胃袋を満たしてあげられる果敢な挑戦者へこのお宝を捧げます。 |
コガタアフリカウシガエル (M) Pyxicephalus edulis |
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たとえ大きく育ってもころんと真ん丸で愛らしい顔付きと体付きは健在のドワーフアフウシ! 本家アフウシのことを知った上でミニチュア版として楽しむのも一興な迫力満点の飼い込み個体、 コガタアフリカウシガエルが入荷しました。 ペットとして飼育できる最大級のカエルとして名高いアフリカウシガエルは、 幼体時のまるで日本のトノサマガエルのような風貌から一変、 怪物や化け物と言ったニックネームがお似合いのおどろおどろしい成体に仕上がることで知られていますが、 それの元亜種、現在では独立種としてさほど大きくならないタイプが存在しています。 かつては両者とも今ほどメジャーな種類では無かったため、 識別の難しい小さな頃に偽物を掴まされないように、 などと実に不憫なエピソードの持ち主でありましたが、 現在では大きくなるものと小さいままのものと明確に区別され各々楽しまれています。 確かに他人よりもより一層大きく育てた人が偉い、 と言ったような文化や風習が根付いているのは事実ですが、 皆が皆あのサッカーボール級のカエルを気軽に扱える訳ではありませんので、 あの存在感を味わいつつも二分の一ないしは三分の一スケールにまとめられたこちらドワーフは、 見方を変えれば新たな接し方が見出せることと思います。 今回やって来たのはいよいよ体表の畝が本領を発揮し始めた、 写真の撮り方によっては実寸より二倍にも三倍にも見えるどっしりサブアダルト。 ある程度育成されたこのサイズで改めて感じさせられるのは、 アフウシよりも頭部がスラッと長く上から見るとひょうたんのような体型が際立つこと。 本家の何処からでもかかって来い的な攻撃性の強い姿勢とは異なり、 何となく間抜けな脱力系の佇まいに癒しの要素が垣間見え、 最大でもベルやクランウェルのアダルト並みと常人でも気軽に触れるボリュームが実はミソなのです。 この先更にでっぷりとさせて重量感マシマシで眺めるのも良いですが、 あえてスレンダーなスタイルを維持することでドワーフらしさを残すのもあり。 現在は床が黒いケースにて飼育しているため体色が濃くなっていますが、 ウールなど明るめの素材を用いることでぼんやり淡めへと調整も可能です。 店頭への輸送時に受けた鼻先の擦れも大分治ってきました、 案外いない時には探し回っても見つからないのでお早めに。 |
コケガエル
Theloderma corticale |
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奇抜・斬新、そんな言葉が付きまとう独自の風貌を持ったカエルです。お客様委託のモッシーフロッグことコケガエルの入荷です。 ベトナム固有の非常に貴重なカエルですが海外で繁殖されたものが中心に流通し、近頃ではなんと国内CBも出回る程の人気種です。 名前と写真を見れば何も説明する事が無い位に分かりやすい姿形で、 体表は苔の様な色彩と感触まで擬態した素晴らしい外観です。 樹上性で国産のアオガエル科と同じ感覚で飼育すると良いそうです。 温度は室温で過度な高温は避けと蒸れに注意し、餌はピンセットからコオロギを食べますので飼育は比較的簡単です。 今回お客様委託の為、お安くご紹介致します。是非ご検討下さい。 |
コケガエル (L) Theloderma corticale |
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よく見るベビーサイズではなくきちんと飼い込まれた珍しい大型個体! ここまでボリュームが出るとディテールの凝ったつくり込みに余計感心させられます、コケガエルが入荷しました。 通称ベトナムモッシーフロッグ、その名の通りベトナムの固有種で流通量も限られている貴重なカエルですが、 棲息数や見かける機会が少ない云々という以前に、 もはやその風貌の全てがペット的にも学術的にも非常に珍しい存在と言えるのではないでしょうか。 生き物かどうかすら怪しいと思われても仕方のない出来栄えで、 日本人が見ればあぁこれは苔だ、 英語圏の人が見ればIt's mossyとついため息混じりで呟いてしまうことうけあいです。 同属の他種もベトナムやその周りのアジア諸国に分布していますが、 樹皮などに化けるタイプは意外性に欠ける感じも否めませんし、 何しろ全体的に小型の部類でインパクト不足の気もありますから、 苔という素材を選んでくれたことと属内でも大きくなる部類であるということは、実に喜ばしいことだと思います。 今でこそ国内繁殖の成功例があるものの、以前はCBと言えば海外のものが主流でしたが、 こうして比較的供給に安定感が出たことを本当に喜んでいるのは我々なのかもしれません。 というのも、日本庭園や盆栽などに見られる侘びや寂びといった独特の世界観に苔は必要不可欠、 苔のむすまでという歌詞まである位ですからその重要性は並大抵のものではないことが分かります。 本当のことを言えば、モッシーだなんて軽い語調で呼ばれた日には興ざめしてしまう恐れすらあり、 苔蛙と漢字二文字で書かれでもした方がその雰囲気をより感じられるというものです。 過去に当店でもベビーを取り扱ったことはありましたが、今回はあまり見かけないフルサイズに近い一匹。 飼育下で育てられてこの大きさというのが何より有難いです。 体色もきちんとモスグリーンと分かる部分があり評価は高いです。 性別は不明としましたが、現状で鳴く様子もなく抱きダコも見当たらないのでメスでしょうか。 飼育の基本はモリアオガエル風で構いませんが、思い思いのレイアウトを試行錯誤してお楽しみ下さい。 |
ジュウジメドクアマガエル (ベビー) Trachycephalus resinifictrix |
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その可愛らしさ故に是非これぐらいの大きさから始めて頂きたい日本のアマガエルサイズ! 名前の恐ろしさを無視することはできませんが正しい知識があればさほど恐れることも無い、 ジュウジメドクアマガエルが入荷しました。 あえてこの正式名称を冒頭に持って来たのは黙っている訳にはいかないからなのですが、 それと同時にきちんと知っていさえすれば怖がらなくても良いことをお伝えしたかったからです。 英名をミルキーツリーフロッグと言い、こちらの方がより有名な呼び方だと思いますが、 よく言われる通りホルスタインのようなカラーリングが特徴的なため、 乳牛をもじってミルキーなんだと思われているケースも少なくないでしょう。 しかし本当はドクアマガエルの名の通り、 身の危険を感じた時に体表から乳白色の毒液を分泌することが真の由来であって、 結局のところ日本語でも英語でもその意味することは変わらないのでした。 実際に飼育してみるとよく分かりますが、 そんな乳液のようなものを目にすること自体が稀ですし、 そもそも樹上性のカエル自体素手でベタベタと触るものではありませんから、 一定の節度を持って接していればお互いにトラブルを感じることは少ないと言えます。 そんなことよりも自然界にこれほど素晴らしいデザインを持つカエルがいるのかと、 確かに色使いだけ見れば他に全く例が無い訳ではありませんが、 ごく一般的なペットとして平然と販売されている事実に改めて驚かされます。 今回やって来たのは成熟した時に見せるぼちぼちの迫力は一旦忘れて、 暫しこの愛くるしさに没頭したい人差し指の先に乗るぐらいのスモールサイズ。 この大きさでも特徴的な白黒の模様や青空を映したように爽やかなブルーが全身を彩り、 写真から飛び出したような美しさを間近で体感することができるでしょう。 ツリーフロッグの類にしては環境にもさほどうるさくないため、 何となく神経質で気を遣うイメージの強いこの手のカエルにしては、 空中湿度や通気性など多少なりともざっくばらんな付き合い方ができると思います。 色目的にも近頃流行りのブロメリアを中心にまとめた南米系ビバリウムによく合いますし、 生活の大部分を壁面で過ごしますから地面のか弱い下草たちをなぎ倒すこともあまり無い、 お勧めのカエルのひとつです。 |
ジュウジメドクアマガエル (♂) Trachycephalus resinifictrix |
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爽やかなソーダの香りが全身より湧き出でる美しさと飼い易さを兼ね備えた人気のツリーフロッグ! 百円玉ぐらいの大きさを想像していると度肝を抜かれる飼い込みでっぷりサイズ、 ミルキーツリーフロッグ・オスが入荷しました。 英名のミルキーと結び付けられるのはまるで乳牛のような体の模様ですが、 実はこんな変わった名前になってしまったのには外見ではなく別の所に理由があります。 和名ドクアマガエルが指す通り、 身の危険を感じると体表から乳白色の粘着液を出すことがその由来なのですが、 ご覧の通り指先に留まらせることをそれほど恐れることはありません。 もちろんお勧めすることも決して致しませんが、 ペットとして普及し始めて以来さほど大きな被害は聞かれませんので、 今となってはむしろ見た目のインパクトの方が先行し、 そんな事実も忘れ去られようとしているのかもしれません。 冒頭の注意事項はさて置いて、 綺麗な体色と抜群の可愛らしさから絶大な支持を集めるアマガエル界の新たなエースは、 飼育が容易でかつ見た目の奇抜さも捨て難いと言う欲張りな方にはぴったり。 基本的に流通するのは繁殖された幼体ばかりですが、 今回はそんな幼い頃からしっかりと育てられた長期飼い込み個体がやって来ました。 この域にまで達するともはやイエアメ的なボリュームさえ味わうことができますが、 実際の扱い方もそれに殆ど準ずるような格好で別段問題は無く、 一言で表すと見た目のエキセントリックなイエアメガエルだと思えばグッと身近に感じられるでしょうか。 必要な環境要因もそれほどシビアなものではなく、最低限体ごと浸かれる水入れを設置した上で、 後は乾燥し過ぎないように霧吹きをしながら湿度をキープできる状態にし、 ぼちぼち登れるようなセッティングを施してやればほぼパーフェクト。 もちろんこれ以上盛り込んでレイアウトに拘っても良いですし、 シンプルな住まいで個体をじっくり観察するのも決して悪くありません。 上陸したてに程近い極小サイズでは育てるのに一苦労する場面もあるようですが、 これだけがっちりとしていれば向かう所敵無しと言った具合で、 初めての樹上性ガエルとしてお迎えするのにも良いでしょう。 念のためあまり素手でベタベタと触り過ぎないことと、 別の飼育動物がいる場合には一番最後にこのミルキーの世話をするなど多少の気を遣うぐらいで大丈夫。 高温や過乾燥への耐性も高い本当にペット向きなカエルのひとつです。 |
ミナミヘラクチガエル (EUCB) Triprion petasatus |
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鼻先を二回も踏ん付けられたような顔立ちが奇抜過ぎるただのアマガエルに飽き足らない人向けの珍種! 異様な風貌に似合わずピンセットから何でも食べる抜群の食欲が安心の飼い込み個体、 ミナミヘラクチガエルが入荷しました。 和名を耳にする前からその訳の分からないシルエットが目に焼き付いて離れませんが、 またの名をダックスビルと言い、ダックはアヒル、 ビルは唇と言いたいところですが鳥の嘴を意味する単語で、 もはや直訳するまでもなくおおよその意味は嫌でも伝わって来るであろう、 世界中に何千種類もの仲間たちが暮らしているカエルという生き物の中でも相当に只者ではないヤツ。 何も己を着飾りたいだとかそういう俗っぽい欲望から成り立つのではなく、 あくまでも隙間に挟まり身を潜め入り口に蓋をすることがこのカエルの生き甲斐らしいのですが、 だからと言ってもう少し容姿に気を遣うことはできなかったのかと余計なことを考えてしまいます。 しかしながらそんな心配を他所に、 上陸したばかりの幼体は少し色が変わっていて扁平なアマガエルとして見過ごされてもおかしくない感じなのですが、 成長に連れて次第にその本性を現すかの如く口先がにゅにゅっと延び始め、 最終的には天狗の鼻もびっくりのフラットアンドロングノーズへと仕立てられる模様。 こういった自然が創り出す造形美には嫌でも惹かれてしまう場合が往々にしてあり、 例えばヘラチョウザメなどがその良い例として挙げられるでしょうか。 どうしてそうなったと思わず突っ込みたくなるほどの強烈なインパクトが、 私たちにとっては感動や衝撃およびそれに伴う飼育欲へと移り変わっていくのです。 今回やって来たのは何故こんな面白いカエルのCBが易々と手に入るのか冷静に考えてみると不思議でならない、 ベビーサイズより半年から一年ほどかけてコツコツと育てられ、 飼い主の顔を見るなり親しげに近寄って来ては餌をねだる素晴らしい安心サイズ。 意味不明と言うと語弊がありますが、 このぶっ飛んだデザインとは裏腹に意外と環境への順応力は高く、 下手なツリーフロッグよりもずっとタフで素直なところがそのギャップも相まって実に好印象。 あまりにも食欲旺盛なので試しにグラブパイを与えてみたら一瞬にしてペロリ、 この時点で全ての心配事が消え失せ凄まじい愛着が一気に込み上げて来ました。 何でも安定供給が長続きするような種類ではないそうですから、 目の前に現存する内にいち早く手中に収めておきましょう。 |
コータオヌメアシナシイモリ
Ichthyophis kohtaoensis |
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全身に漲る訳の分からなさに歓喜と困惑の念が激しく交錯する嗚呼念願の陸棲無足類! 変態の宴には欠かせない屈指の美麗種でありながらその優れたスペックは初めてのゲテモノに最適です、 コータオヌメアシナシイモリが入荷しました。 両生類はイモリとカエル、 つまり有尾目と無尾目のふたつに分けられると言うのがごく一般的な認識かと思いますが、 その陰にはまるで社会の目から逃れるかのようにもうひとつの隠れたグループが存在していました。 その名も無足目、もはや足以外にも何か大切なものを根こそぎ奪われているような気がしますが、 それは置いておくとしても非常に珍奇なこの仲間、 いわゆるアシナシイモリと呼ばれる変わり者の集団がここに属しています。 最も有名なのはラバーイールの愛称で知られるミズアシナシイモリ、 あの強烈なイメージから水中をニュルニュル泳いでいるものだと決め付けられているようですが、 実はもう少し突っ込んで調べてみると陸上で暮らす奴らもいることが分かり、 ミミズトカゲでは駄目なのかと言う質問が飛んできそうですが、 きっとこの容姿で土に潜っていて両生類ですという事実が大きなポイントなのでしょう。 源流は肺魚好きから来ているのかもしれません、 恐らく何かの粘膜に包まれている感がそういった人種の心を満たしてくれるものと思われます。 何を隠そうこの私も陸棲のアシナシイモリにはおよそ三年ほど恋焦がれており、 如何せんマイナー過ぎるため今日までなかなか良い機会を掴めずに燻ぶっていたのですが、 この度ようやくチャンスが巡って来たため遂に感動の出会いを果たすことができました。 今回やって来たのは体側のイエローストライプが一度見たら忘れられないかの有名なコータオ、 せっかく飼うなら絶対にコータオからと心に決めていたのは私だけではないはずです。 何故なら水棲種は水質の問題など何処かハードルの高さが感じられますし、 そうでなくとも大半の種類が単色で区別がし難く、好きになる取っ掛かりを見出すのが大変ですから、 特徴の分かり易い本種はビギナー向けの秀逸なキャラクターだと思います。 パンパンに膨れ上がった筋肉質のボディは辺り一面に卑猥なオーラを放ちまくり、 目の下にある可愛い突起をこまめに出し入れするあの仕草は気味の悪いことこの上なく、 それに伴い後頭部と喉元をひくひくと震わせながら這いずり回る猥褻な姿に二度興奮してしまいました。 遠くから眺めているだけで絶妙な寒気に口元がニヤつき、 いざ手に取って持ち上げると鳥肌が立つ適度な不快感が実に心地良く、 これに慣れたら更に強い刺激を求めてよりマニアックな稀少種に挑んでいる自分がいそうで恐くなります。 環境に馴染むまではやはり土に潜っている時間が長いのですが、 暫くして慣れてくると餌を求めて地表に露出しては、 あろうことか飼い主に催促までするようになるらしいので楽しみに待ちましょう。 既に30センチありますがコータオ50センチ説は本当なのでしょうか、謎は深まるばかりです。 |
カイロトゲマウス (国内CBベビー) Acomys cahirinus |
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服を着せればスチュアートリトルを彷彿とさせるカイロトゲマウスの店内CBです。つぶらな瞳と大きめの耳がとてもキュートでたまりませ ん。大人のサイズで13cm程で、人馴れもしやすく、飼いやすいネズミです。トゲマウスとトゲネズミで混同されがちですが、きちんと日本 の天然記念物でトゲネズミというのがいるそうです。このトゲマウスも規制後は徐々に貴重種になってきています。手の平やヒザに乗せて 一緒に遊んであげて下さい。他のマウスと違い臭いもあまりなく、元々過酷な環境に棲んでいるからか水切れにも強いです。慣れるまでは 逃亡にご用心。 |
カイロトゲマウス
Acomys cahirinus |
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服を着せればスチュアートリトルを彷彿とさせるカイロトゲマウスのヤングサイズが入荷しました。 つぶらな瞳と、大きめの耳がキュートです。大人のサイズで13cm程で、人馴れもしやすく、 飼いやすいネズミです。トゲマウスとトゲネズミで混同されがちですが、きちんと日本の天然記念物で トゲネズミというのがいるそうです。このトゲマウスも規制後は徐々に貴重種になってきています。 今なら早い者勝ちでペア取りできます。手の平やヒザに乗せて一緒に遊んであげて下さい。 他のマウスと違い、臭いもあまりありません。慣れるまでは逃亡にご用心。 |
ピグミーヘッジホッグ (ノーマル&ホワイト) Atelerix albiventris |
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流通の大半を占める海外養殖ものでは無く飼い主と共に育まれた愛の結晶の国内繁殖個体! 輸入個体よりも馴れ易いと定評のある日本生まれの可愛いベビーサイズ、 ノーマルとホワイトのピグミーヘッジホッグが入荷しました。 ヘッジホッグ、直訳すれば生垣のブタ、何処となく日本の某アニメ映画のような響きですが、 飛ぶことはできなくともただのブタでは無く、と言うよりそもそもブタではありませんし、 和名のハリネズミに倣ってネズミなのかと思えば実はそうでもありません。 ハリネズミにはハリネズミ目と呼ばれる独立したグループが与えられ、 大昔にはいわゆる食虫目と呼ばれていたモグラなどと同じグループにまとめられていて、 齧歯目と呼ばれる本当のネズミたちとは全く異なった動物であることが分かります。 雑食性で食べれるものは何でもござれと言ったネズミのイメージとは違い、 一応果実なども口にはするようですが旧名の通り主に昆虫が大好物で、 ヘルシーな動物質の餌を好んで食べています。 表向きでは人に懐くことは無いと言われていますが、 距離を縮めることができれば顔を合わせただけで近寄って来たり、 まるでお散歩をしているかのようにてくてく後を付けて来たり、 付き合い方次第では警戒心を解いてやることも難しくはありません。 最も分かり易いのは体を丸めた防御態勢が平常に戻る、 即ちトランスフォームを解除するまでの時間が短くなり、 手で掬い上げても全く丸まらずに触ることができるようになれば、 その状態では背中の針がまるで体毛のようにちっとも痛く無かったりして、 そうして得られる達成感にはなかなかのものがあると思います。 時に爬虫類的とも表現される通り、 コミュニケーションが必須では無いと言う点は色々な意味で有難く、 例えば多忙なシーズンに遊びを強要されることも無ければ、 夜中にケージ外へ出して欲しいとせがまれ起こされる心配も少ないので、 あくまでもこちらのペースでまったりと付き合うことができます。 また虫が好きだからと言って絶対に与えなければならない訳ではありませんので、 専用のフードだけでもおおよそ健康に育てることができますし、 或いはコミュニケーションツールとして好物を上手に用いれば互いの関係もより深まることでしょう。 今回やって来たのはオスのノーマルとホワイト、そしてメスのノーマルが二匹の計四匹。 まだ生後数か月の幼いお年頃ですが体付きもしっかりとして準備万端です。 |
ピグミーヘッジホッグ (ノーマル・Pr) Atelerix albiventris |
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ハリネズミブームに伴い海外からの輸入ものが増える中で未だ数の少ない嬉しい国内ブリード! 離乳後一人餌になり直ぐにリリースされた安心かつ最も愛らしいベストタイミング、 ピグミーヘッジホッグ・ペアが入荷しました。 明確な姿は想像できなくとも名前ぐらいは誰しもが知っているであろう、 非常に知名度が高く決して人から嫌われるような所も無い、 珍獣として最も有名な種類のひとつに数えられるハリネズミ。 ヨーロッパの方へ旅行に行かれた方などはもしかしたら経験があるかもしれませんが、 あちらでは庭先にひょっこり現れる野生動物としても知られており、 我々日本人にとっては体中が無数の針に覆われていると言うだけで非常にエキゾチックに感じられるものですが、 案外人々の生活のすぐ傍で暮らしている身近な存在とも言えます。 昨今ではいわゆるペットブームに乗っかり、 エキゾチックアニマルと呼ばれるペットとして飼われる哺乳類の中でも一風変わった雰囲気を持つ、 それでいて飼育にも現実的な種類が数多く紹介されるようになりましたが、 極端に珍しいものは金額的にもかなり敷居が高くなってしまうものの、 反対に初めての方でもチャレンジし易い仲間には殊更注目が集まっているようです。 今回やって来たのはお客様繁殖個体の子ハリが二匹、 しかも雌雄揃ってご紹介できるまたとないチャンス。 カラーは野生体色のノーマルなのですが、 ハリネズミの世界では意外にも色合いの異なった改良品種では無く、 至って普通の純正色が根強い人気を誇っているようで、 何でも鼻先が黒くなる特有のタヌキ顔が楽しめるからなのだそう。 小動物はその大半が高温に弱く冷房必須とも言われていますが、 実は現在広く親しまれているヘッジホッグたちは暑さにもかなり強く、 人間が汗ばむような室温でも案外平気で暮らすことができるため、 この数年で爆発的に普及しているのにも頷けます。 既に専用の人工フードにも餌付いているため育てるのは楽々、 ペットとして可愛がるのはもちろんのこと、 ゆくゆくはご自宅で繁殖にも挑戦して頂きたい夢の膨らむ幼馴染たちです。 |
ピグミーヘッジホッグ (シナモン・♂) Atelerix albiventris "var" |
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ピグミー感の全く感じられない立派なジャンボサイズ! 可愛らしさと格好良さを兼ね備えた飼い込み個体です、ピグミーヘッジホッグ・オスが入荷しました。 アフリカハリネズミ、通称ピグミーヘッジホッグは現在ペット用のハリネズミとして広く普及し、 飼育もさほど難しくないことからペットショップやホームセンターなどで見かけることができます。 本種は大きくなってもオスで500gほど、メスで400gほどと飼育するのに手頃な体格で、 アフリカ種の実に倍近く大きくなるヨーロッパハリネズミと比べればその小ささは一目瞭然、 ハリネズミブームの火付け役となったことにも頷けます。 販売されるものは国内のブリーダーによる繁殖個体も多く、 また様々な色彩変異のタイプも出回っています。 今回やってきたのは針の色が白く抜けたシナモンという品種で、 黒っぽい野生型の色合いと比較するとよりペット的な可愛らしさが際立つカラーリング。 しかしそんなことよりも凄いのは個体のサイズで、 フルアダルトマックスと思われるこのボリュームを目の当たりにすれば色々な意味で裏切られた気分になります。 全長は伸び縮みするので分かりにくいですが、体重はなんと堂々の480g。 許容範囲にはなんとか収まっているようですが、 流通の殆どがベビーである現状でこんなデカい個体がやってきては驚きを隠せません。 時に可愛い顔を見せても無駄、 普通にカッコいいです。 大きくなり過ぎてどうもすいませんでした。 大きな大きなピグミーヘッジホッグ、その矛盾と迫力をお楽しみ下さい。 |
ピグミーヘッジホッグ (ホワイト) Atelerix albiventris "var" |
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毎年恒例のブリーダーさんから可愛らしい2頭がやってきました。 ウリ坊に針が生えた様な大変愛くるしいエキゾチックアニマルです、 お客様委託のピグミーヘッジホッグ・ホワイトの入荷です。 体に針を装備した動物はハリモグラやヤマアラシなど他にもいくつか知られていますが、 実際に飼育できてより身近に感じられるのはハリネズミです。 ”ヤマアラシのジレンマ”というお話もあるように、 この姿からして可愛がりたくても痛くて触れないのではと思ってしまいますが、 共に暮らしていく内にハリネズミと飼い主とのお互いの緊張感が解けていくことで 針を立てなくなり手の中でスヤスヤ眠らせることもできます。 野生型ではこげ茶色のような色彩ですが、 こういった改良品種のものも繁殖が進んでおり比較的目にする機会も多いです。 今回は生後2か月と半年の子ですので初めて飼われる方にも安心。 食虫目に属するので餌は高タンパクの動物質のものを与えて下さい。 ハリネズミ専用フードも市販されている様ですが、 フェレット用飼料が入手し易い餌の中では栄養バランスがよく使い易いです。 鼻をクンクンさせ歩き回ったり丸まって寝たりとよくキャラが立っていて可愛らしいペットです。 |
ピグミーヘッジホッグ (ホワイト) Atelerix albiventris "var" |
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ウリ坊に針が生えた様なキュートな外観が人気のエキゾチックアニマルです。 お客様委託のピグミーヘッジホッグことハリネズミのホワイト品種の入荷です。 ハリネズミは針の色によっていくつかの品種に分けられており、白い体色を持つものではシナモンとホワイトがありますが、 ホワイトではより白い針の色を持つとされています。 今回の個体も肌まで白く透き通りとても綺麗な色彩です。 今回お客様ブリードの個体で、生後2ヶ月ですから弱々しさも無く初心者の方も飼いやすいと思います。 食虫目に属するので餌は高タンパクの動物質のものを与えて下さい。ハリネズミ専用フードも市販されている様です。 馴れてくると針を立てずに抱っこもできる様になります。 鼻をクンクンしながら手の平を歩き回る姿に癒されて下さい。 |
ピグミーヘッジホッグ (ホワイト) Atelerix albiventris "var" |
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以前出して頂いたお客様のお宅でまたまたベビーが生まれました。皆クオリティの高い個体達です、 お客様委託のピグミーヘッジホッグ・ホワイトの入荷です。今回入荷した品種は、 白い体色を持つシナモンとホワイトの内の上級品種であるホワイトです。シナモンでは地肌に近い部分で茶色が残る傾向がありますが、 ホワイトでは地肌はピンクで針の根元から真白に色抜けしとても上品な色彩です。 生後およそ2ヶ月位ですから弱々しさも無く初めての方も飼いやすいと思います。 食虫目に属するので餌は高タンパクの動物質のものを与えて下さい。ハリネズミ専用フードも市販されている様ですが、 フェレット用飼料が入手し易い餌の中では栄養バランスがよく使い易いです。馴れてくると針を立てずに抱っこもできる様になります。 鼻をクンクンさせ歩き回ったり丸まって寝たりとキャラ立ちしていて可愛らしいペットです。 |
チンチラ (グレー・♂) Chinchilla lanigera "var" |
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エキゾチックアニマルとしては最高品質の滑らかな手触りを是非ご家庭で! 何の手も加えられていない無垢な姿が可愛らしい、グレーカラーのチンチラ・オスが入荷しました。 ペットの世界を飛び出してファッション業界では絶大な知名度を誇る、 いずれにしても稀少価値の高さは折り紙付きの珍生物。 柔らかな綿毛が高い密度で敷き詰められた、 しっとりとしたきめ細やかな肌触りが最大の特徴で、 もちろんペットとして付き合っていく上でもプレミアムな存在感を発揮してくれます。 チリの山岳地帯に集団で生活すると言われていますが、 現在愛玩用や毛皮用として流通しているのは全て養殖された個体で、 野生での棲息数は激減しているため、 こうして手元に置いて可愛がることができるのは本当に恵まれていると思います。 食性はほぼ完全な植物食で、あまりにおいが気にならない所も長所のひとつと言えるでしょう。 寿命は長く優に十年以上、上手く飼えば二十年近く長生きさせることも可能です。 今回やって来たのは野生体色とされるグレーのオスで、 元気に飛び跳ねたり砂浴びを嗜んだりと順調な様子。 抱っこした時の言葉には言い表せない満足感を是非確かめに来て下さい。 |
チンチラ (シナモン・ブラックベルベット) Chinchilla lanigera "var" |
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毛色としてはなかなか珍しいシナモンとブラックベルベットの相性ばっちり若夫婦! 小動物と一括りにするには存在感があり過ぎる愛嬌たっぷりの二匹です、チンチラ・ペアが入荷しました。 ハムスター、モルモット、チンチラ、何となくそんな響きで並べられることの多い齧歯類の仲間たちですが、 ペット用にも普及しているこのチンチラが実はCITEST類であることをご存知でしょうか。 アンデス山脈はチリに固有分布するこの動物は養殖が盛んに進められ、 今や野生とは切り離された愛玩動物としての地位を確立しており、 こうして私たちの家庭に迎え入れることができるのは非常に喜ばしいです。 齧歯と聞くと真っ先に思い浮かべるのがネズミ算、 とにかく殖えて殖えて殖えまくるイメージが強いと思います。 このチンチラは大変に寿命が長く、上手に飼えば二十年近く生きるものもいるようですが、 その代わり繁殖力はさほど強くはなくワンシーズンに一、二頭ほどしか出産しないそうで、 より稀少性を高めていると言えます。 今回やって来たのはやんちゃで好奇心旺盛なシナモンの男の子と、 しっとり穏やかなブラックベルベットの女の子。 ご存知の通りチンチラの原種は平凡なグレーなのですが、 シナモンは何処となく親しみ易いカラーリングが人気です。 一方で体色が完全に黒くなるものは大変珍しく、 ベルベットと言うのはお腹だけが白くなるものをそう呼びますが、 ブラックの高級感のある雰囲気が手触りの良さも相まってとても魅力的です。 野生では元々複数匹で集団行動をしているようで、 この二匹も常に同居させていますがふたつある隠れ家を行ったり来たり、 どちらかが強くどちらかが弱いということも無く心地良さそうに同じケージ内で暮らしています。 オスは一歳半、メスは一歳とそろそろ繁殖行動が見られてもおかしくないお年頃ですから、 スペースに余裕があれば雌雄揃ってお迎えしてみては如何でしょうか。 どちらもお値打ちに設定しましたが、ペアの場合は大特価にてご案内致します。 ブログでも詳しくご紹介していますので、こちらも併せてご覧下さい。 |
ヒメハリテンレック (国内CB) Echinops telfairi |
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マダガスカルの木登りハリネズミとして知られる珍獣テンレックの貴重な国内繁殖個体! 爬虫類ショップらしくグラブパイやレオパゲルなどにも餌付けて育てている2015年7月生まれ、 ヒメハリテンレックが入荷しました。 冒頭で申し上げたことをいきなり訂正しなければなりませんが、 テンレックとはかつてハリネズミと同じ仲間に括られていたマダガスカル出身の小動物で、 しかしながら現在では彼らとは殆ど関係の無い別のグループに属しているとされ、 同じくアフリカ系のツチブタやゾウなどにむしろ近縁であると言われています。 体表に針を備えた動物と言う点では他にもハリモグラが挙げられますが、 あちらはカモノハシと同じ仲間なのでこれまた丸っきり関係無く、 それぞれがそれぞれの土地で似たような進化を遂げた収斂の一例としてしばしば語られることがあります。 エキゾチックアニマルとして大変に普及しているハリネズミと比較すると、 針の質感が柔らかくそこまでブスブスと手に刺さるような感じでは無くて、 おまけにダンゴムシのような丸まり行動をあまりしないことから、 普通に手に載せていても不都合を感じず容易に触ることができます。 また樹上性であるため指が長く握力もしっかりと感じられ、 物を握るような仕草はまるでサルそのもの、 手の上でぶら下げていても簡単には落ちない安心感があります。 顔は間抜けで化粧っ気のないすっぴんさんですが、 何となく性格も呑気な感じで付き合っていても気疲れしないところは有難いです。 冬季など活動が鈍る時には周囲の気温に合わせて自らの体温を下げ代謝を落とすことができたり、 トカゲなどと同じくいわゆるお尻の穴がひとつしか無い総排泄腔と言う仕組みを持っていたり、 元来夜行性であまりベタベタとコミュニケーションを取る必要が無さそうだったりと、 何となく爬虫類的な趣きに溢れたある意味我々にとっても馴染み易い珍奇な小動物です。 今回やって来たのは国内で繁殖された生後一年半ちょっとのヤングアダルトで、 反転法にてペニスの確認を試みましたが今のところ目視できずメスなのではと考えています。 昨今ではコオロギなどに代わる昆虫食用の専用フードも登場していますので、 これまで以上にこの手のエキゾは扱い易くなるのではないでしょうか。 同じく木登りの巧みなトカゲを飼育するようなレイアウトを施しても面白いと思います。 国内で殖やされているとは言えなかなか流通しませんので、 ご興味のある方はこのチャンスをお見逃し無く。 |
ヒメミユビトビネズミ
Jaculus jaculus |
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嬉しい事に輸入が再許可されまた姿を見る事ができました。サハラ砂漠からやってきたヒメミユビトビネズミの入荷です。 この仲間では超ミニマムサイズのピグミージェルボアが有名ですがあまりに小さく寿命も短い為、 ペットとして飼うにはヒメミユビがベターかと思います。 名前の通り発達した後足で砂地の上をピョンピョンと跳ね回り、 その跳躍力には驚かされます。 また砂を掘るのも好きなようで、 散々動き回った後はこんな格好や、 こんな格好で熟睡しています。 尻尾は二足歩行時にバランスを取る為か長く伸び、 先はふさふさの毛が生えています。希少なエキゾチックアニマルですが厳しい環境で暮らしている為かとても丈夫で、 特に水切れには強く餌の葉野菜から水分を摂取すれば特に水を与える必要はありません。 回し車を入れてあげると大喜びで長い足を一杯に伸ばして走りまくります。 これが最後のチャンスかもしれません。以前より探していた方は是非この機会に。 |
オオミユビトビネズミ
Jaculus orientalis |
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超稀少なエキゾチックアニマル! ちょっとぶさいくな顔付きが愛らしいお店のアイドルがやってきました、 オオミユビトビネズミの入荷です。 2005年9月1日から輸入禁止となってしまった齧歯目、 通称ジェルボアの名で親しまれるトビネズミの仲間も例外ではありませんでした。 国内で紹介され人気が高まってきた矢先にこのような出来事があり、悲しまれた方も大勢いるでしょう。 奇抜なスタイルを持つネズミで、 後肢のみで行動するためティラノサウルスのように前肢は小さく隠れて見えません。 また尻尾は長く耳も大きくどこから見ても変わった生き物ですが、 砂漠という過酷な環境に棲息しているせいか極めて丈夫で飼育は容易。 水切れにも大変強く殆ど水分を摂らずに生活できるそうなので、 与える餌はペレット系の飼料と葉野菜の組み合わせで問題ありません。 今回やってきたのは当時からの飼い込み個体で、すっかり大きく育った危なげのないアダルトサイズ。 今となってはとても珍しいトビネズミの姿を再度見れたことには嬉しく思います。 基本的にスキンシップを好まない仲間ですが飼い込み期間が長かったお陰か、 ケージの扉を開けるとこちらにピョンピョン跳ね寄って来て可愛らしいです。 お探しの方はお早めにお問い合わせ下さい。 |
ピグミーオポッサム (♀) Monodelphis domestica |
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生まれた子どもをわらわらと抱きかかえる光景が今から待ち遠しい即戦力のメス! 元々ペットとして飼われていた個体ですが繁殖用にも、ピグミーオポッサム・メスが入荷しました。 一見してネズミのような容姿ながらこれでも立派な有袋類の仲間である、ハイイロジネズミオポッサム。 オポッサムの仲間たちの中ではすこぶる小さいことが一番の特徴で、 ハムスターやフクロモモンガなどと同じ感覚でお世話をすることができるエキゾチックアニマルです。 樹上性で長い尻尾をバランス良く使い木の上を走り回るシーンは有名ですが、 愛情を持って接していれば飼い主にもよく馴れる可愛らしさも持ち合わせています。 店頭にやって来たばかりの頃は新居に落ち着かないのか部屋の窓から辺りの様子を窺っていましたが、 最近では環境に慣れてくれたお陰で外出する姿を頻繁に見かけます。 機嫌の良い時には夜行性にもかかわらず昼間からお散歩に出掛け、 人影が近付くと親しげに鼻先でご挨拶をしてくれることも。 お尻の周りの毛が抜けてしまったまま届きましたが暫く飼育していて幾分生え揃ってきましたので、 この調子で栄養を付けてあげれば大分元通りになるでしょうか。 出産数が多いため過密スケジュールで繁殖を行うと体力を消耗してしまいますが、 大切に育てれば寿命も八年ほどと長く、現在は一歳半ですがこの先も長いお付き合いが可能です。 餌はあくまでも雑食性のフードを中心に、 アクセントとして昆虫などの動物性タンパク質を添加してあげると調子が良く、 繁殖を目指す場合にもそのようなメニューで臨めば良い結果に繋がるのだとか。 もちろん家族として愛でて下さっても嬉しいのですが、 元々当店で種親用にと考えていたこともあり、 どなたかオスをお持ちの方がいらっしゃればお役立て下さい。 |
ピグミーオポッサム (Pr) Monodelphis domestica |
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こんな顔して有袋類! 見た目も生態も非常にエキゾチックな稀少生物です、ピグミーオポッサム・ペアが入荷しました。 写真を見て正体が分からなくても、 オポッサムという名前だけは耳にしたことがある人も多いかもしれません。 和名はハイイロジネズミオポッサムと言い、南米の森林に棲息する夜行性の動物で、 パッと姿を見ただけではネズミのような格好をしていますが、 口を開けるとギザギザとした歯が並びそうでないことが分かります。 有袋類と聞くとコアラやカンガルーなどオーストラリアの生き物が頭に思い浮かびますが、 このオポッサムも同じく胎児の状態で子供を産み母が体外で育てるという特徴を持っています。 しばしばテレビ番組などで紹介される、 母オポッサムが自分の子供をわんさか抱えて大変そうにしているあの姿をご覧になったことがあるでしょうか。 ピグミーオポッサムは育児をする為の袋を持たないため、 常に子供がむき出しになった状態で世話をしなければならないという、 なにか罰ゲームのような苦労をして一生懸命ベビーを育てます。 しかもよせば良いのに多い時は10匹以上出産するので、 子供たちも必死になって空いたスペースにわしわししがみ付き、 実に奇妙な光景ができあがるという訳です。 環境が変わったばかりの時期は少々落ち着きがないものの、 愛情を持って世話をして上げればすぐに警戒心を解き、手に乗せて遊ぶこともできるようになります。 飼育下での餌はこれといって答えがないようですが、 雑食なのでキャットフード、フェレットフードなどを中心に昆虫類を与えておりよく食べています。 木登りを楽しめるようなレイアウトを施しても面白いでしょう。頑張って繁殖にも挑戦してみて下さい。 |
デグー (パイド・Pr) Octodon degus "var" |
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アンデスの歌うネズミと言うとてもお洒落なニックネームで知られる人気爆発中のデグーマウス! 異名の由来となったバラエティ豊かな鳴き声に象徴される賢さが何よりの魅力、 アグーチカラーのパイドデグー・ペアが入荷しました。 チリのアンデス山脈、高山地帯を原産とする齧歯類の仲間であるデグー。 こと爬虫類の世界ではテグーと呼ばれるこれまた南米産の大型トカゲが有名で、 あまりにもそっくりなことから名前だけなら知っていると言う方も多いと思います。 奇しくもテグーについて調べようとすると、 もしかしてデグーと訂正されてしまうほろ苦いエピソードもしばしば聞かれますが、 今回ご紹介するのは本家、と言っては語弊がありますが小動物の方のデグーです。 同じ土地には最高品質の毛皮としてその名を知らしめるチンチラが棲息していますが、 このデグーはチンチラのミニチュア版的な趣きも感じられ、 粗食に耐える完全な草食性と言う点や綺麗好きで砂浴びを行う点、 特に岩場をぴょんぴょん飛び跳ねていそうな暮らしぶりなどはよく似ています。 気になる手触りはサラふわ系、 手に乗せればずっと撫でていたくなるしっとりとした毛質は、 飼い主だけが心行くまで堪能することのできる贅沢なご褒美のよう。 寿命は5年から8年ほどとただのネズミでは無いと言わんばかりの育て甲斐がたっぷり、 様々な鳴き声を使い分けるコミュニケーション能力の高さは言うまでも無く、 芸を学習したり道具を使うことを覚えたりと高いポテンシャルを秘めているため、 単なるペットに留まらない家族的なお付き合いも十分に楽しむことができるでしょう。 複数匹で飼育すると本当に合唱しているかのように会話を楽しむシーンも見られ、 その社会性の高さを目の当たりにすればデグーとの距離も更に縮まるのではと思います。 毛色は原種のアグーチに白い斑の入ったパイド模様、 一匹一匹デザインが異なるためオンリーワンな雰囲気に嬉しくなってしまいます。 需要の割にまだまだ流通量が追い付いていないため、 入荷しても早々に売り切れてしまうことが多いようなのでお早めに。 |
フクロモモンガ (国内CB・♀) Petaurus breviceps |
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目元の優しい整った顔立ちに心奪われる店内繁殖のベタ慣れ女の子! 離乳後付きっ切りで面倒をみた甲斐あってとても人懐っこい個体に育っています、 フクロモモンガ・メスが入荷しました。 モモンガやムササビと聞けば誰しもが闇の中を飛び回るあの姿を直ぐに思い浮かべられるほど、 日本人にとって思い入れの強い野生動物のひとつではないでしょうか。 リスのような生き物が自在に空を飛ぶというだけで驚きですし、 辺りの様子が全く分からない夜の世界を気ままに暮らすという所にも何だか幻想的な趣きが感じられます。 しかし相手はあくまでも自然に生きる動物であり、 こちらがいくら思いを寄せてもそれがなかなか通じないのは当然のことなのですが、 エキゾチックアニマルの中にはそんな夢を叶えてくれるものが存在します。 その名はフクロモモンガ、名前はそっくりですがこちらはネズミではなく、 かの高名なコアラやカンガルーなどに近縁なオセアニアの有袋類で、 近年ペットとして爆発的に普及しここ日本でも飼育者は年々増加しているため、 今や知らない人はいないと言っても過言ではありません。 外観の特徴として最も印象的な収斂進化により獲得した木々の間を滑空するための飛膜に始まり、 育児嚢と呼ばれるお腹の袋を使って赤ちゃんを育てるという可愛らしさや、 高い社会性を生かし家族やパートナーとして人とモモンガが共生できるという点など、 人気の秘訣は探し始めればまだまだいくらでも出てくるでしょう。 寿命も10年前後、上手に飼えば15年と長生きした例もありますから他の小動物と比べても遜色なし。 いざ迎え入れるとなると何に気を付ければ良いのか悩みますが、 雌雄の違いには大まかににおいと馴れ具合にあるようです。 オスは何故か懐き易い個体が多いと言われていますが、発情期になると臭腺から刺激臭が発せられ、 反対にメスはオスに比べ警戒心が強いとされるものの、臭腺が無いというメリットは大きいでしょう。 将来的に複数匹での同居を考える際にオス同士の組み合わせではお先真っ暗でも、 メス同士であれば元来の習性により上手くいくケースが多いので、 市場では必然的にメスの需要が高まっているようです。 この個体は店内で繁殖に成功したベビーで、 両親から離れた後は当店のスタッフが自宅に持ち帰り一日中世話を続けていました。 一人餌になってからはお店のマスコットとしても活躍中で、 爬虫類を見に来たはずのお客様がついつい指を出して遊んでしまうほど、 滅多に人見知りすることもなく誰とでも仲良くすることができます。 現在の体重はおよそ60グラム、 詳しくは先日のブログ記事もご参照下さい。 メスにしては珍しい人間が大好きな明るい性格の持ち主です。 |
ファンシーラット (国内繁殖個体) Rattus norvegicus "var" |
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とっても人懐っこくて可愛らしいお客様委託のファンシーラットの入荷です。 ファンシーラットとは通常のラットの毛色や柄を改良しペット用に馴らしたもので、とても頭が良く穏やかで、 人にも懐き易いペットです。知能指数の高いラットは名前やトイレの場所を覚えたり、飼い主を見ると後ろからついてきたりします。 また気になるニオイもマウスに比べて少なく、また回し車で遊ぶという事もしない為、ご家庭でもお世話がしやすいと思います。 今回はブレイズと ストライプの2つの柄に、 耳の大きなダンボという品種も混じっていますので、お好きな子をお選び下さい。 飼育の基本はハムスターなどと同じ感覚でOK。この可愛らしいラットをおうちで飼ってみませんか? |
ファンシーラット (スキニー・♂) Rattus norvegicus "var" |
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妖精みたいな美しいピンクの素肌と毛の無いもちもちの手触りが堪らない珍生物ヌードラット! 物凄く良く馴れることで近頃話題のハムスターでもモルモットでも無い新世代ペット、 スキニーラット・オスが入荷しました。 世の中でこれほど評価の真っ二つに分かれる生き物も珍しいでしょう、 某テーマパークでは来日以来絶大な人気が衰える気配は無く、 古い家屋や水回りなどに出没すればたちまち悪者扱いされてしまう、 人々に好かれているのだか嫌われているのだか全く分からない謎めいた存在、ネズミ。 日本ではマウスとラットの二大巨頭があまりにも有名ですが、 前者はハツカネズミとまだましなものの、 後者は和訳するとドブネズミと言う非常に残念なネーミングになってしまいますので、 店頭では説明の際になるべくファンシーラットと呼ぶように気を遣っているほどです。 しかしながらひたすらマイナスオーラを発しているのは名前だけで、 家族として迎え入れた場合には恐るべきポテンシャルを秘めていたことが判明することでしょう。 圧倒的な知能の高さはマウスなどとは比べ物にならず、 間違って噛み付いたり部屋の隅へ失踪してしまうことも無ければ、 気になる臭いも鼻を近付けて嗅いだ時にすらほぼ感じない、 飼育動物としてこれほど適したものもいないのではと思えるハイスペック。 たかがネズミと侮ることなかれ、愛情を持って接してきた個体の中には名前を覚えて戻って来たり、 ある種の芸を学習したりと下手なサルよりも賢いかもしれません。 個人的に嬉しかったのは手の上に乗せている間中ずっとそこから落下しなかったことで、 動物自体に触り慣れていないお子さんでも上手にコミュニケーションを取ることができるでしょう。 ここ日本ではまだまだ普及が遅れており販売されている機会も少ないのですが、 アメリカではハムスタークラスの一般的なペットとして認知されているらしく、 またかの有名な児童文学では魔法使いのペットとしても登場している、 ネズミは単なる嫌われ者としか考えていなかったとしたら少し恥ずかしくなってしまうほどの知名度を誇っているのです。 当店では以前より耳の大きなダンボと言う品種を取り扱っていますが、 今回はお客様の繁殖個体でノーマル耳のスキニーがやって来ました。 ダンボの方が可愛らしいとされる一方、いわゆる立ち耳の方が好みと言う方も少なくないようで、 まだまだ珍しいスキニーもリーズナブルにお求め頂けます。 ちなみにオスの方が馴れ易いとのことでリクエストが多く、いつも早く売り切れてしまいます。 限定二匹のみ、目の色は黒目と赤目が一匹ずつです。 |
リチャードソンジリス (♂・♀) Urocitellus richardsonii |
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好評のため再入荷! 昨今話題のミニプレーリードッグがベタ馴れを目指す方には最適な可愛い手の平サイズにて! 早くもこちらへ駆け寄って来たりスポイトから直接水を飲んだりと順調なご様子、 リチャードソンジリス・ペアが入荷しました。 日本では古くからエキゾチックアニマルの代表としてその名を轟かせてきたプレーリードッグ、 皆さんご存知の通り彼らは2000年代初頭に一切の輸入が禁止されてしまい、 そんな悲しみの中で取り扱われ始めたのがこのリチャードソンです。 当初はプレーリーのことを引きずっていたためか代替品と見下されていた感も否めませんでしたが、 最近では本種に適した飼い方や馴らし方などの情報が積極的に公開されるようになり、 大きくなり過ぎない手頃なサイズも併せて人気があるため少しずつ入手が困難になっているのだとか。 個人的にはマーモットの仲間を見ると某アニメでアルムの山に登場する、 かわいいのと呼ばれるあの小動物のことを思い出すのですが、 冷静に考えると可愛いのはあくまでも遠くから見ているからであって、 間近で見ると腕っぷしの強そうな少々受け入れ難い雰囲気が漂っているため、 本種のサイズ感は永久に可愛いと感じられるのではないかと思います。 ジリスには珍しく頬袋を持っているため食事の仕草はとてもキュートで、 馴れると手から餌を食べたり名前を呼ぶと寄って来たり、 膝の上でお昼寝なんて芸当も不可能ではありません。 かなり草食の傾向が強いため大人になると太り過ぎに要注意ですが、 これぐらいの時期は一般的なウサギの餌などをメインに、 時折動物質を与えても特に問題は無いようです。 国内での繁殖例は未だ殆ど聞かれないらしく、 雌雄が仲良く暮らす様を見届けながらいずれはブリードを狙ってみても面白いのではないでしょうか。 入荷のシーズンは年に一度、それも毎年必ずと言う訳にはいかないようですので、 バッチリ馴らすことのできる幼体でお迎えできるこのチャンスをお見逃し無く。 |
リチャードソンジリス (Pr) Spermophilus richardsonii |
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昔から通称”ミニプレーリードック”としてよく知られたジリスの仲間です。リチャードソンジリスの入荷です。 ケージ内を走り回り時に立ち止まって体を起こし、辺りの様子を伺う姿がとても可愛らしいです。 アルプスの少女ハイジでアルムの山に時々現れ、立ち上がって辺りを見回すあの小動物も本種の仲間です。 プレーリードッグが輸入禁止になってしまい今後はこのリチャードソンの人気が高まってくるのでしょうか。 少々野性味もありますが小さな頃から可愛がってあげればリードを付けてのお散歩も夢ではありません。 プレーリーより小型なので省スペースで飼える事も魅力の一つです。 ケージ内にはかじり木などを入れて思う存分齧らせてあげましょう。現在ペアで仲良く同居させています。 |
コモンマーモセット (国内CB・♂) Callithrix jacchus |
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先日ブログにてご紹介しましたがいよいよ販売開始です。 2009年生まれのお客様委託のコモンマーモセット・オスが入荷しました。 南米はアマゾンの森林地帯に棲息する、いわゆる新世界ザルと呼ばれる霊長類の仲間。 ヨーロッパなどでは昔からペットとして飼われていた歴史があり、 大きくなり過ぎない事や愛らしい風貌から国内でも人気が高まってきました。 その大きさは頭胴長でおよそ20cmぐらいと室内のケージでも飼育できるサイズです。 臆病な面もありますが好奇心旺盛な性格で、 こちらの様子を伺いながらも飼い主に対して必死にコミュニケーションを図ろうとする姿は健気で癒されます。 怯えていたのは環境が変わった初日だけで、 次の日からはケージの扉を開けると最前線まで跳ねて寄って来ては、 こちらの行動を興味津々になって見るようになりました。 樹上性なので背の高いケージに登り木を何本か渡してあげましょう。 初めは恐くて行けなかったケージ一番上の段にも器用にジャンプして登れる様になり夜はそこで休んでいます。 餌は新世界ザル用モンキーフードを中心にバナナなどをよく食べており、 人の手から直接取る様にもなりました。 意外と少ないらしいのですが指と尻尾も綺麗に揃った完品個体です。 最近では規制が厳しくなり国内ブリードのものが少数出回るのみとなってしまいました、 お店に来てからも少しずつ大きくなっていますので気になった方はお問い合わせ下さい。 |
ピグミースローロリス (国内CB・♀) Nycticebus pygmaeus |
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2010年5月生まれの三歳とまだまだ若い個体な上に入手困難な人気のメス! ロリスにも色々ありますが殆ど警戒心なくベタベタ触らせてくれる人懐っこい性格の優良児です、 ピグミースローロリス・メスが入荷しました。 リスザルやマーモセットと並びペットモンキーの代表格として昔からよく知られているスローロリス、 先の二種は中南米に棲息するグループですがこちらの原産は東南アジアで、 かつて原猿類と呼ばれていたサル目の中でも原始的とされる仲間です。 いわゆるサルらしいサルとは顔立ちやスタイルが少々異なり、 サル離れした雰囲気がエキゾチックアニマルとしての人気を高め、 国内での飼育例はもちろん繁殖成功例もしばしば聞かれるほど。 しかし2007年にスローロリス属全種がCITEST類に昇格したため、 新たな輸入ができないことは当然ながら登録票の付いたベビーも数が少なくなかなか手に入らない状況となり、 市場で見かけるのはある程度年齢を重ねた放出個体ばかりになってしまいました。 飼い主とのコミュニケーションが上手く取れていなかったり、 それ以前に環境になかなか馴染めない場合は攻撃的になることも多く、 家族として迎え入れるための条件を考えると愛好家らの悩みは尽きません。 以前は人に馴らすため早期に親から離すということも自由にできていたのが、 現在ではCITESの登録を得るためにそれも困難になり、 若くてよく馴れたペット向きの個体が入手し辛くなっている状況です。 今回やって来たのはご覧の通りベタ慣れの子で、 手を差し伸べても威嚇することなく人の体にへばり付き、 頭や首元、脇の下を触ってあげると両手をバンザイして喜びます。 撮影中はぶら下がっている洋服のボタンや、 目の前に向けられたカメラのレンズまでも握りしめようと興味津々で、 終始愛くるしい表情を振りまいてくれました。 Mazuriモンキーフードにも餌付いており、現在の体重はおよそ540グラムです。 メスで触れてまだ三歳、しかも登録票付きとこの上なく良好な条件の揃った、 新たな家族の一員としても繁殖用の種親としてもお勧めの一匹です。 |
ヨロイモグラゴキブリ (Pr) Macropanesthia rhinoceros |
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世界最大のゴキブリと言う大変におどろおどろしい肩書に恥じない稀少種にして超人気種! 成長および性成熟に数年を要するだけあってしっかりしたサイズの出物は極めて稀、 ヨロイモグラゴキブリ・ペアが入荷しました。 何と恐ろしいネーミングなのでしょう、 早口言葉にして繰り返し呟きたくなる語感の良さはセンス抜群、 特撮の怪獣にでもなっていそうな格好良い響きに思わず目を留めてしまう、 世界最大級にして最重量と言われるゴキブリの一種。 正直我らが誇るジャパニーズローチの面々が凄過ぎるのであって、 と言うのも運動性能や気色悪さで言えば恐らく世界トップレベルと思われ、 それらと比べればこのヨロイモグラにもはやゴキブリの面影は殆ど感じられず、 その重厚なシルエットとメカニカルな動きに却って子供心を擽られる始末。 主に地中を生活圏とし餌となるのはユーカリの落ち葉、 そう、彼らの故郷はオーストラリアであり、 まるでコアラのような可愛らしいプロフィールが何とも憎めない、 何処までもファンタジーな世界観に溢れる謎の生物なのです。 今回やって来たのはいつ繁殖行動を起こしてもおかしくないほど立派に育てられた、 ビジュアル的に如何にもな雰囲気に仕上がっている人気の高いフルアダルトペア。 オスは筋骨隆々、頭部の形状などにはまるでカブトムシのような趣が漂い、 メスはそのオスに連れそうかのようにいつも仲良く暮らしています。 繁殖形態は卵胎生、爬虫類飼育者にはすっかりお馴染みとなったデュビアと同じスタイルで、 それでもわんさか殖える訳では無く依然貴重なゴキブリとして知られています。 昆虫マットやクヌギの落ち葉、それに昆虫ゼリーなどを用意してやれば簡単に飼育可能。 メスの脚に一本欠損箇所があり、 もちろん飼育や繁殖にはなんら影響も無く、 いつか店内で殖やして遊ぼうかとも考えていたのですが、 ひとまずこの場にて掲載しますのでお好きな方は是非この機会に。 |
ガイアナオオムカデ (M) Scolopendra a. angulata |
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臓器が透けて見えるようなブルーとオレンジの取り合わせが却って禍々しい南米の美麗種! メジャーな定番キャラクターらの陰に隠れてあまり流通に恵まれないプチレア感のある、 ガイアナオオムカデが入荷しました。 学名で呼べばアンギュラータ、 他にもガイアナブルーやガイアナバンデッドレッグなどとも呼ばれる、 その名の通り南アメリカに分布する中型クラスのオオムカデ。 この世界では二大巨頭と称され人々から畏れられているガラパゴスとペルビアン、 特別にジャイアントの名を冠することを許されたその両名を輩出した同じく、 南米の出身と聞けば分類上は同じグループとされていなくとも、 同じ空気を吸って生きて来たと言うだけで何だか身の引き締まる思いがします。 もちろん中型とは言え少なくとも20センチクラスには到達することが予想され、 心なしか長さの割に体全体の厚みが充実しているようにも感じられますが、 どちらかと言えばマイナーなオオムカデであるだけに何処まで育ち切るのかが見物。 下手に大型と呼ばれる種類よりも曳航肢が太く発達しているためか、 単純な長さの割にボリュームが感じられるところが魅力で、 通称虎脚と呼ばれる縞々模様もまた野蛮なオーラを演出しています。 今回やって来たのは強いて言うならヤングアダルトに当たるのでしょうか、 触覚から脚まで必要なパーツが綺麗に揃った完品のセレクト個体。 オオムカデの類ではお約束とされるバリエーションの範疇ではあるものの、 全体的にクリアな質感が際立つ淡い色調が印象的で、 背部全体の色抜けの程度が良好で同種内でもかなり美しいと思います。 色合いもそこまで毒々しくないと言いますか、 ナチュラルに彩られた嫌味の無いデザインが瞳に優しく、 コレクション的にも持っていたくなる雰囲気があります。 ご存知の通り一点もの要素の強いムカデの仲間は気に入った個体を確実に押さえておきましょう、 輸入自体がまばらな珍種については特にお見逃し無く。 |
タイ産オオムカデ (L) Scolopendra subspinipes ssp. |
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実に20センチを超える長さと単三電池ほどもある太さを備えた迫力のタイランドジャイアント! 左の触角を除けばほぼ完品と言うコンディションの良さも嬉しいポイントです、 タイ産オオムカデが入荷しました。 これまで当店では殆ど取り扱いの無かった俗に奇蟲と呼ばれるジャンルの中でも、 その殺傷能力の高さから好き嫌いが分かれるであろうセンチピードの仲間たち。 今回は縁があって急遽お迎えすることと相成りましたが、 世話自体はトカゲなどと変わりなくやること自体はよく似ていて、 むしろ餌の頻度が少なくて済むタフな一面は優秀とさえ思える、 爬虫類好きにとっても意外と飼い応えのある生き物であることが分かりました。 何を考えているのか全く読めない表情の無さは決して寂しいものではなく、 一切通じ合えない点は却って同じ生物とは思えない地球外生命体の域に達しており、 非常に冷淡で何処か機械のような雰囲気さえ感じられる、 脊椎動物はおろか幼少期に慣れ親しんだ普通の虫にすら味わえない狂気が漂っています。 餌となるコオロギやローチを捕らえる瞬間には目にも止まらぬ速さで動き、 大きく振りかぶって体当たりしたかと思えば何本も生えた無数の足で容赦無く獲物を押さえ込み、 更に捕食シーンともなれば子どもが泣き出してしまうほどのグロテスクっぷりで、 まだ生きている相手に対して少しずつ千切っては食べ千切っては食べを繰り返す、 あえて止めを刺さずにマイペースで食事を楽しむそのスタイルはまさに鬼畜の所業です。 今回やって来たのはスタンダードなタイプに比べやや暗色がかっているでしょうか、 体の後半にかけてイエローから深みのあるレッドにグラデーションする美しい個体。 亜種分けはおろか同じエリアで採集しても複数のタイプが採れてしまうらしく、 見かける度にデザインが異なるため気に入ったものは確実に押さえておいた方が良さそう。 とても着状態が良く欠損の程度から餌食いまでかなり満足度の高い一匹、 最大全長は巨大化することで有名な稀少種らにも引けを取らない目指せ30センチ、 寿命は十年近くと安価ながら大変に育て甲斐のあるオオムカデです。 サイズの割にリーズナブルな初回限定特価にて! (表記の全長は概寸、やや控えめ計測にて) |
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